(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-04
(45)【発行日】2022-08-15
(54)【発明の名称】ハンガー
(51)【国際特許分類】
A47G 25/40 20060101AFI20220805BHJP
A47G 25/42 20060101ALI20220805BHJP
【FI】
A47G25/40 A
A47G25/42
(21)【出願番号】P 2017172207
(22)【出願日】2017-09-07
【審査請求日】2020-06-16
(73)【特許権者】
【識別番号】512268066
【氏名又は名称】瀬倉株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092679
【氏名又は名称】樋口 盛之助
(72)【発明者】
【氏名】瀬倉 統男
【審査官】程塚 悠
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3145493(JP,U)
【文献】実開平07-036854(JP,U)
【文献】実開平07-013273(JP,U)
【文献】実開昭60-153279(JP,U)
【文献】実開昭51-110834(JP,U)
【文献】国際公開第2012/096139(WO,A1)
【文献】中国実用新案第205018753(CN,U)
【文献】特開2005-205125(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 25/40-25/42
D06F 57/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
夫々の付け根部分に設けられる結合ピン穴に挿通される結合ピンによって回動可能に係止された2本のアームであって、該アームの開いた状態の付け根部分に、下向き凸となる曲面部と、前記結合ピン穴の下方の前記曲面部に形成した係止凹部とを備える2本のアームと、
前記結合ピンの上下方向の変位を案内するために上下方向に延びる長孔を有する開閉部材と、該開閉部材の下方に配置された支持ピン穴に挿通される支持ピンとを有する支持部材と、前記開閉部材の上端に配置されたフックと、を備え、
前記支持部材の支持ピンが前記2本のアームの曲面部を下から支持し、当該2本のアームを、前記開閉部材の長孔に案内される前記結合ピンにおいて開閉するハンガー。
【請求項2】
夫々の付け根部分に設けられる結合ピン穴に挿通される結合ピンによって回動可能に係止された2本のアームと、
前記結合ピンの上下方向の変位を案内するために上下方向に延びる長孔を有する開閉部材と、この開閉部材の下方に配置された支持ピン穴に挿通される支持ピンとを有する支持部材と、前記開閉部材の上端に配置されたフックと、を備え、
前記2本のアームの結合ピンが前記開閉部材の長孔に案内されて上下動するとき、前記支持部材の支持ピンが前記2本のアームの下辺を支持して当該2本のアームを開閉するハンガー。
【請求項3】
夫々の付け根部分に設けられる結合部材が可撓性部材を介して2本のアームを開閉可能に結合した当該2本のアームと、
結合された前記2本のアームの対向する内側において、一端が互いに折れ曲がり可能に接続されると共に他端がそれぞれに前記アームの内側に接続されて前記一端において折れ曲がる2つの支持部材であって、前記支持部材の一端の折れ曲がりによる上下方向の変位を規制するストッパを前記支持部材の一方に備えて前記2本のアームの開き度合いを規制する支持部材と、
前記支持部材の一端に下端が接続されたワイヤであって、このワイヤの上端が前記結合部材の上方に配置したフックの下端に接続されて前記支持部材の一端の接続部分を引き上げるワイヤと、
を備えるハンガー。
【請求項4】
アーム同士を根元において回動可能に結合する結合ピンを備える2本のアームと、
前記2本のアームの根元に付け根が挟まれて配置されるフックと、
前記2本のアームの付け根に夫々のアームに対して180°より小さい鈍角をなして
延伸すると共に前記フックに対して対称に設けられた開閉部材であって、長辺が
当該開閉部材の伸延方向に沿って延び、前記根元において
前記アームに対する当該開閉部材の屈曲方向とは逆の方向に前記結合ピンを中心として伸びる弧を底辺とし、前記底辺と前記長辺との接続端部の逆側の端部と前記長辺の他端を結ぶ直線を斜辺とする略直角三角形の切り欠き穴を有し、且つ
前記フックの付け根を挟んで配置される開閉部材と、
前記フックの付け根に固定され、前記一対の開閉部材の前記切り欠き穴に挿通される支持ピンによる支持部材と、
を備えるハンガー。
【請求項5】
板状の部材によって形成され、上部において
左右に繋がる二つの窓部と、前記二つの窓部の間に設けられ
て前記支持ピンを挿通する支持ピン挿通孔を
設けた突出部と
を有する補助部材を、
さらに備える請求項4に記載のハンガー。
【請求項6】
下端に柄を有するフックと、
前記柄の下端に互いに回動可能に連結する2本のアームと、
前記アームの付け根に設けられる開閉部材と、
前記柄及び前記開閉部材を挿通し、引き上げる力を前記開閉部材によって前記アームが開く方向の力に変換する規制リングと、
を備えるハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンガーに関する。
【背景技術】
【0002】
衣料品を販売する店舗において、例えば丸首のTシャツをハンガーにかけて展示する場合、従来のハンガーを使うとTシャツの下部からハンガーを差し入れなければならず、工数と時間がかかっていた。
【0003】
この点に関し、ハンガーの左右のアームを下方に折りたたみ、Tシャツの首の部分からハンガーのアームを差し入れ、その後にアームを開くタイプのハンガーが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかし、従来のこのタイプのハンガーは、ヒンジ部分の機構が複雑であり、製造コストが高いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、付け根部分に設けられる結合ピン穴に挿通される結合ピンによって回動可能に係止される2本のアームと、上下方向に長く設けられる長孔に前記結合ピンが挿通され、2本の前記アームの間に配置される開閉部材と、前記開閉部材に設けられ、前記開閉部材が引き上げられる際に2本の前記アームを開く方向に2本の前記アームに力を加える支持部材と、前記開閉部材の上端に配置されるフックと、を備えるハンガーを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】アームを開いた状態の本発明の第1の実施形態のハンガーを示す図。
【
図2】アームを閉じた状態の第1の実施形態のハンガーを示す図。
【
図4】アームを開いた状態の本発明の第2の実施形態のハンガーを示す図。
【
図5】アームを閉じた状態の第2の実施形態のハンガーを示す図。
【
図6】アームを開いた状態の参考実施形態1のハンガーを示す図。
【
図7】アームを閉じた状態の参考実施形態1のハンガーを示す図。
【
図8】アームを開いた状態の本発明の第3の実施形態のハンガーを示す図。
【
図9】アームを閉じた状態の第3の実施形態のハンガーを示す図。
【
図10】第3の実施形態のハンガーのアームの付け根付近の拡大図。
【
図11】アームを閉じた状態の参考実施形態2のハンガーを示す図。
【
図12】参考実施形態2のハンガーのアームを閉じるときのアームの付け根付近を示す図。
【
図13】参考実施形態2のハンガーのアームを開くときのアームの付け根付近を示す図。
【
図14】アームを開いた状態の参考実施形態2のハンガーを示す図。
【
図15】アームを閉じた状態の参考実施形態3のハンガーを示す図。
【
図16】参考実施形態3のハンガーのアームを開く過程を示す図。
【
図17】参考実施形態3のハンガーのアームを開いた状態を示す図。
【
図18】アームを閉じた状態の第4の実施形態のハンガーを示す図。
【
図19】本発明の第4の実施形態のハンガーのアームを開いた状態を示す図。
【
図21】補助部材を装着した第4の実施形態のハンガーを示す図。
【
図22】本発明の第5の実施形態のハンガーのアームを開いた状態を示す図。
【
図23】第5の実施形態のハンガーのアームを閉じた状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態にかかるハンガー1を、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1はアーム11を開いた状態の第1の実施形態のハンガー1を示す図、
図2はアーム11を閉じた状態の第1の実施形態のハンガー1を示す図、
図3は第1の実施形態のハンガー1の分解斜視図である。
【0012】
図1から
図3までに示すように、ハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0013】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。アーム11は、付け根部分に、開いた場合に下方に凸となる、なだらかな曲線を描く曲面部11Cを有する。アーム11はさらに、曲面部11Cの縁に、アーム11を開いた場合に上方に凹となる係止凹部11Aと、結合ピン12を挿通する貫通孔である結合ピン穴11Bと、を備える。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成される。
【0014】
係止凹部11Aは、アーム11を開いた場合に結合ピン穴11Bの鉛直方向直下に位置するように設けられる。
【0015】
開閉部材13は、下方に長く伸びる長孔13Aと、長孔13Aの下方に配置され、支持ピン15を挿通する貫通孔である支持ピン穴13Bと、を備え、下方に長い薄い板状又はフィルム状に形成される。開閉部材13は、例えば下方に長い長方形に形成される。
【0016】
フック14は、開閉部材13の上端部に取り付けられる。
【0017】
次に、ハンガー1の組み立て方法について説明する。開閉部材13の支持ピン穴13Bに支持ピン15を挿通し、支持ピン15の抜けを規制する支持ピン抜止15Aを取り付ける。支持ピン15及び支持ピン抜止15Aは、円盤形状をなしていることが望ましい。
【0018】
そして、2本のアーム11の間に開閉部材13を配置し、結合ピン12を結合ピン穴11B及び長孔13Aに挿通する。その後、結合ピン12の先端部にピン抜止12Aを取り付ける。
【0019】
結合ピン12は、アーム11が回動可能であり、かつ、開閉部材13が上下変位可能に取り付けられる。
【0020】
次に、ハンガー1の動作について説明する。
【0021】
図2に示すアーム11を閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0022】
アーム11を衣類の袖の部分に合わせ、開閉部材13を引き上げる。ここで、アーム11は曲面部11Cを有するため、支持ピン15は曲面部11Cの縁に沿って移動する。
【0023】
支持ピン15が曲面部11Cの縁に沿って移動すると、2本のアーム11は支持ピン15によって互いに開く方向に変位される。
【0024】
アーム11は開いた状態になると、支持ピン15は係止凹部11Aに嵌まり込み、アーム11が開いた状態が維持される。
【0025】
アーム11を閉じる場合には、支持ピン15を係止凹部11Aから外す。そして、開閉部材13を押し下げると、アーム11は自重によって閉じる。
【0026】
なお、曲面部11Cは、結合ピン穴11Bに向かって次第にアーム11の幅が広くなるように形成されるテーパ部であってもよい。
【0027】
以上述べたように、本実施形態のハンガー1は、結合ピン12によって回動可能に係止される2本のアーム11と、上下方向に長く設けられる長孔13Aに結合ピン12が挿通され、2本のアームの間に配置される開閉部材13と、開閉部材13に設けられ、開閉部材13が引き上げられる際に2本のアーム11を開く方向に2本のアーム11に力を加える支持部材(支持ピン15)と、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持部材を介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0028】
より具体的には、本実施形態のハンガー1は、開いた状態において下方に凸となる曲面部11C、結合ピン12が挿通される結合ピン穴11B、及び結合ピン穴11Bの下方に配置される係止凹部11Aを付け根部分に備える2本のアーム11と、結合ピン12が挿通される上下方向に長い長孔13A、及び長孔13Aの下方に配置され、支持ピン15が挿通される支持ピン穴13Bを備え、2本のアームの付け根部分の間に設置される開閉部材13と、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。
【0029】
従って、本発明に係るハンガー1は、構成が簡単であり、開閉部を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0030】
(第2の実施形態)
図4はアーム11を開いた状態の第2の実施形態のハンガー1を示す図、
図5はアーム11を閉じた状態の第2の実施形態のハンガー1を示す図である。
【0031】
図4及び
図5に示すように、ハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0032】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。アーム11はさらに、結合ピン12を挿通する貫通孔である結合ピン穴11Bを備える。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成される。
【0033】
開閉部材13は、下方に長く伸びる長孔13Aと、長孔13Aの下方に配置され、支持ピン15を挿通する貫通孔である支持ピン穴13Bと、を備える。開閉部材13は下方に長い薄い板状又はフィルム状に形成される。開閉部材13は、例えば下方に長い長方形に形成される。開閉部材13はさらに、長孔13Aの下方であって、各アーム11が伸びる方向に長孔13Aからずらして配置される支持部材13Cを備える。
【0034】
支持部材13Cは開閉部材13の両面に1個ずつ設けられる。支持部材13Cは、例えばピン形状をなす。
【0035】
フック14は、開閉部材13の上端部に取り付けられる。
【0036】
次に、ハンガー1の組み立て方法について説明する。2本のアーム11の間に開閉部材13を配置し、結合ピン12を結合ピン穴11B及び長孔13Aに挿通する。その後、結合ピン12の先端部にピン抜止12A(図示せず。)を取り付ける。
【0037】
結合ピン12は、アーム11が回動可能であり、かつ、開閉部材13が上下変位可能に取り付けられる。アーム11は支持部材13Cに上方から接触するように配置される。
【0038】
次に、ハンガー1の動作について説明する。
【0039】
図5に示すアーム11を閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0040】
アーム11を衣類の袖の部分に合わせ、開閉部材13を引き上げる。ここで、開閉部材13は支持部材13Cを有するため、支持部材13Cはアーム11を開く方向に押し上げ、アーム11を開く。
【0041】
アーム11を閉じる場合には、開閉部材13を押し下げると、アーム11は自重によって閉じる。
【0042】
以上述べたように、本実施形態のハンガー1は、付け根部分に設けられる結合ピン穴に挿通される結合ピン12によって回動可能に係止される2本のアーム11と、上下方向に長く設けられる長孔13Aに結合ピン12が挿通され、2本のアームの間に配置される開閉部材13と、開閉部材13に設けられ、開閉部材13が引き上げられる際に2本のアーム11を開く方向に2本のアーム11に力を加える支持部材13Cと、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持部材13Cを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0043】
より具体的には、本実施形態のハンガー1は、結合ピン12が挿通される結合ピン穴11Bを備える2本のアーム11と、結合ピン12が挿通される上下方向に長い長孔13A、及び長孔13Aの下方であって、各アーム11が伸びる方向に長孔13Aからずらして配置される支持部材13Cを有する開閉部材13と、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。
【0044】
従って、本発明に係るハンガー1は、構成が簡単であり、開閉部を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、より安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0045】
(参考実施形態の1)
図6はアーム11を開いた状態の参考実施形態1のハンガー1を示す図、
図7はアーム11を閉じた状態のこの実施形態のハンガー1を示す図である。
【0046】
図6及び
図7に示すように、ハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0047】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。アーム11はさらに、結合ピン12を挿通する貫通孔である結合ピン穴11Bを備える。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成される。
【0048】
開閉部材13は、下方に長く伸びる長孔13Aと、長孔13Aの下方に配置され、支持ピン15を挿通する貫通孔である支持ピン穴13Bと、を備える。開閉部材13は下方に長い薄い板状又はフィルム状に形成される。開閉部材13は、例えば下方に長い長方形に形成される。開閉部材13はさらに、長孔13Aの上方に、各アーム11を上方から支持する支持部材13Dを備える。
【0049】
支持部材13Dは開閉部材13の両面に1個ずつ設けられる。支持部材13Dは、例えばワイヤ又は線状の部材を用いることができる。支持部材13Dは、一端が開閉部材13の長孔13Aの上方に係止され、他端がアーム11の長手方向の中間部分より結合ピン穴11Bの方向寄り、つまりアーム11の結合部分寄りの部位に取り付けられる。
【0050】
フック14は、開閉部材13の上端部に取り付けられる。
【0051】
次に、ハンガー1の組み立て方法について説明する。2本のアーム11の間に開閉部材13を配置し、結合ピン12を結合ピン穴11B及び長孔13Aに挿通する。その後、結合ピン12の先端部にピン抜止12A(図示せず。)を取り付ける。
【0052】
結合ピン12は、アーム11が回動可能であり、かつ、開閉部材13が上下変位可能に取り付けられる。アーム11は支持部材13Dに上方から吊り下げられるように配置される。
【0053】
次に、参考実施形態1のハンガー1の動作について説明する。
【0054】
図6に示すアーム11を閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0055】
アーム11を衣類の袖の部分に合わせ、開閉部材13を引き上げる。ここで、開閉部材13は支持部材13Dを有するため、支持部材13Dはアーム11を開く方向に引上げ、アーム11を開く。
【0056】
アーム11を閉じる場合には、開閉部材13を押し下げると、アーム11は自重によって閉じる。
【0057】
以上述べたように、参考実施形態1のハンガー1は、付け根部分に設けられる結合ピン穴に挿通される結合ピン12によって回動可能に係止される2本のアーム11と、上下方向に長く設けられる長孔13Aに結合ピン12が挿通され、2本のアームの間に配置される開閉部材13と、開閉部材13に設けられ、開閉部材13が引き上げられる際に2本のアーム11を開く方向に2本のアーム11に力を加える支持部材13Cと、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持部材13Cを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0058】
より具体的には、参考実施形態1のハンガー1は、結合ピン12が挿通される結合ピン穴11Bを備える2本のアーム11と、結合ピン12が挿通される上下方向に長い長孔13A、及び長孔13Aの上方に配置される支持部材13Dを有する開閉部材13と、開閉部材13の上端に配置されるフック14と、を備える。
【0059】
従って、参考実施形態1に係るハンガー1も、構成が簡単であり、開閉部を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、さらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0060】
(第3の実施形態)
図8はアーム11を開いた状態の第3の実施形態のハンガー1を示す図、
図9はアーム11を閉じた状態の第3の実施形態のハンガー1を示す図、
図10は第3の実施形態のハンガー1のアーム11の付け根付近の拡大図である。
【0061】
図8から
図10までに示すように、第3の実施形態のハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0062】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。2本のアーム11は根元において結合部材11Gと結合する。アーム11と結合部材11Gとは、マイラーのような可撓性部11Dによって結合される。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成される。
【0063】
開閉部材13は、2本の長さの等しい支持部材13Cと、ストッパ13Eと、を備える。支持部材13Cの板状部材は、互いに折れ曲がることができるように一端において互いに接続され、他端はアーム11の内側の根元から少し離れた位置に回動可能に接続される。開閉部材13の中央部分である支持部材13Cの接合位置にはワイヤ13Fの端部が接続され、ワイヤ13Fの他端はフック14の端部に接続される。
【0064】
ワイヤ13Fは結合部材11Gの中央部分に設けられる貫通孔11Eに挿通される。
【0065】
ストッパ13Eは、短い板状の形状をなし、一部が一方の支持部材13Cの他方の板状部材との接続位置付近に固定され、他の部分はアーム11を開いたときに他方の支持部材13Cの方向に延びるように配置される。
【0066】
次に、ハンガー1の動作について説明する。
【0067】
図9に示すアームを閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0068】
アーム11を袖の部分に合わせ、フック14を上方に引き上げることにより、ワイヤ13Fに接続された開閉部材13の支持部材13C同士の接続部分を引き上げる。支持部材13Cはストッパ13Eによって動きが規制されるまで開く。そして、支持部材13Cは開くと同時に、2本のアーム11を押し広げる。
【0069】
アームを閉じる場合には、フック14を結合部材11Gの方向に変位させると、アーム11は自重により閉じる。
【0070】
以上述べたように、第3の実施形態のハンガー1は、結合部材11Gに根元部分が回動可能に接続される2本のアーム11と、一端がアーム11の付け根近くに回動可能に接続し、他端が互いに回動可能に接続する2つの支持部材13C及び一方の支持部材13Cに固定され、支持部材13Cの開く方向への動きを規制するストッパ13Eを有する開閉部材13と、開閉部材13に結合部材11Gを貫通するワイヤ13Fを介して接続するフック14と、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持部材13Cを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0071】
従って、本発明に係るハンガー1は、構成が簡単であり、開閉部を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、さらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0072】
(参考実施形態の2)
図11はアーム11を閉じた状態の参考実施形態2のハンガー1を示す図、
図12はこの実施形態2のハンガー1のアーム11を閉じるときのアーム11の付け根付近を示す図、
図13はこの実施形態2のハンガー1のアーム11を開くときのアーム11の付け根付近を示す図、
図14はアーム11を開いた状態のこの実施形態のハンガー1を示す図である。
【0073】
図11から
図14までに示すように、この参考実施形態2のハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0074】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。2本のアーム11は根元において結合部材11Gと結合する。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成される。
【0075】
開閉部材13は、アーム11の下方に配置され、弾性部材によって形成される互いに外側に凸に湾曲した2本の支持部材13Cを備える。支持部材12Cは、下端において互いに接続し、上端はそれぞれアーム11の根元付近に設けられる結合部材11Gに接続する。支持部材13Cはそれぞれアーム11の内側に接触する。支持部材13C同士の接続部分にはワイヤ13Fの下端部が接続される。
【0076】
結合部材11Gにはアーム11の幅方向に長い矩形の貫通孔11Fが設けられる。ワイヤ13Fは貫通孔に挿通され、端部にストッパ13Eとフック14が取り付けられる。
【0077】
ストッパ13Eは、貫通孔11Fを通過できるだけの大きさと厚さを有する。また、ストッパ13Eは、貫通孔11Fを上方に通過した後に90°回転させると、貫通孔の通貨を規制するだけの幅を有する。
【0078】
次に、参考実施形態2のハンガー1の動作について説明する。
【0079】
図11に示すアームを閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0080】
アーム11を袖の部分に合わせ、フック14を上方に引き上げることにより、ワイヤ13Fに接続された開閉部材13の支持部材13C同士の接続部分を引き上げる。そして、支持部材13Cは開くと同時に、2本のアーム11を押し広げる。
【0081】
アーム11を十分開いたのち、貫通孔11Fを通過したストッパ13Eを90°回転させる。このとき、支持部材13Cの弾性力によりワイヤ13Fが引き戻される方向に力が働くが、ストッパ13Eによってワイヤ13Fの動きが規制される。従って、アーム11は開いたままの状態となる。
【0082】
アームを閉じる場合には、ストッパ13Eをさらに90°回転させ、貫通孔11Fを通過させると支持部材13Cは弾性力によって復元し、アーム11は閉じる。
【0083】
以上述べたように、参考実施形態2のハンガー1は、結合部材11Gに根元部分が回動可能に接続される2本のアーム11と、アーム11の下方に配置され、弾性部材によって形成され、一端が結合部材11Gに接続し、他端が互いに接続する2つの支持部材13Cを有する開閉部材13と、開閉部材13に結合部材11Gを貫通するワイヤ13Fを介して接続するストッパ13E及びフック14と、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持部材13Cを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0084】
従って、参考実施形態の2に係るハンガー1も、構成が簡単であり、開閉部を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、さらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0085】
(参考実施形態の3)
図15はアーム11を閉じた状態の参考実施形態3のハンガー1を示す図、
図16はこの実施形態のハンガー1のアーム11を開く過程を示す図、
図17はこの実施形態のハンガー1のアーム11を開いた状態を示す図である。
【0086】
図15から
図17までに示すように、参考実施形態3のハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0087】
ハンガー1は、合成樹脂、金属のほか、紙や木によっても形成可能である。
【0088】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。2本のアーム11は根元において結合ピン12によって互いに回動可能に結合する。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成され、一方のアーム11が裏返しに用いられる。
【0089】
開閉部材13は、アーム11の付け根にアーム11に対して180°より小さい鈍角をなして設けられる。開閉部材13は開閉部材13が伸びる方向に沿って切り欠き13Gを有する。切り欠き13Gは、開閉部材13の根元において開閉部材13のアーム11に対する屈曲方向とは逆の方向に、結合ピン12を中心とする弧を描いて結合ピン12の上部付近までさらに伸びる。
【0090】
二つの開閉部材13は、フック14の付け根付近においてフック14を挟み、フック14の付け根に固定される支持ピン13Hを変位可能に切り欠き13Gに挿通する。
【0091】
次に、参考実施形態3のハンガー1の動作について説明する。
【0092】
図15に示すアームを閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0093】
アーム11を袖の部分に合わせ、開閉部材13をフック14の方向に閉じる。この際、支持ピン13Hは切り欠き13Gの弧の部分を移動する。次に、フック14を上方に引き上げる。
【0094】
フック14を引き上げる力は、支持ピン13Hを介して開閉部材13の切り欠き13Gのフック14側の側壁を押し、アーム11が開く方向の力に変換される。つまり、開閉部材13はアーム11が閉じることを規制する。
【0095】
以上述べたように、この実施形態のハンガー1は、結合ピン12によって回動可能に結合される2本のアーム11と、アーム11の付け根にアーム11に対して180°より小さい鈍角をなして設けられ、伸延方向と結合ピン12を中心としてアーム11に対する屈曲方向逆側に延びる弧に沿って延びる切り欠きを有し、フック14の付け根を挟んで配置される開閉部材13と、フック14の根元に固定され、一対の開閉部材13の切り欠き13Gに挿通される支持部材としての支持ピン13Hと、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持ピン13Hを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0096】
従って、参考実施形態の3に係るハンガー1も、構成が簡単であり、開閉部材13を閉じてフック14を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、さらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0097】
(第4の実施形態)
図18はアーム11を閉じた状態の第4の実施形態のハンガー1を示す図、
図19は第4の実施形態のハンガー1のアーム11を開いた状態を示す図である。
図20は補助部材16の拡大図、
図21は補助部材16を装着したハンガー1を示す図である。
【0098】
図18から
図21までに示すように、ハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。
【0099】
ハンガー1は、合成樹脂、金属のほか、紙や木によっても形成可能である。
【0100】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。2本のアーム11は根元において結合ピン12によって互いに回動可能に結合する。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成され、一方のアーム11が裏返しに用いられる。
【0101】
開閉部材13は、アーム11の付け根にアーム11に対して180°より小さい鈍角をなして設けられる。開閉部材13は、長辺が開閉部材13の伸びる方向に沿って伸び、開閉部材13の根元において開閉部材13のアーム11に対する屈曲方向とは逆の方向に、結合ピン12を中心として結合ピン12の上部付近まで伸びる弧を底辺とし、底辺の長辺と接続する端部の逆側の端部と長辺の末端を結ぶ直線を斜辺とする略直角三角形の切り欠き穴13Jを有する。
【0102】
二つの開閉部材13は、フック14の付け根付近においてフック14を挟み、フック14の付け根に固定される支持ピン13Hを変位可能に切り欠き穴13Jに挿通する。
【0103】
第4の実施形態のハンガー1は補助部材16を有していてもよい。補助部材16は、矩形又は楕円形状の板状の部材によって形成され、上部において繋がる二つの窓部16Aと、二つの窓部16Aの間に設けられ、支持ピン13Hを挿通する支持ピン挿通孔16Cを有する突出部16Bと、備える。窓部16Aは、アーム11を閉じた状態において開閉部材13を挿通できる幅を有する。
【0104】
図21に示すように、ハンガー1が補助部材16を有する場合、補助部材16は、アーム11を閉じた状態のハンガー1のアーム11端部が連結する窓部16Aに挿通され、支持ピン13Hが支持ピン挿通孔16Cに挿通されてフック14に係止される。
【0105】
次に、第4の実施形態のハンガー1の動作について説明する。
【0106】
図18に示すアームを閉じた状態において、2本のアーム11をTシャツなどの衣類の首穴に挿入する。
【0107】
アーム11を袖の部分に合わせ、フック14を引き上げる。フック14を上方向に引き上げる力は、支持ピン13Hを介して切り欠き穴13Jの斜辺を押す力、つまりアーム11を開く方向の力に変換される。従って、フック14を引き上げるに従って、アーム11は開く。
【0108】
補助部材16が設けられる場合には、フック14を引き上げると窓部16Aの内側側面が開閉部材13を閉じる方向に押し上げる。つまり、補助部材16はフックを引き上げる力を開閉部材が閉じる方向の力、つまりアーム11が開く方向の力に変換する。
【0109】
以上述べたように、第4の実施形態のハンガー1は、結合ピン12によって回動可能に結合される2本のアーム11と、アーム11の付け根にアーム11に対して180°より小さい鈍角をなして設けられ、長辺が開閉部材13の延びる方向に沿って延び、開閉部材13の根元において開閉部材13のアーム11に対する屈曲方向とは逆の方向に、結合ピン12を中心として伸びる弧を底辺とし、底辺の長辺と接続する端部の逆側の端部と長辺の末端を結ぶ直線を斜辺とする略直角三角形の切り欠き穴13Jを有し、フック14の付け根を挟んで配置される開閉部材13と、フック14の根元に固定され、一対の開閉部材13の切り欠き13Gに挿通される支持部材としての支持ピン13Hと、を備える。つまり、開閉部材13が引き上げらえる力が支持ピン13Hを介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0110】
従って、本発明に係るハンガー1は、構成が簡単であり、開閉部材13を閉じてフック14を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、よりさらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0111】
(第5の実施形態)
図22は第5の実施形態のハンガー1のアーム11を開いた状態を示す図、
図23は第5の実施形態のハンガー1のアーム11を閉じた状態を示す図である。
【0112】
図22及び
図23に示すように、ハンガー1は、左右2本のアーム11と、開閉部材13と、フック14と、を備える。第5の実施形態においては、ハンガー1を構成する各部材は針金状の部材によって形成される。
【0113】
この実施形態のハンガー1は、合成樹脂、金属のほか、紙や木によっても形成可能である。
【0114】
アーム11は、衣類を吊り下げるのに適した長さと幅を有するように、長軸に形成される。2本のアーム11は根元において、フック14の柄14Bの下端に設けられる係止曲部14Aによって互いに回動可能に連結する。2本のアーム11は、互いに同一形状に形成され、一方のアーム11が裏返しに用いられる。
【0115】
開閉部材13は、アーム11の付け根にアーム11に対して180°より小さい鈍角をなして設けられる。開閉部材13は、アーム11の付け根に設けられ、アーム11の先端に向かって係止曲部14Aの配置位置よりもアーム11の先端側まで湾曲する湾曲部13Lに連結して設けられる。開閉部材13はアーム11を開いた状態において略真上に延び、端部にフック14の柄14Bの方向に凹となるように屈曲するリング掛け部13Kを有する。
【0116】
ハンガー1は更に、リング掛け部13Kに掛けられ、アーム11が閉じる方向に変位することを規制する規制リング17を有する。規制リング17は、内部にフック14の柄14B及び二つの開閉部材13を挿通する。規制リング17の内径は、規制リング17がリング掛け部13Kに掛るように引き上げられた場合にアーム11が開く程度の長さを有する。
【0117】
図22に示すように、規制リング17を引き上げると、その引き上げる方向の力は開閉部材13によってアーム11が開く方向の力に変換される。つまり、規制リング17を引き上げると、規制リング17は二つの開閉部材13を次第に閉じる方向に変位させる。二つの開閉部材13が閉じる方向に変位すると、二本のアーム11は互いに開く方向に変位する。
【0118】
規制リング17を開閉部材13の端部まで引き上げ、リング掛け部13Kに掛けると、アーム11は開いた状態に維持され、また規制リング17はリング掛け部13Kに引っかかって下方に落ちない。従って、ハンガー1はアームが開いた状態に維持される。
【0119】
アーム11を閉じるときは、規制リング17をリング掛け部13Kから外して下方に変位させる。この場合、開閉部材13は次第に開き、アーム11は次第に閉じる。
【0120】
なお、ハンガー1を構成する各部材が針金状の部材によって形成される例を以上に述べたが、各部材は針金状の部材の他に、パイプ状の部材、板状の部材であってもよい。
【0121】
以上述べたように、第5の実施形態のハンガー1は、フック14と、フック14の下端に設けられる係止曲部14Aによって回動可能に連結される2本のアーム11と、アーム11の付け根においてアーム11の先端方向に湾曲する湾曲部13Lを介してアーム11に設けられる開閉部材13と、柄14B及び開閉部材13を挿通し、開閉部材13が開く方向に変位することを規制する規制リング17と、を備える。つまり、規制リング17が引き上げらえる力が開閉部材13を介して2本のアーム11を開く方向の力に変換される。
【0122】
従って、本発明に係るハンガー1は、構成が簡単であり、規制リング17を引き上げるだけによってアーム11を開くことができる。よって、よりさらに安価に製造することができ、迅速に衣類に装着できるハンガーを提供することができるという効果がある。
【0123】
なお、以上に述べた各実施形態において、板状の部材は幅方向に厚みを持たせた立体形状とすることができる。また、立体形状の部材は幅方向の厚みを薄くすることにより全体をより薄くすることもできる。
【符号の説明】
【0124】
1 ハンガー
11 アーム
11A 係止凹部
11B 結合ピン穴
11C 曲面部
11D 可撓性部
11E 貫通孔
11F 貫通孔
11G 結合部材
12 結合ピン
12A ピン抜止
12C 支持部材
13 開閉部材
13A 長孔
13B 支持ピン穴
13C 支持部材
13D 支持部材
13E ストッパ
13F ワイヤ
13G 切り欠き
13H 支持ピン
13J 切り欠き穴
13K リング掛け部
13L 湾曲部
14 フック
14A 係止曲部
14B 柄
15 支持ピン
15A 支持ピン抜止
16 補助部材
16A 窓部
16B 突出部
16C 支持ピン挿通孔
17 規制リング