(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-22
(45)【発行日】2022-08-30
(54)【発明の名称】部分放電検出装置および部分放電監視システム
(51)【国際特許分類】
G01R 31/12 20200101AFI20220823BHJP
【FI】
G01R31/12 A
(21)【出願番号】P 2019144120
(22)【出願日】2019-08-06
【審査請求日】2021-03-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000001258
【氏名又は名称】JFEスチール株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100184859
【氏名又は名称】磯村 哲朗
(74)【代理人】
【識別番号】100123386
【氏名又は名称】熊坂 晃
(74)【代理人】
【識別番号】100196667
【氏名又は名称】坂井 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100130834
【氏名又は名称】森 和弘
(72)【発明者】
【氏名】▲桑▼田 泰範
(72)【発明者】
【氏名】西澤 佑司
(72)【発明者】
【氏名】森 敏夫
(72)【発明者】
【氏名】松井 穣
(72)【発明者】
【氏名】森谷 安幸
【審査官】青木 洋平
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-090693(JP,A)
【文献】特開2019-082449(JP,A)
【文献】特開2017-111134(JP,A)
【文献】特開2011-149896(JP,A)
【文献】特開2018-025505(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 31/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気設備に設けられる電気絶縁材料に発生する部分放電を、該部分放電に起因する前記電気設備の接地電圧の変化により検出する部分放電検出装置であって、
前記電気設備の接地された筐体に固定され前記電気設備の接地電圧を測定するセンサと、
前記センサによって測定された
前記接地電圧の波形信号が入力され、回路全体として0.001~0.1μFの静電容量を有し、前記接地電圧の波形信号の周波数を
前記静電容量により下げて出力するアナログ電子回路
と、
前記アナログ電子回路によって周波数が下げられた前記波形信号の値を、下げられた前記周波数の倍の周期で取得し、取得された前記値が所定の閾値を超えた回数をカウントするカウンタと
を備えることを特徴とする部分放電検出装置。
【請求項2】
前記
アナログ電子回路は、コンデンサを含むこと
を特徴とする請求項
1に記載の部分放電検出装置。
【請求項3】
前記
アナログ電子回路は、ダイオードを含むこと
を特徴とする請求項
1または
2に記載の部分放電検出装置。
【請求項4】
前記カウンタによりカウントされた前記回数の情報を転送する通信部をさらに備えること
を特徴とする請求項
1~3のいずれかに記載の部分放電検出装置。
【請求項5】
前記通信部は、無線通信により前記回数の情報を転送すること
を特徴とする請求項
4に記載の部分放電検出装置。
【請求項6】
請求項
4または
5に記載の部分放電検出装置と、
前記部分放電検出装置の前記通信部から転送された前記回数の情報を受信し、該回数の情報に基づいて、前記電気設備の補修または更新が必要であることを示す情報を出力する監視端末と
を備えることを特徴とする部分放電監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気設備に設けられる電気絶縁材料に発生する部分放電を、該部分放電に起因する前記電気設備の接地電圧の変化により検出する部分放電検出装置、およびこれを備える部分放電監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
高圧電気を絶縁する電気絶縁材料中には、経年劣化や損傷による欠陥箇所(欠損やボイド等)に電界が集中して、一時的な微弱な放電、つまり部分的な短絡が発生することがあり、この現象は部分放電と呼ばれる。電気絶縁材料に部分放電が発生すると、上記欠陥箇所の劣化が促進され、絶縁破壊に至ることがある。
【0003】
そこで、高圧電気を受ける電気設備の保守管理においては、部分放電の発生を、絶縁破壊による電気事故発生の前駆現象として捉え、部分放電の発生を監視して、部分放電の発生時に電気設備の補修や更新等の対応を行うことで、電気事故の発生を未然に防ぐことが行われている。
【0004】
部分放電の連続監視を可能とすべく、例えば特許文献1には、1GHz以上のサンプリング周波数でサンプリングされる放電検知信号の測定値が所定の閾値を超えたときのみ、放電検知信号の波形データを記録して転送することにより、部分放電の監視に利用するデータ量を低減させる技術が開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1に開示される技術では、放電検知信号を高い周波数でサンプリングするため、部分放電が短時間に頻発すると、放電検知信号の波形データの記録および転送も高頻度で発生することとなり、記録および転送されるデータ量も膨大となってしまう。メモリ容量や通信速度には限界があるため、データ量が膨大となると、波形データの記録や転送に支障が生じる。よって、特許文献1に開示される技術では、部分放電の連続監視を可能とするという課題が、必ずしも十分に解決されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、簡単で安価な構成により、電気設備に設けられる電気絶縁材料に発生する部分放電の連続監視を可能とする、部分放電検出装置および部分放電監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の部分放電検出装置および部分放電監視システムは、以下の特徴を有する。
【0009】
[1]電気設備に設けられる電気絶縁材料に発生する部分放電を、該部分放電に起因する前記電気設備の接地電圧の変化により検出する部分放電検出装置であって、前記電気設備の接地電圧を測定するセンサと、前記センサによって測定された前記接地電圧の波形信号の周波数を下げて出力するアナログ電子回路とを備えることを特徴とする部分放電検出装置。
【0010】
[2]前記アナログ電子回路は、0.001~0.1μFの静電容量を有する電子素子を有することを特徴とする[1]に記載の部分放電検出装置。
【0011】
[3]前記電子素子は、コンデンサを含むことを特徴とする[2]に記載の部分放電検出装置。
【0012】
[4]前記電子素子は、ダイオードを含むことを特徴とする[2]または[3]に記載の部分放電検出装置。
【0013】
[5]前記アナログ電子回路によって周波数が下げられた前記波形信号の値を所定の周期で取得し、取得された前記値が所定の閾値を超えた回数をカウントするカウンタをさらに備えることを特徴とする[1]~[4]のいずれかに記載の部分放電検出装置。
【0014】
[6]前記カウンタによりカウントされた前記回数の情報を転送する通信部をさらに備えることを特徴とする[5]に記載の部分放電検出装置。
【0015】
[7]前記通信部は、無線通信により前記回数の情報を転送することを特徴とする[6]に記載の部分放電検出装置。
【0016】
[8][6]または[7]に記載の部分放電検出装置と、前記部分放電検出装置の前記通信部から転送された前記回数の情報を受信し、該回数の情報に基づいて、前記電気設備の補修または更新が必要であることを示す情報を出力する監視端末とを備えることを特徴とする部分放電監視システム。
【発明の効果】
【0017】
本発明の部分放電検出装置および部分放電監視システムによれば、例えば、0.001~0.1μFの静電容量を有するコンデンサやダイオード等の電子素子を含む簡単な構成を有するアナログ電子回路により、センサにより測定される接地電圧の波形信号の周波数を下げて出力することができる。
【0018】
これにより、高速サンプリングを行わなくても、部分放電に起因する接地電圧の波形の変化をとらえることができるため、高価な高速サンプリング装置を内蔵する必要がなくなり、部分放電検出装置のコストが大幅に抑えられ、多数箇所での部分放電の連続監視を安価に行うことができる。
【0019】
そして、アナログ電子回路により周波数が下げられた波形信号の値を、低周波でサンプリングし、取得された波形信号の値が所定の閾値を超える回数をカウントし、この回数の情報を外部に転送して、部分放電の監視に利用する。よって、アナログ電子回路により波形信号の周波数を下げることを行わない場合に比べて、部分放電検出装置から外部に転送されるデータ量が大幅に抑えられ、部分放電の連続監視を安価かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の部分放電検出装置および部分放電監視システムの一例の構成を示すブロック図である。
【
図2】電気設備に設けられる電気絶縁材料に発生する部分放電に起因する、電気設備の接地電圧の過渡的な変化の例を示すグラフである。
【
図3】本発明の部分放電検出装置により処理される前と後の接地電圧の波形信号を示すグラフである。
【
図4】本発明の部分放電検出装置により処理される接地電圧の波形信号およびこの波形信号が所定の閾値を超える回数のカウントの例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の部分放電検出装置および部分放電監視システムの実施形態を、図面を参照しつつ、以下に説明する。
【0022】
図1に、本実施形態の部分放電検出装置10および部分放電監視システム1の構成を示す。
【0023】
本実施形態の部分放電検出装置10は、高圧電気が印加される電気設備である変電所の変圧器51および配電盤52に設けられる電気絶縁材料の部分放電を検出するものである。具体的には、変圧器51および配電盤52に設けられる電気絶縁材料に、経年劣化や損傷による欠陥が発生して、この欠陥箇所に高圧電気の電界が集中することで部分放電が発生したとき、この部分放電に起因して変圧器51および配電盤52の接地電圧が変化する。部分放電検出装置10は、この接地電圧を測定し、接地電圧の変化を測定することで、部分放電の発生を検出する。
【0024】
図1に示すように、部分放電検出装置10は、変圧器51および配電盤52の接地電圧を測定するTEV(Transient Earth Voltage)センサ(センサ)11と、TEVセンサ11に接続されるアナログ電子回路12と、アナログ電子回路12から出力される信号を処理するマイクロコントローラ(カウンタ)16と、マイクロコントローラ16により処理された信号を無線通信により外部に転送する無線モジュール(通信部)17と、マイクロコントローラ16および無線モジュール17の電源となる電池18とを備える。
【0025】
また、本実施形態の部分放電監視システム1は、上記部分放電検出装置10と、パーソナルコンピュータ(監視端末)20とを備えて構成され、パーソナルコンピュータ20が、部分放電検出装置10から転送された信号に基づいて、変圧器51および配電盤52の補修または更新が必要であることを示す情報を出力するものである。
【0026】
TEVセンサ11は、内蔵される磁石により、変圧器51および配電盤52の筐体に固定される。変圧器51および配電盤52の筐体が接地されていることで、この筐体に固定されるTEVセンサ11により接地電圧を測定できる。TEVセンサ11は、例えば1GHzのサンプリング周波数で、接地電圧を測定する。
【0027】
図2に、部分放電に起因して接地電圧が変化したときに、TEVセンサ11により測定される接地電圧の波形信号の例を示す。
図2中の両矢印の幅で示すように、部分放電の発生は、接地電圧の波形信号において、100nsecレベルの短波長(高周波数)の波形として発現する。
【0028】
アナログ電子回路12は、TEVセンサ11によって測定された接地電圧の波形信号の周波数を下げて(波形を鈍らせて)出力するものであり、具体的には、上記100nsecレベルの高い周波数の波形を、100μsecレベルの周波数まで下げて出力する。アナログ電子回路12は、
図1に示すように、バンドパスフィルタ13、ダイオード14、コンデンサ15を、直列に接続して構成されている。
【0029】
まず、バンドパスフィルタ13は、TEVセンサ11によって測定された接地電圧の波形信号のうち、例えば10~33MHzの周波数成分のみを通すことで、波形信号からノイズを除去する。
【0030】
バンドパスフィルタ13によりノイズが除去された波形信号は、ダイオード14を通過して半波整流される。部分放電は、交流電源周期(例えば60Hzまたは50Hz)の上下ピークで発生するが、部分放電に起因する接地電圧の変化の発生頻度は、ダイオード14により波形信号が半波整流されることで、約2分の1に抑えられる。
【0031】
ダイオード14により半波整流された波形信号は、さらにコンデンサ15を通過する。コンデンサ15は、0.001~0.1μFの範囲内の静電容量を有しており、この静電容量により、上記100nsecレベルの短波長(高周波数)の波形が、100μsecレベルまで、周波数が下げられる。
【0032】
図3に、ダイオード14およびコンデンサ15を通過する前と後の波形信号の例を、それぞれ細線と太線で示す。
図3に示すように、波形信号がダイオード14およびコンデンサ15を通過すると、上記100nsecレベルの短波長(高周波数)の針状の波形が、ピークが抑えられた100μsecレベルの波長を有する三角形状の波形に変換されることがわかる。
【0033】
なお、アナログ電子回路12が全体として0.001~0.1μFの範囲内の静電容量を有すれば、上記100nsecレベルの高い周波数の波形を、100μsecレベルの周波数の波形に変換できるので、アナログ電子回路12に必ずしもコンデンサ15を設けなくてもよい。
【0034】
例えば、ダイオードは一定の静電容量を有するが、その静電容量が0.001~0.1μFの範囲内であれば、ダイオードにコンデンサの機能を兼ねさせ、コンデンサを省略することができる。測定された接地電圧の波形信号の周波数を下げて出力する作用を有するダイオードとしては、例えば0.01μFのシリコンダイオード等を好適に使用できる。
【0035】
また、アナログ電子回路12が0.001~0.1μFの範囲内の静電容量を有すれば、整流を行うダイオードをアナログ電子回路12に必ずしも設けなくてもよい。
【0036】
ダイオード14およびコンデンサ15によって100μsecレベルまで周波数が下げられた波形信号は、アナログ電子回路12に接続されたマイクロコントローラ16に入力される。マイクロコントローラ16は、100μsec(=10kHz)の倍の20kHzのサンプリング周波数で波形信号の値を取得し、取得した値が所定の閾値を超える回数をカウントする。この回数の情報は、マイクロコントローラ16に接続された無線モジュール17から、変電所内に設置されるパーソナルコンピュータ20に、無線通信で転送される。
【0037】
図4(a)~(c)に、TEVセンサ11で測定された接地電圧の波形、アナログ電子回路12で周波数が下げられた接地電圧の波形、マイクロコントローラ16による上記回数のカウント数を、それぞれ概略的に示す。
図4(a)から
図4(c)へと進むにしたがって、データ量が大幅に抑えられていくことがわかる。
【0038】
マイクロコントローラ16および無線モジュール17は、無線通信機能が搭載された汎用マイクロコントローラをプログラミング言語で動作設定することにより、極めて安価に構成することができる。上記20kHz程度のサンプリング周波数であれば、汎用マイクロコントローラの有する機能を用いて測定を実施できるため、高価な高速サンプリング装置を部分放電検出装置10に内蔵する必要がない。
【0039】
無線通信機能が搭載された汎用マイクロコントローラとしては、例えばスイッチサイエンス社「ESP-WROOM-02開発ボード」を利用できる。また、プログラミング言語としては、例えば「Arduinoスケッチ」(「Arduino」は登録商標)を利用できる。
【0040】
本実施形態では、マイクロコントローラ16は、4時間おきに起動して、1回起動すると5分間波形信号の測定を行い、測定時以外はスリープ状態になるように、プログラム制御されている。これにより、マイクロコントローラ16および無線モジュール17の動作時間は、一日あたり30分間に抑えられるため、電池18の持ちが長くなり、部分放電検出装置10の電池18の交換頻度を少なくすることができる。
【0041】
そして、パーソナルコンピュータ20は、部分放電検出装置10の無線モジュール17から転送された、上記回数の情報を受信し、この回数の情報に基づいて、変圧器51および配電盤52の補修または更新の必要性を判定する。そして、変圧器51および配電盤52の補修または更新が必要と判定した場合には、画面表示や警報音発報などの形式で、補修または更新が必要であることを示す情報を出力する。
【0042】
本実施形態の部分放電検出装置10および部分放電監視システム1によれば、下記のように、大きなコスト削減効果が得られる。
【0043】
まず、変電所に、3バンク+予備1バンクの計4バンクの変圧器51が設けられ、各変圧器51に7台の配電盤52が接続される場合を想定する。各変圧器51には2個、各配電盤には2個の部分放電検出装置10が取り付けられるものとすると、1変電所あたり、計64個の部分放電検出装置10が取り付けられることになる。
検出装置では、1GHz(109/sec)のサンプリング周波数で波形信号の値を取得し、取得される各値のサイズを2バイト(65536段階の信号レベル)とすると、1変電所内の計64個の部分放電検出装置からパーソナルコンピュータに1秒間に転送されるデータ量は、次のように計算される。
【0044】
(109/sec)×2Byte×64=128GB/sec
これに対し、本実施形態の部分放電検出装置10では、マイクロコントローラ16は、20kHz(20×103/sec)のサンプリング周波数で波形信号の値を取得し、また、波形信号はアナログ電子回路12によりピークが抑えられるため、取得される各値のサイズも1バイト(256段階の信号レベル)に抑えられるとすると、1変電所内の計64個の部分放電検出装置からパーソナルコンピュータ20に1秒間に転送されるデータ量は、次のように計算される。
【0045】
(20×103/sec)×1Byte×64=1.28MB/sec
このように、本発明の部分放電検出装置10および部分放電監視システム1によれば、従来の部分放電検出装置に比べて、単位時間に処理および転送されるデータ量が10万分の1程度になり、データ量が大幅に抑えられるので、データの記録や転送に支障を生じることなく、部分放電の連続監視を確実に行うことができることがわかる。
【0046】
また、従来の部分放電検出装置は、1GHzの高いサンプリング周波数で放電信号を取得するため、高価なサンプリング装置を内蔵しており、高価(例えば、部分放電検出装置10個あたり30~100万円程度)であった。
【0047】
これに対し、本発明の部分放電検出装置10は、測定された接地電圧の波形信号の周波数を、簡単な構成を有するアナログ電子回路12によって予め下げてから、低いサンプリング周波数で放電信号の値を取得するので、上記のとおり、簡単な電子素子と汎用マイクロコントローラを組み合わせて、安価に(例えば、部分放電検出装置10個あたり1.5~2万円程度で)構成できる。
【0048】
このように、本発明の部分放電検出装置10は、従来の部分放電検出装置に比べ、装置のコストが10分の1以下に抑えられる。
【0049】
製鉄所等のプラントにおいて、構内に80か所の変電所が設けられる場合を想定すると、構内全体で必要となる部分放電検出装置10の個数は64個×80=約5000個となる。このような多数の部分放電検出装置10にかかるコストが10分の1に抑えられるので、多数箇所での部分放電の連続監視を行う上で、大幅なコスト削減効果が得られることがわかる。
【符号の説明】
【0050】
1 部分放電監視システム
10 部分放電検出装置
11 センサ(TEVセンサ)
12 アナログ電子回路
13 バンドパスフィルタ
14 電子素子(ダイオード)
15 電子素子(コンデンサ)
16 カウンタ(マイクロコントローラ)
17 通信部(無線モジュール)
18 電池
20 監視端末(パーソナルコンピュータ)
51 電気設備(変圧器)
52 電気設備(配電盤)