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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-29
(45)【発行日】2022-08-08
(54)【発明の名称】車内環境調整システム
(51)【国際特許分類】
   B60Q 3/80 20170101AFI20220801BHJP
   B60Q 3/76 20170101ALI20220801BHJP
   B60R 16/037 20060101ALI20220801BHJP
【FI】
B60Q3/80
B60Q3/76
B60R16/037
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018227887
(22)【出願日】2018-12-05
(65)【公開番号】P2020090158
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000101732
【氏名又は名称】アルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099748
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 克志
(74)【代理人】
【識別番号】100103171
【弁理士】
【氏名又は名称】雨貝 正彦
(74)【代理人】
【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】岩本 太郎
【審査官】山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-082955(JP,A)
【文献】特開2017-095008(JP,A)
【文献】特開2009-004823(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 3/80
B60Q 3/76
B60R 16/037
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車内環境に関わる動作を行う車載機器を備えた自動車の車内環境を調整する車内環境調整システムであって、
前記自動車の座席に着座したユーザを撮影するカメラと、
前記カメラで撮影した映像から、ユーザの姿勢と挙動の少なくとも一方を含むユーザの状態を認識するユーザ状態認識手段と、
前記ユーザ状態認識手段が認識したユーザの状態から、ユーザが行っている活動を推定するユーザ活動推定手段と、
前記ユーザ活動推定手段が推定した活動に応じて、前記車載機器の動作を制御する、車内環境制御手段とを有し、かつ、
前記車載機器は、車内を照明する照明機器を含み、
前記ユーザ活動推定手段が推定する活動は、ユーザが手元で作業を行う活動を含み、
前記車内環境制御手段は、少なくとも夜間に、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザが手元で作業を行う活動を推定したときに前記照明機器を点灯することを特徴とする車内環境調整システム。
【請求項2】
車内環境に関わる動作を行う車載機器を備えた自動車の車内環境を調整する車内環境調整システムであって、
前記自動車の座席に着座したユーザを撮影するカメラと、
前記カメラで撮影した映像から、ユーザの姿勢と挙動の少なくとも一方を含むユーザの状態を認識するユーザ状態認識手段と、
前記ユーザ状態認識手段が認識したユーザの状態から、ユーザが行っている活動を推定するユーザ活動推定手段と、
前記ユーザ活動推定手段が推定した活動に応じて、前記車載機器の動作を制御する、車内環境制御手段とを有し、かつ、
前記車載機器は、音声を出力する音声出力機器を含み、
前記ユーザ活動推定手段が推定する活動は、ユーザが移動電話機能を備えたモバイル装置を用いて通話を行う活動を含み、
前記車内環境制御手段は、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザが移動電話機能を備えたモバイル装置を用いて通話を行う活動を推定したときに前記音声出力機器の出力音量を低下することを特徴とする車内環境調整システム。
【請求項3】
車内環境に関わる動作を行う車載機器を備えた自動車の車内環境を調整する車内環境調整システムであって、
前記自動車の座席に着座したユーザを撮影するカメラと、
前記カメラで撮影した映像から、ユーザの姿勢と挙動の少なくとも一方を含むユーザの状態を認識するユーザ状態認識手段と、
前記ユーザ状態認識手段が認識したユーザの状態から、ユーザが行っている活動を推定するユーザ活動推定手段と、
前記ユーザ活動推定手段が推定した活動に応じて、前記車載機器の動作を制御する、車内環境制御手段とを有し、かつ、
前記車載機器は、映像を表示する映像表示機器を含み、
前記ユーザ活動推定手段が推定する活動は、ユーザがモバイル装置の画面を注視する活動を含み、
前記車内環境制御手段は、少なくとも夜間に、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザがモバイル装置の画面を注視する活動を推定したときに前記映像表示機器の表示輝度を低下することを特徴とする車内環境調整システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の車内環境をユーザが行っている活動に好適な環境に調整する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車の車内環境をユーザが行っている活動に好適な環境に調整する技術としては、携帯電話装置を用いた通話開始時に携帯電話装置から車載システムに要求を発行し、要求を受けた車載システムにおいて、車載オーディオ機器の出力音量や自動車の窓の開閉状態を制御する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
【0003】
また、本発明に関連する技術としては、カメラで撮影したユーザの映像を解析して、ユーザの姿勢や挙動を認識する技術が知られている(たとえば、特許文献2)。
また、カメラで撮影したユーザの映像を解析して、ユーザによって予め定めたコマンド入力用のジェスチャが行われたことを検出して、コマンドの入力を受け付けるジェスチャ入力の技術も知られている(たとえば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009- 4823号公報
【文献】特開平11 -128534号公報
【文献】特開2011-253292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動車に搭乗したユーザは、車内において様々な活動を行うが、各活動に好適な照明環境や音響環境等の車内環境は活動の種類毎に異なる。
そして、このために、ユーザが活動を当該活動に好適な車内環境で行いたい場合には、ユーザ自身がジェスチャ入力等により、車内環境を調整する操作を行って車内環境を所望の環境に調整する煩雑な作業を行う必要があった。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなし、自動車の車内環境をユーザが行っている活動に好適な環境に調整できる車内環境調整システムを提供することを課題とする
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題達成のために、本発明は、車内環境に関わる動作を行う車載機器を備えた自動車の車内環境を調整する車内環境調整システムを、前記自動車の座席に着座したユーザを撮影するカメラと、前記カメラで撮影した映像から、ユーザの姿勢と挙動の少なくとも一方を含むユーザの状態を認識するユーザ状態認識手段と、前記ユーザ状態認識手段が認識したユーザの状態から、ユーザが行っている活動を推定するユーザ活動推定手段と、前記ユーザ活動推定手段が推定した活動に応じて、前記車載機器の動作を制御する、車内環境制御手段とを含めて構成したものである。
【0008】
ここで、このような車内環境調整システムは、前記車載機器を、車内を照明する照明機器を含むものとし、前記ユーザ活動推定手段が推定する活動を、ユーザが手元で作業を行う活動を含むものとし、前記車内環境制御手段において、少なくとも夜間に、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザが手元で作業を行う活動を推定したときに前記照明機器を点灯するように構成してもよい。
【0009】
または、このような車内環境調整システムは、前記車載機器を、音声を出力する音声出力機器を含むものとし、前記ユーザ活動推定手段が推定する活動を、ユーザが移動電話機能を備えたモバイル装置を用いて通話を行う活動を含むものとし、前記車内環境制御手段において、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザが移動電話機能を備えたモバイル装置を用いて通話を行う活動を推定したときに前記音声出力機器の出力音量を低下するように構成してもよい。
【0010】
または、このような車内環境調整システムは、前記車載機器を、映像を表示する映像表示機器を含むものとし、前記ユーザ活動推定手段が推定する活動を、ユーザがモバイル装置の画面を注視する活動を含むものとし、前記車内環境制御手段において、少なくとも夜間に、前記ユーザ活動推定手段がユーザが行っている活動として、ユーザがモバイル装置の画面を注視する活動を推定したときに前記映像表示機器の表示輝度を低下するように構成してもよい。
【0011】
以上のような車内環境調整システムによれば、ユーザの行っている活動に応じて、当該活動がし易いように、自動的に、車内環境を調整することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなし、自動車の車内環境をユーザが行っている活動に好適な環境に調整できる車内環境調整システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係る車内環境調整システムの構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施形態に係る車内環境調整システムのカメラ、照明灯、ディスプレイ、スピーカの配置を示す図である。
図3】本発明の実施形態に係る車内環境制御処理を示すフリーチャートである。
図4】本発明の実施形態において認識するユーザの姿勢、挙動を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る車内環境調整システムの構成を示す。
図示するように、車内環境調整システム1は、複数のカメラ11、ユーザ状態認識部12、ユーザ活動推定部14、車内環境制御部14とを備えている。
また、車内環境調整システム1の車内環境制御部14は、ディスプレイ21やスピーカ22を用いて映像やオーディオの出力を行う、カーナビゲーション装置やカーオーディオ装置等の車載情報システム2や、自動車の車内の複数の照明灯31を用いた車内照明を行う車内照明システム3等の、自動車に搭載されている自動車の車内環境に関わる動作を行う各種システムと接続している。
【0015】
次に、車内環境調整システム1の複数のカメラ11の各々は、たとえば、図2aに示すように自動車の各座席に対応して設けられており、各カメラ11は対応する座席に着座したユーザの身体全体を撮影する。なお、カメラ11としては、夜間においてもユーザを明瞭に撮影することができるように、近赤外線カメラを用いることが好ましい。また、近赤外線カメラと共に、対応する座席に着座したユーザを近赤外光で照明する近赤外線照明を設けるようにしてもよい。
【0016】
また、複数の照明灯31の各々は、たとえば、図2aに示すように自動車の各座席に対応して設けられており、各照明灯31は対応する座席に着座したユーザの周辺を照明する。
【0017】
また、ディスプレイ21は、たとえば、図2bに示すように自動車のダッシュパネルなどに配置されており、各スピーカ22は、たとえば、図2bに示すように、フロント、リアの左右のドア内などに配置されている。
【0018】
図1に戻り、車内環境調整システム1のユーザ状態認識部12は、自動車の座席毎に、当該座席に対応するカメラ11の撮影した映像を解析して、当該座席に着座したユーザの姿勢、視線方向、挙動等の状態を認識する。
【0019】
そして、車内環境調整システム1のユーザ活動推定部14は、ユーザ状態認識部12が認識した各座席に着座したユーザの姿勢、視線方向、挙動等の状態より、ユーザが行っている活動を推定する。
【0020】
そして、車内環境制御部14は、各ユーザの車内環境が、ユーザ活動推定部14が推定した当該ユーザの活動に好適な環境となるように、車載情報システム2や、車内照明システム3等の、自動車に搭載されている自動車の車内環境に関わる動作を行う各種システムの動作を制御して、当該ユーザの車内環境を調整する。
【0021】
ここで、ユーザの活動に好適な環境となるよう車内環境を調整するために、車内環境制御部14が行う車内環境制御処理の一例を図3に示す。
ここで、車内環境制御部14は、自動車の各座席に各々対応する複数の車内環境制御処理を並行して行う。
図3に示すように、車内環境制御部14は各車内環境制御処理において、当該車内環境制御処理に対応する座席のユーザを対象ユーザとして、ユーザ活動推定部14による対象ユーザのモバイル通話活動の推定の発生と(ステップ302)、ユーザ活動推定部14による対象ユーザのモバイル注視活動の推定の発生と(ステップ304)、ユーザ活動推定部14による対象ユーザの手元作業活動の推定の発生と(ステップ306)を監視する。
【0022】
ここで、モバイル通話活動とは、スマートフォンなどの通話機能を備えたモバイル端末で通話を行う活動であり、ユーザ活動推定部14は、たとえば、ユーザ状態認識部12が、図4aに示すように、対象ユーザが片手を耳元に掲げた姿勢を所定期間以上維持している挙動を検出したときに、対象ユーザのモバイル通話活動を推定する。
【0023】
また、モバイル注視活動とは、スマートフォンなどのモバイル端末の画面を注視する活動であり、モバイル注視活動は、ユーザが、モバイル端末のWebブラウザや動画プレイヤによって表示されるコンテンツを視るとき等に行われる。そして、ユーザ活動推定部14は、たとえば、ユーザ状態認識部12が、図4bに示すように、対象ユーザが片手もしくは両手を顔の前方に掲げ、顔を掲げた手の方向に向けている姿勢を所定期間以上維持している挙動を検出したときに、対象ユーザのモバイル注視活動を推定する。
【0024】
また、手元作業活動とは、バックの中身を探したり、手元の本を読んだりするなど、手元にあるものを対象として操作する活動であり、ユーザ活動推定部14は、たとえば、ユーザ状態認識部12が、図4cに示すように、対象ユーザが片手もしくは両手を、膝もしくは腿の上もしくはやや上方で所定期間中に所定回数以上、繰り返し動かす挙動を検出したときに、対象ユーザの、手元作業活動を推定する。
【0025】
さて、図3に戻り、対象ユーザのモバイル通話活動の推定が発生したならば(ステップ302)、車載情報システム2のスピーカ22への出力音量を、予め定めた比較的小さい音量の値である低音量値に変更させる(ステップ308)。
【0026】
そして、ユーザ活動推定部14によって対象ユーザのモバイル通話活動が推定されなくなったならば(ステップ310)、全てのユーザについてモバイル通話活動が推定されていないかどうかを調べ(ステップ312)、いずれかのユーザについてモバイル通話活動が推定されている場合には、そのままステップ302、304、306の監視に戻る。
【0027】
一方、全てのユーザについてモバイル通話活動が推定されていない場合には(ステップ312)、車載情報システム2に、スピーカ22の出力音量を、車載情報システム2が出力音量を低音量値に変更する前の音量に復帰させ(ステップ314)、ステップ302、304、306の監視に戻る。
【0028】
また、対象ユーザのモバイル注視活動の推定が発生したならば(ステップ304)、現在が夜間であるかどうかを調べ(ステップ316)、夜間でなければ、そのままステップ302、304、306の監視に戻る。
【0029】
一方、現在が夜間であれば(ステップ316)、車載情報システム2のディスプレイ21への映像の表示輝度を、予め定めた比較的暗い輝度の値である低輝度値に変更させる(ステップ318)。
【0030】
そして、ユーザ活動推定部14によって対象ユーザのモバイル注視活動が推定されなくなったならば(ステップ320)、全てのユーザについてモバイル注視活動が推定されていないかどうかを調べ(ステップ322)、いずれかのユーザについてモバイル注視活動が推定されている場合には、そのままステップ302、304、306の監視に戻る。
【0031】
一方、全てのユーザについてモバイル注視活動が推定されていない場合には(ステップ322)、車載情報システム2に、ディスプレイ21への映像の表示輝度を、車載情報システム2が表示輝度を低輝度値に変更する前の輝度に復帰させ(ステップ324)、ステップ302、304、306の監視に戻る。
【0032】
また、対象ユーザの手元作業活動の推定が発生したならば(ステップ306)、現在が夜間であるかどうかを調べ(ステップ326)、夜間でなければ、そのままステップ302、304、306の監視に戻る。
【0033】
一方、現在が夜間であれば(ステップ326)、対象ユーザの周辺を照明する照明灯31を車内照明システム3に点灯させる(ステップ328)。
そして、ユーザ活動推定部14によって対象ユーザの手元作業活動が推定されなくなるのを待って(ステップ330)、対象ユーザの周辺を照明する照明灯31を車内照明システム3に消灯させ(ステップ332)、ステップ302、304、306の監視に戻る。
【0034】
以上、車内環境制御部14が行う車内環境制御処理について説明した。
このような車内環境制御処理によれば、ユーザが、スマートフォンなどの通話機能を備えたモバイル端末で通話を行うときには、通話の邪魔とならないように、自動的に、車載情報システム2のスピーカ22への出力音量を小さくすることができる。また、ユーザが、夜間に、スマートフォンなどのモバイル端末のWebブラウザや動画プレイヤで、ビジュアルを含むコンテンツを視るときには、コンテンツに集中できるように、自動的に、車載情報システム2のディスプレイ21の表示輝度を暗くすることができる。また、ユーザが、夜間に、バックの中身を探したり、手元の本を読んだりするなど、手元で作業するときには、自動的に、作業が容易となるように、ユーザの周辺を照明することができる。
【0035】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態では、車内環境制御処理において、ユーザの車内環境の調整のために、ディスプレイ21の表示輝度や、スピーカ22からの出力音量や、照明の有無などを制御する場合を例にとり説明したが、車内環境制御処理においては、ユーザの車内環境の調整として、これら以外の車内環境に関わる動作を行う車載機器の動作の制御を行うようにしてもよい。
【0036】
また、以上の実施形態では、ユーザ活動推定部14において、モバイル通話活動、モバイル注視活動、手元作業活動を推定し、車内環境制御部14において、推定された活動に応じて車内環境を調整する場合を例にとり説明したが、これは、ユーザ活動推定部14において、ユーザの他の活動を推定し、車内環境制御処理において、推定した当該他の活動に応じてユーザの車内環境の調整を行うようにしてよい。
【0037】
また、以上の実施形態では、自動車の座席毎にカメラ11を設けたが、これは、複数の座席について各々設けたカメラ11の代わりに、当該複数の座席のユーザをまとめて撮影する広角のカメラ11を設けるようにしてもよい。
【0038】
また、以上の実施形態では、自動車の全座席を対象として、各座席のユーザの車内環境を調整したが、これは、一部の座席のみを対象として、対象とした座席のユーザの車内環境の調整を行うようにしてよい。
【符号の説明】
【0039】
1…車内環境調整システム、2…車載情報システム、3…車内照明システム、11…カメラ、12…ユーザ状態認識部、14…ユーザ活動推定部、14…車内環境制御部、21…ディスプレイ、22…スピーカ、31…照明灯。
図1
図2
図3
図4