(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-15
(45)【発行日】2022-08-23
(54)【発明の名称】情報提供方法およびこれを遂行する電子装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20220816BHJP
【FI】
G06Q30/02 350
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021077613
(22)【出願日】2021-04-30
【審査請求日】2021-06-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0043920
(32)【優先日】2021-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】スン・ホ・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ニコラス・マクサンス・パトリック・マリー・ドーダン
(72)【発明者】
【氏名】ドク・ヒョン・ユ
(72)【発明者】
【氏名】ジェ・ジン・ユン
(72)【発明者】
【氏名】ムン・ヒ・キム
(72)【発明者】
【氏名】キャサリン・チャン
(72)【発明者】
【氏名】ジ・ヘ・ハ
【審査官】久宗 義明
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-197346(JP,A)
【文献】特開2001-175761(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0267572(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0247182(US,A1)
【文献】InSync株式会社,大手通販サイトの商品を一斉に価格比較、最安値を検索できる価格比較サイト(メタサーチエンジン)、「最安サーチ.com」をリリース ,[online],日本,株式会社 PR TIMES,2016年11月24日,[検索日 2021.9.6] インターネット<https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000018230.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置の情報提供方法であって、
商品に関する商品情報およびユーザーに関するユーザー情報を獲得する段階と、
前記商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する段階と、
前記ユーザー情報および前記商品の価格情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれの有効有無を確認する段階と、
前記有効有無に基づいて前記それぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用した前記商品の割引価格情報を提供する段階と、を含み、
前記獲得する段階は、商品販売に関連したユーザーインターフェースを提供して前記ユーザーの入力情報を受信する第2電子装置から、前記商品情報および前記ユーザー情報を獲得
し、
前記ユーザー情報は、前記ユーザーによって選択された商品目録に含まれる一つ以上の商品に関する情報を含み、
前記方法が、
前記商品目録に含まれた前記一つ以上の商品それぞれに対応するカテゴリー情報および価格情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントの有効有無を再確認する段階と、
前記再確認された有効有無に基づいて前記少なくとも一つのプロモーションイベントのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用した前記商品の第2割引価格情報を提供する段階と、をさらに含み、
前記商品の割引価格情報を提供する段階は、
前記商品の販売関連情報を示す第1ユーザーインターフェース上に前記商品の第2割引価格情報を提供する段階を含む、情報提供方法。
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロモーションイベントは、
前記商品に対応する第1プロモーションイベントおよび前記商品のカテゴリーに対応する第2プロモーションイベントのうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記商品の割引価格情報を提供する段階は、
前記商品の販売関連情報を示す第1ユーザーインターフェース上に前記商品の割引価格情報を提供する段階と、
前記ユーザーによって選択された前記商品目録に関連した情報を示す第2ユーザーインターフェース上に前記商品の第2割引価格情報を提供する段階と、を含む、請求項
1に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記ユーザー情報は、前記ユーザーのメンバーシップ関連情報および前記ユーザーの購入履歴情報のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記商品の割引価格情報を提供する段階は、
前記プロモーションイベントそれぞれの重複適用可否に関する情報、割引金額情報、割引率情報、および割引限度情報のうち少なくとも一つに基づいて、最も高い割引価格に対応する少なくとも一つのプロモーションイベントを選択する段階と、
前記選択された少なくとも一つのプロモーションイベントを適用した前記商品の割引価格情報を提供する段階と、を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記少なくとも一つのプロモーションイベントは、前記商品情報および前記ユーザー情報に基づいて選択された物流センターの在庫数量関連情報に基づいて決定される、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記有効有無を確認する段階は、
前記ユーザー情報に含まれた前記ユーザーの購入履歴情報に基づいて、前記商品または前記商品に対応するカテゴリーの商品を指定された回数以上購入したかどうかに基づいて前記有効有無を確認する段階を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記有効有無を確認する段階は、
前記ユーザーによって設定された決済類型情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントの決済類型条件に対応する少なくとも一つの有効なプロモーションイベントを判断する段階を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記有効有無に関する情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントのうち有効でないものと判断されたプロモーションイベントに関連した条件関連情報を提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する段階は、
前記商品に関連したそれぞれのプロモーションイベントに関連してあらかじめ設定された使用期間条件および使用回数条件のうち少なくとも一つに基づいて、満了していない少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する段階を含む、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項11】
電子装置であって、
通信モジュールと、
データベースと、
前記データベースと電気的に連結されたプロセッサーを含み、
前記プロセッサーは、
前記通信モジュールを通じて、商品に関する商品情報およびユーザーに関するユーザー情報を獲得し、
前記商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認し、
前記ユーザー情報および前記商品の価格情報に基づいて前記少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれの有効有無を確認し、および
前記有効有無に基づいて前記それぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つを適用した前記商品の割引価格情報を提供し、
前記プロセッサーは、商品販売に関連したユーザーインターフェースを提供して前記ユーザーの入力情報を受信する第2電子装置から、前記商品情報および前記ユーザー情報を獲得
し、
前記ユーザー情報は、前記ユーザーによって選択された商品目録に含まれる一つ以上の商品に関する情報を含み、
前記プロセッサーは、さらに、
前記商品目録に含まれた前記一つ以上の商品それぞれに対応するカテゴリー情報および価格情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントの有効有無を再確認し、
前記再確認された有効有無に基づいて前記少なくとも一つのプロモーションイベントのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用した前記商品の第2割引価格情報を提供し、
前記商品の割引価格情報を提供することは、
前記商品の販売関連情報を示す第1ユーザーインターフェース上に前記商品の第2割引価格情報を提供することを含む、電子装置。
【請求項12】
前記プロセッサーは、
前記それぞれのプロモーションイベントの重複適用可否、割引金額、割引率、および割引限度のうち少なくとも一つに関連した情報に基づいて、最も高い割引価格に対応する少なくとも一つのプロモーションイベントを選択し、および
前記選択された少なくとも一つのプロモーションイベントを適用した前記商品の割引価格情報を提供するように設定された、請求項
11に記載の電子装置。
【請求項13】
前記プロセッサーは、
前記それぞれのプロモーションイベントのうちあらかじめ設定された使用期間条件および使用回数関連条件のうち少なくとも一つに基づいて、満了していない少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する、請求項
11に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の多様な実施形態は情報提供方法およびこれを遂行する電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット技術が発展し、スマートフォン、タブレットPCなどの携帯端末が普及するにつれて電子商取引市場が商用化されている。特に最近では感染病の拡散などの理由により、オフライン売り場に直接訪問して商品を購入する比重は減った反面、携帯端末などを利用して電子商取引市場でオンラインで商品を購入する比重が急増する趨勢である。
【0003】
このような電子商取引市場ではオンライン上でネットワークを通じて購入者と販売者間で取り引きがなされ、注文が完了した商品は配送サービスを通じて購入者が設定した配送先に配送され得る。
【0004】
例えば、電子商取引を提供するサービス提供者はオンライン販売ウェブページまたはアプリケーションを通じて商品情報および価格情報を告示し、購入者は前記オンライン販売ウェブページまたはアプリケーションに接続して商品を選択して決済を完了することによって、サービス提供者から決済した商品の配送を受けることができる。
【0005】
一方、商品を販売する販売者側では商品を広報し販売を促進するために、各種プロモーションイベントを設定して特定時期の間特定商品(または商品群)に対する割引特典を提供することができる。
【0006】
これと関連して、従来はユーザー(購入者)がオンライン商品販売ページで直接所定のクーポンをあらかじめダウンロードし、商品を決済する段階で前記ダウンロードしたクーポンをユーザーが直接適用させて、クーポン割引が適用された価格で商品を購入できるようにした。
【0007】
しかし、このようにユーザーの参加を条件として割引イベントを提供する場合、ユーザーが割引してもらうことができる状況であるにもかかわらず、誤ってクーポンを発給できず、割引してもらうことができない場合が存在し得るため、それにともなうユーザーの不満が発生し得、ユーザーとしてはクーポンの適用可否をいちいち確認しなければならない煩雑さにより、複雑な方式のプロモーションイベントに対して拒否感を感じる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示の多様な実施形態は、前述した問題点を解決するために、電子商取引システムでユーザーおよび商品に基づいて適用可能なプロモーションイベントを自動で選別し、ユーザーに最も利益となるプロモーションイベントが反映された割引価格情報を提供できる、電子装置の情報提供方法およびこれを遂行する装置を提案しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
多様な実施形態に係る電子装置の情報提供方法は、商品情報およびユーザー情報を獲得する段階と、前記商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する段階と、前記ユーザー情報および前記商品の価格情報に基づいて、前記少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれの有効有無を確認する段階と、前記有効有無に基づいて前記それぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用した前記商品の割引価格情報を提供する段階とを含むことができる。
【0010】
多様な実施形態による電子装置は、通信モジュールと、データベース、および前記データベースと電気的に連結されたプロセッサーを含み、前記プロセッサーは、前記通信モジュールを通じて、商品情報およびユーザー情報を獲得し、前記商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認し、前記ユーザー情報および前記商品の価格情報に基づいて前記少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれの有効有無を確認し、および前記有効有無に基づいて前記それぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つを適用した前記商品の割引価格情報を提供することができる。
【発明の効果】
【0011】
多様な実施形態によると、電子商取引システムでユーザー情報および商品情報に基づいて電子装置で自動でユーザー(購入者)に最も利益となるプロモーションイベントが反映された割引価格情報を提供することによって、購入過程でユーザーが感じ得る煩雑さを最小化することができ、ユーザーが不本意に特典を受けられない状況を遮断することによってユーザーの不安を解消し、購入時に満足感を感じられるようにし、割引された価格での商品の購入を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本開示の多様な実施形態に係る情報提供システムを示す概略的な図面である。
【
図2】本開示の一実施形態に係る電子装置の概略的な構成ブロック図である。
【
図3】本開示の一実施形態に係る電子装置の情報提供方法に関するフローチャートである。
【
図4】本開示の一実施形態に係る商品販売関連情報提供方法に関するフローチャートである。
【
図5】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【
図6】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【
図7】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【
図8】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【
図9】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【
図10】本開示の一実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施形態で使われる用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されるべきである。
【0014】
明細書全体において、ある部分が何らかの構成要素を「含む」という時、これは特に反対になる記載がない限り他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」などの用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアで具現されるか、ハードウェアとソフトウェアの結合で具現され得る。
【0015】
明細書全体において記載された「a、b、およびcのうち少なくとも一つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、c全部」を包括することができる。
【0016】
以下で言及される「端末」は、ネットワークを介してサーバーや他端末に接続できるコンピュータや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)を搭載したノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)などを含み、携帯用端末は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であり、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)などの通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPCなどのような全ての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0017】
以下では、添付の図面を参照して本開示の実施形態について、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかしながら、本開示は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0018】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
実施形態を説明するに当たり、本発明が属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連がない技術内容に対しては説明を省略する。これは不要な説明を省略することによって本発明の要旨を明瞭にし、より明確に伝達するためである。
【0020】
同様の理由で、添付図面において一部構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示された。また、各構成要素のサイズは実際のサイズを全的に反映するものではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一の参照番号を付した。
【0021】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、単に本実施形態は本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を称する。
【0022】
この際、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行できることが理解できるはずである。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーに搭載し得るため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサーにより遂行されるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を遂行する手段を生成するようになる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータによって利用可能またはコンピュータ読み取り可能なメモリに保存することも可能なため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能なメモリに保存されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を遂行するインストラクション手段を含む製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピュータで実行されるプロセスを生成して、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0023】
また、各ブロックは特定された論理的機能を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を表し得る。また、いくつかの代替実行形態では、ブロックで言及された機能が順序から外れて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、続いて図示されている二つのブロックは実質的に同時に遂行されることも可能であり、またはそのブロックが時々該当する機能により逆順に遂行されることも可能である。
【0024】
図1は、本開示の多様な実施形態に係るアイテム関連情報を提供するシステムを示す概略的な図面である。
【0025】
多様な実施形態によると、情報提供システム10は、電子装置100(例:プロモーション管理サーバー)、第2電子装置150(例:フロントエンドサーバー)、ユーザー端末200、およびネットワーク50を含むことができる。
【0026】
電子装置100および第2電子装置150は、電子商取引で商品の販売に関連した各種情報を提供するための一連の機能処理を遂行する装置であって、ユーザー端末200からネットワーク50を通じて受信されるユーザー入力に基づいてあらかじめ設定された動作を遂行し、それによる情報をユーザー端末200に提供することができる。例えば、電子装置100および第2電子装置150は、ネットワークサーバーで具現される多数のコンピュータシステムまたはコンピュータソフトウェアを含むことができる。
【0027】
例えば、電子装置100と第2電子装置150は、イントラネットまたはインターネットのようなコンピュータネットワークを通じて他のネットワークサーバーと通信できる下位装置と連結されて作業遂行要請を受け付け、それに対する作業を遂行して遂行結果を提供するコンピュータシステムおよびコンピュータソフトウェアを指称し得る。その他にも、ネットワークサーバー上で動作できる一連のアプリケーションと、内部に構築されている各種データベースを含む広義の概念として理解され得る。例えば、電子装置100および第2電子装置150は、ドス(DOS)、ウインドウ(Windows)、リナックス(登録商標)(Linux(登録商標))、ユニックス(UNIX(登録商標))、またはマックOS(MacOS)などの運営体制により、多様に提供されるネットワークサーバープログラムを利用して具現され得る。
【0028】
例えば、電子装置100は商品およびユーザー情報に基づいて利用可能なプロモーションイベント情報を算出、管理、および提供するプロモーション管理サーバーとして機能することができ、第2電子装置100は商品販売に関連した多様な情報(例:商品情報およびプロモーションイベントなど)をウェブページまたはアプリケーションを通じて表示されるユーザーインターフェースの形態で提供するフロントエンドサーバーとして機能することができる。ただ、これは例示的な記載に過ぎず、本開示の多様な実施形態において、電子装置100は前記プロモーション管理サーバーの機能だけでなくフロントエンドサーバーの機能を全て処理するサーバーに該当する可能性もある。
【0029】
ネットワーク50は、電子装置100とユーザー端末200、または電子装置100と他の電子装置(例:第2電子装置150)を連結する役割をすることができる。例えば、ネットワーク50は、ユーザー端末200または第2電子装置150が前記電子装置100に連結されてパケットデータを送受信できるように接続経路を提供することができる。
【0030】
例えば、ユーザー端末200はネットワーク50を通じて電子装置100または第2電子装置150と連結されて電子商取引を具現する商品販売関連情報を送受信することができる。
【0031】
電子装置100または第2電子装置150は、ユーザー端末200またはその他の外部装置から受信した情報を各装置のデータベースに保存したり、前記データベースに保存された情報をユーザー端末200または外部装置に伝送することができる。
【0032】
一方、多様な実施形態において、電子装置100または第2電子装置150で処理され得る機能のうち少なくとも一部の機能はユーザー端末200を通じて具現され得る。例えば、ユーザーはネットワーク50を通じてアプリケーション形態の情報提供システム関連プログラムを受信し、これをユーザー端末200に設置して使うことができ、前記アプリケーションの形態のプログラムは後述する電子装置100または第2電子装置150で処理される機能のうち少なくとも一部を代わりに遂行することができる。
【0033】
多様な実施形態に係る情報提供システム10は、単一の物理的装置で具現され得、複数の物理的装置が有機的に結合された方式で具現され得る。例えば、電子装置100で提供する機能のうち一部はいずれか一つの物理的装置で具現され、残りの一部は他の物理的装置によって具現され得る。例えば、いずれか一つの物理的装置は、電子装置100の一部で具現され得、他の物理的装置は、ユーザー端末200の一部または第2電子装置150またはそれ以外の他の外部装置の一部で具現され得る。場合により、情報提供システムに含まれたそれぞれの構成要素はそれぞれ互いに異なる物理的装置に分散して配置され、前記分散配置された構成要素が有機的に結合されて本開示の情報提供システムの機能および動作を遂行するように具現され得る。
【0034】
図2は、本開示の一実施形態に係る電子装置の概略的な構成ブロック図である。
【0035】
図2を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100(例:サーバー)は、プロセッサー110、データベース120、および通信モジュール130のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0036】
プロセッサー110は、本開示の多様な実施形態に係る情報提供方法を遂行するための多様な機能を処理することができ、電子装置100の他の構成要素(例:データベース120、通信モジュール130)と電気的に連結されて前記構成要素の動作を全般的に制御することができる。
【0037】
例えば、プロセッサー110は、通信モジュール130を利用して、特定商品(例:第1商品)の情報およびユーザー情報を獲得することができ、獲得した商品情報に基づいて前記商品(第1商品)と関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認することができる。
【0038】
例えば、プロセッサー110はデータベース120にあらかじめ保存された各種プロモーションイベントのうち、前記商品または前記商品のカテゴリー情報に対応するプロモーションイベントのうち少なくとも一つを確認することができる。例えば、プロセッサー110は、前記商品に関連したプロモーションイベントのうち満了していないものと判断されたプロモーションイベントのみを選別して確認することができる。例えば、特定プロモーションイベントはあらかじめ設定された使用期限(例:2021年2月から2021年3月までイベント適用可能)が徒過することによって満了し得る。またはイベントを設定した販売者の設定(例:全体ユーザーを対象に5000回イベント参加完了時に該当イベント自動終了)またはイベント終了に関連した入力受信などにより満了し得る。プロセッサー110は、前記満了したプロモーションイベントは商品関連プロモーションイベントの確認対象から除外することができる。
【0039】
一方、プロセッサー110は、商品に関連して確認された少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれに対する有効性を判断することができる。例えば、プロセッサー110はユーザー情報(例:ユーザーのメンバーシップ加入有無、ユーザー購入履歴など)、および商品の価格情報のうち少なくとも一つに基づいて、各プロモーションイベントが該当ユーザーによって有効に使われ得るプロモーションであるかどうかを識別することができる。
【0040】
例えば、それぞれのプロモーションイベントは有効性に関連した所定の条件を含むことができる。例えば、あるプロモーションイベントは、ユーザーのメンバーシップ情報に関連した条件(例:メンバーシップに加入したユーザーに限って使用可能、または特定メンバーシップ等級に属するユーザーのみ使用可能など)を含むか、各ユーザー別に使用可能な回数限度条件(例:特定商品を最初購入する場合にのみ適用可能、一週間内に1回限度で適用可能など)を含むか、商品(または前記商品のカテゴリーに属する商品)の価格に関連した条件(例:購入商品価格が1万ウォン以上である場合に限って使用可能など)を含み得る。プロセッサー110はユーザーのメンバーシップ等級またはメンバーシップ加入有無に関する情報に基づいて各プロモーションイベントの有効有無を確認するか、商品の価格情報に基づいて前記プロモーションイベントの有効有無を確認することができる。
【0041】
また、プロセッサー110は有効なものと判断された複数のプロモーションイベントが確認された場合、これらのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用して商品の割引価格情報を算出することができ、前記算出された割引価格情報を他の装置(例:第2電子装置150またはユーザー端末200)に提供することができる。例えば、プロセッサー110は一連の処理過程を通じて前記有効なものと確認されたプロモーションイベントのうち、ユーザーに最も利益となる組み合わせに該当する少なくとも一つのプロモーションイベントを抽出し、前記イベントに含まれた割引特典情報を商品の価格に適用して商品の割引価格情報を算出することができる。
【0042】
例えば、プロセッサー110は、前記商品の割引価格情報が商品の販売に関連した情報を示すユーザーインターフェース上に出力されるように関連情報を提供することができる。例えば、前記商品の割引価格情報は前記商品の割引適用前の価格情報とともに提供することができ、前記割引が適用されたイベント関連情報とともに提供し得る。
【0043】
プロセッサー110は、その他にも後述する本開示の多様な実施形態に係る情報提供に関連した多様な機能を具現することができる。
【0044】
データベース120は、電子装置100の所定の保存空間に具現されたデータ構造であって、データの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能が自由に遂行され得る。例えば、データベース120はデータの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を有することができる。
【0045】
データベース120は電子装置100の多様な機能に関連したデータを保存することができる。例えば、データベース120は、本開示の多様な実施形態に係る情報提供方法に関連した多様なデータを保存することができ、プロセッサー110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。
【0046】
通信モジュール130は電子装置100のデータベース120に保存された情報またはプロセッサー110により処理された所定の情報を他の装置に伝送したり、他の装置から電子装置100に情報を受信する機能を遂行することができる。例えば、通信モジュール130はユーザー端末200からの所定のユーザー入力情報(例:関心商品設定入力、商品検索入力、配送住所地設定入力、決済要請入力など)を受信することができる。例えば、通信モジュール130は情報を送受信するためのトランシーバーを含むことができる。
【0047】
図3は、本開示の一実施形態に係る電子装置の情報提供方法に関するフローチャートである。
【0048】
図3を参照すると、多様な実施形態に係る情報提供方法によると、電子装置100(例:プロセッサー(110、
図2)は、段階310で、商品情報およびユーザー情報を獲得することができる。
【0049】
例えば、電子装置100はユーザー端末200から選択された特定商品情報および前記ユーザー端末200に対応するユーザー情報のうち少なくとも一つを獲得することができる。
【0050】
例えば、電子装置100は前記商品情報およびユーザー情報を第2電子装置150(例:フロントエンドサーバー)、またはユーザー端末200のうち少なくとも一つから獲得することができる。
【0051】
一実施形態によると、電子装置100が獲得する前記商品情報は、ユーザー端末200を通じてユーザーから検索された商品の検索結果目録に含まれる商品に関する情報を含むことができる。他の実施形態によると、前記商品情報は、第2電子装置150からユーザー端末200に提供する推薦商品目録に含まれる商品に関する情報を含むことができる。
【0052】
例えば、前記商品情報は、商品の識別情報、商品の価格情報(例:商品の割引前販売価格情報)、および商品のカテゴリー情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0053】
一実施形態によると、電子装置100で獲得する前記ユーザー情報は、ユーザー識別情報、ユーザー配送住所地情報(例:基本配送先情報、最近配送先情報など)、ユーザーによって選択された特定商品目録(例:ショッピングカート目録)関連情報、ユーザーの購入履歴情報、およびユーザーのメンバーシップ加入関連情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0054】
一方、電子装置100は獲得した商品情報およびユーザー情報のうち少なくとも一つを電子装置100のデータベース120に保存することができる。
【0055】
段階320で、多様な実施形態に係る電子装置100(例:プロセッサー110)は前記段階310で獲得した商品情報に基づいて、前記商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベント情報を確認することができる。
【0056】
例えば、電子装置100は、現在提供される多様なプロモーションイベントに関連したデータをデータベース120にあらかじめ保存することができる。例えば、電子装置100はそれぞれのプロモーションイベントに設定された使用期限情報に基づいて期限が満了したプロモーションイベントを前記データベース120から削除し、新規生成されたプロモーションイベントを前記データベース120に保存する方式で、商品販売に関連した各種プロモーションイベントを管理することができる。その他にも電子装置100は販売者設定によりプロモーションイベントの終了関連情報を受信する場合、またはあらかじめ設定された使用回数関連条件(例:5000個の商品を販売時にイベントを終了するように設定など)に基づいて満了したイベントをデータベース120から削除し得る。
【0057】
一実施形態によると、前記データベース120で管理される少なくとも一つのプロモーションイベントは、段階310で獲得した商品情報およびユーザー情報に基づいて選択された物流センターの在庫情報(例:商品の在庫数量情報)に基づいて決定され得る。例えば、前記物流センターはユーザーの配送先情報(例:最近購入時適用された配送先情報または基本設定された配送先情報など)に基づいて選択され得る。例えば、電子装置100は外部装置(例:物流管理サーバー)から前記選択された物流センターでの前記商品の在庫情報を受信することができる。例えば、電子装置100は前記物流センターでの商品の在庫量に基づいて、前記商品に関連したプロモーションイベントを生成したり、あらかじめ生成されたプロモーションイベントの割引特典情報を調整することができる。例えば、電子装置100は選択された物流センターでの商品在庫量が設定値以上の場合、該当商品に関連したプロモーションイベントを生成することができ、またはあらかじめ生成されたイベントの割引特典(例:割引金額、割引率、割引上限金額など)を増やすことができる。また、電子装置100は前記物流センターでの商品の在庫量が設定値未満であり、該当商品に関連したプロモーションイベントがすでに存在する場合、前記プロモーションイベントを終了したり、前記プロモーションイベントに含まれた割引特典(例:割引金額、割引率、割引上限金額など)を減らすことができる。
【0058】
一方、電子装置100は、特定商品情報を獲得することに基づいて、前記データベース120から前記商品に関連したプロモーションイベントを選別的に識別することができる。
【0059】
例えば、電子装置100は特定商品に対応する第1プロモーションイベントと前記商品のカテゴリー(例:商品販売社類型、商品群類型など)に対応する第2プロモーションイベントを識別することができる。
【0060】
例えば、特定商品が「X社のAティッシュ(tissue)」である場合、電子装置100は前記商品に対応する第1プロモーションイベントとして、「X社Aティッシュ」に対応するプロモーションイベント(例:該当商品購入時即時割引が適用されるプロモーションイベント)を確認することができる。また、電子装置100は前記商品のカテゴリーに対応する第2プロモーションイベントとして、例えば「X社により製造されたり販売される各種商品に対応するプロモーションイベントおよび「ティッシュ」関連カテゴリーに対応する商品(例:「Aティッシュ」、「Bティッシュ」、「Cペーパータオル」など)に対応するプロモーションイベントのうち少なくとも一つを確認することができる。
【0061】
次に、段階330で、多様な実施形態に係る電子装置100(例:プロセッサー110)は、前記段階320で確認したプロモーションイベントそれぞれに対する有効有無を確認することができる。
【0062】
例えば、電子装置100は、ユーザー情報および商品の価格情報のうち少なくとも一つに基づいて、それぞれのプロモーションイベントの有効有無を確認することができる。ここでプロモーションイベントの有効有無は、前記プロモーションイベントをユーザーが前記商品に対して適用できるかどうかに関するものであり得る。
【0063】
一実施形態によると、電子装置100はユーザーのメンバーシップ関連情報に基づいて、前記段階320で確認された商品関連プロモーションイベントそれぞれに対する有効有無を確認することができる。
【0064】
例えば、それぞれのプロモーションイベントには、ユーザーのメンバーシップ加入有無またはユーザーのメンバーシップ等級に関連した使用条件情報が設定され得る。電子装置100は前記メンバーシップに関連したユーザー情報が各プロモーションイベントに設定された使用条件を満足するかどうかを確認し、前記使用条件を満足するプロモーションイベントを有効なプロモーションイベントとして判断することができる。
【0065】
例えば、一実施形態に係るプロモーションイベントは、特定メンバーシップサービスに加入した会員に限って使用可能なように設定され得、他の実施形態に係るプロモーションイベントは、ユーザーのメンバーシップ等級が指定された等級条件(例:VIP等級)を満足する場合に限って使用可能なように設定され得る。
【0066】
例えば、電子装置100は所定期間の間ユーザーが指定された購入回数または指定された購入価格を超過して商品を購入する場合、ユーザーのメンバーシップ等級を上向き調整することができ、段階320で前記上向き調整されたメンバーシップ等級に対応するプロモーションイベントが確認された場合、該当プロモーションイベントを前記ユーザーと関連して有効なプロモーションイベントとして判断することができる。
【0067】
一実施形態によると、プロモーションイベントは該当プロモーションの適用可能回数に関連した条件を含むことができる。例えば、プロモーションイベントは、期間にかかわらずユーザー別に総N回(例:1回)まで使用可能なように条件が設定され得る。他の例として、プロモーションイベントはそれぞれのユーザーごとに指定された期間内に指定された回数だけ(例:一日1回まで)使用可能なように条件が設定され得る。電子装置100はユーザーの既存の購入履歴情報に基づいて、前記適用可能回数に関連してプロモーションイベントの有効有無を判断することができる。
【0068】
一方、一実施形態によると、電子装置100は商品の価格情報に基づいて、前記段階320で抽出された商品関連プロモーションイベントそれぞれに対する有効有無を確認し得る。例えば、少なくとも一つのプロモーションイベントは商品の購入価格に関連した条件(例:最小購入価格条件)を含むことができる。
【0069】
例えば、一つのプロモーションイベントは、商品の価格が指定された価格(例:20,000ウォン)以上の場合に限って適用可能なように設定され得る。電子装置100は特定商品の価格が25,000ウォンである場合、前記プロモーションイベントに対して設定された価格条件(例:購入商品価格が20,000ウォン以上であること)を充足するものであることを確認することができ、該当プロモーションイベントを前記商品に関連して有効なものと判断することができる。
【0070】
一実施例によると、電子装置100は前記商品価格に関連した条件の満足有無を判断するにおいて、ユーザーによって選択された商品目録(例:ショッピングカート目録)に含まれた一つ以上の商品に関する情報を前記商品とともに考慮し得る。この場合、前記ユーザーによって選択された商品目録を考慮して判断されたプロモーションイベントの有効有無に関する情報は、前記商品目録を考慮していない有効有無判断情報と異なるように管理され得る。
【0071】
次に、段階340で、前記電子装置100(例:プロセッサー110)は、前述した段階330で判断した各プロモーションイベントの有効有無に関する情報に基づいて、それぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つを適用した商品の割引価格情報を確認し、これを提供することができる。
【0072】
電子装置100は、段階320で抽出したプロモーションイベントのうち段階330で有効なものと判断された少なくとも一つのプロモーションイベントを確認することができる。例えば、電子装置100は、特定商品または商品のカテゴリーに対応する一つ以上のプロモーションイベントのうち、ユーザー情報および商品価格情報のうち少なくとも一つに基づいて有効なプロモーションイベントを識別することができ、前記有効な少なくとも一つのプロモーションイベントのうち実際の商品に適用する少なくとも一つを決定することができる。
【0073】
例えば、電子装置100はプロモーションイベントそれぞれに対して重複適用が可能であるかどうかを確認することができる。
【0074】
電子装置100は重複適用が制限されたプロモーションイベントのうち該当商品に関連して最も高い割引価格を提供できるプロモーションイベントを選択することができ、前記選択されたプロモーションイベントと重複適用可能なそれぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つを適用して商品の割引価格情報を決定することができる。また、電子装置100は前記決定した商品の割引価格情報を第2電子装置150またはユーザー端末200に提供することができる。
【0075】
一方、電子装置100はユーザー情報に基づいて、前記ユーザーによって選択された商品目録(例:ショッピングカート目録)に含まれた商品関連情報を考慮して各プロモーションイベントの有効有無を確認し、有効なものと確認されたプロモーションイベントそれぞれの重複適用可否により少なくとも一部プロモーションを適用した商品の第2割引価格情報を算出することができる。前記第2割引価格情報は、ユーザーが前記商品目録に含まれた商品とともに購入する場合に適用され得る予想割引価格に関する情報に該当し得る。
【0076】
図4は、本開示の一実施形態に係る商品販売関連情報提供方法に関するフローチャートである。
【0077】
図4を参照すると、多様な実施形態に係る商品販売に関連した情報を提供する方法は、電子装置100、第2電子装置150、およびユーザー端末200間の情報送受信および情報処理動作に基づいて遂行され得る。例えば、電子装置100は商品販売に関連した各種プロモーションイベントを管理するプロモーション管理サーバーに対応し得、第2電子装置150はユーザー端末200に表示する商品販売関連情報をユーザーインターフェースの形態で提供したりユーザー端末200から所定のユーザー入力を受信するフロントエンドサーバーに対応し得る。
【0078】
一実施形態によると、段階410で、第2電子装置150はユーザー端末200からユーザー入力情報を受信することができる。例えば、前記ユーザー入力情報にはユーザー端末200に表示されたインターフェース画面を切り替えるためのユーザー入力、特定商品を選択するためのユーザー入力、特定商品を検索するための検索語などに関連したユーザー入力、その他のユーザーログイン入力や配送住所地の入力など、多様な情報が含まれ得る。
【0079】
第2電子装置150は、段階420で、ユーザー入力情報に対応する所定の商品情報およびユーザー情報を確認することができ、段階430で前記商品情報およびユーザー情報を電子装置100に伝送することができる。
【0080】
電子装置100は、第2電子装置150から前記商品情報およびユーザー情報を受信することに基づいて、前記商品情報に対応する第1商品に関連したプロモーションイベントのうち、前記ユーザー情報に対応するユーザーに適用され得る少なくとも一部のプロモーションイベントを確認し、ユーザーに最も利益となるプロモーションイベントを適用した第1商品の割引情報を算出して、前記第2電子装置150に提供することができる。
【0081】
例えば、段階440で、電子装置100は第1商品に関連したプロモーションイベントに関する情報を確認することができる。例えば、第1商品に関連したプロモーションイベントに関する情報は、第1商品に対応する第1プロモーションイベントと第1商品のカテゴリーに対応する第2プロモーションイベントに関する情報を含むことができる。
【0082】
例えば、第1プロモーションイベントは第1商品を購入する場合に使用できるように設定されたプロモーションイベントに該当し得、第2プロモーションイベントは前記第1商品だけでなく前記第1商品と同一カテゴリーに属する他の商品を購入する場合に使用できるように設定されたプロモーションイベントに該当し得る。
【0083】
一実施形態によると、電子装置100が段階440で確認するそれぞれのプロモーションイベントは、あらかじめ設定された使用期間条件や使用回数関連条件を満足するものであり、電子装置100により確認される時点で使用が満了していないプロモーションイベントに該当し得る。例えば、それぞれのプロモーションイベントには使用期間限度条件(例:2021-03-31まで使用可能)または使用回数関連条件(例:合計5000個購入完了時まで使用可能)のうち少なくとも一つが設定され得る。他の例において、電子装置100は販売者からプロモーションイベントの終了関連情報を受信することによってプロモーションイベントの満了を確認し得る。例えば、電子装置100はリアルタイムまたは周期的に各プロモーションイベントの使用満了有無を判断し、使用が満了していないプロモーションイベントに限ってデータベース120に保存および管理することによって、前記第1商品に関連したプロモーションイベントのうち、満了していないプロモーションイベントのみを選別的に確認することができる。
【0084】
段階450で、電子装置100は、確認したそれぞれのプロモーションイベントの有効性を判断することができる。例えば、前記有効性判断は、それぞれのプロモーションイベントを前記ユーザーが前記第1商品を購入する場合、実際に使用できるかに対する判断を意味し得る。
【0085】
一実施形態によると、電子装置100は、それぞれのプロモーションイベントに設定された価格限度条件(例:最小購入価格条件)を確認し、第1商品の価格が前記価格限度条件を満足するかどうかに基づいて各プロモーションイベントの有効性を判断することができる。例えば、電子装置100は、第1商品がプロモーションイベントに設定された最小購入価格より高い場合、前記プロモーションイベントを有効なものと判断することができる。一方、追加的な実施形態によると、電子装置100は前記第1商品の価格だけでなく前記ユーザー情報に対応するショッピングカート目録に含まれた他の商品の価格を全て合算した価格が前記プロモーションイベントに設定された価格限度条件を満足するかどうかに基づいて、プロモーションイベントの有効有無を判断し得る。
【0086】
一実施形態によると、電子装置100は、それぞれのプロモーションイベントに設定されたユーザーメンバーシップ関連条件を確認し、ユーザーのメンバーシップ加入有無またはユーザーのメンバーシップ等級に関連したユーザー情報に基づいて、前記ユーザー情報が前記プロモーションイベントのメンバーシップ関連条件を満足するかどうかにより、前記プロモーションイベントの有効性を判断することができる。
【0087】
例えば、あるプロモーションイベントはユーザーのメンバーシップ加入有無またはユーザーのメンバーシップ等級にかかわらず、誰にでも適用可能なように設定され得る。この場合、電子装置100は前記ユーザー情報にかかわらず、前記プロモーションイベントを有効なものと判断することができる。あるプロモーションイベントはゴールド等級以上の会員のみが使用可能なように設定され得、この場合には前記ユーザー情報に基づいて該当ユーザーがゴールド等級以上の場合に限って前記プロモーションイベントを有効なものと判断することができる。
【0088】
一実施形態によると、電子装置100はそれぞれのプロモーションイベントに設定された使用回数関連条件を確認することができ、ユーザーの購入履歴情報に基づいて前記ユーザーが前記プロモーションイベントを適用した履歴があるかどうかを確認し、設定された回数以上すでにプロモーションイベントを使った場合には、該当プロモーションイベントが有効でないものと判断することができる。さらに他の実施形態によると、電子装置100は、ユーザーの購入履歴情報に基づいて、前記ユーザーが所定回数以上該当商品(または商品のカテゴリーに対応する他の商品)を購入した場合に限って適用可能なように設定されたプロモーションイベントに対する有効有無を判断し得る。例えば、あるプロモーションイベントの場合、同一商品(または商品カテゴリーに対応する他の商品)を指定された回数(例:10回)以上購入したユーザーに補償の概念として提供され得、電子装置100はこのようなプロモーションイベントの有効有無を前記ユーザーの購入履歴情報に基づいて確認することができる。
【0089】
一実施形態によると、電子装置100はユーザーがあらかじめ設定した決済方式に関する情報に基づいて、前記ユーザーによってあらかじめ設定された決済類型情報がプロモーションイベントに設定された決済類型関連条件(例:特定クレジットカードまたは特定ポイントで決済時イベント適用可能)を満足するかどうかを確認し、前記決済類型関連条件を満足するユーザーであると判断した場合、該当プロモーションイベントを有効なものと判断することができる。
【0090】
次に、段階460で、電子装置100は有効なものと確認された第1商品に関連したプロモーションイベントに対する情報に基づいて、第1商品に対して適用する少なくとも一つのプロモーションイベントを決定することができる。
【0091】
例えば、それぞれのプロモーションイベントは、他のプロモーションイベントと重複して適用可能なプロモーションイベントと重複適用が制限されたプロモーションイベントに区分され得る。
【0092】
電子装置100は各プロモーションイベント情報に含まれた重複適用可否に関する特性情報に基づいて、第1商品に関連した有効なプロモーションイベントの多様な組み合わせに対する場合の数を確認することができ、それぞれの組み合わせにより少なくとも一つのプロモーションイベントを適用する場合の商品割引金額を比較することができる。
【0093】
例えば、あるプロモーションイベントは商品価格から指定された金額だけの割引(例:2,000ウォン割引)を提供するイベントであり得、他のプロモーションイベントは、指定された割引率で割引(例:10%割引)を提供するイベントであり得る。また、前記割引率関連イベントのうち少なくとも一部は最大割引限度金額(例:最大5,000ウォン割引)があらかじめ設定されている可能性がある。電子装置100は各プロモーションアイテムの割引限度、割引金額、割引率、および重複適用可否に関する関連情報に基づいて、最も割引金額が大きい組み合わせに該当するプロモーションイベントを前記第1商品に適用するプロモーションイベントとして決定することができる。
【0094】
段階470で、電子装置100は第1商品に適用する割引情報(例:プロモーションイベント情報、割引金額情報、割引が適用された販売価格情報など)を第2電子装置150に伝送することができる。
【0095】
また、段階480で、第2電子装置100は商品の割引価格情報をユーザーインターフェースの形態で構成してユーザー端末200に提供することができる。
【0096】
一実施形態によると、第2電子装置100は前記第1商品の販売に関連した情報を示す第1ユーザーインターフェース上に前記第1商品の割引価格情報を表示することができる。
【0097】
例えば、第1ユーザーインターフェースは、商品の検索結果情報を提供するページであるか、推薦商品関連情報を提供するページであるか、または商品の詳細情報を提供するページに該当し得る。
【0098】
第2電子装置100は前記第1ユーザーインターフェース上に前記第1商品の販売価格情報(例:割引未適用価格)と前記第1商品の割引価格情報をともに提供することができる。例えば、第2電子装置100は前記一般販売価格情報には取り消し線を引き、前記割引価格情報は強調表示を(例:ボールド体、大きい書体、他の色相表示など)する方式で、二つの情報が互いに区別されるようにすることができる。
【0099】
一方、一実施形態に係る電子装置100はユーザーに対応するショッピングカート目録に含まれた商品に関する情報(例:各商品のカテゴリー情報および/または価格情報)に基づいて、第1商品と前記ショッピングカート目録の商品をともに購入する場合に適用され得る有効なプロモーションイベントを再確認することができ、前記再確認された有効なプロモーションイベントのうち最も割引特典が大きい組み合わせに該当する少なくとも一つのプロモーションイベントを再選択し、再選択された少なくとも一つのプロモーションイベントが適用される場合に予想される割引価格情報(第2価格情報)を確認することができる。第2電子装置150は、前記第1商品に対する予想割引価格情報(第2価格情報)を受信し、これを提供することができる。
【0100】
例えば、第2電子装置150は前記ユーザーに対応するショッピングカート目録を考慮せずに判断された割引価格情報(第1割引価格情報)と前記ショッピングカート目録を考慮して判断された予想割引価格情報(第2割引価格情報)を区分してユーザー端末200に提供することができる。
【0101】
例えば、第2電子装置150は前記第1割引価格情報と前記第2割引価格情報を商品販売に関連した、互いに異なるインターフェース上に表示することができる。例えば、第2電子装置150は、前記ショッピングカート目録に関連した情報を示す第2ユーザーインターフェース上に前記第2割引価格情報を表示し、前記第2ユーザーインターフェース以外の他のユーザーインターフェース(例:第1ユーザーインターフェース)では前記第1割引価格情報を表示することができる。
【0102】
他の例として、第2電子装置150は前記ショッピングカート目録に関連した第2ユーザーインターフェース以外の他のユーザーインターフェース(例:第1ユーザーインターフェース)上に前記第2割引価格情報を表示し得る。例えば、第2電子装置150は、前記第2割引価格情報が前記ショッピングカート目録を考慮して算出されたことを示す情報(例:ショッピングカート商品とともに購入時該当価格で購入可能であることを案内する情報)を前記第2割引価格情報とともに表示することができる。例えば、第2電子装置150は、前記第1ユーザーインターフェース上に、第1商品の割引前の価格情報、前記第1商品の第1割引価格情報、および前記第2割引価格情報をそれぞれ表示することもできる。
【0103】
さらに他の実施形態によると、第2電子装置150は、段階450で電子装置100が有効でないものと判断したプロモーションイベントに関連した条件関連情報を受信し、前記情報がユーザー端末200で表示されるように提供することができる。例えば、電子装置100は第1商品に関連して割引特典が大きい特定プロモーションイベントが有効でないものと判断される場合、前記プロモーションイベントを適用するための条件情報(例:「メンバーシップ加入時割引可能」、「3万ウォン以上購入時割引可能」、「関連商品2回追加購入時割引可能」、「XXカードで決済必要」など)を提供することができる。これを通じて特定メンバーシップに加入したり特定決済手段を利用して購入するように設定を変更するなど、決済に関連した特定ユーザー行動を誘導できる。
【0104】
一方、多様な実施形態に係る電子装置100は
図4で第2電子装置150で遂行されるものとして説明された少なくとも一部の動作を前記第2電子装置150の代わりに遂行することができる。
【0105】
図5ないし
図10は、本開示の多様な実施形態に係るユーザーインターフェース画面を概略的に図示した図面である。
【0106】
多様な実施形態によると、電子装置100(または第2電子装置150)は商品の販売に関連した情報をユーザーインターフェースの形態で提供することができる。
【0107】
例えば、一実施形態に係る電子装置100(または第2電子装置150)は、
図5に図示されたように、ユーザーが特定商品を検索するために関連検索語510(例:マスク)を入力することに対する応答として、前記検索語に対する検索結果情報520として、少なくとも一つの商品(例:A社マスク、B社マスク、C社マスク)の販売関連情報を提供することができる。
【0108】
電子装置100(または第2電子装置150)は前記商品検索結果と関連したインターフェース上に各商品に対応する販売価格情報および該当商品に適用可能なプロモーションイベントが反映された割引価格情報のうち少なくとも一つを提供することができる。
【0109】
例えば、電子装置100は、ある商品(例:A社マスク)に対しては前記商品に適用できるプロモーションイベントが存在しないものと判断することができる。この場合、電子装置100(または第2電子装置150)はユーザーインターフェース上に前記商品の販売価格情報(例:9,900ウォン)のみを提供し、前記商品の割引価格情報を別途提供しないことができる。
【0110】
例えば、電子装置100は、特定商品(例:B社マスク、C社マスク)の場合、前記商品情報およびユーザーの情報に基づいて、各商品に適用できる所定のプロモーションイベント情報が存在することを確認することができ、それによりユーザーインターフェース上に前記商品の販売価格情報(例:8,990ウォン、14,850ウォン)と前記商品の割引価格情報(例:7,500ウォン、9,900ウォン)をともに提供することができる。例えば、電子装置100(または第2電子装置150)は、商品の割引前販売価格情報と商品の割引価格情報が互いに区別されるように異なる方式で提供することができる。例えば、割引前販売価格情報は取り消し線を引く形態で表示し、割引価格情報はボールド体で表示したり、ハイライト表示したり、さらに大きいサイズで表示するなどの方式で強調表示することができる。一方、多様な実施形態に係る電子装置100(または第2電子装置150)は、前記商品の割引価格情報とともに前記割引価格の割引率関連情報(例:16%、33%)を提供したり、および/または前記商品に適用されたプロモーションイベントの属性情報(例:「追加割引適用」、「重複割引適用」など)を提供し得る。
【0111】
一方、一実施形態に係る電子装置100(または第2電子装置150)は、
図6に図示されたように、商品の詳細情報を示す商品販売関連ユーザーインターフェースを提供することができる。
【0112】
例えば、電子装置100(または第2電子装置150)は商品の販売に関連した細部情報と、プロモーションイベントが適用される前の商品の販売価格情報(例:22,750ウォン)と、プロモーションイベントが適用された商品の割引価格情報(例:22,460ウォン、21,460ウォン)をそれぞれ提供することができる。
【0113】
例えば、電子装置100(または第2電子装置150)は、商品に関連した特定プロモーションイベントがユーザーのメンバーシップ加入有無に関する条件情報を含む場合、前記メンバーシップ関連プロモーションイベントが適用された割引価格情報(例:21,460ウォン-会員価格)と前記メンバーシップ関連プロモーションイベントが適用されていない割引価格情報(例:22,460ウォン-一般販売価格)をともに提供することができる。
【0114】
前記表示画面が出力されるユーザー端末200に対応するユーザーは、前記メンバーシップに加入した状態であるか、加入していない状態であり得る。例えば、ユーザーは、前記ユーザーがメンバーシップにすでに加入した場合には、前記メンバーシップ関連プロモーションイベントが適用された割引価格情報を通じて該当商品を自身が購入する場合の予想価格および予想割引率情報を確認することができ、それにより購入有無を決定することができる。また、ユーザーが前記メンバーシップに加入していない場合にも、ユーザーはメンバーシップ関連プロモーションイベントが適用された割引価格情報と適用されていない割引価格情報を同時に確認することによって、メンバーシップ加入を通じて受けることができる特典情報を確認することができ、一般販売価格で該当商品を購入したりまたはメンバーシップに加入した後、会員価格で前記商品を購入することができる。
【0115】
その他にも電子装置100(または第2電子装置150)は、
図7に図示された通り、推薦割引販売商品に関する情報をユーザーインターフェース上に提供することができる。例えば、電子装置100(または第2電子装置150)は各商品のプロモーションイベント適用有無を個別に判断し、それぞれのプロモーションイベントが適用された商品の割引価格情報を提供することができる。一例として、電子装置100(または第2電子装置150)は、少なくとも一つのプロモーションイベントが適用されることにより、あらかじめ設定された値以上の割引率で割引された商品を推薦割引販売商品として抽出し、前記商品の販売関連情報(例:各商品の割引前の一般販売価格、割引特典が適用された割引販売価格、割引率、および割引属性情報(例:会員価格)のうち少なくとも一つ)を提供することができる。
【0116】
一方、電子装置100(または第2電子装置150)は、ユーザーから選択された特定商品、例えばユーザーがまだ決済を完了していないが、今後決済できるように関心商品に設定した商品目録(例:ショッピングカート目録)の商品に対するそれぞれの商品価格情報および商品割引価格情報のうち少なくとも一つを提供することができる。
【0117】
例えば、
図8に図示された通り、電子装置100(または第2電子装置150)は、ユーザーに対応するショッピングカート目録に含まれる一つ以上の商品(例:A社シャンプー、B社おむつ)を確認することができる。また、電子装置100は、前記商品それぞれに対応する有効なプロモーションイベントを識別し、これらのうちユーザーに最も利益となる組み合わせの少なくとも一つのプロモーションイベントが適用された商品割引価格情報を算出して提供することができる。
【0118】
例えば、電子装置100(または第2電子装置150)は、A社シャンプーに関する販売関連情報として、A社シャンプーの割引前の価格情報(例:17,900ウォン)、A社シャンプーの割引価格情報(例:12,000ウォン)および割引関連属性情報(例:「会員価格」)のうち少なくとも一つを提供することができる。また、B社おむつに関する販売情報として、B社おむつの割引前の一般販売価格情報(例:19,040ウォン)、ユーザー情報にかかわらず適用可能な特定プロモーションイベントが適用された割引価格情報(例:14,990ウォン)、ユーザー情報に基づいて適用されるメンバーシップ関連プロモーションイベントとして重複適用可能なプロモーションイベントが追加的に適用された割引価格情報(例:11,990ウォン)、およびそれぞれの割引関連属性情報(例:「即時割引価格」、「追加割引クーポン適用価格」など)のうち少なくとも一つを提供することができる。
【0119】
一方、
図9に図示された通り、ユーザーに対応するショッピングカート目録に関連したユーザーインターフェースでは、ショッピングカート目録に含まれた少なくとも一つの商品を決済する場合、最終決済金額情報と各商品に適用されたプロモーションイベントの割引特典情報および割引金額情報のうち少なくとも一つが表示され得る。
【0120】
一実施形態によると、電子装置100(または第2電子装置150)は、特定商品を単独で購入する状況を基準としてプロモーションイベント有効有無を判断する場合には商品の価格情報などに基づいて有効でないイベントと判断されたが、前記商品とショッピングカート目録に含まれた他の商品をともに購入する状況を考慮してプロモーションイベントの有効有無を判断する場合には有効なものと判断されたプロモーションイベントが存在する場合、
図10に図示された通り、前記プロモーションイベントが適用された商品の割引価格情報(例:21,460ウォン)を割引関連属性情報(例:ショッピングカート商品とともに購入時適用され得ることを示す情報)とともにユーザーインターフェース上に表示されるように提供することができる。
【0121】
例えば、ユーザーは
図10に図示された商品詳細情報を示すユーザーインターフェースを確認することによって、前記商品(例:マスク大型KF94)を単独で購入する場合の割引価格(例:22,460ウォン)と前記商品をショッピングカート商品とともに購入する場合の予想割引価格(例:21,460ウォン)を比較することができ、必要に応じてより多くの割引特典の適用を受けようとする場合にはショッピングカート目録の商品の購入とともに追加割引された価格で前記商品を購入することができる。
【0122】
他の例として、一実施形態で電子装置100(または第2電子装置150)は、ユーザーの混乱を防止するために、ショッピングカート目録を考慮して判断された予想割引価格情報の場合には、各商品の販売価格および商品の割引価格とは異なって個別商品の販売関連情報表示項目に表示されないように設定し得る。この場合、前記ショッピングカート目録を考慮して判断された予想割引価格情報は、
図9のようにユーザーが最終的に決済を確定しようとする場合に表示されるユーザーインターフェースでのみ提供され得る。
【0123】
一方、本明細書と図面には本発明の好適な実施形態について開示しており、たとえ特定の用語が使用されたとしても、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態の他にも、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に自明なものである。
【0124】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサー、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタンなどのようなユーザーインターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、前記プロセッサー上で実行できるコンピュータで読み取り可能なコードまたはプログラム命令であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここでコンピュータで読み取り可能な記録媒体として、磁気記憶媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、 シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))などがある。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータにより読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサーで実行され得る。
【0125】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定機能を実行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサーの制御または他の制御装置により多様な機能を実行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)などのような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得ることと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサーで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使用することができ、機械的かつ物理的な構成に限定されるものではない。前記用語はプロセッサーなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0126】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内において他の実施形態が具現されることが可能である。
【符号の説明】
【0127】
10 情報提供システム
50 ネットワーク
100 電子装置
110 プロセッサー
120 データベース
130 通信モジュール
150 第2電子装置
200 ユーザー端末
【要約】 (修正有)
【課題】電子商取引システムでユーザーおよび商品に基づいて適用可能なプロモーションイベントを自動で選別し、ユーザーに最も利益となるプロモーションイベントが反映された割引価格の情報提供方法およびこれを遂行する電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置による情報提供方法は、商品情報およびユーザー情報を獲得する段階310と、商品に関連した少なくとも一つのプロモーションイベントを確認する段階320と、ユーザー情報および商品の価格情報に基づいて、少なくとも一つのプロモーションイベントそれぞれの有効有無を確認する段階330と、有効有無に基づいてそれぞれのプロモーションイベントのうち少なくとも一つに含まれた割引特典情報を適用した商品の割引価格情報を提供する段階340と、を含む。
【選択図】
図3