IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 楽天株式会社の特許一覧

特許7125467推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム
<>
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図1
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図2
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図3
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図4
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図5
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図6
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図7
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図8
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図9
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図10
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図11
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図12
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図13
  • 特許-推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-16
(45)【発行日】2022-08-24
(54)【発明の名称】推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20220817BHJP
【FI】
G06Q50/34
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020206693
(22)【出願日】2020-12-14
(65)【公開番号】P2022093952
(43)【公開日】2022-06-24
【審査請求日】2020-12-14
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000958
【氏名又は名称】特許業務法人 インテクト国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100120189
【弁理士】
【氏名又は名称】奥 和幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135518
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 隆
(72)【発明者】
【氏名】大野 益久
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-156292(JP,A)
【文献】特開2002-351849(JP,A)
【文献】特開2003-281306(JP,A)
【文献】特表2010-519970(JP,A)
【文献】特開2019-121023(JP,A)
【文献】特開2009-140187(JP,A)
【文献】特開2019-080816(JP,A)
【文献】特開平08-221495(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0058813(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得手段と、
前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする推奨装置。
【請求項2】
前記送信手段は、前記取得された時刻情報に基づいて、前記推奨情報を送信するタイミングを決定し、該決定されたタイミングに従って、前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の推奨装置。
【請求項3】
前記チケットを用いた前記競技場への入場が行われることに応じて、前記競技場への入場を示す入場情報を取得する入場情報取得手段を更に備え、
前記送信手段は、前記入場情報が取得されてから前記販売締切時刻までの間に、前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の推奨装置。
【請求項4】
前記投票券は、前記チケットで観戦可能な試合を含む複数の試合に対する投票を可能とする投票券であり、
前記販売締切時刻は、前記複数の試合のうち最初に開始される第1試合の開始時刻よりも前の時刻であって、且つ、前記競技場への入場が可能となる時刻よりも後の時刻であり、
前記送信手段は、前記チケットで観戦可能な前記試合が前記第1試合である場合、前記入場情報が取得されてから前記販売締切時刻までの間に、前記推奨情報を送信し、前記チケットで観戦可能な前記試合が前記第1試合ではない場合、前記投票券の販売締切日のうち前記販売締切時刻が経過する前に、前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の推奨装置。
【請求項5】
前記チケットで観戦可能な前記試合は、第1競技主体及び第2競技主体を含む複数の競技主体により行われ、
前記競技場は、前記試合を観戦するための観覧場であって、前記第1競技主体を応援する観客用の第1区域と、前記第2競技主体を応援する観客用の第2区域と、を含む観覧場を有し、
前記購入情報は、前記第1区域及び前記第2区域のうち、前記チケットの購入により前記購入者に割り当てられた区域を更に示し、
前記送信される推奨情報は、前記チケットで観戦可能な前記試合に対する投票内容として、前記第1競技主体の勝利及び第2競技主体の勝利を含む複数の選択肢のうち何れかの選択を可能とするユーザインタフェースを、前記端末装置により表示させる制御情報であって、前記第1区域及び前記第2区域のうち、前記取得された購入情報により示される方の区域が割り当てられた観客が応援する競技主体の勝利が選択された状態で前記ユーザインタフェースを表示させる制御情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の推奨装置。
【請求項6】
前記推奨情報は、前記チケットで観戦可能な前記試合の開催の予告を示す予告情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の推奨装置。
【請求項7】
コンピュータにより実行される推奨方法において、
競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得ステップと、
前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、
前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする推奨方法。
【請求項8】
コンピュータを、
競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得手段と、
前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信手段と、
として機能させることを特徴とする推奨プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競技の試合に対する投票に関する情報を提供する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所定の競技の試合の結果を予想して投票可能とするシステムが知られている。こうしたシステムにおいて、投票券の購入者は、予想が的中すると当せん金を受け取ることが可能である。例えば、日本においては、所謂サッカーくじとして、スポーツ振興くじが知られている。このスポーツ振興くじでは、試合の勝者や得点を予想可能である。また、スポーツ振興くじは、ウェブサイト、専用の売り場、コンビニエンスストア等で購入可能である。例えば、特許文献1には、店舗等に設置されるサッカーくじ発券装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2000-149081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、投票券が販売されているにも係わらず、想定したほどには投票券が購入されない場合がある。対象の競技を盛り上げるためにも、より多くの人々にその競技の投票券が購入されることが望ましい。
【0005】
本願発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、その課題の一例は、競技に関する投票券の購入者を効率的に増やすことを可能とする推奨装置、推奨方法、及び推奨プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得手段と、前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、試合のチケットの購入者に対して、その試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻よりも前に、その投票券の購入の推奨を示す推奨情報が送信される。チケットの購入者は、対象の試合を観戦するために競技場に行くものと想定される。そのため、チケットの購入者は、チケットを購入していないユーザと比較して、対象となる試合に興味を持っている可能性が高い。そうしたユーザに対して、その試合に関する投票券の購入を奨めることで、投票券が購入される可能性を高めることができる。従って、競技に関する投票券の購入者を効率的に増やすことができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記送信手段は、前記取得された時刻情報に基づいて、前記推奨情報を送信するタイミングを決定し、該決定されたタイミングに従って、前記推奨情報を送信することを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、投票券の販売締切時刻に応じたタイミングで推奨情報を送信することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記チケットを用いた前記競技場への入場が行われることに応じて、前記競技場への入場を示す入場情報を取得する入場情報取得手段を更に備え、前記送信手段は、前記入場情報が取得されてから前記販売締切時刻までの間に、前記推奨情報を送信することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、購入されたチケットで購入者が競技場に入場してから販売締切時刻までの間に、その購入者に対して推奨情報が送信される。チケットの購入者のうち、試合が行われる競技場に入場したユーザは、その試合を実際に観戦することになる。競技場に入場する前よりも入場した後の方が、ユーザによる試合に対する期待が高まる傾向がある。そうしたユーザに対して投票券の購入を奨めることで、投票券が購入される可能性を高めることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記投票券は、前記チケットで観戦可能な試合を含む複数の試合に対する投票を可能とする投票券であり、前記販売締切時刻は、前記複数の試合のうち最初に開始される第1試合の開始時刻よりも前の時刻であって、且つ、前記競技場への入場が可能となる時刻よりも後の時刻であり、前記送信手段は、前記チケットで観戦可能な前記試合が前記第1試合である場合、前記入場情報が取得されてから前記販売締切時刻までの間に、前記推奨情報を送信し、前記チケットで観戦可能な前記試合が前記第1試合ではない場合、前記投票券の販売締切日のうち前記販売締切時刻が経過する前に、前記推奨情報を送信することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、一の投票券で投票対象となる複数の試合のうち、最初に行われる第1試合のチケットの購入者に対しては、その購入者が競技場に入場してから販売締切時刻までの間に推奨情報が送信される。複数の試合のうち第1試合以外の試合のチケットの購入者に対しては、投票券の販売締切日のうち販売締切時刻よりも前に、推奨情報が送信される。第1試合のチケットの購入者は、販売締切時刻よりも前に、その試合が行われる競技場に入場可能である。そのため、競技場への入場後に投票券の購入を奨めることで、投票券が購入される可能性を高めることができる。その一方で、第1試合以外の試合のチケットの購入者は、販売締切時刻よりも前に競技場に入場することができない可能性がある。試合の開催日が近付くほど、ユーザによるその試合に対する期待が高まる傾向がある。そこで、たとえその購入者が競技場に入場していなくても、投票券の販売締切日に投票券の購入を奨めることで、投票券が購入される可能性を高めることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、前記チケットで観戦可能な前記試合は、第1競技主体及び第2競技主体を含む複数の競技主体により行われ、前記競技場は、前記試合を観戦するための観覧場であって、前記第1競技主体を応援する観客用の第1区域と、前記第2競技主体を応援する観客用の第2区域と、を含む観覧場を有し、前記購入情報は、前記第1区域及び前記第2区域のうち、前記チケットの購入により前記購入者に割り当てられた区域を更に示し、前記送信される推奨情報は、前記チケットで観戦可能な前記試合に対する投票内容として、前記第1競技主体の勝利及び第2競技主体の勝利を含む複数の選択肢のうち何れかの選択を可能とするユーザインタフェースを、前記端末装置により表示させる制御情報であって、前記第1区域及び前記第2区域のうち、前記取得された購入情報により示される方の区域が割り当てられた観客が応援する競技主体の勝利が選択された状態で前記ユーザインタフェースを表示させる制御情報を含むことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、端末装置が、推奨情報に含まれる制御情報に従って、購入されたチケットで観戦可能な試合に対して投票内容を入力するためのインタフェースを表示する。このインタフェースは、第1競技主体の勝利及び第2競技主体の勝利を含む複数の選択肢のうち何れかの選択を可能とする。このインタフェースにおいて、観覧場の中で、そのチケットの購入により購入者に割り当てられた区域が割り当てられる観客が応援する競技主体の勝利が予め選択されている。購入者は、その購入者が応援する競技主体を応援する観客用の区域を指定してチケットを購入する。従って、チケットの購入者は、その購入者が応援する方の競技主体が勝利することを望んでいる可能性が高い。そこで、購入者が望んでいる通りの選択肢を予め選択しておくことで、購入者による投票内容の入力作業を省くことができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、前記推奨情報は、前記チケットで観戦可能な前記試合の開催の予告を示す予告情報を含むことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、購入されたチケットで観戦可能な試合が開催されることを、購入者に思い出させることができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、コンピュータにより実行される推奨方法において、競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得ステップと、前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、競技の試合が行われる競技場へ入場するためのチケットが購入されたことを示す購入情報であって、前記チケットで観戦可能な試合と、前記チケットの購入者と、を示す購入情報を取得する購入情報取得手段と、前記取得された購入情報により示される前記試合に対して投票するための投票券の販売締切時刻を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記購入情報が取得されてから、前記取得された時刻情報により示される前記販売締切時刻が経過する前に、前記購入情報により示される前記購入者が利用する端末装置へ、前記投票券の購入の推奨を示す推奨情報を送信する送信手段と、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、競技に関する投票券の購入者を効率的に増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】一実施形態に係る投票システムSの概要構成の一例を示す図である。
図2】一実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3】データベースに記憶される情報の一例を示す図である。
図4】センターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。
図5】(a)及び(b)は、推奨情報の送信時期の例を示す図である。
図6】(a)は、推奨情報の表示例を示す図である。(b)は、投票内容入力画面の表示例を示す。
図7】(a)は、スタジアムの一例を示す図である。(b)は、投票内容入力画面の表示例を示す。
図8】一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨タイミング決定処理の一例を示すフローチャートである。
図9】一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される入場対応処理の一例を示すフローチャートである。
図10】一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨処理の一例を示すフローチャートである。
図11】くじDB14eに記憶される情報の一例を示す図である。
図12】(a)は、第1試合のチケットの購入者に対する推奨情報の送信時期の一例を示す図である。(b)は、第1試合と異なる試合のチケットの購入者に対する推奨情報の送信時期の一例を示す図である。
図13】投票内容入力画面の一例を示す図である。
図14】一実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨タイミング決定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態においては、本発明が、所定競技の試合の結果を予想してオンラインでの投票を可能とするシステムに適用される。投票により予想が的中したユーザは、例えば当せん金等の何らかの価値を有するものを受け取ることができる。本発明が適用される競技は、その競技が行われる競技場に入場するために、ユーザはチケットを購入することが必要又は可能であって、当該国の法律等において投票が許可されているものであれば特に限定されない。所定競技の例として、スポーツがある。スポーツの例として、サッカー、野球、テニス等が挙げられる。所定競技の他の例として、スポーツ以外のゲームがある。ゲームの例として、コンピュータゲーム、ビデオゲーム等が挙げられる。競技場の例として、球場、スタジアム、グラウンド、コート、体育館、イベント施設、その他競技が可能な施設が挙げられる。本発明が適用される競技は、複数の競技主体により行われる。競技主体は、競技を行う主体である。競技主体の例として、チーム、プレーヤー、ペア等が挙げられる。投票によって、競技主体に関する何かを予想することが一般的である。例えば、勝利する方の競技主体や、各競技主体が獲得するスコア等が予想可能である。以下では、本発明がサッカーくじに適用された場合の実施形態について説明する。
【0023】
[1.第1実施形態]
[1-1.投票システムの構成]
先ず、本実施形態に係る投票システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る投票システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0024】
図1に示すように、投票システムSは、センターサーバ1と、複数のユーザ端末2と、複数の認証端末3と、を備える。センターサーバ1と、各ユーザ端末2と、各認証端末3と、はネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0025】
センターサーバ1は、プロサッカーリーグにおけるサッカーの試合のチケットに関する各種処理を実行する。このチケットは、例えば電子チケットであってもよい。例えば、センターサーバ1は、何れのユーザが何れの試合の何れの席のチケットを購入したかを管理する。センターサーバ1は、チケットを販売するためのチケット販売サイトに関する処理も実行してもよい。ユーザは、チケット販売サイトにアクセスすることにより、チケットの購入が可能である。電子チケットの場合、チケットを購入すると、ユーザは、そのユーザのユーザ端末2にチケットをダウンロードすることができる。チケットには、例えばそのチケットを識別するためのコード情報が含まれてもよい。コード情報は、そのチケットを識別する情報等をエンコードすることにより得られる情報である。コード情報の例として、2次元コード(例えばQRコード(登録商標))、1次元のバーコード等が挙げられる。
【0026】
センターサーバ1は、更にサッカーくじに関する各種処理を実行する。例えば、センターサーバ1は、サッカーくじの購入を推奨する処理を実行する。具体的に、サッカーの試合のチケットの購入者が利用するユーザ端末2へ、投票を推奨する推奨情報を送信する。また、センターサーバ1は、サッカーくじを販売するくじ販売サイトに関する処理も実行してもよい。ユーザは、くじ販売サイトにアクセスすることにより、サッカーくじの購入が可能である。本実施形態においては、ユーザは、一のサッカーくじを購入することにより、そのユーザが選択した一の試合について、その試合の結果を予想することができる。
【0027】
なお、センターサーバ1は、チケットに関する処理を実行するサーバ装置と、サッカーくじに関する処理を実行するサーバ装置と、で構成されてもよい。そして、これらのサーバ装置が、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに接続されてもよい。
【0028】
各ユーザ端末2は、投票システムを利用可能なユーザにより利用される携帯可能な端末装置である。ユーザ端末2の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。なお、チケットやサッカーくじの購入自体は、据え置き型の端末装置を用いて可能であってもよい。据え置き型の端末装置の例として、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス等が挙げられる。また、各ユーザ端末2には、チケット用のアプリケーションがインストールされてもよい。チケット用のアプリケーションを利用して、ユーザは、サッカーの試合のチケットの購入、チケットのダウンロード及び表示、試合が行われるスタジアムへの入場等が可能である。また、各ユーザ端末2には、サッカーくじ用のアプリケーションがインストールされてもよい。サッカーくじ用のアプリケーションを利用して、ユーザは、サッカーくじを購入したり、当せん結果を確認したりすることができる。これらのアプリケーションは、例えばセンターサーバ1又は所定のアプリケーション配信システムからダウンロード可能であってもよい。各ユーザ端末2には、ウェブブラウザがインストールされていてもよい。ウェブブラウザを利用して、チケットの購入やサッカーくじの購入が可能であってもよい。
【0029】
各認証端末3は、チケットを用いたスタジアムへのユーザの入場を処理するために用いられる端末装置である。例えば、各スタジアムでは、試合開始の所定時間前(例えば、2時間前等)に開場してもよい。認証端末3は、例えばコード情報リーダを備えてもよい。コード情報リーダは、光学的にコード情報を読み取るための装置である。例えば、ユーザがユーザ端末2のディスプレイにチケットのコード情報を表示させて、そのディスプレイをコード情報リーダに近付ける。すると、コード情報リーダによりコード情報が読み取られ、認証端末3は、このコード情報をデコードして、元のチケットの情報を取得する。認証端末3は、例えば取得されたチケットの情報を、センターサーバ1へ送信する。センターサーバ1は、認証端末3から受信した情報と、センターサーバ1が記憶しているチケットの情報と、を比較して、入場を許可するか否かを判定する。センターサーバ1は、この判定結果を認証端末3へ送信し、認証端末3は判定結果を表示する。
【0030】
なお、スタジアムの入場方法は、コード情報を光学的に認証端末3に読み取らせることに限定されない。例えば、短距離無線通信により、ユーザ端末2が保持する電子チケットの情報がユーザ端末2から認証端末3へ送信されてもよい。或いは、電子チケットを表示したユーザ端末2をユーザが係員に提示し、その係員が所謂もぎりの操作(例えば、画面場で指をスライドさせる等)を行うことで、入場が可能であってもよい。
【0031】
[1-1.センターサーバの構成]
次に、センターサーバ1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、センターサーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インタフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インタフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
【0032】
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
【0033】
入出力インタフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインタフェース処理を行う。
【0034】
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、会員DB14a、スタジアムDB14b、試合DB14c、チケット購入情報DB14d、くじDB14e、推奨管理情報DB14f、くじ購入情報DB14g等のデータベース及びテーブルが記憶されている。「DB」は、データベースの略語である。
【0035】
図3は、データベースに記憶される情報の一例を示す図である。会員DB14aには、投票システムを利用可能なユーザに関する会員情報が、ユーザごとに記憶される。具体的に、会員DB14aには、会員情報として、ユーザID、氏名、住所、電話番号、電子メールアレス等が、互いに関連付けて記憶される。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。
【0036】
スタジアムDB14bには、サッカーの試合が行われるスタジアムに関するスタジアム情報が、スタジアムごとに記憶される。具体的に、スタジアムDB14bには、スタジアム情報として、スタジアムID、スタジアム名、ホームチームID、ホームチーム名、及び複数の座席情報が、互いに関連付けて記憶される。スタジアムIDは、スタジアムを識別する識別情報である。ホームチームIDは、対象のスタジアムを本拠とするサッカーチームであるホームチームを識別する識別情報である。座席情報は、対象のスタジアムのスタンドにある観客席に関する情報である。スタンドは、試合を観戦するための観覧場の一例である。座席の種類ごとに、座席情報が記憶される。スタンドは、複数の区域に分けられる。各区域に、同じ種類の座席が設置される。座席の種類の例として、メインスタンドSS指定席、メインスタンドS指定席、メインスタンド上段指定席、バックスタンドSS指定席、バックスタンドS席、バックスタンド指定席、サポーター指定席、ホーム自由席、ビジター席(アウェー席)等が挙げられる。各座席情報は、座席種別、観客者種別及び座席番号情報を含む。座席種別は、対象の座席の種類を示す。観客者種別は、対象の種類の座席が、対戦するチームのうち何れのチームを応援する観客用の座席であるかを示す。観客者種別は、例えば「ホーム」及び「アウェー」の何れかに設定される。「ホーム」は、対象の座席が、ホームチームを応援する側の観客用の座席であることを示す。「アウェー」は、対象の座席が、アウェーチームを応援する側の観客用の座席であることを示す。アウェーチームは、試合か行われるスタジアムを本拠としないサッカーチームである。例えば、ビジター席の観客者種別は「アウェー」に設定され、その他の観客者種別は「ホーム」に設定されてもよい。座席番号情報は、対象となる種類の座席に付与された座席番号の範囲を示す情報である。
【0037】
試合DB14cには、予定されているサッカーの試合に関する試合情報が、試合ごとに記憶される。具体的に、試合DB14cには、試合情報として、試合ID、試合日、試合開始時刻、スタジアムID、ホームチームID、アウェーチームID等が、互いに関連付けて記憶される。試合IDは、試合を識別する識別情報である。試合日は、対象の試合が行われる日である。試合開始時刻は、対象の試合が開示される時刻である。スタジアムIDは、対象の試合が行われるスタジアムを示す。ホームチームIDは、対象の試合に出るホームチームを示す。アウェーチームIDは、対象の試合に出るアウェーチームを示す。
【0038】
チケット購入情報DB14dには、サッカーの試合のチケットが購入されたことを示すチケット購入情報が、購入されたチケットごとに記憶される。具体的に、チケット購入情報DB14dには、チケット購入情報として、チケット番号、試合ID、スタジアムID、座席種別、座席番号、購入者ID、購入日時等が、互いに関連付けて記憶される。チケット番号は、チケットを識別する番号である。試合IDは、対象のチケットで観戦可能な試合を示す。スタジアムIDは、対象のチケットで入場可能なスタジアム、すなわち、対象のチケットで観戦可能な試合が行われるスタジアムを示す。座席種別は、対象のチケットにより購入者に割り当てられた座席の種類を示す。座席番号は、対象のチケットにより購入者に割り当てられた座席の番号である。自由席の場合、そのチケット購入情報は座席番号を含まなくてもよい。購入者IDは、対象のチケットを購入したユーザのユーザIDである。購入日時は、対象のチケットが購入された日時を示す。
【0039】
くじDB14eには、サッカーくじに関するくじ情報が、くじの実施回と種類との組み合わせごとに記憶される。具体的に、くじDB14eには、くじ情報として、くじID、実施回、くじ種別、試合ID、販売開始日時、販売締切日時等が、互いに関連付けて記憶される。くじIDは、サッカーくじを識別する識別情報である。実施回は、何回目のサッカーくじの実施であるかを示す。くじ種別は、予想方法でサッカーくじの種類を示す情報である。くじ種別の例として、1試合勝利チーム選択方式、1試合スコア選択方式等が挙げられる。1試合勝利チーム選択方式は、90分間の試合で勝利する方のチームを予想する方式である。1試合勝利チーム選択方式では、投票の際に、例えば「ホーム」、「アウェー」及び「その他」のうち何れか一つの選択が可能であってもよい。「ホーム」は、ホームチームが勝利すると予想することを選択したことを示す。「アウェー」は、アウェーチームが勝利すると予想することを選択したことを示す。「その他」は、90分間の試合では勝敗が付かないと予想することを選択したことを示す。1試合スコア選択方式は、90間の試合で両チームそれぞれが獲得するスコアを予想する方式である。1試合スコア選択方式では、投票の際に、例えば「0点」、「1点」、「2点」及び「3点以上」のうち何れか一つの選択が可能であってもよい。試合IDは、対象のくじで予想の対象となる試合を示す。販売開始日時は、対象のくじの販売が開始される日時を示す。販売締切日時は、対象のくじの販売が締め切られる日時を示す。くじ種別が互いに異なる複数のくじであっても、実施回が同一である複数のくじについては、販売開始日時及び販売締切日時のそれぞれが互いに同一であってもよい。販売締切日時は、予想の対象となる試合の開催日において、その試合が開始される時刻よりも前の時刻であってもよい。例えば、くじの販売締切時刻は、その試合が開始される時刻の所定時間前(例えば10分前等)の時刻であってもよい。この場合、システム制御部14が、試合DB14cに記憶される試合日及び試合開始時刻から、販売締切日時を自動的に計算し、この販売締切日時をくじDB14eに記憶させてもよい。なお、本実施形態において、単に販売開始日時、販売締切日時、販売締切日、又は販売締切時刻等というときは、チケットの販売に関する日時等を示すのではなく、サッカーくじの販売に関する日時等を示すものとする。
【0040】
推奨DB14fには、ユーザ端末2に対する推奨情報の送信の管理に用いられる推奨管理情報が、チケットが購入されるごとに記憶される。具体的に、推奨DB14fには、推奨管理情報として、チケット番号、購入者ID、及び一又は複数の推奨制御情報が、互いに関連付けて記憶される。チケット番号は、対象のチケットを示す。購入者IDは、対象のチケットを購入したユーザのユーザIDである。各推奨制御情報は、タイミング情報及び推奨フラグを含む。タイミング情報は、対象のチケットの購入者のユーザ端末2へ推奨情報が送信されるタイミングを示す。タイミング情報は、例えば推奨情報の送信日時及び「入場後」の何れかに設定されてもよい。「入場後」は、対象のチケットで購入者がスタジアムに入場した後に、推奨情報が送信されることを示す。推奨フラグは、対応するタイミング情報により示されるタイミングで推奨情報が送信されたか否かを示す。推奨フラグは、例えば「未」及び「済」の何れかに設定される。「未」は、推奨情報がまだ送信されていないことを示す。「済」は、推奨情報が既に送信されたことを示す。
【0041】
くじ購入情報DB14gは、購入されたサッカーくじに関するくじ購入情報が、サッカーくじの購入ごとに記憶される。具体的に、くじ購入情報DB14gには、くじ購入情報として、購入番号、購入者ID、購入日時、くじID、実施回、くじ種別、投票情報、口数等が、互いに関連付けて記憶される。購入番号は、くじの購入を識別する番号である。購入者IDは、くじの購入者のユーザIDである。購入日時は、くじが購入された日時を示す。くじIDは、購入されたサッカーくじを示す。投票情報は、購入者により入力された投票内容を示す。例えば、対象のサッカーくじの種別が、1試合勝利チーム選択方式である場合、投票情報は、「ホーム」、「アウェー」及び「その他」のうち何れか一つを含んでもよい。対象のサッカーくじの種別が、1試合スコア選択方式である場合、投票情報は、ホームチーム及びアウェーチームそれぞれに対応して、「0点」、「1点」、「2点」及び「3点以上」のうち何れか一つを含んでもよい。口数は、購入されたくじの数を示す。
【0042】
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、サッカーくじに関する処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0043】
通信部15は、例えばネットワークインタフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末2や認証端末3と接続し、これらの装置との通信状態を制御する。
【0044】
[1-3.システム制御部の機能概要]
次に、センターサーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について、図4乃至図7を用いて説明する。図4は、センターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図4に示すように、チケット購入情報取得部1101、販売締切時刻取得部1102、推奨情報送信部1103等として機能する。
【0045】
チケット購入情報取得部1101は、チケット購入情報を取得する。例えば、チケットが購入されるごとに、システム制御部11はチケット購入情報を生成し、このチケット購入情報をチケット購入情報DB14dに記憶させる。このときに、チケット購入情報取得部1101は、記憶されたチケット購入情報を取得してもよい。或いは、チケット購入情報取得部1101は、所定期間の間にチケット購入情報DB14dに記憶された一又は複数のチケット購入情報を、所定期間が経過するごとに取得してもよい。
【0046】
販売締切時刻取得部1102は、チケット購入情報取得部1101により取得されたチケット購入情報により示される試合に対して投票するためのサッカーくじの販売締切時刻を示す時刻情報を取得する。例えば、販売締切時刻取得部1102は、チケット購入情報に含まれる試合IDに関連付けて、くじDB14eに記憶された販売締切日時を、時刻情報として取得してもよい。
【0047】
推奨情報送信部1103は、チケット購入情報取得部1101によりチケット購入情報が取得されてから、販売締切時刻取得部1102により取得された時刻情報により示される販売締切時刻が経過する前に、そのチケット購入情報により示される、チケットの購入者が利用するユーザ端末2へ、サッカーくじの購入の推奨を示す推奨情報を送信する。これにより、サッカーの試合のチケットの購入者に対して、その試合に対応するサッカーくじの販売が締め切られる前に、そのサッカーくじを購入することが奨められる。
【0048】
図5(a)は、推奨情報の送信時期の一例を示す図である。図5(a)に示すように、販売開始日時から販売締切日時までの期間が、サッカーくじの販売期間である。或るユーザは、くじの販売期間内の何れかのタイミングで、チケットを購入した。この場合、推奨情報送信部1103は、チケットの購入時点からくじの販売締切日時までの期間内の何れかのタイミングで、推奨情報を送信する。推奨情報送信部1103は、一のユーザによる一の試合について、1回のみ推奨情報を送信してもよいし、複数回、推奨情報を送信してもよい。ユーザが、販売開始日時よりも前にチケットを購入した場合、推奨情報送信部1103は、販売開始日時以降にのみ推奨情報を送信してもよい。
【0049】
チケットを購入したユーザは、対象の試合を見るためにスタジアムに行くものと想定される。そのため、チケットを購入したユーザは、チケットを購入していないユーザと比較して、対象となる試合に興味を持っている可能性が高い。そうしたユーザに対して投票を奨めることで、チケットを購入していないユーザに奨めるよりも、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。
【0050】
推奨情報送信部1103は、推奨情報を、例えばプッシュ通知で送信する。例えば、推奨情報送信部1103は、推奨情報の送信に、FCM(Firebase Cloud Messaging)、APNs(Apple Push Notification Server)、又はPWA(Progressive Web Apps)等を利用してもよい。プッシュ通知で推奨情報を送信するためには、推奨情報を受け取るユーザと、その推奨情報の送信先のユーザ端末2(或いは、そのユーザ端末2にインストールされたチケット用のアプリケーション)とを紐付ける必要がある。例えば、ユーザが、チケット用のアプリケーションを利用して、チケットを購入したり、チケットをダウンロードしたりするために、ユーザ端末2がセンターサーバ1にアクセスすれば、センターサーバ1は、例えばそのユーザのユーザIDとそのユーザ端末2を識別する情報とを紐付けて記憶しておくことができる。
【0051】
推奨情報送信部1103は、販売締切時刻取得部1102により取得された時刻情報に基づいて、推奨情報を送信するタイミングを決定してもよい。そして、推奨情報送信部1103は、決定されたタイミングに従って、推奨情報を送信してもよい。例えば、推奨情報送信部1103は、推奨情報の送信日時を、販売締切日時のN1日前の時刻T1に決定してもよい。また、推奨情報送信部1103は、推奨情報の送信日時を、くじの販売締切日において、販売締切時刻から長さL1の時間前の時刻に決定してもよい。また、推奨情報送信部1103は、推奨情報の送信日時を、くじの販売締切日において、販売締切時刻より前の時刻T2に決定してもよい。この場合のN1とT1との組み合わせ、L1又はT2は、同一実施回のくじについて、全ユーザで共通であってもよいし、ユーザごとに異なっていてもよい。推奨情報送信部1103は、決定されたタイミングを示すタイミング情報を、推奨管理情報DB14fに記憶させてもよい。そして、推奨情報送信部1103は、推奨管理情報DB14fに記憶されたタイミング情報に従って、推奨情報を送信してもよい。
【0052】
推奨情報送信部1103は、チケットを用いてそのチケットの購入者がスタジアムに入場したことに応じて、その入場を示す入場情報を取得してもよい。そして、推奨情報送信部1103は、入場情報が取得されてから、くじの販売締切時刻までの間に、推奨情報を送信してもよい。従って、チケットで観戦可能な試合が行われるスタジアムに購入者が入場した後に、その試合に対応するサッカーくじを購入することが奨められる。本実施形態において、サッカーくじの販売締切時刻は、そのサッカーくじで投票対象となる試合が行われるスタジアムの開場時刻よりも早い。
【0053】
前述したように、認証端末2は、スタジアムにおいてユーザにより提示されたチケットからコード情報を読み取って、チケットの情報を取得する。この情報は、例えばチケット番号、スタジアムID、座席種別、座席番号、試合ID等を含んでもよい。認証端末2は、例えば取得した情報を含む入場許可問い合わせをセンターサーバ1へ送信してもよい。システム制御部11は、受信した入場許可問い合わせに含まれる情報に基づいて、入場を許可するか否かを判定する。推奨情報送信部1103は、例えば入場を許可すると判定された入場許可問い合わせを、入場情報として取得してもよい。
【0054】
図5(b)は、推奨情報の送信時期の一例を示す図である。図5(b)に示すように、或るユーザは、くじの販売期間内の何れかのタイミングで、チケットを購入した。そして、ユーザは、試合当日、チケットを提示してスタジアムに入場した。この場合、推奨情報送信部1103は、スタジアムへの入場時点から販売締切時刻までの期間内の何れかのタイミングで、推奨情報を送信する。例えば、推奨情報送信部1103は、ユーザの入場時点で推奨情報を送信してもよい。或いは、推奨情報送信部1103は、ユーザが入場してから長さL2の時間経過後に推奨情報を送信してもよい。或いは、推奨情報送信部1103は、ユーザの入場後、販売締切時刻前の時刻T3に推奨情報を送信してもよい。この場合のL2又はT3は、同一の試合について、全ユーザで共通であってもよいし、ユーザごとに異なっていてもよい。
【0055】
チケットでスタジアムに入場したユーザは、対象の試合を実際に観戦する。そのようなユーザは、その試合に対して相当の興味を持っていると考えられる。そうしたユーザに対して投票を奨めることで、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。
【0056】
推奨情報送信部1103は、チケットを購入したもののスタジアムに入場しなかったユーザに対して、対象の試合の開催日には、若しくはその開催日における販売締切時刻の所定時間前の時刻以降には、推奨情報を送信しなくてもよい。或いは、推奨情報送信部1103は、くじの販売締切時刻までに残された時間が所定時間未満となっても、ユーザがスタジアムに入場しない場合、その時点で推奨情報を送信してもよい。
【0057】
送信される推奨情報は、投票を奨めるメッセージ又はサッカーくじの購入を奨めるメッセージを少なくとも含む。そのようなメッセージの例として、「サッカーくじでチームを盛り上げよう。」、「サッカーくじでもチームを応援しませんか?」等が挙げられる。推奨情報は、購入されたチケットで観戦可能な試合の開催の予告を示すリマインダ情報を更に含んでもよい。これにより、推奨情報は、試合の開催についてのリマインダとしての機能をも有する。リマインダ情報は、対象の試合の開催日までの残りの日数又はその試合の開始時刻までの残り時間に応じて変化してもよい。また、リマインダ情報は、試合の開催日までの残りの日数若しくは開始時刻までの残り時間を明示又は暗示する情報を含んでもよい。リマインダ情報の例として、「試合まであと3日!」、「いよいよ明日試合ですね」、「まもなく試合が始まります」等が挙げられる。
【0058】
また、推奨情報は、サッカーくじ用のアプリケーションをユーザ端末2に起動させるための起動制御情報を含んでもよい。この起動制御情報は、例えばユーザ端末2が解釈可能なコマンド、スクリプト又はプログラムであってもよい。また、起動制御情報は、購入されたチケットで観戦可能な試合に対する投票内容として、ホームチームの勝利及びアウェーチームの勝利を含む複数の選択肢のうち何れかの選択を可能とする投票内容入力用のユーザインタフェースを、ユーザ端末2により表示させる情報であってもよい。例えば、起動制御情報は、サッカーくじ用のアプリケーションにおいて、投票内容入力画面をユーザ端末2により表示させる情報であってもよい。投票内容入力画面は、投票内容をユーザが入力するための画面である。また、起動制御情報は、購入されたチケットで観戦可能な試合の結果に対する投票内容を入力するための投票内容入力画面を表示させる情報であってもよい。例えば、起動制御情報は、購入されたチケットで観戦可能な試合に対応するくじのID及び実施回の少なくとも何れか一方を含んでもよい。起動制御情報により、チケットの購入者が観戦すると想定される試合に対応する投票内容入力画面が表示されるので、購入者は、煩わしい操作を省略して、投票内容の入力を開始することができる。
【0059】
図6(a)は、推奨情報の表示例を示す図である。図6(a)に示す推奨情報100は、「試合まであと3日!サッカーくじでチームを盛り上げよう。[第2000回サッカーくじを買う]」というメッセージを含む。図6(b)は、投票内容入力画面の表示例を示す。ユーザが、ユーザ端末2の画面に表示された推奨情報100を選択すると、ユーザ端末2は、推奨情報100に含まれる起動制御情報に従って、サッカーくじ用のアプリケーションを起動し、図6(b)に示す投票内容入力画面200を表示する。投票内容入力画面200は、例えばくじ選択メニュー210、インタフェース220、購入ボタン230等を含んでもよい。くじ選択メニュー210は、購入するくじを選択するためのプルダウンメニューである。投票内容入力画面200の表示開始時点においては、購入されたチケットで観戦可能な試合に対して投票するためのサッカーくじが選択された状態で、くじ選択メニュー210が表示される。インタフェース220は、投票内容入力用のユーザインタフェースの一例である。くじ種別が1試合勝利チーム選択方式である場合、インタフェース220は、ホーム221、その他ボタン222、及びアウェーボタン223を含む。ホーム221は、ホームチームが勝利する方に投票するためのボタンである。ホーム221上には、ホームチームの名称が表示されてもよい。その他ボタン222は、90分の試合では勝敗が付かない方に投票するためのボタンである。アウェーボタン221は、アウェーチームが勝利する方に投票するためのボタンである。アウェーボタン223上には、アウェーチームの名称が表示されてもよい。くじ種別が1試合スコア選択方式である場合、インタフェース220は、試合を行う2チームそれぞれの名称を含む。また、インタフェース220は、2チームそれぞれについて、0点ボタン、1点ボタン、2点ボタン、3点以上ボタンを含む。これらのボタンのそれぞれは、対応するスコアを選択するためのボタンである。購入ボタン230は、インタフェース220を操作して入力した内容で、くじを購入するためのボタンである。購入ボタン230が押されると、ユーザ端末2は、例えば口数を入力するための画面を表示してもよい。ユーザが口数を入力し、くじの購入を確定させる操作を行うと、ユーザ端末2は、例えば入力された投票内容を示す投票情報、口数、くじID、ユーザID等を含む購入要求を、センターサーバ1へ送信する。システム制御部11は、受信された購入要求に含まれる情報に基づいて、くじ購入情報を生成し、このくじ購入情報を、くじ購入情報DB14gに記憶させる。推奨情報送信部1103は、サッカーくじを購入したユーザに対しては、推奨情報を送信しないように、推奨管理情報DB14fを更新してもよい。
【0060】
推奨情報に含まれる起動制御情報は、スタジアムにあるスタンドを座席の種類で分けた複数の区域のうち、チケット購入情報取得部1101により取得されたチケット購入情報により示される区域が割り当てられた観客が応援する方のチームの勝利が選択された状態で、投票内容入力用のユーザインタフェースを、ユーザ端末2により表示させる情報であってもよい。例えば、起動制御情報は、推奨投票情報を含んでもよい。推奨投票情報は、推奨される投票内容を示す。推奨投票情報は、例えば「ホーム」及び「アウェー」の何れかに設定されてもよい。「ホーム」は、ホームチームの勝利に投票することが推奨されることを示す。「アウェー」は、アウェーチームの勝利に投票することが推奨されることを示す。スタンドは、大別して、ホームチームを応援する観客が試合を観戦するための区域と、アウェーチームを応援する観客が試合を観戦するための区域と、を有してもよい。チケットを購入することにより、その購入者に対して、試合を観戦するために何れかの方の区域(にある座席)が割り当てられる。チケット購入情報は、スタジアムID及び座席種別を含む。スタジアムDB14bに記憶された観客者種別を参照することにより、スタジアムIDと座席種別との組み合わせから、何れの区域が割り当てられたかを特定することが可能である。従って、この組み合わせは、チケットの購入により購入者に割り当てられた区域を示す。
【0061】
図7(a)は、スタジアムの一例を示す図である。図7(a)に示すスタジアム300は、グラウンド310と、区域320と、区域330と、を少なくとも有する。区域320は、スタンドにおいて、ビジター席以外の座席がある区域である。区域330は、スタンドにおいて、ビジター席がある区域である。或るユーザは、区域320にある座席のチケットを購入した。図7(b)は、投票内容入力画面の表示例を示す。そのユーザのユーザ端末2へセンターサーバ1から推奨情報が送信されて、ユーザは、画面に表示された推奨情報を表示する。すると、ユーザ端末2は、図7(b)に示す投票内容入力画面200を表示する。ここで、インタフェース220の中で、ホーム221が既に選択されている状態で表示されている。ユーザは、そのまま購入ボタン230を押して、くじを購入してもよい。或いは、ユーザは、投票内容を変更してもよい。
【0062】
投票内容入力画面で投票内容を入力することは、ユーザにとって煩わしい作業であるかもしれない。ユーザがそのように考えた場合、投票内容入力画面が表示されても、そのユーザはサッカーくじの購入を躊躇する可能性がある。チケット購入情報から、チケットの購入者が応援する蓋然性がある方のチームが特定可能である。もし投票するのであれば、ユーザは、そのユーザが応援するチームが勝利する方に投票する可能性が、それ以外に投票する可能性よりも高い。そこで、ユーザが入力する可能性が高い投票内容が予め入力された状態で、ユーザインタフェースが表示されることで、ユーザは投票内容の入力作業を省略することができる。これにより、ユーザがサッカーくじを購入しやすくなる。
【0063】
[1-4.投票システムの動作]
次に、投票システムSの動作について、図8乃至図10を用いて説明する。以下に説明する動作例は、サッカーくじの販売締切日よりも前の日に推奨情報が送信されるとともに、ユーザがスタジアムに入場した後にも推奨情報が送信される場合の動作例である。
【0064】
図8は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨タイミング決定処理の一例を示すフローチャートである。例えば、所定時間(例えば1日、6時間等)が経過するごとに、システム制御部11は、推奨タイミング決定処理を実行してもよい。
【0065】
図8に示すように、チケット購入情報取得部1101は、チケット購入情報DB14dから、現時点の所定時間前から現時点までの期間内の購入時刻を含むチケット購入情報を検索する(ステップS101)。次いで、チケット購入情報取得部1101は、検索されたチケット購入情報のうち一つを選択する(ステップS102)。
【0066】
次いで、販売締切時刻取得部1102は、選択されたチケット購入情報に対応する販売締切日時を取得する(ステップS103)。例えば、販売締切時刻取得部1102は、チケット購入情報から試合IDを取得する。販売締切時刻取得部1102は、くじDB14eから、この試合IDに関連付けられたくじ情報を検索する。販売締切時刻取得部1102は、検索されたくじ情報から販売締切日時を取得する。
【0067】
次いで、推奨情報送信部1103は、今日から販売締切日までの残りの日数に応じて、推奨情報の送信日時を1以上決定する(ステップS104)。例えば、推奨情報送信部1103は、販売締切日から所定日数前の日を、推奨情報の送信日に決定し、所定時刻を、推奨情報の送信時刻に決定してもよい。残りの日数が所定値未満である場合、推奨情報送信部1103は、推奨情報の送信日時を決定しなくてもよい。推奨情報送信部1103は、決定された送信日時を示すタイミング情報を生成する。推奨情報送信部1103は、生成されたタイミング情報と、「未」に設定された推奨フラグと、をチケット購入情報に含まれるチケット番号及び購入者IDに関連付けて、推奨管理情報DB14fに記憶させる。
【0068】
次いで、推奨情報送信部1103は、スタジアムへの入場後を、推奨情報の送信タイミングとして決定する(ステップS105)。例えば、推奨情報送信部1103は、「入場後」に設定されたタイミング情報と、「未」に設定された推奨フラグと、をチケット購入情報に含まれるチケット番号及び購入者IDに関連付けて、推奨管理情報DB14fに記憶させる。
【0069】
次いで、チケット購入情報取得部1101は、検索されたチケット購入情報のうち、まだ選択されていないチケット購入情報があるか否かを判定する(ステップS106)。選択されていないチケット購入情報がある場合(ステップS106:YES)、処理はステップS102に進み、チケット購入情報取得部1101は、まだ選択されていないチケット購入情報の中から一つを選択する。一方、選択されていないチケット購入情報がない場合(ステップS106:NO)、推奨タイミング決定処理は終了する。
【0070】
図9は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される入場対応処理の一例を示すフローチャートである。チケットの購入者は、試合の開催日にスタジアムに入場する際にそのチケットを提示する。認証端末3は、そのチケットからコード情報を読み取って、入場許可問い合わせをセンターサーバ1へ送信する。センターサーバ1は、入場許可問い合わせに基づいて、入場を許可するか否かを判定する。例えば、入場を許可すると判定されたときに、システム制御部11は入場対応処理を実行してもよい。
【0071】
図9に示すように、推奨情報送信部1103は、入場許可問い合わせからチケット番号を取得する(ステップS201)。
【0072】
次いで、推奨情報送信部1103は、推奨管理情報DB14fから、取得されたチケット番号に関連付けられたタイミング情報のうち、「入場後」に設定されたタイミング情報を検索する(ステップS202)。検索の結果、推奨情報送信部1103は、該当するタイミング情報があるか否かを判定する(ステップS203)。該当するタイミング情報がない場合(ステップS203:NO)、入場対応処理は終了する。
【0073】
一方、該当するタイミング情報がある場合(ステップS203:YES)、販売締切時刻取得部1102は、取得されたチケット番号に対応する販売締切日時を取得する(ステップS204)。例えば、販売締切時刻取得部1102は、チケット購入情報DB14dから、チケット番号に関連付けられたチケット購入情報を取得する。販売締切時刻取得部1102は、チケット購入情報から試合IDを取得する。販売締切時刻取得部1102は、くじDB14eから、この試合IDに関連付けられたくじ情報を検索する。販売締切時刻取得部1102は、検索されたくじ情報から販売締切日時を取得する。
【0074】
次いで、推奨情報送信部1103は、現在日時が販売締切日時よりも前の時刻であるか否かを判定する(ステップS205)。現在日時が販売締切日時よりも前の時刻である場合(ステップS205:YES)、推奨情報送信部1103は、現在時刻から販売締切日時までの範囲内で、推奨情報の送信日時を決定する。推奨情報送信部1103は、検索されたタイミング情報を、決定された送信日時で書き換えて(ステップS206)、入場対応処理は終了する。一方、現在日時が販売締切日時よりも前の時刻ではない場合(ステップS205:NO)、推奨情報送信部1103は、検索されたタイミング情報を含む推奨管理情報を、推奨管理情報DB14fから削除して(ステップS207)、入場対応処理は終了する。
【0075】
図10は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨処理の一例を示すフローチャートである。例えば、所定時間(例えば、1分、3分、5分等)が経過するごとに、システム制御部11は、推奨処理を実行してもよい。
【0076】
図10に示すように、推奨情報送信部1103は、推奨管理情報DB14fから、既に経過している送信日時を示すタイミング情報を含み、且つ「未」に設定された推奨フラグを含む推奨管理情報を検索する(ステップS301)。次いで、推奨情報送信部1103は、検索された推奨管理情報のうち一つを選択する(ステップS302)。
【0077】
次いで、推奨情報送信部1103は、選択された推奨管理情報に対応するチケット購入情報、試合情報、スタジアム情報、及びくじ情報を取得する(ステップS303)。例えば、推奨情報送信部1103は、選択された推奨管理情報に関連付けられたチケット番号を、推奨管理情報DB14fから取得する。また、推奨情報送信部1103は、チケット購入情報DB14dから、このチケット番号に関連付けられたチケット購入情報を取得する。また、推奨情報送信部1103は、このチケット購入情報に含まれる試合IDに関連付けられた試合情報を、試合DB14cから取得する。また、推奨情報送信部1103は、この試合IDに関連付けられたくじ情報であって、くじ種別が1試合勝利チーム選択方式であるくじ情報を、くじDB14eから取得する。また、推奨情報送信部1103は、取得されたチケット購入情報に含まれるスタジアムIDに関連付けられたスタジアム情報を、スタジアムDB14bから取得する。
【0078】
次いで、推奨情報送信部1103は、推奨情報として、投票を奨めるメッセージを生成する(ステップS304)。次いで、推奨情報送信部1103は、リマインダ情報として、販売締切日時までの残りの日数又は時間に応じたメッセージを取得する。そして、推奨情報送信部1103は、取得されたリマインダ情報を、推奨情報に追加する(ステップS305)。
【0079】
次いで、推奨情報送信部1103は、取得されたチケット購入情報により示されるチケットが、ホームチームを応援する観客用の座席のチケットであるか否かを判定する(ステップS306)。例えば、推奨情報送信部1103は、チケット購入情報から座席種別を取得する。推奨情報送信部1103は、取得されたスタジアム情報から、座席種別に対応する座席情報を取得する。取得された座席情報に含まれる観客者種別が「ホーム」である場合、推奨情報送信部1103は、チケットが、ホームチームを応援する観客用の座席のチケットであると判定する(ステップS306:YES)。この場合、推奨情報送信部1103は、推奨投票情報を「ホーム」に設定する(ステップS307)。一方、観客者種別が「アウェー」である場合(ステップS306:NO)、推奨情報送信部1103は、推奨投票情報を「アウェー」に設定する(ステップS308)。
【0080】
ステップS307又はS308の後、推奨情報送信部1103は、起動制御情報を生成する(ステップS309)。例えば、推奨情報送信部1103は、起動制御情報として、くじ用のアプリケーションを起動して投票内容入力画面を表示するためのコマンド等を取得する。推奨情報送信部1103は、取得されたくじ情報から、くじID、実施回、くじ種別、試合ID等を取得する。推奨情報送信部1103は、推奨投票情報と、取得されたくじID、実施回、くじ種別、試合ID等を、起動制御情報に追加する。
【0081】
次いで、推奨情報送信部1103は、生成された起動制御情報を、推奨情報に追加する(ステップS310)。次いで、推奨情報送信部1103は、推奨情報を、取得されたチケット購入情報に含まれる購入者IDにより示される購入者のユーザ端末2へ送信する(ステップS311)。次いで、推奨情報送信部1103は、選択された推奨管理情報に含まれる推奨フラグを「済」に変更する(ステップS312)。
【0082】
次いで、推奨情報送信部1103は、検索された推奨管理情報のうち、まだ選択されていない推奨管理情報があるか否かを判定する(ステップS313)。選択されていない推奨管理情報がある場合(ステップS313:YES)、処理はステップS302に進み、推奨情報送信部1103は、まだ選択されていない推奨管理情報の中から一つを選択する。一方、選択されていない推奨管理情報がない場合(ステップS313:NO)、推奨処理は終了する。
【0083】
推奨情報を受信したユーザ端末2は、推奨情報に含まれるメッセージを画面に表示する。また、ユーザ端末2は、情報の着信を示す振動を発生させ又は着信音を出力してもよい。ユーザが、画面に表示されたメッセージを選択すると、ユーザ端末2は、推奨情報に含まれる起動制御情報に従って、くじ用のアプリケーションを起動して、投票内容入力画面を表示する。このとき、ユーザ端末2は、起動制御情報に含まれるくじIDにより示されるくじが選択された状態でくじ選択メニュー210を表示させる。また、ユーザ端末2は、くじ種別に対応するインタフェース220を表示する。また、ユーザ端末2は、起動制御情報に含まれる試合IDにより示される試合を行うホームチーム及びアウェーチームそれぞれの名称の情報を取得する。ユーザ端末2は、取得された名称の情報を、インタフェース220内の対応する箇所に表示する。また、起動制御情報内の推奨投票情報が「ホーム」に設定されている場合、ユーザ端末2は、ホームボタン221を選択状態に設定する。一方、推奨投票情報が「アウェー」に設定されている場合、ユーザ端末2は、アウェーボタン223を選択状態に設定する。
【0084】
以上説明したように、本実施形態によれば、センターサーバ1が、スタジアムへ入場するためのチケットが購入されたことを示すチケット購入情報であって、チケットで観戦可能な試合を示す試合IDと、チケットの購入者を示す購入者IDと、を含むすチケット購入情報を取得する。また、センターサーバ1が、取得されたチケット購入情報により示される試合に対して投票するためのサッカーくじの販売締切時刻を示す販売締切日時を取得する。また、センターサーバ1が、チケット購入情報が取得されてから、取得された販売締切日時により示される販売締切時刻が経過する前に、チケット購入情報により示される購入者が利用するユーザ端末2へ、サッカーくじの購入の推奨を示す推奨情報を送信する。従って、サッカーくじの購入者を効率的に増やすことができる。
【0085】
ここで、センターサーバ1が、取得された販売締切日時に基づいて、推奨情報を送信するタイミングを決定してもよい。また、センターサーバ1が、決定されたタイミングに従って、推奨情報を送信してもよい。この場合、サッカーくじの販売締切時刻に応じたタイミングで推奨情報を送信することができる。
【0086】
また、センターサーバ1が、チケットを用いたスタジアムへの入場が行われることに応じて、スタジアムへの入場を示す入場情報を取得してもよい。また、センターサーバ1が、入場情報が取得されてから販売締切時刻までの間に、推奨情報を送信してもよい。この場合、スタジアムに入場することにより、試合に対する期待が高まっているユーザに対してサッカーくじの購入が奨められる。従って、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。
【0087】
また、センターサーバ1が、購入されたチケットで観戦可能な試合に対する投票内容として、ホームチームの勝利及びアウェーチームの勝利を含む複数の選択肢のうち何れかの選択を可能とするインタフェース220を、ユーザ端末2により表示させる制御情報であって、スタンドに含まれる複数の区域のうち、取得されたチケット購入情報により示される区域が割り当てられた観客が応援するチームの勝利が選択された状態でインタフェース220を表示させる制御情報を含む推奨情報を送信してもよい。この場合、購入者が望んでいる通りの選択肢を予め選択しておくことで、購入者による投票内容の入力作業を省くことができる。
【0088】
また、センターサーバ1が、チケットで観戦可能な試合の開催の予告を示すリマインダ情報を含む推奨情報を送信してもよい。この場合、購入されたチケットで観戦可能な試合が開催されることを、購入者に思い出させることができる。
【0089】
[2.第2実施形態]
次に、図11乃至図14を参照して第2実施形態について説明する。以下に説明する点を除き、第2実施形態は第1実施形態と同一であってもよい。本実施形態においては、ユーザは、一つのサッカーくじを購入することにより、複数の試合全部の結果の予想が可能である。更に、ユーザが選択した一の試合の結果のみを予想することが可能なサッカーくじの購入も可能であってもよい。但し、本実施形態においては、一の試合の結果のみを予想するサッカーくじに関する詳細な説明は省略する。
【0090】
図11は、くじDB14eに記憶される情報の一例を示す図である。本実施形態におけるくじDB14eには、くじ情報として、くじID、実施回、くじ種別、試合リスト、販売開始日時、販売締切日時等が、互いに関連付けて記憶される。本実施形態のくじ種別として、13試合勝利チーム選択方式、5試合勝利チーム選択方式、及び3試合スコア選択方式があってもよい。13試合勝利チーム選択方式は、予め定められた13試合のそれぞれについて、90分間の試合で勝利する方のチームを予想する方式である。この13試合は、同日に又は数日の期間内に行われる試合であってもよい。5試合勝利チーム選択方式は、その13試合のうち、予め定められた5試合のそれぞれについて、90分間の試合で勝利する方のチームを予想する方式である。第1実施形態の場合と同様に、勝利チーム選択方式では、投票の際に、各試合について、「ホーム」、「アウェー」及び「その他」のうち何れか一つの選択が可能であってもよい。3試合スコア選択方式は、その13試合のうち、予め定められた3試合のそれぞれについて、90間の試合で両チームそれぞれのスコアを予想する方式である。第1実施形態の場合と同様にスコア選択方式では、投票の際に、各試合について、「0点」、「1点」、「2点」及び「3点以上」のうち何れか一つの選択が可能であってもよい。くじ種別として、更に1試合勝利チーム選択方式及び1試合スコア選択方式があってもよい。13試合勝利チーム選択方式のサッカーくじの実施回と、このくじで投票対象となる13試合のうち少なくとも何れかを投票対象とする5試合勝利チーム選択方式、3試合スコア選択方式、1試合勝利チーム選択方式、及び1試合スコア選択方式のサッカーくじの実施回とは、同一であってもよい。試合リストは、対象のくじで予想の対象となる試合のリストである。例えば、13試合勝利チーム選択方式の場合、試合リストは13試合の情報を含む。5試合勝利チーム選択方式の場合、試合リストは5試合の情報を含む。3試合スコア選択方式の場合、試合リストは3試合の情報を含む。1試合勝利チーム選択方式及び1試合スコア選択方式の場合、試合リストは1試合の情報を含む。例えば、試合リストに含まれる各試合の情報は、例えばその試合の試合ID及び開始時刻を含んでもよい。販売締切日時は、対象のサッカーくじで投票対象となる試合のうち、最初に開始される試合の開始日時に基づいて決定されてもよい。投票対象となる試合のうち、最初に開始される試合を、第1試合という。例えば、販売締切日は、第1試合の開催日と同一であって、且つ販売締切時刻は、その第1試合の開始時刻の所定時間前(例えば10分前等)の時刻であってもよい。なお、同一日時に試合が開始されることにより、一のサッカーくじについて複数の第1試合が存在してもよい。
【0091】
本実施形態において、推奨情報送信部1103は、購入されたチケットで観戦可能な試合が、一のサッカーくじで投票対象となる複数の試合のうちの第1試合である場合、入場情報が取得されてから販売締切時刻までの間に、推奨情報を送信してもよい。一方、推奨情報送信部1103は、購入されたチケットで観戦可能な試合が、その複数の試合のうち第1試合と異なる試合である場合、第1試合が行われる日のうち販売締切時刻が経過する前に、推奨情報を送信してもよい。
【0092】
図12(a)は、第1試合のチケットの購入者に対する推奨情報の送信時期の一例を示す図である。例えば、第1試合のチケットを購入したユーザは、第1試合の当日に、第1試合が行われるスタジアムへ入場した。この場合、推奨情報送信部1103は、スタジアムへの入場時点から販売締切時刻までの期間内の何れかのタイミングで、推奨情報を送信する。図12(b)は、第1試合と異なる試合のチケットの購入者に対する推奨情報の送信時期の一例を示す図である。或るユーザは、2番目に開始される第2試合のチケットを購入した。この場合、推奨情報送信部1103は、第1試合の当日において、販売締切時刻前の何れかのタイミングで、推奨情報を送信する。ユーザは、例えば第1試合が開示された後、第2試合が行われるスタジアムに入場する。この時点ではもう推奨情報は送信されない。
【0093】
第1試合が行われるスタジアムは、販売締切時刻よりも前に開場する。また、販売締切時刻から第1試合の開始時刻までの時間は比較的に短い。従って、第1試合のチケットを購入したユーザは、販売締切時刻よりも前にスタジアムに入場する可能性が高い。そのため、第1実施形態で述べたように、スタジアムに入場したユーザに対して投票を奨めることで、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。一方、第1試合以外の試合が行われるスタジアムは、販売締切時刻よりも後に開場する可能性が高い。また、第1試合以外の試合の開始が第1試合の開始よりも遅くなる分、第1試合以外の試合のチケットの購入者は、遅く入場する。そのため、第1試合以外の試合のチケットを購入したユーザは、販売締切時刻よりも後にスタジアムに入場する可能性が高い。そのようなユーザに対しては、スタジアムに入場したか否かに関わらず推奨情報を送信することで、販売締切日当日に投票を奨める機会を逸することを防止することができる。試合の開催日又は開始時刻が近付くほど、その試合のチケットの購入者によるその試合への期待は高まる傾向がある。そのため、試合の開催日又は開始時刻により近いタイミングで、その試合に対して投票することを奨めることで、サッカーくじが購入される可能性が高くなることが期待される。
【0094】
図13は、投票内容入力画面の一例を示す図である。図13において、図6(b)と同一の要素については同一の符号が付されている。図13に示すように、本実施形態の投票内容入力画面200は、くじ選択メニュー210、複数のインタフェース220、購入ボタン230等を含んでもよい。13試合勝利チーム選択方式の場合、13個のインタフェース220が表示される。5試合勝利チーム選択方式の場合、5個のインタフェース220が表示される。3試合スコア選択方式の場合、3個のインタフェース220が表示される。勝利チーム選択方式の場合、ユーザが購入したチケットで観戦可能な試合に対応するインタフェース220は、そのユーザの座席に応じてホームボタン221及びアウェーボタン223の何れか一方が選択された状態で表示されてもよい。この点については、第1実施形態と同様である。
【0095】
投票内容入力画面200は、投票内容を一括で選択するためのユーザインタフェースを更に含んでもよい。このインタフェースは、現在投票内容が選択されているインタフェース220以外のインタフェース220のみについて、投票内容を自動的に選択するためのインタフェースであってもよい。これにより、ユーザによる投票内容の入力作業を削減することができる。例えば、投票内容入力画面200は、人気チーム選択ボタン241、達人予想チーム選択ボタン242、ホームチーム選択ボタン243、アウェーチーム選択ボタン244、上位チーム選択ボタン245の少なくとも何れか一つを含んでもよい。人気チーム選択ボタン241は、ホームチーム及びアウェーチームのうち、現時点で投票数が多い方のチームの勝利に投票するためのボタンである。人気チーム選択ボタン241が選択されると、ユーザ端末2は、センターサーバ1から、各試合について投票数が多い方のチームの情報を取得してもよい。そして、ユーザ端末2は、取得された情報に基づいて、既に投票内容が選択されているインタフェース220以外のインタフェース220について、ホームボタン221及びアウェーボタン223の選択状態を制御してもよい。センターサーバ1は、例えば所定時間ごとにくじ購入情報DB14gを参照して、各試合について両チームの投票数を計算してもよい。センターサーバ1は、予め計算しておいた投票数に基づいて、投票数が多い方のチームの情報を送信してもよい。達人予想チーム選択ボタン242は、サッカーくじ又はサッカーの専門家の予想に応じた試合結果に投票するためのボタンである。達人予想チーム選択ボタン242が選択されると、ユーザ端末2は、センターサーバ1から、専門家の予想結果を示す情報を取得して、インタフェース220における選択状態を制御してもよい。センターサーバ1の記憶部14には、各試合について専門家の予想結果を示す情報が記憶されていてもよい。ホームチーム選択ボタン243は、ホームチームの勝利に投票するためのボタンである。アウェーチーム選択ボタン244は、アウェーチームの勝利に投票するためのボタンである。上位チーム選択ボタン245は、ホームチーム及びアウェーチームのうち、リーグでの順位がより高い方のチームの勝利に投票するためのボタンである。上位チーム選択ボタン245が選択されると、ユーザ端末2は、各試合について順位がより高い方のチームの情報をセンターサーバ1から取得して、インタフェース220における選択状態を制御してもよい。
【0096】
推奨情報送信部1103は、購入されたチケットで観戦可能な試合について推奨投票情報を起動制御情報に含めるとともに、観戦可能な試合以外の試合についての推奨投票情報を、起動制御情報に含めてもよい。各推奨投票情報は、対応する試合の試合IDと関連付けられてもよい。例えば、投票数が多い方のチームの勝利、専門家の予想した結果、ホームチームの勝利、アウェーチームの処理、又は順位がより高い方のチームの勝利に投票することを示す推奨投票情報を、起動制御情報に含めてもよい。ユーザ端末2は、起動制御情報に踏まれる複数の起動制御情報それぞれに従って、対応するインタフェース220における選択状態を制御してもよい。
【0097】
或いは、推奨情報送信部1103は、チケット購入情報DB14dを参照して、推奨情報が送信される対象となるユーザがこれまでに購入したチケットのチケット購入情報を参照して、推奨投票情報を設定してもよい。例えば、投票の対象となる試合の対戦カードと同じ対戦カードについてユーザがチケットを購入している場合、推奨情報送信部1103は、対戦する2チームのうち、何れのチームを応援するための座席のチケットを、より多くユーザが購入しているかを判定してもよい。そして、推奨情報送信部1103は、応援する座席のチケットがより多く購入された方のチームの勝利に投票することを示すように、推奨投票情報を設定してもよい。或いは、推奨情報送信部1103は、対戦する2チームそれぞれについて、ユーザがチケットを購入した試合のうち、そのチームを応援するための座席のチケットを購入した割合を計算してもよい。そして、推奨情報送信部1103は、この割合が大きい方のチームの勝利に投票することを示すように、推奨投票情報を設定してもよい。
【0098】
図14は、本実施形態に係るセンターサーバ1のシステム制御部11により実行される推奨タイミング決定処理の一例を示すフローチャートである。図14において、図8と同一のステップについては同一の符号が付されている。
【0099】
図14に示すように、第1実施形態の場合と同様に、ステップS101~S104が実行される。次いで、推奨情報送信部1103は、取得されたチケット購入情報に含まれる試合IDにより示される試合が第1試合であるか否かを判定する(ステップS111)。例えば、推奨情報送信部1103は、くじDB14eから、この試合IDを含む試合リストのうち、くじ種別が13試合勝利チーム選択方式である試合リストを取得してもよい。推奨情報送信部1103は、取得された試合リストに含まれる各試合の開始時刻を互いに比較することにより、第1試合を特定する。取得されたチケット購入情報に含まれる試合IDにより示される試合が第1試合である場合(ステップS111:YES)、推奨情報送信部1103は、「入場後」に設定されたタイミング情報と、「未」に設定された推奨フラグと、をチケット購入情報に含まれるチケット番号に関連付けて、推奨管理情報DB14fに記憶させる(ステップS105)。一方、取得されたチケット購入情報に含まれる試合IDにより示される試合が第1試合ではない場合(ステップS111:NO)、推奨情報送信部1103は、販売締切日のうち、販売締切時刻前の所定時刻を、送信時刻として示すタイミング情報を生成する。そして、推奨情報送信部1103は、生成されたタイミング情報と、「未」に設定された推奨フラグと、をチケット購入情報に含まれるチケット番号に関連付けて、推奨管理情報DB14fに記憶させる(ステップS112)。ステップS105又はステップS112の後、ステップS106が実行される。第1実施形態の場合と同様に、ステップS106における判定結果に応じて、処理がステップS102に進み、又は推奨タイミング決定処理が終了する。
【0100】
本実施形態における入場対応処理及び推奨処理は、第1実施形態の場合の処理と基本的に同様であってもよい。推奨処理のステップS303において、推奨情報送信部1103は、くじ種別が13試合勝利チーム選択方式であるくじ情報を取得してもよい。そして、推奨情報送信部1103は、13試合勝利チーム選択方式のサッカーくじの投票内容入力画面が表示されるように、ステップS309において制御情報を生成してもよい。また、推奨情報送信部1103は、購入されたチケットで観戦可能な試合以外の試合についても予め投票内容が選択された状態で投票内容入力画面が表示されるように、制御情報を生成してもよい。
【0101】
以上説明したように、本実施形態によれば、センターサーバ1が、購入されたチケットで観戦可能な試合が、購入されたサッカーくじで投票対象となる複数の試合のうち第1試合である場合、入場情報が取得されてから販売締切時刻までの間に、推奨情報を送信する。また、センターサーバ1が、購入されたチケットで観戦可能な試合が第1試合ではない場合、サッカーくじの販売締切日のうち販売締切時刻が経過する前に、推奨情報を送信する。従って、第1試合のチケットの購入者に対しては、スタジアムへの入場後にサッカーくじの購入を奨めることで、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。また、第1試合以外の試合のチケットの購入者に対しては、サッカーくじの販売締切日にサッカーくじの購入を奨めることで、サッカーくじが購入される可能性を高めることができる。
【符号の説明】
【0102】
1 センターサーバ
2 ユーザ端末
3 認証端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インタフェース
14 記憶部
14a 会員DB
14b スタジアムDB
14c 試合DB
14d チケット購入情報DB
14e くじDB
14f 推奨管理情報DB
14g くじ購入情報DB
15 通信部
NW ネットワーク
S 投票システム
1101 チケット購入情報取得部
1102 販売締切時刻取得部
1103 推奨情報送信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14