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特許7125489ハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-16
(45)【発行日】2022-08-24
(54)【発明の名称】ハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/00 20060101AFI20220817BHJP
   B65G 1/04 20060101ALI20220817BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20220817BHJP
【FI】
B65G1/00 501F
B65G1/04 555A
B65G1/00 511J
B65G1/137 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020539129
(86)(22)【出願日】2018-09-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-12-10
(86)【国際出願番号】 CN2018108578
(87)【国際公開番号】W WO2019062893
(87)【国際公開日】2019-04-04
【審査請求日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】201710916617.1
(32)【優先日】2017-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520111154
【氏名又は名称】▲らん▼▲じあん▼智能科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BLUESWORD INTELLIGENT TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】19th Floor, Building 1, No. 9 Hisense Longao, No. 909 Longao North Road, High-tech Zone Jinan City, Shandong 250000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100081961
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 光春
(74)【代理人】
【識別番号】100112564
【弁理士】
【氏名又は名称】大熊 考一
(74)【代理人】
【識別番号】100163500
【弁理士】
【氏名又は名称】片桐 貞典
(74)【代理人】
【識別番号】230115598
【弁護士】
【氏名又は名称】木内 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】▲うー▼ 耀▲は▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ちゃん▼ 小▲い▼
(72)【発明者】
【氏名】蒋 霞
(72)【発明者】
【氏名】▲ちゃん▼ ▲いー▼弓
【審査官】寺川 ゆりか
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-124934(JP,A)
【文献】国際公開第2010/026633(WO,A1)
【文献】特開2010-235214(JP,A)
【文献】国際公開第2013/046379(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/00
B65G 1/04
B65G 1/137
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハニカムシステムであって、ストレージ・ピッキングシステムに適用され、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、複数のモジュール化ストレージユニットが1台のピッキング装置に対応し、
前記モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーションのケース出し入れ棚、少なくとも1台のエレベーター、少なくとも1台のシャトル、及び少なくとも1台の動力ステーションを備え、
1組の前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚は互いに平行になり1本のアイルを形成し、前記シャトルが前記アイルを走行し、
前記動力ステーションは前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚の端又は中央部に設けられ、前記動力ステーションに伝動機構と支持フレームが統合され、前記伝動機構が前記シャトルと前記エレベーターの両方に接続されて、前記シャトルと前記エレベーターとの間の貨物転送を行い、
前記動力ステーションにピックアンドプレース領域及び仮置領域が設けられ、
前記伝動機構は複数の伝動ローラ又は複数のベルトを備え、前記ピックアンドプレース領域の前記伝動ローラは光沢面の伝動ローラ又はベルトであり、前記仮置領域の前記伝動ローラは粗面の伝動ローラ又はベルトである、ことを特徴とするハニカムシステム。
【請求項2】
前記シャトルは、ダブルディープのシングルロケーションシャトル又はダブルディープのダブルロケーションシャトルであり、前記シングルロケーションシャトルは、ダブルディープのシングルロケーション載台及びフォークを備え、前記ダブルディープのダブルロケーションシャトルはダブルロケーション載台及びフォークを備え、前記フォークはいずれもダブルディープフォークである、ことを特徴とする請求項1に記載のハニカムシステム。
【請求項3】
前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚の任意の一端に設けられる層間変更エレベーターをさらに備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハニカムシステム。
【請求項4】
前記動力ステーションと前記シャトルは間隔をあけて設けられる、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のハニカムシステム。
【請求項5】
前記動力ステーションは、前記ピックアンドプレース領域と前記シャトルのレールビームとの間に設けられる遷移板をさらに備える、ことを特徴とする請求項4に記載のハニカムシステム。
【請求項6】
前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚は、各層がいずれも複数のロケーションを備える高密度の多層シャトル棚であり、
前記棚は、コラムピース、ケース支持部材、レールビーム、及びリアクロスビームを備え、
前記レールビームは、前記シャトルを支持して走行させるように構成され、
前記レールビームと前記リアクロスビームは、それぞれ前記ケース支持部材の両端に設けられ、
複数の前記ケース支持部材は平行に配置されて、前記レールビーム及び前記リアクロスビームと一層の棚層を構成し、
前記高密度の多層シャトル棚は多層の前記棚層を備える、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のハニカムシステム。
【請求項7】
二つごとのケース支持部材に1つの注文されたケースである注文箱が設けられ、
前記ハニカムシステムは、それぞれ注文箱出し入れ棚の両端に設けられる入庫エレベーター及び出庫エレベーターをさらに備える、ことを特徴とする請求項6に記載のハニカムシステム。
【請求項8】
前記ケース支持部材は、ケース支持ロッド、ケース支持網又はケース支持板である、ことを特徴とする請求項6又は7に記載のハニカムシステム。
【請求項9】
少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットに対応するメンテナンス装置をさらに備える、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のハニカムシステム。
【請求項10】
前記メンテナンス装置は、多層メンテナンスプラットフォーム及び補修エレベーターを備え、
前記多層メンテナンスプラットフォームは、前記アイルに設けられる第1ペダル及び前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚の一端に設けられる第2ペダルを備え、
前記補修エレベーターが前記第2ペダルに接続される、ことを特徴とする請求項9に記載のハニカムシステム。
【請求項11】
前記ダブルロケーションのケース出し入れ棚に設けられるバーコードラベルのバーコード情報を走査するように構成されるコードスキャナーを、さらに備える、ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のハニカムシステム。
【請求項12】
動力ステーションにおけるケースのロケーションは少なくとも二つであり、エレベーターにおけるケースのロケーションは少なくとも二つである、ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載のハニカムシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2017年09月30日に中国特許庁に提出した、出願番号が201710916617.1、発明名称が「ハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステム」の中国特許出願の優先権を主張し、その全内容が引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、倉庫ストレージの技術分野に関し、特にハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
現代の工業生産は高度に社会化、専門化、及び集中化されており、タイムリーで高速かつ正確な資材の供給及び配布が求められており、これにより立体倉庫技術の高速な発展が促進されている。倉庫ストレージ業界の継続的な発展に伴って、ますます多くの業界及び企業は倉庫ストレージ棚を使用し、棚は、倉庫ストレージの主な施設の1つであり、現代の工業倉庫、物流センター、配送センターの不可欠な部分である。しかし、従来の倉庫ストレージ棚は入出庫の効率が低く、占有スペースが大きいという問題がある。
【0004】
上記倉庫ストレージ棚の入出庫の効率が低く、占有スペースが大きいという問題に対して、今に到るまで効果的な解決策が提出されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑みて、本願は、少なくとも棚の入出庫の効率及びストレージ密度を向上させ、占有スペースを節約できるハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様によれば、本願の実施例はハニカムシステムを提供し、ストレージ・ピッキングシステムに適用され、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、複数のモジュール化ストレージユニットが1台のピッキング装置に対応し、モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーション棚、少なくとも1台のエレベーター、少なくとも1台のシャトル、及び少なくとも1台の動力ステーションを備え、1組のダブルロケーションのケース出し入れ棚は互いに平行になり1本のアイルを形成し、シャトルがアイルを走行し、動力ステーションはダブルロケーション棚の両端又は中央部に設けられ、動力ステーションに伝動機構と支持フレームが統合され、伝動機構がシャトルとエレベーターの両方に接続されて、シャトルとエレベーターとの間貨物転送行う
【0007】
第1態様と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第1の可能な実施形態を提供し、シャトルは、ダブルディープのシングルロケーションシャトル又はダブルディープのダブルロケーションシャトルであり、ダブルディープのシングルロケーションシャトルはシングルロケーション載台及びフォークを備え、ダブルディープのダブルロケーションシャトルはダブルロケーション載台及びフォークを備え、フォークはいずれもダブルディープフォークである。
【0008】
第1態様と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第2の可能な実施形態を提供し、ダブルロケーション棚の任意の一端に設けられる層間変更エレベーターをさらに備える。
【0009】
第1態様と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第3の可能な実施形態を提供し、動力ステーションにピックアンドプレース領域及び仮置領域が設けられ、伝動機構は複数の伝動ローラ又は複数のベルトを備え、ピックアンドプレース領域の伝動ローラは光沢面の伝動ローラ又はベルトであり、仮置領域の伝動ローラは粗面の伝動ローラ又はベルトである。
【0010】
第1態様の第3の可能な実施形態と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第4の可能な実施形態を提供し、動力ステーションは、ピックアンドプレース領域とシャトルのレールビームとの間に設けられる遷移板をさらに備える。
【0011】
第1態様と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第5の可能な実施形態を提供し、ケース出し入れ棚は、各層がいずれも複数のロケーションを備える高密度の多層シャトル棚であり、棚は、コラムピース、ケース支持ロッド、レールビーム、及びリアクロスビームを備え、レールビームは、シャトルを支持して走行させるように構成され、レールビームとリアクロスビームは、それぞれケース支持ロッドの両端に設けられ、複数のケース支持ロッドは平行に配置されて、レールビーム及びリアクロスビームと一層の棚層を構成し、高密度の多層シャトル棚は多層の棚層を備える。
【0012】
第1態様と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第6の可能な実施形態を提供し、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットに対応するメンテナンス装置をさらに備える。
【0013】
第1態様の第6の可能な実施形態と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第7の可能な実施形態を提供し、メンテナンス装置は、多層メンテナンスプラットフォーム及び補修エレベーターを備え、多層メンテナンスプラットフォームは、アイルに設けられる第1ペダル及びダブルロケーション棚の一端に設けられる第2ペダルを備え、補修エレベーターが第2ペダルに接続される。
【0014】
第1態様の第6の可能な実施形態と組み合わせて、本願の実施例は第1態様の第5の可能な実施形態を提供し、メンテナンス装置は点検修理階段をさらに備える。
【0015】
第2態様によれば、本願の実施例は、ケースのストレージ・ピッキングシステムをさらに提供し、上記第1態様及びその各可能な実施形態の1つに係るハニカムシステム、バッチ注文ピッキングモジュール、注文箱収集仮置モジュール、注文箱割り当てモジュール、及び倉庫ストレージ管理モジュールを備え、バッチ注文ピッキングモジュールは、バッチ注文の並行ピッキングを行って、ハニカムシステム中の貨物を注文箱にピッキングするように構成され、バッチ注文は複数のユーザー注文からなるロット注文であり、注文箱収集仮置モジュールは、注文箱の仮置及び積み替えを行うように構成され、注文箱割り当てモジュールは、注文箱収集仮置モジュールにより仮置して積み替えられる注文箱を受け取り、ユーザー注文の情報に応じて割り当てバッチ注文の貨物のピッキングを完了するように構成され、倉庫ストレージ管理モジュールは、注文システムにより送信されるバッチ注文を受け取って処理し、かつハニカムシステムによるケースの入出庫、バッチ注文ピッキングモジュールによるピッキング、注文箱収集仮置モジュールによる仮置及び積み替え、注文箱割り当てモジュールによる割り当てを動かすように構成される。
【発明の効果】
【0016】
本願の実施例は少なくとも以下の有益な効果を有する:
【0017】
本願の実施例に係る上記ハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステムは、高密度の多層シャトル棚を備え、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、当該モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーション棚、少なくとも1台のエレベーター、少なくとも1台のシャトル、及び少なくとも1台の動力ステーションを備え、シャトル、エレベーター、動力ステーションの協働により、棚の入出庫の効率及びストレージ密度を向上させ、占有スペースを節約することで、結果として倉庫ストレージ棚のピッキング効率を向上させる。
【0018】
本開示の他の特徴及び利点は、後続の明細書に説明され、又は、特徴及び利点の一部が明細書から推定又は疑義なく確定でき、又は本開示の上記技術を実施することにより得られ得る。
【0019】
本開示の上記目的、特徴、及び利点をより明確で容易に理解するために、以下、好ましい実施例を挙げて、添付の図面を参照しながら、詳細に説明する。
【0020】
本願の特定の実施形態又は従来技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下では特定の実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明し、もちろん、以下の説明における図面は本願のいくつかの実施形態のみであり、当業者にとって、創造的な労働を必要とせずに、さらにこれらの図面に基づき他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本願の実施例に係るハニカムシステムの構造模式図である。
図2】本願の実施例に係るハニカムシステムのダブルロケーションのケース出し入れ棚の平面模式図である。
図3】本願の実施例に係るハニカムシステムの動力ステーションの構造模式図である。
図4】本願の実施例に係るエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図である。
図5】本願の実施例に係る別のエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図である。
図6】本願の実施例に係る別のエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図である。
図7】本願の実施例に係る層間変更エレベーターの取り付け模式図である。
図8】本願の実施例に係る別の層間変更エレベーターの取り付け模式図である。
図9】本願の実施例に係る別の層間変更エレベーターの取り付け模式図である。
図10】本願の実施例に係る層間変更エレベーターの取り付け模式図である。
図11】本願の実施例に係るケースのストレージ・ピッキングシステムの構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本願の実施例の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、以下では図面を参照しながら本願の技術案を明瞭で、完全に説明し、もちろん、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を必要とせずに得られる全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0023】
現在の倉庫ストレージ棚は、入出庫の効率が低く、占有スペースが大きいという問題があり、これに基づいて、本願の実施例に係るハニカムシステムとケースのストレージ・ピッキングシステムは、棚の入出庫の効率及びストレージ密度を向上させ、占有スペースを節約することができる。
【0024】
本実施例を容易に理解するために、先ず本願の実施例に開示されるハニカムシステムを詳細に説明する。
【実施例1】
【0025】
本願の実施例1はハニカムシステムを提供し、ストレージ・ピッキングシステムに適用される。該ハニカムシステムは、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、複数のモジュール化ストレージユニットが1台のピッキング装置に対応し、当該モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーション棚、少なくとも1台のエレベーター、少なくとも1台のシャトル、及び少なくとも1台の動力ステーションを備える。
【0026】
1組のダブルロケーションのケース出し入れ棚は互いに平行になり1本のアイルを形成し、シャトルがアイルを走行する。動力ステーションはダブルロケーション棚の両端又は中央部に設けられ、動力ステーションに伝動機構と支持フレームが統合され、伝動機構がシャトルとエレベーターの両方に接続されて、シャトルとエレベーターとの間貨物転送行う
【0027】
図1に示されるハニカムシステムの構造模式図を参照すると、二つのモジュール化ストレージユニットを備えることを例とし、実際の使用では、仮置のスペースを増加するためにより多くのモジュール化ストレージユニットを柔軟的に設けてもよい。上記二つのモジュール化ストレージユニットが1台のピッキング装置に対応し、当該ピッキング装置は複数のピッキング台を備えてもよい。該モジュール化ストレージユニットは1組のダブルロケーションのケース出し入れ棚101、2台のエレベーター102、1台のシャトル103、及び2台の動力ステーション104を備えることを例として説明し、当該モジュール化ストレージユニットの入力端と出力端にいずれも搬送ライン105及び移載機106が接続される。さらに、ケース情報を入力するようにケースの側面のバーコード情報を走査するコードスキャナー107をさらに備える。
【0028】
上記ダブルロケーションのケース出し入れ棚は、高密度の多層シャトル棚であり、図2に示されるハニカムシステムのダブルロケーションのケース出し入れ棚の平面模式図を参照すると、それはダブルロケーションのケース出し入れ棚の一層の棚の構造を示しており、複数のケース支持ロッド201、レールビーム202、及びリアクロスビーム203を備え、二つのケース支持ロッド201ごとに、注文箱204を支持するための1つの格子を構成する。上記レールビーム202は、シャトルを支持して走行させ、シャトルは、1組の注文箱出し入れ棚が互いに平行になり形成されるアイルを走行し、レールビーム202とリアクロスビーム203は、それぞれケース支持ロッド201の両端に設けられ、複数のケース支持ロッドは平行に配置されて、レールビーム及びリアクロスビームと一層の棚層を構成する。
【0029】
上記棚は、各層がいずれも複数のロケーションを備える高密度の多層シャトル棚であり、当該棚は、コラムピース、ケース支持ロッド、レールビーム、及びリアクロスビームを備え、レールビームは、シャトルを支持して走行させ、レールビームと前記リアクロスビームは、それぞれケース支持ロッドの両端に設けられ、複数のケース支持ロッドは平行に配置されて、レールビーム及びリアクロスビームと一層の棚層を構成し、高密度の多層シャトル棚は多層の棚層を備える。
【0030】
上記多層シャトル棚は、上記ケース支持ロッドの形式に制限せずに、他の方式で棚の支持部を構成してもよく、たとえば、支持板(たとえば、鋼板又はアルミニウム合金板)、支持網、及び高密度で分布する支持ロッドを使用してもよく、上記方式は、サイズが異なるケースに適用でき、又は貨物を直接的に支持する。
【0031】
本実施例では、好ましくは、ダブルロケーションのケース出し入れ棚はダブルロケーション棚であり、シャトルはダブルディープのシングルロケーションシャトルであり、当該ダブルロケーション棚とダブルディープのシングルロケーションシャトルが協働するように設けられ、シングルロケーション棚に比べて、ダブルロケーション棚の使用は単位スペース内により高いストレージ密度を有し、ダブルロケーションシャトルに比べてダブルディープのシングルロケーションシャトルがより少ないスペースを占有するため、ストレージ密度を向上させることもできる。具体的には、ダブルディープのシングルロケーションシャトルはシングルロケーション載台及びフォークを備え、当該フォークがダブルディープフォークである。一形態として、ダブルディープのダブルロケーションシャトルを使用してもよく、ダブルディープのダブルロケーションシャトルはダブルロケーション載台及びフォークを備え、当該フォークもダブルディープフォークである。該注文箱出し入れ棚は多層の棚層を備え、垂直方向のスペースを充分に利用して貨物箱をストレージすることができ、ストレージシステムのストレージ能力を向上させることができる。
【0032】
図1に示される2台のエレベーター102は、それぞれ注文箱出し入れ棚の両端(図1に示される上端及び下端)に設けられる入庫エレベーター及び出庫エレベーターを備える。該エレベーターは、搬送ライン105及び移載機106を介してバッチ注文ピッキングモジュールに接続される。
【0033】
具体的には、動力ステーションがダブルロケーション棚の両端に設けられ、図3に示されるハニカムシステムの動力ステーションの構造模式図を参照すると、それは動力ステーションに伝動機構301と支持フレーム302が統合されることを示しており、伝動機構はシャトルと上記エレベーターの両方に接続されて、シャトルとエレベーターとの間貨物転送行い、次にエレベーターによって貨物を搬送ラインに移動する。
【0034】
動力ステーションの通い箱のロケーションは少なくとも二つであり、エレベーターの通い箱のロケーションは少なくとも二つである。図4に示さるエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図を参照すると、エレベーター載台の通い箱のロケーション数が二行一列であり、動力ステーションの通い箱のロケーション数が二行二列である。図5に示される別のエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図を参照すると、エレベーター載台の通い箱のロケーション数がさらに二行一列又は一列一行であってもよく、動力ステーションの通い箱のロケーション数が一列三行、一列二行又は一列一行であってもよい。図6に示される別のエレベーターと動力ステーションのロケーション模式図を参照すると、エレベーター載台の通い箱のロケーション数が二行二列であり、動力ステーションの通い箱のロケーション数が二行二列である。実際の応用シーンでは、入出庫する必要がある貨物の密度、仮置する必要がある貨物の数、及び占用スペースに基づいて、使用されるエレベーターと動力ステーションのロケーションの設置形態を包括的に決定することができる。
【0035】
伝動機構は、それぞれピックアンドプレース領域及び一時保管領域に対応する少なくとも2つの動力セクションを備え、図4は、動力ステーションにピックアンドプレース領域303及び一時保管領域304が設けられることをさらに示しており、一時保管領域304を設けることにより、動力ステーションに貨物を一時保管する能力をより大きく提供することができ、出庫するとき、シャトルは貨物をピックアンドプレース領域に置いた後、伝動機構は該貨物を一時保管領域に移動し、ピックアンドプレース領域は、シャトルにより取り出された貨物を受け取り続けることができ、エレベーターが動力ステーションの貨物を移動するのを待つ必要がなく、シャトルの貨物取り出しの効率を高め、類似に、入庫するとき、貨物を一時保管する能力により、エレベーターの持ち上げ効率を向上させることもできる。
【0036】
上記伝動機構は複数の伝動ローラで構成されてもよく、たとえば、電動ドラム等の形式を使用してもよい。ピックアンドプレース領域とシャトルが、伝動ローラに垂直な方向で貨物を伝達する必要がある観点から見て、シャトルフォークによる注文箱のピックアンドプレースを容易にするように、当該ピックアンドプレース領域の伝動ローラと注文箱との間の摩擦力を低減させる必要があり、仮置領域において、注文箱をより適切に移動するように、伝動ローラと注文箱との間の摩擦力を増加する必要があり、従って、ピックアンドプレース領域の伝動ローラを光沢面の伝動ローラとして設定し、仮置領域の伝動ローラを粗面の伝動ローラとして設定する。また、伝動機構は複数のベルトであってもよく、当該複数のベルトはそれぞれピックアンドプレース領域及び仮置領域として使用される。
【0037】
ケース動力ステーションとシャトルとの間移動が行われる必要があるが、動力ステーションとシャトルとの間に一般的に隙間があり、ケースの移動に悪影響を及ぼすため、上記動力ステーションは、ピックアンドプレース領域とシャトルのレールビームとの間に設けられる遷移板をさらに備え、それにより、注文箱の移動がよりスムーズになり、入出庫の効率を確保することができる。
【0038】
上記ハニカムシステムは、上記ダブルロケーション棚の任意の一端に設けられてもよい層間変更エレベーターをさらに備える。図7及び図8に示される層間変更エレベーターの取り付け模式図を参照すると、図7において、当該層間変更エレベーター111が棚の動力ステーション及びエレベーターを有する一端に設けられ、図8において、当該層間変更エレベーターが棚の他端に設けられる。該層間変更エレベーターにより、シャトルを棚の任意の一層に変更することができ、従って、棚において各層にいずれも1台のシャトルを配置する必要がなく、たとえば、10層の棚内の各アイルに、5台のみ又は1台に減少したシャトルを配置してもよく、システム全体のコストを効果的に削減することができる。図9に示される層間変更エレベーターの取り付け模式図において、動力ステーションとエレベーターを棚の側面に設け、層間変更エレベーターを棚の一端に設けることを示している。
【0039】
上記ハニカムシステムは、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットに対応し、点検修理及びメンテナンス作業を行うためのメンテナンス装置をさらに備える。該メンテナンス装置は、多層メンテナンスプラットフォーム及び補修エレベーターを備える。図1に示されるように、それは補修エレベーター110を示しており、多層メンテナンスプラットフォームは、アイルに設けられる第1ペダル108及びダブルロケーション棚の一端に設けられる第2ペダル109を備え、補修エレベーター110が第2ペダル109に接続される。さらに、当該メンテナンス装置は、点検修理階段をさらに備える。
【0040】
本願の実施例に係る上記ハニカムシステムは、高密度の多層シャトル棚を備え、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、当該モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーション棚、少なくとも1台のエレベーター、少なくとも1台のシャトル、及び少なくとも1台の動力ステーションを備え、シャトル、エレベーター、動力ステーションの協働により、棚の入出庫の効率及びストレージ密度を向上させ、占有スペースを節約することで、結果として倉庫ストレージ棚のピッキング効率を向上させる。
【実施例2】
【0041】
本願の実施例2はハニカムシステムを提供し、ストレージ・ピッキングシステムに適用される。該ハニカムシステムは、少なくとも1つのモジュール化ストレージユニットを備え、複数のモジュール化ストレージユニットが1台のピッキング装置に対応し、モジュール化ストレージユニットは、1組のダブルロケーション棚、少なくとも1台の層間変更エレベーター、及び少なくとも1台のシャトルを備え、1組のダブルロケーションのケース出し入れ棚は互いに平行になり1本のアイルを形成し、シャトルがアイルを走行し、層間変更エレベーターは、ダブルロケーション棚の任意の一端に設けられ、シャトルを持ち上げて、シャトルとハニカムシステムに接続される搬送ラインとの間貨物転送行う
【0042】
図10に示される層間変更エレベーターの構造模式図を参照すると、上記実施例1に比べて、層間変更エレベーターを設けることにより、ケースを持ち上げるエレベーター及び動力ステーションを設ける必要がなく、貨物を取り出すとき、シャトルはケースを運んで棚のレールから層間変更エレベーターに入り、層間変更エレベーターは搬送ラインの高さまで下げられ、シャトルはケースを搬送ラインに置き、貨物をストレージするとき、シャトルは層間変更エレベーターによりストレージ棚に対応する層の高さまで持ち上げられ、棚のレールに入り、ケースを所定の位置に置く。
【0043】
本願の実施例に係る上記ハニカムシステムは、層間変更エレベーター及びシャトルにより貨物の入出庫を実現し、動力ステーション及びケースのエレベーターを設ける必要がなく、構造が簡単でコストが低く、かつ棚の入出庫の効率及びストレージ密度が高く、占有スペースを節約することで、結果として倉庫ストレージ棚のピッキング効率を向上させる。
【実施例3】
【0044】
本願の実施例3はケースのストレージ・ピッキングシステムを提供し、実施例1に係るハニカムシステムを備え、図11に示されるケースのストレージ・ピッキングシステムの構造ブロック図を参照すると、それは、ケースのストレージ・ピッキングシステムは、ハニカムシステム100、バッチ注文ピッキングモジュール200、注文箱収集仮置モジュール300、注文箱割り当てモジュール400、及び倉庫ストレージ管理モジュール500を少なくとも備えることを示している。
【0045】
具体的には、ハニカムシステム100はケースを出し入れする。ケースは貨物を収納する。ケースストレージモジュールは、シャトル、動力ステーション、エレベーター及び点検修理装置等の動作要件をさらに満たすことを説明する必要がある。
【0046】
バッチ注文ピッキングモジュール200は、バッチ注文の並行ピッキングを行って、ケース中の貨物を注文箱にピッキングする。バッチ注文は複数のユーザー注文からなるロット注文であり、ロット注文に含まれる注文に対して並行ピッキングを行い、すなわち、複数の注文に含まれる貨物情報を予め処理し、ピッキングする必要がある貨物の数及び順序を加工し、たとえば、同じ種類の貨物のピッキング対象の数を合計して、当該バッチ注文における必要な全ての数の該同じ種類の貨物を一回の出庫過程でピッキングし、又は該バッチ注文における貨物のピッキングをソートし、それにより、複数の注文に対して並行ピッキングを行い、シリアルの注文ピッキングの方式に比べて、ピッキングモジュールのピッキング速度及びピッキング効率を向上させることができる。
【0047】
注文箱収集仮置モジュール300は、注文箱の仮置及び積み替えを行う。上記ケースのストレージ・ピッキングシステムに、注文箱収集仮置モジュールがさらに追加され、搬送ラインでの仮置の方式に比べて、ストレージ量がより多く、仮置を実行できる貨物の数を大幅に高め、それにより、より多くのバッチ注文ピッキングモジュールにマッチングして、より多くのピッキング台の並行動作を確保し、バッチ注文のピッキング効率を向上させることができる。
【0048】
さらに、注文箱収集仮置モジュール300は、複数のバッチ注文に対応する注文箱をランダムに受け取って仮置し、かつ需要に応じて同じバッチ注文の対応する注文箱を集中的に出力することができる。従って、異なるバッチ注文の注文箱がランダムに入る場合、同じバッチ注文箱の集中的な出庫を実現し、後続の注文箱割り当てモジュール400に供給することができ、従来方法に比べて、分類搬送ラインでの注文箱の選別プロセスを減少し(同じバッチの注文箱であるため、選別する必要がない)、割り当て台の注文箱の補充効率を向上させ、最終的にユーザー注文の完了効率を向上させる。
【0049】
注文箱割り当てモジュール400は、注文箱収集仮置モジュールにより仮置して積み替えられる注文箱を受け取り、ユーザー注文の情報に応じて割り当てバッチ注文の貨物のピッキングを完了する。
【0050】
倉庫ストレージ管理モジュール500は、注文システムにより送信されるバッチ注文を受け取って処理し、かつケースストレージモジュールによるケースの入出庫、バッチ注文ピッキングモジュールによるピッキング、注文箱収集仮置モジュールによる仮置及び積み替え、注文箱割り当てモジュールによる割り当てを動かす。理解できるのは、倉庫ストレージ管理モジュール500は、上記ケースのストレージ・ピッキングシステムを監視し管理する機能をさらに持ってもよく、たとえば、バッチ注文の情報を処理し、装置の動作を動かし、装置の動作状態を監視し、ケースと貨物情報を管理し、及びロケーションの配分を管理する等の役割を果たす。
【0051】
本願の実施例に係る上記ケースのストレージ・ピッキングシステムは、バッチ注文の並行ピッキングを行う方法を用い、複数のピッキング台に同じのバッチ注文の並行ピッキングを行い、ピッキング効率を大幅に向上させ、注文箱収集仮置モジュールが追加されて、搬送ラインでの仮置の方式に比べて、ストレージ量がより多く、仮置を実行できる貨物の数を大幅に高め、より多くのバッチ注文ピッキングモジュールにマッチングして、より多くのピッキング台の並行動作を確保することができ、それにより、バッチ注文のピッキング効率を向上させる。
【0052】
また、本願の実施例の説明において、明確に規定及び制限されていない場合、「取り付け」、「連結」、「接続」等の用語は広い意味を持っている。たとえば、固定して接続されてもよく、取り外し可能に接続され、又は一体的に接続されてもよい。機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよい。直接連結されてもよく、中間媒体を介して間接連結されてもよい。二つの素子の内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本願での具体的な意味を理解することができる。
【0053】
本願の説明において、説明する必要があるのは、「中央」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」等の用語によって示される方位又は位置関係が、図面に基づき示される方位又は位置関係であり、本願を記述しやすくし説明を簡略化させるためのものに過ぎず、示される装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構造され操作されるということを表し又は暗示することではなく、従って、本願に対する制限と理解できない。また、「第1」、「第2」、「第3」の用語は、説明的に用いられるのみであり、相対的な重要性を表し又は暗示するものと理解できない。
【0054】
当業者は、説明の便宜上、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法実施例における対応する過程を参照することができ、ここで詳しく説明しないことを、明瞭に理解することができる。
【0055】
本願に係るいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の形態により実現されてもよい。以上の説明した装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、たとえば、前記ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実装では、別の分割方式があってもよく、たとえば、複数のユニット又はモジュールは、別のシステムに組み合わせ又は統合してもよく、又は一部の特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。また、表示又は検討される相互な結合又は直接的な結合又は通信接続は、いくつかの通信インタフェース、装置又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0056】
分離部品として説明した前記ユニットは、物理的に分割してもよく、物理的に分割しなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであってもよく、物理的ユニットでなくてもよく、すなわち、1つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0057】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つのプロセスユニットに統合されてもよく、又は各ユニットが別々に物理的に存在し、さらに、二つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0058】
最後、以上の実施例は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願の技術案を説明するために用いられ、それを制限するものではなく、本願の保護範囲がこれに制限されず、上記実施例を参照しながら本願を詳細に説明したが、当業者であれば理解できるのは、任意の本分野に詳しい当業者が本願に開示される技術的範囲内で、依然として上記実施例に記載の技術案を修正し又は変化を容易に想到することができ、又はその一部の技術的特徴に対して同等置換を行うことができ、これらの修正、変化又は置換は、対応する技術案の本質を、本願の実施例の技術案の精神及び範囲から逸脱せず、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は、前記特許請求の範囲の保護範囲を基準とすべきである。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本願の実施例に係るハニカムシステムは、棚の入出庫の効率及びストレージ密度を向上させ、占有スペースを節約し、倉庫ストレージ棚のピッキング効率を向上させることができる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11