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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-23
(45)【発行日】2022-08-31
(54)【発明の名称】洗面化粧台
(51)【国際特許分類】
   A47K 1/02 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
A47K1/02 C
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018134755
(22)【出願日】2018-07-18
(65)【公開番号】P2020010811
(43)【公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108062
【弁理士】
【氏名又は名称】日向寺 雅彦
(74)【代理人】
【識別番号】100168332
【弁理士】
【氏名又は名称】小崎 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100146592
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 浩
(72)【発明者】
【氏名】木村 昴史
(72)【発明者】
【氏名】占部 寿人
(72)【発明者】
【氏名】藤田 恒彦
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-006370(JP,A)
【文献】特開2001-023433(JP,A)
【文献】特開2014-033595(JP,A)
【文献】特開平05-184084(JP,A)
【文献】登録実用新案第3214763(JP,U)
【文献】特開2009-079419(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0025045(US,A1)
【文献】特開2018-50795(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 1/00-1/14
E03C 1/00-1/10
H02J 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗面化粧台であって、
水を吐出する吐水部と、
前記吐水部からの水を受けるボウル部と、
前記ボウル部に向けて光を照射する第1照明部と、
電源から供給されるエネルギーを蓄える蓄電部と、
停電を検知する停電検知部と、
前記第1照明部の点灯及び消灯を制御する制御部と、
前記ボウル部よりも上方に延びる壁面から前方に突出する本体部と、
前記第1照明部よりも上方に設けられ、室内を照らす第2照明部と、
を備え、
前記第1照明部は、前記本体部の下部に設けられ、下方に位置する前記ボウル部に向けて光を照射し、
前記第1照明部の消費エネルギーは、前記第2照明部の消費エネルギーよりも小さく、
前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記蓄電部に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にすることを特徴とする洗面化粧台。
【請求項2】
前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記蓄電部に蓄えられたエネルギーによって自動で点灯させることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
【請求項3】
記制御部は、前記第2照明部の点灯中に前記停電検知部が停電を検知すると、前記第2照明部を消灯させることを特徴とする請求項1または2に記載の洗面化粧台。
【請求項4】
前記第1照明部は、第1照度と、前記第1照度よりも低い第2照度と、で点灯可能であり、
前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記第2照度で点灯させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
【請求項5】
前記制御部は、第1エネルギーで駆動する第1状態と、前記第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動する第2状態と、を有し、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第2状態になることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
【請求項6】
上面に物品を載置可能な水栓装置をさらに備え、
前記吐水部及び前記第1照明部は、前記水栓装置に設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
【背景技術】
【0002】
洗面化粧台において、夜間など周囲が暗い環境において、吐水部近傍やボウル部が視認しやすいように、それらを照らす照明部(以下、手元照明という)を取り付けたものが知られている。また、洗面化粧台には、室内を照らす照明装置が設けられる場合がある。
【0003】
このような洗面化粧台に備えられた照明設備は、通常、家庭内に電力を供給するスイッチであるブレーカからの電力供給によって、点灯する。したがって、夜など、周囲が暗い状態でブレーカが落ちてしまうと、照明設備への電力供給が停止してしまい、洗面所内の設備の配置が把握しづらくなるという問題がある。ブレーカは、洗面所に設置されているケースが多いため、ブレーカを復旧させるためには、懐中電灯など、電池等で動くタイプの照明を探す必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-184139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の問題を解決する手段として、停電時に、ブレーカとは異なる電源からの電力供給により、洗面化粧台に設置された照明設備を点灯させることが考えられる。例えば、水栓装置は、一般的に、停電時に、電磁弁を確実に閉めたり、電源復帰後に動作を再開したりするために、コンデンサと呼ばれる蓄電部を備えている。そこで、蓄電部に蓄えられたエネルギーを用いて、照明設備を点灯させることが考えられる。
【0006】
しかし、室内を照らすために設けられる照明装置は電力消費が大きく、すぐに蓄電部のエネルギーを使いきってしまうという問題がある。蓄電部を大型のものに変更すれば、照明装置の照射時間を長くすることができるが、製品の大型化やコストアップに繋がるという問題がある。
【0007】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、停電時に照明を点灯させることができるとともに、製品の大型化やコストアップを抑制できる洗面化粧台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、洗面化粧台であって、水を吐出する吐水部と、前記吐水部からの水を受けるボウル部と、前記ボウル部に向けて光を照射する第1照明部と、電源から供給されるエネルギーを蓄える蓄電部と、停電を検知する停電検知部と、前記第1照明部の点灯及び消灯を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記蓄電部に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にすることを特徴とする洗面化粧台である。
【0009】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、第1照明部を蓄電部に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にすることで、停電時に手動または自動で照明を点灯させることができる。これにより、例えば、洗面所内に設置されたブレーカの位置を把握しやすくなり、電源供給の復帰が容易となる。また、この洗面化粧台によれば、第1照明部から照射された光がボウル部にあたって拡散するため、第1照明部の照度を低く抑えた場合であっても、何がどこにあるかを認識できる程度の明るさにすることできる。これにより、第1照明部の点灯による消費エネルギーをより小さくできるため、蓄電部を大型のものに変更しなくても、第1照明部をより長時間点灯させることができる。したがって、停電時に照明を点灯させることができるとともに、製品の大型化やコストアップを抑制することができる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記蓄電部に蓄えられたエネルギーによって自動で点灯させることを特徴とする洗面化粧台である。
【0011】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、第1照明部を自動で点灯させることで、洗面所内に設置されたブレーカの位置をさらに把握しやすくなり、電源供給の復帰がさらに容易となる。
【0012】
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1照明部よりも上方に設けられ、室内を照らす第2照明部をさらに備え、前記制御部は、前記第2照明部の点灯中に前記停電検知部が停電を検知すると、前記第2照明部を消灯させることを特徴とする洗面化粧台である。
【0013】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、第2照明部を消灯させることで、蓄電部に蓄えられたエネルギーの多くを第1照明部に使用することができるため、第1照明部をより長時間点灯させることができる。
【0014】
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記第1照明部は、第1照度と、前記第1照度よりも低い第2照度と、で点灯可能であり、前記制御部は、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第1照明部を前記第2照度で点灯させることを特徴とする洗面化粧台である。
【0015】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、第1照明部を第1照度よりも低い第2照度で点灯させることで、第1照明部の点灯による消費エネルギーをより小さくできるため、第1照明部をより長時間点灯させることができる。
【0016】
第5の発明は、第1~第4のいずれか1つの発明において、前記制御部は、第1エネルギーで駆動する第1状態と、前記第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動する第2状態と、を有し、前記停電検知部が停電を検知すると、前記第2状態になることを特徴とする洗面化粧台である。
【0017】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、制御部を第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動させることで、制御部の駆動による消費エネルギーをより小さくすることができるため、第1照明部をより長時間点灯させることができる。
【0018】
第6の発明は、第1~第5のいずれか1つの発明において、上面に物品を載置可能な水栓装置をさらに備え、前記吐水部及び前記第1照明部は、前記水栓装置に設けられていることを特徴とする洗面化粧台である。
【0019】
この洗面化粧台によれば、停電を検知した際に、消費エネルギーがより小さい水栓装置の第1照明部(棚水栓の手元照明)を点灯させるため、第1照明部をより長時間点灯させることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の態様によれば、停電時に照明を点灯させることができるとともに、製品の大型化やコストアップを抑制できる洗面化粧台が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】実施形態に係る洗面化粧台を模式的に表す斜視図である。
図2図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る洗面化粧台の水栓装置を模式的に表す斜視図及び正面図である。
図3】実施形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す回路図である。
図4】実施形態に係る洗面化粧台の動作の一例を表すフローチャートである。
図5】実施形態に係る洗面化粧台の動作の別の一例を表すフローチャートである。
図6】実施形態に係る洗面化粧台の動作のさらに別の一例を表すフローチャートである。
図7】実施形態に係る洗面化粧台の動作のさらに別の一例を表すフローチャートである。
図8】実施形態に係る洗面化粧台の動作の一例を表すタイミングチャートである。
図9】実施形態に係る洗面化粧台の動作の別の一例を表すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る洗面化粧台を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、洗面化粧台100は、洗面器102と、水栓装置10と、支持台106と、ミラーキャビネット108と、第2照明部110と、を備える。
【0023】
なお、本願明細書では、洗面化粧台100と向き合う使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とし、上側を「上方」とし、下側を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
【0024】
洗面器102は、ボウル部122と、バックガード部124と、を有する。ボウル部122は、下方に向かって凹んだ凹状に形成されている。ボウル部122は、吐水部20からの水を受ける。ボウル部122は、排水口(不図示)を有する。排水口は、ボウル部122の底部に設けられる。排水口は、排水管に接続され、ボウル部122に吐出された水を排水管に流す。
【0025】
バックガード部124は、ボウル部122の後端から上方に延びる。バックガード部124は、必要に応じて設けられ、省略可能である。洗面器102の形状は、少なくともボウル部122を有する任意の形状でよい。
【0026】
洗面器102は、支持台106の上に設けられる。支持台106は、洗面器102を支持する。支持台106は、例えば、本体部106aと、2つの引き出し106b、106cと、を有する。各引き出し106b、106cは、内部に物品を収納可能とする。
【0027】
このように、支持台106は、物品を収納可能なキャビネットとしても機能する。支持台106は、換言すれば、下部キャビネット(フロアキャビネット)である。なお、引き出しの数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、支持台106は、引き出し式のキャビネットに限ることなく、扉式のキャビネットでもよい。
【0028】
支持台106は、必ずしも収納機能を有していなくてもよい。支持台106は、洗面器102を支持可能な任意の構成でよい。また、洗面器102は、例えば、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。すなわち、支持台106は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
【0029】
水栓装置10は、ボウル部122よりも上方に延びる壁面WSに設けられる。水栓装置10は、例えば、洗面器102のバックガード部124に取り付けられ、ボウル部122の上方に配置される。これにより、水栓装置10は、洗面器102のボウル部122に向けて水を吐出する。本願明細書において、「前方」は、換言すれば、壁面WSの向く方向である。また、本願明細書において、「水」には、冷水のみならず、加温されたお湯が含まれる。
【0030】
水栓装置10の取付位置は、上記に限ることなく、例えば、洗面器102の後部上方に設けられる取付パネル(バックパネル)などに取り付けてもよいし、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。水栓装置10の取付位置は、ボウル部122内に水を吐出可能な任意の位置でよい。水栓装置10の取付位置は、ボウル部122よりも上方に延びる任意の壁面WSでよい。水栓装置10の取付位置は、洗面器102の形状などに応じて適宜設定すればよい。
【0031】
ミラーキャビネット108は、ボウル部122を有する洗面器102よりも上方に設置される。ミラーキャビネット108は、キャビネット本体130と、3枚の扉131~133と、を有する。キャビネット本体130は、前方を開口させた略直方体の開口箱状であり、内部に物品を収納可能とする。また、各扉131~133の前面には、鏡131a~133aが設けられている。なお、ミラーキャビネット108に設けられる扉及び鏡の数は、3枚に限ることなく、1枚又は2枚でもよいし、4枚以上でもよい。
【0032】
第2照明部110は、ミラーキャビネット108の上部に設けられている。第2照明部110は、例えば、ミラーキャビネット108において各扉131~133よりも上方に設けられる。第2照明部110は、例えば、前方や上方に向かって光を照射し、室内を照らす。第2照明部110は、例えば、左右方向に並んだ複数のLEDなどの光源を有する。第2照明部110は、例えば、水栓装置10に設けられる照明部(後述する第1照明部40)よりも上方に設けられる。
【0033】
図2(a)図2(b)は、実施形態に係る洗面化粧台の水栓装置を模式的に表す斜視図及び正面図である。
図2(a)及び図2(b)に表したように、水栓装置10は、吐水部20と、機能水吐出部25と、本体部30と、第1照明部40(例えば、ボウル照明部42、及び、機能水照明部44の少なくともいずれか)と、操作部50と、操作スイッチ55a~55cと、センサ60と、を備える。
【0034】
吐水部20は、ボウル部122へ水を吐出する。吐水部20は、いわゆるスパウトである。吐水部20には、水を吐出する吐水口22が設けられている。操作部50は、吐水部20から吐出される水の流量を調整する。また、操作部50は、吐水部20から吐出される水の温度を調整する。
【0035】
操作部50は、操作レバー50aを有する。操作部50は、使用者による操作レバー50aの操作に応じて、吐水部20から吐出される水の流量及び温度を調整する。操作レバー50aは、例えば、前後方向及び左右方向に揺動可能に上端部を操作部50の本体部分に軸支される。例えば、操作レバー50aを前後方向に揺動させることにより、吐水部20から吐出される水の流量が調整され、操作レバー50aを左右方向に揺動させることにより、吐水部20から吐出される水の温度が調整される。操作部50における流量及び温度の調整の態様は、操作レバー50aに限ることなく、流量及び温度を調整可能な任意の態様でよい。
【0036】
吐水部20は、湯水混合部などを介して給水管及び給湯管などに接続される。吐水部20から吐出される水は、例えば、上水(水道水)である。吐水部20から吐出される水の温度調整は、操作部50とは別の調整部で行ってもよい。操作部50は、少なくとも吐水部20から吐出される水の流量を調整できればよい。
【0037】
機能水吐出部25は、除菌作用を有する機能水をボウル部122に吐出する。機能水吐出部25からボウル部122に機能水を吐出することにより、例えば、ボウル部122の排水口や排水口の内部における菌の繁殖を抑えることができる。これにより、例えば、排水口及び排水口の内部の除菌を行い、洗面器102を清潔に保つことができる。また、歯ブラシやコップなどに機能水を吐出することにより、これらの除菌を行うこともできる。機能水吐出部25は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
【0038】
本体部30は、壁面WSから前方に突出するように設けられる。吐水部20、機能水吐出部25、及び操作部50は、本体部30の下部に設けられる。吐水部20及び機能水吐出部25は、本体部30の下方に向けて水または機能水を吐出する。操作部50の操作レバー50aは、本体部30から下方に向かって延びる。本体部30は、吐水部20、機能水吐出部25、及び操作部50の上方を覆う。本体部30の上面は、略水平に設けられており、物品を載置可能である。つまり、本体部30は、物品を載置する棚として使用することができる。このように、水栓装置10は、いわゆる棚水栓であってもよい。
【0039】
吐水部20、機能水吐出部25、本体部30、及び操作部50は、例えば、それぞれ個別に壁面WS(バックガード部124の前面)に取り付けられる。これにより、例えば、メンテナンスの際などに、吐水部20、機能水吐出部25、及び操作部50を壁面WSに取り付けた状態のまま、本体部30のみを壁面WSから取り外すことができ、水栓装置10のメンテナンス性を向上させることができる。但し、吐水部20、機能水吐出部25、及び操作部50は、本体部30に取り付け、本体部30を介して壁面WSに取り付けてもよい。
【0040】
吐水部20は、壁面WSから引き出して使用することができる、いわゆるプルアウト機能を有していてもよい。換言すれば、吐水部20は、本体部30からプルアウト可能であってもよい。これにより、吐水部20をハンドシャワーとして用いることができ、ボウル部122の清掃などを行うことができる。なお、この場合、吐水部20は、壁面WSに保持されていてもよいし、本体部30に保持されていてもよい。
【0041】
第1照明部40は、ボウル部122に向けて光を照射する。第1照明部は、第2照明部110よりも下方に設けられる。この例では、第1照明部40として、ボウル照明部42及び機能水照明部44が設けられている。実施形態においては、第1照明部40として、例えば、ボウル照明部42及び機能水照明部44の少なくともいずれかが設けられる。
【0042】
ボウル照明部42は、例えば、水栓装置10に設けられた手元照明である。ボウル照明部42は、例えば、吐水部20の近傍に設けられる。この例では、ボウル照明部42は、本体部30の下部に設けられており、下方に位置するボウル部122に向けて光を照射する。また、この例では、ボウル照明部42は、吐水部20の横に位置する。ボウル照明部42は、例えば、LEDなどの光源を有する。ボウル照明部42は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
【0043】
機能水照明部44は、機能水吐出部25から機能水を吐出する際に点灯する。機能水照明部44は、本体部30の下部に設けられており、下方に位置するボウル部122に向けて光を照射する。機能水照明部44から照射された光の一部は、機能水吐出部25から吐出されている最中の機能水に照射される。これにより、機能水照明部44は、機能水の吐出が行われていることを使用者に報知するとともに、吐出されている機能水を見易くする。この例では、機能水照明部44は、機能水吐出部25の前方に位置する。機能水照明部44は、例えば、LEDなどの光源を有する。機能水照明部44は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
【0044】
操作スイッチ55a~55cは、使用者による洗面化粧台100の各部の操作を可能にする。例えば、操作スイッチ55a~55cのいずれかを押すことで、吐水部20からの吐水及び止水、吐水部20から吐出される水の流量や温度の変更、機能水吐出部25からの機能水の吐出、第1照明部40の点灯及び消灯、及び第2照明部110の点灯及び消灯などを実行することができる。操作スイッチ55a~55cは、例えば、本体部30の前面に設けられる。
【0045】
センサ60は、吐水部20の近くにある被検知物を検知する。センサ60は、例えば、吐水部20の近くにある使用者の手などを検知する。センサ60は、例えば、投光部と受光部とを有する光電センサである。センサ60は、例えば、吐水部20の近傍に設けられる。この例では、センサ60は、本体部30の前方下部に設けられている。センサ60は、例えば、吐水部20の前方に位置する。
【0046】
図3は、実施形態に係る洗面化粧台の一部を模式的に表す回路図である。
図3に表したように、洗面化粧台100は、制御部70と、照明駆動回路部75と、蓄電部80と、第1電源部82aと、第2電源部82bと、電源85と、停電検知部90と、をさらに備える。
【0047】
制御部70は、例えば、水栓装置10に設けられる。制御部70は、例えば、本体部30の内部に設けられる。この例では、制御部70は、第1照明部40、操作スイッチ55a~55c、センサ60、照明駆動回路部75、第2電源部82b、及び停電検知部90と接続されている。制御部70は、照明駆動回路部75を介して、第2照明部110と接続されている。
【0048】
制御部70は、第1照明部40の点灯及び消灯を制御する。制御部70は、例えば、照明駆動回路部75を介して、第2照明部110の点灯及び消灯を制御する。より具体的には、制御部70は、例えば、センサ60からの検知信号や操作スイッチ55a~55cからの入力信号に基づいて、第1照明部40及び第2照明部110の点灯及び消灯を制御する。
【0049】
制御部70は、第1照明部40及び第2照明部110以外を制御してもよい。制御部70は、例えば、センサ60からの検知信号に基づいて、給水源と吐水部20との間に設けられる開閉弁の開閉を制御してもよい。これにより、制御部70は、センサ60からの検知信号に基づいて、吐水部20の吐水及び止水を行う、いわゆる自動吐水を行うことができる。このように、水栓装置10は自動吐水を行う水栓装置であってもよい。また、制御部70は、センサ60を制御してもよい。
【0050】
また、制御部70は、操作スイッチ55a~55cからの入力信号に基づいて、給水源と吐水部20との間に設けられる開閉弁の開閉(すなわち、吐水部20からの吐水及び止水)や、吐水部20から吐出される水の流量や温度、機能水吐出部25からの機能水の吐出などを制御してもよい。
【0051】
蓄電部80は、電源85から供給されるエネルギーを蓄える。蓄電部80は、例えば、コンデンサである。この例では、蓄電部80として、第1蓄電部80a及び第2蓄電部80bが設けられている。
【0052】
第1蓄電部80aの下流には、第1電源部82aが設けられている。第2蓄電部80bの下流には、第2電源部82bが設けられている。第1電源部82aは、例えば、第1蓄電部80aを介して電源85から供給される交流電力を、交流電力よりも低い所定の電圧以下の直流電力に変換し、照明駆動回路部75を介して第2照明部110に供給する。第2電源部82bは、例えば、第2蓄電部80bを介して第1電源部82aから供給される直流電力を、それよりも低い所定の電圧以下の直流電力に変換し、制御部70を介して第1照明部40に供給する。
【0053】
停電検知部90は、停電を検知する。停電検知部90は、例えば、電源85及び制御部70と接続されている。停電検知部90は、例えば、フォトカプラを有しており、電源85から電力が供給されている際には、制御部70に信号を出力する。停電になると、停電検知部90からの信号が停止することで、停電が検知される。この例では、停電検知部90は、第1蓄電部80aと並列に設けられている。
【0054】
制御部70は、停電検知部90が停電を検知すると、第1照明部40を、蓄電部80(第1蓄電部80a及び第2蓄電部80bの少なくともいずれか)に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にする。蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態になった第1照明部40は、自動または手動で点灯される。蓄電部80に蓄えられたエネルギーの一部は、例えば、制御部70の駆動に使用される。蓄電部80に蓄えられたエネルギーの別の一部は、例えば、第1照明部40の点灯に使用される。
【0055】
図4は、実施形態に係る洗面化粧台の動作の一例を表すフローチャートである。
図4に表したように、停電検知部90が停電を検知しない場合は(ステップS101:No)、停電検知部90が停電を検知するまでステップS101を繰り返す。停電検知部90が停電を検知すると(ステップS101:Yes)、制御部70は、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯させる(ステップS102)。
【0056】
このように、実施形態によれば、停電を検知した際に、第1照明部40を蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にすることで、停電時に手動または自動で照明を点灯させることができる。これにより、例えば、洗面所内に設置されたブレーカの位置を把握しやすくなり、電源供給の復帰が容易となる。
【0057】
また、実施形態によれば、第1照明部40から照射された光がボウル部122にあたって拡散するため、第1照明部40の照度を低く抑えた場合であっても、何がどこにあるかを認識できる程度の明るさにすることできる。これにより、第1照明部40の点灯による消費エネルギーをより小さくできるため、蓄電部80を大型のものに変更しなくても、第1照明部40をより長時間点灯させることができる。したがって、停電時に照明を点灯させることができるとともに、製品の大型化やコストアップを抑制することができる。
【0058】
また、実施形態によれば、停電を検知した際に、消費エネルギーが第2照明部110よりも小さい水栓装置10の第1照明部40(棚水栓の手元照明)を点灯させるため、第1照明部40をより長時間点灯させることができる。
【0059】
また、実施形態によれば、停電を検知した際に、第1照明部40を自動で点灯させることで、洗面所内に設置されたブレーカの位置をさらに把握しやすくなり、電源供給の復帰がさらに容易となる。
【0060】
なお、この例では、停電を検知した際に、第1照明部40を自動で点灯させているが、停電を検知した際に、第1照明部40を手動で点灯させてもよい。第1照明部40を手動で点灯させる場合は、例えば、停電を検知した際に、操作スイッチ55a~55cのいずれかが押されると、第1照明部40を点灯させてもよい。また、停電を検知した際に、センサ60が使用者を検知したら、第1照明部40を点灯させてもよい。
【0061】
図5は、実施形態に係る洗面化粧台の動作の別の一例を表すフローチャートである。
図5に表したように、停電検知部90が停電を検知しない場合は(ステップS201:No)、停電検知部90が停電を検知するまでステップS201を繰り返す。停電検知部90が停電を検知すると(ステップS201:Yes)、制御部70は、例えば、第2照明部110が点灯中であるか否かを判定する(ステップS202)。第2照明部110が点灯中である場合(ステップS202:Yes)、制御部70は、第2照明部110を消灯させる(ステップS203)。そして、制御部70は、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯させる(ステップS204)。第2照明部110が点灯中ではない場合(ステップS202:No)、制御部70は、ステップS203を行わずに、ステップS204を行う。
【0062】
なお、制御部70は、ステップS202を行わずに、ステップS203を行ってもよい。換言すれば、制御部70は、第2照明部110が点灯中であるか否かに関わらず、第2照明部110を消灯させる制御を行ってもよい。また、ステップS204は、ステップS202よりも前に行われてもよいし、ステップS202と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS202:Yes)、ステップS204は、ステップS203よりも前に行われてもよいし、ステップS203と同時に行われてもよい。
【0063】
このように、実施形態によれば、停電を検知した際に、第2照明部110を消灯させることで、蓄電部80に蓄えられたエネルギーの多くを第1照明部40に使用することができる。これにより、第1照明部40をより長時間点灯させることができる。
【0064】
図6は、実施形態に係る洗面化粧台の動作のさらに別の一例を表すフローチャートである。
図6に表したように、停電検知部90が停電を検知しない場合は(ステップS301:No)、停電検知部90が停電を検知するまでステップS301を繰り返す。停電検知部90が停電を検知すると(ステップS301:Yes)、制御部70は、例えば、第2照明部110が点灯中であるか否かを判定する(ステップS302)。第2照明部110が点灯中である場合(ステップS302:Yes)、制御部70は、第2照明部110を消灯させる(ステップS303)。そして、制御部70は、第1照明部40の照度を、第1照度から、第1照度よりも低い第2照度に変更して(ステップS304)、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯させる(ステップS305)。第2照明部110が点灯中ではない場合(ステップS302:No)、制御部70は、ステップS303を行わずに、ステップS304及びステップS305を行う。
【0065】
なお、制御部70は、ステップS302を行わずに、ステップS303を行ってもよい。また、ステップS304は、ステップS302よりも前に行われてもよいし、ステップS302と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS302:Yes)、ステップS304は、ステップS303よりも前に行われてもよいし、ステップS303と同時に行われてもよい。また、ステップS305は、ステップS302よりも前に行われてもよいし、ステップS304よりも前に行われてもよいし、ステップS302またはステップS304と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS302:Yes)、ステップS305は、ステップS303よりも前に行われてもよいし、ステップS303と同時に行われてもよい。また、この例において、ステップS302及びステップS303を省略してもよい。
【0066】
このように、実施形態によれば、停電を検知した際に、第1照明部40を第1照度よりも低い第2照度で点灯させることで、第1照明部40の点灯による消費エネルギーをより小さくすることができる。これにより、第1照明部40をより長時間点灯させることができる。
【0067】
第1照明部40の点灯は、例えば、連続点灯でもよいし、間欠点灯でもよい。第1照明部40を連続点灯させる場合、例えば、第2照度における光源(LED)の発光強度は、第1照度における光源の発光強度よりも小さい。一方、第1照明部40を間欠点灯させる場合、例えば、第2照度におけるDUTY比は、第1照度におけるDUTY比よりも小さい。第1照度におけるDUTY比は、例えば、50%程度であり、第2照度におけるDUTY比は、例えば、25%程度である。なお、第1照度におけるパルス周期及び第2照度におけるパルス周期は、例えば、20ミリ秒(50Hz)程度である。
【0068】
図7は、実施形態に係る洗面化粧台の動作のさらに別の一例を表すフローチャートである。
図7に表したように、停電検知部90が停電を検知しない場合は(ステップS401:No)、停電検知部90が停電を検知するまでステップS401を繰り返す。停電検知部90が停電を検知すると(ステップS401:Yes)、制御部70は、例えば、第2照明部110が点灯中であるか否かを判定する(ステップS402)。第2照明部110が点灯中である場合(ステップS402:Yes)、制御部70は、第2照明部110を消灯させる(ステップS403)。そして、制御部70は、第1エネルギーで駆動する第1状態から、第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動する第2状態に変更される(ステップS404)。さらに、制御部70は、第1照明部40の照度を、第1照度から、第1照度よりも低い第2照度に変更して(ステップS405)、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯させる(ステップS406)。第2照明部110が点灯中ではない場合(ステップS402:No)、制御部70は、ステップS403を行わずに、ステップS404、ステップS405、及びステップS406を行う。
【0069】
なお、制御部70は、ステップS402を行わずに、ステップS403を行ってもよい。また、ステップS404は、ステップS402よりも前に行われてもよいし、ステップS402と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS402:Yes)、ステップS404は、ステップS403よりも前に行われてもよいし、ステップS403と同時に行われてもよい。また、ステップS405は、ステップS402よりも前に行われてもよいし、ステップS404よりも前に行われてもよいし、ステップS402またはステップS404と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS402:Yes)、ステップS405は、ステップS403よりも前に行われてもよいし、ステップS403と同時に行われてもよい。また、ステップS406は、ステップS402よりも前に行われてもよいし、ステップS404よりも前に行われてもよいし、ステップS405よりも前に行われてもよいし、ステップS402、ステップS404、またはステップS405と同時に行われてもよい。また、第2照明部110が点灯中である場合(ステップS402:Yes)、ステップS406は、ステップS403よりも前に行われてもよいし、ステップS403と同時に行われてもよい。また、この例において、ステップS402及びステップS403を省略してもよい。また、この例において、ステップS405を省略してもよい。
【0070】
このように、実施形態によれば、停電を検知した際に、制御部70を第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動させることで、制御部70の駆動による消費エネルギーをより小さくすることができる。これにより、第1照明部40をより長時間点灯させることができる。
【0071】
図8は、実施形態に係る洗面化粧台の動作の一例を表すタイミングチャートである。
図8に表したように、操作スイッチ55a~55cのいずれかが操作されると、例えば、制御部70は、第1照明部40及び第2照明部110を点灯させる(タイミングt101)。操作スイッチ55a~55cのいずれかが再度操作されると、例えば、制御部70は、第1照明部40及び第2照明部110を消灯させる(タイミングt102)。
【0072】
停電検知部90が停電を検知すると、制御部70は、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にするとともに、自動で点灯させる(タイミングt103)。なお、この例では、停電検知部90が停電を検知した時点ですでに第2照明部110が消灯されているが、停電検知部90が停電を検知した際に第2照明部110が点灯されている場合、制御部70は、第2照明部110を消灯させてもよい。
【0073】
また、上述のように、停電検知部90が停電を検知した際に、制御部70は、第1エネルギーで駆動する第1状態から、第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動する第2状態に変更されてもよい。また、停電検知部90が停電を検知した際に、制御部70は、第1照明部40の照度を、第1照度から、第1照度よりも低い第2照度に変更してもよい。
【0074】
図9は、実施形態に係る洗面化粧台の動作の別の一例を表すタイミングチャートである。
図9に表したように、操作スイッチ55a~55cのいずれかが操作されると、例えば、制御部70は、第1照明部40及び第2照明部110を点灯させる(タイミングt201)。操作スイッチ55a~55cのいずれかが再度操作されると、例えば、制御部70は、第1照明部40及び第2照明部110を消灯させる(タイミングt202)。
【0075】
停電検知部90が停電を検知すると、制御部70は、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯可能な状態にする(タイミングt203)。そして、操作スイッチ55a~55cのいずれかが操作されると、制御部70は、第1照明部40を、蓄電部80に蓄えられたエネルギーによって点灯させる(タイミングt204)。
【0076】
この例においても、停電検知部90が停電を検知した際に第2照明部110が点灯されている場合、制御部70は、第2照明部110を消灯させてもよい。また、停電検知部90が停電を検知した際に、制御部70は、第1エネルギーで駆動する第1状態から、第1エネルギーよりも低い第2エネルギーで駆動する第2状態に変更されてもよい。また、停電検知部90が停電を検知した際に、制御部70は、第1照明部40の照度を、第1照度から、第1照度よりも低い第2照度に変更してもよい。
【0077】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面化粧台100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0078】
10 水栓装置、 20 吐水部、 22 吐水口、 25 機能水吐出部、 30 本体部、 40 第1照明部、 42 ボウル照明部、 44 機能水照明部、 50 操作部、 50a 操作レバー、 55a~55c 操作スイッチ、 60 センサ、 70 制御部、 75 照明駆動回路部、 80 蓄電部、 80a、80b 第1、第2蓄電部、 82a、82b 第1、第2電源部、 85 電源、 90 停電検知部、 100 洗面化粧台、 102 洗面器、 106 支持台、 106a 本体部、 106b、106c 引き出し、 108 ミラーキャビネット、 110 第2照明部、 122 ボウル部、 124 バックガード部、 130 キャビネット本体、 131~133 扉、 131a~133a 鏡、 S101、S102、S201~S204、S301~S305、S401~S406 ステップ、 t101~t103、t201~t204 タイミング、 WS 壁面
図1
図2
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