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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-12
(45)【発行日】2022-08-22
(54)【発明の名称】光素子ベースの立体映像発光ペンライト
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20220815BHJP
   F21V 14/02 20060101ALI20220815BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20220815BHJP
   F21Y 113/13 20160101ALN20220815BHJP
【FI】
F21L4/00 415
F21L4/00 416
F21V14/02 100
F21V23/00 140
F21Y113:13
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2019229323
(22)【出願日】2019-12-19
(65)【公開番号】P2020177902
(43)【公開日】2020-10-29
【審査請求日】2019-12-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0043715
(32)【優先日】2019-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0130911
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519453571
【氏名又は名称】アン,ゼピル
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【弁理士】
【氏名又は名称】久松 洋輔
(74)【代理人】
【識別番号】100209060
【弁理士】
【氏名又は名称】冨所 剛
(72)【発明者】
【氏名】アン,ゼピル
【審査官】坂口 達紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-236873(JP,A)
【文献】特開2004-045694(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0122324(KR,A)
【文献】登録実用新案第3128763(JP,U)
【文献】特開2005-173212(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
G09F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光素子の回転によって映像を表示する一軸式映像発光ペンライトにおいて、
発光部と、前記発光部を取り囲む保護ケースと、前記発光部を支持する取手部と、を含み、
前記発光部は、
複数のサブ発光素子及び前記サブ発光素子を配置する支持台を含み、少なくとも1つの色を発光する発光体と、
前記発光体の中心軸から延びて形成された回転部と、
前記発光部の下端において前記回転部の一端と連結され、前記回転部をその場回転させるモータと、
前記発光体の前記支持台内に実装され、特定の色が発光する発光位置と前記特定の色が発光する回転軸上の発光角度を制御する制御信号を生成し、前記発光体に提供する制御部と、
を含み、
前記発光体は、
回転することによって、映像が表示される3次元形状の立体発光領域が形成され、
前記発光体の回転によって特定の対象体が再生されて映像が表示される場合、前記発光体を見る人の角度に応じて前記特定の対象体に対する異なる映像が見えるよう、前記制御部は前記発光位置と前記発光角度を制御し、
前記回転部は、前記支持台の上端中心部と前記保護ケースとを連結し、前記支持台の下端中心部と前記モータとを連結して、前記支持台の中心軸は前記回転部の回転軸の両端に対応する位置に固定され、
前記支持台は、前記中心軸を基準に対称形に備えられ、
前記支持台は、前記発光体の回転によって前記立体発光領域に映像が表示されるように、各前記サブ発光素子を、前記中心軸を基準に対称形に支持し、
前記制御部は、
前記サブ発光素子と共に同じ方向に回転するよう前記支持台内において前記複数のサブ発光素子と近接した位置に備えられ、前記サブ発光素子の発光色及び発光周期を制御し、前記モータに対する制御信号を発生するが、
前記発光角度は、電源が供給されて転が始まる点からの回転方向によって制される、光素子の回転によって映像を表示する一軸式映像発光ペンライト。
【請求項2】
前記保護ケースは、前記立体発光領域の体積よりも大きい体積を有し、前記発光体が発光する光を透過させることのできる素材にて備えられる、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項3】
前記モータ及び前記制御部に電源を供給し、前記取手部に実装されるバッテリー部をさらに含み、
前記回転部は、60Hz以上の周期で回転する、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項4】
前記制御部は、
前記回転部によって回転するように前記発光体と共に連結され、
前記取手部は回転しないものである、請求項3に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項5】
前記発光体は、
複数のサブ発光素子を含み、前記複数のサブ発光素子は、所定間隔離間して備えられ、少なくとも2つの前記サブ発光素子は、互いに異なる色を発光し、
前記回転軸の長さよりも長い長さに備えられ、曲線状に固定される、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項6】
前記回転部は、棒状の回転軸を含み、
前記発光体の両端は、前記回転軸の両端に固定されて回転する、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項7】
前記制御部は、
前記回転部を回転させるモータによって回転角度を収集し、予め設定された発光アルゴリズムに従い、前記発光体が特定の回転角度に位置した際に前記発光体内の特定の位置で予め設定された色が発光するよう、制御信号を前記発光体に提供し、
前記回転部は、回転体及び前記回転体を囲んで構成される一側に磁力を有する素材を備える回転体周辺部を含み、
前記回転体と前記磁力を有する素材とが互いに対応する位置に配列される瞬間の回転角度を0度に設定し、設定された角度を基準に回転角度を測定する、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項8】
前記発光角度は、前記回転部の回転角度に基づいて定義されるものであり、
前記制御部は、同じ発光角度であっても、前記発光体の発光時間及び発光色を変化させ、前記発光体の回転によって提供される映像やテキストにアニメーション効果が提供されたり、映像やテキストを変化させる、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項9】
前記立体発光領域は、前記発光体が回転することで形成する3次元構造物の表面の一部領域に形成され、
前記一部領域は、前記3次元構造物の表面の中心付近に形成され、
前記3次元構造物の表面における上部の一領域と下部の一領域に形成されず、
前記3次元構造物は、中心軸を基準に対称的な形状を有する構造物である、請求項1に記載の光素子ベースの一軸式映像発光ペンライト。
【請求項10】
光素子の回転によって映像を表示する一軸式映像発光装置において、
複数のサブ発光素子及び前記サブ発光素子を配置する支持台を含み、少なくとも1つの色を発光する発光体と、
前記発光体を取り囲む保護ケースと、
前記発光体の中心軸から延びて形成された回転部と、
前記発光体の下端において前記回転部の一端と連結され、前記回転部をその場回転させるモータと、
前記発光体の前記支持台内に実装され、特定の色が発光する発光位置と前記特定の色が発光する回転軸上の発光角度を制御する制御信号を生成し、前記発光体に提供する制御部と、
を含み、
前記発光体は、
回転することによって、映像が表示される3次元形状の立体発光領域が形成され、
前記発光体の回転によって特定の対象体が再生されて映像が表示される場合、前記発光体を見る人の角度に応じて前記特定の対象体に対する異なる映像が見えるよう、前記制御部は前記発光位置と前記発光角度を制御し、
前記回転部は、前記支持台の上端中心部と前記保護ケースとを連結し、前記支持台の下端中心部と前記モータとを連結して、前記支持台の中心軸は前記回転部の回転軸の両端に対応する位置に固定され、
前記支持台は、前記中心軸を基準に対称形に備えられ、
前記支持台は、前記発光体の回転によって前記立体発光領域に映像が表示されるように、各前記サブ発光素子を、前記中心軸を基準に対称形に支持し、
前記制御部は、
前記サブ発光素子と共に同じ方向に回転するよう前記支持台内において前記複数のサブ発光素子と近接した位置に備えられ、前記サブ発光素子の発光色及び発光周期を制御し、前記モータに対する制御信号を発生するが、
前記発光角度は、電源が供給されて転が始まる点からの回転方向によって制御される、光素子の回転によって映像を表示する一軸式映像発光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関し、より詳しくは、2次元形状の線又は面状の発光体が回転することによって、球状の立体発光領域が形成され、立体発光領域を介して映像やテキストを提供することができるペンライトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のペンライトは、蛍光物質を塗布するか、別途のバッテリーを備え、照明効果を得る棒状の物を指称する単語として広く用いられており、応援道具として様々な色を表示したり、様々な模様を有していた。
【0003】
公演会場で応援道具として用いられる場合、特定のフレーズを表示したり、様々な形状を有するように製作されてはいたが、発光機能のみを有しており、その表現には限界が存在した。
【0004】
また、公演会場の場合、特定歌手毎に定められた模様や色があり、当該歌手に対する模様や色が変更されたり、他の歌手を応援する場合は使用が難しいという問題点が存在した。
【0005】
さらに、従来は、ペンライトなどの応援道具を指定された席に応じて公演時に提供したり、位置情報を予め入力してから公演の演出をするなど、その使用や運営に不便があり、毎度新たなペンライトを提供しなければならないという問題点が存在した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためのものであって、回転する発光体を介して立体映像を提供することにより、文字、イメージ、及び動画を表示することを目的としている。
【0007】
さらに、球状を有しているが、提供される立体映像を通じて所望する模様が見えるように表示し、所望する映像やイメージを表示することができ、簡単な操作で公演の演出をするすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した技術的課題を解決するための技術的手段として、本発明の一実施例に係る、光素子の回転による立体映像発光ペンライトは、発光部と、前記発光部を支持する取手部と、を含み、前記発光部は、少なくとも1つの色を発光し、2次元形状の線や面により構成される発光体と、前記発光体の一端と連結され、前記発光体をその場回転させる回転部と、前記発光体内で特定の色が発光する発光位置と前記特定の色が発光する回転軸上の発光角度を制御する制御信号を生成し、前記発光体に提供する制御部と、を含み、前記発光体は、回転することによって3次元形状の立体発光領域が形成され、前記発光体の回転によって特定の対象体が再生される場合、前記発光体を見る人の角度に応じて前記特定の対象体に対する異なる映像が見えるよう、前記制御部は前記発光位置と前記発光角度を制御することができる。
【0009】
また、前記立体発光面の体積よりも大きい体積を有する保護ケースをさらに含み、前記保護ケースは、前記発光体が発光する光を透過させることのできる素材にて備えられ得る。
【0010】
前記回転部及び前記制御部に電源を供給し、前記取手部に実装されるバッテリー部をさらに含み、前記回転部は、60Hz以上の周期で回転し、前記制御部は、前記回転部によって回転するように前記発光体と共に連結され、前記取手部は回転しなくても良い。
【0011】
前記発光体は、複数のサブ発光素子を含み、前記複数のサブ発光素子は、所定間隔離間して備えられ、少なくとも2つの前記サブ発光素子は、互いに異なる色を発光し、前記回転軸の長さと同一あるいは長い長さに備えられ、曲線状に固定されることができる。
【0012】
前記回転部は、棒状の回転軸を含み、前記発光体の両端は、前記回転軸の両端に固定されて回転し、前記制御部は、前記回転部を回転させるモータによって回転角度を収集し、予め設定された発光アルゴリズムに従い、前記発光体が特定の回転角度に位置した際に前記発光体内の特定の位置で予め設定された色が発光するよう、制御信号を前記発光体に提供することができる。
【0013】
また、モータから直接回転角度を収集することが難しい場合、前記回転部は、回転体及び前記回転体を囲んで構成される一側に磁力を有する素材を備える回転体周辺部を含み、前記回転体と前記磁力を有する素材とが互いに対応する位置に配列される瞬間の回転角度を0度に設定し、設定された角度を基準に回転角度を測定することができる。
【0014】
さらに、前記発光角度は、前記回転部の回転角度に基づいて定義されるものであり、前記制御部は、同じ発光角度であっても、前記発光体の発光時間及び発光色を変化させ、前記発光体の回転によって提供される映像やテキストにアニメーション効果が提供されたり、映像やテキストを変化させることができ、前記立体発光領域は、前記発光体が回転することで形成する3次元構造物の表面の一部領域に形成され、前記一部領域は、前記3次元構造物の表面の中心付近に形成され、前記3次元構造物の表面における上部の一領域と下部の一領域に形成されなくても良く、前記3次元構造物は、中心軸を基準に対称的な形状を有する構造物であり得る。
【0015】
また、本発明の一実施例に係る、光素子の回転による立体映像発光装置は、少なくとも1つの色を発光し、2次元形状の線や面により構成される発光体と、前記発光体の一端と連結され、前記発光体をその場回転させる回転部と、前記発光体内で特定の色が発光する発光位置と前記特定の色が発光する回転軸上の発光角度を制御する制御信号を生成し、前記発光体に提供する制御部と、を含み、前記発光体は、回転することによって3次元形状の立体発光領域が形成され、前記発光体の回転によって特定の対象体が再生される場合、前記発光体を見る人の角度に応じて前記特定の対象体に対する異なる映像が見えるよう、前記制御部は前記発光位置と前記発光角度を制御することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関するものであって、発光体の回転によって立体映像を提供し、文字、イメージ、及び動画を表示できるようにすることで、様々な活用が可能となる。
【0017】
また、公演の演出をする場合も、ペンライト自体で様々な形態の表現が可能となるので、簡便な操作で公演の演出をすることができ、コンサート会場及び公演会場での活用度が高くなり得る。
【0018】
その他にも、立体映像の具現が必要な生活小物、インテリア小物のような時計、カレンダー、携帯電話及び番号標示器のような様々な分野で活用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関する例示図である。
図2】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの内部に関する例示図である。
図3】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトが動作する様子に関する例示図である。
図4】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの発光体が発光角度に応じて変化する様子に関する例示図である。
図5】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの立体発光領域に関する正面例示図である。
図6】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの立体発光領域に関する上側面例示図である。
図7】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトから提供される映像を見る角度に応じて見える映像に関する例示図である。
図8】本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関する例示図である。
図9】本発明の追加実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関する例示図である。
図10】本発明の追加実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関する例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略しており、明細書全体に亘って類似した部分に対しては類似した図面符号を付けている。
【0021】
明細書全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているという場合、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0022】
本明細書において「部」とは、ハードウェアにより実現されるユニット(unit)と、ソフトウェアにより実現されるユニットと、両方を用いて実現されるユニットとを含む。また、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを用いて実現されても良く、2つ以上のユニットが1つのハードウェアにより実現されても良い。一方、「~部」は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではなく、「~部」は、アドレッシング可能な保存媒体にあるように構成されても良く、1つ又はそれ以上のプロセッサを再生するように構成されても良い。従って、一例として「~部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と「~部」の中で提供される機能は、より少ない数の構成要素及び「~部」により結合されるか、追加の構成要素と「~部」にさらに分離され得る。それだけでなく、構成要素及び「~部」は、デバイス又はセキュリティマルチメディアカード内の1つ又はそれ以上のCPUを再生するように具現されることもできる。
【0023】
本願の明細書において、発光体120によって表示される立体映像とは、3次元形状の立体発光領域400に表示される2次元映像を意味し得る。
【0024】
以下、図1を参照しながら、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの外観について具体的に説明する。
【0025】
本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライト100(即ち、立体映像発光装置)は、大きく分けて発光部200と、取手部300と、により構成され、取手部300は、支持部としての役割を果たすことができる。
【0026】
発光部200は、立体発光領域400の体積よりも大きい体積を有する保護ケース150をさらに含み、保護ケース150は、発光体が発光する光を透過させることのできる素材にて備えられ得る。
【0027】
保護ケース150は、発光体120の回転によって生じ得る安全の問題を解決することができる。また、保護ケース150は、回転する発光体120に障害物が接触して発光体が壊れたり、回転による立体映像が円滑に再生されない場合を防止することができる。
【0028】
さらに、保護ケース150は、回転しない取手部300に固定されるように形成され得る。
【0029】
以下、図2を参照しながら、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの内部について具体的に説明する。
【0030】
発光部200は、少なくとも1つの色を発光し、2次元形状の線や面により構成される発光体120と、発光体120の一端と連結され、発光体120をその場回転させる回転部110と、発光体120内で特定の色が発光する発光位置と特定の色が発光する回転軸上の発光角度を制御する制御信号を生成し、発光体120に提供する制御部130と、を含めて構成され得る。
【0031】
このとき、発光体120は、回転することによって3次元形状の立体発光領域400が形成され得る。
【0032】
発光体120の回転によって特定の対象体が再生される場合、発光体120を見る人の角度に応じて特定の対象体に対する異なる映像が見えるよう、制御部130は発光位置と発光角度を制御することができる。
【0033】
また、発光体120は、上述した例に限定されるものではなく、2次元形状の面や線のような形態で備えられても良く、回転部110も発光体120の形状に合わせて備えられられ得る。
【0034】
例えば、「U」字状又は「O」字状に発光体120が備えられ、この場合、「U」字状又は「O」字状の発光体120の下端に回転部110が備えられて「U」字状又は「O」字状の下端の中心部に連結されることで、発光体120を回転させることができる。
【0035】
このとき、制御部130は、発光部200の内部に備えられ、発光体120に近接した位置に備えられて発光体120を制御する制御信号を提供することができる。
【0036】
また、制御部130は、発光体120と連結されて備えられても良く、回転部110が発光体120を回転させることによって発光体120と共に回転することができる。
【0037】
「O」字状に発光体120が備えられる場合、発光体120は、光素子が配置される円形の支持台を備え、円形の支持台に制御部130が実装されて備えられ得る。
【0038】
図7を参照すると、見る人の角度に応じて見える特定の対象体に関する例示が示されている。
【0039】
即ち、発光部200で自動車に関する映像が表現されていると仮定する場合、発光部200の正面から見える映像は自動車の正面に関する映像であり、発光部200の側面から見える映像は自動車の側面に関する映像であり得る。
【0040】
また、その他の角度から見た際は、その角度に該当する自動車の映像が提供され得る。
【0041】
本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの取手部300は、回転部110及び制御部130に電源を供給し、取手部300に実装されるバッテリー部140を含み得る。
【0042】
バッテリー部140は、内蔵バッテリーが実装されていても良く、別途のバッテリーを挿入して使用するものであっても良い。
【0043】
また、取手部300は、卓上スタンドや固定クリップを備え、取っ手の形態ではなく他の形態で備えられ得る。
【0044】
図2に示されたように、制御部130は、取手部300の内部に実装される形態で備えられ得る。
【0045】
制御部130は、発光部200又は回転部110に配置され、回転部110と共に回転するように備えられるものの、取手部300は回転しないように備えられ得る。
【0046】
即ち、制御部130は、取手部300に実装されるとしても、上部にある回転部110と共に回転可能なように所定の空間を確保して備えられ得る。
【0047】
制御部130がサブ発光素子121と隣接した領域の支持台上に実装され、サブ発光素子121と共に同じ方向に回転するように備えられても良い。
【0048】
また、制御部130は、サブ発光素子121に対する信号を制御するための回路基板(PCB)である。制御部130は、回転部の下方や取手領域が配置されることなく、サブ発光素子121と隣接して、取手部分とは別に、サブ発光素子121と共に回転するように配置され得る。
【0049】
これにより、サブ発光素子121に対する信号の制御が容易になり、製造工程過程での便宜性と歩留まりの向上、及び製造コストの節減という効果があり得る。
【0050】
さらに、バッテリー部140は、回転部110及び制御部130とは別に、回転部110及び制御部130が回転しても、回転しないように備えられ得る。この場合、制御部130(即ち、PCB)が発光体120に近接して形成され、発光体120の信号の制御が容易であるだけでなく、製造工程過程においても容易に製造が可能となるので、製造歩留まりの向上又は製造コストの節減を達成することができる。
【0051】
回転部110及び制御部130の位置は、本発明の一実施例を説明するための例示であるだけであり、取手部300の内部で変更されて製作されても良く、その位置に応じて、制御部130が回転部110と共に回転しない構造に備えられても良い。
【0052】
本発明の追加実施例により、発光体120が「U」字状又は「O」字状に備えられる場合、発光体120は「U」字状又は「O」字状の支持台を備え、支持台を介してバッテリー部140と連結され得る。
【0053】
このとき、支持台は、回転部によって回転され、制御部130は、支持台の内部に実装され、発光体120と近接した距離に位置しても良い。
【0054】
図3は、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトが回転する様子に関する例示図である。
【0055】
図3を参照すると、回転部110は、棒状の回転軸を含み、発光体120の両端は、回転軸の両端に固定されて回転することができる。
【0056】
つまり、回転部110の両端と2次元の線又は面状の発光体120の両端が固定されてその場回転をし、2次元の線又は面状の発光体が回転することで球状の立体発光領域400が生成され、映像を提供(再生、表示)することができる。
【0057】
このとき、発光体は、人が発光体の回転を認識できる周期よりも高い周期で回転することができる。
【0058】
好ましくは、発光体は、60Hz以上の周期で回転し、この場合、人が回転する発光体から鮮明な映像を見ることができる。
【0059】
以下、図4を参照しながら、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの発光体及び制御部について具体的に説明する。
【0060】
図4は、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの発光体120に関する例示図であり、45度での発光、35度での発光に関する例示図である。
【0061】
発光体120の発光角度は、図3に示されたように、回転の始点が0度であっても良く、回転の始点から回転方向に発光角度を選定することができる。
【0062】
つまり、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライト100は、回転部110及び制御部130に電源が供給されなければ動作することができないので、電源が供給されて回転を始める瞬間に発光体120の位置した地点が0度であり得る。
【0063】
本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの発光体120は、複数のサブ発光素子121を含み、複数のサブ発光素子121は、所定間隔離間して備えられ、少なくとも2つのサブ発光素子121は、互いに異なる色を発光し、各サブ発光素子はLED(Light Emitting Diode)モジュールであり得る。
【0064】
但し、図4に示された発光体120は、本発明の一実施例を説明するための図面であるだけであり、これに限定されるものではなく、間隔が一定でなくても良く、より多くのサブ発光素子121が備えられても良い。
【0065】
あるいは、発光体120は、光ファイバにより構成され得る。光ファイバは、互いに異なる色のLEDモジュールが複数配列されたように、1つの光ファイバ内で複数の色を不連続的に(discrete)発現することはできないが、彩度や明暗などを異ならせて発現することもできる。
【0066】
発光体120は、制御部130によって制御され、制御部130は、回転部110を回転させるモータによって回転角度を収集し、予め設定された発光アルゴリズムに従い、発光体120が特定の回転角度に位置した際に発光体120内の特定の位置で予め設定された色が発光するよう、制御信号を発光体120に提供することができる。
【0067】
ここで、モータは、好ましくは、回転角度及び回転数について確認可能となるよう、サーボモータであり、モータから直接収集することができる。
【0068】
予め設定された発光アルゴリズムは、ペンライトを介して再生しようとするイメージ及び動画に応じて異なるように決定され、図4に示されたように、45度の位置では上部から1番目、3番目及び6番目に配置されたサブ発光素子を発光させ、35度では上部から2番目及び8番目に配置された発光素子を発光させることができる。
【0069】
つまり、制御部130は、再生しようとするイメージ及び動画に関する情報を基に、発光体120が回転する角度に応じて発光角度を設定し、設定した発光角度に応じて発光体120に備えられた複数のサブ発光素子121に対する発光時間及び発光位置を決定して、発光体120が発光するように制御信号を提供することができる。
【0070】
制御部130が回転部110のモータから直接回転角度を収集することができない場合、回転部110は、回転体及び回転体を囲んで構成される一側に磁力を有する素材を備える回転体周辺部を含み、回転体と磁力を有する素材とが互いに対応する位置に配列される瞬間の回転角度を0度に設定し、設定された角度を基準に回転角度を測定することができる。
【0071】
つまり、一側に磁力を有する素材を備えた回転体が一側に磁力を有する素材を備えた回転体周辺部内で回転すると、磁力を有する素材が互いに対応する位置に配列(即ち、向かい合えば)されれば、磁力が生成され、磁力が生成される瞬間の回転角度は0度であると判断することができる。
【0072】
回転開始時は互いに対応する位置ではなくても、回転体周辺部内で回転体がその場回転するので、それぞれの一側に備えられた磁力を有する素材が向かい合う瞬間が発生し得る。
【0073】
このとき、制御部130は、磁力を有する素材が向かい合って磁力が発生するか、あるいは一時的に磁力が強く形成される瞬間を回転角度0度であると判断することができる。
【0074】
また、制御部130は、同じ発光角度であるとしても、発光体120の発光時間及び発光色を変化させることで、発光体120の回転によって提供される映像にアニメーション効果を提供したり、映像を変化させることができる。
【0075】
例えば、発光体120を毎度同じ回転角度で同じサブ発光素子121に対して発光させる場合は、全ての時間において停止している映像を示すことができるが、1秒、2秒、3秒の度に発光体120が同じ発光角度で異なる位置のサブ発光素子121を発光するように変化させる場合、連続した時間で動く映像を提供することができる。
【0076】
つまり、固定したイメージだけでなく、動画のような動く映像に対しても、同じ回転角度において異なる発光位置及び発光時間を有するように制御信号を提供して再生することができる。
【0077】
以下、図5乃至図6を参照しながら、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの立体発光領域400について具体的に説明する。
【0078】
図5は、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトを正面から見た場合、立体発光領域400が形成される領域について示されている。
【0079】
立体発光領域400とは、発光体120の回転によって映像が表示される領域を意味し、発光体120が回転することで形成する3次元構造物の表面の一部領域に形成され得る。
【0080】
一方、一部領域は、3次元構造物の表面の中心付近に形成され、3次元構造物の表面における上部の一領域と下部の一領域には形成されなくても良い。このとき、3次元構造物は回転によって形成される構造物であるので、中心軸を基準に対称的な形状を有する構造物であり得る。
【0081】
対称的な形状を有する構造物は、本発明の一実施例を説明するための例示であるだけであり、これに限定されるものではなく、3次元構造物は、対称ではない形態を有しても良い。
【0082】
つまり、図5に示されたように、3次元構造物の表面の一部領域に形成されて提供されるものの、中心付近から形成され、立体発光領域400が形成される領域の大きさは、提供されるイメージ及び動画の種類に応じて異なるように形成され得る。
【0083】
図6は、光素子ベースの立体映像発光ペンライトを上側面から見た場合、立体発光領域が形成される領域について示されている。
【0084】
図5によって説明したように、中心付近から立体発光領域400が形成されるので、上側面から見た際は、回転部110の上端面を基準に所定の間隔を置いて中空の円形で立体発光領域400が形成され得る。
【0085】
本発明の追加実施例として、発光体の一端のみが回転軸に固定されて構成され得る。
【0086】
例えば、プロペラのように発光体120の中央が回転軸に固定されて回転する形態に備えられても良く、一端が固定されて備えられても良い。
【0087】
このような場合、立体発光領域400が生成される面積がより広くなり、様々な立体効果を与えることができる。
【0088】
図7は、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトを見る人の位置や角度に応じて異なる映像が提供される様子に関する例示図である。
【0089】
図7に示されたように、正面から見る場合、「I LOVE Y」という全テキストが全て見られ、90度の位置から見る場合、「E YOU ハートマーク」というテキストのみが見られることができる。
【0090】
本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライト100は、発光体120が回転して形成する球状の表面に立体発光領域400を生成するので、見る角度や位置に応じて見える映像が異なり、実際にその映像を見る角度で見える映像が提供され得る。
【0091】
つまり、立体発光領域400は、発光体120が回転して形成されるので、面の屈曲に形成され、これにより、見る角度に応じて色と模様が異なることがあり得る。
【0092】
本発明の追加実施例として、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトは、取手部300にUSB、SDカードのようなメモリデバイスを挿入可能な孔を備えることができる。
【0093】
取手部300に備えられた孔を介してメモリデバイスを挿入し、イメージ又は動画のようなファイルを制御部130に提供する場合、制御部130は、当該ファイルを参考にして発光体の発光角度、発光位置、発光時間を設定しアルゴリズム化して、ペンライトを介して再生することができる。
【0094】
さらに、取手部300に備えられた孔を介してバッテリー部140に電力を供給することができる。例えば、USBポートが備えられ、USB端子に連結可能な外部装置が取手部300に結合される場合、電力が供給されることができる。
【0095】
本発明の他の実施例として、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトは、通信モジュールをさらに含み得る。
【0096】
通信モジュールは、ブルートゥース(BLE、Bluetooth Low Energy)、NFC、RFID、超音波(Ultrasonic)、赤外線、ワイファイ(WiFi)、ライファイ(LiFi)などを搭載したモジュールであっても良く、通信モジュールを介してスマートフォン、タブレットPCなどのような端末と通信することができる。
【0097】
例えば、公演の演出をするために、特定の位置にペンライトの映像を指定しなければならない場合、通信が可能な端末を介して制御することができる。
【0098】
また、特定のQRコードを認識する場合、認識したQRコードに対応する映像を提供することができる。
【0099】
図8は、本発明の一実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトに関する例示図である。
【0100】
本発明の一実施例を説明するために、「ABC」というフレーズを挿入したが、これに限定されるものではなく、様々なフレーズが挿入可能であり、上述したようにイメージや動画が再生されることもできる。
【0101】
図8を参照すると、取手部300の形状が異なり、保護ケース150の形状が異なるペンライトが示されており、これは本発明の一実施例を説明するための例示であるだけであり、光素子ベースの立体映像発光ペンライトの外観は様々な形態に備えられ得る。
【0102】
以下では、図9を参照しながら、本発明の追加実施例に係る、光素子ベースの立体映像発光ペンライトについて具体的に説明する。
【0103】
本発明の追加実施例に係る、立体映像発光ペンライトの発光体120は、少なくとも1つの色を発光する複数のサブ発光素子121にて備えられ得る。
【0104】
このとき、発光体120は、示されたような四角形状(図9に図示)の支持台122と、支持台122の両側面に複数のサブ発光素子121を含み得る。発光体120は、ペンライト100の内部で回転することによって、3次元形状の立体発光領域400を形成することができる。一方、支持台122は、図面に示された形態だけでなく様々な形状に形成されることができ、偏平な板状に備えられ得る。
【0105】
発光体120を回転させる回転部110は、ペンライト100の中心軸上(発光体120の中心軸上)に位置し、上端は保護ケース150、下端はモータ160と連結されて固定されることができる。
【0106】
発光体120は回転部110を基点にして対称に構成されるので、回転部110は発光体120の中心部から延びて備えられ得る。
【0107】
それにより、発光体120の両端と回転軸の両端とが互いに対応して固定されると言える。
【0108】
これにより、発光体120が回転する際に発光体120を回転軸の上端と下端が固定することになり、発光体120の遠心力によって発光体120が飛んで行こうとする現象を阻むことができるので、発光装置の振動が顕著に低減されることができる。
【0109】
本発明の追加実施例に係る立体映像発光ペンライトは、制御部130を備え、制御部130は、内部に実装される2つのPCBにより構成され得る。
【0110】
複数のサブ発光素子121の発光色及び発光周期を制御し、回転部110を回転させるモータ160を制御する第1のPCB510は、発光体120の内部に実装されて備えられ得る。
【0111】
第1のPCB510によって制御されるモータ160は、発光体120を回転させて立体発光領域400を形成するために、発光体120を1200Rpm~1600Rpmの速度で回転させることができるが、これは好ましい実施例のための速度であるだけであり、これに限定されるものではない。
【0112】
また、モータ160は、保護ケース150と取手部300の間に位置し、これにより、回転部110が回転しても取手部300は回転しないように備えられ得る。
【0113】
また、取手部300には、音の出力が可能なスピーカ610が含まれていても良い。
【0114】
第2のPCB520は、取手部300に位置し、ペンライト100の電源をon/offするスイッチ131と連結され、スピーカ610を制御することができる。
【0115】
スイッチ131は、スイッチを押す回数に応じて異なる制御信号を提供することができる。
【0116】
つまり、スイッチ131を押す回数に応じて、予め設定されたシナリオに該当する映像を再生する形態で制御し、当該シナリオはユーザが変更することができる。
【0117】
例えば、スイッチ131を1回押すと、第1のシナリオである人物の停止映像を提供するように制御し、2回押すと、第2のシナリオである人物の動画(立体映像、アニメーションなど)を提供するように制御し、3回押すと、第3のシナリオである動画と音楽が共に提供されるように制御し、4回押すと、電源が切られるように制御する。
【0118】
このとき、動画と音楽は互いに同期化されて提供され得る。例えば、ミュージックビデオの動画が再生されると、動画内の人物の口の動きに合わせて音楽が再生されるように同期化される。
【0119】
スイッチ131の入力によって第1及び第2のPCB510、520に特定の信号が印加され、第1及び第2のPCB510、520はそれに合わせた制御信号を生じさせることによって、上記のような様々なシナリオに応じた発光を行うことができる。
【0120】
スイッチ131を押す回数に応じた制御シナリオは、本発明の実施例を説明するためだけのものであり、これに限定されるものではなく、ユーザ又は製造会社が必要に応じて異なるシナリオを適用できることは当業者にとって自明な事実であると言える。
【0121】
バッテリー部140は、内蔵バッテリーが実装されていても良く、別途のバッテリーを挿入して使用するものであっても良い。
【0122】
つまり、本発明の追加実施例に係る立体映像発光ペンライト100は、発光体120及びモータ160を制御する第1のPCB510と、ペンライト100の電源及びスピーカ610を制御する第2のPCB520と、を含めて備えられ得る。
【0123】
また、発光体の形態が、帯の形態ではなく、両側面に複数のサブ発光素子121を具備できる図形の形態に備えられ、発光体120は、回転部110の回転軸によって固定されることができる。
【0124】
一方、図10は、本発明の他の実施例に係る発光装置である。図10の発光装置は、発光体の支持台が円形に形成され、回転部が発光体の下端で連結されるという点で異なっており、残りの他の構成要素は同一である。
【0125】
本発明の方法及びシステムは特定の実施例と関連して説明されたが、それらの構成要素又は動作の一部又は全部は、汎用のハードウェアアーキテクチャを有するコンピュータシステムを使用して具現され得る。
【0126】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態に容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、上記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0127】
本発明の範囲は、上記した詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0128】
100:ペンライト
110:回転部
120:発光体
121:サブ発光素子
122:支持台
130:制御部
140:バッテリー部
150:保護ケース
160:モータ
200:発光部
300:取手部
400:立体発光領域
510:第1のPCB
520:第2のPCB
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10