(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-09
(45)【発行日】2022-08-18
(54)【発明の名称】缶および物品
(51)【国際特許分類】
B65D 25/20 20060101AFI20220810BHJP
G06K 19/06 20060101ALI20220810BHJP
【FI】
B65D25/20 P
G06K19/06 037
(21)【出願番号】P 2017221661
(22)【出願日】2017-11-17
【審査請求日】2020-11-11
(73)【特許権者】
【識別番号】303040183
【氏名又は名称】サッポロビール株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128381
【氏名又は名称】清水 義憲
(74)【代理人】
【識別番号】100176773
【氏名又は名称】坂西 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100144440
【氏名又は名称】保坂 一之
(72)【発明者】
【氏名】橋爪 巧
【審査官】吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-063730(JP,A)
【文献】特開2011-184080(JP,A)
【文献】特開2006-058767(JP,A)
【文献】特開平06-032356(JP,A)
【文献】特表2015-522856(JP,A)
【文献】特表2003-531777(JP,A)
【文献】特開2003-112736(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106240998(CN,A)
【文献】特表2008-513307(JP,A)
【文献】特許第4679671(JP,B1)
【文献】特表2015-501259(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/20
B65D 23/00
G06K 19/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底蓋および上蓋を備える缶であって、
前記底蓋の外面の端部に表示され
、コードリーダで読み取り可能な二次元コードを備え、
前記二次元コードが、長方形のデータマトリックスであり、
前記データマトリックスの長辺が、前記底蓋に表示されたテキストの方向とほぼ平行になるように、前記データマトリックスが表示される、
缶。
【請求項2】
前記二次元コードが、前記底蓋の径方向において、前記底蓋に表示されたテキストよりも外側に表示される、
請求項1に記載の缶。
【請求項3】
底蓋および上蓋を備える缶であって、
前記上蓋の外面の端部に表示され
、コードリーダで読み取り可能な二次元コードを備え、
前記二次元コードが、長方形のデータマトリックスであり、
前記二次元コードの全体が、前記上蓋の径方向において、タブを囲む前記上蓋の凹部よりも外側に表示される、
缶。
【請求項4】
前記二次元コードの中心から前記外面の端までの第1の距離が前記二次元コードの前記中心から前記外面の中心までの第2の距離よりも短くなるように前記二次元コードが表示される、
請求項1~3のいずれか一項に記載の缶。
【請求項5】
前記二次元コードが前記外面上に印刷される、
請求項1~4のいずれか一項に記載の缶。
【請求項6】
前記二次元コードが、乱数を用いて生成されたシリアル番号を含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の缶。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の缶に有体物を収容して成る物品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は缶、およびその缶を含む物品に関する。
【背景技術】
【0002】
缶の底蓋または上蓋に二次元コードを表示する技術が知られている。例えば特許文献1~3はその技術を記載するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第4679671号公報
【文献】特許第4832607号公報
【文献】特表第2015-522856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
底蓋または上蓋に表示された二次元コードを読み取る際には、底蓋または上蓋の表面上にハレーションが起こってその読み取りができない場合がある。そこで、より確実に二次元コードを読み取らせるための仕組みが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面に係る缶は、底蓋および上蓋を備える缶であって、底蓋および上蓋の少なくとも一方の外面の端部に表示された二次元コードを備える。
【0006】
このような側面においては、ハレーションを回避可能な底蓋または上蓋の端部に二次元コードが表示されるので、二次元コードをより確実に読み取らせることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一側面によれば、缶の底蓋または上蓋に表示された二次元コードをより確実に読み取らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】実施形態に係る缶の底蓋の一例を示す底面図である。
【
図3】実施形態に係る缶の底蓋の別の例を示す底面図である。
【
図4】実施形態に係る缶の上蓋の一例を示す平面図である。
【
図5】二次元コードの位置とハレーションとの関係の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係る缶1の斜視図である。缶とは、任意の有体物を入れるための容器である。缶1は円柱状を呈するが、缶の形状はこれに限定されるものではなく、例えば角柱状であってもよい。缶1に入れられる有体物の例として飲料および食品が挙げられるが、その有体物の具体的な種類はこれらに限定されない。本明細書では、缶1に有体物を収容することで成る物を物品という。物品の例として、店舗で販売される商品が挙げられる。以下では、缶1に収容された有体物を「収容物」という。
【0011】
缶1は底蓋10、缶胴20、および上蓋30を備える。缶1は、底蓋10、缶胴20、および上蓋30の3部品で構成される3ピース缶でもよいし、底蓋10および缶胴20が一体となった胴部と上蓋30との2部品で構成される2ピース缶でもよい。また、缶1は、内圧が低い陰圧缶でもよいし、内圧が高い陽圧缶でもよい。なお、底蓋10が上蓋30に向かって丸く凹んだドーム状を呈する缶は陽圧缶であると判断できる。上蓋30は収容物を缶1の外に出すための構造を備える。例えば、上蓋30は、缶1を開けるための切欠きおよびタブを備えてもよい。タブは他の器具を使うことなく容器を開けるために用いられる部品である。タブの例としてステイオンタブ、プルタブ、およびフルオープンエンドのタブが挙げられるが、タブの種類はこれらに限定されない。
【0012】
底蓋10および上蓋30の少なくとも一方の外面の端部には少なくとも一つの二次元コードが表示される。複数の二次元コードが表示される場合には、すべての二次元コードが外面の端部に表示される。底蓋10の外面および上蓋30の外面はいずれも、缶1が開けられる前の状態において視認可能な面である。「外面の端部」とは、外面の端(周縁)に近い領域である。「外面の端部に二次元コードを表示する」とは、任意のコードリーダで二次元コードを読み取ることができるように、外面の端部に二次元コードを設けることをいう。
【0013】
二次元コードとは、水平方向および垂直方向に情報を持つように表現された視認可能なコードである。二次元コードの種類は限定されない。例えば、小さなセルを水平方向および垂直方向に配列させるマトリックス式の二次元コードが用いられてもよいし、複数のバーコード(1次元コード)を垂直方向に重ねるスタック式の二次元コードが用いられてもよい。マトリックス式の例としてデータマトリックス(DataMatrix)、QRコード(登録商標)、ベリコード(VeriCode)、マキシコード(MaxiCode)、CPコード、カメレオンコードなどが挙げられる。スタック式の例としてPDF417、Code49、Code16K、ウルトラコード(Ultra Code)などが挙げられる。一つの缶1に複数の二次元コードを表示させる場合には、一種類の二次元コードのみを表示させてもよいし、複数種類の二次元コード(例えば、データマトリックスとQRコード)を表示させてもよい。
【0014】
二次元コードに埋め込まれるデータ(二次元コードを読み取ることで得られるデータ)の内容は何ら限定されない。二次元コードに埋め込まれる情報の例として、乱数を用いて生成されたシリアル番号と、製造時期と、製造ラインと、製造ロットとが挙げられる。シリアル番号は、予め定められた目的のために用いられ、その目的において一意に特定される番号である。シリアル番号を構成する文字は限定されないが、例えばシリアル番号は数字およびアルファベットの少なくとも一方を用いて構成されてもよい。シリアル番号の目的も限定されず、例えばシリアル番号は懸賞応募のために用いられてもよい。二次元コードは、店舗にあるレジでの精算の際に読み取られるバーコードとは独立したものであってもよいし、購入手続に必要な情報を含んでもよい。
【0015】
二次元コードを底蓋10または上蓋30の外面の端部に表示させるための具体的な方法は限定されない。
図2~
図4を参照しながら、その具体的な方法の例を説明する。
図2は、底蓋10に二次元コード40を表示する一例を示す底面図である。
図3は、底蓋10に二次元コード40を表示する別の例を示す底面図である。
図4は、上蓋30に二次元コード40を表示する一例を示す底面図である。
【0016】
図2の例では、底蓋10の外面11の中央部に、賞味期限、製造時期、製造ライン、および製造ロットを示すテキスト50が表示されている。二次元コード40は、そのテキスト50と重ならないように、テキスト50と外面11の端(周縁)12との間に表示されている。言い換えると、二次元コード40は外面11の径方向においてテキスト50よりも外側に表示されている。この例ではテキスト50が3行にわたって表示されているが、テキスト50の文字数および行数は限定されず、外面11上でテキスト50が占める領域の大きさおよび形状も限定されない。当然ながら、テキスト50の内容も限定されない。
【0017】
図3の例では、二次元コード40の中心41から底蓋10の外面11の端12(点14)までの第1の距離D1が二次元コード40の中心41から外面11の中心13までの第2の距離D2よりも短くなるように、二次元コード40が表示されている。「二次元コードの中心」とは、二次元コードの外枠の形状の中心に相当する位置である。第2の距離D2は、二次元コード40の中心41と外面11の端12との間の最短の長さのことをいう。
【0018】
図2および
図3の例の組合せにより二次元コード40が表示されてもよい。すなわち、二次元コード40は、外面11の径方向においてテキスト50よりも外側に位置し、かつ上記のように第1の距離D1が第2の距離D2よりも短くなるように表示されてもよい。
【0019】
図4の例では、上蓋30の外面31の中央部に、開口のための切欠き32が形成され、その切欠き32の一端付近にステイオンタブ33が取り付けられる。その切欠き32およびステイオンタブ33を囲むように、デボス加工による凹部34が形成される。二次元コード40は、その凹部34内に入らないように、凹部34と外面31の端(周縁)35との間に表示されている。言い換えると、二次元コード40は外面31の径方向において凹部34よりも外側に表示されている。
【0020】
図2~
図4は二次元コード40の外枠の形状が長方形である例を示すが、その形状は正方形であってもよい。二次元コード40の外枠の形状が長方形である場合には、
図2に示すように、二次元コード40の長辺がテキスト50の方向とほぼ平行になるように二次元コード40が表示されてもよい。「テキストの方向」とは、テキストを構成する文字列が進む方向のことをいい、言い換えると、テキストの内容を理解するために人が該文字列を読む方向のことをいう。
【0021】
二次元コードを外面に表示する方法は限定されない。例えば二次元コードはレーザ印刷またはインクジェットプリンタを用いて外面上に直接に印刷されてもよい。あるいは、二次元コードが印刷されたシールが外面上に貼られてもよい。一般に、物品を大量生産する場合には、いくつもの物品(缶1)が製造ライン上を高速に流れながら、個々の物品(缶1)に対して一連の工程が実施される。データマトリックスは単純なセル(正方形状のドット)の集合で表される。したがって、二次元コードとしてデータマトリックスを採用した場合には、缶1が製造ライン上を高速に流れる場合でも、コードリーダで読み取り可能な精度でセルの集合(すなわちデータマトリックス)をインクジェットプリンタなどで外面11または31上に印刷することができる。
【0022】
図2に示すように二次元コード40がテキスト50と共に表示される場合において、二次元コード40およびテキスト50は任意の順序で底蓋10上に印刷されてよい。例えば、二次元コード40はテキスト50よりも前にまたは後に印刷されてもよいし、テキスト50と並行して(すなわち同時に)印刷されてもよい。物品(缶1)が製造ライン上を流れる際には缶1が振動などにより周方向に少しずつ回転する可能性がある。そのため、二次元コード40がテキスト50よりも前にまたは後に印刷される場合には、缶1が回転しないうちに双方の印刷が完了するように、双方の印刷の時間間隔を短くしてもよい。
【0023】
二次元コード40を外面に表示するタイミングも限定されない。例えば、二次元コード40は、缶1に有体物を収容する前に缶1の外面に表示されてもよいし、その収容の後に表示されてもよい。缶1に有体物を収容した後に二次元コード40を外面に表示する場合には、製造時期、製造ライン、製造ロットなどの情報を確定情報として二次元コード40に埋め込むことができる。
【0024】
以上説明したように、本発明の一側面に係る缶は、底蓋および上蓋を備える缶であって、底蓋および上蓋の少なくとも一方の外面の端部に表示された二次元コードを備える。
【0025】
本発明の一側面に係る物品は、上記の缶に有体物を収容して成る。
【0026】
このような側面においては、ハレーションを回避可能な底蓋または上蓋の端部に二次元コードが表示されるので、二次元コードをより確実に読み取らせることができる。ハレーションとは、缶の表面上に当たった光の影響でその表面の少なくとも一部が白くぼやける現象であり、二次元コードがそのぼやけた部分に位置するとコードリーダでその二次元コードを読み取ることができない。底蓋または上蓋にハレーションが起こる場合には、一般にそのハレーションはその蓋の中央部を覆う。そのため、二次元コードを中央部に表示すると、ハレーションがその二次元コードの読み取りを妨げてしまう。二次元コードを蓋の端部に表示することで、ハレーションを避けてその二次元コードを読み取ることが可能になる。
【0027】
図5は二次元コードの位置とハレーションとの関係の例を示す図であり、より具体的には、
図2に示す底蓋10上で起こるハレーションの例を示す。底蓋10の外面11で起こるハレーション60は、外面11の中央部を含む比較的広い範囲を網羅する。そのため、その中央部に表示されたテキスト50の一部はハレーション60によりぼやけてしまう。しかし、ハレーション60は外面11の端部(端12に近い部分)の全体を網羅することはない。したがって、二次元コード40を外面11の端部に表示することで、ハレーション60で遮られないように二次元コード40を位置させることができる。もし二次元コード40がハレーション60で遮られた場合でも、缶1を周方向に回転させることで、
図5に示すように、二次元コード40がハレーション60の影響を受けないようにすることができる。
【0028】
他の側面に係る缶では、二次元コードの中心から外面の端までの第1の距離が二次元コードの中心から外面の中心までの第2の距離よりも短くなるように二次元コードが表示されてもよい。外面の中心よりも外面の端に近くなるように二次元コードを表示することで、二次元コードがハレーションに巻き込まれる現象をより確実に回避することができる。
【0029】
他の側面に係る缶では、二次元コードが、底蓋の径方向において、底蓋に表示されたテキストよりも外側に表示されてもよい。缶の底蓋にテキストが表示される場合には、そのテキストよりも外側に二次元コードを表示することで、二次元コードがハレーションに巻き込まれる現象をより確実に回避することができる。
【0030】
他の側面に係る缶では、二次元コードが、上蓋の径方向において、タブを囲む上蓋の凹部よりも外側に表示されてもよい。缶の上蓋に凹部が形成される場合には、その凹部よりも外側に二次元コードを表示することで、二次元コードがハレーションに巻き込まれる現象をより確実に回避することができる。
【0031】
他の側面に係る缶では、二次元コードが外面上に印刷されてもよい。この場合には、缶から二次元コードが取り外されることを防止できる。
【0032】
他の側面に係る缶では、二次元コードが、乱数を用いて生成されたシリアル番号を含んでもよい。この場合には、予め定められた目的で用意されたシリアル番号を二次元コードを用いて缶に設けることができる。
【0033】
他の側面に係る缶では、二次元コードがデータマトリックスであってもよい。データマトリックスは単純なセル(正方形状のドット)の集合で表される。したがって、缶が製造ライン上を高速に流れる場合でも、コードリーダで読み取り可能な精度でセルの集合(すなわちデータマトリックス)を外面上に印刷することができる。
【0034】
他の側面に係る缶では、データマトリックスが長方形であってもよい。製造ライン上で長方形のデータマトリックスを印刷する場合には、製造ラインに沿った方向が長辺となるようにデータマトリックスを印刷することができる。この場合には、製造ラインに設けられるプリンタのドット数(データマトリックスの短辺の長さに対応するドット数)が抑えられるので、缶の製造設備がその分だけ簡略化され、したがって、製造コストを抑えることが可能になる。
【0035】
他の側面に係る缶では、データマトリックスの長辺が、底蓋に表示されたテキストの方向とほぼ平行になるように、データマトリックスが表示されてもよい。このようにデータマトリックスを表示することで缶の底蓋の見栄えを良くすることができる。
【0036】
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【0037】
缶はボトル缶であってもよく、二次元コードはボトル缶の底蓋の外面の端部に表示されてもよい。
図6はボトル缶2の底蓋10Aに二次元コード40を表示する一例を示す。ボトル缶2は底蓋10A、缶胴20A、および上蓋30Aを備える。上蓋30Aは第1のねじ溝を備え、缶胴20Aの頂部はその第1のねじ溝に対応する第2のねじ溝を備える。これらのねじ溝により、ユーザはボトル缶2を上蓋30Aにより繰り返し開け閉めすることができる。二次元コード40は、二次元コード40の中心から底蓋10Aの外面11Aの端(周縁)12Aまでの第1の距離が二次元コード40の中心から外面11Aの中心までの第2の距離よりも短くなるように表示されてもよい。底蓋10Aの外面11Aにテキストが表示される場合には、二次元コード40は外面11Aの径方向においてテキストよりも外側に表示されてもよい。あるいは、二次元コード40は、外面11Aの径方向においてテキストよりも外側に位置し、かつ上記のように第1の距離が第2の距離よりも短くなるように表示されてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1…缶、10…底蓋、11…底蓋の外面、12…底蓋の端、13…底蓋の外面の中心、20…缶胴、30…上蓋、31…上蓋の外面、33…ステイオンタブ、34…凹部、35…上蓋の端、40…二次元コード、41…二次元コードの中心、50…テキスト、D1…第1の距離、D2…第2の距離、60…ハレーション、2…ボトル缶、10A…底蓋、11A…底蓋の外面、12A…底蓋の端、20A…缶胴、30A…上蓋。