(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-04
(45)【発行日】2022-08-15
(54)【発明の名称】改良された食品用エタノール
(51)【国際特許分類】
A23L 5/10 20160101AFI20220805BHJP
A23G 3/00 20060101ALI20220805BHJP
A23L 9/00 20160101ALI20220805BHJP
A23G 9/32 20060101ALI20220805BHJP
【FI】
A23L5/10 Z
A23G3/00
A23L9/00
A23G9/32
(21)【出願番号】P 2019522294
(86)(22)【出願日】2017-10-23
(86)【国際出願番号】 FR2017052914
(87)【国際公開番号】W WO2018078267
(87)【国際公開日】2018-05-03
【審査請求日】2020-10-08
(32)【優先日】2016-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】519145126
【氏名又は名称】プロブスト, ローレン
(74)【代理人】
【識別番号】110001656
【氏名又は名称】特許業務法人谷川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プロブスト, ローレン
【審査官】田ノ上 拓自
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-088088(JP,A)
【文献】特開平01-305043(JP,A)
【文献】特開昭61-195194(JP,A)
【文献】特開平02-286789(JP,A)
【文献】特表2016-514559(JP,A)
【文献】特表2006-526993(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 5/10
A23G 3/00
A23L 9/00
A23G 9/32
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
FSTA(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
そのアルコール度数が85%~99%であり、ヒドロキシ-アルキル-セルロースを含むことを特徴とする
食品用エタノールであって、前記ヒドロキシ-アルキル-セルロースの用量は100Pa・s未満の動的粘度を得るように制限される、
食品用エタノール。
【請求項2】
前記ヒドロキシ-アルキル-セルロースがヒドロキシ-プロピル-
メチル-セルロースである、請求項1に記載の
食品用エタノール。
【請求項3】
前記ヒドロキシ-プロピル-
メチル-セルロースの用量が
食品用エタノール1リットル当たり少なくとも1gである、請求項1または2に記載の
食品用エタノール。
【請求項4】
食品または食品の一部を調理するための可燃物としての、請求項1~3のいずれか一項に記載の
食品用エタノールの使用。
【請求項5】
ショーとして前記調理を使用するために、その食品が意図される人のすぐ近くで前記調理を実行するための、請求項1~4に記載の使用。
【請求項6】
容器内で卵を調理するために、前記
食品用エタノールが前記容器の外側のタンク内に配置される、請求項4または5のいずれか一項に記載の使用。
【請求項7】
例えば肉または魚などの串を調理するために、前記
食品用エタノールが半円筒内に配置され、前記串が前記半円筒上に配置される、請求項4または5のいずれか一項に記載の使用。
【請求項8】
クリームをカラメル化し、それをクリームブリュレにするための、請求項4または5のいずれか一項に記載の使用。
【請求項9】
以下のステップ:
-
食品用エタノールをペンシル型の容器に配置するステップと、
- 特定の図に従って、前記ペンシルを使って
食品用エタノールを食品に配置するステップと、
-
食品用エタノールを点火するステップと、を含む、請求項4または5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
以下のステップ:
- パールを作るステップと、
- 例えば、藻類でそれらを囲むことによって、これらのパールを封入するステップと、
- 前記得られたパールをアイスクリームに導入するステップと、を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の
食品用エタノールの使用方法。
【請求項11】
以下のステップ:
- 香料を前記
食品用エタノールに混合するステップと、
- 前記
食品用エタノールを皿の上に置くステップと、
- 前記
食品用エタノールを点火し、完全に燃焼させるステップと、を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の
食品用エタノールの使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は調理の分野に関する。特に、来客または顧客のためのショーにするための制御された調理手段として、異なる食品レシピにおいて使用することができる改良された食品用エタノールに関する。エタノールを容器内に広げて燃焼させ、対応する熱を放出させるか、またはエタノールを食品、例えばクリーム上に広げ、その結果、エタノールの燃焼によってクリームブリュレの効果が生じる。
【背景技術】
【0002】
本出願人によって出願された特許出願EP1635683により、純度の高いエタノールの調理プロセスは公知である。純度の高いエタノール、特にアルコール度数80%以上のものが点火されると、予熱の必要なしにまず室温で点火し、その後完全に燃焼する。この効果は、その表面に炎を作り出すことによってカラメル化を試みるクレームブリュレ、または調理後に風味を加えたい肉または魚またはタルトフランビーのような料理に望ましく、次いで風味を加えたエタノールを取り、それを皿の表面に広げ、それを室温で点火してエタノールを完全に燃焼させ、皿の表面上のグリル効果により、風味のみが皿の表面に残る。
【0003】
しかしながら、この結果を達成するためには、エタノールは空気と共に皿の表面に長時間放置されてはならず、さもなければそれは皿の中の水または周囲の空気中の湿度で希釈される。ほんの数分後に、エタノールは希釈され、それにより着火がより困難になり、そしてそれはもはや完全には燃焼され尽くされず、エタノール中の水はすべてのエタノールが燃焼する前に火炎を消す。しかし、たとえば、この方法を複数の人のテーブルに提案したい場合、全員の皿にエタノールを入れてから同時に火をつけるのも面白いかも知れない。そのため、最初のエタノール付着とその発火との間に1~2分が経過するのが一般的である。
【0004】
それでも、そのような可能性は高く評価されており、ユーザーによる需要と一致する。実際、レストランの顧客は、目の前でクリームブリュレが発火して形成されるのを見るか、目に見える炎で卵カップの中で卵が調理されるのを見るか、または目の前で串が調理されるのを見ることを有り難がる。そして、彼らは一緒に、これらのショーがテーブルのすべてのプレートで同時に行われるのを見て楽しむ。
【0005】
発明者は、エタノールに少量のヒドロキシアルキルセルロースを添加することによって、周囲の水に希釈されるのがはるかに遅くなり、そしてまず十分に濃縮されたエタノールに関しては、非常に濡れた皿の上でも置いた数分後にエタノールを点火することが可能となることに気付いた。アルコール度数80~85%のエタノールについては、エタノールは室温で完全に燃焼し尽くされるため、この%範囲を避け方が良い。
【0006】
本発明の目的は、これらの欠点を少なくとも部分的に補うことである。この目的のために、ヒドロキシ-アルキル-セルロース(HAC)を含むアルコール度数85~99%を有するエタノールを提案し、このHACは100Pa・s未満の粘度を得られるような用量とされる。
【0007】
これらの調整により、本発明によるエタノールは、例えばクリームブリュレ、または調理済みの肉もしくは魚の表面に容易に均一に付着させることができる。特許請求された力学的粘度を超えないように使用されるHACの量は、使用されるHACの種類に強く依存するが、当業者は、アバカス使用することによって、またはいくつかの簡単な試験によってHACの用量を完全に把握する。さらに、アルコール度数85%~99%のエタノールを提案することで、少量のHACの添加にも拘らず、エタノールが発火することを確実とし、残りの割合の水を除去するための高価すぎるエタノール製造プロセスを回避する。
【0008】
他の特徴によると:
- 前述のHACはヒドロキシ-プロピル-セルロース(HPC)であってもよく、この製品は特に満足のいく結果を与える。
- ヒドロキシ-プロピル-セルロースの用量はエタノール1リットル当たり少なくとも1gであることができ、この用量によりアルコールを水で希釈しないという所望の効果が得られる。
【0009】
本発明はまた、食料品または食料品の一部を調理するための可燃物としての本発明によるエタノールの使用に関する。これにより、エタノールと食品および/または周囲空気との接触とその発火との間に少し時間をかけることが可能になる。
【0010】
他の特徴によると:
- 前述の調理は、食事のためにテーブルに着席している来客または顧客の前でのショーとして調理を使用するように、その食料が意図されている人のすぐ近くで行うことができ、この方法の利点は、エタノールが静かに客の皿に置かれ、次いでテーブルの周りの他のすべての客の皿の上に置かれ、そして何人かの給仕係が首尾よくテーブルの上のすべての皿のエタノールを点火することができる点である。
- 前述の食料品は透明な容器に入れられた卵であってもよく、前述のエタノールは容器の外側のタンクに入れられ、それによって卵が調理されているのを観察することができる。
- 前述の食料品は、例えば肉または魚の串であってもよく、前述のエタノールは半円筒内に配置され、前述の串は前述の半円筒上に配置され、清潔で無臭の調理を可能にする。
- 前述の調理はクリームブリュレを作るためにクリームをカラメル化することにより構成され、驚くべき方法で、クリームブリュレの表面上にセルロースの層も得られ、この層は水に対して不透過性であり、したがってクリームブリュレを周囲の湿気から保護し、このようにして形成された外皮のカリカリ感を失うことなく、クリームブリュレをカラメル化の数時間後に提供することができ、すぐに賞味されることを妨げない。
- 前述の使用は以下のステップ:
・ エタノールをペンシル型の容器に入れるステップと、
・ 特定の図に従って、前述のペンシルを使ってエタノールを食品に付着させるステップと、
・ エタノールを点火するステップと、を含み得、
これにより食物へのエタノールの適用とエタノールの発火との間に時間を与えることを可能にする。
- 前述の使用は以下のステップ:
・ パールを作るステップと、
・ 例えば、藻類でそれらを囲むことによって、これらのパールを封入するステップと、
・ 得られたパールをアイスクリームに導入するステップと、を含み得、
このようにアイスクリームの凍結温度、約-18℃で非凍結パールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより、より理解されるであろう。
【
図1】
図1は、例えば肉などの料理を載せた皿を示す。
【
図2】
図2は、鉛筆を使用して本発明によるエタノールを入れた
図1の皿を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明者は、長年、目の前で調理することによって、ユーザー、来客、またはレストランの顧客のための解決策を模索してきた。発明者はアルコール度数80%以上のエタノール溶液に精通しており、それにより無臭の調理とエタノールの完全な燃焼が可能となる。しかしながら、このエタノールは非常に速いことを必要とし、さもなければ周囲の水で希釈され、非常に速く蒸発してしまう。しかし、もう少し時間を有する場合もある。
【0013】
そのため、発明者は様々な製品を用いて多くの試験を実施した。発明者は、アルコール度数85~99%のアルコールを含むエタノールに少量のヒドロキシ-アルキル-セルロースを添加することで、水での希釈が非常に遅くなり、蒸発も遅くなることを発見した。
【0014】
発明者は、満足のいく効果を達成し、水による希釈を十分に減少させるためには、エタノール1リットル当たりHACの量が少なくとも1gでなければならないことに気付いた。さらに、満足に使用されるためには、エタノールは、好ましくは100Pa・s未満の動的粘度を有さねばならず、それを超えるとエタノールは広がりにくくなる。これらの粘度は、例えば、60g/リットルのエタノールでの用量100,000g/モルの分子量を有するHPCを用いて得ることができる。
【0015】
この結果はまた、20g/リットル未満のエタノールでの用量850,000g/モルの分子量を有するHPCを用いても得ることができる。
【0016】
粘度値は「静止した状態で」、すなわち0.1s-1の剪断速度で測定される。動的粘度は剪断速度が増加するにつれて減少するので、この仕様は重要である。本特許出願では、粘度が関与するときはいつでも、それは静止時、すなわち0.1s-1の剪断速度における動的粘度であることが理解される。
【0017】
使用されるHACの種類に応じて、所与の添加量に対して動的粘度は多かれ少なかれ急速に増加し、そして適用が100Pa・sに制限されることが重要であり、さもなければ、得られたエタノールを広げること、またはペンシルから出すのが非常に困難となる。取り扱いが快適な製品を得るためには、50Pa・sに制限することがさらに好ましい。
【0018】
当業者は、所与の動的粘度を得るためにどのようなHACの用量が良いか熟知している。
【0019】
HPCのようなヒドロキシ-アルキル-セルロースファミリーの種々の生成物だけでなく、ヒドロキシ-エチル-セルロース、ヒドロキシ-エチル-メチル-セルロース、またはヒドロキシ-プロピル-メチル-セルロースも、同様の得られたエタノールの吸水性減速効果を達成するために使用され得る。
【0020】
そのようなエタノールは風味を付けられ、魚や肉を調理して褐色にするために使用され得る。前述の魚2は皿1に入れることができる(
図1参照)。次に(
図2)、本発明によるエタノールを含むペンシル3を用いて、前述のエタノールを魚2の上に配置する。全ての準備が整うまで待ってからエタノールに点火し、それが燃えるのを見ることが可能である(
図3)。魚の薄い層を焼いたことにより、薄い黄金色の外皮4を有する魚が得られる。
【0021】
例えば、アルコール度数95%を有するエタノールを取ることができ、これに850,000g/モルで20g/Lの量のHPCが添加される。皿が客の前に置かれている間に、エタノールを静かに配置することができる。本発明によるエタノールは、皿からの、または周囲空気からの水でそれ自体を希釈しないだけでなく、さらに、使用されるHPCの量の多さ、およびアルコールの粘度を増加させるHPCの特徴のために、それは置かれた皿の上の場所に残り、そしてほんの僅かしか流れない。これにより実行する上で実践的となる。
【0022】
そのため、ライターやマッチでそれに点火するのに適した時まで待つことができる。それからエタノールはそれが完全に燃え尽きるまで燃焼する。それはまた、皿をひっくり返すかまたは倒したりしたときにエタノール、特に燃焼しているエタノールが漏れるリスクを著しく減少させるため、ユーザーにとっての安全性を大幅に改善する。後者の利点は、本願に記載されている事実上全ての用途に見出される。
【0023】
エタノールの燃焼によって放出される熱の影響下でローストされた皿の薄い層、それから、完全に目に見えないセルロースの薄い層とアロマが残る。
【0024】
本発明は、クリームブリュレを作るためのクリームのカラメル化を作製するのに使用され得る。クリームを従来のエタノール、例えばアルコール度数40%を有するラム酒またはウイスキー(またはアングロサクソン法で80プルーフ)でカラメル化すると、10秒未満持続する火炎が得られる。したがって、10秒以内に放出される熱が満足なカラメル化を得ることを可能にするように十分な量のエタノールを入れる必要がある。非常に純度の高いエタノールでは、30~40秒継続する炎が得られ、エタノールは完全に燃焼し尽される。これは、クレームブリュレにエタノールの味が残らず、必要とされるエタノールの量がはるかに少量で済むという利点を有する。
【0025】
しかしながら、従来の純度の高いエタノールを使用するとき、よく起こり得ることだが、特にクリームポットが燃焼中に押されると、エタノールがこぼれるリスクがある。そのため、カラメル化は、ほとんどの場合、安全性条件が確保されるキッチンで行われ、その後、クリームブリュレが客または顧客に提供される。しかしながら、それはせいぜい30~45分以内に提供されなければならず、さもなければ周囲の空気中の湿気が外皮を柔らかくし、それはもはやカリカリではなくなり、これはクリームブリュレにとって大きな問題である。さらに、エタノールはクリームの上に置いた後すぐに点火せねばならず、さもなければ、周囲の空気の湿度、またはクリーム上の結露によって希釈され、またはブラウンシュガーやキャラメルフレークに吸収される時間を与えてしまうことになる。
【0026】
本発明によるエタノール、例えば1.5g/LのHPCでは、エタノールは周囲空気または結露から湿気を吸収せず、その結果、エタノールをキッチンでクリームの上に置き、客の前で点火することができる。
【0027】
加えて、外皮は3時間以上カリカリのままである。燃焼により、目に見えないが周囲空気の湿気に対して不透過である、非常に薄いセルロース層が残り、それによりクリームブリュレが保護されるため、その時の必要に応じて、クリームブリュレを前もって、または客の目の前で燃焼させることができる。
【0028】
本発明によるエタノールは、卵を透明な容器に、本発明によるエタノールを容器の下に置かれたタンクに入れ、例えばフランス特許第FR3004095号および第FR3029094号に記載されているもののような卵カップでも使用することができる。本発明によるエタノールは周囲空気の水分によって希釈されないため、それはキッチンのタンクに置かれ、次いでテーブルに運ばれ、そしてその後初めて、例えば数人の客に対して同時に点火することができる。
【0029】
同様の理由で、欧州特許第EP1635683号に記載されているもののような串装置に有利に使用することができる。
【0030】
本発明によるエタノールの他の用途は食用パールの分野である。最新技術によれば、ラム酒またはコアントローのような強いエタノールは、それがゲル化した後にカプセル化することができる。このような約50%の高いアルコール度数を有するエタノールとそのカプセル化は、水を多く含んだ藻類でそれを囲むことによって行われる。その結果、アルコール度数約20%、さらには17%のパールができる。そのようなパールをアイスクリームに組み込んで、舌に心地よい効果を生み出すことが望まれる場合もある。しかし、-18℃の冷凍庫内のアイスクリームの貯蔵温度では、アルコール度数20%または17%のエタノールは凍結し、固化する。
【0031】
例えば1リットルのエタノール当たり10または15gのHPCを有する本発明によるエタノールを取り、ラムまたはコアントロー香味料を添加することによってそれをカプセル化することができ、アルコール度数40%のパールを得ることが可能である。このような%で、エタノールは-18℃で液体のままとなり、この温度でアイスクリーム中での所望の効果が完全に達成される。
【0032】
本発明によるエタノールの他の用途は、手指消毒剤ゲルの分野にある。この目的のために、エタノールをペンシルに入れることができる。ユーザーが自分の手を消毒したいとき、本発明によるエタノールを取り出し、それを自分の手に広げることができる。その手をこすることによってエタノールの蒸発が引き起され、手が消毒される。もちろん、それはエタノールが蒸発した後に手に残る選択された香料と組み合わせることができる。
【0033】
本発明によるエタノールのさらに別の用途は、料理に風味を付けるための用途である。料理に香料を振りかけたり噴射したりする代わりに、香料を本発明によるエタノール中に導入し、料理の上に置き、そして点火する。エタノールが燃え尽きると、香料は料理の表面に染み込み、エタノールの痕跡は残らない。