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特許7124091引出し底部のための載置ウェブと保持装置とから成るアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-15
(45)【発行日】2022-08-23
(54)【発明の名称】引出し底部のための載置ウェブと保持装置とから成るアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A47B 88/423 20170101AFI20220816BHJP
【FI】
A47B88/423
【請求項の数】 26
(21)【出願番号】P 2020536854
(86)(22)【出願日】2018-12-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-04-08
(86)【国際出願番号】 AT2018060302
(87)【国際公開番号】W WO2019134010
(87)【国際公開日】2019-07-11
【審査請求日】2020-08-28
(31)【優先権主張番号】A50001/2018
(32)【優先日】2018-01-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AT
(73)【特許権者】
【識別番号】597140501
【氏名又は名称】ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー
【氏名又は名称原語表記】Julius Blum GmbH
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 1, 6973 Hoechst, Austria
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】パスカル ヤンザー
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-543766(JP,A)
【文献】特表2009-506847(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0273456(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 88/00-88/994
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アセンブリ(1)であって、
- 引出し(4)の引出し底部(3)のための少なくとも1つの載置ウェブ(2)と、
- 家具本体(7)に対して相対的に前記引出し(4)を駆動するための駆動装置(6)のための少なくとも1つの保持装置(5)と、
から成っており、
- 前記少なくとも1つの保持装置(5)は、前記少なくとも1つの保持装置(5)を前記載置ウェブ(2)に固定することができる少なくとも1つの固定要素(8)を有しており、
- 前記載置ウェブ(2)は、前記少なくとも1つの固定要素(8)のための少なくとも1つの収容部(9)と、前記少なくとも1つの収容部(9)に隣接して、前記引出し底部(3)のための少なくとも1つの載置領域(A)と、を含んでおり、かつ
- 前記少なくとも1つの固定要素(8)は、前記少なくとも1つの保持装置(5)が前記載置ウェブ(2)に固定されている固定状態(BZ)において、前記引出し底部(3)に向けられている支持面(S)を有している、
アセンブリ(1)において、
前記少なくとも1つの固定要素(8)の前記支持面(S)は、前記載置ウェブ(2)の前記少なくとも1つの載置領域(A)と共に、前記固定状態(BZ)において、前記引出し底部(3)のためのほぼ平らな引出し底部・載置面(E)を形成しており、前記引出し底部・載置面(E)は、前記固定状態(BZ)において、前記引出し底部(3)に面一に接触させることができる
ことを特徴とする、アセンブリ(1)。
【請求項2】
前記駆動装置(6)はエジェクト装置である、請求項1記載のアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記少なくとも1つの固定要素(8)は、前記支持面(S)とは反対側の保持面(H)を有しており、前記固定状態(BZ)において前記固定要素(8)の前記保持面(H)は、前記載置ウェブ(2)の前記収容部(9)の対応保持面(G)に接触している、
請求項1または2記載のアセンブリ(1)。
【請求項4】
前記保持面(H)は、前記支持面(S)に平行に方向付けられている、請求項3記載のアセンブリ(1)。
【請求項5】
前記対応保持面(G)は、前記載置領域(A)に平行に方向付けられている、請求項3または4記載のアセンブリ(1)。
【請求項6】
前記載置ウェブ(2)は、ほぼ一定の金属薄板厚さDを備えた金属薄板として形成されている、
請求項3から5までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項7】
前記収容部(9)は、金属薄板において前記載置領域(A)から離れている凹部を有している、
請求項6記載のアセンブリ(1)。
【請求項8】
前記収容部(9)の前記対応保持面(G)は、前記金属薄板の長手延在方向(L)に対して直角に測定して、前記金属薄板厚さDだけ前記載置領域(A)から間隔をおいて配置されている、
請求項7記載のアセンブリ(1)。
【請求項9】
前記固定要素(8)と前記収容部(9)とは、前記固定状態(BZ)において一緒に、前記金属薄板の長手延在方向(L)に対して直角に測定して、前記載置ウェブ(2)の前記金属薄板厚さDの2倍の大きさの厚さを有している、
請求項8記載のアセンブリ(1)。
【請求項10】
前記保持装置(5)は、ほぼ一定の金属薄板厚さDを備えた金属薄板として形成されている、
請求項1から9までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項11】
前記保持装置(5)に、少なくとも1つのクランプ要素(10)が配置されており、該クランプ要素(10)は、前記固定状態(BZ)において、前記引出し底部(3)に向けられたクランプ面(K)で、前記載置ウェブ(2)の、前記載置ウェブ(2)の前記載置領域(A)とは反対側の対応クランプ面(M)に接触している、
請求項10記載のアセンブリ(1)。
【請求項12】
前記クランプ面(K)は、前記固定要素(8)の前記支持面(S)に平行に方向付けられている、請求項11記載のアセンブリ(1)。
【請求項13】
前記対応クランプ面(M)は、前記載置ウェブ(2)の前記載置領域(A)に平行に方向付けられている、請求項11または12記載のアセンブリ(1)。
【請求項14】
前記少なくとも1つのクランプ要素(10)は、屈曲領域(11)を介して前記引出し底部・接触領域(5b)に結合されている、
請求項11から13までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのクランプ要素(10)の前記クランプ面(K)は、前記保持装置(5)の前記金属薄板の長手延在方向(L)に対して直角に測定して、前記金属薄板厚さDだけ前記固定要素(8)の前記支持面(S)から間隔をおいて配置されている、
請求項11から14までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項16】
前記保持装置(5)は、ほぼ平らな駆動装置・組付け領域(5a)、ほぼ平らな引出し底部・接触領域(5b)、および前記少なくとも1つの固定要素(8)を有している、
請求項1から15までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項17】
前記駆動装置・組付け領域(5a)と引出し底部・接触領域(5b)との間に、屈曲部(5c)が形成されており、前記駆動装置・組付け領域(5a)は、前記引出し底部・接触領域(5b)に対して、1°~15°の範囲の角度(α)で前記引出し底部(3)の方向に曲げられている、
請求項16記載のアセンブリ(1)。
【請求項18】
前記駆動装置・組付け領域(5a)は、前記引出し底部・接触領域(5b)に対して、3°~5°の範囲の角度(α)で前記引出し底部(3)の方向に曲げられている、
請求項17記載のアセンブリ(1)。
【請求項19】
前記家具本体(7)に対して相対的に前記引出し(4)を駆動するために、前記保持装置(5)に組み付けられている駆動装置(6)が設けられている、
請求項16から18までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項20】
前記駆動装置(6)は、前記保持装置(5)の前記駆動装置・組付け領域(5a)において組み付けられている、請求項19記載のアセンブリ(1)。
【請求項21】
前記載置ウェブ(2)は、
- 引出し側壁(12)の一部であるか、
- 引出し側壁(12)のための支持装置(13)の一部であるか、または
- 引出しガイド(18)の引出しレール(19)の一部である、
請求項1から20までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項22】
前記引出し側壁(12)は形材形状である、請求項21記載のアセンブリ(1)。
【請求項23】
前記支持装置(13)は形材形状である、請求項21または22記載のアセンブリ(1)。
【請求項24】
組付け位置(MZ)において、前記載置ウェブ(2)の前記載置領域(A)に、かつ前記少なくとも1つの固定要素(8)の前記支持面(S)に面一に接触している引出し底部(3)が設けられている、
請求項1から23までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)。
【請求項25】
前記引出し底部(3)の下側は、ほぼ平らに形成されている、
請求項24記載のアセンブリ(1)。
【請求項26】
家具本体(7)および引出し(4)を備えた家具(14)であって、前記引出し(4)は、請求項1から25までのいずれか1項記載のアセンブリ(1)を有している、家具(14)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アセンブリであって、引出しの引出し底部のための少なくとも1つの載置ウェブと、家具本体に対して相対的に引出しを駆動させるための駆動装置、特にエジェクト装置のための少なくとも1つの保持装置と、から成っており、このとき少なくとも1つの保持装置は、少なくとも1つの保持装置を載置ウェブに固定することができる少なくとも1つの固定要素を有しており、載置ウェブは、少なくとも1つの固定要素のための少なくとも1つの収容部と、少なくとも1つの収容部に隣接して、引出し底部のための少なくとも1つの載置領域と、を含んでおり、かつ少なくとも1つの固定要素は、少なくとも1つの保持装置が載置ウェブに固定されている固定状態において、引出し底部に向けられている支持面を有している、アセンブリに関する。
【0002】
家具用金具工業においては、可動の家具部分(例えば引出し、家具扉、または家具フラップ)を家具本体に対して相対的に移動させるために、何年も前から駆動装置、特にエジェクト装置および引込み装置が使用されている。このような駆動装置の構造における主要な目的は、可能な限り申し分ない機能の他に、可能な限り簡単な組付けおよび僅かな所要スペースである。
【0003】
特に引出しでは引出しガイドの領域には、このような駆動装置を収容するために極めて僅かなスペースしか存在しない。したがって引出しでは、引出し底部における駆動装置、特にエジェクト装置の組付けは、スペースを節減する解決策として明確になっている。このような構成の一例は、国際公開第2015/192153号に開示されている。この事例では、エジェクト装置の組付けプレート(保持装置)は、引出し底部に直接固定されている。
【0004】
本出願人によって数年前から提供されている駆動装置では、駆動装置の保持装置が引出し底部に直接固定されているのではなく、保持装置は、引出し側壁の載置ウェブに固定されている。このような形式の従来技術については、さらに下において図5を参照しながらさらに詳しく記載する。この公知の固定バリエーションでは、載置ウェブに、2つの舌片形状の収容部が形成されている。これらの収容部内には、駆動装置の保持装置が固定要素(例えば突出部の形態の)を介して差し込まれる。このとき固定要素は、両側において収容部の表面に接触し、かつ収容部に不動にクランプされる。
【0005】
本発明の課題は、アセンブリにおいて択一的なまたは改善された固定可能性を提供することである。特に、所要スペースは可能な限り僅かであることが望ましい。
【0006】
この課題は、請求項1記載の特徴を備えたアセンブリによって解決される。したがって本発明によれば、少なくとも1つの固定要素の支持面は、載置ウェブの少なくとも1つの載置領域と一緒に、固定状態において、引出し底部のためのほぼ平らな引出し底部・載置面を形成しており、このとき引出し底部・載置面は、固定状態において、引出し底部に面一に接触させることができることが提案されている。つまり組付け位置において、少なくとも1つの固定要素は、収容部と引出し底部との間においてクランプされ、かつ収容部にだけ接して不動にクランプされているのではない。これによって固定領域(収容部および固定要素)は、1/3ほど薄く形成することができる。これによってアセンブリ全体は、比較的コンパクトである。
【0007】
アセンブリの好適な構成は、従属請求項において記載されている。
【0008】
原則的に、固定要素の、支持面とは反対側の領域は、収容部における十分な保持が可能である限り、任意に形成されていてよい。好ましくは、少なくとも1つの固定要素は、支持面とは反対側の保持面を有しており、このとき固定状態において固定要素の保持面は、載置ウェブの収容部の対応保持面に接触していることが提案されている。簡単な製造のために、好ましくは、少なくとも1つの固定要素は面状に、好ましくは舌片形状に形成されていることが提案されている。このとき特に、保持面は支持面に平行に方向付けられていることが提案されている。保持装置に形成された対応保持面のためには、好ましくは、対応保持面は載置領域に平行に方向付けられていることが提案されている。
【0009】
載置ウェブは、引出し底部を簡単な形式で載置ウェブに結合できるように形成されていることが望ましい。好ましくは、載置ウェブは面状の部材として形成されている。簡単な製造のために好ましくは、載置ウェブは、ほぼ規則的な若しくは一定の金属薄板厚さを備えた金属薄板として形成されていることが提案されている。金属薄板というのは、金属製のフラットな圧延機製造品であると理解される。「ほぼ規則的」というのは、金属薄板厚さが僅かな差異しか有し得ないということを意味している。このとき金属薄板厚さは、打抜き部材の縁部領域において比較的厚いか、または屈曲領域において比較的薄くてよい。多くの場合、載置ウェブのためには、0.3mm~4mm、好ましくは0.6mm~1.5mmの金属薄板厚さを有する金属薄板が使用される。
【0010】
少なくとも1つの収容部が、別体の部材として形成されていて、かつ載置ウェブに(解離可能にまたは不動に)結合されていることが可能である。しかしながら好ましくは、収容部は、載置ウェブと一体に形成されていることが提案されている。
【0011】
載置ウェブにおける収容部は、単に、保持装置の少なくとも1つの固定要素を収容部において固定することができるように形成されていればよい。簡単な構成のために、好ましくは、収容部は、金属薄板において載置領域から離れている凹部を有していることが提案されている。好ましくは、少なくとも1つの収容部は、載置ウェブの金属薄板からU字形の舌片として曲げ出されていることが提案されている。固定要素の簡単な固定のために、好ましくは、収容部の対応保持面は、金属薄板の長手延在方向に対して直角に測定して、(好ましくは正確に)金属薄板厚さだけ載置領域から間隔をおいて配置されていることが提案されている。したがって対応保持面は、U字形の舌片の「最も低い」領域によって形成されている。
【0012】
特にコンパクトな構造形式のために、好ましくは、固定要素と収容部とは、固定状態において一緒に、金属薄板の長手延在方向に対して直角に測定して、金属薄板厚さの2倍の大きさの厚さを有していることが提案されている。これに対して従来の構成では、固定領域における厚さは、金属薄板厚さの少なくとも3倍の大きさであった。
【0013】
保持装置は、駆動装置が簡単に固定可能であり、材料コストが可能な限り安価であり、それにもかかわらず安定した構造形式が与えられているように形成されていることが望ましい。好ましくは、保持装置は、ほぼ規則的な若しくはほぼ一定の金属薄板厚さを備えた金属薄板として形成されていることが提案されている。「ほぼ規則的」というのは、金属薄板厚さがもちろん僅かな差異しか有し得ないということを意味している。このとき金属薄板厚さは、打抜き部材の縁部領域において比較的厚いか、または屈曲領域において比較的薄くてよい。多くの場合保持装置のためには、0.3mm~4mm、好ましくは0.6mm~1.5mmの金属薄板厚さを有する金属薄板が使用される。特に好ましくは、保持装置は載置ウェブと同じ金属薄板厚さを有していることが提案されている。
【0014】
少なくとも1つの固定要素が別体の部材として形成されていて、かつ保持装置に(解離可能にまたは不動に)結合されていることが可能である。しかしながら好ましくは、固定要素は、保持装置と一体に形成されていることが提案されている。
【0015】
全般的に、保持装置は、別体の結合要素を介して引出し底部に組み付けられること、好ましくは不動にねじ結合されることが可能である。しかしながら簡単な組付けのためには、保持装置が単に少なくとも1つの固定要素を介して載置ウェブに保持されることが提案されている。
【0016】
好ましくは、保持装置は、2つの、好ましくは舌片形状の固定要素を有している。
【0017】
好適な実施例によれば、保持装置は、ほぼ平らな駆動装置・組付け領域、ほぼ平らな引出し底部・接触領域、および少なくとも1つの固定要素を有していることが提案されている。駆動装置と一緒の保持装置の確実な組付けのために、好ましくは、駆動装置・組付け領域と引出し底部・接触領域との間に、屈曲部が形成されており、このとき駆動装置・組付け領域は、引出し底部・接触領域に対して、1°~15°、好ましくは3°~5°の範囲の角度で引出し底部の方向に曲げられていることが提案されている。これによって駆動装置・組付け領域は、引出し底部に圧着させられる。これによって安定した保持およびコンパクトな構造形式が生ぜしめられる。つまり駆動装置は、可能な限り僅かしか引出し底部から突出しない。
【0018】
単に少なくとも1つの固定要素だけが、載置ウェブにおける保持装置の固定のために役立つだけで、十分である。しかしながらさらに確実な保持を達成するために、好ましくは、保持装置に、少なくとも1つの、好ましくは舌片形状のクランプ要素が配置されており、該クランプ要素は、固定状態において、引出し底部に向けられた、好ましくは固定要素の支持面に平行に方向付けられたクランプ面で、載置ウェブの、載置ウェブの載置領域とは反対側の、好ましくは載置ウェブの載置領域に平行に方向付けられた対応保持面に接触していることが提案されている。これによって、載置ウェブはクランプ要素と引出し底部との間においてクランプされる。つまり少なくとも1つのクランプ要素と少なくとも1つの固定要素とは、舌片状に載置ウェブに接して取り付けられている。特にこのクランプ要素によって、保持装置を引出し底部なしでも載置ウェブに確実に固定できることが可能になる。
【0019】
クランプ要素は、それ自体、保持装置とは別体の部材として形成されていてよい。しかしながら好ましくは、クランプ要素は保持装置と一体に形成されていることが提案されている。特に好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素は、屈曲領域を介して引出し底部・接触領域に結合されていることが提案されている。
【0020】
1つのクランプ要素が設けられている場合に、またコンパクトな構造形式を可能にするために、好ましくは、少なくとも1つのクランプ要素のクランプ面は、保持装置の金属薄板の長手延在方向に対して直角に測定して、(正確に)金属薄板厚さだけ固定要素の支持面から間隔をおいて配置されていることが提案されている。
【0021】
可能な限り僅かな部材を備えた構造形式のために、第1の変化形態によれば、好ましくは、載置ウェブは、好ましくは形材形状の引出し側壁(しばしば引出し横板(Schubladenzarge)とも呼ばれる)の一部であることが提案されている。択一的に、第2の変化形態によれば、載置ウェブは、引出し側壁のための、好ましくは形材形状の支持装置の一部であることも提案されている。つまりこの事例では、保持装置は引出しの側部の下側の端部領域を形成しており、このとき引出しには、所望の高さ、所望のデザイン、または所望の材料を備えたそれぞれの引出し側壁を組み付けることができる。特に好ましくは、載置ウェブは、容器レールの一部であることが提案されている。この容器レールは、引出しガイドの引出しレールにぴったりと結合することができる。しかしながらまた第3の変化形態によれば、載置ウェブは、引出しガイドの引出しレールの一部であることが提案されていてよい。引出し全体が家具本体から取り出される場合は、最初の両変化形態では、引出し横板もしくは保持装置と引出しガイドの引出しレールとの間における(解離可能でかつ再形成可能な)切離しが行われる。すなわち引出しレールは、引出しが取り外された場合に、(本体レールを介して)家具本体に留まっている。これに対して第3の変化形態では、引出しレールと本体レールとの間における切離しが行われる。すなわち引出しレールは、引出しが取り外された場合に、引出しに留まっている。このとき載置ウェブは、この引出しレールに直接形成されている。好ましくは、すべて3つの変化形態のために、引出し側壁、支持装置、または引出しレールは、横断面がほぼU字形の領域を有していることが提案されており、このとき載置ウェブは、(好ましくはU字の開口の領域において)側部に、好ましくは水平に、このほぼU字形の領域から引出し底部の方向において突出している。組付け位置において、このU字形の領域のUは、逆さまになっている。
【0022】
上に記載されたアセンブリは、単に保持装置および載置ウェブというコンポーネントしか含んでいない。このアセンブリは、このような形で発送されて、使用者によって取り付けられることができる。このときこのようなアセンブリの保持装置には、取付け場所において初めて、相応の駆動装置を組み付けることができる。しかしながら組付け手間を可能な限り僅かに保つために、好ましくは、アセンブリはまた、家具本体に対して相対的に引出しを駆動させるための、保持装置に、好ましくは、保持装置の駆動装置・組付け領域において組み付けられている駆動装置をも有していることが提案されている。
【0023】
この駆動装置は、エジェクト装置としてかつ/または引込み装置として形成されていてよい。
【0024】
エジェクト装置の事例において、好ましくは、エジェクト装置は、エジェクト蓄力器、エジェクト蓄力器によって力が加えられる可動のエジェクト要素、およびロック位置においてエジェクト要素をロックするためのロック装置を有しており、このときエジェクト要素は、引出しの閉鎖位置の後ろに位置している過剰押圧位置への引出しの過剰押圧によって、ロック解除可能であり、かつエジェクト要素のロック解除時に、引出しは、エジェクト蓄力器およびエジェクト要素を介して開放方向に可動であることが提案されている。追加的に家具本体または本体レールには、エジェクト要素に対応する連行体が設けられていてよく、この連行体によってエジェクト装置は突き放される。
【0025】
家具用金具メーカの納入品目には、多くの場合、単に家具用金具だけが含まれている。すなわち、多くの場合木から成っている他の家具コンポーネントは、納入品目には含まれていない。つまり組立工は、通常時において組付け時に、保持装置と載置ウェブとから成る、上に記載されたアセンブリを、引出しの残りのコンポーネントに相応に結合し、次いで家具本体に取り付ける。請求項1には、アセンブリは確かに引出し底部との関連において定義されているが、しかしながら引出し底部自体は、アセンブリの一部ではない。
【0026】
1実施例によれば、アセンブリは、組付け位置において、載置ウェブの載置領域に、かつ少なくとも1つの固定要素の支持面に面一に接触している引出し底部を、有していることが提案されている。特に引出し底部のこの取付けによって、組付け位置において、保持装置の十分な固定が、特に載置ウェブと引出し底部との間における保持装置の力結合式の保持が達成される。
【0027】
引出し底部は、それ自体任意に成形されていてよい。好ましくは、引出し底部は、ほぼ規則的な板厚さを備えたフラットな木材板として形成されていることが提案されている。特に好ましくは、引出し底部の下側は、ほぼ平らに形成されていることが提案されている。しかしながら、側部の領域においてそれぞれ1つの溝が形成されていることが可能であり、この溝を介して、載置ウェブの領域における対応する要素との良好な結合を達成することができる。
【0028】
本発明の保護は、家具本体および引出しを備えた家具であって、このとき引出しは、請求項1から16までの少なくとも1項記載のアセンブリを有している、家具に対しても求められている。好ましくは、家具は、引出しを家具本体に可動に支持している引出しガイドをも有していることが提案されている。
【0029】
次に本発明のさらなる詳細および利点について、図面の記載を用いて、図面に示された実施例を参照しながら詳説する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】家具を示す斜視図である。
図2】引出しを概略的に示す断面図である。
図3】従来技術による固定領域を概略的に示す断面図である。
図4】本発明における固定領域を概略的に示す断面図である。
図5】従来技術による引出しを下から見て示す図および断面図である。
図6】本発明に係る引出しを下から見て示す図および断面図である。
図7】保持装置と引出しガイドを備えた載置ウェブとから成るアセンブリを示す斜視図である。
図8】載置ウェブにおける保持装置の固定動作を示す斜視図である。
図9】載置ウェブにおける保持装置の固定動作を示す斜視図である。
図10】載置ウェブにおける保持装置の固定動作を示す斜視図である。
図11】引出し底部の下側の領域に固定された、駆動装置のための保持装置を示す斜視図である。
図12図11に示された保持装置を下から見て示す図である。
図13】保持装置、載置ウェブ、引出し底部、および駆動装置から成るアセンブリを示す正面図である。
【0031】
図1には、この事例では2つの引出し4を備えた家具14が斜視図で示されている。両引出し4は、ここでは図示されていない引出しガイドを介して、家具本体7に直線的に可動に支持されている。上側の引出し4は開放位置OSにあり、これに対して下側の引出し4は閉鎖位置SSにある。それぞれの引出し4は、1つの前板15、1つの引出し背壁16、2つの引出し側壁12(それぞれ1つの載置ウェブ2を備えた)、および1つの引出し底部3を有している。
【0032】
図2には、引出し4が概略的に断面図で示されている。この断面図の断面は、前板15の前側に平行に延びている。この断面図において引出し底部3は、フラットな板として認識可能である。この引出し底部3は、側部において載置ウェブ(載置脚片)2に載置されている。これらの載置ウェブ2は、この事例では形材形状の引出し側壁12と一体に形成されている。引出し底部3の下側には、両側に駆動装置6(好ましくはエジェクト装置)が配置されている。これらの駆動装置6の移動は、破線で示された同期化ロッド17を介して同期させることができる。従来の構成バリエーションでは、これらの駆動装置6は、それぞれ(プレート形状の)保持装置5を介して、引出し底部3の下側に、または載置ウェブ2の領域に固定されている。
【0033】
図3には、従来技術による固定バリエーションが概略的に示されている。この構成では引出し底部3は、載置ウェブ2の載置領域Aにおいて面一に載置されている。載置ウェブ2の領域には、舌片形状の収容部9が形成されている。保持装置5(駆動装置6とともに)は、固定要素8を介して収容部9内においてクランプされて保持されている。固定要素8の、引出し底部3に向けられた支持面Sは、載置ウェブ2の、引出し底部3とは反対側の面にクランプされて接触している。この図から明らかなように、固定領域の形状は比較的厚い。
【0034】
これに対して、図4には本発明に係る固定バリエーションが概略的に示されている。この固定バリエーションにおいても引出し底部3は、載置ウェブ2の載置領域Aにおいて載置されている。載置ウェブ2は、保持装置5の固定要素8のための、載置領域Aに隣接して配置された収容部9を有している。図示された固定状態BZにおいて固定要素8は、引出し底部3と収容部9との間においてクランプされて保持されている。このとき固定要素8の支持面Sは、引出し底部3に直接接触している。少なくとも1つの固定要素8の支持面Sは、載置ウェブ2の少なくとも1つの載置領域Aと一緒に、引出し底部3のためのほぼ平らな引出し底部・載置面Eを形成している。言い換えれば、支持面Sと載置領域Aとは、固定状態BZにおいて同一の水平平面に配置されている。引出し底部3は、引出し底部・載置面Eに面一に接触している。図3図4との比較から良好に分かるように、図4において固定領域は約1/3ほど薄く若しくは低く形成されている。
【0035】
図5には、従来技術による、駆動装置6を備えた保持装置5と載置ウェブ2とが示されている。下側の図は、引出し底部3を下から見た図である。載置ウェブ2には、2つの舌片形状の収容部9が形成されており、両収容部9内には、保持装置5の舌片形状の固定要素8が差し込まれている。収容部9の、舌片形状に曲げられた領域は、断面A-Aにおいて特に良好に認識可能である。この断面は、引出し側壁の側面に平行に延びている。引出し底部3は、載置ウェブ2の載置領域Aに載置されている。左上および右上における拡大された詳細図において認識できるように、固定要素8は収容部9の凹部内に進入しており、このとき支持面Sは、載置ウェブ2の金属薄板の長手延在方向Lに対して直角に測定して、載置領域Aから間隔をおいて配置されている。図面から分かるように、収容部9のための凹部は、比較的大きくなくてはならない。
【0036】
これに対して図6には、本発明の1実施例が示されている。下側の領域には、再び、引出し底部3を下から見た図が示されている。上側に示された断面B-Bは、引出し側壁12の側面に平行に延びている。断面B-Bにおいて分かるように、引出し底部3は載置ウェブ2に面一に接触している。駆動装置6のための保持装置5は、両固定要素8を介して載置ウェブ2の両収容部9内に差し込まれている。クランプ要素10は、さらに良好な保持のために役立つ。左上および右上の拡大された詳細図においては、それぞれ載置ウェブ2の、引出し底部3が接触している載置領域Aを見ることができる。収容部9は、載置領域Aから離れている凹部、または載置領域Aとは別体の凹部を有している。収容部9のこの凹部内に、固定要素8が進入している。固定要素8の、引出し底部3に向けられた支持面Sは、載置ウェブ2の載置領域Aと共に、ほぼ平らな引出し底部・載置面Eを形成している。さらに固定要素8は、支持面Sとは反対側の保持面Hを有している。この保持面Hは、固定状態BZにおいて収容部9の対応保持面Gに接触している。この対応保持面Gと保持面Hとは、載置領域Aに平行に方向付けられている。載置ウェブ2は、金属薄板として形成されており、このとき収容部9は、凹部としてこの金属薄板から曲げ出されている。載置ウェブ2は、約0.8mmの金属薄板厚さDを有している。保持装置5および該保持装置5の固定要素8は、同様に金属薄板の形態で形成されている。保持装置5は、金属薄板厚さDを有している。この金属薄板厚さDは、載置ウェブ2の金属薄板厚さDとほぼ等しい大きさである。両詳細図から特に良好に分かるように、収容部9の対応保持面Gは、金属薄板の長手延在方向Lに対して直角に測定して、金属薄板厚さDだけ載置領域Aから間隔をおいて配置されている。さらに明らかに認識できるように、固定要素8および収容部9は固定状態BZにおいて一緒に、金属薄板の長手延在方向Lに対して直角に測定して、載置ウェブ2の金属薄板厚さDの2倍の大きさである厚さを有している。断面B-Bにおいてだけ認識できるように、クランプ要素10は、引出し底部3に向けられたそれぞれ1つのクランプ面Kを有している。これらのクランプ面Kは、載置ウェブ2の、引出し底部3とは反対側に位置している対応クランプ面Mに接触している。
【0037】
図7には、アセンブリ1が引出しガイド18と一緒に斜視図で示されている。アセンブリ1は、駆動装置6のための保持装置5と、引出し底部3のための載置ウェブ2とから成っている。載置ウェブ2は、この事例では、図示されていない引出し側壁12のための形材形状の支持装置13の一部である。この支持装置13は、容器レールとも呼ぶことができ、引出し4の側部のフレーム部分を形成している。引出しガイド18は、引出しレール19および本体レール20を含んでいる。完全引出しの形態の引出しガイド18では、さらに中間レールが設けられていてもよい。支持装置13は、引出しレール19に解離可能に結合されている。図7に示された図において、固定要素8(正確には第1の固定要素8.1および第2の固定要素8.2の形態の)と、該固定要素8の支持面Sとを良好に認識することができる。さらに、図示されていない引出し底部3のための載置ウェブ2の載置領域Aを良好に見ることができる。引出し底部3は、図示されていない固定手段(例えばねじ)によって、載置ウェブ2に形成された切欠き21を介して、載置ウェブ2に不動に結合することができる。クランプ要素10は、この図では載置ウェブ2の下に位置している。これらのクランプ要素10によって、保持装置5は引出し底部3なしでも載置ウェブ2に固定することができる。それというのは、好ましくは舌片形状のクランプ要素10および固定要素8は、載置ウェブ2をいわばトング状に取り囲んでクランプしているからである。クランプ要素10が設けられていない場合には、確実な固定のために引出し底部3の組付けも必要である。
【0038】
図8図10においては、保持装置5の固定動作を見ることができる。
【0039】
まず、図8に示されているように(左側の)第1の固定要素8.1の、ノーズ形状の突出部22が、(左側の)第1の収容部9.1内に導入される。これによって第1の固定要素8.1の、引出し底部3とは反対側の保持面Hが、第1の収容部9.1の、引出し底部3に向けられた対応保持面Gと接触する。
【0040】
図9において保持装置5はさらに大きく旋回させられており、これによって(左側の)第1のクランプ要素10.1のクランプ面Kも、載置ウェブ2の対応クランプ面Mに接触する。右側に示された詳細図において認識できるように、(右側の)第2のクランプ要素10.2は切欠き23を有している。対応するように載置ウェブ2には、載置領域Aから離れる方向を向いている隆起部24が形成されている。両クランプ要素10.1,10.2は、それぞれ屈曲領域11を介して、保持装置5の引出し底部・接触領域5bに結合されている。
【0041】
図10において保持装置5は、載置ウェブ2に完全に不動にクランプされている。固定状態BZが得られている。すなわち第1の固定要素8.1の保持面Hは、第1の収容部9.1の対応保持面Gに接触しており、かつ第2の固定要素8.2の保持面Hは、第2の収容部9.2の対応保持面に接触している。図10の右側の詳細図において認識できるように、載置ウェブ2における隆起部24は、第2のクランプ要素10.2における(ここでは認識できない)切欠き23内に進入している。これによって特に確実な保持が与えられている。
【0042】
図11には、アセンブリ1が斜め下から見た斜視図で示されている。図12には同じアセンブリが、下から見た平面図で示されている。これらの図において、引出し底部3も載置ウェブ2に結合されており、したがって組付け位置MZが与えられている。保持装置5は、ほぼ平らな駆動装置・組付け領域5a、およびほぼ平らな引出し底部・接触領域5b、ならびに両固定要素8.1,8.2を有している。駆動装置・組付け領域5aには駆動装置6が、好ましくは解離可能に組み付けられている。図11において良好に認識できるように、両収容部9.1,9.2は舌片形状に形成されている。図11において同様に認識できるように、隆起部24は第2のクランプ要素10.2の切欠き23を貫いて突出している。両クランプ要素10.1,10.2はそれぞれクランプ面Kを介して、載置ウェブ2の、クランプ要素10.1,10.2によってカバーされた対応クランプ面Mに接触している。保持装置5の固定は、引出し底部3の組付け前に行うことができる(図7図10)。しかしながら好ましくは、保持装置5の固定は、載置ウェブ2に引出し底部3が組み付けられた場合に初めて行われることが提案されている。
【0043】
最後に図13にはさらに、保持装置5が駆動装置6および引出し底部3と一緒に正面図で示されている。図13において良好に認識できるように、駆動装置・組付け領域5aと引出し底部・接触領域5bとの間には、屈曲部5cが形成されている。この屈曲部5cは、駆動装置・組付け領域5aが引出し底部・接触領域5bに対して1°~15°、好ましくは3°~5°の角度範囲αにおいて引出し底部3の方向に曲げられているように形成されている。具体的には、約4°の角度が与えられている。これによって駆動装置6は、引出し底部3に向かって押圧される。この押圧は、振動のない保持のために、かつ僅かな所要スペースのために役立つ。
【符号の説明】
【0044】
1 アセンブリ
2 載置ウェブ
3 引出し底部
4 引出し
5 保持装置
5a 駆動装置・組付け領域
5b 引出し底部・接触領域
5c 屈曲部
6 駆動装置
7 家具本体
8 固定要素
8.1 第1の固定要素
8.2 第2の固定要素
9 収容部
9.1 第1の収容部
9.2 第2の収容部
10 クランプ要素
10.1 第1のクランプ要素
10.2 第2のクランプ要素
11 屈曲領域
12 引出し側壁
13 支持装置
14 家具
15 前板
16 引出し背壁
17 同期化ロッド
18 引出しガイド
19 引出しレール
20 本体レール
21 切欠き
22 ノーズ形状の突出部
23 切欠き
24 隆起部
A 載置領域
S 支持面
BZ 固定状態
E 平らな引出し底部・載置面
H 保持面
G 対応保持面
金属薄板厚さ 載置ウェブ
L 長手延在方向
金属薄板厚さ 保持装置
α 角度範囲
K クランプ面
M 対応クランプ面
MZ 組付け位置
OS 開放位置
SS 閉鎖位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13