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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-04
(45)【発行日】2022-08-15
(54)【発明の名称】パネル保守システム
(51)【国際特許分類】
   F24S 40/20 20180101AFI20220805BHJP
   H02S 40/10 20140101ALI20220805BHJP
   B08B 3/04 20060101ALI20220805BHJP
   B08B 7/04 20060101ALI20220805BHJP
   B08B 1/00 20060101ALI20220805BHJP
   F24S 25/20 20180101ALI20220805BHJP
【FI】
F24S40/20
H02S40/10
B08B3/04 Z
B08B7/04 A
B08B1/00
F24S25/20
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2018531295
(86)(22)【出願日】2016-08-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2018-11-29
(86)【国際出願番号】 US2016047419
(87)【国際公開番号】W WO2017044270
(87)【国際公開日】2017-03-16
【審査請求日】2019-07-12
(31)【優先権主張番号】14/846,906
(32)【優先日】2015-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518075118
【氏名又は名称】スチーム テック, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ハートマン, フィリップ
【審査官】礒部 賢
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/080399(WO,A1)
【文献】特開2015-003310(JP,A)
【文献】特開2014-138922(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0202492(US,A1)
【文献】特開2014-180593(JP,A)
【文献】特開2011-181711(JP,A)
【文献】特開2004-186632(JP,A)
【文献】特開昭53-136363(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24S 10/00 - 90/10
H02S 30/00 - 99/00
A47L 1/08
B08B 1/00 - 17/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネル保守システムであって、
第1のフレームを備える第1のパネルと、
第2のフレームを備える第2のパネルと、
パネル保守アセンブリと
を備え、
前記第1のフレームは、前記第1のパネルを捕捉するように継合される第1の複数のフレーム部材を含み、
前記第1の複数のフレーム部材は、
前記第1のパネルを前記第1のフレーム内に捕捉するように構成される第1のフレーム内側側面と、
前記第1の複数のフレーム部材の対向する対の対応する第1および第2の端部間に軸方向に延在する第1の対のトラックを提供するように構成される第1のフレーム外側側面と
を含み、前記第1の対のトラックは、前記第1のフレーム外側側面と一体になっており、
前記第2のフレームは、前記第2のパネルを封入するように継合される第2の複数のフレーム部材を含み、
前記第2の複数のフレーム部材は、
前記第2のパネルを前記第2のフレーム内に捕捉するように構成される第2のフレーム内側側面と、
前記第2の複数のフレーム部材の対向する対の対応する第1および第2の端部間に軸方向に延在する第2の対のトラックを提供するように構成される第2のフレーム外側側面であって、前記第1のフレームと前記第2のフレームとは、距離を置いて配置されており、前記第1および第2の対のトラックは、軸方向に整合されかつ前記第1および第2のフレーム間で断続する、第2のフレーム外側側面と
を含み、前記第2の対のトラックは、前記第2のフレーム外側側面と一体になっており、
前記パネル保守アセンブリは、前記パネル保守アセンブリに結合される一対の駆動要素を備え、前記一対の駆動要素は、前記第1のフレームの前記第1の対のトラックのうちの第1のものに係合するように構成され、前記一対の駆動要素のうちの第1のものと前記一対の駆動要素のうちの第2のものとの間の距離は、前記一対の駆動要素のうちの前記第1のものが、前記第1の対のトラックのうちの前記第1のものに係合し、前記第1のパネルにわたって、前記一対の駆動要素のうちの前記第2のものが前記第2の対のトラックのうちの第1のものに係合する場所に前記パネル保守アセンブリを駆動することを可能にするために十分であり、前記一対の駆動要素のうちの前記第2のものは、前記第2の対のトラックのうちの前記第1のものに係合して、前記パネル保守アセンブリを前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の前記距離にわたって移動させる、パネル保守システム。
【請求項2】
前記パネル保守アセンブリに結合される流体出口と、
前記パネル保守アセンブリに結合される流体回収要素と
をさらに備え、
前記流体出口は、ある流体量を前記第1のパネル上に送達するように適合され、
前記流体回収要素は、前記第1のパネル上に送達された前記流体量を回収するように構成される、請求項1に記載のパネル保守システム。
【請求項3】
前記一対の駆動要素に結合される駆動部をさらに備え、前記駆動部は、前記第1の対のトラックのうちの前記第1のものに係合された前記一対の駆動要素を回転させ、前記パネル保守アセンブリを前記第1のパネルにわたって移動させるように動作可能である、請求項2に記載のパネル保守システム。
【請求項4】
前記パネル保守アセンブリに結合される第1のブレードをさらに備え、前記ブレードは、前記パネル保守アセンブリを延在し、前記第1のパネルに接触する、請求項3に記載のパネル保守システム。
【請求項5】
前記流体出口は、前記パネル保守アセンブリ上の場所を有し、前記パネル保守システムは、前記パネル保守アセンブリに結合される流体リザーバをさらに備え、前記流体リザーバは、前記流体出口に結合される、請求項2に記載のパネル保守システム。
【請求項6】
前記パネル保守アセンブリ上に位置する第1の流体ポンプをさらに備え、前記第1の流体ポンプは、前記流体リザーバに結合され、前記第1の流体ポンプは、前記流体量を前記流体出口に送達するように動作可能である、請求項5に記載のパネル保守システム。
【請求項7】
前記パネル保守アセンブリ上に位置する第2の流体ポンプをさらに備え、前記第2の流体ポンプは、前記流体回収要素によって回収された前記流体量を前記流体リザーバに戻すように動作可能である、請求項6に記載のパネル保守システム。
【請求項8】
前記第2の流体ポンプに流体結合されるフィルタ要素をさらに備え、前記フィルタ要素は、前記流体回収要素によって回収された前記流体量を濾過する、請求項7に記載のパネル保守システム。
【請求項9】
前記パネル保守アセンブリに結合される第2のブレードをさらに備え、前記第2のブレードは、前記パネル保守アセンブリから延在し、前記第1のブレードからある距離において前記第1のパネルに接触し、前記流体出口は、前記第1のブレードと前記第2のブレードとの間のブレード境界通路内で前記流体量を前記第1のパネル上に送達するために位置する、請求項4に記載のパネル保守システム。
【請求項10】
前記パネル保守アセンブリに結合される第1のスイーパをさらに備え、前記第1のスイーパは、前記パネル保守アセンブリから延在し、前記第1のパネルに接触する、請求項4に記載のパネル保守システム。
【請求項11】
前記ブレード境界通路の外側の前記第1のブレードおよび前記第2のブレードの側面に隣接して前記パネル保守アセンブリ上に配置される第1のスイーパおよび第2のスイーパをさらに備える、請求項9に記載のパネル保守システム。
【請求項12】
メモリ要素に結合されるプロセッサを含むコントローラをさらに備え、前記メモリ要素は、前記駆動部を制御し、感知される第1の端部限界および第2の端部限界間の前記第1のパネルにわたる前記パネル保守アセンブリの移動を発生させるように実行可能なパネル保守プログラムを含有する、請求項3に記載のパネル保守システム。
【請求項13】
前記パネル保守プログラムは、前記駆動部を制御し、経過時間量と経過時間閾値との比較に基づいて、前記第1のパネルにわたる前記パネル保守アセンブリの移動を発生させるようにさらに実行可能である、請求項12に記載のパネル保守システム。
【請求項14】
前記パネル保守プログラムは、前記駆動部を制御し、光透過率値と事前に選択された光透過率閾値との比較に基づいて、前記第1のパネルにわたる前記パネル保守アセンブリの移動を発生させるようにさらに実行可能であり、前記光透過率閾値を超えると、前記第1のパネルにわたる前記パネル保守アセンブリの移動を生じさせる、請求項12に記載のパネル保守システム。
【請求項15】
前記パネル保守プログラムは、前記第1の流体ポンプを動作させ、前記光透過率閾値を超える前記光透過率値の発生に応じて、前記流体量を前記流体出口を通して前記第1のパネル上に送達するようにさらに実行可能である、請求項14に記載のパネル保守システム。
【請求項16】
前記パネル保守アセンブリに結合される流体リザーバをさらに備え、前記流体回収要素によって回収された前記流体量が前記流体リザーバに戻され、前記パネル保守プログラムは、前記流体リザーバ内に残っている流体量を周期的に判定するようにさらに実行可能である、請求項12に記載のパネル保守システム。
【請求項17】
前記パネル保守アセンブリがドッキングするドッキングステーションをさらに備え、前記ドッキングステーションは、前記パネル保守アセンブリが前記第1のパネルにわたって移動しかつ前記ドッキングステーションとドッキングすることを可能にするように前記第1のフレームに対して配置される、請求項1に記載のパネル保守システム。
【請求項18】
前記ドッキングステーションおよび前記パネル保守アセンブリは、対応して、流体供給コネクタの噛合可能部分、または、電力供給源コネクタの噛合可能部分を含み、前記流体供給コネクタは、対応するドッキングステーション入口ポートおよびドッキングステーション出口ポートとの噛合係合に応じて開放条件を達成する流体リザーバ入口ポートおよび流体リザーバ出口ポートを有する、請求項17に記載のパネル保守システム。
【請求項19】
メモリ要素に結合されるプロセッサを含むコントローラをさらに備え、前記メモリ要素は、エネルギーレベル閾値を超える電源内に残っているエネルギーレベルの発生に基づいて、または、流体レベル閾値を超える前記流体リザーバ内に残っている流体レベルの発生に基づいて、前記パネル保守アセンブリと前記ドッキングステーションとをドッキングするように実行可能なパネル保守プログラムを含有する、請求項18に記載のパネル保守システム。
【請求項20】
前記パネル保守プログラムは、前記電源内に残っているエネルギー量を周期的に判定するようにさらに実行可能である、請求項19に記載のパネル保守システム。
【請求項21】
前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の前記距離に跨架するように配置されるトラックブリッジをさらに備え、前記トラックブリッジは、前記第1の対のトラックのうちの前記第1のものと前記第2の対のトラックのうちの第2のものとの間の前記一対の駆動要素に係合するように構成される、請求項1に記載のパネル保守システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本国際特許協力条約特許出願は、2015年9月7日に出願された米国仮特許出願第14/846,906号の継続であり、これは参照により本明細書中に援用される。
【0002】
複数のパネルモジュールにわたって移動し、異物をパネル面から除去するように構成される、パネル保守アセンブリを含む、パネル保守システム。
【背景技術】
【0003】
太陽光および熱回収装置の効率ならびにエネルギー価格の増加と、回収産業における対応する成長とに伴って、太陽光および熱回収装置を保守する、またはその効率を増加させるための補助製品の需要が存在する。いくつかの研究は、太陽光および熱回収パネルの光透過率を維持することが、回収装置の最大出力効率を維持するために世界の大部分において必要であることを示している。産業は、太陽光および熱回収装置の光透過パネルのより徹底した清掃を迅速に取り入れつつある。
【0004】
World Academy of Scienceは、太陽光発電パネルの性能に及ぶ微粒子の影響に関する研究プロジェクトを実施し、「太陽光発電(PV)システムのパネル上の屋外環境からの粉塵の蓄積は、自然である。蓄積された粉塵は、ソーラーパネルの性能を低減させ得ることを示す研究があるが、結果は、明確に定量化されていない。本研究の目的は、ソーラーPVパネルの性能に及ぼす粉塵蓄積の影響を研究することである。実験は、発生された結果として生じる電力および効率を判定するために、一定電力光源を用いて、ソーラーパネル上の粉塵粒子を使用して実施された。研究から、太陽光発電ソーラーパネルの表面上に蓄積された粉塵は、システムの効率を最大50%低減させ得ることが見出された」と結論付けている。
【0005】
砂漠での公共事業規模のソーラープロジェクトに対する障害に関するScientific Americanからの記事は、以下のように述べている「太陽光発電(PV)に関して、水のみが、パネルを清掃するために必要されており、これは、砂漠での太陽に関する第2の大問題をもたらす。すなわち、粉塵である。ソーラーパネルおよびミラーは、効率が必要とされる状態に留められるべきである場合、ほぼ毎日清掃される必要がある。粉塵は、透明ではなく、したがって、ソーラーパネル面積の平方メートルあたりわずか1グラムの粉塵でも、約40パーセントも効率を低減させ得る。この割合では、粉塵の多い砂漠では、問題が手に負えなくなるまであっという間である。United Arab EmiratesのAbu Dhabi近郊の砂漠では、中東で最初の大規模なCSPプラントは、最近、粉塵問題に直面している。Shams1プラントの100メガワット容量目標に到達するために、開発者は、大気中の粉塵に起因して、計画より実質的に多くのミラーをプラントに追加する必要があった。...プラントは、部分的に、その粉塵に対処することに起因して、概算で、初期推定額の3倍のコスト計上の結果となった。建築後の現在、Shams1は、何台ものトラックを往復させ、250,000個もののミラーを毎日運搬し、ロボットアームを使用して、その貴重な水を噴霧し、粉塵を清掃している」。
【0006】
光透過パネルにわたって移動し、パネル表面上の異物量を低減させ、対応して、パネルモジュールの効率を増加させる、パネル保守アセンブリを含むように構成される、またはそれを含む、パネルモジュールの利点があるであろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の特定の実施形態の広範な目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつ光透過パネルまたはパネルのアレイにわたって移動し、光透過パネル表面上の異物を除去または低減させる、パネル保守アセンブリに係合するように適合されるトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0008】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、光透過パネルまたはパネルのアレイにわたって移動し、光透過パネル表面上の異物を除去または低減させるためのトラックを含む、フレーム外側側面を有する、フレームに係合され得る、パネル保守アセンブリを提供することであり得る。
【0009】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつパネル保守アセンブリがトラックに沿って移動するにつれて、光透過パネルまたはパネルのアレイに接触し、光透過パネル表面上の異物を除去または低減させる、少なくとも1つのブレードまたはスイーパを含む、パネル保守アセンブリに係合するトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0010】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつパネル保守アセンブリがトラックに沿って移動するにつれて、光透過パネルまたはパネルのアレイに接触し、光透過パネル表面上の異物を除去または低減させる、少なくとも1つのブレードまたはスイーパを含む、パネル保守アセンブリに係合するトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0011】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつパネル保守アセンブリがトラックに沿って移動するにつれて、光透過パネルまたはパネルのアレイに接触し、ある流体量が、通過し、光透過パネル表面上の異物を除去または低減させ得る、ブレード境界チャネルを提供する、少なくとも2つのブレードまたはスイーパもしくはそれらの組み合わせを含む、パネル保守アセンブリに係合するトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0012】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつある流体量を含有するように適合される、流体リザーバと、パネル保守アセンブリがトラックに沿って移動するにつれて、ある流体量を光透過パネル表面に送達するように動作可能である、流体ポンプとを含む、パネル保守アセンブリに係合するトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0013】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、回収装置の光透過パネルを捕捉するように構成される、フレーム内側側面を有し、かつ光透過パネルの感知される光透過率の量または光反射率の量を、1つまたはそれを上回る事前に選択された光透過率閾値もしくは光反射率閾値と比較して、光透過パネルに送達する流体量および光透過パネルにわたるパネル保守アセンブリの移動の範囲を判定することができる、光透過率値または光反射率値に変換するように実行可能なパネル保守プログラムを含有する、メモリ要素と通信するプロセッサを含む、パネル保守アセンブリに係合するトラックを含む、外側側面を有する、フレームを提供することであり得る。
【0014】
本発明の特定の実施形態の別の広義の目的は、光透過パネルにわたって移動し、ドッキングステーションとドッキングし、流体供給コネクタまたは電力供給源コネクタの噛合可能部分に結合し、ある流体量を流体リザーバに供給する、またはパネル保守アセンブリによって支承される再充電可能電源を再充電する、パネル保守アセンブリを提供することであり得る。
【0015】
当然ながら、本発明のさらなる目的も、明細書、図面、写真、および請求項の他の箇所全体を通して開示される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、パネル保守システムの実施形態の斜視図である。
図2図2は、パネルモジュールの角の拡大斜視切断図である。
図3図3は、パネルモジュールの角の拡大斜視切断図である。
図4図4は、パネルモジュールの角の拡大斜視図である。
図5図5は、複数の層を有するパネルを示す、図1の断面図5-5である。
図6図6は、例証的太陽光発電パネルの要素を示す切取部分を含む、太陽光発電パネルのためのパネル保守システムの実施形態の斜視図である。
図7図7は、例証的太陽熱収熱パネルの要素を示す切取部分を含む、太陽熱収熱パネルのためのパネル保守システムの実施形態の斜視図である。
図8図8は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図9図9は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の断面図9-9である。
図10図10は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図11図11は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図12図12は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、外側フレーム側面の実施形態の断面図12-12である。
図13図13は、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図14図14は、可撓性トラックカバーの実施形態をさらに含む、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図15図15は、可撓性トラックカバーの実施形態をさらに含む、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図16図16は、スイーパを含む、パネル保守アセンブリの駆動要素に噛合係合するトラックを含むように構成される、フレーム外側側面の実施形態の斜視図である。
図17図17は、パネル保守アセンブリの実施形態の上部平面図である。
図18図18は、図17に示される上部平面図の拡大部分である。
図19図19は、パネル保守アセンブリの実施形態の底部平面図である。
図20図20は、パネルモジュールに噛合結合されるパネル保守アセンブリの実施形態の第1の側面立面図である。
図21図21は、パネルモジュールに噛合結合されるパネル保守アセンブリの実施形態の第2の側面面立面図である。
図22図22は、パネル保守アセンブリの実施形態の第1の端部立面図である。
図23図23は、パネル保守アセンブリの実施形態の第2の端部立面図である。
図24図24は、図17に示されるようにパネルモジュールに噛合結合されるパネル保守アセンブリの実施形態の第1の側面立面図の断面図24-24である。
図25図25は、図19に示されるようにパネルモジュールに噛合結合されるパネル保守アセンブリの実施形態の第1の側面立面図の断面図25-25である。
図26図26は、図20に示されるような流体出口の断面図26-26である。
図27図27は、図21に示されるような流体出口の断面図27-27である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
概して、パネル保守システムは、複数のパネルモジュール(2)にわたって移動するように構成される、パネル保守(1)アセンブリを含む。具体的には、パネルモジュール(2)は、必ずである必要はないが、第1のパネル(8)を封入するように継合される第1の複数のフレーム部材(7)を含む、第1のフレーム(6)を含むことができる。第1の複数のフレーム部材(7)は、第1のパネル(8)を第1のフレーム(6)内に捕捉するように構成される、第1のフレーム内側側面(14)と、第1の複数のフレーム部材(7)のうちの少なくとも1つのもののフレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に軸方向に延在する第1のトラック(39)を提供するように構成される、第1のフレーム外側側面(15)とを含む。第1のトラック(39)は、キャリッジ(52)を第1のパネル(8)にわたって移動させるように動作する、キャリッジ(52)の駆動要素(75)に係合するように構成される。キャリッジ(52)は、必ずである必要はないが、第1のパネル(8)を保守するように機能する、1つまたはそれを上回る構成要素を支承することができる。
【0018】
ここで、主に、パネル保守システム(1)の一般的概要を提供する、図1を参照すると、パネルモジュール(2)、パネルモジュール(2)にわたって移動するように構成される、パネル保守アセンブリ(3)、およびパネル保守アセンブリ(3)とインターフェースをとる、ドッキングステーション(4)のうちの1つまたはそれを上回るものが含まれる。第1のパネルモジュール(5)は、第1のパネル(8)を捕捉するように継合される、第1の複数のフレーム部材(7)を含む、第1のフレーム(6)を含むことができる。特定の実施形態に関して、第1の複数のフレーム部材(7)はそれぞれ、フレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に配置される、フレーム部材長(9)を有することができる。
【0019】
ここで、主に、図1から4を参照すると、フレーム部材第1端部(10)およびフレーム部材第2端部(11)は、直接継合される、または機械的締結具(12)によって間接的に継合される、もしくは1つの部品として作製され、長方形フレーム(13)を提供するように構成されることができる。しかしながら、長方形フレーム(13)を形成するように継合される第1の複数のフレーム部材(7)の実施例は、1つの部品として形成もしくは加工される、または実施例として、正方形、長方形、三角形、円形、卵形、楕円形を含む、様々な構成のうちの任意の1つを有する、第1のフレーム(6)を形成するように継合される、または第1のパネル(8)を捕捉するために別様に構成される、第1の複数のフレーム部材(7)を除外することを意図するものではない。
【0020】
再び、主に、図2から5を参照すると、第1の複数のフレーム部材(7)は、第1のフレーム内側側面(14)を第1のフレーム外側側面(15)と反対に有することができる。第1のフレーム内側側面(14)は、第1のパネル(8)を第1のフレーム(6)内に捕捉するように構成されることができる。図2および3の実施例に示されるように、第1のフレーム内側側面(14)の実施形態は、第1のパネル(8)のパネル辺縁(22)を固定して、または解放可能に受容する、一対のパネルチャネル側面(20)(21)から離れたある距離に対向関係に配置される、パネルチャネル基部(19)を有する、パネルチャネル(18)を提供するように構成されることができる。図5に示されるように、第2の例証的実施例は、第1のパネル(8)が、機械的締結具、接着剤、または同等物によってかにかかわらず、直接または間接的に結合する、フランジ(23)として構成される、第1のフレーム内側側面(14)を含む。しかしながら、これらの例証的実施例は、第1のパネル(8)が第1のフレーム(6)に固定関係で捕捉されることを可能にする、任意の様式で構成される第1のフレーム内側側面(14)を除外することを意図するものではない。
【0021】
再び、主に、図2から5を参照すると、第1のパネル(8)は、周辺縁(26)の厚さだけ離れた対向関係で継合される、パネルの第1の側面(24)と、パネルの第2の側面(25)とを含むことができる。第1のパネル(8)の実施形態は、必ずである必要はないが、周辺縁(26)の厚さだけ離れた平行対向関係で継合される、平坦または略平坦なパネルの第1および第2の側面(24)(25)を含むことができる(図2、3、および5の実施例に示されるように)。周辺縁(26)は、第1のフレーム(6)によって捕捉されたパネル辺縁(22)を有するように構成される、第1のパネル(8)を境界することができる。しかしながら、平坦パネルの第1および第2の側面(24)(25)を有する、第1のパネル(8)の実施例は、パネルの第1または第2の側面(24)(25)のいずれも、平坦ではない、または一方のみが平坦である、およびパネルの第1または第2の側面(24)(25)の一方または両方が、1つまたはそれを上回る方向に弧状であり得る、実施形態を除外しない。第1のパネル(8)は、必ずである必要はないが、ガラスまたはプラスチック等の光透過材料(27)から作製される、またはそれを含有することができる。
【0022】
ここで、主に、図2から7を参照すると、第1のパネル(8)は、1つのみのパネル層(28)を含むことができる(図2から4の実施例に示されるように)、またはは複数のパネル層(29)をパネルの第1の側面(24)とパネルの第2の側面(25)との間に含むことができる(図5の実施例に示されるように)。複数のパネル層(29)は、必ずである必要はないが、同一材料から作製される、または同一機能を行うことができる。
【0023】
ここで、主に、図6および7を参照すると、特定の実施形態に関して、第1のパネルモジュール(2)は、必ずである必要はないが、p型シリコーン層(31)と、空乏層(32)と、n型シリコン層(33)と、光透過層(34)とを含み得る、太陽光発電パネル(30)であることができる(図6の実施例に示されるように)。特定の実施形態に関して、第1のパネルモジュール(2)は、必ずである必要はないが、絶縁層(36)と、吸収層(37)と、流管(38)と、光透過層(34)とを含み得る、太陽熱収熱パネル(35)であることができる。
【0024】
ここで、主に、図8から11を参照すると、第1のフレーム外側側面(15)は、第1の複数のフレーム部材(7)のうちの少なくとも1つのもののフレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に延在する、第1のトラック(39)を含むように構成されることができる。特定の実施形態に関して、第1のトラック(39)は、第1のフレーム(6)内に対向関係で配置される一対の複数のフレーム部材(42)(43)の対応するフレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に延在する、一対のトラック(40)(41)を含むことができる(図1の実施例に示されるように)。典型的には、第1のトラック(39)または対のトラック(40)(41)は、フレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(ll)との間の全体距離に沿って軸方向に連続的に延在する(図1の実施例に示されるように)。しかしながら、これらの例証的実施例は、第1のトラック(39)または対のトラック(40)(41)が、フレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に延在するが、フレーム部材の第1または第2の端部(10)(11)の一方もしくは両方からある距離で終端する、または連続ではなく、むしろ、断続もしくは周期的に中断される、またはフレーム部材長(9)に沿って複数の離間される第1のトラック区画から作製される、実施形態を除外することを意図するものではない。さらに、図示される実施形態は、第1のフレーム外側側面縁(16)上または内に配置される、第1のトラック(39)または対のトラック(40)(41)を示すが、これは、第1のフレーム外側側面面(17)上または内に配置される第1のトラック(39)もしくは一対のトラック(40)(41)を有する、実施形態を除外することを意図するものではない。
【0025】
ここで、主に、図8から10を参照すると、特定の実施形態に関して、第1のトラック(39)は、必ずである必要はないが、第1のフレーム外側側面(15)内に配置されるチャネル要素(44)を含むことができる。チャネル要素(44)は、チャネル基部(19)によって離間関係に継合される、一対のチャネル側壁(45)(46)を有することができる。
【0026】
図11および12に示されるように、第1のトラック(39)の特定の実施形態は、必ずである必要はないが、第1のフレーム外側側面(15)に結合されるレール(48)を含むことができる。レール(48)は、レール上部(51)によって離間関係に継合される、第1のフレーム外側側面(15)から突出する一対のレール側壁(49)(50)を有することができる。
【0027】
ここで、図8から27を参照すると、パネル保守システム(1)は、必ずである必要はないが、図1の実施例に示されるように、第1のパネルモジュール(5)または複数のパネルモジュール(2)にわたって移動するように構成される、パネル保守アセンブリ(3)をさらに含むことができる。パネル保守アセンブリ(3)の実施形態は、そのうちの少なくとも1つが、必ずである必要はないが、第1のトラック(39)と移動可能に係合する、または移動可能に係合され、キャリッジ(52)を1つまたはそれを上回るパネルモジュール(2)にわたって指向性に誘導するように構成される、追従要素(56)を含み得る、キャリッジの第1の端部(54)と第2の端部(55)との間に配置されるキャリッジ長(53)を有する、キャリッジ(52)を含むことができる。特定の実施形態に関して、キャリッジの第1および第2の端部(54)(55)はそれぞれ、対応して、第1のフレーム(6)内に対向関係で配置される一対の複数のフレーム部材(42)(43)の対応するフレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に延在する、一対の第1のトラック(40)(41)と移動可能に係合する、または移動可能に係合されるように構成される、追従要素(56)を含むことができる(図1、20、および21の実施例に示されるように)。特定の実施形態に関して、キャリッジの第1および第2の端部(54)(55)はそれぞれ、一対の追従要素(57)(58)を含むことができ、各対は、第1のフレーム(6)内に対向関係で配置される一対の複数のフレーム部材(42)(43)の対応するフレーム部材第1端部(10)とフレーム部材第2端部(11)との間に延在する、対応する対のトラック(40)(41)と移動可能に係合する、または移動可能に係合されるように構成される。
【0028】
ここで、主に、図8から10の例証的実施例を参照すると、追従要素(56)は、円周方向面(61)によって継合される一対の部材側面(60)を有する、回転可能部材(59)であることができる。回転可能部材(59)は、チャネル要素(44)内に受容され、円周方向面(61)または対の部材側面(60)のうちの1つと対のチャネル側壁(45)(46)またはチャネル要素基部(47)のうちの1つもしくはそれを上回るものを係合するように構成されることができる。
【0029】
ここで、図11および12の例証的実施例を参照すると、回転可能部材(59)はさらに、円周方向面(61)内に配置される環状溝(62)を含むことができる。環状溝(62)は、レール(48)を受容し、円周方向溝面(63)または一対の溝側壁(64)(65)のうちの1つと対のレール側壁(49)(50)またはレール上部(51)のうちの1つもしくはそれを上回るものを係合するように構成されることができる。しかしながら、これらの例証的実施例は、第1のフレーム外側側面(15)に係合し、第1のフレーム(6)の対向する第2の対のフレーム部材(66)(67)間の経路に沿って、キャリッジ(52)を第1のフレーム(6)によって捕捉された第1のパネル(8)にわたって誘導するように構成されることができる、追従要素(56)の他の構成を除外することを意図するものではない。
【0030】
ここで、主に、図13を参照すると、追従要素(56)はさらに、キャリッジの第1および第2の端部(54)(55)の一方または両方に近接してキャリッジ(52)に結合される、複数のガイド部材(68)を含むことができる。複数のガイド部材(68)は、並行して、第1のフレーム外側側面(15)または第1のトラック(39)もしくは第1のフレーム外側側面(15)および第1のトラック(39)の組み合わせに離散係合し、第1のフレーム(6)に対して移動可能な固定関係でキャリッジ(52)を配置することを補助することができる。複数のガイド部材(68)は、それぞれ、第1のフレーム外側側面(15)内に配置されるチャネル要素(44)の対のチャネル側壁(45)(46)のうちの1つのチャネル内側表面(70)に係合する、ある距離だけ離れて配置される、第1の対のガイド部材(69)と、それぞれ、チャネル(39)の対のチャネル側壁(45)(46)のうちの1つのチャネル外側表面(72)に係合する、ある距離だけ離れて配置される、第2の対のガイド部材(71)とを含む。1つまたは一対の追従要素(57)(58)は、対応する第1の対のガイド部材(69)と第2の対のガイド部材(71)との間のキャリッジの第1および第2の端部(54)(55)のそれぞれに結合され、並行して、第1のフレーム(6)内に対向関係で配置される第1の対の複数のフレーム部材(42)(43)に対応して結合される、一対のトラック(40)(41)のそれぞれに係合することができる。
【0031】
ここで、主に、図10および12を参照すると、第1のトラック(39)または第1の対のトラック(40)(41)は、必ずである必要はないが、第1のトラック(39)または対のトラック(40)(41)から離間関係に突出する、第1の複数の歯(73)を含むことができる。第2の複数の歯(74)は、対応する追従要素(56)または対もしくは複数の対の追従要素(57)(58)から離間関係に突出することができる。第1の複数の歯(73)は、第2の複数の歯(74)に噛合係合することができる。図10の実施例に示されるように、第1の複数の歯(73)は、チャネル要素基部(47)から離間関係に突出することができ、第2の複数の歯(74)は、回転可能部材(59)の円周方向面(61)から円周方向離間関係に突出することができる。第1のトラック(39)の第1の複数の歯(73)は、回転可能部材(59)の円周方向面(61)から突出する第2の複数の歯(74)に噛合係合することができる。図12の例証的実施例に示されるように、第1の複数の歯(73)は、レール上部(51)から離間関係に突出することができ、第2の複数の歯(74)は、円周方向面(61)または円周方向溝面(63)から円周方向離間関係に突出することができる。レール上部(51)から突出する第1の複数の歯(73)は、円周方向溝面(63)から突出する第2の複数の歯(74)に噛合係合することができる。
【0032】
再び、主に、図8から13を参照すると、キャリッジ(52)は、必ずである必要はないが、第1のフレーム外側側面(15)と係合する、または係合されるように構成される、駆動要素(75)をさらに含むことができる。駆動要素(75)の動作は、第1のフレーム(6)の対向する第2の対のフレーム部材(66)(67)間の経路に沿って、第1のフレーム(6)によって捕捉された第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の移動をもたらす。特定の実施形態に関して、駆動要素(75)は、追従要素(56)または複数のガイド部材(68)から離散し、第1のフレーム外側側面(15)に動作可能に係合し、キャリッジ(52)を第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって移動させることができる。特定の実施形態に関して、駆動要素(75)は、円周方向面(61)によって継合される一対の部材側面壁(60)を有する、回転可能部材(59)を備えることができる。対の回転可能部材側面壁(60)または円周方向面(61)のうちの任意の1つもしくはそれを上回るものは、第1のフレーム外側側面(15)と係合されることができ、回転可能部材(59)の回転に応じて、キャリッジ(52)は、第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって移動することができる。
【0033】
再び、主に、図8から13を参照すると、キャリッジ(52)の特定の実施形態は、必ずである必要はないが、第1のフレーム外側表面(17)に係合される駆動要素(75)内に運動を発生させ、対応して、キャリッジを第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって移動させるように動作する、駆動部(76)を含むことができる。他の実施形態に関して、キャリッジ(52)は、離散駆動要素(75)を欠くことができ、駆動部(76)は、追従要素(56)のうちの1つまたはそれを上回るもの内に運動を発生させ、対応して、キャリッジを第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって移動させるように動作することができる。特定の実施形態に関して、駆動部(76)は、直接または間接的に、第1のトラック(39)と係合される追従要素(56)のうちの1つまたはそれを上回るものの回転を生じさせるように回転するシャフト(78)を有する、電気モータ(77)を備えることができる。図8に示される特定の実施形態に関して、駆動部(76)は、モータシャフト(78)を有する、電気モータ(77)を備え、一対の追従要素(57)(58)のうちの1つに同軸方向に継合され、第1のトラック(39)と係合される被駆動追従要素(79)およびアイドラ追従要素(80)を提供する。被駆動追従要素(79)は、キャリッジ(52)を第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって移動させるために十分な回転力を第1のトラック(39)に伝送するように動作可能である一方、アイドラ追従要素(80)は、キャリッジ(52)を第1のフレーム(6)内に捕捉された第1のパネル(8)にわたって誘導するように動作する。本発明の実施形態と併用するために好適な駆動部(76)の例証的実施例は、Mabuchi製直流モータ(製品番号EM-400)であることができる。
【0034】
ここで、主に、図14および15を参照すると、トラックカバー(171)は部分的または全体的に、第1のトラック(39)を被覆し、トラック(39)および第1のトラック(39)に係合される追従要素(56)または駆動要素(75)の異物への暴露を防止もしくは低減させるように構成されることができる。図14の実施例に示される特定の実施形態に関して、トラックカバー(171)は、カバー端部(174)間に配置されるカバー長さ(173)と、対向する第1および第2のカバー側面(176)(177)間に配置されるカバー幅(175)とを有する、弾力性かつ可撓性の部材(172)を含むことができる。第1のカバー側面(176)は、第1のトラック(39)の片側に沿って第1のフレーム(6)に接続され、弾力性かつ可撓性の部材(172)が、第1のトラック(39)にわたって延在し、第1のトラック(39)の他側に沿って、第2のカバー側面(177)を第1のフレーム(6)に対して位置付けることを可能にすることができる。第1のトラック(39)と係合される追従要素(56)または駆動要素(75)は、対応して、トラックカバー(171)の一部に係合し、トラックカバーのその部分を弾力性に撓曲させ、第2のカバー側面(177)を第1のフレーム(6)から離れるように移動させることができる。第2のカバー側面(177)は、追従要素(56)または駆動要素(75)がトラックカバー(171)のその部分から係脱するにつれて、第1のフレーム(6)に向かって戻ることができる。
【0035】
図15に示される特定の実施形態に関して、トラックカバー(171)は、一対の弾力性かつ可撓性のカバー部材(178)(179)を含むことができ、それぞれ、第1のトラック(39)の両側で第1のフレーム(6)に接続されるカバーの第1の側面(180)を有する。対の弾力性かつ可撓性のカバー部材(178)(179)はそれぞれ、外向きに延在し、当接または重複するカバーの第2の側面(181)(182)で終端し、第1のトラック(39)を被覆することができる。追従要素(56)または駆動要素(75)は、当接または重複するカバーの第2の側面(181)(182)の一部間に配置され、トラックカバー(171)のその部分において、対の弾力性かつ可撓性のカバー部材(178)(179)を弾力性かつ可撓性に変形させることができる。カバーの第2の側面(181)(182)は、追従要素(56)または駆動要素(75)の係脱に応じて、重複または当接構成に向かって戻ることができる。
【0036】
ここで、主に、図16から27を参照すると、第1のブレード(81)は、必ずである必要はないが、キャリッジ(52)の第1のキャリッジ面(82)に結合されることができる(図19および26-27の実施例に示されるように)。前述のように、第1のフレーム外側側面(15)に結合されるキャリッジ(52)は、第1のパネル(8)の第1のキャリッジ面(82)と対向する第1のパネル面(83)との間の実質的に固定される距離を保守しながら、第1のフレーム(6)によって捕捉された第1のパネル(8)に対して移動することができる。第1のブレード(81)は、第1のキャリッジ面(82)から延在し、キャリッジ(52)が第1のパネル(8)にわたって移動するにつれて、第1のパネル面(83)に接触し、第1のブレード(81)が第1のパネル面(83)を横断して払拭することを可能にすることができる。第1のブレード(81)は、必ずである必要はないが、第1のブレード第1の端部(85)と第2の端部(86)との間に配置される第1のブレード長(84)を有する、線形または略線形であることができる。特定の実施形態に関して、第1のブレード(81)の第1および第2の端部(85)(86)はそれぞれ、第1のブレード(81)が、必ずである必要はないが、一対の対向フレーム部材(42)(43)間の第1のパネル面(83)に払拭可能に接触し得るように、対応するキャリッジの第1および第2の端部(54)(55)に近接して配置されることができる。
【0037】
第2のブレード(87)は、必ずである必要はないが、第1のキャリッジ面(82)に結合されることができる。第2のブレード(87)は、第1のキャリッジ面(82)から延在し、キャリッジ(52)が第1のパネル(8)にわたって移動するにつれて、第1のパネル面(83)に接触し、第2のブレード(87)が第1のパネル面(83)を横断して払拭することを可能にすることができる。第2のブレード(87)は、必ずである必要はないが、第2のブレード(87)の第1の端部(85)と第2の端部(85)(86)との間に配置される第2のブレード長(88)を有する、線形または略線形であることができる。特定の実施形態に関して、第2のブレード第1および第2の端部(85)(86)はそれぞれ、第2のブレード(87)が、必ずである必要はないが、一対の対向フレーム部材(42)(43)間の第1のパネル面(83)に払拭可能に接触し得るように、対応するキャリッジの第1および第2の端部(54)(55)に近接して配置されることができる。第1および第2のブレード(81)(87)は、第1および第2のブレード(81)(87)のそれぞれが対向フレーム部材(42)(43)間の第1のパネル面(83)に払拭可能に接触することを可能にする距離だけ離れて、第1のキャリッジ面(82)の縦軸(89)に沿って配置されることができる。ある距離だけ離れてキャリッジの第1の面(82)に結合される第1および第2のブレード(81)(87)は、第1および第2のブレード(81)(87)と第1のパネル面(83)の接触によって封入される、ブレード境界通路(90)を画定する。
【0038】
第1および第2のブレード(81)(87)(またはそれぞれキャリッジの第1の面(82)に結合される複数のブレード)は、種々の従来のエラストマから生産され、第1のパネル面(83)に払拭可能に係合するために十分な撓曲量を提供することができる。エラストマは、必ずである必要はないが、シリコーンベースゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、ジメチルシリコーン生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニルビニルシリコーン生ゴム、フルオロシリコーン生ゴム、または同等物等の汎用ゴムのうちの1つもしくはそれを上回るものを含む、またはそれから成ることができる。1つの例証的実施例として、第1または第2のブレード(81)(87)は、Bosch(製品番号208820004)またはWatts Squeeges(2000シリーズ)製ワイパに類似することができる。
【0039】
ここで、主に、図17、19、および26を参照すると、流体出口(91)は、キャリッジが第1のパネル(8)にわたって移動するにつれて、流体量(92)を第1のブレードまたは第2のブレード(81)(87)(または複数のブレード)によって払拭可能に係合される第1のパネル面(83)に送達するように配置されることができる。特定の実施形態に関して、流体出口(91)は、必ずである必要はないが、流体量(92)を第1および第2のブレード(81)(87)と第1のパネル面(83)の接触によって封入されたブレード境界通路(90)の中に送達するように配置されることができる。第1および第2のブレード(81)(87)が第1のパネル面(83)に接触し、第1および第2のブレード(81)(87)が、対応して対向フレーム部材(44)(45)に近接して配置される第1および第2の端部(85)(86)を有する、それらの実施形態に関して、流体量(92)は、対向通路端部(93)(94)間のブレード境界通路(90)内の第1のパネル面(83)と接触して流動することができる。
【0040】
第1のパネル面(83)に送達される流体量(92)は、第1のパネル(8)、第1のパネルフレーム(6)、パネル保守アセンブリ(3)、またはドッキングステーション(4)内に含まれる材料と互換性がある、任意のタイプの流体であることができる。例証的実施例として、流体量(92)は、水、アルコール、変性アルコール、イソプロパノール、エタノール、メタノール、無機酸、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、次亜塩素酸ナトリウム、アンモニア、キレート剤、重炭酸ナトリウム、テトラクロロエチレン、二酸化炭素、リン酸三ナトリウム、アセトン、硝酸アミル、キシレン、陰イオン洗剤、イオン性洗剤、両性イオン洗剤、または同等物のうちの1つもしくはそれを上回るものを含む、またはそれから成ることができる。
【0041】
ここで、主に、図19を参照すると、通路第1の端部キャップ(95)は、必ずである必要はないが、第1および第2のブレード(81)(87)が第1のパネル面(83)に接触し、通路の第1の端部(97)におけるブレード境界通路(90)の開放面積(96)を閉鎖または実質的に低減させると、第1のブレード(81)と第2のブレード(87)との間に、かつキャリッジの第1の面(82)に隣接して搭載され、第1のパネル面(83)に隣接して配置されることができる。流体出口(91)は、必ずである必要はないが、第1の通路端部キャップ(95)またはキャリッジ(52)内に配置され、流体量(92)をブレード境界通路(90)の中に送達することができる。特定の実施形態に関して、第1の通路端部キャップ(95)は、必ずである必要はないが、キャリッジの第1の端部(54)に近接するキャリッジの第1の面(82)からパネル面(83)に向かって延在する、フランジ(98)であることができる。第1および第2のブレード端部(85)(86)は、フランジ(98)に当接し、通路の第1の端部(97)におけるブレード境界通路(90)の開放面積を閉鎖または実質的に低減させることができる。
【0042】
ここで、主に、図19、25、および27を参照すると、流体回収要素(99)は、必ずである必要はないが、第1および第2のブレード(81)(87)が、第1のパネル面(83)に接触し、通路の第2の端部(100)におけるブレード境界通路(90)の開放面積を閉鎖または実質的に低減させるとき、第1のブレード(81)と第2のブレード(87)との間に、かつキャリッジの第1の面(82)に隣接して搭載され、第1のパネル面(83)に隣接して配置されることができる。流体回収要素(99)は、ブレード境界通路(90)の通路第1の端部(97)に向かって面する容器開放端部(102)を有する、流体回収容器(101)として構成されることができる。第1および第2のブレード(81)(87)が、第1のパネル面(83)に係合すると、流体回収容器(101)の一部は、第1のブレード(81)と第2のブレード(87)との間の第1のパネル面(83)に接触することができる。第1のパネル面(83)に接触する流体回収容器(101)の部分は、弾力性に撓曲し、第1のパネル面(83)に対してシールを発生させ、キャリッジ(52)が第1のパネル面(83)または第1のフレーム(6)内の不規則性にわたって移動するにつれて撓曲することができる。通路の第1の端部(97)に近接するブレード境界通路(90)の中に送達される流体量(92)は、通路の第2の端部(100)に向かって流動することができる。ブレード境界通路(90)を通して流動する流体量(92)は、通路の第2の端部(100)に近接する流体回収要素(99)内に捕捉されることができる。
【0043】
ここで、主に、図17、20、24、および25を参照すると、流体リザーバ(103)は、必ずである必要はないが、キャリッジ(52)に結合されることができる。流体リザーバ(103)は、流体量(92)を含有することができる。特定の実施形態に関して、流体リザーバ(103)は、第1のパネル面(83)の外向きに面するキャリッジの第2の面(104)に搭載されることができる。流体出口(91)は、流体リザーバ(103)に流体結合され、流体量(92)が、流体リザーバ(103)から流体出口(91)に流動することを可能にすることができる。流体リザーバ(103)は、必ずである必要はないが、流体供給入口および出口ポート(106)(107)を有する、流体供給コネクタ(105)を含むことができる。流体量(92)は、流体リザーバ(103)の中に流体供給入口(106)を通して導入されることができ、流体量(92)の溢流は、流体供給出口ポート(107)から流出することができる。
【0044】
ここで、主に、図17、20、および21を参照すると、第1の流体流発生器(108)は、必ずである必要はないが、流体流リザーバ(103)および流体出口(91)に流体結合されることができる。第1の流体流発生器(108)は、流体出口(91)から第1のパネル面(83)上への送達のために十分な流体圧力を用いて、流体リザーバ(103)から流体出口(91)への流体量(92)の流動を発生させるように動作することができる。例証的実施例として、第1の流体流発生器(108)は、Cole-Parter(製品番号GO79600-06)に類似する容積式ポンプ(109)であることができる。
【0045】
再び、図17、20、および21を参照すると、第2の流体流発生器(110)は、必ずである必要はないが、流体回収要素(99)および流体リザーバ(103)に流体結合されることができる。第2の流体流発生器(110)は、流体回収要素(99)から流体リザーバ(103)への流体量(92)の流動を発生させるように動作することができる。例証的実施例として、第2の流体流発生器(110)は、ABS(製品番号102 EX1 DC 12V DM-1 BZ)に類似することができる。
【0046】
ここで、図24および27を参照すると、流体フィルタ(111)は、必ずである必要はないが、流体回収要素(99)と第2の流体発生器(110)との間に配置され、第2の流体発生器(110)への送達に先立って、粒子(112)を第1の流体量(92)から除去することができる。例証的実施例として、流体フィルタ(111)は、Norgren(製品番号4LF-010-0000)に類似することができる。
【0047】
ここで、主に、図16および19を参照すると、第1のスイーパ(113)は、必ずである必要はないが、キャリッジの第1の面(82)から延在し、第1のパネル面(83)に接触することができる。第1のスイーパ(113)は、全体的または部分的に、キャリッジの第1の端部(54)と第2の端部(55)との間に延在し、第1のパネル面(83)を掃引することができる。特定の実施形態に関して、第2のスイーパ(114)は、必ずである必要はないが、キャリッジの第1の面(82)から延在し、第1のパネル(8)に接触することができる。第2のスイーパ(114)は、全体的または部分的に、キャリッジの第1の端部(54)と第2の端部(55)との間に延在し、第1のパネル面(83)を掃引することができる。第1のスイーパ(113)または第2のスイーパ(114)は、ブレード境界通路(90)の内側またはブレード境界通路(90)の外側かどうかにかかわらず、第1のブレード(81)または第2のブレードもしくは両方に隣接して配置されることができる。図19の例証的実施例に示されるように、第1および第2のスイーパ(113)(114)は、対応して、ブレード境界チャネル(18)の外側の第1のブレード(81)および第2のブレード(87)隣接して配置される。第1のスイーパおよび第2のスイーパ(113)(114)は両方とも、キャリッジの第1の端部(54)の直近とキャリッジの第2の端部(55)の直近との間に連続的に延在する。本発明の実施形態と併用するために好適なスイーパ(113)(114)は、Har-tru/Lee(製品番号0100-136-3669)に類似することができる。
【0048】
ここで、主に、図17および20を参照すると、再充電可能電源(115)は、キャリッジ(52)に結合されることができる。再充電可能電源(115)は、駆動部(76)、第1の流体流発生器(108)、または第2の流体流発生器(110)のうちの1つまたはそれを上回るものに電気的に結合され、電力をこれらまたは他の構成要素のうちの1つもしくはそれを上回るものに供給することができる。特定の実施形態に関して、再充電可能電源(115)は、5ボルト~12ボルト再充電可能バッテリ(116)であることができる。本発明の実施形態と併用するために好適な再充電可能電源(115)は、Tenergy(製品番号11245)に類似することができる。
【0049】
ここで、再び、主に、図1、17、および21を参照すると、キャリッジ位置端部限界センサ(117)は、キャリッジ(52)または第1のフレーム(6)に結合され、第1のパネル(8)を横断したキャリッジ(52)移動の第1および第2の端部限界(118)(119)を感知することができる。特定の実施形態に関して、キャリッジ位置端部限界センサ(117)は、第1または第2の端部限界要素(121)(122)との係合に起因して、手動圧力によって第1のスイッチ条件から第2のスイッチ条件に切替可能な端部限界スイッチ(120)を含み、回路を電気的に閉鎖または開放し、駆動要素(75)または被駆動追従要素(79)の方向を逆転することができる。手動圧力の除去は、端部限界スイッチ(120)を第1のスイッチ条件に戻すことができる。他の実施形態に関して、キャリッジ位置端部限界センサ(117)は、第1または第2の端部限界要素(121)(122)によって発生された印加された磁場(123)を感知することによって、第1のスイッチ条件から第2のスイッチ条件に切替可能な端部限界スイッチ(120)を含み、回路を電気的に閉鎖または開放し、駆動要素(75)または被駆動追従要素(79)の方向を逆転することができる。これらの例証的実施例は、第1のパネル(8)にわたって第1の端部限界(118)と第2の端部限界(119)との間でキャリッジ(52)の往復指向性移動を発生させることが可能なキャリッジ位置端部限界センサ(117)の他の実施形態を除外することを意図するものではない。
【0050】
ここで、主に、図1および24を参照すると、流体レベルセンサ(124)は、必ずである必要はないが、流体リザーバ(103)に流体結合されることができる。流体レベルセンサ(124)は、流体リザーバ(103)内の流体量(92)の流体レベル(125)を感知するように動作することができる。例証的実施例として、Uro(製品番号17137524812)に類似する流体レベルセンサ(124)が、本発明の実施形態と併用されることができる。
【0051】
ここで、主に、図1および17を参照すると、光透過率センサ(126)または光反射率センサ(127)は、キャリッジ(52)に結合され、第1のパネル(8)の光透過率の量または光反射率の量を感知することができる。光透過率センサ(126)は、第1のパネル(8)の光透過率の量に基づいて変動する、光透過率信号(128)を発生させることができる、または光反射率センサ(127)は、第1のパネル(8)によって反射された光の量に基づいて変動する、光反射率信号(129)を発生させることができる。各信号は、対応して、光透過率または光反射率閾値(145)と比較して、第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の移動、流体出口(91)から第1のパネル(8)への流体量(92)の送達、または第1もしくは第2の流体流発生器(108)(110)の動作のうちの1つまたはそれを上回るものを開始し得る、光透過率値(130)または光反射率値(131)に変換されることができる。1つの例証的実施例として、本発明の実施形態において使用するために好適な光反射率センサ(127)は、Omron(製品番号#EE-SPY301)に類似することができる。本発明の実施形態と併用するために好適な光透過率センサ(126)は、Autonics(製品番号BYD30-DDT-T)であることができる。
【0052】
ここで、主に、図17および18を参照すると、実施形態は、必ずである必要はないが、メモリ要素(134)に結合されるプロセッサ(133)を含む、コントローラ(132)を含むことができる。メモリ要素(134)は第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の移動を制御するように実行可能なパネル保守プログラム(135)を含有することができる。特定の実施形態に関して、パネル保守プログラム(135)は、経過時間閾値(141)、流体レベル閾値(143)、光透過率閾値(144)、光反射率閾値(145)、第1の光透過率閾値(146)、第1の光反射率閾値(147)、第2の光透過率閾値(148)、第2の光反射率閾値(149)、時間経過量(136)、第1のパネル(8)の光透過率の量(137)、第1のパネル(8)の光反射率の量(138)、再充電可能電源(15)内に残っているエネルギー量(152)、または流体リザーバ(103)内に残っている流体量(92)のうちの1つまたはその組み合わせに関連するエネルギーレベル閾値(153)を含む、またはそれから成る、1つまたはそれを上回る閾値を超えることに基づいて、駆動部(76)の動作を制御し、第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の移動を発生させるように実行されることができる。
【0053】
故に、特定の実施形態に関して、コントローラ(132)はさらに、タイマ(140)を含むことができ、パネル保守プログラム(135)は、第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の以前の移動の発生からの経過時間量(136)を周期的に分析するように実行されることができる。パネル保守プログラム(135)はさらに、キャリッジ(52)の以前の移動の発生からの経過時間量(136)と、キャリッジ移動に関する経過時間閾値(141)を比較するように実行されることができる。キャリッジ移動に関する経過時間閾値(141)を超える場合、パネル保守プログラム(135)はさらに、第1のパネル(8)にわたるキャリッジ(52)の移動を発生させるように実行されることができる。スイーパ(113)(114)を包含するそれらの実施形態に関して、キャリッジ(52)の移動は、スイーパ(113)(114)と第1のパネル面(83)の掃引可能係合をもたらし、雪、雨、葉、紙、微粒子、または他の残骸等の異物を第1のパネル表面(83)から取り除く。
【0054】
パネル保守プログラム(135)はさらに、第1または第2の流体流発生器(108)(110)の以前の動作の発生からの経過時間量(136)と、第1のパネル(8)への流体送達に関する経過時間閾値(141)を比較するように実行されることができる。第1のパネル(8)への流体送達に関する経過時間閾値(141)を超える場合、パネル保守プログラム(135)はさらに、第1または第2の流体流発生器(108)(110)を動作させ、流体量(92)を第1のパネル面(83)に送達し、パネルにわたるキャリッジ(52)の移動を協調させるように実行されることができる。第1または第2のブレード(81)(87)を包含するそれらの実施形態に関して、第1のパネル面(83)への流体量(92)の送達およびキャリッジ(52)の移動は、第1または第2のブレード(81)(87)と第1のパネル面(83)の払拭可能係合をもたらし、第1のパネル面(83)に送達される流体量(92)を取り除き、かつ雪、雨、葉、紙、微粒子、または他の残骸等の異物を第1のパネル面(83)から取り除く。
【0055】
パネル保守プログラム(135)はさらに、連続的または周期的に、流体レベルセンサ(124)からの流体レベル信号(142)を分析し、流体リザーバ(103)内に残っている流体レベル(125)を判定するように実行されることができる。特定の実施形態に関して、パネル保守プログラム(135)はさらに、流体レベル(125)と流体レベル閾値(143)を比較するように実行されることができ、流体レベル閾値(143)を超える場合、送達を阻止する、または流体出口(91)から第1のパネル面(83)上に送達される流体量(92)を低減させる。パネル保守プログラム(135)はさらに、連続的または周期的に、光透過率センサ(126)からの光透過率信号(128)または光反射率センサ(127)からの光反射率信号(129)(もしくは両方)を分析し、第1のパネル(8)の光透過率値(130)または光反射率値(131))を判定するように実行されることができる。特定の実施形態に関して、パネル保守プログラム(135)はさらに、光透過率値(130)または光反射率値(131)と、光透過率閾値(144)または光反射率閾値(145)のうちの1つまたはそれを上回るものを比較するように実行されることができ、例えば、第1の光透過率閾値(146)または第1の光反射率閾値(147)を超える場合、キャリッジ(52)の移動を発生させ、第1のパネル面(83)を掃引し、第2の光透過率閾値(148)または第2の光反射率閾値(149)を超える場合、流体量(92)を第1のパネル面(83)から払拭可能に除去するためのキャリッジ(52)の移動と協調して、流体量(92)を第1のパネル面(83)上に送達する。
【0056】
パネル保守プログラム(135)はさらに、連続的または周期的に、再充電可能バッテリ(116)に電気的に結合されるエネルギーレベルセンサ(151)からのエネルギーセンサ信号(150)を分析し、再充電可能バッテリ(116)内に残っているエネルギーレベル(152)を判定するように実行されることができる。特定の実施形態に関して、パネル保守プログラム(135)はさらに、エネルギーレベル値(152)とエネルギーレベル閾値(153)を比較するように実行されることができ、エネルギーレベル閾値(153)を超える場合、キャリッジ(52)の移動を阻止する、もしくはその量を低減させる、または流体出口(91)から第1のパネル(8)上に送達される流体量(92)を阻止する、もしくは低減させる。
【0057】
ここで、主に、図1を参照すると、パネル保守システム(1)は、必ずである必要はないが、パネル保守アセンブリ(3)とインターフェースをとる、ドッキングステーション(4)を含むことができる。特定の実施形態に関して、ドッキングステーション(4)は、第1のフレーム(6)に対して配置され、キャリッジ(52)が第1のパネル(8)にわたって移動し、ドッキングステーション(4)とドッキングし、流体供給コネクタ(105)の噛合可能部分に係合することを可能にすることができる。特定の実施形態に関して、流体リザーバ(103)の流体リザーバ入口および出口ポート(106)(107)は、ドッキングステーション入口および出口ポート(156)(157)との噛合係合に応じてのみ、開放条件(155)を達成するように構成されることができる。流体リザーバ入口および出口ポート(106)(107)とドッキングステーション入口および出口ポート(156)(157)の分離は、流体リザーバ入口および出口ポート(106)(107)とドッキングステーション入口および出口ポート(156)(157)の閉鎖条件(158)を達成することができる。ドッキングステーション(4)の特定の実施形態はさらに、キャリッジ(52)がドッキングステーションとドッキングすると噛合係合する、電力供給源コネクタ(159)(160)の噛合可能部分を含むことができる。
【0058】
再び、主に、図1および18を参照すると、パネル保守プログラム(135)はさらに、連続的または周期的に、流体リザーバ(103)内の流体レベル(125)または電源(115)内に残っているエネルギーレベル(152)を分析し、該流体リザーバ(103)内に残っている流体量または電源(115)内に残っているエネルギー量(139)と流体レベル閾値(143)またはエネルギーレベル閾値(153)の比較に基づいて、キャリッジ(52)をドッキングステーション(4)とドッキングさせ、流体量(92)を供給する、または再充電可能電源(115)を再充電するように実行されることができる。
【0059】
ここで、主に、図1および10を参照すると、パネル保守システム(1)は、必ずである必要はないが、第2のパネル(165)を封入するように継合される第2の複数のフレーム部材(164)を含む、第2のフレーム(163)を含むことができる。第2の複数のフレーム部材(164)は、第2のパネル(165)を該第2のフレーム(163)内に捕捉するように構成される、第2のフレーム内側側面(166)と、第2の複数のフレーム部材(164)のうちの少なくとも1つ第1の端部(10)と第2の端部(11)との間に軸方向に延在する第2のトラック(168)を提供するように構成される、第2のフレーム外側側面(167)とを含むことができる。第2のトラック(168)は、前述のように、追従要素(56)または駆動要素(75)に係合し、キャリッジ(52)を第2のパネル(165)にわたって移動させるように構成されることができる。
【0060】
用語「第2のフレーム(163)」は、用途に応じて、1つの付加的フレームまたは複数のフレームを意味するように意図される。特定の実施形態に関して、第1および第2のフレーム(6)(163)は、該第1および第2のトラック(39)(168)が、軸方向に整合されるが、第1のフレーム(6)と第2のフレーム(163)との間で断続する、距離(169)だけ離れて配置されることができる。これらの実施形態に関して、駆動要素(75)は、前述のように、キャリッジの第1および第2の端部(54)(55)に近接して結合される一対の駆動要素(183)(184)を備え、対の駆動要素(183)のうちの第1のものが、対の駆動要素(184)のうちの第2のものが第2のフレーム(163)の第2のトラック(168)に係合し得る、第1のパネル(8)にわたる場所にキャリッジ(52)を駆動することを可能にするために十分な距離だけ離れて第1のトラック(39)に係合することができる。対の駆動要素(184)のうちの第2のものは、第2のトラック(168)に動作可能に係合し、第1のフレーム(6)と第2のフレーム(163)との間の距離にわたってキャリッジ(52)を牽引することができる。
【0061】
再び、主に、図1および10を参照すると、第1および第2のフレーム(6)(163)を含む実施形態はさらに、第1のトラック(39)と第2のトラック(168)との間の距離に跨架するように配置される、トラックブリッジ(170)を含むことができる。トラックブリッジ(170)は、駆動要素(75)に係合し、キャリッジ(52)を第1のトラック(39)と第2のトラック(168)との間で移動させるように構成されることができる。
【0062】
前述から容易に理解され得るように、本発明の基本概念は、種々の方法で具現化されてもよい。本発明は、最良形態を含む、パネル保守システムならびにそのようなパネル保守システムを作製および使用するための方法の多数かつ変動実施形態を伴う。
【0063】
したがって、説明によって開示される、もしくは本願に付随する図または表に示される、本発明の特定の実施形態または要素は、限定を意図するものではなく、むしろ、概して、本発明によって包含される多数かつ変動実施形態、またはその任意の特定の要素に関して包含される均等物の例示として意図される。加えて、本発明の単一実施形態または要素の具体的説明は、可能性として考えられる全実施形態または要素を明示的に説明していない場合がある。多くの代替が、説明および図によって暗黙的に開示される。
【0064】
装置の各要素または方法の各ステップは、装置用語または方法用語によって説明され得ることを理解されたい。そのような用語は、所望であれば、本発明が権利を与えられる暗黙的に広範な適用範囲を明確にするために置換されることができる。単なる一例として、方法の全ステップは、作用、その作用を行う手段、またはその作用を引き起こす要素として開示され得ることを理解されたい。同様に、装置の各要素は、物理的要素または物理的要素が促進する作用として開示され得る。単なる一例として、「ワイパ」という開示は、明示的に論じられるかどうかにかかわらず、「払拭」作用の開示を包含すると理解されたい。逆に言えば、「払拭」の事実上の開示がある場合、そのような開示は、「ワイパ」と、さらに「ドア払拭のための手段」の開示を包含するものと理解されたい。各要素またはステップのそのような代替用語は、説明に明示的に含まれるものと理解されたい。
【0065】
加えて、使用する各用語に関して、本願におけるその利用がそのような解釈と矛盾しない限り、一般的な辞書の定義は、各定義が参照によって本明細書に組み込まれる、Random House Webster’s Unabridged Dictionary, second editionに収録された各用語の記述に含まれると理解すべきであることを理解されたい。
【0066】
本明細書の全数値は、明示的に示されるかどうかにかかわらず、用語「約」によって修正されると仮定される。本発明の目的の場合、範囲は、「約」ある特定の値から「約」別の特定の値として表され得る。そのような範囲が表されるとき、別の実施形態は、ある特定の値から他の特定の値を含む。端点による数値範囲の列挙は、その範囲内に包含される、全数値を含む。1から5の数値範囲は、例えば、数値1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5等を含む。さらに、範囲のそれぞれの端点は、他の端点と関連して、および他の端点から独立しての両方において、有意であることを理解されたい。値が、先行詞「約」の使用によって、近似値として表されるとき、特定の値は、別の実施形態を形成することを理解されるであろう。用語「約」は、概して、当業者が、列挙される数値と均等物である、もしくは同一機能または結果を有すると見なすであろう、数値の範囲を指す。同様に、先行詞「実質的に」は、全体的にではないが、大まかに、同一形態、様式、または程度を意味し、特定の要素は、当業者が同一機能または結果を有すると見なすであろう、構成の範囲を有するであろう。特定の要素が、先行詞「実質的に」を使用して近似として表されるとき、特定の要素は、別の実施形態を形成することを理解されるであろう。
【0067】
さらに、本発明の目的のために、用語「a」または「an」実体は、別様に限定されない限り、その実体のうちの1つまたはそれを上回るものを指す。したがって、用語「a」または「an」、「1つまたはそれを上回る」、および「少なくとも1つ」は、本明細書では、同じ意味で使用され得る。
【0068】
したがって、本出願人は、少なくとも、i)本明細書に開示および説明される、往復動伸縮自在ドアストップ、ii)開示および説明される、関連方法、iii)これらのデバイスおよび方法のそれぞれの類似物、均等物、さらに暗黙的変形例、iv)図示、開示、または説明される機能のそれぞれを達成する、それらの代替実施形態、v)開示および説明されるものを達成することが暗黙的である、示される機能のそれぞれを達成する、それらの代替設計および方法、vi)別個かつ独立した発明として示される、各特徴、構成要素、およびステップ、vii)開示される種々のシステムまたは構成要素によって向上される用途、viii)そのようなシステムまたは構成要素によって生産される、結果として生じる製品、ix)実質的に、本明細書に前述され、付随の実施例のいずれかに関連して記載される、方法および装置、x)開示される前述の要素のそれぞれの種々の組み合わせおよび順列を請求すると理解されたい。
【0069】
本特許出願の背景の項は、本発明が属する事業分野を記載したものである。本項はまた、技術状況についての情報、問題、または懸念を本発明が導かれるものに関係付ける際に有用である、ある米国特許、特許出願、刊行物、または本発明の主題の言い換えを組み込む、もしくは含んでもよい。本明細書に引用される、または組み込まれる任意の米国特許、特許出願、刊行物、記載、または他の情報を本発明に関する従来技術として認めるものと読み取り、解釈し、またはそのように見なすことは意図されない。
【0070】
本明細書に記載の請求項は、該当する場合、本発明のこの説明の一部として、参照することによって本明細書に組み込まれ、本出願人は、そのような請求項のそのような組み込まれた内容の全部または一部を請求項もしくはその任意の要素または構成要素の一部もしくは全部を裏付ける付加的説明として使用する権利を明示的に保有し、本出願人はさらに、必要に応じて、そのような請求項もしくはその任意の要素または構成要素の組み込まれた内容の任意の部分または全部を説明から請求項もしくはその逆に移動させ、本願によって、もしくはその任意の後続出願または継続、分割、もしくは一部継続出願によって、保護が求められる事項を規定する権利、または任意の国もしくは条約の特許法、規則、もしくは規制の任意の利益、それらに準ずる料金の減額を得る権利、またはそれらに準拠する権利を明示的に保有し、参照することによって組み込まれるそのような内容は、その任意の後続の継続、分割、もしくは一部継続出願またはそれについての任意の再発行もしく延長を含めて、本願の係属中全体を通して存続するものとする。
【0071】
加えて、本明細書に記載の請求項は、該当する場合、さらに、本発明の限定された数の好ましい実施形態の境界線を記述することを意図し、本発明の最も広い実施形態または特許請求することができる本発明の実施形態の完全なリストと解釈すべきではない。本出願人は、上に示した説明に基づいて、あらゆる特許請求の範囲を任意の継続、分割、もしくは一部継続出願または類似の出願の一部として展開するいかなる権利も放棄するものではない。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
パネルモジュールであって、
第1のパネルを捕捉するように継合される第1の複数のフレーム部材を含む第1のフレームであって、上記第1の複数のフレーム部材は、
上記第1のパネルを上記第1のフレーム内に捕捉するように構成される、第1のフレーム内側側面と、
上記第1の複数のフレーム部材のうちの少なくとも1つのもののフレーム部材第1端部とフレーム部材第2端部との間に軸方向に延在する第1のトラックを提供するように構成される、第1のフレーム外側側面であって、上記第1のトラックは、上記第1のパネルにわたる移動のために適合されるパネル保守アセンブリの駆動要素に係合するように構成される、第1のフレーム外側側面と
を含む、第1のフレーム
を備える、パネルモジュール。
(項目2)
上記第1のトラックは、上記第1のフレーム外側側面内に配置されるチャネルを備え、上記チャネルは、チャネル基部によって離間関係に継合される一対のチャネル側壁を有し、上記駆動要素は、上記チャネルに係合し、上記パネル保守アセンブリを上記第1のパネルにわたって駆動するように構成される、回転可能部材を備える、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目3)
上記第1のトラックは、上記第1のフレーム外側側面に結合されるレールを備え、上記レールは、レール上部によって離間関係に継合される一対のレール側壁を有し、上記駆動要素は、上記レールに係合し、上記パネル保守アセンブリを上記第1のパネルにわたって駆動するように構成される、回転可能部材を備える、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目4)
上記第1のトラックは、上記第1の複数のフレーム部材のうちの少なくとも1つのもののフレーム部材第1端部とフレーム部材第2端部との間に連続的に軸方向に延在する、項目2または3のいずれか1項に記載のパネルモジュール。
(項目5)
上記第1のトラックから離間関係に突出する、第1の複数の歯と、
上記駆動要素から円周方向離間関係に突出する、第2の複数の歯と
をさらに備え、上記第1の複数の歯は、上記第2の複数の歯に噛合係合する、項目2または3のいずれか1項に記載のパネルモジュール。
(項目6)
上記第1の複数の歯は、上記レールから離間関係に突出し、上記第2の複数の歯は、上記回転可能部材から円周方向離間関係に突出する、項目5に記載のパネルモジュール。
(項目7)
上記第1の複数の歯は、上記チャネル基部から離間関係に突出し、上記第2の複数の歯は、上記回転可能部材から円周方向離間関係に突出する、項目5に記載のパネルモジュール。
(項目8)
上記パネル保守アセンブリの駆動要素は、上記第1のトラックに係合し、上記駆動要素は、上記パネル保守アセンブリを上記第1のパネルにわたって移動させるように動作可能である、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目9)
上記駆動要素に結合される駆動部をさらに備え、上記駆動部は、上記トラックに係合された上記駆動要素を回転させ、上記パネル保守アセンブリを上記第1のパネルにわたって移動させるように動作可能である、項目8に記載のパネルモジュール。
(項目10)
上記パネル保守アセンブリに結合される第1のブレードをさらに備え、上記ブレードは、上記パネル保守アセンブリに延在し、上記第1のパネルに接触する、項目9に記載のパネルモジュール。
(項目11)
上記パネル保守アセンブリに結合される第1のスイーパをさらに備え、上記スイーパは、上記パネル保守アセンブリから延在し、上記第1のパネルに接触する、項目9に記載のパネルモジュール。
(項目12)
上記パネル保守アセンブリに結合される流体リザーバをさらに備え、上記流体リザーバは、上記パネル保守アセンブリ上に、ある流体量を上記第1のパネル上に送達するための場所を有する、流体出口に結合される、項目9に記載のパネルモジュール。
(項目13)
上記流体リザーバに結合される第1の流体ポンプをさらに備え、上記流体ポンプは、上記流体量を上記流体出口に送達するように動作可能である、項目12に記載のパネルモジュール。
(項目14)
上記パネル保守アセンブリに結合される流体回収要素をさらに備え、上記流体回収要素は、上記第1のパネル上に送達される上記流体量を回収するように構成される、項目13に記載のパネルモジュール。
(項目15)
第2の流体ポンプをさらに備え、上記第2の流体ポンプは、上記流体回収要素によって回収された上記流体量を上記流体リザーバに戻すように動作可能である、項目14に記載のパネルモジュール。
(項目16)
上記第2の流体ポンプに流体結合されるフィルタ要素をさらに備え、上記フィルタ要素は、上記流体回収要素によって回収された上記流体量を濾過する、項目15に記載のパネルモジュール。
(項目17)
上記パネル保守アセンブリに結合される第2のブレードをさらに備え、上記第2のブレードは、上記パネル保守アセンブリから延在し、上記第1のブレードからある距離において上記第1のパネルに接触し、上記流体出口は、上記第1のブレードと第2のブレードとの間のブレード境界通路内で上記流体量を上記第1のパネル上に送達するために位置する、項目16に記載のパネルモジュール。
(項目18)
上記パネル保守アセンブリに結合される第2のスイーパをさらに備え、上記第2のスイーパは、上記パネル保守アセンブリから延在し、上記第1のスイーパからある距離において上記第1のパネルに接触する、項目17に記載のパネルモジュール。
(項目19)
上記第1および第2のスイーパは、上記ブレード境界通路の外側の第1および第2のブレードの側面に隣接して上記パネル保守アセンブリ上に配置される、項目18に記載のパネルモジュール。
(項目20)
上記パネル保守アセンブリに結合される再充電可能電源をさらに備え、上記再充電可能電源は、上記駆動部、上記第1の流体ポンプ、および上記第2の流体ポンプのうちの1つまたはそれを上回るものに電気的に結合される、項目15に記載のパネルモジュール。
(項目21)
上記流体リザーバに流体結合される流体レベルセンサをさらに備え、上記流体レベルセンサは、上記流体リザーバ内の流体量の流体レベルを感知する、項目20に記載のパネルモジュール。
(項目22)
上記パネル保守アセンブリに結合されるパネルセンサをさらに備え、上記パネルセンサは、上記第1のパネルの光透過率の量または上記第1のパネルの光反射率の量を感知するように構成され、上記パネルセンサは、上記第1のパネルの光透過率の量または光反射率に基づいて変動する、パネルセンサ信号を発生させる、項目21に記載のパネルモジュール。
(項目23)
メモリ要素に結合されるプロセッサを含む、コントローラをさらに備え、上記メモリ要素は、上記駆動部を制御し、感知される第1および第2の端部限界間の上記パネルにわたる上記パネル保守アセンブリの移動を発生させるように実行可能なパネル保守プログラムを含有する、項目22に記載のパネルモジュール。
(項目24)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記駆動部を制御し、経過時間量と経過時間閾値の比較に基づいて、上記パネルにわたる上記パネル保守アセンブリの移動を発生させるように実行可能である、項目23に記載のパネルモジュール。
(項目25)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記駆動部を制御し、光透過率値または光反射率値と事前に選択された光透過率閾値または光反射率閾値の比較に基づいて、上記パネルにわたる上記パネル保守アセンブリの移動を発生させるように実行可能であって、上記光透過率閾値または上記光反射率閾値を超えると、上記第1のパネルにわたる上記パネル保守アセンブリの移動を生じさせる、項目24に記載のパネルモジュール。
(項目26)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記第1の流体ポンプを動作させ、上記光透過率閾値または上記光反射率閾値を超える上記光透過率値または上記光反射率値の発生に応じて、上記流体量を上記流体出口を通して上記第1のパネル上に送達するように実行可能である、項目25に記載のパネルモジュール。
(項目27)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記第2の流体ポンプを動作させ、上記流体回収要素によって回収された上記流体量を上記流体リザーバに戻すように実行可能である、項目26に記載のパネルモジュール。
(項目28)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記流体リザーバ内に残っている流体量を周期的に判定するように実行可能である、項目27に記載のパネルモジュール。
(項目29)
上記パネル保守プログラムはさらに、上記電源内に残っているエネルギー量を周期的に判定するように実行可能である、項目28に記載のパネルモジュール。
(項目30)
上記パネル保守アセンブリがドッキングする、ドッキングステーションをさらに備え、上記ドッキングステーションおよび上記パネル保守アセンブリは、対応して、流体供給コネクタの噛合可能部分を含み、上記流体供給コネクタは、対応するドッキングステーション入口ポートおよびドッキングステーション出口ポートとの噛合係合に応じて、開放条件を達成する、流体リザーバ入口ポートおよび流体リザーバ出口ポートを有する、項目29に記載のパネルモジュール。
(項目31)
上記ドッキングステーションおよび上記パネル保守アセンブリは、対応して、電力供給源コネクタの噛合可能部分を含む、項目30に記載のパネルモジュール。
(項目32)
上記パネル保守プログラムはさらに、エネルギーレベル閾値を超える上記電源内に残っているエネルギーレベルの発生に基づいて、または流体レベル閾値を超える上記流体リザーバ内に残っている流体レベルの発生に基づいて、上記パネル保守アセンブリと上記ドッキングステーションをドッキングするように実行可能である、項目31に記載のパネルモジュール。
(項目33)
第2のパネルを封入するように継合される第2の複数のフレーム部材を含む、第2のフレームをさらに備え、上記第2の複数のフレーム部材は、
上記第2のパネルを上記第2のフレーム内に捕捉するように構成される、第2のフレーム内側側面と、
上記第2の複数のフレーム部材のうちの少なくとも1つのものの第1の端部と第2の端部との間に軸方向に延在する第2のトラックを提供するように構成される、第2のフレーム外側側面であって、上記第2のトラックは、上記第2のフレームの第2のフレーム内側側面によって捕捉された上記第2のパネルにわたって駆動される上記パネル保守アセンブリの移動モジュールの駆動要素に係合するように構成され、上記第1および第2のフレームは、軸方向に整合され、上記第1のフレームと第2のフレームとの間で断続する、上記第1および第2のトラックと離れた距離で配置される、第2のフレーム外側側面と
を含む、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目34)
上記駆動要素は、上記パネル保守アセンブリに結合され、離れた距離で上記第1のトラックに係合する、一対の駆動要素を備え、上記距離は、上記一対の駆動要素のうちの第1のものが、上記第1のパネルにわたって、上記一対の駆動要素のうちの第2のものが上記第2のトラックに係合する場所に上記パネル保守アセンブリを駆動することを可能にするために十分であって、上記一対の駆動要素のうちの第2のものは、上記第2のトラックと動作可能に係合され、上記パネル保守アセンブリを上記第1のフレームと第2のフレームとの間の距離にわたって移動させる、項目33に記載のパネルモジュール。
(項目35)
上記第1のトラックと第2のトラックとの間の距離に跨架するように配置される、トラックブリッジをさらに備え、上記トラックブリッジは、上記第1のトラックと上記第2のトラックとの間の上記駆動要素の駆動要素に係合するように構成される、項目34に記載のパネルモジュール。
(項目36)
上記第1のパネルは、上記第1のフレーム内側側面に延在する外側面を有する、少なくとも1つの層を含む、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目37)
上記第1のパネルは、太陽光発電パネルを備える、項目1に記載のパネルモジュール。
(項目38)
上記第1のパネルは、太陽熱収熱パネルを備える、項目1に記載のパネルモジュール。
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