(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-12
(45)【発行日】2022-08-22
(54)【発明の名称】つけまつげ装着用装置及びその製造装置
(51)【国際特許分類】
A45D 44/00 20060101AFI20220815BHJP
A41G 5/02 20060101ALI20220815BHJP
【FI】
A45D44/00 Z
A41G5/02
(21)【出願番号】P 2018094571
(22)【出願日】2018-05-16
【審査請求日】2021-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】512136695
【氏名又は名称】株式会社オイコス
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(74)【代理人】
【識別番号】100142158
【氏名又は名称】岩田 啓
(72)【発明者】
【氏名】洪 又植
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-122442(JP,A)
【文献】特開2016-085076(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0360136(US,A1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0338839(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41G 1/00~11/02
A45D 8/00~ 8/40
A45D 24/00~31/00
A45D 42/00~97/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手で把持するための摘み用ハウジングと、
前記摘み用ハウジングの背面に配置され、ユーザの頬に貼り付けるための頬皮膚圧着部と、
前記摘み用ハウジングの上面に、前記摘み用ハウジングの背面側から正面側に延在するように配置され、ユーザのまつげを整列させた状態で当該ユーザのまつげに人工毛を装着する施術を行うための凹凸部と、
ユーザのまつげの長さを確認するためのまつげ長さ確認部と、
前記摘み用ハウジングの正面に配置され、接着剤を受納する接着剤収納部と、
前記接着剤収納部から流れ落ちた接着剤が収容される接着剤補助収容部と、を備えて構成されることを特徴とするつけまつげ装着用装置。
【請求項2】
前記まつげ長さ確認部は、
前記凹凸部の長手方向に沿って1つ以上を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のつけまつげ装着用装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のつけまつげ装着用装置の製造装置であって、
前記凹凸部及び前記まつげ長さ確認部を撮影するための撮影用カメラと、
前記撮影用カメラによって撮影された映像イメージを予め入力された正常位置イメージと比較分析して、前記凹凸部及び前記まつげ長さ確認部が正しく形成されたかを把握する制御部と、
前記制御部の判断結果、所望の位置に前記まつげ長さ確認部が形成されていないと、警報信号を出力するための警報信号自動出力部と、
を備えて構成されることを特徴とするつけまつげ装着用装置の製造装置。
【請求項4】
前記警報信号自動出力部は、
自己電源によって電源を印加させる電源部と、
前記電源部の出力端の一側に設けられて、電源部から出力される電源をスイッチングさせる第1のリレイスイッチと、
前記電源部の出力端の他側に設けられて、電源部から出力される電源をスイッチングさせる第2のリレイスイッチと、
前記第2のリレイスイッチの出力端に結合され、第2のリレイスイッチがスイッチングされれば、磁力を発生させる第3のリレイスイッチと、
前記第3のリレイスイッチによって鉄片が引っ張られながら回路を通電させる機能を果たす第1の回路連結スイッチと、
前記第3のリレイスイッチによって鉄片が引っ張られながら警報信号出力制御部に電源が供給され、警報信号が警報信号ディスプレイ部を介してディスプレイされるように導く役割をする第2の警報信号出力用電源スイッチと、
前記第2のリレイスイッチをスイッチングさせて第3のリレイスイッチがスイッチングされるように導き、これにより、第1の回路連結スイッチと第2の警報信号出力用電源スイッチとがスイッチングされるようにし、その後、第2のリレイスイッチをオフさせるとともに、第1のリレイスイッチをスイッチングさせ、第3のリレイスイッチはオフさせ、
かつ、第1のリレイスイッチに連動されるように構成された第1の回路連結スイッチと第2の警報信号出力用電源スイッチとのスイッチング状態を持続させて警報状態を持続させる役割をする警報制御部と、
前記第1の回路連結スイッチに接触され、第1のリレイスイッチから伝達される電源を中継させて電源の流れを持続させる回路作動用鉄片と、
前記回路作動用鉄片に連動して動作するように設計され、回路作動用鉄片がオンされると、警報信号出力制御部に電源を連結して警報装置が作動されるように導く警報信号出力制御部の電源連結用鉄片と、
前記回路作動用鉄片の下端に設けられ、下部末端がS極である棒磁石形態からなり、S極の影響で第3のリレイスイッチが作動しないとき、第1の回路連結スイッチと回路作動用鉄片とが常にオフ状態を保持するように導く第1の磁気保持手段と、
前記第1の回路連結スイッチの上部に設け、上部末端がS極である棒磁石形態からなり、第3のリレイスイッチが作動しないとき、下部末端がS極である第1の磁気保持手段を互いに押し付けて回路作動用鉄片を押し上げることにより、電気的にオフ状態を保持させ、第3のリレイスイッチが作動するとき、回路作動用鉄片が引き寄せられて本体の上部を構成するS極と第1の磁気保持手段の本体の上部を構成するN極とが近接して位置し、かつ、本体の下部を構成するN極と第1の磁気保持手段の本体の下部を構成するS極とが近接して位置しつつ、第1の磁気保持手段と磁気的に結合され、かつ、第1の回路連結スイッチがスイッチングされれば、第3のリレイスイッチの作動が止まっても回路作動用鉄片の貼り付け状態が続けられて第1のリレイスイッチを介した電源供給状態を保持させ、このとき、前記第3のリレイスイッチの作動により回路作動用鉄片が動作すれば、警報信号出力制御部の電源連結用鉄片が自動作動して警報信号が外部に出力されるように動作する第2の磁気保持手段と、
前記第1の磁気保持手段に所定間隔離間した状態で回路作動用鉄片の下端に設けられ、
下部末端がS極である棒磁石形態からなり、上部末端がS極である第2の磁気保持手段に押し付けられながら第3のリレイスイッチが作動しないとき、回路作動用鉄片を第1の回路連結スイッチから持ち上げて回路の遮断状態を保持させ、第3のリレイスイッチが作動するとき、回路作動用鉄片を下降させて第1の回路連結スイッチのオン状態を保持させる補助磁気保持手段と、
前記第2の磁気保持手段のN極周りを覆った形態で設けられ、第2の磁気保持手段と第1の磁気保持手段とが磁気的に結合するとき、相互直接結合されずに所定間隙を維持したまま結合されるように導き、第1の磁気保持手段と第2の磁気保持手段とを解体するとき、自然に相互分離が可能なように導く間隔材と、
前記回路作動用鉄片と警報信号出力制御部の電源連結用鉄片とに結合され、警報信号作動を中断させるためにユーザが操作すれば、回路作動用鉄片と警報信号出力制御部の電源連結用鉄片とをオフさせて警報信号ディスプレイ部の動作を中断させることにより、それ以上警報信号が出力されないように導く手動作動スイッチと、をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項3に記載のつけまつげ装着用装置の製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、つけまつげを装着するために用いるつけまつ毛装着用装置、及びその製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、つけまつげは、綺麗になりたい女性達の所望に応じて、まつげが長く見えるように作られた美容道具の一種であり、テープと接着剤等を用いて人為的にまつげの周りに貼り付けて使用されている。
【0003】
普通、目の形に合わせて人工毛で形成されたつけまつげを接着剤やテープで目の周りに貼り付けた状態において、はさみ等の道具で残った部分を切り出して使用してきた。
【0004】
このようなつけまつげは、実際に使用するときに、まつげの全体的な構造や接着剤が前記まつげに提供される構造のため、まつげを使用するユーザの目付きを自然と生かすことができないほか、まつげがユーザの目頭に正しく貼り付けられずに離れて使用が不便であるという問題点があった。
【0005】
前記まつげを接着するために、繋ぎ部にテープ形態の接着剤が提供されたつけまつげを使用する場合には、ユーザの目頭に沿って前記接着剤が全体的に貼り付けられるので、このとき、前記接着剤により前記繋ぎ部に発揮される張力によってまつげの全体的な状態が自然でなくなるという問題点があった。
【0006】
また、糸に接着剤を塗布した糸接着剤をつけまつげに貼り付けて使用する場合には、この糸接着剤がまつげの繋ぎ部からよく離れて、ユーザがまつげを長時間使用できずに捨てるようになるという問題点があった。
【0007】
上記のような問題点を解決しようとして、実用新案登録番号第20-0338839号におけるまつげにおいて開示された従来技術を、
図1を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】
ユーザの目頭部位に貼り付けられて使用されるまつげにおいて、撓まれた状態で配列される複数個の毛髪及び前記毛髪の一側端部が繋ぎ部位無しで集まって形成され、接着剤が塗られる貼り付け部を備えて、前記目頭部位に複数個で貼り付けられることを特徴とする。
【0009】
このように構成された従来技術は、複数個の筋で形成されたまつげ20を自分が望む形によって目頭22部位に接着剤を十分に塗布した状態でピンセット24のような道具で接着するように構成する。
【0010】
しかし、従来技術により目頭部位にまつげを貼り付けるためには、人の手により複数の筋で形成されたまつげに1つずつ接着剤を塗布しながら、顔の形態にしたがって正確な位置に貼り付けなければならず、多くの時間がかかり、難しい手作業のため、作業の熟練度が高くなければならず、人件費が上昇されるという問題点があった。
【0011】
また、目頭に貼り付けられるつけまつげは、熟練度の高い技能者がどんなに良く貼り付けても人体のまつげの上側に貼り付けられるもので、詳しく見ると、まつげとつけまつげとの差が明確に表れ、美容のためのまつげが目の美しさを阻害する要素と浮び上がるという問題点があった。
【0012】
合わせて、従来技術のつけまつげは、まぶたの下部である目頭に接着剤で貼り付けられるもので、目の筋肉の収縮と弛緩や、汗または涙により接着剤の接着力が減少されて離れ易くなり、目を瞬く毎に他の物体が貼り付けられて異物感が形成されるという問題点があった。
【0013】
また、まつげの長さを目積りで確認して作業するので、短い長さのまつげのみを探して施術するのに困難があった。すなわち、まつげの中でも、比較的短い長さのまつげに人工毛を貼り付けるところ、このとき、比較的短い長さのまつげを区分しなければならないが、従来には、区分する道具がなかったので、施術するまつげを探し難く、施術の際、多くの時間がかかり、特に、初心者は、さらにまつげの長さの差を見分け難くて、施術するのが難しいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【文献】大韓民国登録実用新案公報第20-0338839号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであって、自分のまつげと、そのまつげを延長させる人工毛とを結合させるための道具を備えて施術させ、特に、道具をユーザの頬に貼り付けた状態で施術作業がなされ、前記道具には、摘み部と、頬圧着部と、凹凸部と、長さ確認部とを備えて、施術者が長さ確認部によりユーザのまつげの長さを確認した状態で人工毛を貼り付けることにより、さらに速くかつ簡便に人工毛貼り付け作業がなされるようにすることにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、手で把持するための摘み用ハウジング(10)と、ユーザの頬に貼り付けるための頬皮膚圧着部(20)と、ユーザのまつげを整列させた状態で当該ユーザのまつげに人工毛を装着する施術を行うための凹凸部(30)と、ユーザのまつげの長さを確認するためのまつげ長さ確認部(40)と、接着剤を受納するための接着剤収納部(50)と、前記接着剤収納部(50)から流れ落ちた接着剤が収容される接着剤補助収容部(60)と、を備えて構成されることを特徴とする。
【0017】
また、前記まつげ長さ確認部(40)は、前記凹凸部(30)の長手方向に沿って1つ以上を設けてなることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、手で把持するための摘み用ハウジング(10)と、ユーザの頬に貼り付けるための頬皮膚圧着部(20)と、ユーザのまつげを整列させた状態で当該ユーザのまつげに人工毛を装着する施術を行うための凹凸部(30)と、ユーザのまつげの長さを確認するためのまつげ長さ確認部(40)と、接着剤を受納するための接着剤収納部(50)と、前記接着剤収納部(50)から流れ落ちた接着剤が収容される接着剤補助収容部(60)と、を有するつけまつげ装着用装置の製造装置であって、前記凹凸部(30)及び前記まつげ長さ確認部(40)を撮影するための撮影用カメラ(100)と、前記撮影用カメラ(100)によって撮影された映像イメージを予め入力された正常位置イメージと比較分析して、前記凹凸部(30)及び前記まつげ長さ確認部(40)が正しく形成されたかを把握する制御部(200)と、前記制御部(200)の判断結果、所望の位置に前記まつげ長さ確認部(40)が形成されていないと、警報信号を出力するための警報信号自動出力部(1000)と、を備えて構成されることを特徴とする。
【0019】
また、前記警報信号自動出力部(1000)は、自己電源によって電源を印加させる電源部(1110)と、前記電源部(1110)の出力端の一側に設けられて、電源部(1110)から出力される電源をスイッチングさせる第1のリレイスイッチ(RL1)と、前記電源部(1110)の出力端の他側に設けられて、電源部(1110)から出力される電源をスイッチングさせる第2のリレイスイッチ(RL2)と、前記第2のリレイスイッチ(RL2)の出力端に結合され、第2のリレイスイッチ(RL2)がスイッチングされれば、磁力を発生させる第3のリレイスイッチ(RL3)と、前記第3のリレイスイッチ(RL3)によって鉄片が引っ張られながら回路を通電させる機能を果たす第1の回路連結スイッチ(sw1)と、前記第3のリレイスイッチ(RL3)によって鉄片が引っ張られながら警報信号出力制御部(1140)に電源が供給され、警報信号が警報信号ディスプレイ部(1150)を介してディスプレイされるように導く役割をする第2の警報信号出力用電源スイッチ(sw2)と、前記第2のリレイスイッチ(RL2)をスイッチングさせて第3のリレイスイッチ(RL3)がスイッチングされるように導き、これにより、第1の回路連結スイッチ(sw1)と第2の警報信号出力用電源スイッチ(sw2)とがスイッチングされるようにし、その後、第2のリレイスイッチ(RL2)をオフさせるとともに、第1のリレイスイッチ(RL1)をスイッチングさせ、第3のリレイスイッチ(RL3)はオフさせ、かつ、第1のリレイスイッチ(RL1)に連動されるように構成された第1の回路連結スイッチ(sw1)と第2の警報信号出力用電源スイッチ(sw2)とのスイッチング状態を持続させて警報状態を持続させる役割をする警報制御部(1120)と、前記第1の回路連結スイッチ(sw1)に接触され、第1のリレイスイッチ(RL1)から伝達される電源を中継させて電源の流れを持続させる回路作動用鉄片(1131)と、前記回路作動用鉄片(1131)に連動して動作するように設計され、回路作動用鉄片(1131)がオンされると、警報信号出力制御部(1140)に電源を連結して警報装置が作動されるように導く警報信号出力制御部(1140)の電源連結用鉄片(1132)と、前記回路作動用鉄片(1131)の下端に設けられ、下部末端がS極である棒磁石形態からなり、S極の影響で第3のリレイスイッチ(RL3)が作動しないとき、第1の回路連結スイッチ(sw1)と回路作動用鉄片(1131)とが常にオフ状態を保持するように導く第1の磁気保持手段(1133)と、前記第1の回路連結スイッチ(sw1)の上部に設け、上部末端がS極である棒磁石形態からなり、第3のリレイスイッチ(RL3)が作動しないとき、下部末端がS極である第1の磁気保持手段(1133)を互いに押し付けて回路作動用鉄片(1131)を押し上げることにより、電気的にオフ状態を保持させ、第3のリレイスイッチ(RL3)が作動するとき、回路作動用鉄片(1131)が引き寄せられて本体の上部を構成するS極と第1の磁気保持手段(1133)の本体の上部を構成するN極とが近接して位置し、かつ、本体の下部を構成するN極と第1の磁気保持手段(1133)の本体の下部を構成するS極とが近接して位置しつつ、第1の磁気保持手段(1133)と磁気的に結合され、かつ、第1の回路連結スイッチ(sw1)がスイッチングされれば、第3のリレイスイッチ(RL3)の作動が止まっても回路作動用鉄片(1131)の貼り付け状態が続けられて第1のリレイスイッチ(RL1)を介した電源供給状態を保持させ、このとき、前記第3のリレイスイッチ(RL3)の作動により回路作動用鉄片(1131)が動作すれば、警報信号出力制御部(1140)の電源連結用鉄片(1132)が自動作動して警報信号が外部に出力されるように動作する第2の磁気保持手段(1134)と、前記第1の磁気保持手段(1133)に所定間隔離間した状態で回路作動用鉄片(1131)の下端に設けられ、下部末端がS極である棒磁石形態からなり、上部末端がS極である第2の磁気保持手段(1134)に押し付けられながら第3のリレイスイッチ(RL3)が作動しないとき、回路作動用鉄片(1131)を第1の回路連結スイッチ(sw1)から持ち上げて回路の遮断状態を保持させ、第3のリレイスイッチ(RL3)が作動するとき、回路作動用鉄片(1131)を下降させて第1の回路連結スイッチ(sw1)のオン状態を保持させる補助磁気保持手段(1133a)と、前記第2の磁気保持手段(1134)のN極周りを覆った形態で設けられ、第2の磁気保持手段(1134)と第1の磁気保持手段(1133)とが磁気的に結合するとき、相互直接結合されずに所定間隙を維持したまま結合されるように導き、第1の磁気保持手段(1133)と第2の磁気保持手段(1134)とを解体するとき、自然に相互分離が可能なように導く間隔材(1134a)と、前記回路作動用鉄片(1131)と警報信号出力制御部(1140)の電源連結用鉄片(1132)とに結合され、警報信号作動を中断させるためにユーザが操作すれば、回路作動用鉄片(1131)と警報信号出力制御部(1140)の電源連結用鉄片(1132)とをオフさせて警報信号ディスプレイ部(1150)の動作を中断させることにより、それ以上警報信号が出力されないように導く手動作動スイッチ(1135)と、をさらに備えて構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
上述したように、本発明は、自分のまつげと、そのまつげを延長させるつけまつげ(人工毛)とを結合させるための道具を備えて施術させ、特に、道具をユーザの頬に貼り付けた状態で施術作業がなされ、前記道具は、摘み部と、頬圧着部と、凹凸部と、長さ確認部とを備えて、施術者が長さ確認部によりユーザのまつげの長さを確認した状態で人工毛を貼り付けることにより、さらに速くかつ簡便に人工毛貼り付け作業がなされるようにするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図3】本発明のつけまつげ装着用装置の異なる角度の斜視図。
【
図6】本発明のつけまつげ装着用装置の使用状態図。
【
図7】本発明のつけまつげ装着用装置の製造装置における警報信号自動出力のためのブロック構成図。
【
図8】本発明のつけまつげ装着用装置の製造装置における警報信号自動出力部の回路図。
【
図10】本発明のつけまつげ装着用装置の製造装置における警報信号自動回路部の動作例示図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施形態に対する動作原理を詳細に説明する。ただし、下記に図示される図面と後述する説明とは、本発明の特徴を効果的に説明するための種々の方法のうち、好ましい実施方法に関するものであり、本発明が下記の図面と説明だけに限定されるものではない。
【0023】
また、下記において本発明を説明するにあって、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は、本発明において全般にわたった内容に基づいて下されるべきであろう。
【0024】
また、以下に実施される本発明の好ましい実施形態は、本発明をなす技術的構成要素を効率的に説明するために、それぞれのシステム機能構成に既に備えられているか、または本発明の属する技術分野において通常的に備えられるシステム機能構成はなるべく省略し、本発明のために追加的に備えられなければならない機能構成を中心に説明する。
【0025】
もし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、下記に図示せずに省略された機能構成のうち、従来に既に使用されている構成要素の機能を容易に理解できるであろうし、また、上記のように省略された構成要素と本発明のために追加された構成要素との間の関係も明らかに理解できるであろう。
【0026】
また、以下の実施形態は、本発明の核心的な技術的特徴を効率的に説明するために、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が明らかに理解できるように、用語を適宜変形して使用するが、これにより本発明が限定されるものでは決してない。
【0027】
結果的に、本発明の技術的思想は、請求の範囲により決定され、以下の実施形態は、進歩的な本発明の技術的思想を本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に効率的に説明するための1つの手段に過ぎない。
【0028】
本発明にかかるつけまつげ装着用装置(まつげ延長機構)は、大別して、手で把持し易い摘み用ハウジング10と、ユーザの頬に容易に貼り付けるための頬皮膚圧着部20と、ユーザのまつげを整列させた状態で人工毛の延長術を行うための凹凸部30と、ユーザのまつげの長さを確認するためのまつげ長さ確認部40と、接着剤を臨時受納できる接着剤収納部50と、接着剤収納部50から流れ落ちた接着剤が収容される接着剤補助収容部60とを備えて構成される。
【0029】
摘み用ハウジング10は、手で把持し易い三角錐の形態であって、枠面が曲線処理されて施術者が楽でかつ容易に握って施術することができる。すなわち、摘み用ハウジング10は、三角錐の立体的な形で製作して、施術者が片手で把持した状態で容易にユーザの頬に貼り付けてまつげに人工毛をより容易に貼り付けることができる。
【0030】
頬皮膚圧着部20は、摘み用ハウジング10の背面に配置されるものであって、頬皮膚に接合され易いように丸くなった形態であり、必要に応じて、接着剤を塗布するか、二重接着テープを塗布して使用することができる。すなわち、頬皮膚圧着部20は、摘み用ハウジング10の背面に配置されて、摘み用ハウジング10がユーザに確実に貼り付けられて容易に分離されないながら施術がなされ得るようにしたものである。
【0031】
凹凸部30は、摘み用ハウジング10の上面に配置され、凹部32と凸部31とが複数個順次形成されるものであって、凹部32と凸部31にユーザのまつげが配置され、凸面に配置されるまつげに人工毛を接着するように構成される。すなわち、凹凸部30は、まつげを分離整列させて、施術するまつげが容易に凸面に位置するようにし、何回の作業にわたって凸面にまつげが位置することにより、2、3回の作業によってまつげ延長術が仕上げられ得るようにする。
【0032】
まつげ長さ確認部40は、凹凸部30の横方向に1つまたは2つの溝を形成してなり、前記溝を用いてまつげの概略的な長さを確認し、これを用いて施術する長さが短いまつげを早く確認することができるようにした。すなわち、まつげ長さ確認部40は、横方向の溝を介してまつげの概略的な長さを推定できるので、短い長さのまつげを容易に確認して、延長が必要なまつげだけを容易に施術できるようにして、施術時間を短縮できるようになる。
【0033】
接着剤収納部50は、摘み用ハウジング10の正面に配置されるものであって、1つまたは2つの空間部を形成し、空間部に接着剤を臨時保管した状態で施術者が前記接着剤を用いてユーザのまつげに人工毛を貼り付ける施術を楽にすることができるように構成する。すなわち、接着剤を接着剤収納部50に臨時配置した状態で施術者が容易に施術できるので、より早く接着剤を用いてまつげ延長術を実施できるようになる。
【0034】
接着剤補助収容部60は、接着剤収納部50の下端に配置され、接着剤収納部50から流れ落ちた接着液を臨時収容して、接着剤がユーザの頬などに流れ込むことを遮断する役割をする。すなわち、補助収容部60により、誤って接着剤収納部50の外側に接着剤が流れ落ちても収容されるので、ユーザの皮膚に流れ落ちることを遮断して保護することができる。
【0035】
以下において、本発明の使用方法を説明すれば、次のとおりである。
【0036】
つけまつげ装着用装置は、摘み用ハウジング10と、頬皮膚圧着部20と、凹凸部30と、まつげ長さ確認部40と、接着剤収納部50と、接着剤補助収容部60とを備えて構成される。
【0037】
つけまつげ装着用装置を施術者が把持した状態でまつげの下に存在するユーザの頬皮膚にまつげ延長機構を臨時固定させる。
【0038】
このとき、前記つけまつげ装着用装置の頬皮膚圧着部20を用いてユーザの頬に貼り付けるところ、確実な固定のために毒性のない人体に無害な接着剤を使用することができる。あるいは、二重接着テープを用いてユーザの頬に固定させることもできる。
【0039】
また、接着剤収納部50に接着に必要な接着液を予め配置して、人工毛とまつげとを容易に貼り付けることができるようにする。
【0040】
前記つけまつげ装着用装置をユーザの頬に固定しつつまつげを凹凸部30に位置させ、このとき、まつげは、凹部32と凸部31とに配置されるところ、凸部31に配置されるまつげのうち、長さが比較的短いまつげに人工毛を延長貼り付けるようになる。
【0041】
本発明では、まつげ長さ確認部40をさらに設けてなるので、整列されるまつげのうち、基準に満たないまつげを選択して人工毛で延長施術すればよい。
【0042】
すなわち、まつげ長さ確認部40は、必要に応じて5mm間隔で複数個設けることもできるところ、本発明の実施形態では、1つの横方向溝にまつげ長さ確認部40を形成させ、これにより、まつげが凹凸部30に配置されるとき、前記まつげ長さ確認部40を用いて基準より相対的に短いまつげを早く確認して、そのまつげに対してのみ人工毛を速く施術することができる。
【0043】
言い換えれば、まつげ長さ確認部40がない場合は、まつげの長さを目積りで比較するしかなく、どのまつげを施術すべきであるか見分けし難いが、本発明を利用すれば、基準長さに満たないまつげを正確に確認できるので、施術すべきまつげを速く確認して施術作業ができるようになるものである。
【0044】
合わせて、凹凸部30の凸部31は、丸くなるように設けて、ユーザがより容易に施術できるようにする。すなわち、凸部31が硬い六面体形態であれば、施術作業の際に角に怪我する恐れがあるところ、凸部31を丸くなるように処理して、より容易に施術できるようにする。
【0045】
次に、上記構成のつけまつげ装着用装置の製造方法及び製造装置について説明する。つけまつげ装着装置の製造方法及び製造装置では、つけまつげ装着用装置を自動で生産する過程において、凹凸部30及びまつげ長さ確認部40を撮影して、凹凸部30の内部にまつげ長さ確認部40が正しく形成されていないと、警報音を出力する。すなわち、エラー状況を作業者に知らせて速い措置を取ることができるように導くものである。
【0046】
このために、本発明において、手で把持し易い摘み用ハウジング10と、ユーザの頬に容易に貼り付けるための頬皮膚圧着部20と、ユーザのまつげを整列させた状態で人工毛の延長術を行うための凹凸部30と、ユーザのまつげの長さを確認するためのまつげ長さ確認部40と、接着剤を臨時受納できる接着剤収納部50と、流れ落ちた接着剤を収容できる接着剤補助収容部60とを有するつけまつげ装着用装置の製造装置は、凹凸部30及びまつげ長さ確認部40を撮影するための撮影用カメラ100と、撮影用カメラ100によって撮影された映像イメージを予め入力された正常位置イメージと比較分析して、凹凸部30及びまつげ長さ確認部40が正しく形成されたかを把握する制御部200と、制御部200の判断結果、所望の位置にまつげ長さ確認部40が形成されていないと、警報信号を出力するための警報信号自動出力部1000とを備えて構成される。
【0047】
前記警報信号自動出力部1000は、電源部1110と、第1のリレイスイッチRL1と、第2のリレイスイッチRL2と、第3のリレイスイッチRL3と、第1の回路連結スイッチsw1と、第2の警報信号出力用電源スイッチsw2と、警報制御部1120とを備えてなる。
【0048】
前記電源部1110は、自己電源によって電源を印加させる。
【0049】
前記第1のリレイスイッチRL1は、電源部1110の出力端の一側に設けられて、電源部1110から出力される電源をスイッチングさせる。
【0050】
前記第2のリレイスイッチRL2は、電源部1110の出力端の他側に設けられて、電源部1110から出力される電源をスイッチングさせる。
【0051】
前記第3のリレイスイッチRL3は、第2のリレイスイッチRL2の出力端に結合され、第2のリレイスイッチRL2がスイッチングされれば、磁力を発生させる。
【0052】
前記第1の回路連結スイッチsw1は、第3のリレイスイッチRL3によって鉄片が引っ張られながら回路を通電させる機能を果たす。
【0053】
前記第2の警報信号出力用電源スイッチsw2は、第3のリレイスイッチRL3によって鉄片が引っ張られながら警報信号出力制御部1140に電源が供給されて、警報信号が警報信号ディスプレイ部1150を介してディスプレイされるように導く役割をする。
【0054】
前記警報制御部1120は、第2のリレイスイッチRL2をスイッチングさせて第3のリレイスイッチRL3がスイッチングされるように導き、これにより、第1の回路連結スイッチsw1と第2の警報信号出力用電源スイッチsw2とがスイッチングされるようにし、その後、第2のリレイスイッチRL2をオフさせるとともに、第1のリレイスイッチRL1をスイッチングさせ、第3のリレイスイッチRL3はオフさせ、かつ、第1のリレイスイッチRL1に連動されるように構成された第1の回路連結スイッチsw1と第2の警報信号出力用電源スイッチsw2とのスイッチング状態を持続させて警報状態を持続させる役割をする。
【0055】
また、本発明は、回路作動用鉄片1131と、警報信号出力制御部1140の電源連結用鉄片1132と、第1の磁気保持手段1133と、第2の磁気保持手段1134と、補助磁気保持手段1133aと、間隔材1134aと、手動作動スイッチ1135とをさらに備えて構成される。
【0056】
前記回路作動用鉄片1131は、第1の回路連結スイッチsw1に接触されて、第1のリレイスイッチRL1から伝達される電源を中継させて電源の流れを持続させる。
【0057】
前記警報信号出力制御部1140の電源連結用鉄片1132は、前記回路作動用鉄片1131に連動して動作するように設計され、回路作動用鉄片1131がオンされれば、警報信号出力制御部1140に電源を連結して警報装置が作動されるように導く。
【0058】
前記第1の磁気保持手段1133は、回路作動用鉄片1131の下端に設けられ、下部末端がS極である棒磁石形態からなり、S極の影響で第3のリレイスイッチRL3が作動しないとき、第1の回路連結スイッチsw1と回路作動用鉄片1131とが常にオフ状態を保持するように導く。
【0059】
前記第2の磁気保持手段1134は、第1の回路連結スイッチsw1の上部に設け、上部末端がS極である棒磁石形態からなり、第3のリレイスイッチRL3が作動しないとき、下部末端がS極である第1の磁気保持手段1133を互いに押し付けて回路作動用鉄片1131を押し上げることにより、電気的にオフ状態を保持させ、第3のリレイスイッチRL3が作動するとき、回路作動用鉄片1131が引き寄せられて本体の上部を構成するS極と第1の磁気保持手段1133の本体の上部を構成するN極とが近接して位置し、かつ、本体の下部を構成するN極と第1の磁気保持手段1133の本体の下部を構成するS極とが近接して位置しつつ、第1の磁気保持手段1133と磁気的に結合され、かつ、第1の回路連結スイッチsw1がスイッチングされれば、第3のリレイスイッチRL3の作動が止まっても回路作動用鉄片1131の貼り付け状態が続けられて第1のリレイスイッチRL1を介した電源供給状態を保持させる。このとき、前記第3のリレイスイッチRL3の作動により回路作動用鉄片1131が動作すれば、警報信号出力制御部1140の電源連結用鉄片1132が自動作動して警報信号が外部に出力されるように動作する。
【0060】
前記補助磁気保持手段1133aは、第1の磁気保持手段1133に所定間隔離間した状態で回路作動用鉄片1131の下端に設けられ、下部末端がS極である棒磁石形態からなり、上部末端がS極である第2の磁気保持手段1134に押し付けられながら第3のリレイスイッチRL3が作動しないとき、回路作動用鉄片1131を第1の回路連結スイッチsw1から持ち上げて回路の遮断状態を保持させ、第3のリレイスイッチRL3が作動するとき、回路作動用鉄片1131を下降させて第1の回路連結スイッチsw1のオン状態を保持させる。
【0061】
特に、補助磁気保持手段1133aは、第1の磁気保持手段1133が失われても第2の磁気保持手段1134に影響を及ぼして、第3のリレイスイッチRL3が作動しないとき、第1の回路連結スイッチsw1のオフ状態を保持させ、第3のリレイスイッチRL3が作動するとき、第2の磁気保持手段1134と磁気的に結合されて、第1の回路連結スイッチsw1のオン状態を保持させる。
【0062】
前記間隔材1134aは、第2の磁気保持手段1134のN極周りを覆った形態で設けられ、第2の磁気保持手段1134と第1の磁気保持手段1133とが磁気的に結合するとき、相互直接結合されずに所定間隙を維持したまま結合されるように導き、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134とを解体するとき、前記間隔材1134aの作用によって自然に相互分離が可能なように導く。もし、間隔材1134aが存在しなければ、第1の磁気保持手段1133の本体と第2の磁気保持手段1134の本体とが直接貼り付けられるので、後で相互分離が難しくなる。これにより、本発明では、間隔材1134aをさらに設けて、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134とが容易に分離され得るようにした。
【0063】
そして、前記間隔材1134aを第2の磁気保持手段1134のN極周りにのみ設ける理由は、リレイスイッチが作動しないとき、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134とが分離されていなければならず、このとき、第1の磁気保持手段1133のS極と第2の磁気保持手段1134のS極とが相互向かい合うようになり、分離状態を容易に保持できる。もし、間隔材1134aが第2の磁気保持手段1134のS極まで覆うことになると、第3のリレイスイッチRL3が作動しないとき、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134とのS極が間隔材1134aの妨害によって押し付ける強度が弱くなるため、離間状態保持が不安定になりうる。
【0064】
これにより、本発明では、第2の磁気保持手段1134のN極にのみ間隔材1134aを設けて、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134との分離が容易になされるようにし、磁気的に結合するときには、隣接した互いに異なる極の配置によって相互容易に磁気的結合状態を保持させるようにした。実際に、第1の磁気保持手段1133と第2の磁気保持手段1134とが相互結合されるようになると、第1の磁気保持手段1133のN極と第2の磁気保持手段1134のS極とがすぐ近接して位置するようになり、これにより、磁気的に強く結合されてリレイスイッチがオフされても、回路作動用鉄片1131の下降状態が持続されることにより、第1の回路連結スイッチsw1のオン状態を持続させることができる。
【0065】
前記手動作動スイッチ1135は、回路作動用鉄片1131と警報信号出力制御部1140の電源連結用鉄片1132とに結合され、警報信号出力部がオフされた状態で警報信号作動を中断させるためにユーザが操作すれば、回路作動用鉄片1131と警報信号出力制御部1140の電源連結用鉄片1132とがオフされて警報信号ディスプレイ部1150の動作を中断させることにより、それ以上警報信号が出力されないようにする。
【0066】
以下において、警報信号自動出力部1000の動作を説明すれば、次のとおりである。
【0067】
まず、警報信号出力のための制御関係を説明すれば、制御部において第2のリレイスイッチRL2に電源を印加して第3のリレイスイッチRL3を作動させる。これにより、第3のリレイスイッチRL3の作動で第1の回路連結スイッチsw1及び第2の警報信号出力用電源スイッチsw2がオンされながら警報信号出力制御部1140に電源が印加されて警報信号がディスプレイされる。
【0068】
前記第1の回路連結スイッチsw1が作動すれば、制御部は、第2のリレイスイッチRL2の作動を遮断して第3のリレイスイッチRL3の作動を遮断させ、かつ、第1のリレイスイッチRL1を作動させる。
【0069】
一方、もし、作業者が警報信号が出力される途中に第1の回路連結スイッチsw1及び第2の警報信号出力用電源スイッチsw2をオフさせると、制御部においてこれを把握し、すると、第2のリレイスイッチRL2を作動させて第3のリレイスイッチRL3が作動されるようにして鉄片を移動させながら閉回路を保持させ、かつ、警報信号制御部1140に出力される電源を復帰させて警報信号ディスプレイ部1150を作動し続けることができるようになる。
【0070】
すなわち、本発明は、警報要因を解決しなければ、警告音を出力し続けるようにして、必ず警報要因を解決するように導く。
【0071】
すなわち、制御部において第2のリレイスイッチRL2及び第1のリレイスイッチRL1にスイッチング信号を印加すれば、再度電源を復帰させて警報信号が自動で出力され、これにより、警報状況が完全に除去されることを認知できずに警報信号を遮断しても再び再作動されるので、作業者にとって警報信号の発生原因を確実に解決するように導くことができる。
【0072】
もし、制御部においてそれ以上警報信号の出力が必要でないと認められれば、第1のリレイスイッチRL1及び第2のリレイスイッチRL2にそれ以上電源信号を印加しなくなるので、このときには、手動スイッチ1135をユーザが操作して警報信号を手動で遮断させることができるようになる。
【符号の説明】
【0073】
10 摘み用ハウジング
20 頬皮膚圧着部
30 凹凸部
31 凸部
32 凹部
40 まつげ長さ確認部
50 接着剤収納部
60 接着剤補助収容部
100 撮影用カメラ
200 制御部
1000 警報信号自動出力部
1110 電源部
1120 警報制御部
1131 回路作動用鉄片
1132 電源連結用鉄片
1133 第1の磁気保持手段
1133a 補助磁気保持手段
1134 第2の磁気保持手段
1134a 間隔材
1135 手動作動スイッチ
1140 警報信号出力制御部
1150 警報信号ディスプレイ部
RL1 第1のリレイスイッチ
RL2 第2のリレイスイッチ
RL3 第3のリレイスイッチ
sw1 第1の回路連結スイッチ
sw2 第2の警報信号出力用電源スイッチ