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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-01
(45)【発行日】2022-08-09
(54)【発明の名称】浴室システム
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/46 20180101AFI20220802BHJP
   F24F 11/56 20180101ALI20220802BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20220802BHJP
【FI】
F24F11/46
F24F11/56
H04Q9/00 301B
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018128628
(22)【出願日】2018-07-05
(65)【公開番号】P2020008208
(43)【公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(72)【発明者】
【氏名】高橋 要
(72)【発明者】
【氏名】七搦 寛
(72)【発明者】
【氏名】松本 健志
(72)【発明者】
【氏名】草場 勇介
【審査官】村山 美保
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-081241(JP,A)
【文献】特開2016-072761(JP,A)
【文献】特開2015-040653(JP,A)
【文献】特開2003-134576(JP,A)
【文献】特開2006-010139(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0301123(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 11/46
F24F 11/56
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴室及び洗面所の少なくともいずれかに設けられる複数の機能ユニットと、
前記複数の機能ユニットを動作させるリモコンと、
前記リモコンに供給される電源の有無を判断する判断部と、を備え、
前記複数の機能ユニットは、前記リモコンと有線接続され、前記リモコンに電源を供給するメイン機能ユニットと、前記メイン機能ユニットと異なる箇所から電源が供給されるサブ機能ユニットと、を有し、
前記判断部は、前記リモコンに供給される電源が「無」であることを判断すると、その電源判断情報に基づいて、前記サブ機能ユニットの動作を停止させることを特徴とする浴室システム。
【請求項2】
前記判断部は、前記メイン機能ユニットから前記リモコンへの電源供給値が所定値を下回った場合に前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
【請求項3】
前記判断部は、前記メイン機能ユニットから前記リモコンへ送信される信号の状態が異常状態であることを検知すると、前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
【請求項4】
前記判断部は、前記リモコンに設けられることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の浴室システム。
【請求項5】
前記判断部は、前記メイン機能ユニットに供給される電源供給値が所定値を下回った場合に前記リモコンに供給される電源供給が「無」と判断することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
【請求項6】
前記判断部は、前記メイン機能ユニットに設けられることを特徴とする請求項5記載の浴室システム。
【請求項7】
前記判断部は、前記リモコンから前記サブ機能ユニットへ送信される信号の状態が異常状態であることを検知すると、前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
【請求項8】
前記判断手段は、前記サブ機能ユニットに設けられることを特徴とする請求項7記載の浴室システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、浴室システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、浴室や洗面所等で使用される複数の機能ユニットを1つの共通のリモコンで操作可能なように構成された浴室システムが知られている。(特許文献1)
これにより、複数の機能ユニットに対して、それぞれリモコンを設けることが不要となり、使用者の使い勝手を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-374222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような浴室システムでは、リモコンは、所定の機能ユニットと有線接続され、その有線接続された所定の機能ユニットから電源が供給されるようになっている。
しかしながら、例えば、リモコンへ電源供給する所定の機能ユニットのブレーカが落ち、リモコンへの電源供給が断たれると、リモコンが操作不能となる。その場合、使用者は、リモコンを使い、所定の機能ユニット以外の動作中の機能ユニットを停止させることができず、無駄な電力が消費される恐れがある。
この問題を解決するため、使用者が停止させたい機能ユニットを直接操作し、機能ユニットの動作を停止させることも考えられる。しかし、機能ユニットは、浴室や洗面所等の天井及び天井付近の壁面に設置される。そのため、使用者が機能ユニットを直接操作することは、使用者にとって大きな負荷になる恐れがある。
【0005】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、機能ユニットの無駄な電力消費を抑制でき、かつ、使用者にとって使い勝手のよい浴室システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、浴室及び洗面所の少なくともいずれかに設けられる複数の機能ユニットと、前記複数の機能ユニットを動作させるリモコンと、前記リモコンに供給される電源の有無を判断する判断部と、を備え、前記複数の機能ユニットは、前記リモコンと有線接続され、前記リモコンに電源を供給するメイン機能ユニットと、前記メイン機能ユニットと異なる箇所から電源が供給されるサブ機能ユニットと、を有し、前記判断部は、前記リモコンに供給される電源が「無」であることを判断すると、その電源判断情報に基づいて、前記サブ機能ユニットの動作を停止させることを特徴とする浴室システムである。
【0007】
この浴室システムによれば、例えば、メイン機能ユニットのブレーカが落ち、リモコンが操作不能になるような場合に、サブ機能ユニットを自動で停止させておくことができるため、無駄な電力消費を抑制することができる。
また、リモコンが操作不能になった場合に、サブ機能ユニットを停止させるために、使用者が、浴室または洗面所に設けられたサブ機能ユニットを直接操作する必要もないため、使用者にとって使い勝手がよい。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記判断部は、前記メインユニットから前記リモコンへの電源供給値が所定値を下回った場合に前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする浴室システムである。
【0009】
この浴室システムによれば、判断部が、リモコンに供給される電源の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、前記判断部は、前記メイン機能ユニットから前記リモコンへ送信される信号の状態が異常状態であることを検知すると、前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする浴室システムである。
【0011】
この浴室システムによれば、電源自身のノイズ等に影響されず、判断部が、電源供給の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0012】
第4の発明は、第2又は3の発明において、前記判断部は、前記リモコンに設けられることを特徴とする浴室システムである。
【0013】
この浴室システムによれば、判断部を別部材として設ける必要がなく、浴室システムの配線等を簡略化することができる。
【0014】
第5の発明は、第1の発明において、前記判断部は、前記メインにユニットに供給される電源供給値が所定値を下回った場合に前記リモコンに供給される電源供給が「無」と判断することを特徴とする浴室システムである。
【0015】
この浴室システムによれば、リモコンに電源供給するメインにユニット自身への電源供給が完全に断たれる前に、判断部での電源供給の有無の判断を確実に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0016】
第6の発明は、第5の発明において、前記判断部は、前記メイン機能ユニットに設けられることを特徴とする浴室システムである。
【0017】
この浴室システムによれば、判断部を別部材として設ける必要がなく、浴室システムの配線等を簡略化することができる。
【0018】
第7の発明は、第1の発明において、前記判断部は、前記リモコンから前記サブ機能ユニットへ送信される信号の状態が異常状態であることを検知すると、前記リモコンに供給される電源が「無」と判断することを特徴とする浴室システムである。
【0019】
この浴室システムによれば、電源自身のノイズ等に影響されず、判断部380でリモコン30への電源供給の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0020】
第8の発明は、第7の発明において、前記判断手段は、前記サブ機能ユニットに設けられることを特徴とする浴室システムである。
【0021】
この浴室システムによれば、判断部がリモコンに供給される電源が「無」と判断した際に、リモコンからサブ機能ユニットへの停止信号の受信の有無に関わらず、サブ機能ユニットが自動で停止するようにでき、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明の態様によれば、機能ユニットの無駄な電力消費を抑制でき、かつ、使用者にとって使い勝手のよい浴室システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】第1の実施形態に係る浴室システムを例示する斜視図である。
図2】第1の実施形態に係る通信ハブを例示する斜視図である。
図3】第1の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図4】第1の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図5】第2の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図6】第2の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図7】第3の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図8】第3の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、第1の実施形態に係る浴室システムを例示する斜視図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る浴室システム10は、第1~第4機能ユニット21~24と、リモコン30と、通信ハブ40と、第1配線51~54と、第2配線60と、判断部80と、を有する。
【0025】
浴室システム10は、例えば、浴室100及び洗面所110に設けられる。浴室100は、建築の浴室部105に設けられる。浴室100は、例えば、浴槽、洗い場床、壁パネル、及び天井パネルなどをユニット化した、いわゆるユニットバスやシステムバスである。浴室100の天井には、天井裏102に通じる点検口104が設けられている。洗面所110は、浴室部105に隣接する建築の洗面室部115に設けられる。洗面所110は、例えば、脱衣所であってもよい。
なお、第1機能ユニット21には、ブレーカ(不図示)から電源が供給されており、第2~第4機能ユニット22~24には、第1機能ユニット21とは異なるブレーカ(不図示)から電源が供給されている。
【0026】
第1~第4機能ユニット21~24は、それぞれ、浴室100及び洗面所110の少なくともいずれかに設けられる。第1~第4機能ユニット21~24は、例えば、浴室用の空調機器、浴槽掃除機器、浴室用の床掃除機器、洗面所用の空調機器、給湯器、浴槽の排水栓、浴室の照明、マッサージ機器、及び吐水装置などを含む。この例では、第1機能ユニット21は、浴室用の空調機器である。第2機能ユニット22は、浴槽掃除機器である。第3機能ユニット23は、浴室用の床掃除機器である。第4機能ユニット24は、洗面所用の空調機器である。
【0027】
浴室用の空調機器は、例えば、浴室100の天井に設けられる。浴室用の空調機器は、例えば、温風を吹き出して浴室100内を暖める暖房機能、風(例えば温風)を吹き出して浴室100内に吊るされた衣類等を乾燥させる乾燥機能、及び浴室100内を換気する換気機能の少なくともいずれかを有する。浴室用の空調機器は、例えば浴室換気暖房乾燥機である。浴室用の空調機器は、換気扇でもよい。
【0028】
浴槽掃除機器は、例えば、浴室100の内部に設けられた浴槽(不図示)内に設けられる。浴槽掃除機器は、例えば、浴槽の内壁に洗剤や水(湯)を散布する機器である。浴室用の床掃除機器は、例えば、浴室100の床(洗い場)に水や除菌水等を散布する機器である。
【0029】
洗面所用の空調機器は、例えば、洗面所110の壁面の上部に設けられる。洗面所用の空調機器は、例えば、温風を吹き出して洗面所110内を暖める暖房機能を有する。洗面所用の空調機器は、換気扇でもよい。
【0030】
給湯器は、例えば浴室100の外部に設けられ、浴槽や浴室100内の水栓装置に湯を供給する。排水栓は、浴槽に設けられる。排水栓が開くことで、浴槽内の水や湯が排出される。照明は、浴室100の例えば天井等に設けられる照明である。マッサージ機器は、例えば浴槽に設けられ、浴槽内の水(湯)に泡を発生させる気泡発生装置である。または、マッサージ機器は、浴槽内に水流を発生させる水流発生装置である。吐水装置は、例えば、浴槽内の使用者の肩に向けて湯を吐出する肩湯である。
【0031】
第1~第4機能ユニット21~24は、それぞれ、第1~第4機能ユニット21~24の動作を制御するための第1~第4制御部21a~24aを有する。この例では、第1~第3制御部21a~23aは、それぞれ、浴室100の天井裏102に設けられている。第4制御部24aは、洗面所110の壁面の上部に設けられた第4機能ユニット24(洗面所用の空調機器)の筐体の内部に設けられている。なお、図1では、第1~第3機能ユニット21~23の位置を、第1~第3制御部21a~23aで示しているが、第1~第3機能ユニット21~23の動作する本体は、浴室100内に設けられてもよい。
【0032】
リモコン30は、第1~第4機能ユニット21~24を動作させるリモコンである。リモコン30は、例えば、洗面所110(脱衣所)の壁面に設けられる。リモコン30は、通信ハブ40を介して、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aと接続されている。使用者は、リモコン30を操作することにより、第1~第4機能ユニット21~24の動作を操作することができる。
【0033】
リモコン30は、例えば、操作部32と、制御部34と、表示部36と、を有する。制御部34は、操作部32及び表示部36と接続されている。操作部32は、例えば、使用者が操作可能なボタンなどである。制御部34は、操作部32における使用者の操作に応じて、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aに制御信号を送信する。表示部36は、例えば、制御部34からの信号に応じて、第1~第4機能ユニット21~24の動作状態などを表示する。なお、表示部36は、LEDの点灯及び消灯などで第1~第4機能ユニット21~24の動作状態などを表示してもよいし、液晶画面などに第1~第4機能ユニット21~24の動作状態などを表示してもよい。
【0034】
判断部80は、リモコン30に設けられている。この判断部80は、リモコン30に供給される電源の有無を判断する。判断部80が、電源が「無」と判断すると、その電源判断情報に基づいて、第2~第4機能ユニット22~24の動作を停止させる。詳細については、後述する。
【0035】
通信ハブ40は、第1~第4機能ユニット21~24とリモコン30との間に設けられる。この例では、通信ハブ40は、浴室100の天井裏102に設けられている。通信ハブ40は、第1制御部21a、第2制御部21b、及び第3制御部21cよりも天井裏102の中央側に設けられている。
【0036】
第1配線51~54は、それぞれ、第1~第4機能ユニット21~24と通信ハブ40とを接続する。より具体的には、第1配線51~54は、それぞれ、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aと通信ハブ40とを接続する。つまり、第1配線51~54の一端は、それぞれ、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aに接続される。第1配線51~54の他端は、それぞれ、通信ハブ40に接続される。第1配線51~54は、浴室100の天井裏102において、互いに重ならないように配置される。また、第1配線51~54は、第2配線60と重ならないように配置される。
【0037】
第2配線60は、通信ハブ40とリモコン30とを接続する。より具体的には、第2配線60は、通信ハブ40とリモコン30の制御部34とを接続する。つまり、第2配線60の一端は、通信ハブ40に接続される。第2配線60の他端は、リモコン30の制御部34に接続される。第2配線60は、浴室100の天井裏102から、浴室100と浴室部105との間を通って、リモコン30の背面側(洗面所110の壁の裏側)からリモコン30に接続される。第2配線60は、浴室100の天井裏102において、第1配線51~54と重ならないように配置される。
【0038】
図2は、第1の実施形態に係る通信ハブを例示する斜視図である。
図2に示すように、通信ハブ40は、ケース46と、第1接続コネクタ部41~44と、第2接続コネクタ部45と、を有する。
【0039】
ケース46は、通信ハブ40の筐体である。ケース46は、例えば、略直方体状である。通信ハブ40は、例えば、ケース46の下面を浴室100の天井裏102に向けて配置される。ケース46の下面は、例えば、天井裏102に固定される。
【0040】
第1接続コネクタ部41~44は、第1配線51~54を接続するための接続部である。換言すれば、第1接続コネクタ部41~44は、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aと通信ハブ40とを接続するための接続部である。第1接続コネクタ部41~44は、例えば、ケース46の上面及び4つの側面のうちいずれかの面に設けられる。この例では、第1接続コネクタ部41~44は、ケース46の側面の1つに設けられている。
【0041】
第1接続コネクタ部41~44のそれぞれは、図1に示すように、例えば、浴室100の天井に設けられた点検口104に向けて設けられる。換言すれば、通信ハブ40は、第1接続コネクタ部41~44が点検口104に向くように浴室100の天井裏102に配置される。
【0042】
また、通信ハブ40は、第1接続コネクタ部41と他の第1接続コネクタ部42~44とを区別可能にしている。通信ハブ40は、例えば、第1接続コネクタ部41と他の第1接続コネクタ部42~44とを区別可能にする標識部47を有する。標識部47は、例えば、ケース46に表示される文字やイラストなどである。標識部47は、第1接続コネクタ部41の色が他の第1接続コネクタ部42~44の色と異なっていることを含む。なお、通信ハブ40には、第1接続コネクタ部41~44のそれぞれを区別可能な標識部47が設けられていてもよい。
【0043】
第2接続コネクタ部45は、第2配線60を接続するための接続部である。換言すれば、第2接続コネクタ部45は、リモコン30と通信ハブ40とを接続するための接続部である。第2接続コネクタ部45は、例えば、ケース46の上面及び4つの側面のうちいずれかの面に設けられる。この例では、第2接続コネクタ部45は、ケース46の側面の1つに設けられている。また、この例では、第2接続コネクタ部45は、第1接続コネクタ部41~44が設けられた面と同じ面に設けられている。つまり、第2接続コネクタ部45は、第1接続コネクタ部41~44と同じ方向に向けて設けられている。
【0044】
また、この例では、第2接続コネクタ部45は、横方向に一列に並ぶように配置された第1接続コネクタ部41~44に並ぶように配置されている。第2接続コネクタ部45の配置は、これに限定されず、任意の配置とすることができる。なお、通信ハブ40には、第2接続コネクタ部45と第1接続コネクタ部41~44とを区別可能な標識部が設けられていてもよい。また、第2接続コネクタ部45の形状を第1接続コネクタ部41~44の形状と異なるものにすることで、第2接続コネクタ部45と第1接続コネクタ部41~44とを区別することもできる。
【0045】
なお、第1接続コネクタ部及び第2接続コネクタ部の数は、それぞれ、任意の数とすることができる。第1接続コネクタ部の数は、接続する機能ユニットの数に応じて適宜選択すればよい。第2接続コネクタ部の数は、例えば、1つである。
【0046】
図3は、第1の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図3に示すように、第1~第4機能ユニット21~24は、通信ハブ40を介して、リモコン30と接続されている。より具体的には、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aは、それぞれ、第1配線51~54を介して、通信ハブ40の第1接続コネクタ部41~44に接続されている。そして、リモコン30の制御部34は、第2配線60を介して、通信ハブ40の第2接続コネクタ部45に接続されている。
【0047】
リモコン30の制御部34は、リモコン30の操作部32及び表示部36と接続されている。また、リモコン30の制御部34は、判断部80と接続されている。使用者がリモコン30の操作部32を操作すると、リモコン30の制御部34から、第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aに対して、信号S1が送信される。信号S1は、第1~第4制御部21a~24aの少なくともいずれかに対する制御信号を含む。信号S1は、共通制御信号である。
なお、判断部80は、リモコン30と別体として独立して設けられてもよく、判断部80を介して第1機能ユニット21とリモコン30とが接続されるように構成されていてもよい。
【0048】
信号S1は、通信ハブ40を通じて、第1~第4制御部21a~24aのそれぞれに送信される。換言すれば、例えば、第1制御部21aに対する制御信号(第1機能ユニット21を動作させるための制御信号)が、第1制御部21aだけでなく、第2~第4制御部22a~24aにも送信される。第1~第4制御部21a~24aのそれぞれは、信号S1に応じて、第1~第4機能ユニット21~24の動作を制御する。
【0049】
このとき、例えば、第1~第4制御部21a~24aのそれぞれは、信号S1に自身が制御する機能ユニットを動作させるための制御信号が含まれるか否かを判断する。例えば、信号S1が第1制御部21aに対する制御信号である場合、第1制御部21aは、信号S1に第1機能ユニット21を動作させるための制御信号が含まれると判断し、第1機能ユニット21を動作させる。一方、第2~第4制御部22a~24aは、信号S1に第2~第4機能ユニット22~24を動作させるための制御信号が含まれないと判断し、第2~第4機能ユニット22~24を動作させない。
【0050】
また、第1~第4制御部21a~24aのそれぞれは、例えば、信号S1を受け取った後、リモコン30の制御部34に対して、信号S2を送信する。信号S2は、例えば、第1~第4機能ユニット21~24の少なくともいずれかの動作状態についての信号を含む。
【0051】
信号S2は、通信ハブ40を通じて、リモコン30の制御部34に送信される。このとき、例えば、第1制御部21aからの信号S2(第1機能ユニット21の動作状態についての信号)が、リモコン30の制御部34だけでなく、第2~第4制御部22a~24aにも送信される。リモコン30の制御部34は、例えば、信号S2に応じて、リモコン30の表示部36に第1機能ユニット21の動作状態を表示する。
【0052】
このように、通信ハブ40は、リモコン30の制御部34と第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aとを接続し、リモコン30の制御部34と第1~第4機能ユニット21~24の第1~第4制御部21a~24aとの間の信号S1及びS2による通信を仲介する。一方で、通信ハブ40は、例えば、リモコン30の制御部34及び第1~第4制御部21a~24aの制御には関与しない。
【0053】
なお、第1配線51~54の少なくとも1つの長さD1は、例えば、第2配線60の長さD2よりも短い。
【0054】
図4は、第1の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
図4に示すように、第1~第4制御部21a~24aと通信ハブ40とを接続する第1配線51~54、及び通信ハブ40とリモコン30の制御部34とを接続する第2配線60は、3芯のケーブルである。3芯のケーブルは、例えば、2本の電源線70a及び70bと、1本の信号線72と、を有する。例えば、電源線70aは、高電位側であり、電源線70bは、低電位側(例えば、グランド)である。
【0055】
第1~第4機能ユニット21~24の1つは、通信ハブ40を通じて、リモコン30に電源を供給可能である。この例では、第1機能ユニット21が、通信ハブ40を通じて、リモコン30に電源を供給している。第1機能ユニット21とリモコン30とは、導通されている。これにより、第1機能ユニット21からリモコン30に、例えば、DC12Vの電源が供給される。
【0056】
一方、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30とは、電気的に絶縁されている。より具体的には、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30との間には、絶縁部48a~48cが設けられている。絶縁部48a~48cは、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30とを電気的に絶縁した状態で、信号S1及び信号S2の送受信が可能に構成される。
【0057】
絶縁部48a~48cは、例えば、フォトカプラを有する。この例では、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30との間で双方向に通信するために、絶縁部48a~48cは、それぞれ2組のフォトカプラを有する。2組のフォトカプラのうちリモコン30側の発光素子及び受光素子には、第1配線51を介して、第1機能ユニット21から電源が供給される。2組のフォトカプラのうち第2~第4機能ユニット22~24側の発光素子及び受光素子には、第1配線52~54を介して、第2~第4機能ユニット22~24から電源が供給される。これらにより、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30とを電気的に絶縁した状態で、信号S1及び信号S2の送受信をすることができる。
【0058】
第1の実施形態において、第1機能ユニット21がメイン機能ユニットであり、第2~第4機能ユニット22~24がサブ機能ユニットである。
【0059】
ここで、判断部80が、電源が「無」と判断すると、電源判断情報がリモコン30の制御部34に送信される。
【0060】
具体的には、判断部80は、第1機能ユニット21からリモコン30に供給される電圧値(電源供給値)を検知している。判断部80は、その電圧値が所定以下となった場合に、リモコン30に供給される電源が「無」と判断し、その電源判断情報をリモコン30の制御部34に送信する。
なお、判断部80が電圧値でなく、電流値を検知して、電源の有無を判断してもよい。
【0061】
リモコン30の制御部34は、判断部80から電源判断情報を受信すると、第2~第4機能ユニット22~24の第2~第4制御部22a~24aに動作を停止させる停止信号を送信する。そして、第2~第4機能ユニット22~24の第2~第4制御部22a~24aが、停止信号を受信すると、動作中の第2~第4機能ユニット22~24の動作が停止する。
このように、判断部80は、リモコン30に供給される電源が「無」と判断すると、リモコン30を介して、第2~第4機能ユニット22~24の動作を停止させる。
【0062】
以上、説明したように、第1の実施形態においては、浴室及び洗面所の少なくともいずれかに設けられる第1~第4機能ユニット21~24(複数の機能ユニット)と、第1~第4機能ユニット21~24を動作させるリモコン30と、リモコン30に供給される電源の有無を判断する判断部80と、を備え、複数の機能ユニットは、リモコン30と有線接続され、30リモコンに電源を供給する
第1機能ユニット21(メイン機能ユニット)と、第1機能ユニット21と異なる箇所から電源が供給される第2~第4機能ユニット22~24(サブ機能ユニット)と、を有し、判断部80は、リモコン30に供給される電源が「無」であることを判断すると、その電源判断情報に基づいて、第2~第4機能ユニット22~24の動作を停止させる。
【0063】
これにより、例えば、第1機能ユニット21(メイン機能ユニット)のブレーカが落ち、リモコン30が操作不能になるような場合に、第2~第4機能ユニット22~24(サブ機能ユニット)を自動で停止させておくことできるため、無駄な電力消費を抑制することができる。
また、リモコン30が操作不能になった場合に、第2~第4機能ユニット22~24(サブ機能ユニット)を停止させるために、使用者が、浴室100または洗面所110に設けられた第2~第4機能ユニット22~24(サブ機能ユニット)を直接操作する必要もないため、使用者にとって使い勝手がよい。
【0064】
また、第1の実施形態においては、判断部80は、第1機能ユニット21(メイン機能ユニット)からリモコン30への電源供給値が所定値を下回った場合にリモコン30に供給される電源が「無」と判断する。
これにより、判断部80が、リモコンに供給される電源の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0065】
また、第1の実施形態においては、判断部80は、リモコン80に設けられる。
これにより、判断部80を別部材として設ける必要がなく、浴室システムの配線等を簡略化することができる。
【0066】
次に、第1の実施形態に係る浴室システムの変形例について説明する。変形例においては、第1の実施形態より変更した点のみの説明を行い、共通部分については、説明を省略する。
【0067】
第1の実施形態に係る浴室システムの変形例では、第1機能ユニット21の第1制御部21aは、信号S2(第1機能ユニット21の動作状態についての信号)を、リモコン30の制御部34からの信号S1(第1機能ユニット21を動作させるための制御信号)の受信の有無に関わらず、定期的に送信する。
【0068】
ここで、第1機能ユニット21の第1制御部21aから送信される信号S2は、リモコン30に供給される電源供給値が小さくなると、その信号の状態が通常よりも悪くなることが知られている。
【0069】
判断部80は、第1機能ユニット21からリモコン30へ送信される信号S2の状態を検知し、リモコン30に供給される電源が「無」と判断する。
具体的には、判断部80は、信号S2の信号強度が所定値以下である場合、異常状態を検知したとして、リモコン30に供給される電源が「無」と判断する。そして、判断部80は、その電源判断情報をリモコン30の制御部34に送信する。
なお、判断部80は、信号強度で異常状態を検知するのでなく、信号S2に含まれるノイズが所定値以上である場合、異常状態を検知したとしてもよい。
また、リモコン30に供給される電源の有無を判断するための専用信号を、第1機能ユニット21の第1制御部21aからリモコン30の制御部34に定期的に送信するようにしてもよい。
【0070】
以上、説明したように、第1の実施形態の変形例においては、判断部80は、第1機能ユニット21(メイン機能ユニット)からリモコン30へ送信される信号S2の状態が異常状態であることを検知すると、リモコン30に供給される電源が「無」と判断する。
これにより、電源自身のノイズ等に影響されず、判断部80が、電源供給の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0071】
次に、第2の実施形態に係る浴室システムについて説明を行う。
図5は、第2の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。図6は、第2の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の箇所には同一の符号を付与し、説明を省略する。
【0072】
図5、6に示すように、第2の実施形態に係る浴室システム10は、判断部280を有する。
判断部280は、第1機能ユニット21に設けられており、第1機能ユニット21の第1制御部21aに接続されている。
なお、判断部280は、第1機能ユニット21(メインにユニット)と別体として独立して設けられてもよく、判断部280を介してブレーカと第1機能ユニット21とが接続されるように構成されていてもよい。
【0073】
判断部280は、リモコン30に供給される電源の有無を判断する。判断部280が、リモコン30に供給される電源が「無」と判断すると、その電源判断情報に基づいて、第2~第4機能ユニット22~24の動作を停止させる。
【0074】
具体的には、判断部280は、ブレーカ(不図示)から第1機能ユニット21に供給される電圧値(電源供給値)を検知している。判断部280は、その電圧値が所定以下となった場合に、リモコン30に供給される電源が「無」と判断し、その電源判断情報を第1機能ユニット21の第1制御部21aに送信する。
なお、判断部280が電圧値でなく、電流値を検知して、電源の有無を判断してもよい。
第1機能ユニット21の第1制御部21aは、判断部280から電源判断情報を受信すると、リモコン30の制御部34に、その電源判断情報を送信する。
【0075】
リモコン30の制御部34は、第1機能ユニット21の第1制御部21aから電源判断情報を受信すると、第2~第4機能ユニット22~24の第2~第4制御部22a~24aに動作を停止させる停止信号を送信する。そして、第2~第4機能ユニット22~24の第2~第4制御部22a~24aが停止信号を受すると、動作中の第2~第4機能ユニット22~24の動作が停止する。
このように、判断部280は、リモコン30に供給される電源が「無」と判断すると、第1機能ユニット21を介して、第2~第4機能ユニット22~24の動作を停止させる。
【0076】
以上、説明したように、第2の実施形態においては、判断部280は、第1機能ユニット21(メインにユニット)に供給される電源供給値が所定値を下回った場合にリモコン30に供給される電源供給が「無」と判断する。
これにより、リモコン30に電源供給する第1機能ユニット21(メインにユニット)自身への電源供給が完全に断たれる前に、判断部280での電源供給の有無の判断を確実に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0077】
また、第2の実施形態においては、判断部280は、第1機能ユニット21(メインにユニット)に設けられる。
これにより、判断部280を別部材として設ける必要がなく、浴室システムの配線等を簡略化することができる。
【0078】
次に、第3の実施形態に係る浴室システムについて説明を行う。図7は、第3の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。図8は、第3の実施形態に係る浴室システムを例示するブロック図である。
第3の実施形態において、第1の実施形態と同様の箇所には同一の符号を付与し、説明を省略する。
【0079】
図7、8に示すように、第3の実施形態に係る浴室システム10は、判断部380を有する。
【0080】
判断部380は、第2機能ユニット22に設けられており、第2機能ユニット22の第2制御部22aと接続されている。
なお、判断部380は、第2機能ユニット22(サブ機能ユニット)と別体として独立して設けられてもよく、判断部380を介してリモコン30と第2機能ユニット22とが接続されるように構成されていてもよい。
また、判断部380は、第2機能ユニット22にのみ設けられているが、第3~4機能ユニット22~24にも設けられるようにしてもよい。
【0081】
この判断部380は、リモコン30に供給される電源の有無を判断する。判断部380は、リモコン30に供給される電源が「無」と判断すると、その電源判断情報に基づいて、第2機能ユニット22の動作を停止させる。
【0082】
ここで、リモコン30の制御部34は、第2機能ユニット21の第2制御部22aに、信号S1(第2機能ユニット22の動作状態を確認する信号)を定期的に送信する。
リモコン30から送信される信号S21は、リモコン30に供給される電源供給値が小さくなると、その信号の状態が通常よりも悪くなることが知られている。
【0083】
判断部380は、信号S1の信号強度が所定値以下である場合、異常状態を検知したとして、リモコン30に供給される電源が「無」と判断する。そして、判断部380は、電源判断情報を第2機能ユニット22の第2制御部22aに送信する。
換言すると、判断部380は、リモコン30から第2機能ユニット22へ送信される信号S1の状態を検知し、リモコン30に供給される電源の有無を判断する。
なお、判断部380は、信号強度で異常状態を判断するのでなく、信号S1に含まれるノイズが所定値以上である場合、異常状態と判断してもよい。
【0084】
第2機能ユニット22の第2制御部22aが、判断部380から電源判断情報を受信すると、動作中の第2機能ユニット22の動作が停止する。
このように、判断部380は、リモコン30に供給される電源が「無」と判断すると、第2機能ユニット22自身の第2制御部22aを介して、第2機能ユニット22の動作を停止させる。
【0085】
以上、説明したように、第3の実施形態においては、判断部380は、リモコン30から第2機能ユニット22(サブ機能ユニット)へ送信される信号S1の状態が異常状態であることを検知すると、リモコン30に供給される電源が「無」と判断する。
これにより、電源自身のノイズ等に影響されず、判断部380でリモコン30への電源供給の有無の判断をより正確に行うことができ、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0086】
また、第3の実施形態においては、判断部380は、第2機能ユニット22(サブ機能ユニット)に設けられる。
これにより、判断部380がリモコン30に供給される電源が「無」と判断した際に、リモコン30から第2機能ユニット22への停止信号の受信の有無に関わらず、第2機能ユニット22が自動で停止するようにでき、無駄な電力消費をより抑制することができる。
【0087】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室システムなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0088】
例えば、本実施形態において、通信ハブ40を介して、第1~第4機能ユニット21~24と、リモコン30とが、第1配線51~54及び第2配線60で接続されているが、通信ハブ40を介さず、第1~第4機能ユニット21~24とリモコン30とを配線で接続するようにしてもよい。
この場合、第1機能ユニット21とリモコン30とを導通した状態で、信号S1及び信号S2の送受信が可能に構成される。一方、第2~第4機能ユニット22~24とリモコン30とを電気的に絶縁した状態で、信号S1及び信号S2の送受信が可能に構成される。
【符号の説明】
【0089】
10、11 浴室システム、 21~24 第1~第4機能ユニット、 21a~24a第1~第4制御部、 30 リモコン、 32 操作部、 34 制御部、 36 表示部、 40 通信ハブ、 41~44 第1接続コネクタ部、 45 第2接続コネクタ部、 46 ケース、 47 標識部、 48a~48c 絶縁部、 51~54 第1配線、 60 第2配線、 70a、70b 電源線、 72 信号線、 100 浴室、 102天井裏、 104 点検口、 105 浴室部、 110 洗面所、 115 洗面室部、 80、280、380 判断部、 D1、D2 長さ、 S1、S2 信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8