(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-16
(45)【発行日】2022-08-24
(54)【発明の名称】窓付き管部材
(51)【国際特許分類】
F16L 37/44 20060101AFI20220817BHJP
G01F 1/28 20060101ALI20220817BHJP
G01P 13/00 20060101ALN20220817BHJP
【FI】
F16L37/44
G01F1/28 B
G01P13/00 D
(21)【出願番号】P 2018160684
(22)【出願日】2018-08-29
【審査請求日】2021-07-26
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2018年 アタックフェア in 大府にて公開
(73)【特許権者】
【識別番号】000227386
【氏名又は名称】日東工器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083895
【氏名又は名称】伊藤 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100175983
【氏名又は名称】海老 裕介
(72)【発明者】
【氏名】緒方 征嗣
【審査官】岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/166994(WO,A1)
【文献】特開2005-090622(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 37/44
G01F 1/28
G01P 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの流体配管部材の間に取り付けられる窓付き管部材であって、
一方の流体配管部材に固定され、外周面上に施錠凹部を有する第1管状部材と、
他方の流体配管部材に固定され、該第1管状部材を部分的に受け入れるようにされた第2管状部材と、
該第1管状部材と該第2管状部材との間に取り付けられて、該第1及び第2管状部材とともに流体通路を画定する管状の窓部材であって、少なくとも一部が透明材料により形成されていて該流体通路内を視認可能とする窓部材と、
を備え、
該第1管状部材が、
該一方の流体配管部材が固定される第1固定部と、
該第1固定部から該窓部材の内側を通って延びる延長部と、
該延長部から該第2管状部材の内側に延び、該施錠凹部が形成されている管状の内側連結部と、を有し、
該窓部材が、その一端が該第1固定部の外周面上に位置し、その他端が該内側連結部の外周面上に位置するように該第1管状部材上に取り付けられるようにされ、
該第2管状部材が、
他方の流体配管部材が固定される第2固定部と、
該第2固定部から該内側連結部の外周面上に延びて該内側連結部を受け入れる管状の外側連結部と、
該第2管状部材の内周面から内側に突出し該施錠凹部に係合して該第2管状部材を該第1管状部材に係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該係止を解除する係止解除位置との間で変位可能とされた施錠部材と、
該第2管状部材の外周面上で該第2管状部材の長手軸線の方向に変位可能に配置され、該施錠部材に径方向外側から係合して該施錠部材を該係止位置に拘束する連結位置と、該施錠部材が該係止解除位置に変位することを許容する連結解除位置との間で変位可能とされたスリーブと、を有し、
該施錠部材による該第1管状部材と該第2管状部材との連結を解除して該第1管状部材と該第2管状部材とを分離することにより、該窓部材が
該第1管状部材を分解することなく該第1管状部材
上から取り外せるようにされた、窓付き管部材。
【請求項2】
該第2管状部材の該外側連結部が径方向に貫通した施錠子保持孔を有し、該施錠部材が該施錠子保持孔内において径方向に変位可能に保持された施錠子である、請求項
1に記載の窓付き管部材。
【請求項3】
該施錠凹部が該内側連結部の該外周面上で周方向に環状に形成されており、該第2管状部材が、該第1管状部材に連結された状態で該第1管状部材に対して該長手軸線を中心に回転可能とされた、請求項
1又は
2に記載の窓付き管部材。
【請求項4】
該流体通路内において外部から該窓部材を通して視認可能な位置に配置され、該流体通路内を流れる流体によって該長手軸線の方向に変位又は該長手軸線を中心に回転するようにされた流れ表示部材をさらに備える、請求項1乃至
3の何れか一項に記載の窓付き管部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体配管部材の間に組み込まれて流体配管の一部を構成する管部材に関し、より詳細には、流体配管内の流体を視認することができるようにされた窓付き管部材に関する。
【背景技術】
【0002】
流体配管内の流体を視覚的に確認するために、透明材料で構成された部分から流体通路内部を視認できるようにした管部材が知られている。例えば特許文献1に示される管継手は、一方の流体配管部材に固定される本体と、他方の流体配管部材に固定されるアダプタと、それらの間に取り付けられた透明な外筒とを有し、外筒を通して流体通路内部を視認できるようになっている。流体通路内にはその中を流れる流体の流量に応じて変位するインジケータが配置されており、流体通路内のインジケータの位置を透明な外筒を通して観察することにより、流体通路内を流れる流体の流量を確認できるようになっている。アダプタは、流体通路内において本体の先細延長部にボルトにより固定されており、外筒は互いにネジ固定された本体とアダプタとの間に挟着されて固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような管継手は、しばらく使用していると流体通路内を流れる流体によって透明な外筒の内周面が汚れていき、流体通路内部の視認性が低下していく。そのため、定期的に外筒の内周面を洗浄したり外筒を交換したりする必要がある。外筒の内周面を洗浄するためには、少なくともアダプタを流体配管部材から取り外し、アダプタを固定しているボルトを外してアダプタを本体から取り外してから、外筒を外す必要がある。外筒を交換する場合も同様な作業が必要となる。このような作業は繁雑であった。
【0005】
そこで本発明は、流体配管部材から取り外すことなく、流体通路内部を視認するための窓部材を取り出して洗浄や交換を行うことを可能とする窓付き管部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明は、
2つの流体配管部材の間に取り付けられる窓付き管部材であって、
一方の流体配管部材に固定され、外周面上に施錠凹部を有する第1管状部材と、
他方の流体配管部材に固定され、該第1管状部材を部分的に受け入れるようにされた第2管状部材と、
該第1管状部材と該第2管状部材との間に取り付けられて、該第1及び第2管状部材とともに流体通路を画定する管状の窓部材であって、少なくとも一部が透明材料により形成されていて該流体通路内を視認可能とする窓部材と、
を備え、
該第2管状部材が、
該第2管状部材の内周面から内側に突出し該施錠凹部に係合して該第2管状部材を該第1管状部材に係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該係止を解除する係止解除位置との間で変位可能とされた施錠部材と、
該第2管状部材の外周面上で該第2管状部材の長手軸線の方向に変位可能に配置され、該施錠部材に径方向外側から係合して該施錠部材を該係止位置に拘束する連結位置と、該施錠部材が該係止解除位置に変位することを許容する連結解除位置との間で変位可能とされたスリーブと、を有し、
該施錠部材による該第1管状部材と該第2管状部材との連結を解除して該第1管状部材と該第2管状部材とを分離することにより、該窓部材が該第1管状部材と該第2管状部材との間から取り外せるようにされた、窓付き管部材を提供する。
【0007】
当該窓付き管部材においては、外部からスリーブを操作することにより施錠部材による第1管状部材と第2管状部材との連結を解除して第1管状部材と第2管状部材とを分離することができ、これにより第1管状部材と第2管状部材との間に取り付けられていた窓部材を取り外すことができる。すなわち、第1管状部材と第2管状部材とにそれぞれ流体配管部材が固定された状態のままでも第1管状部材と第2管状部材とを分離して窓部材を取り外すことができる。よって、当該窓付き管部材においては、流体配管部材から取り外すことなく、窓部材を取り出して窓部材の洗浄や交換を行うことが可能となる。
【0008】
具体的には、
該第1管状部材が、一方の流体配管部材が固定される第1固定部と、該第1固定部から該窓部材の内側を通って延びる延長部と、該延長部から該第2管状部材の内側に延びる管状の内側連結部と、を有し、
該第2管状部材が、他方の流体配管部材が固定される第2固定部と、該第2固定部から該内側連結部の外周面上に延びて該内側連結部を受け入れる管状の外側連結部と、を有し、
該施錠凹部が該内側連結部に形成されている、ようにすることができる。
【0009】
具体的には、該第2管状部材の該外側連結部が径方向に貫通した施錠子保持孔を有し、該施錠部材が該施錠子保持孔内において径方向に変位可能に保持された施錠子であるようにすることができる。
【0010】
好ましくは、該施錠凹部が該内側連結部の該外周面上で周方向に環状に形成されており、該第2管状部材が、該第1管状部材に連結された状態で該第1管状部材に対して該長手軸線を中心に回転可能とすることができる。
【0011】
このような構成により、例えば一方の流体配管部材が第1管状部材に固定されている状態で他方の流体配管部材を第2管状部材に螺合により固定することが可能となる。また、一方の流体配管部材と他方の流体配管部材とを長手軸線を中心に相対的に回転させることも可能となる。
【0012】
また、該流体通路内において外部から該窓部材を通して視認可能な位置に配置され、該流体通路内を流れる流体によって該長手軸線の方向に変位又は該長手軸線を中心に回転するようにされた流れ表示部材をさらに備えるようにすることもできる。
【0013】
以下、本発明に係る窓付き管部材の実施形態を添付図面に基づき説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態に係る窓付き管部材の側面図である。
【
図3】
図1の窓付き管部材の、ボールバルブが開位置となり流体通路内を流体が流れている状態を示す側面断面図である。
【
図4】
図1の窓付き管部材の、スリーブを連結解除位置とした状態を示す側面断面図である。
【
図5】
図4の状態から第1管状部材と第2管状部材とを分離する途中の状態を示す側面断面図である。
【
図6】
図5の状態から第1管状部材と第2管状部材とを分離した状態を示す側面断面図である。
【
図7】
図6の状態から窓部材を取り外した状態を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施形態に係る窓付き管部材1は、
図1に示すように、第1管状部材10と、第2管状部材12と、その間に取り付けられた管状の窓部材14とを備える。当該窓付き管部材1は、2つの流体配管部材P1、P2の間に取り付けられて流体配管の一部を構成する。
図2に示すように、第1管状部材10、第2管状部材12、及び窓部材14により流体通路16が画定される。窓部材14は、その全体が透明な樹脂材料により形成されており、外部から窓部材14を通して流体通路16内が視認可能となっている。
【0016】
第1管状部材10は、固定ねじ部18において一方の流体配管部材P1に固定される第1固定部20と、第1固定部20から窓部材14の内側を通って流体通路16内を当該窓付き管部材1の長手軸線Lの方向に延びる延長部22と、延長部22からさらに延びて第2管状部材12の内側に位置する管状の内側連結部24とを有する。内側連結部24は、流体通路16を確保するように径方向に放射状に延びるスパイダー部26を介して、ボルト28により延長部22に固定されている。内側連結部24の外周面24aには、周方向で環状に延びる施錠凹部30が形成されている。延長部22には径方向で四方に延びる延長部通路31が形成されており、延長部通路31は流体通路16の一部を構成している。第1固定部20には、流体通路16を開閉するためのボールバルブ32が設けられている。ボールバルブ32が
図2の閉位置にあるときには、流体通路16が閉止される。
【0017】
第2管状部材12は、固定ねじ部33において他方の流体配管部材P2に固定される第2固定部34と、第2固定部34から第1管状部材10の内側連結部24の外周面24a上に延びて内側連結部24を受け入れる外側連結部36とを有する。外側連結部36には径方向に貫通した施錠子保持孔38が形成されており、施錠子保持孔38には球状の施錠子(施錠部材)40が保持されている。また、外側連結部36の外周面36a上にはスリーブ42が配置されている。
図2の連結状態においては、施錠子40は外側連結部36の内周面36bから内側に突出して第1管状部材10の施錠凹部30に係合している。またスリーブ42は施錠子40に径方向外側から係合して、施錠子40を施錠位置に拘束している。これにより当該窓付き管部材1は、施錠子40によって第1管状部材10と第2管状部材12とが長手軸線Lの方向で係止された連結状態に維持される。第2管状部材12の外側連結部36の内周面36bには環状の弾性密封部材44が取り付けられ、連結状態においてはこの弾性密封部材44によって内側連結部24と外側連結部36との間が密封されている。
【0018】
窓部材14は、その一端46が第1管状部材10の第1固定部20における外周面20a上に位置し、その他端47が内側連結部24の外周面24a上に位置するように第1管状部材10上に取り付けられている。連結状態においては、窓部材14は、第1管状部材10と第2管状部材12との間に長手軸線Lの方向で挟まれて保持される。第1固定部20の外周面20aに環状の弾性密封部材48が取り付けられ、内側連結部24の外周面24aにも環状の弾性密封部材50が取り付けられており、窓部材14の内周面14aはこれら弾性密封部材48、50によって第1管状部材10に対して密封している。
【0019】
流体通路16内にはさらに、環状の羽根部材(流れ表示部材)52と、羽根部材52と内側連結部24との間に配置されたスプリング54とが設けられている。流体通路16内に流体が流れていないときには、羽根部材52は延長部通路31の外側位置にあり流体通路16を実質的に閉止している。
【0020】
上述のように内側連結部24の外周面24a上の施錠凹部30が周方向で環状に設けられているため、施錠子40を施錠凹部30に沿って周方向に変位させることができる。そのため、
図2の連結状態においては、第1管状部材10と第2管状部材12とを長手軸線Lを中心として相対的に回転させることができる。これにより、例えば第1管状部材10が一方の流体配管部材P1に固定されている状態で、第2管状部材12を回転させて他方の流体配管部材P2に螺合して固定することができる。また、第1管状部材10と第2管状部材12とにそれぞれ流体配管部材P1、P2を固定している状態で、2つの流体配管部材P1、P2を相対的に回転させることもできる。
【0021】
図3に示すように、ボールバルブ32を開位置とし、第1管状部材10から第2管状部材12に向かう方向で流体通路16内に流体が流れると、羽根部材52は流体から受ける圧力によりスプリング54の付勢力に抗して流れ方向(図で見て右方)に変位する。延長部22の外周面22aは下流側(図で見て右側)に向かって先細となっているため、羽根部材52が下流側に変位すると羽根部材52の内周面52aと延長部22の外周面22aとの間の隙間が大きくなり、流体は主としてこの隙間を通って流れる。羽根部材52は流体から受ける力とスプリング54から受ける付勢力とが釣合う位置にまで変位する。羽根部材52が流体から受ける力は流量の増加に伴い大きくなるため、羽根部材52の位置は流量に対応した位置となる。羽根部材52は透明な窓部材14の内側に位置しているため、羽根部材52の位置は外部から確認することができる。窓部材14の外周面14bには流量を示す目盛56(
図1)が形成されており、目盛56上での羽根部材52の位置から流体通路16内を流れる流体の流量を知ることができるようになっている。なお、羽根部材52は、流体により長手軸線Lの方向に変位するとともに、長手軸線Lを中心に回転するようになっている。
【0022】
スリーブ42は、外側連結部36に対して長手軸線Lの方向で、
図3に示す連結位置と
図4に示す連結解除位置との間で変位可能となっている。スリーブ42と第2固定部34との間にはスプリング58が配置されており、スリーブ42はスプリング58によって連結位置に向かって付勢されている。
図1に示すように、スリーブ42には切欠き60が設けられ、第2管状部材12の外周面12aには径方向に突出した突部62が設けられている。スリーブ42は、第2管状部材12の第2固定部34及び外側連結部36に対して長手軸線Lを中心に回転可能となっており、切欠き60が突部62と整合した回転位置にあるときには長手軸線Lの方向で連結解除位置にまで変位させることができるが、整合していないときには突部62が干渉して連結解除位置にまで変位させることができないようになっている。切欠き60が突部62と整合しない位置としておくことにより、誤ってスリーブ42が連結解除位置に変位されることを防止することができる。
【0023】
図1のように切欠き60と突部62とが整合した状態でスリーブ42を
図4の連結解除位置にまで変位させると、施錠子40に対する径方向外側からの係合が解除され、施錠子40は
図4の係止位置から径方向外側に変位することが許容された状態となる。この状態で第1管状部材10と第2管状部材12とを長手軸線Lの方向で相対的に引っ張ると、
図5に示すように施錠子40は係止位置から径方向外側に変位して係止解除位置となり第1管状部材10に対する係止が解除される。さらに第1管状部材10と第2管状部材12とを相対的に引っ張ると、
図6に示すように第2管状部材12は第1管状部材10から完全に分離される。これにより、第1管状部材10と第2管状部材12との間に保持されていた窓部材14は、
図7に示すように、第1管状部材10から長手軸線Lの方向に引っ張ることによって第1管状部材10から取り外すことができる。
【0024】
当該窓付き管部材1の流体通路16内は、流体を流すことにより徐々に汚れが付着することがある。そうすると、窓部材14の内周面14aが汚れて流体通路16内の羽根部材52を視認できなくなったり、羽根部材52に汚れが付着して羽根部材52が流量に応じた適切な位置に変位しなくなったりする虞がある。そのため、流体通路16内が汚れてきた場合には、流体通路16内を洗浄するか部品の交換をすることが必要になる。そのような場合には、上述のように第1管状部材10と第2管状部材12とを分離するとともに窓部材14を取り外すことにより、窓部材14や羽根部材52を洗浄したり交換したりすることができる。当該窓付き管部材1においては、特に第1管状部材10と第2管状部材12とを流体配管部材P1、P2から取り外すことなく窓部材14を取り外すことができるため、窓部材14などの洗浄や交換を従来のものに比べて容易に行うことができる。
【0025】
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、窓部材はその全体が透明材料で形成されている必要はなく、一部だけが透明材料で形成されていてもよい。また、流体通路内に配置される流れ表示部材は、長手軸線の方向への変位又は長手軸線を中心とした回転の一方の動きのみによって流体通路内の流れを表示するようなものでもよい。また、単に流体通路内に流体があるか否かや流体が流れているか否かだけを確認できればよい場合には、流れ表示部材を設けずに流体を直接確認するようにしてもよい。また、第1管状部材の固定部と内側連結部とをつなぐ延長部は流体通路内を延びている必要はなく窓部材の外側を延びるように構成することもできる。上記実施形態では、第1管状部材と第2管状部材とを連結するための施錠部材として球状の施錠子を利用して連結しているが、四角形や円筒形などの球以外の施錠子とすることもできるし、可撓性を有するアーム部を介して外側連結部に固定されたチャック部材のような他の形態の施錠部材とすることもできる。
【符号の説明】
【0026】
1 窓付き管部材
10 第1管状部材
12 第2管状部材
12a 外周面
14 窓部材
14a 内周面
14b 外周面
16 流体通路
18 固定ねじ部
20 第1固定部
20a 外周面
22 延長部
22a 外周面
24 内側連結部
24a 外周面
26 スパイダー部
28 ボルト
30 施錠凹部
31 延長部通路
32 ボールバルブ
33 固定ねじ部
34 第2固定部
36 外側連結部
36a 外周面
36b 内周面
38 施錠子保持孔
40 施錠子(施錠部材)
42 スリーブ
44 弾性密封部材
46 一端
47 他端
48 弾性密封部材
50 弾性密封部材
52 羽根部材(流れ表示部材)
52a 内周面
54 スプリング
56 目盛
58 スプリング
60 切欠き
62 突部
L 長手軸線
P1 流体配管部材
P2 流体配管部材