(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-03
(45)【発行日】2022-08-12
(54)【発明の名称】装身具
(51)【国際特許分類】
A44C 7/00 20060101AFI20220804BHJP
【FI】
A44C7/00 A
(21)【出願番号】P 2021127032
(22)【出願日】2021-08-03
【審査請求日】2021-08-03
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521341802
【氏名又は名称】稲葉 辰男
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 辰男
【審査官】程塚 悠
(56)【参考文献】
【文献】実開平02-059615(JP,U)
【文献】米国特許第08752402(US,B1)
【文献】米国特許第02033943(US,A)
【文献】特開2016-129786(JP,A)
【文献】特開2019-084252(JP,A)
【文献】特開2013-000485(JP,A)
【文献】実開昭60-083412(JP,U)
【文献】実開平05-068315(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準面上で環状形を有し、前記基準面に直交する軸方向において異なる位置にある第1の端部及び第2の端部を有し、弾性力を有する本体部と、
前記本体部の前記第1の端部及び前記第2の端部にそれぞれ設けられ、前記基準面上で重なり合う基準位置において前記軸方向に当接し、前記弾性力により互いに付勢し合う第1の付勢部及び第2の付勢部と、
を具備し、
前記第1の付勢部及び前記第2の付勢部は、外力により前記軸方向に離れる方向に変位されると、前記弾性力により前記基準位置に復帰する方向に互いに付勢し合い、
前記本体部は、中芯部
と、前記中芯部の全体に亘って取り付けられた複数の装飾部とを有し、
前記中芯部は、コイルばねからなり、前記弾性力を有し、前記環状形を形成
し、
前記複数の装飾部は、それぞれ貫通孔を有し、前記複数の装飾部それぞれの前記貫通孔の直径は前記中芯部の直径より大きく、前記複数の装飾部の前記貫通孔を前記中芯部に通すことにより、前記複数の装飾部が前記中芯部に取り付けられ、
前記第1の付勢部は、第1の終端部材と、前記第1の終端部材に隣接する1以上の装飾部と、を含み、
前記第2の付勢部は、第2の終端部材と、前記第2の終端部材に隣接する1以上の装飾部と、を含み、
前記基準面に直交する前記軸方向において、前記第1の終端部材と、前記第1の終端部材に隣接する1以上の装飾部との幅が等しく、
前記基準面に直交する前記軸方向において、前記第2の終端部材と、前記第2の終端部材に隣接する1以上の装飾部との幅が等しく、
前記第1の終端部材及び前記第2の終端部材は、それぞれ、円筒の両端部が膨出した形状を有し、一方の端部は開口を有し、前記開口に前記中芯部の一端が挿入され固定的に接合され、前記環状形の周方向の長さが前記軸方向の長さより長く、
前記基準位置において前記基準面上で重なり合う前記第1の付勢部及び前記第2の付勢部は、前記基準面上で前記本体部の前記環状形の中心に対して、30度以上180度以下の範囲であり、
前記第1の終端部材及び前記第1の終端部材に隣接する前記1以上の装飾部と、前記第2の終端部材及び前記第2の終端部材に隣接する前記1以上の装飾部とは、前記基準位置において前記基準面上で前記周方向に重なり合う
装身具。
【請求項2】
請求項1に記載の装身具であって、
前記複数の装飾部は、それぞれ、球体であり、
前記貫通孔は、直線状であり、球体の前記装飾部の直径を通り、
前記第1の終端部材及び前記第2の終端部材それぞれの前記端部は半球状であり、
前記開口は、半球状の前記端部に設けられる
装身具。
【請求項3】
請求項1に記載の装身具であって、
前記複数の装飾部は、それぞれ、カットビーズ又はビーズである
装身具。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装身具であって、
前記装身具は、イヤリング、ラペルクリップ及び指輪として使用可能である
装身具。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装身具であって、
前記複数の装飾部の何れか2個の装飾部の間に設けられたチャーム
をさらに具備する装身具。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装身具であって、
前記第1の付勢部の近傍に装着された一端と、前記第2の付勢部の近傍に装着された他端と、を有するチェーン
をさらに具備する装身具。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装身具であって、
前記中芯部は、形状記憶合金からなる
装身具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耳朶に装着するイヤリングを主な用途として使用可能な装身具に関する。
【背景技術】
【0002】
ピアス穴を必要としない環状(フープ状)のイヤリングとして、環状の本体を径方向に分断したC字形状であり、C字形状の対向する両端面を周方向に付勢して、弾性力により周方向に耳朶を挟むクリップ式イヤリングが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のクリップ式イヤリングは、耳朶を表裏から点と点で挟むため、着用者が痛みや違和感を生じるおそれがある。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、装着中の痛みや違和感を低減し、且つ、装飾効果の高い装身具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る装身具は、
基準面上で環状形を有し、前記基準面に直交する軸方向において異なる位置にある第1の端部及び第2の端部を有し、弾性力を有する本体部と、
前記本体部の前記第1の端部及び前記第2の端部にそれぞれ設けられ、前記基準面上で重なり合う基準位置において前記軸方向に当接し、前記弾性力により互いに付勢し合う第1の付勢部及び第2の付勢部と、
を具備する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装着中の痛みや違和感を低減し、且つ、装飾効果の高い装身具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る装身具を示す斜視図である。
【
図3】
図2の矢印A方向から見た装身具を示す正面図である。
【
図4】
図2の矢印B方向から見た装身具を示す右側面図である。
【
図5】
図2の矢印C方向から見た装身具を示す左側面図である。
【
図6】外力が加えられたときの装身具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る装身具を示す斜視図である。
図2は、装身具を示す上面図である。
図3は、
図2の矢印A方向から見た装身具を示す正面図である。
図4は、
図2の矢印B方向から見た装身具を示す右側面図である。
図5は、
図2の矢印C方向から見た装身具を示す左側面図である。
【0011】
装身具1は、耳朶に装着するイヤリングを主な用途として使用可能である。装身具1は、弾性力を有する本体部100と、第1の付勢部110と、第2の付勢部120と、を有する。
【0012】
本体部100は、基準面であるXY平面上で環状形を有する。本実施形態では、本体部100は、XY平面上で見たときに円形(特に
図2参照)であるが、環状であれば円形でなくてもよい。例えば、本体部100は、XY平面上で見たときに楕円形、多角形、曲線及び/又は直線を含む不規則形状でもよい。本体部100は、第1の端部101及び第2の端部102を有する。第1の端部101及び第2の端部102は、本体部100の両側の終端点である。第1の端部101及び第2の端部102は、基準面であるXY平面に直交する軸方向であるZ方向において異なる位置(高さ)にある(特に
図3参照)。即ち、本体部100は、第1の端部101及び第2の端部102がZ方向の同一位置(同一高さ)において一致する平面的な円形ではなく、螺旋状である。第1の端部101及び第2の端部102は、それぞれ、Z方向において本体部100に対向する。言い換えれば、第1の端部101と第2の端部102との間には、XY平面方向の空間は存在しない。
【0013】
本明細書で使用する用語を説明する。XY平面又は基準面とは、本体部100の螺旋の回転面を意味する。Z方向又は軸方向とは、XY平面に直交する直線方向であり螺旋の回転軸方向を意味する。また、円の中心及び周方向等の表現は、XY平面上で見たときに円形である本体部100についての中心及び周方向等を意味する。また、装身具1に外力が加えられていないときの装身具1の各部位の位置を、基準位置と称する。
【0014】
本体部100は、中芯部104(特に
図3参照)と、中芯部104に取り付けられた複数の装飾部103とを有する。中芯部104は、本体部100の環状形を形成し、弾性力を有する。例えば、中芯部104は、円筒状のコイルばねを適当な長さに切断することにより作製される。中芯部104の材料(即ち、コイルばねの材料)は、好ましくは、形状記憶合金である。
【0015】
形状記憶合金は、例えば、Ni-Ti合金である。Ni-Ti合金は、腐食に強く汗や海水に対する耐性が高く、医療機器にも使用され、Ti原子とNi原子が金属間化合物という強固な結合をしているので、Ni単体に比べてNiの溶出が少ない。このため、Ni-Ti合金は、耳朶に装着する装身具1に安全に使用可能である。あるいは、形状記憶合金は、Ni-Ti-Co合金、ベータロイ合金(Cu-Zn-Al)、Ag-Cd合金、Au-Cd合金、Cu-Al-Ni合金、Cu-Au-Zn合金、Cu-Sn合金、Cu-Zn合金、Cu-Zn-X(X=Si,Sn,Ga)合金、In-Tl合金、Ni-Al合金、Fe-Pt合金、Fe-Pd合金、Mu-Cu合金、Fe-Ni-Co-Ti合金等でもよい。
【0016】
装飾部103は、略球体で、直線状の貫通孔105(特に
図3参照)を有する。貫通孔105の直径は、中芯部104の直径より僅かに大きい。直線状の貫通孔105は、典型的には、略球体の直径を通る。装飾部103の貫通孔105を中芯部104に通すことにより、装飾部103が中芯部104に取り付けられる。装飾部103は、所謂カットビーズ又は所謂ビーズである。装飾部103の表面は、多面的にカットされてもよいし(カットビーズ)、滑らかな曲面でもよい(ビーズ)。装飾部103の材料は、例えば、金属、樹脂、アクリル、ガラス、天然石等でよい。複数の装飾部103の材料、形状及びサイズ等は、全て同一でもよいし、全て異なってもよいし、一部同一で一部異なってもよい。装飾部103の形状(略球体、貫通孔105が直径を通る)は一例であり、これに限定されない。例えば、装飾部103は、立体的な雫形状であり、雫形状の上端部に貫通孔105が設けられてもよい。装飾部103は、花形等のモチーフ形状でもよい。図示の例では、装飾部103は、中芯部104の全体に亘って(中芯部104が露出しないように)取り付けられるが、中芯部104の全体に亘って取り付けられなくてもよい(中芯部104の一部が露出してもよい)。また、特に中芯部104自体の装飾性や意匠性が高い場合には、装飾部103が中芯部104に取り付けられなくてもよい。
【0017】
第1の付勢部110は、本体部100の第1の端部101に設けられる。言い換えれば、第1の付勢部110は、本体部100の第1の端部101を構成する。第1の付勢部110は、第1の終端部材111を少なくとも含む。第1の付勢部110は、第1の終端部材111に隣接する1以上の装飾部103をさらに含んでもよい。第1の終端部材111は、本体部100の第1の端部101に固定される。例えば、第1の終端部材111は、円筒の両端(円形の両底面)が半球状に膨出した長細い形状を有する。一方の半球状の端部には、開口が設けられる。開口の直径は、中芯部104の直径より僅かに大きい。第1の終端部材111の開口に、中芯部104の一端が挿入される。中芯部104は、第1の終端部材111に対して接着剤や溶着により固定的に接合される。なお、第1の終端部材111は、長細い形状でなくてもよく、例えば、装飾部103と同一の形状でもよい。言い換えれば、第1の端部101に安定的に固定可能であれば、先端の装飾部103を第1の終端部材111として利用してもよい。
【0018】
第2の付勢部120は、本体部100の第2の端部102に設けられる。言い換えれば、第2の付勢部120は、本体部100の第2の端部102を構成する。第2の付勢部120は、第2の終端部材121を少なくとも含む。第2の付勢部120は、第2の終端部材121に隣接する1以上の装飾部103をさらに含んでもよい。第2の終端部材121は、本体部100の第2の端部102に固定される。例えば、第2の終端部材121は、円筒の両端(円形の両底面)が半球状に膨出した長細い形状を有する。一方の半球状の端部には、開口が設けられる。開口の直径は、中芯部104の直径より僅かに大きい。第2の終端部材121の開口に、中芯部104の一端が挿入される。中芯部104は、第2の終端部材121に対して接着剤や溶着により固定的に接合される。なお、第2の終端部材121は、長細い形状でなくてもよく、例えば、装飾部103と同一の形状でもよい。言い換えれば、第2の端部102に安定的に固定可能であれば、先端の装飾部103を第2の終端部材121として利用してもよい。
【0019】
第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、基準位置(装身具1に外力が加えられていないときの位置)において、基準面(XY平面)上で周方向に重なり合う。言い換えれば、基準位置において、装身具1をXY平面の真上から(即ちZ方向から)見たときに、第2の付勢部120は第1の端部101に周方向に重なり合い、第1の付勢部110を隠す(特に
図2参照)。逆に言えば、装身具1をXY平面上で見たときに周方向に重なり合う部分が、第1の付勢部110及び第2の付勢部120である。この様に、第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、XY平面上で周方向に延びる長細い形である。本実施形態では、装身具1をXY平面上で見たときに第1の終端部材111及び第2の終端部材121だけが周方向に重なり合う。言い換えれば、第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、第1の終端部材111及び第2の終端部材121と一致する。これに対して、装身具1をXY平面上で見たときに、第1の終端部材111及び第1の終端部材111に隣接する1以上の装飾部103と、第2の終端部材121及び第2の終端部材121に隣接する1以上の装飾部103とが周方向に重なり合うこともある(不図示)。この場合は、第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、それぞれ、1以上の装飾部103をさらに含む。第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、基準位置において、軸方向(Z方向)に当接し、本体部100の弾性力により互いに付勢し合う。
【0020】
基準位置において基準面(XY平面)方向で周方向に重なり合う第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、基準面(XY平面)上で本体部100の環状形(円形)の中心Pに対する角度θが30度以上180度以下の範囲である(特に
図2参照)。好ましくは、θは、40度以上120度以下の範囲である。
図2の例では、θ=約45度である。
【0021】
図6は、外力が加えられたときの装身具を示す斜視図である。
図7は、耳朶に装着された装身具を示す。
【0022】
装身具1を耳朶に装着するとき、着用者は、片手で第1の付勢部110及び/又は本体部100を摘み、片手で第2の付勢部120及び/又は本体部100を摘む。着用者は、矢印Dで示す様に、第1の付勢部110及び第2の付勢部120をZ方向に広げるような外力を、第1の付勢部110及び第2の付勢部120に加える。これにより、第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、Z方向に離れる方向に変位される。着用者は、Z方向に広げられた第1の付勢部110及び第2の付勢部120の間の空間に耳朶を差し込む。外力によりZ方向に離れる方向に変位された第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、矢印Eで示す様に、本体部100の弾性力により基準位置に復帰する方向(Z方向)に互いに付勢し合う。その結果、第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、互いにZ方向に押し付け合う様にして、第1の付勢部110及び第2の付勢部120の間の耳朶を挟む(
図7参照)。
【0023】
本実施形態によれば、XY平面上で周方向に延びる長細い形の第1の付勢部110及び第2の付勢部120が、面的に、Z方向に耳朶を挟む。このため、第1の付勢部110及び第2の付勢部120が耳朶に接触する面積が、特許文献1(耳朶を表裏から点と点で周方向に挟む)に比べて広いため、着用者の痛みや違和感が低減される。また、耳朶を挟む仕組みが、第1の付勢部110及び第2の付勢部120が基準位置に復帰する方向への付勢力だけである。第1の付勢部110及び第2の付勢部120は、基準位置において、軸方向(Z方向)に当接し、本体部100の弾性力により互いに付勢し合うため、耳朶を挟んだときに、常時、互いにZ方向に押し付け合う様にして付勢し続ける。このため、確実に耳朶を挟むことができる。また、付勢力を利用するため、例えばヒンジ等のメカニカルな機構を必要とせず、安価で簡便に作製可能である。また、メカニカルな機構を必要としないため、意匠的な制約が無く、装身具1の全体をシームレスに装飾部103等で装飾することが可能であり、装飾効果が高い。
【0024】
【0025】
装身具1は、ラペルクリップ(
図8)及び指輪(
図9)等のイヤリング以外の装身具としても使用可能である。
【0026】
【0027】
図10に示す様に、複数のカットビーズ又はビーズ状の装飾部103の間に、別の装飾部として、1又は複数のチャーム106を装着してもよい。なお、
図10は、矢印で示す様に、第1の付勢部110が第1の終端部材111に加えて隣接する1以上の装飾部103をさらに含み、第2の付勢部120が第2の終端部材121に加えて隣接する1以上の装飾部103をさらに含む場合を示す。
図11に示すように、装身具1に、別の装飾部として、チェーン140を装着してもよい。例えば、チェーン140の一端141を第1の付勢部110の近傍に装着し、他端142を第2の付勢部120の近傍に装着してもよい。
【0028】
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0029】
1 装身具
100 本体部
101 第1の端部
102 第2の端部
103 装飾部
104 中芯部
105 貫通孔
106 チャーム
110 第1の付勢部
111 第1の終端部材
120 第2の付勢部
121 第2の終端部材
【要約】
【課題】装着中の痛みや違和感を低減し、且つ、装飾効果の高い装身具を提供することにある。
【解決手段】装身具は、基準面上で環状形を有し、前記基準面に直交する軸方向において異なる位置にある第1の端部及び第2の端部を有し、弾性力を有する本体部と、前記本体部の前記第1の端部及び前記第2の端部にそれぞれ設けられ、前記基準面方向で重なり合う基準位置において前記軸方向に当接し、前記弾性力により互いに付勢し合う第1の付勢部及び第2の付勢部と、を具備する。
【選択図】
図6