(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-30
(45)【発行日】2022-09-07
(54)【発明の名称】アイスペール
(51)【国際特許分類】
A47G 19/12 20060101AFI20220831BHJP
【FI】
A47G19/12 M
(21)【出願番号】P 2020132498
(22)【出願日】2020-08-04
(62)【分割の表示】P 2016153951の分割
【原出願日】2016-08-04
【審査請求日】2020-08-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000158781
【氏名又は名称】紀伊産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】水谷 昌一
(72)【発明者】
【氏名】石塚 一志
【審査官】木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-000429(JP,A)
【文献】実開昭61-170372(JP,U)
【文献】実開平06-024578(JP,U)
【文献】実開昭57-018345(JP,U)
【文献】実開昭52-107940(JP,U)
【文献】特開2004-180571(JP,A)
【文献】実開昭64-035075(JP,U)
【文献】kufra(クフラ),https://www.blan.jp/products/detail/690,ブランシェ・アソシエ,2014年07月24日
【文献】クフラ ピッチャー,https://www.amazon.co.jp/%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC-%E6%B0%B7%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E4%BB%98%E3%81%8D-%E5%AE%B9%E9%87%8F2150ml-%E7%B4%84%CF%8616-5%C3%9721-5cm/dp/B00L2VYFFM,Amazon,取り扱い開始日(2014/6/16)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 19/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外容器、および、前記外容器内に着脱可能に取り付けられた内容器からなる2層式のアイスペールであって、
前記外容器と前記内容器との間には空間が存在し、
前記内容器の底面には、前記内容器の内部と前記空間とを連通するための水抜き孔が貫通するように設けられており、前記内容器の底面の下面には、下方に突出した脚が設けられており、
前記内容器の内部に収容された氷が溶け出して生じた水が、前記内容器の底面の水抜き孔を介して前記空間へと流出し、前記空間内に溜まった水は外部に排出可能であり、
前記外容器
の上端に、前記空間内に溜まった水を外部に排出するための
1つの注ぎ口が設けられており、
前記内容器の側面の上端に、外側へと突出して前記外容器の上端に対して上から当接する環状のフランジが設けられて
おり、
前記注ぎ口は、前記フランジよりも外側に突出していることを特徴とするアイスペール。
【請求項2】
前記水抜き孔は、前記内容器の底面および前記脚を縦方向に貫通していることを特徴とする、請求項1に記載のアイスペール。
【請求項3】
前記内容器の脚は、側面の下端に切り欠きが設けられ、前記切り欠きは前記水抜き孔と前記空間とを連通することを特徴とする、請求項2に記載のアイスペール。
【請求項4】
前記内容器の底面の上面は、前記水抜き孔に向かって下方に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のアイスペール。
【請求項5】
前記内容器の上端から内部へと突出した氷用ストッパーが設けられていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載のアイスペール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、氷を収容する2層式のアイスペールに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店等で来店者に氷を提供する際に、氷を入れる容器としてアイスペールが用いられている。アイスペール内の氷は、時間が経過するにつれて徐々に溶け出して水になり、この水が氷と接触することで氷はさらに溶け易くなる。
【0003】
アイスペール内に収容した氷が溶けるのを遅延させるためには、アイスペール内に溶け出した水を処理することが必要となる。アイスペール内に発生した水を処理するために、アイスペールを外桶および内桶からなる2層式とし、内桶内の水を外桶と内桶との間の空隙へと流出させる方法が特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような従来の2層式のアイスペールは、内桶内の水を排出することで氷が溶け出すのを遅延させることはできるが、外桶と内桶とが固定されているために、排出された水の溜まる場所を直接洗うことが出来ないことから、衛生上の問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明は氷と水を分離して氷が溶け出すのを遅延させるだけではなく、分離した水の溜まる場所を簡単に洗うことができるアイスペールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のアイスペールは、外容器、および、前記外容器内に着脱可能に取り付けられた内容器からなる2層式のアイスペールであって、前記外容器と前記内容器との間には空間が存在し、前記内容器の底面には、前記内容器の内部と前記空間とを連通するための水抜き孔が貫通するように設けられており、前記内容器の底面の下面には、下方に突出した脚が設けられており、前記内容器の内部に収容された氷が溶け出して生じた水が、前記内容器の底面の水抜き孔を介して前記空間へと流出し、前記空間内に溜まった水は外部に排出可能であることを特徴とする。
【0008】
前記水抜き孔は、前記内容器の底面および前記脚を縦方向に貫通しており、さらに、前記内容器の脚は、側面の下端に切り欠きが設けられ、前記切り欠きは前記水抜き孔と前記空間とを連通する。
【0009】
前記内容器の底面の上面は、前記水抜き孔に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する。
【0010】
前記外容器に、前記空間内の水を外部に排出するための注ぎ口が設けられている。
【0011】
前記内容器の上端から内部へと突出した氷用ストッパーが設けられている。
【発明の効果】
【0012】
本発明のアイスペールは、外容器、および、前記外容器内に着脱可能に取り付けられた内容器からなる2層式のアイスペールであって、前記外容器と前記内容器との間には空間が存在し、前記内容器の底面には、前記内容器の内部と前記空間とを連通するための水抜き孔が貫通するように設けられており、前記内容器の底面の下面には、下方に突出した脚が設けられており、前記内容器の内部に収容された氷が溶け出して生じた水が、前記内容器の底面の水抜き孔を介して前記空間へと流出し、前記空間内に溜まった水は外部に排出可能であることにより、氷と、氷が溶け出して生じた水とを分離することで、氷が溶け出すのを遅延させることができ、さらに、外容器から内容器を取り外した際に、前記脚により内容器を安定した状態で置くことができ、さらに、外容器および内容器を別々に洗うことができることから、分離した水が溜まる空間を清潔な状態に保つことができるようになる。
【0013】
さらに、前記内容器の底面の上面は、前記水抜き孔に向かって下方に傾斜する傾斜面を有することにより、水がスムーズに水抜き孔へと流れて前記空間へと流出することで、氷が水に触れる時間を短縮することができ、氷が溶け出すのをさらに遅延させることができる。
【0014】
前記外容器に、前記空間内の水を外部に排出するための注ぎ口が設けられていることにより、内容器を外容器から取り外すことなく簡単に前記空間内に溜まった水を外部に排出することができる。
【0015】
前記内容器の上端から内部へと突出した氷用ストッパーが設けられていることにより、前記空間内の水を外部に排出するためにアイスペールを傾けた時に氷が前記内容器から出てしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1の実施形態のアイスペールの断面である。
【
図2】
図1と直交する方向のアイスペールの断面図である。
【
図3】第1の実施形態ののアイスペールの平面図である。
【
図4】第1の実施形態ののアイスペールの側面図である。
【
図5】第1の実施形態ののアイスペールの内容器の側面図である。
【
図6】第1の実施形態ののアイスペールの外容器の断面図である。
【
図7】本発明の第2の実施形態のアイスペールの平面図である。
【
図8】第2の実施形態のアイスペールの断面図である。
【
図9】本発明の第3の実施形態のアイスペールの断面図である。
【
図10】第3の実施形態のアイスペールの平面図である。
【
図11】第3の実施形態のアイスペールの使用状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明のアイスペール1を、図を用いて以下に詳細に説明する。
図1,2が本発明の第1の実施形態のアイスペール1の断面図であり、
図3が平面図、
図4が側面図である。
【0018】
第1の実施形態のアイスペール1は、
図1~4に示すように、外容器2、内容器3、および、持ち手4から構成され、
図1,2に示すように、前記外容器2と前記内容器3との間には空間5が存在する2層式であり、前記内容器3内に氷を収容して使用するものである。
【0019】
前記外容器2は略円筒形の側面および円形の底面を有し、前記側面の一部がクチバシ状に形成されて注ぎ口6が設けられている。また、前記外容器2の側面の内側には、
図6に示すようなリブ11が、2つ対向するように設けられており、前記リブ11は前記外容器2と前記内容器3との係合に用いられる。前記外容器2の側面の外側には、
図2に示すように、前記持ち手4を前記外容器2にヒンジ係合するための2つの環状突起13が垂直方向に突出するように設けられている。
【0020】
前記内容器3は前記外容器2内に着脱可能に取り付けられており、略円筒形の側面および円形の底面を有し、前記側面の上端に外側へと突出する環状のフランジが設けられている。前記フランジは前記外容器2の上端と当接するように形成されている。前記内容器3の底面には、
図3に示すように、3つの脚7および3つの水抜き孔8が設けられており、
図1に示すように、前記水抜き孔8は、前記内容器3の底面および前記脚7を垂直に貫通するように形成されている。3つの前記脚7および3つの前記水抜き孔8は、
図3に示すように、前記内容器3の円形の底面に、同一円周上に等間隔で配置されている。前記脚7の側面の下端には、
図2に示すような略円弧状の切り欠き10が、対向するように2つ設けられている。前記切り欠き10は、前記水抜き孔8と前記空間5とを連通している。
【0021】
前記アイスペール1は、前記内容器3を前記外容器2に着脱可能に取り付けていることからガタツキが生じる可能性があるが、本発明のアイスペール1は、前記内容器3に脚7を設けることによりガタツキを押え、安定した状態で使用することが出来る。前記脚7の数を増やすと安定性は増加するが、前記空間5の容積が減少し、また底面を洗い難くなることから、これらを踏まえて脚7の数を検討する必要があるが、本実施形態のように3つ配置することが好ましい。
【0022】
前記内容器3の底面の上面は、中心から側面へと放射状に延伸する3つの折れ線16および底面の外周から、3つの前記水抜き孔8に向かってそれぞれ下方に傾斜する3つのすり鉢状の傾斜面9が設けられている。前記傾斜面9の平面形状は、
図3に示すように、3つの折れ線16によって、円を3等分したものとなっている。前記傾斜面9によって、前記内容器3の底面上の水は、いずれかの水抜き孔8へと誘導され、前記水抜き孔8内を通過した水は、前記脚7の切り欠き10を通って、前記外容器2と前記内容器3との間の空間5へと流れる。前記アイスペール1は、前記内容器3の底面に傾斜面9を設けることでスムーズに水を前記水抜き孔8へと流出させることが出来る。
【0023】
前記内容器3の側面の外側には、
図5に示すような略L字状のリブによって形成された溝12が設けられており、前記溝12内には、垂直方向に延伸する凸部15が設けられている。前記溝12および前記凸部15は、前記外容器2の2つのリブ11との係合に用いられるものであり、前記溝12は
図5に示す位置だけでなく、前記内容器3の側面の外側の反対側にも設けられているので、前記内容器3には2つの溝12が設けられている。前記内容器3を前記外容器2の中に入れ、前記内容器3のフランジに前記外容器2の上端を接触させた状態で前記内容器3を前記外容器2に対して回動させると、前記外容器2の2つのリブ11が、それぞれ前記内容器3の2つの溝12内へと挿入され、その後、前記凸部15を乗り越えて、
図1に破線で示す状態となることにより、前記内容器3は前記外容器2に固定され、前記アイスペール1が使用できる状態となる。
【0024】
前記アイスペール1は、前記内容器3を反対方向に回動させると、前記外容器2のリブ11が前記凸部15を乗り越えて、その後、前記内容器3の溝12から出て前記外容器2と前記内容器3との係合が解除され、前記内容器3を上方へと移動させることで前記外容器2から取り外すことができる。このように、本発明のアイスペール1は、前記内容器3が前記外容器2に対して着脱可能に取り付けられていることから、前記外容器2と前記内容器3を分離して洗うことができるので、前記空間5を清潔に保つことが出来るようになる。前記内容器3と前記外容器2との係合については互いに着脱可能であればよく、ネジ式等の他の係合方法を用いることもできる。
【0025】
前記持ち手4は、
図3に示すように略U字状を有し、両端部にそれぞれ軸14が設けられている。
図2に示すように、前記軸14が前記外容器2の環状突起13内へと挿入されてヒンジ係合されていることにより、前記持ち手4は前記容器本体2に対して前記軸14を中心として回動可能に取り付けられている。前記持ち手4を利用して前記アイスペール1を簡単に持ち運ぶことができる。本実施形態では、前記持ち手4を設けているが、前記持ち手4は省略することも可能であり、形状および構造についても特に限定するものではない。
【0026】
前記アイスペール1の空間5は、
図1,2に示すように、前記外容器2の側面の内側と前記内容器3の側面の外側の間、および、前記外容器2の底面の上面と前記内容器3の底面の下面との間に形成されている。前記空間5の大きさは、前記外容器2および前記内容器3の大きさ、および、位置関係を変更することで、適宜設定可能である。前記空間5は、前記水抜き孔8によって前記内容器3内と連通し、前記注ぎ口6によって外部と連通している。これにより、前記内容器3の内部に収容された氷が溶け出して生じた水は前記空間5へと流出して前記空間5内に溜まり、前記空間5内に溜まった水は、前記注ぎ口6から外部へと排出することができる。
【0027】
本実施形態では、前記外容器2に設けた注ぎ口6を利用して空間5内に溜まった水を外部に排出することができるが、前記外容器2に前記注ぎ口6を設けない形態も可能であり、この場合、前記内容器3を前記外容器2から取り外し、前記外容器2内に溜まっている水を排出することになる。前記注ぎ口6の形態については特に限定するものではなく、前記空間5内に溜まった水を外部に排出できるものであればよく、前記外容器2の側面に設けた開口とすることも可能である。
【0028】
次に、第2の実施形態のアイスペール1’について説明する。第2の実施形態のアイスペール1’は外容器2、内容器3’、および、持ち手4から構成され、内容器3の脚7に水抜き孔8を設けた第1の実施形態とは異なり、
図7,8に示すように、内容器3’の底面に3つの脚17と3つの水抜き孔18を別々に設けている。そのため、前記水抜き孔18は内容器3’の底面に設けられた開口となっている。第2の実施形態のように前記脚17と前記水抜き孔18を別々に配置する場合、脚17と水抜き孔18の数を一致させる必要はない。第2の実施形態の外容器2および持ち手4は第1の実施形態の外容器2および持ち手4と同じであり、内容器3’のその他の構造についても第1の実施形態の内容器3と同じであることから、前記脚17と前記水抜き孔18以外の構造についての詳細な説明は省略する。
【0029】
図7に示すように、3つの前記水抜き孔18は第1の実施形態の水抜き孔8と同じ位置にそれぞれ設けられており、3つの前記脚17は、3つの前記水抜き孔18に対して内容器3’の底面の中心を軸としてそれぞれ60°回動させた位置に設けられており、3つの折れ線16の下にそれぞれ位置している。第2の実施形態のアイスペール1’は、前記水抜き孔18が内容器3’の底面に設けた開口であり、第1の実施形態のような切り欠き10は不要であることから、第1の実施形態より簡単な構造とすることができる。
【0030】
第1の実施形態のアイスペール1のように脚7に水抜き孔8を設ける場合でも、脚7とは異なる位置に第2の実施形態の水抜き孔18または脚17だけを追加して設けることも可能である。本発明において脚7,17および水抜き孔8,18の数は特に限定するものではないが、脚の数が少ない場合(例えば1つだけの場合)には、内容器3が安定するように脚の断面方向の寸法を大きくする必要がある。また、脚7,17および水抜き孔8,18の断面形状についても、円形に限定するものではなく他の形状も可能であり、脚7,17と水抜き孔8,18とを異なる断面形状とすることも可能である。
【0031】
次に、第3の実施形態のアイスペール1’’について説明する。第3の実施形態のアイスペール1’’は、外容器2、内容器3’’、および、持ち手4から構成され、
図9,10に示すように、前記内容器3’’の上端から内部へと水平方向に突出した氷用ストッパー19が設けられている。第3の実施形態のアイスペール1’’は、外容器2および持ち手4は第1,2の実施形態と同じであり、内容器3’’についても氷用ストッパー19以外の構造は第1の実施形態の内容器3とほぼ同じ構造を用いていることから詳細な説明は省略する。
【0032】
図10に示すように、前記氷用ストッパー19は略円弧状の平面形状を有し、前記内容器3’’において、前記外容器2の注ぎ口6に隣接して配置されている。前記氷用ストッパー19の形状、大きさ等は本実施形態に限定するものではなく適宜変更可能であり、氷を保持できればよい。
【0033】
アイスペール1’’は、前記外容器2と前記内容器3’’との間の空間5内に溜まった水を注ぎ口6から排出するために、
図11に示すように、前記アイスペール1’’を傾けると、破線で示すように水を排出することができるが、この時、前記内容器3’’内の氷は前記ストッパー19によって保持されることから、水を排出する際に氷が落ちるのを防止することができる。前記注ぎ口6から水を排出する際に、前記内容器3’’内に水が残っていた場合、前記ストッパー19によって前記内容器3’’内の水をせき止めてしまう可能性があることから、このような水を排出するために前記ストッパー19にスリット、孔等を設けることも可能である。
【0034】
このように、本発明のアイスペール1,1’,1’’は、内容器3,3’,3’’内に収容した氷が溶け出して水となった時、水は水抜き孔8,18を通って前記外容器2と前記内容器3,3’,3’’との間の空間5へと流れて前記空間5内に溜まることから、水と氷とを分離させて前記内容器3,3’,3’’内の氷が水によって溶け出すのを遅延させることができる。そして、前記空間5内に溜まった水は、注ぎ口6を利用して、または、前記内容器3,3’,3’’を前記外容器2から取り外すことで、外部へと簡単に排出することができる。また、前記外容器2と前記内容器3,3’,3’’は着脱可能であり、取り外した状態で洗うことができるようになり、従来であれば、衛生上の問題が生じる可能性を有していた分離された水が溜まる前記空間5内を清潔にすることが出来る。また、前記内容器3,3’,3’’を取り外した際も、脚7,17によって安定した状態で置いておくことができる。
【符号の説明】
【0035】
1,1’,1’’ アイスペール
2 外容器
3,3’,3’’ 内容器
4 持ち手
5 空間
6 注ぎ口
7 脚
8 水抜き孔
9 傾斜面
10 切り欠き
11 リブ
12 溝
13 環状突起
14 軸
15 凸部
16 折れ線
17 脚
18 水抜き孔
19 氷用ストッパー