(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-26
(45)【発行日】2022-09-05
(54)【発明の名称】改善された放出特性を有するロウ配合物
(51)【国際特許分類】
C11C 5/00 20060101AFI20220829BHJP
【FI】
C11C5/00 G
(21)【出願番号】P 2019567300
(86)(22)【出願日】2018-06-05
(86)【国際出願番号】 EP2018064729
(87)【国際公開番号】W WO2018224481
(87)【国際公開日】2018-12-13
【審査請求日】2021-05-11
(32)【優先日】2017-06-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】390009287
【氏名又は名称】フイルメニツヒ ソシエテ アノニム
【氏名又は名称原語表記】Firmenich SA
【住所又は居所原語表記】7,Rue de la Bergere,1242 Satigny,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ジェラルド アリソン
【審査官】長部 喜幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-033695(JP,A)
【文献】国際公開第03/057810(WO,A1)
【文献】国際公開第01/083656(WO,A1)
【文献】特開2005-060615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11C 1/00-5/00
C11B 1/00-15/00
CAplus(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下、
a)パラフィンロウ、
b)ステアリン酸、
c)ポリエチレン、
d)少なくとも1種の微結晶ロウ、
e)少なくとも1種の直鎖アルコール、及び
f)揮発性活性物質
を含むロウ配合物
であって、
ポリエチレンが、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%の量で存在し、かつ
少なくとも1種の微結晶ロウが、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%の量で存在する、
前記ロウ配合物。
【請求項2】
パラフィンロウが、ロウ配合物の50質量%~95質量%の量で存在する、請求項1に記載のロウ配合物。
【請求項3】
ステアリン酸が、ロウ配合物の5質量%~20質量%の量で存在する、請求項1に記載のロウ配合物。
【請求項4】
少なくとも1種の直鎖アルコールが、ロウ配合物の0.1%~0.6%(w/w)の量で存在する、請求項1に記載のロウ配合物。
【請求項5】
請求項1に記載のロウ配合物を含むキャンドル。
【請求項6】
さらに容器を含み、キャンドルが容器内に配置されている、請求項
5に記載のキャンドル。
【請求項7】
ロウ配合物が、室温で固体であり、かつロウ配合物の一部が、少なくとも1つのキャンドルを燃焼させた場合に固体から液体へ相変化し、かつ少なくとも1つのキャンドルの温度が、ロウ配合物の融点を超えて上昇し、その際、液体であるロウ配合物の一部が、少なくとも1つのキャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合に液体から固体へ相変化し、少なくとも1種の微結晶ロウ、又はポリエチレン、又は少なくとも1種の微結晶ロウとポリエチレンの双方が、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在
し、ポリエチレンの十分な量が、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%であり、かつ少なくとも1種の微結晶ロウの十分な量が、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%である、請求項
5に記載のキャンドル。
【請求項8】
以下、
a)パラフィンロウ、ステアリン酸、ポリエチレン、少なくとも1種の微結晶ロウ、少なくとも1種の直鎖アルコール、及び揮発性活性物質を混合し、それによりロウ配合物を形成すること、及び
b)ロウ配合物からキャンドルを形成すること
を含む方法であって、ポリエチレンが、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在し、少なくとも1種の微結晶ロウが、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在
し、ポリエチレンの十分な量が、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%であり、かつ少なくとも1種の微結晶ロウの十分な量が、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%である、前記方法。
【請求項9】
パラフィンロウが、ロウ配合物の50質量%~95質量%の量で存在する、請求項
8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年6月6日に出願された米国仮特許出願番号第62/515,914号(U.S. Provisional Patent Application Serial No. 62/515,914)、及び2017年10月25日に出願された欧州特許出願番号第17198363.8号(European Patent Application Serial No. 17198363.8)に対して優先権を主張し、その全記載内容は参照をもってその全体を本明細書に組み込まれたものとする。
【0002】
技術分野
本明細書において提示される種々の態様は、容器からの改善された放出特性を有するロウ配合物及びキャンドルに関する。
【0003】
背景技術
容器中で使用するために形成されたロウ配合物、例えばボーティブキャンドル(奉納ロウソク)用配合物の燃焼後の残留物は、しばしば容器から除去することが困難であり、燃焼残留物の除去が不可能であるか、又は使用者に損傷をもたらす可能性がある。したがって、燃焼後の残留物を容器から容易に除去できるロウを配合する必要がある。
【0004】
要約
本明細書において提示される一態様は、
a)パラフィンロウ、
b)ステアリン酸、
c)ポリエチレン、
d)少なくとも1種の微結晶ロウ、
e)少なくとも1種の直鎖アルコール、及び
f)揮発性活性物質
を含むロウ配合物を提供する。
【0005】
一態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~95質量%の量で存在する。
【0006】
一態様において、ステアリン酸は、ロウ配合物の5質量%~20質量%の量で存在する。
【0007】
一態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.1%~0.6%(w/w)の量で存在する。
【0008】
一態様において、ポリエチレンは、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%の量で存在する。
【0009】
一態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%の量で存在する。
【0010】
本明細書において提示した一態様は、本明細書において提供されるある態様に従ったロウ配合物を含むキャンドルを提供する。
【0011】
一態様において、本明細書において提供されるある態様に従ったロウ配合物を含む少なくとも1つのキャンドルを含む容器を提供する。
【0012】
一態様において、ロウ配合物は、室温で固体であり、かつロウ配合物の一部は、少なくとも1つのキャンドルを燃焼させた場合に固体から液体へ相変化し、かつ少なくとも1つのキャンドルの温度は、ロウ配合物の融点を超えて上昇し、その際、液体であるロウ配合物の一部が、少なくとも1つのキャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合に液体から固体へ相変化し、少なくとも1種の微結晶ロウ、又はポリエチレン、又は少なくとも1種の微結晶ロウとポリエチレンの双方が、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在する。
【0013】
一態様において、ポリエチレンは、キャンドルが燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在する。
【0014】
一態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量で配合物中に存在する。
【0015】
一態様において、ポリエチレンの十分な量は、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%である。
【0016】
一態様において、少なくとも1種の微結晶ロウの十分な量は、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%である。
【0017】
本明細書において提示される一態様は、
a)パラフィンロウ、ステアリン酸、ポリエチレン、少なくとも1種の微結晶ロウ、少なくとも1種の直鎖アルコール、及び揮発性活性物質を混合し、それによりロウ配合物を形成すること、及び
b)ロウ配合物からキャンドルを形成すること
を含む方法を提供し、その際、ポリエチレンは、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在し、少なくとも1種の微結晶ロウは、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在する。
【0018】
一態様において、ポリエチレンの十分な量は、ロウ配合物の0.05質量%~5質量%である。
【0019】
一態様において、少なくとも1種の微結晶ロウの十分な量は、ロウ配合物の0.1質量%~5質量%である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、本明細書において提示したある態様に従った配合物を使用して製造した見本のキャンドルを示す。
【
図2】
図2は、本明細書において提示したある態様に従った配合物を使用して製造した見本のキャンドルを示す。
【
図3】
図3は、本明細書において提示したある態様に従った配合物を使用して製造した見本のキャンドルを示す。
【
図4】
図4は、本明細書において提示したある態様に従った配合物を使用して製造した見本のキャンドルを示す。
【0021】
発明の詳細な説明
以下の記載において、例示として示される実施されうる特定の実施形態が参照される。これらの実施形態は、当業者が本明細書に記載される本発明を実施できるように詳細に記載されており、かつ他の実施形態を利用してもよく、本明細書に提示された態様の範囲から逸脱することなく論理的な変更を行ってもよいことを理解すべきである。したがって、例示的な実施形態の以下の説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、本明細書において提示される種々の態様の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【0022】
要約は、読者が技術的開示の本質及び要旨を迅速に確認できるように37C.F.R.§1.72(b)に準拠するために提供される。要約は、特許請求の範囲又は意味を解釈又は制限するために使用されないという理解の下で提示される。
【0023】
容器中で使用するために形成されたロウ配合物、例えばボーティブキャンドル(奉納ロウソク)用配合物の燃焼後の残留物は、しばしば容器から除去することが困難であり、燃焼残留物の除去が不可能であるか、又は使用者に損傷をもたらす可能性がある。したがって、燃焼後の残留物を容器から容易に除去できるロウ配合物を提供する必要がある。
【0024】
全国ろうそく協会(National Candle Association)は、主な安全上の危険は、消費者が燃えたロウ配合物を含む容器から「使用済みロウの残留物」を除去する場合に損傷することであることを述べている。消費者は、鋭利な物を使用して燃焼後の残留物を引き剥がしており、それは容器の損傷又は破損をもたらしうる。
【0025】
あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、燃焼後の残留物を除去する困難さは、一部には、容器の壁へのロウ配合物の付着によるものである。ある場合に、キャンドルの燃焼サイクルの後半の段階で付着性が増加しうる。増加した付着性は、ロウ配合物の縮みの減少をもたらし、ロウ配合物を容器の壁から引き剥がせる範囲が制限される。
【0026】
あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、本明細書において提示されるいくつかの態様に従ったロウ配合物は、容器から容易に除去可能なキャンドルマトリックスを形成するように構成される。例えば、いくつかの態様において、ロウ配合物は、特定の香り及び/又は色を有する少なくとも1つのロウ配合物を含む充填された容器を含む。いくつかの態様において、ロウ配合物は、一度元のロウ配合物を取り出しても、容器に挿入されるように構成されたキャンドルを含む。かかる態様の制限のない例は
図1~4において示される。
【0027】
あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、本発明のいくつかの態様に従ったロウ配合物は、ロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことができるのに十分な収縮性及び/又は表面張力を提供するように構成される。
【0028】
本明細書において使用されるように、「ロウ」という用語は、周囲温度で可塑性~脆い固体である物質をいう。本明細書において提示されるある態様に適したロウは、パラフィンロウ、微結晶ロウ、ミツロウ、動物ロウ、植物ロウ、ミネラルロウ、合成ロウ、及びそれらの混合物を含むが、これらに制限されない。半固体(例えばワセリン)に加えて、1種以上の有機化合物を有する液体の、合成ポリマー及び合成ポリマーの混合物を、キャンドル材料又はキャンドル材料の一部で使用してよい。他の典型的に使用されるキャンドル燃料源成分、例えば炭化水素油、ステアリン酸が、キャンドル材料に含まれてもよい。
【0029】
いくつかの態様において、ロウ配合物を容器の表面の内面から引き剥がせる能力は、例えば、液体から固体への相変化中のロウ配合物の再結晶時間、ロウ配合物の比重、ロウ配合物の組成、ロウ配合物の密度、ロウ配合物の膨張係数、ロウ配合物の表面張力、ロウ配合物と容器の内面との分子間相互作用の性質及び程度などのような要因に影響しうる。
【0030】
いくつかの態様において、ロウ配合物は、パラフィンロウを含む。あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、パラフィンロウは、低減されたススの蓄積及び炭素の堆積を有し、並びに揮発性活性物質を保持する許容できる能力を有する。パラフィンロウは、低い熱膨張係数を有し、ロウ配合物の加熱及び冷却段階中に体積変化を最小限にすることができる。熱膨張係数は、温度が摂氏1度変化するごとの材料の体積の変化として定義される。
【0031】
結果として、いくつかの態様において、ロウ配合物の加熱及び冷却段階中のロウ配合物の体積変化が変更されて、ロウ配合物が燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合に、ロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことが十分に可能になる。
【0032】
したがって、本明細書において示されるいくつかの態様は、
a)パラフィンロウ、
b)ステアリン酸、
c)ポリエチレン、
d)少なくとも1種の微結晶ロウ、
e)少なくとも1種の直鎖アルコール、及び
f)揮発性活性物質
を含むロウ配合物を提供する。
【0033】
いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%~55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の55質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の60質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の65質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の70質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の75質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の80質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の85質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の90質量%~95質量%の量で存在する。
【0034】
いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の55質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の60質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の65質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の70質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の75質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の80質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の85質量%~95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の90質量%~95質量%の量で存在する。
【0035】
いくつかの態様において、パラフィンは、ロウ配合物の50質量%、又は55質量%、又は60質量%、又は65質量%、又は70質量%、又は75質量%、又は80質量%、又は85質量%、又は90質量%、又は95質量%で存在する。
【0036】
いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の5質量%~20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の5質量%~15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の5質量%~10質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の10質量%~20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の15質量%~20質量%の量で存在する。
【0037】
いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の10質量%~20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の15質量%~20質量%の量で存在する。
【0038】
いくつかの態様において、ステアリン酸は、配合物の5質量%、又は10質量%、又は15質量%、又は20質量%で存在する。
【0039】
ステアリン酸は、植物源及び又は動物源に由来してよい。いくつかの態様において、ステアリン酸は、粗パーム油から抽出される。いくつかの態様において、粗パーム油は、ステアリン/パーム油に分別される。いくつかの態様において、ステアリン/パーム油は、トリプルプレス(triple pressed)ステアリン酸とも言われるC16-18脂肪酸の脂肪酸混合物に蒸留されてよい。いくつかの態様において、パルミチン酸とステアリン酸との割合は、60/40である。
【0040】
いくつかの態様において、ロウ配合物は、室温で固体であり、かつロウ配合物の一部は、ロウ配合物を燃焼させた場合に固体から液体へ相変化し、かつロウ配合物の温度は、ロウ配合物の融点を超えて上昇し、その際、液体であるロウ配合物の一部が、ロウ配合物が燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合に液体から固体へ相変化し、少なくとも1種の微結晶ロウが、ロウ配合物が燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量で配合物中に存在する。
【0041】
いくつかの態様において、ポリエチレンは、ロウ配合物が燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量でロウ配合物中に存在する。
【0042】
いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.50質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.45質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.40質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.35質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.30質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.25質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.10質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4.05質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~4質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.50質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.45質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.40質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.35質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.30質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.25質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.10質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3.05質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~3質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.50質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.45質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.40質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.35質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.30質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.25質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.10質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2.05質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~2質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.50質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.45質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.40質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.35質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.30質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.25質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.10質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1.05質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~1質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.95質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.90質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.85質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.80質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.75質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.70質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.65質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.60質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.55質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.50質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.45質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.40質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.35質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.30質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.25質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.20質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.15質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.05質量%~0.10質量%の量で存在する。
【0043】
いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.15質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.25質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.35質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.45質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.55質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.65質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.75質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.85質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の0.95質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.05質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.15質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.25質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.35質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.45質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.55質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.65質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.75質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.85質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の1.95質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.05質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.15質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.25質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.35質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.45質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.55質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.65質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.75質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.85質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の2.95質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.05質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.15質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.25質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.35質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.45質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.55質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.65質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.75質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.85質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の3.95質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.05質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.15質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.25質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.35質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.45質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.55質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.65質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.75質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.85質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、ポリエチレンは、配合物の4.95質量%~5質量%の量で存在する。
【0044】
いくつかの態様において、ポリエチレンは、ロウ配合物の0.05質量%、又は0.1質量%、0.15質量%、又は0.2質量%、0.25質量%、又は0.3質量%、0.35質量%、又は0.4質量%、0.45質量%、又は0.5質量%、0.55質量%、又は0.6質量%、0.65質量%、又は0.7質量%、0.75質量%、又は0.8質量%、0.85質量%、又は0.9質量%、0.95質量%、又は1質量%、又は1.05質量%、又は1.15質量%、又は1.20質量%、又は1.25質量%、又は1.3質量%、又は1.35質量%、又は1.4質量%、又は1.45質量%、又は1.5質量%、又は1.55質量%、又は1.6質量%、又は1.65質量%、又は1.7質量%、又は1.75質量%、又は1.8質量%、又は1.85質量%、又は1.9質量%、又は1.95質量%、又は2質量%、又は2.05質量%、又は2.15質量%、又は2.20質量%、又は2.25質量%、又は2.3質量%、又は2.35質量%、又は2.4質量%、又は2.45質量%、又は2.5質量%、又は2.55質量%、又は2.6質量%、又は2.65質量%、又は2.7質量%、又は2.75質量%、又は2.8質量%、又は2.85質量%、又は2.9質量%、又は2.95質量%、又は3質量%、又は3.05質量%、又は3.15質量%、又は3.20質量%、又は3.25質量%、又は3.3質量%、又は3.35質量%、又は3.4質量%、又は3.45質量%、又は3.5質量%、又は3.55質量%、又は3.6質量%、又は3.65質量%、又は3.7質量%、又は3.75質量%、又は3.8質量%、又は3.85質量%、又は3.9質量%、又は3.95質量%、又は4質量%、又は4.05質量%、又は4.15質量%、又は4.20質量%、又は4.25質量%、又は4.3質量%、又は4.35質量%、又は4.4質量%、又は4.45質量%、又は4.5質量%、又は4.55質量%、又は4.6質量%、又は4.65質量%、又は4.7質量%、又は4.75質量%、又は4.8質量%、又は4.85質量%、又は4.9質量%、又は4.95質量%、又は5質量%で存在する。
【0045】
あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、ポリエチレンは、パラフィンロウの結晶特性を変更しうる。いくつかの態様において、ポリエチレンは、パラフィンロウの既存の炭素骨格に表面積を追加しうる。いくつかの実施形態において、増加させた表面積は、ロウ配合物のフレグランス油を保持する高められた能力をもたらしうる。
【0046】
いくつかの態様において、ポリエチレンの分子量は300~2500である。いくつかの態様において、ポリエチレンの融点は80~160℃である。
【0047】
いくつかの態様において、ポリエチレンは、商品名POLYWAX 500として販売されるポリエチレンである。
【0048】
いくつかの態様において、ポリエチレンはポリエチレングリコールである。いくつかの態様において、ポリエチレングリコールは平均分子量400を有する。いくつかの態様において、ポリエチレングリコールは、商品名CARBOWAX 400として販売されるポリエチレングリコールである。
【0049】
いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.6質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.7質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.8質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.9質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の1質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の1.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の2質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の2.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の3質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の3.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の4質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の4.5質量%~5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~4.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~4質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~3.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~3質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~2.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~2質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~1.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~1質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.4質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.3質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.2質量%の量で存在する。
【0050】
いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~4.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~4質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~3.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~3質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~2.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~2質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~1.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~1質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.5質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.4質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.3質量%の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、配合物の0.1質量%~0.2質量%の量で存在する。
【0051】
いくつかの態様において、少なくとも1種の微結晶ロウは、ロウ配合物の0.1質量%、又は0.2質量%、又は0.3質量%、又は0.4質量%、又は0.5質量%、又は1質量%、又は1.5質量%、又は2質量%、又は2.5質量%、又は3質量%、又は3.5質量%、又は4質量%、又は4.5質量%、又は5質量%で存在する。
【0052】
微結晶ロウは、粗油蒸留により得られうる。いくつかの態様において、微結晶ロウは、C25-80の範囲の鎖長分布を有する飽和炭化水素の混合部を含む。微結晶ロウは、分枝鎖状イソアルカン及びアルキル置換したシクロアルカン(Naphthenes)を含みうる。あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、微結晶ロウは、ロウ配合物の硬さ及び融点を高めうる。さらに、微結晶ロウは、ロウ配合物の柔軟性及び油結合能力を高めて、ロウ配合物により多くのフレグランス油を保持させうる。
【0053】
いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.1%~0.6%(w/w)の量で存在する。いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.01%~25%(w/w)の量で存在する。代わりに、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.1%~5%(w/w)の量で存在する。代わりに、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.15%~5%(w/w)の量で存在する。代わりに、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の0.1%~0.6%(w/w)の量で存在する。
【0054】
いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の25%(w/w)で存在する。代わりに、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ配合物の24%、又は23%、又は22%、又は21%、又は20%、又は15%、又は10%、又は5%、又は1%、又は0.9%、又は0.8%、又は0.7%、又は0.6%、又は0.5%、又は0.4%、又は0.3%、又は0.2%、又は0.1%、又は0.09%、又は0.08%、又は0.07%、又は0.06%、又は0.05%、又は0.04%、又は0.03%、又は0.02%、又は0.01%、又は0.005%、又は0.001%(w/w)で存在する。
【0055】
少なくとも1種の直鎖アルコールの例は、商品名UNILINTMとして販売される高分子量直鎖第一級アルコールを含む。いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、商品名UNILINTM 550として販売される高分子量直鎖第一級アルコールである。いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、商品名UNILINTM 700として販売される高分子量直鎖第一級アルコールである。いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、商品名UNILINTM 1000として販売される高分子量直鎖第一級アルコールである。
【0056】
いくつかの態様において、少なくとも1種の直鎖アルコールは、ロウ結晶間の間隙空間を空けることによってロウ配合物の結晶充填を粉砕することにより揮発性活性物質の分散を改善し、それにより揮発性活性物質をロウ結晶間に均一に浸透させる。
【0057】
いくつかの態様において、ロウ配合物は、さらに多価アルコールを含みうる。あらゆる特定の理論に限定されることを意図することなく、多価アルコールは、さらに、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にしうる。
【0058】
いくつかの態様において、ロウ配合物は、キャンドルが燃焼停止後にロウ配合物の融点未満に冷えた場合にロウ配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能する追加の化合物をさらに含みうる。例えば、ポリエチレングリコール、植物グリセリン、ジプロピレングリコール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、水溶性シリコーングリコールコポリマー、及びアルコール溶性シリコーングリコールコポリマーを含むが、これらに制限されない。
【0059】
いくつかの態様において、ロウ配合物は、強化された又は追加の美的及び/又は機能的な改善を提供するために追加の任意成分をさらに含みうる。特に、ロウ配合物中に含まれてよい追加の材料は、着色剤、装飾材料、溶剤、安定剤、酸化防止剤、及びUV遮断剤を含む。かかる任意成分は、本明細書のより詳細な記載を保証せず、あらゆる場合に網羅されていない。当業者は、当業者の一般の知識及びキャンドルの所望の特徴に基づいてそれらを選択できる。特に、追加の成分の種類及び量は、ロウ配合物の構造又は燃焼特性を変更しないものから選択される。
【0060】
揮発性活性物質は、任意のタイプの揮発性活性物質であってよい。いくつかの態様において、香料、悪臭中和剤、殺菌剤、昆虫忌避剤、又はそれらの任意の組み合わせである。いくつかの態様において、揮発性活性物質は香料である。
【0061】
本明細書において使用されるように、「香料」という用語は、任意の付香成分又はそれらの混合物を含むことを意味する。「付香成分」は、ここでは、香料産業において現在使用されている化合物、すなわち着香したキャンドルにおいて活性成分として使用してその周囲に快楽効果を付与する化合物を意味する。言い換えれば、付香成分であると考えられるべきかかる成分又は混合物は、ポジティブ又は好ましい方法でキャンドルのにおいを付与又は改質することができると、及び単に1つのにおいを有するだけでないと香料の当業者によって認識される必要がある。さらに、この定義は、必ずしもにおいを有するわけではないが、付香組成物のにおいを調整することができ、その結果、かかる組成物のにおいの使用者による知覚を改質することができる化合物を含むことも意味する。
【0062】
いずれにしても網羅的とはならないであろうこれらの付香成分の性質及びタイプは、ここでより詳細な記載を保証するものではなく、その際当業者は、一般の知識、任意の使用又は適用及び所望された感覚刺激性効果に基づいて、それらを選択することができる。一般的な用語で、これらの付香成分は、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、エーテル、アセテート、ニトリル、テルペン炭化水素、窒素又は硫黄の複素環化合物及び精油と多様な化学品種に属し、かつ該付香成分は、天然又は合成由来のものであってよい。これらの成分の多くは、いずれにしても、参考文献、例えばS. ArctanderによるPerfume and Flavor Chemicals, 1969, Montclair, N.J., USA、又はその最新版において、又は同様の種類の他の著作において、並びに香料の分野における豊富な特許文献において挙げられている。前記成分は、制御された方法で種々のタイプの付香成分を放出することが公知の化合物であってもよいとも解される。
【0063】
「悪臭中和剤」又は「悪臭中和成分」という用語に関しては、悪臭の、すなわち人間の鼻に不愉快又は不快であるにおいの知覚を、悪臭を中和する及び/又は隠すことによって低減することができる化合物を意味する。特定の態様において、悪臭中和剤は、公知の悪臭を生じる鍵となる化合物と反応する能力を有する。前記反応は、悪臭物質の空気中レベルの低下をもたらし、その結果、悪臭の知覚の低下をもたらす。
【0064】
適した昆虫忌避剤の制限のない例は、シトロネラ、ジメチルフタレート及びn,n-ジメチル-m-トルアミドを含む。
【0065】
揮発性活性物質は、典型的に、組成物の全質量に対して、10~25質量%でキャンドル中に存在する。
【0066】
一般的に、キャンドルを製造するための公知の方法を使用して、本明細書において開示されるキャンドルが提供される。いくつかの態様において、高融点ロウで被覆した芯を所望の長さに切断し、そして小さい金属芯立てに圧着させる。芯立てを容器の底部に取り付ける。容器の頂部で、金属芯のガイドを設置して芯を垂直に維持する。ロウ配合物を、所望のレベルまで容器に注ぐ。キャンドルを室温まで冷却させ、続いて金属芯のガイドを取り外す。任意に、加速冷却プロセスを使用してよい。芯を適切な長さにトリミングして、完成したキャンドルを得る。業界で一般的なものを含む他のアプローチを使用してもよい。
【0067】
本明細書において提示される一態様は、
a)パラフィンロウ、ステアリン酸、ポリエチレン、少なくとも1種の微結晶ロウ、少なくとも1種の直鎖アルコール、及び揮発性活性物質を混合し、それにより配合物を形成すること、及び
b)配合物からキャンドルを形成すること
を含む方法を提供し、その際、ポリエチレンは、キャンドルが燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合に配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量で配合物中に存在し、少なくとも1種の微結晶ロウは、キャンドルが燃焼停止後に配合物の融点未満に冷えた場合に配合物を容器の内面から引き剥がすことを可能にする十分な量で配合物中に存在する。
【0068】
本発明を最良に例証するが、以下の実施例に制限されない。
【0069】
実施例
実施例1:本明細書に提示したいくつかの態様に従ったロウ配合物
【表1】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
本明細書を通して引用された刊行物は、その全体を参照をもって本明細書に組み込まれたものとする。本発明の種々の態様は、実施例及び好ましい実施形態を参照することにより前記で例示されているが、本発明の範囲は上記の説明によってではなく特許法の原則の下で適切に解釈される特許請求の範囲により評価される。