(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-28
(45)【発行日】2022-08-05
(54)【発明の名称】連続グルコース監視体表面センサ
(51)【国際特許分類】
A61B 5/1455 20060101AFI20220729BHJP
A61B 5/1459 20060101ALI20220729BHJP
A61B 5/157 20060101ALI20220729BHJP
A61B 5/151 20060101ALI20220729BHJP
【FI】
A61B5/1455
A61B5/1459
A61B5/157
A61B5/151 100
(21)【出願番号】P 2020185124
(22)【出願日】2020-11-05
(62)【分割の表示】P 2019075886の分割
【原出願日】2014-03-10
【審査請求日】2020-12-07
(32)【優先日】2013-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】522179943
【氏名又は名称】エンベクタ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エレン ディ レスタ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン プラデン
(72)【発明者】
【氏名】ジェイムズ サレンメ
(72)【発明者】
【氏名】ジャック グンラック
(72)【発明者】
【氏名】アン サリバン トレーシー
(72)【発明者】
【氏名】ジェニファー リナーネ
【審査官】高松 大
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/045561(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0077490(US,A1)
【文献】特開2004-313269(JP,A)
【文献】特表2008-539810(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0060196(US,A1)
【文献】特表2009-508639(JP,A)
【文献】特表2011-514816(JP,A)
【文献】国際公開第2012/067115(WO,A1)
【文献】特開2012-071109(JP,A)
【文献】米国特許第05299571(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/1455
A61B 5/1459
A61B 5/157
A61B 5/151
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体内の検体を検知するための体表面デバイスであって、
グルコース監視センサを少なくとも部分的に含むカバーと、
皮膚に粘着されるように適合された第1の底面と、
ユーザに固定可能な、針挿入中、ガイドとして働くように適合された伸縮スタビライザとを
備え、
前記伸縮スタビライザは、前記針挿入前に、前記第1の底面外に配置されることを特徴とする体表面デバイス。
【請求項2】
前記伸縮スタビライザは、前記針挿入中、前記カバーの本体内に受け取られることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項3】
前記カバーは、前記カバーの周部の独立した可撓性を可能にするように適合された切抜き部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項4】
針の挿入および除去の助けとなるように適合されたノブをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項5】
ユーザが前記カバー内のデバイスを連続的に目視検査することを可能にするように適合された窓をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項6】
バッテリを収容するためのバッテリポッドをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項7】
杓子形の側部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項8】
露出されたエラストマーをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の体表面デバイス。
【請求項9】
織物バンデージ材料粘着剤をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項10】
除去可能なフォーム層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項11】
前記カバーと一致するように着色された針インサータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項12】
陥凹された中央部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項13】
体表面デバイスを屈曲させ、前記ユーザと共形となるように適合された屈曲ゾーンをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項14】
傾斜した上面、および中央屈曲ゾーンをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項15】
中央位置から周辺位置にかけて徐々に低減される厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項16】
実質的に菱形であることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項17】
ドーム楕円形状を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項18】
実質的に砂時計形状を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項19】
環状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項20】
滑らかな半径方向の外部表面を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項21】
わずかに湾曲した縁部を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項22】
適用および除去中に体表面デバイスの取り扱いを改善するテクスチャ加工された凹部部分をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項23】
わずかな複合曲線形の粘着表面をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項24】
前記カバーは、重なり合う方形柄を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項25】
前記カバーは、薄れるグリップパターン柄を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項26】
前記カバーは、網目パターン柄を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項27】
前記カバーは、格子柄を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項28】
前記カバーは、無秩序な点のパターンを備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項29】
前記カバーは、フォーム層リング上に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項30】
前記カバーは、針インサータアセンブリを受け取るように適合された陥凹部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項31】
前記針インサータアセンブリは、第2の粘着剤を備えることを特徴とする請求項30に記載の体表面デバイス。
【請求項32】
前記第2の粘着剤を露出するように除去され得る第2の粘着剤剥離紙をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の体表面デバイス。
【請求項33】
前記カバーは、半可撓性の材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項34】
前記カバーは、フォームのような材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項35】
前記カバーは、傾斜し可撓性であることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項36】
前記カバーは、取り扱い中にグリップを提供するように適合されたエラストマーのこぶを有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項37】
前記カバーは、単一、軟質、および可撓性であることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項38】
前記カバーは単一であり、体表面デバイスの周部周りに複数の丸い延長部を備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項39】
前記カバーは、実質的に風車形を有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項40】
前記カバーは、伸縮ピンを有するスタビライザを受け取るように適合されることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項41】
前記カバーは、針挿入中に前記カバーがスタビライザに対して回転することを可能にするように適合された回転スリーブを有する前記スタビライザを受け取るように適合されることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項42】
前記カバーは、実質的に8ミリメートルのプロファイルを有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項43】
前記カバーは、実質的に10ミリメートルのプロファイルを有することを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項44】
フランジをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の体表面デバイス。
【請求項45】
前記フランジは、前記カバーから前記フランジの外周部へ傾斜して下ることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項46】
前記フランジは、実質的に三角形であることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項47】
ハンドルをさらに備え、前記ハンドルは、折り取られ、前記カバーから分離され、前記カバーと前記フランジの間の凹部内に詰められ得ることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項48】
前記カバーと前記フランジの間に形成された凹部をさらに備え、前記凹部は、ハンドル部分を提供することを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項49】
前記フランジに対して回転可能な回転可能ハンドル部分をさらに備えることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項50】
前記フランジは、複合曲線形状のフランジを備えることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項51】
前記フランジは、凸型フランジまたは凹型フランジを含むことを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項52】
前記フランジは、風車形フランジを含むことを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項53】
前記フランジは、わずかに非対称な形状を有し、前記フランジの底面上に除去テープを備えることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項54】
前記フランジは、前記カバーよりわずかに高いプロファイルを有することを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項55】
前記フランジは、わずかに細長く、前記カバーは、方形であることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【請求項56】
前記フランジの上面は、エラストマーバンプを備えることを特徴とする請求項44に記載の体表面デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、グルコース結合タンパク質(GBP)の光学インタロゲーションを使用して皮下グルコースを連続的に監視し、ユーザ内のグルコースの濃度を決定するために使用される連続グルコース監視(CGM)デバイスに関する。より詳細には、本発明は、CGMデバイスを組み込む体表面センサ(on-body sensor)(OBS)に関し、OBSは、外部ハウジングと、快適で目立たず、安全なユーザ体験を提供する粘着構造とを有する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本願は、米国特許商標庁に2013年3月14日に出願された米国特許仮出願第61/782,148号の米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張し、その開示全体を参照により本明細書に組み込む。
【0003】
糖尿病を有する患者では、体内のグルコースの健全なバランスを維持するために、グルコースレベルを監視する必要がある。グルコースレベルは、体表面CGMデバイスなどGBP被覆センサによって監視することができる。CGMデバイスは、一般に、ユーザの組織内に挿入され周囲の組織液内のグルコースレベルを測定する針またはプローブを含むグルコースセンサを有する。
【0004】
従来、体表面CGMデバイスは、通常小型であり、各センサ着用期間中、ユーザの腹部の皮膚に固定されるように構成される。送信機がCGMデバイス内に組み込まれ、ハンドヘルド受信機と通信する。CGMデバイスによって収集されたデータは、着用期間を通じて、間隔を置いて受信機に転送される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ユーザが長期間の間、体表面CGMデバイスを着用しなければならないとき、しばしば多数の問題が生じる。たとえば、体表面CGMデバイスは、皮膚の発赤、発疹、皮下出血、出血、テープ刺激、水疱、浮腫を引き起こしている。
【0006】
ユーザの通常の身体の動きもまた、CGMデバイスによって収集されるデータを損なう可能性がある針またはプローブの望ましくない微動を引き起こし得る。さらに、体表面CGMデバイスの形状および外部構成は、ユーザの衣類にひっかかり、ユーザに対する追加の刺激、さらにはデバイスそれ自体の故障を引き起こし得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な実施形態の目的は、上記および他の問題に実質的に対処し、改善された構造、および他の利点をOBSデバイスに提供することである。
【0008】
本発明の例示的な実施形態の他の目的は、それがデバイスの快適さに関係があるので、患者の満足を高めるOBSデバイスを提供することである。
【0009】
本発明の例示的な実施形態の他の目的は、OBSデバイスの適正な配置を維持しながら、患者が自由に動くことを可能にすることである。
【0010】
本発明の例示的な実施形態の他の目的は、OBSデバイスがユーザと共に屈曲し動くことを可能にし、しかしOBSの故障を引き起こしユーザを傷つける可能性がある針の微動を低減することである。
【0011】
本発明の例示的な実施形態の他の目的は、保護するためにOBSのエレクトロニクス構成部品を硬質カバー内に収容し、ユーザにとっての高められた快適さのために軟質バンパオーバーレイヤを含むことである。
【0012】
本発明の例示的な実施形態の他の目的は、皮膚刺激およびユーザにとっての不愉快さを低減するためにOBSデバイスの全体的なサイズおよびプロファイルを低減することである。
【0013】
これら、および他の目的は、例示的な体表面CGMセンサを提供することによって実質的に達成され、このデバイスは、低減されたプロファイルおよび高められた可撓性を有し、一方、構造的完全性および位置的完全性を維持し、それによりデバイスの快適さ、耐久性、および固定を改善するカバーを含む。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の例示的な実施形態の様々な目的、利点、および新規な特徴は、添付の図面と併せ読めば、以下の詳細な説明からより容易に理解されよう。
【0015】
【
図1】本発明の例示的な実施形態によるCGMデバイスの断面図である。
【
図2】LEDからファイバ面への光結合器を通るレイトレースを含む
図1のCGMデバイスの概略図である。
【
図3】ファイバ面からフォトダイオードへの光結合器を通るレイトレースを含む
図1のCGMデバイスの概略図である。
【
図4】本発明によるOBSデバイスの例示的な実施形態の図である。
【
図5】反対向きのフラップを有する粘着剤剥離紙を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図6】針インサータを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図7】一体のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図8】砂時計のような形状を有するカバーおよびハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図9】くぼみのある実質的に細い縦長の形状を有するハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図10A】フランジおよび平坦に折り畳める除去用のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図10B】フランジおよび平坦に折り畳める除去用のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図10C】フランジおよび平坦に折り畳める除去用のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図11】カバー内に陥凹させることができるハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図12】折れやすい、または折り畳み可能なハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図13A】ランヤード型のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図13B】ランヤード型のハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図14】ヒンジハンドル部分を提供する凹部を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図15】ヒンジハンドルを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図16】伸縮スタビライザを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図17A】徐々に低減される厚さを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図17B】徐々に低減される厚さを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図18】切抜き部分を有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図19】可剥離隅部を有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図20】針の挿入および除去の助けとなるノブを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図21A】窓および可撓性のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図21B】窓および可撓性のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図22】砂時計形のカバーおよびフランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図23】カバーおよび非対称形状のフランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図24】複合曲線形状のフランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図25】別個のバッテリポッドを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図26】傾斜した可撓性のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図27】杓子形の側部を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図28】フォームのような材料から形成されたカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図29】実質的に三角形のフランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図30】実質的に菱形である、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図31】わずかに湾曲した縁部を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図32】バンパ部分のない、低プロファイルのカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図33】バンパ部分のない、低プロファイルのカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図34】バンパ部分のない、低プロファイルのカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図35】バンパ部分のない、低プロファイルのカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図36】低プロファイルのカバーを有するOBSの例示的な実施形態の図である。
【
図37】低プロファイルのカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図38】カバーおよび一体の針インサータを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図39】スタビライザを受け取るように構成されたカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図40】露出されたエラストマーを有する杓子形の側部を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図41】わずかな複合曲線形の粘着表面を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図42】実質的に環状の形状を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図43】格子柄を有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図44】重なり合う方形柄を有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図45】薄れるグリップパターンを有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図46】網目パターン柄を有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図47】無秩序な点のパターンを有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図48】環状の形状を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図49】方形のカバー、およびわずかに細長い軟質フランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図50】カバーおよび風車形フランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図51】実質的に砂時計のような形状を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図52】ドーム楕円形状を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図53】カバーおよび凹型フランジを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図54】フォーム層リング上に取り付けられたカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図55A】アプリケータアセンブリを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図55B】アプリケータアセンブリを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図55C】アプリケータアセンブリを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図56】OBSの例示的な実施形態、およびOBSの例示的な実施形態のための除去方法の例示的な実施形態の図である。
【
図57】OBSの例示的な実施形態、ならびにOBSの例示的な実施形態のための適用および除去方法の例示的な実施形態の図である。
【
図58】OBSの例示的な実施形態、およびOBSの例示的な実施形態のための適用方法の例示的な実施形態の図である。
【
図59】除去可能なセグメント化されたフォーム層を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図60】エラストマーのこぶを有するカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図61】単一の軟質、可撓性のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図62】実質的に風車形を有する単一のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図63】陥凹された中央部分を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図64】屈曲ゾーンを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図65】傾斜した上面、および中央屈曲ゾーンを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図66】複数の丸い延長部を有する単一のカバーを有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【
図67】テクスチャ加工された凹部部分を有する、本発明によるOBSデバイスの他の例示的な実施形態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
当業者には理解されるように、本明細書に開示されている体表面CGMセンサの例、改良、および構成を実施する多数の方法がある。図面および以下の説明に示されている例示的な実施形態を参照するが、本明細書に開示されている実施形態が、開示されている発明によって包含される様々な代替の設計および実施形態の網羅的なものであることが意図されているわけではない。
【0017】
図1~3は、本発明による、光結合器12を使用して光学インタロゲーションを使用する体表面CGMセンサ10の例示的な実施形態を示す。CGMセンサ10は、CGMセンサ10の様々な構成部品を支持する上面16を有するベース14を含む。ベース14の底面18は、ユーザの皮膚上でCGMセンサを支持し粘着するために使用される。プリント回路板20がベース14の上面16に固定され、それぞれそこに固定されたフォトダイオード22およびLED24への電力を選択的に制御する。カバー25は、CGMセンサ10の構成部品を実質的に封入し、ベース14に固定される。
【0018】
LED24は、LED24の上面に固定されたフィルタ26によって選択的に濾波される光を放つ。光結合器12は、LED24およびフォトダイオード22の上方に配置され、LED24から放たれる光を、LED24に隣接して配置されたファイバ28内に導く。ファイバ28は、針30の長さに行き渡る。針30は、ファイバ28をユーザ内に挿入し、ユーザの皮膚の下で、ファイバ28とGBPなど生体用材料との間の接触を提供するために使用される。GBPは、針30の端部を被覆し、またはその端部上に堆積され、ユーザ内に挿入後、血液または間質液(ISF)に接触する。
【0019】
光結合器12は、3つの一体のレンズ、すなわちLEDレンズ32、ファイバレンズ34、および検出器レンズ36を有するプラスチックコネクタ33を含む。プラスチックコネクタはまた、1対の傾斜ガラス取付け表面37と、LED24から放たれた光を、ファイバレンズ34を通じてファイバ28内に反射し、光をGBPに透過するミラー表面39とを含む。ガラス取付け表面37は、フィルタをフォトダイオード22、LED24、およびファイバ28に対して所定の角度で支持および固定するように構成される。
【0020】
光結合器12は、第1のガラスフィルタ38と、第2のガラスフィルタ40とを含む。第1のガラスフィルタ38は、接着、または別の所望の固定機構を介して第2のガラスフィルタ40に固定される。接着された第1のガラスフィルタ38と第2のガラスフィルタ40は、傾斜ガラス取付け表面37にも固定または接着される。
【0021】
第1のガラスフィルタ38は、ガラス取付け表面37に取り付けられたガラスフィルタ38の表面上の第1のダイクロイックフィルタコーティング42を含む。第1のダイクロイックフィルタコーティング42は、LEDによって放たれた光波長を反射し、GBPから放たれた射出光波長を、ファイバ28を介して透過する。
【0022】
第2のガラスフィルタ40は、第1のガラスフィルタ38に取り付けられる同じ表面上に第2のダイクロイックフィルタコーティング44を含む。第2のダイクロイックフィルタコーティング44は、信号帯域を表すより短い射出波長を反射し、基準帯域を表すより長い波長を透過する。第1のガラスフィルタ38に取り付けられた表面の反対側の第2のガラスフィルタ40の表面上に、ミラー表面46が形成される。ミラー表面46は、すべての波長を反射するが、特に、第2のダイクロイックフィルタコーティング44によって透過される長い波長を反射するために使用される。
【0023】
図2は、ファイバ28の端部と接触するGBPを照明するためにLED24から光結合器12を通ってファイバ28に至る光路を表すレイトレースを含む、本発明の例示的な実施形態によるCGMセンサ10の概略図を示す。光45は、最初にLED24から放たれ、フィルタ26によって濾波される。次いで、光45は、LEDレンズ32を通って移動し、LEDレンズ32は、光45を第1のダイクロイックコーティング42に向かって集束し導き、第1のダイクロイックコーティング42は、光45を光結合器12のミラー表面39に向かって反射する。次いで、ミラー表面39は、光45をファイバレンズ34に向かって反射し、ファイバレンズ34は、光45をファイバ28に向かって集束および透過し、ファイバ28は、GBP(図示せず)を照明する。
【0024】
図3は、基準帯域波長および信号帯域波長を取り込むためにファイバ28から光結合器12を通ってフォトダイオード22に至る光路を表すレイトレースを含む、本発明の例示的な実施形態によるCGMセンサ10の概略図を示す。光47は、GBPからファイバ28を通って放たれ、ファイバレンズ34に向かって透過される。次いで、光47は、ファイバレンズ34を通って移動し、ファイバレンズ34は、光47を集束し、それをミラー表面39に向かって導き、ミラー表面39は、光47を第1のダイクロイックコーティング42に向かって反射し、第1のダイクロイックコーティング42は、光47を第2のダイクロイックコーティング44に向かって透過する。
【0025】
第1のダイクロイックコーティング42は、所望の波長だけを反射し、信号帯域波長48および基準帯域波長50を構成する波長だけを透過することによって、GBPによって放たれる光47を濾波するように構成され得る。第2のダイクロイックコーティング44は、信号帯域の波長だけを反射し、他の波長すべてを透過することによって、光47をさらに濾波するように構成され得る。
【0026】
信号帯域波長48は、第2のダイクロイックコーティング44で反射し、第1のガラスフィルタ38および光結合器12を斜めに通過する。次いで、信号帯域波長48は、検出器レンズ36によってフォトダイオード22上に集束される。
【0027】
信号帯域波長48が第2のダイクロイックコーティング44で反射された後、第1のダイクロイックコーティング42で行われる濾波により、基準帯域波長50だけが残る。基準帯域波長50は、内部全反射により残りの波長すべてを反射する第2のガラスフィルタ40の裏面上のミラー表面46に向かって、またはやはり残りの波長の全反射を提供することになる銀被覆面を有することによって透過される。
【0028】
基準帯域の光は、進み続けて第2のガラスフィルタ40を通って戻り、第1のガラスフィルタ38を通過し、光結合器12に再進入し、検出器レンズ36によってフォトダイオード22上に集束される。
【0029】
上記で定義されている光ファイバCGMデバイス10は、先に記載されているようにカバー25内に収容されることも、下記に記載されている例示的なOBSカバーを使用するように修正されることも可能である。さらに、当技術分野で知られている代替の光学CGMデバイスもまた、下記に記載されている例示的なOBSカバーを含むように修正され得る。
【0030】
OBSカバーは、CGMデバイス10を封入し、CGMデバイス10の構成部品に悪影響を及ぼす、および/またはそれらを損傷するおそれがある環境条件から保護する。
【0031】
図4は、本発明によるCGMデバイス(図示せず)を封入および保護するためのカバー425を有するOBS410の例示的な実施形態を示す。カバー425は、ハンドル427と、カバー425の底面上の粘着層またはコーティングを露出するために除去することができる粘着剥離紙429とを含む。粘着コーティングを使用し、使用中にOBS410をユーザの皮膚に固定することができる。また、カバー425は、針インサータアセンブリ452を受け取る陥凹部分450を含む。針インサータアセンブリ452は、ユーザへの注射中にカバー425および針430を安定化する助けとなる。また、針インサータアセンブリ452は、針インサータアセンブリ452の底面上の粘着層またはコーティングを露出し、それにより針430の注射中、およびOBS410の使用中、針インサータアセンブリ452をユーザの皮膚に固定する、除去可能なフィルム454を含む。針430は、ユーザの方向でハンドル427に力を加えることによってユーザ内に注射され、これは、カバー425に針インサータアセンブリ452を強制的に受け取らせ、一方、針430をユーザに押し込む。
【0032】
図5は、本発明による、カバー525および粘着剥離529を有するOBS510の例示的な実施形態を示す。粘着剥離529は、ユーザ境界面側の反対側、カバー525の上方で共に接合され得る反対向きのフラップを含む。剥離紙529の反対向きのフラップは、粘着剤を介して、またはユーザによる一定の圧力によって共に接合されたとき、ハンドル527を形成する。ハンドル527は、OBS510をユーザの皮膚上に配置するために使用することができ、OBS510がユーザの皮膚に固定された後で除去することができる。
【0033】
図6は、一体の針インサータ652を有するカバー625を有するOBS610の例示的な実施形態を示す。針インサータ652を押圧し、針をユーザ内に挿入することができる。カバー625と一致するように針インサータ652に着色し、それにより針インサータ652に引き付けられる注意を低減することができる。また、針インサータは、カバー625と対照をなすように着色することもできる。
【0034】
図7は、OBS710をユーザに配置し適用するためにカバー725および一体のハンドル727を有するOBS710の例示的な実施形態を示す。カバー725およびハンドル727は、それぞれ砂時計のような形状を有する。カバー725は、OBS710のための十分な支持を、またユーザに快適さを提供するために、半可撓性の材料から形成され得る。
【0035】
図8は、OBS810をユーザに配置し適用するためにカバー825および一体のハンドル827を有するOBS810の例示的な実施形態を示す。カバー825およびハンドル827は、それぞれ砂時計のような形状を有する。カバー825は、使用中にユーザに追加の快適さを提供するために軟質の革の感触を有する材料から形成され得る。
【0036】
図9は、OBS910をユーザに配置し適用するためにカバー925および一体のハンドル927を有するOBS910の例示的な実施形態を示す。ハンドル927は、実質的に細い縦長の形状を有する。カバー925は、ユーザに追加の快適さを提供し、一方、OBS910のための十分な支持を維持するために、シリコーンによって形成され得る。
【0037】
図10Aは、カバー1025A、フランジ1060A、およびハンドル1027Aを有するOBS1010Aの例示的な実施形態を示す。カバー1025Aの形状およびプロファイルは、構造的支持を、また使用中にユーザに快適さを提供する。ハンドル1027Aは、OBS1010Aをユーザ上に配置し適用するために使用することができる。ハンドル1027Aは、織物材料、または別の所望の可撓性、耐久性のある材料製であり得る。
【0038】
図10Bは、カバー1025B、フランジ1060B、およびハンドル1027Bを有するOBS1010Bの例示的な実施形態を示す。カバー1025Bの形状およびプロファイルは、構造的支持を、また使用中にユーザに快適さを提供する。ハンドル1027Bは、OBS1010Bをユーザ上に配置し適用するために使用することができる。ハンドル1027Bは、織物材料、または別の所望の可撓性、耐久性のある材料製であり得る。
【0039】
図10Cは、カバー1025C、フランジ1060C、およびハンドル1027Cを有するOBS1010Cの例示的な実施形態を示す。カバー1025Cの形状およびプロファイルは、構造的支持を、また使用中にユーザに快適さを提供する。ハンドル1027Cは、OBS1010Cをユーザ上に配置し適用するために使用することができる。ハンドル1027Cは、織物材料、または別の所望の可撓性、耐久性のある材料製であり得る。
【0040】
図11は、カバー1125、フランジ1160、およびハンドル1127を有するOBS1110の例示的な実施形態を示す。ハンドル1127は、OBS1110をユーザ上に配置し適用する間、カバー1125から延在することができ、OBS1110の使用中、カバー1125内に陥凹させ、OBS1110のプロファイル全体を低減することができる。
【0041】
図12は、カバー1225、フランジ1260、およびハンドル1227を有するOBS1210の例示的な実施形態を示す。ハンドル1227は、OBS1210をユーザ上に配置する助けとなり得る。OBS1210がユーザ上に配置された後、ハンドル1227は、折り取られ、カバー1225から分離させ、カバー1225とフランジ1260の間の凹部1250内に詰めることができる。ハンドル1227を折り取ることにより、OBS1210のプロファイルが低減され、使用中にOBS1210を誤って引っかける可能性が低減される。
【0042】
図13Aは、カバー1325A、フランジ1360A、およびランヤード型のハンドル1327Aを有するOBS1310Aの例示的な実施形態を示す。ランヤードハンドル1327Aは、OBS1310Aのプロファイルを著しく増大することなしにユーザがOBS1310Aをユーザ上により容易に配置することを可能にする。
【0043】
図13Bは、カバー1325B、フランジ1360B、およびランヤード型のハンドル1327Bを有するOBS1310Bの例示的な実施形態を示す。ランヤードハンドル1327Bは、OBS1310Bのプロファイルを著しく増大することなしにユーザがOBS1310Bをユーザ上により容易に配置することを可能にする。
【0044】
図14は、カバー1425およびフランジ1460を有するOBS1410の例示的な実施形態を示す。凹部1450がカバー1425とフランジ1460の間に形成され、OBS1410のプロファイルを著しく増大することなしにユーザがOBS1410をより容易に把持し配置することを可能にするハンドル部分1427を提供する。また、ハンドル部分1427は、フランジ1460に対して回転可能とすることができる。
【0045】
図15は、カバー1525およびフランジ1560を有するOBS1510の例示的な実施形態を示す。ハンドル1527は、ユーザによって使用され取り扱われるときハンドル1527がカバー1525の上面に対して実質的に垂直になるようにカバー1525の上面にヒンジ連結される。ユーザがハンドル1527を使用し終わったとき、ハンドル1527は、カバー1525の上面に対して実質的に平行な位置に回転され、OBS1510のプロファイルを低減することができる。
【0046】
図16は、カバー1625およびその下側にある粘着層1671を有するOBS1610の例示的な実施形態を示す。OBS1610は、ユーザに固定することができ、針1630の挿入中、ガイドとして働く伸縮スタビライザ1673をも含む。伸縮スタビライザ1673は、針1630の挿入中、カバー1625の本体内に受け取られ、一体の伸縮スタビライザ1673を有する低プロファイルOBSを形成する。
【0047】
図17Aは、OBS1710Aの例示的な実施形態を示す。OBS1710Aは、中央位置から周辺位置にかけて徐々に低減される厚さを有し、これは屈曲および微動を低減する。
【0048】
図17Bは、OBS1710Bの例示的な実施形態を示す。OBS1710Bは、厚さのより急な減少を有するが、より多くの屈曲および微動を可能にする薄いフランジ1760Bを含む。
【0049】
図18は、カバー1825の周部の独立した可撓性を可能にし、一方、センサを実質的に固定された位置で維持する切抜き部分1861を有するカバー1825を含むOBS1810の例示的な実施形態を示す。
【0050】
図19は、カバー1925および針インサータ1952を含むOBS1910の例示的な実施形態を示す。針インサータ1952は、針1930を保護し、針挿入中に安定性を提供する。織物ハンドル1927がカバー1925に固定され、OBS1910の使用中、実質的に平坦なプロファイルに屈曲する。OBS1910を適用するためには、ユーザは、剥離紙1929をカバー1925の下側にある粘着剤から除去し、カバー1925をユーザの皮膚に押し付ける。針インサータ1952は、針挿入が行われるときカバー1925の本体内で受け取られる。OBS1910をユーザから除去するためには、ユーザは、カバー1925の隅部を剥離し、ハンドル1927で引き上げる。
【0051】
図20は、カバー2025およびフランジ2060を有するOBS2010の例示的な実施形態を示す。OBS2010は、針の挿入および除去の助けとなるノブ2031をも含む。ユーザは、ノブ2031を押し付けて針を挿入し、ハンドルで上向きに引き、針をユーザから除去する。
【0052】
図21Aは、OBS2110Aの例示的な実施形態を示す。OBS2110Aは、窓2180Aと、可撓性のカバー2125Aとを含む。窓2180Aは、ユーザがカバー2125A内のCGMデバイスを目視検査することを可能にする。
【0053】
図21Bは、OBS2110Aの例示的な実施形態を示す。OBS2110Bは、窓2180Bと、可撓性のカバー2125Bとを含む。窓2180Bは、ユーザがカバー2125B内のCGMデバイスを目視検査することを可能にする。
【0054】
図22は、砂時計形のカバー2225およびフランジ2260を有するOBS2210の例示的な実施形態を示す。
【0055】
図23は、カバー2325および非対称形状のフランジ2360を有するOBS2310の例示的な実施形態を示す。
【0056】
図24は、カバー2425および複合曲線形状のフランジ2460を有するOBS2410の例示的な実施形態を示す。
【0057】
図25は、カバー2525、CGMデバイス用のバッテリを収容するための別個のバッテリポッド2581、およびフランジ2560を有するOBS2510の例示的な実施形態を示す。
【0058】
図26は、傾斜した可撓性のカバー2625を有するOBS2610の例示的な実施形態を示す。
【0059】
図27は、杓子形の側部を有するOBS2710の例示的な実施形態を示す。
【0060】
図28は、OBS2810のための部分的なバンパを提供するフォームのような材料から形成されたカバー2825を有するOBS2810の例示的な実施形態を示す。
【0061】
図29は、対応する実質的に三角形のフランジ2960A、2960Bを有するOBSデバイス2910A、2910Bの例示的な実施形態を示す。
【0062】
図30は、実質的に菱形であるOBS3010の例示的な実施形態を示す。
【0063】
図31は、わずかに湾曲した縁部を有するOBS3110の例示的な実施形態を示す。
【0064】
図32は、バンパ部分のない、低プロファイルのカバー3225を有するOBS3210の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3225のプロファイルは、実質的に8mmであってよい。
【0065】
図33は、バンパ部分のない、低プロファイルのカバー3325を有するOBS3310の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3325のプロファイルは、実質的に8mmであってよい。
【0066】
図34は、バンパ部分のない、低プロファイルのカバー3425を有するOBS3410の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3425のプロファイルは、実質的に8mmであってよい。
【0067】
図35は、バンパ部分のない、低プロファイルのカバー3525を有するOBS3510の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3525のプロファイルは、実質的に8mmであってよい。
【0068】
図36は、低プロファイルのカバー3625を有するOBS3610の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3625のプロファイルは、実質的に10mmであってよい。OBS3610は、カバー3625からフランジ3660の外周部へ傾斜して下るフランジ3660をも含む。
【0069】
図37は、低プロファイルのカバー3725を有するOBS3710の例示的な実施形態を示す。たとえば、カバー3725のプロファイルは、実質的に10mmであってよい。OBS3710は、カバー3725からフランジ3760の外周部へ傾斜して下るフランジ3760をも含む。
【0070】
図38は、カバー3825、および針挿入中にカバー3825内に引き込まれる一体の針インサータ3852を有するOBS3810の例示的な実施形態を示す。OBS3810を適用するために、ユーザは、ハンドル3827を使用してOBS3810をパッケージ3890から除去することができる。次いで、剥離紙3829、2854を除去し、カバー3825上の粘着層、および針インサータ3852を露出することができる。次いで、ハンドル3827を折り畳むことができ、ユーザは、針がユーザ内に十分に挿入され、カバーが粘着を介してユーザの皮膚に固定されるまで、カバー3825を押下することができる。
【0071】
図39は、対応するカバー3925A、3925Bを有するOBSデバイス3910A、3910Bの例示的な実施形態を示す。カバー3925Aは、伸縮ピン3975Aを有するスタビライザ3973Aを受け取るように構成される。カバー3925Bは、たとえば針3930Aの針挿入など針挿入中にカバー3925Bがスタビライザ3973Bに対して回転することを可能にする回転スリーブを有するスタビライザ3973Bを受け取るように構成される。カバー3925A、3925Bはまた、ヒンジハンドル3927と、使用後、引いてOBS3910A、3910Bをユーザから分離することができるプルコード3979とを含むことができる。
【0072】
図40は、容易な取り扱いおよび除去のためにエラストマーが露出された杓子形の側部を有するOBS4010の例示的な実施形態を示す。OBS4010は、絹のような織物、不織ラミネート、または他の所望の材料で形成され得る。
【0073】
図41は、カバー4125およびフランジ4160を有するOBS4110の例示的な実施形態を示す。OBS4110は、使用中にユーザによりよい快適さを提供するためにわずかな複合曲線形の粘着表面4161を有する。フランジ4160の上面は、OBS4110の配置および除去中の改善されたグリップのためにエラストマーバンプを含むことができる。OBS4110を除去するために、ユーザは、フランジ4160の両側を持ち上げることができ、これは、カバー4125から分離し、ユーザからOBS4110を持ち上げる。
【0074】
図42は、実質的に環状の形状を有するOBS4210の例示的な実施形態を示す。OBS4210は、カバー4225およびフランジ4260を含む。フランジ4260は、カバーよりわずかに高いプロファイルを有し、カバー4225に衝撃を与えることなしにフランジが軽微な衝撃を吸収することを可能にする。フランジ4260は、フォームのような材料製とすることができ、フランジ4260の底面上の除去テープ4263によりわずかに非対称な形状を有する。OBS4210をユーザから除去するために、除去テープ4263を持ち上げ、それによりOBS4210をユーザから解放することができる。OBS4210は、使用中、ユーザの衣服の上でより効果的に滑るように滑らかな半径方向の外部表面をも含む。
【0075】
図43は、グリップおよびOBS4310の美的な柄を改善するために格子柄を有するカバー4325を含むOBS4310の例示的な実施形態を示す。
【0076】
図44は、グリップおよびOBS4410の美的な柄を改善するために重なり合う方形柄を有するカバー4425を含むOBS4410の例示的な実施形態を示す。
【0077】
図45は、グリップおよびOBS4510の美的な柄を改善するために薄れるグリップパターン柄を有するカバー4525を含むOBS4510の例示的な実施形態を示す。
【0078】
図46は、グリップおよびOBS4610の美的な柄を改善するために網目パターン柄を有するカバー4625を含むOBS4610の例示的な実施形態を示す。
【0079】
図47は、グリップおよびOBS4710の美的な柄を改善するために無秩序な点のパターンを有するカバー4725を含むOBS4710の例示的な実施形態を示す。
【0080】
図48は、環状の形状を有するOBS4810の例示的な実施形態を示す。
【0081】
図49は、方形のカバー4925、およびわずかに細長い軟質フランジ4960を有するOBS4910の例示的な実施形態を示す。OBS4910は、OBS4910の周部周りに平坦な粘着ペタル4993をも含む。
【0082】
図50は、カバー5025および風車形フランジ5060を有するOBS5010の例示的な実施形態を示す。OBS5010は、使用中、ユーザにとっての快適さおよび可撓性を追加するために織物バンデージ材料粘着剤をも含む。
【0083】
図51は、実質的に砂時計のような形状を有し、改善されたユーザによる取り扱いを提供するために把持領域の上に軟質材料を含むOBS5110の例示的な実施形態を示す。織物バンデージをも使用し、OBS5110の表面全体を覆うこともできる。
【0084】
図52は、ドーム楕円形状を有するOBS5210の例示的な実施形態を示す。
【0085】
図53は、カバー5325および凹型フランジ5360を有するOBS5310の例示的な実施形態を示す。あるいは、凸型フランジをも使用することができる。
【0086】
図54は、使用中、改善された可撓性を提供するためにフォーム層リング5474上に取り付けられたカバー5425を有するOBS5410の例示的な実施形態を示す。
【0087】
図55A~
図55Cは、対応するカバー5525A~Cおよび適用アセンブリ5595A~Cを有するOBSデバイス5510A~Cの例示的な実施形態を示す。
【0088】
図55Aに関して、適用中、ユーザは、スポンジを含むキャップ5570Aを除去することによって開始し、キャップ5570Aは、OBS5510Aの針を覆っている。次いで、ユーザは、粘着剤裏地5572Aを除去し、これは、OBS5510Aをユーザの皮膚に固定する粘着剤を露出する。次に、ユーザは、ピン5575Aを押すことによって針を挿入する。次いで、ユーザは、別の粘着剤裏地5588Aを除去し、これは、OBS5510Aの上面上の粘着剤を露出する。次に、ユーザは、ピン5575Aを損傷から保護し、OBSカバー材料5586Aを収容する保護チューブ5589Aを除去する。チューブ5589Aが除去されたとき、カバー材料5586Aが解放され、OBS5510A上の露出された粘着剤の上でユーザによって配置され得る。最後に、ピン5575Aを除去することができ、これは、OBS5510A内のバッテリを始動することができる。
【0089】
図55Bに関して、適用中、ユーザは、ピン5575Bを押すことによって針を挿入する。次いで、ユーザは、粘着剤裏地5588Bを除去し、これは、OBS5510Bの上面上の粘着剤を露出する。次に、ユーザは、ピン5575Bを損傷から保護し、OBSカバー材料5586Bを収容する保護チューブ5589Bを除去する。チューブ5589Bが除去されたとき、カバー材料5586Bが解放され、OBS5510B上の露出された粘着剤の上でユーザによって配置され得る。最後に、ピン5575Bを除去することができ、これは、OBS5510B内のバッテリを始動することができる。
【0090】
図55Cに関して、適用中、ユーザは、ピン5575Cを押すことによって針を挿入する。次いで、ユーザは、粘着剤裏地5588Cを除去し、これは、OBS5510Cの上面上の粘着剤を露出する。次に、ユーザは、ピン5575Cを損傷から保護し、OBSカバー材料5586Cを収容する保護チューブ5589Cを除去する。チューブ5589Cが除去されたとき、カバー材料5586Cが解放され、OBS5510C上の露出された粘着剤の上でユーザによって配置され得る。最後に、ピン5575Cを除去することができ、これは、OBS5510C内のバッテリを始動することができる。
【0091】
図56は、OBS5610の例示的な実施形態、およびOBS5610をユーザから除去するための除去方法を示す。OBSは、最初にカバー材料5686と一体のタブ5699を引くことによって除去することができる。タブ5699を引くことにより、カバー材料がOBSハウジング5625’の上面から解放される。次に、ユーザは、OBSハウジング5625’をユーザから解放するハンドル5627を引くことができる。最後に、フォーム層をユーザから剥離し、除去することができる。
【0092】
図57は、OBS5710の例示的な実施形態、ならびに適用および除去方法を示す。最初に、スポンジおよび粘着剤裏地を有する針キャップ5770が、OBS5710の下側から除去される。次いで、OBS5710は、ユーザの皮膚に固定され、ハンドル5727に下向き圧力を加えることによって針が挿入される。次いで、ユーザは、反対向きの力を加え、ハンドル5727上のタブ5799を解放することができ、これは、ハンドル5727をOBS5710の本体から解放し、より低いプロファイルのOBS5710を提供する。使用後、ユーザは、エラストマータブ5794を引き上げることができ、これは針をユーザから除去する。最後に、ユーザは、OBS5710をユーザの皮膚から剥離し、OBS5710を除去することができる。
【0093】
図58は、OBS5810の例示的な実施形態、および適用方法を示す。OBS5810をユーザに適用するためには、最初に、スポンジを有する針キャップ5870がインサータアセンブリ5852から除去される。次いで、粘着剤裏地5872がフォーム層5874の下側から除去され、フォーム層5874は、ユーザの皮膚に固定される。第2の粘着剤裏地5876がフォーム層5874の内部表面上で除去され、これは、OBS5810がフォーム層5874を介してユーザに接着することを可能にする。次いで、ユーザは、インサータアセンブリ5852をフォーム層5874内で位置合わせし、プランジャロッド5878を使用してOBS5810をフォーム層5874内に押し込むことができる。次いで、ユーザは、インサータアセンブリ5852を引き上げ、インサータアセンブリをOBS5810から除去することができる。
【0094】
図59は、カバー5925および除去可能なフォーム層5968を有するOBS5910の例示的な実施形態を示す。
【0095】
図60は、取り扱い中にグリップを提供し、表面積および衣類との摩擦を低減するためにエラストマーのこぶ6066を有するカバー6025を含むOBS6010の例示的な実施形態を示す。
【0096】
図61は、単一の軟質、可撓性のカバー6125を有するOBS6110の例示的な実施形態を示す。
【0097】
図62は、実質的に風車形を有する単一のカバー6225を含むOBS6210の例示的な実施形態を示す。
【0098】
図63は、陥凹された中央部分6350を有するOBS6310の例示的な実施形態を示す。
【0099】
図64は、OBS6410が屈曲し、ユーザと共形となり、それによりユーザにとっての快適さを高める屈曲ゾーンを有する6466、6467を有するOBS6410の例示的な実施形態を示す。
【0100】
図65は、OBS6510に可撓性を提供する傾斜した上面6564、および中央屈曲ゾーン6566を有するOBS6510の例示的な実施形態を示す。
【0101】
図66は、OBS6610の周部周りに複数の丸い延長部6662を有する単一のカバー6625を含むOBS6610の例示的な実施形態を示す。
【0102】
図67は、適用および除去中にOBSの取り扱いを改善するテクスチャ加工された凹部部分7050を有するOBS6710の例示的な実施形態を示す。
【0103】
本発明のいくつかの例示的な実施形態だけが上記に詳細に記載されているが、本発明の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなしに、これらの例示的な実施形態において多数の修正が可能であり、これらの例示的な実施形態の様々な組合せが可能であることを当業者なら容易に理解するであろう。したがって、そのような修正すべてが、本発明の範囲内に含まれるものとする。