(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-15
(45)【発行日】2022-08-23
(54)【発明の名称】乾式変圧器
(51)【国際特許分類】
H01F 30/10 20060101AFI20220816BHJP
H01F 27/04 20060101ALI20220816BHJP
【FI】
H01F30/10 F
H01F30/10 G
H01F30/10 H
H01F27/04 B
(21)【出願番号】P 2018165983
(22)【出願日】2018-09-05
【審査請求日】2021-08-05
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】513296958
【氏名又は名称】東芝産業機器システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】城条 雅之
(72)【発明者】
【氏名】井上 新
(72)【発明者】
【氏名】▲陦▼ 裕介
(72)【発明者】
【氏名】中前 哲夫
(72)【発明者】
【氏名】高井 洋輔
【審査官】古河 雅輝
(56)【参考文献】
【文献】特開昭58-115805(JP,A)
【文献】特開平02-296310(JP,A)
【文献】特開平11-135335(JP,A)
【文献】実開昭54-028023(JP,U)
【文献】米国特許第04320432(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 27/00-27/06
H01F 27/28
H01F 27/29-27/30
H01F 27/33-27/42
H01F 30/00-38/12
H01F 38/16
H02B 1/00- 1/38
H02B 1/46- 7/08
H02H 9/00- 9/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧側巻線と低圧側巻線とを有する機器中身と、
前記機器中身を収容する容器と、
前記容器に設けられ入力線と前記高圧側巻線とを接続する高圧側ブッシングと、
前記容器の外部に設けられ前記入力線に接続された避雷器と、
前記容器に設けられ前記避雷器が接続される避雷器用接地端子と、
前記容器に設けられ前記機器中身が接続される機器中身用接地端子と、を備え、
前記避雷器用接
地端子及び前記機器中身用接
地端子は、共通の接地線及び接地極を介して接地されている、
乾式変圧器。
【請求項2】
前記避雷器用接地端子及び前記機器中身用接地端子は、前記容器の外部に設けられている、
請求項1に記載の乾式変圧器。
【請求項3】
前記避雷器用接地端子は、前記容器のうち前記高圧側ブッシングが設けられている面と同一面に設けられている、
請求項1又は2に記載の乾式変圧器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乾式変圧器に関する。
【背景技術】
【0002】
電力系統や受変電に用いられる静止誘導機器である変圧器は、絶縁方式や冷却方式によって、液冷変圧器と、ガス絶縁変圧器と、乾式変圧器と、に大別される。液冷変圧器は、絶縁や冷却に絶縁油や液体シリコーンなどを用いた変圧器である。ガス絶縁変圧器は、絶縁や冷却にSF6などの不活性ガスを用いた変圧器である。そして、乾式変圧器は、鉄心と巻線とが空気中で使用されるものである。更に、変圧器の準拠規格であるIEC(国際電気標準会議)やJEC(電気学会の電気規格調査会)などでは、乾式変圧器の一種で巻線の全表面が樹脂または樹脂を含んだ絶縁材で覆われた変圧器を、モールド変圧器と規定している。
【0003】
変圧器の準拠規格であるJEC-2200において、乾式変圧器の雷インパルス耐電圧は、次のように規定されている。(1)雷撃の頻度が少なく、直撃雷や近接雷を考慮する必要がないような場所に設置されるものについては、雷インパルス耐電圧試験(以下、LI試験と称する)を考慮しなくても良い。(2)LI試験を実施する場合でも、全波LI試験電圧値をなるべく低くすることが望ましい。
【0004】
このため、従来のモールド変圧器を含む乾式変圧器については、特に指定が無い限り、LI試験値が規定されていなかった。この場合、JEC-2200-1995において、液冷変圧器及びガス絶縁変圧器の公称電圧に対するLI試験値は、
図3に示すように、66kV級で350kV、77kV級で400kVと規定されているのみであった。
【0005】
一方、
図3に示すように、例えばスイッチギヤなどの1次側特別高圧受変電設備の公称電圧に対するLI試験値は、66kV級で350kV、77kV級で400kVとなっており、これは液冷変圧器及びガス絶縁変圧器のLI試験値と同等である。つまり、特別高圧受変電設備を備える電力系統などにおいて乾式変圧器を採用する場合、その変圧器のLI試験値は、上位側の特別高圧受変電設備におけるLI試験値と同等の値を要する。
【0006】
しかしながら、乾式変圧器は、液冷変圧器及びガス絶縁変圧器と同等の絶縁性能を持たせることが難しく、したがって、液冷変圧器及びガス絶縁変圧器と同等のLI試験値を満たすことは困難であった。これは、乾式変圧器は、空気中での使用を前提としているからである。つまり、乾式変圧器において、高圧側巻線と低圧側巻線との間の絶縁や、鉄心など接地された部材と巻線との間の絶縁には空気が関与し、その空気は、大気圧において例えばSF6ガスなどに比べて粘性が高く密度が低いことから、冷却性能上の制約があるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、LI試験値の向上を図ることができる乾式変圧器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の乾式変圧器は、高圧側巻線と低圧側巻線とを有する機器中身と、前記機器中身を収容する容器と、前記容器に設けられ入力線と前記高圧側巻線とを接続する高圧側ブッシングと、前記容器の外部に設けられ前記入力線に接続された避雷器と、前記容器に設けられ前記避雷器が接続される避雷器用接地端子と、前記容器に設けられ前記機器中身が接続される機器中身用接地端子と、を備える。前記避雷器用接地端子及び前記機器中身用接地端子は、共通の接地線及び接地極を介して接地されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】一実施形態による乾式変圧器の概略構成を示す断面図
【
図2】一実施形態による乾式変圧器について、機器中身の概略構成を示す平面図
【
図3】JEC-2200-2014における雷インパルス耐電圧試験値等を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び
図2に示す乾式変圧器10は、本実施形態の適用例の一例であり、例えば電力系統や受変電設備に用いられるモールド変圧器である。本実施形態の場合、乾式変圧器10は、U相、V相、W相の巻線を有する三相の変圧器である。なお、乾式変圧器10は、モールド形に限られず、また、三相変圧器に限られない。
【0012】
乾式変圧器10は、機器中身20及び容器30を備えている。機器中身20は、乾式変圧器10の各相に対応して設けられている。例えば本実施形態において、乾式変圧器10は、U相、V相、及びW相を有する三相変圧器であるため、U相、V相、及びW相のそれぞれに対応した3つの機器中身20を備えている。
【0013】
機器中身20は、
図2にも示すように、鉄心21、高圧側巻線22、低圧側巻線23、及びスペーサ24を有している。高圧側巻線22は、乾式変圧器10を例えば電力系統に適用した際に高圧電力が入力される1次側の巻線として機能する。また、低圧側巻線23は、乾式変圧器10を例えば電力系統に適用した際に低圧電力を出力する2次側の巻線として機能する。
【0014】
高圧側巻線22及び低圧側巻線23は、表面全体が樹脂等の絶縁部材によって覆われている。つまり、高圧側巻線22及び低圧側巻線23の表面は、電気絶縁性を有する樹脂等の絶縁部材によってモールドされている。高圧側巻線22及び低圧側巻線23は、中心部に鉄心21が通されてコイルを構成している。この場合、高圧側巻線22は、低圧側巻線23の外周側に設けられている。また、鉄心21の下部は、容器30の底部に支持固定されている。
【0015】
スペーサ24は、
図2に示すように、高圧側巻線22と低圧側巻線23との間に設けられている。つまり、スペーサ24は、高圧側巻線22の内周側でかつ低圧側巻線23の外周側に設けられている。スペーサ24は、高圧側巻線22及び低圧側巻線23の全周に亘って波型に形成されている。このスペーサ24により、高圧側巻線22と低圧側巻線23との間に空隙25が形成されて、冷却用の気体を流す空間を確保するとともに、高圧側巻線22と低圧側巻線23との間における必要な絶縁強度を確保している。なお、スペーサ24は、高圧側巻線22と低圧側巻線23と間の絶縁強度及び冷却用の空間を確保できる形状であれば波型に限られない。
【0016】
図1に示す容器30は、乾式変圧器10の外郭を構成するものであり、例えば鋼板等の金属製の筐体を主体として構成されている。容器30は、気密性を有した箱状に構成されている。機器中身20は、容器30の内部に収納されている。詳細は図示しないが、本実施形態の場合、三相各相に対応した3つの機器中身20は、容器30内において等間隔で一列の直線状に配置されている。このため、容器30は、全体として一方向に長い形状、例えば平面視において長方形となる箱状に形成されている。
【0017】
この場合、隣接する機器中身20同士、及び機器中身20と容器30の内壁面とは、それぞれ離間している。これにより、隣接する機器中身20の間、及び機器中身20と容器30の内壁面との間には、それぞれ隙間が確保されている。この隙間によって、冷却用の気体を流す空間を確保するとともに、各機器中身20間、及び機器中身20と容器30の内壁との間における必要な絶縁強度を確保している。なお、乾式変圧器10は、詳細は図示しないが、容器30内の熱を外部へ放熱するための熱交換器を備えている。
【0018】
容器30内は、気密性が維持された密閉空間となっている。この場合、容器30内には大気圧よりも高い圧力のドライエア等が充填される。空気の絶縁耐力はその絶対圧力にほぼ比例する。このため、容器30内に大気圧よりも高い圧力のドライエアを充填することで、乾式変圧器10は、機器中身20を大気圧中に設置した場合に比べてより高い絶縁耐圧を得ることができる。なお、容器30内には、高圧のドライエアに限られず、例えばSF6などの不活性ガスを充填しても良い。
【0019】
また、乾式変圧器10は、
図1に示すように、高圧側ブッシング41、低圧側ブッシング42、避雷器用接地端子43、機器中身用接地端子44、接地線接続端子45、避雷器50、接地線61、及び接地極62を備えている。この場合、高圧側ブッシング41、低圧側ブッシング42、避雷器用接地端子43、機器中身用接地端子44、及び避雷器50は、それぞれ各相の機器中身20に対応して設けられている。すなわち、本実施形態の場合、乾式変圧器10は、三相変圧器であるため、機器中身20を3つ備えている。そして、乾式変圧器10は、3つの機器中身20のそれぞれに対応して、高圧側ブッシング41、低圧側ブッシング422、避雷器用接地端子43、機器中身用接地端子44、及び避雷器50をそれぞれ3つずつ備えている。
【0020】
高圧側ブッシング41及び低圧側ブッシング42は、いずれも容器30の天井部31に設けられており、巻線22、23と電力系統や受変電設備等の外線91、92とを、容器30に対して絶縁を確保した状態で電気的に接続する機能を有する。この場合、高圧側ブッシング41は、各機器中身20の高圧側巻線22に対応しており、高圧側巻線22と入力線91とを中継している。また、低圧側ブッシング42は、各機器中身20の低圧側巻線23に対応しており、低圧側巻線23と出力線92とを中継している。
【0021】
各端子43、44、45は、それぞれ容器30に設けられている。各端子43、44、45のうち、避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44は、いずれも容器30の外側にあって天井部31に設けられている。この場合、避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44は、相互に隣接しており、かつ高圧側ブッシング41の近傍に設けられている。つまり、避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44は、容器30のうち高圧側ブッシング41が設けられている面と同一面、この場合、天井部31の外側面にあって、かつ低圧側ブッシング42よりも高圧側ブッシング41に近い位置に設けられている。
【0022】
各機器中身20のうち接地が必要な部材は、機器中身用接地端子44に接続されている。本実施形態の場合、機器中身20のうち鉄心21は、容器30の外部において機器中身用接地端子44に接続されている。また、避雷器用接地端子43は、避雷器50を取り付けるための座と一体に構成されている。
【0023】
避雷器50は、落雷などにより生じる過渡的な異常高電圧から機器中身20を保護するためのサージ防護機器であり、各機器中身20のそれぞれに対応して設けられている。すなわち、本実施形態の場合、乾式変圧器10は、三相各相の機器中身20に対応して避雷器50を3つ備えている。避雷器50は、容器30の外部に設けられており、1次側の外線91つまり入力線91と避雷器用接地端子43との間に接続されている。すなわち、1次側の外線91は、避雷器50を介して避雷器用接地端子43に接続されている。
【0024】
また、接地線接続端子45は、容器30の外部にあって側壁部32に設けられている。避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44と、接地線接続端子45とは、容器30を介して、又は図示しない接続線によって、電気的に接続されている。本実施形態の場合、接地線接続端子45は、各相の避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44で共用している。つまり、本実施形態の場合、乾式変圧器10は、各相3つずつの避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44に対して、1つの接地線接続端子45を備えている。そして、各避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44は、いずれも1つの接地線接続端子45に電気的に接続されている。
【0025】
接地線接続端子45は、A種接地工事により接地されるものである。すなわち、接地線61は、抵抗値が10Ω以下で、引張強さが1.04kN以上の金属線または直径2.6mm以上の軟銅線で構成されている。また、接地極62は、銅板、銅棒、又は亜鉛メッキした鉄棒などで構成されており、地中に埋没されている。接地線接続端子45は、接地線61を介して接地極62に接続されている。これにより、容器30は、A種接地により接地されている。すなわち、各避雷器用接地端子43及び各機器中身用接地端子44は、共通の接地線61及び接地極62を介して、A種接地により接地されている。
【0026】
この場合、乾式変圧器10は、避雷器50を除いた状態のLI試験値が、JEC-2200-2014の低減LI試験値を満足するものである。そして、この場合、避雷器50を含めた乾式変圧器10全体のLI試験値は、JEC-2200-2014のLI試験値を満足する。すなわち、本実施形態の場合、
図3に示すように、避雷器50を除いた状態の乾式変圧器10のLI試験値は、66kV級で250kV、77kVで325kVを満足する。そして、避雷器50を含めた状態の乾式変圧器10全体のLI試験値は、66kV級で350kV、77kVで400kVを満足する。
【0027】
以上説明した実施形態によれば、乾式変圧器10は、機器中身20と、容器30と、高圧側ブッシング41と、避雷器50と、避雷器用接地端子43と、機器中身用接地端子44と、を備える。機器中身20は、高圧側巻線22と低圧側巻線23とを有する。容器30は、機器中身20を収容する。高圧側ブッシング41は、容器30に設けられており、1次側の入力線91と高圧側巻線22とを接続する。避雷器50は、容器30の外部に設けられおてり、1次側の入力線91に接続されている。避雷器用接地端子43は、容器30に設けられて避雷器50が接続されている。機器中身用接地端子44は、容器30に設けられて機器中身20が接続されている。
【0028】
このように、本実施形態の乾式変圧器10は、避雷器50を備えている。この場合、避雷器50は、乾式変圧器10の構成要素である。このため、乾式変圧器10は、避雷器50を含めた全体のLI試験値がJEC-2200-2014のLI試験値を満たせば、避雷器50を除いたLI試験値を、全体のLI試験値よりも低い低減LI試験値とすることができる。このため、本実施形態によれば、乾式変圧器10に避雷器50を一体として組み込むことで、避雷器50を除く部分のLI試験値自体を向上させなくても、避雷器50を含む乾式変圧器10全体のLI試験値が向上したとみなすことができる。
【0029】
これにより、乾式変圧器10全体の大型化を抑制しつつLI試験値の向上を図ることができる。その結果、本実施形態による乾式変圧器10は、小型でありながら上位のスイッチギヤ等と同等のLI試験値を満足することで設置スペースの省面積化が図られ、ひいては乾式変圧器の適用範囲の拡大が見込まれるとともに、受変電設備全体の不燃化・ガスレス化が期待できる。
【0030】
そして、本実施形態の場合、避雷器用接続端子43及び機器中身用接続端子44は、共通の接地線61及び接地極62を介して接地されている。すなわち、実施形態の乾式変圧器10は、避雷器50を接地させるため専用の接地線及び接地極を備えていない。これによれば、避雷器用接続端子43及び機器中身用接続端子44を、それぞれ別個の接地線及び接地極を介して接地する構成に比べて、接地線61及び接地極62の数を最小限にすることができる。これにより、乾式変圧器10全体の大型化を抑制することができるとともに、接地工事の手間も低減することができる。
【0031】
また、避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44は、容器30の外部に設けられている。そして、避雷器50、及び機器中身20のうち接地が必要な部品この場合鉄心21は、容器30の外部においてそれぞれ避雷器用接地端子43及び機器中身用接地端子44に接続されている。これによれば、落雷等によって生じたサージ電流は、容器30の外側面等を流れるため、容器30内に収容されている機器中身20に与える影響を更に低減することができる。
【0032】
また、避雷器用接地端子43は、容器30のうち高圧側ブッシング41が設けられている面と同一面、この場合、天井部31の外側面に設けられている。これによれば、作業者は、高圧側ブッシング41に対する入力線91の接続作業の際に、避雷器50も同時に取り付け易くなるため、乾式変圧器10の組立作業性が向上する。
【0033】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれる内容と同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0034】
図面中、10は乾式変圧器、20は機器中身、22は高圧側巻線、23は低圧側巻線、30は容器、41は高圧側ブッシング、42は低圧側ブッシング、43は避雷器用接地端子、44は機器中身用接地端子、50は避雷器、61は接地線、62は接地極、91は外線(入力線)、を示す。