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特許7118173サービス品質監視方法、及びシステム、並びに装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-04
(45)【発行日】2022-08-15
(54)【発明の名称】サービス品質監視方法、及びシステム、並びに装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/24 20090101AFI20220805BHJP
   H04W 76/22 20180101ALI20220805BHJP
   H04W 92/04 20090101ALI20220805BHJP
   H04W 24/08 20090101ALI20220805BHJP
【FI】
H04W28/24
H04W76/22
H04W92/04
H04W24/08
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020565340
(86)(22)【出願日】2019-04-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-09
(86)【国際出願番号】 CN2019083662
(87)【国際公開番号】W WO2019223476
(87)【国際公開日】2019-11-28
【審査請求日】2020-12-28
(31)【優先権主張番号】201810490079.9
(32)【優先日】2018-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ,ハン
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/052432(WO,A1)
【文献】特表2017-519464(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108353258(CN,A)
【文献】国際公開第2018/070436(WO,A1)
【文献】3GPP,3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on Access Traffic Steering, Switching and Splitting support in the 5G system architecture (Release 16),3GPP TR 23.793 V0.4.0,2018年04月30日,https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/23_series/23.793/23793-040.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04B 7/24- 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス品質監視方法であって、前記方法は、
第1パケット処理装置により、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するステップであって、前記第1サービス品質監視パラメータは、前記第1フロー分割リンクに対応する監視パケット送信間隔を含み、前記第2サービス品質監視パラメータは、前記第2フロー分割リンクに対応する監視パケット送信間隔を含む、ステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報を相関するステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を相関するステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき監視するステップ、又は、前記第1パケット処理装置により、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき監視するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1パケット処理装置は、前記端末又はユーザプレーン機能ネットワーク要素を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1パケット処理装置により、サービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、セッション管理ネットワーク要素から、受信するステップ、又は、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、第2パケット処理装置から、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、受信するステップ、又は、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第1サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置から、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、受信し、前記第1フロー分割リンク相関情報を、前記第1アクセス装置に関する情報に基づき決定し、並びに、前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記第2パケット処理装置から、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、受信し、前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記第2アクセス装置に関する情報に基づき決定するステップ、
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報を相関する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納するステップを含み、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を相関する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納するステップを含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1サービス品質監視パラメータが前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報であり、前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2サービス品質監視パラメータが前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報である、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1セッション識別子、前記第1フロー分割リンクに対応する第1トンネル識別子、又は前記第1フロー分割リンクに対応する第1監視識別子を含み、
前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプ、前記第2フロー分割リンクに対応する第2セッション識別子、前記第2フロー分割リンクに対応する第2トンネル識別子、又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2監視識別子を含む、
請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記サービスフローの前記識別子は、5タプル、前記端末のアドレス、又はサービス品質フロー識別子である、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプは第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスであり、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプは非3GPPアクセスである、又は、
前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプは非3GPPアクセスであり、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプは3GPPアクセスである、
請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1パケット処理装置により、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき監視する前記ステップは、
前記第1フロー分割リンク相関情報及び前記サービスフローの前記識別子に基づき、前記第1フロー分割リンクの前記サービス品質が監視されるべきであると学習するステップと、
前記第1サービス品質監視パラメータに基づき、前記第1フロー分割リンクの前記サービス品質を監視するために使用される特定の監視パラメータを学習するステップと、
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1~のいずれか一項に記載のサービス品質監視方法を実行するよう構成される機器。
【請求項11】
請求項1~のいずれか一項に記載のサービス品質監視方法を実行するよう構成される機器を含むシステム。
【請求項12】
コンピュータプログラムを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、請求項1~のいずれか一項に記載のサービス品質監視方法を実行するようにされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本願は、参照により全体がここに組み込まれる、中国特許出願番号201810490079.9号、中国国家知識産権局に2018年5月21日に出願、名称「QUALITY OF SERVICE MONITORING METHOD AND SYSTEM, AND DEVICE」の優先権を主張する。
【0002】
[技術分野]
本願は、通信技術の分野に関し、特に、サービス品質監視方法及びシステム、並びに装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線ブロードバンド技術からの課題に直面し、及び第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)ネットワークの主導的地位を確保するために、3GPP標準化組織は、2016年の終わりに次世代移動体通信システム(次世代システム)のネットワークアーキテクチャを策定した。これは、第5世代(5th generation, 5G)ネットワークアーキテクチャと呼ばれる。このアーキテクチャは、3GPP標準化組織において定義された無線技術の使用による5Gコアネットワーク(5G core network)へのアクセス、及び非3GPP(non-3GPP, N3G)アクセス技術の使用による5Gコアネットワークへのアクセスの両方をサポートする。言い換えると、5Gコアネットワークアーキテクチャには、二重のシナリオまたはマルチアクセスシナリオさえ存在し得る。
【0004】
更に、5Gネットワークアーキテクチャでは、超高信頼性低遅延通信(ultra-reliable low latency communication, URLLC)シナリオが定義され、主に、低遅延及び高信頼性コネクション要件を有するサービス、例えば無人運転サービス及び産業自動化サービスを含む。前述のシナリオにおける要件は、高度無線技術及び5Gネットワークの最適なコアネットワークアーキテクチャを用いて満たされ得る。しかしながら、5Gネットワークでは、最下層リンク、上位層ルーティングプロトコル等、全部が、ある程度不安定である。更に、遅延、誤り、又はネットワーク障害も、ネットワーク構成の観点から常に避けることができない。しかしながら、前述のシナリオは、殆どが、人命保護又は製造安全性に関連するサービスに関し、誤りが許されない。従って、5Gネットワークが、人命保護又は製造安全性に敏感な前述の産業を提供するために使用されるとき、5Gネットワークにおいてサービス品質はリアルタイムに監視される必要がある。このように、サービス品質が予め設定した条件を満たさないとき、対応する調整動作又は保護動作が実行されてよい。現在のサービス品質監視方法では、監視パケット及び被監視サービスパケットは、同じリンクで送信されるので、リンクのリンク品質は、リンクのサービス品質に基づき正しく反映できる。更に、パケットの監視は、複数のリンクのサービス品質を同時に監視する代わりに、一度に1つのリンクのみのサービス品質を監視するために使用できる。
【0005】
しかしながら、マルチアクセスシナリオでは、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオでは、サービス品質が前の品質監視方法を用いて監視される場合、マルチアクセスハンドオーバの間、サービスフローについてポリシ決定を提供できない。
【0006】
従って、マルチアクセスシナリオでマルチアクセスリンクのサービス品質をどのように監視するかは、緊急に解決されるべき問題である。
【発明の概要】
【0007】
本願の実施形態は、マルチアクセスシナリオにおけるマルチアクセスリンクのサービス品質を監視するサービス品質監視方法及びシステム、並びに装置を提供する。
【0008】
前述の目的を達成するために、以下の技術的ソリューションは、本願の実施形態において使用される。
【0009】
第1の態様によると、サービス品質監視方法が提供される。前記方法は、通信装置により、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及び前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータ、を取得するステップと、
前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記痔a1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションの確立を開始するステップと、を含む。このソリューションによると、前記通信装置は、前記端末の前記サービスフローの前記取得した識別子、前記取得した第1サービス品質監視パラメータ、前記取得した第1フロー分割リンク相関情報、前記取得した第2サービス品質監視パラメータ、及び前記取得した第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションの確立を開始してよい。従って、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。
【0010】
任意で、前記通信装置は、セッション管理ネットワーク要素、ユーザプレーン機能ネットワーク要素、又は端末を含む。
【0011】
可能な設計では、前記通信装置は、前記セッション管理ネットワーク要素であり、
相応して、通信装置により、端末のサービスフローの識別子を取得する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素により、ポリシ制御ネットワーク要素から、第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記サービスフローの前記識別子と、前記サービスフローの前記識別子に対応するフロー分割ポリシと、を運び、前記フロー分割ポリシは、前記サービスフローが前記第1フロー分割リンク及び前記第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される、ステップを含み、
通信装置により、前記第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を取得する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記第1フロー分割リンクの前記第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンクの前記第2フロー分割リンク相関情報を決定するステップを含む。このソリューションによると、前記セッション管理ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得してよい。
【0012】
可能な設計では、前記通信装置は、前記セッション管理ネットワーク要素であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ送信するステップを含む。従って、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0013】
可能な設計では、前記通信装置は、前記セッション管理ネットワーク要素であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記端末へ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップを含む。従って、前記端末は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0014】
可能な設計では、前記通信装置は、前記セッション管理ネットワーク要素であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第1サービス品質監視パラメータを、前記端末へ、前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第1サービス品質監視パラメータは、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記端末へ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第2サービス品質監視パラメータは、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、を含む。従って、前記端末は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0015】
前記通信装置は、前記端末又は前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素を含み、
相応して、通信装置により、端末のサービスフローの識別子を取得する前記ステップは、
前記端末又は前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素により、セッション管理ネットワーク要素から、第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージは、前記サービスフローの前記識別子と、前記サービスフローの前記識別子に対応するフロー分割ポリシと、を運び、前記フロー分割ポリシは、前記サービスフローが前記第1フロー分割リンク及び前記第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される、ステップを含み、
通信装置により、前記第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を取得する前記ステップは、
前記端末又は前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素により、前記第1フロー分割リンクの前記第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンクの前記第2フロー分割リンク相関情報を決定するステップを含む。このソリューションによると、前記端末又は前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1フロー分割リンク相関情報、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得してよい。
【0016】
可能な設計では、前記通信装置は、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記端末へ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップを含む。従って、前記端末は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0017】
可能な設計では、前記通信装置は、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第1サービス品質監視パラメータを、前記端末へ、前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第1サービス品質監視パラメータは、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、
前記セッション管理ネットワーク要素により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記端末へ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第2サービス品質監視パラメータは、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、を含む。従って、前記端末は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0018】
可能な設計では、前記通信装置は、前記端末であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記端末により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップを含む。従って、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0019】
可能な設計では、前記通信装置は、前記端末であり、前記通信装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立を開始する前記ステップは、
前記端末により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第1サービス品質監視パラメータを、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第1サービス品質監視パラメータは、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、
前記端末により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するステップであって、前記サービスフローの前記識別子及び前記第2サービス品質監視パラメータは、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、ステップと、を含む。従って、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報を相関してよく、その結果、前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0020】
第2の態様によると、サービス品質監視方法が提供される。前記方法は、
第1パケット処理装置により、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報を相関するステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を相関するステップと、を含む。言い換えると、このソリューションでは、前記第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションが確立できる。従って、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。
【0021】
任意で、前記第1パケット処理装置は、前記端末又はユーザプレーン機能ネットワーク要素を含む。
【0022】
可能な設計では、第1パケット処理装置により、サービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、セッション管理ネットワーク要素から、受信するステップを含む。このソリューションによると、前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得してよい。
【0023】
可能な設計では、第1パケット処理装置により、サービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、第2パケット処理装置から、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、受信するステップを含む。このソリューションによると、前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得してよい。
【0024】
可能な設計では、第1パケット処理装置により、サービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第1サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置から、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより受信し、前記第1フロー分割リンク相関情報を前記第1アクセス装置に関する情報に基づき決定するステップと、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記第2パケット処理装置から、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより受信し、前記第2フロー分割リンク相関情報を前記第2アクセス装置に関する情報に基づき決定するステップと、を含む。このソリューションによると、前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得してよい。
【0025】
可能な設計では、前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報を相関する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納するステップを含み、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を相関する前記ステップは、
前記第1パケット処理装置により、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納するステップを含む。このソリューションによると、前記第1フロー分割リンクに対応する前記第1サービス品質監視コネクション及び前記第2フロー分割リンクに対応する前記第2サービス品質監視コネクションが確立できる。
【0026】
可能な設計では、本願の本実施形態で提供される前記サービス品質監視方法は、
前記第1パケット処理装置により、前記第1フロー分割リンクのサービス品質を、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき監視するステップ、又は、
前記第1パケット処理装置により、前記第2フロー分割リンクのサービス品質を、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき監視するステップ、を更に含む。このソリューションによると、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視され、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためのポリシの基礎を提供し得る。
【0027】
第1の態様又は第2の態様を参照して、可能な設計では、前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1サービス品質監視パラメータが前記第1フロー分割リンクの前記サービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報であり、前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2サービス品質監視パラメータが前記第2フロー分割リンクの前記サービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報である。
【0028】
第1の態様又は第2の態様を参照して、可能な設計では、前記第1フロー分割リンク相関情報は、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1セッション識別子、前記第1フロー分割リンクに対応する第1トンネル識別子、又は前記第1フロー分割リンクに対応する第1監視識別子、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2フロー分割リンク相関情報は、前記第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプ、前記第2フロー分割リンクに対応する第2セッション識別子、前記第2フロー分割リンクに対応する第2トンネル識別子、又は前記第2フロー分割リンクに対応する第2監視識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
【0029】
第3の態様によると、通信装置が提供され、前記通信装置は、第1の態様の方法を実装する機能を有する。該機能は、ハードウェアにより実装されてよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実装されてよい。該ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0030】
第4の態様によると、メモリとプロセッサとを含む通信装置が提供される。前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、前記通信装置が実行するとき、前記プロセッサは前記メモリに格納された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記通信装置は第1の態様のサービス品質監視方法を実行する。
【0031】
第5の態様によると、プロセッサを含む通信装置が提供される。前記プロセッサは、メモリに接続され、前記メモリ内の命令を読み出した後に、前記命令に従い、第1の態様のサービス品質監視方法を実行するよう構成される。
【0032】
第6の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記可読記憶媒体は命令を格納し、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、第1の態様のサービス品質監視方法を実行可能にされる。
【0033】
第7の態様によると、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。前記コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、第1の態様のサービス品質監視方法を実行可能にされる。
【0034】
第11の態様によると、チップシステムが提供される。前記チップシステムは、プロセッサを含み、前記プロセッサは、通信装置が第1の態様における機能を実装するのをサポートするよう構成され、例えば、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及び前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する。可能な設計では、前記チップシステムは、メモリを更に含む。前記メモリは、前記通信装置のために必要なプログラム命令及びデータを格納するよう構成される。チップシステムは、チップを含んでよく、又はチップ及び別の個別素子を含んでよい。
【0035】
第3の態様~第8の態様の設計方法のいずれか1つによりもたらされる技術的効果については、第1の態様の異なる設計方法によりもたらされる技術的効果を参照し、ここで再び記載されない。
【0036】
第9の態様によると、第1パケット処理装置が提供され、前記第1パケット処理装置は、第2の態様の方法を実装する機能を有する。該機能は、ハードウェアにより実装されてよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実装されてよい。該ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0037】
第10の態様によると、メモリとプロセッサとを含む第1パケット処理装置が提供される。前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、前記第1パケット処理装置が実行するとき、前記プロセッサは前記メモリに格納された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、前記第1パケット処理装置は第2の態様のサービス品質監視方法を実行する。
【0038】
第11の態様によると、プロセッサを含む第1パケット処理装置が提供される。前記プロセッサは、メモリに接続され、前記メモリ内の命令を読み出した後に、前記命令に従い、第1の態様のサービス品質監視方法を実行するよう構成される。
【0039】
第12の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記可読記憶媒体は命令を格納し、前記命令がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、第2の態様のサービス品質監視方法を実行可能にされる。
【0040】
第13の態様によると、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。前記コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、第2の態様のサービス品質監視方法を実行可能にされる。
【0041】
第14の態様によると、チップシステムが提供される。前記チップシステムは、プロセッサを含み、前記プロセッサは、第1パケット処理装置が第2の態様における機能を実装するのをサポートするよう構成され、例えば、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関する。可能な設計では、前記チップシステムは、メモリを更に含む。前記メモリは、前記第1パケット処理装置のために必要なプログラム命令及びデータを格納するよう構成される。前記チップシステムは、チップを含んでよく、又はチップ及び別の個別素子を含んでよい。
【0042】
第9の態様~第14の態様の設計方法のいずれか1つによりもたらされる技術的効果については、第2の態様の異なる設計方法によりもたらされる技術的効果を参照し、ここで再び記載されない。
【0043】
第15の態様によると、サービス品質監視システムが提供され、前記サービス品質監視システムは、セッション管理ネットワーク要素とユーザプレーン機能ネットワーク要素とを含む。前記セッション管理ネットワーク要素は、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及び前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するよう構成される。前記セッション管理ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ送信するよう更に構成される。前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記セッション管理ネットワーク要素から受信するよう構成される。前記ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0044】
可能な設計では、前記サービス品質監視システムは、ポリシ制御ネットワーク要素を更に含む。前記ポリシ制御ネットワーク要素は、第1メッセージを前記セッション管理ネットワーク要素へ送信するようい構成され、前記第1メッセージは、前記サービスフローの前記識別子及び前記サービスフローの前記識別子に対応するフロー分割ポリシを運び、前記フロー分割ポリシは、前記サービスフローが前記第1フロー分割リンク及び前記第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される。相応して、前記セッション管理ネットワーク要素が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、前記第1メッセージを前記ポリシ制御ネットワーク要素から受信することを含み、
前記セッション管理ネットワーク要素が、前記第1フロー分割リンク相関情報及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、前記第1フロー分割リンク相関情報及び前記第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0045】
第16の態様によると、サービス品質監視システムが提供され、前記サービス品質監視システムは、第1パケット処理装置及び第2パケット処理装置を含む。前記第2パケット処理装置は、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及び前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するよう構成される。前記第2パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記第1パケット処理装置へ、前記第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は前記2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう更に構成される。前記第1パケット処理装置は、前記第1アクセス装置又は前記第2アクセス装置を使用することにより、前記第2パケット処理装置により送信された、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を、前記セッション管理ネットワーク要素から受信するよう構成される。前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、前記第1フロー分割リンク相関情報を相関し、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、前記第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう更に構成される。
【0046】
第17の態様によると、サービス品質監視システムが提供され、前記サービス品質監視システムは、第1パケット処理装置及び第2パケット処理装置を含む。前記第2パケット処理装置は、端末のサービスフローの識別子、前記サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及び前記サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する前記第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するよう構成される。前記第2パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子及び前記第1サービス品質監視パラメータを、前記第1パケット処理装置へ、前記第1フロー分割リンク相関情報に基づき、前記フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信するよう更に構成される。前記第2パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記第1パケット処理装置へ、前記第2フロー分割リンク相関情報に基づき、前記フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう更に構成される。前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子及び前記第1サービス品質監視パラメータを、前記第2パケット処理装置から、前記第1アクセス装置を使用することにより、受信し、前記第1フロー分割リンクの第3フロー分割リンク相関情報を、前記第1アクセス装置に関する情報に基づき決定した後に、前記サービスフローの前記識別子、前記第1サービス品質監視パラメータ、及び前記第3フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。前記第1パケット処理装置は、前記サービスフローの前記識別子及び前記第2サービス品質監視パラメータを、前記第2パケット処理装置から、前記第2アクセス装置を使用することにより、受信し、前記第2フロー分割リンクの第4フロー分割リンク相関情報を、前記第2アクセス装置に関する情報に基づき決定した後に、前記サービスフローの前記識別子、前記第2サービス品質監視パラメータ、及び前記第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0047】
第16の態様又は第17の態様を参照して、可能な設計では、サービス品質監視システムは、セッション管理ネットワーク要素を更に含む。前記セッション管理ネットワーク要素は、第1メッセージを前記第2パケット処理装置へ送信するよう構成され、前記第1メッセージは、前記サービスフローの前記識別子及び前記サービスフローの前記識別子に対応するフロー分割ポリシを運び、前記フロー分割ポリシは、前記サービスフローが前記第1フロー分割リンク及び前記第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される。相応して、前記第2パケット処理装置が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、前記第1メッセージを前記セッション管理ネットワーク要素から受信することを含み、
前記第2パケット処理装置が、前記第1フロー分割リンク相関情報及び前記第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、前記第1フロー分割リンク相関情報及び前記第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0048】
第16の態様又は第17の態様を参照して、可能な設計では、前記第1パケット処理装置は前記端末であり、及び前記第2パケット処理装置はユーザプレーン機能ネットワーク要素である、或いは、前記第1パケット処理装置はユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、及び前記第2パケット処理装置は前記端末である。
【0049】
第15の態様~第17の態様の設計方法のいずれか1つによりもたらされる技術的効果については、第1の態様又は第2の態様の異なる設計方法によりもたらされる技術的効果を参照し、ここで再び記載されない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
図1】本願の一実施形態によるマルチアクセス5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0051】
図2】本願の一実施形態による5Gネットワークにおけるサービスフロー分配の概略図である。
【0052】
図3】本願の一実施形態によるサービス品質監視システムの第1概略構造図である。
【0053】
図4】本願の一実施形態によるサービス品質監視システムの第2概略構造図である。
【0054】
図5】本願の一実施形態による通信装置のハードウェア構造の概略図である。
【0055】
図6A】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第1概略フローチャートである。
図6B】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第1概略フローチャートである。
【0056】
図7A】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第2概略フローチャートである。
図7B】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第2概略フローチャートである。
【0057】
図8A】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第3概略フローチャートである。
図8B】本願の一実施形態によるサービス品質監視方法の第3概略フローチャートである。
【0058】
図9】本願の一実施形態による通信装置の概略構造図である。
【0059】
図10】本願の一実施形態による第1パケット処理装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
本願の実施形態における技術的ソリューションの理解を容易にするために、以下は、先ず、本願に関連する技術を簡単に説明する。
【0061】
<マルチアクセス5Gネットワークアーキテクチャ>
【0062】
図1は、本願の一実施形態による5Gネットワークアーキテクチャを示す。アーキテクチャは、端末が3GPPアクセス技術を用いて5Gネットワークにアクセスするのをサポートするだけでなく、端末が非3GPPアクセス技術を用いて5Gコアネットワークにアクセスするのもサポートする。
【0063】
図1に示すように、端末が5Gコアネットワークに3GPPアクセス技術を用いてアクセスするとき、端末は、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)装置を用いて5Gコアネットワークにアクセスし、端末が5Gコアネットワークにnon-3GPPアクセス技術を用いてアクセスするとき、端末は、non-3GPPアクセスゲートウェイ(non-3GPP gateway, N3G-GW)を用いて5Gコアネットワークにアクセスする。5Gコアネットワークは、アクセス及び移動性管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management, UDM)ネットワーク要素、等を含んでよい。RAN装置又はN3G-GWは、UPFネットワーク要素を用いてデータネットワーク(data network, DN)にアクセスしてよい。
【0064】
端末は、次世代(Next generation, N)ネットワークインタフェース1(略称、N1)を通じてAMFネットワーク要素と通信する。RAN装置又はN3G-GWは、N2インタフェース(略称、N2)を通じてAMFネットワーク要素と通信する。RAN装置又はN3G-GWは、N3インタフェース(略称、N3)を通じてUPFネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、N8インタフェース(略称、N8)を通じてUDMネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、N11インタフェース(略称、N11)を通じてSMFネットワーク要素と通信する。SMFネットワーク要素は、N4インタフェース(略称、N4)を通じてUPFネットワーク要素と通信する。
【0065】
留意すべきことに、図1のネットワーク要素間のインタフェースの名称は単なる例であり、インタフェースは特定の実装では他の名称を有してよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0066】
任意で、本願の本実施形態におけるRAN装置は、3GPPアクセス技術を使用することにより、5Gコアネットワークにアクセスする装置である。例えば、RAN装置は、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway, BNG)、又は集約スイッチであってよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。基地局は、種々の基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、又はアクセスポイントを含んでよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0067】
任意で、本願の本実施形態におけるN3G-GWは、non-3GPPアクセス技術を使用することにより、5Gコアネットワークにアクセスする装置である。例えば、N3G-GWは、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway, BNG)、ブロードバンドリモートアクセスサーバ(broadband remote access server, BRAS)、固定ネットワークアクセスゲートウェイ、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)アクセスゲートウェイであってよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0068】
留意すべきことに、図1のRAN装置、N3G-GW、SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、等は、単なる名称であり、名称は装置に対する限定を構成しない。4Gネットワーク及び別の将来のネットワークでは、RAN装置、N3G-GW、SMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、及びUDMネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、他の名称を有してよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。例えば、UDMネットワーク要素は、ホーム加入者サーバ(home subscriber server, HSS)、加入者サブスクリプションデータベース(user subscription database, USD)、又はデータベースエンティティにより置き換えられてよく、N3G-GWは、次世代パケットデータゲートウェイ(next generation packet data gateway, NG-PDG)、non-3GPPインターワーキング機能(non-3GPP interworking function, N3IWF)ネットワーク要素、信頼されないnon-3GPPアクセスゲートウェイ、信頼できるnon-3GPPアクセスゲートウェイ、又は固定ネットワークアクセスゲートウェイ機能(access gateway function, AGF.)により置き換えられてよい。これは、概して本願明細書に記載される。詳細は以下に再び記載されない。
【0069】
更に、示されないが、5Gコアネットワークは、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)ネットワーク要素、ポリシ制御機能(policy control function, PCF)ネットワーク要素、等を更に含んでよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0070】
任意で、本願の本実施形態における5Gコアネットワークは、端末ローミングシナリオにおける訪問先公衆地上移動体ネットワーク(visited public land mobile network, VPLMN)であってよく、又は端末非ローミングシナリオにおけるホーム公衆地上移動体ネットワーク(home public land mobile network, HPLMN)であってよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0071】
<サービスフロー>
【0072】
本願の本実施形態におけるサービスフローは、サービス集約フロー及びサービスサブフローを含む。例えば、図1に示す5Gコアネットワークネットワークでは、サービス集約フローは、パケットデータユニット(packet data unit, PDU)セッション、又はPDUセッションの中の特定のサービス品質(quality of service, QoS)フロー(flow)を含み、サービスサブフローはQoSフローの中の特定のサービスフローを含む。
【0073】
例えば、図2に示すように、1つのPDUセッションは3つのQoSフロー:QoSフロー1、QoSフロー2、及びQoSフロー3を含むと仮定する。QoSフロー1は、サブフロー1及びサブフロー2を含む。サブフロー1及びサブフロー2は、異なるサービスフローに対応する。例えば、サービスフロー1は、車両と全てのものとの通信(vehicle to everything communication, V2X)サービスフロー1に対応し、サブフロー2はV2Xサービスフロー2に対応する。この場合、図2で、サービス集約フローは、PDUセッション、QoSフロー1、QoSフロー2、及びQoSフロー3を含み、サービスサブフローはサブフロー1及びサブフロー2を含む。サービスフロー又はサービス集約フローは、サービスパケット及び関しパケットを送信するために使用されてよい。サービスパケットは、具体的にユーザパケット、言い換えると、特定のサービスを実行するために、端末又はアプリケーションサーバによりネットワークを通じて送信されるパケットである。監視パケットは、具体的には、ネットワーク内の、サービス品質を監視するために使用されるパケットである。監視パケットは、パケット送信装置又はパケットトランシーバ装置により生成される。パケット送信装置又はパケットトランシーバ装置は、端末又は5Gネットワークにおけるユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素であってよく、又は将来のネットワーク内の別のネットワーク要素であってよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0074】
<サービスフロー識別子>
【0075】
本願の実施形態では、異なる種類のサービスフローは異なるサービスフロー識別子に対応する。
【0076】
例えば、サービスフローがPDUセッションであると仮定すると、対応するサービスフロー識別子は、例えば、端末のインターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレス又は媒体アクセス制御(media access control, MAC)アドレスのような、端末のアドレスであってよい。
【0077】
サービスフローがPDUセッションの中の特定のQoSフローであると仮定すると、対応するサービスフロー識別子は、例えば、サービス品質フロー識別子(QoS flow identifier, QFI)であってよい。
【0078】
サービスフローがQoSフローの中の特定のサービスフローであると仮定すると、対応するサービスフロー識別子は、例えば、5タプルであってよい。本願の実施形態における5タプルは、例えば、ソースIPアドレス、宛先IPアドレス、ソースポート番号、宛先ポート番号、及びトランスポートレイヤプロトコル番号を含んでよい。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0079】
<サービス品質監視パラメータ>
【0080】
本願の実施形態におけるサービス品質監視パラメータは、フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0081】
例えば、サービス品質監視パラメータは、監視パケット送信間隔、監視される必要のあるQoSパラメータ、報告閾値、監視パケット送信時点、又は監視パケット送信シーケンス番号を含んでよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0082】
サービス品質監視パラメータの特定の説明については、既存のソリューションを参照し、詳細は本願明細書に記載されない。
【0083】
以下は、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的ソリューションを説明する。本願の説明では、「/」は、特に断りのない限り、「又は」を意味する。例えば、A/BはA又はBを表してよい。本明細書では、「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを説明する相関関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合を表してよい。Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、並びに、Bのみが存在する。更に、本願の説明において、特に断りのない限り、「複数の」は2つ以上を意味し、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味する。更に、本願の実施形態の技術的ソリューションを明確に説明するために、「第1」及び「第2」のような用語は、本願の実施形態において、基本的に同じ機能又は目的を有する同じアイテム又は同様のアイテムの間を区別するために使用される。当業者は、「第1」及び「第2」のような用語が数量又は実行順を限定しないこと、及び、「第1」及び「第2」のような用語が明確な相違を示さないことを理解し得る。
【0084】
更に、本願の実施形態で説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明することを意図しており、本願の実施形態で提供される技術的ソリューションを限定しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し新しいサービスシナリオが出現するとき、本願の実施形態において提供される技術的ソリューションが同様の技術的問題にも適用可能であることを理解し得る。
【0085】
図3は、本願の一実施形態によるサービス品質監視システム30を示す。サービス品質監視システム30は、セッション管理ネットワーク要素301、及びユーザプレーン機能ネットワーク要素302を含む。
【0086】
セッション管理ネットワーク要素301は、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得し、
サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、ユーザプレーン機能ネットワーク要素302へ送信するよう構成される。
【0087】
ユーザプレーン機能ネットワーク要素302は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、セッション管理ネットワーク要素301から受信し、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関し、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0088】
サービスフロー又はサービスフローの識別子の関連する説明については、サービスフロー又はサービスフローの識別子の何らかの概要を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0089】
第1サービス品質監視パラメータ及び第2サービス品質監視パラメータの関連する説明については、前述のサービス品質監視パラメータの何らかの概要を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0090】
任意で、本願の本実施形態では、第1フロー分割リンク相関情報は、第1サービス品質監視パラメータが第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報であり、第2フロー分割リンク相関情報は、第2サービス品質監視パラメータが第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用されることを識別するために使用される情報である。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0091】
例えば、第1フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプ、第1フロー分割リンクに対応する第1セッション識別子、第1フロー分割リンクに対応する第1トンネル識別子、又は第1フロー分割リンクに対応する第1監視識別子、のうちの少なくとも1つを含んでよく、第2フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプ、第2フロー分割リンクに対応する第2セッション識別子、第2フロー分割リンクに対応する第2トンネル識別子、又は第2フロー分割リンクに対応する第2監視識別子、のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0092】
本願の本実施形態では、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプは、例えば、3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプであってよく、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプは、例えば、non-3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプであってよく、又は、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプ及び第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプの両方が、3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプであってよく、又は、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセスタイプ及び第2フロー分割リンクに対応する第2アクセスタイプの両方が、non-3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプであってよい、等である。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0093】
例えば、3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプは、セルラネットワークタイプであってよく、non-3GPPアクセス技術に対応するアクセスタイプは、固定ネットワークタイプ又はWLANタイプであってよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0094】
本願の本実施形態では、第1フロー分割リンクに対応する第1セッション識別子は、例えば、第1フロー分割リンクに対応する第1セッションのPDUセッション(session)識別子(identity, ID)であってよく、第2フロー分割リンクに対応する第2セッション識別子は、例えば、第2フロー分割リンクに対応する第2セッションのPDUセッションIDであってよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0095】
本願の本実施形態では、第1フロー分割リンクに対応する第1トンネル識別子は、例えば、ユーザプレーン機能ネットワーク要素のトンネル終端点識別子(tunnel endpoint identity, TEID)、及び対応する第1アクセス装置のTEIDを含んでよく、又は、第1フロー分割リンクに対応する第1トンネル識別子は、例えば、第1一般ルーティングカプセル化(generic routing encapsulation, GRE)鍵(key)又は第1QFIを含んでよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0096】
本願の本実施形態では、第2フロー分割リンクに対応する第2トンネル識別子は、例えば、ユーザプレーン機能ネットワーク要素のTEID、及び対応する第2アクセス装置のTEIDを含んでよく、又は、第2フロー分割リンクに対応する第2トンネル識別子は、例えば、第2GRE key又は第2QFIを含んでよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0097】
本願の本実施形態では、第1フロー分割リンクに対応する第1監視識別子は、具体的に、第1フロー分割リンク上の監視パケットの識別子であってよく、第2フロー分割リンクに対応する第2監視識別子は、具体的に、第2フロー分割リンク上の監視パケットの識別子であってよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0098】
例えば、第1監視識別子又は第2監視識別子は、リンク品質認識プロトコル(link quality awareness protocol, LQAP)IDであってよい。
【0099】
任意で、本願の本実施形態では、セッション管理ネットワーク要素301及びユーザプレーン機能ネットワーク要素302は、互いに直接通信してよく、又は別の装置による転送を通じて互いに通信してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0100】
本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視システムによると、ユーザプレーン機能ネットワーク要素は、端末のサービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、取得し、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関し、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関してよい。従って、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。
【0101】
任意で、図3に示すように、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視システム30は、ポリシ制御ネットワーク要素303を更に含んでよい。
【0102】
ポリシ制御ネットワーク要素303は、セッション管理ネットワーク要素301へ第1メッセージを送信するよう構成される。第1メッセージは、サービスフローの識別子及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運び、フロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される。
【0103】
相応して、セッション管理ネットワーク要素301が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、第1メッセージを、ポリシ制御ネットワーク要素303から受信することを含む。
【0104】
セッション管理ネットワーク要素301が、第1フロー分割リンク相関情報及び第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、第1フロー分割リンク相関情報及び第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0105】
例えば、本願の本実施形態におけるフロー分割ポリシは、第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクで送信されてよい。任意で、フロー分割ポリシは、例えば、サービスフローの80%が第1フロー分割リンクで送信され、サービスフローの20%が第2フロー分割リンクで送信されることを更に含んでよい。任意で、フロー分割ポリシは、例えば、第1フロー分割リンクの負荷及び第2フロー分割リンクの負荷に基づき、サービスフローが動的に分割されてよいことを更に含んでよい。
【0106】
代替として、例えば、本願の本実施形態におけるフロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンクで優先的に送信され、第1フロー分割リンクのサービス品質(例えば、遅延、ジッタ、又はパケット損失レート)が予め設定された閾値より小さいとき、サービスフローが第2フロー分割リンクへと切り替えられることを含んでよい。
【0107】
言い換えると、本願の本実施形態では、セッション管理ネットワーク要素は、ポリシ制御ネットワーク要素により送信されたフロー分割ポリシに従い、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを学習してよい。次に、セッション管理ネットワーク要素は、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を決定してよい。
【0108】
任意で、本願の本実施形態では、セッション管理ネットワーク要素301及びポリシ制御ネットワーク要素303は、互いに直接通信してよく、又は別の装置による転送を通じて互いに通信してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0109】
図4は、本願の一実施形態による別のサービス品質監視システム40を示す。サービス品質監視システム40は、第1パケット処理装置401、及び第2パケット処理装置402を含む。
【0110】
可能な実装では、第2パケット処理装置402は、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得し、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、第1パケット処理装置401へ、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう構成される。
【0111】
第1パケット処理装置401は、第1アクセス装置又は第2アクセス装置を使用することにより、第2パケット処理装置から送信された、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、受信し、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関し、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0112】
別の可能な実装では、第2パケット処理装置402は、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報とを伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、サービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報とを伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得し、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを、第1パケット処理装置401へ、第1フロー分割リンク相関情報に基づき、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより送信し、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを、第1パケット処理装置401へ、第2フロー分割リンク相関情報に基づき、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう構成される。
【0113】
第1パケット処理装置401は、サービスフローの識別子及び第1サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置402から、第1アクセス装置を使用することにより、受信し、第1フロー分割リンクの第3フロー分割リンク相関情報を、第1アクセス装置に関する情報に基づき決定した後に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第3フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0114】
第1パケット処理装置401は、サービスフローの識別子及び第2サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置402から、第2アクセス装置を使用することにより、受信し、第2フロー分割リンクの第4フロー分割リンク相関情報を、第2アクセス装置に関する情報に基づき決定した後に、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0115】
任意で、本願の本実施形態では、第3フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、第1フロー分割リンク相関情報の関連する説明を参照し、第4フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、第2フロー分割リンク相関情報の関連する説明を参照する。詳細はここで再び記載されない。
【0116】
任意で、本願の本実施形態の第3フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンク相関情報と同じであってよく又は異なってよく、本願の本実施形態の第4フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンク相関情報と同じであってよく又は異なってよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0117】
本願の本実施形態では、サービスフロー、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、図3に示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0118】
任意で、本願の実施形態では、第1パケット処理装置401は端末であってよく、第2パケット処理装置402はユーザプレーン機能ネットワーク要素であってよく、又は第1パケット処理装置401はユーザプレーン機能ネットワーク要素であってよく、第2パケット処理装置402は端末であってよい、等である。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0119】
任意で、本願の本実施形態では、第1パケット処理装置401及び第2パケット処理装置402は、互いに直接通信してよく、又は別の装置による転送を通じて互いに通信してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0120】
本願の本実施形態におけるサービス品質監視システムによると、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。関連する技術的効果については、図3に示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0121】
任意で、図4に示すように、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視システム40は、セッション管理ネットワーク要素403を更に含んでよい。
【0122】
セッション管理ネットワーク要素403は、第2パケット処理装置402へ第1メッセージを送信するよう構成される。第1メッセージは、サービスフローの識別子及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運び、フロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される。
【0123】
相応して、第2パケット処理装置402が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、第1メッセージを、セッション管理ネットワーク要素403から受信することを含む。
【0124】
第2パケット処理装置402が、第1フロー分割リンク相関情報及び第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、第1フロー分割リンク相関情報及び第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0125】
フロー分割ポリシの関連する説明については、図3に示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0126】
言い換えると、本願の本実施形態では、第2パケット処理装置402は、セッション管理ネットワーク要素403により送信されたフロー分割ポリシに従い、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを学習してよい。次に、第2パケット処理装置402は、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を決定してよい。
【0127】
任意で、本願の本実施形態では、セッション管理ネットワーク要素403及び第2パケット処理装置402は、互いに直接通信してよく、又は別の装置による転送を通じて互いに通信してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0128】
任意で、図3又は図4に示したサービス品質監視システムは、現在の5Gネットワークに適用されてよく、又は別の将来のネットワークに適用されてよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0129】
図3又は図4に示したサービス品質監視システムが現在の5Gネットワークに適用される場合、図3又は図4のセッション管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5GネットワークのSMFネットワーク要素であってよく、図3のユーザプレーン機能ネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5GネットワークのUPFネットワーク要素であってよく、図3のポリシ制御ネットワーク要素に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5GネットワークのPCFネットワーク要素であってよく、図4の第1パケット処理装置に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5Gネットワークの端末であってよく、第2パケット処理装置に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5GネットワークのUPFネットワーク要素であってよく、図4の第1パケット処理装置に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5GネットワークのUPFネットワーク要素であってよく、第2パケット処理装置に対応するネットワーク要素又はエンティティは、図1に示した5Gネットワークの端末であってよい。
【0130】
任意で、本願の本実施形態における端末(terminal)は、種々のハンドヘルド装置、車載装置、ウェアラブル装置、又は無線機能若しくは無線モデムに接続された他の処理装置を有するコンピューティング装置、を含んでよい。端末(terminal)は、代替として、加入者ユニット(subscriber unit)、セルラ電話機(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、無線データカード、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)装置、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話機(cordless phone)、又は無線ローカルループ(wireless local loop, WLL)局、機械型通信(machine type communication, MTC)端末、ユーザ機器(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、端末装置(terminal device)、中継ユーザ機器、等を含んでよい。中継ユーザ機器は、例えば、5G宅内ゲートウェイ(residential gateway, RG)であってよい。説明を容易にするために、本願では、前述の装置は集合的に端末と呼ばれる。
【0131】
任意で、本願の本実施形態におけるアクセス装置は、5Gコアネットワークにアクセスする装置であり、例えば、図1のRAN装置又はN3G-GWであってよい。関連する説明については、図1の部分を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0132】
任意で、本願の実施形態では、図3のセッション管理ネットワーク要素又はユーザプレーン機能ネットワーク要素、又は図4の第1パケット処理装置又は第2パケット処理装置は、1つの装置として実装されてよく、又は複数の装置として実装されてよく、又は1つの装置内の機能モジュールであってよい。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。前述の機能は、ハードウェア装置の中のネットワーク要素であってよく、又は専用ハードウェア上で実行するソフトウェア機能であってよく、又はプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上にインスタンス化された仮想機能であってよい。
【0133】
例えば、本願の実施形態では、図3のセッション管理ネットワーク要素又はユーザプレーン機能ネットワーク要素、又は図4の第1パケット処理装置又は第2パケット処理装置は、図5の通信装置として実装されてよい。図5は、本願の一実施形態による通信装置500のハードウェア構造の概略図である。通信装置500は、少なくとも1つのプロセッサ501、通信線502、メモリ503、及び少なくとも1つの通信インタフェース504を含む。
【0134】
プロセッサ501は、汎用中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、又は本願のソリューションのプログラム実行を制御するよう構成される1つ以上の集積回路であってよい。
【0135】
通信線502は、前述のコンポーネント間で情報が送信されるチャネルを含んでよい。
【0136】
通信インタフェース504は、任意のトランシーバを用い、別の装置、又はイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)のような通信ネットワークと通信するよう構成される機器である。
【0137】
メモリ503は、読み出し専用メモリ(read-only memory, ROM)、静的情報及び命令を格納できる別の種類の静的記憶装置、又はランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は情報及び命令を格納できる別の種類の動的記憶装置であってよく、又は電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)、又は別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクト光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタルバーサタイル光ディスク、ブルーレイディスク、等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気記憶装置、又は命令構造形式若しくはデータ構造形式で期待されるプログラムコードを運び又は格納でき且つコンピュータによりアクセス可能な任意の他の媒体であってよい。しかしながら、これはそれらに限定されない。メモリ503は、独立に存在してよく、通信線502を用いてプロセッサ501に接続される。代替として、メモリ503は、プロセッサ501に統合されてよい。
【0138】
メモリ503は、本願のソリューションを実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するよう構成され、プロセッサ501は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ501は、本願の以下の実施形態で提供されるサービス品質監視方法を実施するために、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するよう構成される。
【0139】
任意で、本願の本実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれてよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0140】
特定の実装の間、一実施形態において、プロセッサ501は、1つ以上のCPU、例えば図5のCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0141】
特定の実装の間、一実施形態において、通信装置500は、複数のプロセッサ、例えば図5のプロセッサ501及びプロセッサ508を含んでよい。プロセッサの各々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、又はマルチコア(multi-CPU)プロセッサであってよい。プロセッサは、ここでは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するよう構成される1つ以上の装置、回路、及び/又は処理コアであってよい。
【0142】
特定の実装の間、一実施形態において、通信装置500は、出力装置505及び入力装置506を更に含んでよい。出力装置505は、プロセッサ501と通信し、複数の方法で情報を表示してよい。例えば、出力装置505は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(light emitting diode, LED)ディスプレイ装置、陰極線管(cathode ray tube, CRT)ディスプレイ装置、又はプロジェクタ(projector)であってよい。入力装置506は、プロセッサ501と通信し、複数の方法でユーザ入力を受信してよい。例えば、入力装置506は、マウス、キーボード、タッチスクリーン、又はセンサ装置であってよい。
【0143】
通信装置500は、汎用装置又は専用装置であってよい。特定の実装の間、通信装置500は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(personal digital assistant, PDA)、モバイル電話機、タブレットコンピュータ、無線端末装置、埋め込み型装置、又は図5におけるものと同様の構造を有する装置であってよい。通信装置500の種類は、本願の本実施形態で限定されない。
【0144】
以下は、図1図5を参照して本願の実施形態で提供されるサービス品質監視方法を詳細に説明する。
【0145】
本願の以下の実施形態におけるネットワーク要素間のメッセージの名称、メッセージ内のパラメータの名称、等は、単なる例であり、特定の実装中には他の名称を有してよいことに留意すべきである。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0146】
例えば、図3に示したサービス品質監視システムは、図1に示した5Gネットワークに適用される。図6A及び図6Bは、本願の一実施形態によるサービス品質監視方法を示す。サービス品質監視方法は、以下のステップを含む。
【0147】
S601。端末は、第1アクセス装置を用いて、サービスフローに対応する第1PDUセッションを確立する。
【0148】
S602。端末は、第2アクセス装置を用いて、サービスフローに対応する第2PDUセッションを確立する。
【0149】
例えば、本願の本実施形態では、第1アクセス装置はRAN装置であってよく、第2アクセス装置はN3G-GWであってよく、又は第1アクセス装置はN3G-GWであってよく、第2アクセス装置はRAN装置であってよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0150】
ステップS601及びS602の特定の説明については、既存の実装を参照し、詳細は本願明細書に記載されない。
【0151】
S603。端末は、第1PDUセッションを第2PDUセッションと相関する。
【0152】
任意で、本願の本実施形態では、端末が第1第1PDUセッションを第2PDUセッションと相関することは、例えば、端末のサービスフローの識別子が、第1PDUセッション及び第2PDUセッションの間で共有されることであってよく、その結果、サービスフローは、第1PDUセッションと第2PDUセッションとの間で切り替えできる。特定の説明については、既存の実装を参照し、詳細は本願明細書に記載されない。
【0153】
S604。PCFネットワーク要素は、PDUセッション変更要求(PDU session modification request)1をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、PDUセッション変更要求1をPCFネットワーク要素から受信する。
【0154】
PDUセッション変更要求1は、マルチリンクスイッチングの実行され得るサービスフローの識別子及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運び、フロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用される。
【0155】
フロー分割ポリシ又はサービスフローの識別子の関連する説明については、サービス品質監視システムの前述の実施形態の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0156】
任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS605~S607を更に含んでよい。
【0157】
S605。SMFネットワーク要素は、N4セッション変更要求(N4 session modification request)をUPFネットワーク要素へ送信する。その結果、UPFネットワーク要素は、N4セッション変更要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0158】
N4セッション変更要求は、マルチアクセスリンクスイッチングの実行され得るサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及びサービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0159】
本願の本実施形態では、サービスフロー、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、図3に示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0160】
S606。UPFネットワーク要素は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報を相関し、UPFネットワーク要素は、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を相関する。
【0161】
留意すべきことに、説明を容易にするために、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報(ステップS606の第1フロー分割リンク相関情報,又は後述する第3フロー分割リンク相関情報を含む)の間の相関は、第1相関と呼ばれてよく、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報(ステップS606の第2フロー分割リンク相関情報,又は後述する第4フロー分割リンク相関情報を含む)の間の相関は、第2相関と呼ばれてよい。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0162】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、第1相関を実行することは、例えば、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報(ステップS606の第1フロー分割リンク相関情報,又は後述する第3フロー分割リンク相関情報を含む)の間の第1対応を格納する又は確立することであってよく、第2相関を実行することは、例えば、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、対応するフロー分割リンク相関情報(ステップS606の第2フロー分割リンク相関情報,又は後述する第4フロー分割リンク相関情報を含む)の間の第2対応を格納する又は確立することであってよい。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0163】
UPFネットワーク要素が第1相関を実行した後に、UPFネットワーク要素は、第1フロー分割リンクのサービス品質を、第1対応に基づき監視してよい。UPFネットワーク要素が第2相関を実行した後に、UPFネットワーク要素は、第2フロー分割リンクのサービス品質を、第2対応に基づき監視してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0164】
例えば、UPFネットワーク要素は、フロー分割リンク相関情報及び第1対応の中のサービスフローの識別子に基づき、サービスフローを伝送する第1フロー分割リンクのサービス品質が監視されるべきであることを学習してよい。UPFネットワーク要素は、第1対応の中の第1サービス品質に基づき、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される特定の監視パラメータを学習してよい。従って、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオでは、UPFネットワーク要素は、監視される必要のあるフロー分割リンクのサービス品質を決定して、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためのポリシの基礎を提供してよい。
【0165】
S607。UPFネットワーク要素は、N4セッション変更応答(N4 session modification response)をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、N4セッション変更応答をUPFネットワーク要素から受信する。
【0166】
任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、以下の3つのケースのうちのいずれか1つを更に含んでよい。
【0167】
ケース1。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS608a~S612aを更に含んでよい。
【0168】
S608a。SMFネットワーク要素は、N2セッション変更要求(N2 session modification request)を第1アクセス装置へ送信する。その結果、第1アクセス装置は、N2セッション変更要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0169】
N2セッション変更要求は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を運ぶ。
【0170】
S609a。第1アクセス装置は、PDUセッション変更要求2を端末へ送信する。その結果、端末は、PDUセッション変更要求2を第1アクセス装置から受信する。
【0171】
PDUセッション変更要求は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を運ぶ。
【0172】
S610a。このステップは、ステップS606と同様である。違いは、例えば、ステップS606のUPFネットワーク要素が端末で置き換えられる。関連する説明については、ステップS606を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0173】
S611a。端末は、PDUセッション変更要求2を第1アクセス装置へ送信する。その結果、第1アクセス装置は、PDUセッション変更要求2を端末から受信する。
【0174】
S612a。第1アクセス装置は、N2セッション変更応答をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、N2セッション変更応答を第1アクセス装置から受信する。
【0175】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS611a及びステップS612aは任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0176】
ケース2。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS608b~S612bを更に含んでよい。
【0177】
S608b~S612b。これらのステップは、S608a~S612aと同様である。違いは、例えば、ステップS608a~S612aの第1アクセス装置が第2アクセス装置で置き換えられる。関連する説明については、ステップS608a~S612aを参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0178】
ケース3。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS608c~S617を更に含んでよい。
【0179】
S608c。SMFネットワーク要素は、N2セッション変更要求1を第1アクセス装置へ送信する。その結果、第1アクセス装置は、N2セッション変更要求1をSMFネットワーク要素から受信する。
【0180】
N2セッション変更要求1は、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0181】
S609c。第1アクセス装置は、PDUセッション変更要求3を端末へ送信する。その結果、端末は、PDUセッション変更要求3を第1アクセス装置から受信する。
【0182】
PDUセッション変更要求3は、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0183】
S610c。端末は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第3フロー分割リンク相関情報を相関する。
【0184】
任意で、本願の本実施形態では、第3フロー分割リンク相関情報は、第1アクセス装置に関する情報に基づき決定されてよい。言い換えると、端末は、第3フロー分割リンク相関情報を、PDUセッション変更要求3を伝送するために使用されるフロー分割リンクの状態に基づき、決定してよく、第1フロー分割リンクに関する情報をPDUセッション変更要求3に追加する必要はない。
【0185】
第3フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、サービス品質監視システムの前述の実施形態の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0186】
任意で、本願の本実施形態では、PDUセッション変更要求3は、第1フロー分割リンク相関情報を更に運んでよい。その結果、端末は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関できる。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0187】
任意で、本願の本実施形態における、端末が第1相関を実行する特定の実装については、ステップS606を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0188】
端末が第1相関を実行した後に、端末は、第1フロー分割リンクのサービス品質を、第1対応に基づき監視してよい。関連する例については、ステップS606を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0189】
S611c。端末は、PDUセッション変更要求3を第1アクセス装置へ送信する。その結果、第1アクセス装置は、PDUセッション変更要求3を端末から受信する。
【0190】
S612c。第1アクセス装置は、N2セッション変更応答1をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、N2セッション変更応答1を第1アクセス装置から受信する。
【0191】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS611a及びステップS612aは任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0192】
S613。SMFネットワーク要素は、N2セッション変更要求2を第2アクセス装置へ送信する。その結果、第2アクセス装置は、N2セッション変更要求2をSMFネットワーク要素から受信する。
【0193】
N2セッション変更要求2は、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0194】
S614。第2アクセス装置は、PDUセッション変更要求4を端末へ送信する。その結果、端末は、PDUセッション変更要求4を第2アクセス装置から受信する。
【0195】
PDUセッション変更要求4は、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0196】
S615。端末は、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第4フロー分割リンク相関情報を相関する。
【0197】
任意で、本願の本実施形態では、第4フロー分割リンク相関情報は、第2アクセス装置に関する情報に基づき決定されてよい。言い換えると、端末は、第4フロー分割リンク相関情報を、PDUセッション変更要求3を伝送するために使用されるフロー分割リンクの状態に基づき、決定してよく、第2フロー分割リンクに関する情報をPDUセッション変更要求3に追加する必要はない。
【0198】
第4フロー分割リンク相関情報の関連する説明については、サービス品質監視システムの前述の実施形態の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0199】
任意で、本願の本実施形態では、PDUセッション変更要求4は、第2フロー分割リンク相関情報を更に運んでよい。その結果、端末は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関できる。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0200】
任意で、本願の本実施形態における、端末が第2相関を実行する特定の実装については、ステップS606を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0201】
S616。端末は、PDUセッション変更要求4を第2アクセス装置へ送信する。その結果、第2アクセス装置は、PDUセッション変更要求4を端末から受信する。
【0202】
S617。第2アクセス装置は、N2セッション変更応答2をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、N2セッション変更応答1を第2アクセス装置から受信する。
【0203】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS616及びステップS617は任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0204】
留意すべきことに、本願の本実施形態において、必ずしもステップS608c~S612c及びステップS613~S617を実行する順序は存在しない。ステップS608c~S612cは、ステップS613~S617の前に実行されてよい。代替として、ステップS613~S617は、ステップS608c~S612cの前に実行されてよい。代替として、ステップS608c~S612cは、ステップS613~S617と同時に実行されてよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0205】
留意すべきことに、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法がステップS605~S607、及びステップS608a~S612a、又はステップS608b~S612b、又はステップS608c~S617を含む場合、必ずしもステップS605~S607、及びステップS608a~S612a、又はステップS608b~S612b、又はステップS608c~S617を実行する順序は存在しない。ステップS605~S607は、ステップS608a~S612a、又はステップS608b~S612b、又はステップS608c~S617の前に実行されてよい。代替として、ステップS608a~S612a、又はステップS608b~S612b、又はステップS608c~S617は、ステップS605~S607の前に実行されてよい。代替として、ステップS608a~S612aは、又はステップS608b~S612b、又はステップS608c~S617は、ステップS605~S607と同時に実行されてよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0206】
本願の本実施形態におけるサービス品質監視方法によると、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。関連する技術的効果の分析については、サービス品質監視システムの前述の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0207】
ステップS601~S617におけるSMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、又は端末の動作は、図5に示す通信装置500の中のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより実行されてよい。これは、本実施形態において限定されない。
【0208】
例えば、図4に示したサービス品質監視システムは、図1に示した5Gネットワークに適用される。図7A及び図7Bは、本願の一実施形態によるサービス品質監視方法を示す。サービス品質監視方法は、以下のステップを含む。
【0209】
S701~S704。これらのステップは、S601~S604と同様である。関連する説明については、図6A及び図6Bに示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0210】
S705。SMFネットワーク要素は、N4セッション変更要求をUPFネットワーク要素へ送信する。その結果、UPFネットワーク要素は、N4セッション変更要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0211】
N4セッション変更要求は、サービスフローの識別子、及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運ぶ。
【0212】
S706。UPFネットワーク要素は、N4セッション変更応答をSMFネットワーク要素へ送信する。その結果、SMFネットワーク要素は、N4セッション変更応答をUPFネットワーク要素から受信する。
【0213】
本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、以下の2つのケースのうちのいずれかを更に含んでよい。
【0214】
ケース1。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS707a及びS708aを更に含んでよい。
【0215】
S707a。SMFネットワーク要素は、N2セッション変更要求を第1アクセス装置へ送信する。その結果、第1アクセス装置は、N2セッション変更要求をSMFネットワーク要素から受信する。
【0216】
N2セッション変更要求は、サービスフローの識別子、及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運ぶ。
【0217】
S708a。第1アクセス装置は、PDUセッション変更要求2を端末へ送信する。その結果、端末は、PDUセッション変更要求2を第1アクセス装置から受信する。
【0218】
PDUセッション変更要求2は、サービスフローの識別子、及びサービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシを運ぶ。その結果、端末は、サービスフローの識別子及び対応するフロー分割ポリシを格納できる。従って、端末は、続いて、フロー分割ポリシに従いサービスフローを分割してよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0219】
ケース2。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS707b及びS708bを更に含んでよい。
【0220】
S707b及びS708b。これらのステップは、S607a及びS608aと同様である。違いは、例えば、ステップS607a及びS608aの第1アクセス装置が第2アクセス装置で置き換えられる。関連する説明については、ステップS607a及びS608aを参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0221】
本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、以下の3つのケースのうちのいずれか1つを更に含んでよい。
【0222】
ケース1。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS709a~S711aを更に含んでよい。
【0223】
S709a。UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立要求を、端末へ、第1アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、端末は、サービス品質監視コネクション確立要求を、UPFネットワーク要素から、第1アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0224】
サービス品質監視コネクション確立要求は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を運ぶ。
【0225】
S710a。このステップは、ステップS610aと同様である。関連する説明については、図6A及び図6Bに示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0226】
S711a。端末は、サービス品質監視コネクション確立応答を、UPFネットワーク要素へ、第1アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立応答を、端末から、第1アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0227】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS711aは任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0228】
ケース2。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS709b~S711bを更に含んでよい。
【0229】
S709b~S711b。これらのステップは、S709a~S711aと同様である。違いは、例えば、ステップS709a~S711aの第1アクセス装置が第2アクセス装置で置き換えられる。関連する説明については、ステップS709a~S711aを参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0230】
ケース3。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS709c~S714を更に含んでよい。
【0231】
S709c。UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立要求1を、端末へ、第1アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、端末は、サービス品質監視コネクション確立要求1を、UPFネットワーク要素から、第1アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0232】
サービス品質監視コネクション確立要求1は、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0233】
S710c。このステップは、ステップS610cと同様である。関連する説明については、図6A及び図6Bに示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0234】
S711c。端末は、サービス品質監視コネクション確立応答1を、UPFネットワーク要素へ、第1アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立応答1を、端末から、第1アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0235】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS711cは任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0236】
S712。UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立要求2を、端末へ、第2アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、端末は、サービス品質監視コネクション確立要求2を、UPFネットワーク要素から、第2アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0237】
サービス品質監視コネクション確立要求2は、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを運ぶ。
【0238】
S713。このステップは、ステップS615と同様である。関連する説明については、図6A及び図6Bに示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0239】
S714。端末は、サービス品質監視コネクション確立応答1を、UPFネットワーク要素へ、第2アクセス装置を使用することにより、送信する。その結果、UPFネットワーク要素は、サービス品質監視コネクション確立応答1を、端末から、第2アクセス装置を使用することにより、受信する。
【0240】
留意すべきことに、本願の本実施形態では、ステップS714は任意的ステップである。これは概して本願明細書に説明され、詳細は以下で再び説明されない。
【0241】
留意すべきことに、本願の本実施形態において、必ずしもステップS709c~S711c及びステップS712~S714を実行する順序は存在しない。ステップS709c~S711cは、ステップS712~S714の前に実行されてよい。代替として、ステップS712~S714は、ステップS709c~S711cの前に実行されてよい。代替として、ステップS709c~S711cは、ステップS712~S714と同時に実行されてよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0242】
本願の本実施形態におけるサービス品質監視方法によると、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。関連する技術的効果の分析については、サービス品質監視システムの前述の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0243】
ステップS701~S714におけるSMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、又は端末の動作は、図5に示す通信装置500の中のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより実行されてよい。これは、本実施形態において限定されない。
【0244】
例えば、図4に示したサービス品質監視システムは、図1に示した5Gネットワークに適用される。図8A及び図8Bは、本願の一実施形態によるサービス品質監視方法を示す。サービス品質監視方法は、以下のステップを含む。
【0245】
S801~S808b。これらのステップは、S701~S707bと同様である。関連する説明については、図7A及び図7Bに示した実施形態を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0246】
本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、以下の3つのケースのうちのいずれか1つを更に含んでよい。
【0247】
ケース1。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS809a~S811aを更に含んでよい。
【0248】
S809a~S811a。これらのステップは、S709a~S711aと同様である。違いは、例えば、ステップS709a~S711aの端末が、UPFネットワーク要素で置き換えられ、ステップS709a~S711aのUPFネットワーク要素が端末で置き換えられる。関連する説明については、ステップS709a~S711aを参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0249】
ケース2。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS809b~S811bを更に含んでよい。
【0250】
S809b~S811b。これらのステップは、S709a~S711bと同様である。違いは、例えば、ステップS709b~S711bの端末が、UPFネットワーク要素で置き換えられ、ステップS709b~S711bのUPFネットワーク要素が端末で置き換えられる。関連する説明については、ステップS709b~S711bを参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0251】
ケース3。任意で、本願の本実施形態で提供されるサービス品質監視方法は、ステップS809c~S814を更に含んでよい。
【0252】
S809c~S814。これらのステップは、S709c~S714と同様である。違いは、例えば、ステップS709c~S714の端末が、UPFネットワーク要素で置き換えられ、ステップS709c~S714のUPFネットワーク要素が端末で置き換えられる。関連する説明については、ステップS709c~S714を参照し、詳細は本願明細書で再び記載されない。
【0253】
本願の本実施形態におけるサービス品質監視方法によると、マルチアクセスシナリオで、言い換えると、1つのサービスのために複数の利用可能なリンクがあるシナリオで、マルチアクセスリンクのサービス品質が監視されて、異なるフロー分割リンク上で切り替えるサービスのためにポリシの基礎を提供し得る。関連する技術的効果の分析については、サービス品質監視システムの前述の部分を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0254】
ステップS801~S814におけるSMFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、又は端末の動作は、図5に示す通信装置500の中のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことにより実行されてよい。これは、本実施形態において限定されない。
【0255】
第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションの確立、及び第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションの確立が同時に開始される一例は、図5図7A及び図7Bを説明するために使用される。任意で、本願の実施形態では、第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクションは、先ず、前述の方法と同様の方法に従い確立されてよい。更に、ポリシに従い、サービスフローが第2フロー分割リンクに分割される必要があると決定された後に、第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションが、前述の方法と同様の方法に従い確立される。これは、本願の実施形態において具体的に限定されない。
【0256】
更に、任意で、本願の前述の実施形態で、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割される一例が、説明のために使用される。勿論、サービスフローは、代替として、2より多くのフロー分割リンクに分割されてよい。例えば、サービスフローは、第1フロー分割リンク、第2フロー分割リンク、及び第3フロー分割リンクに分割される。この場合、各フロー分割リンクに対応するサービス品質監視コネクションを確立する方法については、図5図7A及び図7Bに示した前述の実施形態を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0257】
本願の実施形態で提供されるソリューションは、主にネットワーク要素間の相互作用の観点から説明された。前述の機能を実装するために、通信装置又は第1パケット処理装置は、前述の機能を実行する対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解できる。当業者は、本明細書に開示された実施形態で説明された例を組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが本願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実装されてよいことを容易に認識すべきである。特定の機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的ソリューションの特定の適用及び設計制約に依存する。当業者は、特定の適用毎に、記載の機能を実施するために異なる方法を使用してよいが、実装が本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0258】
本願の実施形態では、通信装置又は第1パケット処理装置の機能モジュールは、前述の方法の例に基づく分割を通じて取得されてよい。例えば、機能モジュールは、対応する機能に基づき分割を通じ得られてよく、又は2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてよい。前述の統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能モジュールの形式で実装されてよい。留意すべきことに、本願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、単なる論理的機能分割であり、実際の実装中に他の分割であってよい。
【0259】
例えば、機能モジュールが統合方法で分割を通じて得られる場合、図9は、通信装置90の概略構造図である。通信装置90は、処理モジュール901及びトランシーバモジュール902を含む。処理モジュール901は、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及びサービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するよう構成される。トランシーバモジュール902は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報に基づき、第1フロー分割リンクに対応する第1サービス品質監視コネクション及び第2フロー分割リンクに対応する第2サービス品質監視コネクションの確立を開始するよう構成される。
【0260】
任意で、通信装置90は、セッション管理ネットワーク要素である。相応して、処理モジュール901が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、ポリシ制御ネットワーク要素から、第1メッセージを受信することを含み、第1メッセージは、サービスフローの識別子と、サービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシと、を運び、フロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用され、処理モジュール901が、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0261】
可能な実装では、通信装置90は、セッション管理ネットワーク要素である。トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ送信するよう構成される。
【0262】
代替として、トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を、端末へ、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう構成され、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0263】
別の可能な実装では、通信装置90は、セッション管理ネットワーク要素である。トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの前記識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、送信するよう構成され、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0264】
トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを、端末へ、第1フロー分割リンク相関情報に基づき、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第1サービス品質監視パラメータは、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを、端末へ、第2フロー分割リンク相関情報に基づき、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第2サービス品質監視パラメータは、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0265】
任意で、通信装置は、端末又はユーザプレーン機能ネットワーク要素を含む。相応して、処理モジュール901が、端末のサービスフローの識別子を取得するよう構成されることは、セッション管理ネットワーク要素から、第2メッセージを受信することを含み、第2メッセージは、サービスフローの識別子と、サービスフローの識別子に対応するフロー分割ポリシと、を運び、フロー分割ポリシは、サービスフローが第1フロー分割リンク及び第2フロー分割リンクに分割可能であることを示すために使用され、処理モジュール901が、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を取得するよう構成されることは、第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報、及び第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を決定することを含む。
【0266】
可能な実装では、通信装置は、ユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を、端末へ、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう構成され、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0267】
別の可能な実装では、通信装置は、ユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを、端末へ、第1フロー分割リンク相関情報に基づき、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第1サービス品質監視パラメータは、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを、端末へ、第2フロー分割リンク相関情報に基づき、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第2サービス品質監視パラメータは、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、よう構成される。
【0268】
更に別の可能な実装では、通信装置は、端末であり、トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信するよう構成され、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報は、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報は、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される。
【0269】
更に別の可能な実装では、通信装置は、端末であり、トランシーバモジュール902は、具体的に、サービスフローの識別子、及び第1サービス品質監視パラメータを、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、第1フロー分割リンク相関情報に基づき、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第1サービス品質監視パラメータは、第1フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用され、サービスフローの識別子、及び第2サービス品質監視パラメータを、ユーザプレーン機能ネットワーク要素へ、第2フロー分割リンク相関情報に基づき、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、送信し、サービスフローの識別子及び第2サービス品質監視パラメータは、第2フロー分割リンクのサービス品質を監視するために使用される、よう構成される。
【0270】
前述の方法の実施形態におけるステップの全部の関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてよく、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0271】
本実施形態では、通信装置90は、統合方法で分割を通じて得られた機能モジュールにより表される。「モジュール」は、ここでは、特定のASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は前述の機能を提供できる別の装置であってよい。単純な実施形態では、当業者は、通信装置90が図5に示す形式を使用してよいことを理解し得る。
【0272】
例えば、図5のプロセッサ501は、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してよい。その結果、通信装置90は、前述の方法の実施形態におけるサービス品質監視方法を実行する。
【0273】
具体的に、図9の処理モジュール901及びトランシーバモジュール902の機能/実装処理は、図5のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、実装されてよい。代替として、図9のトランシーバモジュール902の機能/実装処理は、図5の通信装置504により実装されてよく、図9の処理モジュール901の機能/実装処理は、図5のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、実装されてよい。
【0274】
本実施形態で提供される通信装置90は、前述のサービス品質監視方法を実行してよい。従って、通信装置90により達成可能な技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0275】
任意で、本願の一実施形態は、チップシステムを更に提供する。チップシステムは、プロセッサを含み、プロセッサは、通信装置が前述のサービス品質監視方法を実装するのをサポートするよう構成され、例えば、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及びサービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得する。可能な設計では、チップシステムは、メモリを更に含む。メモリは、通信装置のために必要なプログラム命令及びデータを格納するよう構成される。勿論、メモリは、代替として、チップシステム内になくてもよい。チップシステムは、チップを含んでよく、又はチップ及び別の個別素子を含んでよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0276】
例えば、機能モジュールが統合方法で分割を通じて得られる場合、図10は、第1パケット処理装置100の概略構造図である。第1パケット処理装置100は、取得モジュール1001及び相関モジュール1002を含む。取得モジュール1001は、端末のサービスフローの識別子、サービスフローと第1フロー分割リンクの第1フロー分割リンク相関情報を伝送する第1フロー分割リンクの第1サービス品質監視パラメータ、及びサービスフローと第2フロー分割リンクの第2フロー分割リンク相関情報を伝送する第2フロー分割リンクの第2サービス品質監視パラメータを取得するよう構成される。相関モジュール1002は、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報を相関し、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を相関するよう構成される。
【0277】
任意で、取得モジュール1001は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、セッション管理ネットワーク要素から受信するよう構成される。
【0278】
代替として、任意で、取得モジュール1001は、具体的に、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を、第2パケット処理装置から、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置又は2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより、受信するよう構成される。
【0279】
代替として、任意で、取得モジュール1001は、具体的に、サービスフローの識別子及び第1サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置から、第1フロー分割リンクに対応する第1アクセス装置を使用することにより受信し、第1フロー分割リンク相関情報を第1アクセス装置に関する情報に基づき決定し、サービスフローの識別子及び第2サービス品質監視パラメータを、第2パケット処理装置から、第2フロー分割リンクに対応する第2アクセス装置を使用することにより受信し、第2フロー分割リンク相関情報を第2アクセス装置に関する情報に基づき決定するよう構成される。
【0280】
任意で、相関モジュール1002が、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報を相関することは、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、第1フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納することを含む。
【0281】
任意で、相関モジュール1002が、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報を相関することは、UPFネットワーク要素は、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、第2フロー分割リンク相関情報の間の対応を格納することを含む。
【0282】
任意で、図10に示すように、第1パケット処理装置100は、監視モジュール1003を更に含む。監視モジュール1003は、第1フロー分割リンクのサービス品質を、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報に基づき監視するよう構成される、又は、監視モジュール1003は、第2フロー分割リンクのサービス品質を、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報に基づき監視するよう構成される。
【0283】
前述の方法の実施形態におけるステップの全部の関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてよく、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0284】
本実施形態では、第1パケット処理装置100は、統合方法で分割を通じて得られた機能モジュールにより表される。「モジュール」は、ここでは、特定のASIC、回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、集積論理回路、及び/又は前述の機能を提供できる別の装置であってよい。単純な実施形態では、当業者は、通信装置90が図5に示す形式を使用してよいことを理解し得る。
【0285】
例えば、図5のプロセッサ501は、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出してよい。その結果、第1パケット処理装置100は、前述の方法の実施形態におけるサービス品質監視方法を実行する。
【0286】
具体的に、図10の取得モジュール1001、相関モジュール1002、及び監視モジュール1003の機能/実装処理は、図5のプロセッサ501により、メモリ503に格納されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことにより、実装されてよい。
【0287】
本実施形態で提供される第1パケット処理装置100は、前述のサービス品質監視方法を実行してよい。従って、第1パケット処理装置100により達成可能な技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照し、詳細は本願明細書に再び記載されない。
【0288】
任意で、本願の一実施形態は、チップシステムを更に提供する。チップシステムは、プロセッサを含み、プロセッサは、第1パケット処理装置が前述のサービス品質監視方法を実装するのをサポートするよう構成され、例えば、サービスフローの識別子、第1サービス品質監視パラメータ、及び第1フロー分割リンク相関情報を相関し、サービスフローの識別子、第2サービス品質監視パラメータ、及び第2フロー分割リンク相関情報を相関する。可能な設計では、チップシステムは、メモリを更に含む。メモリは、第1パケット処理装置のために必要なプログラム命令及びデータを格納するよう構成される。勿論、メモリは、代替として、チップシステム内になくてもよい。チップシステムは、チップを含んでよく、又はチップ及び別の個別素子を含んでよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0289】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアプログラムが使用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で実装されてよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令は、コンピュータ上にロードされ実行されると、本願の実施形態による手順又は機能が全部又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル機器であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよく、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ送信されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタへ、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で送信されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ若しくはデータセンタのようなデータ記憶装置であってよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体ドライブ(solid state disk, SSD))等であってよい。
【0290】
本願は実施形態を参照して本願明細書に説明されたが、保護を請求する本願を実装する処理において、当業者は、添付の図面、開示の内容、及び添付の特許請求の範囲を見ることにより、開示の実施形態の別の変形を理解し実装し得る。特許請求の範囲において、「含む(comprising)」は、別のコンポーネント又は別のステップを排除せず、「一」又は「1つ」は複数の意味を排除しない。単一のプロセッサ又は別のユニットは、特許請求の範囲に列挙された幾つかの機能を実装してよい。幾つかの手段は、互いに異なる従属請求項に記載されるが、これは、これらの手段がよりよい効果を生成するために結合できないことを意味するものではない。
【0291】
本願は特定の特徴及びその実施形態を参照して説明されたが、明会に、種々の変更及び結合が、本願の精神及び範囲から逸脱することなくそれらに対して行われてよいことが明らかである。相応して、本明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲により定められる本願の単なる例示的な説明であり、本願の範囲をカバーする任意の又は全部の変更、変形、結合又は均等物として考えられる。明らかに、当業者は、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変更及び変形を本願に対して行うことができる。本願は、本願のこれらの変更及び変形が以下の特許請求の範囲の範囲及びそれらの均等な技術の範囲内に含まれるならば、それらをカバーすることを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10