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特許7118698メッセージ情報統合管理サービスのためのモバイル端末、モバイル端末に日程情報を登録する方法及び不在中の音声通話に対して応答する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-05
(45)【発行日】2022-08-16
(54)【発明の名称】メッセージ情報統合管理サービスのためのモバイル端末、モバイル端末に日程情報を登録する方法及び不在中の音声通話に対して応答する方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/72 20210101AFI20220808BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20220808BHJP
【FI】
H04M1/72
H04M11/00 302
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2018068492
(22)【出願日】2018-03-30
(65)【公開番号】P2018174527
(43)【公開日】2018-11-08
【審査請求日】2021-01-18
(31)【優先権主張番号】10-2017-0040405
(32)【優先日】2017-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】313011434
【氏名又は名称】エヌエイチエヌ コーポレーション
【住所又は居所原語表記】(Sampyeong-dong),16,Daewangpangyo-ro 645 beon-gil,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ドン ウク
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-056290(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0229560(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M1/00
1/24-3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル端末であって、
前記モバイル端末は、
音声通話呼を管理する音声通話管理部と、
携帯電話ネットワークを通じて交換される文字メッセージを管理する文字メッセージ管理部と、
表示部と、
少なくとも一つの付加機能を処理する付加機能処理部と、
前記音声通話管理部及び前記文字メッセージ管理部と連動して前記モバイル端末によって受信されるか発信された音声通話に関する情報(以下、音声通話情報)及び文字メッセージに関する情報(以下、文字メッセージ情報)を照会するメッセージモニタリングユニット、前記音声通話情報及び前記文字メッセージ情報に基づいて使用者に提供される統合メッセージ情報を生成するメッセージ情報管理ユニット、前記統合メッセージ情報を含む統合メッセージ管理使用者インターフェースを生成して前記表示部に表示する使用者インターフェース管理ユニット、及び前記音声通話情報及び前記文字メッセージ情報を分析し、分析された内容に基づいて前記付加機能処理部と連係して前記少なくとも一つの付加機能と関連されたサービスを提供する人工知能エージェントを含むメッセージ情報統合管理部と、を含み、
前記人工知能エージェントは、
前記文字メッセージに対して形態素分析話行分析を遂行して文字メッセージの目的を判断する発話分析ユニットと、
前記発話分析ユニットによって分析された前記文字メッセージの目的に対応するサービスを検索して提供するサービス応答生成ユニットと、
前記文字メッセージに隣接したメッセージを追跡し、前記発話分析ユニットによって分析された結果と前記隣接したメッセージの追跡を管理する対話追跡管理ユニットと、を含み、。
前記サービス応答生成ユニットは、前記発話分析ユニットによって前記文字メッセージが日程と関連した情報の交換に関するものであると判断されると、日程情報を生成し、
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記文字メッセージの目的が特定の時間に特定の作業があることを通知することであると判断されると、前記サービス応答生成ユニットは日程管理アプリケーションを呼び出して前記日程情報を登録し、
前記文字メッセージの目的が特定の時間に特定の作業を提案(以下、最初の提案とする)することであると判断されると、
前記サービス応答生成ユニットは前記日程情報を前記モバイル端末のメモリに一時的に貯蔵し、
前記対話追跡管理ユニットは、前記文字メッセージに後続される少なくとも一つのメッセージ(以下、後続メッセージとする)の形態素分析及び話行分析結果を前記日程情報と関連して追跡し、
前記後続メッセージが前記最初の提案に含まれた日程情報のうち少なくとも一つの項目に関する代案の提示であると判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは、前記代案に基づいて前記日程情報を修正し、前記修正された日程情報を前記メモリに一時的に貯蔵し、前記後続メッセージに後続するメッセージの形態素分析及び話行分析結果を前記修正された日程情報と関連して追跡し、
前記後続メッセージの追跡は、前記最初の提案または前記代案の提示からn個のメッセージ以後には中断されることを特徴とするモバイル端末。
【請求項2】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージが前記最初の提案に対する相手の同意であると判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは、前記後続メッセージの追跡を中断し、
前記サービス応答生成ユニットは前記日程管理アプリケーションを呼び出して前記一時的に貯蔵された日程情報を登録することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項3】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージの後続メッセージが前記代案に対する相手の同意であると判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは前記後続メッセージの追跡を中断し、
前記サービス応答生成ユニットは前記日程管理アプリケーションを呼び出して前記修正された日程情報を登録することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項4】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記文字メッセージの目的が不特定の時間に特定の作業を提案(以下、最初の単純な提案とする)することであると判断されると、
前記サービス応答生成ユニットは、前記日程情報を前記モバイル端末のメモリに一時的に貯蔵し、
前記対話追跡管理ユニットは前記文字メッセージに後続される少なくとも一つのメッセージ(以下、後続メッセージとする)の形態素分析及び話行分析結果を前記日程情報と関連して追跡することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項5】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージが前記最初の単純な提案の不特定の時間を具体化した提案(以下、最初の具体化した提案とする)として判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは、前記最初の具体化した提案に基づいて前記日程情報を修正し、前記修正された日程情報を前記メモリに一時的に貯蔵し、前記後続メッセージに後続するメッセージの形態素分析及び話行分析結果を前記修正された日程情報と関連して追跡することを特徴とする請求項記載のモバイル端末。
【請求項6】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージの後続メッセージが前記最初の具体化した提案に対する相手の同意であると判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは、前記後続メッセージの追跡を中断し、
前記サービス応答生成ユニットは、前記日程管理アプリケーションを呼び出して前記修正された日程情報を登録することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項7】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージが前記最初の具体化した提案に含まれた日程情報のうち少なくとも一つの項目に関する代案の提示として判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは前記代案に基づいて前記日程情報を再修正し、前記再修正された日程情報を前記メモリに一時的に貯蔵し、前記後続メッセージに後続するメッセージの形態素分析及び話行分析結果を前記再修正された日程情報と関連して追跡することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項8】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージの後続メッセージが前記代案に対する相手の同意であると判断されると、
前記対話追跡管理ユニットは、前記後続メッセージの追跡を中断し、
前記サービス応答生成ユニットは、前記日程管理アプリケーションを呼び出して前記再修正された日程情報を登録することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項9】
前記日程情報に場所に関する項目が抜かれている場合、前記サービス応答生成ユニットは前記日程情報に含まれた作業項目を参照して関連した場所に関する情報を検索し、検索された結果を使用者の前記モバイル端末を通じて前記使用者に提供することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項10】
前記サービス応答生成ユニットは前記後続メッセージの形態素及び話行分析結果を用いて前記場所の検索を遂行することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項11】
前記サービス応答生成ユニットは前記使用者と前記使用者の対話相手の位置情報を用いて前記場所の検索を遂行することを特徴とする請求項に記載のモバイル端末。
【請求項12】
前記人工知能エージェントは前記音声通話管理部から不在中音声通話情報を受信し、
前記不在中音声通話情報に含まれた発信相手の情報を識別し、
前記発信相手との対話履歴を分析して尊敬語水準を決定し、
前記決定された尊敬語水準によって不在中音声通話に対する応答文字メッセージを生成して前記音声通話管理部を通じて前記応答文字メッセージを前記発信相手のモバイル端末に伝送することを特徴とする請求項1に記載のモバイル端末。
【請求項13】
モバイル端末に設置された人工知能エージェントによって遂行され、受信及び発信メッセージの内容に基づいて日程情報を登録する方法であって、
モバイル端末によって受信または発信された第1メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行する段階と、
前記第1メッセージが日程情報生成のためのメッセージであるかを判断する段階と、
前記第1メッセージから日程情報を構成する項目を抽出して日程情報を生成しメモリに一時的に貯蔵する段階と、
前記形態素分析及び話行分析結果を用いて第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージであるかを判断する段階と、
前記第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージとして判定された場合、前記生成された日程情報を登録する段階と、
を含み、
前記第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージでないと判定された場合、
前記第1メッセージが特定の時間に特定の作業を提案するメッセージであるかを判定する段階と、
前記第1メッセージが特定の時間に特定の作業を提案するメッセージであると判定された場合、前記第1メッセージに隣接して後続する第2メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行して前記第1メッセージに対する同意可否を判断する段階と、
前記第2メッセージが前記第1メッセージに対する同意であると判定された場合、前記生成された日程情報を登録する段階と、をさらに含み、
前記第2メッセージが前記生成された日程情報の代案を提示するメッセージであるか判定する段階と、
前記第2メッセージが前記生成された日程情報の代案を提示するメッセージであると判定された場合、前記第2メッセージによって提示された代案を反映して前記生成された日程情報を更新する段階と、
前記第2メッセージに後続するメッセージ(以下、後続メッセージとする)に対して話行分析及び形態素分析を遂行して前記第2メッセージに対する同意可否及び代案の提示可否を判断する段階と、をさらに含み、
前記日程情報に場所に関する項目が抜かれている場合、
前記日程情報に含まれた作業項目を参照して関連場所に関する情報を検索する段階と、
検索された結果を使用者の前記モバイル端末を通じて前記使用者に提供する段階と、をさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記日程情報の登録段階は、
日程管理アプリケーションを呼び出す段階と、
前記日程管理アプリケーションに前記生成された日程情報を登録する段階と、を含むことを特徴とする請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記日程情報の登録段階は、
前記生成された日程情報の登録可否に関する使用者入力を受信することのできる使用者グラフィックインターフェースを生成する段階と、
前記使用者グラフィックインターフェースを通じて日程情報登録使用者入力を受信する段階と、
日程管理アプリケーションを呼び出す段階と、
前記日程管理アプリケーションに前記生成された日程情報を登録する段階と、を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記後続メッセージの形態素及び話行分析結果を用いて前記場所の検索を遂行することを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記使用者と前記使用者の対話相手の位置情報を用いて前記場所の検索を遂行することを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項18】
受信及び発信メッセージの内容に基づいてモバイル端末に設置された人工知能エージェントによって遂行される方法であって、
音声通話管理部から不在中音声通話情報を受信する段階と、
前記不在中音声通話情報に含まれた発信相手の情報を識別する段階と、
前記発信相手との対話履歴を分析して尊敬語水準を決定する段階と、
前記決定された尊敬語水準によって不在中音声通話に対する応答文字メッセージを生成して前記音声通話管理部を通じて前記応答文字メッセージを前記発信相手のモバイル端末に伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯電話交換網によって交換される音声通話及び文字メッセージに関する情報を管理する装置及び方法に関わり、より詳細には携帯電話交換網によって交換される音声通話及び文字メッセージに関する情報を統合して管理し、人工知能によって多様なサービスを提供するメッセージ情報統合管理サービス提供のための装及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話システムは複数の携帯端末間の音声通話及び文字メッセージ交換を支援する。最近普及されているスマートフォンは携帯電話の交換網を通じて音声通話呼を送受信したり文字メッセージを送受信することができる。スマートフォンには音声通話機能を制御し音声通話に関する情報、例えば、音声通話呼の受信及び発信時刻、通話番号の相手に関する情報、総通話時間、通話連結成功可否に関する情報などを管理する音声通話管理アプリケーションが設けられる。使用者は音声通話管理アプリケーションを実行して音声通話履歴を照会し、音声通話の詳細情報を照会し、照会された音声通話情報を削除することもできる。一方、スマートフォンには文字メッセージ機能を制御し文字メッセージに関する情報、例えば、文字メッセージの受信及び発信時刻、文字メッセージの受信及び発信相手、文字メッセージの内容、受信/発信識別情報などを管理する文字メッセージ管理アプリケーションが設けられる。使用者は文字メッセージ管理アプリケーションを実行して文字メッセージ履歴を照会し、文字メッセージの詳細情報を照会し、照会された文字メッセージ情報を削除することもできる。
【0003】
しかし、従来のスマートフォンの音声通話アプリケーションと文字メッセージアプリケーションは独立的に実行されて、音声通話情報と文字メッセージ情報を同時に管理できないという不便さがあった。
【0004】
また、従来の音声通話アプリケーションと文字メッセージアプリケーションは文字メッセージ受信及び発信と文字メッセージ情報管理機能以外に他のサービスを一切提供していない。従って、使用者が送受信した音声通話及び文字メッセージと関連して他のサービスを使用する必要がある場合、即時サービスを実行することが不可能であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明はこのような問題点を解決するためのもので、本発明の解決しようとする課題は携帯電話交換網によって交換される音声通話及び文字メッセージに関する情報を統合して管理し、多様なサービスを提供するメッセージ情報統合管理サービスシステムを提供することにある。
【0006】
また、本発明の解決しようとする他の課題は、前記メッセージ情報統合管理サービスシステムを用いたメッセージ情報統合管理サービス提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によって提供されるモバイル端末は、音声通話呼を管理する音声通話管理部と、携帯電話ネットワークを通じて交換される文字メッセージを管理する文字メッセージ管理部と、表示部と、前記メッセージ情報統合管理部と連係して少なくとも一つの付加機能を処理する付加機能処理部と、前記音声通話管理部及び文字メッセージ管理部と連動して前記モバイル端末によって受信されるか発信された音声通話に関する情報及び文字メッセージに関する情報を照会するメッセージモニタリングユニット、前記音声通話情報及び文字メッセージ情報に基づいて使用者に提供される統合メッセージ情報を生成するメッセージ情報管理ユニット、及び前記統合メッセージ情報を含む統合メッセージ管理使用者インターフェースを生成して前記表示部に表示する使用者インターフェース管理ユニット及び前記音声通話情報及び文字メッセージ情報を分析し、分析された内容に基づいて前記付加機能処理部と連係してサービスを提供する人工知能エージェントを含むメッセージ情報統合管理部と、を含む。
【0008】
前記人工知能エージェントは、前記文字メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行して文字メッセージの目的を判断する発話分析ユニットと、前記発話分析ユニットによって分析された前記文字メッセージの目的に対応するサービスを検索して提供するサービス応答生成ユニットと、前記文字メッセージに隣接したメッセージを追跡し、前記発話分析ユニットによって分析された結果と前記追跡過程を管理する対話追跡管理ユニットと、を含む。
【0009】
前記サービス応答生成ユニットは、前記発話分析ユニットによって前記文字メッセージが日程と関連した情報の交換に関すると判断されると、日程情報を生成するように構成されてもよい。
【0010】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記文字メッセージの目的が特定の時間に特定の作業があることを通知すると判断されると、前記サービス応答生成ユニットは日程管理アプリケーションを呼び出して前記日程情報を登録してもよい。
【0011】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記文字メッセージの目的が特定の時間に特定の作業を提案(以下、最初提案とする)すると判断されると、前記サービス応答生成ユニットは前記日程情報を前記モバイル端末のメモリに一時的に貯蔵し、前記対話追跡管理ユニットは前記文字メッセージに後続される少なくとも一つのメッセージ(以下、後続メッセージとする)の形態素分析及び話行分析結果を前記日程情報と関連して追跡するように構成されてもよい。
【0012】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージが前記最初提案に対する相手の同意であると判断されると、前記対話追跡管理ユニットは前記後続メッセージの追跡を中断し、前記サービス応答生成ユニットは日程管理アプリケーションを呼び出して前記一時貯蔵された日程情報を登録するように構成されてもよい。
【0013】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージが前記最初提案に含まれた日程情報のうち少なくとも一つの項目に関する代案提示として判断されると、前記対話追跡管理ユニットは前記代案に基づいて前記日程情報を修正し、前記修正された日程情報を前記メモリに一時的に貯蔵し、前記後続メッセージに後続するメッセージの形態素分析及び話行分析結果を前記修正された日程情報と関連して追跡するように構成されてもよい。
【0014】
前記発話分析ユニットの形態素分析及び話行分析によって、前記後続メッセージの後続メッセージが前記代案に対する相手同意として判断されると、前記対話追跡管理ユニットは前記後続メッセージの追跡を中断し、前記サービス応答生成ユニットは日程管理アプリケーションを呼び出して前記修正された日程情報を登録するように構成されてもよい。
【0015】
本発明の一実施形態による、モバイル端末に設置された人工知能エージェントによって遂行され、受信及び発信メッセージの内容に基づいて日程情報を登録する方法は、モバイル端末によって受信または発信された第1メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行する段階と、前記第1メッセージが日程情報生成のためのメッセージであるかを判断する段階と、前記第1メッセージから日程情報を構成する項目を抽出して日程情報を生成しメモリに一時貯蔵する段階と、前記形態素分析及び話行分析結果を用いて第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージであるかを判断する段階と、前記第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージとして判定された場合、前記生成された日程情報を登録する段階と、を含む。
【0016】
前記日程情報を登録する方法は、前記第1メッセージが確定された日程の通知のためのメッセージでないと判定された場合、前記第1メッセージが特定の時間に特定の作業を提案するメッセージであるかを判定する段階と、前記第1メッセージが特定の時間に特定の作業を提案するメッセージであると判定された場合、前記第1メッセージに隣接して後行する第2メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行して前記第1メッセージに対する同意可否を判断する段階と、前記第2メッセージが前記第1メッセージに対する同意であると判定された場合、前記生成された日程情報を登録する段階と、をさらに含んでいてもよい。
【0017】
前記日程情報を登録する方法は、前記第2メッセージが前記生成された日程情報の代案を提示するメッセージであるか判定する段階と、前記第2メッセージが前記生成された日程情報の代案を提示するメッセージであると判定された場合、前記第2メッセージによって提示された代案を反映して前記生成された日程情報を更新する段階と、 前記第2メッセージに後行するメッセージに対して話行分析及び形態素分析を遂行して前記第2メッセージに対する同意可否及び代案の提示可否を判断する段階と、をさらに含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明によるメッセージ情報統合管理装置及び方法によると、携帯電話交換網によって交換される音声通話及び文字メッセージに関する情報を多用に構成された使用者インターフェースを通じて提供し、人口知能を通じてメッセージと関連した多様なサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態によるメッセージ情報統合管理サービスシステムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
図2】本発明の一実施形態によるモバイル端末の構成を示すブロックダイヤグラムである。
図3】本発明の第1システム構成例によって構成されたモバイル端末のメッセージ統合管理部を示すブロック図である。
図4】モバイル端末に表示された第1メッセージ管理使用者インターフェースの一例を示すスクリーンショットである。
図5図4に示された構成を有する第1メッセージ管理使用者インターフェース生成に関する処理を示すフロー図である。
図6】第2メッセージ管理使用者インターフェースを生成する処理過程を示すフロー図である。
図7】本発明のメッセージ情報統合管理部によって提供される第2メッセージ管理使用者インターフェースの一例を示すスクリーンショットである。
図8】本発明の一実施形態による人工知能エージェントの構成を示すブロック図である。
図9】本発明の一実施形態による人工知能エージェントのサービス処理過程を示すフロー図である。
図10】本発明の一実施形態による人工知能エージェントの日程情報生成サービス処理過程を示すフロー図である。
図11】日程樹立のための二人の話者の間の対話の例を表示した第2メッセージ管理使用者インターフェースを示すスクリーンショットである。
図12】日程情報登録に対する使用者の承認及び拒否入力を受信することのできる日程情報登録グラフィック使用者インターフェースの一例を示すスクリーンショットである。
図13】第1イベントパネルが表示された第1メッセージ管理使用者インターフェースの例を示すスクリーンショットである。
図14】本発明の一実施形態による第1イベントパネル生成に関する処理を示すフロー図である。
図15】第2イベントパネルが表示された第1メッセージ管理使用者インターフェースの例を示すスクリーンショットである。
図16】本発明の一実施形態による第2イベントパネルの生成に関する処理を示すフロー図である。
図17】認証コード複写インターフェース生成処理過程を示すフロー図である。
図18】本発明の一実施形態によって提供された認証番号複写インターフェースの例を示すスクリーンショットである。
図19】本発明の第1システム構成例によって構成されたメッセージ情報統合管理サービスサーバを示すブロック図である。
図20】本発明の第2システム構成例によって構成されたメッセージ情報統合管理サービスサーバを示すブロック図である。
図21】本発明の第2システム構成例によって構成されたモバイル端末を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な形態を有することできる。ここでは、特定の実施形態を図面に例示し本文に詳細に説明する。
【0021】
しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むこととして理解されるべきである。第1、第2などの用語は多用な構成要素を説明するのに使用されることがあるが、前記構成要素は前記用語によって限定解釈されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみとして使用される。例えば、本発明の権利範囲を外れることなく第1構成要素を第2構成要素ということができ、類似に第2構成要素も第1構成要素ということができる。
【0022】
本出願において使用した用語は単なる特定の実施形態を説明するために使用されたもので、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に示さない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は明細書に記載された特徴、数字、ステップ、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを意味し、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないこととして理解されるべきである。
【0023】
以下、図面を参照して本発明の好適な一実施形態をより詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施形態によるメッセージ情報統合管理サービスシステムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
【0025】
メッセージ情報統合管理サービスシステムは複数のモバイル端末10、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20及びデータネットワークを含む。モバイル端末10とメッセージ情報統合管理サービスサーバ20はデータネットワークを通じてメッセージ情報統合管理サービスに必要な信号及びデータを交換する。モバイル端末10は携帯電話ネットワークを通じて音声通話と文字メッセージの送受信が可能であり、無線データ通信ネットワークを通じてデータの交換が可能である通信機器を言う。
【0026】
本発明によるメッセージ情報統合管理サービスシステムは多様な細部構成を有してもよい。以下では互いに異なる2つの実施形態によって構成されたメッセージ情報統合管理サービスシステムと、それによって提供されるメッセージ情報統合管理サービスについて説明する。
【0027】
1.第1システムの構成例
(1)モバイル端末の構成及び動作
図2は本発明の一実施形態によるメッセージ情報統合管理機能が提供されたモバイル端末の構成を機能別に示すブロックダイヤグラムである。
【0028】
本発明の一実施形態によるモバイル端末10は、メッセージ情報統合管理部1400、音声通話管理部1100、文字メッセージ管理部1200、付加機能処理部1300、及び送受信部1600を含む。
【0029】
音声通話管理部1100は携帯電話交換網を通じて交換される音声通話呼を処理し、音声通話呼に関する情報、例えば、音声通話呼の受信及び発信時刻、音声通話呼の相手に関する情報、総通話時間、通話連結成功可否に関する情報(以下、音声通話情報とする)などを管理するように構成されたハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せである。このような情報は携帯電話の音声通話呼連結に含まれて携帯電話交換網を通じて伝送されるのであって、音声通話管理部1100はモバイル端末10によって受信されるか発信される全ての音声通話に対して前記情報を収集し貯蔵する機能を遂行する。
【0030】
文字メッセージ管理部1200は携帯電話交換網を通じて交換される非同期式文字形メッセージ、即ち、短文メッセージサービス(Short Message Service、SMS)及びマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Messaging Service)などの文字基盤メッセージを送受信し、文字メッセージに関する情報(以下、文字メッセージ情報)を管理するように構成されたハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せである。文字メッセージ管理部1200によって管理される文字メッセージ情報には文字メッセージ受信及び発信時刻、文字メッセージの受信及び発信相手、文字メッセージの内容などが含まれる。また、音声通話情報及び文字メッセージ情報の管理はモバイル端末10に設けられた住所録管理部と連動して遂行されてもよい。例えば、受信された音声通話呼及び文字メッセージに含まれた発信者番号表示(CID)情報が存在する場合、受信されたCID情報を住所録に貯蔵された番号と対照し、同じ番号が貯蔵された場合、該当番号で貯蔵された相手の名前を見つけて音声通話及び文字メッセージの受信及び発信相手として記録して貯蔵することができる。
【0031】
送受信部1600は携帯電話交換網による音声通話呼及び文字メッセージを受信し発信する機能を遂行する。送受信部1600は音声通話で文字メッセージ以外のパケットデータ通信に関する信号を無線通信ネットワークを通じて受信及び発信する機能も遂行する。
【0032】
付加機能処理部1300は、多様な付加機能を提供するように構成されたハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せであってもよい。例えば、付加機能処理部1300は付加機能の処理に必要な命令語を含むソフトウェアと命令語による処理を遂行するモバイル端末10内のプロセッサによって構成されてもよい。この際、付加機能処理部1300を構成するソフトウェアはアプリケーション形態でモバイル端末10に設けられる。このような付加機能処理部1300は一つの機能を遂行するように構成されるか、複数の機能を遂行するように構成されてもよい。図2は付加機能処理部1300がメッセージ情報統合管理部1400外部と独立して具備される例を示しているが、一部付加機能はメッセージ情報統合管理部1400内部に備えられた他の要素によって提供されてもよい。
【0033】
付加機能処理部1300がメッセージ情報統合管理部1400と独立的に備えられる場合には、付加機能処理部1300とメッセージ情報統合管理部1400との間をインターフェースする必要がある。付加機能インターフェースはメッセージ情報統合管理部1400を構成するハードウェア及び/またはソフトウェアと付加機能処理部1300を構成するハードウェア及び/またはソフトウェアの間を仲介する。
【0034】
本発明の一実施液体によるモバイル端末10は、付加機能処理部1300の一例として、日程情報管理アプリケーションを含んでいてもよい。日程情報管理アプリケーションは使用者の日程情報を管理するように構成される。日程情報管理アプリケーションは日程管理使用者インターフェースを提供し、使用者は日程管理使用者インターフェースを通じて自分の日程を入力、修正、削除することができる。日程情報には日程の日時、作業、場所、人及び付加情報などの項目が含まれ、このような日程情報はモバイル端末10に内蔵されたメモリ1500に貯蔵されて保管される。
【0035】
本発明の一実施形態によるモバイル端末10は、付加機能処理部1300の一例として、メモアプリケーションを含んでいてもよい。メモリアプリケーションは簡単なメモを作成、修正、削除及び閲覧することもできるメモ使用者インターフェースを提供し、使用者によって入力されたメモをモバイル端末10に内蔵されたメモリ1500に貯蔵する機能を遂行する。
【0036】
本発明の一実施形態によるモバイル端末10は、付加機能処理部1300の一例として、ソーシャルネットワークサービス(Social Network Service、SNS、以下SNSとする)アプリケーションを含んでいてもよい。SNSアプリケーションは複数の使用者の間で社会的関係、例えば、友だち関係、コミュニティなどを形成するために、データネットワークを通じて多様なコンテンツを共有するために使用される。
【0037】
前記で例に挙げた付加機能処理部1300はメッセージ情報統合管理部1400に内蔵されて提供されてもよい。
【0038】
メッセージ情報統合管理部1400は前記音声通話管理部1100、文字メッセージ管理部1200、及び付加機能処理部1300(例えば、日程情報管理アプリケーション、メモ管理部、及びSNSアプリケーション)などと連係してモバイル端末10によって遂行される音声通話及び文字基盤のメッセージ情報を統合して管理し、それと関連された付加的な機能を提供する。
【0039】
図3は本発明の一実施形態によるメッセージ情報統合管理部1400の機能別構成を示すブロックダイヤグラムである。
【0040】
図3の実施形態によるメッセージ情報統合管理部1400はメッセージモニタリングユニット1410、メッセージ情報管理ユニット1420、使用者インターフェース管理ユニット1430、及び人工知能エージェント1440を含む。
【0041】
メッセージモニタリングユニット1410は音声通話管理部1100、文字メッセージ管理部1200と連動してモバイル端末10によって受信されるか発信された音声通話及び文字メッセージのアップデート可否に関する情報を照会する。
【0042】
まず、メッセージモニタリングユニット1410が音声通話に関する情報のアップデート可否を照会する動作について説明する。
【0043】
使用者のモバイル端末10に音声通話が受信された場合、音声通話管理部1100は受信音声通話呼に含まれた受信された音声通話の発信相手に関する情報及び受信号の受信時刻などの情報をモバイル端末10のメモリ1500に記録する。また、モバイル端末10の使用者が受信された音声通話呼に応答して実際通話した場合、通話を完了した時刻及び/または通話時間をメモリ1500に記録することもできる。一方、モバイル端末10の使用者が受信された音声通話呼に応答しない場合、即ち、通話連結に失敗した場合、通話連結が失敗した事実をメモリ1500に記録することができる。メッセージモニタリングユニット1410はメモリ1500にアクセスして貯蔵された受信音声通話情報を照会することができる。メッセージモニタリングユニット1410は幾つかの方式で受信音声通話情報のアップデート可否を照会する。まず、メッセージモニタリングユニット1410は周期的にメモリ1500にアクセスしてアップデートされた受信音声通話情報のアップデート可否を照会するように構成されてもよい。または、メッセージモニタリングユニット1410は実時間、即ち、音声通話記録がアップデートされる時毎にそれを感知するように構成されてもよい。また、他の代案的実施例として、メッセージモニタリングユニット1410は使用者のメッセージ情報統合管理部1400の実行の際受信音声通話情報のアップデート可否を照会するように構成されてもよい。
【0044】
以上、記述したメッセージモニタリングユニット1410の受信音声情報アップデート可否照会機能遂行は発信音声通話に対しても類似した方式で遂行される。
【0045】
次に、メッセージモニタリングユニット1410が文字メッセージに関する情報のアップデート可否を照会する動作について説明する。
【0046】
使用者のモバイル端末10に文字メッセージが受信された場合、文字メッセージ管理部1200は受信された文字メッセージに含まれた発信人、メッセージの受信時刻及びメッセージ内容などに関する情報(以下、受信文字メッセージ情報とする)をモバイル端末10のメモリ1500に記録する。メッセージモニタリングユニット1410はメモリ1500にアクセスして貯蔵された受信文字メッセージ情報のアップデート可否を照会することができる。メッセージモニタリングユニット1410は幾つかの方式で受信文字メッセージ情報をアップデート可否を照会することができる。まず、メッセージモニタリングユニット1410は周期的にメモリ1500にアクセスしてアップデートされた受信文字メッセージ情報のアップデート可否を照会するように構成されてもよい。または、メッセージモニタリングユニット1410は実時間、即ち、文字メッセージ記録がアップデートされる毎にそれを感知するように構成されてもよい。また、他の代案的実施形態として、メッセージモニタリングユニット1410は使用者のメッセージ情報統合管理部1400の実行の際に受信文字メッセージ情報のアップデート可否を照会するように構成されてもよい。
【0047】
以上で記述したメッセージモニタリングユニット1410の受信文字メッセージ情報アップデート可否照会機能遂行は発信文字メッセージに対しても類似した方式で遂行される。
【0048】
メッセージ情報管理ユニット1420はメッセージモニタリングユニット1410によって感知されたアップデートされた音声通話情報及び文字メッセージ情報を照会し、メッセージ管理使用者インターフェースを通じて使用者に提供される統合メッセージ情報を生成するように構成される。例えば、メッセージモニタリングユニット1410は新しい受信音声通話を感知すると、メッセージ情報管理ユニット1420は該当受信音声通話情報を照会し、照会された受信音声通話情報に基づいて、メッセージ管理使用者インターフェースによって使用者に提供される統合メッセージ情報を生成する。生成された統合メッセージ情報はメモリ1500に貯蔵される。
【0049】
このような統合メッセージ情報管理処理はメッセージモニタリングユニット1410のメッセージモニタリング動作と同期化されて処理されてもよい。
【0050】
また、メッセージ情報管理ユニット1420はメッセージモニタリングユニット1410の動作と非同期的に動作するように構成されてもよい。即ち、メッセージモニタリングユニット1410が周期的にまたは実時間で音声通話情報及び文字メッセージ情報のアップデート可否を照会するように構成されても、メッセージ情報管理ユニット1420はそのモニタリング周期と異なる周期で、またはメッセージ情報統合管理アプリケーションの実行の際のみに動作するように構成されてもよい。この際、二つの動作の非同期性によって、メッセージモニタリングユニット1410の音声通話情報及び文字メッセージ情報のアップデート可否照会結果がメモリ1500に一時貯蔵されるように構成される。
【0051】
一方、メッセージ情報管理ユニット1420はメモリ1500にアクセスしてメッセージモニタリングユニット1410によって照会されたメッセージアップデート可否に関する情報を読み出し、その情報に基づいて統合メッセージ情報を生成するように構成される。
【0052】
使用者インターフェース管理ユニット1430は使用者に提供されるメッセージ管理使用者インターフェースを生成して表示し、メッセージ管理使用者インターフェースから多様な使用者入力を受信し、使用者入力に対応する処理を遂行する。より具体的には、使用者インターフェース管理ユニット1430は、使用者入力に応答して、第1メッセージ管理使用者インターフェースを生成し、それをモバイル端末10に表示する。また、使用者インターフェース管理ユニット1430は使用者の入力に応答して、第2メッセージ管理使用者インターフェースを生成し、それをモバイル端末10に表示する。
【0053】
メッセージ情報統合管理部1400は、前記で説明した処理を遂行するように構成されたハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せである。例えば、メッセージ情報統合管理部1400は前述したメッセージモニタリング機能、メッセージ管理機能及び使用者インターフェース管理機能の処理に必要な命令語を含むソフトウェアとその命令語による処理を遂行するモバイル端末10内のプロセッサによって構成されてもよい。この際、メッセージ情報統合管理部1400を構成するソフトウェアはアプリケーション携帯でモバイル端末10に設けられてもよい。また、メッセージモニタリングユニット1410、メッセージ情報管理ユニット1420及び使用者インターフェース管理ユニット1430はそれぞれ独立的なソフトウェア及びハードウェアによって構成されてもよいが、複数のソフトウェア及びハードウェアによって分散的にそれぞれの機能が遂行されるように構成されてもよい。
【0054】
本発明によるメッセージ情報統合管理部1400の動作に対してより具体的に説明する。
【0055】
まず、使用者インターフェース管理ユニット1430が第1メッセージ管理使用者インターフェースを生成する過程を図4及び図5を参照して詳細に説明する。
【0056】
図4はモバイル端末10に表示された第1メッセージ管理使用者インターフェース100の一例を示したスクリーンショットである。
【0057】
図4はモバイル端末10に表示される第1メッセージ管理使用者インターフェース100の一例として、メッセージ情報表示領域110と、インターフェース転換などのメニュー提供のためのメニューバー120を含むように構成される。メッセージ情報表示領域110は複数のメッセージブロック111、112で構成されるが、それぞれのメッセージブロック111、112は一つの音声通話または文字メッセージに対応する統合メッセージ情報を含んでいる。統合メッセージ情報はメモリ1500に貯蔵された音声通話情報または文字メッセージ情報から生成された情報として、音声通話情報及び文字メッセージ情報に含まれた項目の全部または一部で構成される。
【0058】
図4に示された例において、文字メッセージに関するメッセージブロック(111、以下、文字メッセージブロックとする)は、文字メッセージの相手識別情報111a、文字メッセージのメッセージ本文111b及び文字メッセージの受信/発信時刻111cが表示される。一方、音声通話に関するメッセージブロック112、以下、音声通話メッセージブロックとする)には音声通話の相手112a、音声通話の受信/発信時刻112b、通話時間112c及び受信/発信識別情報112dが表示される。メッセージブロック111、112には他の項目がさらに表示されてもよい。例えば、通話連結失敗表示、メッセージの受信及び発信日付、メッセージの受信及び発信場所に関する情報がさらに表示されてもよい。
【0059】
メッセージブロック111、112は使用者インターフェース管理ユニット1430によって時系列的に整列される。例えば、メッセージブロック111、112は受信及び発信時刻によって降順で整列される。従って、メッセージ情報表示領域110の最上段には直近で受信または発信したメッセージに関するメッセージブロック111、112が表示される。
【0060】
図4に示された第1メッセージ管理使用者インターフェース100を生成するために、本発明のメッセージ情報統合管理部1400によって遂行される処理(以下、第1メッセージ管理使用者インターフェース処理とする)を図5を参照して具体的に説明する。
【0061】
図5図4に示された構成を有する第1メッセージ管理使用者インターフェース100の生成に関する処理を示すフロー図である。
【0062】
図4及び図5を参照すると、まず、メッセージモニタリングユニット1410は音声通話管理部1100、文字メッセージ管理部1200と連動してモバイル端末10によって受信されるか発信された音声通話及び文字メッセージ情報のアップデート可否を照会する(S1100)。
【0063】
メッセージモニタリングユニット1410によって、アップデートされた音声通話情報または文字メッセージ情報、即ち、新しい受信または発信された音声通話情報または文字メッセージ情報が感知されると、メッセージ情報管理ユニット1420は、アップデートされた音声通話情報及び文字メッセージ情報を読み取り(S1200)、メッセージブロックフォーマットに従って編集して統合メッセージ情報を生成する(S1300)。
【0064】
メッセージブロックフォーマットは、メッセージブロック111、112に含まれる情報の種類(項目)と形式に関する定義として、使用者またはメッセージ情報統合管理システムによって設定されてもよい。例えば、図4に示された例において、文字メッセージに関するメッセージブロック111はメモリ1500に貯蔵された文字メッセージ情報のうち、受信人/発信人連絡先(相手識別情報)111a、メッセージ本文111b及び受信/発信時刻111cに関する情報を含むように、音声通話に関するメッセージブロック112は音声通話情報のうち受信人/発信人連絡先(相手)112a、受信/発信時刻112b、総通話時間(または通話連結失敗表示)112c、及び受信/発信識別情報112dを含むように定義されてもよい。メッセージ情報管理ユニット1420は、音声通話情報及び文字メッセージ情報のうちメッセージブロックフォーマットによって定義された項目のみを抽出して統合メッセージ情報を生成する。
【0065】
メッセージ情報統合管理アプリケーションの実行のための使用者入力が受信されると、使用者インターフェース管理ユニット1430はメッセージ情報管理ユニット1420によって生成された統合メッセージ情報を読み出しする(S1400)。
【0066】
使用者インターフェース管理ユニット1430は、統合メッセージ情報の各項目がメッセージブロックフォーマットによって定義された配置規則に従って配置されたメッセージブロック111、112を生成する(S1500)。配置規則はメッセージブロック111、112に表示される統合メッセージ情報の項目それぞれが配置される位置に関する定義である。例えば、相手識別情報111a、メッセージ本文111b、受信/発信時刻111cは図4に示されたメッセージブロック111、112の特定位置に配置されるように定義されてもよい。この際、使用者インターフェース管理ユニット1430は統合メッセージ情報の各項目が図4と同じ位置に配置されたメッセージブロック111、112を生成する。
【0067】
続いて、使用者インターフェース管理ユニット1430はブロックに対応する音声通話情報及び文字メッセージ情報が受信/発信時刻によって時系列に配列された第1メッセージ管理使用者インターフェース100を生成(S1600)してモバイル端末10の表示装置を通じて表示する(S1700)。
【0068】
メッセージ情報管理ユニット1420によって生成された統合メッセージ情報または使用者インターフェース管理ユニット1430によって生成されたメッセージブロック111、112はメモリ1500に貯蔵されてもよい。
【0069】
以上では、音声通話情報及び文字メッセージ情報の編集及び統合メッセージ情報の生成/編集がメッセージ情報管理ユニット1420によって遂行される例について説明したが、このような処理の全部または一部は使用者インターフェース管理ユニット1430によって遂行されてもよい。例えば、メッセージフォーマットがメッセージの受信/発信識別に関する項目を矢印イメージの形成で表示されると定義する場合、使用者インターフェース管理ユニット1430が第1メッセージ管理使用者インターフェース100を生成する段階で該当項目をイメージに置換するように構成されてもよい。
【0070】
図4の第1メッセージ管理使用者インターフェース100はメニューバー120を含む。メニューバーには第1メッセージ管理使用者インターフェース100の全ての選択アイコン121a、121b、121c、検索道具122及び住所録アイコン123が表示されている。
【0071】
検索道具122の入力窓をタッチすると、使用者インターフェース管理ユニット1430は、文字入力インターフェースを提供する。使用者が文字入力使用者インターフェースを通じて検索語を入力すると、使用者インターフェース管理ユニット1430はメッセージ情報統合管理部1400に内蔵された検索エンジン(図示せず)を通じて、入力された検索語を含む統合メッセージ情報を検索し、検索結果を第1メッセージ管理使用者インターフェース100に表示する。
【0072】
使用者がメニューバーの住所録アイコン123をタッチすると、使用者インターフェース管理ユニット1430は住所録アプリケーションにアクセスして住所録情報を読み出す。同時に、使用者インターフェース管理ユニット1430は第1メッセージ管理使用者インターフェース100を住所録使用者インターフェースに転換してモバイル端末10の表示装置を通じて表示する。
【0073】
第1メッセージ管理使用者インターフェース100は、使用者入力によって第2メッセージ管理使用者インターフェースに転換されてもよい。
【0074】
以下で、第2メッセージ管理使用者インターフェースの生成処理及び図7を参照して具体的に説明する。
【0075】
図6は第2メッセージ管理使用者インターフェースを生成する処理過程を示すフロー図であり、図7は本発明のメッセージ情報統合管理部1400によって提供される第2メッセージ管理使用者インターフェースの一例を示すスクリーンショットである。
【0076】
まず、使用者インターフェース管理ユニット1430は第2メッセージ管理使用者インターフェースの実行を要請する使用者入力を受信する(S2100)。この際、第2メッセージ管理使用者インターフェースの実行要請使用者入力は、例えば、前述したように、第1メッセージ管理使用者インターフェース100に表示されたメッセージブロック111、112、211をタッチする使用者入力であってもよい。また、第2メッセージ管理使用者インターフェースの実行を要請する使用者入力は、メッセージ情報統合管理アプリケーションが実行されていない状態でモバイル端末10の状態表示バーに表示されたメッセージ受信アラームをタッチする使用者入力であってもよい。
【0077】
第2メッセージ管理使用者インターフェースの実行を要請する使用者が入力が受信されると、使用者インターフェース管理ユニット1430は使用者が選択したメッセージブロックの相手情報(受信人/発信人)を識別する(S2200)。続いて、メッセージ情報管理ユニット1420は識別された相手情報を含む全ての音声通話情報及び文字メッセージ情報を読み取り(S2300)、音声通話情報及び文字メッセージ情報を所定の対話情報フォーマットに従って編集して対話情報を生成する(S2400)。対話情報フォーマットは第2メッセージ管理使用者インターフェースに表示されるメッセージ情報の項目及び形式に関する定義である。例えば、音声通話の対話情報フォーマットは、音声通話情報のうち通話時間項目と受信/発信時刻項目に対してそれぞれ“通話XX:XX”、“午後(午前)○○:○○”の形式を有すると定義されてもよい。一方、文字メッセージの対話フォーマットは、文字メッセージ情報のうち、受信/発信時刻項目は“午後(午前)○○:○○”の形式を有し、文字メッセージの内容項目は全文形式を有すると定義されてもよい。この場合、メッセージ情報管理ユニット1420は音声通話情報及び文字メッセージ情報のうち対話情報フォーマットによって定義された項目のみを抽出して対話情報フォーマットに定義された表示形式によって編集することで対話情報を生成する。
【0078】
以上では、対話情報を生成する処理(S2400)がメッセージ情報管理ユニット1420によって遂行される例について説明したが、このような処理の全部または一部は使用者インターフェース管理ユニット1430によって遂行されてもよい。
【0079】
続いて、使用者インターフェース管理ユニット1430は、対話構成規則に従って対話情報を視覚化し(S2500)、視覚化した対話情報を含む第2メッセージ管理使用者インターフェースを生成する(S2600)。対話構成規則はメッセージ情報管理ユニット1420によって生成された対話情報の配置と表示形式に関する規則である。例えば、1)受信音声通話及び文字メッセージに関する対話情報はインターフェースの左側に、発信音声通話及び文字メッセージに関する対話情報はインターフェースの右側に配置し、2)文字メッセージ情報の文字内容項目と音声通話情報の通話時間項目は吹き出しイメージに挿入して視覚化し、3)受信/発信視覚情報は吹き出しの横に表示し、4)全ての対話情報は受信/発信時刻に従って降順で表示する規則であってもよい。使用者インターフェース管理ユニット1430は前記例のような構成規則によって対話情報の各項目を処理して視覚化し、その結果が表示された第2メッセージ管理使用者インターフェースを生成する。
【0080】
前記で例とした対話情報フォーマットと対話構成規則によって構成された第2メッセージ管理使用者インターフェース200は図7に示される。
【0081】
第2メッセージ管理使用者インターフェース200は相手情報と電話かけるアイコンが提供される表題部210、対話表示部220及び文字入力部230で構成される。対話表示部220には対話情報フォーマット及び対話構成規則によって視覚化された対話情報が表示される。例えば、単位対話221は発信音声通話に関し、対話情報フォーマットと対話構成規則によって通話時間項目は“通話03:07”の形式で吹き出しに挿入されて視覚化され、発信時刻項目は“午前11:03”文字列で吹き出しの横に視覚化される。単位対話222は受信文字メッセージに関し、対話情報フォーマットと対話構成規則に従って文字メッセージ内容項目は全文である“○○”の形成で吹き出しに挿入されて視覚化され、受信時刻項目は“午後08:02”文字列で吹き出しの横に視覚化される。また、受信文字メッセージに関する単位対話222はインターフェース左側に、発信音声通話に関する単位対話221はインターフェース右側に配置され、二つの間の発信/受信視覚の前後関係によってより最近の単位対話521が単位対話522の上側に配置される。
【0082】
第2メッセージ管理使用者インターフェース200は特定の相手とのメッセージ交換に一つの情報を詳細に提供するように構成される。例えば、第2メッセージ管理使用者インターフェース200は特定の使用者と取り交わす音声通話及び文字メッセージに関する情報を時系列的に対話形で羅列して提供するように構成されてもよい。第1メッセージ管理使用者インターフェース100は全てのメッセージ交換に関する情報を時系列的に羅列したのに反して、第2メッセージ管理使用者インターフェース200は特定の使用者を対象として交換されたメッセージ内容をより具体的に表示するように構成される。
【0083】
第2メッセージ管理使用者インターフェース200は多様な使用者入力に応答して提供されてもよい。まず、上述したように、使用者インターフェース管理ユニット1430が第1メッセージ管理使用者インターフェース100上に表示された特定メッセージ情報ブロックをタッチするなどの使用者の入力行為(“メッセージブロック選択入力”)を感知すると、使用者インターフェース管理ユニット1430は選択されたメッセージブロックに含まれた受信人または発信人情報(“相手情報”)を識別する。使用者インターフェース管理ユニット1430は識別された相手情報を有する統合メッセージ情報をメモリ1500から照会し、照会された統合メッセージ情報を時系列的に羅列して第2メッセージ管理使用者インターフェース200を構成した後、それをモバイル端末10に表示する。即ち、使用者インターフェース管理ユニット1430は使用者のメッセージブロック選択入力に応答して、第1メッセージ管理使用者インターフェース100を選択されたメッセージブロックに含まれた相手に関する全てのメッセージ情報を時系列的に羅列した第2メッセージ管理使用者インターフェース200に転換する。
【0084】
この際、第2メッセージ管理使用者インターフェース200はそれぞれのメッセージ情報を対話形で表示して提供してもよい。図7の例においては、相手から受信したメッセージ情報、即ち、受信音声通話及び受信文字メッセージに関する情報は左側の受信対話ブロックに、使用者が発信したメッセージ情報は右側の発信対話ブロックにそれぞれ表示するように構成される。受信対話ブロックと発信対話ブロックは容易な識別のためにそれぞれ異なる色相と書体を有するように生成されてもよい。
【0085】
第2メッセージ管理使用者インターフェース200は文字入力部230を含むように構成されてもよい。文字入力部は図7に示されたように、第2メッセージ管理使用者インターフェース200の下端に配置されてもよい。文字入力部230は文字入力窓231と文字伝送グラフィックス使用者インターフェース232を含む。
【0086】
人工知能エージェント1440は受信及び発信文字メッセージの内容を分析し、分析されたメッセージ内容に対応する一つ以上のサービスを検索して使用者に提供する。
【0087】
以下では図8を参照して人工知能エージェント1440の構成及び動作を具体的に説明する。
【0088】
図8は本発明の一実施形態による人工知能エージェントの構成を示したブロック図である。
【0089】
人工知能エージェント1440は発話分析ユニット1441、対話追跡管理ユニット1442及びサービス応答生成ユニット1443を含むように構成される。
【0090】
発話分析ユニット1441は、使用者と対話相手のメッセージを対象として形態素分析及び話行分析を遂行する。形態素分析は、メッセージの内容であるテキストを対象として形態素単位、即ち事前に表題語単位で分離し、変形の起こった形態素の原型を復元して、分離された単位形態素から単語形成規則に合う連続された形態素を求める過程である。話行分析は、発話単位毎に遂行されるが、発話単位を構成するテキストの形式からメッセージの目的を追論する過程である。発話単位は、終結形語尾とピリオド、感嘆符、疑問符などの終結符号などで終わるコーパスであってもよい。発話単位は、メッセージを通じて意図された意思疎通も目的であるプライマリースピーチ、メッセージによって伝達しようとする話者の意図である意味行為、意味行為と関連された具体的個体に該当する関連要素などで分析される。それぞれの発話単位は発話分析ユニット1441によって分析されて“プライマリースピーチ_意味行為_関連要素”の形式でタグされてもよい。“次のミーティングはいつにしようか?”という文章を例にして本発明の発話分析過程を説明すると次のようになる。まず、この文章を形態素分析を通じてこのメッセージを形態素単位に分けて、それぞれの形態素の意味を把握する。次に、話行分析を通じてこのメッセージの形式と糸を把握する。このメッセージを構成する文章は時間に関する(疑問形)副詞“いつ”から初めて疑問終結符号である“?”で終結されているので、本文章の目的、即ち、プライマリースピーチは“時を問う質問(When question)”である。また、このメッセージを通じて話者が意図するのは、即ち、意味行為は“ミーティングの決定”であり、この意味行為は関連された具体的客体である関連要素は“次のミーティング”となる。他の例として、“6時には予約がいっぱいで不可能であります。”というメッセージの発話分析過程を説明すると次のようになる。形態素分析と話行分析を通じて、この文章はピリオドで終結され具体的情報を含んでいるので文章の目的であるプライマリースピーチは“情報の伝達”で見てもよい。文章によって意図された話者の行為、即ち、意味行為は“拒絶”であり拒絶と連関された個体(拒絶の対象)である連関要素は“6時予約”である。本発明の発話分析ユニット1441はこのような発話分析を通じて発話単位であるメッセージの目的と話者の意図及び連関要素を把握する。
【0091】
対話追跡管理ユニット1442は二つ以上の話者間の対話に含まれたメッセージを連続的に追跡する機能を遂行する。このような対話追跡は、二つ以上の話者間の対話脈絡に基づいてそれぞれのメッセージを分析するために行われる。例えば、対話追跡管理ユニット1442は本発明の一実施形態による第2メッセージ管理使用者インターフェース上に表示された対話目録に含まれたそれぞれの単位対話(メッセージ)の発話分析結果を追跡するように構成されてもよい。
【0092】
サービス応答生成ユニット1443は発話分析ユニット1441及び/または対話追跡管理ユニット1442によって分析されたメッセージ意図及び目的に附合する応答を生成して使用者に提供する。人工知能エージェント1440のサービス応答生成ユニット1443によって生成される応答は付加機能処理部1300と連係されて提供される。
【0093】
図9は本発明の一実施形態による人工知能エージェント1440のサービス処理過程を示したフロー図である。
【0094】
まず、メッセージモニタリングユニット1410は文字メッセージ管理部1200から文字メッセージの受信及び発信を感知する(S3100)。人工知能エージェント1440は受信または発信された文字メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行し(S3200)、形態素分析及び話行分析結果を用いてメッセージの意図を分析する(S3300)。形態素/話行分析及びメッセージ意図分析は人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441及び対話追跡管理ユニット1442によって遂行される。続いて、人工知能エージェント1440のサービス応答生成ユニット1443は分析されたメッセージ意図に対応するサービスを検索(S3400)し、分析されたメッセージ意図に対応するサービス応答を生成して使用者のモバイル端末10に提供する(S3500)。
【0095】
以下では人工知能エージェント1440の動作をサービス例と同時により具体的に説明する。
[日程情報の生成]
【0096】
本発明の一実施形態によると、人工知能エージェント1440は対話目録中に含まれたテキストを分析して日程情報を生成するサービスを提供するように構成される。
【0097】
まず、人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は新しい受信/発信文字メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行し、遂行された結果に日程と関連された形態素があるかを判定する。日程は特定の時間または期間に遂行する仕事の目録であるので、時間と関連する。従って、受信または発信メッセージに時間と関連した形態素があるかを把握することによって日程との関連性を判定することができる。日程と関連した形態素の識別は多様な方式で遂行される。例えば、発話分析ユニット1441は日付けを表示する特定の形式を有する形態素を識別するように構成されてもよい。例えば、人工知能エージェント1440は年月日を表記する形式であるYYYY/MM/DD、YYYY.MM.DD、MM/DD、MM.DD、YYYY年MM月DD日、MM月DD日、X曜日、今日、今日、明日、あさってなどの形態素や時間を示す○○:XX、○○時XX分、午前、午後などの形態素を識別するように構成される。また、日程がまだ確定される前には日程の調整のために疑問文が使用されるので、人工知能エージェント1440は“いつ”、“何日”、“どの日”、“何曜日”などの時間的意味を有する形態素(または形態素連続体)と疑問符である“?”を識別してメッセージが日程と関連されたことであることを識別するように構成される。
【0098】
形態素分析によってメッセージが日程と関連された形態素を含んでいると判定されると、人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は話行分析を遂行してメッセージの意図と日程の内容を把握する。即ち、発話分析ユニット1441は一つの受信/発信メッセージに対して話行分析を遂行してメッセージに含まれた日付けと関連された具体的情報、即ち計画された作業、場所、関連する人などの情報及びメッセージの意図を把握する。
【0099】
一般的に、日程は特定の時間とその特定の時間に予定された作業(行為)を必要的項目で含む。本発明による日程情報生成の処理が遂行されるためには時間と作業のうちいずれか一つが特定される必要がある。作業は特定されているが時間が特定されていないメッセージ、または時間は特定されているが作業が特定されていないメッセージに対しては、日程情報生成のための後続処理が遂行されるが、二つの項目のないメッセージまたは二つの項目全部が特定されていないメッセージに対しては、日程情報生成のための後続処理は遂行されない。時間のみ特定していない日程関連メッセージの典型的な例は“映画を見に行こう”のような提案である。作業を特定しない日程関連メッセージの典型的な例は、“今日何をしようかな?”のようなメッセージである。日程を構成する他の付加的情報としては、作業が遂行される空間(場所)、作業と関連した相手(または協業者)、作業の終了時点(期間)及び他の付加的情報などをあってもよい。
【0100】
本発明の一実施形態による人工知能エージェント1440はメッセージを分析して次のようなデータ項目を有する日程情報を生成する。
【0101】
日程情報:[時間]_[作業]_[場所]_[関連する人]_[作業終了時点]_[付加情報]
【0102】
人工知能エージェント1440のこのような形態素分及び話行分析のためには、それぞれの分析のための規則が必要である。分析規則は対話モデルに基づいて生成される。対話モデルは二つ以上の話者の対話、即ち、メッセージ交換をモデル化したデータである。メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は対話モデル構築のために使用者の対話データを収集するように構成されてもよい。メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は、本発明によるメッセージ統合管理プラットフォームを通じて、メッセージ交換は勿論、プラットフォーム外部の対話データを対話モデルの構築に使用してもよい。
【0103】
対話モデルは、大きく規則基盤モデルと統計基盤モデルとで区分される。代表的な規則基盤モデルとしては、計画基盤対話モデルとアクティブオントロジー基盤対話モデルがある。計画基盤対話モデルは、作業をアジェンダに従って作り易く柔軟に調節可能であるように、ドメイン、問題解決、談話の細部計画で分けて対話モデルを設計する方式である。アクティブオントロジー基盤対話モデルは、作業をオントロジー内概念で分けて定義し、追論を通じてサービスに必要なシステム応答意味構造を生成する。代表的な統計基盤モデルとしては、例題基盤対話モデルと部分観察可能マルコフ決定プロセス(POMDP:Partially Observable Markov Decision Process)がある。例題基盤対話モデルは、対話例題ビックデータを対象にして言語分析エンジンを用いて対話例題索引生成し、対話例題索引を検索して使用者発話と最も類似した例題を見出すように構成される。POMDPは過去対話履歴から学習した対話から使用者行為を確率的にモデリングする強化学習形モデルである。
【0104】
メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は、対話モデルに基づいて分析規則及び応答規則を生成する。
【0105】
メッセージ情報統合管理サービスサーバ20によって生成された分析された規則及び応答規則は使用者のモバイル端末10にダウンロードされて設置される。メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は、収集されたデータに基づいて対話モデルと分析規則1444及び応答規則を更新することができる。この場合、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は更新された分析規則1444及び応答規則を使用者のモバイル端末10に伝送して、使用者のモバイル端末10に設置された人工知能エージェント1440が更新された分析規則1444及び応答規則を参照して動作を遂行するようにすることができる。
【0106】
本発明による人工知能エージェント1440は、上述した対話モデルのうち一つに基づいて生成された分析規則1444によって受信及び発信メッセージを分析し、応答で分析結果に対応するサービスを提供するように構成される。即ち、人工知能エージェント1440は、サービス応答生成ユニット1443を通じて外部データ連係やサービスを遂行して豊富なサービスを提供することができる。
【0107】
日程に関連されたメッセージを類型別に区分して、メッセージ類型によって二つ以上の話者の間の対話で日程が決定される過程を予想することができる。本発明の一実施形態によると、人工知能エージェント1440は、話行分析を通じて対話の類型を判別し、判別された対話の類型によってメッセージ分析ルーチンを遂行して日程情報を生成するように構成される。
【0108】
本発明の一実施形態によると、日程が決定される対話の類型は日程と関連した対話を触発させる最初のメッセージによって決定され、次のように区分される。
【0109】
類型1(通知形):日程樹立に必要な最小限の項目である時間と作業を特定して一方的に通知するメッセージとして、メッセージの受取人の意思と関係なしにメッセージに特定された日程が確定される。
【0110】
類型2(完全提案形):日程樹立に必要な最小限の項目である時間と作業を特定して相手に提案するメッセージとして、メッセージの受取人の同意が必要である。最初提案された日程は、二つの話者間の対話によって他の日程(代案)に代替される。代案が日程として確定されるためには、代案が含まれたメッセージの受取人の同意が必要である。従って、類型2の最初提案に対しては、後続メッセージを分析した相手の同意、代案の提示可否及び代案に対する同意があるかを判断しなければならない。類型1:時期と作業を特定するメッセージ、例)“次のミーティングは2月18日にしましょう”、“今週の日曜日に登山行きましょう。”
【0111】
類型3(不完全提案形):日程樹立に必要な最小限の項目である時間と作業のうちいずれか一つが特定されていない提案を含むメッセージとして、時期を特定せず特定作業を提案するメッセージや特定作業に関する時期を質問するメッセージなどがある。この類型に属する場合、日程情報生成のためには特定されない最小項目の具体化が必要である。従って、類型3の最初の提案に対しては後続するメッセージを分析して最初提案の特定されていない項目が特定できるほど具体化されているかを判断しなければならない。最初提案が具体化されると、具体化された提案は類型2と同一の属性を有する。例)“ゴルフでも行きましょう”。“いつ登山でも一緒に行きましょう?”、次の定期総会はいつにしましょうか?“
【0112】
前記類型区分は例示的区分であり、収集された対話データ及び対話モデルに基づいて前記例示とは異なる類型で区分してもよい。
【0113】
まず、類型1の通知形日程決定に関する処理に対して説明する。
【0114】
一方が特定の時期に特定の行為が予想されていることを通知すると、通知された時期と行為が日程で確定される。日程を通知するメッセージは大体、平叙文と命令文の形式を有する。しかし、平叙文と命令文の形式を有する日程情報の伝達メッセージが全部確定された日程の通知ではない。本発明の一実施形態による人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は、受信メッセージが確定された日程の通知であるかを判定するためにメッセージの発信人情報を参照するように構成される。一般的に、確定された日程の通知は特定の相手から受信される場合が多い。例えば、官公庁による各種期日に関する通知、金融機関の満期及び納期通知、旅行社や航空会社などの予約確定通知、配送業者の配送予定時間通知などは確定された日程に関する通知である。従って、人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441はメッセージに含まれた発信人情報を分析してメッセージが確定された日程の通知であることを判定するように構成されてもよい。一般的に、日程は特定の時間とその特定の時間に予定された作業(行為)を必要的項目として含む。日程を構成する他の付加的情報としては、作業が遂行される空間(場所)、作業と関連された相手(または協業者)、作業の終了時点(期間)及び他の付加的情報などがあってもよい。
【0115】
類型2と類型3は、類型1とは異なる日程生成経路を有する。即ち、類型2と類型3のメッセージは複数の話者一方の提案や質問の形式で相手に伝達され、このメッセージによって日程樹立のための対話が開示され、対話を通じて日程が確定されるのである。説明上の便宜のために、以下では日程と関連した最初の提案や質問を“最初の提案”とし、最初の提案を提示した話者を“第1話者”、その相手を“第2話者”とする。また、二つの話者の間で交換された一連のメッセージの集合を“対話”とし、一つのメッセージの後に生成されたメッセージを“後続メッセージ”とする。また、二つの話者間の連続して隣接するメッセージの対を“隣接メッセージ対”とする。例えば、第1話者のメッセージとそれに対する応答で隣接した第2話者のメッセージは隣接メッセージ対を構成する。一般的に隣接メッセージ対は第2メッセージ管理使用者インターフェース上に表示される隣接した二つのメッセージであってもよいが、場合によっては複数のメッセージが隣接メッセージ対を構成してもよい。例えば、第1話者の連続した複数個のメッセージに続いて第2話者が一つのメッセージで応答した場合、第1話者の複数個のメッセージ全体(ロジック増加)と、第2話者のメッセージが隣接したメッセージ対を構成する。
【0116】
類型2または類型3に属するメッセージは請誘文または疑問文の形成を有する。請誘文は典型的に、請誘形終結語尾「~よう」、「~しましょう。」によって文章が終結される特徴を有する。疑問文は典型的に語尾に「か」と共に疑問形文章符号で終結される特徴を有する。疑問文は、大きく「はい」または「いいえ」で答えることのできる判定形疑問文と、疑問詞を同伴して具体的答弁を要求する説明形疑問文がある。
【0117】
類型2のメッセージには、具体的時期と作業が特定されているが、このメッセージの伝達を受けた第2話者の同意があってこそそれに含まれた日程が確定される。従って、人工知能エージェント1440は後続メッセージを追跡して第1話者によって提案された第2話者の同意可否を判断する。第2話者の同意があれば、第1話者によって提案された日程は確定される。第2話者の同意がない場合には、人工知能エージェント1440は最初の提案の後続メッセージを最初の提案に対する代案の提示があるかを判断する。代案の提示は第1話者または第2話者によっても提示される。この代案の提案も、代案を提案した話者の相手の同意を要するので、人工知能エージェント1440は代案の提示があれば相手の同意可否を確認するために後続メッセージを追跡して分析する。代案の提示は、第1話者と第2話者の間に数回繰り返されてもよい。
【0118】
日常的なメッセージ交換事例によると、ある提案に対する同意や拒絶は提案にすぐ伴わない場合もある。例えば、日程を提案を受けた相手は同意や拒絶以前に安否を問うこともできる。また、日程の提案に対する相手の不動の意思の通知以後にも最初の提案者または相手の代案の提示によって日程調整のための対話が持続されてもよい。従って、人工知能エージェント1440は、提案された日程に対する応答メッセージに相手の同意が含まれていない場合、または提案直後のメッセージに対してのみ同意若しくは代案の提示可否を判断する場合、日程情報生成の効率が劣れるという問題がある。従って、最初の提案以後に交換されるメッセージを相当期間を追跡分析して同意または代案の提示可否を把握することが望ましい。しかし、最初の提案に関する同意及び代案の管理のためのメッセージ追跡を無限に持続することはモバイル端末の処理負荷を増加させ、人工知能エージェント1440の分析能力を超過することとなるので、同意及び代案の感知のためのメッセージ追跡回数は分析規則1444によって適当に提案される。例えば、分析規則1444は日程に関する最初の提案からn後続メッセージ(nは自然数)以内のメッセージに対してのみ第2話者の同意及び代案提示可否を追跡するように規定することができる。即ち、人工知能エージェント1440は最初の提案からn後続メッセージ以内に第2話者の同意または代案の提示がなければ追跡を中断し、日程情報生成処理を中断する。万一、最初の提案からn後続メッセージ以内に第2話者の同意メッセージが感知されると、人工知能エージェント1440は日程情報を確定する。また、n後続メッセージ以内に第2話者の同意がなくても、第1話者または第2話者による代案の提示がある場合にはその代案の提示からメッセージ追跡を継続する。即ち、代案の提示に対しても最初の提案と同一の提案を適用して、代案の提示以後n後続メッセージに対して同意及び代案提示可否を追跡する。nは対話モデルに基づいて決定されるが、通常的な対話で日程に関する同意または代案の提示は1~5後続メッセージ以内で行われるので、5前後で決定される。
【0119】
類型3のメッセージは相手の同意があっても日程を確定することができない。このような類型の最初の提案は具体的日付けを特定しないで単純な提案であるからである。類型3の最初の提案によって具体的日程情報が生成されるには、第1話者と第2話者によって時間が具体化されなければならない。従って、類型3の提案があれば、人工知能エージェント1440は後続対話を追跡して日程が具体化されるかを判断する。日程の具体化は第1話者または第2話者によって具体的な時間が提案され提示された時間に関する同意によって行われる。即ち、人工知能エージェント1440は最初の提案に後続するメッセージを追跡して分析し第1話者または第2話者が具体的な日付を提案するかを判断する。このような具体的日付の提案と相手の同意可否に関する追跡及び分析過程は類型1での最初の提案(または代案)及び同意に関する追跡及び同意と同一に遂行される。
【0120】
人工知能エージェント1440は類型2と類型3のメッセージが含まれた対話を追跡して分析する時にも日程情報を生成して用いることができる。例えば、本発明の一実施形態によると、人工知能エージェント1440は最初の提案に対して日程情報を生成して一時的に貯蔵し、代案の提示がある時毎に提示された代案に含まれた情報を用いて日程情報を更新するように構成される。更新された日程情報は相手の同意がある時まで使用者のモバイル端末10のメモリ1500に一時貯蔵される。この際、日程情報の一時貯蔵は前述したメッセージ追跡制限内でのみ保持される。例えば、最初の提案及び代案の提示からn後続メッセージ以内に同意や他の代案の提示がなければ一時貯蔵された日程情報はメモリ1500で削除され追跡が中断される。
【0121】
図10は、上述した本発明の一実施形態による人工知能エージェント1440の日程情報生成過程を示すフロー図である。
【0122】
人工知能エージェント1440はモバイル端末10で受信されるかモバイル端末10を通じて発信された文字メッセージの伝達を受ける(S5110)。受信及び発信文字メッセージは文字メッセージ管理部1200またはメッセージ情報統合管理部1400のメッセージモニタリングユニット1410を通じて人工知能エージェントに伝送される。
【0123】
人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は受信または発信された文字メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行し(S5120)、メッセージが日程情報生成のための必要的項目を含まれているかを判断する(S5130)。日程情報生成のための必要的項目の包含可否は、時間的意味を有する形態素(時間関連形態素)及び行為や状態(作業関連形態素)を示す形態素の有無と二つの形態素間の連関関係に基づいて判断される。具体的に人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は受信または発信文字メッセージのテキストを形態素別に区分し(形態素分析)、各形態素の意味及び形態素間の連関関係及び文章の構造を分析してメッセージの意図を解釈(話行分析)する。即ち、人工知能エージェント1440は上述した形態素分析及び話行分析を通じてメッセージに時間関連形態素及び作業関連形態素があるか判断し、メッセージが日程の樹立を意図するかを判断する。
【0124】
形態素/話行分析結果、メッセージが日程情報生成のための必要的項目を含むと判断されると、サービス応答生成ユニット1443は日程情報を生成(S5140)。生成された日程情報はメモリ1500に一時的貯蔵される。
【0125】
メッセージが日程情報生成のための必要的項目を含まれていないと判定されると、サービス応答生成ユニット1443は日程情報生成のための処理を終了する。
【0126】
発話分析ユニット1441によるメッセージの形態素/話行分析に続いて、人工知能エージェント1440はこのメッセージが前述した類型1、即ち特定の時間に特定の作業があることを知らせるための通知形メッセージに属するかを判定する(S5150)。
【0127】
形態素/話行分析結果、メッセージが類型1のメッセージとして判定された場合、人工知能エージェント140は日程管理アプリケーションを実行して生成された日程情報を登録する(S5160)。
【0128】
日程情報登録処理は多様な方式で遂行される。本発明の一実施形態によると、サービス応答生成ユニット1443は使用者の介入なしに自動に日程管理アプリケーションを実行し生成された日程情報を日程管理アプリケーションに記入して登録するように構成される。この際、サービス応答生成ユニット1443は日程情報と関連されたメッセージまたは対話全体を生成された日程情報と連関して貯蔵するように構成されてもよい。例えば、サービス応答生成ユニット1443は、最終同意メッセージまたはそのメッセージが含まれた対話にアクセスできるリンクを日程情報に挿入するように構成されてもよい。使用者は、日程管理アプリケーションを通じて該当日程情報を閲覧することができ、この際、リンクを実行して日程と関連されたメッセージまたは対話を確認することができる。
【0129】
本発明の他の実施形態によると、サービス応答生成ユニット1443は、生成された日程情報の登録に対する使用者の承認可否を確認するように構成される。例えば、サービス応答生成ユニット1443は生成された日程情報を使用者インターフェース管理ユニット1430に伝送し、日程情報に対する使用者の承認/拒絶が確認できる日程情報登録グラフィック使用者インターフェースの生成を要請するように構成されてよい。この際、サービス応答生成ユニット1443は、生成された日程情報を文章で構成して使用者に提供する発話生成機能を有するように構成される。日程情報登録グラフィック使用者インターフェースを通じて使用者の承認入力が受信されると、サービス応答生成ユニット1443は日程管理アプリケーションを実行して生成された日程情報を登録する。
【0130】
話行分析によって受信/発信メッセージが類型1の通知形メッセージでないと判定された場合には、類型2の完全提案形メッセージであるか判別する(S5210)。受信/発信メッセージが類型2のメッセージに該当すると判断された場合、人工知能エージェント1440は後続メッセージを追跡して分析する。この際、前述したように、後続メッセージの追跡分析ルーチンの実行長さをNメッセージ(Nは自然数)に制限するためにメッセージカウンターを初期化する。メッセージカウンターの値iは初期値1に設定される(S5220)。
【0131】
人工知能エージェント1440は隣接後続メッセージ(i=1)に対して形態素分析及び話行分析を遂行する(S5230)。即ち、人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は最初の提案に直ちに続くメッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行する。
【0132】
人工知能エージェント1440は、形態素/話行分析結果を用いて隣接後続メッセージ(i=1)が最初の提案に対する同意であるか判定する(S5240)。隣接後続メッセージ(i=1)応答メッセージが第1話者によって提案された日程に関する同意であると判断されると、サービス応答生成ユニット1443は、日程情報登録のための処理を遂行する(S5160)。日程情報登録のための処理は前述した類型1のメッセージの場合と同一に遂行される。
【0133】
応答メッセージを提案された日程に関する同意であると見られない場合、人工知能エージェント1440は後続メッセージ(i=1)の形態素/話行分析結果を用いてこのメッセージ(i=1)が最初の提案に対する代案を提示するかを判定する(S5250)。代案の提示はさらに他の提案であるので最初の提案の形態素/話行分析方法と同一の方式によってメッセージ(i=1)がこの代案の提示であるかを判定することができる。
【0134】
メッセージ(i=1)が代案の提示と判定された場合、人工知能エージェント1440は代案に含まれた項目を用いて日程情報を更新し、更新された日程情報をメモリ1500に一時貯蔵する(S5260)。
【0135】
代案は新しい提案に該当するので、日程の確定のためには代案に対する相手の同意を必要とする。従って、人工知能エージェント1440は代案を提示したメッセージ(i=1)に後続するメッセージを追跡分析しなければならない。この際、代案に対する同意追跡ルーチンに対しても最初の提案に対する追跡ルーチンの提案を同一に適用することが望ましいので、メッセージカウンターを初期化する(S5230)。即ち、代案提示メッセージによってメッセージカウンター地はi=1に初期化され、代案に対する後続メッセージの追跡ルーチンの許容回数が最初の提案と同一のN回に設定される。
【0136】
メッセージ(i=1)が代案の提示に該当しなければ、人工知能エージェント1440は次の後続メッセージを分析するためにメッセージカウンターを1増加させ(S5270)、増加されたメッセージカウンター値が許容された最大ルーチン反復回数Nを超過するか判断する(S5280)。増加されたメッセージカウンター値がNを超過しなければ、人工知能エージェント1440は後続メッセージ(i=2)に対して上述したS5230乃至S5280のルーチンを反復して遂行する。S5230乃至S5280のルーチンの遂行は、メッセージカウンター値が最大ルーチン反復回数Nを超過すると中断され、人工知能エージェント1440は日程情報生成処理を終了する。
【0137】
メッセージが類型2に該当しない場合、人工知能エージェント1440はメッセージの形態素/話行分析結果を用いてメッセージが類型3に該当するかを判定する(S5310)。
【0138】
メッセージが類型3にも該当しないと判定された場合、人工知能エージェント1440は日程情報生成のための処理を終了する。
【0139】
類型3のメッセージは日程の確定のために後続メッセージによって不特定な必要的項目の具体化が必要である。従って、受信/発信メッセージが類型3のメッセージに該当すると判断された場合、人工知能エージェント1440は後続メッセージを追跡して分析する。この際、前述したように、後続メッセージの追跡分析ルーチンの実行長さをMメッセージ(Mは自然数)に制限するために、メッセージカウンターを動作させる。この際、メッセージカウンターの値jは初期値1に設定される(S5320)。
【0140】
人工知能エージェント1440は隣接後続メッセージ(j=1)に対して形態素分析及び話行分析を遂行する。即ち、人工知能エージェント1440は最初の提案に直ちに続くメッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行する(S5330)。
【0141】
続いて、人工知能エージェント1440は形態素分析及び話行分析結果を用いて、隣接後続メッセージ(j=1)が第1話者によって提案された日程を具体化したメッセージであるかを判定する(S5340)。
【0142】
隣接後続メッセージ(j=1)が最初の提案を具体化したメッセージであると判定されると、人工知能エージェント1440は隣接後続メッセージに含まれた項目を用いて日程情報を更新する(S5350)。最初の提案を具体化したメッセージは日程情報の必要項目が特定されたメッセージであるので類型1または類型2に属する。従って、人工知能エージェントは隣接後続メッセージ(j=1)の形態素/話行分析結果を用いて隣接後続メッセージ(j=1)が類型1に属するかを判断し(S5150)、類型1に属すると判定されると日程情報を登録する(S5160)。万一、隣接後続メッセージ(j=1)が類型1に属しなければ類型2に属するので、人工知能エージェント1440は前述したS5220乃至S5280の処理を遂行する。
【0143】
隣接後続メッセージ(j=1)が最初の提案を具体化したメッセージでないと判定されると、人工知能エージェント1440はメッセージカウンター値を1増加させ(S5360)、増加されたメッセージカウンター値がルーチン最大反復回数であるMを超過するか判定する(S5370)。増加されたメッセージカウンター値がMを超過すると人工知能エージェント1440はメッセージ追跡を中断し日程生成処理を終了する。増加されたメッセージカウンター値がMを超過しないと、次の後続メッセージに対してS5330乃至S5370の処理を反復遂行する。
【0144】
以下、下記受信文字メッセージを例にして本発明の一実施形態による類型1のメッセージ分析及び日程情報生成動作を具体的に説明する。
【0145】
“ソウル市
ホンギルドン様の地方税納付期限は2017年3月30日です。詳細な事項はwww.tax.seoul.goでご確認下さい。”
【0146】
まず、発話分析ユニット1441は受信文字メッセージに含まれたテキストを有する最も小さい単位である形態素で区分して各形態素の品詞を分析する。この受信文字は次のように形態素分析される。
【0147】
“ホンギルドン(固有名詞)/の(所有格 助詞)/地方税(名詞)/納付期限(名詞+名詞)/は(主格 助詞)/2017年3月30日(数詞+名詞+数詞+名詞+数詞+名詞)/です(叙述格 助詞)。”
【0148】
人工知能エージェント1440は発話分析ユニット1441によって具体的時間を示す形態素連続体“2017年3月30日”が受信文字に含まれていることを把握する。続いて、発話分析ユニット1441は各形態素の連関関係、即ち、文章の構造を分析してこの日付が何と関連されたかを把握する。発話分析ユニット1441は、受信文字に含まれた日付と叙述格助詞である“~です”の接続関係からメッセージが平叙文であり、メッセージの目的(プライマリースピーチ)が日付情報の伝達、即ち、通知であることを把握する。続けて、発話分析ユニット1441は、形態素連続体“地方税納付期限”と主格助詞である“~は”接続関係からこの平叙文の主語が地方税納付期限であることを把握する。従って、発話分析ユニット1441は受信されたメッセージに含まれた日付項目“2017年3月30日”が“地方税納付期限”であると解釈する。発話分析ユニット1441は話行分析結果によって、“2017年3月30日”と“地方税納付期限”がそれぞれ日程情報項目のうち時間と作業であることを把握し、次のような日程情報を生成する。メッセージの発信先である“ソウル市”は関連である項目に、関連情報を提供するハイパーリンクを付加情報項目にそれぞれ追加される。
【0149】
日程:[2017.3.30]_[地方税 納付期限]_[ ]_[ソウル市]_[HYPERLINK "http://www.tax.seolul.go"www.tax.seolul.go]
【0150】
話行分析結果によると、このメッセージは日程の通知を目的とする類型1に該当するので、サービス応答生成ユニット1443は生成された日程情報登録処理を遂行する。
【0151】
日程情報の登録処理は上述した過程を経て遂行される。前述したように、形態素分析と話行分析によって日程を確定することができない場合、即ち、類型2または類型3のメッセージに対しては日程情報の生成のために発話分析ユニット1441によって対話の脈絡を分析しなければならない。
【0152】
以下、図11に示された対話例を用いて本発明の一実施形態による類型3のメッセージ分析及び日程情報生成動作を具体的に説明する。
【0153】
図11はモバイル端末10の使用者と相手友達1の間の対話が表示された第2メッセージ管理使用者インターフェース200を示したスクリーンショットである。
【0154】
まず、人工知能エージェント1440は発話分析ユニット1441を通じて受信メッセージA1に対して形態素分析を遂行し、メッセージA1に不特定の時間を指称する形態素“いつ”を感知する。次に、メッセージA1に対して、発話分析ユニット1441を通じて話行分析を遂行する。発話分析ユニット1441は、分析されたそれぞれの形態素の連結関係及び全体文章構造に基づいて、メッセージA1がモバイル端末の使用者に時間を特定しないで“ゴルフ”を提案することであるのを把握する。より具体的に説明すると、メッセージA1に含まれた形態素“~しましょう”は、勧誘や提案を意味する終結形助詞であるので、発話分析ユニット1441はメッセージの目的、即ち、プライマリースピーチが提案であり、形態素間の連結及び文章全体の構造から提案された日程の具体的対象(行為)となる個体が“ゴルフ”であることを把握することができる。提案された日程の対象となる“ゴルフ”は行為の開始時間を具体的に特定しなければならない行為であるが、メッセージA1には具体的時間の言及がない。従って、人工知能エージェント1440はメッセージA1が類型3に該当するメッセージであり、使用者に時間を特定しないでゴルフを提案することを目的としていると把握する。従って、発話分析ユニット1441はメッセージA1に続くメッセージを追跡して分析する。この際、人工知能エージェント1440はメッセージカウンターを初期化し、メッセージをカウンターする。即ち、人工知能エージェント1440はメッセージA1の隣接メッセージであるB1(j=1)に対して、形態素分析と話行分析を遂行する。一方、人工知能エージェント1440は日程情報を生成して使用者のモバイル端末10のメモリ1500に一時貯蔵する。生成された日程情報のデータ構成は次のようである。
【0155】
“[ ]_[ゴルフ]_[ ]_[友達1]_[ ]_[ ]”
【0156】
メッセージB1は、二つの文章、“いいね”と“それでは来週はどう”を含んでいる。発話分析ユニット1441は二つの文章に対して形態素分析を遂行し、発話分析ユニット1441は分析された形態素の関係及び文章の構造に基づいて話行分析を遂行する。発話分析ユニット1441は、一番目の文章である“いいね”から友達1の提案に対する同意であることを把握する。また、発話分析ユニット1441は、二番目の文章の形態素“来週”と提案を意味する終結形助詞である“どう”との文章内の連結関係からこのメッセージが時間を特定していない友達1の提案に対して時間をすこし具体化して再度提案することを目的とすることを把握する。しかし、メッセージB1に含まれた時間に関する形態素“来週”によっては計画された作業“ゴルフ”のスタート時点を特定することができないので、具体的代案の提示として見ることができない。従って、人工知能エージェント1440はメッセージカウンター値を1増加させた後、この値をルーチン反復最大許容回数5と比較する。増加されたメッセージカウンター値は2であり最大許容回数5より小さいので、次の後続メッセージ(j=2)に対して対話の追跡及び後続メッセージ分析を継続遂行する。一方、メッセージB1に含まれた時間に関する形態素“来週”によっては計画された作業“ゴルフ”のスタート時点を特定することができないので、最初の提案によって生成されて一時貯蔵された日程情報は更新されない。
【0157】
人工知能エージェント1440は次のメッセージであるA2に対して形態素分析及び話行分析を遂行する。メッセージA2には日付で特定される形態素“水曜日”と“木曜日”、除外を意味する形態素“(除いて)”、肯定を意味する形態素“いい”、叙述形終結助詞“~です”が含まれている。人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は、これら形態素の意味及びその連結関係から、メッセージA2がメッセージB1に対する部分的な同意を伝達するためのことであるのを把握する。しかし、この同意によっても具体的時間が提示されないので人工知能エージェント1440はメッセージカウンター値を1増加させた後、この値をルーチン反復最大許容回数5と比較する。増加されたメッセージカウンター値は3であるので最大許容回数5より小さいので、次の後続メッセージB2(j=3)を追跡して分析を継続する。
【0158】
人工知能エージェント1440は続くメッセージであるB2(j=3)に対して形態素分析及び話行分析を遂行する。メッセージB2は日付で特定される形態素“金曜日”、時間の形式を有する形態素連続体“7:30”、日程の対象である行為“ゴルフ”と関連された特定の場所に関する形態素連続体“大韓カントリークラブ”、相手の意向を問う形態素“どう”を含んでいる。発話分析ユニット1441はメッセージB2の各形態素の意味及びその連結関係からメッセージB2が分単位まで具体化された日時、場所に関して提案し、相手の同意可否を問うためのことであると判断する。メッセージB2には具体的時間と場所が含まれているので、臨時貯蔵された日程情報を更新する必要がある。従って、人工知能エージェント1440は一時貯蔵された日程情報を次のように更新する。
【0159】
“[2017.4.7、7:30]_[ゴルフ]_[大韓カントリークラブ]_[友達1]_[ ]”
【0160】
話行分析結果によると、このメッセージB2は類型2に属する日程の提案に該当しそれだけでは日程の確定が不可能であり相手の同意可否に関する判断が必要であるので、人工知能エージェント1440は続くメッセージを追跡して形態素分析及び話行分析を遂行する必要がある。
【0161】
人工知能エージェント1440はメッセージB2の後続メッセージを追跡分析に先立ってメッセージカウンターを初期化する。続けて、人工知能エージェント1440は発話分析ユニット1441を通じてメッセージB2の後続メッセージA3(j=1)に対して形態素分析及び話行分析を遂行する。メッセージA3はすぐ前で言及された時間を指称する形態素連続体“その時間”と否定(拒絶)を意味する形態素である“むずかし”を含む。発話分析ユニット1441はメッセージA3に含まれた形態素の意味及びその連結関係から、メッセージA3がすぐ前で言及された時間、即ち、”次の金曜日7:30”の提案に対する拒絶を知らせるためのことであるのを把握する。即ち、メッセージA3はメッセージB2の提案に対する同意でもなく、代案の提示でもないことと判定される。従って、人工知能エージェント1440はメッセージカウンター値を1増加させ、最大反復回数5と比較する。増加されたメッセージカウンター値2は最大反復回数5より小さいので、人工知能エージェント1440はメッセージA3に後続するメッセージB3(j=2)に対して形態素分析及び話行分析を遂行する。これは、前述したようにメッセージA3の拒絶以後にもモバイル端末の使用者または相手友達1によって代案が提案される可能性があるからである。この際、メッセージA3には一時貯蔵された日程情報に含まれた項目を変更する内容がないので日程情報の更新は遂行されない。
【0162】
メッセージB3には接続副詞“それでは”の変形形態素である“では”、時間形式の形態素連続体”12:15”と相手の意向を問う形態素連続体”どう”を含んでいる。発話分析ユニット1441は形態素の配置関係”では~どう”は新しい代案の提示に該当することとして判断し、新しい代案は”来週の金曜日12:15”であることと把握する。即ち、人工知能エージェント1440は、メッセージB3はメッセージA3に関する応答として新しい代案を提案するためのものであると把握する。
【0163】
一方、メッセージB3はメッセージB2で提案された時間の代案である”金曜日12:15”が含まれているので一時貯蔵された日程情報を更新しなければならない。人工知能エージェント1440は一時貯蔵された日程情報を次のように更新する。
【0164】
“[2017.4.7、12:15]_[ゴルフ]_[大韓カントリークラブ]_[友達1]_[ ]”
人工知能エージェント1440は、メッセージB3において日程の提案に対する友達1の応答が感知される時まで日程の確定を保留し続くメッセージを追跡して形態素分析及び話行分析を継続遂行する。
【0165】
この際、代案に関する同意可否追跡のためのルーチンが新しく始まるので、人工知能エージェント1440はメッセージカウンターを初期化し、B3の後続メッセージであるメッセージA4(i=1)に対して形態素分析を遂行する。メッセージA4は肯定の形態素”いい”と終結形助詞である形態素”~です”を含む。発話分析ユニット1441はメッセージA4に含まれた形態素の意味及び連結関係からメッセージA4が直前のメッセージB3に対する同意を伝達するためのことであるのを把握する。従って、人工知能エージェント1440は、メッセージB3によって提案された日時、即ち”来週金曜日午後12:15”は同意されたと解釈し、一時貯蔵された日程情報の登録のための処理を遂行する。
【0166】
日程情報の登録処理は、上述した過程を経て遂行される。
【0167】
図12は、日程情報登録に対する使用者の承認及び拒否入力を受信することのできる日程情報登録グラフィック使用者インターフェースの一例を示すスクリーンショットである。
【0168】
図12を参照すると、日程情報登録グラフィック使用者インターフェース240は第2メッセージ管理使用者インターフェース200上に提供される。日程情報登録グラフィック使用者インターフェースは日程情報生成通知窓241、登録ボタン242、取り消しボタン243を含む。
【0169】
人工知能エージェント1440のサービス応答生成ユニット1443は、生成された日程情報の項目を用いて“4月7日12:15に友達1と大韓カントリークラブでゴルフが予定されています。登録しますか?”という文章を生成して使用者インターフェース管理ユニット1430に伝送し、日程情報登録グラフィック使用者インターフェースの生成を要請する。
【0170】
使用者インターフェース管理ユニット1430は、人工知能エージェント1440から受信した文章を日程情報生成通知窓241に挿入し、登録ボタン242及び取り消しボタン243が含まれた日程情報登録グラフィック使用者インターフェースを生成して第2メッセージ管理使用者インターフェース上に提供する。
【0171】
このように、本発明による人工知能エージェント1440は、一連の対話を追跡し、対話を構成するそれぞれのメッセージに対する形態素分析及び話行分析を遂行することで、日程の具体的内容を把握するように構成される。
【0172】
一方、本発明の一実施形態によると、人工知能エージェント1440は確定された日程情報に場所項目があるかを判断し、場所項目がない場合、場所に関する情報を提供するように構成される。例えば、図10に示された処理を通じて日程が確定された場合、人工知能エージェント1440のサービス応答生成ユニット1443は確定された日程情報を照会して場所項目の有無を判定し、確定された日程情報に場所項目が含まれていない場合、日程情報の作業」項目と関連された場所を検索し検索された関連場所を提供する。この際、人工知能エージェント1440のサービス応答生成ユニット1443は使用者の位置情報を用いて場所を検索することができる。例えば、サービス応答生成ユニット1443は使用者の位置情報を受信して使用者の位置から所定の距離にある関連場所を検索するように構成されてもよい。また、サービス応答生成ユニット1443は日程情報確定過程で追跡及び分析されたメッセージの内容を分析して場所を検索することができる。
【0173】
[イベントパネル]
本発明の一実施形態によると、メッセージ情報統合管理部1400は人工知能エージェント1440が受信/発信メッセージを分析して生成した日程情報を視覚化して第1及び第2メッセージ管理使用者インターフェースを通じて提供するように構成される。
【0174】
本発明の一実施形態によると、第1メッセージ管理使用者インターフェース100は、人工知能エージェント1440によって生成された日程情報を表示する第1イベントパネルをさらに含むように構成されてもよい。
【0175】
以下、図13及び図14を参照して第1イベントパネルの生成処理を詳細に説明する。
【0176】
図13は第1イベントパネルが表示された第1メッセージ管理使用者インターフェースの例を示すスクリーンショットであり、図14は本発明の一実施形態による第1イベントパネルの生成に関する処理を示すフロー図である。
【0177】
図13を参照すると、第1メッセージ管理使用者インターフェース100は使用者の日程と関連された情報がカード形態のグラフィック客体で表示される第1イベントパネル150を含むように構成される。第1イベントパネル150は第1メッセージ管理使用者インターフェース100の上段領域に提供され、第1イベントパネル150には使用者の日程に関する情報が表示された日程カード151が表示されている。
【0178】
このような第1イベントパネルの提供のために、メッセージ情報統合管理部1400は人工知能エージェント1440から使用者の日程情報を受信し、受信された日程情報を所定のフォーマットで再構成するように構成される。例えば、使用者の日程情報は複数の項目、例えば、予定された日程のスタート日時、終了日時、場所、日程と関連した人物、日程の具体的内容などの項目に関する情報を含むことができるが、メッセージ情報統合管理部1400はそれらの項目のうち一部に対してのみ要約情報生成するように構成される。
【0179】
図14を参照すると、まず、使用者インターフェースユニットは人工知能エージェント1440によって生成された日程情報を受信する(S6100)。使用者インターフェースユニットの日程情報受信(S6100)は、第1メッセージ管理使用者インターフェース100の実行の際に遂行されるか、実時間で、即ち、人工知能エージェント1440によって日程情報が生成される即時遂行されてもよい。
【0180】
続いて、メッセージ情報管理ユニット1420は受信された日程情報を読み出して(S6200)、日程カード情報フォーマットに従って編集して日程カード情報を生成する(S6300)。日程カード情報フォーマットは第1イベントパネルに提供される日程カードに表示される情報の項目及び形式に関する定義である。例えば、日程カード情報フォーマットは、表示項目で日付、時刻及び題目を指定し、日付は“MM.DD.”の形式を、時刻は“午前(午後)○○:○○”の形式を、関連相手は日程情報表題の全文の形式を有すると定義される。この場合、メッセージ情報管理ユニット1420は日程情報のうち日程カード情報フォーマットによって定義された項目のみを抽出して日程カード情報フォーマットに定義された表示形式に従って編集することで日程カード情報を生成する。
【0181】
以上では、日程カード情報の生成がメッセージ情報管理ユニット1420によって遂行される例について説明したが、このような処理の全部または一部は使用者インターフェース管理ユニット1430によって遂行される。
【0182】
続いて、使用者インターフェース管理ユニット1430は、日程カード構成規則によって日程カード情報を視覚化して日程カードを生成する(S6400)。続けて、使用者インターフェース管理ユニット1430は生成された日程カードを所定の配列規則によって配列して第1イベントパネル150に表示する(S6500)。日程カード構成規則はメッセージ情報管理ユニット1420によって生成された日程カード情報の配置と表示形式に関する規則である。例えば、日程カード構成規則は1)日程カード情報は小ブロックと大ブロックで区分されたカード形態のイメージ上に表示し、2)日程カード情報項目のうち日付は日程カード上段の小ブロックに、時刻と題目は下段の大ブロックに表示し、3)時刻は大きいフォントを使用して表示し、4)題目は小さいフォントを使用して時刻下に配置するように定義される。使用者インターフェース管理ユニット1430は前記例のような構成規則によって日程カード情報の各項目を処理して視覚化し、その結果を第1メッセージ管理使用者インターフェース100の第1イベントパネルを通じて表示する。
【0183】
日程カードは対応する日程情報にアクセスできるリンクを含むように構成される。使用者インターフェース管理ユニット1430は日程カードをダッチするなどの使用者入力に応答して、日程管理アプリケーションを実行し、日程カードに対応する日程情報にアクセスしてモバイル端末10に表示する。
【0184】
再度図13を参照すると、第1イベントパネル150には日程カード情報フォーマットと日程カード構成規則によって視覚化された日程カード151が表示される。図13の例では、日程カード141は、前記で例とした日程カード情報フォーマットと日程カード構成規則によって、日付項目“12.26”は上段の小ブロック151aに挿入され、時刻項目“午前08:00”は大きいフォントを使用して下段大ブロック中央151bに配置され、題目項目“チーム長ミーティング”は小さいフォントを使用して下段大ブロックの時刻項目151c“午前08:00”下に配置されるように構成される。
【0185】
メッセージ情報管理ユニット1420によって生成された日程カード情報はメモリ1500に貯蔵される(S6600)。日程カード情報を貯蔵する処理(S6600)は日程カードの生成処理(S6400)または日程カードの表示処理(S6500)と同時に遂行されるか、前後を変えて実行されてもよい。
【0186】
第1イベントパネル150に表示される複数の日程カードは日程情報に含まれた時刻情報を基準として羅列されてもよい。即ち、使用者インターフェース管理ユニット1430は、現在と最も近い時刻に予定された日程が最も先に位置するように日程要約カードを配列することができる。第1イベントパネル150は通り越しなどの使用者入力を通じてパネルに表示された日程要約カード前後に配列されたカードを照会することができるように構成されてもよい。
【0187】
日程情報要約カードは含まれた日程の属性によって互いに識別可能であるように生成される。例えば、日程情報のうち日程の重要度を示す情報が含まれるが、この場合使用者インターフェース管理ユニット1430は日程の重要度によってカードの色相または日程情報を表記した文字の色を異なるように生成するように構成される。このような構成は日程カードの視覚化に関する日程カード構成規則によって定義される。
【0188】
一方、第2メッセージ管理使用者インターフェース200は、人工知能エージェント1440によって生成された日程情報を表示する第2イベントパネルをさらに含むように構成される。
【0189】
以下、図15及び図16を参照して第2イベントパネルの生成処理を詳細に説明する。
【0190】
図15は第2イベントパネルが表示された第1メッセージ管理使用者インターフェースの例を示すスクリーンショットであり、図16は本発明の一実施形態による第2イベントパネルの生成に関する処理を示すフロー図である。
【0191】
図15の例で、第2イベントパネルの第2メッセージ管理使用者インターフェース200の対話相手と関連された日程情報のうち最も先に到来する日程情報のみを表示するように構成される。
【0192】
図16を参照すると、まず、使用者インターフェース管理ユニット1430は人工知能エージェント1440によって第2メッセージ管理使用者インターフェース200の対話相手と関連して生成された日程情報を受信する(S7100)。ここで、対話相手というのは第2メッセージ管理使用者インターフェース200に表示される対話(受信/発信音声通話及び文字メッセージ)の相手をいう。対話相手と関連された日程情報というのはその相手との対話に基づいて人工知能エージェント1440によって生成された日程情報をいう。対話相手と関連された日程情報の受信(S7100)は、第2メッセージ管理使用者インターフェース200の実行の際遂行されるか、実時間で、即ち、人工知能エージェント1440によって日程情報が生成される即時遂行される。
【0193】
続いて、メッセージ情報管理ユニット1420は受信された日程情報を読み出して(S7200)、第2イベントパネル情報フォーマットに従って編集して第2イベントパネル情報を生成する(S7300)。第2イベントパネル情報は第2イベントパネルに提供される表示される情報の項目及び形成に関する定義である。例えば、第2イベントパネル情報フォーマットは、表示項目で日付、時刻、題目及び日程到来まで残った時間を指定し、日付は“MM.DD”の形式または“今日”(日程情報の日付が表示日と一致する場合)を、時刻は“午前(午後)○○:○○”の形式を、題目は日程情報表題の全文の形式を、残った時間は“X日前”、“X時間前”または“XX分前”の形式を有すると定義される。この場合、メッセージ情報管理ユニット1420は日程情報のうち第2イベントパネル情報フォーマットによって定義された項目のみを抽出して第2イベントパネル情報フォーマットに定義された情報形式によって編集することで第2イベントパネル情報を生成する。
【0194】
以上では、第2イベントパネル情報の生成がメッセージ情報管理ユニット1420によって遂行される例について説明したが、このような処理の全部または一部は使用者インターフェース管理ユニット1430によって遂行されてもよい。
【0195】
続いて、使用者インターフェース管理ユニット1430は、所定の規則に従って第2イベントパネル情報を視覚化し(S7400)、視覚化された第2イベントパネル情報を含む第2イベントパネルを生成して第2メッセージ管理使用者インターフェース200に表示する(S7500)。第2イベントパネル構成規則はメッセージ情報管理ユニット1420によって生成された第2イベントパネル情報の配置と表示形式に関する規則である。例えば、第2イベントパネル構成規則は1)第2イベントパネル情報は小ブロックと大ブロックが横方向に区分されたカード形態のイメージ上に表示し、2)第2イベントパネル情報のうち日付は日程カード左側の小ブロックに、時刻、題目及び日程到来まで残った時間は右側の大ブロックに表示し、3)時刻は大きいフォントを使用して表示し、4)題目は小さいフォントを使用して時刻下に配置し、5)残った時間は大ブロック右側上段に配置された楕円形のイメージ内に挿入するように定義する。使用者インターフェース管理ユニット1430は前記例のような構成規則に従って第2イベントパネル情報の各項目を処理して視覚化して第2イベントパネルを生成し、生成された第2イベントパネルを、第2メッセージ管理使用者インターフェース200を通じて表示する。
【0196】
再度図15を参照すると、第2メッセージ管理使用者インターフェース200には前記で例とした第2イベントパネル情報フォーマットと第2イベントパネル構成規則に従って生成された第2メッセージ管理使用者インターフェース250が表示される。
【0197】
第2メッセージ管理使用者インターフェース250には第2イベントパネル情報フォーマットと第2イベントパネル構成規則によって視覚化された日程情報が表示される。図15の例では、第2メッセージ管理使用者インターフェース250は、前記で例とした第2イベントパネル情報フォーマットと第2イベントパネル情報フォーマットと第2イベントパネル構成規則に従い、日付項目“4.07.”は左側の小ブロック251に挿入され、時刻項目“午後12:15”252aは大きいフォントを使用して右側の大ブロック252左側に配置され、題目項目“ゴルフ約束252b”は小さいフォントを使用して左側の大ブロック252の時刻項目の下に配置され、残った時間項目“9日前”252cは大ブロック252右側上段の楕円形イメージに挿入されるように構成される。
【0198】
メッセージ情報管理ユニット1420によって生成された第2イベントパネル情報または使用者インターフェース管理ユニット1430によって生成された第2イベントパネルは第2メッセージ管理使用者インターフェース200の対話相手と関連してメモリ1500に貯蔵される(S7600)。第2イベントパネル情報を貯蔵する処理(S7600)は第2イベントパネルの生成処理(S7400)または第2イベントパネルの表示処理(S7500)と同時に遂行されるか、前後を変えて実行される。
【0199】
使用者は使用者入力(例えばタッチ入力)を通じてイベントパネルに表示された日程カードを選択して該当日程の具体的内容(詳細情報)を確認するか、修正/削除など追加的作業をすることができる。
【0200】
使用者は以上で説明したイベントパネル内に表示される日程カードを他のサービス加入者に伝送することができる。即ち、使用者はイベントパネルに提供される日程カードを選択して、メッセージ情報統合管理サービスに加入した他の使用者のモバイル端末10に伝送することができる。
【0201】
[認証コードの複写]
オンライン金融取引及び電子商取引で度々本人確認のための手段として一回用認証コードを要求するが、この認証番号は認証機関で生成して使用者に文字メッセージで伝送される。従来には認証機関から認証コードが含まれた文字が受信されると、使用者は文字を開けて確認し、文字に含まれた認証コードを記憶した後それを入力するか、認証番号を選択して複写した後貼り付けして入力しなければならなかった。
【0202】
本発明の一実施形態による人工知能エージェント1440は、受信された文字メッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行して認証コード発送を目的とするかを把握するように構成される。一方、メッセージ情報統合管理部1400は認証機関から発送された認証コードを自動に複写する使用者インターフェースを提供するように構成されてもよい。
【0203】
以下、図17及び図18を参照して人工知能エージェント1440とメッセージ情報統合管理部1400によって認証コード複写インターフェースが制動される処理を具体的に説明する。
【0204】
図17は認証コード複写インターフェース生成処理過程を示すフロー図である。
【0205】
まず、人工知能エージェント1440は文字メッセージを受信する(S8100)。人工知能エージェント1440は受信されたメッセージに対して形態素分析及び話行分析を遂行する(S8200)。人工知能エージェント1440は発話分析ユニット1441を通じて形態素分析及び話行分析結果に基づいて受信された文字メッセージが認証コードを伝送する目的を有するかを判断する(S8300)。例えば、人工知能エージェント1440の発話分析ユニット1441は形態素分析を通じて、“認証番号”、“識別番号”、“暗号”、“パスワード”などの形態素(または形態素連続体)及び認証コードを識別し、話行分析を通じてメッセージが認証コードを伝送するためのメッセージであると判定することができる。
【0206】
受信されたメッセージが使用者に認証コードを伝送するためのであると判定された場合、人工知能エージェント1440はメッセージから認証コードを抽出する(S8400)。認証コードは普通無作為で配列された数字列または文字列で構成されるので、人工知能エージェント1440は、形態素/話行分析結果を用いて文字メッセージのうち無作為で配列された数字列または文字列を見出して抽出することができる。
【0207】
続けて、人工知能複写使用者インターフェースの生成要請と共に、人工知能エージェント1440は抽出された認証コードを使用者インターフェース管理ユニット1430に伝送する(S8500)。
【0208】
使用者インターフェース管理ユニット1430は人工知能エージェント1440から受信した認証コードが挿入された認証番号複写インターフェースを生成してそれをモバイル端末10に表示する(S8600)。
【0209】
図18は本発明によって提供された認証コード複写インターフェースの例を示すスクリーンショットである。
【0210】
図18を参照すると、受信された認証コード文字メッセージはカード形態の認証コード複写インターフェース700を通じてモバイル端末10に表示される。認証コード複写インターフェース700は文字メッセージアプリケーションを実行しない状態でモバイル端末10に表示される。この際、前述した処理(S8100乃至S8500)は文字メッセージの受信後即時遂行される。認証コード複写インターフェース700は文字メッセージ表示窓710、認証コード表示窓720及び複写ボタン730を含む。文字メッセージ表示窓710には発信人と文字メッセージの内容が表示される。認証コード表示窓720には受信文字メッセージから抽出された認証コードが表示される。複写ボタン730は認証コード表示窓720に表示された認証コードを複写する使用者入力を生成する。使用者は複写ボタン730をタッチする入力を通じて簡単に認証コードを複写することができる。認証コード表示窓720下段には“閉める”と“読む”ボタンが提供されるが、使用者が閉めるを選択するとカードが消えてしまい、読むを選択すると使用者インターフェース管理ユニット1430は文字メッセージ情報管理部にアクセスして受信されたメッセージをモバイル端末10に表示する。また、使用者インターフェース管理ユニット1430は、使用者が複写ボタン730をタッチして認証コード複写を完了すると自動的にカードを消えるように構成されてもよい。図18の例では文字メッセージに含まれた認証コード“307346”が複写される。
【0211】
このように、使用者は自動的に表示された認証番号複写インターフェースを通じて、簡便な使用者操作で認証コードを複写してそれを必要とするところに貼り付けることができる。従って、文字メッセージを確認し、必要な認証コードを見出して、認証コードを選択して複写するなどの煩わしい動作を要する従来の方法より使用者の便宜が非常に向上される。
【0212】
[不在中通話に対する応答メッセージの生成]
【0213】
使用者が受信音声通話呼に対して応答できなかった場合、発信相手に使用者が不在中であることを知らせるメッセージが発送される。このような不在中応答メッセージは移動通信事業者によって発送されるか、使用者のモバイル端末で直接発信される。しかし、このような不在中応答メッセージは予め定められた文句を反復的に使用するので、発信相手との親密度が全く考慮されない。
【0214】
本発明の一実施形態によると、人工知能エージェント1440は受信音声通話呼を受けなかった場合、発信相手との対話履歴分析結果によって尊敬語水準を選択して不在中応答メッセージを生成する。
【0215】
使用者が応答しなかった受信音声通話呼が感知されると、人工知能エージェント1440は該当音声通話呼の音声通話情報を音声通話管理部1100から受信する。
【0216】
人工知能エージェント1440は受信された音声通話情報から発信相手を識別し、識別された発信相手と使用者の対話履歴を分析して尊敬語水準を決定する。尊敬語水準の決定は使用者が発信相手に発信したメッセージの形態素分析結果に基づいて遂行される。国語の場合、メッセージの終結語尾(助詞)が尊敬水準把握に重要な基準となる。
【0217】
例えば、図11の対話相手である”友達1”から音声通話呼が受信されたが応答しなかった場合、人工知能エージェント1440が不在中受信音声通話に関する情報を音声通話管理部1100から受信する。人工知能エージェント1440は受信された音声通話情報に基づいて不在中受信音声通話の発信人が”友達1”であることを把握する。人工知能エージェント1440はこの不在中音声通話に対する応答メッセージ作成のために”友達1”との対話履歴を検索して分析する。図11に示されたように、使用者が”友達1”に伝送したメッセージには尊敬語が全く使用されていないので、人工知能エージェント1440は尊敬語を使用しないで応答メッセージ、例えば、“会議中なので後で連絡します”を生成する。
【0218】
応答メッセージはサービス応答生成ユニット1443の発話生成機能を通じて生成される。応答メッセージはサーバによって収集された対データに基づいて作成される。即ち、サービス応答生成ユニット1443は収集された対話データを分析した結果であるタギングされたコーパスを不在中通話に対する応答という目的に合わせて組合せしてメッセージを生成する。
【0219】
本発明の一実施形態は、モバイル端末10に備えられたプロセッサが前記で説明した処理を遂行するようにインストラクションを含むコンピューターで判読可能な貯蔵媒体を提供することができる。前述したように、本発明によるメッセージ情報統合管理ユニット1000は、モバイル端末10に内蔵されたプロセッサと、プロセッサで実行されるアプリケーションで構成される。アプリケーションはメッセージ情報統合管理サービスサーバ20からダウンロードされてメモリ1500に設置されてもよい。アプリケーションはプロセッサが本発明によるメッセージ情報統合管理部1400及び人工知能エージェント1440によって付加機能提供のための全ての処理を遂行するようにする複数のインストラクションを含む。

(2)メッセージ情報統合管理サーバ
【0220】
図19は本発明の第1システム構成例によるメッセージ情報統合管理サービスサーバ20の構成を示すブロック図である。
【0221】
本発明の一実施形態によるメッセージ情報統合管理サービスサーバ20はデータ送受信モジュール2100、会員管理モジュール2200、データベース2300、友達管理モジュール2400及び人工知能エージェント管理モジュール2500を含んで構成される。
【0222】
データ送受信モジュール2100は使用者のモバイル端末からメッセージ情報統合管理アプリケーションと関連して生成された情報(統合メッセージ情報、日程情報、メモ情報など)を受信し、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20によって管理される情報をモバイル端末に伝送する。
【0223】
会員管理モジュール2200は使用者がメッセージ情報統合管理サービスに会員として加入して登録した各種個人情報を管理し、特に本発明の一実施形態によって各会員が登録した友達の情報を管理する。友達管理モジュール2400は本発明のメッセージ情報統合管理サービス友達追加機能を提供する。
【0224】
以下、前記各モジュールの細部機能を詳細に説明する。
【0225】
まず、データ送受信モジュール2100は、使用者のモバイル端末10との信号及びデータ交換を制御する。
【0226】
会員管理モジュール2200は会員情報管理ユニット2210、会員認証処理ユニット2220及び友達登録管理ユニット2230などを含んでもよい。会員情報管理ユニット2210は各使用者がメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に接続してサービスに加入する時に入力された各種会員関連情報をデータベース2300に貯蔵するか、モバイル端末10のメッセージ情報統合管理アプリケーションを通じて修正された各種会員関連情報を更新する。
【0227】
会員認証処理ユニット2220は会員加入した各使用者がメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に接続する場合認証サーバ(図示せず)と連動して認証を遂行する。また、会員認証処理部はメッセージ情報統合管理サービスに加入しない使用者がメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に接続した場合、前述したメッセージ情報統合管理アプリケーションを該当使用者のモバイル端末10に提供することができる。即ち、使用者がメッセージ情報統合管理アプリケーションをダウンロードして設置できるように設置を案内するか、自動的にアプリケーションを提供することができる。
【0228】
友達登録管理ユニット2230は多様な方法によって登録された該当会員に対するメッセージ情報統合管理サービス友達を管理する機能を遂行する。
【0229】
友達管理モジュール2400は本発明の各実施形態による機能を遂行するように住所録友達追加ユニット2410及びSNS友達追加ユニット2420などを含んでもよい。住所録友達追加ユニット2410は、モバイル端末10内に貯蔵された住所録を検索して、該当検索された知人をメッセージ情報統合管理サービスの友達として自動登録する機能を遂行する。SNS友達追加ユニット2420は、前記モバイル端末10の使用者が加入したSNSサービス(例えば、”フェースブック(登録商標)”、”カカオトーク(登録商標)”など)で自分が登録したSNS友達を検索してメッセージ情報統合管理サービス友達で自動登録する機能を遂行する。このように友達管理モジュール2400の各機能部では本発明の一実施形態によって多様な方法で知人をメッセージ情報統合管理サービス友達として登録させる機能を提供する。例えば、モバイル端末10に設置されたメッセージ情報統合管理サービスクライアントアプリケーションが実行されると、前記クライアントアプリケーションはモバイル端末10内部に貯蔵された住所録データを直接読出し、読み出された住所録の各データをメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送する。そうすると、前記メッセージ情報統合管理サービスサーバ20では前記住所録データに含まれた知人それぞれに対して会員情報データベースに貯蔵された会員情報を照会して会員加入可否を判断し、その結果を再度モバイル端末10に伝送することで、前記モバイル端末10で自動友達登録を遂行することができる。
【0230】
各種データを貯蔵及び伝送処理するデータベース2300は会員情報データベース2310、統合メッセージ情報データベース2320、友達情報データベース2330及び対話モデルデータベース2340などを含み、本発明によるメッセージ情報統合管理サービス提供のために必要な他のデータベースをさらに含んでいてもよい。
【0231】
会員情報データベース2310はメッセージ情報統合管理サービスに加入した会員の各種情報を貯蔵する。例えば、前記会員情報として該当会員の個人身上情報、プロフィール情報に必要な写真、ニックネーム、最近接続時間、SNS加入情報、個人情報露出設定情報、自動ログイン設定情報などを含む。
【0232】
統合メッセージ情報データベース2320はメッセージ情報統合管理アプリケーションを通じて生成された統合メッセージ情報を貯蔵する。
【0233】
友達情報データベース2330は本発明の一実施形態によって自動登録または使用者が直接登録したメッセージ情報統合管理サービス友達と関連された各種情報を貯蔵する。例えば、登録した友達のID及びニックネーム情報、登録経路情報、友達遮断情報などを含む。
【0234】
対話モデルデータベース2340は前述したように対話モデルに関するデータを貯蔵する。
【0235】
人工知能エージェント管理モジュール2500は、対話モデル管理ユニット2510、対話分析規則管理ユニット2520及びサービス応答管理ユニット2530などを含んでもよい。
【0236】
対話モデル管理ユニット2510は人工知能エージェント1440のサービス応答生成規則及び分析規則に使用される対話モデルを管理する。対話モデル管理ユニット2510は、本発明による統合メッセージ管理プラットフォームを通じて対話データを収集し、収集されたデータを分析して生成された対話モデルに反映して機能を遂行する。
【0237】
対話分析規則管理ユニット2520は対話モデル管理ユニット2510によって生成されるか更新される対話モデルに基づいて対話分析規則を更新するか生成する機能を遂行する。対話分析規則管理ユニット2520は、更新されるか追加された分析規則を使用者のモバイル端末10に伝送する機能も遂行する。即ち、使用者のモバイル端末10に設置された人工知能エージェント1440の分析規則1444はメッセージ情報統合管理サービスサーバ20の対話分析規則管理ユニット2520によってアップデートされる。
【0238】
サービス応答管理ユニット2530は、使用者のモバイル端末10の人工知能エージェント1440によって遂行されるサービス応答を管理する。具体的に、サービス応答管理ユニット2530は、サービス応答規則を生成、変更し、変更/生成されたサービス応答規則を使用者のモバイル端末10に伝送する機能を遂行する。
【0239】
以下に、第1システム構成例によるメッセージ情報統合管理サービスサーバ20の動作を説明する。
【0240】
まず、データ通信ユニットがモバイル端末10から統合メッセージ情報を受信する。統合メッセージ情報の受信は多様な方式で開示される。例えば、使用者のモバイル端末10は統合メッセージ情報が生成されるか変更される度に即時それをメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送するように構成されてもよい。それとは異なり使用者のモバイル端末10は予め設定された周期に従って統合メッセージ情報をメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送するように構成されてもよい。この場合、追加されるか変更された統合メッセージ情報がなければ伝送動作を省略することもできる。さらに他の代案として、使用者のモバイル端末10は、メッセージ情報統合管理アプリケーションの実行の際のみにアップデートされた統合メッセージ情報をメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送するように構成されてもよい。また、以上で言及したモバイル端末10による伝送と異なり、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20がモバイル端末にアクセスしてアップデートされた統合メッセージ情報を照会し、アップデートされた統合メッセージ情報を直接読出するようにメッセージ情報統合管理サービスサーバ20が構成されてもよい。
【0241】
メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は受信された統合メッセージ情報をデータベース2300に貯蔵する 。データベースはモバイル端末10から受信したそれぞれの統合メッセージ情報をモバイル端末10の使用者と関連して貯蔵する。
【0242】
次に、データ通信ユニットが使用者のモバイル端末10からデータベース2300に貯蔵された統合メッセージ情報の照会要請を受信すると 、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20はデータベースから該当使用者の統合メッセージ情報を読出して使用者のモバイル端末10に伝送する 。
【0243】
統合メッセージ情報を受信したモバイル端末は、受信した統合メッセージ情報を前述したような処理を経て第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理使用者インターフェース200に表示する。
【0244】
以上では、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20と使用者のモバイル端末10の統合メッセージ情報交換及び処理に対して説明したが、使用者のモバイル端末10によって生成/変更された付加機能情報に対しても同一の方式が適用できることは当然である。
第2システム構成例
【0245】
以上では、統合メッセージ情報の生成及び管理、付加機能の処理、使用者インターフェースの管理など、メッセージ情報統合管理サービスと関連された大部分の機能が使用者のモバイル端末10で遂行され、サーバはその結果であるデータを保管し、モバイル端末10の要請によって保管されたデータを伝送するように構成されるシステム構成例に関して説明した。
【0246】
一方、以上で説明した使用者のモバイル端末10のメッセージ情報統合管理部1400に含まれた本発明と関連された各種機能の一部はメッセージ情報統合管理サービスサーバによって提供されるように構成される。即ち、第1システム構成例の使用者のモバイル端末10のメッセージ情報統合管理部1400の構成要素のうち一部がメッセージ情報統合管理サーバに含まれて使用者のモバイル端末10の介入なしにメッセージ情報統合管理サービスサーバ20によって該当機能が遂行されてもよい。
【0247】
図21は、それぞれ第2システム構成例によって構成された使用者のモバイル端末10とメッセージ情報統合管理サービスサーバ20の構成の一例を示すブロックダイヤグラムである。
【0248】
図21を参照すると、使用者のモバイル端末10は音声通話管理部1100、文字メッセージ管理部1200及びメッセージ情報統合管理部1400を含むように構成され、メッセージ情報統合管理部1400は、使用者インターフェース管理ユニット1430、人工知能エージェント1440及びメモリ1500で構成される。一方、図20を参照すると、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20は、図19に示された第1システム構成例のメッセージ情報統合管理サービスサーバの構成に、メッセージモニタリングユニット2610、メッセージ情報管理ユニット2620及び付加機能処理ユニット2630を 含むサーバメッセージ情報管理部2600をさらに含むように構成される。
【0249】
使用者のモバイル端末10の構成要素のうち、第1システム構成例と同一の構成要素は基本的に第1システム構成例と同一の機能を遂行する。従って、同一の機能及び動作に対しては説明を省略する。ただ、一部動作ではメッセージ情報統合管理サービスサーバとの連係が必要なので、それに関してのみ再度説明する。同様に、メッセージ情報統合サービスサーバに対しても、第1システム構成例と同一の構成要素に対しては使用者のモバイル端末10と連係されて遂行される動作に対してのみ説明し、残りは省略する。
【0250】
使用者のモバイル端末10のメッセージモニタリングユニット1410はモバイル端末10に受信されるかモバイル端末10によって発信された音声通話情報及び文字メッセージ情報のアップデート可否を照会する。この際、音声通話管理部1100及び文字メッセージ管理部1200へのアクセス及び音声通話情報及び文字メッセージ情報のアップデート可否照会は第1システム構成例で説明したのと同一の方式で遂行される。照会結果に新しく受信/発信された音声通話情報及び文字メッセージ情報があれば、メッセージモニタリングユニット1410は該当音声通話情報及び文字メッセージ情報をメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送する。
【0251】
使用者のモバイル端末10から音声通話情報及び文字メッセージ情報を受信すると、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20のメッセージ情報管理ユニット2620は、メッセージモニタリングユニット2610によって照会された音声通話情報及び文字メッセージ情報を用いてメッセージ情報統合サービスアプリケーションを通じて使用者に提供される統合メッセージ情報を生成するように構成される。メッセージ情報管理ユニット1420は具体的動作は第1システム構成例のモバイル端末のメッセージ情報管理ユニット2620の動作と同一である。即ち、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20のメッセージ情報管理ユニット2620は、第1システム構成例のモバイル端末10のメッセージ情報管理ユニット1420によって遂行される処理をそのまま遂行するように構成される。例えば、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20のメッセージ情報管理ユニット2620は、第1メッセージ管理使用者インターフェース100の生成と関連し、使用者のモバイル端末10から受信した音声通話情報及び文字メッセージ情報に対して図4に示されたメッセージブロックフォーマットに従って統合メッセージ情報を生成する処理を同一に遂行する。
【0252】
メッセージ情報統合管理サービスサーバ20のデータ送受信モジュール2100はメッセージ情報管理ユニット2620によって生成された統合メッセージ情報を統合メッセージ情報をデータベース2300に貯蔵し、使用者のモバイル端末10に伝送する。
【0253】
使用者のモバイル端末10の使用者インターフェース管理ユニット1430は、メッセージ情報統合管理サービスサーバ20から受信した統合メッセージ情報を用いて第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理使用者インターフェース200を生成する。使用者インターフェース管理ユニット1430の具体的動作、第1メッセージ管理使用者インターフェース100、第2メッセージ管理使用者インターフェース200などは第1システム構成例と同一である。この際、第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理使用者インターフェース200を通じて処理された文字メッセージ及び音声通話に関する情報はメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送され、メッセージ情報管理ユニット2620は受信された文字メッセージ及び音声通話に関する情報を処理して統合メッセージ情報データベース2320に貯蔵する。
【0254】
使用者のモバイル端末10の人工知能エージェント1440は受信及び発信文字メッセージの内容を分析し、分析されたメッセージ内容に対応する一つ以上のサービス検索して使用者に提供する。人工知能エージェント1440の具体的構成及び動作は第1システム構成例で説明したように同一である。
【0255】
メッセージ情報統合管理サービスサーバ20の付加機能処理ユニット2630は、第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理インターフェース上で遂行された使用者入力に応答して、第1システム構成例で使用者のモバイル端末10の付加機能処理部1300と同一の動作を遂行する。即ち、使用者のモバイル端末10に提供される第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理使用者インターフェース200上で特定の付加機能の実行を要請する使用者入力がメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に受信されると、付加機能処理部は要請された付加機能を遂行するサーバアプリケーションを実行する。サーバアプリケーションは、付加機能と関連された使用者入力が可能な付加機能使用者インターフェースを使用者のモバイル端末10に提供する。付加機能と関連された使用者入力が付加機能使用者インターフェースを通じて入力されると、使用者のモバイル端末10は入力された使用者入力をメッセージ情報統合管理サービスサーバ20に伝送する。メッセージ情報統合サービスサーバの付加機能処理部1300は受信した使用者入力に従って処理を遂行し、その結果を付加機能処理結果データベースに貯蔵すると同時に使用者モバイル端末に伝送する。使用者のモバイル端末10の使用者インターフェースは受信された付加機能処理結果を第1システム構成例で説明された過程を経て第1メッセージ管理使用者インターフェース100及び第2メッセージ管理使用者インターフェース200に表示する。
【0256】
以上、本発明の実施形態によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
【符号の説明】
【0257】
10・・・モバイル端末、20・・・メッセージ情報統合管理サービスサーバ、100・・・第1メッセージ管理使用者インターフェース、200・・・第2メッセージ管理使用者インターフェース、700・・・認証コード複写インターフェース、1000・・・メッセージ情報統合管理ユニット、1100・・・音声通話管理部、1200・・・文字メッセージ管理部、1300・・・付加機能処理部、1400・・・メッセージ情報統合管理部、1410・・・メッセージモニタリングユニット、1420・・・メッセージ情報管理ユニット、1430・・・使用者インターフェース管理ユニット、1440・・・人工知能エージェント、1441・・・発話分析ユニット、1442・・・対話追跡管理ユニット、1443・・・サービス応答生成ユニット、1444・・・分析規則、1500・・・メモリ、1600・・・送受信部、2100・・・データ送受信モジュール、2200・・・会員管理モジュール、2210・・・会員情報管理ユニット、2220・・・会員認証処理ユニット、2230・・・友達登録管理ユニット、2300・・・データベース、2310・・・会員情報データベース、2320・・・統合メッセージ情報データベース、2330・・・友達情報データベース、2340・・・対話モデルデータベース、2400・・・友達管理モジュール、2410・・・住所録友達追加ユニット、2420・・・友達追加ユニット、2500・・・人工知能エージェント管理モジュール、2510・・・対話モデル管理ユニット、2520・・・対話分析規則管理ユニット,2530・・・サービス応答管理ユニット,2600・・・サーバメッセージ情報管理部,2610・・・メッセージモニタリングユニット,2620・・・メッセージ情報管理ユニット,2630・・・付加機能処理ユニット
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