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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-22
(45)【発行日】2022-08-30
(54)【発明の名称】警備システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/04 20060101AFI20220823BHJP
   G08B 23/00 20060101ALI20220823BHJP
   G08B 25/00 20060101ALI20220823BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B23/00 530A
G08B25/04 H
G08B25/00 510E
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018243133
(22)【出願日】2018-12-26
(65)【公開番号】P2020106953
(43)【公開日】2020-07-09
【審査請求日】2021-07-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000108085
【氏名又は名称】セコム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】沙魚川 久史
(72)【発明者】
【氏名】松本 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】小泉 英之
(72)【発明者】
【氏名】深澤 達也
(72)【発明者】
【氏名】山田 明弥
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-190151(JP,A)
【文献】特開2009-070118(JP,A)
【文献】特開2007-219842(JP,A)
【文献】特開2014-215816(JP,A)
【文献】特開2009-015444(JP,A)
【文献】特開2004-362252(JP,A)
【文献】特開2015-046156(JP,A)
【文献】特開2005-115413(JP,A)
【文献】特開2006-293535(JP,A)
【文献】特開2008-250372(JP,A)
【文献】特開2001-034869(JP,A)
【文献】特開2012-150767(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 13/00-25/00
H04Q 9/00
G06F 13/00
H04N 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
警備モードとして、警備対象の一部を監視エリアとして侵入監視を行う部分警戒モードと、前記侵入監視を行わない警戒解除モードとを有する警備システムにおいて、
利用者の操作に応じて、前記部分警戒モードと前記警戒解除モードとを切り替えて設定する設定手段と、
前記警備対象内において前記利用者により操作される家電機器の使用状態を示す状態情報を取得する取得手段と、
前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すとき、前記部分警戒モードが適切に使用されていない不使用状態を判定する判定手段と、
前記不使用状態が判定されると、前記不使用状態に応じたメッセージを所定の宛先へ送信する送信手段と
を備える警備システム。
【請求項2】
前記判定手段は、前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器の操作が所定回数以上行われたことを前記状態情報が示すときは、前記不使用状態を判定する
請求項1に記載の警備システム。
【請求項3】
前記警備モードは、さらに前記警備対象の全域を前記監視エリアとする全体警戒モードを含み、
前記判定手段は、前記部分警戒モードまたは前記警戒解除モードが前記所定時間継続した場合において、当該部分警戒モードまたは警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すときは、前記利用者の外出が不足している外出不足状態を判定し、
前記送信手段は、前記外出不足状態が判定されると、前記不使用状態に応じたメッセージとは異なる前記外出不足状態に応じた他のメッセージを前記所定の宛先へ送信する
請求項1又は2に記載の警備システム。
【請求項4】
前記判定手段は、前記利用者が前記外出不足状態である確度を判定し、前記警備モードが前記部分警戒モードである場合と前記警戒解除モードである場合とで前記確度を異ならせ、
前記送信手段は、前記確度に応じて異なるメッセージを送信する
請求項3に記載の警備システム。
【請求項5】
警備対象の全域を監視エリアとして侵入監視を行う全体警戒モード、前記警備対象の一部を前記監視エリアとする部分警戒モード、前記侵入監視を行わない警戒解除モードとを有する警備システムにおいて、
利用者の操作に応じて、前記全体警戒モード、部分警戒モード及び前記警戒解除モードを切り替えて設定する設定手段と、
前記警備対象内において前記利用者により操作される家電機器の使用状態を示す状態情報を取得する取得手段と、
前記部分警戒モードまたは前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該部分警戒モードまたは警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すとき、前記利用者の外出が不足している外出不足状態を判定する判定手段と、
前記外出不足状態が判定されると、前記外出不足状態に応じたメッセージを所定の宛先へ送信する送信手段と
を備える警備システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警備システムに関する。
【背景技術】
【0002】
自宅等の警備対象への侵入者を検出して監視センタに通報する警備システムが知られている。例えば特許文献1には、少なくとも警備対象の外周エリアを含む一部又は全部のエリアを監視状態とする警戒モードと、警備対象の外周エリアを監視状態とし利用者の入館を待機する待機モードとを有し、監視状態のエリアのセンサが検知すると報知音を発する警備装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-275878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
警備装置の中には、利用者が在宅中に使用可能な警備モードとして、2つの警備モードを有しているものがある。2つの警備モードのうち一方は、警備対象の少なくとも外周エリアを監視エリアとし、警備対象内の利用者の活動エリアを監視エリアから除外する部分警戒モードであり、他方は、侵入者に関する通報を行わない警戒解除モードである。例えば部分警戒モードは、利用者の就寝時に使用され、警戒解除モードは、利用者が自宅で活動している時に使用されてもよい。これらの警備モードは、利用者の操作に応じて切り替えられて設定されるようになっている。しかし、利用者の中には、一旦警戒解除モードにした後、警備モードを切り替える操作を行うのを忘れてしまったり、意図的に部分警戒モードの使用を避けたりする場合がある。その場合、利用者が在宅中であっても在宅モードが使用されず、利用者を適切に警備することができない。さらに、利用者がそのような状況について話さない限り、家族等の利用者を見守る人はこのような状況を認識することができない。
本発明は、利用者が警備対象内に居るにも関わらず部分警戒モードが使用されていないことを、所定の宛先の人が認識できるようにすること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、少なくとも警備対象の一部を監視エリアとして侵入監視を行う警戒モードと、前記侵入監視を行わない警戒解除モードとを有する警備システムにおいて、利用者の操作に応じて、前記部分警戒モードと前記警戒解除モードとを切り替えて設定する設定手段と、前記警備対象内において前記利用者により操作される家電機器の状態を示す状態情報を取得する取得手段と、前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すとき、前記部分警戒モードが適切に使用されていない不使用状態を判定する判定手段と、前記不使用状態が判定されると、前記不使用状態に応じたメッセージを所定の宛先へ送信する送信手段とを備える警備システムを提供する。
【0006】
前記判定手段は、前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器の操作が所定回数以上行われたことを前記状態情報が示すときは、前記不使用状態を判定してもよい。
【0007】
前記警戒モードは、前記警備対象の全域を前記監視エリアとする全体警戒モード及び前記警備対象の一部を前記監視エリアとする部分警戒モードを含み、前記判定手段は、前記部分警戒モードまたは前記警戒解除モードが前記所定時間継続した場合において、当該部分警戒モードまたは警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すときは、前記利用者の外出が不足している外出不足状態を判定し、前記送信手段は、前記外出不足状態が判定されると、前記不使用状態に応じたメッセージとは異なる前記外出不足状態に応じた他のメッセージを前記所定の宛先へ送信してもよい。
【0008】
前記判定手段は、前記利用者が前記外出不足状態である確度を判定し、前記非全体警戒モードが前記部分警戒モードである場合と前記警戒解除モードである場合とで前記確度を異ならせ、前記送信手段は、前記確度に応じて異なるメッセージを送信してもよい。
【0009】
また、本発明は、警備対象の全域を監視エリアとして侵入監視を行う全体警戒モード、前記警備対象の一部を前記監視エリアとする部分警戒モード、前記侵入監視を行わない警戒解除モードとを有する警備システムにおいて、利用者の操作に応じて、前記全体警戒モード、部分警戒モード及び前記警戒解除モードを切り替えて設定する設定手段と、前記警備対象内において前記利用者により操作される家電機器の使用状態を示す状態情報を取得する取得手段と、前記部分警戒モードまたは前記警戒解除モードが所定時間継続した場合において、当該部分警戒モードまたは警戒解除モードが設定されている間に前記家電機器が操作されたことを前記状態情報が示すとき、前記利用者の外出が不足している外出不足状態を判定する判定手段と、前記外出不足状態が判定されると、前記外出不足状態に応じたメッセージを所定の宛先へ送信する送信手段とを備える警備システムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者が警備対象内に居るにも関わらず部分警戒モードが使用されていないことを、所定の宛先の人が認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る警備システム1の構成の一例を示した図。
図2】コントローラ10の構成の一例を示したブロック図。
図3】センタ装置20の構成の一例を示したブロック図。
図4】警備モードとテレビ30の状態の遷移の履歴の一例を示した図。
図5】住人Jの状態を判定し通知する処理の流れの一例を示したフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る警備システム1の構成の一例を示した図である。警備システム1は、監視対象である住居3への侵入者の検知と、住居3の住人J(見守り対象者)の状態の判定を行うシステムである。
【0013】
通信網2は、インターネットや固定電話網、音声通信やデータ通信などの通信サービスを提供する移動体通信網などを含む。通信網2には、住居3内に構築されたLAN(Local Area Network)5と、監視センタ4に設置されたセンタ装置20が接続される。なお、通信網2には、複数の住居3の各々に構築されたLAN5が接続されるが、図においては図面が煩雑になるのを防ぐため、一つの住居3と一つのLAN5のみを示している。
【0014】
コントローラ10は、住居3への侵入者を検出してセンタ装置20へ異常を通報する装置であり、住居3内に設置され、LAN5に接続されている。コントローラ10は、住居3を警備するため、警備モードとして3つのモードを有し、これらの警備モードのうち住人Jの操作により設定された警備モードで動作する。また、コントローラ10は、設定されたモードを示すモード情報を、LAN5および通信網2を介してセンタ装置20へ送信する。警備モードについては後述する。また、コントローラ10は、住居3の屋外および屋外に設置された複数のセンサが接続されており、センサが出力する信号により住居3への侵入者を検知すると異常が発生したと判定する。コントローラ10は、異常が発生したと判定すると、LAN5および通信網2を介して侵入異常の発生を知らせる異常信号をセンタ装置20へ送信する。コントローラ10が送信する異常信号は、コントローラ10を識別する識別番号が含まれる。なお、コントローラ10のLAN5への接続は、有線による接続に限定されるものではなく、無線により接続されてもよい。また、コントローラ10は、LAN5を介さずに無線通信により通信網2に接続してもよい。
【0015】
また、コントローラ10は、住居3内に設置された家電機器からLAN5を介して情報を取得する。本実施形態においては、コントローラ10は、家電機器の一例であるテレビ30から情報を取得する。コントローラ10は、テレビ30のオン又はオフの状態や、テレビ30で視聴中のチャンネル、視聴中の番組名、周囲の明るさ、音量等、住人Jによる家電機器の使用(ここではテレビ30の視聴等)により変位し得るテレビ30の使用状態を示す状態情報をテレビ30から取得し、取得した状態情報をセンタ装置20へ送信する。なお、コントローラ10に接続される家電機器は、テレビ30に限定されるものではなく、照明機器、エアコン、暖房器具、扇風機、ラジオなど他の家電機器であってもよい。また、テレビ30の状態情報は、テレビ30を操作するリモートコントローラから取得してもよい。
【0016】
テレビ30は、住居3内に設置されたテレビジョン受像機である。テレビ30は、住居3内において住人Jにより操作されてその状態が変化する。テレビ30は、通信機能を有し、LAN5に接続されている。テレビ30は、オン又はオフの状態、視聴中のチャンネル、視聴中の番組名、周囲の明るさ、音量等、テレビ30の使用状態を示す状態情報を検出し、送信する機能を有する。ここでテレビ30のオフ状態は、リモコンやタイマーによってオン動作可能なスリープ状態を含む。また、テレビ30に設定された地域情報を状態情報に含んでもよい。なお、「オン」とは、電源が投入されて動作中の状態をいい、「オフ」とは、電源が切断されて停止中の状態をいう。例えば、テレビ30は、オンからオフになったときにはオフ状態を示す状態情報をコントローラ10へ送信し、オフからオンになったときにはオン状態を示す状態情報をコントローラ10へ送信する。また、テレビ30は、チャンネルが切り替えられた場合には、切り替え後のチャンネルと、切り替え後のチャンネルで放送されている番組名を示す状態情報をコントローラ10へ送信し、音量が変更された場合には、変更後の音量を示す状態情報をコントローラ10へ送信し、周囲の明るさ(例えば、照度)が変化した場合には、変化後の明るさを示す状態情報をコントローラ10へ送信する。
【0017】
監視センタ4は、住居3の防犯サービスを提供する事業者により運営される施設である。監視センタ4には、センタ装置20が設置される。センタ装置20は、通信網2を介してコントローラ10と通信を行い、コントローラ10から送信される異常信号や状態情報の受信を行う。センタ装置20は、異常信号を受信すると、防犯サービスの対象である住居3や住人Jの情報を表示し、住人Jへの確認や住居3へ駆けつける警備員への対処を管制員に促す。また、センタ装置20は、警備モードを示す情報と状態情報に基づいて、住人Jの状況を判定し、判定結果に応じたメッセージを予め登録されている所定の宛先、例えば、住人Jの親族(見守る側の保護者)の電子メールアドレスへ送信する。このメッセージの通知方法は、電子メールに限られず、例えば、スマートフォン等の携帯端末上で動作するアプリケーションを介してメッセージ通知してもよい。
【0018】
(コントローラ10の構成)
図2は、コントローラ10の構成の一例を示したブロック図である。記憶部102は、不揮発性メモリーを有しており、設定されている警備モード、警備モード設定操作に必要な認証コード等、各種情報を記憶する。表示部103は、液晶ディスプレイやLEDを有し、設定されている警備モード、屋外センサ11および屋内センサ12の状態、屋外センサ11および屋内センサ12の設置場所などを表示する。操作部104は、コントローラ10を操作するためのボタン、警備モードを設定するためのボタンや住人Jが所持するICカード等の認証媒体から認証コードを読み取るリード手段を有する。操作部104の少なくとも一部は、表示部103と共通のタッチパネルディスプレイで構成してもよい。通信部105は、LAN5を介したテレビ30の状態情報の受信、LAN5および通信網2を介したセンタ装置20との通信を行う通信インターフェースである。鳴動部106は、スピーカを有しており、例えば、異常の発生を知らせる音やメッセージを放音する。設定ユニット13は、外出時や帰宅時など、警備モードの設定をコントローラ10から離れた場所で行うための操作部104に相当する機能を有する機器であり、例えば住居3の玄関に設置される。
【0019】
インターフェース107は、住居3への侵入者を検知する複数の屋外センサ11および複数の屋内センサ12が接続されるインターフェースである。インターフェース107と屋外センサ11との接続およびインターフェース107と屋内センサ12との接続は、有線に限定されるものではなく、無線で接続してもよい。
【0020】
屋外センサ11および屋内センサ12は、住居3への侵入者を検知するセンサである。屋外センサ11は、住居3の屋外に設置され、屋内センサ12は、住居3の屋内に設置される。屋外センサ11および屋内センサ12は、侵入者が侵入する虞がある場所に設置される。侵入者が侵入する虞がある場所とは、例えば住居3の屋外である庭や門扉、住居3内における玄関扉や窓などの開口部、住居3内における通路等の動線部分や居室などである。玄関扉、窓、門扉などに設置されるセンサは、扉や窓などの開閉体の開放を検知するセンサであり、例えば、磁界の変化を検知して扉の開放を検知するセンサや、タンパースイッチのオン又はオフで扉の開放を検知するセンサである。通路や居室に設置されるセンサは、所定の方向から入力される物理量に基づき人の存在を検知するセンサであり、例えば、熱線の変動により人の存在を検知するセンサ、超音波や高周波により人の存在を検知するセンサ、入力画像から人の存在を検知するセンサ、投光部からの入射光が遮られることにより人の存在を検知するセンサなどである。各センサは、開閉体の開放、又は人の存在を検知すると、検知信号を出力する。なお、屋外センサ11は用いず、屋内センサ12のみで侵入監視を行う構成としてもよい。
【0021】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を有する。制御部101は、ROMに記憶されているプログラムを実行する。プログラムを実行した制御部101においては、設定手段1001と、情報送信手段1002が実現する。プログラムを実行した制御部101は、接続されている各部の制御や各種処理を実行する。
【0022】
設定手段1001は、住人Jの操作に応じて3つの警備モードを切り替えて設定する。本実施形態においては、3つの警備モードは、解除モード、在宅モード、及び外出モードである。これらの警備モードは、互いに監視エリアが異なる。少なくとも外出モードから解除モードへの切り替えには操作者の認証を必要とし、設定手段1001は、切替操作に伴い認証媒体から読み取った認証コードを記憶部102の登録情報と照合し、照合一致した場合に解除モードに設定する。
【0023】
解除モードは、住居3に住人Jがいるときに設定されるモードであり、例えば、侵入者を監視する必要がないときに設定される。住人Jが警備モードを解除モードに設定した場合、侵入者に関する通報は行われない。具体的には、住人Jが警備モードを解除モードに設定した場合、住居3への侵入者の監視を行わず、屋外センサ11または屋内センサ12が検知信号を出力しても侵入者に関する異常信号は送信されない。
【0024】
在宅モードは、住居3に住人Jがいるときに設定されるモードであり、例えば、住人Jが就寝するときに設定される。在宅モードでは、少なくとも住居3の外周エリアが監視エリアとされるが、住居3内において住人Jの活動エリアについては監視エリアから除外される。また、在宅モードでは、外周エリアに加えて、住居3内において住人Jの活動エリアを除いた内部エリアが監視エリアとされてもよい。具体的には、住人Jが警備モードを在宅モードに設定した場合、外部から住居3への侵入を検出するために玄関扉、窓、門扉、住居3の屋外などの一部の監視エリア(外周エリア)を監視し、外周エリアに設置された屋外センサ11や住居3内において住人Jの活動エリア以外の内部エリアに設置された屋内センサ12が検知信号を出力した場合、侵入者に関する異常信号がセンタ装置20へ送信される。在宅モードにおいては、住居3内における通路等の動線部分や居室などの内部エリアに設置された屋内センサ12による侵入監視は行わず、検知信号は無視され、内部エリアに設置された屋内センサ12が検知信号を出力した場合には、侵入者に関する異常信号は送信されない。なお、予め監視エリアを複数の区域に区分し、在宅モードでは、住人Jが操作部104を介して指定した区域を監視の対象として、該当する屋外センサ11及び屋内センサ12が検知信号を出力した場合に異常信号を送信してもよい。以下の説明では、解除モードと在宅モードとを総称して「非外出モード」と呼ぶ場合がある。
【0025】
外出モードは、住人Jが外出して住居3が無人であるときに設定されるモードである。制御部101は、内部エリア及び外周エリアからなる全監視エリアを監視し、いずれかの屋外センサ11や屋内センサ12が検知信号を出力した場合、侵入者に関する異常信号をセンタ装置20へ送信する。なお、外出モードに設定された場合、住人Jの退館経路を監視するセンサについては、外出モードに設定してから予め定められた時間が経過した後に侵入者の検知を開始し、外出する住人Jを侵入者として誤検知しないようにすることが好ましい。
【0026】
情報送信手段1002は、切り替え後の警備モードを示すモード情報をセンタ装置20へ送信する。また、情報送信手段1002は、テレビ30が送信した状態情報を受信すると、受信した状態情報をセンタ装置20へ送信する。情報送信手段1002が送信するモード情報および状態情報には、コントローラ10を識別する識別番号が含まれる。
【0027】
(センタ装置20の構成)
図3は、センタ装置20の構成の一例を示したブロック図である。通信部205は、通信網2を介した通信を行う通信インターフェースである。通信部205は、コントローラ10から送信される異常信号、モード情報、状態情報を受信する。
【0028】
記憶部202は、ハードディスク装置を有しており、オペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを記憶している。また、記憶部202は、通信部205が受信したモード情報と状態情報を履歴として監視対象の住居3ごとに記憶する。また、記憶部202は、防犯サービスを受ける住人Jに関する情報として、過去の異常信号の履歴、住居3の住所、コントローラ10の識別番号、住人Jの氏名および電話番号、住人Jの親族の電子メールアドレスおよび電話番号などメッセージの通知先の情報を紐づけて記憶する。
【0029】
制御部201は、CPUおよびRAMを有する。制御部201は、記憶部202に記憶されているプログラムを実行する。プログラムを実行した制御部201は、接続されている各部の制御や各種処理を実行する。また、プログラムを実行した制御部201においては、取得手段2001、判定手段2002および送信手段2003が実現する。
【0030】
取得手段2001は、通信部205が受信する異常信号、モード情報および状態情報を取得する。取得手段2001は、取得したモード情報とモード情報の取得日時とを対応付けて履歴として記憶部202に記憶させ、取得した状態情報と状態情報の取得日時とを対応付けて履歴として記憶部202に記憶させる。また、取得手段2001は、取得した異常信号と異常信号の取得日時とを対応付けて履歴として記憶部202に記憶させる。
【0031】
判定手段2002は、記憶部202に記憶されたモード情報の履歴と状態情報の履歴に基づいて、住人Jの状態を判定する。例えば解除モードの設定後、解除モードから切り替わらない状態が所定時間継続した場合において、解除モードが設定されている間にテレビ30が操作されたことを状態情報が示すときは、利用者が在宅しているにも関わらず在宅モードが使用されていない状態であると考えられる。したがって、この場合、判定手段2002は、在宅モードが適切に使用されていない不使用状態を判定する。また、在宅モードと解除モードとを含む非外出モードの設定後、非外出モードから切り替わらない状態が所定時間継続した場合において、非外出モードが設定されている間にテレビ30が操作されたことを状態情報が示すときは、利用者が在宅したまま外出していない状態であると考えられる。したがって、この場合、判定手段2002は、利用者の外出が不足している外出不足状態を判定する。
【0032】
送信手段2003は、判定手段2002の判定結果に応じたメッセージを所定の宛先に送信する。このメッセージは、電子メールを用いて送信されてもよいし、SNS(social networking service)のメッセージ機能を利用して送信されてもよい。メッセージは、判定された状態に応じて異なる内容を有する。例えば不使用状態が判定された場合、不使用状態に応じたメッセージが送信される。一方、外出不足状態が判定された場合、外出不足状態に応じたメッセージが送信される。
【0033】
(実施形態の動作例)
次に本実施形態において、住人Jの状態判定を行うときの動作例を説明する。住人Jが設定ユニット13又は操作部104を用いて警備モードを切り替える操作を行うと、コントローラ10は、この操作に応じて設定手段1001により警備モードを切り替える。また、コントローラ10は、切り替え後の警備モードを示すモード情報を情報送信手段1002からセンタ装置20へ送信する。センタ装置20は、コントローラ10から送信されたモード情報を取得手段2001にて受信し、受信したモード情報が示す警備モードと、モード情報の受信日時を履歴として記憶部202に記憶させる。
【0034】
また、住人Jがリモートコントローラを用いてテレビ30を操作して使用状態が変化すると、コントローラ10は、テレビ30が送信する状態情報を取得し、取得した状態情報を情報送信手段1002からセンタ装置20へ送信する。以下、本実施形態では、テレビ30の電源オン/オフ状態をテレビ30の使用状態とする例を用いて説明するが、使用状態を特定する方法はこれに限らない。例えば、リモコン等を用いたテレビ30に対する操作の有無、視聴チャンネルの変更操作の有無などを用いてもよい。センタ装置20は、コントローラ10から送信された状態情報を取得手段2001にて受信し、受信した状態情報が示すテレビ30のオン又はオフの状態と、状態情報を受信した日時を履歴として記憶部202に記憶させる。センタ装置20は、記憶部202に履歴として記憶された警備モードと、記憶部202に履歴として記憶されたテレビ30の操作状態から、警備モードの遷移の履歴と、テレビ30の状態の遷移の履歴を生成する。
【0035】
図4の(a)及び(b)は、住人Jが在宅中の履歴の一例を示す図である。図4(a)の例では、住人Jが在宅モードから解除モードに切り替えた後、警備モードの切り替えが行われていない。一方、解除モードが設定されている間にテレビ30がオンからオフ又はオフからオンになっている。また、図4(b)の例では、住人Jが解除モードから在宅モードに切り替えた後、警備モードの切り替えが行われていない。一方、在宅モードが設定されている間にテレビ30がオンからオフ又はオフからオンになっている。判定手段2002は、警備モードの遷移の履歴とテレビ30の状態の遷移の履歴とを参照して、住人Jの状態を判定する。
【0036】
図5は、住人Jの状態を判定し通知する処理の流れの一例を示したフローチャートである。図5の処理は、例えば、一日に一回、予め定められた時刻に実行される。まず、判定手段2002は、図5の処理を実行する日から所定時間前までの警備モードの遷移の履歴とテレビ30の状態の遷移の履歴を参照し、在宅モードと解除モードとを含む非外出モードが設定され、在宅モードが設定されたままの状態または解除モードが設定されたままの状態が所定時間継続しているか否かを判定する(ステップS11)。ここでは、所定時間が一週間であるものとする。この場合、非外出モードが設定されたままの状態が一週間継続していない場合(ステップS11:NO)、この処理は終了する。一方、図4(a)に示す例では、在宅モードから解除モードに切り替えて設定された時点から現在まで一週間以上にわたって解除モードが設定されたまま、解除モードから他の警備モードへの切り替えが行われていない。また、図4(b)に示す例では、解除モードから在宅モードに切り替えて設定された時点から現在まで一週間以上にわたって在宅モードが設定されたまま、在宅モードから他の警備モードへの切り替えが行われていない。このように、非外出モードが設定されたままの状態が一週間継続している場合(ステップS11:YES)、処理はステップS12に進む。
【0037】
判定手段2002は、非外出モードが設定されている対象期間T中に家電機器をオン又はオフにする操作が所定回数以上行われたか否かを判定する(ステップS12)。ここでは、所定回数が1回であるものとする。対象期間T中にこのような操作が行われていない(ステップS12:NO)、この処理は終了する。一方、図4(a)及び図4(b)に示す例では、いずれも対象期間T中に、テレビ30の電源をオン又はオフにする操作が複数回行われている。このように対象期間T中に家電機器をオン又はオフにする操作が1回以上行われた場合(ステップS12:YES)、処理はステップS13に進む。なお、家電危機期の操作回数のカウントはオンにする操作のみカウントしてもよく、オンとオフを1組としてカウントしてもよい。
【0038】
判定手段2002は、住人Jの外出が不足している外出不足状態を判定する(ステップS13)。続いて、判定手段2002は、住人Jが外出不足状態である確度を判定する(ステップS14)。この「確度」とは、住人Jが外出不足状態である可能性の高さを示す指標をいう。判定手段2002は、非外出モードが在宅モードであるか解除モードであるかによって、確度を異ならせる。例えば図4(a)に示す例のように非外出モードが解除モードである場合、住人Jは単に外出モードに切り替えるのを忘れて外出していた可能性がある。よって、非外出モードが解除モードである場合には、住人Jが外出不足状態である確度は低いと判定される。一方、図4(b)に示す例のように非外出モードが在宅モードである場合、住人Jが外出すると屋外センサ11が反応し、センタ装置20へ異常信号が送信されてしまう。このような異常信号の送信なしに在宅モードに設定されたままであるということは、住人Jが外出していない可能性が高いと言える。よって、非外出モードが在宅モードである場合には、住人Jが外出不足状態である確度は高いと判定される。なお、家電機器の操作回数が多いほど外出不足状態の確度を高く判定する等、家電機器の操作回数に応じて確度を判定してもよい。
【0039】
判定手段2002は、非外出モードが解除モードであるか否かを判定する(ステップS15)。例えば図4(a)に示す例のように非外出モードが解除モードである場合(ステップS15:YES)、処理はステップS16に進む。この場合、判定手段2002は、さらに在宅モードが適切に使用されていない不使用状態を判定する(ステップS16)。
【0040】
続いて送信手段2003は、メッセージの宛先を取得する(ステップS17)。ここでは、メッセージの宛先として、住人Jの親族の電子メールアドレスが登録されているものとする。この場合、参照した履歴に係るモード情報に含まれる識別番号を特定し、特定したコントローラ10の識別番号に紐づけられている住人Jの親族の電子メールアドレスを記憶部202から読み出すことにより、メッセージの宛先が取得される。そして、送信手段2003は、確度が低い外出不足状態と不使用状態に応じたメッセージをこの宛先へ送信する(ステップS18)。不使用状態に応じたメッセージは、例えば「最近、セキュリティの操作をしていないようです」というように、在宅モードが適切に使用されていないことを暗に知らせる内容や、在宅モードの使用を薦めるような内容を含んでいてもよい。確度が低い外出不足状態に応じたメッセージは、例えば「最近、外出されていない可能性があります」というように、住人Jが最近外出していない虞があることを知らせる内容を含んでいてもよい。これらのメッセージは、予め生成されていてもよいし、都度生成されてもよい。
【0041】
一方、例えば図4(b)に示す例のように非外出モードが在宅モードである場合(ステップS15:NO)、処理はステップS19に進む。この場合、送信手段2003は、上述したステップS17と同様にメッセージの宛先を取得した後(ステップS19)、確度が高い外出不足状態に応じたメッセージをこの宛先へ送信する(ステップS20)。このメッセージは、例えば「外出されていないのでしょうか?」というように、住人Jが最近外出していない可能性が高いことを知らせる内容や、外出を提案するような内容を含んでいてもよい。このメッセージは、上述したステップS18において送信されるメッセージと同様に、予め生成されていてもよいし、都度生成されてもよい。なお、見守る側の親族に対するメッセージ通知だけではなく、テレビ30にメッセージを表示させる等して見守られる側の住人Jに対してもメッセージを通知してもよい。このとき、住人Jに対するメッセージは親族向けのメッセージとは、表現や伝える内容を異ならせてもよい。
【0042】
なお、上述した実施形態では、「住居3」、「住人J」、「コントローラ10」、「在宅モード」、「解除モード」、「外出モード」、及び「非外出モード」が、それぞれ本発明に係る「警備対象」、「利用者」、「警備装置」、「部分警戒モード」、「警戒解除モード」、「全体警戒モード」、及び「非全体警戒モード」として用いられている。
【0043】
以上説明した本実施形態によれば、住人Jが自宅内に居るにも関わらず在宅モードを適切に使用していない場合には、不使用状態に応じたメッセージが住人Jを見守る人に送信されるため、見守る人がこのことを認識することができる。また、住人Jが所定時間継続して外出していない場合には、外出不足状態に応じたメッセージが住人Jを見守る人に送信されるため、見守る人がこのことを認識することができる。このとき、外出不足状態である確度に応じたメッセージが送信されるため、見守る人が確度に応じた対応を行うことができる。さらに警備モードと家電機器の状態から住人Jの状態を判定するため、監視されているという心理的負担を住人Jに感じさせることなく、住人Jの状態を見守る人に伝えることができる。
【0044】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
【0045】
上述した実施形態においては、テレビ30の状態情報は、コントローラ10がセンタ装置20へ送信しているが、テレビ30に通信機能を持たせ、コントローラ10を介さずにテレビ30がセンタ装置20へ送信する構成であってもよい。また、テレビ30の状態情報をセンタ装置20が配置される監視センタ4とは別の事業者により運営されるクラウドサーバーにて収集し、センタ装置20は、クラウドサーバーからテレビ30の状態情報を取得する構成であってもよい。さらに、上述した実施形態においては、住人Jの状態の判定をセンタ装置20が行っているが、コントローラ10に警備モードのモード情報の履歴や家電機器の状態情報の履歴を蓄積し、コントローラ10で住人Jの状態の判定を行う構成としてもよい。或いは、コントローラ10とは別に住居3に設置された端末で住人Jの状態の判定を行う構成としてもよい。また、コントローラ10又はセンタ装置20から上述のクラウドサーバーにモード情報等を送信し、クラウドサーバーで住人Jの状態の判定を行ってもよい。
【0046】
上述した実施形態において、判定手段2002の判定に用いられる所定時間を、住人Jを見守る人がスマートフォンの専用アプリケーションやブラウザ上から、住人Jの生活環境に応じて任意に設定できる構成としてもよい。これにより、見守る人によって不使用状態及び外出不足状態を判定する水準を変えることができる。また、判定手段2002の判定に用いられる所定回数は1回に限定されず、複数回であってもよい。これにより、不使用状態及び外出不足状態の誤判定を減らすことができる。また、非外出モードの継続判定に用いられる所定時間と、家電機器の使用を判定する期間とを、異なる長さの期間としてもよい。例えば、上述した実施形態において、ステップS12における家電機器の使用判定は直近3日間とし、ステップS11における判定期間(1週間)より短期間としてもよい。
【0047】
上述した実施形態においては、一種類の家電機器の状態の遷移の履歴を参照して住人Jの状態を判定しているが、複数の家電機器の状態の遷移の履歴を用いて住人Jの状態を判定してもよい。例えば、照明機器がオン又はオフになった状態を示す状態情報も履歴として記憶部202に記憶させるようにし、対象期間中にテレビ30をオンまたはオフにする操作が行われ、且つ、照明器具をオン又はオフにする操作が行われたかが判定されてもよい。また、複数の家電機器のうちテレビ30が所定の家電機器として用いられてもよい。この場合、テレビ30の状態情報に基づいてテレビ30をオン又はオフにする操作が行われたかが判定され、他の家電機器の状態情報は判定に用いられなくてもよい。
【0048】
上述した実施形態において、対象期間中に住居3外からの遠隔操作やオフタイマー設定により家電機器が操作された場合には、家電機器の操作回数に計数されなくてもよい。
【0049】
上述した実施形態において、図5に示す処理は、一日に一回等の所定のタイミングで行われてもよいし、リアルタイムで行われてもよい。また、外出不足状態の判定を省略し、不使用状態の判定のみ行ってもよい。この場合、ステップS13~S15、S19~S20は省略され、ステップS11では解除モードが設定されたままの状態が所定時間以上継続したかが判定される。また、不使用状態の判定を省略し、外出不足状態の判定のみ行ってもよい。この場合、ステップS15~S20は省略される。
【0050】
警備システム1の各機能を実現する主体は、上述した実施形態で説明した例に限定されない。例えばコントローラ10が取得手段2001及び判定手段2002を有していてもよい。他の例においてコントローラ10が取得手段2001、判定手段2002、及び送信手段2003を有していてもよい。この場合、センタ装置20は必ずしも設けられなくてもよい。
【0051】
上述した実施形態において警備システム1において行われる処理のステップは、上述した実施形態で説明した例に限定されない。この処理のステップは、矛盾のない限り、入れ替えられてもよい。本発明は警備システム1において行われる処理のステップを備える方法として提供されてもよい。
【0052】
本発明は、コントローラ10又はセンタ装置20において実行されるプログラムとして提供されてもよい。このプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
【符号の説明】
【0053】
1…警備システム、2…通信網、3…住居、4…監視センタ、5…LAN、10…コントローラ、20…センタ装置、30…テレビ、11…屋外センサ、12…屋内センサ、13…設定ユニット、101…制御部、102…記憶部、103…表示部、104…操作部、105…通信部、107…インターフェース、201…制御部、202…記憶部、205…通信部、1001…設定手段、1002…情報送信手段、2001…取得手段、2002…判定手段、2003…送信手段
図1
図2
図3
図4
図5