(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-01
(45)【発行日】2022-08-09
(54)【発明の名称】映像通話の仲介装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体(Video Call Mediating Apparatus、Method and Computer Readable Recording Medium Thereof)
(51)【国際特許分類】
H04N 7/14 20060101AFI20220802BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20220802BHJP
【FI】
H04N7/14
H04M11/00 302
(21)【出願番号】P 2020121806
(22)【出願日】2020-07-16
【審査請求日】2020-12-04
(31)【優先権主張番号】10-2019-0091753
(32)【優先日】2019-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519130063
【氏名又は名称】ハイパーコネクト インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100210239
【氏名又は名称】富永 真太郎
(72)【発明者】
【氏名】サンギル アン
(72)【発明者】
【氏名】ビョン ジョン キム
【審査官】富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-088004(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2011-0080347(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0158784(US,A1)
【文献】特開2017-138948(JP,A)
【文献】特開平11-096229(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/14-7/15
H04N 21/00-21/858
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立する段階と、
前記第1端末機の使用者情報及び前記第2端末機の使用者情報を取得する段階と、
前記第1端末機の表示領域
の第1領域に前記第1端末機によって取得された映像、
前記表示領域の第2領域に前記第2端末機によって取得された映像及び前記第2端末機の使用者のプロフィール
を前記表示領域の第3領域に表示する段階と、
前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する段階、及び
前記選択入力の受信に対応して前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示する段階を含
み、前記第4領域は、少なくとも部分的に前記第3領域に重畳する、映像通話の仲介方法。
【請求項2】
前記第2端末機の表示領域に前記第2端末機によって取得された映像、前記第1端末機によって取得された映像及び前記第1端末機の使用者のプロフィールを表示する段階をさらに含む請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項3】
前記コンテンツは、各使用者が選択した1つ以上のイメージまたは動画を含む請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項4】
前記1つ以上のイメージまたは動画は、前記各使用者が予め決定した順序またはランダムな順序で表示される請求項3に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項5】
前記第4領域の大きさは、前記第3領域の大きさよりも大きい請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項6】
前記コンテンツの再生が完了すると、前記プロフィールの表示を終了するか、前記プロフィールを再び前記第3領域に表示する段階をさらに含む請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項7】
前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含む請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法を行うためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
複数の端末機から映像通話の仲介要請を受信する受信部と、
前記映像通話の仲介要請を送信した端末機の使用者に対応する使用者情報を取得する抽出部と、
前記複数の端末機のうち第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立し、前記第1端末機の表示領域
の第1領域に前記第1端末機によって取得された映像、
前記表示領域の第2領域に前記第2端末機によって取得された映像及び
前記表示領域の第3領域に前記第2端末機の使用者のプロフィール
を表示する制御部、及び
前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する入力部を含み、
前記制御部は、前記選択入力の受信に対応して前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示
し、前記第4領域は、少なくとも部分的に前記第3領域に重畳する、映像通話の仲介装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第2端末機の表示領域に前記第2端末機によって取得された映像、前記第1端末機によって取得された映像、及び前記第1端末機の使用者のプロフィールを表示する請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項11】
前記コンテンツは、各使用者が選択した1つ以上のイメージまたは動画を含む請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記1つ以上のイメージまたは動画を前記各使用者が予め決定した順序またはランダムな順序で表示する請求項11に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項13】
前記第4領域の大きさは、前記第3領域の大きさよりも大きい請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記コンテンツの再生が完了すると、前記プロフィールの表示を終了するか、前記プロフィールを再び前記第3領域に表示する請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項15】
前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含む請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項16】
前記コンテンツが前記第4領域に表示されている間に前記第1端末機により使用者入力を受信することに対応して、前記第4領域よりも大きい第5領域に前記コンテンツを表示する段階を更に含む、
請求項1に記載の映像通話の仲介方法。
【請求項17】
前記制御部は、前記コンテンツが前記第4領域に表示されている間に前記第1端末機により使用者入力を受信することに対応して、前記第4領域よりも大きい第5領域に前記コンテンツを表示するように更に構成されている、
請求項9に記載の映像通話の仲介装置。
【請求項18】
請求項16に記載の方法を実行するプログラムが記録された非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像通話の仲介装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。より具体的には、映像通話の画面に相手方使用者がアップロードしたコンテンツを同時に表示することにより、非知人間の映像通話でより円滑な対話を誘導することができる映像通話の仲介装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術が発展し、電子装置が小型化するに伴い、個人用端末機が一般消費者に広く普及している。特に最近では、スマートフォンまたはスマートタブレットのような携帯用個人端末機が広く普及している。
【0003】
ほとんどの携帯用個人端末機は、通信機能を備えており通信網に連結されて他の端末機とデータを送受信することができ、例えば、他の端末機と映像及び音声を送受信することができる。
【0004】
このような機能を用いて、複数の端末機の間に映像通話が行われることができ、映像通話プラットフォームに接続して映像通話サービスの提供を受ける場合、互いに知らない人の間に映像通話が行われることができる。
【0005】
非-知人間の映像通話が行われる場合には、自然な対話をするのが困難なときがあるが、適切な話題を見つけることができれば、より円滑な対話を期待することができる。
【0006】
ただし、既存の非-知人間の映像通話を提供するサービスでは、使用者に関する情報を提供するにあたり、その種類と数に制限があらざるを得なかったので、映像通話の使用者が相手方についての情報を取得するのに困難があった。
【0007】
従って、映像通話を行う使用者の使用者経験を損なうことなく、連結された相手方に関する情報を提供し、これにより、円滑な対話を誘導する方法が必要となった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、非知人間の映像通話で円滑な対話を誘導することができる映像通話の仲介装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介方法は、第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立する段階と、前記第1端末機の使用者情報及び前記第2端末機の使用者情報を取得する段階と、前記第1端末機の表示領域上に前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像及び前記第2端末機の使用者のプロフィールをそれぞれ第1~第3領域に表示する段階と、前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する段階及び前記選択入力の受信に対応して前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示する段階を含む。
【0010】
また、前記第2端末機の表示領域に前記第2端末機によって取得された映像、前記第1端末機によって取得された映像及び前記第1端末機の使用者のプロフィールを表示する段階をさらに含むことができる。
【0011】
また、前記コンテンツは、各使用者が選択した1つ以上のイメージまたは動画を含むことができ、前記1つ以上のイメージまたは動画は、前記各使用者が予め決定した順序またはランダムな順序で表示されることができる。
【0012】
また、前記第4領域の大きさは、前記第3領域の大きさよりも大きくあり得る。
【0013】
また、前記コンテンツの再生が完了すると、前記プロフィールの表示を終了するか、前記プロフィールを再び前記第3領域に表示する段階をさらに含むことができる。
【0014】
また、前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含むことができる。
【0015】
一方、本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介装置は、複数の端末機から映像通話の仲介要請を受信する受信部と、前記映像通話の仲介要請を送信した端末機の使用者に対応する使用者情報を取得する抽出部と、前記複数の端末機のうち第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立し、前記第1端末機の表示領域上に前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像及び前記第2端末機の使用者のプロフィールをそれぞれ第1~第3領域に表示する制御部及び前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する入力部を含み、前記制御部は、前記選択入力の受信に対応して前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示することができる。
【0016】
また、前記制御部は、前記第2端末機の表示領域に前記第2端末機によって取得された映像、前記第1端末機によって取得された映像、及び前記第1端末機の使用者のプロフィールを表示することができる。
【0017】
また、前記コンテンツは、各使用者が選択した1つ以上のイメージまたは動画を含むことができ、前記制御部は、前記1つ以上のイメージまたは動画を前記各使用者が予め決定した順序またはランダムな順序で表示することができる。
【0018】
また、前記第4領域の大きさは、前記第3領域の大きさよりも大きくあり得る。
【0019】
また、前記制御部は、前記コンテンツの再生が完了すると、前記プロフィールの表示を終了するか、前記プロフィールを再び前記第3領域に表示することができる。
【0020】
また、前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含むことができる。
【0021】
一方、本発明に係る映像通話の仲介方法を行うためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、非知人間の映像通話で円滑な対話を誘導することができる映像通話の仲介装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明に係る映像通話の仲介装置が動作する環境を概略的に示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介装置の構成を概略的に示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介方法を概略的に示すフローチャートである。
【
図4a】本発明の一実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図4b】本発明の一実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図5a】本発明の一実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図5b】本発明の一実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図6】本発明の他の実施形態に係る映像通話の仲介方法を概略的に示すフローチャートである。
【
図7a】本発明の他の実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図7b】本発明の他の実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【
図8】本発明のまた他の実施形態に係る映像通話の仲介方法を概略的に示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の利点及び特徴、そしてそれを達成する方法は、添付した図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現されることができ、単に本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにして、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同一の参照符号は、同一の構成要素を指す。
【0025】
「第1」または「第2」などが、様々な構成要素を記述するために使用されるが、このような構成要素は、前記のような用語によって制限されるものではない。前記のような用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されることができる。したがって、以下に言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもできる。
【0026】
本明細書で使用される用語は、実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文句で特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」または「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素または段階が1つ以上の他の構成要素または段階の存在または追加を排除しないという意味を内包する。
【0027】
別途の定義がなければ、本明細書で使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者に共通的に理解され得る意味で解釈されることができる。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、明白に特別に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0028】
図1は、本発明に係る映像通話の仲介装置が動作する環境を概略的に示す図である。
図1を参照すると、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300が動作する環境は、サーバ10及びサーバ10と互いに連結された第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300を含むことができる。説明の便宜のために、
図1では、3つの端末機、すなわち第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300だけを示しているが、3つよりさらに多数の端末機が含まれることができる。追加することができる端末機について、特に言及される説明を除いて、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300についての説明が適用されることができる。
【0029】
サーバ10は、通信網に連結されることができる。サーバ10は、前記通信網を介して外部の他の装置と互いに連結されることができる。サーバ10は、互いに連結された他の装置にデータを送信したり、前記他の装置からデータを受信することができる。
【0030】
サーバ10と連結された通信網は、有線通信網、無線通信網、または複合通信網を含むことができる。通信網は、3G、LTE、またはLTE-Aなどのような移動通信網を含むことができる。通信網は、ワイファイ(Wi-Fi)、UMTS/GPRS、またはイーサネット(Ethernet)などのような有線または無線通信網を含むことができる。通信網は、磁気セキュア伝送(MST,Magnetic Secure Transmission)、RFID(Radio Frequency Identification)、NFC(Near Field Communication)、ジグビー(ZigBee(登録商標))、Z-Wave、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、低電力ブルートゥース(BLE,Bluetooth Low Energy)、または赤外線通信(IR,InfraRed communication)などのような近距離通信網を含むことができる。通信網は、近距離ネットワーク(LAN,Local Area Network)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN,Metropolitan Area Network)、またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN,Wide Area Network)などを含むことができる。
【0031】
サーバ10は、通信網を介して第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうちの少なくとも1つと互いに連結されることができる。サーバ10が第1端末機100と互いに連結された場合、サーバ10は、第1端末機100と前記通信網を介して互いにデータを送受信することができる。サーバ10が第2端末機200と互いに連結された場合、サーバ10は、第2端末機200と前記通信網を介して互いにデータを送受信することができる。サーバ10が第3端末機300と互いに連結された場合、サーバ10は、第3端末機300と前記通信網を介して互いにデータを送受信することができる。
【0032】
サーバ10は、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうちの少なくとも1つからデータを受信することができる。サーバ10は、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうちの少なくとも1つから受信されたデータを用いて演算を行うことができる。サーバ10は、前記演算結果を第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうちの少なくとも1つに送信することができる。
【0033】
サーバ10は、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうち複数の端末機から映像通話の仲介要請を受信することができる。サーバ10は、仲介要請を送信した複数の端末を選択することができる。例えば、サーバ10は、第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のうちで第1端末機100及び第2端末機200を選択することができる。
【0034】
サーバ10は、前記選択された第1端末機100及び第2端末機200の間の映像通話の連結を仲介することができる。例えば、サーバ10は、第1端末機100についての連結情報を第2端末機200に送信することができる。他の例としては、サーバ10は、第2端末機200についての連結情報を第1端末機100に送信することができる。
【0035】
第1端末機100についての連結情報は、例えば、第1端末機100のIPアドレス及びポート(port)番号を含むことができる。第2端末機200についての連結情報を受信した第1端末機100は、前記受信された連結情報を用いて第2端末機200への連結を試みることができる。
【0036】
第1端末機100の第2端末機200への連結の試みまたは第2端末機200の第1端末機100への連結の試みが成功することによって、第1端末機100及び第2端末機200の間の映像通話セッションが確立されることができる。前記映像通話セッションを介して第1端末機100は、第2端末機200に映像または音を送信することができる。第1端末機100は、映像または音をデジタル信号にエンコードし、前記エンコードされた結果物を第2端末機200に送信することができる。
【0037】
また、前記映像通話セッションを介して第1端末機100は、第2端末機200から映像または音を受信することができる。第1端末機100は、デジタル信号にエンコードされた映像または音を受信し、前記受信された映像または音をデコードすることができる。
【0038】
前記映像通話セッションを介して第2端末機200は、第1端末機100に映像または音を送信することができる。また、前記映像通話セッションを介して第2端末機200は、第1端末機100から映像または音を受信することができる。これにより、第1端末機100の使用者及び第2端末機200の使用者は、互いに映像通話をすることができる。
【0039】
第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、スマートタブレット、スマートウォッチ、移動端末、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス(wearable device)、または携帯用電子機器などであり得る。第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300は、プログラムまたはアプリケーションを実行することができる。第1端末機100、第2端末機200、及び第3端末機300のそれぞれは、互いに同じ種類の装置であり得、互いに異なる種類の装置でもあり得る。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介装置の構成を概略的に示す図である。
【0041】
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介装置500は、受信部510、抽出部520、制御部530、及び入力部540を含む。受信部510は、複数の端末機から映像通話の仲介要請を受信する。前記複数の端末機は、
図1を参照して説明した端末機100、200、300と実質的に同じ動作を行うことができる。また、映像通話の仲介装置500は、
図1を参照して説明したサーバ10を用いて構成されることができる。
【0042】
受信部510は、前記複数の端末機から映像通話の仲介要請を受信し、前記映像通話の仲介要請を送信した端末機の間に映像通話セッションが確立されることができる。このとき、映像通話セッションが確立される端末機の使用者は、互いに相手方の連絡先を知っていることもあり得、互いに知らない間柄でもあり得る。
【0043】
抽出部520は、前記映像通話の仲介要請を送信した端末機の使用者に対応する使用者情報を取得する。前記使用者情報は、該当端末機から前記映像通話の仲介要請が送信されながら、映像通話の仲介装置500に共に送信されることができる。または、前記使用者情報は、映像通話の仲介装置500に予め保存されていることができる。したがって、映像通話の仲介装置500は、保存手段を含むことができる。
【0044】
前記使用者情報は、該当端末機の使用者のニックネーム(nickname)、プロフィール(profile)写真などを含むことができる。また、前記使用者情報は、映像通話の仲介装置500を介して提供される映像通話サービスに加入するときに使用者が入力した情報を意味するものと理解することができる。すなわち、抽出部520が取得する前記使用者情報は。前記映像通話サービスを用いる使用者が提供したすべての情報を含むことができる。
【0045】
制御部530は、前記複数の端末機のうち第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立する。前記第1端末機と第2端末機は、前記映像通話の仲介要請を送信した端末機に該当する。本明細書では、説明の便宜のために、前記第1端末機と第2端末機を例として使用するが、制御部530によって映像通話セッションが確立される端末機は、前記第1端末機及び第2端末機を含んで、さらに多く存在し得ることは、通常の技術者に自明であろう。
【0046】
前記第1端末機及び第2端末機の間に映像通話セッションが確立されると、制御部530は、前記第1端末機の表示領域上に前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像及び前記第2端末機の使用者のプロフィールをそれぞれ第1領域、第2領域、及び第3領域に表示する。
【0047】
前記第1端末機及び第2端末機は、カメラのような撮像装置(図示せず)を含むことができ、前記カメラは、端末機の前面もしくは後面、または前面と後面に配置することができる。例えば、前記第1端末機の前面カメラまたは後面カメラを介して取得された映像は、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第1領域に表示されることができる。
【0048】
同様に、前記第2端末機の前面カメラまたは後面カメラを介して取得された映像は、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第2領域に表示されることができる。また、前記第2端末機の使用者のプロフィールは、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第3領域に表示される。一方、前記第1~第3領域は、互いに重畳したり、重畳しないことがある。
【0049】
一実施形態において、前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像は、それぞれ前記第1端末機と前記第2端末機に保存されている映像であり得る。このような場合、前記第1端末機及び第2端末機に備えられる撮像装置によって取得される映像ではない、すでに保存されているイメージまたは映像が、前記第1領域または前記第2領域に表示されることができる。
【0050】
入力部540は、前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する。前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含むことができ、前記第2端末機の使用者のプロフィールが表示される前記第3領域を選択する入力であり得る。
【0051】
制御部530は、前記選択入力の受信に対応して、前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示する。一実施形態において、前記第4領域は、前記第3領域に対応することができ、このとき、前記コンテンツは、前記使用者プロフィールが表示される領域に対応する領域に表示されることができる。または、前記第4領域は、前記第3領域を含む領域であり得、このとき、前記第3領域の形状と大きさは、前記第4領域の形状と大きさと互いに異なることができる。本明細書では、前記第3領域と第4領域の区分は、それぞれ使用者プロフィールが表示される領域と使用者のアップロードコンテンツが表示される領域を区分するためのものであって、前記第3領域と前記第4領域が実質的に同一に決定されることもできる。
【0052】
既存の一対一の映像通話は、相手方の姿と自分の姿を端末機を介して表示し、これと共に相手方のプロフィール情報、例えばプロフィール写真、ニックネームなどを表示することができた。本発明に係る映像通話の仲介装置500は、既存の一対一の映像通話で提供したり表示していた情報をはじめ相手方使用者がアップロードしたコンテンツを表示することができる。前記コンテンツは、一対一の映像通話が進行される途中に、同じ端末機の画面を介して表示されたり再生されることができる。
【0053】
例えば、複数のイメージと複数の動画をアップロードした使用者と一対一の映像通話を行う場合、相手方使用者のプロフィールまたは前記プロフィールが表示される前記第3領域を選択することによって、前記相手方使用者がアップロードしたコンテンツが表示されることができる。前記複数のイメージと複数の動画は、前記第4領域で所定の順序とおりに表示されることができる。前記所定の順序は、該当使用者が前記複数のイメージと複数の動画をアップロードした順序に対応することができるが、必ずしもこのような順序に本発明が制限されるものではない。
【0054】
一方、使用者がアップロードした動画は、該当動画の全体再生時間の間再生され、イメージは予め設定された時間の間表示されて、前記予め設定された時間が経過すると、次のコンテンツが表示されることができる。
【0055】
他の実施例において、動画再生が完了していない場合でも、使用者入力が受信される場合、次のコンテンツが表示されることができ、前記予め設定された時間が経過していない場合でも、使用者入力が受信されると、現在表示されているイメージの表示が中断され、次のコンテンツが表示されることができる。
【0056】
図3は、本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介方法を示すフローチャートである。
【0057】
図3を参照すると、本発明の一実施形態に係る映像通話の仲介方法は、第1端末機と第2端末機との間に映像通話セッションを確立する段階S110、前記第1端末機及び前記第2端末機の使用者情報を取得する段階S120、使用者プロフィールなどを表示する段階S130、プロフィール選択入力を受信する段階S140、及びコンテンツを再生する段階S150を含む。
【0058】
前記第1端末機と第2端末機は、前述の図面を参照して説明した第1端末機100及び第2端末機200と実質的に同じ構成を有するものと理解することができる。また、
図3を参照して説明される映像通話の仲介方法は、
図1を参照して説明したサーバ10または
図2を参照して説明した映像通話の仲介装置500を介して行われることができる。
【0059】
段階S110では、前記第1端末機と前記第2端末機との間に映像通話セッションを確立する。前記映像通話セッションは、
図2を参照して説明した制御部530により確立されることができ、前記第1端末機と前記第2端末機は、映像通話の仲介要請を送信した端末機に該当するものと理解することができる。本明細書では、説明の便宜のために前記第1端末機と第2端末機を例として使用するが、段階S110で映像通話セッションが確立される端末機は、前記第1端末機及び第2端末機を含んでさらに多く存在し得ることは、通常の技術者に自明であろう。すなわち、前記第1端末機及び第2端末機は、互いに異なる端末機であることを示すために使用する用語であって、特定の2つの端末機を意味しない。
【0060】
段階S120では、前記第1端末機の使用者情報及び前記第2端末機の使用者情報を取得する。すなわち、段階S120では、映像通話セッションを介して互いに連結された複数の端末機の使用者情報を取得する。段階S120で行われる使用者情報の取得は、段階S110で映像通話セッションが確立された後に行われることができるが、本発明は必ずしもこれに制限されるものではなく、前記映像通話セッションが確立される前でも行われることができる。このような場合、本発明に係る方法によって、映像通話を行うことができるすべての端末機に対して使用者情報を予め取得することができる。
【0061】
前記使用者情報は、該当端末機の使用者のニックネーム(nickname)、プロフィール(profile)写真などを含むことができる。また、前記使用者情報は、本発明に係る映像通話の仲介方法によって提供される映像通話サービスに加入するときに、使用者が入力した情報を意味するものと理解することができる。すなわち、段階S120で取得される前記使用者情報は、前記映像通話サービスを用いる使用者が提供したすべての情報を含むことができる。
【0062】
段階S130では、前記第1端末機の表示領域上に前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像及び前記第2端末機の使用者プロフィールをそれぞれ第1~第3領域に表示する。
【0063】
前記第1端末機及び第2端末機は、カメラのような撮像装置(図示せず)を含むことができ、前記カメラは、端末機の前面もしくは後面、または前面と後面に配置されることができる。例えば、前記第1端末機の前面カメラまたは後面カメラを介して取得された映像は、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第1領域に表示されることができる。
【0064】
同様に、前記第2端末機の前面カメラまたは後面カメラを介して取得された映像は、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第2領域に表示されることができる。また、前記第2端末機の使用者のプロフィールは、前記第1端末機の表示領域上に存在する前記第3領域に表示される。一方、前記第1~第3領域は、互いに重畳したり重畳しないことがある。
【0065】
一実施形態において、前記第1端末機によって取得された映像、前記第2端末機によって取得された映像は、それぞれ前記第1端末機と前記第2端末機に保存されている映像であり得る。このような場合、前記第1端末機及び第2端末機に備えられる撮像装置によって取得される映像でない、すでに保存されているイメージまたは映像が前記第1領域または前記第2領域に表示されることができる。
【0066】
段階S140では、前記第1端末機の使用者から前記第2端末機の使用者のプロフィールに対する選択入力を受信する。前記選択入力は、タッチ(touch)入力を含むことができ、前記第2端末機の使用者のプロフィールが表示される前記第3領域を選択する入力であり得る。
【0067】
段階S150では、前記選択入力の受信に対応して前記第1端末機の表示領域上の第4領域に前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを表示する。一実施形態において、前記第4領域は、前記第3領域に対応することができ、このとき前記コンテンツは、前記使用者プロフィールが表示される領域に対応する領域に表示されることができる。または、前記第4領域は、前記第3領域を含む領域であり得、このとき、前記第3領域の形状と大きさは、前記第4領域の形状と大きさと互いに異なることができる。本明細書では、前記第3領域と第4領域の区分は、それぞれ使用者プロフィールが表示される領域と使用者のアップロードコンテンツが表示される領域を区分するためのものであって、前記第3領域と前記第4領域が実質的に同一に決定されることもできる。
【0068】
既存の一対一の映像通話は、相手方の姿と自分の姿を端末機を介して表示し、これと共に相手方のプロフィール情報、例えばプロフィール写真、ニックネームなどを表示することができた。本発明に係る映像通話の仲介方法は、既存の一対一の映像通話で提供したり表示していた情報をはじめ、相手方使用者がアップロードしたコンテンツを表示することができる。前記コンテンツは、一対一の映像通話が進行される途中に、同じ端末機の画面を介して表示されたり再生されることができる。
【0069】
例えば、複数のイメージと複数の動画をアップロードした使用者と一対一の映像通話を行う場合、相手方使用者のプロフィールまたは前記プロフィールが表示される前記第3領域を選択することによって前記相手方使用者がアップロードしたコンテンツが表示されることができる。前記複数のイメージと複数の動画は、前記第4領域で所定の順序とおりに表示されることができる。前記所定の順序は、該当使用者が前記複数のイメージと複数の動画をアップロードした順序に対応することができるが、必ずしもこのような順序に本発明が制限されるものではない。
【0070】
一方、使用者がアップロードした動画は、該当動画の全体再生時間の間再生され、イメージは、予め設定された時間の間表示され、前記予め設定された時間が経過すると、次のコンテンツが表示されることができる。
【0071】
他の実施例において、動画再生が完了していない場合でも使用者入力が受信される場合、次のコンテンツが表示されることができ、前記予め設定された時間が経過していない場合でも使用者入力が受信されると、現在表示されているイメージの表示が中断され、次のコンテンツが表示されることができる。
【0072】
図4及び
図5は、本発明の一実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。
【0073】
図4及び
図5は、映像通話セッションが確立されて、2人の使用者間に行われる映像通話の画面を例示的に示し、説明の便宜のために第1使用者が使用する第1端末機に表示される画面を例として使用することにする。
【0074】
まず、
図4(a)を参照すると、表示領域を含む第1端末機が示される。前記表示領域は、第1~第3領域を含むことができるが、前記第1領域には、第1端末機を介して取得された映像が表示されることができる。
図4(a)では、前記第1端末機を介して、第1使用者の映像が取得されているものと理解することができる。
【0075】
一方、第2領域には、第2端末機を介して取得された映像が表示されることができ、
図4(a)では、前記第2端末機を介して第2使用者の映像が取得されているものと理解することができる。また、第3領域には、前記第2端末機の使用者のプロフィールが表示されることができる。前記第3領域に表示されるプロフィールは、前記第2端末機の使用者、すなわち第2使用者が直接選択してアップロードしたイメージであり得る。
【0076】
また、前記プロフィールイメージは、前記第2使用者が映像通話サービスに加入するときに、あるいはその後に使用者情報としてアップロードしたものと理解することができ、本発明に係る映像通話の仲介方法は、前記映像通話セッションが確立された後に、前記使用者情報を呼び込んで前記プロフィールイメージを表示することができる。または、前記映像通話セッションが確立される前に、前記第2使用者から映像通話の仲介要請が送信されると、前記使用者情報を呼び込むこともできる。
【0077】
図4(b)は、第1端末機の使用者、すなわち第1使用者から選択入力が受信された後に、第1端末機に表示される画面を例示的に示す。
図4(b)を参照すると、前記選択入力が受信されると、第4領域に前記第2使用者がアップロードしたコンテンツが表示されることができる。
【0078】
前記第4領域は、前記第3領域と区分される領域であって、前記第4領域は、前記第3領域を含むことができ、前記第4領域の形状と大きさは、前記第3領域の形状と大きさとは異なることができる。
【0079】
前記コンテンツは、各使用者が選択した1つ以上のイメージまたは動画を含むことができ、
図4(b)において、前記第4領域に表示されるコンテンツは、前記第2使用者がアップロードしたものであって、前記第2使用者以外の他の使用者は、前記コンテンツを介して前記第2使用者の関心事、趣味、性向などを予想することができる。
【0080】
一方、前記選択入力は、前記第3領域に対するタッチ(touch)入力であり得、タッチ入力を支援していないディスプレイ装置では、他の入力装置、例えばマウス、トラックボール、キーボードなどを介した前記第3領域に対する選択入力であり得る。
【0081】
前記第3領域に対する選択入力は、相手方使用者のプロフィールが表示される領域に対する選択入力であって、前記映像通話セッションが確立されて映像通話が進行される間に、相手方使用者がアップロードした様々なコンテンツを確認できるようにする。これにより、初めて会う人との映像通話を進行するとき、相手方の関心事、趣味、性向などを予想し、より自然な対話をすることができる契機が設けられることができる。
【0082】
同様に、前記第2端末機の表示領域には、前記第1使用者のプロフィールが表示され、前記第2使用者から前記第1使用者のプロフィールが表示される領域に対する選択入力が受信されると、前記第1使用者がアップロードしたイメージまたは動画などのコンテンツが表示されることができる。
【0083】
したがって、前記映像通話を行う2人の使用者が互いの関心事、趣味、性向などを把握することによって話題が提供され、自然な対話が誘導されることができる。
【0084】
図5は、前記第4領域に表示される使用者のアップロードコンテンツが時間の流れに沿って表示される様子を例示的に示す図である。
図5(a)は、第2使用者がアップロードしたコンテンツのうちの1つを例示的に示しており、その例として、自転車のイメージを示す。前記自転車のイメージは、スチールカット(still cut)であるか、動画(video)であり得る。
【0085】
一方、
図5を参照すると、前記第2使用者がアップロードしたコンテンツは、全部で3つであるものと理解することができる。この中で、前記自転車のイメージは、2番目に表示されるコンテンツであり得る。
【0086】
図5(b)に示される使用者のアップロードコンテンツは、前記自転車のイメージに続いて表示されるコンテンツ、すなわち3番目のコンテンツであり得、前記自転車のイメージと同様にスチールカットであるか、動画であり得る。
【0087】
前記使用者のアップロードコンテンツ、すなわち前記イメージまたは動画は、各使用者が予め決定した順序に従って表示されるか、ランダム(random)な順序で表示されることができる。また、前記使用者のアップロードコンテンツは、予め決定された時間の間表示され、前記予め決定された時間が経過すると、次のコンテンツが表示されることができる。または、相手方使用者が前記使用者のアップロードコンテンツを選択すると、次のコンテンツが表示される方法が適用されることができる。
【0088】
図6は、本発明の他の実施形態に係る映像通話の仲介方法を概略的に示すフローチャートである。
図6を参照すると、本発明の他の実施形態に係る映像通話の仲介方法は、第3領域にプロフィールを表示するか、プロフィール表示を終了する段階S160をさらに含む。
【0089】
段階S160では、段階S150でのコンテンツ再生が終了すると、段階S130で使用者プロフィールが前記第3領域に表示されるのと同様に、前記使用者プロフィールを前記第3領域に再び表示する。
図5(a)または
図5(b)に示される画面から
図4(a)に示される画面に切り替わるものと理解することができる。
【0090】
段階S160で前記使用者プロフィールが前記第3領域に再び表示されると、前記第1使用者からの前記第3領域または前記使用者プロフィールに対する選択入力が選択される場合、段階S150が再び行われることができる。
【0091】
また、段階S160では、前記コンテンツ再生が終了すると、前記コンテンツ及び前記使用者プロフィール表示を終了することができる。すなわち、段階S150のコンテンツ再生が終了すると、前記第1端末機の表示領域には、前記第1端末機を介して取得された映像及び前記第2端末機を介して取得された映像のみ表示されるものと理解することができる。
【0092】
図7は、本発明の他の実施形態に係る使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す図である。前述の図面を参照して説明したように、使用者から第3領域に表示される使用者プロフィールに対する選択入力が受信されると、第4領域に使用者のアップロードコンテンツが表示される。
【0093】
図7(a)は、第4領域に前記使用者のアップロードコンテンツが表示される画面を例示的に示す。前記使用者のアップロードコンテンツを前記第4領域に表示するための使用者入力を第1使用者入力として定義することができる。
図7(a)に示すように、前記使用者のアップロードコンテンツが表示され、前記第1使用者入力と異なる第2使用者入力が受信されると、
図7(b)に示されるように、より大きい領域で前記使用者のアップロードコンテンツが表示されることができる。
【0094】
前記第2使用者入力は、
図7(a)に示すように、使用者のアップロードコンテンツが表示される間に、前記第1端末機の使用者から入力される前記使用者のアップロードコンテンツないし前記第4領域に対する選択入力であり得る。前記第1及び第2使用者入力は、
図3を参照して説明した前記選択入力と同様に、タッチ(touch)入力を含むことができる。
【0095】
一方、
図7(b)に前記使用者のアップロードコンテンツが表示される領域は、第5領域として定義されることができるが、前記第5領域でそれぞれのコンテンツが予め決まった時間の間表示された後、その次のコンテンツが表示されることができる。または、前記第5領域に表示される動画コンテンツ再生が完了した後、次のコンテンツが表示されることができる。
【0096】
図8は、本発明のまた他の実施形態に係る映像通話の仲介方法を概略的に示すフローチャートである。
図8を参照すると、本発明のまた他の実施形態に係る映像通話の仲介方法は、第2端末機の使用者情報を第5領域に表示または終了する段階S170をさらに含む。
【0097】
段階S110から段階S130までは、
図3及び
図6を参照して説明した映像通話の仲介方法の段階S110から段階S130までと実質的に同じ動作が行われる。段階S130では、第1端末機の第3領域に第2端末機の使用者プロフィールを表示し、第2端末機の第3領域に第1端末機の使用者プロフィールを表示する。
【0098】
段階S140において、前記第1使用者入力が受信されると、段階S150においては、前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを第1端末機の第4領域に表示する。ここで、前記第1使用者入力は、前述の図面を参照して説明した選択入力と同一のものと理解することができる。段階S130から段階S150で行われる動作は、
図7(a)と
図7(b)によって説明されることができる。
【0099】
段階S160においては、前記コンテンツが前記第4領域に表示されている状態で、前記第1端末機の使用者から第2使用者入力を受信する。前記第2使用者入力は、前記第1使用者入力と異なるが、2つの入力すべてタッチ(touch)入力を含むことができる。前記第2使用者入力は、前記第4領域または前記コンテンツを選択する入力であり得る。
【0100】
前記第2使用者入力が受信されると、段階S170においては、前記第2端末機の使用者がアップロードしたコンテンツを第5領域に表示するか、前記コンテンツ表示を終了することができる。前記第5領域は、
図7(b)に示されるように、端末機の表示領域のうち前記第4領域よりも大きい領域に設定されることができ、端末機使用者をして相手方がアップロードしたコンテンツをより集中的に鑑賞することができるようにする。または、前記第2使用者入力の受信に対応して、前記第4領域で前記コンテンツの表示が終了することができる。
【0101】
これは、使用者によって自由に設定されることができ、より広い領域での表示、表示終了以外にも、他の形態に設定されることができる。したがって、以上で説明した実施形態によって本発明が制限されるものではない。
【0102】
以上で説明された実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能なコマンドを含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータによってアクセスすることができる任意の可用な媒体であることができ、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をすべて含むことができる。
【0103】
また、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能コマンド、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報の保存のための任意の方法または技術で具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をすべて含むことができる。
【0104】
以上、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できるということを理解できるはずである。したがって、以上で記述した実施形態は、すべての面で例示的なものであり、限定的でないものとして理解しなければならない。
【符号の説明】
【0105】
10:サーバ 100:第1端末機
200:第2端末機 300:第3端末機
500:映像通話の仲介装置 510:受信部
520:抽出部 530:制御部
540:入力部