(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-26
(45)【発行日】2022-09-05
(54)【発明の名称】開閉装置
(51)【国際特許分類】
B60R 5/04 20060101AFI20220829BHJP
E05B 5/02 20060101ALI20220829BHJP
【FI】
B60R5/04 T
E05B5/02 D
(21)【出願番号】P 2018112103
(22)【出願日】2018-06-12
【審査請求日】2021-05-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000124096
【氏名又は名称】株式会社パイオラックス
(74)【代理人】
【識別番号】100109081
【氏名又は名称】三木 友由
(72)【発明者】
【氏名】名島 正浩
【審査官】上谷 公治
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-162288(JP,A)
【文献】実開平01-129456(JP,U)
【文献】特開2007-232008(JP,A)
【文献】特開2010-120584(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 5/04
E05B 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部に回転可能に設けられる開閉部と、
回転可能または回転するように撓み可能に前記ベース部に設けられ、操作を受けて動いた後に復元力により初期位置に戻る操作部と、を備え、
前記操作部は、
前記開閉部をロックして回転を規制し、前記開閉部を閉状態に維持するロック部と、
前記開閉部を開き方向に回転させるために前記開閉部に当接する当接部と、を有し、
前記開閉部は、前記当接部から開き方向に回転させる力を受ける受け部を有し、
前記開閉部が閉状態であるときに前記操作部が操作を受けると前記当接部が前記受け部より前記開閉部の閉じ方向側に移動して、前記操作部の初期位置に戻る動きによって前記当接部が前記受け部に当接して前記開閉部を閉状態から開方向に回転させることを特徴とする開閉装置。
【請求項2】
前記受け部は、前記当接部の移動軌跡に重なる位置に設けられ、
前記当接部および前記受け部の一方は、撓み可能に設けられ、前記当接部が前記受け部より前記開閉部の閉じ方向側に移動する際に撓むことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記当接部は、前記開閉部の回転軸方向に見て前記操作部が前記ベース部に連結された位置から前記開閉部の回転軸側にずれて位置することを特徴とする請求項1または2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記操作部は、操作を受けた動きによりロック解除し、ロック解除後にさらに操作を受けて前記当接部を前記受け部より前記開閉部の閉じ方向側に移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の開閉装置。
【請求項5】
前記操作部は、前記ベース部の底部から立設して前記底部に固定されており、
前記当接部は、前記操作部の固定点周りに回転するように移動可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作部の動きによって開閉部を開く開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の荷室に配設されるボードに取り付けられるハンドル装置が開示されている。このハンドル装置は、凹み形状に形成される基部と、基部に回転可能に連結される蓋部と、基部および蓋部を連結して蓋部を開き方向に付勢するヒンジ部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるハンドル装置では、蓋部がヒンジ部の付勢によって開くが、経時的にヒンジ部の付勢力が弱まると、蓋部が十分に開かないおそれがある。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉部をしっかりと開くことができる開閉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の開閉装置は、ベース部と、ベース部に回転可能に設けられる開閉部と、回転可能または回転するように撓み可能にベース部に設けられ、操作を受けて動いた後に復元力により初期位置に戻る操作部と、を備える。操作部は、開閉部をロックして回転を規制し、開閉部を閉状態に維持するロック部と、開閉部を開き方向に回転させるために開閉部に当接する当接部と、を有する。開閉部は、当接部から開き方向に回転させる力を受ける受け部を有する。開閉部が閉状態であるときに操作部が操作を受けると当接部が受け部より開閉部の閉じ方向側に移動して、操作部の初期位置に戻る動きによって当接部が受け部に当接して開閉部を閉状態から開方向に回転させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、開閉部をしっかりと開くことができる開閉装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】開状態の本体部材について説明するための図である。
【
図3】取付部材に取り付けた状態の開閉装置の断面図である。
【
図4】開閉部の開き動作について説明するための図である。
【
図5】
図4(c)に示す開閉部の開き動作の続きを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施例の開閉装置10の斜視図である。
図1(a)は開閉装置10の開閉部32をロックして閉じた状態を示し、
図1(a)は開閉部32をロック解除して開いた状態を示す。このように開閉装置10の開閉部32は、開閉可能に設けられる。
【0010】
例えば、開閉装置10は平板状のボードに取り付けられる。平板状のボードは、車両の後部に設けられるトランクルームを上下に仕切るために、トランクルームに設けられる。トランクルームの下室には例えばスペアタイヤが載置される。
【0011】
トランクルームの下室の荷物を出し入れする場合に、ユーザによってボードが持ち上げられるが、開閉装置10は、ユーザによってボードを把持するための取っ手としても用いられる。開閉装置10にはフック70が形成され、後部座席裏側にフック70を引っ掛けることで、ボードを持ち上げた状態で静止させて、トランクルームの下室の荷物を出し入れできる。このように、開閉装置10はボードに取り付けられるハンドル装置として機能し、開口を閉じる蓋やフック装置としても機能する。
【0012】
開閉装置10は、本体部材20およびカバー部材22により構成される。本体部材20は、ボードなどの取付部材の取付孔に取付部材の表側から取り付けられる。カバー部材22は、本体部材20に回転可能に連結され、本体部材20の裏側から本体部材20の底部42を覆う。カバー部材22は、本体部材20のフランジ部46と取付孔の縁を挟み、本体部材20を取付部材に取り付けるために設けられる。
【0013】
本体部材20は、ベース部30、開閉部32、操作部34および回転軸66を有し、ベース部30、開閉部32、操作部34および回転軸66が樹脂材料により一体に成形されている。ベース部30は、箱形状に形成され、開閉部32により開閉される開口31を有する。
【0014】
開閉部32は、回転軸66によりベース部30に回転可能に設けられ、ベース部30にロックされた閉状態と、ロック解除された開状態とをとる。回転軸66は、ベース部30の一端に位置し、薄肉に形成されて撓み可能である。回転軸66は、開閉部32を開くように付勢手段として機能してよく、付勢しなくてもよい。操作部34は、ベース部30に立設し、回転するように撓み可能に設けられる。
【0015】
開閉部32には、
図1(a)に示す閉状態において操作部34を露出させる開口部72を有する。操作部34の凸状のロック部64が、開閉部32の凹状の被ロック部68aに入り込み、開閉部32を閉状態にロックしている。
【0016】
図1(a)に示す操作部34をユーザが押すと、操作部34が撓んでロック部64および被ロック部68aのロックが解除され、開閉部32が閉状態から
図1(b)示す開状態になる。
図1(b)に示すように、開閉部32の裏面で、開口部72の縁に凸状の受け部74が形成される。受け部74は、操作部34に当接可能であり、操作部34から復元力を受けて、開閉部32を開方向に回転させる。
【0017】
図2は、開状態の本体部材20について説明するための図である。
図2(a)は開閉部32の裏面およびベース部30の表面を示し、
図2(b)は開閉部32の表面およびベース部30の裏面を示す。また、
図3は、取付部材12に取り付けた状態の開閉装置10の断面図である。開閉装置10は、取付部材12の取付孔12aに取り付けられる。
【0018】
ベース部30は、剛体爪36、第1軸部38a、第2軸部38b、軸支持部40、底部42、側部44、フランジ部46、複数の被係止部52および底孔部56を有する。
【0019】
底部42の外周端から立設して側部44が壁状に形成される。フランジ部46は、側部44の上端から外向きに張り出す。フランジ部46の一端に回転軸66が形成され、フランジ部46の他端部46aは、他のフランジ部46より厚肉に形成される。
【0020】
図3に示すように、剛体爪36は一端側のフランジ部46の下側に、フランジ部46と対向して設けられる。剛体爪36は、側部44の一端面の中途から外向きに張り出す。剛体爪36は、フランジ部46と取付孔12aの縁を挟んで、開閉装置10を取付部材12に固定する。剛体爪36は、板状に形成されており、取付孔12aの縁に差し込む際に撓み可能である。
【0021】
軸支持部40は、剛体爪36より底部42側で剛体爪36を支持するように形成され、側部44の一端面に形成される。軸支持部40の両端には、第1軸部38aおよび第2軸部38bが突出するように形成される。
図2(b)に示すように、第1軸部38aおよび第2軸部38bは外径が異なるように形成されており、カバー部材22の誤組み付けを防ぐように構成されている。第1軸部38aおよび第2軸部38bは、カバー部材22を回転可能に支持する。
【0022】
側部44の外側面には、複数の被係止部52が形成され、カバー部材22に係止される。複数の被係止部52は、凹状または凸状に形成され、凹状の被係止部52と凸状の被係止部52を含む。
【0023】
底部42には、操作部34を成形するための底孔部56と、ロック部64を成形するための抜き孔43が形成される。底孔部56は、操作部34の底側に位置する貫通孔である。
【0024】
開閉部32は、壁部68、フック70、開口部72および受け部74を有する。フック70は、
図3に示すように、開閉部32の先端側に形成され、鉤爪状に形成される。壁部68は、先端側の開口部72の縁から垂下するように設けられ、孔状の被ロック部68aを有する。
【0025】
受け部74は、基端側の開口部72の縁から垂下するように板状に設けられ、薄肉で撓み可能である。また、受け部74は、開閉部32の裏面から突出するように形成される。壁部68と受け部74は、開口部72を挟んで対向するように位置する。受け部74は、被ロック部68aより回転軸66に近い位置に設けられる。
【0026】
操作部34は、ベース部30の底部42から立設する支持部60と、開閉部32の閉状態において開口部72から露出する操作面62と、操作面62の先端側に位置する当接部58と、開閉部32の被ロック部68aに出入り可能なロック部64とを有する。開閉部32の閉状態においてロック部64は、被ロック部68aに入って、開閉部32の開方向の回転を規制している。
【0027】
図3に示すように、操作部34は断面がL字状に形成される。支持部60は幅方向Wに延在するように壁状に形成され、操作面62およびロック部64を支持し、操作面62の移動に応じて回転するように動く。幅方向Wは、回転軸66の軸方向に沿っており、平行である。支持部60は、下端を固定点88として回転するように撓み可能である。固定点88は、操作部34がベース部30の底部42に連結する位置である。
【0028】
操作面62は、支持部60と直交するように支持部60の上端に形成され、長さ方向Lにおいて回転軸66に向かって、つまりベース部30の一端に向かって延出する。操作面62は、開閉部32が閉状態である場合に開口部72から露出する。長さ方向Lは、幅方向Wに直交し、ベース部30において一端側の回転軸66から他端部46aへ向かう方向に沿っている。操作面62は、開閉部32の閉状態において、開口部72に収まり、開閉装置10の表面を一様にする。
【0029】
操作面62の一端に当接部58が形成され、操作面62の他端側にロック部64が形成される。当接部58が一端側にある受け部74に向かって移動すると、ロック部64は、被ロック部68aから離脱する。当接部58は、操作部34の一端にフランジ状に形成され、表面となる操作面62より一段下がった位置にて受け部74に向かって張り出すように形成される。
図3に示す開閉部32の閉状態において、当接部58は、受け部74の下端より上方に位置しており、受け部74の側方に位置する。
【0030】
カバー部材22は、略平板状に形成される。カバー部材22は、ストッパ部76、挟持部86と、本体部材20の第1軸部38aおよび第2軸部38bに回転可能にそれぞれ連結する一対の軸受部(不図示)と、本体部材20の被係止部52に係止される係止部(不図示)とを有する。
【0031】
ストッパ部76は、ベース部30の底孔部56から突出し、操作面62の下に位置し、操作部34の過度な撓みを制限する。
【0032】
挟持部86は、カバー部材22の先端に設けられ、平板状のカバー部材22から立設するように設けられ、剛性が高められている。挟持部86は、係止部80が本体部材20に係止した状態で、フランジ部46の他端部46aと取付孔12aの縁を挟む。
【0033】
開閉装置10を取付部材12に取り付ける際、ユーザは、カバー部材22から取付孔12aに挿入させ、本体部材20のフランジ部46を取付孔12aの表側の縁に引っ掛け、一端側のフランジ部46と剛体爪36で取付孔12aの縁を挟ませる。次に、ユーザが挟持部86を他端部46aに近づけるようにカバー部材22を回転させると、係止部が被係止部52にそれぞれ係止して、挟持部86とフランジ部46の他端部46aとが取付孔12aの縁を挟み、取付作業が完了する。
【0034】
図4は、開閉部32の開き動作について説明するための図である。
図4(a)には、操作部34の操作面62が開閉部32の開口部72から露出した状態を示す。ユーザは、開閉部32の開口部72から露出した操作部34の操作面62を底部42に向かって押す。
【0035】
図4(b)に示すように、操作面62が押されて底部42に向かって沈み込み、支持部60が下端を固定点88として回転するように撓む。操作部34が支持部60の下端を固定点88として回転するように動くことで、ロック部64が被ロック部68aから離脱し、ロック解除される。これにより、開閉部32が開方向に回転可能となる。ロック部64が支持部60の上端に設けられることで、操作面62の移動量に対する被ロック部68aから離れる方向の移動量を大きくとることができる。
【0036】
受け部74は、当接部58の移動軌跡に重なる位置に設けられ、当接部58が移動すると当たって干渉する。受け部74が薄肉で撓み可能に設けられるため、操作面62を沈むように押すと、受け部74が当接部58に当たって撓み、当接部58を移動可能にする。
【0037】
さらに操作面62が押されて沈み込み、
図4(c)に示すように、当接部58は、操作を受けた操作部34の動きによって、開閉部32の裏側であって受け部74より開閉部32の閉じ方向側にある準備位置Pに移動する。準備位置Pは、開閉部32の閉状態において、受け部74の先端の近傍であって、受け部74より底部42側の位置である。当接部58が準備位置Pに移動するため、図中左向きである回転軸66に向かう動きと、図中下向きである底部42側に向かう動きをする。当接部58が準備位置Pに移動すると、受け部74は復元して垂下した状態に戻る。
【0038】
当接部58が準備位置Pに移動した状態で、ユーザが操作面62から指を離してプッシュ操作を止めると、操作部34は復元力により弾性復帰して元の初期位置に戻る。操作部34の初期位置は、
図4(a)に示す開閉部32が閉状態であるときの位置である。
【0039】
図5は、
図4(c)に示す開閉部32の開き動作の続きを示す図である。
図5(a)に示すように、操作部34は、操作を受けて撓んだ後にユーザが操作面62から指を離すと復元力により初期位置に戻る。この操作部34の弾性復帰によって、当接部58が受け部74を持ち上げるように当接して、開閉部32を開方向に回転させる。
【0040】
図5(b)に示すように、受け部74が当接部58に載った状態で、開閉部32がベース部30の開口31から出た状態となり、ユーザは開閉部32の先端に指を掛けて引き出すことができる。このように、ユーザが操作部34を押すだけで、当接部58により開閉部32が持ち上げられるため、開閉部32を確実に開くことができる。なお、受け部74が撓んで当接部58から外れても、壁部68がロック部64に引っかかって、開閉部32が開口31から出た状態が維持される。
【0041】
ユーザが開閉部32を閉方向に回転させると、壁部68がロック部64に当たって操作部34を回転させて開閉部32を閉じ、操作部34が復元力により元の位置に戻りロック部64が被ロック部68aに入ってロックされる。このように、操作部34の復元力で操作部34を元の位置に移動できるため、別部材のバネを用いる場合と比べて安価に製造できる。
【0042】
当接部58は、
図3に示す開閉部32の回転軸方向に見て操作部34の固定点88から開閉部32の回転軸66側にずれて位置する。つまり、ベース部30の長さ方向Lにおいて、当接部58は、操作部34の固定点88より回転軸66側に位置する。これにより、操作部34が回転するように動くと、当接部58が回転軸66側に移動して、準備位置Pへ移動できる。
【0043】
操作部34は、ベース部30の底部42から立設されており、操作部34の固定点88が当接部58より底部42側に位置する。つまり、当接部58は、固定点88より支持部60の立設方向上方に位置する。これにより、操作部34が回転するように動くと、当接部58が固定点88周りに回転するように移動し、底部42側に移動して準備位置Pに移動できる。
【0044】
操作部34は、操作を受けて撓んで
図4(b)に示すようにロック解除し、ロック解除後にさらに操作を受けて
図4(c)に示すように当接部58を準備位置Pに移動させる。このように、開閉部32を回転規制を解除した後、当接部58を準備位置Pに移動させて開閉部32の開くようにすることで、当接部58が準備位置Pに移動したときには、ロック解除が完了した状態になっており、開閉部32を確実に開方向に回転させることができる。
【0045】
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
【0046】
実施例では、操作部34がベース部30と一体に成形する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、操作部34をベース部30と別体にして、ベース部30に回転可能に軸支してよい。この変形例では、操作部34を初期位置に戻すように付勢する弾性部が設けられる。操作部34が操作を受けて弾性部に抗して回転して当接部58が準備位置Pに移動した後、操作を止めると、弾性部の復元力により当接部58が受け部74を押して開閉部32を開方向に回転させる。いずれにしても、復元力による操作部34の動きによって、当接部58が開閉部32を開方向に回転させる。
【0047】
また、実施例では、当接部58の剛性が受け部74より高く、受け部74が撓み可能に設けられる態様を示したがこの態様に限られない。例えば、当接部58を撓み可能に設け、受け部74を剛体に形成してもよい。いずれにしても、開閉部32の閉状態において、当接部58の移動軌跡上に受け部74が位置し、当接部58が準備位置Pに移動する際に、当接部58および受け部74の一方が撓む。
【符号の説明】
【0048】
10 開閉装置、 12 取付部材、 12a 取付孔、 20 本体部材、 22 カバー部材、 30 ベース部、 31 開口、 32 開閉部、 34 操作部、 36 剛体爪、 38a 第1軸部、 38b 第2軸部、 40 軸支持部、 42 底部、 43 抜き孔、 44 側部、 46 フランジ部、 46a 他端部、 52 被係止部、 56 底孔部、 58 当接部、 60 支持部、 62 操作面、 64 ロック部、 66 回転軸、 68 壁部、 68a 被ロック部、 70 フック、 72 開口部、 74 受け部、 76 ストッパ部、 86 挟持部、 88 固定点。