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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-01
(45)【発行日】2022-08-09
(54)【発明の名称】包装体
(51)【国際特許分類】
   B65D 77/30 20060101AFI20220802BHJP
   B65D 33/02 20060101ALI20220802BHJP
   B65D 30/16 20060101ALI20220802BHJP
【FI】
B65D77/30 C
B65D33/02
B65D30/16 C
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018061577
(22)【出願日】2018-03-28
(65)【公開番号】P2019172294
(43)【公開日】2019-10-10
【審査請求日】2021-02-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森田 佐保
【審査官】家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-025453(JP,A)
【文献】特開2010-241462(JP,A)
【文献】特開2005-067027(JP,A)
【文献】特開2012-148541(JP,A)
【文献】特開2009-101583(JP,A)
【文献】特開2012-111521(JP,A)
【文献】特開2009-263008(JP,A)
【文献】特開2013-049438(JP,A)
【文献】特開2012-25453(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 77/30
B65D 30/00-33/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1側面フィルムと、前記第1側面フィルムに向かい合う第2側面フィルムと、前記第1側面フィルムと前記第2側面フィルムとの間に配置された底フィルムとを有する包装体であって、
前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの互いの周縁に配置された周縁部と、
前記周縁部に囲まれた収納部と、
前記第1側面フィルムと前記第2側面フィルムとの間に配置されており、かつ前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの少なくともいずれかに取り付けられた形状保持部材とを備え、
前記周縁部は、周縁シール部と、底シール部と、シール予定部とを含み、
前記周縁シール部は、前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの互いの前記周縁の一部をシールしており、
前記底シール部は、前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの各々と前記底フィルムとをそれぞれシールしており、
前記シール予定部は、前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの互いの前記周縁の他部をシールしていない状態で前記包装体の外部と前記収納部とを連通しており、
前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの少なくともいずれかは、前記包装体の前記外部と前記収納部とを連通するように開口するための開口予定部を含み、
前記形状保持部材は、前記開口予定部と前記底シール部との間に配置されており、かつ前記包装体の天地方向に交差する幅方向に延在する超延伸シートを含み、
前記超延伸シートの分子配向方向は、前記包装体の前記幅方向に沿い、
前記天地方向における前記超延伸シートの一端および他端の各々に溶融部が設けられており、
前記形状保持部材は、第1シートおよび第2シートとを含み、
前記超延伸シートは、前記第1シートと前記第2シートとに挟まれており、
前記超延伸シートは、ハイデンシティポリエチレンからなるシートであり、
前記第1シートおよび前記第2シートの各々はリニアローデンシティポリエチレンからなるシートである、包装体。
【請求項2】
前記超延伸シートは、前記一端および前記他端の各々に設けられた前記溶融部の間に挟まれた中央部を含み、
前記一端に設けられた前記溶融部は前記一端から前記中央部まで設けられており、
前記他端に設けられた前記溶融部は前記他端から前記中央部まで設けられている、請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記形状保持部材は、前記第1側面フィルムに取り付けれられた第1部材と、前記第2側面フィルムに取り付けられた第2部材とを含み、
前記天地方向において、前記第1部材は、前記第2部材とずれている、請求項1または2に記載の包装体。
【請求項4】
前記収納部に収納された内容物をさらに備え、
前記内容物が前記収納部に収納された状態において、前記シール予定部では、前記第1側面フィルムおよび前記第2側面フィルムの互いの前記周縁の前記他部がシールされている、請求項1~3のいずれか1項に記載の包装体。
【請求項5】
前記開口予定部は、前記包装体の前記外部と前記収納部とを連通するように開口している、請求項4に記載の包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包装体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食品等の内容物を収納可能な包装体が提案されている。この包装体として、例えば、特開2006-96388号公報(特許文献1)には、内容物が充填された状態で自立可能なスタンディングパウチが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-96388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記公報に記載されたスタンディングパウチでは、開口予定部において内容物を取り出すための開口が形成される。具体的には、開封用の切込みに沿ってスタンディングパウチの上部が切り取られることによって開口が形成される。開口は、開口が形成される前の表面フィルムと裏面フィルムとの間の隙間によって構成される。開口が形成された後に表面フィルムと裏面フィルムとの間の隙間が拡げられることによって開口が拡げられる。この場合でも、表面フィルムおよび裏面フィルムが元の形状に戻ろうとすることによって開口は再び狭くなる。そのため、開口が拡げられた状態を保持することはできない。したがって、開口から内容物を取り出すことは難しい。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、形状保持部材によって開口が拡げられた状態を保持することができる包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の包装体は、第1側面フィルムと、第2側面フィルムと、底フィルムとを有するものである。第2側面フィルムは第1側面フィルムに向かい合う。底フィルムは、第1側面フィルムと第2側面フィルムとの間に配置されている。包装体は、周縁部と、収納部と、形状保持部材とを備えている。周縁部は、第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの互いの周縁に配置されている。収納部は、周縁部に囲まれている。形状保持部材は、第1側面フィルムと第2側面フィルムとの間に配置されており、かつ第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの少なくともいずれかに取り付けられている。周縁部は、周縁シール部と、底シール部と、シール予定部とを含んでいる。周縁シール部は、第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの互いの周縁の一部をシールしている。底シール部は、第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの各々と底フィルムとをそれぞれシールしている。シール予定部は、第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの互いの周縁の他部をシールしていない状態で包装体の外部と収納部とを連通している。第1側面フィルムおよび第2側面フィルムの少なくともいずれかは、包装体の外部と収納部とを連通するように開口するための開口予定部を含んでいる。形状保持部材は、開口予定部と底シール部との間に配置されており、かつ包装体の天地方向に交差する幅方向に延在する超延伸シートを含んでいる。超延伸シートの分子配向方向は、包装体の幅方向に沿っている。天地方向における超延伸シートの一端および他端の各々に溶融部が設けられている。形状保持部材は、第1シートおよび第2シートとを含んでいる。超延伸シートは、第1シートと第2シートとに挟まれている。超延伸シートは、ハイデンシティポリエチレンからなるシートである。第1シートおよび第2シートの各々はリニアローデンシティポリエチレンからなるシートである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の包装体によれば、形状保持部材によって開口が拡げられた状態を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態1に係る包装体の構成を概略的に示す正面図である。
図2図1のII-II線に沿う断面図である。
図3】本発明の実施の形態1に係る包装体の形状保持部材の構成を概略的に示す斜視図である。
図4図3のIV-IV線に沿う断面斜視図である。
図5】本発明の実施の形態1に係る包装体の構成を概略的に示す斜視図であって、内容物が収納部に収納された状態を示す図である。
図6】本発明の実施の形態1に係る包装体の構成を概略的に示す斜視図であって、開口予定部が開口した状態を示す図である。
図7】本発明の実施の形態1に係る包装体の開口が拡げられた状態を示す斜視図である。
図8】本発明の実施の形態2に係る包装体の構成を概略的に示す断面図である。
図9】本発明の実施の形態2に係る包装体の構成を概略的に示す斜視図であって、内容物が収納部に収納された状態を示す図である。
図10】本発明の実施の形態2に係る包装体の構成を概略的に示す斜視図であって、開口予定部が開口した状態を示す図である。
図11】本発明の実施の形態2に係る包装体の開口が拡げられた状態を示す斜視図である。
図12】本発明の実施の形態3に係る包装体の構成を概略的に示す正面図である。
図13図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14】本発明の実施の形態4に係る包装体の構成を概略的に示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰り返さない。また、各図中のドットが表示された領域はシールされた部分を示している。本発明の実施の形態において「シールする」とは、2つのフィルム同士を接着して2つのフィルム同士の間を気密に封止することを意味する。
【0010】
(実施の形態1)
図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る包装体1の構成について説明する。図1および図2は、内容物10が包装体1に収納される前の状態を示している。本実施の形態に係る包装体1は、第1側面フィルム11と、第2側面フィルム12と、底フィルム13とを有している。第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の各々は、例えば、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12が互いに重なる方向から見て矩形の形状を有していてもよい。第2側面フィルム12は、第1側面フィルム11に向かい合うように配置されている。また、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の各々は、同一の寸法を有していてもよい。
【0011】
底フィルム13は、第1側面フィルム11と第2側面フィルム12との間に配置されている。底フィルム13は、包装体1の天地方向(上下方向)HDにおいて包装体1の下端から第1側面フィルム11と第2側面フィルム12との間に挿入されている。底フィルム13は、2つ折りの状態で折り目から第1側面フィルム11と第2側面フィルム12との間に挿入されている。包装体1は、底フィルム13を底として自立可能に構成されている。すなわち、包装体1は、スタンディングパウチである。
【0012】
包装体1は、周縁部20と、収納部30と、形状保持部材40とを備えている。周縁部20は、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁に配置されている。周縁部20は、周縁シール部21と、底シール部22と、シール予定部23とを含んでいる。周縁シール部21は、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁の一部をシールしている。本実施の形態では、周縁シール部21は、包装体1の幅方向(左右方向)WDにおいて包装体1の両側の側端に配置されている。
【0013】
底シール部22は、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の各々と底フィルム13とをそれぞれシールしている。底シール部22は、包装体1の天地方向HDにおいて包装体1の下端に配置されている。シール予定部23は、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁の他部をシールしていない状態で包装体1の外部と収納部30とを連通している。すなわち、内容物10が包装体1に収納される前の状態では、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁の一部はシールされており、他部はシールされていない。
【0014】
シール予定部23は、包装体1の外部から内容物10を収納部30に収納する際に内容物10を通すためのものである。シール予定部23は、内容物10が収納部30に収納される前の状態ではシールされていない。シール予定部23は、包装体1の外部からシール予定部23を通って内容物10が収納部30に収納された後にシールされる。本実施の形態では、シール予定部23は、包装体1の天地方向HDにおいて包装体1の上端に設けられている。なお、シール予定部23の位置は包装体1の上端に限定されない。シール予定部23は、例えば、包装体1の幅方向WDにおいて包装体1の側端に設けられてもよい。
【0015】
内容物10が収納部30に収納される前の状態では、包装体1の周縁部20は、シールされた領域である周縁シール部21および底シール部22と、シールされていない領域であるシール予定部23を有している。すなわち、内容物10が収納部30に収納される前の状態では、包装体1の周縁部20は、シール予定部23以外においてシールされている。包装体1の周縁部20は、具体的には、例えば、熱溶着によりシールされていてもよい。
【0016】
第1側面フィルム11、第2側面フィルム12および底フィルム13の各々は、積層体により構成されていてもよい。具体的には、第1側面フィルム11、第2側面フィルム12および底フィルム13の各々は、例えば、シールされる側からリニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)、ナイロン(NY)、透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)の各層が重ねられた3層構造を有していてもよい。また、これらの各層の厚みは、例えば、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)が100μmであり、ナイロン(NY)が25μmであり、透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)が12μmであってもよい。
【0017】
収納部30は内容物10を収納するように構成されている。内容物10は、例えば、焼き飯、惣菜などの食品であってもよい。収納部30は、周縁部20に囲まれている。具体的には、第1側面フィルム11から第2側面フィルム12に向かう方向において、第1側面フィルム11側から包装体1を見たときに、収納部30は周縁部20に囲まれている。すなわち、平面視(正面視)において、収納部30は周縁部20に囲まれている。
【0018】
包装体1は、開封機構として開口予定部50を有している。具体的には、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の少なくともいずれかは、包装体1の外部と収納部30とを連通するように開口するための開口予定部50を含んでいる。開口予定部50は、開口予定部50が開口した後に内容物を取り出すためのものである。内容物10が包装体1に収納される前の状態では開口予定部50は開口していない。開口予定部50は、包装体1の天地方向HDにおいて、形状保持部材40とシール予定部23との間に配置されている。開口予定部50は、包装体1の幅方向WDにおいて、両側の側端の間に配置されている。包装体1の幅方向WDにおいて、開口予定部50を挟むように両側の側端に切り込みCUが設けられている。
【0019】
切り込みCUは、包装体1の幅方向WDの両端に設けられている。つまり、切り込みCUは、包装体1の幅方向WDの一端1aおよび他端1bにそれぞれ設けられている。切り込みCUは、包装体1の天地方向HDにおいて一端1aおよび他端1bにおいて同じ高さ位置に配置されていてもよい。切り込みCUは、包装体1の幅方向WDの両端の各々において反対側の端に向かって直線状に延在している。なお、切り込みCUは、包装体1の幅方向WDの両端のうちいずれか一方のみに設けられていてもよい。
【0020】
切り込みCUは、包装体1の天地方向HDにおいて底シール部22とシール予定部23との間に配置されている。シール予定部23がシールされた状態で、切り込みCUから包装体1の幅方向WDに第1側面フィルム11および第2側面フィルム12が切断されることにより包装体1が開口される。
【0021】
開口予定部50は、切り込みCUから包装体1の幅方向WDに第1側面フィルム11および第2側面フィルム12が切断された後の包装体1の上端に配置される。つまり、開口は、包装体1の天地方向HDにおいて包装体1の一方端E1と他方端E2との間に配置される。
【0022】
形状保持部材40は、第1側面フィルム11と第2側面フィルム12との間に配置されている。形状保持部材40は、収納部30に対して露出している。つまり、形状保持部材40は収納部30側においてラミネートフィルムによって覆われていない。形状保持部材40は、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の少なくともいずれかに取り付けられている。本実施の形態では、形状保持部材40は、第1側面フィルム11に配置されている。形状保持部材40は、シート状に構成されている。形状保持部材40は、帯状に構成されている。包装体1の天地方向HDにおける形状保持部材40の幅は一定であってもよい。包装体1の天地方向HDにおける形状保持部材40の幅は、例えば3mm以上30mm以下であってもよい。
【0023】
形状保持部材40は、開口予定部50と底シール部22との間に配置されている。この状態では、形状保持部材40は湾曲していない。形状保持部材40は、第2側面フィルム12から第1側面フィルム11に向かう方向に突出するように湾曲した状態で形状を保持可能である。包装体1の天地方向HDにおいて、形状保持部材40は開口予定部50よりも底シール部22に向けて1mm以上20mm以下の位置に配置されていることが好ましい。
【0024】
形状保持部材40は、包装体1の幅方向WDの中央に配置されていることが好ましい。また、形状保持部材40は、包装体1の幅方向WDの両端にわたって連続して配置されていることが好ましい。本実施の形態では、形状保持部材40は、包装体1の幅方向WDの両端にわたって連続して配置されている。
【0025】
図3および図4を参照して、形状保持部材40は、超延伸シートSSと、第1シートS1と、第2シートS2とを含んでいる。超延伸シートSSと第1シートS1と第2シートS2とは互いに積層されている。超延伸シートSSは、第1シートS1と第2シートS2とに挟まれている。超延伸シートSSは、包装体1の天地方向HDに交差する幅方向WDに延在する。
【0026】
超延伸シートSSは、分子を一軸方向に配向させたものである。超延伸シートSSの分子配向方向は、包装体1の幅方向WDに沿っている。超延伸シートSSは、分子配向方向に沿う折り曲げ線を中心としては屈曲することが容易であり、分子配向方向に交差する折り曲げ線を中心としては屈曲することが困難であるとともに屈曲された状態で形状を保持することが可能に構成されている。したがって、超延伸シートSSが取り付けられた第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の少なくともいずれかは、デッドホールド性を有する。このデッドホールド性とは屈曲された状態を保持する性質である。
【0027】
超延伸シートSSは、例えば、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)からなるシートである。第1シートS1および第2シートS2の各々はリニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)からなるシートであってもよい。つまり、第1シートS1、超延伸シートSSおよび第2シートS2の各々は、例えば、シールされる側から、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)の各層が重ねられた3層構造を有していてもよい。また、これらの厚みは、例えば、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)が200μmであり、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)が30μmであってもよい。
【0028】
超延伸シートSSは、溶断されることにより形成されてもよい。つまり、超延伸シートSSは、溶かされながら切断されることにより形成されてもよい。この場合には、超延伸シートSSの切断面は溶かされた後に固まっている。このため、超延伸シートSSがハイデンシティポリエチレン(HDPE)の場合に、切断面が毛羽立つことにより切断面からハイデンシティポリエチレンのカスが生じることを抑制することができる。なお、超延伸シートSSは、溶断ではなく、切断された後に切断面が溶かされることにより形成されてもよい。
【0029】
超延伸シートSSが溶かされた後に固まることにより溶融部MPが形成される。天地方向HDにおける超延伸シートSSの一端Eaおよび他端Ebの各々に溶融部MPが設けられている。また、天地方向HDにおける第1シートS1および第2シートS2の両端にも溶融部MPが設けられている。
【0030】
超延伸シートSSは、一端Eaおよび他端Ebの各々に設けられた溶融部MPの間に挟まれた中央部CPを含んでいる。中央部CPは、溶断されたときに溶融されていない。溶融部MPにおける超延伸シートSSの密度は、中央部CPにおける超延伸シートSSの密度よりも大きい。一端Eaに設けられた溶融部MPは一端Eaから中央部CPまで設けられている。他端Ebに設けられた溶融部MPは他端Ebから中央部CPまで設けられている。つまり、一端Eaおよび他端Ebの各々設けられた溶融部MPは天地方向HDに厚みを有している。
【0031】
形状保持部材40は、上面40aと、下面40bと、溶着面40cと、正面40dとを有している。溶融部MPは上面40aおよび下面40bの各々の全面に設けられていてもよい。また、溶融部MPは溶着面40cおよび正面40dの上端および下端に設けられていてもよい。
【0032】
次に、図5を参照して、内容物10が収納部30に収納された状態における包装体1の構成について説明する。この状態では、包装体1は、収納部30に収納された内容物10をさらに備えている。内容物10が収納部30に収納された状態において、シール予定部23では、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁の他部がシールされている。シール予定部23では、具体的には、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12は互いに熱溶着によりシールされていてもよい。これにより、全ての周縁部20がシールされている。したがって、内容物10が収納部30に収納された状態において収納部30は密閉されている。
【0033】
次に、図6および図7を参照して、包装体1が開口予定部50で開口された状態における包装体1の構成について説明する。この包装体1が開口予定部50で開口された状態では、包装体1の天地方向HDにおいて開口よりも上端側の第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の部分は切り取られている。この状態では、図5に示された状態と同様に、包装体1は、収納部30に収納された内容物10をさらに備えている。開口予定部50は、包装体1の外部と収納部30とを連通するように開口している。
【0034】
図6に示されるように、包装体1の使用者によって、切り込みCUから包装体1の幅方向WDに第1側面フィルム11および第2側面フィルム12が切断されることにより包装体1が開口予定部50で開口される。
【0035】
続いて、図7に示されるように、包装体1が開口予定部50で開口された後に、包装体1の使用者によって、図7中矢印Aで示されるように、形状保持部材40が第2側面フィルム12と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。これにより、形状保持部材40が取り付けられた第1側面フィルム11は、形状保持部材40の形状にあわせて第2側面フィルム12と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。このとき、図7中矢印Bで示されるように、包装体1の天地方向HDの上端において、周縁シール部21は、包装体1の幅方向WDにおける両端が互いに近づくように変形される。これにより、図7中矢印Cで示されるように、開口を構成する第2側面フィルム12は、第1側面フィルム11が湾曲する方向に対して反対側に湾曲する。このようにして開口が拡げられる。そして、この開口が拡げられた状態で形状保持部材40が形状を保持することにより、包装体1の天地方向HDの上端に設けられた開口の形状が保持される。このようにし、開口が拡げられた状態が保持される。
【0036】
次に、本実施の形態に係る包装体の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る包装体1によれば、形状保持部材40は、開口予定部50と底シール部22との間に配置されており、かつ包装体1の幅方向WDに延在する超延伸シートSSを含んでいる。超延伸シートSSの分子配向方向は、包装体1の幅方向WDに沿っている。超延伸シートSSは、分子配向方向に沿う折り曲げ線を中心としては屈曲することが容易であり、分子配向方向に交差する折り曲げ線を中心としては屈曲することが困難であるとともに屈曲された状態で形状を保持することが可能である。したがって、超延伸シートSSは、第1側面フィルム11と第2側面フィルム12とが向かい合う方向に屈曲させた状態で形状を保持することが可能である。このため、超延伸シートSSの形状にあわせて第1側面フィルム11および第2側面フィルム12を変形させた状態で形状を保持することが可能である。このようにして、包装体1が開口予定部50で開口されたときに、形状保持部材40によって開口が拡げられた状態を保持することができる。したがって、開口から内容物10を取り出すことが容易となる。また、収納部30への食器の出し入れを簡単に行うことが可能となる。
【0037】
さらに、天地方向HDにおける超延伸シートSSの一端Eaおよび他端Ebの各々に溶融部MPが設けられている。このため、超延伸シートSSの一端Eaおよび他端Ebの各々から超延伸シートSSのカスが発生することを抑制することができる。これにより、このカスが内容物10に混入することを抑制することができる。
【0038】
また、形状保持部材40は、第1側面フィルム11と第2側面フィルム12との間に配置されている。このため、第1側面フィルム11と第2側面フィルム12とを互いにシールするときに、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12に形状保持部材40を一緒に取り付けることができる。したがって、包装体1の生産性を向上させることができる。また、形状保持部材40は包装体1の内側に配置されているため、包装体1の外側に付される絵柄への影響を抑制することができる。
【0039】
本実施の形態に係る包装体1によれば、形状保持部材40は包装体1の幅方向WDの両端にわたって連続して配置されている。このため、第1側面フィルム11に取り付けられた形状保持部材40が第2側面フィルム12と反対側に湾曲されることにより、形状保持部材の40の剛性によって第2側面フィルム12が第1側面フィルム11と反対側に湾曲する。これにより、包装体1を開口させることが容易となる。また、包装体1の幅方向WDの中央を湾曲させることにより包装体1の幅方向WDの両端にわたって包装体1を開口させることが容易となる。
【0040】
本実施の形態に係る包装体1によれば、一端Eaに設けられた溶融部MPは一端Eaから中央部CPまで設けられており、他端Ebに設けられた溶融部MPは他端Ebから中央部CPまで設けられている。このため、天地方向HDに溶融部MPは厚みを有しているため、超延伸シートSSの一端Eaおよび他端Ebの各々から超延伸シートSSのカスが発生することを効果的に抑制することができる。これにより、このカスが内容物10に混入することを効果的に抑制することができる。
【0041】
本実施の形態に係る包装体1によれば、内容物10が収納部30に収納された状態において、シール予定部23では、第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の互いの周縁の他部がシールされている。このため、内容物10が収納部30に収納された状態において、収納部30を密閉することができる。
【0042】
本実施の形態に係る包装体1によれば、開口予定部50は、包装体1の外部と収納部30とを連通するように開口している。このため、開口予定部50が開口した状態において、開口が拡げられた状態を形状保持部材40によって保持することができる。
【0043】
(実施の形態2)
図8を参照して、本発明の実施の形態2に係る包装体1の構成について説明する。図8は、実施の形態1の図2に対応する図である。本実施の形態2に係る包装体1では、形状保持部材40が第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の両方に取り付けられている。本実施の形態に係る形状保持部材40は、第1部材41および第2部材42を含んでいる。第1部材41および第2部材42の各々は実施の形態1の形状保持部材40と同様の構成を備えている。第1部材41は第1側面フィルム11に取り付けられている。第2部材42は第2側面フィルム12に取り付けられている。第1部材41は、第2部材42と向かい合うように配置されている。包装体1の天地方向HDにおいて、第1部材41は、第2部材42と同じ位置に配置されていてもよい。
【0044】
次に、図9を参照して、内容物10が収納部30に収納された状態における包装体1の構成について説明する。この状態では、包装体1は、収納部30に収納された内容物10をさらに備えている。
【0045】
次に、図10および図11を参照して、包装体1が開口予定部50で開口された状態における包装体1の構成について説明する。この状態では、図5に示された状態と同様に、包装体1は、収納部30に収納された内容物10をさらに備えている。そして、開口予定部50は、包装体1の外部と収納部30とを連通するように開口している。
【0046】
図10に示されるように、包装体1の使用者によって、切り込みCUから包装体1の幅方向WDに第1側面フィルム11および第2側面フィルム12が切断されることにより包装体1が開口予定部50で開口される。
【0047】
続いて、図11に示されるように、包装体1が開口予定部50で開口された後に、包装体1の使用者によって、図11中矢印Aで示されるように、第1部材41が第2側面フィルム12と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。これにより、第1部材41が取り付けられた第1側面フィルム11は、第1部材41の形状にあわせて第2側面フィルム12と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。
【0048】
また、図11中矢印Cで示されるように、包装体1の使用者によって、図11中矢印Cで示されるように、第2部材42が第1側面フィルム11と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。これにより、第2部材42が取り付けられた第2側面フィルム12は、第2部材42が取り付けられた第2側面フィルム12は、第2部材42の形状にあわせて第1側面フィルム11と反対側に突出するように湾曲した状態に変形される。このとき、図11中矢印Bで示されるように、包装体1の天地方向HDの上端において、周縁シール部21は、包装体1の幅方向WDにおける両端が互いに近づくように変形される。このようにして開口が拡げられる。そして、この開口が拡げられた状態で形状保持部材40が形状を保持することにより、包装体1の天地方向HDの上端に設けられた開口の形状が保持される。このようにし、開口が拡げられた状態が保持される。
【0049】
本実施の形態に係る包装体1によれば、形状保持部材40は、第1側面フィルム11が取り付けられた第1部材41および第2側面フィルム12が取り付けられた第2部材42を含んでいる。したがって、第1部材41の形状にあわせて第1側面フィルム11を変形させた状態で保持することができ、第2部材42の形状にあわせて第2側面フィルム12を変形させた状態で保持することができる。このため、包装体1が開口予定部50で開口されたときに、第1部材41および第2部材42によって開口が拡げられた状態を保持することができる。
【0050】
(実施の形態3)
図12および図13を参照して、本発明の実施の形態3に係る包装体1の構成について説明する。本実施の形態3に係る包装体1では、形状保持部材40が第1側面フィルム11および第2側面フィルム12の両方に異なる高さ位置で取り付けられている。
【0051】
本実施の形態に係る形状保持部材40は、第1部材41および第2部材42を含んでいる。第1部材41および第2部材42の各々は実施の形態1の形状保持部材40と同様の構成を備えている。第1部材41は第1側面フィルム11に取り付けられている。第2部材42は第2側面フィルム12に取り付けられている。包装体1の天地方向HDにおいて、第1部材41は、第2部材42とずれている。つまり、包装体1の天地方向HDにおいて、第1部材41は、第2部材42と重ならないように配置されている。言い換えれば、第1部材41は第2部材42と対向しないように配置されている。
【0052】
本実施の形態に係る包装体1によれば、形状保持部材40は、第1側面フィルム11が取り付けられた第1部材41および第2側面フィルム12が取り付けられた第2部材42を含んでいる。したがって、第1部材41の形状にあわせて第1側面フィルム11を変形させた状態で保持することができ、第2部材42の形状にあわせて第2側面フィルム12を変形させた状態で保持することができる。このため、包装体1が開口予定部50で開口されたときに、第1部材41および第2部材42によって開口が拡げられた状態を保持することができる。
【0053】
さらに、包装体1の天地方向HDにおいて、第1部材41は、第2部材42とずれている。このため、包装体1の天地方向HDにおいて、第1部材41が第2部材42と同じ高さ位置に配置されている場合に比べて、包装体1の厚みが薄くなるため、包装体1をシールすることが容易となる。したがって、包装体1の製造が容易となる。
【0054】
(実施の形態4)
図14を参照して、本発明の実施の形態4に係る包装体1の構成について説明する。本実施の形態に係る包装体1は、実施の形態1に係る包装体1に比べて、包装体1の外形が主に異なっている。具体的には、包装体1の幅方向WDの両端の形状が主に異なっている。
【0055】
包装体1は、包装体1の天地方向HDにおいて下端から上端に向かって包装体1の幅方向WDの幅が大きくなるように構成されている。すなわち、包装体1は、包装体1の天地方向HDにおいて下端から上端に向かって包装体1の幅方向WDの寸法が大きくなるテーパ形状を有している。また収納部30も包装体1の天地方向HDにおいて下端から上端に向かって包装体1の幅方向WDの幅が大きくなるように構成されている。したがって、収納部30の包装体1の幅方向WDの断面における断面積は、包装体1の天地方向HDにおいて下端から開口に向かって大きくなる。
【0056】
本実施の形態に係る包装体1によれば、包装体1は、包装体1の天地方向HDにおいて下端から上端に向かって包装体1の幅方向WDの寸法が大きくなるテーパ形状を有しているため、開口が拡げられた状態でより安定する。
【0057】
なお、上記の実施の形態1~4は適宜組み合わせることができる。
【実施例
【0058】
以下、本発明の実施例について比較例と対比して説明する。なお、特に言及しない限り、実施例および比較例は、上記の実施の形態1~4のいずれかの包装体と同様の構成を備えている。
【0059】
実施例1~2および比較例1~2の各々の包装体を用いて、比較官能評価を実施した。実施例1~3は本発明の実施例である。比較例1~2は、本発明の実施例に対する比較例である。実施例1~2および比較例1~2の各々の包装体は、第1側面フィルムと、第2側面フィルムと、底フィルムとを有するスタンディングパウチである。実施例1~2および比較例1~2の各々の内容物は、焼き飯である。実施例1~2および比較例1~2の包装体では、包装体を外部と収納部とを連通するように開口させた状態で比較官能評価を行った。
【0060】
実施例1~2および比較例1~2の各々の包装体は天地方向において下端から上端に向かって包装体の幅方向の寸法が大きくなるテーパ形状を有している。実施例1~2および比較例1~2の各々の包装体の収納部には内容物が収納されている。実施例1~2および比較例1~2の各々の包装体の天地方向の全長は120mmであり、包装体の上端での幅方向の全幅は190mmであり、包装体の下端での幅方向の全幅は170mmである。
【0061】
第1側面フィルム、第2側面フィルムおよび底フィルムの各々は、シールされる側からリニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)、ナイロン(NY)、透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)の各層がシールされる側から重ねられた3層構造を有している。また、これらの各層の厚みは、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)が100μmであり、ナイロン(NY)が25μmであり、透明蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)が12μmである。
【0062】
形状保持部材の第1シート、超延伸シート、第2シートの各々は、シールされる側から、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)の各層が重ねられた3層構造を有している。また、これらの厚みは、例えば、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)が200μmであり、リニアローデンシティポリエチレン(LLDPE)が30μmである。
【0063】
実施例1~2の各々の包装体では、形状保持部材の超延伸シートの一端および他端の各々に溶融部が設けられている。実施例1の包装体では、第1側面フィルムまたは第2側面フィルムの片方に形状保持部材が取り付けられている。実施例2の包装体では、第1側面フィルムおよび第2フィルムの両方に形状保持部材が取り付けられている。
【0064】
比較例1~2の各々の包装体では、形状保持部材の超延伸シートの一端および他端の各々に溶融部が設けられていない。比較例1の包装体では、第1側面フィルムまたは第2側面フィルムの片方に形状保持部材が取り付けられている。比較例2の包装体では、第1側面フィルムおよび第2フィルムの両方に形状保持部材が取り付けられている。
【0065】
比較官能評価の結果を表1に示す。表1に示されるように、比較官能評価では、開口性、廃棄のし易さ、中身の取出し易さ、衛生性、総合評価の各々を評価した。開口性は、開口予定部の開口のし易さである。廃棄のし易さは、包装体の廃棄のし易さである。中身の取出し易さは、内容物の取出し易さである。衛生性は、ハイデンシティポリエチレン(HDPE)のカスの内容物への混入のし難さである。総合評価は、開口性、廃棄のし易さ、中身の取出し易さ、衛生性の平均値である。これらの評価は数字1~5を用いて5段階で評価した。具体的には、最も悪い場合には1とし、最も良い場合には5とし、中間は3として評価した。評価者は5人とした。評価の数値は5人の平均値とした。
【0066】
【表1】
【0067】
比較官能評価の結果、実施例1~2の各々は比較例1~2の各々よりも衛生性の評価が高くなった。したがって、実施例1~2の各々は比較例1~2の各々に比べてハイデンシティポリエチレン(HDPE)のカスが内容物へ混入し難いことがわかった。なお、実施例1~2の各々は比較例1~2の各々よりも総合評価が高くなった。また、実施例2は実施例1よりも開口性の評価が高くなった。したがって、実施例2は実施例1よりも開口予定部を開口させやすいことがわかった。
【0068】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
【符号の説明】
【0069】
1 包装体、10 内容物、11 第1側面フィルム、12 第2側面フィルム、13 底フィルム、20 周縁部、21 周縁シール部、22 底シール部、23 シール予定部、30 収納部、40 形状保持部材、41 第1部材、42 第2部材、50 開口予定部、Ea 一端、Eb 他端、CP 中央部、HD 天地方向、MP 溶融部、S1 第1シート、S2 第2シート、SS 超延伸シート、WD 幅方向。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14