(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-17
(45)【発行日】2022-08-25
(54)【発明の名称】パイプ体とグリップの組立構造
(51)【国際特許分類】
A45B 7/00 20060101AFI20220818BHJP
A45B 9/00 20060101ALI20220818BHJP
F16B 7/04 20060101ALI20220818BHJP
【FI】
A45B7/00 B
A45B9/00 B
F16B7/04 301U
(21)【出願番号】P 2019214986
(22)【出願日】2019-11-28
【審査請求日】2019-11-28
(73)【特許権者】
【識別番号】519425084
【氏名又は名称】聖侑企業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】陳瑩任
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2011-0012462(KR,A)
【文献】特開2009-297147(JP,A)
【文献】中国実用新案第207941023(CN,U)
【文献】米国特許第02741255(US,A)
【文献】登録実用新案第3195474(JP,U)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0067270(KR,A)
【文献】中国特許出願公開第108523335(CN,A)
【文献】中国実用新案第203618906(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45B 3/00
A45B 7/00
A45B 9/00
F16B 7/04
A61H 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周壁の対応する両側に各々少なくとも1個の挿入孔を有するパイプ体と、
各組付部材の壁面が凹面を形成し、前記凹面内に位置決めポストが突設され、2個の組付部材の2つの凹面が前記パイプ体の外周に対応して嵌合され、前記2本の位置決めポストが前記パイプ体上の前記2個の挿入孔に対応して挿入され、前記2個の組付部材が各々第1端と第2端を備えた2個の組付部材と、
結合具に連結され、前記結合具は、第1端と、第2端と、を備え、前記結合具にその両端を貫通する嵌設孔が設けられ、前記結合具が前記2個の組付部材を外嵌し、前記2個の組付部材が前記嵌設孔に拘束されるグリップと、
中空筒体であり、両端を貫通する貫通孔を有し、前記2個の組付部材の第1端に接続され、その一端は前記結合具の前記第1端に当接される制限部材と、
前記2個の組付部材の前記第2端に設けられ、前記結合具の前記第2端に当接支持されるストッパ部材と、
を含み、
前記制限部材は、前記2個の組付部材の前記第1端に着脱可能に組み付けられ、
各前記組付部材の前記第2端から止縁部を外向きに延び、前記2個の組付部材の前記2つの止縁部で前記ストッパ部材を構成し、
前記結合具の前記第2端に凹溝が凹設され、
前記凹溝は、多角形に形成され、前記2個の組付部材の前記止縁部で多角形を構成し、前記凹溝の構造形に適合する、パイプ体とグリップの組立構造。
【請求項2】
前記2個の組付部材の前記第1端は、
前記グリップの前記結合具の前記嵌設孔の外に露出し、各前記組付部材の前記第1端にねじ部が設けられ、前記制限部材にねじ部が設けられ、前記制限部材は前記2個の組付部材の前記第1端に螺着される、請求項1に記載の組立構造。
【請求項3】
前記凹溝の幅が前記嵌設孔の内径より大きく、前記凹溝と前記嵌設孔との間に肩部が形成され、前記ストッパ部材が前記凹溝に嵌入されると共に前記肩部に押し当てる、
請求項1に記載の組立構造。
【請求項4】
前記凹溝は、
正多角形に形成され、前記2個の組付部材の前記止縁部の外縁で
正多角形を構成し、前記凹溝の構造形に適合する、請求項1に記載の組立構造。
【請求項5】
複数の挿入孔は、前記パイプ体の縦方向に沿ってその周壁の両側に設けられる、請求項1に記載の組立構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリップの取付構造に関し、特に、パイプ体にグリップを迅速かつ安定的に組み付けることができるパイプ体とグリップの組立構造に関する。
【背景技術】
【0002】
杖は、歩行の補助として用いるものであって、
図1Aは使用者が把持するため、上側に取り付けられたグリップ3を備えたパイプ体2を有する従来の杖1を示している。前記グリップ3は、クランプ結合具4を通じて前記パイプ体2に組み付けられ、前記クランプ結合具4が略C形状の嵌め輪であり、開口部5を有し、前記開口5の両側に各々側片6を延び、各前記側片6には各々貫通孔(図示せず)が設けられ、前記クランプ結合具4が前記パイプ体2を外嵌し、ボルト7が前記2つの側片6の貫通孔を挿通し、更にナット8で前記2つの側片6を締め付け、前記2つの側片6で前記パイプ体2を拘持して位置決めさせる。従来のグリップ3は、ボルト7とナット8によってクランプ結合具4をパイプ体2に締め付ける組付け方法が安定していないため、グリップ3を安定して位置決めすることができず、機械加工によって前記クランプ結合具4上に前記貫通孔をあけなければならないため、前記クランプ結合具4の製造及び加工を困難にする。
【0003】
図1Bは、別の従来の杖1'を示し、これはまた、パイプ体2とグリップ3とを備え、前記パイプ体2が内パイプ21及び外パイプ22を嵌め込んでなり、長さを伸縮自在に調節できる。前記グリップ3は、前記パイプ体2に嵌着部材9が嵌設され、リベット91で固定される。このような杖1'のグリップ3は、リベット91で固定されており、グリップ3の位置を調整できず、且つリベット91がパイプ体2内に挿入されているため、内パイプ21と外パイプ22の伸縮状態を制限すると共に影響を与えていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、グリップの設置を安定させ、容易にパイプ体に組み付けられ、且つ各構成要素の構造が単純で製造しやすいパイプ体とグリップの組立構造を提供することである。
【0005】
本発明の他の目的は、グリップがパイプ体に組み付けられる位置を調整することができるパイプ体とグリップの組立構造を提供することである。
【0006】
本発明の更なる目的は、グリップが前記パイプ体に組み付けられる角度を調整することができるパイプ体とグリップの組立構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によって提供されるパイプ体とグリップの組立構造は、
外周壁の対応する両側に各々少なくとも1個の挿入孔を有するパイプ体と、
各組付部材の壁面が凹面を形成し、前記凹面内に位置決めポストが突設され、2個の組付部材の2つの凹面が前記パイプ体の外周に対応して嵌合され、前記2本の位置決めポストが前記パイプ体上の前記2個の挿入孔に対応して挿入され、前記2個の組付部材が各々第1端と第2端を備えた2個の組付部材と、
結合具に連結され、前記結合具は、第1端と、第2端と、を備え、前記結合具にその両端を貫通する嵌設孔が設けられ、前記結合具が前記2個の組付部材を外嵌し、前記2個の組付部材が前記嵌設孔に拘束されるグリップと、
中空筒体であり、両端を貫通する貫通孔を有し、前記2個の組付部材の第1端に接続され、その一端は前記結合具の第1端に当接される制限部材と、
前記2個の組付部材の第2端に設けられ、前記結合具の第2端に当接支持されるストッパ部材と、
を含む。
【0008】
これにより、前記2個の組付部材を前記パイプ体上に組み付けて位置決めし、前記グリップは、前記結合具を前記2個の組付部材に外嵌し、前記結合具の上下方が前記制限部材と前記ストッパ部材によって当接支持されることで、前記グリップを前記パイプ体に安定して組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】本発明の第1の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造の立体図である。
【
図7】本発明の第2の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造の底面から見た立体図である。
【
図10】本発明の第3の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造の立体図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施例1
図2乃至
図5を参照すると、本発明の第1の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造100は、パイプ体10と、2個の組付部材20と、グリップ30と、制限部材40と、ストッパ部材50と、を含む。
【0011】
本発明の前記パイプ体10は、杖又は自転車のパイプ体、或いはその他の類似物のパイプ体であってもよく、本発明の構造はグリップ30をパイプ体に取り付けることを容易にし、例えばグリップを杖に組み付け、或いは自転車のハンドルを自転車のパイプ体上に取り付ける。本実施例の
図2の杖のパイプ体10を例にして、ハンドル12が前記パイプ体に設けられる。
【0012】
前記パイプ体10の周壁に一対の挿入孔13が設けられ、前記2個の挿入孔13がパイプ体の両側に対応して位置し、本実施例では挿入孔13は矩形又は多角形であることが好ましい。
【0013】
前記2個の組付部材20の構造は、同じで、各前記組付部材20が略半円弧状の片体であり、1つの壁面が内方に凹入されて半円形の凹面21を形成し、前記凹面21に位置決めポスト22が突設され、前記位置決めポスト22が前記挿入孔13に対応して矩形或いは多角形に形成され、前記2個の組付部材20が前記パイプ体10の外周に対応して嵌合され、その凹面21がパイプ体10の周面に接触し;前記2本の位置決めポスト22は、各々前記パイプ体10の前記2個の挿入孔13内に挿入され;前記2個の組付部材20の両端は、第1端20a及び第2端20bであり、各前記組付部材20の第1端20aの外周に雄ねじ部23が設けられ、第2端20bから半径方向に外径が大きい止縁部24を外向きに延び、前記2個の組付部材20の前記2つの止縁部24で前記ストッパ部材50を構成し、本実施例では各前記止縁部24の外縁が半円形に形成され、前記2つの止縁部24で構成される前記ストッパ部材50が円形の構造形である。
【0014】
前記グリップ30は、結合具32に固着又は枢設でき、前記結合具32を通じて前記パイプ体に取り付けることができる。グリップの形式及びグリップと結合具の結合方法は、限定されず、且つ本発明の主題ではない。本実施例の前記グリップ30は、ピボットロッド31を通じて前記結合具32の一側の一対の突出部に枢着される。前記結合具32は、第1端32aと、第2端32bと、第1端32a及び第2端32bを貫通する嵌設孔321と、を備える。前記結合具32の第2端32bに凹溝322が凹設されており、
図4に示すように、本実施例では前記2つの止縁部24で構成される前記円形のストッパ部材50に適合するため、前記凹溝322は、円形に形成される。前記凹溝322は、前記嵌設孔321に連通され、且つ前記凹溝322の幅が前記嵌設孔321の内径より大きく、前記凹溝322と前記嵌設孔321との間に肩部323が形成される。前記結合具30は、前記2個の組付部材20を外嵌し、前記2個の組付部材20を前記結合具32の前記嵌設孔321内に収容させると共に前記嵌設孔321に拘束及び制限され、パイプ体10を嵌め付ける。前記2個の組付部材20の第1端20aは、前記嵌設孔321外に露出し、第2端20bが止縁部24によって形成される前記ストッパ部材50は前記凹溝322内に結合されると共に前記肩部323に押し当て、前記結合具32の第2端32bが前記ストッパ部材50によって規制される。前記結合具30に凹溝322が設けられていなくても、前記ストッパ部材50も結合具の第2端によって規制され得ることが理解されたい。
【0015】
前記制限部材40は、中空筒体で、その軸方向に貫通する貫通孔41を備え、前記貫通孔41の孔壁に雌ねじ部42が設けられ、本実施例の前記制限部材がナットである。前記制限部材40は、前記貫通孔41を通じてパイプ体10を嵌め込むと共に前記2個の組付部材20の第1端20aに組み付け、その雌ねじ部42を通じて前記2個の組付部材20の第1端20aの雄ねじ部23と螺合し、前記制限部材40の一端が前記結合具32の第1端32aに押し当て、これにより前記結合具30の両端が各々制限部材40及びストッパ部材50に規制され、定位置に保持する。前記制限部材40の他端にソフトプラグ43が組み付けられ、前記制限部材40の他端が前記貫通孔41の孔縁から内側に向けて凸縁411が延び、前記ソフトプラグ43の外周に凹状の環形溝431が設けられ、前記制限部材40の前記凸縁411が前記ソフトプラグ43の凹状の環形溝431に嵌入され、前記パイプ体10が挿設されるように、前記ソフトプラグ43の中心にスルーホール432が穿設され、前記ソフトプラグ43が前記制限部材40と前記パイプ体10との間の隙間を密封する。
【0016】
上記の構造構成により、本発明のパイプ体とグリップの組立構造100は、前記2個の組付部材20を介して前記パイプ体10を囲み、且つ前記2個の組付部材20上の前記2本の位置決めポスト22が前記パイプ体10上の対応する2個の挿入孔13に挿入されることで、前記2個の組付部材20を前記パイプ体10上に位置決めさせ、その後前記結合具32の前記嵌設孔321を通じて前記2個の組付部材20を嵌め付け、前記2個の組付部材20をパイプ体と分離させないようにし、前記結合具32の両端が前記ストッパ部材50及び前記制限部材40に規制されることで、前記結合具32を前記パイプ体10にしっかりと取り付けらせると、前記グリップ30を杖或いは類似物のパイプ体10にしっかりと組み付けることができ、従来の杖1のグリップ3がボルト7とナット8でクランプ結合具4を杖のパイプ体2に締め付けることで、クランプ結合具4がしっかりと固定できないという欠陥がなく、本発明はグリップ30のより安定した設置を確実に達成することができ、各構成要素の構造が単純であり、組立も容易であり、穴あけ加工が不要であり、製造も容易である。
【0017】
図6を参照すると、本実施例のパイプ体10は、外パイプ10a及び内パイプ10bを嵌め込んでから成り、伸縮でき;係止具15及び弾性部材16は、内パイプ10bに取り付けられ、前記係止具15が内パイプの穴部17に挿設され;前記弾性部材16の弾性力により係止具15を外方に変位し、係止具は外パイプ10aの複数係止穴18のうちの1個に係止される。係止具15を異なる位置の係止穴18に係止させることにより、前記パイプ体10の長さを調節することができる。
【0018】
本発明の構造は、外パイプ10a内に挿入する構成要素がないため、外パイプ10aにおける内パイプ10bの摺動に影響及び制限を与えないことで、パイプ体10の長さを伸縮自在に調節させることができる。
実施例2
【0019】
図7乃至
図9を参照すると、本発明の第2の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造100'であり、各主要構成要素の構造及び組立方法は、ほぼ第1の好ましい実施例と同じであり、同じ構成要素が同じ符号のままで使用される。本実施例の相違点は、下記の通りである。
【0020】
前記パイプ体10'の外周壁両側には、軸方向に沿って複数の挿入孔13'が設けられ、前記2個の組付部材20'の前記2本の位置決めポスト22は、いずれかの挿入孔13'内に選択的に挿入して位置決めすることができ、すなわち前記パイプ体10'上に組み付けられる前記グリップ30の位置を変更及び調整することができる。
【0021】
前記結合具32'の前記凹溝322'は、四角形、五角形、六角形などの正多角形に形成され、本実施例の凹溝322'が正六角形である。前記2個の組立件20'が合わせた時、その止縁部24'から成る前記ストッパ部材50'も正多角形の構造形であり、前記凹溝322'の構造形に適合する。各前記組付部材20'の止縁部24'の外縁は、2つの長辺が2つの短辺に連接された多角形であり、前記2つの止縁部24'が正六角形の前記ストッパ部材50'を構成させ;
図9に示すように、前記結合具32'が前記2個の組付部材20'を嵌め付けた時、六角形を呈する前記ストッパ部材50'が六角形も呈する前記凹溝322'に嵌入される。多角形のストッパ部材50'及び凹溝322'の協働を通じて、ストッパ部材とグリップ30を特定の角度位置に位置決めすることができ、前記グリップ30及び結合具32'を選択的に前記パイプ体10'の異なる角度位置に組み付けることができ、
図9の実線及び想像線によって示されている。ストッパ部材50'及び凹溝322'は、六角形であるため、6つの特定の角度位置を選択させることができ、結合具32'は組付部材20'に対して回転しない。
実施例3
【0022】
図10乃至
図12を参照すると、本発明の第3の好ましい実施例に係るパイプ体とグリップの組立構造100"であり、各主要構成要素の構造及び組立方法は、ほぼ第1の好ましい実施例と同じであり、ここでは同じ点について説明を省略し、同じ構成要素が同じ符号のままで使用される。本実施例の相違点は、下記の通りである。
【0023】
各前記組付部材20"は、第1端20a及び第2端20bの外周に雄ねじ部23"が設けられ;前記2個の組付部材20"の第1端20a及び第2端20bは、いずれも前記結合具32の前記嵌設孔321の外に露出している。
【0024】
前記ストッパ部材50"は、中空スリーブであり、軸方向に貫通する貫通孔51を有し、前記貫通孔51の孔壁に雌ねじ部52が設けられ、前記ストッパ部材が本実施例においてナットである。前記ストッパ部材50"は、前記貫通孔51を通じて前記2個の組付部材20"の第2端20bを嵌め込み、前記雌ねじ部52が前記2個の組付部材20"の第2端20bの雄ねじ部23"と螺合し、前記ストッパ部材50"の一端が前記結合具30の第2端32bに押し当て、これにより前記結合具32の両端が各々前記制限部材40及び前記ストッパ部材50"に規制されて定位置に保持する。前記ストッパ部材50"の他端に他のソフトプラグ53が組み付けられ、前記ストッパ部材50"の他端が前記貫通孔51の孔縁から内側に向けて凸縁511が延び、前記ソフトプラグ53の外周に凹状の環形溝531が設けられ、前記ストッパ部材50"の前記凸縁511も前記ソフトプラグ53の凹状の環形溝531に嵌入され、前記パイプ体10が挿設されるように、前記ソフトプラグ53の中心にスルーホール532が穿設され、前記ソフトプラグ53が前記ストッパ部材50"とパイプ体10との間の隙間を密封する。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明により提供されるパイプ体とグリップの組立構造は、パイプ体に前記2個の組付部材、前記結合具、前記制限部材及び前記ストッパ部材が取り付けられることにより、グリップとパイプ体を結合すると共に位置決めさせることができ、その組立が便利で且つ位置決めが確実で、関連の構成要素に対し穴あけ加工する必要もない。さらに、本発明の実施例は、パイプ体に取り付けられた前記グリップの位置調整、及び異なる角度位置に保持することができる。
【0026】
上記の実施例は、本発明の単なる例であり、限定することを意図したものではない。本発明によって提供されるパイプ体とグリップの組立構造は、同種の物品の初めて創作した構造であり、進歩性の効果を有するため、法令に基づいて出願する。
【符号の説明】
【0027】
100、100'、100" パイプ体とグリップの組立構造
10、10' パイプ体
10a 外パイプ
10b 内パイプ
12 ハンドル
13、13' 挿入孔
15 係止具
16 弾性部材
17 穴部
18 係止穴
20、20'、20" 組付部材
20a 第1端
20b 第2端
21 凹面
22 位置決めポスト
23、23" 雄ねじ部
24、24' 止縁部
30 グリップ
31 ピボットロッド
32、32'、32" 結合具
32a 第1端
32b 第2端
321 嵌設孔
322、322'、322" 凹溝
323 肩部
40 制限部材
41 貫通孔
411 凸縁
42 雌ねじ部
43 ソフトプラグ
431 凹状の環形溝
432 スルーホール
50、50'、50" ストッパ部材
51 貫通孔
511 凸縁
52 雌ねじ部
53 ソフトプラグ
531 凹状の環形溝
532 スルーホール