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特許7127138チャットルームを3次元形態で提供する方法、システム、および非一時なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-19
(45)【発行日】2022-08-29
(54)【発明の名称】チャットルームを3次元形態で提供する方法、システム、および非一時なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04815 20220101AFI20220822BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20220822BHJP
   H04N 21/4788 20110101ALI20220822BHJP
【FI】
G06F3/04815
G06F3/04817
H04N21/4788
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020542728
(86)(22)【出願日】2018-02-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-06-24
(86)【国際出願番号】 KR2018001702
(87)【国際公開番号】W WO2019156263
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2020-12-25
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
【住所又は居所原語表記】11th Fl.,42,Hwangsaeul-ro 360beon-gil,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do.13591
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ホン,ソクジュ
【審査官】三吉 翔子
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-527917(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0192315(US,A1)
【文献】特開2001-160022(JP,A)
【文献】特開2017-004297(JP,A)
【文献】特開2013-175929(JP,A)
【文献】国際公開第2016/002331(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04815
G06F 3/04817
H04N 21/4788
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
子機器少なくとも1つのプロセッサ
記電子機器に表示されたチャットルームに対する画面切替イベントを認識することと、
記画面切替イベントによって前記チャットルームが3次元空間の形態で表示されるように画面を切り替えることと、
記電子機器の位置情報と前記チャットルームに含まれる少なくとも1つの会話相手の位置情報とに基づき、前記会話相手の位置情報の共有が前記電子機器のユーザに許容されている場合は、前記3次元空間上に、前記ユーザを示すユーザアイコンと前記会話相手を示す相手アイコンとの深さ情報によって前記ユーザと前記会話相手との距離を表現することと、
前記会話相手の位置情報の共有が前記ユーザに許容されていない場合は、深さ情報なしに、前記ユーザアイコンの周辺に相手アイコンを表示することと
実行させるプログラム
【請求項2】
前記認識することは、
前記チャットルームに対して事前に定められたジェスチャが入力されれば、前記画面切替イベントとして認識すること
を含む、請求項1に記載のプログラム
【請求項3】
前記認識することは、
前記チャットルームに設定された時間情報または位置情報に基づき、前記チャットルームに対する前記画面切替イベントを認識すること
を含む、請求項1又は2に記載のプログラム
【請求項4】
前記認識することは、
前記電子機器の位置情報と前記チャットルームに含まれる少なくとも1つの会話相手の位置情報とに基づき、前記チャットルームに対する前記画面切替イベントを認識すること
を含む、請求項1乃至3のいずれかに記載のプログラム
【請求項5】
前記切り替えることは、
前記画面切替イベントによって、前記チャットルームを、深さ情報を有する3次元空間に変更して表示することと、
前記3次元空間に対する所定のジェスチャによって前記3次元空間の深さを調節することと
を含む、請求項1乃至4のいずれかに記載のプログラム
【請求項6】
前記表現することは、
前記会話相手の位置情報による移動速度や移動経路に基づいて前記会話相手の移動類型を区分し、該当の移動類型の移動状態アイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示すること
を含む、請求項に記載のプログラム
【請求項7】
前記表現することは、
前記会話相手から新規メッセージが受信される場合、前記新規メッセージを一定時間にわたり前記相手アイコンに隣接する位置に表示すること
を含む、請求項1乃至6のいずれかに記載のプログラム
【請求項8】
前記表現することは、
前記会話相手から受信した新規メッセージが未確認メッセージとして処理される場合、前記未確認メッセージを示す識別子を前記相手アイコンに隣接する位置に表示すること
を含む、請求項乃至のいずれかに記載のプログラム
【請求項9】
前記表現することは、
前記会話相手が利用中である他のサービスを示すアイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示すること
を含む、請求項乃至のいずれかに記載のプログラム
【請求項10】
前記表現することは、
前記3次元空間に対する前記ユーザの視線を追跡し、前記ユーザの視線に対応する会話相手が前記他のサービスで利用中のコンテンツを前記電子機器の出力装置から出力すること
を含む、請求項に記載のプログラム
【請求項11】
電子機器に実現されたチャットルーム表示システムであって、
メモリ、および
前記メモリに接続され、前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記電子機器に表示されたチャットルームに対する画面切替イベントを認識するイベント認識部と、
前記画面切替イベントによって前記チャットルームが3次元空間の形態で表示されるように画面を切り替える画面切替部と、
前記チャットルームに含まれた少なくとも1つの会話相手と関連する状態情報を前記3次元空間上に出力する情報出力部と
を備え、
前記情報出力部は、
前記電子機器の位置情報と前記会話相手の位置情報とに基づき、前記会話相手の位置情報の共有が前記電子機器のユーザに許容されている場合は、前記3次元空間上に、前記ユーザを示すユーザアイコンと前記会話相手を示す相手アイコンとの深さ情報によって前記ユーザと前記会話相手との距離を表現し、前記会話相手の位置情報の共有が前記ユーザに許容されていない場合は、深さ情報なしに、前記ユーザアイコンの周辺に相手アイコンを表示する
チャットルーム表示システム。
【請求項12】
前記画面切替部は、
前記画面切替イベントによって、前記チャットルームを、深さ情報を有する3次元空間に変更して表示し、前記3次元空間に対する所定のジェスチャによって前記3次元空間の深さを調節する、
請求項11に記載のチャットルーム表示システム。
【請求項13】
前記情報出力部は、
前記会話相手の位置情報による移動速度や移動経路に基づいて前記会話相手の移動類型を区分し、該当の移動類型の移動状態アイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示する、
請求項11に記載のチャットルーム表示システム。
【請求項14】
前記情報出力部は、
前記会話相手から新規メッセージが受信される場合、前記新規メッセージを一定時間にわたり前記相手アイコンに隣接する位置に表示する、
請求項11乃至13のいずれかに記載のチャットルーム表示システム。
【請求項15】
前記情報出力部は、
前記会話相手から受信した新規メッセージが未確認メッセージとして処理される場合、前記未確認メッセージを示す識別子を前記相手アイコンに隣接する位置に表示する、
請求項11乃至14のいずれかに記載のチャットルーム表示システム。
【請求項16】
前記情報出力部は、
前記会話相手が利用中である他のサービスを示すアイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示する、
請求項11乃至15のいずれかに記載のチャットルーム表示システム。
【請求項17】
前記情報出力部は、
前記3次元空間に対する前記ユーザの視線を追跡し、前記ユーザの視線に対応する会話相手が前記他のサービスで利用中のコンテンツを前記電子機器の出力装置から出力する、
請求項16に記載のチャットルーム表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、チャットルームを表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信することのできるソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上に会話相手を登録すると、会話リストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でもその使用が普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(韓国公開特許第10-2002-0074304号公報(公開日2002年9月30日))には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間でメッセンジャーサービスを提供することができるようにした、無線通信網を用いた携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
3次元技術を利用して深さ調節が可能な3次元モードでチャットルームを表現することができる。
【0007】
会話相手との距離を3次元空間上の深さ情報で表現することができる。
【0008】
会話相手と関連する状態情報を3次元空間上に表現することができる。
【0009】
チャットルームに対するユーザの視線を追跡し、ユーザの視線に対応する会話相手の状態情報を出力することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
電子機器が実行するチャットルーム表示方法であって、前記電子機器は、少なくとも1つのプロセッサを含み、当該チャットルーム表示方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記電子機器に表示されたチャットルームに対する画面切替イベントを認識することと、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記画面切替イベントによって前記チャットルームが3次元空間の形態で表示されるように画面を切り替えることと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記電子機器の位置情報と前記チャットルームに含まれた少なくとも1つの会話相手の位置情報とに基づき、前記電子機器のユーザと前記会話相手との距離を前記3次元空間の深さ情報で表現することとを含む、チャットルーム表示方法を提供する。
【0011】
一側面によると、前記認識することは、前記チャットルームに対して事前に定められたジェスチャ(gesture)が入力されると、前記画面切替イベントとして認識することを含んでよい。
【0012】
他の側面によると、前記認識することは、前記チャットルームに設定された時間情報または位置情報に基づき、前記チャットルームに対する前記画面切替イベントを認識することを含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記認識することは、前記電子機器の位置情報と前記チャットルームに含まれる少なくとも1つの会話相手の位置情報とに基づき、前記チャットルームに対する前記画面切替イベントを認識することを含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記切り替えることは、前記画面切替イベントによって、前記チャットルームを、深さ情報を有する3次元空間に変更して表示することと、前記3次元空間に対する所定のジェスチャによって前記3次元空間の深さを調節することとを含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記表現することは、前記3次元空間上に、前記ユーザを示すユーザアイコンと前記会話相手を示す相手アイコンとの深さ情報によって前記ユーザと前記会話相手との距離を表現することを含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記表現することは、前記会話相手の位置情報による移動速度や移動経路に基づいて前記会話相手の移動類型を区分し、該当の移動類型の移動状態アイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示することを含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記表現することは、前記会話相手から新規メッセージが受信される場合、前記新規メッセージを一定時間にわたり前記相手アイコンに隣接する位置に表示することを含んでよい。
【0018】
また他の側面によると、前記表現することは、前記会話相手から受信された新規メッセージが未確認メッセージとして処理される場合、前記未確認メッセージを示す識別子を前記相手アイコンに隣接する位置に表示することを含んでよい。
【0019】
また他の側面によると、前記表現することは、前記会話相手が利用中である他のサービスを示すアイコンを前記相手アイコンに隣接する位置に表示することを含んでよい。
【0020】
さらに他の側面によると、前記表現することは、前記3次元空間に対する前記ユーザの視線を追跡し、前記ユーザの視線に対応する会話相手が前記他のサービスで利用中であるコンテンツを前記電子機器の出力装置から出力することを含んでよい。
【0021】
前記チャットルーム表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、非一時なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0022】
電子機器に実現されるチャットルーム表示システムであって、メモリ、および前記メモリに接続され、前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記電子機器に表示されたチャットルームに対する画面切替イベントを認識するイベント認識部と、前記画面切替イベントによって前記チャットルームが3次元空間の形態で表示されるように画面を切り替える画面切替部と、前記チャットルームに含まれた少なくとも1つの会話相手と関連する状態情報を前記3次元空間上に出力する情報出力部とを備え、前記情報出力部は、前記電子機器の位置情報と前記会話相手の位置情報とに基づき、前記電子機器のユーザと前記会話相手との距離を前記3次元空間の深さ情報で表現する、チャットルーム表示システムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図である。
図4】本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、チャットルームを3次元形態で表示する過程を説明するための例示図である。
図6】本発明の一実施形態における、チャットルームを3次元形態で表示する過程を説明するための例示図である。
図7】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図8】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図9】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図10】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図11】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図12】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
図13】本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
本発明の実施形態は、会話インタフェース画面であるチャットルームを表現する技術に関し、より詳細には、深さ調節が可能な3次元モードでチャットルームを表現する技術に関する。
【0026】
本明細書において具体的に開示される事項を含む実施形態は、深さ調節が可能な3次元モードでチャットルームを表現することができ、これにより、直観性、効率性、拡張性、利便性などの側面において相当な長所を達成することができる。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、本発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。
【0028】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0029】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0030】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0031】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0032】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0033】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0034】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って生成した要求が、通信モジュール213の制御に従ってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御に従って提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0035】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0036】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0037】
以下では、チャットルームを3次元形態で表現するための方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態における、電子機器のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、電子機器が実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0039】
本実施形態に係る電子機器110には、コンピュータによって実現された会話システムが構成されてよい。一例として、会話システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されても、あるいは特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよく、場合によっては、サーバ150との連動によってメッセージングサービスが提供されてもよい。
【0040】
電子機器110にインストールされたアプリケーションが提供する命令に基づき、電子機器110に実現された会話システムは、会話方法を実行してよい。図4に係る会話方法を実行するために、電子機器110のプロセッサ212は、構成要素として、図3に示すように、イベント認識部310、画面切替部320、および情報出力部330を備えてよい。実施形態によれば、プロセッサ212の構成要素は、選択的にプロセッサ212に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によれば、プロセッサ212の構成要素は、プロセッサ212の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0041】
このようなプロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、図4の会話方法が含む段階410~段階440を実行するように電子機器110を制御してよい。例えば、プロセッサ212およびプロセッサ212の構成要素は、メモリ211が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0042】
ここで、プロセッサ212の構成要素は、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令(一例として、電子機器110で実行されたアプリケーションが提供する命令)に従ってプロセッサ212によって実行される、プロセッサ212の互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、電子機器110がチャットルームに対する画面切替イベントを認識するように上述した命令に従って電子機器110を制御するプロセッサ212の機能的表現として、イベント認識部310が利用されてよい。
【0043】
段階410において、プロセッサ212は、電子機器110の制御と関連する命令がロードされたメモリ211から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、以下で説明される段階420~段階440をプロセッサ212が実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0044】
段階420において、イベント認識部310は、電子機器110にインストールされたメッセンジャーの会話インタフェース画面であるチャットルームに対する画面切替イベントを認識してよい。チャットルームとは、電子機器110のユーザのアカウントと少なくとも1つの会話相手のアカウントとの間に設定された通信セッションに対応するインタフェース画面であって、基本的には2次元形態の画面で構成されて表示されてよい。一例として、イベント認識部310は、チャットルームに対して事前に定められたジェスチャ(gesture)、例えば、電子機器110の画面にタッチ圧力のような3次元タッチが入力されると、これを画面切替イベントとして認識してよい。他の例として、イベント認識部310は、ユーザからのタッチによってチャットルームに含まれる画面切替メニューが直接選択されるか会話相手リストやプロフィールなどに進む場合に、これを画面切替イベントとして認識してよい。また他の例として、イベント認識部310は、チャットルームに設定された時間情報に基づいて該当のチャットルームに対する画面切替イベントを自動認識してよい。例えば、イベント認識部310は、チャットルームに設定された約束時間を基準として30分前の時点を画面切替イベントとして認識してよい。また他の例として、イベント認識部310は、チャットルームに設定された位置情報に基づいて該当のチャットルームに対する画面切替イベントを自動認識してよい。例えば、イベント認識部310は、電子機器110の位置がチャットルームに設定された約束場所に到達すれば、これを画面切替イベントとして認識してよい。また他の例として、イベント認識部310は、電子機器110の位置情報とチャットルームに含まれる会話相手の位置情報とによる位置分布図に基づいて該当のチャットルームに対する画面切替イベントを認識してよい。例えば、イベント認識部310は、チャットルームに含まれるユーザが一定のレベル以上に分散している場合に、これを画面切替イベントとして認識してよい。さらに他の例として、イベント認識部310は、チャットルームのユーザ間で映像通話(VoIPコール)が始まれば、該当のチャットルームに対する画面切替イベントを自動認識してよい。
【0045】
段階430において、画面切替部320は、画面切替イベントが認識されることにより、チャットルームが3次元形態で表示されるように画面を切り替えてよい。図5を参照すると、画面切替部320は、2次元形態で表示されたチャットルーム510で画面切替イベントが認識されれば、該当のチャットルーム510を所定の深さ情報を有する3次元空間520に変更して表示してよい。このとき、画面切替部320は、チャットルームが3次元形態に変更された後(すなわち、チャットルームが3次元形態で表示された後)に所定のジェスチャが入力されれば、該当の3次元空間520の深さを調節してよい。例えば、図6に示すように、2本の指を利用したスプレッド(Spread)ジェスチャ601とピンチ(Pinch)ジェスチャ602によって3次元空間520の深さ調節が可能である。
【0046】
再び図4において、段階440において、情報出力部330は、電子機器110のユーザと関連する状態情報、およびチャットルームに含まれる会話相手と関連する状態情報を3次元空間上に出力してよい。このとき、状態情報は、メッセンジャー上に登録されたプロフィール情報を含んでよい。状態情報は、プロフィールのような基本情報の他に、新規メッセージ、メッセージ未確認状態、位置情報、または位置情報を基盤とした活動性情報、メッセンジャーアカウントと連携する他のサービスの利用可否などをさらに含んでよい。メッセンジャーは、チャットルームでメッセージをやり取りする機能はもちろん、ユーザと会話相手とが位置情報や活動性情報を共有する機能、メッセンジャーのアカウントで音楽サービスのような他のサービスを提供する機能などを含んでよい。一例として、情報出力部330は、電子機器110の位置情報とチャットルームに含まれる会話相手の位置情報とに基づき、ユーザと会話相手との距離を3次元空間上の深さ情報で表現してよい。他の例として、情報出力部330は、チャットルームに含まれた会話相手の位置情報に基づき、会話相手の移動状態(例えば、徒歩移動、公共交通(バス、地下鉄)移動、自家用車移動など)を示す活動性情報を3次元空間上に出力してよい。また他の例として、情報出力部330は、チャットルームに含まれる会話相手から受信した新規メッセージやメッセージ未確認状態を3次元空間上に出力してよい。さらに他の例として、情報出力部330は、チャットルームに含まれる会話相手別に、会話相手が利用中の他のサービスを示すアイコンを3次元空間上に出力してよい。例えば、情報出力部330は、会話相手が音楽サービスを利用中であれば、該当のサービスアイコンをチャットルームの3次元空間上に出力してよく、このとき、3次元空間に対する電子機器110のユーザの視線を追跡し、ユーザの視線に対応する会話相手が利用中のコンテンツを電子機器110の出力装置(スピーカやディスプレイなど)から出力してよい。
【0047】
図7図13は、本発明の一実施形態における、チャットルームの3次元空間上に状態情報を表示する過程を説明するための例示図である。
【0048】
以下では、電子機器110のユーザと会話相手A、B、C、Dとが参加するチャットルームを例示して説明する。
【0049】
図7を参照すると、情報出力部330は、チャットルームとして深さ情報を有する3次元空間520上に、ユーザを示すユーザアイコン701と、それぞれの会話相手を示す相手アイコン702を表示してよい。このとき、ユーザアイコン701と相手アイコン702は、事前に設定されたプロフィールイメージやデフォルトイメージなどで構成されてよい。ユーザと位置共有が許容された会話相手A、Bの場合は、3次元空間520上のユーザアイコン701と相手アイコン702との深さ情報d、dにより、ユーザと会話相手A、Bとの距離を表現してよい。ユーザと位置共有が許容されていない会話相手C、Dの場合は、深さ情報なしに、ユーザアイコン701の周辺に相手アイコン702を表示してよい。また他の例として、会話相手A、Bの位置情報からユーザに対する会話相手A、Bの方向または会話相手A、Bの方位を確認することができる場合は、ユーザアイコン701を3次元空間520の中央に表示し、確認されたユーザに対する会話相手A、Bの方向または会話相手A、Bの方位によって相手アイコン702を配置してよい。さらに他の例として、情報出力部330は、チャットルームのユーザ間で映像通話(VoIPコール)が始まってチャットルームが3次元形態で表示されるように画面が切り替わった場合、3次元空間520を利用して映像通話画面を提供してよい。このとき、ユーザアイコン701と相手アイコン702は、各自のプロフィールイメージの代わりに映像通話画面で構成されてよい。
【0050】
図8を参照すると、情報出力部330は、ユーザと位置共有が許容された会話相手A、Bに対して移動が感知されれば、該当の相手アイコン702に隣接する位置に、例えば、相手アイコン702の右上に、移動状態アイコン803を表示してよい。このとき、会話相手の移動速度や移動経路などに基づいて会話相手の移動類型、例えば、徒歩移動、公共交通(バス、地下鉄)移動、自家用車移動などを区分してよく、該当の類型の移動状態アイコン803を表示してよい。会話相手の移動速度や移動経路などは、会話相手の電子機器(一例として、電子機器120)から受信した情報であってもよいし、会話相手から受信した会話相手の位置情報からユーザの電子機器110が計算した情報であってもよい。
【0051】
図9を参照すると、情報出力部330は、会話相手Aからチャットルームに新たなメッセージが受信されれば、該当の相手アイコン702に隣接する位置に、例えば、相手アイコン702の右上に、新規メッセージが含まれる吹き出し904を一定時間(例えば、3秒)にわたり表示してよい。このとき、ユーザが吹き出し904を一定時間以内にタップすればメッセージが確認されたものと処理し、吹き出し904をタップせずに一定時間が経過すれば未確認メッセージとして処理してよい。
【0052】
情報出力部330は、新規メッセージが受信されてから一定時間が経過すれば吹き出し904を消去し、該当のメッセージが未確認メッセージとして処理された場合は、図10に示すように、該当のメッセージを送った相手アイコン702に隣接する位置に、例えば、相手アイコン702の右上に、未確認メッセージがあることを示す識別子1005を表示してよい。
【0053】
図11を参照すると、情報出力部330は、チャットルームに含まれた会話相手のうちの少なくとも一部の会話相手が音楽サービスを利用している場合、該当の相手アイコン702に隣接する位置に、例えば、相手アイコン702の右上に、音楽サービスを示すサービスアイコン1106を3次元空間520上に出力してよい。
【0054】
図12を参照すると、情報出力部330は、3次元空間520に対するユーザの視線1200を追跡し、ユーザの視線1200と対応する会話相手が利用中の音楽を電子機器110の出力装置から出力してよい。図12に示すように、情報出力部330は、会話相手AとBが音楽サービスを利用しているとき、ユーザの視線1200が会話相手Aの相手アイコン702に留まれば会話相手Aが聞いている音楽を出力してよく、このとき、会話相手Bの相手アイコン702やサービスアイコン1106に隣接する位置には音消去アイコン1207を表示してよい。図13に示すように、情報出力部330は、ユーザの視線1200を追跡し、ユーザの視線1200が会話相手Aの相手アイコン702に留まった後に会話相手Bの相手アイコン702に移動すれば、会話相手Aが聞いている音楽の出力は中断し、会話相手Bが聞いている音楽を出力してよい。このとき、会話相手Aが聞いている音楽音が次第に小さくなるように出力しながら、会話相手Bが聞いている音楽音が次第に大きく出力される効果を適用してよく、会話相手Aが聞いている音楽の出力が中断されれば、会話相手Aの相手アイコン702やサービスアイコン1106に隣接する位置に音消去アイコン1207を表示してよい。
【0055】
情報出力部330は、会話相手が利用中の他のサービスを示すアイコンの場合、3次元空間はもちろん、2次元形態で表現されたチャットルーム上に出力することも可能である。例えば、情報出力部330は、2次元形態のチャットルームにプロフィールイメージで構成された相手アイコンをメッセージの受信順に整列して表示してよく、このとき、会話相手が音楽サービスを利用している場合には、サービスアイコンを相手アイコンに隣接する位置に表示してよく、ユーザの視線を追跡し、ユーザの視線に対応する会話相手が利用中の音楽を電子機器110の出力装置から出力してよい。
【0056】
このように、本発明の実施形態によると、3次元技術を利用してチャットルームを深さ調節が可能な3次元モードで表現することができ、このとき、会話相手との距離を3次元空間上の深さ情報で表現することができる。また、3次元空間上に、会話相手と関連する状態情報として新規メッセージ、メッセージ未確認状態、位置情報、または位置情報を基盤とする活動性情報、メッセンジャーアカウントと連携する他のサービスの利用可否などを出力することができる。さらに、チャットルームに対するユーザの視線を追跡し、ユーザの視線に対応する会話相手の状態情報を出力することができる。
【0057】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0058】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0059】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例は、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0060】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって代替されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0061】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
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