(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-26
(45)【発行日】2022-09-05
(54)【発明の名称】通信方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
H04W 28/16 20090101AFI20220829BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20220829BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20220829BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20220829BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20220829BHJP
【FI】
H04W28/16
H04W92/18
H04W92/24
H04W4/40
H04W72/12
(21)【出願番号】P 2020555477
(86)(22)【出願日】2019-04-09
(86)【国際出願番号】 CN2019081975
(87)【国際公開番号】W WO2019196847
(87)【国際公開日】2019-10-17
【審査請求日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】201810313223.1
(32)【優先日】2018-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】▲應▼ 江威
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ ▲艷▼▲梅▼
(72)【発明者】
【氏名】李 濛
【審査官】野村 潔
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0303322(US,A1)
【文献】国際公開第2018/016157(WO,A1)
【文献】Study on architecture enhancements for LTE support of V2X services (Release 14),3GPP TR 23.785 V0.3.0 (2016-04),2016年04月19日,https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.785
【文献】Update and conclusion of Solution 6,3GPP TSG-SA WG2#115 S2-162540,2016年05月17日
【文献】Study on architecture enhancements for EPS and 5G System to support advanced V2X services (Release 16),3GPP TR 23.786 V0.4.0 (2018-03),2018年03月13日,https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.786
【文献】Huawei, HiSilicon,Solution to Key Issue #4: Network-controlled QoS mechanism for side link communication[online],3GPP TSG SA WG2 #127 S2-183740,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_127_Sanya/Docs/S2-183740.zip>,2018年04月10日,(本願優先日以降に公開された同出願人による文献)
【文献】Huawei, HiSilicon,Procedures for the provision of Network-controlled QoS for PC5 communication[online],3GPP TSG SA WG2 #128 S2-186839,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_128_Vilnius/Docs/S2-186839.zip>,2018年06月26日,(本願優先日以降に公開された同出願人による文献)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コアネットワーク要素により、端末から
登録要求メッセージを受信するステップであって、
前記登録要求メッセージがV2X capability indicationを備える、ステップと、
前記コアネットワーク要素により、
前記登録要求メッセージに基づいて、
前記端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質(QoS)規則を前記端末に送信するステップと
を備える、通信方法
であって、
前記通信方法がさらに、
前記コアネットワーク要素により、パラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを、前記登録要求メッセージに基づいて、送信するステップであって、前記第2の要求メッセージが、前記PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、
前記コアネットワーク要素により前記パラメータ構成ネットワーク要素から、前記QoS規則を受信するステップと、を備え、
前記コアネットワーク要素がモビリティ管理ネットワーク要素であり、前記パラメータ構成ネットワーク要素がポリシーおよび課金機能ネットワーク要素である、
通信方法。
【請求項2】
前記方法が、
前記コアネットワーク要素により
、前記パラメータ構成ネットワーク要素から、前記PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを
受信するステップと、
前記コアネットワーク要素により基地局に前記登録要求メッセージに基づいて、前記QoS profileを送信する、ステップと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法が、
前記コアネットワーク要素により、前記基地局に第1の指示情報を送信するステップであって、前記第1の指示情報が、前記QoS profileが前記PC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される、ステップ
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記登録要求メッセージが第2の指示情報を備え、前記第2の指示情報が、
前記登録要求メッセージが前記PC5インターフェースベースの通信に使用される前記情報を要求するために使用されることを示すために使用される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記登録要求メッセージが、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立メッセージまたはPDUセッション修正メッセージであり、前記方法が、
前記コアネットワーク要素により、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップするステップ
をさらに備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
パラメータ構成ネットワーク要素により、コアネットワーク要素から
第2の要求メッセージを受信するステップであって、
前記第2の要求メッセージが、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと
、
前記パラメータ構成ネットワーク要素により、前記第2の要求メッセージに基づいて、前記PC5インターフェースベースの通信に使用される
サービス品質(QoS)規則を前記コアネットワーク要素に送信するステップと
を
備え、
前記コアネットワーク要素がモビリティ管理ネットワーク要素であり、前記パラメータ構成ネットワーク要素がポリシーおよび課金機能(PCF)ネットワーク要素である、
通信方法。
【請求項7】
前記第2の要求メッセージが指示情報を備え、前記指示情報が、
前記第2の要求メッセージが前記PC5インターフェースベースの通信に使用される前記情報を要求するために使用されることを示すために使用される、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
プログラムが記録された、コンピュータ読み出し可能な格納媒体であって、前記プログラムが請求項1から7のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるものである、格納媒体。
【請求項9】
通信装置であって、
プログラムを格納したメモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサであって、前記プロセッサが前記メモリに格納された前記プログラムを起動して請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を行うものである、通信装置。
【請求項10】
モビリティ管理ネットワーク要素とポリシーおよび課金機能ネットワーク要素を具備する通信システムであって、
前記モビリティ管理ネットワーク要素が、端末から登録要求メッセージを受信するように構成され、前記登録要求メッセージがV2X capability indicationを備え、かつ、前記ポリシーおよび課金機能ネットワーク要素に第2の要求メッセージを、前記登録要求メッセージに基づいて、送信するように構成され、前記第2の要求メッセージが、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用され、
前記ポリシーおよび課金機能ネットワーク要素が、前記第2の要求メッセージを受信するように構成され、かつ、前記第2の要求メッセージに従って前記端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質(QoS)規則を前記モビリティ管理ネットワーク要素へ送信するように構成され、
前記モビリティ管理ネットワーク要素が、前記QoS規則を受信し、前記QoS規則を前記端末へ送信するように更に構成された、
通信システム。
【請求項11】
前記ポリシーおよび課金機能ネットワーク要素が、前記PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを
前記第2の要求メッセージに従って前記モビリティ管理ネットワーク要素へ送信するように更に構成され、
前記モビリティ管理ネットワーク要素が、前記QoS profileを受信して前記QoS profileを基地局へ送信するよう更に構成された、
請求項10に記載の
通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、情報技術の分野に関し、詳細には、通信方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信技術の継続的な発展により、様々な業界に多くの革新的なアプリケーションがもたらされる。たとえば、モバイルブロードバンド、マルチメディア、マシンタイプ通信(machine type communication、略してMTC)、産業用制御、および高度道路交通システム(intelligent transportation system、略してITS)は、5G時代の主な使用例になる。多くのアプリケーションは、車両対すべて(Vehicle-to-Everything、略してV2X)サービスに関連し、具体的には、車両は別のデバイスと通信してV2Xメッセージを送信することができ、通信には、車両間の通信、車両と歩行者との間の通信、車両と路側ユニットとの間の通信などが含まれる。V2Xメッセージは、端末間のPC5インターフェースを介して送信される。現在、アプリケーション層は、V2XメッセージのタイプごとにパケットごとProSe優先度(ProSe Per-Packet Priority、略してPPPP)を設定し、通信ネットワーク層(非アクセス層(non-access stratum、略してNAS)またはアクセス層(access stratum、略してAS))にPPPPを転送する。具体的には、V2XメッセージとPPPPとの間のマッピング関係が端末側で構成され、端末と基地局がネゴシエーションを実行し、その結果、基地局は、端末のためにPPPPとPC5インターフェースリソースとの間のマッピング関係を生成する。V2Xメッセージに対応するPC5インターフェースリソースを取得してV2Xメッセージを送信するとき、端末は、V2Xメッセージに対応するPPPPを基地局に送信する。次いで、基地局は、PPPPとPC5インターフェースリソースとの間のマッピング関係に基づいてV2Xメッセージ用のPC5インターフェースリソースを決定し、PC5インターフェースリソースを端末に送信し、その結果、端末はPC5インターフェースリソースに基づいてV2Xメッセージを送信する。PPPPの設定は、V2Xメッセージのサービス品質(Quality of Service、略してQoS)要件を反映する。
【0003】
車両は、様々なタイプのV2Xメッセージ、たとえば、協調認識メッセージ(co-operative awareness message、略してCAM)、分散型環境通知メッセージ(decentralized environmental notification message、略してDENM)、車両間のエンターテインメントアプリケーションメッセージ、および車両間で交換されるナビゲーション情報を生成する。V2X技術の発展に伴い、新しいタイプのV2Xメッセージが絶えず出現している。様々な上位層アプリケーションの場合、車両によって生成されるV2Xメッセージのタイプは、通常、様々なQoS要件に対応する。端末は、V2Xメッセージに対応するQoS要件を取得することにより、対応するPC5インターフェースリソースを制御する。しかしながら、既存のメカニズムは、アプリケーション層が下位層にQoS情報を送信するメカニズムなので、アプリケーション層は認可なしにQoSレベルを上げる可能性がある。言い換えれば、端末によって取得されるV2XメッセージのQoS情報は、無認可方式で修正される傾向がある。その結果、形成中に取得されたQoSは信頼できない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報をネットワーク側から取得するために通信方法および通信装置を提供し、それにより、取得されたQoS情報の信頼性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0005】
第1の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、コアネットワーク要素により、端末から第1の要求メッセージを受信するステップであって、第1の要求メッセージが、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、コアネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則(rule(s))を端末に送信するステップとを含む。場合によっては、コアネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素であってよい。第1の要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることは、第1の要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよいこと、または第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報が端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを意味する。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0006】
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な設計では、コアネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信する。
【0007】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な設計を参照して、第1の態様の第2の可能な設計では、コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素であってよい。さらに、セッション管理機能ネットワーク要素などのコアネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信し、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されるか、または第2の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよい。V2X通信に使用される情報または他の情報は、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。コアネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるポリシーおよび課金制御(policy and charging control、略してPCC)規則(rule(s))をパラメータ構成ネットワーク要素から受信する。コアネットワーク要素は、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得する。
【0008】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な設計を参照して、第1の態様の第3の可能な設計では、コアネットワーク要素はモビリティ管理ネットワーク要素であってよい。さらに、モビリティ管理ネットワーク要素などのコアネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信し、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されるか、または第2の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよい。V2X通信に使用される情報または他の情報は、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。コアネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをパラメータ構成ネットワーク要素から受信する。QoS規則および/またはQoS profileは、第2の要求メッセージに基づいて取得されたPCC規則に従って、パラメータ構成ネットワーク要素によって決定されてよい。
【0009】
第1の態様、第1の態様の第1の可能な設計、第1の態様の第2の可能な設計、または第1の態様の第3の可能な設計を参照して、第1の態様の第4の可能な設計では、第1の要求メッセージは第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第1の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。このようにして、コアネットワーク要素は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報(またはV2X通信に関する情報)を要求するために使用されると迅速に判断することができる。
【0010】
第1の態様の第2の可能な設計または第1の態様の第3の可能な設計を参照して、第1の態様の第5の可能な設計では、第2の要求メッセージは第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第2の指示情報は、第2の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。このようにして、パラメータ構成ネットワーク要素は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報(またはV2X通信に関する情報)を要求するために使用されると迅速に判断することができる。
【0011】
第1の態様の第1の可能な設計を参照して、第1の態様の第6の可能な設計では、コアネットワーク要素は基地局に第3の指示情報を送信し、第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。このようにして、基地局は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されると迅速に判断することができる。
【0012】
第1の態様の第2の可能な設計を参照して、第1の態様の第7の可能な設計では、コアネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第4の指示情報を受信し、第4の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。このようにして、コアネットワーク要素は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されると迅速に判断することができる。
【0013】
第1の態様の第3の可能な設計を参照して、第1の態様の第8の可能な設計では、コアネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第5の指示情報を受信し、第5の指示情報は、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。このようにして、コアネットワーク要素は、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されると迅速に判断することができる。
【0014】
第1の態様、第1の態様の第1の可能な設計、第1の態様の第2の可能な設計、第1の態様の第3の可能な設計、第1の態様の第4の可能な設計、第1の第5の可能な設計、第1の態様の第6の可能な設計、第1の態様の第7の可能な設計、または第1の態様の第8の可能な設計を参照して、第1の態様の第9の可能な設計では、第1の要求メッセージは、プロトコルデータユニット(protocol data unit、略してPDU)セッション確立メッセージまたはPDUセッション修正メッセージである。この場合、コアネットワーク要素は、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップする。このようにして、システムのオーバーヘッドを低減することができる。
【0015】
第1の態様の第4の可能な設計を参照して、第1の態様の第10の可能な設計では、第1の要求メッセージが第1の指示情報を搬送するとき、コアネットワーク要素は、N3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップする。このようにして、システムのオーバーヘッドを低減することができる。
【0016】
第1の態様の第9の可能な設計を参照して、第1の態様の第11の可能な設計では、PDUセッションにデータ送信がないとき、コアネットワーク要素は、ネットワーク解放(AN release)手順を開始することをスキップする。このようにして、PC5インターフェースベースの通信の信頼性を向上させることができる。
【0017】
第1の態様の第9の可能な設計を参照して、第1の態様の第12の可能な設計では、PDUセッションにデータ送信がないとき、コアネットワーク要素は、PDUセッション非アクティブ化(selective deactivation of UP connection of an existing PDU session)手順を開始することをスキップする。このようにして、PC5インターフェースベースの通信の信頼性を向上させることができる。
【0018】
第1の態様、第1の態様の第1の可能な設計、第1の態様の第2の可能な設計、第1の態様の第3の可能な設計、第1の態様の第4の可能な設計、第1の第5の可能な設計態様、第1の態様の第6の可能な設計、第1の態様の第7の可能な設計、第1の態様の第8の可能な設計、第1の態様の第9の可能な設計、第1の態様の第10の可能な設計、第1の態様の第11の可能な設計、または第1の態様の第12の可能な設計を参照して、第1の態様の第13の可能な設計では、コアネットワーク要素は、代替として、パラメータ構成ネットワーク要素からPCC規則を受信することができ、コアネットワーク要素は、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得し、コアネットワーク要素は、QoS規則を端末に送信し、かつ/またはQoS profileを基地局に送信する。あるいは、コアネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素からQoS規則および/またはQoS profileを受信し、コアネットワーク要素は、QoS規則を端末に送信し、かつ/またはQoS profileを基地局に送信する。場合によっては、コアネットワーク要素はパラメータ構成ネットワーク要素から第6の指示情報を受信し、第6の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されるか、または第6の指示情報は、QoS規則および/もしくはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0019】
第2の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、パラメータ構成ネットワーク要素により、コアネットワーク要素から第1の要求メッセージを受信するステップであって、第1の要求メッセージが、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、パラメータ構成ネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるポリシーおよび課金制御PCC規則をコアネットワーク要素に送信するステップ、またはパラメータ構成ネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則および/またはQoS profileをコアネットワーク要素に送信するステップとを含む。第1の要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることは、第1の要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよいこと、または第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報が端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを意味する。場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、ポリシーおよび課金機能PCFネットワーク要素であってよく、第1の要求メッセージは、アクセスおよびモビリティポリシー制御作成(Npcf_AMPolicyControl_Create)メッセージである。あるいは、パラメータ構成ネットワーク要素は、車両対すべてV2Xパラメータ構成ネットワーク要素であってよく、第1の要求メッセージはV2Xパラメータ要求メッセージである。あるいは、パラメータ構成ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素であってよく、第1の要求メッセージは、(SMFなどの)セッション管理機能ネットワーク要素によって提供される、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext RequestメッセージなどのPDUセッション作成セッション管理コンテキスト要求である。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0020】
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な設計では、第1の要求メッセージは第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第1の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。このようにして、パラメータ構成ネットワーク要素は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報(またはV2X通信に関する情報)を要求するために使用されると迅速に判断することができる。
【0021】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な設計を参照して、第2の態様の第2の可能な設計では、パラメータ構成ネットワーク要素はPCFネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信し、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報をPCFネットワーク要素に要求するために使用されるか、または第2の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよい。V2X通信に使用される情報または他の情報は、PC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。V2Xパラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をPCFネットワーク要素から受信する。あるいは、V2Xパラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをPCFネットワーク要素から受信する。
【0022】
第2の態様の第2の可能な設計を参照して、第2の態様の第3の可能な設計では、第2の要求メッセージは第2の指示情報を含み、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第2の指示情報は、第2の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。このようにして、PCFネットワーク要素は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報(またはV2X通信に関する情報)を要求するために使用されると迅速に判断することができる。
【0023】
第2の態様、第2の態様の第1の可能な設計、第2の態様の第2の可能な設計、または第2の態様の第3の可能な設計を参照して、第2の態様の第4の可能な設計では、パラメータ構成ネットワーク要素はコアネットワーク要素に第3の指示情報を送信し、第3の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されるか、またはQoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。このようにして、コアネットワーク要素は、PCC規則、またはQoS規則および/もしくはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信(またはV2X通信に関する情報)に使用されると迅速に判断することができる。
【0024】
第2の態様、第2の態様の第1の可能な設計、第2の態様の第2の可能な設計、第2の態様の第3の可能な設計、または第2の態様の第4の可能な設計を参照して、第2の態様の第5の可能な設計では、パラメータ構成ネットワーク要素は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得し、パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素にPCC規則を送信する。あるいは、パラメータ構成ネットワーク要素は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得し、パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素にQoS規則および/またはQoS profileを送信する。パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素に第4の指示情報を送信し、第4の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されるか、または第4の指示情報は、QoS規則および/もしくはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0025】
第3の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、基地局により、端末から要求メッセージを受信するステップであって、要求メッセージが、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、基地局により、コアネットワーク要素に要求メッセージを送信するステップと、基地局により、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則をコアネットワーク要素から受信し、端末にQoS規則を送信するステップとを含む。要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることは、要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよいこと、または要求メッセージがV2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報が端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを意味する。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0026】
第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な設計では、基地局は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileをコアネットワーク要素から受信する。
【0027】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な設計を参照して、第3の態様の第2の可能な設計では、要求メッセージは第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第1の指示情報は、要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0028】
第3の態様の第1の可能な設計または第3の態様の第2の可能な設計を参照して、第3の態様の第3の可能な設計では、基地局はコアネットワーク要素から第2の指示情報を受信し、第2の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。このようにして、コアネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信(またはV2X通信に関する情報)用のQoS profileを迅速に決定する。
【0029】
第3の態様、第3の態様の第1の可能な設計、第3の態様の第2の可能な設計、または第3の態様の第3の可能な設計を参照して、第3の態様の第4の可能な設計では、要求メッセージは、PDUセッション確立メッセージまたはPDUセッション修正メッセージであり、基地局は、PDUセッション用のエアインターフェースデータ無線ベアラ(data radio bearer、略してDRB)および/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップする。たとえば、基地局は、PDUセッション用のN3トンネルおよびエアインターフェースDRBの確立をトリガすることをスキップする。別の例では、基地局は、PDUセッション用のN3トンネルの確立をトリガすることをスキップするが、既存のスケジューリングメカニズムを再利用し、エアインターフェースリソーススケジューリングの複雑さを低減するために、エアインターフェースDRBを確立することができる。
【0030】
第3の態様の第2の可能な設計を参照して、第3の態様の第5の可能な設計では、要求メッセージが第1の指示情報を搬送するとき、基地局は、DRBおよび/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップする。
【0031】
第3の態様、第3の態様の第1の可能な設計、第3の態様の第2の可能な設計、第3の態様の第3の可能な設計、第3の態様の第4の可能な設計、または第3の態様の第5の可能な設計を参照して、第3の態様の第6の可能な設計では、基地局は端末からスケジューリング要求を受信し、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含み、基地局は、QoS規則の識別子に基づいて、スケジュールされたリソース情報を端末に送信する。スケジュールされたリソース情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるリソースに関する情報である。
【0032】
第3の態様、第3の態様の第1の可能な設計、第3の態様の第2の可能な設計、第3の態様の第3の可能な設計、第3の態様の第4の可能な設計、第3の第5の可能な設計、または第3の態様の第6の可能な設計を参照して、第3の態様の第7の可能な設計では、基地局は、コアネットワーク要素からQoS profileおよび/またはQoS規則を受信し、QoS規則を受信した場合、基地局はQoS規則を端末に送信する。場合によっては、基地局は、コアネットワーク要素から第3の指示情報をさらに受信することができ、第3の指示情報は、QoS profileおよび/またはQoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。さらに場合によっては、基地局は第3の指示情報を端末に送信することができ、第3の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0033】
第4の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、端末により、コアネットワーク要素に要求メッセージを送信するステップであって、要求メッセージが、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、端末により、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則をコアネットワーク要素から受信するステップとを含む。要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることは、要求メッセージが端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよいこと、または要求メッセージがV2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報が端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを意味する。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0034】
第4の態様を参照して、第4の態様の第1の可能な設計では、要求メッセージは第1の指示情報を含み、第1の指示情報は、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第1の指示情報は、要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。このようにして、コアネットワーク要素は、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報(またはV2X通信に関する情報)を要求するために使用されると迅速に判断することができる。
【0035】
第4の態様または第4の態様の第1の可能な設計を参照して、第4の態様の第2の可能な設計では、端末は、コアネットワーク要素から第2の指示情報をさらに受信することができ、第2の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0036】
第4の態様、第4の態様の第1の可能な設計、または第4の態様の第2の可能な設計を参照して、第4の態様の第3の可能な設計では、端末は基地局にスケジューリング要求を送信し、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含み、端末は、基地局からスケジュールされたリソース情報を受信し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信する。このようにして、端末は、QoS規則に従って、V2Xサービスを実行するために使用されるPC5インターフェースリソース情報を基地局から取得することができる。スケジュールされたリソース情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるリソースに関する情報である。
【0037】
第4の態様、第4の態様の第1の可能な設計、または第4の態様の第2の可能な設計を参照して、第4の態様の第4の可能な設計では、端末は、QoS規則に従ってV2XメッセージのQoS要件情報を取得し、端末は、QoS要件情報に基づいてスケジュールされたリソース情報を特定し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信する。スケジュールされたリソース情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるリソースに関する情報である。このようにして、QoS規則に従ってQoS要件を特定した後、端末は、QoS要件に基づいて、V2Xサービスを実行するために使用されるPC5インターフェースリソース情報を取得することができる。
【0038】
第4の態様、第4の態様の第1の可能な設計、第4の態様の第2の可能な設計、第4の態様の第3の可能な設計、または第4の態様の第4の可能な設計を参照して、第4の態様の第5の可能な設計では、端末はコアネットワーク要素からQoS規則を受信する。場合によっては、端末は、コアネットワーク要素から第3の指示情報をさらに受信することができ、第3の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0039】
第5の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、コアネットワーク要素により、パラメータ構成ネットワーク要素からPCC規則を受信するステップと、コアネットワーク要素により、PCC規則に従ってサービス品質QoS規則および/もしくはQoS profileを取得するステップと、コアネットワーク要素により、QoS規則を端末に送信し、かつ/もしくはQoS profileを基地局に送信するステップであって、場合によっては、コアネットワーク要素が、パラメータ構成ネットワーク要素から指示情報をさらに受信することができ、指示情報が、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される、ステップとを含むか、または
コアネットワーク要素により、パラメータ構成ネットワーク要素からQoS規則および/もしくはQoS profileを受信するステップと、コアネットワーク要素により、QoS規則を端末に送信し、かつ/もしくはQoS profileを基地局に送信するステップであって、場合によっては、コアネットワーク要素が、パラメータ構成ネットワーク要素から指示情報を受信し、指示情報が、QoS規則および/もしくはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される、ステップとを含む
【0040】
場合によっては、コアネットワーク要素は、第1の態様によるコアネットワーク要素の一部またはすべてのステップをさらに実行することができる。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0041】
第6の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、パラメータ構成ネットワーク要素により、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得するステップと、パラメータ構成ネットワーク要素により、コアネットワーク要素にPCC規則を送するステップであって、場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素が、コアネットワーク要素に指示情報を送信し、指示情報が、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される、ステップとを含むか、または
パラメータ構成ネットワーク要素により、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/もしくはQoS profileを取得するステップと、パラメータ構成ネットワーク要素により、コアネットワーク要素にQoS規則および/もしくはQoS profileを送信するステップであって、場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素が、コアネットワーク要素に指示情報を送信し、指示情報が、QoS規則および/もしくはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される、ステップとを含む。
【0042】
場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、第2の態様によるパラメータ構成ネットワーク要素の一部またはすべてのステップをさらに実行することができる。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0043】
第7の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、基地局により、コアネットワーク要素からQoS profileおよび/またはQoS規則を受信するステップと、QoS規則を受信した場合、基地局により、QoS規則を端末に送信するステップとを含む。場合によっては、基地局は、コアネットワーク要素から指示情報をさらに受信することができ、指示情報は、QoS profileおよび/またはQoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。さらに場合によっては、基地局は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために、端末に指示情報をさらに送信することができる。
【0044】
場合によっては、基地局は、第3の態様による基地局の一部またはすべてのステップをさらに実行することができる。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0045】
第8の態様によれば、通信方法が提供される。通信方法は、端末により、コアネットワーク要素からQoS規則を受信するステップを含む。場合によっては、端末は、コアネットワーク要素から指示情報をさらに受信することができ、指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0046】
場合によっては、端末は、第4の態様による端末の一部またはすべてのステップをさらに実行することができる。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0047】
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第1の態様および/または第5の態様による方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段(means)を含む。通信装置は、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素などのコアネットワーク要素であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0048】
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合される。メモリは、プログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを呼び出して、第1の態様および/または第5の態様による方法を実行する。トランシーバは、情報を受信および/または送信するように構成される。通信装置は、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素などのコアネットワーク要素であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0049】
第11の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第2の態様および/または第6の態様による方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段(means)を含む。通信装置は、パラメータ構成ネットワーク要素であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0050】
第12の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合される。メモリは、プログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを呼び出して、第2の態様および/または第6の態様による方法を実行する。トランシーバは、情報を受信および/または送信するように構成される。通信装置は、パラメータ構成ネットワーク要素であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0051】
第13の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第3の態様および/または第7の態様による方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段(means)を含む。通信装置は、基地局であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0052】
第14の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合される。メモリは、プログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを呼び出して、第3の態様および/または第7の態様による方法を実行する。トランシーバは、情報を受信および/または送信するように構成される。通信装置は、基地局であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0053】
第15の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、第4の態様および/または第8の態様による方法のステップを実行するように構成されたユニットまたは手段(means)を含む。通信装置は、端末であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0054】
第16の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに結合される。メモリは、プログラムを記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを呼び出して、第4の態様および/または第8の態様による方法を実行する。トランシーバは、情報を受信および/または送信するように構成される。通信装置は、端末であってもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
【0055】
第17の態様によれば、通信システムが提供される。システムは、前述の態様による、コアネットワーク要素、パラメータ構成ネットワーク要素、基地局、および/または端末を含む。
【0056】
別の可能な設計では、システムは、本発明の実施形態において提供される解決策におけるコアネットワーク要素、パラメータ構成ネットワーク要素、基地局、および/または端末と相互作用する別のデバイスをさらに含む。
【0057】
第18の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、前述の通信装置によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成され、コンピュータソフトウェア命令は、前述の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
【0058】
第19の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは前述の態様による方法を実行することが可能になる。
【0059】
第20の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、前述の態様の機能を実装するために、たとえば、前述の方法においてデータおよび/または情報を取得または処理するために通信装置によって使用されるプロセッサを含む。可能な設計では、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信装置に必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、チップおよび別の個別構成要素を含んでもよい。
【0060】
本発明の実施形態において提供される解決策では、端末は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される要求メッセージをコアネットワーク要素に送信することができ、その結果、コアネットワーク要素は、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0061】
本発明の実施形態または背景技術における技術的解決策をより明確に記載するために、以下で、本発明の実施形態または背景技術における添付図面を記載する。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【
図2a】本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
【
図2b】本発明の一実施形態による、別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図3】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図4】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図5】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図6】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図8a-1】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図8a-2】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図8b-1】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図8b-2】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図9】本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
【
図10】本発明の一実施形態による、通信装置の概略構造図である。
【
図11】本発明の一実施形態による、別の通信装置の概略構造図である。
【
図12】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【
図13】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【
図14】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【
図15】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【
図16】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【
図17】本発明の一実施形態による、さらに別の通信装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0063】
本出願の技術的解決策は、様々な通信システム、たとえば、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(universal mobile telecommunications system、略してUMTS)およびロングタームエボリューション(long term evolution、略してLTE)ネットワークに適用されてよい。通信技術の継続的な発展に伴い、本出願の技術的解決策は、将来のネットワーク、たとえば、新無線(new radio、略してNR)ネットワークと呼ばれる場合もある5Gネットワークにさらに適用されてよく、またはD2D(device to device)ネットワーク、M2M(machine to machine)ネットワークなどに適用されてよい。
【0064】
図1は、本出願による通信装置の概略図である。
図1に示されたように、通信システムは、端末、基地局、コアネットワーク要素、およびパラメータ構成ネットワーク要素を含んでよい。端末、基地局、コアネットワーク要素、およびパラメータ構成ネットワーク要素は、たとえば、LTEシステムまたは5Gシステムなどの前述の通信システムを介して互いに通信して、たとえば、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を取得することができ、それにより、PC5インターフェースベースの通信に基づくV2Xメッセージの送信が実施される。V2X通信には、車両間V2V通信、車両対歩行者V2P通信、車両対路側ユニットV2I通信などが含まれる。PC5インターフェースは端末間の通信インターフェースであり、PC5インターフェースベースの通信は端末間の通信である。
【0065】
端末は通信機能を有するデバイスであり、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスなどを含んでよい。端末は、様々なネットワークにおける様々な名称、たとえば、端末、ユーザ機器(user equipment、略してUE)、移動局、加入者ユニット、ステーション、携帯電話、携帯情報端末、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、およびワイヤレスローカルループステーションを有してよい。端末は、ワイヤレス端末または有線端末であってよい。ワイヤレス端末は、音声および/もしくはデータの接続性をユーザに提供するデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスであってよい。ワイヤレス端末は、無線アクセスネットワーク(RAN、radio access network)を介して、1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。
【0066】
コアネットワーク要素は、端末のために、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するネットワーク要素であってよく、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素を含む。たとえば、コアネットワーク要素は、具体的に、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、略してAMF)エンティティ、セッション管理機能(session management function、略してSMF)エンティティ、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、略してMME)、サービングゲートウェイ(serving gateway、略してS-GW)、またはパケットデータネットワークゲートウェイ(packet data network gateway、略してP-GW)であってよい。パラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を取得するネットワーク要素であってよく、たとえば、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を端末に割り当てるネットワーク要素であってよい。たとえば、パラメータ構成ネットワーク要素は、ポリシーおよび課金機能(policy and charging function、略してPCF)エンティティ、ポリシーおよび課金規則機能(policy and charging rules function、略してPCRF)エンティティ、V2X control functionなどのV2Xパラメータ構成ネットワーク要素、またはSMFなどのセッション管理ネットワーク要素であってよい。本明細書では例は1つずつ列挙されない。
【0067】
本出願は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報をネットワーク側から取得するために通信方法および通信装置を提供し、それにより、取得されたQoS情報の信頼性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。詳細は以下に個別に記載される。
【0068】
図2aは、本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
図2aに示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0069】
201.端末がコアネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信し、第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0070】
たとえば、端末は基地局に第1の要求メッセージを送信することができ、次いで、基地局はコアネットワーク要素に第1の要求メッセージを転送することができる。言い換えれば、端末は、基地局を介してコアネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信することができる。
【0071】
コアネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素であってよい。
【0072】
交換可能なシナリオでは、第1の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報または通信情報を要求するために使用され、V2X通信に使用される情報または通信情報は、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0073】
第1の要求メッセージは、登録要求(たとえば、(Registration Type、(サブスクリプション隠蔽識別子(Subscription Concealed Identifier、SUCI)などの)UE識別情報もしくは5Gグローバル一意一時識別情報(5G-Global unique temporary identifier、5G-GUTI))、UE 5GC機能UE 5GC Capability、またはPDUセッションステータスPDU Session status)を含んでよい)、サービス要求(たとえば、アクティブ化されるべきPDUセッションのリストList Of PDU Sessions To Be ActivatedまたはPDUセッションステータスPDU Session statusを含んでよく、このシナリオでは、端末は最初に基地局にUE識別情報を送信することができ、次いで、基地局は、UE 識別情報およびサービス要求を一緒にAMFに送信する)、PDUセッション確立要求(たとえば、PDUセッション識別子PDU session IDまたは要求されたPDUタイプRequested PDU Typeを含んでよく、このシナリオでは、AMFはUE識別情報(たとえば、サブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier、SUPI))およびPDUセッション確立要求を一緒にSMFに送信することができる)、PDUセッション修正要求(たとえば、PDUセッションIDまたは操作タイプOperationを含んでよい)、あるいはNASメッセージ(たとえば、単一ネットワークスライス選択支援情報S-NSSAI(single network slice selection assistance information)、データネットワーク名DNN(data network name)、PDU Session ID、またはPDUセッション確立要求PDU Session Establishment Requestを含んでよい)などのメッセージであってもよく、新しく追加されたメッセージ(略して新しいメッセージ)であってもよい。このことは本出願では限定されない。
【0074】
さらに場合によっては、第1の要求メッセージは第1の指示情報をさらに含み(搬送し)、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。
【0075】
前述の交換可能なシナリオでは、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報またはV2X通信に使用される通信パラメータを要求するために使用されることを示すために使用されてよく、V2X通信に使用される情報または通信パラメータは、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことが明かである。
【0076】
端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報は、PCC規則(rule(s))、QoS規則、またはQoS profileなどの情報を含んでよい。
【0077】
202.コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信する。
【0078】
たとえば、コアネットワーク要素は、基地局を介して端末から第1の要求メッセージを受信し、第1の要求メッセージに基づいて、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則(rule(s))を取得し、基地局を介して端末にQoS規則を送信する。
【0079】
端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則は、以下に記載されるように、複数の実装形態における第1の要求メッセージに基づいて取得されてよい。
【0080】
方式1:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、コアネットワーク要素に格納された情報からQoS規則を取得する。
【0081】
たとえば、コアネットワーク要素は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を格納し、PC5インターフェースベースの通信に関する情報はQoS規則を含む。このようにして、コアネットワーク要素は、第1の要求メッセージを受信した後、格納された情報からQoS規則を取得することができる。
【0082】
方式2:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、統合データ管理(unified data management、略してUDM)からQoS規則を取得する。
【0083】
たとえば、コアネットワーク要素は、(UDMが統合データリポジトリ(unified data repository、略してUDR)から端末のサブスクリプション情報を取得する場合に)UDMから端末のサブスクリプション情報を取得し、サブスクリプション情報はQoS規則を含み、その結果、コアネットワーク要素はサブスクリプション情報からQoS規則を取得する。具体的には、第1の要求メッセージは端末の識別子を搬送することができ、その結果、コアネットワーク要素は、端末の識別子に基づいてサブスクリプション情報からQoS規則を取得することができる。
【0084】
方式3:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素からQoS規則を取得する。
【0085】
方式3については、
図2aに示された実施形態における第3または第4の実装シナリオの関連する説明を参照されたい。詳細は再び記載されない。
【0086】
本発明のこの実施形態では、端末は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される要求メッセージをコアネットワーク要素に送信することができ、その結果、コアネットワーク要素は、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報は、ネットワーク側から取得することができる。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0087】
場合によっては、前述の方法の第1の実装シナリオでは、方法は、コアネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信するステップをさらに含む。
【0088】
QoS profileは、PC5インターフェースベースの通信のためのQoS処理を実行するために基地局によって使用される。QoS profileは、QoSプロファイル、QoS属性、QoS構成ファイル、QoSコンテキストなどと呼ばれる場合がある。このことは本出願では限定されない。
【0089】
たとえば、コアネットワーク要素は、基地局を介して端末から第1の要求メッセージを受信し、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得し、基地局にQoS profileを送信する。
【0090】
それに対応して、基地局は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileをコアネットワーク要素から受信することができ、次いで、RRCシグナリングを使用して端末とネゴシエートして、PC5インターフェース上のQoS flow(たとえば、PDUセッションのQoS flowまたはPDUセッション)を対応するPC5インターフェースリソースにバインドすることができる。
【0091】
以下の方式は、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得するためにコアネットワーク要素によって使用されてよい。
【0092】
方式1:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、コアネットワーク要素に格納された情報からQoS profileを取得する。
【0093】
方式2:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、UDMからQoS profileを取得する。
【0094】
方式3:コアネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素からQoS profileを取得する。
【0095】
方式1~方式3については、ステップ202の方式1~方式3の関連する説明を参照されたい。具体的には、ステップ202の方式1~方式3の関連する説明におけるQoS規則がQoS profileと置き換えられる。詳細は再び記載されない。
【0096】
場合によっては、前述の方法の第2の実装シナリオでは、方法は、
端末により、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信するステップ
をさらに含む。
【0097】
スケジュールされたリソース情報は、端末によって基地局に要求されてもよく、QoS規則に従って端末によって決定されてもよい。さらに場合によっては、QoS profileは、5G QoS Identifier(5QI)、Allocation and Retention Priority(ARP)、Reflective QoS Attribute(RQA)、Guaranteed Flow Bit Rate(GFBR)、Maximum Flow Bit Rate(MFBR)、データパケット処理優先度とPPPPとの間の対応関係、データパケット遅延要件とPPPPとの間の対応関係、およびデータパケット損失率とパケットごとProSe信頼性(ProSe Per-Packet Reliability、略してPPPR)との間の対応関係などの1つまたは複数の情報を含んでよい。QoS規則は、QoS rule identifier、QoS Flow identifier(QFI)、SDF template内のPacket Filter Set、5QI、Guaranteed Bit Rate(GBR)、Maximum Bit Rate(MBR)、アプリケーション識別子とPPPPとの間の対応関係、データパケット処理優先度とPPPPとの間の対応関係、データパケット遅延要件とPPPPとの間の対応関係、およびデータパケット損失率とPPPRとの間の対応関係などの1つまたは複数の情報を含んでよい。通常、QoS profileはQFIを含まない。
【0098】
たとえば、端末のV2Xメッセージは、QoS規則内のSDF templateを使用することにより、PDUセッションの対応するQoS flowに分類される。端末は、基地局にスケジューリング要求を送信することができ、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含んでよく、QoS規則の識別子は、QoS rule identifier、5QI、またはPDUセッションのQoS flowの識別子(たとえば、QoS flow ID、もしくはPDU session IDおよびQoS flow ID)を含んでよい。基地局は、端末からスケジューリング要求を受信し、QoS規則の識別子に基づいて端末用のスケジュールされたリソース情報を決定することができ、たとえば、QoS規則の識別子およびQoS profileに基づいて端末用の対応するQoS要件情報を決定することができる(たとえば、QoS規則の識別子とQoS profile情報との間にマッピング関係が事前設定されているので、基地局はQoS profile情報に基づいてQoS要件を決定することができる)。さらに、基地局は、QoS要件情報に基づいて端末にスケジュールされたリソースを割り当て、スケジュールされたリソースに関する情報、すなわち、スケジュールされたリソース情報を端末に送信する。端末は、基地局からスケジュールされたリソース情報を受信し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0099】
別の例では、端末および基地局は、QoS規則およびQoS profileに基づいて無線リソース制御(radio resource control、略してRRC)シグナリングを使用することにより、PDUセッションのQoS flowと論理チャネルグループ識別情報(logic channel group ID、略してLCGID)との間のマッピング関係を確立する(端末と基地局の両方がマッピング関係を有する)。さらに、端末は、基地局にスケジューリング要求を送信することができ、スケジューリング要求はLCGIDを含む。さらに、基地局は、LCGIDに基づいて、対応するPC5インターフェースリソース、すなわち、スケジュールされたリソースを端末に割り当て、スケジュールされたリソースに関する情報を端末に送信する。端末は、基地局からスケジュールされたリソース情報を受信し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0100】
さらに別の例では、QoS規則およびQoS profileに基づいて、端末は、QoS規則とPPPPとの間のマッピング関係を確立することができ、基地局は、QoS profileとPPPPとの間のマッピング関係を確立することができる。この場合、端末は、基地局にスケジューリング要求を送信することができ、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含んでよく、QoS規則の識別子はPPPP情報を含んでよい。さらに、基地局は、PPPPに基づいて対応するQoS profile情報を特定することができ、対応するQoS profile情報に基づいて、対応するPC5インターフェースリソース、すなわち、スケジュールされたリソースを端末に割り当て、スケジュールされたリソースに関する情報を端末に送信する。端末は、基地局からスケジュールされたリソース情報を受信し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0101】
PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則、およびUuインターフェースに使用されるQoS規則は、異なる情報を含んでよいことを理解されたい。たとえば、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則は、SDF template内のPacket Filter Set、5QI、またはアプリケーション識別子とPPPPとの間の対応関係を含んでよく、場合によっては、データパケット処理優先度とPPPPとの間の対応関係、データパケット遅延要件とPPPPとの間の対応関係、データパケット損失率とPPPRとの間の対応関係などをさらに含んでよい。PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileは、5QIまたはARPのみを含んでもよく、データパケット処理優先度とPPPPとの間の対応関係、データパケット遅延要件とPPPPとの間の対応関係、データパケット損失率とPPPRとの間の対応関係などを含んでもよい。将来のネットワークでは、PCC規則、QoS規則、および/またはQoS profileは、代替として別の名前をもつ可能性がある。このことは本出願では限定されない。
【0102】
別の例では、端末は、QoS規則に従ってV2XメッセージのQoS要件情報を取得し、QoS要件情報に基づいてスケジュールされたリソース情報を決定して、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0103】
場合によっては、前述の実施形態の第3の実装シナリオでは、コアネットワーク要素はセッション管理機能ネットワーク要素であり、方法は、
セッション管理機能ネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信するステップであって、第2の要求メッセージが、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、
パラメータ構成ネットワーク要素により、第2の要求メッセージに基づいて、セッション管理機能ネットワーク要素にPC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を送信するステップと、
セッション管理機能ネットワーク要素により、パラメータ構成ネットワーク要素からPCC規則を受信し、PCC規則に従ってQoS規則を取得するステップと
をさらに含む。
【0104】
PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則は、以下の実装形態において第2の要求メッセージに基づいて取得される。
【0105】
方式1:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素に格納された情報からPCC規則を取得する。
【0106】
方式2:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、UDRからPCC規則を取得する。
【0107】
方式3:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、PCFからPCC規則を取得する。
【0108】
たとえば、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報を要求するために使用されることを識別した後、たとえば、第1の要求メッセージが、PDUセッション確立要求もしくはPDUセッション修正要求などの特定のメッセージであるか、または第1の要求メッセージが第1の指示情報を搬送すると判断されたとき、セッション管理機能ネットワーク要素は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に関する情報を要求するために使用されると判断することができる。さらに、セッション管理機能ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信することができる。第2の要求メッセージを受信した後、パラメータ構成ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素に格納された情報から、PCC規則などのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を取得することができるか、または(たとえば、パラメータ構成ネットワーク要素がUDRから端末のサブスクリプション情報を取得することができる場合)端末のサブスクリプション情報から、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得することができるか、または、PCFから、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得することができる。
【0109】
場合によっては、前述の実施形態の第4の実装シナリオでは、コアネットワーク要素はモビリティ管理ネットワーク要素であり、方法は、
モビリティ管理ネットワーク要素により、第1の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信するステップであって、第2の要求メッセージが、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、ステップと、
パラメータ構成ネットワーク要素により、第2の要求メッセージに基づいて、モビリティ管理ネットワーク要素にPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を送信するステップと、
モビリティ管理ネットワーク要素により、パラメータ構成ネットワーク要素からQos規則を受信するステップと
をさらに含む。
【0110】
PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則は、以下の実装形態において第2の要求メッセージに基づいて取得される。
【0111】
方式1:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、パラメータ構成ネットワーク要素に格納された情報からQoS規則を取得する。
【0112】
方式2:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、UDRからQoS規則を取得する。
【0113】
方式3:パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、PCFからQoS規則を取得する。
【0114】
たとえば、第1の要求メッセージを受信した後、モビリティ管理ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信することができる。第2の要求メッセージを受信した後、パラメータ構成ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素に格納された情報から、QoS規則などのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を取得することができるか、または(たとえば、パラメータ構成ネットワーク要素がUDRから端末のサブスクリプション情報を取得することができる場合)端末のサブスクリプション情報から、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得することができるか、または、PCFから、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得することができる。
【0115】
場合によっては、第3または第4の実装シナリオを参照して、第2の要求メッセージは第2の指示情報をさらに含み、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されるか、または第2の指示情報は、第2の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用される。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。第2の要求メッセージは、SMFによってPCFに送信される(たとえば、SUPI、PDU Session ID、PDU Session Type、DNN、もしくはAccess Typeを含んでよい)Npcf_SMPolicyControl_Createメッセージ、AMFによってPCFに送信される(たとえば、SUPIを含んでよい)Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージ、AMFによってV2X Control Functionに送信される(たとえば、SUPIを含んでよい)新しいメッセージ、またはAMFによってSMFに送信される(たとえば、SUPI、DNN、S-NSSAI、PDU Session ID、もしくはN1 SM container(PDU Session Establishment Request)を含んでよい)Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Requestメッセージであってよい。
【0116】
場合によっては、第1の実装シナリオを参照して、コアネットワーク要素は、基地局に第3の指示情報をさらに送信することができ、基地局は、コアネットワーク要素から第3の指示情報を受信することができる。第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0117】
さらに場合によっては、第3または第4の実装シナリオを参照して、パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素に対して、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることをさらに示すことができる。たとえば、PC5インターフェースベースの通信に使用され、パラメータ構成ネットワーク要素によってコアネットワーク要素に送信された情報がPCC規則である場合、パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素に第4の指示情報をさらに送信することができる。コアネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第4の指示情報をさらに受信することができ、第4の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。別の例では、PC5インターフェースベースの通信に使用され、パラメータ構成ネットワーク要素によってコアネットワーク要素に送信された情報がQoS規則および/またはQoS profileである場合、パラメータ構成ネットワーク要素は、コアネットワーク要素に第4の指示情報をさらに送信することができる。コアネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第4の指示情報を受信し、第4の指示情報は、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0118】
場合によっては、第3または第4の実装シナリオを参照して、パラメータ構成ネットワーク要素は、PCFネットワーク要素(以下、略してPCF)、V2X control functionなどのV2Xパラメータ構成ネットワーク要素、またはSMFなどのセッション管理機能ネットワーク要素であってよい。パラメータ構成ネットワーク要素がV2Xパラメータ構成ネットワーク要素であるとき、V2Xパラメータ構成ネットワーク要素は、PCFネットワーク要素に第3の要求メッセージをさらに送信することができ、第3の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報をPCFに要求するために使用される。さらに、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、V2Xパラメータ構成ネットワーク要素にPC5インターフェースベースの通信用のPCC規則を送信することができ、V2Xパラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用され、PCFによって送信されたPCC規則を受信することができる。あるいは、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをV2Xパラメータ構成ネットワーク要素に送信することができ、V2Xパラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用され、PCFによって送信されたQoS規則および/またはQoS profileを受信することができる。PCFが、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報をV2Xパラメータ構成ネットワーク要素に送信する方式は、パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を送信する前述の方式と同様である。詳細は本明細書では再び記載されない。たとえば、第3の要求メッセージは、(たとえば、SUPIを含んでよい)新しいメッセージであってよい。さらに場合によっては、第3の要求メッセージは第5の指示情報をさらに含んでよく、第5の指示情報は、第3の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよく、または第5の指示情報は、第3の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用され、V2X通信に使用される情報がPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを示すために使用されてよい。さらに場合によっては、PCFはV2Xパラメータ構成ネットワーク要素に第6の指示情報をさらに送信することができ、第6の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてもよく、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてもよい。
【0119】
さらに場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素がSMFであるとき、SMFはPCFネットワーク要素に第3の要求メッセージをさらに送信することができ、第3の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報をPCFに要求するために使用される。さらに、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信用のPCC規則をSMFに送信することができ、SMFは、PC5インターフェースベースの通信に使用され、PCFによって送信されたPCC規則を受信することができる。あるいは、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをSMFに送信することができ、SMFは、PC5インターフェースベースの通信に使用され、PCFによって送信されたQoS規則および/またはQoS profileを受信することができる。第3の要求メッセージは、Npcf_SMPolicyControl_Createメッセージ(SUPI、PDU Session id、PDU Session Type、DNN、またはAccess Type)であってよい。
【0120】
さらに場合によっては、第1の実装シナリオを参照して、第3の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すためにさらに使用されてよく、基地局は、端末に第3の指示情報をさらに転送することができる。あるいは、コアネットワーク要素は、端末に第7の指示情報をさらに送信することができ、第7の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0121】
さらに場合によっては、第1、第2、第3、または第4の実装シナリオを参照して、コアネットワーク要素は、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップすることができる(確立しない)。たとえば、第1の要求メッセージがPDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求であるとき、コアネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップすることができる。別の例では、第1の要求メッセージ(たとえば、新しいメッセージ)が第1の指示情報を搬送するとき、コアネットワーク要素は、N3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップする。さらに別の例では、コアネットワーク要素が第4の指示情報を受信するとき、コアネットワーク要素は、N3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップする。さらに、基地局は、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよび/またはN3トンネルをさらに確立しない場合がある。たとえば、基地局は、第1の要求メッセージに基づいて、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよび/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップすることができる。別の例では、第1の要求メッセージが第1の指示情報を搬送するとき、基地局は、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよび/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップする。さらに別の例では、基地局が第3の指示情報を受信するとき、基地局は、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよび/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップする。あるいは、基地局は、PDUセッション用のN3トンネルの確立をトリガすることをスキップするが、Uuインターフェーススケジューリングメカニズムなどの既存のスケジューリングメカニズムを再利用するために、エアインターフェースDRBを確立することができる。PC5インターフェースベースの通信が実行されるべきことを識別するとき、基地局は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるリソースをスケジュールし、それにより、エアインターフェースリソーススケジューリングの複雑さが低減される。N3トンネルは、基地局とユーザプレーン機能(user
plane function、略してUPF)ネットワーク要素との間のトンネル(隧道)であってよく、N4トンネルは、SMFとUPFとの間のトンネルであってよい。コアネットワーク要素がPDUセッション用のN3トンネルの確立をトリガすることをスキップすることは、SMFによって基地局に送信された情報がPDUセッションのコアネットワークトンネル情報を含まず、コアネットワークトンネル情報がPDUセッション用のN3トンネルを確立するために使用されることを意味してよい。基地局がPDUセッション用のN3トンネルの確立をトリガすることをスキップすることは、基地局によってSMFに返された情報が基地局トンネル情報を含まず、基地局トンネル情報がPDUセッション用のN3トンネルを確立するために使用されることを意味してよい。コアネットワーク要素がPDUセッション用のN4トンネルの確立をトリガすることをスキップすることは、SMFがN4インターフェースセッション確立要求メッセージN4 interface session establishment request messageをPDUセッション用のUPFに送信しないことを意味してよい。
【0122】
場合によっては、第1、第2、第3、または第4の実装シナリオを参照して、(たとえば、第1の要求メッセージ、第1の指示情報、および/または第3の指示情報に基づいて)PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用され、PDUセッションにデータ送信がないと判断されると、基地局はネットワークリリース(AN release)手順を開始することをスキップする。たとえば、タイマが設定され期限切れになった場合でも、PDUセッションにデータ送信がない場合、AN release手順は開始されない。
【0123】
場合によっては、第1、第2、第3、または第4の実装シナリオを参照して、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用され、PDUセッションにデータ送信がないと判断されると、SMF、基地局、および/または端末などのコアネットワーク要素は、PDUセッション非アクティブ化(selective deactivation of UP connection of an existing PDU Session)手順を開始することをスキップする。たとえば、タイマが設定され期限切れになった場合でも、PDUセッションにデータ送信がない場合、PDUセッション非アクティブ化手順は開始されない。
【0124】
さらに場合によっては、第1、第2、第3、または第4の実装シナリオを参照して、コアネットワーク要素は、たとえば、端末のコンテキスト情報内に、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報(たとえば、PCC規則、またはQoS規則および/もしくはQoS profile)をさらに格納することができる。場合によっては、コアネットワーク要素は、情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報用の指示をさらに追加することができる。たとえば、コアネットワーク要素は、第1の指示情報、第4の指示情報、または1つの新しく追加された指示情報を端末のコンテキスト情報内に格納することができる。あるいは、コアネットワーク要素は、別の方式で、情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。このことは本出願では限定されない。同様に、基地局は、端末のコンテキスト情報内にQoS profileをさらに格納することができ、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために指示を追加することができる。詳細は本明細書では再び記載されない。このようにして、コアネットワーク要素および基地局は、格納された情報がPC5インターフェースベースの通信に対応することを迅速に識別し、情報が誤って削除されることを防止することができる。
【0125】
さらに場合によっては、第1の指示情報、第2の指示情報、第3の指示情報、第4の指示情報、第5の指示情報、第6の指示情報、および第7の指示情報などの前述の指示情報は、(一部の指示情報が同じであるか、もしくはすべての指示情報が同じである場合)同じであってよく、または(一部の指示情報が異なるか、もしくはすべての指示情報が異なる場合)異なっていてよい。このことは本出願では限定されない。たとえば、前述の指示情報は、PC5指示(indication)などの同じマーク情報を使用して示されてよい。
【0126】
別のオプションの実施形態では、コアネットワーク要素は、代替として、QoS profileのみを取得し、QoS profileを基地局に送信することができ、QoS規則を取得する必要がない。あるいは、コアネットワーク要素はQoS規則のみを取得し、QoS規則を端末に送信し、QoS profileを取得する必要がない。
【0127】
図2bは、本発明の一実施形態による、別の通信方法の概略相互作用図である。
図2bに示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0128】
2101.基地局が端末から第1の要求メッセージを受信し、第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0129】
2102.基地局がコアネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信する。
【0130】
2103.基地局が、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をコアネットワーク要素から受信し、QoS規則を端末に送信する。
【0131】
具体的には、端末は、基地局に第1の要求メッセージを送信することができる。基地局は、第1の要求メッセージを受信し、コアネットワーク要素に第1の要求メッセージを転送することができる。さらに、コアネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則などの情報を基地局に送信することができる。基地局は、コアネットワーク要素によって送信されたQoS規則を受信することができ、QoS規則を端末に転送することができる。端末は、基地局によって送信されたQoS規則を受信することができる。第1の要求メッセージおよび基地局と別のネットワーク要素との間の通信のプロセスの説明については、
図2aの実施形態の関連する説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0132】
図3は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
図3に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0133】
301.端末がセッション管理機能ネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信し、第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0134】
具体的には、端末は基地局に第1の要求メッセージを送信することができ、次いで、基地局はセッション管理機能ネットワーク要素に第1の要求メッセージを転送することができる。言い換えれば、端末は、基地局を介してセッション管理機能ネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信することができる。第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよく、または第1の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報は、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0135】
場合によっては、第1の要求メッセージは、PDUセッション確立要求またはPDUセッション修正要求などのメッセージであってもよく、新しく追加されたメッセージなどであってもよい。このことは本出願では限定されない。
【0136】
さらに場合によっては、第1の要求メッセージは第1の指示情報をさらに含んでよい。第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。あるいは、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0137】
302.セッション管理機能ネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信し、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0138】
場合によっては、第2の要求メッセージは第2の指示情報を含んでよく、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。あるいは、第2の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0139】
303.パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をセッション管理機能ネットワーク要素に送信する。
【0140】
具体的には、パラメータ構成ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素によって送信された第2の要求メッセージを受信することができ、次いで、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得することができ、セッション管理機能ネットワーク要素にPCC規則を送信することができる。
【0141】
304.セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得する。
【0142】
具体的には、セッション管理機能ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をパラメータ構成ネットワーク要素から受信することができ、次いで、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを生成して、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得することができる。
【0143】
さらに場合によっては、セッション管理機能ネットワーク要素は、端末のコンテキスト情報内にQoS規則および/またはQoS profileを格納することができ、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために指示を追加することができ、たとえば、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることをマークするために、第1の指示情報をQoS規則および/またはQoS profileと関連付け、関連付けられた第1の指示情報ならびにQoS規則および/またはQoS profileをコンテキスト情報内に格納することができる。
【0144】
305.セッション管理機能ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信する。
【0145】
306.セッション管理機能ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信する。
【0146】
さらに、セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得した場合、セッション管理機能ネットワーク要素は、基地局を介して、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することができる。セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得した場合、セッション管理機能ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信することができる。端末はQoS規則を受信することができる。基地局はQoS profileを受信することができる。
【0147】
さらに場合によっては、セッション管理機能ネットワーク要素は、基地局に第3の指示情報をさらに送信することができ、基地局は、セッション管理機能ネットワーク要素から第3の指示情報を受信することができる。第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0148】
さらに場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素に第4の指示情報をさらに送信することができる。セッション管理機能ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第4の指示情報をさらに受信することができ、第4の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0149】
307.端末が、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信する。
【0150】
さらに場合によっては、セッション管理機能ネットワーク要素は、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをさらにスキップすることができ、基地局は、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよびN3トンネルの確立をトリガすることをさらにスキップすることができる。詳細については、
図2aに示された実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。
【0151】
さらに場合によっては、基地局は、端末のコンテキスト情報内にQoS profileを格納することができ、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために指示を追加することができ、たとえば、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることをマークするために、第1の指示情報をQoS profileと関連付け、関連付けられた第1の指示情報およびQoS profileをコンテキスト情報内に格納することができるか、または第3の指示情報をQoS profileと関連付け、関連付けられた第3の指示情報およびQoS profileをコンテキスト情報内に格納することができる。このようにして、基地局は、格納されたQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に対応することを迅速に識別して、情報が誤って削除されることを防止することができる。理由は以下の通りである:基地局が格納されたQoS profileを識別することができず、PDUセッション用のエアインターフェースDRBまたはN3トンネルを確立しない場合、基地局はQoS profileを削除することができる。
【0152】
場合によっては、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用され、PDUセッションにデータ送信がないと判断されると、セッション管理機能ネットワーク要素、基地局、および/または端末は、PDUセッション非アクティブ化手順を開始することをスキップし、基地局は、AN release手順を開始することをさらにスキップすることができる。詳細については、
図2aに示された実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。
【0153】
場合によっては、スケジュールされたリソース情報は、端末によって基地局に要求されてもよく、QoS規則に従って端末によって決定されてもよい。詳細については、
図2aに示された実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。さらに、端末は、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0154】
別のオプションの実施形態では、セッション管理機能ネットワーク要素は、代替として、セッション管理機能ネットワーク要素に格納され、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することができ、端末はQoS規則を受信することができるか、かつ/またはセッション管理機能ネットワーク要素は、代替として、セッション管理機能ネットワーク要素に格納され、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信することができ、基地局はQoS profileを受信することができることを理解されたい。別のオプションの実施形態では、基地局がセッション管理機能ネットワーク要素によって送信されたQoS profileを受信しない場合、基地局は、代替として、基地局に格納されたQoS profileに基づいて端末用のスケジュールされたリソース情報を決定することができる。端末がセッション管理機能ネットワーク要素からQoS規則を受信しない場合、端末は、代替として、端末に格納されたQoS規則に基づいてスケジュールされたリソース情報を特定することができる。
【0155】
本発明のこの実施形態では、端末は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される第1の要求メッセージをセッション管理機能ネットワーク要素に送信することができ、その結果、セッション管理機能ネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される第2の要求メッセージをパラメータ構成ネットワーク要素に送信することができ、パラメータ構成ネットワーク要素は、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をセッション管理機能ネットワーク要素に送信することができる。さらに、PCC規則に従ってQoS規則およびQoS profileを取得した後、セッション管理機能ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信し、QoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、端末および基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、端末がV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定し、新しいタイプのV2Xメッセージが展開される必要があるとき、端末側および基地局側のためにPPPPマッピングメカニズムを個別に再構成する必要はない。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止され、それにより、不適切なリソース割当てが低減される。
【0156】
図4は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
図4に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0157】
401.パラメータ構成ネットワーク要素が、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得する。
【0158】
場合によっては、PCC規則は、事前設定された時間間隔でパラメータ構成ネットワーク要素によって取得されてもよく、アプリケーションサーバからの指示を受信することによりパラメータ構成ネットワーク要素によって取得されてもよく、PCC規則が更新されたことが検出されたときに取得されてもよく、別の方式で取得されてもよい。このことは本出願では限定されない。たとえば、端末は、V2Xアプリケーションをトリガし、たとえば、アプリケーションサーバにV2Xサービスを要求することができる。要求を受信した後、アプリケーションサーバは、V2Xサービスに対応するQoS flowの確立をトリガするように、パラメータ構成ネットワーク要素に指示することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用され、QoS flowに対応するPCC規則などの情報が端末上に構成される。別の例では、アプリケーションサーバなどのネットワーク側は、端末に対して、V2Xアプリケーションに対応するV2Xサービスをトリガし、PC5インターフェースベースの通信に使用され、端末上のPDUセッションに対応するPCC規則などの情報を構成するために、V2Xサービス用のPDUセッションの確立をトリガするようにパラメータ構成ネットワーク要素に指示する。
【0159】
402.パラメータ構成ネットワーク要素が、セッション管理機能ネットワーク要素にPCC規則を送信する。
【0160】
場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素に第1の指示情報を送信し、第1の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0161】
具体的には、PCC規則を取得した後、パラメータ構成ネットワーク要素は、セッション管理機能ネットワーク要素にPCC規則を送信することができ、セッション管理機能ネットワーク要素に指示情報、すなわち、第1の指示情報を送信して、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。たとえば、1つのメッセージは、PCC規則と第1の指示情報の両方を搬送することができる。
【0162】
403.セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得する。
【0163】
404.セッション管理機能ネットワーク要素が、QoS規則を端末に送信する。
【0164】
場合によっては、セッション管理機能ネットワーク要素は第2の指示情報を端末に送信し、第2の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0165】
405.セッション管理機能ネットワーク要素が、QoS profileを基地局に送信する。
【0166】
具体的には、ステップ403、404、および405については、
図3に示された実施形態におけるステップ304、305、および306の関連する説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0167】
場合によっては、セッション管理機能ネットワーク要素は第3の指示情報を基地局に送信し、第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0168】
さらに、セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得した場合、基地局を介して端末にQoS規則を送信するときに、セッション管理機能ネットワーク要素は、基地局を介して、1つの指示情報、すなわち、第2の指示情報を端末にさらに送信して、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。セッション管理機能ネットワーク要素が、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得した場合、基地局にQoS profileを送信するときに、セッション管理機能ネットワーク要素は、1つの指示情報、すなわち、第3の指示情報を基地局にさらに送信して、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。端末は、QoS規則および第2の指示情報を受信することができる。基地局は、QoS profileおよび第3の指示情報を受信することができる。さらに場合によっては、第2の指示情報および第3の指示情報は独立した指示情報であってよく、具体的には、対応する情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを別々に示す。あるいは、第2の指示情報および第3の指示情報は同じ指示情報であってよく、具体的には、1つの指示情報が、QoS規則およびQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。たとえば、セッション管理機能ネットワーク要素は、1つの指示情報を基地局に送信して、QoS規則およびQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。指示情報を受信した後、基地局は、指示情報を搬送するQoS規則を端末に送信することができる。このことは本出願では限定されない。
【0169】
さらに、端末は、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0170】
この実施形態は、独立して実施されてもよく、
図2a~
図3の前述の実施形態のうちの1つまたは複数と一緒に実施されてもよいことを理解されたい。たとえば、この実施形態は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileの更新に適用されてよい。このことは本出願では限定されない。
【0171】
本発明のこの実施形態では、パラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得し、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するPCC規則をセッション管理機能ネットワーク要素に送信することができる。さらに、PCC規則に従ってQoS規則およびQoS profileを取得した後、セッション管理機能ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するQoS規則を端末に送信し、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するQoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、端末および基地局は、QoS規則およびQoS profileに基づいて、端末がV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止され、それにより、不適切なリソース割当てが低減される。
【0172】
図5は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
図5に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0173】
501.端末がモビリティ管理ネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信し、第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0174】
具体的には、端末は基地局に第1の要求メッセージを送信することができ、次いで、基地局はモビリティ管理ネットワーク要素に第1の要求メッセージを転送することができる。言い換えれば、端末は、基地局を介してモビリティ管理ネットワーク要素に第1の要求メッセージを送信することができる。第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されてよく、または第1の要求メッセージは、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報を要求するために使用されてよく、V2X通信に使用される情報もしくは他の情報は、端末のPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0175】
場合によっては、第1の要求メッセージは、登録要求またはサービス要求などのメッセージであってもよく、新しく追加されたメッセージなどであってもよい。このことは本出願では限定されない。第1の要求メッセージはV2Xパラメータを要求するために使用されてよく、V2Xパラメータは端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を含む必要がある。
【0176】
さらに場合によっては、第1の要求メッセージは第1の指示情報をさらに含んでよい。第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。あるいは、第1の指示情報は、第1の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0177】
502.モビリティ管理ネットワーク要素が、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信し、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0178】
場合によっては、第2の要求メッセージは既存のメッセージであってもよく、新しく追加されたメッセージであってもよい。たとえば、パラメータ構成ネットワーク要素はPCFであってよく、第2の要求メッセージはアクセスおよびモビリティポリシー制御作成Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージであってよい。あるいは、パラメータ構成ネットワーク要素は、V2X control functionなどのV2Xパラメータ構成ネットワーク要素であり、第2の要求メッセージはV2Xパラメータ要求メッセージであってよい。本明細書では例は1つずつ列挙されない。
【0179】
場合によっては、第2の要求メッセージは第2の指示情報を含んでよく、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。あるいは、第2の指示情報は、第2の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。V2X通信に使用される情報はPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含む。
【0180】
503.パラメータ構成ネットワーク要素が、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをモビリティ管理ネットワーク要素に送信する。
【0181】
具体的には、パラメータ構成ネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素によって送信された第2の要求メッセージを受信することができ、次いで、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得することができ、モビリティ管理ネットワーク要素にQoS規則および/またはQoS profileを送信する。パラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得し、次いで、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得することができる。あるいは、QoS規則および/またはQoS profileは、PCFなどの別のネットワーク要素からパラメータ構成ネットワーク要素によって受信されてよい。
【0182】
504.モビリティ管理ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信する。
【0183】
505.モビリティ管理ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信する。
【0184】
具体的には、モビリティ管理ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素からPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを受信することができる。モビリティ管理ネットワーク要素がQoS規則を受信した場合、モビリティ管理ネットワーク要素は、基地局を介して、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することができ、言い換えれば、モビリティ管理ネットワーク要素はステップ504を実行することができる。モビリティ管理ネットワーク要素がQoS profileを受信した場合、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信することができ、言い換えれば、モビリティ管理ネットワーク要素はステップ505を実行することができる。さらに場合によっては、モビリティ管理ネットワーク要素は、基地局に第3の指示情報をさらに送信することができ、基地局は、モビリティ管理ネットワーク要素から第3の指示情報を受信することができる。第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0185】
別のオプションの実施形態では、代替として、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することのみができる。たとえば、非カバレージシナリオでは、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信することのみができ、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信しない。別のオプションの実施形態では、代替として、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信することのみができる。たとえば、端末がアイドル状態から接続状態に変化すると、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信することのみができ、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信しない。
【0186】
さらに場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素に第4の指示情報をさらに送信することができる。モビリティ管理ネットワーク要素は、パラメータ構成ネットワーク要素から第4の指示情報をさらに受信することができ、第4の指示情報は、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0187】
場合によっては、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用され、PDUセッションにデータ送信がないと判断されると、基地局はAN release手順を開始することをスキップすることができる。詳細については、
図2aに示された実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。
【0188】
506.端末が、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信する。
【0189】
場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素がPCFではないが、たとえば、V2X control functionであるとき、V2X control functionは、PCFに第3の要求メッセージをさらに送信することができ、第3の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報をPCFに要求するために使用される。さらに、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信用のPCC規則をV2X control functionに送信することができ、V2X control functionはPCC規則を受信することができる。あるいは、PCFは、第3の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをV2X control functionに送信することができ、V2X control functionは、PC5インターフェースベースの通信に使用され、PCFによって送信されたQoS規則および/またはQoS profileを受信することができる。さらに場合によっては、第3の要求メッセージは第5の指示情報をさらに含んでよく、第5の指示情報は、第3の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよく、または第5の指示情報は、第3の要求メッセージがV2X通信に使用される情報を要求するために使用され、V2X通信に使用される情報がPC5インターフェースベースの通信に関する情報を含むことを示すために使用されてよい。さらに場合によっては、PCFはV2X control functionに第6の指示情報をさらに送信することができ、第6の指示情報は、PCC規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてもよく、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてもよい。
【0190】
場合によっては、スケジュールされたリソース情報は、端末によって基地局に要求されてもよく、QoS規則に従って端末によって決定されてもよい。詳細については、
図2aに示された実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。さらに、端末は、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。
【0191】
別のオプションの実施形態では、モビリティ管理ネットワーク要素は、代替として、PC5インターフェースベースの通信に使用される格納された(モビリティ管理ネットワーク要素またはUDMに格納された)QoS規則を端末に送信することができ、端末はQoS規則を受信することができ、かつ/またはモビリティ管理ネットワーク要素は、代替として、PC5インターフェースベースの通信に使用される格納されたQoS profileを基地局に送信することができ、基地局はQoS profileを受信することができることを理解されたい。別のオプションの実施形態では、基地局がモビリティ管理ネットワーク要素によって送信されたQoS profileを受信しない場合、基地局は、代替として、基地局に格納されたQoS profileに基づいて端末用のスケジュールされたリソース情報を決定することができる。端末がモビリティ管理ネットワーク要素からQoS規則を受信しない場合、端末は、代替として、端末に格納されたQoS規則に基づいてスケジュールされたリソース情報を特定することができる。
【0192】
本発明のこの実施形態では、端末は、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される第1の要求メッセージをモビリティ管理ネットワーク要素に送信することができ、その結果、モビリティ管理ネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される第2の要求メッセージをパラメータ構成ネットワーク要素に送信することができ、パラメータ構成ネットワーク要素は、第2の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則およびQoS profileをモビリティ管理ネットワーク要素に送信することができる。さらに、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を端末に送信し、QoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、端末および基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、端末がV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止され、それにより、不適切なリソース割当てが低減される。
【0193】
図6は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
図6に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0194】
601.パラメータ構成ネットワーク要素が、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得する。
【0195】
場合によっては、QoS規則および/またはQoS profileは、事前設定された時間間隔でパラメータ構成ネットワーク要素によって取得されてもよく、アプリケーションサーバからの指示を受信することによりパラメータ構成ネットワーク要素によって取得されてもよく、PCC規則が更新されたことが検出されたときに取得されてもよく、別の方式で取得されてもよい。このことは本出願では限定されない。QoS規則および/またはQoS profileは、(PCC規則が格納された情報から取得されるか、PCFなどの別のネットワーク要素から受信されるか、または別の方式で取得される場合に)取得されたPCC規則に従って、パラメータ構成ネットワーク要素によって決定されてもよく、PCFなどの別のネットワーク要素からパラメータ構成ネットワーク要素によって受信されてもよい。詳細は本明細書では記載されない。
【0196】
602.パラメータ構成ネットワーク要素が、モビリティ管理ネットワーク要素にQoS規則および/またはQoS profileを送信する。
【0197】
場合によっては、パラメータ構成ネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素に第1の指示情報を送信し、第1の指示情報は、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0198】
具体的には、QoS規則および/またはQoS profileを取得した後、パラメータ構成ネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素にQoS規則および/またはQoS profileを送信することができ、モビリティ管理ネットワーク要素に指示情報、すなわち、第1の指示情報を送信して、QoS規則および/またはQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。たとえば、1つのメッセージは、第1の指示情報とQoS規則および/またはQoS profileの両方を搬送することができる。
【0199】
603.モビリティ管理ネットワーク要素がQoS規則を端末に送信する。
【0200】
場合によっては、モビリティ管理ネットワーク要素は第2の指示情報を端末に送信し、第2の指示情報は、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0201】
604.モビリティ管理ネットワーク要素がQoS profileを基地局に送信する。
【0202】
場合によっては、モビリティ管理ネットワーク要素は第3の指示情報を基地局に送信し、第3の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0203】
具体的には、ステップ603および604については、
図5に示された実施形態におけるステップ504および505の関連する説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0204】
さらに場合によっては、(モビリティ管理ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用され、パラメータ構成ネットワーク要素によって送信されたQoS規則を受信するか、またはPC5インターフェースベースの通信に使用される格納されたQoS規則を取得した場合に)モビリティ管理ネットワーク要素がPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得した場合、基地局を介して端末にQoS規則を送信するとき、モビリティ管理ネットワーク要素は、基地局を介して、1つの指示情報、すなわち、第2の指示情報を端末に送信して、QoS規則がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。(モビリティ管理ネットワーク要素が、PC5インターフェースベースの通信に使用され、パラメータ構成ネットワーク要素によって送信されたQoS profileを受信するか、またはPC5インターフェースベースの通信に使用される格納されたQoS profileを取得した場合に)モビリティ管理ネットワーク要素がPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得した場合、基地局にQoS profileを送信するとき、モビリティ管理ネットワーク要素は、1つの指示情報、すなわち、第3の指示情報を基地局に送信して、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すことができる。端末は、QoS規則および第2の指示情報を受信することができる。基地局は、QoS profileおよび第3の指示情報を受信することができる。さらに場合によっては、第2の指示情報および第3の指示情報は独立した指示情報であってよく、具体的には、対応する情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを別々に示す。あるいは、第2の指示情報および第3の指示情報は同じ指示情報であってよく、具体的には、1つの指示情報が、QoS規則およびQoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。このことは本出願では限定されない。
【0205】
さらに、端末は、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0206】
この実施形態は、独立して実施されてもよく、
図2aまたは
図5の実施形態と一緒に実施されてもよいことを理解されたい。たとえば、この実施形態は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileの更新に適用されてよい。このことは本出願では限定されない。
【0207】
本発明のこの実施形態では、パラメータ構成ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得し、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するQoS規則および/またはQoS profileをモビリティ管理ネットワーク要素に送信することができる。さらに、モビリティ管理ネットワーク要素は、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するQoS規則を端末に送信し、PC5インターフェースベースの通信に使用される指示情報を搬送するQoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、端末および基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、端末がV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止され、それにより、不適切なリソース割当てが低減される。
【0208】
端末がUEであり、パラメータ構成ネットワーク要素がPCFである一例が使用される。
図7は別の通信システムの概略図である。
図7に示されたように、UEは、無線アクセスネットワーク(radio access network、略してRAN)(以下、(R)ANと呼ばれる場合がある)などのアクセスネットワーク、すなわち、UEに接続された基地局が配置されたネットワークを介して、AMFおよびSMFと通信することができる。AMFおよびSMFはPCFと通信することができる。さらに、通信システムは、UPF、UDM、およびUDRなどのネットワーク要素をさらに含んでよい。RANなどのアクセスネットワークは、基地局などの複数の5G-RANノードを含むネットワークであってよく、無線物理層機能、リソーススケジューリングおよび無線リソース管理、無線アクセス制御、ならびにモビリティ管理機能を実装するように構成される。さらに、RANは、UEのデータを配信するためにUPFに接続されてよく、たとえば、ユーザプレーンインターフェースN3を介してUPFに接続されてよい。RANはAMFにさらに接続されてよい。たとえば、RANは、無線アクセスベアラ制御などの機能を実装するために、制御プレーンインターフェースN2を介してAMFとの制御プレーンシグナリング接続を確立する。たとえば、AMFは、UE認証、UEモビリティ管理、ネットワークスライス選択、およびSMF選択などの機能に関与することができる。SMFは、主に、UPF選択、IPアドレス割当て、セッションのQoS管理、(PCFからの)PCC規則の取得などを含む、UEセッション管理のすべての制御プレーン機能に関与する。PCFは、UEのために、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則、QoS規則、QoS profileなどを含む情報を構成することができる。UDRは、UEのサブスクリプション情報を格納することができ、UDMは、UDRからUEのサブスクリプション情報を取得することができる。
【0209】
図8a-1および
図8a-2は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
図8a-1および
図8a-2に示されたように、本発明のこの実施形態において提供される通信方法は、
図7に示されたシステムアーキテクチャに基づいてよい。たとえば、第1の要求メッセージはPDUセッション確立要求であり、コアネットワーク要素はSMFである。
図8a-1および
図8a-2に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0210】
801.UEが、PC5 indicationを搬送するPDUセッション確立要求をSMFに送信する。
【0211】
UEがV2Xサービスを開始する必要があり、ネットワークから対応するQoS規則を取得する必要があるとき、UEは、PDU session establishment requestをSMFに送信することができ、言い換えれば、PDU session establishment手順を開始することができる。PDU session establishment requestはPC5 indicationを搬送し、PC5 indicationは、PDU session establishment requestがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される、言い換えれば、PDUセッションの確立を介して取得された情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0212】
具体的には、UEは、PDU sessionの確立を開始し、モビリティ管理(mobile management、略してMM)NASシグナリングをAMFに送信し、モビリティ管理NASシグナリングは、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information、略してS-NSSAI)、データネットワーク名(data network name、略してDNN)、PDUセッション識別子(PDU Session ID)、またはSMシグナリング、たとえば、PDU session establishment requestを含んでよい。PDU session確立要求は、PDUタイプ(PDU Type、PDU sessionのタイプがIPv4またはIPv6のどちらであるかを示す)またはサービスおよびセッション継続モード(SSC mode、PDU sessionのサービスおよびセッション継続モードを示す:mode 1では、IPアドレスのアンカ(UPF)は変更されないままであり、サービスの継続性がサポートされ、mode 2では、IPアドレスのアンカ(UPF)は変更可能であり、ネットワークは最初にPDU sessionを解放し、次いで、新しいPDU sessionを確立するようにUEに指示し、mode 3では、UEのために新しいネットワーク接続が確立され、次いで、古いネットワーク接続が解放される)を搬送することができる。場合によっては、AMFは適切なSMFを選択することができる。たとえば、AMFはS-NSSAIおよびDNNに基づいてSMFを選択することができる。さらに、AMFは、PDUセッション作成セッション管理コンテキスト要求(Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Request)メッセージをSMFに送信することができ、メッセージはPDU session establishment requestを含む。
【0213】
802.SMFが、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用されると判断する。
【0214】
803.SMFが、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される要求メッセージをPCFに送信する。
【0215】
SMFは、PC5 indicationに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報が取得される必要があると判断し、次いで、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報またはV2X通信に関する情報を要求するために、要求メッセージをPCFに送信することができる。場合によっては、SMFは、要求メッセージがUEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報またはV2X通信に関する情報を要求するために使用されることを示すために使用される、PC5 indicationなどの指示情報を含む要求メッセージをPCFにさらに送信することができる。場合によっては、要求メッセージは、セッション管理ポリシー確立または修正要求(session management policy establishment or modification request)メッセージであってよい。PC5 indicationは、session management policy establishment or modification requestがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用されてよい。別のオプションの実施形態では、PCFは、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを識別する必要がない場合があるので、要求メッセージは、PC5 indicationなどの指示情報を搬送する必要がない場合がある。たとえば、PC5インターフェースの(PCC規則、QoS規則、またはQoS profileなどの)QoS情報とUuインターフェースのQoS情報との間に違いがない場合、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信またはUuインターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを識別する必要はない。この場合、指示情報は搬送される必要がない場合がある。PC5インターフェースのQoS情報とUuインターフェースのQoS情報との間に違いがある場合、要求メッセージはPC5 indicationなどの指示情報を搬送する必要があることを理解されたい。
【0216】
804.PCFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を生成する。
【0217】
805.PCFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をSMFに送信する。
【0218】
session management policy establishment or modification requestを受信すると、PCFは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得することができ、PCC規則をSMFに返すことができる。たとえば、PCC規則を含むセッション管理ポリシー確立または修正応答(session management policy establishment or modification response)メッセージがSMFに送信されてよい。
【0219】
具体的には、SMFがUEのSM関連サブスクリプション情報を有していない場合、SMFは、UDMからサブスクリプション情報を取得することができる。場合によっては、SM関連サブスクリプション情報は、認可されたPDUタイプ(authorized PDU type(s))、認可されたSSCモード(authorized SSC mode(s))、デフォルトのQoS属性(Default QoS profile)などを含んでよい。場合によっては、SMFは、PDUセッション作成セッション管理コンテキスト応答(Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Response)メッセージをAMFに返すことができる。さらに場合によっては、SMFは、PDUセッション用のサードパーティ認証および認可手順をさらに開始することができ、その結果、SMFは、認証および認可結果に基づいて、UEのPDU session用のPDU session確立手順を実行し続けるかどうかを判定する。さらに場合によっては、SMFはPCFをさらに選択し、PCFとのPDU-CAN session establishmentを開始して、PDU sessionのPCC rulesを取得することができる。たとえば、SMFは、UEの位置、UPF負荷、UPF容量、DNN、PDU Type、PDU sessionのSSC mode、またはUE subscriptionに基づいてPDU session用のおおよそのUPFを選択し、PDU sessionにIPアドレスを割り当てることができる。さらに、PCFによってサブスクライブされたイベントが発生した場合、SMFはPCFにイベントを通知する。UEのPCC規則が更新された場合、PCFは更新されたPCC規則をSMFに送信する。
【0220】
場合によっては、SMFはPDUセッション用のUPFとのN4セッション確立手順を開始することができる、言い換えれば、N4トンネルを確立することができる。SMFとUPFとの間でN4セッション確立/修正手順(N4 Session Establishment/modification procedure)が実行されて、UPF上にパケット検出規則(packet detection)、報告規則(reporting rules)、コアネットワークトンネル情報(CN tunnel info)が構成される。あるいは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報が取得されるので、システムシグナリングのオーバーヘッドを低減するために、SMFはPDUセッション用のN4トンネルを確立しない場合がある。さらに場合によっては、SMFは、PDUセッション用のN3トンネルの確立をトリガすることをさらにスキップすることができる。言い換えれば、SMFはPDUセッション用のbackhaulトンネルを確立しない場合がある。
【0221】
806.SMFが、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信する。
【0222】
807.SMFが、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信する。
【0223】
具体的には、PCC規則を受信した後、SMFは、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則およびQoS profileを取得することができる。さらに、SMFは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを含むN2インターフェースセッション管理情報(N2 session management information、N2 SM info)メッセージを基地局((R)AN)に送信し、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を含むPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージをUEに送信することができる。
【0224】
808.基地局が、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されると判断し、QoS profileをPC5インターフェースベースの通信に使用されるものとしてマークする。
【0225】
具体的には、SMFはPDU sessionのパラメータ情報をAMFに送信する。パラメータ情報は、UEに送信されたN1 SM information(PDU session establishment accept message)を含み、PDU session establishment accept messageは、(Authorized QoS rule、SSC mode、S-NSSAI、allocated IPv4 address、およびSession-AMBR)のうちの1つまたは複数、ならびにRANに送信されN2 SM informationを含んでよく、N2 SM informationは、(PDU Session ID、QoS profile、CN Tunnel Info、S-NSSAI、およびSession-AMBR)のうちの1つまたは複数を含んでよい。さらに、AMFは、SMFから受信されたN1 SM informationおよびN2 SM informationをRANに送信することができる。場合によっては、RANはUEとRRCシグナリングを交換して、PDU sessionに必要なエアインターフェースリソースを確立する。加えて、RANは、N1 SM informationをUEに送信することができる。場合によっては、RANは、N2 PDU Session Response messageをAMFにさらに返答することができ、N2 PDU Session Response messageは、PDU Session IDおよびN2 SM information(PDU Session ID、(R)AN Tunnel Info、またはList of accepted/rejected QoS profile(s)のうちの1つまたは複数)を含んでよい。さらに場合によっては、AMFは、RANから受信されたN2 SM informationをSMFに送信することができ、SMFは、N2 SM information内の(R)AN Tunnel InfoをUPFに送信することができ、UPFは応答メッセージをSMFに返すことができる。場合によっては、PDUセッション用にN3トンネルが確立されていない場合、SMFによってRANに送信されたN2 SM informationはCN Tunnel Infoを含まず、RANによってSMFに送信されたN2 SM informationは(R)AN Tunnel Infoを含まない。さらに、SMFは応答メッセージをAMFに返すことができる。PDUセッションの確立に失敗した場合、SMFはPDUセッションの確立に失敗したことをAMFに通知する。
【0226】
場合によっては、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることをRANが識別した場合、RANはQoS profileをPC5インターフェースベースの通信に使用されるものとしてマークする。たとえば、RANはQoS profileをUEのコンテキスト情報内に格納し、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示す。場合によっては、RANは、システムシグナリングのオーバーヘッドを低減するために、PDUセッション用のエアインターフェースDRBおよび/またはbackhaulトンネル(たとえば、N3トンネル(tunnel))の確立をスキップする。あるいは、RANは、Uuインターフェーススケジューリングメカニズムを再利用するために、引き続きDRBを確立することができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0227】
場合によっては、UEのすべてのPDUセッションにデータ送信がない場合でも、UE、基地局、およびSMFは、AN releaseを開始することをスキップする。さらに場合によっては、inactivity timerなどのタイマが設定され、すべてのPDUセッションにデータ送信がない場合、inactivity timerが期限切れになった場合でもAN releaseは開始されない。
【0228】
場合によっては、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用され、PDUセッションにデータ送信がないと判断されると、SMF、基地局、および/またはUEは、PDUセッション非アクティブ化手順を開始することをスキップすることができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0229】
さらに、RANは、N2 PDU Session Request AckなどのN2 PDU Session ResponseメッセージをAMFにさらに返答することができ、N2 PDU Session Responseメッセージは、PDU Session ID、N2インターフェースセッション管理情報N2 SM informationなどを含んでよい。N2 SM informationは、PDUセッション識別子(PDU Session ID)、基地局トンネル情報((R)AN Tunnel Info)、または受諾された/拒否されたQoS profileのリスト(List of accepted/rejected QoS profile)のうちの1つまたは複数を含んでよい。さらに、AMFは、RANによって受信されたN2 SM informationをSMFに送信することができ、たとえば、N2 SM informationを含むPDUセッション更新セッション管理コンテキスト要求(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Request)メッセージをSMFに送信することができる。SMFは、N2 SM information内の(R)AN Tunnel InfoをUPFに送信することができ、UPFは応答メッセージをSMFに返すことができる。たとえば、SMFは、PDU Session Modification手順を介して(R)AN Tunnel InfoをUPFに送信することができる。さらに、SMFは応答メッセージをAMFに返すことができる。たとえば、応答メッセージはNsmf_PDUSession_UpdateSMContext Responseメッセージであってよい。N3トンネルが確立されていない場合、N2 SM informationは、少なくとも基地局トンネル情報((R)AN Tunnel Info)を含む必要がないことを理解されたい。場合によっては、PDUセッション識別子を含む必要がない場合がある。
【0230】
第1の要求メッセージがPDUセッション修正要求(PDU session modification request)メッセージであるとき、PDU session modification手順を介してPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を取得する手順はPDU session establishment手順と同様であり、詳細は本明細書では再び記載されないことを理解されたい。
【0231】
本発明のこの実施形態では、UEは、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されるPDUセッション確立要求をSMFに送信することができ、その結果、SMFは、PDUセッション確立要求に基づいて、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される要求メッセージをPCFに送信することができ、PCFは、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をSMFに送信することができる。さらに、PCC規則に従ってQoS規則およびQoS profileを取得した後、SMFは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信し、QoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、UEおよび基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、UEがV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0232】
図8b-1および
図8b-2は、本発明の一実施形態による、さらに別の通信方法の概略相互作用図である。
図8b-1および
図8b-2に示されたように、本発明のこの実施形態において提供される通信方法は、
図7に示されたシステムアーキテクチャに基づいてよい。たとえば、第1の要求メッセージはPDUセッション確立要求であり、コアネットワーク要素はSMFである。
図8b-1および
図8b-2に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0233】
8101.UEがNASメッセージをAMFに送信し、NASメッセージはPC5 indicationおよびPDUセッション確立要求を搬送する。
【0234】
UEがV2Xサービスを開始する必要があり、ネットワークから対応するQoS規則を取得する必要があるとき、UEは、PDU session establishment requestおよびPC5 indicationなどの指示情報を搬送するNASメッセージをAMFに送信することができる。PC5 indicationは、PDU session establishment requestがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示す、言い換えれば、PDUセッションの確立を介して取得された情報がPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用されてよい。
【0235】
具体的には、UEはPDU sessionの確立を開始し、MM NASシグナリングをAMFに送信する。MM NASシグナリングは、S-NSSAI、DNN、PDU Session ID、およびSMシグナリング、たとえば、PDU session establishment requestを含んでよい。PDU session確立要求は、PDUタイプ(PDU Type、PDU sessionのタイプがIPv4またはIPv6のどちらであるかを示す)、またはサービスおよびセッション継続モードを搬送することができる。場合によっては、AMFは適切なSMFを選択することができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0236】
8102.AMFが、PC5 indicationおよびPDUセッション確立要求をSMFに送信する。
【0237】
8103.SMFが、PDUセッションがPC5インターフェースベースの通信に使用されると判断する。
【0238】
8104.SMFが、PC5 indicationを搬送する要求メッセージをPCFに送信する。
【0239】
8105.PCFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を生成する。
【0240】
8106.PCFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をSMFに送信する。
【0241】
8107.SMFが、PCC規則に従って、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を取得し、QoS規則をAMFに送信する。
【0242】
8108.AMFが、基地局を介して、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信する。
【0243】
8109.SMFが、PCC規則に従って、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを取得し、QoS profileをAMFに送信する。
【0244】
8110.AMFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信する。
【0245】
8111.基地局が、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されると判断し、QoS profileをPC5インターフェースベースの通信に使用されるものとしてマークする。
【0246】
具体的には、ステップ8103~8106および8111の説明については、
図8a-1および
図8a-2に示された実施形態の関連する説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
【0247】
本発明のこの実施形態では、UEは、AMFを介して、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されるPDUセッション確立要求をSMFに送信することができ、その結果、SMFは、PDUセッション確立要求に基づいて、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される要求メッセージをPCFに送信することができ、PCFは、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則をSMFに送信することができる。さらに、PCC規則に従ってQoS規則およびQoS profileを取得した後、SMFは、AMFを介して、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信し、AMFを介して、QoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、UEおよび基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、UEがV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止される。
【0248】
図9は、本発明の一実施形態による、通信方法の概略相互作用図である。
図9に示されたように、本発明のこの実施形態において提供される通信方法は、
図7に示されたシステムアーキテクチャに基づいてよい。たとえば、第1の要求メッセージは登録要求メッセージである。
図9に示されたように、方法は以下のステップを含んでよい。
【0249】
901.UEが、指示情報を搬送するregistration requestメッセージをAMFに送信する。
【0250】
UEは、V2X通信に関する情報を要求するために、RANを介してAMFにregistration requestメッセージを送信することができる。場合によっては、registration requestメッセージは、PC5 indicationなどの指示情報、またはV2X capability indicationなどのV2X通信指示(以下では、説明のために指示情報がV2X capability indicationである一例を使用する)を搬送して、registration requestメッセージが、V2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示す、言い換えれば、registration手順がV2XタイプのUEをネットワークに登録するために使用されることを示す、言い換えれば、registration手順がV2XタイプのUEをネットワークに登録し、V2X通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すことができる。V2X通信に関する情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を含んでよい。言い換えれば、V2X通信に関する、registration requestメッセージを使用して要求される情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を含む必要がある。
【0251】
902.AMFが、アクセスおよびモビリティポリシー制御作成(Npcf_AMPolicyControl_Create)メッセージをPCFに送信する。
【0252】
registration requestメッセージを受信した後、AMFは、V2X capability indicationなどの指示情報に基づいて、PC5インターフェースベース通信に関する情報を要求するために使用されるNpcf_AMPolicyControl_Createメッセージなどの要求メッセージをPCFに送信することができる。場合によっては、Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージは、V2X capability indicationなどの指示情報を搬送することができる。
【0253】
903.PCFが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを搬送するアクセスおよびモビリティポリシー制御作成応答(Npcf_AMPolicyControl_Create response)メッセージをAMFに返す。
【0254】
Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージを受信した後、PCFは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるPCC規則を取得することができる。たとえば、PCFは、UEのサブスクリプション情報を取得し(たとえば、UDRからUEのサブスクリプション情報を取得し)、サブスクリプション情報に基づいてPCC規則をさらに取得することができる。さらに、PCFは、PCC規則に従って、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを生成することができ、QoS規則および/またはQoS profileをAMFに返す。たとえば、QoS規則および/またはQoS profileを含むNpcf_AMPolicyControl_Create responseメッセージがAMFに送信されてよい。場合によっては、Npcf_AMPolicyControl_Create responseメッセージは、UEのV2X通信に関する情報を含んでよく、V2X通信に関する情報は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを含む。
【0255】
904.AMFが、QoS規則を搬送するN1メッセージをUEに送信する。
【0256】
905.AMFが、QoS profileを搬送するN2メッセージを基地局に送信する。
【0257】
場合によっては、AMFは、代替として、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を搬送するN1メッセージをUEに送信することのみができる。たとえば、QoS規則は、ネットワークカバレージがないシナリオでのみ使用され、AMFはN1メッセージをUEに送信することのみができるが、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを搬送するN2メッセージを基地局に送信しない。場合によっては、AMFは、代替として、N2メッセージを基地局に送信することのみができる。たとえば、UEがアイドル状態から接続状態に変化すると、UEは以前にQoS規則を格納しているので、AMFはN2メッセージを基地局に送信することのみができるが、N1メッセージをUEに送信しない。
【0258】
場合によっては、N1メッセージは、registration acceptメッセージ、UE構成更新コマンド(configuration update command)メッセージなどを含んでよい。N2メッセージは、initial context setup要求メッセージまたはUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTであってよい。
【0259】
AMFは、PCFによって送信され、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを含むV2X通信に関する情報を受信することができ、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信し、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信することができる。たとえば、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を含むconfiguration update commandメッセージがUEに送信されてよく、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを含むinitial context setupメッセージが基地局に送信されてよい。基地局は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを受信し格納することができ、たとえば、UEのコンテキスト情報内にQoS profileを格納することができる。UEは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則を受信し格納することができる。
【0260】
あるいは、別のオプションの実施形態では、AMFは、代替として、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを別の方式で取得することができる。たとえば、UEによって送信されたregistration requestメッセージを受信した後、AMFは、サブスクリプションデータ管理取得(サービス)(Nudm_SDM_Get)メッセージをUDMに送信して、UEのサブスクリプション情報を要求することができる。UDMはサブスクリプション情報をAMFに返す。このようにして、AMFはUEのサブスクリプション情報を取得する。UEのサブスクリプション情報は、UDMによってUDRから取得されてよい。場合によっては、UEのサブスクリプション情報は、QoS規則および/またはQoS profileを含む。あるいは、UEのサブスクリプション情報はPCC規則を含み、次いで、AMFは、サブスクリプション情報に基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileを取得する。
【0261】
さらに、UEは、QoS規則に従ってスケジュールされたリソース情報を取得し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上でV2Xメッセージを送信することができる。詳細は本明細書では記載されない。
【0262】
本発明のこの実施形態では、UEは、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される登録要求メッセージをAMFに送信することができ、その結果、AMFは、登録要求メッセージに基づいて、UEのPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されるNpcf_AMPolicyControl_CreateメッセージをPCFに送信することができ、PCFは、Npcf_AMPolicyControl_Createメッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則およびQoS profileを含むV2X通信に関する情報をAMFに送信することができ、さらに、AMFは、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則をUEに送信し、QoS profileを基地局に送信することができる。このようにして、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS情報はネットワーク側から取得することができるので、UEおよび基地局は、QoS規則および/またはQoS profileに基づいて、UEがV2Xサービスを実行するためのスケジュールされたリソース情報を決定する。これにより、取得されたQoS情報の信頼性および柔軟性が向上し、QoS情報が認可なしに修正されることが防止され、それにより、不適切なリソース割当てが低減される。
【0263】
前述の方法実施形態は、本出願における通信方法の例の説明である。各実施形態は強調して記載されている。一実施形態において詳細に記載されていない部分については、他の実施形態の関連する説明を参照されたい。
【0264】
図10は、前述の実施形態における通信装置の可能な概略構造図である。通信装置は、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素などのコアネットワーク要素であってもよく、コアネットワーク要素内に配置されてもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
図10を参照すると、通信装置1000は、受信ユニット1001および送信ユニット1002を含んでよい。これらのユニットは、前述の方法例におけるAMFなどのモビリティ管理ネットワーク要素またはSMFなどのセッション管理機能ネットワーク要素の対応する機能を実行することができる。たとえば、受信ユニット1001は、端末から第1の要求メッセージを受信するように構成され、第1の要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用され、送信ユニット1002は、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則を端末に送信するように構成される。
【0265】
場合によっては、送信ユニット1002は、第1の要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileを基地局に送信するようにさらに構成される。
【0266】
場合によっては、装置は処理ユニット1003をさらに含む。
【0267】
送信ユニット1002は、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0268】
受信ユニット1001は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるポリシーおよび課金制御PCC規則をパラメータ構成ネットワーク要素から受信するようにさらに構成される。
【0269】
処理ユニット1003は、PCC規則に従ってQoS規則および/またはQoS profileを取得するように構成される。
【0270】
場合によっては、送信ユニット1002は、第1の要求メッセージに基づいてパラメータ構成ネットワーク要素に第2の要求メッセージを送信するようにさらに構成され、第2の要求メッセージは、PC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用される。
【0271】
受信ユニット1001は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS規則および/またはQoS profileをパラメータ構成ネットワーク要素から受信するようにさらに構成される。
【0272】
場合によっては、第1の要求メッセージは第1の指示情報を含む。第1の指示情報は、第1の要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用される。
【0273】
場合によっては、送信ユニット1002は、第2の指示情報を基地局に送信するようにさらに構成され、第2の指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0274】
場合によっては、第1の要求メッセージは、プロトコルデータユニットPDUセッション確立メッセージまたはPDUセッション修正メッセージであり、装置は処理ユニット1003をさらに含み、
処理ユニット1003は、PDUセッション用のN3トンネルおよびN4トンネルの確立をトリガすることをスキップするように構成される。
【0275】
本発明のこの実施形態では、ユニットへの分割は一例であり、単なる論理機能分割であることを理解されたい。実際の実装の間、別の分割方式が使用されてよい。本発明の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0276】
場合によっては、通信装置は、前述のユニットを介して、
図2a~
図9に示された実施形態の通信方法において、モビリティ管理ネットワーク要素またはセッション管理機能ネットワーク要素などのコアネットワーク要素によって実行されるステップの一部またはすべてを実施することができる。本発明のこの実施形態は、方法実施形態に対応する装置実施形態であり、方法実施形態の説明は、本発明のこの実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
【0277】
図11を参照すると、別の実施形態では、通信装置1100は、プロセッサ1101およびトランシーバ1102を含んでよい。場合によっては、通信装置は、メモリ1103をさらに含んでよい。プロセッサ1101、トランシーバ1102、およびメモリ1103は、互いに接続されてよい。プロセッサ1101、トランシーバ1102、およびメモリ1103は、バス1104を介して互いに接続されてよい。バス1104は、周辺構成要素相互接続(peripheral component interconnect、略してPCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture、略してEISA)バスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されてよい。表現を容易にするために、
図11ではバスを表すためにただ1つの太線が使用されているが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味しない。
【0278】
プロセッサ1101はプロセッサまたはコントローラであってよく、たとえば、中央処理装置(central processing unit、略してCPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、略してDSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略してASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、略してFPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってよい。プロセッサ1101は、本出願に開示された内容を参照して記載された論理ブロック、モジュール、および回路の様々な例を実装または実行することができる。あるいは、プロセッサは、計算機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってよい。トランシーバ1102は、独立した受信機および独立した送信機を含んでもよく、受信機および送信機を統合することによって取得されてもよい。
【0279】
プロセッサ1101は、コアネットワーク要素などの通信装置の動作を制御および管理するように構成される。たとえば、プロセッサ1101は、
図3のステップ304、
図4のステップ403、
図8a-1のステップ802、および/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行する際に通信装置をサポートするように構成される。トランシーバ1102は通信機能を実行することができ、たとえば、
図2aのステップ201および202、
図3のステップ301~303、305、および306、
図4のステップ402、404、および405、
図5のステップ501~505、
図6のステップ602~604、
図8a-1および
図8a-2のステップ801、803、および805~807、
図9のステップ901~905、ならびに/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行するために、パラメータ構成ネットワーク要素、基地局、または端末などの別のネットワークエンティティと通信する、たとえば、
図2a~
図9に示された機能ユニットまたはネットワークエンティティと通信する際に通信装置をサポートするように構成される。具体的には、プロセッサ1101は、信号を送信または受信することを決定するように構成され、通信機能のコントローラである。具体的には、信号を送信または受信するとき、プロセッサ1101は、関連する送信または受信を実行するようにトランシーバ1102を制御または駆動する。トランシーバ1102は、プロセッサ1101の制御下で特定の通信動作を実施することができ、通信機能の実行者である。
【0280】
さらに、メモリ1103は、通信装置のプログラムコードおよびデータのうちの少なくとも1つを記憶するように構成されてよい。プロセッサ1101が、CPU、DSP、またはマイクロコントローラなどのソフトウェアの駆動下で動作するとき、プロセッサ1101は、メモリ1103に記憶されたプログラムコードを読み取り、プログラムコードの駆動下で動作することができる。
【0281】
本発明に開示された内容と組み合わせて記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、略してRAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(read only memory、略してROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable ROM、略してEPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM、略してEEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバルハードディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、または従来技術でよく知られた任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてよい。たとえば、記憶媒体はプロセッサに結合されるので、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、代替として、プロセッサの構成要素であってよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に配置されてよい。加えて、ASICは通信装置内に配置されてよい。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、代替として、個別の構成要素として通信装置内に存在してよい。
【0282】
図12は、前述の実施形態における通信装置の可能な概略構造図である。通信装置は、パラメータ構成ネットワーク要素であってもよく、パラメータ構成ネットワーク要素内に配置されてもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
図12を参照すると、通信装置1200は、受信ユニット1201および送信ユニット1202を含んでよい。これらのユニットは、前述の方法例におけるPCFなどのパラメータ構成ネットワーク要素の対応する機能を実行することができる。たとえば、受信ユニット1201は、コアネットワーク要素から要求メッセージを受信するように構成され、要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用され、送信ユニット1202は、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるポリシーおよび課金制御PCC規則をコアネットワーク要素に送信するように構成されるか、または送信ユニット1202は、要求メッセージに基づいて、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則および/またはQoS profileをコアネットワーク要素に送信するように構成される。
【0283】
場合によっては、通信装置はポリシーおよび課金機能PCFネットワーク要素であり、要求メッセージはアクセスおよびモビリティポリシー制御作成(Npcf_AMPolicyControl_Create)メッセージである。あるいは、通信装置は、車両対すべてV2Xパラメータ構成ネットワーク要素であり、要求メッセージはV2Xパラメータ要求メッセージである。
【0284】
場合によっては、要求メッセージは指示情報を含む。指示情報は、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用される。
【0285】
本発明のこの実施形態では、ユニットへの分割は一例であり、単なる論理機能分割であることを理解されたい。実際の実装の間、別の分割方式が使用されてよい。本発明の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0286】
場合によっては、通信装置は、前述のユニットを介して、
図2a~
図9に示された実施形態の通信方法において、パラメータ構成ネットワーク要素によって実行されるステップの一部またはすべてを実施することができる。本発明のこの実施形態は、方法実施形態に対応する装置実施形態であり、方法実施形態の説明は、本発明のこの実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
【0287】
図13を参照すると、別の実施形態では、パラメータ構成ネットワーク要素などの通信装置1300は、プロセッサ1301およびトランシーバ1302を含んでよい。場合によっては、通信装置は、メモリ1303をさらに含んでよい。プロセッサ1301、トランシーバ1302、およびメモリ1303は、互いに接続されてよい。プロセッサ1301、トランシーバ1302、およびメモリ1303は、バス1304を介して互いに接続されてよい。バス1304は、PCIバス、EISAバスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されてよい。表現を容易にするために、
図13ではバスを表すためにただ1つの太線が使用されているが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味しない。
【0288】
プロセッサ1301はプロセッサまたはコントローラであってよく、たとえば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってよい。プロセッサ1301は、本出願に開示された内容を参照して記載された論理ブロック、モジュール、および回路の様々な例を実装または実行することができる。あるいは、プロセッサは、計算機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってよい。トランシーバ1302は、独立した受信機および独立した送信機を含んでもよく、受信機および送信機を統合することによって取得されてもよい。
【0289】
プロセッサ1301は、通信装置の動作を制御および管理するように構成される。たとえば、プロセッサ1301は、
図4のステップ401、
図6のステップ601、
図8a-1のステップ804、および/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行する際に通信装置をサポートするように構成される。トランシーバ1302は通信機能を実行することができ、たとえば、
図3のステップ302および303、
図4のステップ402、
図5のステップ502および503、
図6のステップ602、
図8a-1のステップ803および805、
図9のステップ902および903、ならびに/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行するために、コアネットワーク要素などの別のネットワークエンティティと通信する、たとえば、
図2a~
図9に示された機能ユニットまたはネットワークエンティティと通信する際に通信装置をサポートするように構成される。具体的には、プロセッサ1301は、信号を送信または受信することを決定するように構成され、通信機能のコントローラである。具体的には、信号を送信または受信するとき、プロセッサ1301は、関連する送信または受信を実行するようにトランシーバ1302を制御または駆動する。トランシーバ1302は、プロセッサ1301の制御下で特定の通信動作を実施することができ、通信機能の実行者である。
【0290】
さらに、メモリ1303は、通信装置のプログラムコードおよびデータのうちの少なくとも1つを記憶するように構成されてよい。プロセッサ1301が、CPU、DSP、またはマイクロコントローラなどのソフトウェアの駆動下で動作するとき、プロセッサ1301は、メモリ1303に記憶されたプログラムコードを読み取り、プログラムコードの駆動下で動作することができる。
【0291】
本発明に開示された内容と組み合わせて記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバルハードディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野でよく知られた任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体はプロセッサに結合されるので、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、代替として、プロセッサの構成要素であってよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に配置されてよい。加えて、ASICは通信装置内に配置されてよい。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、代替として、個別の構成要素として通信装置内に存在してよい。
【0292】
図14は、前述の実施形態における通信装置のさらに別の可能な概略構造図である。通信装置は、基地局であってもよく、基地局内に配置されてもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
図14を参照すると、通信装置1400は、受信ユニット1401および送信ユニット1402を含んでよい。これらのユニットは、前述の方法例における基地局の対応する機能を実行することができる。たとえば、受信ユニット1401は端末から要求メッセージを受信するように構成され、要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用され、送信ユニット1402はコアネットワーク要素に要求メッセージを送信するように構成され、受信ユニット1401は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則をコアネットワーク要素から受信するようにさらに構成され、送信ユニット1402はQoS規則を端末に送信するようにさらに構成される。
【0293】
場合によっては、受信ユニット1401は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるQoS profileをコアネットワーク要素から受信するようにさらに構成される。
【0294】
場合によっては、受信ユニット1401は、コアネットワーク要素から指示情報を受信するようにさらに構成され、指示情報は、QoS profileがPC5インターフェースベースの通信に使用されることを示すために使用される。
【0295】
場合によっては、要求メッセージは、プロトコルデータユニットPDUセッション確立メッセージまたはPDUセッション修正メッセージであり、装置は処理ユニット1403をさらに含み、
処理ユニット1403は、PDUセッション用のエアインターフェースデータ無線ベアラDRBおよび/またはN3トンネルの確立をトリガすることをスキップするように構成される。
【0296】
場合によっては、受信ユニット1401は、端末からスケジューリング要求を受信するようにさらに構成され、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含み、
送信ユニット1402は、QoS規則の識別子に基づいて、スケジュールされたリソース情報を端末に送信するようにさらに構成される。
【0297】
本発明のこの実施形態では、ユニットへの分割は一例であり、単なる論理機能分割であることを理解されたい。実際の実装の間、別の分割方式が使用されてよい。本発明の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0298】
場合によっては、通信装置は、前述のユニットを介して、
図2a~
図9に示された実施形態の通信方法において、基地局によって実行されるステップの一部またはすべてを実施することができる。本発明のこの実施形態は、方法実施形態に対応する装置実施形態であり、方法実施形態の説明は、本発明のこの実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
【0299】
図15を参照すると、別の実施形態では、基地局などの通信装置1500は、プロセッサ1501およびトランシーバ1502を含んでよい。場合によっては、通信装置は、メモリ1503をさらに含んでよい。プロセッサ1501、トランシーバ1502、およびメモリ1503は、互いに接続されてよい。プロセッサ1501、トランシーバ1502、およびメモリ1503は、バス1504を介して互いに接続されてよい。バス1504は、PCIバス、EISAバスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されてよい。表現を容易にするために、
図15ではバスを表すためにただ1つの太線が使用されているが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味しない。
【0300】
プロセッサ1501はプロセッサまたはコントローラであってよく、たとえば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってよい。プロセッサ1501は、本出願に開示された内容を参照して記載された論理ブロック、モジュール、および回路の様々な例を実装または実行することができる。あるいは、プロセッサは、計算機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってよい。トランシーバ1502は、独立した受信機および独立した送信機を含んでもよく、受信機および送信機を統合することによって取得されてもよい。
【0301】
プロセッサ1501は、通信装置の動作を制御および管理するように構成される。たとえば、プロセッサ1501は、
図8a-2のプロセス808および/または本明細書に記載された技術に使用される別のプロセスを実行する際に通信装置をサポートするように構成される。トランシーバ1502は通信機能を実行することができ、たとえば、
図2bのステップ2101~2103、
図3のステップ306、
図4のステップ405、
図5のステップ505、
図6のステップ604、
図8a-2のステップ807、
図9のステップ905、および/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行するために、端末またはコアネットワーク要素などの別のネットワークエンティティと通信する、たとえば、
図2a~
図9に示される機能ユニットまたはネットワークエンティティと通信する際に通信装置をサポートするように構成される。具体的には、プロセッサ1501は、信号を送信または受信することを決定するように構成され、通信機能のコントローラである。具体的には、信号を送信または受信するとき、プロセッサ1501は、関連する送信または受信を実行するようにトランシーバ1502を制御または駆動する。トランシーバ1502は、プロセッサ1501の制御下で特定の通信動作を実施することができ、通信機能の実行者である。
【0302】
さらに、メモリ1503は、通信装置のプログラムコードおよびデータのうちの少なくとも1つを記憶するように構成されてよい。プロセッサ1501が、CPU、DSP、またはマイクロコントローラなどのソフトウェアの駆動下で動作するとき、プロセッサ1501は、メモリ1503に記憶されたプログラムコードを読み取り、プログラムコードの駆動下で動作することができる。
【0303】
本発明に開示された内容と組み合わせて記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバルハードディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野でよく知られた任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体はプロセッサに結合されるので、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、代替として、プロセッサの構成要素であってよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に配置されてよい。加えて、ASICは通信装置内に配置されてよい。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、代替として、個別の構成要素として通信装置内に存在してよい。
【0304】
図16は、前述の実施形態における通信装置のさらに別の可能な概略構造図である。通信装置は、端末であってもよく、端末内に配置されてもよく、少なくとも1つの処理要素またはチップであってもよい。
図16を参照すると、通信装置1600は、送信ユニット1601および受信ユニット1602を含んでよい。これらのユニットは、前述の方法例におけるUEなどの端末の対応する機能を実行することができる。たとえば、送信ユニット1601は、コアネットワーク要素に要求メッセージを送信するように構成され、要求メッセージは、端末のPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用され、受信ユニット1602は、PC5インターフェースベースの通信に使用されるサービス品質QoS規則をコアネットワーク要素から受信するように構成される。
【0305】
場合によっては、要求メッセージは指示情報を含む。指示情報は、要求メッセージがPC5インターフェースベースの通信に使用される情報を要求するために使用されることを示すために使用される。
【0306】
場合によっては、送信ユニット1601は、スケジューリング要求を基地局に送信するようにさらに構成され、スケジューリング要求はQoS規則の識別子を含み、
受信ユニット1602は、基地局からスケジュールされたリソース情報を受信し、スケジュールされたリソース情報に対応するリソース上で車両対すべてV2Xメッセージを送信するようにさらに構成される。
【0307】
本発明のこの実施形態では、ユニットへの分割は一例であり、単なる論理機能分割であることを理解されたい。実際の実装の間、別の分割方式が使用されてよい。本発明の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0308】
場合によっては、通信装置は、前述のユニットを介して、
図2a~
図9に示された実施形態の通信方法において、端末によって実行されるステップの一部またはすべてを実施することができる。本発明のこの実施形態は、方法実施形態に対応する装置実施形態であり、方法実施形態の説明は、本発明のこの実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
【0309】
図17を参照すると、別の実施形態では、端末などの通信装置1700は、プロセッサ1701およびトランシーバ1702を含んでよい。場合によっては、通信装置は、メモリ1703をさらに含んでよい。プロセッサ1701、トランシーバ1702、およびメモリ1703は、互いに接続されてよい。プロセッサ1701、トランシーバ1702、およびメモリ1703は、バス1704を介して互いに接続されてよい。バス1704は、PCIバス、EISAバスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されてよい。表現を容易にするために、
図17ではバスを表すためにただ1つの太線が使用されているが、これは、ただ1つのバスまたはただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味しない。
【0310】
プロセッサ1701はプロセッサまたはコントローラであってよく、たとえば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せであってよい。プロセッサ1701は、本出願に開示された内容を参照して記載された論理ブロック、モジュール、および回路の様々な例を実装または実行することができる。あるいは、プロセッサは、計算機能を実装するプロセッサの組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサの組合せであってよい。トランシーバ1702は、独立した受信機および独立した送信機を含んでもよく、受信機および送信機を統合することによって取得されてもよい。
【0311】
プロセッサ1701は、通信装置の動作を制御および管理するように構成される。たとえば、プロセッサ1701は、
図2aのステップ203、
図3のステップ307、
図5のステップ506、および/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行する際に通信装置をサポートするように構成される。トランシーバ1702は通信機能を実行することができ、たとえば、
図2aのステップ201および202、
図3のステップ301および305、
図4のステップ404、
図5のステップ501および504、
図6のステップ603、
図8a-1および
図8a-2のステップ801および806、
図9のステップ901および904、ならびに/または本明細書に記載された技術に使用される別のステップを実行するために、基地局またはコアネットワーク要素などの別のネットワークエンティティと通信する、たとえば、
図2a~
図9に示された機能ユニットまたはネットワークエンティティと通信する際に通信装置をサポートするように構成される。具体的には、プロセッサ1701は、信号を送信または受信することを決定するように構成され、通信機能のコントローラである。具体的には、信号を送信または受信するとき、プロセッサ1701は、関連する送信または受信を実行するようにトランシーバ1702を制御または駆動する。トランシーバ1702は、プロセッサ1701の制御下で特定の通信動作を実施することができ、通信機能の実行者である。
【0312】
さらに、メモリ1703は、通信装置のプログラムコードおよびデータのうちの少なくとも1つを記憶するように構成されてよい。プロセッサ1701が、CPU、DSP、またはマイクロコントローラなどのソフトウェアの駆動下で動作するとき、プロセッサ1701は、メモリ1703に記憶されたプログラムコードを読み取り、プログラムコードの駆動下で動作することができる。
【0313】
本発明に開示された内容と組み合わせて記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実施されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバルハードディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野でよく知られた任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体はプロセッサに結合されるので、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。確かに、記憶媒体は、代替として、プロセッサの構成要素であってよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に配置されてよい。加えて、ASICは通信装置内に配置されてよい。確かに、プロセッサおよび記憶媒体は、代替として、個別の構成要素として通信装置内に存在してよい。
【0314】
本出願は通信システムをさらに提供する。システムは、前述のコアネットワーク要素、パラメータ構成ネットワーク要素、基地局、および/または端末を含む。場合によっては、システムは、本発明の実施形態において提供された解決策における前述のネットワーク要素と相互作用する別のデバイスをさらに含んでよい。コアネットワーク要素、パラメータ構成ネットワーク要素、基地局、および/または端末は、
図2a~
図9に示された実施形態における通信方法のステップの一部またはすべてを実行することができる。詳細については、前述の実施形態の関連する説明を参照されたく、詳細は本明細書では再び記載されない。
【0315】
実施プロセスでは、前述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を介して、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実施することができる。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に配置されてよい。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法内のステップを完了する。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
【0316】
本明細書における「第1」、「第2」、「第3」、および様々なデジタル番号は、説明を容易にするために区別するためだけであり、本発明の実施形態の範囲を限定するものではないことをさらに理解されたい。
【0317】
本明細書内の「および/または」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係のみを記載し、3つの関係が存在する場合があることを表すことを理解されたい。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケースを表すことができる:Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する。加えて、本明細書内の文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「または」関係を表す。
【0318】
前述のステップのシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。ステップの実行順序は、ステップの機能および内部ロジックに従って決定されるべきであり、本発明の実施形態の実施ステップに対するいかなる制限とも解釈されるべきではない。
【0319】
本明細書に開示された実施形態に記載された様々な例示的な論理ブロック(illustrative logical block)およびステップ(step)との組合せは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装されてよいことを当業者なら認識されよう。機能がハードウェアによって実行されるか、またはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、様々な方法を使用して、特定の用途ごとに記載された機能を実装することができるが、その実装形態が本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0320】
便利で簡潔な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法実施形態における対応するプロセスを参照されたく、本明細書では詳細は再び記載されないことを当業者なら明確に理解されよう。
【0321】
前述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装されてよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態はコンピュータプログラム製品の形態で完全または部分的に実装されてよい。コンピュータプログラム製品は1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ実行されると、本発明の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))、またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)で送信されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の使用可能媒体、または、1つもしくは複数の使用可能媒体を統合するサーバもしくはデータセンタなどの、データストレージデバイスであってよい。使用可能媒体は、磁気媒体(たとえば、ソフトディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ)、光学媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブSolid State Disk(SSD))などであってよい。
【符号の説明】
【0322】
1000 通信装置
1001 受信ユニット
1002 送信ユニット
1003 処理ユニット
1100 通信装置
1101 プロセッサ
1102 トランシーバ
1103 メモリ
1104 バス
1200 通信装置
1201 受信ユニット
1202 送信ユニット
1300 通信装置
1301 プロセッサ
1302 トランシーバ
1303 メモリ
1304 バス
1400 通信装置
1401 受信ユニット
1402 送信ユニット
1403 処理ユニット
1500 通信装置
1501 プロセッサ
1502 トランシーバ
1503 メモリ
1504 バス
1600 通信装置
1601 送信ユニット
1602 受信ユニット
1700 通信装置
1701 プロセッサ
1702 トランシーバ
1703 メモリ
1704 バス