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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-03
(45)【発行日】2022-08-12
(54)【発明の名称】掛け具
(51)【国際特許分類】
   A47F 5/00 20060101AFI20220804BHJP
【FI】
A47F5/00 D
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018110990
(22)【出願日】2018-06-11
(65)【公開番号】P2019213594
(43)【公開日】2019-12-19
【審査請求日】2021-06-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000209223
【氏名又は名称】棚橋工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】福田 結香
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-133985(JP,U)
【文献】特開2000-342404(JP,A)
【文献】特開2016-007324(JP,A)
【文献】実開平1-89062(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2006/0278782(US,A1)
【文献】米国特許第04494661(US,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-2016-0004328(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47F 5/00- 7/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部と、当該基部から前方へ延び、商品を吊り下げ可能なアーム部とを備えた、商品陳列棚に取り付けられる掛け具であって、
前記基部の後面には、前記商品陳列棚に取り付けるための取付部が設けられており、
当該取付部は、上方取付片と下方取付片とから構成されており、
当該上方取付片と下方取付片は、
前記商品陳列棚のワイヤー部分に係合する係合部と、
前記商品陳列棚の取付孔に挿入される挿入部と、前記取付孔の裏面の縁部に当接する当接部と、を備え、
前記上方取付片の当接部は、前記取付孔の縁部から上方へ向けて延出していることを特徴とする掛け具。
【請求項2】
基部と、当該基部から前方へ延び、商品を吊り下げ可能なアーム部とを備えた、商品陳列棚に取り付けられる掛け具であって、
前記基部の後面には、前記商品陳列棚に取り付けるための取付部が設けられており、
当該取付部は、上方取付片と下方取付片とから構成されており、
当該上方取付片と下方取付片は、
前記商品陳列棚のワイヤー部分に係合する係合部と、
前記商品陳列棚の取付孔に挿入される挿入部と、前記取付孔の裏面の縁部に当接する当接部と、を備え、
前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部は、
前記基部の後面側から、前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部の順番で配置されていることを特徴とすることを特徴とする掛け具。
【請求項3】
前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部は、
前記基部の後面側から、前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部の順番で配置されていることを特徴とする請求項に記載の掛け具。
【請求項4】
前記上方取付片の係合部と、前記下方取付片の係合部は、互いに向き合うように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の掛け具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、商品を商品陳列棚に吊り下げて陳列するために用いられる掛け具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、スーパーやコンビニ等の店舗で、商品を商品陳列棚に吊り下げて陳列するために、掛け具が利用されている。例えば、特許文献1に示す掛け具は、基部と、当該基部から前方へ延びるアーム部と、基部から後方に延びる係止部を備えたものである。そして、係止部を商品陳列棚の取付孔に係止させることで、掛け具を商品陳列棚に取り付けるというものである。
【0003】
ただ、商品陳列棚には様々な種類があり、ワイヤーを格子状に組んだ形状のものも存在する。この形状の商品陳列棚には、取付孔が形成されていないので、引用文献1に示す掛け具は、商品陳列棚に取り付けることができないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】

【文献】実願2005-6200号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本願発明は上記問題に鑑み、商品陳列棚のワイヤー部分と取付孔のいずれにも取り付けることができる掛け具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の掛け具は、基部と、当該基部から前方へ延び、商品を吊り下げ可能なアーム部とを備えた、商品陳列棚に取り付けられる掛け具であって、前記基部の後面には、前記商品陳列棚に取り付けるための取付部が設けられており、当該取付部は、上方取付片と下方取付片とから構成されており、当該上方取付片と下方取付片は、前記商品陳列棚のワイヤー部分に係合する係合部と、前記商品陳列棚の取付孔に挿入される挿入部と、前記取付孔の裏面の縁部に当接する当接部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記特徴によれば、商品陳列棚のワイヤー部分及び取付孔のどちらにも取り付けることができるため、非常に利便性が高い。さらに、アーム部には複数の商品が吊り下げられるので、商品の自重によって掛け具は、商品陳列棚の表側に引っ張られるが、当接部が取付孔の裏面の縁部に当接して、掛け具が表側に引き出されることを確実に防止している。
【0008】
さらに、本願発明の掛け具は、前記上方取付片の当接部は、前記取付孔の縁部から上方へ向けて延出していることを特徴とする。
【0009】
上記特徴によれば、アーム部に吊り下げられた商品の自重等によって、掛け具が商品陳列棚の表側に下方へ引っ張られても、上方取付片の延出した当接片が強固に取付孔の縁部に当接して、下方へ引っ張る力に耐えるため、掛け具が商品陳列棚の表側に引き出されて落下することをより確実に防止している。
【0010】
さらに、本願発明の掛け具は、前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部は、前記基部の後面側から、前記挿入部、前記当接部、及び前記係合部の順番で配置されていることを特徴とする。
【0011】
上記特徴によれば、上方取付片及び下方取付片が取付孔に挿入されて取り付けられた際に、上方取付片の当接片及び係合部、並びに、下方取付片の当接部及び係合部が、取付孔の内部に完全に隠れ、取付孔から表側にはみ出ることはない。そのため、商品陳列棚の表側の陳列スペースを狭めることなく、また見た目もすっきりした印象を与える。
【0012】
さらに、本願発明の掛け具は、前記上方取付片の係合部と、前記下方取付片の係合部は、互いに向き合うように配置されていることを特徴とする。
【0013】
上記特徴によれば、上方取付片の係合部と下方取付片の係合部は、互いに向き合うように配置され、商品陳列棚のワイヤー部分に上下から挟み込むように係合することから、掛け具はワイヤー部分から不用意に外れることがないのである。
【発明の効果】
【0014】
上記に記したように、本願発明の掛け具は、商品陳列棚のワイヤー部分と取付孔のいずれにも取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願発明の掛け具の全体斜視図である。
図2】(a)は掛け具の平面図、(b)は掛け具の側面図、(c)は掛け具の背面図、(d)は掛け具の正面図である。
図3】商品陳列棚のワイヤー部分に掛け具が取り付けられた状態の正面図である。
図4】(a)及び(b)は、ワイヤー部分に掛け具を取り付ける様子を示すもので、図3におけるA―A断面図である。
図5】商品陳列棚の取付孔に掛け具が取り付けられた状態の正面図である。
図6】(a)及び(b)は、取付孔に掛け具を取り付ける様子を示すもので、図5におけるB―B断面図である。
【符号の説明】
【0016】
100 掛け具
110 基部
111 後面
120 アーム部
130 上方取付片
131 係合部
132 当接部
134 挿入部
140 下方取付片
141 係合部
142 当接部
144 挿入部
150 取付部
X 商品
200 商品陳列棚
221 縁部

【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本願発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本願発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
【0018】
まず、図1及び図2は、本願発明の掛け具100を示しており、図1は、掛け具100の全体斜視図、図2(a)は掛け具100の平面図、図2(b)は掛け具100の側面図、図2(c)は掛け具100の背面図、図2(d)は掛け具100の正面図である。
【0019】
まず、掛け具100は、全体が合成樹脂で出来ており、板状の基部110と、当該基部110から前方へ延びるアーム部120とを備える。基部110の後面111には上方取付片130及び下方取付片140からなる取付部150が設けられている。
【0020】
アーム部120は、商品を吊り下げて陳列する部分である。また、アーム部120は基部110から斜め上方へ延びており、吊り下げた商品が不用意に抜け落ちないようになっている。さらに、アーム部120の先端121は上方へ屈曲しており、吊り下げた商品が不用意に抜け落ちないようになっている。また、アーム部120の根元側(基部110側)には、商品の価格等を表示する表示板を差し込む差込溝122が形成されており、差込溝122の内側には、差し込まれた表示板が抜け落ちないように押圧する複数の突起123が形成されている。
【0021】
次に、上方取付片130は、基部110の上端側に設けられており、フック形状の係合部131と、平坦な挿入部134と、当該挿入部134から立ち上がるように形成された平坦な当接部132とを備える。この係合部131は、後述するように商品陳列棚のワイヤー部分に引っ掛けるように係合する部分である。また、挿入部134は、後述するように、商品陳列棚の取付孔に挿通する部分である。当接部132は商品陳列棚の取付孔に挿入されて、当該取付孔の裏面の縁部に当接する部分である。上方取付片130全体は僅かに弾性変形可能に構成されており、取付孔やワイヤー部分に取り付けやすくなっている。また、上方取付片130の先端133の内面は、内側に膨らんだ湾曲面となっているので、ワイヤー部分に引っ掛けやすいと共に、ワイヤー部分から不要に抜け落ちないようになっている。
【0022】
また、下方取付片140は、基部110の下端側に設けられており、略コ字状の溝形状の係合部141と、平坦な挿入部144と、当該挿入部144から立ち上がるように形成された段差状の当接部142とを備える。この係合部141の溝部分は、後述するように商品陳列棚のワイヤー部分に嵌合するように係合する部分である。また、挿入部144は、後述するように、商品陳列棚の取付孔に挿通する部分である。当接部142は、商品陳列棚の取付孔に挿入されて、当該取付孔の裏面の縁部に当接する部分である。下方取付片140全体は僅かに弾性変形可能に構成されており、取付孔やワイヤー部分に取り付けやすくなっている。また、下方取付片140の先端143の表面はなめらかに湾曲しており、ワイヤー部分に着脱し易くなっている。
【0023】
なお、掛け具100全体は合成樹脂から形成されているが、これに限定されることはなく、使用に耐えうるのであれば、任意の素材を用いて形成することが出来る。また、掛け具100の上方取付片130及び下方取付片140の幅L1は、後述する商品陳列棚の取付孔の幅L2以下となっており(図5参照)、掛け具100の取付部150を取付孔に確実に挿入できるようになっている。また、上下の挿入部134と挿入部144間の長さL5は、商品陳列棚200の取付孔220の上下方向の長さL6と等しくなっている(図5参照)。また、掛け具100の上方取付片130の係合部131と下方取付片140の係合部141との間の幅L3は、後述する商品陳列棚のワイヤー部分間の幅L4と等しくなっている(図4参照)。
【0024】
では次に、本願発明の掛け具100を、商品陳列棚200のワイヤー部分210に取り付ける様子を図3及び図4に示す。図3は、商品陳列棚200のワイヤー部分210に掛け具100が取り付けられた状態の正面図、図4(a)及び(b)は、ワイヤー部分210に掛け具100を取り付ける様子を示すもので、図3におけるA―A断面図である。
【0025】
図3に示すように、商品陳列棚200は格子状に組まれたワイヤー部分210を備えており、当該ワイヤー部分210同士の間隔は幅L4で一定となっている。そして、隣接する上下のワイヤー部分210の間に跨がるように、複数の掛け具100が固定されており、当該掛け具100のアーム部120に商品Xが吊り下げられて陳列されている。
【0026】
では図4を参照して、掛け具100をワイヤー部分210に取り付ける様子を具体的に説明する。まず、図4(a)に示すように、作業者は掛け具100の上方取付片130の係合部131を、上側のワイヤー部分210に引っ掛けるように係合させる。そして、その係合させた状態のまま、係合部131を中心に、掛け具100を下側のワイヤー部分210に向けて回動させる。すると、下方取付片140の先端143は下側のワイヤー部分210に当接するが、下方取付片140は僅かに弾性変形可能であるから、下方取付片140は下方へ弾性変形して、図4(b)に示すように、ワイヤー部分210は先端143を乗り越えて係合部141と係合する。
【0027】
このように、掛け具100の係合部131及び係合部141がワイヤー部分210に係合して、掛け具100は商品陳列棚200のワイヤー部分210に容易に取り付けられる。また、上方取付片130の係合部131と下方取付片140の係合部141は、互いに向き合うように配置され、ワイヤー部分210に上下から挟み込むように係合することから、掛け具100はワイヤー部分210から不用意に外れることがないのである。また、係合部131の先端133は、係合部131に向けて僅かに膨らんでいるため、係合部131に係止したワイヤー部分210の下側に当接することができる。したがって、係合部131に係止したワイヤー部分210は、先端133によって下側から押さえられているので、係合部131から外れにくく、掛け具100をワイヤー部分210に取り付ける作業をより行い易くする。
【0028】
では次に、本願発明の掛け具100を、商品陳列棚200の取付孔220に取り付ける様子を図5及び図6に示す。図5は、商品陳列棚200の取付孔220に掛け具100が取り付けられた状態の正面図、図6(a)及び(b)は、取付孔220に掛け具100を取り付ける様子を示すもので、図5におけるB―B断面図である。
【0029】
図5に示すように、商品陳列棚200は、壁部201を貫通する複数の取付孔220を備える。そして、当該取付孔220に掛け具100が固定されており、当該掛け具100のアーム部120に商品Xが吊り下げられて陳列されている。
【0030】
では、図6を参照して、掛け具100を取付孔220に取り付ける様子を具体的に説明する。まず、図6(a)に示すように、作業者は掛け具100を傾けて、商品陳列棚200の壁部201の表側から、掛け具100の上方取付片130を取付孔220に挿入する。そして、上方取付片130を商品陳列棚200の壁部201の裏面側へ配置する。
【0031】
その状態で次に、掛け具100の下方取付片140を、取付孔220に押し込んで嵌め入れる。すると、図6(b)に示すように、掛け具100が取付孔220に取り付けられる。なお、掛け具100の下方取付片140は、僅かに弾性変形するので、下方取付片140を取付孔220に無理なく押し込んで嵌め入れることができる。
【0032】
また、図6(b)に示すように、掛け具100が取付孔220に取り付けられた状態では、上方取付片130の挿入部134と下方取付片140の挿入部144が、取付孔220内部に挿通した状態となっている。上方取付片130の挿入部134と下方取付片140の挿入部144の間の長さL5は、取付孔220の上下方向の長さL6と一致しているので、挿入部134と挿入部144が取付孔220に挿通されると、掛け具100は取付孔220内に保持されて取り付けられた状態となる。さらに、上方取付片130の当接部132と下方取付片140の当接部142が、取付孔220の裏面の縁部221に当接しているので、掛け具100が壁部201の表側に引き出されて落下することを防止できる。特に、アーム部120には複数の商品Xが吊り下げられるので、商品Xの自重によって掛け具100は表側に引っ張られるが、当接部132と当接部142が、掛け具100が表側に引き出されることを確実に防止している。
【0033】
なお、上方取付片130の挿入部134と下方取付片140の挿入部144の長さL5は、取付孔220の長さL6と一致しているが、これに限定されず、上方取付片130の挿入部134と下方取付片140の挿入部144の長さL5は、取付孔220の長さL6より大きくてもよい。その場合は、挿入部134と挿入部144は、取付孔220に圧入されることになり、掛け具100は取付孔220内に更に強固に固定されることになる。一方、上方取付片130の挿入部134と下方取付片140の挿入部144の長さL5は、取付孔220の長さL6より小さくてもよい。その場合は、挿入部134と挿入部144は、取付孔220内に隙間を空けて挿入されることになるが、掛け具100が取付孔220内に保持されて取り付けられた状態を維持することはできる。特に、掛け具100は、アーム部120の自重や、アーム部120に吊り下げられた商品Xの自重によって表側に引っ張られるが、当接部132と当接部142が取付孔220の縁部221にしっかりと当接しているので、掛け具100が壁部201の表側に引き出されて落下することはない。そのため、挿入部134と挿入部144が取付孔220内に隙間を空けて挿入されたとしても、掛け具100が取付孔220内に取り付けられた状態を十分に維持できるのである。
【0034】
このように、本願発明の掛け具100によれば、商品陳列棚200のワイヤー部分210及び取付孔220のどちらにも取り付けることができるため、非常に利便性が高いのである。さらに、アーム部120には複数の商品Xが吊り下げられるので、商品Xの自重によって掛け具100は、商品陳列棚200の表側に引っ張られるが、当接部132と当接部142が取付孔220の裏面の縁部221に当接して、掛け具100が表側に引き出されることを確実に防止している。
【0035】
さらに、本願発明の掛け具100によれば、図6(b)に示すように、上方取付片130の当接部132が、取付孔220の縁部221から上方へ向けて延出しているので、アーム部120に吊り下げられた商品Xの自重等によって、掛け具100が商品陳列棚200の表側の下方へ引っ張られても、上方取付片130の延出した当接部132が強固に取付孔220の縁部221に当接して、下方へ引っ張る力に耐えるため、掛け具100が壁部201の表側に引き出されて落下することをより確実に防止している。
【0036】
さらに、本願発明の掛け具100によれば、図6(b)に示すように、基部110の後面111から外側へ向けて、言い換えると、基部110の後面111から離れる方向にむけて、挿入部134、当接部132、及び係合部131が順番に配置されている。同様に、基部110の後面111から外側へ向けて、挿入部144、当接部142、及び係合部141が順番に配置されている。そのため、図6(b)に示すように、上方取付片130及び下方取付片140が取付孔220に挿入されて取り付けられた際に、上方取付片130の当接部132及び係合部131、並びに、下方取付片140の当接部142及び係合部141が、取付孔220の内部に完全に隠れ、取付孔220から表側にはみ出ることはない。そのため、商品陳列棚200の表側の陳列スペースを狭めることなく、また見た目もすっきりした印象を与える。
【0037】
なお、本願発明の掛け具は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6