(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-29
(45)【発行日】2022-09-06
(54)【発明の名称】熱交換器及び冷凍サイクル装置
(51)【国際特許分類】
F28F 9/02 20060101AFI20220830BHJP
F28F 9/22 20060101ALI20220830BHJP
F25B 39/00 20060101ALI20220830BHJP
【FI】
F28F9/02 301D
F28F9/22
F25B39/00 E
(21)【出願番号】P 2019010955
(22)【出願日】2019-01-25
【審査請求日】2021-09-21
(73)【特許権者】
【識別番号】505461072
【氏名又は名称】東芝キヤリア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 亜由美
(72)【発明者】
【氏名】畠田 崇史
(72)【発明者】
【氏名】岡田 成浩
(72)【発明者】
【氏名】是澤 亮輔
【審査官】河野 俊二
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-127618(JP,A)
【文献】国際公開第2017/154336(WO,A1)
【文献】特開平02-219966(JP,A)
【文献】特表2014-533819(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0123696(US,A1)
【文献】特開2018-169062(JP,A)
【文献】国際公開第2015/098860(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 9/02
F28F 9/22
F25B 39/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に並列に配置された複数の伝熱管と、
前記伝熱管の両端部が接続される第1ヘッダ及び第2ヘッダと、
前記第1ヘッダの下部に前記伝熱管の端部側に対向して設けられ、冷媒が流出入する接続管と、
前記第1ヘッダ内に設けられ、前記第1ヘッダ内を前記接続管側の第1の空間と、前記伝熱管側の第2の空間とに仕切るとともに、上部に前記第1の空間と前記第2の空間を連通する連通部が形成された仕切板と、を備え、
前記仕切板は、前記第2の空間側に前記伝熱管側に向かって突き出し、冷媒を前記伝熱管に誘導する突起部を備えている、熱交換器。
【請求項2】
前記接続管は、前記第1の空間の上方向に向かって開口する孔を備える、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記突起部は、前記伝熱管側に最も突出する部分が各前記突起部から最も近い各前記伝熱管の高さ方向の中心よりも上側に位置する、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記仕切板は、長手方向に複数の開口部を有し、各前記開口部の断面積は、前記連通部の断面積よりも小さい、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項5】
前記第1ヘッダは、上下両端がエンドキャップで閉塞され、少なくとも1つの前記エンドキャップは、仕切板位置決め溝を有する、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の熱交換器と、圧縮機と、放熱器及び膨張装置を備えた冷凍サイクル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、熱交換器及び冷凍サイクル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空気調和機等の冷凍サイクル装置に用いられる熱交換器において、上下方向に並列配置される複数の伝熱管と、鉛直方向に延びて伝熱管の両端に接続された一対のヘッダを備えた熱交換器が知られている。熱交換器が蒸発器として機能するとき、熱交換器外部から一方のヘッダに流入した気液二相冷媒は、各伝熱管を通って他方のヘッダへ流通するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、気体冷媒と液体冷媒の密度差によって、上方に位置する伝熱管と、下側に位置する伝熱管とで、冷媒の偏流が生じ、熱交換性能が低下してしまう。そこで、冷媒が流入される一方のヘッダ内に伝熱管が接続される側の空間と伝熱管が接続される側とは反対側の空間の2つの空間に仕切る仕切板を設け、冷媒流路を狭めることで冷媒をヘッダの上方まで到達させる構造が知られている。しかしながら、このような構造であっても、上方まで達した冷媒を各伝熱管へ均等に導くことは困難であった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、熱交換器の各伝熱管の冷媒の偏流を抑制し、熱交換性能の向上した熱交換器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するために、実施形態の熱交換器は、上下方向に並列に配置された複数の伝熱管と、伝熱管の両端部が接続される第1ヘッダ及び第2ヘッダとで構成させている。第1ヘッダの下部には伝熱管の端部側に対向する位置に、それぞれ冷媒が流出入する接続管が設けられている。第1ヘッダ内は内部を接続管側の第1の空間と、伝熱管側の第2の空間とに仕切るとともに、上部に第1の空間と第2の空間を連通する連通部が形成された仕切板を備えている。仕切板は、第2の空間側に伝熱管側に向かって突き出し、冷媒を伝熱管に誘導する突起部を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】第1の実施形態による冷凍サイクル構成図である。
【
図3】同実施形態によるエンドキャップ斜視図である。
【
図4】同実施形態による第1ヘッダの概略断面図である。
【
図6】同実施形態及び従来の熱交換器の伝熱管の高さに対する冷媒流量比率を表すグラフである。
【
図7】第2の実施形態による第1ヘッダの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の熱交換器及び冷凍サイクル装置について、
図1乃至
図6を参照して説明する。
図1は、第1実施形態の冷凍サイクル装置である空気調和機1の冷凍サイクルの構成を示している。
【0009】
空気調和機1は、圧縮機2、四方弁5、室外熱交換器6、膨張装置7、室内熱交換器8を備えている。これらは順次冷媒配管9で接続され、冷凍サイクルを構成している。
圧縮機2は圧縮機本体3とアキュームレータ4を備えている。アキュームレータ4は気体冷媒と液体冷媒を分離し、気体冷媒を圧縮機本体3に供給する。圧縮機本体3は、アキュームレータ4から供給された冷媒を高温高圧の気相冷媒にする。
【0010】
四方弁5は圧縮機2から吐出された冷媒の流れを変えて、冷房運転と暖房運転を切り替えている。冷房運転時、
図1中の実線矢印で示すように、圧縮機2から吐出された冷媒は、四方弁5を介して室外熱交換器6、膨張装置7、室内熱交換器8の順に流れる。このとき、室外熱交換器6は放熱器(凝縮器)として機能し、室内熱交換器8は吸熱器(蒸発器)として機能する。暖房運転時、
図1中の破線矢印で示すように、冷媒は、圧縮機2、四方弁5、室内熱交換器8、膨張装置7、室外熱交換器6の順に流れる。室外熱交換器6は吸熱器(蒸発器)として機能し、室内熱交換器8は放熱器(凝縮器)として機能する。
【0011】
次に室外熱交換器6について説明する。
図2は本実施形態の室外熱交換器6であるパラレルフロー型熱交換器(以下、熱交換器という。)の正面図である。なお、以下の説明では、熱交換器6の高さ方向をZ方向とし、Z方向に直交する2方向をそれぞれX方向及びY方向として説明する。また、X方向、Y方向及びZ方向のうち、図中の矢印方向をプラス(+)方向とし、矢印と反対の方向をマイナス(-)方向とする。+Z方向は重力方向上方とし、-Z方向は重力方向下方とする。
【0012】
熱交換器6は、複数の伝熱管11と、伝熱管11の両端に接続する第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22を備えている。伝熱管11はX方向に延在し、Z方向にそれぞれ平行に配置されている。伝熱管11には、例えば内部に複数の冷媒流路を有する扁平管が用いられる。第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22は、Z方向に延在し、その側面に伝熱管11が挿入される複数の伝熱管挿入孔23,24がZ方向に並んで形成されている。第1ヘッダ21の伝熱管挿入孔23に伝熱管11の+X方向の端部12が挿入され、第2ヘッダ22の伝熱管挿入孔24に伝熱管11の-X方向の端部13が挿入され、それぞれ連通している。
【0013】
隣り合う伝熱管11の間に複数のフィン14が配置されている。フィン14には例えばプレートフィンが用いられる。フィン14は第1ヘッダ21と第2ヘッダ22との間にX方向に複数配置されている。フィン14はろう付け等の手段により伝熱管11に接続されている。フィン14はプレートフィンに限らずコルゲートフィン等であっても良い。
【0014】
第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22の上下両端には、エンドキャップ31,32が嵌めこまれて閉塞されている。
図3はエンドキャップ31を示し、エンドキャップ31には第1ヘッダ21の内部空間に面して直線状の仕切板位置決め溝33が形成されている。
第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22には、伝熱管挿入孔23,24とは反対側であって、伝熱管11の端部12,13と対向する位置に、X方向に延びて熱交換器6外部の冷媒配管9と接続される接続管34,35が設けられている。第1ヘッダ21はその下部に接続管34が設けられ、第2ヘッダ22はその上部に接続管35が設けられている。接続管34,35には、任意の位置に熱交換器6内に冷媒を流出入するための孔36が形成されている。
図4は、第1ヘッダ21の概略断面図である。
図4に示すように、本実施形態では、接続管34の孔36は第1ヘッダ21の内部で+Z方向に開口している。また、この孔36に加えて接続管34の先端にX方向に開口する孔を設けても良い。
【0015】
第1ヘッダ21の内部には、第1ヘッダ21の内部空間を、接続管34側の第1の空間25と伝熱管11側の第2の空間26に仕切る仕切板41が設けられている。接続管34は、その先端が第1の空間25で仕切板41に当接するか、または仕切板41に当たらない位置で固定されている。仕切板41は、最も上(+Z方向)に位置にする伝熱管11よりも高い箇所または同等の位置に連通部42が形成されている。仕切板41の第2の空間側には伝熱管11に向かって突き出す複数の突起部43が設けられている。複数の突起部43は、+X方向と-X方向に交互に傾斜するように形成され、+Y方向から見て各突起部43は三角形になるように形成されている。
図5は
図4の要部拡大図である。仕切板41の長手方向(Z方向)における各伝熱管11に向かう各突起部43の頂点の高さは、その突起部43から最も近いそれぞれの伝熱管11の高さ方向の中心よりも上側に位置している。例えば、
図5中の突起部43aの頂点の高さH1は、突起部43aから最も近い伝熱管11aの高さ方向の中心h1よりも上側に位置している。同様に、突起部43bの頂点の高さH2は伝熱管11bの高さ方向の中心h2よりも上側に位置している。なお、突起部43の形状はこれに限定されない。また、突起部43は各伝熱管11に対して同じ数あっても良いし、例えば伝熱管11の1つ置きに配置されるように伝熱管11よりも少なくても良い。
【0016】
このように構成された仕切板41は、第1ヘッダ21の内周壁にろう付け等により固定される。さらに、
図4に示すように、第1ヘッダ21の上下両端を閉塞するエンドキャップ31に形成された仕切板位置決め溝33に、仕切板41の上下端部が嵌り込んでいる。
【0017】
次に、熱交換器6の動作について説明する。以下の説明では、熱交換器6は蒸発器として機能する場合について説明する。
図4中の矢印は第1ヘッダ21内を流れる冷媒の流れ方向を示している。
まず、膨張装置7で減圧された気液二相冷媒は、接続管34を通って第1ヘッダ21に流入する。このとき、冷媒は接続管34の孔36から第1ヘッダ21の第1の空間25において+Z方向に向かって噴出される。冷媒は第1の空間25を+Z方向に流れ、第1ヘッダの上方まで到達すると、仕切板41に形成される連通部42を通って第2の空間26に流れる。連通部42を通過した冷媒は、最も上(+Z方向)に位置する伝熱管11に導かれるとともに、それ以外の冷媒は、第2の空間26を下方(-Z方向)に向かって流れる。冷媒は仕切板41に設けられる突起部43に沿って流れ、各伝熱管11に導かれる。
【0018】
伝熱管11を通過する過程で、気液二相冷媒は熱交換器6外部の空気を吸熱して冷却するとともに、気相冷媒に変化する。冷媒は第2ヘッダ22に流入し、第2ヘッダ22に設けられる接続管35から熱交換器6外部へ排出されて、四方弁5へ流れる。
【0019】
このように、本実施形態の熱交換器8は、第1ヘッダ21内に2つの空間に仕切る仕切板41を配置し、仕切板41の伝熱管11と連通する第2の空間19側に各伝熱管11に冷媒を導く突起部43を設ける構成とした。この構成によれば、第1の空間の冷媒流路が狭くなり、冷媒の流速が大きくなって第1ヘッダ21の上方まで気相冷媒及び液相冷媒を到達させることができるとともに、第2の空間26を流れる冷媒が、仕切板41の突起部43の形状に沿って下方に流れるので各伝熱管11に冷媒を導きやすくなる。さらに、突起部43の頂点の高さは、その突起部43から最も近い伝熱管11の高さ方向の中心よりも上側に位置し、突起部43の形状に沿って流れる冷媒が伝熱管11に導きやすい配置となっている。
【0020】
図6は、伝熱管11の高さに対する冷媒供給量の関係を表すグラフである。
図6中の実線は本実施形態の熱交換器6を示し、破線は仕切板41を配置しない従来の熱交換器を示している。
図6に示すように、従来の熱交換器では下方に位置する伝熱管への冷媒供給量は多く、上方に位置する伝熱管への冷媒供給量が少なかった。一方、本実施形態の熱交換器6では、仕切板41の連通部42に最も近い伝熱管11への冷媒供給量が多く、ほとんどの伝熱管11にほぼ均等に冷媒が供給されている。
【0021】
本実施形態では、仕切板41の上部のみに第1の空間25と第2の空間26とを連通する連通部42を形成したが、さらに仕切板41の下部にも連通部を形成しても良い。この連通部は、第2の空間26で伝熱管11に導かれなった冷媒を第1の空間へ送り、接続管34から流入される冷媒とともに再び上述した動作で、伝熱管11に導くことができる。また、冷媒に溶け込んで流れてくる油も冷媒とともに伝熱管11へ導くことができる。
【0022】
また、本実施形態では、第1ヘッダ21の上下両端を閉塞するエンドキャップ31に仕切板位置決め溝33が形成されている。仕切板位置決め溝33に仕切板41の端部が嵌めこまれ、さらに仕切板41の側面が第1ヘッダ21の内周壁にろう付け等で固定される。したがって、製造時には仕切板41の位置を精度良く設定でき、ろう付け等の工程を容易にすることができる。
【0023】
また、本実施形態の構造は、折り返しのある熱交換器の冷媒の入り口ヘッダである第1ヘッダに加え、折り返し部分のヘッダにも適用することができる。例えば、第1ヘッダ21及び第2ヘッダ22の内部をそれぞれ上下方向に2つの空間に仕切る仕切板と、第2ヘッダの上側の空間と下側の空間を接続する接続管を備える。そして、第1ヘッダ21の下側の空間に上述した第1の空間と第2の空間に仕切る仕切板41を設け、さらに、第2ヘッダ22の上側の空間に、接続管側の空間と伝熱管側の空間とに仕切る仕切板を設ける。熱交換器6に流入した冷媒は、上述した流れで第1ヘッダ21の下側の空間から伝熱管11を通って第2ヘッダ22の下側の空間に流れる。冷媒は、第2ヘッダ22の下側の空間から接続管を通って第2ヘッダ22の上側の空間に導かれる。第2ヘッダ22の上側の空間では、冷媒は上述した第1ヘッダ21の流れと同様に、接続管側の空間を上方に流れ、伝熱管側11の空間を仕切板に設けられる突起部に沿って下方に流れるため、第1ヘッダ21の上側の空間と連通する伝熱管11に導かれやすくなっている。この場合、エンドキャップ31の他にヘッダの内周壁や、上下の空間を仕切る仕切板などに仕切板位置決め溝を設け、仕切板41をはめ込んで位置決めするのが好ましい。
【0024】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、
図7に基づいて説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態の熱交換器6は、仕切板41に複数の開口部44がZ方向に並んで形成されている。各開口部44の断面積は仕切板11の連通部42の断面積よりも小さく形成されている。
【0025】
接続管34を通って第1ヘッダ21の第1の空間25に流入された冷媒は、第1の実施形態と同様に上方に導かれる。第2の実施形態の熱交換器6では、冷媒が第1の空間25の上方に向かう過程で、複数の開口部44から第2の空間26へ冷媒が流れる。これにより、隣り合う伝熱管11,11の間に冷媒が滞留することによってできる渦の発生を抑制し、熱交換器6の性能を向上することができる。
また、冷媒が複数の高さ位置で伝熱管11と連通する第2の空間26に吐出されるため、各伝熱管11に均等に冷媒を導きやすくなる。
【0026】
なお、本実施形態の開口部44は、
図7に示すとおり、仕切板41の突起部43の下部に形成しているが、各突起部43の頂点に形成しても良く、開口部44の位置やその数は限定されない。開口部44を伝熱管11の端部に向かい合う位置に設けることで、冷媒をより伝熱管11に導きやすくなる。
【0027】
以上説明した少なくとも一つの実施形態の熱交換器6によれば、第1ヘッダ21内の空間を仕切板41で2つの空間に仕切ることで、冷媒流路である第1の空間25が狭くなり、冷媒の流速が大きくなることで第1ヘッダ21の上方まで冷媒を到達させることができる。そして、第2の空間26では、冷媒は仕切板41の突起部43の形状に沿って下方に流れ、各伝熱管11に導くことができる。各伝熱管11へ冷媒を均等に分配しやすくなり、冷媒が低循環量や中循環量であっても冷媒偏流を抑制することでき、熱交換性能の向上を図ることができる。なお、室内熱交換器8に適応した場合にも、同様の効果を得ることができる。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0029】
1…空気調和機、2…圧縮機、5…四方弁、6…室外熱交換器、7…膨張装置、8…室内熱交換器、9…冷媒配管、11…伝熱管、14…フィン、21…第1ヘッダ、22…第2ヘッダ、25…第1の空間、26…第2の空間、31,32…エンドキャップ、33…仕切板位置決め孔、34,35…接続管、36…孔、41…仕切板、42…連通部、43…突起部、44…開口部