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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-15
(45)【発行日】2022-08-23
(54)【発明の名称】キャリア選択方法及び通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220816BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20220816BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20220816BHJP
【FI】
H04W72/04 150
H04W72/04 132
H04W72/02
H04W92/18
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020515229
(86)(22)【出願日】2018-05-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-19
(86)【国際出願番号】 CN2018085497
(87)【国際公開番号】W WO2019052198
(87)【国際公開日】2019-03-21
【審査請求日】2021-04-06
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/103819
(32)【優先日】2017-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/080715
(32)【優先日】2018-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2017/101903
(32)【優先日】2017-09-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-322760(JP,A)
【文献】Guangdong OPPO Mobile Telecom,Mode 4 support in eV2X carrier aggregation[online],3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1713251,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1713251.zip>,2017年08月11日
【文献】LG Electronics Inc.,Carrier selection for carrier aggregation[online],3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1709301,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1709301.zip>,2017年08月11日
【文献】ZTE,Detailed signalling design for CBR measurement and reporting[online],3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1700789,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_97/Docs/R2-1700789.zip>,2017年02月03日
【文献】OPPO,Mode 4 support in eV2X carrier aggregation[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718036,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718036.zip>,2017年09月30日
【文献】Intel Corporation,On additional parameter for carrier selection over PC5[online],3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1805545,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101bis/Docs/R2-1805545.zip>,2018年04月06日
【文献】ZTE,Consideration on data duplication activation[online],3GPP TSG RAN WG2 #101 R2-1801958,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101/Docs/R2-1801958.zip>,2018年02月14日
【文献】Ericsson,Avoid Frequent Sidelink Carrier Switching[online],3GPP TSG RAN WG2 #101bis R2-1805722,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_101bis/Docs/R2-1805722.zip>,2018年04月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置又はネットワーク装置を備える通信装置により実行されるキャリア選択方法であって、
候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、
リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、
前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含むことを特徴とする、前記キャリア選択方法。
【請求項2】
前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、
C_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含むことを特徴とする、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含むことを特徴とする、
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含ことを特徴とする、
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRであり、
前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有することを特徴とする、
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
端末装置又はネットワーク装置を備える通信装置により実行されるキャリア選択方法であって、
候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含み、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、
前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含み、
前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含むことを特徴とする、前記キャリア選択方法。
【請求項7】
前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含むことを特徴とする、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、
前記端末装置が、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
及び/又は、
前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRであることを特徴とする、
請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
端末装置又はネットワーク装置を備える通信装置により実行されるキャリア選択方法であって、
候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、
第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、
前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含むことを特徴とする、前記キャリア選択方法。
【請求項10】
前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含むことを特徴とする、
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含み、
及び/又は、
前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
及び/又は、
前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第3閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第3閾値を含む設定情報を受信することを含むことを特徴とする、
請求項又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRであることを特徴とする、
請求項11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有することを特徴とする、
請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は無線通信分野に関し、且つより具体的に、キャリア選択方法及び通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車車間・路車間(V2X:Vehicle to Everything)通信システムとも称される車のネットワークシステムは端末間(D2D:Device to Device)通信に基づくサイドリンク(SL:Sidelink)伝送技術であり、従来のロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システムにおける基地局によりデータを受信又は送信する方式と異なり、車のネットワークシステムは端末間直接通信を用いるため、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0003】
マルチキャリア伝送をサポートする車のネットワークシステムにおいて、端末装置は候補の複数のキャリアのうちの1つ又は複数のキャリアを使用して現在のデータ伝送を行うことができる。従って、端末装置又は基地局がどのようにキャリア選択を行うかは早急な解決の待たれる問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例はキャリア選択方法及び通信装置を提供し、該通信装置はキャリア選択を効果的に行うとともに、システムの安定性を維持することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様に係るキャリア選択方法であって、候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することと、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0006】
従って、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0007】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0008】
可能な実現方式では、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、
CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0009】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0010】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0011】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0012】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0013】
該実施例では、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBRの差が条件を満足する場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0014】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0015】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0016】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、前記方法は、更に、前記ネットワーク装置が前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0017】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0018】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0019】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0020】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0021】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0022】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0023】
該実施例では、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行うものであり、これにより、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0024】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0025】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0026】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0027】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0028】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0029】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することは、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0030】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、前記C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することは、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0031】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0032】
該実施例では、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差が条件を満足するかどうかを判断し、且つ、CBRの差が条件を満足する場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0033】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0034】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0035】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、前記方法は、更に、前記ネットワーク装置が前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0036】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0037】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0038】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0039】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0040】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0041】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含み、
フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0042】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0043】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0044】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、ネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0045】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記ネットワーク装置が端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0046】
可能な実現方式では、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0047】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0048】
可能な実現方式では、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0049】
第2態様に係るキャリア選択方法であって、候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0050】
従って、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBRの差が条件を満足する場合のみ、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0051】
可能な実現方式では、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0052】
該実施例では、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差が条件を満足するかどうかを判断し、且つ、CBRの差が条件を満足する場合、異なるキャリアのCBRに基づいてキャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0053】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0054】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0055】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0056】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0057】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0058】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0059】
可能な実現方式では、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、C_reselの値が0に等しい場合、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0060】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0061】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0062】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0063】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0064】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、ネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0065】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0066】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記ネットワーク装置が端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0067】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記ネットワーク装置が前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0068】
可能な実現方式では、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0069】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0070】
可能な実現方式では、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0071】
第3態様に係るキャリア選択方法であって、候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0072】
従って、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定するものであり、これにより、効果的なキャリア選択を実現し、システムの複雑度を低減する。
【0073】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0074】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0075】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含み、
前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0076】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0077】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0078】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0079】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0080】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、ネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0081】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記ネットワーク装置が端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0082】
可能な実現方式では、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0083】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0084】
可能な実現方式では、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0085】
第4態様に係るキャリア選択方法であって、候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0086】
従って、端末装置の位置移動によってキャリア選択を行うかどうかを判定して、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合のみ、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0087】
可能な実現方式では、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0088】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差値に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBR差値が条件を満足する場合、キャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0089】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0090】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0091】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0092】
可能な実現方式では、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0093】
可能な実現方式では、前記フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0094】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することと、を含む。
【0095】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0096】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、前記方法は、更に、前記ネットワーク装置が前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0097】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0098】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0099】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後の該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0100】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0101】
可能な実現方式では、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0102】
可能な実現方式では、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0103】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0104】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0105】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0106】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0107】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0108】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0109】
可能な実現方式では、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、
CBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、
CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0110】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0111】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差値に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBR差値が条件を満足する場合、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0112】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0113】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0114】
可能な実現方式では、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0115】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0116】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0117】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0118】
可能な実現方式では、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0119】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することと、を含む。
【0120】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0121】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0122】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、ネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0123】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記ネットワーク装置が端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0124】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0125】
可能な実現方式では、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0126】
第5態様に係るキャリア選択方法であって、候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することと、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0127】
従って、現在のキャリアのCBRと第3閾値とを比較して、第1キャリアのCBRが第3閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0128】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0129】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0130】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0131】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0132】
可能な実現方式では、前記方法が端末装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記端末装置が、ネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0133】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記端末装置が前記端末装置に予め設定された前記第3閾値を取得し、又は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された、前記第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0134】
可能な実現方式では、前記方法がネットワーク装置により実行され、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、前記ネットワーク装置が端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0135】
可能な実現方式では、前記方法は、更に、前記ネットワーク装置が前記第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0136】
可能な実現方式では、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0137】
可能な実現方式では、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0138】
第6態様に係る通信装置であって、該通信装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における通信装置の操作を実行することができる。具体的に、該通信装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0139】
第7態様に係る通信装置であって、該通信装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における通信装置の操作を実行することができる。具体的に、該通信装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0140】
第8態様に係る通信装置であって、該通信装置は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における通信装置の操作を実行することができる。具体的に、該通信装置は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0141】
第9態様に係る通信装置であって、該通信装置は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における通信装置の操作を実行することができる。具体的に、該通信装置は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0142】
第10態様に係る通信装置であって、該通信装置は上記第5態様又は第5態様のいずれか1つの可能な実現方式における通信装置の操作を実行することができる。具体的に、該通信装置は上記第5態様又は第5態様のいずれか1つの可能な実現方式における操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0143】
第11態様に係る通信装置であって、該通信装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該通信装置が第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は、該実行によって該通信装置が第6態様に係る通信装置を実現する。
【0144】
第12態様に係る通信装置であって、該通信装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該通信装置が第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は、該実行によって該通信装置が第7態様に係る通信装置を実現する。
【0145】
第13態様に係る通信装置であって、該通信装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該通信装置が第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は、該実行によって該通信装置が第8態様に係る通信装置を実現する。
【0146】
第14態様に係る通信装置であって、該通信装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該通信装置が第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は、該実行によって該通信装置が第9態様に係る通信装置を実現する。
【0147】
第15態様に係る通信装置であって、該通信装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該通信装置が第5態様又は第5態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は、該実行によって該通信装置が第10態様に係る通信装置を実現する。
【0148】
第16態様に係るコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶され、前記プログラムによって通信装置が上記第1態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つのキャリア選択方法を実行する。
【0149】
第17態様に係るコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶され、前記プログラムによって通信装置が上記第2態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つのキャリア選択方法を実行する。
【0150】
第18態様に係るコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶され、前記プログラムによって通信装置が上記第3態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つのキャリア選択方法を実行する。
【0151】
第19態様に係るコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶され、前記プログラムによって通信装置が上記第4態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つのキャリア選択方法を実行する。
【0152】
第20態様に係るコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にプログラムが記憶され、前記プログラムによって通信装置が上記第5態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つのキャリア選択方法を実行する。
【0153】
第21態様に係るチップであって、該チップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0154】
第22態様に係るチップであって、該チップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0155】
第23態様に係るチップであって、該チップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0156】
第24態様に係るチップであって、該チップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0157】
第25態様に係るチップであって、該チップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第5態様又は第5態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0158】
第26態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータが上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0159】
第27態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータが上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0160】
第28態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータが上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0161】
第29態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータが上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0162】
第30態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータが上記第5態様又は第5態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0163】
図1図1は本願の実施例の応用シーンのアーキテクチャ模式図である。
図2図2は本願の一実施例の他の応用シーンのアーキテクチャ模式図である。
図3図3は本願の他の実施例のリソースをセンシング・選択する模式図である。
図4図4は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。
図5図5は本願の他の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。
図6図6は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。
図7図7は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。
図8図8は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。
図9図9は本願の一実施例の通信装置のブロック図である。
図10図10は本願の他の実施例の通信装置のブロック図である。
図11図11は本願の別の実施例の通信装置のブロック図である。
図12図12は本願の別の実施例の通信装置のブロック図である。
図13図13は本願の別の実施例の通信装置のブロック図である。
図14図14は本願の実施例の通信装置の構造模式図である。
図15図15は本願の実施例のチップの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0164】
以下、図面を参照しながら本願の実施例の技術案を説明する。
【0165】
理解すべきこととして、本願の実施例の技術案は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、及び将来の5G通信システム等に適用されてもよい。
【0166】
本願は端末装置と組み合わせて各実施例を説明した。端末装置は更にユーザー装置(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザー要素、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラー方式の電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有する携帯端末、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル端末、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来発展する公衆陸上移動網(PLMN:Public Land Mobile Network)ネットワークにおける端末装置等であってもよい。
【0167】
本願はネットワーク装置と組み合わせて各実施例を説明した。ネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、例えば、GSMシステム又はCDMAにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよく、更にLTEシステムにおける発展型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)であってもよく、又は、該ネットワーク装置は中継所、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル端末及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来発展するPLMNネットワークにおけるネットワーク側装置等であってもよい。
【0168】
図1及び図2は本願の実施例の応用シーンの模式図である。図1には1つのネットワーク装置及び2つの端末装置を例示的に示し、好ましくは、該無線通信システムは複数のネットワーク装置を備えてもよく、且つ各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本発明の実施例はこれを制限しない。なお、該無線通信システムは更にモビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW:Packet Data Network Gateway)等の他のネットワークエンティティを備えてもよいが、本発明の実施例はこれらに限らない。
【0169】
具体的に、端末装置20と端末装置30とがセルラー通信モード又はD2D通信モードで通信することができ、セルラー通信モードにおいて、端末装置がネットワーク装置との間のセルラーリンクを介して他の端末装置と通信し、例えば、図1に示すように、端末装置20、端末装置30がいずれもネットワーク装置との間にデータ伝送を行うことができることになり、D2D通信モードにおいて、2つの端末装置が端末間直接通信リンクとも称されるD2Dリンク即ち、サイドリンク(SL:Sidelink)を介して直接通信し、例えば、図1又は図2に示すように、端末装置20と端末装置30とがサイドリンクを介して直接通信する。
【0170】
D2D通信は車車間(V2V:Vehicle to Vehicle)通信又は車車間・路車間(V2X:Vehicle to Everything)通信を指してもよい。V2X通信において、Xは一般的にいかなる無線送受信機能を有する装置を指してもよいが、例えば低速で移動する無線装置、高速で移動する車載装置、又は無線送受信機能を有するネットワーク制御ノード等が挙げられるが、それらに限らない。理解すべきこととして、本発明の実施例は主にV2X通信シーンに適用されるが、いかなる他のD2D通信シーンに適用されてもよく、本発明の実施例はこれを制限しない。
【0171】
車のネットワークシステムには2つのタイプの端末装置、即ち、センシング能力を有する端末装置例えば車載端末(VUE:Vehicle User Equipment)又は歩行者用ハンドヘルド端末(PUE:Pedestrian User Equipment)、及びセンシング能力を有しない端末装置例えばPUEがあってもよい。VUEはより高い処理能力を有し、且つ一般的に車内の蓄電池によって給電するが、PUE処理能力がより低いため、消費電力の低減もPUEの考慮すべき要因の1つであり、従って、従来の車のネットワークシステムにおいて、VUEは受信能力及びセンシング能力を完全に有すると見なされるが、PUEは受信・センシング能力を部分的に有し又は受信・センシング能力を有しないと見なされる。PUEはセンシング能力を部分的に有する場合、そのリソースの選択はVUEと類似のセンシング方法を用いて、センシング可能な部分のリソースにおいて利用可能リソースの選択を行ってもよいが、PUEはセンシング能力を有しない場合、PUEはリソースプールから伝送リソースをランダムに選択する。
【0172】
3GPPプロトコルには2つの伝送モード、即ち、伝送モード3(mode 3)及び伝送モード4(mode 4)を定義されている。伝送モード3を用いる端末装置の伝送リソースは基地局により割り当てられたものであり、端末装置が基地局により割り当てられたリソースに基づいてサイドリンクにおいてデータの送信を行うことになり、基地局は端末装置に一回伝送のためのリソースを割り当ててもよいし、端末装置に半静的伝送のためのリソースを割り当ててもよい。伝送モード4を用いる端末装置はセンシング(sensing)及びリザーブ(reservation)方式でデータを伝送する。端末装置はリソースプールからセンシング方式で利用可能なリソースセットを取得して、該利用可能なリソースセットから1つのリソースをランダムに選択してデータ伝送を行う。車のネットワークシステムにおけるサービスが周期的特徴を有するため、端末装置は一般的に半静的伝送方式を用い、つまり、端末装置は1つの伝送リソースを選択した後、複数の伝送サイクルにおいて該リソースを持続使用することになり、それによりリソース再選択及びリソース衝突の確率を低減する。端末装置は今回伝送する制御情報に次回伝送するリソースの情報を含ませ、リザーブし、それにより他の端末装置は、該端末装置の制御情報を検出することによって、該リソースが該端末装置にリザーブ・使用されているかどうかを判断することができ、これにより、リソース衝突を低減する目的を実現する。
【0173】
端末装置はリソースのセンシングを行うとき、具体的に図3に示される方法に基づいてリソースのセンシングを行うことができる。Release-14の3GPPプロトコルにおいて、各サイドリンクプロセス(sidelink process)(1つのキャリアが2つのプロセスを含んでもよい)において、時刻nに新たなパケットが到着するとき、リソース選択を行う必要があり、端末装置は1s前(即ち、1000ms)のセンシング窓のセンシング結果に基づき、[n+T1,n+T2]msの時間帯内にリソース選択を行い、前記[n+T1,n+T2]msの時間帯が選択窓と称され、T1及びT2が例えばT1≦4、20≦T2≦100を満足することができる。以下に記載の1s前はいずれもn時刻に対する1s前を指す。具体的なリソース選択過程は以下のとおりであり、ここで、端末装置20が端末装置30のリソースをセンシングする場合を例として説明し、選択窓内のすべての端末装置20が伝送を行うために使用できるリソースは候補リソースセットと称されると仮定する。
【0174】
(1)センシング窓内のいくつかのサブフレームにセンシング結果がない場合、例えば該端末装置20がこれらのサブフレームにおいてそのデータを伝送している場合、選択窓内の対応位置のこれらのサブフレーム上のリソースが候補リソースセットから排除される。
【0175】
(2)端末装置20は、1s前のセンシング窓において端末装置30の送信した物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH:Physical Sidelink Control Channel)を検出し、該PSCCHに対応する物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)の基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)の測定値が所定閾値より高く、しかも検出された該PSCCHには、該PSCCHを送信する端末装置30が次回伝送するために必要な時間周波数リソースをリザーブしたことを示す場合、端末装置20は、選択窓内の端末装置30のリザーブした時間周波数リソースが、該選択窓において選択したデータを伝送するための時間周波数リソースと重なっているかどうかを判断し、重なっている場合、つまりリソース衝突が生じる場合、端末装置20は選択窓に内の該時間周波数リソースを候補リソースセットから排除する。
【0176】
理解すべきこととして、端末装置20が該選択窓においてデータを伝送するための該時間周波数リソースを選択しており、しかも時間サイクルT3上に分布される複数の該時間周波数リソースにおいていずれもデータを伝送する必要がある場合、それに対して端末装置30が時間サイクルT2上に分布される複数の該時間周波数リソースをリザーブしており、時間サイクルT3がT3×M=T2×Nを満足し、MとNが正の整数であれば、端末装置20は時間サイクルT3上に分布される複数の該時間周波数リソースを該候補リソースセットから排除する。
【0177】
(3)端末装置20は候補リソースセットにおける残りのリソースに対して受信信号強度インジケータ(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の測定を行って、測定結果の降順でソートし、エネルギーがある閾値より高いリソースを候補リソースセットから排除し、例えば測定電力の高い上位80%のリソースが候補リソースセットから排除される。
【0178】
(4)端末装置20は最後の残りの該候補リソースセットから1つの時間周波数リソースをランダムに選択してデータ伝送を行うことに用いられる。
【0179】
理解すべきこととして、ここで、ある制御チャネルに対応するデータチャネルの占有した時間周波数リソースを、該データチャネルを伝送するための1つの時間周波数リソース(又は、1つのリソースブロック)として称し、各選択窓における候補リソースセットには該データチャネルを伝送するための複数の時間周波数リソースがあってもよい。例えば、図3におけるリソースA1とB1がいずれも1つの時間周波数リソースと称されてもよい。
【0180】
端末装置20がデータ伝送のための時間周波数リソースを選択した後、後続の伝送過程において該時間周波数リソースをC_resel回使用することになり、C_reselがリソース再選択カウンター(Resource Reselection Counter)であり、データを伝送するたびに、C_reselの値から1を引き、C_reselの値が0まで引かれる場合、端末装置20は[0,1]の間にあるランダム数を生成して、リソース保持確率(Probability Resource Keep、ProbResourceKeep)パラメータと比較し、該パラメータは端末装置が該リソースを使用し続ける確率を示し、該ランダム数の値が該パラメータより大きい場合、端末装置20はリソース再選択を行い、該ランダム数の値が該パラメータより小さい場合、端末装置20は該時間周波数リソースを使用し続けてデータ伝送を行って、C_reselの値を同時にリセットしてもよい。
【0181】
マルチキャリア伝送をサポートする車のネットワークシステムにおいて、端末装置は伝送モード3、それとも伝送モード4を用いるかにかかわらず、いずれも候補の複数のキャリアにおける1つ又は複数のキャリアを使用して現在のデータ伝送を行うことができる。伝送モード4を用いる端末装置は複数の候補のキャリアから1つ又は複数のキャリアを選択して現在のデータ伝送を行うことに用いられてもよいが、伝送モード3を用いる端末装置は基地局の選択した1つ又は複数のキャリアに基づいて現在のデータ伝送を行うことに用いられてもよい。
【0182】
端末装置はシステムの輻輳状態を測定し、例えばチャネル占有率(CBR:Channel Busy Ratio)を測定することができ、基地局は端末装置が測定結果を基地局に報告するように指示することができ、それにより基地局は端末装置から報告されたCBRに基づいて伝送パラメータ、例えば端末装置の許容する変調符号化方式(MCS:Modulation Coding Mode)、使用可能な物理リソースブロック(PBR:Physical resource block)の数範囲、再伝送回数等の伝送パラメータを設定する。
【0183】
該CBRは端末装置がキャリア選択を行うことに用いられてもよく、例えば、端末装置は複数のキャリアのCBR測定結果に基づき、CBRの最も低い1つのキャリアを選択してデータ伝送を行ってもよい。しかしながら、各キャリアのCBRは端末装置の移動とともに迅速に変化し、又は該CBRは時間の変化につれて変化することになり、これにより、端末装置はキャリア選択を行うたびに、複数のキャリアを頻繁に切り替える可能性があり、このため、システムの不安定を引き起こしてしまう。
【0184】
そして、本願の実施例に係るキャリア選択方法、端末装置又はネットワーク装置はCBRを適切に処理して、処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行うことができ、それにより効果的なキャリア選択を実現するとともに、システムの安定性を維持することができる。
【0185】
図4は本願の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。図4に示される方法は通信装置により実行されてもよく、該通信装置は端末装置又はネットワーク装置を備え、該端末装置は例えば図2に示される端末装置20又は端末装置30であってもよく、該ネットワーク装置は例えば図1又は図2に示されるネットワーク装置10であってもよい。以下、端末装置を例として説明するが、本願に記載の方法もネットワーク装置等により実行されてもよい。図4に示すように、該キャリア選択方法は、
候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得する410と、
該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRを取得する420と、
フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う430と、を含む。
【0186】
具体的に、端末装置はデータ伝送に使用できる複数のキャリアのCBRを取得して、候補の複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRを取得する。その後、使用しようとするキャリアを選択するよう、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う。選択された使用しようとするキャリアが端末装置の現在使用しているキャリアと同じである場合、キャリアの切り替えを行わなくてもよく、そうでない場合、キャリアの切り替えを行う。
【0187】
各キャリアのCBRは端末装置の位置の変化につれて迅速に変化し、又は時間の変化につれて変化する可能性があるため、各キャリアのCBRの測定値をフィルタリング処理することにより、各キャリアのCBRの変化が安定化し、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0188】
該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0189】
更に、好ましくは、端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーン(即ち、地理的ゾーン)に対応するリソースプールであり、この複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0190】
具体的に、複数の地理的ゾーンを分割してもよく、この複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが対応関係を有し、端末装置が各キャリアにおいてデータを伝送する際に使用したリソースプールは端末装置の現在位置する地理的ゾーンに対応するリソースプールである。端末装置が該リソースプールを使用してネットワーク装置とデータ伝送を行う場合、端末装置の測定したCBRが該リソースプールのCBRであり、つまり、端末装置の測定したCBRが該リソースプールにおけるチャネルリソースのCBRである。端末装置が異なる地理的ゾーンに位置する場合、各キャリアにおいて使用されるリソースプールが異なる可能性もある。
【0191】
複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとの対応関係は例えばマッピングテーブル、公式等の方式で示されてもよく、本願の実施例は制限しない。且つ、1つの地理的ゾーンが1つ又は複数のリソースプールに対応してもよく、1つのリソースプールが1つ又は複数の地理的ゾーンに対応してもよく、又は、該複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが1対1に対応する。
【0192】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、410において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して、該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0193】
例えば、端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して高位層に報告し、高位層が最低層の報告した該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理する。端末装置がフィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づいてキャリア選択を行う。
【0194】
又は、好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、410において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された、候補の該複数のキャリアのCBRを運搬するブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0195】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、410において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該ネットワーク装置が端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0196】
例えば、ネットワーク装置は端末装置が各キャリアのCBRを測定して測定結果をネットワーク装置に報告するように指示してもよい。
【0197】
好ましくは、420において、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、該複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0198】
本願の実施例は平滑化フィルタリング方式を制限しない。
【0199】
例えば、該平滑化フィルタリング方式はCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであってもよい。
【0200】
CBR_newがフィルタリング後の各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0201】
以上によれば、適切なフィルタリング方式で測定されたCBRをフィルタリングするため、CBRが迅速に変化することによる頻繁なキャリアの切り替えを回避する。
【0202】
好ましくは、430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0203】
以上のキャリア選択方法によれば、本願の実施例は更に具体的な端末装置又はネットワーク装置によるキャリア選択方法を5つ提供し、以下に端末装置を例として説明する。
【0204】
方式1
好ましくは、430の前、つまり、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う前に、該方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含む。
【0205】
430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0206】
該実施例では、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBRの差が条件を満足する場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0207】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定する前に、該方法は、更に、端末装置が該端末装置に予め設定された該第1閾値を取得し、又は、端末装置がネットワーク装置から送信された、該第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0208】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、該方法は、更に、ネットワーク装置が該第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0209】
例えば、候補の該複数のキャリアの数がNであり、Nが2以上の正の整数である。N個のキャリアそれぞれのCBR測定値がそれぞれCBR1、BCR2・・・CBRNと示される。端末装置の現在使用しているキャリアのCBRがCBR1であると仮定し、N個のCBRにおけるいずれか1つのCBRkに対して、|CBR1-CBRk|>Bを満足し、Bが所定閾値である場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、例えば、端末装置はN個のキャリアのCBRを測定してフィルタリングし、フィルタリング後のN個のキャリアのCBRに基づき、N個のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。ここで、第1閾値Bは端末装置又はネットワーク装置に予め設定された、例えばプロトコルに決められたものであり、ネットワーク装置は更に設定情報によって端末装置に該第1閾値Bを示してもよい。
【0210】
更に、好ましくは、430において、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0211】
つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0212】
好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0213】
更に、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0214】
つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択し、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0215】
好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0216】
又は、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが該第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0217】
他の場合もあり、つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、好ましくは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0218】
方式2
好ましくは、430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0219】
該実施例では、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行うものであり、これにより、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0220】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0221】
つまり、端末装置は各キャリアにおけるHARQプロセスにいずれも独立したC_reselを設定してもよく、現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーしてもよい。
【0222】
又は、好ましくは、該複数のキャリアに同じC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該同じC_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0223】
つまり、端末装置は該複数のキャリアのHARQに同じC_reselを設定してもよく、該C_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーする。
【0224】
方式3
好ましくは、430の前、つまり、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う前に、該方法は、更に、該C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることを含み、
430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0225】
該実施例では、リソースC_reselに基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差が条件を満足するかどうかを判断し、且つ、CBRの差が条件を満足する場合、フィルタリング処理後のCBRに基づいてキャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0226】
具体的に、C_reselの値が0に等しい場合、端末装置がCBR差値の判断を行うようにトリガーし、フィルタリング後の第1キャリアとフィルタリング後の第2キャリアとの該CBR差値が第1閾値を超える場合、端末装置が候補の複数のキャリアからキャリア選択を行う。
【0227】
更に、好ましくは、430において、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0228】
つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0229】
好ましくは、430において、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0230】
更に、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0231】
つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのフィルタリング後のCBRと第1キャリアのフィルタリング後のCBRとの差が第1閾値を超える。
【0232】
好ましくは、430において、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0233】
更に、好ましくは、430において、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが該第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0234】
他の場合もあり、つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、好ましくは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0235】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定する前に、該方法は、更に、端末装置が該端末装置に予め設定された該第1閾値を取得し、又は、端末装置がネットワーク装置から送信された、該第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0236】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該方法は、更に、ネットワーク装置が該第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0237】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、該複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0238】
好ましくは、該複数のキャリアに同じC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、該同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0239】
方式4
好ましくは、該方法は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含む。
【0240】
430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0241】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0242】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0243】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0244】
該実施例では、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが所定閾値を超えるかどうかによってキャリア選択を行うかどうかを判断し、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが該閾値より大きい場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うため、キャリア選択を実現するとともに、更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0245】
方式5
好ましくは、該方法は、更に、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含む。
【0246】
430において、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0247】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0248】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0249】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0250】
該実施例では、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づき、C_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーするものであり、それにより複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが所定閾値を超えるかどうかによってキャリア選択を行うかどうかを判断し、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが該閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、従って、効果的なキャリア選択を実現するとともに、システムの複雑度を低減する。
【0251】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該方法は、更に、該端末装置が該端末装置に予め設定された該第3閾値を取得し、又は、該端末装置がネットワーク装置から送信された、該第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0252】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0253】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することは、該複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0254】
好ましくは、該複数のキャリアに同じC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することは、該同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0255】
理解すべきこととして、本願の実施例におけるキャリア選択方法は異なる伝送モード(例えば、上記伝送モード3又は伝送モード4)を用いる端末装置に適用されてもよい。端末装置が伝送モード3を用いる場合、ネットワーク装置が上記方法に基づいてキャリア選択を行って端末装置に通知してもよく、端末装置が伝送モード4を用いる場合、該端末装置が上記方法によってキャリア選択を自主的に行ってもよい。ネットワーク装置がキャリア選択を行う詳細な過程は上記端末装置がキャリア選択を行う過程を参照してもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0256】
図5は本願の他の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。図5に示される方法は通信装置により実行されてもよく、該通信装置は端末装置又はネットワーク装置を備え、該端末装置は例えば図2に示される端末装置20又は端末装置30であってもよく、該ネットワーク装置は例えば図1又は図2に示されるネットワーク装置10であってもよい。以下に端末装置を例として説明するが、本願に記載の方法もネットワーク装置等により実行されてもよい。図5に示すように、該キャリア選択方法は、
候補の複数のキャリアのCBRを取得する510と、
第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、
該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアである520と、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行う530と、を含む。
【0257】
具体的に、端末装置は候補の複数のキャリアのCBRの測定結果を取得して、現在データ伝送に使用される第1キャリアのCBRと他のキャリアのCBRとの差を計算し、第1キャリアのCBRと他のいずれか1つのキャリアのCBRとの差値が第1閾値より大きい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、キャリア選択を行うとき、端末装置は該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよい。選択された使用しようとするキャリアが端末装置の現在使用しているキャリアと同じである場合、キャリアの切り替えを行わなくてもよく、そうでない場合、キャリアの切り替えを行う。
【0258】
例えば、候補の該複数のキャリアの数がNであり、Nが2以上の正の整数である。N個のキャリアそれぞれのCBR測定値がそれぞれCBR1、BCR2・・・CBRNと示される。端末装置の現在使用しているキャリアのCBRがCBR1であると仮定し、N個のCBRにおけるいずれか1つのCBRkに対して、|CBR1-CBRk|>Bを満足し、Bが所定閾値である場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、例えば端末装置がN個のキャリアのCBRを測定し、得られたN個のキャリアのCBRに基づき、N個のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0259】
該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0260】
更に、好ましくは、530において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0261】
つまり、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0262】
好ましくは、端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーン(即ち、地理的ゾーン)に対応するリソースプールであり、この複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0263】
具体的に、複数の地理的ゾーンを分割してもよく、この複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが対応関係を有し、端末装置が各キャリアにおいてデータを伝送する際に使用したリソースプールは端末装置の現在位置する地理的ゾーンに対応するリソースプールである。端末装置が該リソースプールを使用してネットワーク装置とデータ伝送を行う場合、端末装置の測定したCBRが該リソースプールのCBRであり、つまり、端末装置の測定したCBRが該リソースプールにおけるチャネルリソースのCBRである。端末装置が異なる地理的ゾーンに位置する場合、各キャリアにおいて使用されるリソースプールが異なる可能性もある。
【0264】
複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとの対応関係は例えばマッピングテーブル、公式等の方式で示されてもよく、本願の実施例は制限しない。且つ、1つの地理的ゾーンが1つ又は複数のリソースプールに対応してもよく、1つのリソースプールが1つ又は複数の地理的ゾーンに対応してもよく、又は、該複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが1対1に対応する。
【0265】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、510において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して、該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0266】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、510において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された、候補の該複数のキャリアのCBRを運搬するブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0267】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、520の前、つまり、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定する前に、該方法は、更に、端末装置が端末装置に予め設定された該第1閾値を取得し、又は、端末装置がネットワーク装置から送信された、該第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0268】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、510において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、ネットワーク装置が端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0269】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、該方法は、更に、ネットワーク装置が該第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0270】
好ましくは、520において、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、C_reselの値が0に等しい場合、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0271】
該実施例では、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに関連せず、つまり、ProbResourceKeepパラメータから独立したものである。端末装置はC_reselに基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定して、キャリア選択を行う必要がある場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差が条件を満足するかどうかを判断し、且つ、CBRの差が条件を満足する場合、異なるキャリアのCBRに基づいてキャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0272】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、該C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、該複数のキャリアに設定された複数のC_reselにおける現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0273】
つまり、端末装置は各キャリアにおけるHARQプロセスにいずれも独立したC_reselを設定してもよく、いずれか1つのキャリアに対応するC_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーしてもよい。
【0274】
好ましくは、該複数のキャリアに同じC_reselが設定され、C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することは、該同じC_reselの値が0に等しい場合、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えるかどうかを判定することを含む。
【0275】
つまり、端末装置は該複数のキャリアのHARQに同じC_reselを設定してもよく、該C_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーする。
【0276】
好ましくは、530において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0277】
更に、好ましくは、530において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0278】
つまり、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0279】
好ましくは、530において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0280】
又は、好ましくは、530において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが該第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0281】
他の場合もあり、つまり、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、好ましくは、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0282】
好ましくは、530において、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0283】
端末装置が伝送モード3を用いる場合、ネットワーク装置が上記方法に基づいてキャリア選択を行って端末装置に通知してもよく、端末装置が伝送モード4を用いる場合、該端末装置が上記方法によってキャリア選択を自主的に行ってもよい。ネットワーク装置がキャリア選択を行う詳細な過程は上記端末装置がキャリア選択を行う過程を参照してもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0284】
図6は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。図6に示される方法は通信装置により実行されてもよく、該通信装置は端末装置又はネットワーク装置を備え、該端末装置は例えば図2に示される端末装置20又は端末装置30であってもよく、該ネットワーク装置は例えば図1又は図2に示されるネットワーク装置10であってもよい。以下に端末装置を例として説明するが、本願に記載の方法もネットワーク装置等により実行されてもよい。図6に示すように、該キャリア選択方法は、
候補の複数のキャリアのCBRを取得する610と、
リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う620と、を含む。
【0285】
従って、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定し、つまり、C_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーするものであり、それにより効果的なキャリア選択を実現し、システムの複雑度を低減する。
【0286】
該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0287】
更に、好ましくは、端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーン(即ち、地理的ゾーン)に対応するリソースプールであり、この複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0288】
具体的に、複数の地理的ゾーンを分割してもよく、この複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが対応関係を有し、端末装置が各キャリアにおいてデータを伝送する際に使用したリソースプールは端末装置の現在位置する地理的ゾーンに対応するリソースプールである。端末装置が該リソースプールを使用してネットワーク装置とデータ伝送を行う場合、端末装置の測定したCBRが該リソースプールのCBRであり、つまり、端末装置の測定したCBRが該リソースプールにおけるチャネルリソースのCBRである。端末装置が異なる地理的ゾーンに位置する場合、各キャリアにおいて使用されるリソースプールが異なる可能性もある。
【0289】
複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとの対応関係は例えばマッピングテーブル、公式等の方式で示されてもよく、本願の実施例は制限しない。且つ、1つの地理的ゾーンが1つ又は複数のリソースプールに対応してもよく、1つのリソースプールが1つ又は複数の地理的ゾーンに対応してもよく、又は、該複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが1対1に対応する。
【0290】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、610において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して、該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0291】
具体的に、端末装置はC_reselの値が0に等しい場合、候補の複数のキャリアのCBRを計算して、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行ってもよい。
【0292】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、610において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された、候補の該複数のキャリアのCBRを運搬するブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0293】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、610において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、ネットワーク装置が端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0294】
具体的に、ネットワーク装置はC_reselの値が0に等しい場合、端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行ってもよい。
【0295】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定される。この時、620において、C_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づいて該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0296】
好ましくは、該複数のキャリアに同じC_reselが設定される。この時、620において、C_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該同じC_reselの値が0に等しい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0297】
つまり、候補の複数のキャリアのうちの各キャリアにおけるHARQプロセスには独立したリソース再選択カウンター(C_resel)が設定されてもよく、現在データ伝送に使用されるキャリア(第1キャリア)に対応するC_reselの値が0に等しい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、又は、すべてのキャリアのHARQプロセスに同じC_reselが設定され、該C_reselが0に等しい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーする。
【0298】
好ましくは、620において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0299】
好ましくは、該方法は、更に、C_reselの値が0に等しい場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることを含む。
【0300】
620において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0301】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0302】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0303】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0304】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該方法は、更に、該端末装置が該端末装置に予め設定された該第3閾値を取得し、又は、該端末装置がネットワーク装置から送信された、該第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0305】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0306】
従って、キャリア選択過程はProbResourceKeepパラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づき、C_resel=0の場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーするものであり、それにより現在のキャリアのCBRが所定閾値を超えるかどうかによってキャリア選択を行うかどうかを判断して、現在のキャリアのCBRが該閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、従って、効果的なキャリア選択を実現するとともに、システムの複雑度を低減する。
【0307】
端末装置が伝送モード3を用いる場合、ネットワーク装置が上記方法に基づいてキャリア選択を行って端末装置に通知してもよく、端末装置が伝送モード4を用いる場合、該端末装置が上記方法によってキャリア選択を自主的に行ってもよい。ネットワーク装置がキャリア選択を行う過程の具体的な詳細は上記端末装置の関連説明を参照してもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0308】
図7は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。図7に示される方法は通信装置により実行されてもよく、該通信装置は端末装置又はネットワーク装置を備え、該端末装置は例えば図2に示される端末装置20又は端末装置30であってもよく、該ネットワーク装置は例えば図1又は図2に示されるネットワーク装置10であってもよい。以下に端末装置を例として説明するが、本願に記載の方法もネットワーク装置等により実行されてもよい。図7に示すように、該キャリア選択方法は、
候補の複数のキャリアのCBRを取得する710と、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う720と、を含む。
【0309】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0310】
更に、好ましくは、端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーン(即ち、地理的ゾーン)に対応するリソースプールであり、この複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0311】
具体的に、複数の地理的ゾーンを分割してもよく、この複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが対応関係を有し、端末装置が各キャリアにおいてデータを伝送する際に使用したリソースプールは端末装置の現在位置する地理的ゾーンに対応するリソースプールである。端末装置が該リソースプールを使用してネットワーク装置とデータ伝送を行う場合、端末装置の測定したCBRが該リソースプールのCBRであり、つまり、端末装置の測定したCBRが該リソースプールにおけるチャネルリソースのCBRである。端末装置が異なる地理的ゾーンに位置する場合、各キャリアにおいて使用されるリソースプールが異なる可能性もある。
【0312】
複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとの対応関係は例えばマッピングテーブル、公式等の方式で示されてもよく、本願の実施例は制限しない。且つ、1つの地理的ゾーンが1つ又は複数のリソースプールに対応してもよく、1つのリソースプールが1つ又は複数の地理的ゾーンに対応してもよく、又は、該複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが1対1に対応する。
【0313】
例えば、ネットワーク装置は地理的ゾーン全体を複数のゾーンに分割して、各ゾーンに対応するリソースプールを設定してもよく、端末装置がその位置するゾーンに対応するリソースプールを使用してデータ伝送を行う。異なるゾーンがそれぞれのゾーン識別子(zone_id)を有し、各ゾーンのzone_idは、
x1=Floor(x/L)Mod Nx、
y1=Floor(y/W)Mod Ny、
zone_id=y1×Nx+x1の公式によって計算されてもよく、
Lが各ゾーンの長さであり、Wが各ゾーンの幅であり、Nxが経度方向におけるゾーン総数であり、Nyが緯度方向におけるゾーン総数であり、xが位置(0,0)に対する端末装置の現在の位置の経度方向における距離(単位がメートルである)であり、yが位置(0,0)に対する端末装置の現在の位置の緯度方向における距離(単位がメートルである)であり、Floorが切り下げであり、Modが余り求め運算である。
【0314】
各キャリアのCBRが端末装置の位置の変化につれて迅速に変化し、又は時間の変化につれて変化するため、端末装置の位置移動によってキャリア選択を行うかどうかを判定して、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合のみ、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0315】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、710において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して、該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0316】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、710において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された、候補の該複数のキャリアのCBRを運搬するブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0317】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、710において、候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該ネットワーク装置が端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0318】
好ましくは、720において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0319】
以上の説明に基づき、本願の実施例は更に具体的な端末装置又はネットワーク装置によるキャリア選択方法を5つ提供し、以下に端末装置を例として説明する。
【0320】
方式1
好ましくは、720において、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0321】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差値に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、CBR差値が条件を満足する場合、キャリア選択を行い、それにより更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0322】
更に、好ましくは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0323】
つまり、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0324】
好ましくは、該方法が端末装置により実行される場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定する前に、該方法は、更に、端末装置が該端末装置に予め設定された該第1閾値を取得し、又は、端末装置がネットワーク装置から送信された、該第1閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0325】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行される場合、該方法は、更に、ネットワーク装置が該第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0326】
例えば、候補の該複数のキャリアの数がNであり、Nが2以上の正の整数である。N個のキャリアそれぞれのCBR測定値がそれぞれCBR1、BCR2・・・CBRNと示される。端末装置の現在使用しているキャリアのCBRがCBR1であると仮定し、端末装置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、N個のCBRにおけるいずれか1つのCBRkに対して、|CBR1-CBRk|>Bを満足し、Bが所定閾値である場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、例えば、端末装置がN個のキャリアのCBRを測定し、得られたN個のキャリアのCBRに基づき、N個のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0327】
好ましくは、720において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0328】
つまり、端末装置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、キャリア選択を行い、例えばCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0329】
更に、好ましくは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0330】
つまり、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超える。
【0331】
好ましくは、720において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0332】
つまり、端末装置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、例えばCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0333】
又は、好ましくは、720において、該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが該第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0334】
他の場合もあり、つまり、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、好ましくは、該方法は、更に、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は
該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することと、を含む。
【0335】
方式2
好ましくは、720の前、つまり、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う前に、該方法は、更に、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
720において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0336】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後の該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0337】
好ましくは、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、該複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0338】
本願の実施例は平滑化フィルタリング方式を制限しない。
【0339】
例えば、該平滑化フィルタリング方式はCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであってもよい。
【0340】
CBR_newがフィルタリング後の各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0341】
以上によれば、適切なフィルタリング方式で測定されたCBRをフィルタリングするため、CBRが迅速に変化することによる頻繁なキャリアの切り替えを回避する。
【0342】
好ましくは、720において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0343】
方式3
好ましくは、720の前、つまり、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う前に、該方法は、更に、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRを取得することを含み、
720において、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0344】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差値に基づいてキャリア選択を行うかどうかを判断して、該CBR差値が条件を満足する場合、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0345】
更に、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0346】
本願の実施例はフィルタリング方法を制限せず、例えば、該複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行ってもよい。
【0347】
好ましくは、平滑化フィルタリング後の該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであってもよく、
CBR_newがフィルタリング後の各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0348】
好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0349】
つまり、端末装置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づいてキャリア選択を行い、例えばフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0350】
更に、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0351】
つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて該所定時間長で持続する場合、該複数のキャリアからCBRが条件を満足するキャリアを選択して、条件を満足するキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよく、ここで記載される条件はこれらのキャリアのフィルタリング後のCBRと第1キャリアのフィルタリング後のCBRとの差が第1閾値を超える。
【0352】
好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0353】
つまり、端末装置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRと該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合のみ、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づいてキャリア選択を行い、例えばフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択する。
【0354】
更に、好ましくは、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超える場合、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えて、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが該第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことを含む。
【0355】
他の場合もあり、つまり、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、好ましくは、該端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、
該端末装置の位置が該第1ゾーンから該第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、該第2キャリアが該複数のキャリアのうちの該第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の該第1キャリアのCBRとフィルタリング後の該第2キャリアのCBRとの差値が該第1閾値を超えていない場合、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することと、を含む。
【0356】
方式4
好ましくは、720において、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該端末装置の位置が該第1ゾーンから該第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0357】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0358】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0359】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0360】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該方法は、更に、該端末装置が該端末装置に予め設定された該第3閾値を取得し、又は、該端末装置がネットワーク装置から送信された、該第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0361】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0362】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、現在のキャリアのCBRが所定閾値を超えるかどうかによってキャリア選択を行うかどうかを判断して、現在のキャリアのCBRが該閾値より大きい場合、候補の複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、更にキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0363】
方式5
好ましくは、該方法は、更に、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0364】
720において、該端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該端末装置の位置が該第1ゾーンから該第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであることと、フィルタリング後の該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、を含む。
【0365】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0366】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0367】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0368】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該方法は、更に、該端末装置が該端末装置に予め設定された該第3閾値を取得し、又は、該端末装置がネットワーク装置から送信された、該第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0369】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0370】
好ましくは、該複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理することは、該複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことを含む。
【0371】
好ましくは、該平滑化フィルタリング後の該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、
CBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、
CBR_newがフィルタリング後の各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0372】
該実施例では、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが所定閾値を超えるかどうかによってキャリア選択を行うかどうかを判断し、フィルタリング後の現在のキャリアのCBRが該閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、従って、効果的なキャリア選択を実現するとともに、システムの複雑度を低減する。
【0373】
好ましくは、720において、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、フィルタリング後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0374】
理解すべきこととして、本願の実施例におけるキャリア選択方法は異なる伝送モード(例えば、上記伝送モード3又は伝送モード4)を用いる端末装置に適用されてもよい。端末装置が伝送モード3を用いる場合、ネットワーク装置が上記方法に基づいてキャリア選択を行って端末装置に通知してもよく、端末装置が伝送モード4を用いる場合、該端末装置が上記方法によってキャリア選択を自主的に行ってもよい。ネットワーク装置がキャリア選択を行う詳細な過程は上記端末装置がキャリア選択を行う過程を参照してもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0375】
図8は本願の別の実施例のキャリア選択方法のフローチャートである。図8に示される方法は通信装置により実行されてもよく、該通信装置は端末装置又はネットワーク装置を備え、該端末装置は例えば図2に示される端末装置20又は端末装置30であってもよく、該ネットワーク装置は例えば図1又は図2に示されるネットワーク装置10であってもよい。以下に端末装置を例として説明するが、本願に記載の方法もネットワーク装置等により実行されてもよい。図8に示すように、該キャリア選択方法は、
候補の複数のキャリアのCBRを取得する810と、
第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定し、該第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアである820と、
該第1キャリアのCBRが該第3閾値を超える場合、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行う830と、を含む。
【0376】
具体的に、端末装置は候補の複数のキャリアのCBRの測定結果を取得して、現在データ伝送に使用される第1キャリアのCBRを計算し、第1キャリアのCBRが第3閾値より大きい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、キャリア選択を行うとき、端末装置は該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアから使用しようとするキャリアを選択してもよい。キャリア選択を行うとき、第1キャリアを含む複数のキャリアからキャリア選択を行ってもよいし、第1キャリアを含まない複数のキャリアからキャリア選択を行ってもよい。
【0377】
好ましくは、第1キャリアのCBRが第3閾値を超えていない場合、キャリア選択を行わずに、該第1キャリアを使用してもよい。
【0378】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含む。
【0379】
好ましくは、候補の該複数のキャリアが該第1キャリアを含まない。
【0380】
従って、現在のキャリアのCBRと第3閾値とを比較して、第1キャリアのCBRが第3閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0381】
例えば、端末装置の現在使用しているキャリアのCBRがCBR1であり、CBR1が第3閾値より大きい場合、端末装置がキャリア選択を行うようにトリガーし、例えば端末装置が候補の複数のキャリアのCBRを測定して、得られた複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、候補の複数のキャリアに第1キャリアが含まれてもよいし、第1キャリアが含まれなくてもよい。
【0382】
該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0383】
更に、好ましくは、端末装置が各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーン(即ち、地理的ゾーン)に対応するリソースプールであり、この複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0384】
具体的に、複数の地理的ゾーンを分割してもよく、この複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが対応関係を有し、端末装置が各キャリアにおいてデータを伝送する際に使用したリソースプールは端末装置の現在位置する地理的ゾーンに対応するリソースプールである。端末装置が該リソースプールを使用してネットワーク装置とデータ伝送を行う場合、端末装置の測定したCBRが該リソースプールのCBRであり、つまり、端末装置の測定したCBRが該リソースプールにおけるチャネルリソースのCBRである。端末装置が異なる地理的ゾーンに位置する場合、各キャリアにおいて使用されるリソースプールが異なる可能性もある。
【0385】
複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとの対応関係は例えばマッピングテーブル、公式等の方式で示されてもよく、本願の実施例は制限しない。且つ、1つの地理的ゾーンが1つ又は複数のリソースプールに対応してもよく、1つのリソースプールが1つ又は複数の地理的ゾーンに対応してもよく、又は、該複数の地理的ゾーンと複数のリソースプールとが1対1に対応する。
【0386】
好ましくは、830において、該複数のキャリアからキャリア選択を行うことは、該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することを含む。
【0387】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置が該複数のキャリアのCBRを測定して、該複数のキャリアのCBRを取得することを含む。
【0388】
好ましくは、該方法が端末装置により実行され、該候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該端末装置がネットワーク装置から送信された、候補の該複数のキャリアのCBRを運搬するブロードキャストメッセージを受信することを含む。
【0389】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置が該端末装置に予め設定された該第3閾値を取得し、又は、該端末装置がネットワーク装置から送信された、該第3閾値を含む設定情報を受信することを含む。
【0390】
好ましくは、該方法がネットワーク装置により実行され、該候補の複数のキャリアのCBRを取得することは、該ネットワーク装置が端末装置から報告された該複数のキャリアのCBRを受信することを含む。
【0391】
好ましくは、該方法は、更に、該ネットワーク装置が該第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することを含む。
【0392】
好ましくは、該複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは端末装置が該各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0393】
好ましくは、該端末装置が該各キャリアにおいて使用するリソースプールは複数のリソースプールのうちの該端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、該複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0394】
端末装置が伝送モード3を用いる場合、ネットワーク装置が上記方法に基づいてキャリア選択を行って端末装置に通知してもよく、端末装置が伝送モード4を用いる場合、該端末装置が上記方法によってキャリア選択を自主的に行ってもよい。ネットワーク装置がキャリア選択を行う過程の具体的な詳細は上記端末装置の関連説明を参照してもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0395】
理解すべきこととして、方法400~方法800の説明はいずれも互いに参照してもよく、且つ方法400~方法800の実施例における方法は組み合わせて使用されてもよく、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0396】
更に理解すべきこととして、本願の様々な実施例では、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0397】
以上は本願の実施例に係るキャリア選択方法を詳しく説明したが、以下に図9図15を参照しながら本願の実施例に係る装置を説明し、方法実施例に説明される技術的特徴は以下の装置実施例に適用される。
【0398】
図9は本願の実施例に係る通信装置900のブロック図である。図9に示すように、該通信装置900は取得ユニット910、フィルタリングユニット920及びキャリア選択ユニット930を備える。そのうち、
取得ユニット910は候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することに用いられ、
フィルタリングユニット920は前記取得ユニット910の取得した複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられ、
キャリア選択ユニット930は前記フィルタリングユニット920のフィルタリングした前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0399】
従って、複数のキャリアのCBRの測定結果をフィルタリング処理して、フィルタリング処理後の該複数のキャリアのCBRに基づき、該複数のキャリアからキャリア選択を行い、それによりキャリア選択を実現するとともに、キャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0400】
好ましくは、前記フィルタリングユニット920は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことに用いられる。
【0401】
好ましくは、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0402】
好ましくは、前記通信装置は、更に、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定するように構成され、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアである判定ユニットを備え、
前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0403】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0404】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット910は、更に、前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することに用いられる。
【0405】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記送受信ユニットは前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することに用いられる。
【0406】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0407】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0408】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0409】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0410】
好ましくは、前記通信装置は更に判定ユニットを備え、前記判定ユニットはフィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであり、
前記キャリア選択ユニットは、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0411】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0412】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0413】
好ましくは、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0414】
好ましくは、前記通信装置は更に判定ユニットを備え、前記判定ユニットは、具体的に、C_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであり、
前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0415】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0416】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット910は、更に、前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することに用いられる。
【0417】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記送受信ユニットは前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することに用いられる。
【0418】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記判定ユニットは、具体的に、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられる。
【0419】
好ましくは、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、前記判定ユニットは、具体的に、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられる。
【0420】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0421】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、前記フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0422】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0423】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0424】
好ましくは、前記通信装置は更に判定ユニットを備え、前記判定ユニットはフィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであり、
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0425】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット930は、具体的に、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0426】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット910は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられる。
【0427】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は更に送受信ユニットを備え、前記取得ユニット910は、具体的に、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することに用いられる。
【0428】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記取得ユニット910は、具体的に、送受信ユニットによって端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することに用いられる。
【0429】
好ましくは、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0430】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0431】
好ましくは、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0432】
理解すべきこととして、該通信装置900は上記方法実施例における通信装置の実行する方法400の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0433】
図10は本願の実施例に係る通信装置1000のブロック図である。図10に示すように、該通信装置1000は取得ユニット1010、判定ユニット1020及びキャリア選択ユニット1030を備える。そのうち、
取得ユニット1010は候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することに用いられ、
判定ユニット1020は第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであり、
キャリア選択ユニット1030は前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記取得ユニット1010の取得した前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0434】
従って、現在のキャリアと他のキャリアとのCBRの差を判断することにより、キャリア選択を行うかどうかを判定して、CBRの差が条件を満足する場合のみ、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0435】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0436】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0437】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0438】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0439】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、
前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0440】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、更に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0441】
好ましくは、前記判定ユニット1020は、具体的に、リソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられる。
【0442】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記判定ユニット1020は、具体的に、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられる。
【0443】
好ましくは、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、前記判定ユニット1020は、具体的に、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられる。
【0444】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1030は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0445】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット1010は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられる。
【0446】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1010は、具体的に、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することに用いられる。
【0447】
好ましくは、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1010は、具体的に、前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することに用いられる。
【0448】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1010は、具体的に、前記送受信ユニットによって端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することに用いられることを特徴とする。
【0449】
好ましくは、前記送受信ユニットは、更に、前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することに用いられる。
【0450】
好ましくは、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0451】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0452】
好ましくは、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0453】
理解すべきこととして、該通信装置1000は上記方法実施例における通信装置の実行する方法500の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0454】
図11は本願の実施例に係る通信装置1100のブロック図である。図11に示すように、該通信装置1100は取得ユニット1110及びキャリア選択ユニット1120を備える。そのうち、
取得ユニット1110は候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することに用いられ、
キャリア選択ユニット1120はリソース再選択カウンター(C_resel)の値が0に等しい場合、前記取得ユニットの取得した前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0455】
従って、キャリア選択過程はリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに依存せず、リソース再選択カウンター(C_resel)に基づいて現在キャリア選択を行う必要があるかどうかを判定するものであり、これにより、効果的なキャリア選択を実現し、システムの複雑度を低減する。
【0456】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアには1つの対応するC_reselが設定され、前記キャリア選択ユニット1120は、具体的に、前記複数のキャリアに設定された複数のC_reselのうちの現在データ伝送に使用されるキャリアに対応するC_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0457】
好ましくは、前記複数のキャリアに同じC_reselが設定され、前記キャリア選択ユニット1120は、具体的に、前記同じC_reselの値が0に等しい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0458】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1120は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0459】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット1110は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられる。
【0460】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニットは、具体的に、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することに用いられる。
【0461】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1110は、具体的に、前記送受信ユニットによって端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することに用いられる。
【0462】
好ましくは、前記キャリア選択過程がリソース保持確率(ProbResourceKeep)パラメータに関連しない。
【0463】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0464】
好ましくは、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0465】
理解すべきこととして、該通信装置1100は上記方法実施例における通信装置の実行する方法600の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0466】
図12は本願の実施例に係る通信装置1200のブロック図である。図12に示すように、該通信装置1200は取得ユニット1210及びキャリア選択ユニット1220を備える。そのうち、
取得ユニット1210は候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することに用いられ、
キャリア選択ユニット1220は端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、前記取得ユニット1210の取得した前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0467】
従って、端末装置の位置移動によってキャリア選択を行うかどうかを判定して、端末装置の位置する地理的ゾーンが変化する場合のみ、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0468】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、に用いられる。
【0469】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0470】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0471】
前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、CBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0472】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0473】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、CBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0474】
好ましくは、前記通信装置は更に判定ユニットを備え、前記判定ユニットは端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、第1キャリアのCBRと第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであり、
前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、前記第1キャリアのCBRと前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0475】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1210は、具体的に、前記端末装置に予め設定された前記第1閾値を取得し、又は、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、前記第1閾値を含む設定情報を受信することに用いられる。
【0476】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1210は、具体的に、前記送受信ユニットによって前記第1閾値を含む設定情報を端末装置に送信することに用いられる。
【0477】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0478】
好ましくは、前記通信装置は更にフィルタリングユニットを備え、前記フィルタリングユニットは前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられ、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、端末装置の位置が第1ゾーンから第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0479】
好ましくは、前記フィルタリングユニットは、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことに用いられる。
【0480】
好ましくは、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0481】
好ましくは、前記通信装置は更にフィルタリングユニットを備え、前記フィルタリングユニットは前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられ、
前記キャリア選択ユニットは、具体的に、前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことと、に用いられる。
【0482】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超える場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0483】
好ましくは、前記フィルタリングユニットは、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに対して平滑化フィルタリングを行うことに用いられる。
【0484】
好ましくは、前記平滑化フィルタリング後の前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRはCBR_new=a×CBR_old+(1-a)×CBR_currentであり、CBR_newがフィルタリング後の前記各キャリアのCBRであり、CBR_currentがフィルタリング前の前記各キャリアのCBRであり、CBR_oldが前回のキャリア選択時にフィルタリングされた前記各キャリアのCBRであり、aがフィルタリング係数であって0≦a≦1である。
【0485】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0486】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも所定時間長で持続するとした場合、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、フィルタリング後のCBRと第1キャリアのCBRとの差が第1閾値を超えるキャリアから、1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0487】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかも前記第1キャリアのCBRが第2閾値より大きい場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0488】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超え、しかもフィルタリング後の前記第1キャリアのCBRが第2閾値以下である場合、フィルタリング後のCBRが前記第2閾値以下であるキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0489】
好ましくは、前記通信装置は更にフィルタリングユニットを備え、前記フィルタリングユニットは前記複数のキャリアのCBRをフィルタリング処理して、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられ、
前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、前記端末装置の位置が前記第1ゾーンから前記第2ゾーンまで移動した場合、フィルタリング後の第1キャリアのCBRとフィルタリング後の第2キャリアのCBRとの差値が第1閾値を超えるかどうかを判定し、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、前記第2キャリアが前記複数のキャリアのうちの前記第1キャリア以外のいずれか1つのキャリアであることと、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記第1キャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからいずれか1つのキャリアを使用しようとするキャリアとして選択し、又は、フィルタリング後の前記第1キャリアのCBRとフィルタリング後の前記第2キャリアのCBRとの差値が前記第1閾値を超えていない場合、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することと、に用いられる。好ましくは、前記キャリア選択ユニット1220は、具体的に、フィルタリング後の前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからフィルタリング後のCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0490】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット1210は前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられる。
【0491】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1210は、具体的に、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することに用いられる。
【0492】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1210は、具体的に、前記送受信ユニットによって端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することに用いられる。
【0493】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0494】
好ましくは、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0495】
理解すべきこととして、該通信装置1200は上記方法実施例における通信装置の実行する方法700の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0496】
図13は本願の実施例に係る通信装置1300のブロック図である。図13に示すように、該通信装置1300は取得ユニット1310、判定ユニット1320及びキャリア選択ユニット1330を備える。そのうち、
取得ユニット1310は候補の複数のキャリアのチャネル占有率(CBR)を取得することに用いられ、
判定ユニット1320は第1キャリアのCBRが第3閾値を超えるかどうかを判定することに用いられ、前記第1キャリアが現在データ伝送に使用されるキャリアであり、
キャリア選択ユニット1330は前記第1キャリアのCBRが前記第3閾値を超える場合、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからキャリア選択を行うことに用いられる。
【0497】
従って、現在のキャリアのCBRと第3閾値とを比較して、第1キャリアのCBRが第3閾値より大きい場合、キャリア選択を行い、それによりキャリアの切り替え頻度を低減し、システムの安定性を確保する。
【0498】
好ましくは、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含む。
【0499】
好ましくは、前記複数のキャリアが前記第1キャリアを含まない。
【0500】
好ましくは、前記キャリア選択ユニット1330は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRに基づき、前記複数のキャリアからCBRが最も小さいキャリアを使用しようとするキャリアとして選択することに用いられる。
【0501】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット1310は、具体的に、前記複数のキャリアのCBRを測定して、前記複数のキャリアのCBRを取得することに用いられる。
【0502】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記端末装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1310は、具体的に、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、候補の前記複数のキャリアのCBRが含まれるブロードキャストメッセージを受信することに用いられる。
【0503】
好ましくは、前記通信装置は端末装置であり、前記取得ユニット1310は、更に、前記端末装置に予め設定された前記第3閾値を取得し、又は、前記送受信ユニットによってネットワーク装置から送信された、前記第3閾値を含む設定情報を受信することに用いられる。
【0504】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記ネットワーク装置は送受信ユニットを備え、前記取得ユニット1310は、具体的に、前記送受信ユニットによって端末装置から報告された前記複数のキャリアのCBRを受信することに用いられる。
【0505】
好ましくは、前記通信装置はネットワーク装置であり、前記送受信ユニットは、更に、前記第3閾値を含む設定情報を端末装置に送信することに用いられる。
【0506】
好ましくは、前記複数のキャリアのうちの各キャリアのCBRは、端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールのCBRである。
【0507】
好ましくは、前記端末装置が前記各キャリアにおいて使用するリソースプールは、複数のリソースプールのうちの前記端末の位置するゾーンに対応するリソースプールであり、前記複数のリソースプールと複数のゾーンとが対応関係を有する。
【0508】
理解すべきこととして、該通信装置1300は上記方法実施例における通信装置の実行する方法800の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0509】
図14は本願の実施例に係る通信装置1400の構造模式図である。図14に示すように、該通信装置はプロセッサ1410、送受信機1420及びメモリ1430を備え、該プロセッサ1410、送受信機1420及びメモリ1430は内部接続経路によって互いに通信する。該メモリ1430は命令を記憶することに用いられ、該送受信機1420が信号を受信し又は信号を送信するように制御するよう、該プロセッサ1410は該メモリ1430に記憶される命令を実行することに用いられる。
【0510】
好ましくは、該プロセッサ1410はメモリ1430に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における通信装置の実行する方法400の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0511】
好ましくは、該プロセッサ1410はメモリ1430に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における通信装置の実行する方法500の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0512】
好ましくは、該プロセッサ1410はメモリ1430に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における通信装置の実行する方法600の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0513】
好ましくは、該プロセッサ1410はメモリ1430に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における通信装置の実行する方法700の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0514】
好ましくは、該プロセッサ1410はメモリ1430に記憶されるプログラムコードを呼び出して、方法実施例における通信装置の実行する方法800の対応操作を実行することができ、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0515】
理解すべきこととして、本願の実施例のプロセッサは信号処理機能を有する集積回路チップでありうる。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で行われてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロックを実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで実行して完成し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。
【0516】
理解されるように、本願の実施例では、メモリは揮発性メモリであっても、又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的な説明であって制限的ではないが、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)。が利用可能である。注意されるべきように、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限らないように意図されるものである。
【0517】
図15は本願の実施例のチップの構造模式図である。図15におけるチップ1500は入力インターフェース1501、出力インターフェース1502、少なくとも1つのプロセッサ1503、メモリ1504を備え、前記入力インターフェース1501、出力インターフェース1502、前記プロセッサ1503及びメモリ1504は内部接続経路によって互いに接続される。前記プロセッサ1503は前記メモリ1504におけるコードを実行することに用いられる。
【0518】
好ましくは、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1503は方法実施例における通信装置の実行する方法400を実現することができる。簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0519】
好ましくは、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1503は方法実施例における通信装置の実行する方法500を実現することができる。簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0520】
好ましくは、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1503は方法実施例における通信装置の実行する方法600を実現することができる。簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0521】
好ましくは、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1503は方法実施例における通信装置の実行する方法700を実現することができる。簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0522】
好ましくは、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ1503は方法実施例における通信装置の実行する方法800を実現することができる。簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0523】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に対して異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0524】
当業者であれば明確に理解できるように、説明を容易且つ簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、前述の方法実施例における対応過程を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0525】
本願に係るいくつかの実施例において、理解すべきこととして、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの区分は論理機能上の区分に過ぎず、実際に実現するとき、他の区分方式があってもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0526】
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離してもよいし、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよいし、物理ユニットでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0527】
また、本願の各実施例では、各機能ユニットは1つの監視ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0528】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるときは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術案の本質的又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体はUSBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0529】
以上の説明は本願の具体的な実施形態であって、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
図1
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図10
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