(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-27
(45)【発行日】2022-08-04
(54)【発明の名称】のぼり旗装置
(51)【国際特許分類】
G09F 17/00 20060101AFI20220728BHJP
【FI】
G09F17/00 Z
(21)【出願番号】P 2021560215
(86)(22)【出願日】2021-07-29
(86)【国際出願番号】 JP2021028075
【審査請求日】2021-10-04
(73)【特許権者】
【識別番号】521439224
【氏名又は名称】株式会社ナニワ
(74)【代理人】
【識別番号】100092794
【氏名又は名称】松田 正道
(72)【発明者】
【氏名】田辺 光代
(72)【発明者】
【氏名】田辺 弘晃
(72)【発明者】
【氏名】清水 啓史
(72)【発明者】
【氏名】堂山 辰一
(72)【発明者】
【氏名】百田 正仁
(72)【発明者】
【氏名】杉本 春香
(72)【発明者】
【氏名】橋爪 賢治郎
【審査官】藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-32685(JP,A)
【文献】特開2014-44681(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第1602397(EP,A1)
【文献】登録実用新案第3142572(JP,U)
【文献】特開2002-278489(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 17/00
E04H 12/32
G01W 1/00- 1/18
G01P 5/02- 5/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
のぼり旗部材と、
前記のぼり旗部材が取付けられている支柱部材と、
前記支柱部材の支柱下端部が取付けられている基台部材と、
少なくとも雨量計および風量計を有する、前記支柱部材の支柱上端部へ取付けられた屋外環境測定器具と、
を備えていることを特徴とするのぼり旗装置。
【請求項2】
前記支柱上端部と前記支柱下端部との間には、支柱継ぎ目部が設けられており、
前記支柱部材は、前記支柱継ぎ目部で切離し可能にまたは折曲がり可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載ののぼり旗装置。
【請求項3】
前記支柱部材は、伸縮可能な入れ子管構造を利用して構成されており、前記屋外環境測定器具の測定結果に基づいて、前記支柱部材の自重および強制力の内の少なくとも一方により縮められることを特徴とする請求項1に記載ののぼり旗装置。
【請求項4】
携帯端末機器の充電を行う、前記支柱部材および前記基台部材の内の少なくとも一方へ取付けられた携帯端末機器充電器具を備えていることを特徴とする請求項1に記載ののぼり旗装置。
【請求項5】
電気自動車の充電を行う、前記支柱部材および前記基台部材の内の少なくとも一方へ取付けられた電気自動車充電器具を備えていることを特徴とする請求項1に記載ののぼり旗装置。
【請求項6】
前記基台部材は、水タンク内圧が所定値を超えると水を逃がす安全弁が取付けられている水タンクを利用して構成されていることを特徴とする請求項1に記載ののぼり旗装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外広告などのためののぼり旗装置に関する。
【背景技術】
【0002】
旗と、旗竿と、旗と旗竿とを連結する旗取付部材とを有するのぼり旗が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
このような旗は、2枚のシートを重ね合わせると共に、短手方向の一方の端部近傍を長手方向に沿って断続的に綴じることによって形成された風穴と、短手方向の他方の端部近傍に、旗取付部材に係止される、2枚のシートの各々に形成された係止穴とを有し、旗取付部材は、旗竿の外周面に対して回動自在な摺動部と、該摺動部を中心として両側に延びる所定長の腕部と、該腕部の端部側に形成された旗係止部と、腕部間に架け渡されるようにして形成された光源体取付け部とを有し、旗の係止穴が、旗取付部材の旗係止部に係止され、光源体取付け部に光源体が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者は、屋外広告などのためののぼり旗のより広範な利用を促進することが望ましいと考えている。
【0006】
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、屋外広告などのためののぼり旗のより広範な利用を促進することができるのぼり旗装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の本発明は、のぼり旗部材と、
前記のぼり旗部材が取付けられている支柱部材と、
前記支柱部材の支柱下端部が取付けられている基台部材と、
少なくとも雨量計および風量計を有する、前記支柱部材の支柱上端部へ取付けられた屋外環境測定器具と、
を備えていることを特徴とするのぼり旗装置である。
【0008】
第2の本発明は、前記支柱上端部と前記支柱下端部との間には、支柱継ぎ目部が設けられており、
前記支柱部材は、前記支柱継ぎ目部で切離し可能にまたは折曲がり可能に構成されていることを特徴とする第1の本発明ののぼり旗装置である。
【0009】
第3の本発明は、前記支柱部材は、伸縮可能な入れ子管構造を利用して構成されており、前記屋外環境測定器具の測定結果に基づいて、前記支柱部材の自重および強制力の内の少なくとも一方により縮められることを特徴とする第1の本発明ののぼり旗装置である。
【0010】
第4の本発明は、携帯端末機器の充電を行う、前記支柱部材および前記基台部材の内の少なくとも一方へ取付けられた携帯端末機器充電器具を備えていることを特徴とする第1の本発明ののぼり旗装置である。
【0011】
第5の本発明は、電気自動車の充電を行う、前記支柱部材および前記基台部材の内の少なくとも一方へ取付けられた電気自動車充電器具を備えていることを特徴とする第1の本発明ののぼり旗装置である。
【0012】
第6の本発明は、前記基台部材は、水タンク内圧が所定値を超えると水を逃がす安全弁が取付けられている水タンクを利用して構成されていることを特徴とする第1の本発明ののぼり旗装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、屋外広告などのためののぼり旗のより広範な利用を促進することが可能なのぼり旗装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明における実施の形態ののぼり旗装置の模式的な左側面図
【
図2】本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置の模式的な左側面図
【
図3】本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置の支柱部材の模式的な部分左側面図(その一)
【
図4】本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置の支柱部材の模式的な部分左側面図(その二)
【
図5】本発明における実施の形態ののぼり旗装置のモーメント試験の結果の説明図
【
図6】本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置の支柱部材近傍の模式的な部分左側面図(その一)
【
図7】本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置の支柱部材近傍の模式的な部分左側面図(その二)
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
以下同様であるが、いくつかの構成要素は図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
【0017】
はじめに、
図1を主として参照しながら、本実施の形態ののぼり旗システムの構成および動作について具体的に説明する。
【0018】
ここに、
図1は、本発明における実施の形態ののぼり旗装置100の模式的な左側面図である。
【0019】
本実施の形態ののぼり旗システムの動作について説明しながら、のぼり旗装置100などにより実現される、本発明に関連した発明ののぼり旗システム動作制御方法についても説明する。
【0020】
本実施の形態ののぼり旗システムは多数ののぼり旗装置100を有し、多数ののぼり旗装置100は通信網500により気象予報士のパーソナルコンピューター(図示省略)などと接続されている。
【0021】
のぼり旗装置100は比較的に高く、のぼり旗装置100の装置全体高さはおよそ5から7メートルである。
【0022】
最大の高さがおよそ7メートルである大型のぼり旗を利用するのぼり旗装置100は、遠方からの可視性が極めて良好であり、安全性が確立されれば、全国に普及しているコンビニエンスストアまたは郵便局の店頭などに設置される宣伝アイテムとして利用可能である。
【0023】
のぼり旗装置100は、のぼり旗部材110と、支柱部材120と、基台部材130と、屋外環境測定器具140と、携帯端末機器充電器具150と、を有する。
【0024】
支柱部材120は、のぼり旗部材110が取付けられている部材である。
【0025】
支柱部材120の高さである支柱部材高さHaは、およそ7.1メートルである。
【0026】
基台部材130は、支柱部材120の支柱下端部122が取付けられている部材である。
【0027】
たとえば、基台部材130は、いわゆる水ウェイトとしての80キログラムの水タンクを有する。
【0028】
屋外環境測定器具140は、少なくとも雨量計141および風量計142を有する、支柱部材120の支柱上端部121へ取付けられた器具である。
【0029】
たとえば、屋外環境測定器具140は、雨量計141および風量計142のみならず、風向計143、温度計(図示省略)、湿度計(図示省略)、気圧計(図示省略)、および無線機器144も有する。屋外環境測定器具140の高さである支柱部材高さ屋外環境測定器具高さHbは、およそ0.65メートルである。風速(メートル毎秒)、降雨(ミリメートル)、温度(セルシウス度)、湿度(パーセント)、および気圧(ヘクトパスカル)が任意の日時において正確に測定されるウェザーステーション測定機能が実現されるので、利便性の高い気象予報を行うことができる。
【0030】
IoT技術への対応を目指す気象観測ロボットとしての屋外環境測定器具140が支柱部材120の7メートルポールへ取付けられており、地表面からの距離がおよそ100メートルの範囲における身近な大気現象である、微気象の観測が数多くの地点で継続的に行われる。得られたリアルタイムの気象観測データは、携帯端末機器200が接続される携帯電話端末通信網などのような通信網500を利用して収集され、情報提供販売サービスが行われてもよい。
【0031】
つぎに、
図1を主として参照しながら、本実施の形態ののぼり旗システムの構成および動作についてより具体的に説明する。
【0032】
携帯端末機器充電器具150は、携帯端末機器200の充電を行う、支柱部材120および基台部材130の内の少なくとも一方へ取付けられた器具である。
【0033】
図1に示された態様においては、携帯端末機器充電器具150は基台部材130へ取付けられた器具である。
【0034】
たとえば、携帯端末機器充電器具150は、ハブ部材151、交流電源接続部材152、および蓄電池部材153を有する。交流電源接続部材152は交流100Vに対応しており、蓄電池部材153は、携帯SIMカードを内蔵する、1.3キロワット時に対応した大型蓄電池であるので、100台の携帯端末機器200の充電を行うことができるUSB充電ハブ機構が構築される。
【0035】
災害が発生したとき、付随する蓄電池部材153による大型電池運用システムがタイムリーに駆動されるので、このような微気象測定にともなう看板業界のDXおよびIoT技術への貢献のみならず、公益のための携帯電話充電サービス提供なども実現する基地を構築することができる。
【0036】
なお、
図2に示されているように、のぼり旗装置100は、電気自動車300の充電を行う、支柱部材120および基台部材130の内の少なくとも一方へ取付けられた電気自動車充電器具160を有してもよい。
【0037】
ここに、
図2は、本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置100の模式的な左側面図である。
【0038】
図2に示された態様においては、のぼり旗装置100は支柱部材120へ取付けられた電気自動車充電器具160を有する。
【0039】
たとえば、携帯端末機器充電器具150は、電気自動車300の充電ポートへ接続される、充電ガンとも呼ばれる充電コネクター部材161、交流200Vに対応したアウトレットへ差込まれるプラグ部材162、および漏れ電流を検出して回路を自動的に遮断する漏電ブレーカー163を有する。電源確保のための一次電源としての交流電源は、200Vに対応した電源ボックス(図示省略)などを介して利用されてもよい。漏電ブレーカー163においては、落雷ノイズなどに起因する誤作動が発生しにくい構成が採用されることが望ましい。
【0040】
また、
図3および4に示されているように、支柱上端部121と支柱下端部122との間には支柱継ぎ目部123が設けられていてもよく、支柱部材120は支柱継ぎ目部123で切離し可能にまたは折曲がり可能に構成されていてもよい。
【0041】
ここに、
図3および4は、本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置100の支柱部材120の模式的な部分左側面図(その一および二)である。
【0042】
図3においては支柱継ぎ目部123で切離し可能に構成されている支柱部材120が示されており、
図4においては支柱継ぎ目部123で折曲がり可能に構成されている支柱部材120が示されている。
【0043】
図3に示された態様においては、支柱継ぎ目部123の構成材料および設計寸法などは、切離しが所定の風量を超える風量で発生するように選択される。切離しが発生しやすいように、切れ目などが支柱継ぎ目部123において形成されていてもよい。
【0044】
図4に示された態様においては、のぼり旗部材110が支柱部材120へ固定的に取付けられており、支柱部材120が、風で翻るのぼり旗部材110とともに、風向に応じて回動するように、支柱部材120の支柱下端部122は遊嵌などで基台部材130へ取付けられていてもよい。このような態様においては、支柱部材120が風向に応じた折曲がり向き矢印A1に沿って支柱継ぎ目部123でうまく折曲がるように、ヒンジ具124などの取付け箇所を選択することができる。
【0045】
図5に示されているように、支柱部材120に関しては、風速10メートル毎秒のモーメント試験の結果は良好であった。
【0046】
ここに、
図5は、本発明における実施の形態ののぼり旗装置100のモーメント試験の結果の説明図である。
【0047】
モーメント試験においては、支柱部材120の7メートルポールを収容する風洞実験室の確保は困難であるので、10メートル毎秒の風が30センチメートル間隔で印加され、揺れ幅(センチメートル)が測定されることにより、各々の位置でのモーメントが算出された。5メートル位置での5.5キログラム重の引張り力による引張り試験が行われ、通常の気象状況では7メートルポールの破損および横転はほぼ全く発生しないことが確認された。
【0048】
しかしながら、上述されたように、支柱部材120を支柱継ぎ目部123で切離し可能にまたは折曲がり可能に構成することにより、支柱部材120の直立状態の維持に拘ることなく、強風などに起因する予想できない事故が未然に回避されてもよい。もちろん、周辺の建造物とののぼり旗部材110の引掛りなどが発生するので、支柱部材120の支柱上端部121が遠方へ吹飛ばされてしまう恐れなどはほとんどない。
【0049】
また、
図6および7に示されているように、支柱部材120は、伸縮可能な入れ子管構造を利用して構成されていてもよく、屋外環境測定器具140の測定結果に基づいて、支柱部材120の自重および強制力の内の少なくとも一方により縮められてもよい。
【0050】
ここに、
図6および7は、本発明における変形例の実施の形態ののぼり旗装置100の支柱部材120近傍の模式的な部分左側面図(その一および二)である。
【0051】
図6においては伸ばされた状態における支柱部材120が示されており、
図7においては縮められた状態における支柱部材120が示されている。
【0052】
図6および7に示された態様においては、支柱部材120は支柱部材120の自重および強制力により縮められる。
【0053】
のぼり旗部材110は、複数の取付けリング紐具111を利用して支柱部材120へ取付けられている。
【0054】
より具体的に説明するとつぎの通りである。
【0055】
すなわち、のぼり旗部材110が風で広がって翻ることができるように、最上段の取付けリング紐具111は支柱部材120の横木部などへ固定されている。支柱部材120が縮められてものぼり旗部材110ののぼり旗滑落ちが発生しないように、最下段の取付けリング紐具111は支柱部材120の樹幹部などへ固定されている。中間の取付けリング紐具111は上下方向においてスライドするように支柱部材120の樹幹部へ遊嵌されている。
【0056】
もちろん、最下段の取付けリング紐具111のリングサイズが、のぼり旗滑落ちが発生しにくいように、小さめに設定されていてもよいし、中間の取付けリング紐具111のリングサイズも同様な理由であまり大きくないことが望ましい。
【0057】
支柱部材120の伸ばされた状態は、板ばねによる付勢、凹凸構造による嵌込み、および材料弾性などにともなう摩擦などを利用する、隣接する入れ子管125の間の脱着可能な接合で維持されている。
【0058】
入れ子管125の底部の孔へ挿通されたワイヤー具126の上端側は、最上段の入れ子管125へ接続されている。
【0059】
ワイヤー具126の下端側が、手動で、またはモーターなどを利用して自動で牽引向き矢印A2に沿って強制的に牽引されると、引下ろされた最上段の入れ子管125の底部は隣接する下段の入れ子管125へ当接する。このようにして、隣接する入れ子管125の間の当接がワイヤー具126の牽引でつぎつぎに惹起されるので、支柱部材120の伸ばされた状態を維持していた、隣接する入れ子管125の間の接合は上側から順番に解消されて、支柱部材120の縮められた状態が最終的に実現されるように、入れ子管125はスムーズに引下ろされていく。
【0060】
もちろん、入れ子管125は強制的に引下ろされるのではなく、隣接する入れ子管125は板ばね、フック、またはピンなどで互いに係止されており、板ばねの変形、フックの変位、またはピンの引抜きなどがワイヤー牽引などでつぎつぎに惹起されることにより、隣接する入れ子管125の間の係止が上側から順番に解消されて入れ子管125は自由落下で下方へ向かってスライドしていく態様も考えられる。
【0061】
また、基台部材130は、水タンク内圧が所定値を超えると水を逃がす安全弁が取付けられている水タンクを利用して構成されていてもよい。
【0062】
水が逃げて水タンク内圧が低減されると安全弁は自動的に閉じるこのような機能は、弁スプリングなどを利用することにより廉価に実現される。水は凍結膨張にともなってタンク注水口などから溢れ、タンク膨張が抑制されるので、寒冷地などにおけるいわゆる暴発に起因する水ウェイト破損の発生は抑制される。
【0063】
なお、本発明に関連した発明のプログラムは、上述された本発明に関連した発明ののぼり旗システム動作制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0064】
また、本発明に関連した発明の記録媒体は、上述された本発明に関連した発明ののぼり旗システム動作制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の全部または一部の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、読取られたプログラムがコンピュータと協働して利用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0065】
なお、上述された「一部のステップ(または工程、動作および作用など)」は、それらの複数のステップの内の一つまたはいくつかのステップを意味する。
【0066】
また、上述された「ステップ(または工程、動作および作用など)の動作」は、上述されたステップの全部または一部の動作を意味する。
【0067】
また、本発明に関連した発明のプログラムの一利用形態は、インターネット、光、電波または音波などのような伝送媒体の中を伝送され、コンピュータにより読取られ、コンピュータと協働して動作するという形態であってもよい。
【0068】
また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)などが含まれる。
【0069】
また、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)などのような純然たるハードウェアに限らず、ファームウェア、OS(Operating System)、そしてさらに周辺機器を含んでもよい。
【0070】
なお、上述されたように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現されてもよいし、ハードウェア的に実現されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明におけるのぼり旗装置は、屋外広告などのためののぼり旗のより広範な利用を促進することができ、屋外広告などのためののぼり旗装置に利用する目的に有用である。
【符号の説明】
【0072】
100 のぼり旗装置
110 のぼり旗部材
111 取付けリング紐具
120 支柱部材
121 支柱上端部
122 支柱下端部
123 支柱継ぎ目部
124 ヒンジ具
125 入れ子管
126 ワイヤー具
130 基台部材
140 屋外環境測定器具
141 雨量計
142 風量計
143 風向計
144 無線機器
150 携帯端末機器充電器具
151 ハブ部材
152 交流電源接続部材
153 蓄電池部材
160 電気自動車充電器具
161 充電コネクター部材
162 プラグ部材
163 漏電ブレーカー
200 携帯端末機器
300 電気自動車
500 通信網
Ha 支柱部材高さ
Hb 屋外環境測定器具高さ
A1 折曲がり向き矢印
A2 牽引向き矢印
【要約】
旗と、旗竿と、旗と旗竿とを連結する旗取付部材とを有するのぼり旗が、知られている。本発明者は、屋外広告などのためののぼり旗のより広範な利用を促進することが望ましいと考えている。
のぼり旗部材(110)と、のぼり旗部材(110)が取付けられている支柱部材(120)と、支柱部材(120)の支柱下端部(122)が取付けられている基台部材(130)と、少なくとも雨量計(141)および風量計(142)を有する、支柱部材(120)の支柱上端部(121)へ取付けられた屋外環境測定器具(140)と、を有するのぼり旗装置(100)である。