(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-03
(45)【発行日】2022-08-12
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220804BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
(21)【出願番号】P 2022506308
(86)(22)【出願日】2021-09-07
(86)【国際出願番号】 JP2021032817
【審査請求日】2022-01-28
(31)【優先権主張番号】P 2020150530
(32)【優先日】2020-09-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515160998
【氏名又は名称】株式会社ギフトパッド
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】園田 幸央
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-108639(JP,A)
【文献】特開2002-175475(JP,A)
【文献】特開2007-249958(JP,A)
【文献】特開2019-139671(JP,A)
【文献】特開2013-109757(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 30/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品又は役務を商品等として商品等を提供する商品等提供者により管理される第1情報処理装置と、
前記商品等を流通させる商品等流通者により管理される第2情報処理装置と、
前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置の夫々と通信をする第3情報処理装置と、
を含む情報処理システムにおいて、
前記第1情報処理装置は、
前記商品等に関する情報を商品等情報として、前記第3情報処理装置に登録依頼をする登録依頼手段と、
前記商品等が顧客に受注されたことを示す情報が受注情報として、前記第3情報処理装置から提供されてきた場合、当該受注情報を取得する受注情報取得手段と、
前記受注情報に基づいて、前記商品等の顧客への提供の制御を実行する商品等提供手段と、
を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第3情報処理装置からの前記商品等情報の提示依頼に基づいて、当該商品等情報を、前記商品等の譲渡を受ける候補者である譲受候補人に提示する提示手段と、
前記譲受候補人のうち所定の者に対して、前記商品等の譲渡の受注を受付ける受注受付手段と、
前記所定の者を前記顧客として前記受注情報を生成して、前記第3情報処理装置に提供する受注情報生成手段と、
を備え、
前記第3情報処理装置は、
前記第1情報処理装置からの前記登録依頼に基づいて、前記商品等情報を登録する登録手段と、
前記商品等情報の提示依頼を前記第2情報処理装置にする提示依頼手段と、
前記商品等情報の前記受注情報を前記第2情報処理装置から取得して前記第1情報処理装置に提供する受注情報伝達手段と、
を備える、
情報処理システム。
【請求項2】
前記第2情報処理装置又は第3情報処理装置は、
前記商品等をギフトとして贈る第1の人に対して、前記商品等を前記ギフトとして貰う権利を有することを示す情報を権利情報として、当該権利情報を発行する発行手段と、
をさらに備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第1の人から前記権利情報が提供された第2の人が操作する第4情報処理装置に対する操作により、当該権利情報の入力を受付ける権利情報受付手段、
を備え、
前記第2情報処理装置において、
前記提示手段は、前記権利情報の入力が受け付けられた場合、前記商品等情報を提示し、
前記受注情報生成手段は、提示された前記商品等情報が前記第2の人の前記第4情報処理装置に対する操作により選択された場合、前記第2の人を前記顧客として、前記受注情報を生成して前記第3情報処理装置に提供する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記商品等提供者はn(nは1以上の整数値)人存在し、
前記第3情報処理装置は、
前記商品等提供者の夫々に関する情報を商品等提供者情報として前記n人毎に管理する商品等提供者管理手段
をさらに備え、
前記第3情報処理装置において、
前記登録手段は、前記商品等情報を前記n人毎に登録し、
前記提示依頼手段は、前記n人の商品等提供者のうち指定された1人以上の前記商品等情報の前記提示依頼を前記第2情報処理装置にする、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記商品等流通者はm(mは1以上の整数値)人存在し、
前記第3情報処理装置は、
前記商品等流通者の夫々に関する情報を商品等流通者情報として前記m人毎に管理する商品等提供者管理手段
をさらに備え、
前記第3情報処理装置において、
前記提示依頼手段は、前記m人の商品等流通者のうち指定された1人以上の前記第2情報処理装置に対して、前記商品等情報の前記提示依頼をする、
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、インターネット等を用いて商品を販売する通信販売が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、実際にその商品の購入を希望する人が通信販売のウェブサイト等で商品を閲覧や検索することで購入することができる、若しくはその履歴等に基づいて購入の提案がなされるに過ぎなかった。即ち、購入者は、購入を希望する人が直接購入する他になかった。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、商品等提供者から提供される商品等の販路を拡大し、その結果商品等の新たな顧客層を獲得することを目的とする。なお、商品等提供者、商品等の定義等については、発明を実施するための形態において後述する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
商品又は役務を商品等として商品等を提供する商品等提供者により管理される第1情報処理装置と、
前記商品を流通させる商品等流通者により管理される第2情報処理装置と、
前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置の夫々と通信をする第3情報処理装置と、
を含む情報処理システムにおいて、
前記第1情報処理装置は、
前記商品等に関する情報を商品等情報として、前記第3情報処理装置に登録依頼をする登録依頼手段と、
前記商品等が顧客に受注されたことを示す情報が受注情報として、前記第3情報処理装置から提供されてきた場合、当該受注情報を取得する受注情報取得手段と、
前記受注情報に基づいて、前記商品等の顧客への提供の制御を実行する商品等提供手段と、
を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第3情報処理装置からの前記商品等情報の提示依頼に基づいて、当該商品等情報を、前記商品等の譲渡を受ける候補者である譲受候補人に提示する提示手段と、
前記譲受候補人のうち所定の者に対して、前記商品等の譲渡の受注を受付ける受注受付手段と、
前記所定の者を前記顧客として前記受注情報を生成して、前記第3情報処理装置に提供する受注情報生成手段と、
を備え、
前記第3情報処理装置は、
前記第1情報処理装置からの前記登録依頼に基づいて、前記商品等情報を登録する登録手段と、
前記商品等情報の提示依頼を前記第2情報処理装置にする提示依頼手段と、
前記商品等情報の前記受注情報を前記第2情報処理装置から取得して前記第1情報処理装置に提供する受注情報伝達手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、商品等提供者から提供される商品等の販路を拡大し、その結果商品等の新たな顧客層を獲得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態の情報処理システムにより実現可能な本サービスと比較するための、従来の販路の概要を示すイメージ図である。
【
図2】本発明の一実施形態の情報処理システムを適用した本サービスにより可能となる販路の概要を示すイメージ図である。
【
図3】本発明の情報処理システムの一実施形態の構成を示す図である。
【
図4】
図3の情報処理システムのうちプラットフォームサーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】
図4の情報処理システムの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【
図6】
図5の機能的構成を有する情報処理システムが実行する、
図2の本サービスを実現するための処理の概要を示している。
【
図7】
図5の機能的構成を有する情報処理システムが実行する、
図2の本サービスを実現するための処理の詳細を示している。
【
図8】ソーシャルギフトについて、ギフトを贈る人のサービスフローの一例を示す図である。
【
図9】ソーシャルギフトにおける、ギフトを貰う人のサービスフローの一例を示す図である。
【
図10】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第1の具体例の概要を示す図である。
【
図11】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第2の具体例の概要を示す図である。
【
図12】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第3の具体例の概要を示す図である。
【
図13】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第4の具体例の概要を示す図である。
【
図14】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第5の具体例の概要を示す図である。
【
図15】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第6の具体例の概要を示す図である。
【
図16】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第7の具体例の概要を示す図である。
【
図17】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第8の具体例の概要を示す図である。
【
図18】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第9の具体例の概要を示す図である。
【
図19】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第10の具体例の概要を示す図である。
【
図20】本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第11の具体例の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態の情報処理システムにより実現可能な本サービスと比較するための、従来の販路の概要を示すイメージ図である。
【0011】
商品等提供者Tは、商品又は役務を商品等として、商品等を提供する者である。ここで、商品等の提供とは、商品等を生産する等として最初に産み出して、当該商品等を他者(
図1の例では顧客U)に提供することをいう。メーカ、産地、生産者、サービス提供者は、商品等提供者Tの一例である。
商品等流通者Jは、商品等提供者Tと後述の顧客Uとの間を取り持って、商品等を商品等提供者Tから顧客Cへ移転させる役割を担う者である。卸・小売、ECは、商品等流通者Jの一例である。
顧客Uは、商品等提供者Tから提供されて商品等流通者Jにより流通される商品等を購入する意思がある人である。商品等の購入等の経験がない者であっても、商品等提供者T又は商品等流通者Jのターゲットであり、潜在的に購入等の可能性がある者は、顧客Uに含まれる。
【0012】
従来においては、商品等提供者Tから提供される商品等は、限られた範囲内の少数の商品等流通者Jから顧客Uに販売等されていた。
このため、商品等提供者Tは、商品等を顧客Uに認知させるためのコストを、商品等流通者Jに対してかける必要であった。換言すると、従来においては、顧客Uは、当該商品等を認知している者に限定されていた。
また、商品等流通者Jとしては、価格が安く、迅速に配送若しくは受け渡しができること、売り場の確保、検索上位等の要件を満たす者であることが必要であった。
このように、従来においては、限られた範囲内の商品等流通者Jから、商品等を認知している商品等流通者Jへの販路しか得られなかった。
【0013】
これに対して、
図2は、本発明の一実施形態の情報処理システムを適用した本サービスにより可能となる販路の概要を示すイメージ図である。
図2に示すように、本サービスは、
図3以降を用いて後述するプラットフォームサーバ1の制御により、多数の商品等流通者Jから多数の顧客Tに商品等が流通可能になる。
即ち、本サービスは、後述するプラットフォームサーバ1を提供することで、商品等を初めて知る新たな顧客Uへ商品等が移転される新たな販路を含む、多数の販路が実現可能となり、また、商品等提供者Tにとって自社他者の新たなDX販路の活用も可能になる。
【0014】
このような
図2に示す本サービス(後述のプラットフォームサーバT)により、商品等提供者T、商品等流通者J、顧客Uの夫々は次のようなメリットを享受することが可能になる。
【0015】
商品等提供者Tのメリットは、例えば、次の通りである。
即ち、商品等提供者Tは、自身の商品等に関する情報(以下、「商品等情報」と呼ぶ)を、自身のスマートフォン(例えば後述の商品等提供者端末2)を用いて簡単に登録できる。
商品等が大量ならば、連携して一括取り込みや、CSVアップロード等が可能になる。
商品等情報について、画像(静止画又は動画)もアップできるようになる。
また、商品等の販路が広がり、当該商品等の使われるシーンも広がる。
また、本サービスの利用において、サービス提供者から適切なサポートを受けられる。
また、従来の自社流通(卸、小売、EC含む。
図1参照)に加え、サービス提供者、及び後述のソーシャルギフトの利用企業が展開する様々な販路(シーン)に短期間で展開が可能となる。
後述のソーシャルギフト機能を利用をすることで、商品等の卸売、小売だけでなく自社のDXを無償もしくは低予算で構築可能である。
予約販売、受注販売等将来的な売上を期待する場合にも商品等の登録が可能である。
自社ブランドを毀損しない販路の限定、親和性の高い利用企業とのマッチングを期待できる。即ち、AU機能を活用した自動マッチング(条件設定)を採用することで、商品等提供者Tにとって適切な商品等流通者Jのマッチングが可能になる。
商品等の希望販売価格(卸値)を販路に合わせて設定、変更することができる。
店舗において現物もしくは特定のQRコード(登録商標)を顧客Uの端末で読み込むことで、商品等(ギフト)の購入ができる、といったビジネスを展開できる。
位置情報連動、プッシュ通知、リマインド機能によって顧客Cを店舗へ誘引することができる。
店舗で販売する商品等を事前決済した者(顧客U)への商品等の受け渡しをレジ通過なく可能とする。
【0016】
また、商品等流通者Jや顧客Uのうち費用負担する人(例えば商品等流通者Jのうち企業(営業・総務)等や、顧客Uのうち後述する「ギフトを贈る人G」等)のメリットは、例えば、次の通りである。
即ち、後述するギフトとして顧客Uに対して早く届けられる(メールやSNSがあれば。商品等の到着とは別に届けられる)。
本サービスの会員機能があり、会員として登録されれば、後述するギフトを贈る作業も軽減される。
後述するギフトを贈るためのサイト等をカスタマイズで、顧客Uの満足度をあげられる。
必要なテンプレートがあれば、作業も簡単になる。
また、商品等以外に、自社製品も登録できるようになる(即ち、商品等流通者Jが、商品等提供者T自身にもなれる)。
費用負担する人は、商品等を自分で集めて、提供できる。
また、在庫を持つことなく、多種、多様な商材を販売することが可能となり、選択して提供できる。
また即ち、AU機能を活用した自動マッチング(条件設定)を採用することで、商品等流通者Jにとって適切な商品等提供者Tのマッチングが可能になる。
後述するソーシャルギフトにおける、カード型、メール型による「ギフトを貰う権利(ギフトコード)」の受け渡し手段が自社サービスとして利用できる。
「ギフトを貰う権利(ギフトコード)」によるギフト(商品等)の受け渡しの際に、URLの有効化/無効化、情報収集、情報発信、抽選、レベニューシェア等、後述のソーシャルギフトのために提供される様々な機能を利用できる。
自社商材、サービスを商品等として登録することで、商品等提供者Tにもなれる。
情報・運用の管理、在庫リスクが軽減されることによって大幅なコスト削減が実現できる。
【0017】
また、顧客U(例えば後述の「ギフトを貰う人M」や体験する人)のメリットは、例えば次の通りである。
即ち、本サービスの会員機能があり、会員として登録されれば、住所や氏名の入力が軽減される。
顧客Uは、同一の商品等を後から自分で買える。
顧客Uは、ギフトを贈る人Gからギフトとして贈られた場合、当該ギフトを送り返すことができる。
顧客Uは、礼儀に沿った形で、リコメンドをする。
【0018】
次に、
図2に示す本サービスの提供を実現化させる情報処理システムの構成について説明する。
図3は、本発明の情報処理システムの一実施形態の構成を示す図である。
【0019】
図3に示す情報処理システムは、プラットフォームサーバ1と、商品等提供者端末2-1乃至2-n(nは1以上の整数値)と、商品等流通者端末3-1乃至3-m(mは1以上の整数値)とを含むように構成されている。
プラットフォームサーバ1、商品等提供者端末2-1乃至2-n、及び商品等譲渡等s者端末3-1乃至3-mの夫々は、インターネット等の所定のネットワークNwを介して相互に接続されている。
【0020】
プラットフォームサーバ1は、サービス提供者により管理される情報処理装置である。プラットフォームサーバ1は、商品等提供者端末2-1乃至2-n、及び商品等流通者端末3-1乃至3-mと適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
【0021】
具体的には例えば、プラットフォームサーバ1は、商品等提供者Tk(kは1乃至nのうち任意の整数値)の商品等に関する情報(以下、「商品等情報」と呼ぶ)の登録依頼を商品等提供者端末2-kから受けると、商品等情報を登録する。
【0022】
プラットフォームサーバ1は、商品等流通者端末3-1乃至3-mのうち少なくとも一部に対して商品等情報の提示依頼をする。
この提示依頼を受けた商品等流通者端末3-p(pは1乃至mのうち任意の整数値)は、商品等流通者Jpによる譲渡等の対象として、商品等情報を提示する。これにより、商品等提供者Tkの従来の顧客層のみならず、新たな顧客層(顧客U)に対しても広く商品等情報の提示が可能になる。換言すると、商品等流通者端末3-pは商品等の1つの販路として機能する。即ち、本例では、プラットフォームサーバ1にm台の商品等流通者端末3-1乃至3-mが登録されているので、最大mの販路により、商品等の譲渡等が可能になる。
ここで、譲渡等とは、上述したように、直接的な譲渡の他、譲渡の支援行為も含む。この支援行為としては、例えば、商品等をギフトとして貰う権利を有することを示す情報を権利情報として、当該権利情報を発行することも含む。なお、譲渡等の各種具体例については、
図6以降の図面を参照して後述する。
【0023】
商品等流通者端末3-pにおいて所定の顧客(顧客Uの候補)により商品等の譲渡等の契約がなされる(受注が受け付けられる)と、受注情報が生成されてプラットフォームサーバ1に提供される。
プラットフォームサーバ1は、この受注情報を商品等流通者端末3-pから取得すると商品等提供者端末2-kに送信する。
これにより、商品等提供者Tkより顧客(顧客U)に対して商品等が配送等される。
【0024】
商品等提供者端末2-1乃至2-nの夫々は、商品等提供者T1乃至Tnの夫々により操作される情報処理装置である。商品等提供者端末2-1乃至2-nは、例えばスマートフォン、タブレット等で構成される。
商品等提供者端末2-1乃至2-nの夫々は、商品等提供者T1乃至Tnの夫々により入力された商品等情報の登録依頼をプラットフォームサーバ1に送信する。
また、商品等提供者端末2-1乃至2-nの夫々は、商品等が顧客Uに受注されたことを示す受注情報がプラットフォームサーバ1から提供されてきた場合、当該受注情報を受信して取得する。
以下、商品等提供者T1乃至Tnを区別せずに「商品等提供者T」と呼んでいる場合、商品等提供者端末2-1乃至2-nをまとめて、「商品等提供者端末2」と呼ぶ。
【0025】
商品等提供者端末2には、例えば本実施形態では、本サービスの提供を受けるための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされている。なお、以下、断りのない限り、「商品等提供者Tが商品等提供者端末2を操作する」と表現している場合、それは、商品等提供者Tが、商品等提供者端末2にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うことを意味するものとする。
【0026】
商品等流通者端末3-1乃至3-mの夫々は、商品等流通者J1乃至Jmの夫々により操作される情報処理装置である。商品等流通者端末3-1乃至3-mは、例えばスマートフォン、タブレット等で構成される。
商品等流通者端末3-1乃至3-mの夫々は、プラットフォームサーバ1から提供された、所定の商品等提供者Trの商品等情報を提示する。
また、商品等流通者端末3-1乃至3-mの夫々は、この商品等情報の提示を受けた顧客(顧客Uの候補)から当該商品等の譲渡の契約を受付ける(受注する)と、受注情報を生成してプラットフォームサーバ1に送信する。
以下、商品等流通者J1乃至Jmを区別せずに「商品等流通者J」と呼んでいる場合、商品等流通者端末3-1乃至3-mをまとめて、「商品等流通者端末3」と呼ぶ。
【0027】
商品等流通者端末3には、例えば本実施形態では、本サービスの提供を受けるための専用アプリがインストールされている。なお、以下、断りのない限り、「商品等流通者Jが商品等流通者端末3を操作する」と表現している場合、それは、商品等流通者Jが、商品等流通者端末3にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うことを意味するものとする。
【0028】
次に、
図3の情報システムのうちプラットフォームサーバ1のハードウェア構成について説明する。
図4は、
図3の情報処理システムのうちプラットフォームサーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0029】
プラットフォームサーバ1は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memoy)23と、バス24と、入出力インターフェース25と、出力部26と、入力部27と、記憶部28と、通信部29と、ドライブ30と、を備えている。
【0030】
CPU21は、ROM22に記録されているプログラム、又は記憶部28からRAM23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0031】
CPU21、ROM22及びRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インターフェース25も接続されている。入出力インターフェース25には、出力部26、入力部27、記憶部28、通信部29及びドライブ30が接続されている。
【0032】
出力部26は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
入力部27は、各種ハードウェア釦等で構成され、操作者の指示操作に応じて各種情報を入力する。
【0033】
記憶部28は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部29は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(商品等提供者端末2、及び商品等流通者端末3)との間で行う通信を制御する。
【0034】
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア41が適宜装着される。ドライブ30によってリムーバブルメディア41から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部28にインストールされる。また、リムーバブルメディア41は、記憶部28に記憶されている各種データも、記憶部28と同様に記憶することができる。
【0035】
なお、図示はしないが、
図3の情報処理システムのうち、商品等提供者端末2、及び商品等流通者端末3も、
図4に示すハードウェア構成を有している。
【0036】
このような
図5のプラットフォームサーバ1、商品等提供者端末2、及び商品等流通者端末3の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、プラットフォームサーバ1、商品等提供者端末2、及び商品等流通者端末3において、各種処理の実行が可能になる。その結果、サービス提供者は、商品等提供者Tや商品等流通者Jに対し、上述の本サービスを提供することができる。
【0037】
図5は、
図4の情報処理システムの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0038】
順不同に説明すると、
図5に示すように、商品等提供者端末2においては、登録依頼部51と、受注情報取得部52と、商品等提供制御部53とが機能する。
【0039】
登録依頼部51は、商品等に関する情報を商品等情報として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。
プラットフォームサーバ1において、登録依頼に基づいて登録された商品等情報は、複数の商品等流通者端末3を介して複数の顧客Uに提示される。所定の顧客Uと商品等の譲渡の契約がなされると(商品等流通者Jからすると受注すると)、当該商品等の受注情報が商品等流通者端末3からプラットフォームサーバ1を介して送信されてくる。
受注情報取得部52は、当該受注情報を取得する。
商品等提供制御部53は、この受注情報に基づいて、商品等の顧客Uへの提供の制御、例えば商品等の顧客への配送依頼等の制御を実行する。
【0040】
また、
図6に示すように、商品等流通者端末3においては、提示部81と、受注受付部82と、受注情報生成部83とが機能する。
【0041】
提示部81は、プラットフォームサーバ1からの商品等情報の提示依頼に基づいて、当該商品等情報を顧客Uに提示する。
受注受付部82は、顧客Uのうち当該商品等の譲受の契約を希望する所定の者に対して、当該商品等の譲渡の受注を受付ける。
受注情報生成部83は、上述の所定の者を顧客Uとして受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
【0042】
また、
図6に示すように、プラットフォームサーバ1においては、登録部61と、提示依頼部62と、受注情報伝達部63と、提供者管理部64と、流通者管理部65とが機能する。
また、プラットフォームサーバ1には、商品等DB71と、提供者DB72と、譲渡等者DB73とが設けられる。
【0043】
登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、商品等情報を商品等DB71に登録する。
即ち、商品等DB71には、商品等提供者端末2-1乃至2-nの夫々が提供する各種各様な商品等の夫々についての商品等情報が格納される。
提示依頼部62は、1以上の商品等の夫々の商品等情報の提示依頼を、商品等流通者端末3-1乃至3-mのうち少なくとも一部に対して送信する。
上述のように所定の商品等流通者端末3-pから所定商品等の受注情報が送信されてくると、受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、当該所定商品等を提供する商品等提供者Tkの商品等提供者端末2-kに対して提供する。
【0044】
本例では、商品等提供者Tは、n(nは1以上の整数値)人存在する。
そこで、提供者管理部64は、n人の商品等提供者T1乃至Tnの夫々に関する情報を商品等提供者情報として提供者DB72に格納してn人毎に管理する。
即ち、提供者DB72には、n人の商品等提供者T1乃至Tnの夫々の商品等提供者情報が格納される。
この場合、登録部61は、商品等情報をn人毎に商品等DB71に格納することで登録する。
提示依頼部62は、n人の商品等提供者T1乃至Tnのうち指定された1人以上の商品等情報の提示依頼を、商品等提供者端末2のうち少なくとも一部に送信する。
【0045】
本例では、商品等流通者Jは、m(mは1以上の整数値)人存在する。
そこで、譲渡等者管理部65は、m人の商品等流通者J1乃至Jmの夫々に関する情報を商品等流通者情報として譲渡等者DB73に格納してm人毎に管理する。
即ち、譲渡等者DB73には、m人の商品等流通者J1乃至Jnの夫々の商品等流通者情報が格納される。
この場合、提示依頼部62は、m人の商品等流通者J1乃至Jmのうち指定された1人以上の商品等流通者端末3に対して、商品等情報の提示依頼をする。
【0046】
次に、
図2の本サービスを実現するための処理について説明する。
図6は、
図5の機能的構成を有する情報処理システムが実行する、
図2の本サービスを実現するための処理の概要を示している。
図7は、
図5の機能的構成を有する情報処理システムが実行する、
図2の本サービスを実現するための処理の詳細を示している。
【0047】
図6及び
図7の例では、商品等提供者Tとして、本店所在地が神奈川県である食品メーカA社が採用されている。
食品メーカA社の既存販路は、自社店舗、自社ECサイト、及び大手通販サイトとされている。この既存販路の顧客が、既存の顧客Ua(候補)、即ち、食品メーカA社の商材(自社の商品等)を認知している顧客Uaである。
【0048】
図6に示すように、食品メーカA社の商品等提供者端末2は、本サービスの登録依頼をプラットフォームサーバ1に対して行う。
すると、サービス提供者は、本サービスを利用するためのシステム提供をする。
本例では、システム提供は、商品等提供者端末2の
図5の機能ブロックの各機能を発揮させるための専用アプリの提供とされているが、特にこれに限定されない。例えば、プラットフォームサーバ1の
図5の機能ブロックの少なくとも一部を委譲させることを、システム提供としてもよい。
【0049】
その他、サービス提供者は、システム開発、本サービスの保守・運用、認証・アクティベート、API連携・カスタマイズをする。
【0050】
このようにしてシステム提供がなされた食品メーカA社(商品等提供者Tの一例)は、自身の商品等提供者端末2を用いて本サービスを利用することで、
図6に示す販路S1乃至S7のような新たな販路を獲得することができる。
換言すると、食品メーカA社は、販路S1乃至S7のような新たな販路の獲得により、新たにリーチできる顧客Ubを獲得することが可能になる。
【0051】
以下、この新たな販路S1乃至S7の夫々について、その順番に個別に説明していく。
【0052】
販路S1は、食品メーカA社の自社サイトにソーシャルギフト機能を搭載することで確立される販路である。
ここで、ソーシャルギフトとは、
図8及び
図9のサービスフローにより実現されるものをいう。
【0053】
図8は、ソーシャルギフトについて、ギフトを贈る人のサービスフローの一例を示す図である。
【0054】
ソーシャルギフトにおいては、ギフトを贈る人が、ギフトを貰う人に対して特定の商品等をギフトとして直接受け渡すのではなく、ギフトを貰う権利を譲渡する。
【0055】
ギフトとは、ギフトを貰う権利を有する者が、ギフトを貰う人Mとして、その権利を有していることを示すことで(例えば後述するギフトコードを入力することで)、貰うこと(所有権を有するようになること)ができる商品等である。
ここで、注目すべき点は、本実施形態でいう「ギフトを贈る人G」とは、ギフトを貰う人Mに対して、ギフトとなる商品等を直接贈る人ではなく、ギフトを貰う権利を贈る人である点である。
つまり、ギフトを貰う権利は、本サービスのサービス提供者が原始的に発生させるものであり、本サービスでは顧客Uや商品等流通者J等が「ギフトを贈る人G」となり、このギフトを貰う権利をサービス提供者から譲り受ける(有償と無償とは問わない)。そして、「ギフトを贈る人G」が、ギフトを貰う権利を、所望の相手に譲渡するのである。
つまり、ギフトを貰う権利を最終的に有した者が、ギフトを貰う人M(最終的な顧客U)となり、所望の商品等をギフトとして受け取ることができる。
【0056】
つまり、ギフトを贈る人Gが、本サービスのサービス提供者からギフトを貰う権利を譲受けることで、その権利をギフト貰う人Mに譲渡する。
ここで、このギフトを貰う権利を有していることを示すために、本サービスのサービス提供者は、所定のコード(例えば、アルファベットや数字等の組み合わせであり、以下、「ギフトコード」呼ぶ)を発行する。
つまり、ギフトを贈る人Gからギフトを貰う人Mへ贈られる対象が、この「ギフトコード」である。つまり、ギフトを貰う人Mは、この「ギフトコード」を本サービスのサービス提供者に示すことで、所望の商品等をギフトとして貰うことができる。
ここで、ギフトを贈る人Gが操作する端末102を、以下、「贈り手端末102」と呼ぶ。本サービスでは、販路によってギフトを贈る人Gが異なるため、贈り手端末102は、商品等提供者端末2となったり、商品等流通者端末3となったり、顧客Uの図示せぬ端末になったりする。
【0057】
具体的には例えば、まず、贈り手端末102は、ギフトを贈る人Gの操作により、プラットフォームサーバ1により管理されるウェブサイトのうち、ギフトコースの選択をさせるために提供される所定のウェブサイト(以下、「贈り手用選択サイト」と呼ぶ)にアクセスする。
これにより、贈り手端末102には、贈り手用選択サイトの各ページ、例えば本サービスの提供者が設定する複数種類のギフトコースの中から所定種類を選択するためのページが表示される。
ギフトを贈る人Gは、贈り手端末102を操作して、表示された複数種類のギフトコースの中から任意の種類を選択し、その種類のギフトコースを購入する。
【0058】
ここで、ギフトコースとは、所定の予算で贈ることができる1以上の商品等によって構成される商品リストである。
図6及び
図7の例では、商品リストには、食品メーカA社(商品等提供者Tの一例)の商材が含まれていることになる。
【0059】
また、ここで言う「ギフトコースを購入する」とは、ギフトを貰う権利として、当該ギフトコースに含まれる商品等の中から任意のものを選択してギフトとして貰う権利を購入することを言う。
【0060】
ここで、ギフトを贈る人Gが、所定種類のギフトコースを購入すると、本サービスのサービス提供者(プラットフォームサーバ1)は、購入されたギフトコースの所定種類と紐づけられたギフトコードを発行する。
即ち、このギフトコードを入力した人が、当該所定種類のギフトコースに掲載される任意の商品等をギフトとして貰う権利を有していることを、本サービスのサービス提供者(プラットフォームサーバ1)に示すことができる。
図8の例では、プラットフォームサーバ1は、ギフトを贈る人G毎にカスタマイズした所定の画面(以下、「カスタマイズ画面」と呼ぶ)を生成し、当該カスタマイズ画面にギフトコードを表示する。
そして、プラットフォームサーバ1は、当該カスタマイズ画面を特定するためのURL(Uniform Resource Locator)をメール等で贈り手端末102へ送信する。
贈り手端末102は、当該メール等に記載されたURLにアクセスすることで、カスタマイズ画面を表示することができる。これにより、贈り手端末102を使用するギフトを贈る人Gは、ギフトコードを受け取ることができる。
以上から、ギフトを贈る人Gは、ギフトを貰う人に対して、このギフトコードを渡すことで、本サービスのサービス提供者からギフトを貰う権利を譲渡する。
ここで、上述したギフトコードを受け渡す(ギフトを貰う権利を譲渡する)方法については、特に限定されないが、例えば、以下のような方法がある。
例えば、ギフトコードを受け取ったギフトを贈る人Gは、ギフトを貰う人Mに当該ギフトコードをメール等で送信することで、当該ギフトコードを受け渡すことができる。
また例えば、ギフトを贈る人Gは、ギフトコードを印刷した紙媒体等のカード(以下、「ギフトカード」と呼ぶ)を受け取ることで、当該ギフトコードを取得することも出来る。
なお、ギフトを贈る人Gが、ギフトカードの受け取りを希望する場合には、本サービスの提供者のスタッフ(オペレータ)Oは、ギフトを贈る人Gにギフトカードを配送する。
【0061】
続いて、ギフトを貰う人側のサービスフローを説明する。
図9は、ソーシャルギフトにおける、ギフトを貰う人のサービスフローの一例を示す図である。
なお、当該サービスフローは、
図8のサービスフローにおいて、ギフトを貰う人Mが、ギフトを贈る人Gから受け取ったギフトコードを入力し、商品等を取得(譲受ける)するまでのフローである。
ここで、ギフトを貰う人Mが操作する端末103を、以下、「貰い手端末103」と呼ぶ。本サービスでは、最終的なギフトを貰う人Mは、最終的な顧客Uとなるため、貰い手端末103は、最終的な顧客Uの図示せぬ端末となる。
【0062】
貰い手端末3は、ギフトを贈る人Gからギフトコードが渡されたギフトを貰う人Mの操作により、まずは、サービス提供者により管理されるサイトのうち、ギフトとしての商品等を選択させるために提供するサイト(以下、「貰い手用商品選択サイト」と呼ぶ)へとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ギフトを貰う人Mは、このようにギフトコードを入力することで、本サービスのサービス提供者に対してギフトを貰う権利を有していることを示すことができる。
そして、貰い手端末3は、貰い手用商品選択サイトの所定ページにおいて、当該ギフトコードに対応する種類のギフトコースに掲載された1以上の商品等を表示(提示)し、当該1以上の商品等の中から所定のものをギフトとして選択するための画面(以下、「商品選択画面」と呼ぶ)が表示される。
ギフトを貰う人Mは、表示された商品選択画面において、選択対象となる1以上の商品等の中から好みのものを選択し、自身の住所や連絡先等を入力する操作を行う。
これにより、ギフトを貰う人Mの商品選択は終了する。
本例では、この商品選択がなされると、ギフトを貰う人Mへ当該商品等を配送するために必要な配送情報が受注情報として生成され、プラットフォームサーバ1を介してメーカ(
図6及び
図7の例では食品メーカA社)の商品等提供者端末2に送信される。これにより、ギフト(食品メーカA社の商材等)は、ギフトを貰う人Mに譲渡される。
【0063】
以上、ソーシャルギフトについて、
図8を参照してギフトを贈る人Gのサービスフローについて説明し、
図9を参照してギフトを貰う人Mのサービスフローに分けて簡単に説明した。なお、ソーシャルギフトの仕組み等の詳細については、本出願人により既に出願された特開2019-021286号公報における明細書及び図面を参照するとよい。
即ち、ソーシャルギフト機能とは、
図8及び
図9のサービスフローを実現可能な一連の処理を実行させる機能である。
図6に戻り、販路S1においては、このようなソーシャルギフト機能が、食品メーカA社の自社サイトに搭載されることになる。
即ち、
図7に示すように、販路S1においては、プラットフォームサーバ1とAPI連携することにより、贈り手用選択サイトの各ページ、カスタマイズ画面、貰い手用商品選択サイトの各ページが、食品メーカA社の自社サイトに盛り込まれることになる。
これにより、
図6に示すように、食品メーカA社は、住所を知らない相手を新規な顧客Ubとすることが可能になる。
即ち、販路S1では、住所を知らない相手を新規な顧客Ubが、ギフトを贈る人G又はギフトを貰う人Mである。
【0064】
販路S2は、食品メーカA社の商材をギフトとするギフトカード(
図8参照)として本サービスのサービス提供者に発行してもらい、当該ギフトカード(カード型ギフト)をA社店舗で販売する販路である。
即ち、販路S2では、ギフトを贈る人Gが食品メーカA社である。このため、
図7に示すように、ギフトカードは、サービス提供者により作成されて、食品メーカA社に納品される。食品メーカAは手数料をサービス提供者に支払うことになる。
これにより、
図6に示すように、食品メーカA社にとって、現物(商材自体)ではない新たな利用シーンが創出されることになり、各種各様なビジネスモデルの実現が可能になる。
【0065】
販路S3は、サービス提供者販売サイトにて、食品メーカA社の商材の商品等情報を掲載させる販路である。
即ち、本サービスのサービス提供者自身も、プラットフォームサーバ1により、上述のソーシャルギフト機能を搭載したWebサイトを運営している。このWebサイトが、サービス提供者販売サイトである。即ち、販路S3では、サービス提供者が商品等流通者Jになる。
即ち、食品メーカA社の商材が、サービス提供者が販売するギフトに含められるため、食品メーカA社は、サービス提供者の顧客(ソーシャルギフト利用者)を自身の新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0066】
販路S3の具体的な処理の流れは、
図7に示す通りになる。
即ち、ステップS11において、商品等提供者端末2の登録依頼部51は、食品メーカA社の商材に関する情報を商品等情報(商品データ)として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。プラットフォームサーバ1の登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を商品等DB71に登録する。
サービス提供者の顧客(顧客Ubの候補)がギフトを贈る人Gとなり、ギフトコードを、ギフトを貰う人M(顧客Ubの別候補)に贈る。ギフトを貰う人Mが、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、サービス提供者により管理されるサイトのうち貰い手用商品選択サイトへとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ステップS21aにおいて、プラットフォームサーバ1の提示依頼部62は、食品メーカA社の商品等情報の提示依頼を、サービス提供者のWebサイトを管理する装置(商品等流通者端末3)に送信する。サービス提供者のWebサイトを管理する装置(商品等流通者端末3)の提示部81は、提示依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報をギフトに含めて貰い手用商品選択サイトを介して、サービス提供者の顧客(顧客Ubの候補)に提示する。
次に、ステップS22aにおいて、ギフトを貰う人Mは、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、食品メーカA社の商材を選択して、配送依頼をする。すると、サービス提供者のWebサイトを管理する装置(商品等流通者端末3)の受注受付部82は、ギフトを貰う人Mに対して、当該食品メーカA社の商材の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
ステップS12において、プラットフォームサーバ1の受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、食品メーカA社の商品等提供者端末2に対して提供する。これにより、食品メーカA社の商材は、ギフトを貰う人Mに対して配送される(商品配送がなされる)。
【0067】
販路S4は、自動車ディーラーのキャンペンサイトにて、食品メーカA社の商材の商品等情報を掲載させたり、ギフトカードとして譲渡させたりする販路である。
即ち、販路S4では、自動車ディーラーは、商品等流通者Jでもあり、ギフトを贈る人Gでもある。自動車ディーラー(ギフトを贈る人G)が、自社の自動車の購入者(ギフトを貰う人M)に対して、自動車購入の成約記念として、ギフトカード又はギフトコードを贈る。
自動車の購入者(ギフトを貰う人M)が、当該ギフトコード(ギフトカードに付されたもの含む)を入力して、自動車購入の成約記念として食品メーカA社の商材を選択操作するための貰い手用商品選択サイトが、自動車ディーラーのキャンペンサイトである。
このように、食品メーカA社の商材が、自動車購入の成約記念としてのギフトに含められるため、食品メーカA社は、自動車購入者を自身の新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0068】
販路S4の具体的な処理の流れは、
図7に示す通りになる。
即ち、ステップS11において、商品等提供者端末2の登録依頼部51は、食品メーカA社の商材に関する情報を商品等情報(商品データ)として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。プラットフォームサーバ1の登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を商品等DB71に登録する。
自動車購入者(ギフトを貰う人M)が、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、自動車ディーラーのキャンペンサイト(貰い手用商品選択サイト)へとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ステップS21bにおいて、プラットフォームサーバ1の提示依頼部62は、食品メーカA社の商品等情報の提示依頼を、自動車ディーラーが管理する装置(商品等流通者端末3)に送信する。自動車ディーラーが管理する装置(商品等流通者端末3)の提示部81は、提示依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を成約記念のギフトに含めて自動車ディーラーのキャンペンサイト(貰い手用商品選択サイト)を介して、自動車購入者(ギフトを貰う人Mであり、顧客Ubの候補)に提示する。
次に、ステップS22aにおいて、自動車購入者(ギフトを貰う人M)は、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、食品メーカA社の商材を選択して、配送依頼をする。すると、自動車ディーラーが管理する装置(商品等流通者端末3)の受注受付部82は、自動車購入者(ギフトを貰う人M)に対して、当該食品メーカA社の商材の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
ステップS12において、プラットフォームサーバ1の受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、食品メーカA社の商品等提供者端末2に対して提供する。これにより、食品メーカA社の商材は、自動車購入者(ギフトを貰う人M)に対して配送される(商品配送がなされる)。
【0069】
販路S5は、他者上場企業の株主優待ギフト(サイト)へ、食品メーカA社の商材の商品等情報を掲載させたり、ギフトカードとして譲渡させたりする販路である。
即ち、販路S5では、他者上場企業は、商品等流通者Jでもあり、ギフトを贈る人Gでもある。他者上場企業(ギフトを贈る人G)が、自社の株主や投資家(ギフトを貰う人M)に対して、株主優待として、ギフトカード又はギフトコードを贈る。
株主や投資家(ギフトを貰う人M)が、当該ギフトコード(ギフトカードに付されたもの含む)を入力して、株主優待として食品メーカA社の商材を選択操作するための貰い手用商品選択サイトが、他者上場企業の株主優待ギフト(サイト)である。
このように、食品メーカA社の商材が、他者上場企業の株主優待のギフトに含められるため、食品メーカA社は、他者上場企業の株主や投資家を自身の新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0070】
販路S5の具体的な処理の流れは、
図7に示す通りになる。
即ち、ステップS11において、商品等提供者端末2の登録依頼部51は、食品メーカA社の商材に関する情報を商品等情報(商品データ)として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。プラットフォームサーバ1の登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を商品等DB71に登録する。
株主や投資家(ギフトを貰う人M)が、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、他者上場企業の株主優待ギフト(貰い手用商品選択サイト)へとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ステップS21cにおいて、プラットフォームサーバ1の提示依頼部62は、食品メーカA社の商品等情報の提示依頼を、他者上場企業が管理する装置(商品等流通者端末3)に送信する。他社上場企業が管理する装置(商品等流通者端末3)の提示部81は、提示依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を株主優待のギフトに含めて、他者上場企業の株主優待ギフト(貰い手用商品選択サイト)を介して、株主や投資家(ギフトを貰う人Mであり、顧客Ubの候補)に提示する。
次に、ステップS22cにおいて、株主や投資家(ギフトを貰う人M)は、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、食品メーカA社の商材を選択して、配送依頼をする。すると、他社上場企業の装置(商品等流通者端末3)の受注受付部82は、株主や投資家(ギフトを貰う人M)に対して、当該食品メーカA社の商材の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
ステップS12において、プラットフォームサーバ1の受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、食品メーカA社の商品等提供者端末2に対して提供する。これにより、食品メーカA社の商材は、株主や投資家(ギフトを貰う人M)に対して配送される(商品配送がなされる)。
【0071】
販路S6は、神奈川県の観光機関が提供する「みやげっと(登録商標)」へ掲載させたり、ギフトカードとして譲渡させたりする販路である。
「みやげっと(登録商標)」とは、お土産としての商品等を、現地で直接販売するのではなく、ソーシャルギフトを利用したギフトとして、そのギフトカード又はギフトコードを販売するサービスをいう。なお、「みやげっと(登録商標)」の仕組み等の詳細については、本出願人により既に出願された特開2018-152071号公報における明細書及び図面を参照するとよい。
即ち、販路S6では、神奈川県の観光機関は、商品等流通者Jでもあり、ギフトを贈る人Gでもある。神奈川県の観光機関(ギフトを贈る人G)が、食品メーカA社の商材を神奈川県にきた観光客や出張者に対して、当該お土産のギフトカード又はギフトコードを販売する。なお、観光客や出張者は、当該ギフトカード又はギフトコードをさらに別の者(家族や職場の人)に贈ることもできるので、ギフトを贈る人Gにもなり得るが、以下説明の便宜上、ギフトを貰う人Mとして説明する。
観光客や出張者(ギフトを貰う人M)が、当該ギフトコード(ギフトカードに付されたもの含む)を入力して、神奈川県のお土産として食品メーカA社の商材を選択操作するためのサイトが、みやげっと(登録商標)で用いられる貰い手用商品選択サイトである。
このように、食品メーカA社の商材が、みやげっと(登録商標)による神奈川県のお土産としてのギフトに含められるため、食品メーカA社は、観光客や出張者を自身の新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0072】
販路S6の具体的な処理の流れは、
図7に示す通りになる。
即ち、ステップS11において、商品等提供者端末2の登録依頼部51は、食品メーカA社の商材に関する情報を商品等情報(商品データ)として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。プラットフォームサーバ1の登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を商品等DB71に登録する。
観光客や出張者(ギフトを貰う人M)が、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、みやげっと(登録商標)による貰い手用商品選択サイトへとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ステップS21dにおいて、プラットフォームサーバ1の提示依頼部62は、食品メーカA社の商品等情報の提示依頼を、神奈川県の観光機関が管理する装置(商品等流通者端末3)に送信する。神奈川県の観光機関が管理する装置(商品等流通者端末3)の提示部81は、提示依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を神奈川県のお土産としてのギフトに含めて、みやげっと(登録商標)による貰い手用商品選択サイトを介して、観光客や出張者(ギフトを貰う人Mであり、顧客Ub)に提示する。
次に、ステップS22dにおいて、観光客や出張者(ギフトを貰う人M)は、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、食品メーカA社の商材を神奈川県のお土産として選択して、配送依頼をする。すると、神奈川県の観光機関の装置(商品等流通者端末3)の受注受付部82は、観光客や出張者(ギフトを貰う人M)に対して、当該食品メーカA社の商材の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
ステップS12において、プラットフォームサーバ1の受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、食品メーカA社の商品等提供者端末2に対して提供する。これにより、食品メーカA社の商材は、観光客や出張者(ギフトを貰う人M)に対して神奈川県のお土産として配送される(商品配送がなされる)。
【0073】
販路S7は、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイトへ掲載させる販路である。
福利厚生カフェテリアプランとは、所定企業の福利厚生のためのプランとしてサービス提供者から提供されるサービスである。所定企業の従業員は、当該所定企業内の活動等を通じて所定のポイントを集めることができる。この所定のポイントは商品等の交換に利用することができて、このためのサイトが、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイトである。
なお、ポイントによる交換対象は、商品等単体でもよいが、ここでは説明の便宜上ソーシャルギフトを利用したギフトであるものとする。この場合、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイトは、貰い手用商品選択サイトとして機能する。
即ち、販路S7では、所定企業は、商品等流通者Jでもあり、ギフトを贈る人Gでもある。所定企業(ギフトを贈る人G)が、食品メーカA社の商材を従業員に対して、ポイントこうかんの対象として、ギフトカード又はギフトコードを譲渡する。なお、従業員は、当該ギフトカード又はギフトコードをさらに別の者(家族や職場の別の人)に贈ることもできるので、ギフトを贈る人Gにもなり得るが、以下説明の便宜上、ギフトを貰う人Mとして説明する。
所定企業の従業員(ギフトを貰う人M)が、当該ギフトコード(ギフトカードに付されたもの含む)を入力して、ポイント交換の対象として食品メーカA社の商材を選択操作するためのサイトが、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイトである。
このように、食品メーカA社の商材が、所定企業の福利厚生としてのポイント交換対象としてギフトに含められるため、食品メーカA社は、当該所定企業の従業員を自身の新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0074】
販路S7の具体的な処理の流れは、
図7に示す通りになる。
即ち、ステップS11において、商品等提供者端末2の登録依頼部51は、食品メーカA社の商材に関する情報を商品等情報(商品データ)として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。プラットフォームサーバ1の登録部61は、商品等提供者端末2からの登録依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報を商品等DB71に登録する。
所定企業の従業員(ギフトを貰う人M)が、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイト(貰い手用商品選択サイト)へとアクセスし、ギフトコードを入力する。
ステップS21deにおいて、プラットフォームサーバ1の提示依頼部62は、食品メーカA社の商品等情報の提示依頼を、所定企業が管理する装置(商品等流通者端末3)に送信する。所定企業が管理する装置(商品等流通者端末3)の提示部81は、提示依頼に基づいて、食品メーカA社の商品等情報をポイント交換対象としてのギフトに含めて、福利厚生カフェテリアプランポイント交換サイト(貰い手用商品選択サイト)を介して、従業員(ギフトを貰う人Mであり、顧客Ub)に提示する。
次に、ステップS22eにおいて、従業員(ギフトを貰う人M)は、自身の端末(
図9の貰い手端末3)を操作して、食品メーカA社の商材をポイント交換対象として選択して、配送依頼をする。すると、所定企業が管理する装置(商品等流通者端末3)の受注受付部82は、所定企業の従業員(ギフトを貰う人M)に対して、当該食品メーカA社の商材の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、受注情報を生成して、プラットフォームサーバ1に提供する。
ステップS12において、プラットフォームサーバ1の受注情報伝達部63は、当該受注情報を取得して、食品メーカA社の商品等提供者端末2に対して提供する。これにより、食品メーカA社の商材は、所定企業の従業員(ギフトを貰う人M)に対してポイント交換対象として配送される(商品配送がなされる)。
【0075】
以上、
図6乃至
図9を適宜参照して、
図2の本サービスの適用により確立が可能となる新たな販路S1乃至S7について説明した。
ただし、本サービスの適用先や、当該適用により確立が可能となる新たな販路は、上述の例に特に限定されず、各種各様な形態が存在する。
そこで、さらに以下、
図10乃至
図20を参照して、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の具体例について説明する。
【0076】
図10は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第1の具体例の概要を示す図である。
図10は、本サービスをメディアと連携させて適用させる例を示している。
【0077】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、メディア(テレビジョン放送局)の番組、例えば通販番組やバラエティ番組により紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地、飲食店、サービス提供事業者等が想定される。
即ち、商品等提供者Tが取材を受けることにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、メディアによりオンエアされる番組により紹介されたり、当該メディアについての一般紙や番組本で紹介されたり、或いは、特設サイトで紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、メディアで紹介された商品等を販売等するサイト(以下、「専用販売サイト」と呼ぶ)において商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、メディアが管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、メディアによりオンエアされた番組の視聴者により購入されることは勿論のこと、未視聴者によっても購入される。即ち、視聴者や未視聴者が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、視聴者や未視聴者から他者にギフトとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0078】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち視聴者、未視聴者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、メディアの番組により紹介された商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、視聴者、未視聴者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0079】
なお、メディアの番組により紹介された商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、メディアにより紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0080】
図11は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第2の具体例の概要を示す図である。
図11は、本サービスを交通インフラや宿泊施設と連携させて適用させる例を示している。
【0081】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、交通インフラや宿泊施設(鉄道、航空、バス、タクシー等)において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、商品等提供者Tが地域連携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、交通インフラや宿泊施設により紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、交通インフラや宿泊施設が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、移動時や宿泊時、観光中に旅行者や移動者により購入される。即ち、旅行者や移動者が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、旅行者や移動者から他者にプレゼント(お土産)として贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0082】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち旅行者、移動者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、メディアの番組により紹介された商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、旅行者、移動者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0083】
なお、交通インフラ、宿泊施設との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、メディアにより紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0084】
図12は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第3の具体例の概要を示す図である。
図12は、本サービスをスポーツと連携させて適用させる例を示している。
【0085】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、スポーツチームにおいて紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、商品等提供者Tがスポンサ提携や地域連携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、スポーツチームにより紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、スポーツチームが管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、観戦時やスタジアム等への来場時にそのスポーツチームのファンにより購入される。即ち、ファンが、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、ファンから他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0086】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち旅行者、移動者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、スポーツチームにより紹介された商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、ファンやギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0087】
なお、スポーツチームとの連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、メディアにより紹介された商品等の譲渡等が可能になる。また、これにより、商品等の受け取りのみならず、スポーツチーム等に関する情報の提供や、別の情報サイト等への誘因を推進することもできる。
【0088】
図13は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第4の具体例の概要を示す図である。
図13は、本サービスをエンタメ(例えばアイドル撮影会)及び地方の団体と連携させて適用させる例を示している。
【0089】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、エンタメ(例えばアイドル撮影会)及び地方の団体において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tがエンタメと提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、エンタメ(例えばアイドル撮影会)及び地方の団体等により紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、エンタメ(例えばアイドルの事務所)が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、例えばアイドル撮影会においてはそのアイドルのファン等により購入される。即ち、ファンが、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、ファンから他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0090】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ちファン、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、アイドル等により紹介された商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、ファンやギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0091】
このとき、専用販売サイトの売り上げは、エンタメ(アイドルグループやその事務所)、地方の団体(コンサート会場や船)に対して、レベニューシェア形態の契約を結ぶ。そして、QRコード(QRステッカー)は、例えば、アイドルの撮影におけるインスタント写真に付されて、ファン等に提供される。ファンは、このQRコードの読み込みにより、商品等のギフトコードやギフトカードの購入が可能となる。即ち、このように購入された際の報酬の一部が、エンタメ(アイドルグループやその事務所)、地方の団体(コンサート会場や船)に対して支払われるのである。
また例えば、QRコードから、そのエンタメのファンクラブサイト(例えば、アイドルのファンクラブの運営するウェブサイト)へのリンクを含む。これにより、購入者(顧客U)がファンクラブサイトを介して購入した商品等のギフトコードやギフトカードの報酬の一部が支払われる(分配される)のである。
このように、各者にレベニューシェア形態による報酬の分配が行われるため、商品等のギフトコードやギフトカードの流通を共同で行うことで、よりいっそうの販路の確立が可能となるのである。
【0092】
なお、エンタメや地方の団体との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、エンタメや地方の団体により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。また、これにより、商品等の受け取りのみならず、ファンクラブ等に関する情報の提供や、別の情報サイト等への誘因を推進することもできる。
【0093】
図14は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第5の具体例の概要を示す図である。
図14は、本サービスを店舗ソリューション(POSAカード)と連携させて適用させる例を示している。
【0094】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、店舗ソリューション(例えばコンビニ等で販売されているPOSAカード)において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tが店舗(例えばコンビニ)と提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、店舗ソリューション(例えばコンビニ等で販売されているPOSAカード)により紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、店舗(例えば、コンビニであればフランチャイズしている母体)が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、例えば店舗においてはその店舗の利用者(例えば店舗たるコンビニの近隣住民)等により購入される。即ち、店舗の利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0095】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、店舗にてPOSAカードで確認した商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0096】
このとき、専用販売サイトの売り上げは、上述のエンタメ(アイドルグループやその事務所)、地方の団体(コンサート会場や船)の例と同様に、レベニューシェア形態の契約を結ぶ。これにより、このように購入された際の報酬の一部が、店舗(例えばコンビニ)に対して支払われるのである。
このように、各者にレベニューシェア形態による報酬の分配が行われるため、商品等のギフトコードやギフトカードの流通を共同で行うことで、よりいっそうの販路の確立が可能となるのである。
【0097】
なお、店舗ソリューション(POSAカード)による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0098】
図15は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第6の具体例の概要を示す図である。
図15は、本サービスを店舗ソリューション(事前決済受取)と連携させて適用させる例を示している。
【0099】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、店舗ソリューション(事前決済による受け渡し)において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、生産工場等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tが店舗(例えばコンビニ)と提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、店舗ソリューション(例えばコンビニ等)を介して受け渡しされる。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、店舗(例えば、コンビニであればフランチャイズしている母体)が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等は、例えば専用サイトを閲覧した者等により購入される。即ち、専用サイトの利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0100】
顧客Uは、このようにして購入された商品等のギフトコードやギフトカードを用いることで、顧客Uは、店舗で商品を受け取ることが可能となる。即ち、顧客Uは、商品等のギフトコードやギフトカードを用いて、専用販売サイトに受取を希望する店舗の情報等を入力する。その結果、商品等は店舗に配送され、顧客Uは、その商品を受け取ることが可能となる。
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトで提示された商品等を店舗にて容易に受け取ることができる。
即ち、これにより、店舗の混雑を避け、事前購入を済ませた顧客Uへの商品受け渡しを迅速化することができる。更に言えば、店舗にとっては、過剰在庫や売れ残りのリスクを回避しつつ、顧客情報収集が可能となり、マーケティングにその情報を用いることができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0101】
このとき、専用販売サイトの売り上げは、上述のエンタメ(アイドルグループやその事務所)、地方の団体(コンサート会場や船)の例と同様に、レベニューシェア形態の契約を結ぶ。これにより、このように購入された際の報酬の一部が、店舗(例えばコンビニ)に対して支払われるのである。
このように、各者にレベニューシェア形態による報酬の分配が行われるため、商品等のギフトコードやギフトカードの流通を共同で行うことで、よりいっそうの販路の確立が可能となるのである。
【0102】
なお、エンタメや地方の団体との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0103】
図16は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第7の具体例の概要を示す図である。
図16は、本サービスをDXソリューションと連携させて適用させる例を示している。
【0104】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、DXソリューション(例えばある商品のメーカのECサイト)において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、店舗等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者TがDXソリューションと提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、DXソリューション(例えばメーカのECサイト)により紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、メーカ(ECサイト運営者)が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、DXソリューション(例えばメーカのECサイト)等により購入される。即ち、店舗の利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0105】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
つまり、DXソリューション(ECサイト)の運営者は、通常、そのまま商品等を販売していたところ、本サービスの専用販売サイトを介して、商品等のギフトコードやギフトカードの形態での販売が可能となる。
【0106】
なお、DXソリューションによる商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0107】
図17は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第8の具体例の概要を示す図である。
図17は、本サービスを自社イントラネットと連携させて適用させる例を示している。
【0108】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、自社イントラネット(例えばある法人のイントラネット上の福利厚生サービスサイト)において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tがある法人と提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、イントラネット上の福利厚生サービスサイトにより紹介される。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、その福利厚生を提供する法人が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等(又はそれを取得するためのギフトコードやギフトカード)は、イントラネット上の福利厚生サービスサイト等により購入される。即ち、イントラネット上の福利厚生サービスサイトを利用する法人の従業員等が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0109】
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトから、商品等を容易に購入することができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
つまり、イントラネット上の福利厚生サービスサイトの運営者は、本サービスの専用販売サイトに登録された商品等を、商品等のギフトコードやギフトカードの形態で、福利厚生の一環として提供可能となる。
【0110】
なお、自社イントラネットによる商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0111】
図18は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第9の具体例の概要を示す図である。
図18は、本サービスをインバウンド需要と連携させて適用させる例を示している。
【0112】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、インバウンドの購入者において紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tと空港・駅・ホテルと提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、空港・駅・ホテルを介して受け渡しされる。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、空港・駅・ホテルが管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等は、例えば専用サイトを閲覧した者等により購入される。即ち、専用サイトの利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0113】
顧客Uは、このようにして購入された商品等のギフトコードやギフトカードを用いることで、顧客Uは、空港・駅・ホテルで商品を受け取ることが可能となる。即ち、顧客Uは、商品等のギフトコードやギフトカードを用いて、専用販売サイトに受取を希望する空港・駅・ホテルの情報等を入力する。その結果、商品等はその空港・駅・ホテルに配送され、顧客Uは、その商品を受け取ることが可能となる。
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトで提示された商品等を空港・駅・ホテルにて容易に受け取ることができる。
即ち、購入者は、自身の帰国する国向けの検疫フィルタ(検疫の結果自国に持ち込み可能か否かのフィルタ)や自身の母国語を用いてプラットフォームサーバ1を介して商品等の購入をすることができる。また、空港・駅・ホテルに商品等を持ち運ぶ必要がなくなる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0114】
なお、エンタメや地方の団体との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0115】
図19は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第10の具体例の概要を示す図である。
図19は、本サービスをグローバル展開させて適用させる例を示している。
【0116】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、グローバル展開されて紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tと発送元の国(
図19の日本倉庫)の倉庫や発送先の国(
図19の海外倉庫)と提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、日本倉庫や海外倉庫を介して受け渡しされる。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、空港・駅・ホテルが管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等は、例えば専用サイトを閲覧した者等により購入される。即ち、専用サイトの利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0117】
顧客Uは、このようにして購入された商品等のギフトコードやギフトカードを用いることで、顧客Uは、商品等提供者Tの国、即ち発送元の国ではなく、顧客U自身の在住している国で商品を受け取ることが可能となる。即ち、顧客Uは、商品等のギフトコードやギフトカードを用いて、専用販売サイトに受取を希望する自宅の情報等を入力する。その結果、商品等は日本倉庫や海外倉庫を介して顧客Uの自宅に配送され、顧客Uは、その商品を受け取ることが可能となる。
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトで提示された商品等を空港・駅・ホテルにて容易に受け取ることができる。
即ち、購入者は、自身の在住する国向けの検疫フィルタ(検疫の結果自国に持ち込み可能か否かのフィルタ)や自身の母国語を用いてプラットフォームサーバ1を介して商品等の購入をすることができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0118】
なお、エンタメや地方の団体との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0119】
図20は、本サービスの適用先及当該適用により確立が可能となる新たな販路の第11の具体例の概要を示す図である。
図20は、本サービスをグローバル展開させて適用させる例を示している。
【0120】
前提として、商品等提供者Tにより提供される商品等が、グローバル展開されて紹介されるものとする。
ここで、商品等提供者Tは、例えば、メーカ、産地等が想定される。
即ち、例えば、商品等提供者Tと他サービスと提携することにより、当該商品等提供者により提供される商品等が、他サービスを介して受け渡しされる。
商品等提供者Tは、上述したように、商品等の商品等情報をプラットフォームサーバ1に登録する。
プラットフォームサーバ1は、登録された商品等について専用販売サイトにおいて商品等情報を提示する。
なお、専用販売サイトは、ソーシャルギフトを用いて商品等をギフトとしてギフトコード又はギフトカードの販売をするサイトでもよいし、商品等を直接販売するECサイトでもよい。また、専用販売サイトは、他―サービスの運営者が管理してもよいし、本サービスのサービス提供者が管理してもよいし、その他の者が管理してもよい。即ち、専用販売サイトの管理者が、商品等流通者Jになる。
この専用販売サイトへのアクセスは、例えば当該専用販売サイトのURLが埋め込まれたQRコード(QRステッカー)が発行されて、QRコードの読み込みにより可能とされている。
専用販売サイトにより販売される商品等は、例えば専用サイトを閲覧した者等により購入される。即ち、専用サイトの利用者(購入者)が、顧客Uになる。また、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合、商品等のギフトコードやギフトカードは、購入者から他者にプレゼントとして贈られることもある。この場合、ギフトの受取手(即ち、ギフトを貰う人M)もまた、顧客Uになる。
【0121】
顧客Uは、このようにして購入された商品等のギフトコードやギフトカードを用いることで、顧客Uは、他サービス上で本サービスの商品等のギフトコードやギフトカードを購入することが可能となる。
このようにして、専用販売サイトによる新たな販路が確立可能になる。
即ち、この新たな販路では、上述したように専用販売サイトの管理者は、商品等流通者Jであり、専用販売サイトがソーシャルギフト機能を有している場合にはギフトを贈る人Gでもある。
この専用販売サイトにより商品等(或いはギフトカード又はギフトコード)を購入する者、即ち購入者、ギフト受取手(ギフトを貰う人M)は全て、顧客Ubである。
つまり、この新たな販路では、顧客Ubは、自身の端末(スマートフォン)を操作することで、専用販売サイトで提示された商品等を自宅にて容易に受け取ることができる。
このように、商品等提供者Tの商品等は、購入者やギフト受取手(ギフトを貰う人M)を新たな顧客Ubとして取り込むことができる。
【0122】
なお、エンタメや地方の団体との連携による商品等の販路は、専用販売サイトに限定されず、上述の
図6及び
図7の販路S1乃至S7を任意に採用することは当然に可能である。
これにより、例えば、法人ノベルティ、株主優待、ポイント交換、福利厚生ギフト等の各種各様な形態で、店舗により紹介された商品等の譲渡等が可能になる。
【0123】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0124】
例えば、上述の実施形態では、商品等提供者端末2及び商品等流通者端末3の夫々にインストールされた専用アプリを起動させることで、商品等提供者端末2及び商品等流通者端末3の夫々において本サービスを利用することができる。ただし、これに限定されず、専用アプリをインストールすることなく、所定のウェブサイトにアクセスし、所定のログイン操作を行うことで本サービスを利用できるようにしてもよい。
【0125】
また、上述の実施形態では、明確に言及はしてはいないが、ギフトとして採用される商品には、IoTの技術が応用されてもよい。
具体的に例えば、ギフト受取者Bが受け取ったギフトが冷蔵庫(図示せず)であった場合、その冷蔵庫に保存されている食品等を判別するセンサ等を搭載する等してもよい。
そして、例えば、冷蔵庫に保存されていた牛乳がなくなった場合には、その旨がギフトを贈る者(例えば利用者M)等に伝達されて、次回贈るギフトの選択に考慮できるようにしてもよい。
【0126】
また例えば、ギフト商品リストに掲載される商品には、役務の提供を受ける権利が含まれていてもよい。例えばレストランの食事券、旅行券、コンサートチケットは、いずれもギフト商品リストに掲載され得る商品の一例である。つまり、本発明における「アイテム」は、有体物である商品と、役務の提供を受ける権利のように無体物である商品とのいずれをも包含する概念として用いられる。
【0127】
また、
図5に示すプラットフォームサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0128】
また、
図6に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に
図6の例に限定されない。
【0129】
また、機能ブロックの存在場所も、
図6に限定されず、任意でよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0130】
各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばプラットフォームサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0131】
このようなプログラムを含む記録媒体は、各ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、リムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各ユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0132】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に添って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0133】
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものである。
【0134】
以上まとめると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システム(例えば、
図3の情報処理システム)は、
商品又は役務を商品等として商品等を提供する商品等提供者により管理される第1情報処理装置(例えば、
図3の商品等提供者端末2)と、
前記商品を流通させる商品等流通者により管理される第2情報処理装置(例えば、
図3の商品等流通者端末3)と、
前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置の夫々と通信をする第3情報処理装置(例えば、
図3のプラットフォームサーバ1)と、
を含む情報処理システムにおいて、
前記第1情報処理装置は、
前記商品等に関する情報を商品等情報として、前記第3情報処理装置に登録依頼をする登録依頼手段(例えば、
図5の登録依頼部51)と、
前記商品等が顧客に受注されたことを示す情報が受注情報として、前記第3情報処理装置から提供されてきた場合、当該受注情報を取得する受注情報取得手段(例えば、
図5の受注情報取得部52)と、
前記受注情報に基づいて、前記商品等の顧客への提供の制御を実行する商品等提供手段(例えば、
図5の商品等提供制御部53)と、
を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第3情報処理装置からの前記商品等情報の提示依頼に基づいて、当該商品等情報を、前記商品等の譲渡を受ける候補者である譲受候補人に提示する提示手段(例えば、
図5の提示部81)と、
前記譲受候補人のうち所定の者に対して、前記商品等の譲渡の受注を受付ける受注受付手段(例えば、
図5の受注受付部82)と、
前記所定の者を前記顧客として前記受注情報を生成して、前記第3情報処理装置に提供する受注情報生成手段(例えば、
図5の受注情報生成部83)と、
を備え、
前記第3情報処理装置は、
前記第1情報処理装置からの前記登録依頼に基づいて、前記商品等情報を登録する登録手段(例えば、
図5の登録部61)と、
前記商品等情報の提示依頼を前記第2情報処理装置にする提示依頼手段(例えば、
図5の提示依頼部62)と、
前記商品等情報の前記受注情報を前記第2情報処理装置から取得して前記第1情報処理装置に提供する受注情報伝達手段(例えば、
図5の受注情報伝達部63)と、
を備えれば足りる。
これにより、商品等提供者から提供される商品等の販路を拡大し、その結果商品等の新たな顧客層を獲得することができる。
【0135】
前記第2情報処理装置又は第3情報処理装置は、
前記商品等をギフトとして贈る第1の人に対して、前記商品等を前記ギフトとして貰う権利を有することを示す情報を権利情報として、当該権利情報を発行する発行手段(例えば、
図5の提示依頼部62)と、
をさらに備え、
前記第2情報処理装置は、
前記第1の人から前記権利情報が提供された第2の人が操作する第4情報処理装置に対する操作により、当該権利情報の入力を受付ける権利情報受付手段、
を備え、
前記第2情報処理装置において、
前記提示手段は、前記権利情報の入力が受け付けられた場合、前記商品等情報を提示し、
前記受注情報生成手段は、提示された前記商品等情報が前記第2の人の前記第4情報処理装置に対する操作により選択された場合、前記第2の人を前記顧客として、前記受注情報を生成して前記第3情報処理装置に提供する、ことができる。
【0136】
前記商品等提供者はn(nは1以上の整数値)人存在し、
前記第3情報処理装置は、
前記商品等提供者の夫々に関する情報を商品等提供者情報として前記n人毎に管理する商品等提供者管理手段
をさらに備え、
前記第3情報処理装置において、
前記登録手段は、前記商品等情報を前記n人毎に登録し、
前記提示依頼手段は、前記n人の商品等提供者のうち指定された1人以上の前記商品等情報の前記提示依頼を前記第2情報処理装置にする、ことができる。
【0137】
前記商品等流通者はm(mは1以上の整数値)人存在し、
前記第3情報処理装置は、
前記商品等流通者の夫々に関する情報を商品等流通者情報として前記m人毎に管理する商品等提供者管理手段
をさらに備え、
前記第3情報処理装置において、
前記提示依頼手段は、前記m人の商品等流通者のうち指定された1人以上の前記第2情報処理装置に対して、前記商品等情報の前記提示依頼をする、ことができる。
【符号の説明】
【0138】
1:プラットフォームサーバ、2,2-1乃至2-n:提供者端末、3,3-1乃至3-m:利用者端末、11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:バス、15:入出力インターフェース、16:出力部、17:入力部、18:記憶部、19:通信部、20:ドライブ、30:リムーバブルメディア
【要約】
商品等提供者から提供される商品等の販路を拡大し、その結果商品等の新たな顧客層を獲得することを課題とする。
商品又は役務を商品等として商品等を提供する商品等提供者により管理される商品等提供者端末2と、商品を流通させる商品等流通者により管理される商品等流通者端末3と、第1情報処理装置及び第2情報処理装置の夫々と通信をするプラットフォームサーバ1と、を含む情報処理システムにおいて、登録依頼部51は、商品等に関する情報を商品等情報として、プラットフォームサーバ1に登録依頼をする。提示部81は、プラットフォームサーバ1からの商品等情報の提示依頼に基づいて、商品等情報を、商品等の譲渡を受ける候補者である譲受候補人に提示する。受注受付部82は、譲受候補人のうち所定者に対して、商品等の譲渡の受注を受付ける。受注情報生成部83は、その所定者を顧客として受注情報を生成する。