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特許7117106カランコエ属におけるウドンコ病耐性遺伝子
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  • 特許-カランコエ属におけるウドンコ病耐性遺伝子 図1
  • 特許-カランコエ属におけるウドンコ病耐性遺伝子 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-03
(45)【発行日】2022-08-12
(54)【発明の名称】カランコエ属におけるウドンコ病耐性遺伝子
(51)【国際特許分類】
   C12N 15/57 20060101AFI20220804BHJP
   A01H 6/00 20180101ALI20220804BHJP
   C12N 5/04 20060101ALI20220804BHJP
   C12N 9/66 20060101ALI20220804BHJP
【FI】
C12N15/57
A01H6/00
C12N5/04
C12N9/66 ZNA
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2017564798
(86)(22)【出願日】2016-02-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2018-03-29
(86)【国際出願番号】 EP2016054220
(87)【国際公開番号】W WO2016139178
(87)【国際公開日】2016-09-09
【審査請求日】2018-08-31
【審判番号】
【審判請求日】2020-05-21
(31)【優先権主張番号】15157519.8
(32)【優先日】2015-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】517309157
【氏名又は名称】デュメン・グループ・ベー・フェー
【氏名又は名称原語表記】DUMMEN GROUP B.V.
【住所又は居所原語表記】Coldenhovelaan 6,2678 PS De Lier,The Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】イサーク・ヨハネス・フリーランデル
(72)【発明者】
【氏名】チュンティン・ラン
(72)【発明者】
【氏名】パウルス・コルネリス・マリス
(72)【発明者】
【氏名】ロジャー・アドリアヌス・ペーテルス
【合議体】
【審判長】福井 悟
【審判官】長井 啓子
【審判官】宮岡 真衣
(56)【参考文献】
【文献】米国植物特許発明第6878(US,P)
【文献】特表2014-513922(JP,A)
【文献】特開2014-3980(JP,A)
【文献】Cho,S.E.et al.,First Report of Powdery Mildew Caused by Erysiphe sedi on Kalanchoe blossfeldiana in Korea,[online],Plant Dis.,2012年10月22日,Vol.96,p.1701,[retrieved on 2019-06-19],Internet,URL,https://apsjournals.apsnet.org/doi10.1094/PDIS-06-12-0570-PDN
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N 15/00 - 15/90
C12N 9/00 - 9/99
A01H 1/00 - 17/00
A01N 1/00 - 65/48
A01P 1/00 - 23/00
CAPlus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/WPIDS(STN)
UniProt/GeneSeq
GenBank/EMBL/DDBJ/GeneSeq
JSTPlus/JST7580/JMEDPlus(JDreamIII)
PubMed
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号1のタンパク質と比較して、カランコエ植物のチオエステラーゼ又はチオエステラーゼ様タンパク質にアミノ酸の置換を含むタンパク質を含むカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分であって、該アミノ酸の置換が配列番号1の22位及び23位でのアミノ酸トレオニンのアラニンへのアミノ酸置換であり、該カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分がウドンコ病に対して耐性である、カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【請求項2】
前記タンパク質が配列番号2のタンパク質である、請求項1に記載のカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【請求項3】
前記タンパク質がアミノ酸配列モチーフ「PATAAEST」を含む、請求項1又は2に記載のカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【請求項4】
配列番号3の64位のAからGの核酸置換及び67位のAからGの核酸置換を有する核酸を含むカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分であって、該カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分がウドンコ病に対して耐性である、カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【請求項5】
前記カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分がウドンコ病原菌Oidium kalanchoeaeに対して耐性である、請求項1~のいずれかに記載のカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【請求項6】
前記カランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分がKalanchoe adelaeKalanchoe arborescensKalanchoe beauverdiiKalanchoe beharensisKalanchoe bentiiKalanchoe blossfeldianaKalanchoe bouvetiiKalanchoe bracteataKalanchoe campanulataKalanchoe crenataKalanchoe crundalliiKalanchoe daigremontianaKalanchoe delagoensisKalanchoe dinklageiKalanchoe eriophyllaKalanchoe farinaceaKalanchoe fedtschenkoiKalanchoe figuereidoiKalanchoe flammeaKalanchoe gastonisKalanchoe glaucescensKalanchoe gracilipesKalanchoe grandidieriKalanchoe grandifloraKalanchoe hildebrantiiKalanchoe jongmansiiKalanchoe kewensisKalanchoe laciniataKalanchoe laetivirensKalanchoe lateritiaKalanchoe laxifloraKalanchoe linearifoliaKalanchoe longifloraKalanchoe luciaeKalanchoe macrochlamysKalanchoe manginiiKalanchoe marnierianaKalanchoe marmorataKalanchoe millottiiKalanchoe miniataKalanchoe nyikaeKalanchoe obtusaKalanchoe orgyalisKalanchoe peltataKalanchoe petitianaKalanchoe pinnataKalanchoe porphyrocalyxKalanchoe proliferaKalanchoe pubescensKalanchoe pumilaKalanchoe quartinianaKalanchoe rhombopilosaKalanchoe robustaKalanchoe rolandiKalanchoe roseiKalanchoe rotundifoliaKalanchoe schizophyllaKalanchoe serrataKalanchoe sexangularisKalanchoe streptanthaKalanchoe suarezensisKalanchoe synsepalaKalanchoe synsepala f.dissectaKalanchoe thyrsifloraKalanchoe tomentosaKalanchoe tubifloraKalanchoe unifloraKalanchoe velutina及びKalanchoe viguieri;好ましくはK.blossfeldianaK.laciniataK.rotundifoliaK.aromaticaK.pubescensK.grandifloraK.citrinaK.ambolensisK.faustiiK.schumacheriiK.pritwitziiK.flammeaK.figueredoiK.rauhiiK.obtusaK.pumilaK.marmorataK.porphyrocaluxK.jongmansiiK.pinnataK.diagremontianaK.gracilipesK.campanulataK.latisepelaK.coccineaK.fedtschenkoiK.tubifloraK.decumbensK.manginiiK.orgyalisK.crenataK.tomentosa及びそれらの雑種よりなる群から選択される装飾的な花がさくカランコエ植物よりなる群から選択される、請求項1~のいずれかに記載のカランコエ植物、そのプロトプラスト又は植物部分。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カランコエ属に属する植物に、ウドンコ病耐性表現型又はウドンコ病耐性を付与することができるタンパク質に関する。このウドンコ病耐性は、好ましくは、Oidium kalanchoeaeが原因病原体である、ウドンコ病菌感染に対する耐性である。本発明は、このタンパク質をコードする核酸配列又はcDNA配列及び遺伝子に関するものでもある。さらに、本発明は、本願所定のタンパク質、核酸配列及び遺伝子の、ウドンコ病耐性カランコエ属植物、例えばOidium kalanchoeae耐性カランコエ植物を選択するための使用、並びに、本願所定のタンパク質、本願所定のcDNAのmRNA形態又は本願所定の遺伝子を含むウドンコ病耐性カランコエ植物、例えばOidium kalanchoeae耐性カランコエ植物に関する。
【背景技術】
【0002】
カランコエ(Kalanchoe)は、アカマツ科の熱帯性多肉植物のうち約125種の属である。この属のうちの1種のみがアメリカに由来し、56種がアフリカ南部及び東部に由来し、60種がマダガスカルに由来することが知られている。カランコエ属植物は南東アジア及び中国でも見られる。
【0003】
カランコエ属に属する既知種は、Kalanchoe adelaeKalanchoe arborescensKalanchoe beauverdiiKalanchoe beharensisKalanchoe bentiiKalanchoe blossfeldianaKalanchoe bouvetiiKalanchoe bracteataKalanchoe campanulataKalanchoe crenataKalanchoe crundalliiKalanchoe daigremontianaKalanchoe delagoensisKalanchoe dinklageiKalanchoe eriophyllaKalanchoe farinaceaKalanchoe fedtschenkoiKalanchoe figuereidoiKalanchoe flammeaKalanchoe gastonisKalanchoe glaucescensKalanchoe gracilipesKalanchoe grandidieriKalanchoe grandifloraKalanchoe hildebrantiiKalanchoe jongmansiiKalanchoe kewensisKalanchoe laciniataKalanchoe laetivirensKalanchoe lateritiaKalanchoe laxifloraKalanchoe linearifoliaKalanchoe longifloraKalanchoe luciaeKalanchoe macrochlamysKalanchoe manginiiKalanchoe marnierianaKalanchoe marmorataKalanchoe millottiiKalanchoe miniataKalanchoe nyikaeKalanchoe obtusaKalanchoe orgyalisKalanchoe peltataKalanchoe petitianaKalanchoe pinnataKalanchoe porphyrocalyxKalanchoe proliferaKalanchoe pubescensKalanchoe pumilaKalanchoe quartinianaKalanchoe rhombopilosaKalanchoe robustaKalanchoe rolandiKalanchoe roseiKalanchoe rotundifoliaKalanchoe schizophyllaKalanchoe serrataKalanchoe sexangularisKalanchoe streptanthaKalanchoe suarezensisKalanchoe synsepalaKalanchoe synsepala f. dissectaKalanchoe thyrsifloraKalanchoe tomentosaKalanchoe tubifloraKalanchoe unifloraKalanchoe velutina及びKalanchoe viguieriである。
【0004】
ほとんどのカランコエ属植物は、低木又は多年生の草本植物であるが、少数は毎年又は隔年である。最も大きなマダガスカル産Kalanchoe beharensis植物は6メートルに達する場合があるが、ほとんどの種は1メートル未満である。カランコエ属植物は、花弁の内側表面に新たな細胞を成長させて花弁を外方向に移動させることによって花を開き、花弁の外側に新たな細胞を成長させて花を閉じることを特徴とする。
【0005】
カランコエ属植物は、一般に観賞用の室内園芸植物及び岩石庭園向け植物や水生庭園向け植物として栽培されている。カランコエ属植物は、増殖の容易さ、水が少なくて済むこと、及び典型的には栄養生長をはるかに上回って房に生じる広範囲の花色のため人気がある。ブリオフィラム(Bryophyllum)の区分(以前は独立の属であった)は、「着生植物」のKalanchoe pinnataなどの種を包含する。これらの植物では、新たな個体は、葉に沿ったくぼみに肉芽又は子芽としても知られる小植物体として栄養的に発育する。これらの若い植物は最終的に落ちて根をはる。花をつけて種をつけるこの属の種には雄株が見つかっていないため、一般に数千株の母と呼ばれている。
【0006】
他のベンケイソウ(Crassulaceae)科(TylecodonCotyledon及びAdromischus属など)と共通して、カランコエ種には、特に放牧動物において心臓に対する中毒症を引き起こす可能性のあるブファジエノイド強心配糖体が含まれている。これは南アフリカのカルー地域内における多くのカランコエ種の原産範囲で特に問題であり、そこで生じる動物の疾患はクリンププエク病(縮小症)又は子宮内膜症として知られている。同様の中毒症がオーストラリアでも起きている。
【0007】
伝統医学では、カランコエ種は、感染症、リウマチ及び炎症などの病気を治療するために使用されてきた。また、カランコエ抽出物は免疫抑制効果も有する。Kalanchoe pinnataは、トリニダード・トバゴでは、伝統的な高血圧治療薬として使用されていると記録されている。
【0008】
ウドンコ病は、それ自体が特に生植物上で生じる微細な菌糸(真菌の菌糸)からなる、薄く表面的な通常は白っぽい成長物として現れる。園芸において、ウドンコ病は、一般に、Erysiphales目に属する真菌によって引き起こされる病気である。「ウドンコ病」という名称は、一般的にはカビの成長を意味するものとして使用することができる。当該技術分野では、ウドンコ病はベト病とも呼ばれ、用語ウドンコ病及びベト病は、本明細書において区別なく使用する。
【0009】
カランコエはウドンコ病の影響を特に受けやすい。ウドンコ病は、一般的に植物の生育に有害ではないが、植物が見苦しくて魅力的でなくなることで、植物育種家にとって大きな経済的損失を招くおそれがある。
【0010】
カランコエ属でのカビ感染の主な症状は、葉、芽、茎、新芽及び花に白いタルカムパウダー状の成長物が存在することである。ウドンコ病のカビは若くて柔らかい葉に感染しやすいが、古い葉にも同様に感染する。ウドンコ病に関連する他の症状としては、葉の黄変、葉の壊死、葉の巻き、葉の歪み及び早期の葉の落下が挙げられる。ウドンコ病菌に感染したカランコエは、発育が妨げられた状態になる場合が多い。重度のウドンコ病菌感染は、最終的に植物全体を覆うことになる。カビ感染の予防は、培養制御方法や殺菌剤によって達成できる。
【0011】
カランコエにおいてウドンコ病を防除するための培養ベースの方法及び殺菌剤の両方には欠点がある。例えば、培養ベースの方法は、カランコエ属植物の商業的成長及び培養には実用的ではなく、また、殺菌剤の欠点としては、殺菌剤による選択圧による環境への影響及びウドンコ病耐性病原菌の発生などが一般的に知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
カビ感染の経済的な影響を考慮すると、依然としてカランコエ育種の分野においては、ウドンコ病耐性カランコエ植物、特に、ウドンコ病原菌Oidium kalanchoeaeに対して耐性であるカランコエ植物に対するニーズがある。当該技術分野では、Oidium kalanchoeaeOidium kalanchoeaeは、Oidiumkalanchoes又はOidium calanchoeaeとも呼ばれている。
【0013】
本発明の目的は、特に、当該分野における上記ニーズを満たすことである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
他の目的のうち、上記目的は、チオエステラーゼ又はチオエステラーゼ様タンパク質を与えるウドンコ病又はベト病耐性をコードするウドンコ病耐性遺伝子を提供することを通じて本発明によって達成される。
【0015】
具体的には、第1の態様によれば、上記の目的は、とりわけ、配列番号1のタンパク質又はそれと80%の配列同一性を有するタンパク質と比較して、カランコエ植物のチオエステラーゼ又はチオエステラーゼ様タンパク質に1以上のアミノ酸の置換、欠失又は挿入を含むタンパク質であって、該1以上のアミノ酸の置換、欠失又は挿入によって、配列番号1又はそれと80%の配列同一性を有するタンパク質を含むカランコエ植物と比較して、カランコエ植物におけるウドンコ病耐性が増大したタンパク質を提供することによる本発明によって達成される。
【0016】
ここで、このタンパク質は、ウドンコ病耐性、特に、ウドンコ病原体であるOidium kalanchoeaeに対する耐性を付与する、同定された第1タンパク質についてROK-1タンパク質と示すことができる。
【0017】
このウドンコ病耐性、特にOidium kalanchoeaeに対する耐性の増大は、コードする遺伝子がホモ接合性で存在するかヘテロ接合性で存在するかにかかわらず観察される。
【0018】
本発明において、80%~99%の配列同一性の割合とは、対応するタンパク質がカランコエ植物においてウドンコ病耐性を付与する条件下で、81%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%又は98%などを意味する。
【0019】
本明細書で使用するときに、適切なアラインメント後の配列同一性とは、それぞれ配列番号1又は配列番号3の全長にわたる同一のアミノ酸又は核酸のパーセンテージをいう。
【0020】
本発明のこの態様の特に好ましい実施形態によれば、本願所定のタンパク質は、配列番号1のアミノ酸1~50に1以上のアミノ酸の置換、欠失又は挿入を含む。本発明者は、驚くべきことに、ウドンコ病耐性表現型、例えば、ウドンコ病原菌Oidium kalanchoeaeに対する耐性が特に配列番号1のN末端領域の修飾によって付与されることを見出した。本発明は、好ましくは配列番号1の22位及び/又は23位でのアミノ酸置換、より好ましくは配列番号1の22位及び/又は23位でのアミノ酸トレオニンの置換、最も好ましくは配列番号1の22位及び/又は23位でのアミノ酸トレオニンのアミノ酸アラニンによる置換に関する。
【0021】
本発明のさらに別の特に好ましい実施形態によれば、本願所定のタンパク質のアミノ酸配列は、配列番号2に示されるアミノ酸配列である。
【0022】
最も好ましい実施形態によれば、本発明に係るタンパク質は、アミノ酸配列モチーフ「PATAAEST」を含む。これに対し、ウドンコ病耐性を付与しないタンパク質は、例えばアミノ酸配列モチーフ「PATTTEST」を含む。
【0023】
本発明の第1の態様の好ましい実施形態によれば、カランコエ植物は、Kalanchoe adelaeKalanchoe arborescensKalanchoe beauverdiiKalanchoe beharensisKalanchoe bentiiKalanchoe blossfeldianaKalanchoe bouvetiiKalanchoe bracteataKalanchoe campanulataKalanchoe crenataKalanchoe crundalliiKalanchoe daigremontianaKalanchoe delagoensisKalanchoe dinklageiKalanchoe eriophyllaKalanchoe farinaceaKalanchoe fedtschenkoiKalanchoe figuereidoiKalanchoe flammeaKalanchoe gastonisKalanchoe glaucescensKalanchoe gracilipesKalanchoe grandidieriKalanchoe grandifloraKalanchoe hildebrantiiKalanchoe jongmansiiKalanchoe kewensisKalanchoe laciniataKalanchoe laetivirensKalanchoe lateritiaKalanchoe laxifloraKalanchoe linearifoliaKalanchoe longifloraKalanchoe luciaeKalanchoe macrochlamysKalanchoe manginiiKalanchoe marnierianaKalanchoe marmorataKalanchoe millottiiKalanchoe miniataKalanchoe nyikaeKalanchoe obtusaKalanchoe orgyalisKalanchoe peltataKalanchoe petitianaKalanchoe pinnataKalanchoe porphyrocalyxKalanchoe proliferaKalanchoe pubescensKalanchoe pumilaKalanchoe quartinianaKalanchoe rhombopilosaKalanchoe robustaKalanchoe rolandiKalanchoe roseiKalanchoe rotundifoliaKalanchoe schizophyllaKalanchoe serrataKalanchoe sexangularisKalanchoe streptanthaKalanchoe suarezensisKalanchoe synsepalaKalanchoe synsepala f.dissectaKalanchoe thyrsifloraKalanchoe tomentosaKalanchoe tubifloraKalanchoe unifloraKalanchoe velutina及びKalanchoe viguieri;好ましくは、K.blossfeldianaK.laciniataK.rotundifoliaK.aromaticaK.pubescensK.grandifloraK.citrinaK.ambolensisK.faustiiK.schumacheriiK.pritwitziiK.flammeaK.figueredoiK.rauhiiK.obtusaK.pumilaK.marmorataK.porphyrocaluxK.jongmansiiK.pinnataK.diagremontianaK.gracilipesK.campanulataK.latisepelaK.coccineaK.fedtschenkoiK.tubifloraK.decumbensK.manginiiK.orgyalisK.crenataK.tomentosa及びそれらの雑種よりなる群から選択される装飾的な花がさくカランコエ植物よりなる群から選択される。
【0024】
第2の態様によれば、本発明は、本願所定のタンパク質をコードする核酸配列に関し、好ましくは、この核酸配列は、配列番号3の64位及び/又は67位に核酸置換を有し、例えば、AのGによる置換を有し、より好ましくは、この核酸配列は、配列番号4又は配列番号5又は配列番号6に示される配列を有する。
【0025】
第3の態様によれば、本発明は、本願所定の核酸配列に転写されることのできる遺伝子及びタンパク質に関する。したがって、本発明は、適切な条件下でmRNAを転写するための鋳型であることのできる遺伝子を包含し、このmRNAは、その後本願所定のタンパク質配列に翻訳される。
【0026】
第4の態様によれば、本発明は、本発明のタンパク質、核酸配列又は遺伝子の、ウドンコ病耐性Kalanchoe植物を選択するための使用に関する。このような選択は、例えば、ハイブリダイゼーション、PCR、ELISA、制限分析又はノーザン/サザンブロットによって、Oidium Kalanchoeae耐性カランコエ植物などのウドンコ病耐性カランコエ植物を好ましくは発育の初期段階で同定し、それによって既存及び新規のカランコエ植物の育種プロセスを容易にすることを含むことができる。
【0027】
本発明の使用方法は、好ましくは、Kalanchoe adelaeKalanchoe arborescensKalanchoe beauverdiiKalanchoe beharensisKalanchoe bentiiKalanchoe blossfeldianaKalanchoe bouvetiiKalanchoe bracteataKalanchoe campanulataKalanchoe crenataKalanchoe crundalliiKalanchoe daigremontianaKalanchoe delagoensisKalanchoe dinklageiKalanchoe eriophyllaKalanchoe farinaceaKalanchoe fedtschenkoiKalanchoe figuereidoiKalanchoe flammeaKalanchoe gastonisKalanchoe glaucescensKalanchoe gracilipesKalanchoe grandidieriKalanchoe grandifloraKalanchoe hildebrantiiKalanchoe jongmansiiKalanchoe kewensisKalanchoe laciniataKalanchoe laetivirensKalanchoe lateritiaKalanchoe laxifloraKalanchoe linearifoliaKalanchoe longifloraKalanchoe luciaeKalanchoe macrochlamysKalanchoe manginiiKalanchoe marnierianaKalanchoe marmorataKalanchoe millottiiKalanchoe miniataKalanchoe nyikaeKalanchoe obtusaKalanchoe orgyalisKalanchoe peltataKalanchoe petitianaKalanchoe pinnataKalanchoe porphyrocalyxKalanchoe proliferaKalanchoe pubescensKalanchoe pumilaKalanchoe quartinianaKalanchoe rhombopilosaKalanchoe robustaKalanchoe rolandiKalanchoe roseiKalanchoe rotundifoliaKalanchoe schizophyllaKalanchoe serrataKalanchoe sexangularisKalanchoe streptanthaKalanchoe suarezensisKalanchoe synsepalaKalanchoe synsepala f.dissectaKalanchoe thyrsifloraKalanchoe tomentosaKalanchoe tubifloraKalanchoe unifloraKalanchoe velutina and Kalanchoe viguieri;好ましくは、K.blossfeldianaK.laciniataK.rotundifoliaK.aromaticaK.pubescensK.grandifloraK.citrinaK.ambolensisK.faustiiK.schumacheriiK.pritwitziiK.flammeaK.figueredoiK.rauhiiK.obtusaK.pumilaK.marmorataK.porphyrocaluxK.jongmansiiK.pinnataK.diagremontianaK.gracilipesK.campanulataK.latisepelaK.coccineaK.fedtschenkoiK.tubifloraK.decumbensK.manginiiK.orgyalisK.crenataK.tomentosa及びそれらの雑種よりなる群から選択される装飾的な花がさくカランコエ植物よりなる群から選択されるウドンコ病耐性カランコエ植物の選択に使用される。
【0028】
第5の態様によれば、本発明は、本願所定のタンパク質、本願所定の核酸配列又は本願所定の遺伝子を含む植物、プロトプラスト又は植物部分に関する。本発明の植物、プロトプラスト又は植物部分は、好ましくは、Kalanchoe adelaeKalanchoe arborescensKalanchoe beauverdiiKalanchoe beharensisKalanchoe bentiiKalanchoe blossfeldianaKalanchoe bouvetiiKalanchoe bracteataKalanchoe campanulataKalanchoe crenataKalanchoe crundalliiKalanchoe daigremontianaKalanchoe delagoensisKalanchoe dinklageiKalanchoe eriophyllaKalanchoe farinaceaKalanchoe fedtschenkoiKalanchoe figuereidoiKalanchoe flammeaKalanchoe gastonisKalanchoe glaucescensKalanchoe gracilipesKalanchoe grandidieriKalanchoe grandifloraKalanchoe hildebrantiiKalanchoe jongmansiiKalanchoe kewensisKalanchoe laciniataKalanchoe laetivirensKalanchoe lateritiaKalanchoe laxifloraKalanchoe linearifoliaKalanchoe longifloraKalanchoe luciaeKalanchoe macrochlamysKalanchoe manginiiKalanchoe marnierianaKalanchoe marmorataKalanchoe millottiiKalanchoe miniataKalanchoe nyikaeKalanchoe obtusaKalanchoe orgyalisKalanchoe peltataKalanchoe petitianaKalanchoe pinnataKalanchoe porphyrocalyxKalanchoe proliferaKalanchoe pubescensKalanchoe pumilaKalanchoe quartinianaKalanchoe rhombopilosaKalanchoe robustaKalanchoe rolandiKalanchoe roseiKalanchoe rotundifoliaKalanchoe schizophyllaKalanchoe serrataKalanchoe sexangularisKalanchoe streptanthaKalanchoe suarezensisKalanchoe synsepalaKalanchoe synsepala f.dissectaKalanchoe thyrsifloraKalanchoe tomentosaKalanchoe tubifloraKalanchoe unifloraKalanchoe velutina and Kalanchoe viguieri;好ましくはK.blossfeldianaK.laciniataK.rotundifoliaK.aromaticaK.pubescensK.grandifloraK.citrinaK.ambolensisK.faustiiK.schumacheriiK.pritwitziiK.flammeaK.figueredoiK.rauhiiK.obtusaK.pumilaK.marmorataK.porphyrocaluxK.jongmansiiK.pinnataK.diagremontianaK.gracilipesK.campanulataK.latisepelaK.coccineaK.fedtschenkoiK.tubifloraK.decumbensK.manginiiK.orgyalisK.crenataK.tomentosa及びそれらの雑種よりなる群から選択される装飾的な花がさくカランコエ植物よりなる群から選択される植物から選択される又は得られる。
【0029】
本発明を、本発明の特に好ましい実施形態の以下の例においてさらに詳細に説明する。この例では、以下の図を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、ウドンコ病耐性を付与する本発明に係るチオエステラーゼタンパク質(上の配列)及び配列番号1のチオエステラーゼタンパク質(下の配列)のアライメントを示す。これら2つのタンパク質間のコンセンサス配列を中央の線に示す。
図2図2は、ホモ接合型及びヘテロ接合型の配列番号3の64位(SNP_14)及び67位(SNP_17)に見出されるヌクレオチド配列に関するウドンコ病耐性のボックスプロットを示す。67位について、非コードヌクレオチド、すなわちコードヌクレオチドG/G、A/G、A/Aの代わりにそれぞれC/C、T/C及びT/Tを示している。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[実施例]
Oidium Kalanchoeaeウドンコ病耐性Calanchoe blossfeldiana親植物(代表的な種子を、2015年3月2日に英国Aberdeen AB21 9YA Bucksburn、Craibstone EstateのNCIMB Ferguson Buildingに寄託番号NCIMB 42379で寄託した)を、ウドンコ病感受性Kalanchoe blossfeldiana植物と交配させ、分離子孫を得た。子孫について、約4週齢の植物にOidium Kalanchoeaeを感染させることによりOidium Kalanchoeae耐性をアッセイした。その後、感染後の植物を以下の条件下で約4週間にわたって成長させた:
温度:日中20℃/夜間18℃;
相対湿度:日中60%/夜間80%;
1日の長さ:20時間(1000~2000ルクスの間の強さを有する人工光)。
【0032】
次いで、植物を、ウドンコ病感受性/耐性について1~9のスケールで視覚的にスコア付けし、ここで、1は完全にウドンコ病感受性であり、9は完全なウドンコ病耐性(目に見える感染がない)を示す。
【0033】
子孫の分析から、観察されたウドンコ病耐性表現型がチオエステラーゼタンパク質又はチオエステラーゼ様タンパク質をコードする遺伝子のコード配列の64位及び67位での2つのヌクレオチド置換と相関することが示された。図1に示すように、両方のヌクレオチド置換は、チオエステラーゼタンパク質又はチオエステラーゼ様タンパク質のN末端領域にアミノ酸置換をもたらした。
【0034】
上記分離母集団におけるウドンコ病表現型の分析を以下の表1及び図2にまとめる。
【0035】
【表1-1】
【0036】
【表1-2】
【0037】
配列表

<110> FIDES B.V.

<120> MILDEW RESISTANCE GENE IN KALANCHOE

<130> 4/2SX76/7

<150> EP 15157519.8
<151> 2015-03-04

<160> 6

<170> PatentIn version 3.5

<210> 1
<211> 197
<212> PRT
<213> Kalanchoe blossfeldiana

<400> 1

Met Arg Ser Gly Thr Ile Cys Val Ile Asn Gly Lys Cys Gly Ser Ile
1 5 10 15


His Arg Pro Ala Thr Thr Thr Glu Ser Thr Ser Lys Lys Ser Asn Thr
20 25 30


Pro Leu Thr His Arg Ser Asn Ser Asp Arg Ser Leu Met Asp Leu Glu
35 40 45


Ala Val Lys Gln Leu Leu Glu Lys Gly Asp Ser Glu Ser Gln Gln Ala
50 55 60


Ile Asp Ser Met Arg Ser Arg Phe Phe Glu Pro Phe Met Met Ala Gly
65 70 75 80


Leu Lys Val Glu Arg Val Glu Pro Gly Arg Leu Ile Cys Ser Met Lys
85 90 95


Val Pro Ala Arg Leu Leu Asn Ala Gly Gly Phe Leu His Gly Gly Ala
100 105 110


Thr Ala Thr Leu Val Asp Leu Val Gly Ser Ala Ala Ile Phe Thr Ala
115 120 125


Gly Ala Thr Val Thr Gly Val Ser Val Glu Ile Ser Val Ser Tyr Leu
130 135 140


Asp Ala Ala Phe Glu Gly Glu Glu Val Glu Ile Glu Ala Arg Val Leu
145 150 155 160


Arg Val Gly Lys Ala Val Gly Val Val Ser Val Glu Ile Arg Lys Lys
165 170 175


Gly Ser Gly Lys Ile Val Ala Gln Gly Arg His Thr Lys Tyr Leu Ala
180 185 190


Val Ala Ser Lys Leu
195


<210> 2
<211> 197
<212> PRT
<213> Kalanchoe blossfeldiana

<400> 2

Met Arg Ser Gly Thr Ile Cys Val Ile Asn Gly Lys Cys Gly Ser Ile
1 5 10 15


His Arg Pro Ala Thr Ala Ala Glu Ser Thr Ser Lys Lys Ser Asn Thr
20 25 30


Pro Leu Thr His Arg Ser Asn Ser Asp Arg Ser Leu Met Asp Leu Glu
35 40 45


Ala Val Lys Gln Leu Leu Glu Lys Gly Asp Ser Glu Ser Gln Gln Ala
50 55 60


Ile Asp Ser Met Arg Ser Arg Phe Phe Glu Pro Phe Met Met Ala Gly
65 70 75 80


Leu Lys Val Glu Arg Val Glu Pro Gly Arg Leu Ile Cys Ser Met Lys
85 90 95


Val Pro Ala Arg Leu Leu Asn Ala Gly Gly Phe Leu His Gly Gly Ala
100 105 110


Thr Ala Thr Leu Val Asp Leu Val Gly Ser Ala Ala Ile Phe Thr Ala
115 120 125


Gly Ala Thr Val Thr Gly Val Ser Val Glu Ile Ser Val Ser Tyr Leu
130 135 140


Asp Ala Ala Phe Glu Gly Glu Glu Val Glu Ile Glu Ala Arg Val Leu
145 150 155 160


Arg Val Gly Lys Ala Val Gly Val Val Ser Val Glu Ile Arg Lys Lys
165 170 175


Gly Ser Gly Lys Ile Val Ala Gln Gly Arg His Thr Lys Tyr Leu Ala
180 185 190


Val Ala Ser Lys Leu
195


<210> 3
<211> 594
<212> DNA
<213> Kalanchoe blossfeldiana

<400> 3
atgagatccg ggacgatttg tgtaataaac ggaaagtgtg gaagcatcca caggccagca 60

acaacaacag aatctacatc gaaaaaatcg aacacrcctt tgactcatcg atcgaactcc 120

gaccggtctc tgatggatct ggaagcagtg aagcagttgc tggagaaggg agacagcgaa 180

agccagcaag cgatcgactc gatgcgctca cggttcttcg agccgttcat gatggcaggg 240

ctgaaggtgg agagggtgga gccagggagg ctgatctgca gcatgaaggt gccggcgcgg 300

ctgctgaacg cgggagggtt cctgcacggg ggagcgacgg cgacgctggt ggatctggtg 360

ggmtcggcgg cgatattcac ggcgggggcg acggtgacgg gcgtgtcggt ggagatcagc 420

gtgtcgtatc tggacgcggc gttcgagggg gaggaggtgg agatcgaggc gcgggtgctg 480

agggtgggga aggcggtggg ggtcgtcagc gttgagattc ggaagaaggg ragtgggaag 540

attgtggcgc aggggcggca caccaagtat ctggctgtgg ccagcaagct gtag 594


<210> 4
<211> 594
<212> DNA
<213> Kalanchoe blossfeldiana

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<211> 594
<212> DNA
<213> Kalanchoe blossfeldiana

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gaccggtctc tgatggatct ggaagcagtg aagcagttgc tggagaaggg agacagcgaa 180

agccagcaag cgatcgactc gatgcgctca cggttcttcg agccgttcat gatggcaggg 240

ctgaaggtgg agagggtgga gccagggagg ctgatctgca gcatgaaggt gccggcgcgg 300

ctgctgaacg cgggagggtt cctgcacggg ggagcgacgg cgacgctggt ggatctggtg 360

ggmtcggcgg cgatattcac ggcgggggcg acggtgacgg gcgtgtcggt ggagatcagc 420

gtgtcgtatc tggacgcggc gttcgagggg gaggaggtgg agatcgaggc gcgggtgctg 480

agggtgggga aggcggtggg ggtcgtcagc gttgagattc ggaagaaggg ragtgggaag 540

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<210> 6
<211> 594
<212> DNA
<213> Kalanchoe blossfeldiana

<400> 6
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図1
図2
【配列表】
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