(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-05
(45)【発行日】2022-08-16
(54)【発明の名称】梱包箱
(51)【国際特許分類】
B65D 5/12 20060101AFI20220808BHJP
B65D 85/68 20060101ALI20220808BHJP
B65D 81/113 20060101ALI20220808BHJP
【FI】
B65D5/12 D
B65D5/12 H
B65D85/68 Z
B65D81/113 100A
(21)【出願番号】P 2017247627
(22)【出願日】2017-12-25
【審査請求日】2020-09-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000233826
【氏名又は名称】能美防災株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 賢二
【審査官】吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0376081(US,A1)
【文献】実開昭63-091431(JP,U)
【文献】実開昭49-123228(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/12
B65D 85/68
B65D 81/113
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被梱包物が載置される載置部材と、
前記載置部材の外周に沿って巻かれており、内部に防災機器を収容する収容空間を形成する包囲部材と、
前記被梱包物の上に載置される保護部材と、
を備え、
前記包囲部材は、
外周方向の一側端側に形成され、内部の前記防災機器の側面に対向する内側面と、
外周方向の他側端側に形成され、前記内側面の上に重なり合い、前記内側面に対し開閉可能に連結される重複側面と、
を有し、
前記載置部材は、前記収容空間の内部に向かって延び、載置側連結穴が形成された内壁を有し、
前記包囲部材には、前記載置側連結穴に対向する位置に包囲側連結穴が形成されており、
前記内側面及び前記重複側面には、互いに連通している側面連結穴がそれぞれ形成されており、
前記載置側連結穴と前記包囲側連結穴とは、着脱可能な連結部材により連結されているとともに、
前記内側面及び前記重複側面は、着脱可能な連結部材により連結されており、
前記保護部材は、前記載置部材の内壁と同じ寸法の内壁を有し、
前記保護部材の前記内壁には、前記載置部材の前記内壁における前記載置側連結穴と同じ位置に、前記載置側連結穴と同じ形状の連結穴が設けられていることを特徴とする梱包箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災受信機等の電子機器を梱包する梱包箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
火災受信機等の電子機器は、外部から衝撃が加わることによる破損又は故障等を防止するために、段ボールからなる梱包箱に収納されて倉庫等に保管される。そして、電子機器は梱包箱に収容された状態で目的地まで運搬された後に開封され、電子機器が梱包箱から取り出される。
【0003】
ここで、電子機器を梱包する際、ジョイントを用いて電子機器に対し梱包箱を着脱可能に連結させた梱包方法がある(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、梱包箱及び電子機器の双方にジョイントが挿入される穴が形成されている。そして、梱包箱が電子機器の上部からかぶせられ、梱包箱の穴と電子機器の穴とをジョイントで連結することにより、電子機器が梱包箱により梱包される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、電子機器の上部から梱包箱をかぶせて梱包している場合、開封する際にも梱包箱を上方へ持ち上げて開封しなければならず、開封作業に手間が掛かる。特に、電子機器が縦長の機器であるとき、開封する際に梱包箱を高く持ち上げる必要が生じるため、梱包箱を横置きにした状態での開封作業を行うことが望まれる。一方で、電子機器の梱包作業は、電子機器を縦置きにした状態で作業が行われることが望ましい。
【0006】
そこで、本発明は、縦置きによる梱包作業と横置きによる開封作業とを両立させることができる梱包箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る梱包箱は、被梱包物が載置される載置部材と、載置部材の外周に沿って巻かれており、内部に防災機器を収容する収容空間を形成する包囲部材と、被梱包物の上に載置される保護部材と、を備え、包囲部材は、外周方向の一側端側に形成され、内部の防災機器の側面に対向する内側面と、外周方向の他側端側に形成され、内側面の上に重なり合い、内側面に対し開閉可能に連結される重複側面と、を有し、載置部材は、収容空間の内部に向かって延び、載置側連結穴が形成された内壁を有し、包囲部材には、載置側連結穴に対向する位置に包囲側連結穴が形成されており、内側面及び重複側面には、互いに連通している側面連結穴がそれぞれ形成されており、載置側連結穴と包囲側連結穴とは、着脱可能な連結部材により連結されているとともに、内側面及び重複側面は、着脱可能な連結部材により連結されており、保護部材は、載置部材の内壁と同じ寸法の内壁を有し、保護部材の内壁には、載置部材の内壁における載置側連結穴と同じ位置に、載置側連結穴と同じ形状の連結穴が設けられている。
【0008】
本開示の一例に係る他の梱包箱は、被梱包物が載置される載置部材と、載置部材の外周に沿って巻かれており、内部に防災機器を収容する収容空間を形成する包囲部材と、を備え、包囲部材は、外周方向の一側端側に形成され、内部の防災機器の側面に対向する内側面と、外周方向の他側端側に形成され、内側面の上に重なり合い、内側面に対し開閉可能に連結される重複側面と、内側面と被梱包物を挟んで対向する対向側面と、を有し、内側面及び重複側面には、互いに連通している側面連結穴がそれぞれ形成されており、内側面及び重複側面は、着脱可能な連結部材により連結されており、対向側面には、内側面及び重複側面に形成された側面連結穴と同じ高さ位置に取手穴が形成されている。
また、本開示の他の例に係る他の梱包箱は、被梱包物が載置される載置部材と、載置部材の外周に沿って巻かれており、内部に防災機器を収容する収容空間を形成する包囲部材と、を備え、包囲部材は、外周方向の一側端側に形成され、内部の防災機器の側面に対向する内側面と、外周方向の他側端側に形成され、内側面の上に重なり合い、内側面に対し開閉可能に連結される重複側面とを有し、載置部材は、収容空間の内部に向かって延び、載置側連結穴が形成された内壁を有し、内側面及び重複側面には、互いに連通している側面連結穴がそれぞれ形成されており、載置側連結穴と、内側面の側面連結穴と、重複側面の側面連結穴とは、着脱可能な連結部材により連結されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の梱包箱によれば、梱包作業時には載置部材に防災機器を載置した状態で包囲部材を巻き付けることができ、また開封作業時には重複側面を内側面から外すことができるため、縦置きによる梱包作業と横置きによる開封作業とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態に係る梱包箱を示す斜視図である。
【
図2】
図1の梱包箱を縦置きにして開封した様子を示す斜視図である。
【
図3】
図1の梱包箱の載置部材の一例を示す模式図である。
【
図4】
図1の梱包箱の包囲部材の一例を示す平面図である。
【
図5】
図1の梱包箱を縦置きにして梱包する際の上面の様子を示す斜視図である。
【
図6】
図1の梱包箱を縦置きにして梱包する際の上面の様子を示す斜視図である。
【
図7】
図1の梱包箱を縦置きにして梱包する際の上面の様子を示す斜視図である。
【
図8】
図1の梱包箱を横置きにして開封した様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の梱包箱の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る梱包箱を示す斜視図であり、
図2は
図1の梱包箱を縦置きにした状態で開封した一例を示す斜視図である。
図1及び
図2の梱包箱1は、例えば火災受信機等の防災機器からなる被梱包物Sを梱包するものであって略直方体形状を有する。
図1、
図2に示すように、梱包箱1は、被梱包物Sが載置される載置部材10と、載置部材10の外縁に沿って巻かれる包囲部材20とを備える。
【0012】
図3は、
図1の載置部材の一例を示す模式図である。なお、
図3(A)は載置部材10を展開した平面図を示し、
図3(B)は
図3(A)の破線部で折り曲げた載置部材10に緩衝材14を配置した状態を示す。
図1~
図3の載置部材10は、例えば1枚の段ボールをコの字状に折り曲げたものからなり、被梱包物Sが載置される底面部11と、底面部11の前後の側縁から上方(矢印Z方向)に向かって延びる内壁12とを有する。底面部11は、例えば長方形状に形成されており、被梱包物Sの底面より面積が大きくなっている。
【0013】
底面部11上には、発泡スチロール等からなる緩衝材14が配置されており、緩衝材14を介して被梱包物Sが載置される。緩衝材14には、被梱包物Sの四隅の形状に合わせた凹部14aが形成されており、凹部14aに被梱包物Sが嵌ることにより、被梱包物Sが梱包箱1内において固定されることになる。なお、緩衝材14は、両面テープ等を用いて底面部11に固定され、緩衝材14により被梱包物Sの梱包箱1内における位置が固定される。
【0014】
2つの内壁12には、それぞれ連結部材30を挿入するための載置側連結穴12aが1つ形成されている。なお、内壁12のそれぞれに矩形状の1つの載置側連結穴12aが設けられている場合について例示しているが、2個以上形成されていてもよい。そして、
図3(B)のように折り曲げられた載置部材10の四方の周縁10xに包囲部材20が巻かれることになる。
【0015】
さらに、被梱包物Sの上部には、載置部材10及び緩衝材14と同一の構造を有する保護部材40が配置されている。従って、被梱包物Sは、下側の載置部材10と上側の保護部材40により保護された状態で梱包箱1内に収容されることになる。また、保護部材40の上には、被梱包物Sの付属品を収納した付属品箱50が載置される。
【0016】
図4は、
図1の包囲部材の一例を示す平面図である。
図4の包囲部材20は、例えば2枚の段ボールを貼合面20mで貼り合わせた1枚の板状の部材からなる。そして、包囲部材20は、載置部材10の周縁10xを巻くように折り曲げられることにより、それぞれ長方形状の内側面(左側面)21、背面側側面22、右側面23、正面側側面24及び重複側面(左側面)25が形成される。
図4の包囲部材20において、内側面21は外周方向の一側端20x側に形成され、重複側面25は、外周方向の他側端20y側に形成されることになる。なお、包囲部材20は、被梱包物Sだけでなく付属品箱50も収容できるような大きさ(
図1、2の矢印Z方向の高さ)を有している。包囲部材20が、内部に被梱包物Sを収容する収容空間を形成し、被梱包物Sに外部から衝撃が加わるのを防止している。
【0017】
背面側側面22には、載置部材10の載置側連結穴12aに対応する位置に矩形状の包囲側連結穴22aが形成されているとともに、正面側側面24にも、載置部材10の載置側連結穴12aに対応する位置に矩形状の包囲側連結穴24aが形成されている。そして、載置側連結穴12aと包囲側連結穴22a、24aとは、着脱可能な連結部材30により連結されている。連結部材30は、例えばパナジョイントからなり、四角形状の外枠が載置側連結穴12aと包囲側連結穴22a、24aに挿入され、取手部が外枠の内側に挿入されロックされる。すると、載置部材10の背面側の内壁12と背面側側面22とが固定され、載置部材10の正面側の内壁12と正面側側面24とが固定される。また、取手部が外枠から外され、外枠が載置側連結穴12aと包囲側連結穴22a、24aから外されることにより、載置部材10と背面側側面22及び正面側側面24との連結状態が解除される。
【0018】
なお、背面側側面22と正面側側面24の双方に包囲側連結穴22a、24aが形成されている場合について例示しているが、背面側側面22側のみに包囲側連結穴22aを形成してもよいし、正面側側面24側のみに包囲側連結穴24aを形成してもよい。
【0019】
内側面21は、被梱包物Sの側面に対向しており、重複側面25は、内側面21の上側から重なるように配置される。なお、内側面21と重複側面25とは同一の形状を有している。内側面21には、連結部材30を挿入するための矩形状の側面連結穴21aが垂直方向(
図2の矢印Z方向)に沿って2つ形成されている。重複側面25には、内側面21側の側面連結穴21aに対応する位置に形成され、側面連結穴21aに連通する側面連結穴25aが垂直方向(
図2の矢印Z方向)に沿って2つ形成されている。そして、内側面21と重複側面25とは、連結部材30により開閉可能に連結される。
【0020】
特に、側面連結穴21a、25aは、重複側面25の幅方向(矢印Y方向)の中心よりも他側端20y側寄りまで延びて形成されていることが好ましい。これにより、重複側面25が内側面21に対して浮き上がるのを防止することができる。さらに、連結部材30は取っ手としての機能を有しており、作業者は連結部材30に手をかけて梱包箱1の運搬作業等を行うことができる。なお、右側面23には、内側面21及び重複側面25の上部(左側面の付属品箱50側)の側面連結穴21a、25a(取っ手として機能する連結部材30)と同じ高さ位置に取手穴23bが形成されている。
【0021】
また、内側面21の上部(付属品箱50側)には、内側に折り曲げられる内フラップ21xが設けられている。背面側側面22の上部(付属品箱50側)には内側に折り曲げられる蓋部22xが設けられており、右側面23の上部(付属品箱50側)にも内側に折り曲げられる内フラップ23xが設けられている。正面側側面24の上部(付属品箱50側)には、差し込み部26xを有する上面26が設けられている。
【0022】
なお、上面26等が包囲部材20と一体的に形成されている場合について例示しているが、別体としてもよい。例えば付属品箱50を収容する必要がない場合、包囲部材20の高さを短くして保護部材40を梱包箱1の上面として用いるようにしてもよい。このとき、載置部材10と同様に、連結部材30を用いて、背面側側面22及び/又は正面側側面24と連結可能に構成してもよい。この場合、包囲部材20と一体的に形成されている内フラップ21x、23x、蓋部22x及び上面26は不要になる
【0023】
図5~
図7は、
図1の梱包箱を縦置きにして梱包する際の上面の様子を示す斜視図であり、
図1~
図7を参照して梱包箱1を用いた被梱包物Sの梱包方法について説明する。まず、
図2に示すように、載置部材10の底面部11に緩衝材14が配置され、底面部11の上に緩衝材14を介して被梱包物Sが縦置きに載置される。その後、被梱包物Sの上部に保護部材40が固定され、保護部材40の上部に付属品箱50が載置される。そして、被梱包物Sの側面から包囲部材20が巻き付けられ、連結部材30により載置部材10及び包囲部材20と、内側面21及び重複側面25とが連結される。なお、内側面21と重複側面25とを連結部材30で連結して予め箱状に組み立てておき、包囲部材20を付属品箱50側からかぶせるようにして梱包してもよい。また、被梱包物Sと包囲部材20との間に生じる隙間にも発泡スチロール等の緩衝材を配置するようにしてもよい。
【0024】
次に、
図5に示すように、内フラップ21x、23xが内側に折り曲げられ、内フラップ21x、23xの上から上面26が折り曲げられる。その後、
図6のように、上面26の差し込み部26xが内フラップ21x、23xと背面側側面22との間に差し込まれる。この上面26の上へ蓋部22xが折り曲げられた後に粘着テープ等により固定され、梱包が完了する(
図1参照)。
【0025】
図8は、
図1の梱包箱を横置きにした状態で開封した一例を示す斜視図である。作業者が梱包箱1の開封作業を行う場合、
図8に示すように、正面側側面24が上側になるように梱包箱1を横置きにする。そして、正面側側面24及び重複側面25に取り付けられた連結部材30がすべて外される。また、蓋部22xが上面26から開封されるとともに、上面26の差し込み部26xが引き抜かれ、内フラップ21x、23xを外側に開く。その後、正面側側面24及び重複側面25が持ち上げられ、内部の被梱包物Sが取り出される。なお、上記開封作業に伴う作業手順については、梱包箱1に記載するようにしてもよく、各作業に対応する箇所に作業内容を記載してもよい。
【0026】
上記実施の形態によれば、梱包箱1が、被梱包物Sが載置される載置部材10と、載置部材10の周囲に巻かれる包囲部材20とを有することにより、梱包作業時には、載置部材10上に被梱包物Sが載置された縦置きの状態で梱包し、倉庫等で縦置きの状態で梱包箱1を保管することができ、梱包作業を効率的に行うことができる。一方、開封作業時には、作業者は梱包箱1を横置きにし、連結部材30を取り外せば開封作業を行うことができる。このように、梱包箱1は、縦置き梱包と横置き開封との双方を行うことができるため、梱包作業と開封作業との効率化を両立させることができる。
【0027】
また、載置側連結穴12aと包囲側連結穴22a、24aとは、着脱可能な連結部材30により連結されているとともに、内側面21と重複側面25とは、着脱可能な連結部材30により連結されている場合、載置部材10と包囲部材20とを確実に連結しながら、横置きでの開封作業を容易に行うことができる。
【0028】
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されず、種々の変更を行う事ができる。例えば、上記実施形態において、保護部材40は、載置部材10及び緩衝材14と同一の構成を有するため、背面側側面22又は正面側側面24にも連結穴を設け、保護部材40の連結穴と背面側側面22又は正面側側面24の連結穴とが連結部材30により着脱可能に連結されてもよい。
また、連結部材30を用いずに、PPバンドなどの荷造り用ロープを用いて、梱包箱1の縦方向外周及び横方向外周を縛って梱包するようにしてもよい。さらに、連結部材30がパナジョイントからなる場合について例示しているが、いわゆるPジョイント等を用いてもよい。
また、内側面21と重複側面25とは、それぞれの側面同士の全てが重なり合っている構成として説明したが、それぞれの側面の一部のみが重なり合っている構成であってもよい。
また、内側面21と重複側面25とは、左側面を構成する場合について説明したが、正面側側面24などのその他の側面を構成してもよい。ここで、背面側側面22又は正面側側面24を構成する場合は、それら側面(内側面21及び重複側面25を含む)に設けられた連結穴と、載置部材10の対応する載置側連結穴12aとを、連結部材30で着脱可能に連結するようにすることで、包囲部材20における連結穴として、側面連結穴と包囲側連結穴との機能を共通化して、1つの連結穴とすることができる。なお、取手として機能する上部の側面連結穴21a、25aはそのまま残すようにしてもよい。
また、載置部材10の内壁12として、包囲部材20の左側面及び右側面に相対する内壁を設けて、当該内壁に載置側連結穴を設け、一方、包囲部材20の左右側面を構成する側面(内側面21及び重複側面25を含む)に連結穴を設けて、それらを連結部材30で着脱可能に連結するようにすることで、上記と同様に、包囲部材20における連結穴として、側面連結穴と包囲側連結穴との機能を共通化して、1つの連結穴とすることができる。
【符号の説明】
【0029】
1 梱包箱、10 載置部材、10x 周縁、11 底面部、12 内壁、12a 載置側連結穴、14 緩衝材、14a 凹部、20 包囲部材、20m 貼合面、20x 一側端、20y 他側端、21 内側面、21a、25a 側面連結穴、21x、23x 内フラップ、22 背面側側面、22a 包囲側連結穴、22x 蓋部、23 右側面、23b 取手穴、24 正面側側面、24a 包囲側連結穴、25 重複側面、26 上面、30 連結部材、40 保護部材、50 付属品箱、S 被梱包物。