(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-03
(45)【発行日】2022-08-12
(54)【発明の名称】紙おむつのリサイクル方法
(51)【国際特許分類】
D21C 5/00 20060101AFI20220804BHJP
B09B 5/00 20060101ALI20220804BHJP
【FI】
D21C5/00
B09B5/00 Z
(21)【出願番号】P 2021075050
(22)【出願日】2021-04-27
(62)【分割の表示】P 2017156627の分割
【原出願日】2017-08-14
【審査請求日】2021-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】507394639
【氏名又は名称】株式会社サムズ
(74)【代理人】
【識別番号】110001520
【氏名又は名称】弁理士法人日誠国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】阪田 勇
(72)【発明者】
【氏名】岡野 公美
(72)【発明者】
【氏名】鴨沢 卓郎
(72)【発明者】
【氏名】阪田 乾仁
(72)【発明者】
【氏名】秋元 安紀
(72)【発明者】
【氏名】上田 孝之
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康夫
(72)【発明者】
【氏名】阪田 光子
【審査官】春日 淳一
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-183893(JP,A)
【文献】特開2003-019169(JP,A)
【文献】特開2017-128840(JP,A)
【文献】特開2010-077555(JP,A)
【文献】特開2000-084533(JP,A)
【文献】国際公開第2014/007105(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0291762(US,A1)
【文献】特開2006-289154(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1756382(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D21B1/00-D21J7/00
B09B1/00-5/00
B09C1/00-1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙おむつが販売され、使用される販売・使用段階と、使用された後の使用済み紙おむつを保管し、保管した使用済み紙おむつを収集する保管・収集段階と、収集した使用済み紙おむつをリサイクルし、製品化するリサイクル段階とを経て、使用済み紙おむつをリサイクルする紙おむつのリサイクル方法であって、
前記リサイクル段階において、保管・収集段階で収集された使用済み紙おむつを、
外胴分離槽と、この外胴分離槽内に回転自在に配置され、外周面に多数の小孔が形成された内胴分離槽とで形成された分離機の前記内胴分離槽内で、水と分解剤と共に攪拌して、紙おむつを構成する表面材、吸水材、その他に分解し、前記使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した前記排水をロータリースクリーンにより水分とパルプとに選別し、水分と選別されたパルプをスクリュー脱水機で脱水して再生パルプを生成し
、前記再生パルプを段ボール原料としたことを特徴とする紙おむつのリサイクル方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リサイクル段階で、段ボール原料が製造される紙おむつのリサイクル方法に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボールは、従来、伐採した木材から取り出したパルプを用いて製造されていた。しかし、森林保護の観点から近年では、特許文献1に開示されているように回収された古紙や、リサイクルされた段ボールを原料パルプとして製造されている。段ボールの需要は、近年通販の拡大や、輸送用木箱の代替えにより年々増加している。これに伴って、段ボールを製造するための段ボール原料である古紙の需要や、リサイクル段ボールの需要も年々増加している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-196910号公報
【文献】特開2002-292304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、一般市場からの古紙の回収量や、リサイクル段ボールの量は、段ボールの需要が増加しても、段ボールの増加に伴って増えることはないので、段ボールを製造するための段ボール原料が不足する。古紙やリサイクルの段ボール等の段ボール原料が不足すると、新規なパルプ(バージンパルプ)を用いることになり、バージンパルプを用いて段ボールを製造すると段ボールの製造コストが高くなる。
【0005】
ところで、近年、病院や老人ホーム等では、布おむつに替わって紙おむつが使用されている。使用した後の使用済み紙おむつは、一般廃棄物として処理されている。しかし、焼却処分や埋め立て処分を行うと、有害物質が発生したり、土壌汚染が発生したりする。有害物質の発生がなく、土壌汚染の発生がない使用済み紙おむつの処理装置として、使用済み紙おむつを複数種の素材に分解して処理するものが特許文献2において提案されている。この使用済み紙おむつの処理装置では、使用済み紙おむつを分解し、紙おむつの一素材として特にパルプを回収している。すなわち、特許文献2で提案されている使用済み紙おむつの処理装置では、一素材として特にパルプを回収することが提案されている。
【0006】
そこで、本発明は、紙おむつのリサイクル段階で、使用済み紙おむつに含まれるパルプを回収して、段ボール原料とすることができて、段ボールの製造コストの高騰を抑制することができる紙おむつのリサイクル方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の態様は、紙おむつが販売され、使用される販売・使用段階と、使用された後の使用済み紙おむつを保管し、保管した使用済み紙おむつを収集する保管・収集段階と、収集した使用済み紙おむつをリサイクルし、製品化するリサイクル段階とを経て、使用済み紙おむつをリサイクルする紙おむつのリサイクル方法であって、
前記リサイクル段階において、保管・収集段階で収集された使用済み紙おむつを、外胴分離槽と、この外胴分離槽内に回転自在に配置され、外周面に多数の小孔が形成された内胴分離槽とで形成された分離機の前記内胴分離槽内で、水と分解剤と共に攪拌して、紙おむつを構成する表面材、吸水材、その他に分解し、前記使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した前記排水をロータリースクリーンにより水分とパルプとに選別し、水分と選別されたパルプをスクリュー脱水機で脱水して再生パルプを生成し、前記再生パルプを段ボール原料としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、収集された使用済み紙おむつを水と分解剤と共に攪拌して、紙おむつを構成する複数種の素材に分解し、使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した排水中からパルプを回収して再生パルプを生成し、この再生パルプを段ボール原料としたことで、段ボールの製造コストの高騰を抑制することができる。
【0010】
また、紙おむつで使用されるパルプは、吸水性と保水性に優れ、繊維が太く長い北米産の針葉樹晒パルプ(NBKP針葉樹晒クラフトパルプ)に限定されることから、これを段ボール原料にすることができれば強度が高い段ボール製造が可能となる。
【0011】
さらに、段ボールの原材料の実に90%以上は使用済み段ボール、残りはパルプとなっているが、使用済み紙おむつから生成した再生パルプは前記原材料と同程度の強度が維持可能である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施の形態に係る段ボール原料の製造方法が組み込まれた紙おむつのリサイクルフローを示すブロック図。
【
図2】本発明の実施の形態の段ボール原料の製造方法で用いられる使用済み紙おむつの処理装置を示す説明用のブロック図。
【
図3】本発明の実施の形態の段ボール原料の製造方法で用いられる使用済み紙おむつの洗浄装置を示す説明用のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態に係る段ボール原料の製造方法について説明する。
図1は、本実施の形態の段ボール原料の製造方法が組み込まれた紙おむつのリサイクルフローを示す。
【0014】
本実施の形態の段ボール原料の製造方法は、収集された使用済み紙おむつを水と分解剤と共に攪拌して、紙おむつを構成する複数種の素材に分解し、使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した排水中からパルプを回収して再生パルプを生成し、この再生パルプを段ボール原料とする。また、生成した再生パルプを洗浄する。
【0015】
さらに、取り出した排水をロータリスクリーンにより水分とパルプとに選別し、水分と選別されたパルプをスクリュー脱水機で脱水して再生パルプを生成する。以下、本実施の形態の段ボール原料の製造方法を、段ボール原料の製造方法が組み込まれた紙おむつのリサイクルフローにしたがって説明する。
【0016】
図1に示すように、紙おむつは製造してから、リサイクルされるまでの間で、紙おむつが製造・販売され使用される製造販売、使用の段階1と、使用された後の使用済み紙おむつを保管し、保管した使用済み紙おむつを収集する保管・収集段階2と、収集した使用済み紙おむつをリサイクルし、製品化するリサイクル段階3とに分類される。
【0017】
なお、本実施の形態の紙おむつは、表面材、漏れ防止の立体ギャザー、吸水材、防水材、その他で構成されている。表面材は、ポリエステルやポロプロピレンの不織布などが使用されている。漏れ防止の立体ギャザーは不織布と伸縮性素材が使用されている。吸水材は吸水紙、綿状パルプ、高分子吸収体などの組み合わせで構成されている。防水材は、紙おむつの外側を覆う防水シートで合成繊維等からなる不織布が使用されている。その他に、紙おむつを止める粘着テープ、止着材等が使用されている。本実施の形態において、リサイクルする素材とは、紙おむつの高分子吸収体、表面材、立体ギャザー等に用いられているプラスチック、吸水紙等に用いられているパルプ、粘着テープやゴム等のその他を意味する。
【0018】
また、本実施の形態において紙おむつを構成する複数種の素材に分解する分解水は、分解剤としての石灰と、消毒剤としての次亜塩素酸と、水又は温水とを混合したものであり、処理(分解)する使用済み紙おむつの種類、処理する使用済み紙おむつの量によって、石灰、次亜塩素酸、水又は温水の配合量が設定されている。なお、分解水として石灰と水又は温水とを混合したものを用い、消毒剤としての次亜塩素酸は、石灰と水又は温水とを混合した分解水とは別に供給してもよい。なお、温水は、使用済み紙おむつが良好に分解することができる温度に設定されることが好ましい。
以下、製造販売、使用の段階1、保管・収集段階2、リサイクル段階3について説明し、リサイクル段階3において、本発明の実施の形態に係る段ボール原料の製造方法について説明する。
【0019】
上記製造販売、使用の段階1では、上記した紙おむつの素材(パルプ、プラスチック、その他)から紙おむつメーカ4によって紙おむつが製造され、製造された紙おむつは、販売店5によって一般家庭6や、病院・老人ホーム等の施設7に販売される。販売された紙おむつは、一般家庭6や、病院・老人ホーム等の施設7で使用される。
【0020】
保管・収集段階2では、使用済み紙おむつは、それぞれ定められた保管14がなされ、保管された場所から収集15がなされる。一般家庭6で使用された使用済み紙おむつは、保管・収集段階2で、各地域によって定められた集積所8に集積される。この場合、使用済み紙おむつは、生ゴミ等の「燃えるごみ」とともに専用の袋に廃棄された状態で集積所に集積される。病院・老人ホーム等の施設7から出る使用済み紙おむつは、専用保管容器9によって保管されたり、施設内保管場所10に保管される。
【0021】
集積所8に集積された一般家庭から出た使用済み紙おむつは、他の一般廃棄物とともにごみ収集車(パッカー車)11等によって運搬され焼却施設・処分場12にて処分される。また、専用保管容器9に保管された病院・老人ホーム等の施設7からの使用済み紙おむつは、専用車両13によって収集され、リサイクル段階3でリサイクルされる。なお、病院、老人ホーム等の施設7から出る使用済み紙おむつは、リサイクル段階3でリサイクルされる他に、施設内保管場所10に保管された使用済み紙おむつが、一般家庭6から出て集積所に集積された使用済み紙おむつと同様に、パッカー車11等によって回収されて、焼却施設・処分場12にて処分される場合もある。
【0022】
専用車両によって収集されて、リサイクル段階3で保管される使用済み紙おむつは、一次的に保管工程16で保管される。その後、計量工程17で所定の重さに計量された後に、使用済み紙おむつの処理装置18により、処理されて、再生パルプ19が生成される。すなわち、使用済み紙おむつの処理装置18は、洗浄・消毒・分離・乾燥工程47、排水工程48、選別・脱水工程49によって、使用済み紙おむつを紙おむつを構成する複数種の素材に分解し、使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した排水中からパルプを回収して再生パルプ19を生成し、段ボール原料37を製造する。
【0023】
使用済み紙おむつの処理装置18は、
図2に示すように、分離機20と、選別機21と、パルプ回収装置22とで構成されている。分離機20は、筒状の外胴分離槽と、この外胴分離槽内に回転自在に配置され、外周面に多数の小孔が形成された内胴分離槽とで形成されている。内胴分離槽内には、所定の重さに計量された使用済み紙おむつが投入される。また、内胴分離槽内には、分解剤と消毒剤を含む排水が供給される。
【0024】
分解剤、消毒剤、使用済み紙おむつが投入された状態で内胴分離槽が回転することで、内胴分離槽内で、使用済み紙おむつが分解剤によって紙おむつを構成する複数種の素材に分解され、消毒剤によって消毒される。内胴分離槽内で複数種の素材に分離された使用済み紙おむつは、パルプが分解剤や消毒剤とともにパルプ回収装置22に排出され、内胴分離槽内には、パルプとプラスチックが固形物として残る。
【0025】
内胴分離槽内に残ったパルプとプラスチックは、選別機21に送られて乾燥されることでパルプとプラスチックに選別され、パルプとプラスチックが回収される。ここで回収されたパルプ及びプラスチック(プラパルプ23)は、固形燃料24の原料として再利用される。また、プラスチック25のみでも固形燃料26の原料として再利用される。
【0026】
なお、上記固形燃料24は、RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)であり、発熱量が調整された固形化燃料である。また、上記固形燃料26は、RPF-Aであり、RPFの中の等級がAのものであり、全塩素分が低く、発熱量が高いものである。また、上記固形燃料26は、JISに規定されたRPF-Aの規格値0.3%以下より相当低い0.02~0.03%となっている。
【0027】
内胴分離槽内から排出された排水(分解剤や消毒剤とともにパルプを含む)は、パルプ回収装置22の一次ピット27に一次的に貯留される。一次ピット27に貯留されたパルプを含む分解剤と消毒剤からなる排水は、ロータリースクリーン28に送られる。ロータリースクリーン28では、分解剤と消毒剤を含む水分と、固体であるパルプが分離される。ロータリースクリーン28によって水分と分離されたパルプは、スクリュー脱水機29によって脱水され、再生パルプ19として回収される。ロータリースクリーン28、スクリュー脱水機29からの水分は、排水処理工程30で排水処理されて汚泥部分が除去され、排水される。除去された汚泥31は、乾燥工程32により乾燥することにより、工業汚泥肥料33や、バイオマス燃料34として再利用される。
【0028】
スクリュー脱水機29によって脱水されて回収された再生パルプ19は、洗浄工程35の洗浄装置36に送られて洗浄され、段ボール45を形成するための段ボール原料37として用いられる。
図3に示すように、洗浄装置36は、洗浄機38と、パルプ回収装置39と、乾燥機40とで構成されている。洗浄機38は、筒状の外胴洗浄槽と、この外胴洗浄槽内に回転自在に配置され、外周面に多数の小孔が形成された内胴洗浄槽とで形成されている。内胴洗浄槽内には、再生パルプ19が投入される。また、内胴洗浄槽内には、所定量の水が供給される。パルプ回収装置39は
図2に示す、パルプ回収装置22と同構成なので説明は省略する。
【0029】
そして、所定量の水が投入された状態で内胴洗浄槽が回転することで、内胴洗浄槽内で、再生パルプ19が水によって洗浄される。この状態では、水に再生パルプ19が溶解しており、再生パルプ19が溶解した溶解水は、パルプ回収装置39によってパルプが固形物として回収され、水分は廃棄される。パルプ回収装置39によって回収された再生パルプ19は、乾燥機40によって乾燥されて、洗浄された洗浄パルプ41となり、段ボール原料37となる。また、再生パルプ19は、除塵42を行った後、猫砂46を形成する猫砂原料43として利用される。
【0030】
なお、使用済み紙おむつの処理装置18から回収された再生パルプ19は、洗浄後に段ボール原料37となる他に、洗浄せずにそのままバイオマス燃料44として再利用することができる。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態の段ボール原料の製造方法は、保管・収集段階2で収集された使用済み紙おむつをリサイクル段階3で分離機20によって水と分解剤と共に攪拌して、紙おむつを構成する複数種の素材に分解する。次に、使用済み紙おむつから分解されて分離したパルプを含む排水を取り出し、取り出した排水中からパルプを回収して再生パルプ19を生成し、この再生パルプ19を段ボール原料37とした。
【0032】
これにより、使用済み紙おむつに含まれるパルプを回収して、段ボール原料とすることができて、段ボールの製造コストの高騰を抑制することができる。
【0033】
また、本実施の形態の段ボール原料の製造方法によれば、使用済み紙おむつから再生パルプ19を回収し、この再生パルプ19を段ボール原料としたことで、段ボール原料の不足を解消することができる。
【0034】
また、本実施の形態の段ボール原料の製造方法によれば、使用済み紙おむつから再生パルプ19を回収して、段ボール原料とすることができるので、バージンパルプを用いることを低減することができ、森林伐採等の環境破壊を抑制することができる。
【0035】
また、本実施の形態の段ボール原料の製造方法によれば、使用済み紙おむつから段ボール原料として再生パルプを生成するので、使用済み紙おむつを処理する場合に、焼却処分や埋め立て処分を少なくすることができ、有害物質の発生や、土壌汚染を低減することができる。
【0036】
なお、上記実施の形態では、段ボール原料として使用済み紙おむつから回収した再生パルプ19のみを使用する例について説明したが、段ボール原料として再生パルプ19のみではなく、段ボールをリサイクルしたパルプや、古紙から取り出したパルプと使用済み紙おむつから回収した再生パルプ19とを混合したパルプを段ボール原料としても良い。
【0037】
上述の通り、本発明の実施の形態を開示したが、当業者によって本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が請求項に含まれることが意図されている。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明に係る段ボール原料の製造方法は、使用済み紙おむつから生成した再生パルプを段ボール原料以外に、紙おむつ等の紙製品の原料としても利用することができる。
【符号の説明】
【0039】
19 再生パルプ
37 段ボール原料
45 段ボール