IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 百特▲環▼保科技(烟台)有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-飲料機の消毒殺菌装置 図1
  • 特許-飲料機の消毒殺菌装置 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-09
(45)【発行日】2022-08-18
(54)【発明の名称】飲料機の消毒殺菌装置
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/60 20060101AFI20220810BHJP
   A61L 2/18 20060101ALI20220810BHJP
   A61L 101/10 20060101ALN20220810BHJP
【FI】
A47J31/60
A61L2/18 100
A61L101:10
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2020195947
(22)【出願日】2020-11-26
(65)【公開番号】P2022084221
(43)【公開日】2022-06-07
【審査請求日】2020-11-26
(73)【特許権者】
【識別番号】520465518
【氏名又は名称】百特▲環▼保科技(烟台)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Yantai United Ozonetec Corporation
【住所又は居所原語表記】4F, No.1, Wuzhishan Road, ETDZ, Yantai, Shandong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】徐名勇
(72)【発明者】
【氏名】徐偉鈞
【審査官】石黒 雄一
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-236706(JP,A)
【文献】中国実用新案第204950564(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2019/0110635(US,A1)
【文献】特表2015-536882(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104161456(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111306643(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/00-31/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料機を含み、
前記飲料機には操作パネルおよび飲料出口を設け、
前記飲料出口の下端には排水受け皿を設け、
前記飲料機上には更に電源コードとオゾン水供給管路を設ける飲料機の消毒殺菌装置において、
前記オゾン水供給管路の別一端にはオゾン水製造装置を接続し、
前記オゾン水製造装置は原水供給管路を通じて水供給設備と相互に接続し、
記オゾン水製造装置は、オゾン水生成器外筐体、オゾン水生成器蓋、底筐体を含み、
前記オゾン水生成器外筐体内には前記オゾン水生成器蓋を設置し、前記オゾン水生成器外筐体は前記オゾン水生成器蓋と密に接合し、
前記オゾン水生成器蓋は前記底筐体と密に接合し、
前記底筐体には電源ポート、制御ポートを設け、前記底筐体内には制御板を設け、
前記制御板は導線を通じて前記制御ポートと相互に接続し、前記制御板は導線を通じて前記電源ポートと相互に接続し、
前記オゾン水生成器外筐体は原水入口とオゾン水出口を設け、
前記原水入口は前記原水供給管路を通じて水供給設備と相互に接続し、
前記オゾン水出口はオゾン水供給管路を通じて飲料機と相互に接続し、
前記オゾン水生成器蓋はオゾン水生成器陽極板とオゾン水生成器陰極板を設け、
前記オゾン水生成器陽極板と前記オゾン水生成器陰極板は、導線を通じて前記制御板と相互に接続し、
前記電源ポートは導線を通じて飲料機と相互に接続し、
前記制御ポートは導線を通じて飲料機と相互に接続する
ことを特徴とする消毒殺菌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料機の消毒殺菌装置に関し、オゾン殺菌技術およびその応用領域に係わる。
【背景技術】
【0002】
現在、飲料機用水はスクリーニング工程処理を経て飲料機へ進入するため、汚れやすかったり、バクテリアやカビ菌が繁殖しやすかったりする。更に飲料に砂糖やミルク等栄養物を加えるため、特に高温になる季節に機器が一晩停止しただけで、飲料機内部の管路および出口部位に大量のバクテリアが発生するため、一部の有名ファーストフード店が提供する飲料にバクテリアが標準を超えていることをメディアに暴露されたりする。これらは人々の健康に深刻な影響を与え、飲食業の経営や評判にも重大な問題を引き起こす。
【0003】
現在の飲料機の構造には改善が求められている。
オゾンは効率的、広域的、残留のない殺菌技術であると発明者は認識する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の公知飲料機内部の管路および出口部位に大量のバクテリアが繁殖しやすい問題を改善する飲料機の消毒殺菌装置を提供することを本発明の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術案を提供する。
飲料機の消毒殺菌装置において、飲料機には操作パネルおよび飲料出口を設け、飲料出口の下端には排水受け皿を設け、飲料機には更に電源コードとオゾン水供給管路を設ける。
特徴として、オゾン水供給管路の別一端にはオゾン水製造装置を接続し、オゾン水製造装置は原水供給管路を通じて水供給設備と相互に接続する。
【0006】
更に、オゾン水製造装置はオゾン水生成器外筐体、オゾン水生成器蓋、底筐体を含む。
オゾン水生成器外筐体内にはオゾン水生成器蓋を設け、オゾン水生成器外筐体はオゾン水生成器蓋と密に接合し、オゾン水生成器蓋は底筐体緊密と相互に接続する。
底筐体には電源ポート、制御ポートを設け、底筐体内には制御板を設ける。制御板は導線を通じて制御ポートと相互に接続する。制御板は導線を通じて電源ポートと相互に接続する。
オゾン水生成器外筐体上には原水入口とオゾン水出口を設け、原水入口は原水供給管路を通じて水供給設備と相互に接続し、オゾン水出口は原水入り口を通じて飲料機と相互に接続する。
オゾン水生成器蓋にはオゾン水生成器陽極板とオゾン水生成器陰極板を設ける。
オゾン水生成器陽極板とオゾン水生成器陰極板は導線を通じて制御板と相互に接続する。電源ポートは導線を通じて飲料機と相互に接続する。制御ポートは導線を通じて飲料機と相互に接続する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料機の消毒殺菌装置は、電解式のオゾン水生成器を採用する。電解式のオゾン水生成器は構造が極めて簡単で、コストが低い。電解式のオゾン水生成器を飲料機の外筐体に設置し、直接接在飲料機の原水供給管路上に接続すると、交換やメンテナンスがしやすい。電解式のオゾン水生成器が稼働する時、オゾンガスマイクロバブルが発生し、オゾンガスマイクロバブルが発生した瞬間、オゾンガスマイクロバブルが直ちに水中に溶け、直接オゾン水が生成される。オゾン水はオゾン水が流れる飲料機内部の管路および飲料出口に対し、死角のない全面的な殺菌消毒を行うという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の構造指示図である。
図2】本発明的電解式のオゾン水製造装置構造指示図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(一実施形態)
以下、図式と共に、本発明の具体的実施例を詳細に説明する。
【0010】
図1および図2に示す飲料機の消毒殺菌装置は、飲料機1を含む。飲料機1上には操作パネル2および飲料出口3を設け、飲料出口3の下端には排水受け皿4を設ける。また飲料機1には電源コード5とオゾン水供給管路10を設置し、オゾン水供給管路10の別一端はオゾン水製造装置9に接続し、オゾン水製造装置9は原水供給管路8を通じて水供給設備と相互に接続される。
【0011】
オゾン水製造装置9は、オゾン水生成器外筐体9-3、オゾン水生成器蓋9-4、底筐体9-8を含む。
オゾン水生成器外筐体9-3内にはオゾン水生成器蓋9-4を設け、オゾン水生成器外筐体9-3とオゾン水生成器蓋9-4が密に接合することで密閉空間を形成する。オゾン水生成器蓋9-4は底筐体9-8に挿入し、底筐体9-8と密に相互接合する。底筐体9-8には電源ポート9-12、制御ポート9-11を設け、底筐体9-8内には制御板9-9を設け、制御板9-9は第四導線9-10を通じて制御ポート9-11と相互に接続し、更に制御板9-9は第五導線9-13を通じて電源ポート9-12と相互に接続する。オゾン水生成器外筐体9-3上には原水入口9-1とオゾン水出口9-2を設置し、原水入口9-1は原水供給管路8を通じて水供給設備と相互に連接し、オゾン水出口9-2はオゾン水供給管路10を通じて飲料機1と相互に連接する。
オゾン水生成器蓋9-4にはオゾン水生成器陽極板9-5とオゾン水生成器陰極板9-6を設ける。
オゾン水生成器陽極板9-5とオゾン水生成器陰極板9-6は第三導線9-7を通じて制御板9-9と相互に接続し、電源ポート9-12は第一導線6を通じて飲料機1と相互に接続し、制御ポート9-11は第二導線7を通じて飲料機1と相互に接続する。飲料機1は第一導線6と電源ポート9-12を通じてオゾン水製造装置9に電気を供給する。
【0012】
飲料機の殺菌消毒をする時、飲料機1の操作パネル2上の消毒ボタンを押す。飲料機1は第二導線7と制御ポート9-11を通じて制御板9-9に信号を送り、制御板9-9はオゾン水生成器陽極板9-5とオゾン水生成器陰極板9-6に電気を供給し、オゾン水製造装置9が稼働してオゾンガスマイクロバブルを発生する。オゾンガスマイクロバブルが発生した瞬間、オゾンガスマイクロバブルは直ちに水中に溶解し、オゾン水を直接生成する。一定時間作業後、3分間を選択するのが好ましいが、飲料機の出水バルブを開くと、飲料用水が原水供給管路8、原水入口9-1を通過してオゾン水生成器内部に進入する。そして生成されたオゾン水はオゾン水出口9-2、オゾン水供給管路10を通過して飲料機1へ入り、オゾン水は飲料機内部の管路および飲料出口3を通って流出し、排水受け皿4の中に落ちる。オゾン水が流出した飲料機内部の管路および飲料出口は全面的、死角のない殺菌消毒が実施される。
【符号の説明】
【0013】
1 飲料機
2 操作パネル
3 飲料出口
4 排水受け皿
5 電源コード
6 第一導線
7 第二導線
8 原水供給管路
9 オゾン水製造装置
9-1 原水入口
9-2 オゾン水出口
9-3 オゾン水生成器外筐体
9-4 オゾン水生成器蓋
9-5 オゾン水生成器陽極板
9-6 オゾン水生成器陰極板
9-7 第三導線
9-8 底筐体
9-9 制御板
9-10 第四導線
9-11 制御ポート
9-12 電源ポート
9-13 第五導線
10 オゾン水供給管路
図1
図2