(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-02
(45)【発行日】2022-08-10
(54)【発明の名称】タイヤ
(51)【国際特許分類】
B60C 11/16 20060101AFI20220803BHJP
【FI】
B60C11/16 E
B60C11/16 A
B60C11/16 Z
(21)【出願番号】P 2018197865
(22)【出願日】2018-10-19
【審査請求日】2021-08-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000003148
【氏名又は名称】TOYO TIRE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【氏名又は名称】富田 克幸
(74)【代理人】
【識別番号】100163393
【氏名又は名称】有近 康臣
(74)【代理人】
【識別番号】100189393
【氏名又は名称】前澤 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100203091
【氏名又は名称】水鳥 正裕
(72)【発明者】
【氏名】大宮 将敏
【審査官】増永 淳司
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-246208(JP,A)
【文献】登録実用新案第3042577(JP,U)
【文献】特開2017-074924(JP,A)
【文献】実開昭60-034004(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第03342585(EP,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0326384(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0338806(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 11/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
柱状のボディと、前記ボディの上端に設けられて路面に接触する凸部と、を備えるスタッドと、
前記スタッドが取り付けられる柱面状の内周面を持ち、トレッド部に設けられた取付穴と、
前記スタッドを前記取付穴に固定するための固定部材であって、前記取付穴に嵌め込まれる筒状をなして内周面に雌ねじ部を備え、接着剤により前記取付穴に固定された固定部材と、を備え、
前記取付穴は、軸方向に一定の断面を持つ有底の穴であり、
前記スタッドは、前記ボディの外周面に雄ねじ部を備え、前記雌ねじ部に前記雄ねじ部を螺合させることにより前記凸部がトレッド面から突出しかつ前記ボディの下方に空洞がない状態で前記スタッドが固定される、
ことを特徴とするタイヤ。
【請求項2】
前記固定部材が前記取付穴の内部において前記トレッド面から離間した位置にある、請求項1に記載のタイヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、トレッド部にスタッドが取り付けられるタイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
氷雪路面での走行性能を向上させるタイヤとして、トレッド部に金属等で作られたスタッド(鋲)を打ち込んでなるスタッダブルタイヤ(スパイクタイヤとも称される)が知られている。
【0003】
スタッドは、トレッド部に設けられた取付穴に取り付けられる。取付穴は、タイヤの加硫成型時に、加硫金型に設けられた取付穴形成用突起により形成される。従来、タイヤ走行時にスタッドが取付穴から抜けにくくするために、取付穴の底部に膨らみ部を設けるとともに、スタッドの下端に該膨らみ部に嵌まり込むフランジ部を設けている(特許文献1参照)。しかしながら、取付穴の底部に膨らみ部を設けるためには、対応する膨らみ形状を取付穴成型用突起に設ける必要があり、当該膨らみ形状の存在により加硫成型後に脱型する際の抵抗(即ち、釜抜け抵抗)が大きくなり、脱型性が損なわれてしまう。このようにスタッドの脱落防止と脱型性を両立させることは困難である。
【0004】
なお、特許文献2,3には、スタッドをトレッド面から出没可能にするために出没機構をトレッド部に埋設し、スタッドに設けた雄ねじ部と、該スタッドを受け入れる受け部材に設けた雌ねじ部との螺合により、スタッドを軸方向に移動可能にすることが記載されている。しかしながら、これらの文献に記載の技術では、スタッドをトレッド面から突出させた状態においてスタッドの下方には空洞が存在する。この空洞のためタイヤ走行時にスタッドが不安定となり、接地圧に負けてスタッドがトレッド面よりも内部に埋まってしまい、スタッド本来の性能が損なわれるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2017-074924号公報
【文献】特開平03-007607号公報
【文献】特開平11-198613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、タイヤの加硫成型時における脱型性とスタッドの脱落防止性を両立することができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係るタイヤは、柱状のボディと前記ボディの上端に設けられて路面に接触する凸部とを備えるスタッドと、前記スタッドが取り付けられる柱面状の内周面を持ちトレッド部に設けられた取付穴と、前記スタッドを前記取付穴に固定するための固定部材であって前記取付穴に嵌め込まれる筒状をなして内周面に雌ねじ部を備え接着剤により前記取付穴に固定された固定部材と、を備えるものである。前記スタッドは、前記ボディの外周面に雄ねじ部を備え、前記雌ねじ部に前記雄ねじ部を螺合させることにより前記凸部がトレッド面から突出しかつ前記ボディの下方に空洞がない状態で前記スタッドが固定される。
【発明の効果】
【0008】
本実施形態によれば、トレッド部に柱面状の内周面を持つ取付穴を設け、該取付穴に固定部材を接着剤により固定するため、取付穴の底部に膨らみ部を設ける必要がなく、よって、タイヤ加硫成型時の釜抜け抵抗を低減して脱型性を向上することができる。また、固定部材の内周面に設けた雌ねじ部とスタッドのボディ外周面に設けた雄ねじ部との螺合により、固定部材を介してスタッドを取付穴に締結固定するため、スタッドを取付穴から脱落しにくくすることができる。また、スタッドを取付穴に固定したときにスタッドの凸部がトレッド面から突出した状態でスタッドの下方には空洞が存在しないので、タイヤ走行時にスタッドが安定化し、その機能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】一実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す図
【
図3】(A)一実施形態に係る固定部材の断面図、(B)取付穴の断面図
【
図5】(A)一実施形態に係るスタッドの側面図、(B)固定部材を装着した取付穴の断面図
【
図6】一実施形態に係るスタッドを装着した取付穴の断面図
【
図8】他の実施形態に係るスタッドを装着した取付穴の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0011】
図1に示すように、一実施形態に係るタイヤ10は、空気入りタイヤであり、トレッド部12にスタッド40が取り付けられたスタッダブルタイヤである。タイヤ10は、トレッド部12と、左右一対のビード部14と、トレッド部12とビード部14との間に介在する左右一対のサイドウォール部16とからなる。図中、符号CLは、タイヤ軸方向中心に相当するタイヤ赤道面を示す。
【0012】
タイヤ10は、一対のビード部14間に跨がってトロイダル状に延びるカーカス層18を備える。トレッド部12には、カーカス層18の半径方向外側にベルト層20が設けられるとともに、ベルト層20の半径方向外側にトレッドゴム22が積層されている。トレッドゴム22は、路面に接触するトレッド面24を備えるキャップゴム層26と、該キャップゴム層26の半径方向内側に配されたベースゴム層28とからなる二層構造をなす。トレッド面24は、接地面をなすトレッド部12の外周面である。なお、トレッド部12以外については、一般的なタイヤ構造を採用することができる。
【0013】
図2に示すように、トレッド部12には、タイヤ周方向に延びる主溝30と、主溝30に交差する方向に延びる横溝32が設けられ、ブロックやリブなどの複数の陸部34が区画形成されている。陸部34には複数のサイプ36が設けられている。
【0014】
図1および
図2に示すように、トレッド部12の陸部34には、複数の取付穴38が設けられ、各取付穴38にスタッド40が取り付けられている。
【0015】
スタッド40は、
図5(A)に示すように、柱状のボディ42と、該ボディ42の軸方向一端である上端に設けられて路面に接触する凸部44とを備える。スタッド40は、例えば金属により形成されている。ここで、ボディ42の上端とは、タイヤへの取り付け状態においてトレッド面24側に位置する端(即ち、タイヤ半径方向外方側の端)である。なお、上方、上側、上部、下端、下方、下側、下部などの上下関係を表す用語についても、特に断らない限り、タイヤでの上下関係を意味し、タイヤ半径方向外方を上方とし、タイヤ半径方向内方を下方として表現する。
【0016】
ボディ42は、取付穴38に嵌め込まれる部分であり、軸方向の他端側、即ち下端側から取付穴38に取り付けられる。ボディ42はこの例では円柱状をなしているが、四角柱状や六角柱状などの角柱状であってもよい。ボディ42の大きさは、特に限定されず、例えば、直径が5.0~7.0mmでもよい。
【0017】
ボディ42の外周面には、らせん状溝からなる雄ねじ部46が設けられている。雄ねじ部46は、この例では、ボディ42の下部に設けられており、より詳細には、ボディ42の下側略半分の外周面が雄ねじ部46に形成され、上側略半分はねじ部を持たない一定断面の柱状部(この例では円柱状部)47に形成されている。なお、スタッド40の下端には、抜け止めのための軸直角方向に広がるフランジ等の膨らみ部は設けられていない。
【0018】
凸部44は、ボディ42の軸方向一端面である上端面から軸方向に突出しており、
図6に示すように、取付穴38から露出(突出)して氷雪路面に対する引っかき効果を発揮する部分であり、スタッド芯とも称される。凸部44は、この例ではボディ42よりも外形が小さく形成されている。凸部44の形状は、特に限定されず、例えば円柱状でも角柱状でもよい。
【0019】
取付穴38は、
図3および
図5に示すように、スタッド40が取り付けられる柱面状の内周面48を持つ。取付穴38の内周面48はこの例では円柱面状をなしているが、四角柱面状や六角柱面状などの角柱面状であってもよい。取付穴38は、軸方向に一定の断面を持つ有底の穴であり、底部に抜け止めのための膨らみ部(軸直角方向に広がる膨らみ部)を有していない。
【0020】
図4は、取付穴38を成型するための取付穴形成用突起50を示した図である。取付穴形成用突起50は、タイヤの加硫金型においてトレッド部12を成型するモールド部分51に設けられている。取付穴形成用突起50は、柱状(この例では円柱状)をなしており、軸方向に一定の断面を持ち、かつ、先端部(下端部)50Aには軸直角方向に広がる膨らみ部がない。
【0021】
図6に示すように、スタッド40は、固定部材52を介して取付穴38に固定されている。すなわち、固定部材52は、スタッド40を取付穴38に固定するための部材であり、取付穴38に嵌め込まれる筒状をなしている。固定部材52は、例えば金属により形成され、アルミニウム(アルミニウム合金を含む)やステンレスなどの耐食性金属が好ましく、より好ましくは軽量なアルミニウムである。
【0022】
固定部材52は、
図3に示すように内周面にらせん状溝からなる雌ねじ部54を持つ。雌ねじ部54は、スタッド40の雄ねじ部46と螺合可能に形成されている。この例では、雌ねじ部54は、固定部材52の内周面において軸方向の全体にわたって設けられている。ここで、雄ねじ部46および雌ねじ部54についてのねじのピッチおよびねじ山の高さ等は、特に限定されず、これら雄ねじ部46および雌ねじ部54の直径に応じた一般的な寸法に設定することができる。また、ねじの歯の形状も特に限定されず、例えば、三角ねじ、角ねじ、台形ねじ、鋸歯ねじ、丸ねじなど挙げられる。
【0023】
固定部材52は、
図3に示すように、タイヤ10の取付穴38に対して加硫成型後に挿入され、接着剤56を用いて固定されている。すなわち、
図5(A)に示すように、固定部材52の外周面58と取付穴38の内周面48との間が接着剤56を介して接着固定されている。接着剤56としては、特に限定されず、固定部材52が金属製の場合、金属とゴムとの接着が可能な接着剤、例えば、クロロプレンゴム系接着剤、変成シリコーン系接着剤、シリル基含有特殊ポリマー系接着剤などが挙げられる。
【0024】
固定部材52の厚み(周壁の肉厚)は、その材質等により適宜設定することができるため、特に限定されず、材質が硬ければ薄く形成することができ、例えば1mm程度でもよい。
【0025】
固定部材52の大きさ(直径)は、
図3に示すように、取付穴38の大きさ(直径)と略同じ大きさとして、固定部材52を取付穴38にそのまま嵌合させるようにしてもよく、あるいはまた、固定部材52の大きさ(直径)を取付穴38の大きさ(直径)よりも大きく形成しておいて、取付穴38を押し広げるように固定部材52を嵌め入れてもよい。
【0026】
固定部材52は、この例では、
図5(B)に示すように、取付穴38の内部においてトレッド面24から離間した位置にある。詳細には、固定部材52は、その軸方向寸法が取付穴38の深さよりも小さく形成され、取付穴38の底部に装着されている。そのため、固定部材52の上端52A(即ち、トレッド面24側の端)はトレッド面24から所定距離をおいた下方(即ち、タイヤ半径方向内方)に位置している。固定部材52の上端52Aとトレッド面24との距離は、特に限定されないが、取付穴38の深さの30~70%程度であることが好ましい。
【0027】
スタッド40は、
図5および
図6に示すように、固定部材52を固定した取付穴38に対してねじ込むことにより取り付け固定される。すなわち、スタッド40をその下端の雄ねじ部46側から取付穴38に挿入し、雄ねじ部46を固定部材52の雌ねじ部54に螺合させながら、スタッド40のボディ42を取付穴38の底(即ち、下端)39まで入れて固定する。これにより、スタッド40はそのボディ42の全体が取付穴38内に入り込み、上端の凸部44がトレッド面24から突出した状態となる。また、このとき、ボディ42の下方(即ち、タイヤ半径方向内方)には空洞はなく、スタッド40の下端(即ち、ボディ42の下面)が取付穴38の底39、より詳細には底面を支持面として当該支持面により支持された状態となっている。
【0028】
以上よりなる実施形態によれば、トレッド部12に柱面状の内周面48を持つ取付穴38を設け、該取付穴38に固定部材52を接着剤56により固定するため、
図3に示すように取付穴38の底部に膨らみ部を設ける必要がない。そのため、取付穴形成用突起50を、
図4に示すように先端部に膨らみ部のない一定断面の柱状形態とすることができ、タイヤ加硫成型後にトレッド部12から取付穴形成用突起50を抜け易くことができ、釜抜け抵抗を低減することができる。そのため、タイヤ加硫成型時の脱型性が向上する。
【0029】
また、固定部材52の雌ねじ部54とスタッド40の雄ねじ部46との螺合により、固定部材52を介してスタッド40を取付穴38に締結固定することができるため、従来のような抜け止めのための膨らみ部がないにもかかわらず、スタッド40を取付穴38から脱落しにくくすることができる。
【0030】
また、凸部44がトレッド面24から突出した状態にスタッド40を固定した状態で、スタッド40の下方に空洞が存在しないので、タイヤ10の接地時にスタッド40が取付穴38の底39により支持されて安定化し、その機能を発揮することができる。
【0031】
また、固定部材52が取付穴38の底部側に固定されてトレッド面24から離間した位置にある。そのため、トレッド面24の摩耗により取付穴38の深さが浅くなったときに、スタッド40をその高さが低いものに取り替えることにより、タイヤ10の長寿命化を図ることができる。なお、固定部材52の高さは、取付穴38の深さと同じ高さとして、取付穴38の深さの全体で固定部材52とスタッド40とが螺合するようにしてもよい。
【0032】
なお、仮にスタッド40が固定部材52とともに取付穴38から抜け落ちたときには、新たな固定部材52を接着剤56により取付穴38に取り付けることにより、新たなスタッド40に付け替えることができるので、タイヤ10の継続使用が可能となる。
【0033】
スタッド40は、タイヤ10に設けられた全ての取付穴38に対して同じ凸部44の形状のものを用いる必要はなく、トレッド面24の位置によって目的に合わせた凸部44の形状を持つスタッド40を取り付けることができる。
【0034】
また、タイヤ10は、スタッド40を取り付けた状態で販売してもよいが、スタッド40を取り付けていない状態でスタッド40とセットで販売してもよく、ユーザーでスタッド40の脱着を行うことも容易である。
【0035】
また、スタッド40は、タイヤ10に設けられた全ての取付穴38に装着する必要はなく、各国の法規(スタッド数の規制)にあわせてスタッド40の取り付け数を設定することができる。例えば、タイヤ10に設ける取付穴38の数は、複数国(例えば全世界)の法規の最大数にしておき、タイヤ10を流通させる国の法規に従って所定数のスタッド40を取り付けるようにしてもよい。
【0036】
図7は、固定部材52の変更例を示したものである。変更例では、固定部材52は単なる筒状ではなく、有底筒状をなしており、雌ねじ部54を有する筒状部の一端が底壁60により塞がれた形状を有している。
【0037】
このように固定部材52が底壁60を有する場合、
図8に示すように、固定部材52はその外周面58だけでなく、底壁60と取付穴38の底39との間でも接着剤56により固定されることができる。そのため、固定部材52がより脱落しにくくなる。
【0038】
また、スタッド40を取付穴38に固定したとき、
図8に示すように、スタッド40の下端(即ち、ボディ42の下面)は固定部材52の底壁60を支持面として当該支持面により支持された状態となる。すなわち、固定部材52の雌ねじ部54にスタッド40の雄ねじ部46を螺合させてスタッド40を取付穴38に固定したとき、スタッド40の凸部44がトレッド面24から突出した状態で、ボディ42の下方には空洞が存在しない。そのため、タイヤ10の走行時にスタッド40が底壁60により支持されて安定化し、その機能を発揮することができる。
【0039】
なお、
図7および
図8に示す実施形態において、その他の構成及び効果については、
図1~6に示す実施形態と同様であり、説明は省略する。
【0040】
本実施形態に係るタイヤとしては、乗用車用タイヤ、トラック、バス、ライトトラック(例えば、SUV車やピックアップトラック)などの重荷重用タイヤなど、各種車両用のタイヤが挙げられる。
【0041】
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0042】
10…トレッド部、24…トレッド面、38…取付穴、40…スタッド、42…ボディ、44…凸部、46…雄ねじ部、52…固定部材、54…雌ねじ部、56…接着剤