(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-23
(45)【発行日】2022-08-31
(54)【発明の名称】パウダー用化粧品容器
(51)【国際特許分類】
A45D 33/00 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
A45D33/00 650C
A45D33/00 650D
(21)【出願番号】P 2021017220
(22)【出願日】2021-02-05
【審査請求日】2021-02-05
(31)【優先権主張番号】10-2020-0038725
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521056249
【氏名又は名称】パク、スン グァン
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】パク、スン グァン
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1060826(KR,B1)
【文献】国際公開第2020/027255(WO,A1)
【文献】特開2011-178000(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0069028(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2011-0091311(KR,A)
【文献】韓国登録実用新案第20-0470006(KR,Y1)
【文献】韓国登録特許第10-1397395(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D33/00-33/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に化粧用パウダーを収容する容器本体部;
上記の容器本体部に結合し上記のパウダーの噴出量を調節するパフ部;及び
上記の容器本体部と結合し化粧品容器を気密する栓部
を含
む構成において、
上記のパフ部は、
弾性を有する材質で形成され、上記のパウダーの通り過ぎのための貫通孔を備えるパフ;
上記のパフを収容するパフホルダー:
伸縮性を有する材質で形成され、上記のパフの形状に対応する袋として、上記のパフを被せ方式で上記のパフホルダーに固定させるパフカバー;及び
上記の容器本体部にネジ込み方式で結合され、上記のパフホルダーを固定するショルダーを含み、
上記のショルダーは、
内側面に雌ネジを備え、上記の容器本体部の上側部に結合する円筒部材;及び
上記の円筒部材の上部に形成され、上記のパフホルダーの挿入のための円形ホールが中央部分に設けられた上面部材を含むと共に、
上記上面部材は、
上記のパフホルダーの固定のための上記の円形ホールに位置する凹溝を含み、
上記のパフホルダーは、
上記のパフを支える支え部材;及び
上記の支え部材の下側面に備えられる円筒面形状で、上記の円形ホールの直径に対応する大きさに形成される挟み部材を含むと共に、
上記の挟み部材は、
側面に上記の凹溝に対応する形で形成された突出突起を含み、
上記の挟み部材は、
上記の突出突起の弾性による動きのために、上記の突出突起を円筒面から独立させる一対のスリットを備え、
上記の上面部材は、
上記の挟み部材の突出突起部分の直径に対応する直径を有する円形ガイドリングを上記の上面部材の下側面に備え、
上記円形ガイドリングは、
上記の凹溝に挿入された上記の突出突起の回転が一方向になるように上記の凹溝の一側部分に形成された第1止め顎;
上記の突出突起の回転が一定の角度で止まるように、上記の第1止め顎から一定距離離隔して配置される第2止め顎;及び
上記の第2止め顎まで回転された上記の突出突起の逆回転を防止するように、第1止め顎側から第2止め顎側に向けて高く傾斜させた傾斜止め顎を備える
ことを特徴とするパウダー用化粧品容器。
【請求項2】
請求項
1において、
上記の上面部材は、
上記の突出突起の回転により、上記の支え部材の下側面が上記の上面部材に密着するように、
上記の凹溝が始まる部分から上記の第2止め顎が配置された位置
に向けて前記円形ホールの直径が小さくなるように傾斜した形状を有することを特徴とするパウダー用化粧品容器。
【請求項3】
請求項
1において、
一対の上記のスリットは、
それぞれ上記の挟み部材の円筒面から上記の突出突起の回転方向に70°及び80°傾いた角度を持つように形成されることを特徴とするパウダー用化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパウダー用化粧品容器に関するもので、具体的にはパフの組み立て性を向上させるための構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、女性は頬や唇、眉などに様々な色の色調化粧品を使って化粧をすることにより、美的感覚に対する欲求を満たしてきたところ、朝化粧をした後、日常的な活動によって化粧が少しずつ落とされたり乱れたりするが、その際、乱れた化粧を整えたり再化粧する化粧用具が必要になった。
【0003】
従来は容器に別に備えられたパフに化粧用パウダーをつけて化粧をするが、このように容器とパフが別々に構成されている化粧用パウダーを利用して化粧をする際、または化粧を直す際に化粧用パウダーの入ったパウダー容器を床に置いた状態で、片手には鏡を持ってもう一方の手でパフを取り、パウダー容器に入っている化粧用パウダーをパフにつけて顔化粧をするため、とても面倒でパウダーが飛散する問題とともにパウダー容器を倒し、化粧用パウダーをこぼしてしまう問題があった。
【0004】
このような問題点を解決するため、パウダー容器とパフが一体となって形成されているパウダー容器が着目されていたが、これはパウダー容器に保存されている化粧用パウダーを使用していない間にも、内部の化粧用パウダーがパフを通り過ぎて外部に排出され、化粧用パウダーのロスを招くだけでなく、パウダー容器の周囲がパウダーによって汚れてしまう問題があった。
【0005】
これを解決するために、本出願人は、
図1に示すように登録実用新案第20-0385928号の技術を提案したところ、上部に開放部を備え、化粧用パウダーを収容する受容体(10);上記の受容体(10)の上部に結合され、内側に一定幅の安着リブ(22)が備えられ、安着溝(21)が形成された結合部材(20); 上記の結合部材(20)の安着リブ(22)に安着して安着溝(21)に収容され、ポンピング作用により上記の受容体(10)からパウダーが均一に排出されるよう複数の排出孔(31)を備えたスポンジ部材(30);上記のスポンジ部材(30)の外側を包み込むように備えられ、上記のスポンジ部材(30)が結合部材(20)の安着溝(21)から離脱することを防止し、上記のスポンジ部材(30)の排出孔(31)を通り過ぎて排出されたパウダーがより均一に外部に排出されるようにする分散部材(40);及び上記の分散部材(40)が外部に露出しないように、上記の分散部材(40)を包みつつ上記の結合部材(20)に結合する栓(50)を含む。
【0006】
しかし、上記のような従来の考案は、上記の容器本体とショルダーおよびパフの組み立ての堅牢性が落ち、組み立て状態を安定的に維持できないのはもちろん、これにより微粒粉末形態のパウダー漏れによる化粧用パウダーの損失や、上記の化粧用パウダー漏れによる携帯スペース、例えばバッグの内部が汚れるなどの問題点が残っていた。
【0007】
一方、これらの問題を解決するために、
図2に示すように登録特許第10-1060826号を通じて化粧用パウダー容器が提案されたところ、内部収容部(12)に粉末形態の化粧用パウダーが収納される容器本体(10)と、上記の容器本体の上部にネジ部(11)(21)によって相互ネジ込み結合されるが、上部に多数個の供給孔(32)が貫通形成されたパフ(30)及び上記のパフを包むカバー(35)が結合されるショルダーキャップ(20)と、上記のショルダーキャップの上部に開閉可能に結合される栓(40)から構成される化粧用パウダー容器において、上記のショルダーキャップ(20)の上部には下部にショルダーキャップの中央通孔(20a)に挿入される結合部(51)と、上部の外周縁に突出形成された組み立て顎(52)を有するリング型固定具(50)を安着するように挿入し結合設置するが、上記のリング型固定具の組み立て顎(52)にカバー(35)の下部を囲むように結合し、上記のカバーがリング型固定具の組み立て顎(52)とショルダーキャップの上部の安着部(22)に密着固定するように構成しており、また上記のショルダーキャップ(20)の上部の安着部(22)にはカバーの下部を加圧して密着固定するように放射状に加圧凹凸突起(22a)を連続形成してなることを特徴とする。
【0008】
しかし、上記のような構造では、リング型固定具がショルダーに挿入固定された状態で上記のリング型固定具が回転が可能であり、リング型固定具とショルダーとの間にパフカバーが装着された状態で使用者が誤ってリング型固定具を回転させると、加圧凹凸突起によってパフカバーの下部が破れてパフが破損する問題があった。
【0009】
つまり、従来の技術ではショルダーの上部に単に加圧凹凸突起を形成し、リング型固定具を圧迫してパフカバーの端部をショルダーに装着してパフカバーを固定させる構造であるため、使用者のミスでパフカバーを回したり、リング型固定具を手で回すとリング型固定具とショルダーキャップの間で加圧凹凸突起によりパフカバーが割れて破損し、ひどい場合はパフカバーが破れてリング型固定具から完全に分離し、これ以上化粧用パウダーが使えなくなる問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】韓国登録特許第10-1060826号
【文献】韓国登録実用新案第20-0385928号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明はパフの組み立て性を向上させるためのパウダー用化粧品容器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の本発明の目的を実現させるための一つの特徴によるパウダー用化粧品容器は、内部に化粧用パウダーを収容する容器本体部;上記の容器本体部に結合され、上記のパウダーの噴出量を調節するパフ部;及び上記の容器本体部と結合して化粧品容器を気密する栓部を含む。
【0013】
このとき、上記のパフ部は、弾性を有する材質で形成され、上記のパウダーの通り過ぎのための貫通孔を備えるパフ;上記のパフを収容するパフホルダー;伸縮性を有する材質で形成され、上記のパフの形状に対応するポケットとして、上記のパフを被せ方式により、上記のパフホルダーに固定するパフカバー;及び上記の容器本体部にネジ込み方式で結合され、上記のパフホルダーを固定するショルダーを含むことができる。
【0014】
このとき、上記のショルダーは内側面に雌ネジを備え、上記の容器本体部の上側部に結合する円筒部材;及び上記の円筒部材の上部に形成されるが、上記のパフホルダーの挿入のための円形ホールが中央部分に設けられた上面部材を含み、上記の上面部材は、上記のパフホルダーの固定のための上記の円形ホールに位置する凹溝を含むことができる。
【0015】
このとき、上記のパフホルダーは、上記のパフを支える支え部材;及び上記の支え部材の下側面に備える円筒面形態であり、上記の円形ホールの直径に対応する大きさで形成される挟み部材を含み、上記の挟み部材は、側面に上記の凹溝に対応する形で形成された突出突起を含むことができる。
【0016】
また、上記の挟み部材は、上記の突出突起の弾性による動きのために上記の突出突起を円筒面から独立させる一対のスリットを備えることができる。
【0017】
一方、上記の上面部材は、上記の挟み部材の突出突起部分の直径に対応する直径を有する円形ガイドリングを上記の上面部材の下側面に備え、上記の円形ガイドリングは、上記の凹溝に挿入された上記の突出突起の回転が一方向になるように、上記の凹溝の一側部分に形成された第1止め顎;上記の突出突起の回転が一定の角度で止まるように上記の第1止め顎から一定距離が離隔され配置される第2止め顎;及び上記の第2止め顎まで回転された上記の突出突起の逆回転を移動を防止する傾斜止め顎を備えることができる。
【0018】
併せて、上記の上面部材は、上記の突出突起の回転により上記の支え部材の下側面が上記の上面部材に密着するように、上記の凹溝が始まる部分から上記の第2止め顎が配置された位置まで傾斜した形態を有するのが望ましい。
【0019】
また、一対の上記のスリットは、上記の挟み部材の円筒面から上記の突出突起の回転方向に70°乃至80°傾いた角度を有するように形成されるのが望ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明に基づくパウダー用化粧品容器によると、
第一に、パフカバーが割れたり破れたりすることを未然に防止する効果がある。
【0021】
第二に、パフカバーの固定がより強固に行われるようにし、パフカバーが剥がれるのを防止する効果がある。
【0022】
第三に、ショルダーと容器本体がより強固に結合されるようにし、ショルダーが容器本体から簡単に解かれるのを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】従来の化粧用パウダー容器を説明する分解斜視図である。
【
図2】別の従来の化粧用パウダー容器を説明する分解斜視図である。
【
図3】本発明によるパウダー用化粧品容器の分解斜視図である。
【
図4】下方から眺めたパフホルダーだけを図示した斜視図である。
【
図5】下方から眺めたショルダーだけを図示した斜視図である。
【
図6】パフ部からパフホルダーとショルダーだけを図示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照し、本発明の望ましい実施例をより詳しく説明する。この際、添付の図面において同一の構成要素は可能な限り同一の符号で表していることに留意する。なお、本発明の要旨を曇らせるようなお知らせ機能や構成についての詳しい説明は省略する。同様の理由から、添付図面における一部の構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示されている。
【0025】
図3は、本発明によるパウダー用化粧品容器の分解斜視図であり、
図4は下方から眺めたパフホルダーだけを図示した斜視図であり、
図5は下方から眺めたショルダーだけを図示した斜視図であり、
図6はパフ部からパフホルダーとショルダーだけを図示した斜視図であり、
図7乃至
図11は本発明によるパフ部の実物画像である。
【0026】
図3乃至
図11を参考にすると、本発明によるパウダー用化粧品容器(A)は容器本体部(2000)、パフ部(1000)及び栓部(300)を含む。
【0027】
容器本体部(2000)は内部に化粧用パウダーを収容する。容器本体部(2000)は円筒型シリンダー状で、上部の縁部にはパフ部(1000)との結合のためのネジが備えることができる。ただし、実施者によっては、パフ部(1000)はこじつけ方式で容器本体部(2000)に結合することもあり得る。容器本体部(2000)は、合成樹脂材質で形成することができる。
【0028】
パフ部(1000)は容器本体部(2000)に結合され、パウダーの噴出量を調節する。
【0029】
栓部(3000)は、容器本体部(2000)と結合し化粧品容器を気密する栓の役割をする。
【0030】
パフ部(1000)は、パフ(PF)、パフカバー(PC)、パフホルダー(100)及びショルダー(200)を含む。
【0031】
パフ(PF)弾性を有する材質で形成され、パウダーの通り過ぎのための貫通孔を備える。 パフ(PF)は、
図1及び
図2で識別番号「30」に図示されたスポンジ部材(30)に該当するものである。
【0032】
パフホルダー(100)は、パフを収容する。
【0033】
パフカバー(PC)は伸縮性を有する材質で形成され、パフの形状に対応する袋として、パフを被せ方式でパフホルダー(100)に固定させる。パフカバーの形は、従来知られているカバーの形のもの、例えばヘッドホン綿またはイヤホン綿に類似している。
【0034】
ショルダー(200)は、容器本体部(2000)にネジ込み方式で結合され、パフホルダー(100)を固定する。
【0035】
具体的には、ショルダー(100)は、内側面に雌ネジを備え容器本体部(2000)の上側部に結合する円筒部材(210)及び円筒部材(210)の上部に形成されるが(すなわち、上面をなす)、パフホルダー(100)の挿入のための円形ホール(H)が中央部分に設けられた上面部材(220)を含む。
【0036】
このとき,上面部材(220)は,パフホルダー(100)の固定のための円形ホール(H)に位置する凹溝(T)を含む。
【0037】
図示された実施例で、凹溝(T)は2つ対向するように備えられる。
【0038】
パフホルダー(100)は、パフを支える支え部材(110)及び支え部材(110)の下側面に備えられる円筒面の形状であり、円形ホール(H)の直径に対応する大きさに形成される挟み部材(120)を含む。
【0039】
このとき、挟み部材(120)は、側面に凹溝(T)に対応する形で形成された突出突起(D)を含む。突出突起(D)の突出高さは、凹溝(T)の深さに対応する。図示された実施例で、凹溝(T)は2つ対向するように備えられるため、突出突起(D)も凹溝(T)の位置に合わせて挟み部材(120)に対向する位置に配置される。
【0040】
挟み部材(120)は、突出突起(D)の弾性による動きのために突出突起(D)を円筒面から独立させる一対のスリット(S)を備える。
【0041】
一対のスリット(S)により、突出突起(D)は支え部材(110)の下面にのみ連結された状態になるため、弾性による動きを改善できる。言い換えれば、容易な弾性変形が可能なので突出突起(D)が傾斜止め顎(233)を容易に乗り越えることができる。
【0042】
上面部材(220)は、挟み部材(120)の突出突起(D)部分の直径に対応する直径を有する円形ガイドリング(230)を上面部材(220)の下側面に備える。
【0043】
円形ガイドリング(230)は、凹溝(T)に挿入された突出突起(D)の回転が一方向になるように、凹溝(T)の一側部分に形成された第1止め顎(231)、突出突起(D)の回転が一定の角度で止まるように第1止め顎(233)から一定距離を離隔して配置される第2止め顎(232)及び第2止め顎(232)まで回転された突出突起(D)の逆回転を移動を防止する傾斜止め顎(233)を備える。
【0044】
一方、上面部材(220)は、突出突起(D)の回転により支え部材(110)の下側面が上面部材(220)に密着するように凹溝(T)が始まる部分から第2止め顎(232)が配置された位置まで傾斜した形態を有するのが望ましい。
【0045】
すなわち,上面部材(220)のYの部分で図示した部分の厚さよりY'の部分で図示した部分の厚さが厚くなるように、上面部材(220)の円形ホール(H)部分の厚さが傾斜するように形成するのが望ましい。
【0046】
図12はショルダーだけを図示した斜視図である。
図12を参照すると、突出突起(D)の容易な傾斜止め顎(233)の通過のために一対のスリット(S1、S2)はそれぞれ挟み部材(120)の円筒面から突出突起(D)の回転方向に70°及び80°傾いた角度を有するように形成されるのが望ましい。
【0047】
スリット(S1)は挟み部材(120)の円筒面の接線方向から70°傾いた角度を有するように形成され、スリット(S2)は挟み部材(120)の円筒面の接線方向から80°傾いた角度を有するように形成される。突出突起(D)がスリット(S1、S2)により斜めに分離されており、突出突起(D)が傾斜止め顎(233)を容易に通り過ぎることができる。また、突出突起(D)が逆回転して傾斜止め顎(233)から離脱すること(すなわち、ショルダー(100)の分離)を最大限に防止することができる。
【0048】
本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解に役立つために特定の例を提示したにすぎず、本発明の範囲を限定しようとするわけではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的な思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者に自明である。
【符号の説明】
【0049】
A パウダー用化粧品容器
1000 パフ部
2000 容器本体部
3000 栓部