(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-30
(45)【発行日】2022-09-07
(54)【発明の名称】データ伝送方法およびデータ伝送装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20220831BHJP
H04W 72/08 20090101ALI20220831BHJP
H04W 92/04 20090101ALI20220831BHJP
H04W 28/02 20090101ALI20220831BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W72/08
H04W92/04
H04W28/02
(21)【出願番号】P 2020526950
(86)(22)【出願日】2018-10-22
(86)【国際出願番号】 CN2018111228
(87)【国際公開番号】W WO2019095933
(87)【国際公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-06-26
(31)【優先権主張番号】201711147211.8
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510020354
【氏名又は名称】中▲興▼通▲訊▼股▲ふぇん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan District Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼壮
【審査官】石原 由晴
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,Activating and deactivating packet duplication[online],3GPP TSG-RAN2 #97bis R2-1703529,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_97bis/Docs/R2-1703529.zip>,2017年03月24日
【文献】Huawei, HiSilicon,Enhancements for DL packet duplication[online],3GPP TSG-RAN2 #99Bis R2-1710766,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99bis/Docs/R2-1710766.zip>,2017年09月29日
【文献】CATT,Discussion on support of multi-connectivity for option 2 and option 3-1[online],3GPP TSG RAN WG3 Meeting #Adhoc R3-170125,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_AHGs/R3_AH_NR_1701/Docs/R3-170125.zip>,2017年01月12日
【文献】Ericsson,Further aspects of data duplication in PDCP layer[online],3GPP TSG-RAN WG2 #97 Tdoc R2-1700834,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_97/Docs/R2-1700834.zip>,2017年02月03日
【文献】Huawei, HiSilicon,Dynamic activation/deactivation of packet duplication[online],3GPP TSG-RAN2 #98 R2-1704835,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_98/Docs/R2-1704835.zip>,2017年05月06日
【文献】ZTE,Consideration on the activation/deactivation of data duplication for CA[online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #98 R2-1704660,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_98/Docs/R2-1704660.zip>,2017年05月05日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
集中型ユニット(CU)が、1つ以上の分散型ユニット(DU)から複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得することであって、データ複製伝送機能が、前記複数のチャネル上での複製されたデータの伝送を支持するために、前記複数のチャネル上に構成される、ことと、
前記CUが、前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することと、
前記CUが、前記判定に従って、前記複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施することと
を含
み、前記複数のチャネルの前記チャネル伝送品質は、前記1つ以上のDUによって測定され、前記測定結果の各々は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再伝送数を含む、データ伝送方法。
【請求項2】
前記判定に従って、前記複数のチャネル上で前記端末との前記データ伝送を実施することは、前記データ複製伝送機能がアクティブ化される場合、前記端末との前記複製されたデータの伝送を、前記複数のチャネル上で実施することを含む、請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記判定に従って、前記複数のチャネル上で前記端末との前記データ伝送を実施することは、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されない場合、前記複数のチャネルから、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定することを含む、請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記CUが、前記1つ以上のDUから前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかのインジケーションを受信することをさらに含む、請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
データ伝送装置であって、
集中型ユニット(CU)の少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
1つ以上の分散型ユニット(DU)から複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得することであって、データ複製伝送機能が、前記複数のチャネル上での複製されたデータの伝送を支持するために、前記複数のチャネル上に構成される、ことと、
前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することと、
前記判定に従って、前記複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施することと
を行うように構成されて
おり、前記複数のチャネルの前記チャネル伝送品質は、前記1つ以上のDUによって測定され、前記測定結果の各々は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再伝送数を含む、データ伝送装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ複製伝送機能がアクティブ化される場合、前記端末との前記複製されたデータの伝送を、前記複数のチャネル上で実施するように構成されている、請求項
5に記載のデータ伝送装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されない場合、前記複数のチャネルから、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定するように構成されている、請求項
5に記載のデータ伝送装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つ以上のDUから前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかのインジケーションを受信するように構成されている、請求項
5に記載のデータ伝送装置。
【請求項9】
非一時的な記憶媒体であって、実行されているとき、請求項1~
4のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実施する、記憶されたプログラムを含む、非一時的な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信分野に関し、より具体的には、データ伝送方法およびデータ伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代モバイル通信技術(5G)ネットワークアーキテクチャは、革新およびネットワーキングの柔軟性を有し、5Gネットワーク内の無線アクセスネットワーク側上の基地局が、2つの機能性エンティティ、すなわち、集中型ユニット(CU)と、分散型ユニット(DU)とに分離されている。1つの基地局が、1つのCUと、1つ以上のDUとを含む。CU/DU分離ネットワークアーキテクチャでは、遅延の影響を受けないネットワーク機能が、第1のネットワーク要素(例えば、CU)の中に設置され、遅延の影響を受けやすいネットワーク機能が、第2のネットワーク要素(例えば、DU)の中に設置される。第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素は、
図1に示されるような、理想的ならびに/もしくは非理想的フロントホールネットワークを通して伝送を実施する。
【0003】
既存のCU/DU分離アーキテクチャでは、(
図2に示されるような)CU/DU上位層分離のソリューションは、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)層およびPDCP層の上方の層をCUの中に設置すること、ならびに無線リンク制御(RLC)層およびRLC層の下方の層をDUの中に設置することである。CU/DUアーキテクチャでは、端末が、キャリアアグリゲーション様式で、1つのDUの中に複数のキャリアとの複数の接続を確立し得る、または1つのCU下で複数のDUとの複数の接続を確立し得る。データ伝送の信頼性を改良するために、CUは、端末にトラフィック保有データを送信するときに、同一のデータの複製物を異なる接続に送信し得る。故に、端末が、CUにトラフィック保有データを送信するとき、端末は、異なる接続に同一のデータの複製物を送信し得る。そのようなタイプのデータ伝送は、複製伝送と呼ばれる。このように、端末が、1つのリンク上で、ネットワーク側によって送信されるデータを受信しない場合でも、端末はまた、別のリンク上で複製されたデータを受信し得(ネットワーク側は、類似する方法で、端末によって送信されるデータを受信する)、これは、端末によるトラフィックデータの受信の信頼性を大いに改良し、パケット損失率を低減させることができる。
【0004】
ダウンリンクデータ伝送は、複製伝送を例証するためのある実施例として見なされる。
【0005】
図3に示されるように、端末は、キャリアアグリゲーション様式で、1つのDUの中に複数のキャリアとの複数の接続を確立する。端末のトラフィックは、CUとDUとの間に確立される、2つのデータ伝送チャネル上に保有される。
図3では、2つのF1データ伝送チャネルが、提供され、CUは、複製されたデータ(
図3のPDCPプロトコルデータユニット1(PDU1))を2つのデータ伝送チャネルに送信する。データが受信された後、DUは、データを、異なる伝送チャネル上で異なる論理チャネルを通して端末に送信する。
図3の無線リソース制御(RRC)、PDCP、および同等物はそれぞれ、
図2の新しい無線(NR)RRC、NR PDCP、ならびに同等物に対応する。
【0006】
図4に示されるように、端末は、多DU接続様式で、1つのCU下で複数のDUとの複数の接続を確立する。CUは、個別のF1データチャネルを通して、各異なるDUに接続される。CUは、複製されたデータ(
図4のPDCP PDU1)を2つのDUに送信する。データが受信された後、DUは、端末にデータを送信する。
【0007】
しかしながら、関連技術において、データ伝送が複製伝送様式で実施されると、伝送リソース消費が大きくなるという問題が、存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示の実施形態は、少なくとも、データ伝送が複製伝送様式で実施されると、伝送リソース消費が大きくなるという、関連技術における問題を解決するための、データ伝送方法およびデータ伝送装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のある実施形態は、データ伝送方法を提供する。データ伝送方法は、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得することであって、データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用され、複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される、ことと、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することと、判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施することとを含む。
【0010】
本開示のある実施形態は、データ伝送装置を提供する。データ伝送装置は、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するように配列される、取得モジュールであって、データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用され、複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される、取得モジュールと、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するように配列される、判定モジュールと、判定モジュールの判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するように配列される、伝送モジュールとを含む。
【0011】
本開示のある実施形態はさらに、CUを提供する。CUは、上記に説明される任意のデータ伝送装置を含む。
【0012】
本開示のある実施形態はさらに、DUを提供する。DUは、上記に説明される任意のデータ伝送装置を含む。
【0013】
本開示のある実施形態はさらに、記憶媒体を提供する。記憶媒体は、実行されているとき、上記に説明される任意のデータ伝送方法を実施する、記憶されたプログラムを含む。
【0014】
本開示のある実施形態はさらに、プロセッサを提供する。プロセッサは、実行されているとき、上記に説明される任意のデータ伝送方法を実施する、プログラムを実行するように配列される。
【0015】
本開示を通して、データ複製伝送機能は、複数のチャネル上に構成され、データ複製伝送機能が必要なときにアクティブ化されるように、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが判定される。したがって、リンク伝送品質は、保証され、伝送リソースの浪費が、同時に回避される。したがって、データ伝送が複製伝送様式で実施されると、伝送リソース消費が大きくなるという、関連技術における問題が、解決され得、リンク伝送品質を改良し、伝送リソース消費を低減させる効果が、達成される。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
データ伝送方法であって、
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得することであって、データ複製伝送機能が、前記複数のチャネル上に構成され、前記複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用され、前記複数の接続は、前記複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される、ことと、
前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することと、
判定結果に従って、前記複数のチャネル上で前記端末とのデータ伝送を実施することと
を含む、データ伝送方法。
(項目2)
前記判定結果に従って、前記複数のチャネル上で前記端末との前記データ伝送を実施することは、前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、前記端末との前記複製されたデータの伝送を、前記複数のチャネルに対応する前記複数の接続上で実施することを含む、項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目3)
前記判定結果に従って、前記複数のチャネル上で前記端末との前記データ伝送を実施することは、前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、前記複数のチャネルから、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定することを含む、項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目4)
前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、前記複数のチャネルから、前記端末との前記データ伝送を実施するための前記チャネルを判定することは、
チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルを取得することと、前記第1のチャネルに従って、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定することと、または
予め規定された第2のチャネルを取得することと、前記第2のチャネルを、前記端末との前記データ伝送を実施するための前記チャネルとして判定することと
を含む、項目3に記載のデータ伝送方法。
(項目5)
前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することは、
前記測定結果が、前記複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が、事前設定された条件を満たすことを示す場合、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるように判定すること、または
前記測定結果が、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が、前記事前設定された条件を満たさないことを示す場合、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させないように判定すること
を含み、
前記事前設定された条件は、前記チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低い条件を含み、前記第2の事前設定された閾値は、前記第1の事前設定された閾値を上回る、項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目6)
前記複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得することは、
集中型ユニット(CU)によって、1つ以上の分散型ユニット(DU)によって報告される、前記測定結果を受信することであって、前記測定結果は、前記1つ以上のDUが、前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される、こと、または
DUによって、前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定することと、前記DUによって、前記測定結果を取得することと
を含む、項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目7)
前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定することの後に、前記データ伝送方法はさらに、
集中型ユニット(CU)が前記判定結果を取得した後、前記CUによって、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、分散型ユニット(DU)に送信すること、または
DUが前記判定結果を取得した後、前記DUによって、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、CUに送信すること
を含む、項目1に記載のデータ伝送方法。
(項目8)
各測定結果は、チャネル品質表示(CQI)測定結果と、サウンディング基準信号(SRS)測定結果と、ダウンリンクバッファデータ伝送遅延測定結果と、無線リンク制御(RLC)再伝送数測定結果と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再伝送数測定結果とのうちの少なくとも1つを含む、項目1~7のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
(項目9)
データ伝送装置であって、
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するように構成される、取得モジュールであって、データ複製伝送機能が、前記複数のチャネル上に構成され、前記複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用され、前記複数の接続は、前記複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される、取得モジュールと、
前記取得された測定結果に従って、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するように構成される、判定モジュールと、
前記判定モジュールの判定結果に従って、前記複数のチャネル上で前記端末とのデータ伝送を実施するように構成される、伝送モジュールと
を備える、データ伝送装置。
(項目10)
前記伝送モジュールは、前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、前記端末との前記複製されたデータの伝送を、前記複数のチャネルに対応する前記複数の接続上で実施するように構成される、第1の伝送ユニットを備える、項目9に記載のデータ伝送装置。
(項目11)
前記伝送モジュールは、前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、前記複数のチャネルから、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定するように構成される、第2の伝送ユニットを備える、項目9に記載のデータ伝送装置。
(項目12)
前記第2の伝送ユニットはさらに、前記判定結果が、前記データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルを取得し、前記第1のチャネルに従って、前記端末との前記データ伝送を実施するためのチャネルを判定する、または予め規定された第2のチャネルを取得し、前記第2のチャネルを、前記端末との前記データ伝送を実施するための前記チャネルとして判定するように構成される、項目11に記載のデータ伝送装置。
(項目13)
前記判定モジュールは、前記測定結果が、前記複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たすことを示す場合、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるように判定する、または前記測定結果が、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が前記事前設定された条件を満たさないことを示す場合、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させないように判定するように構成される、判定ユニットを備え、前記事前設定された条件は、前記チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低い、条件を含み、前記第2の事前設定された閾値は、前記第1の事前設定された閾値を上回る、項目9に記載のデータ伝送装置。
(項目14)
前記取得モジュールは、
1つ以上の分散型ユニット(DU)によって報告される、前記測定結果を受信するように構成される、受信ユニットであって、前記測定結果は、前記1つ以上のDUが前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される、受信ユニット、または
前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定するように構成される、測定ユニットと、前記測定結果を取得するように構成される、取得ユニットと
を備える、項目9に記載のデータ伝送装置。
(項目15)
前記判定結果が取得された後、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、分散型ユニット(DU)に送信する、または前記判定結果が取得された後、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、集中型ユニット(CU)に送信するように構成される、送信モジュールをさらに備える、項目9に記載のデータ伝送装置。
(項目16)
集中型ユニット(CU)であって、項目9~13のいずれか1項に記載のデータ伝送装置を備える、集中型ユニット(CU)。
(項目17)
1つ以上の分散型ユニット(DU)によって報告される、前記測定結果を受信するように構成される、受信ユニットをさらに備え、前記測定結果は、前記1つ以上のDUが前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される、項目16に記載のCU。
(項目18)
前記判定結果が取得された後、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すためのインジケーションメッセージを、分散型ユニット(DU)に送信するように構成される、送信モジュールをさらに備える、項目16に記載のCU。
(項目19)
分散型ユニット(DU)であって、項目9~13のいずれか1項に記載のデータ伝送装置を備える、分散型ユニット(DU)。
(項目20)
前記複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定するように構成される、測定ユニットと、
前記測定結果を取得するように構成される、取得ユニットと
をさらに備える、項目19に記載のDU。
(項目21)
前記判定結果が取得された後、前記データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すためのインジケーションメッセージを、集中型ユニット(CU)に送信するように構成される、送信モジュールをさらに備える、項目19に記載のDU。
(項目22)
記憶媒体であって、実行されているとき、項目1~8のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実施する、記憶されたプログラムを含む、記憶媒体。
(項目23)
プロセッサであって、実行されているとき、項目1~8のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実施する、プログラムを実行するように構成される、プロセッサ。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本明細書に説明される図面は、本開示のさらなる理解を提供し、本願の一部を形成するために使用される。本開示におけるその例示的実施形態および説明は、本開示を説明するために使用され、本開示をいかなる不適切な方法においても限定するものではない。
【0017】
【
図1】
図1は、関連技術における、第1のネットワーク要素と第2のネットワーク要素との間のインターフェースの概略図である。
【
図2】
図2は、関連技術における、CU/DU上位層分離のソリューションの概略図である。
【
図3】
図3は、関連技術における、キャリアアグリゲーション様式での複製伝送の概略図である。
【
図4】
図4は、関連技術における、1つのCU下での複数のDUとの接続に基づく、複製伝送の概略図である。
【
図5】
図5は、本開示のある実施形態による、データ伝送方法に関するCUのハードウェア構造のブロック図である。
【
図6】
図6は、本開示のある実施形態による、データ伝送方法のフローチャートである。
【
図7】
図7は、本開示の好ましい実施形態による、DUダウンリンクチャネル品質測定装置の概略図である。
【
図8】
図8は、本開示の好ましい実施形態による、1つのDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャート1である。
【
図9】
図9は、本開示の好ましい実施形態による、1つのDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャート2である。
【
図10】
図10は、本開示の好ましい実施形態による、1つのCU下での複数のDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャートである。
【
図11】
図11は、本開示のある実施形態による、データ伝送装置の構造のブロック
図1である。
【
図12】
図12は、本開示のある実施形態による、データ伝送装置の構造のブロック
図2である。
【
図13】
図13は、本開示のある実施形態による、CUの構造のブロック図である。
【
図14】
図14は、本開示のある実施形態による、DUの構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示は、以下において、図面を参照し、実施形態と併せて詳細に説明されるであろう。不一致が生じていない場合、本願におけるその中の実施形態および特徴は、相互と組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0019】
本開示の説明、請求項、および上記の図面における、用語「第1の」、「第2の」、ならびに同等物は、類似する物体を区別するために使用され、必ずしも特定の順序またはシーケンスを説明するために使用されるものではないことに留意されたい。
【0020】
実施形態1
本願の実施形態1によって提供される方法を対象とする実施形態は、CU、DU、または他の類似するコンピューティング装置において実行され得る。モバイル端末によって実行されるべき方法を実施例として取り上げると、
図5は、本開示のある実施形態による、データ伝送方法に関するCUのハードウェア構造のブロック図である。
図5に示されるように、CU50は、1つ以上の(1つのみが、図に示されている)プロセッサ52(プロセッサ52は、限定ではないが、マイクロコントローラユニット(MCU)等のマイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のプログラマブル論理デバイス、もしくは他の処理装置を含み得る)と、データを記憶するために使用される、メモリ54と、通信機能を実装するために使用される、伝送装置56とを含んでもよい。
図5に示される構造は、例証的にすぎず、上記に説明される電子装置の構造を限定するように意図されるものではないことが、当業者によって理解されるはずである。例えば、CU50は、
図5に示される構成要素より多い、または少ない構成要素を含んでもよい、もしくは
図5に示される構成と異なる構成を有してもよい。
【0021】
メモリ54は、本開示の実施形態におけるデータ伝送方法に対応するプログラム命令/モジュール等の、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよい。1つ以上のプロセッサ52は、メモリ54の中に記憶されるソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行し、機能性アプリケションならびにデータ処理を実施する、すなわち、上記に説明される方法を実装する。メモリ54は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよい、または1つ以上の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、もしくは他の不揮発性ソリッドステートメモリ等の不揮発性メモリを含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ54はさらに、プロセッサ52に対して遠隔に配置される、メモリを含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してCU50に接続されてもよい。前述のネットワークの実施例は、限定ではないが、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含む。
【0022】
伝送装置56は、ネットワークを介してデータを受信または送信するように配列される。そのようなネットワークの具体的な実施例は、CU50の通信プロバイダによって提供される、無線ネットワークを含んでもよい。一実施例では、伝送装置56は、基地局を介して他のネットワークデバイスに接続され、したがって、インターネットと通信することが可能であり得る、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)を含む。一実施例では、伝送装置56は、無線でインターネットと通信するように配列される、無線周波数(RF)モジュールであってもよい。
【0023】
関連技術において、データ伝送が、複製伝送様式で実施される。複製技術を通して、ネットワーク側は、異なる接続のリンク上の複製されたデータを端末に送信し、端末にデータを受信する信頼性を提供する。しかしながら、複製技術は、追加の伝送リソースを消費する必要がある。例えば、リンクのうちの1つが非常に良好な品質であるとき、データ複製伝送機能は、非アクティブ化されてもよく、伝送は、伝送リソースを節約するために1つのリンク上でのみ実施されてもよい。別の実施例に関して、2つのリンクが、良好な品質であるとき、データ複製伝送機能は、非アクティブ化され、異なるデータが、2つのリンク上に送信され、端末トラフィックのデータ率を改良する。別の実施例に関して、リンクが、非常に不十分な品質であるとき、データ複製伝送機能は、非アクティブ化される。リンクの品質が不十分であるため、リンク上に複製されたデータを送信することは、意味を持たない。したがって、データ複製伝送機能は、ダウンリンク伝送品質の判定に従ってアクティブ化または非アクティブ化されてもよい。
【0024】
CU/DU分離アーキテクチャでは、同一データの複製物が、CUによって異なるリンクに送信される。CUは、DUのダウンリンク品質を随時判定することはできず、そのため、CUがデータ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定することは困難である。したがって、CU/DUが分離された状況では、端末と接続される複数のリンク上の複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する方法が、検討される必要がある。
【0025】
ある実施形態は、上記に説明されるCUまたはDUにおいて実行されるべきデータ伝送方法を提供する。
図6は、本開示のある実施形態による、データ伝送方法のフローチャートである。
図6に示されるように、本方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0026】
S602では、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果が、取得される。データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用される。複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される。
【0027】
S604では、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが、判定される。
【0028】
S606では、端末とのデータ伝送が、判定結果に従って、複数のチャネル上で実施される。
【0029】
上記のステップを通して、データ複製伝送機能は、複数のチャネル上に構成され、データ複製伝送機能が必要なときにアクティブ化されるように、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが判定される。したがって、リンク伝送品質は、保証され、伝送リソースの浪費が、同時に回避される。したがって、データ伝送が複製伝送様式で実施されると、伝送リソース消費が大きくなるという、関連技術における問題が、解決され、リンク伝送品質が、改良され、伝送リソース消費が、低減される。
【0030】
随意に、上記のステップは、必ずしもではないが、CU、DU、または同等物によって実施されてもよい。
【0031】
随意に、ステップS606は、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、端末との複製されたデータの伝送を、複数のチャネルに対応する複数の接続上で実施することを含んでもよい。すなわち、複製されたデータは、端末に送信される、または端末によって送信される複製されたデータは、複数の接続に対応する複数のチャネル上で受信される。
【0032】
随意に、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示すとき、2つの場合、すなわち、データ複製伝送機能が、判定が実施される前にアクティブ化され、次いで、オンに保たれる場合と、データ複製伝送機能が、判定が実施される前にアクティブ化されず、次いで、アクティブ化される場合とが、含まれ得る。
【0033】
随意に、ステップS606はさらに、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、複数のチャネルから、端末とのデータ伝送を実施するための1つのチャネルを判定することを含んでもよい。
【0034】
随意に、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示すとき、2つの場合、すなわち、データ複製伝送機能が、判定が実施される前にアクティブ化され、次いで、非アクティブ化される場合と、データ複製伝送機能が、判定が実施される前に非アクティブ化され、次いで、オフに保たれる場合とが、含まれ得る。
【0035】
随意に、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、端末とのデータ伝送を実施するための1つのチャネルが、複数のチャネルから、多くの様式で判定されてもよい。
【0036】
随意の様式において、チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルが、取得され、第1のチャネルに従って、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルが、判定される。例えば、閾値は、予め規定されてもよく、1つのチャネルのみ(すなわち、最も高いチャネル伝送品質を有するチャネル)が、閾値より高いチャネル伝送品質を有する場合、1つのチャネルが、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定されてもよい。複数のチャネルが、閾値より高いチャネル伝送品質を有するとき、複数のチャネルのうちの1つが、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定されてもよい。別の実施例に関して、複数のチャネルの中で最も高い(最良の)チャネル伝送品質を有するチャネルが、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして選択および判定されてもよい。
【0037】
別の随意の様式では、複数のチャネルのうちの1つが、デフォルトチャネル(第2のチャネル)として予め規定されてもよく、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、デフォルトチャネルは、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定される。
【0038】
随意に、ステップS604では、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが、多くの様式で判定されてもよい。例えば、測定結果が、複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が、事前設定された条件を満たすことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されるように判定されてもよい、または測定結果が、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が、事前設定された条件を満たさないことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されないように判定されてもよい。事前設定された条件は、チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低いことを含む。第2の事前設定された閾値は、第1の事前設定された閾値を上回る。
【0039】
説明が、下記に行われる。第2の事前設定された閾値より高いチャネル伝送品質を有するチャネルに関して、本リンクの品質は、良好である。したがって、データ複製伝送機能は、非アクティブ化されてもよく、データは、1つのリンク上にのみ伝送される。第1の事前設定された閾値より低いチャネル伝送品質を有するチャネルに関して、本リンクの品質は、非常に不十分である。本リンク上に複製されたデータを送信することは、意味を持たず、データ複製伝送機能は、非アクティブ化されるように考慮されてもよい。随意の様式では、チャネルのチャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より低いとき、チャネルはまた、無視されるように考慮されてもよく、データ複製伝送(複製されたデータの同時伝送)が、その複数のチャネルの中のチャネル以外のチャネル上で実施されてもよい。
【0040】
随意に、ステップS602では、測定結果は、多くの様式で取得され得る。随意の様式において、CUは、1つ以上のDUによって報告される、測定結果を受信してもよい。測定結果は、1つ以上のDUが、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される。例えば、同一のDUと端末との間の複数の接続のためのデータ複製伝送機能に関して、CUは、DUによって測定および送信される複数のチャネルのチャネル品質の測定結果を受信してもよい。別の実施例に関して、同一のCU下の異なるDUと端末との間の複数の接続のためのデータ複製伝送機能に関して、CUは、異なるDUによって測定および送信される個別のチャネルのチャネル品質の測定結果を受信してもよい。別の随意の様式では、DUは、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定し、測定結果を取得してもよい。
【0041】
随意に、ステップS604の後に、本方法は、CUが判定結果を取得した後、CUが、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、DUに送信し得ることを含んでもよい。DUは、受信された第1のインジケーションメッセージに従って、複数の接続に関連するバッファをクリアする、またはインジケーションメッセージに従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを端末に通知してもよい。本方法はさらに、DUが判定結果を取得した後、DUが、CUが、第2のインジケーションメッセージに従って対応する動作を実施する、例えば、CUが、複数のチャネルに複製されたデータを送信し、かつ別の実施例に関して、CUが、複数のチャネルに複製されたデータを送信することを停止するように、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、CUに送信し得ることを含んでもよい。
【0042】
随意に、上記の測定結果は、「リンク伝送品質異常インジケーション」または「リンク伝送品質回復インジケーション」のうちの一方であってもよい、もしくは必ずしもではないが、チャネル品質表示(CQI)測定結果、サウンディング基準信号(SRS)測定結果、ダウンリンクバッファデータ伝送遅延測定結果、無線リンク制御(RLC)再伝送数測定結果、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)再伝送数測定結果のうちの1つ以上であってもよい。
【0043】
上記の実施形態および好ましい実施形態に基づいて、かつソリューションのプロセス相互作用全体を説明するために、データ伝送方法が、好ましい実施形態において提供される。本方法は、下記に詳細に説明される。ダウンリンクデータ伝送が、好ましい実施形態におけるデータ伝送の説明のための実施例として取り上げられることに留意されたい。故に、チャネルのチャネル伝送品質は、ダウンリンクチャネルのチャネル伝送品質である。アップリンクデータ伝送は、ダウンリンクデータ伝送に類似し、そのため、繰り返しは、本明細書では行われない。
【0044】
好ましい実施形態は、ネットワーク側が、基地局が、CU/DUが分離された状況にあり、複数の接続が、端末とネットワーク側との間に提供されるとき、データ複製伝送機能(すなわち、上記に言及されるデータ複製伝送機能)をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する場合に適用可能である。
【0045】
随意の様式において、好ましい実施形態におけるデータ伝送方式は、下記に説明されるステップを含んでもよい。
【0046】
ステップ1では、DUは、ダウンリンクチャネルの伝送品質を測定する(そのような測定は、必ずしもではないが、端末によって報告される、CQI測定、SRS測定、ダウンリンクバッファデータ伝送遅延、RLC再伝送数、HARQ再伝送数測定等のうちの1つ以上を含んでもよい)。
【0047】
ステップ2では、データ複製伝送機能が、同一のDUと端末との間の複数の接続の中に構成される場合、DUは、端末と接続される個別の異なるリンクの測定された伝送品質に従って、DUと端末との間の複数のリンク上でデータ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定してもよい。また、DUは、CUに「複製インジケーション」メッセージ(前述の第2のインジケーションメッセージとして機能する)を送信する。複製の判定結果は、メッセージの中に含まれ、データ複製伝送機能がアクティブ化されるか、または非アクティブ化されるかどうかをCUに通知するために使用される。CUは、DUによって報告される、「複製インジケーション」メッセージを受信する。メッセージが、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信してもよく、メッセージが、データ複製伝送機能が非アクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止し、プロセスは、終了する。
【0048】
データ複製伝送機能が、同一のCU下の異なるDUと端末との間の複数の接続の中に構成される場合、DUは、CUにダウンリンクチャネル伝送品質の測定結果を報告する。各報告される測定結果は、「リンク伝送品質異常インジケーション」または「リンク伝送品質回復インジケーション」のうちの一方であってもよい、もしくは必ずしもではないが、CQI測定結果、SRS測定結果、ダウンリンクバッファデータ伝送遅延測定結果、RLC再伝送数測定結果、およびHARQ再伝送数測定結果のうちの1つ以上であってもよい。
【0049】
ステップ3では、CUは、DUによって報告される、端末のダウンリンクチャネル伝送品質の結果を受信し、各リンクの品質に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。データ複製伝送機能が、アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信してもよい。データ複製伝送機能が、非アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止する。随意に、CUは、DUに「複製インジケーション」メッセージを送信してもよい。複製の判定結果は、メッセージの中に含まれ、データ複製伝送機能が、ネットワーク側上でアクティブ化されるか、または非アクティブ化されるかどうかをDUに通知するために使用される。
【0050】
好ましい実施形態におけるデータ伝送方法は、具体的な実施例と併せて下記に説明されるであろう。
【0051】
(実施例)
(実施例1)
図7は、本開示の好ましい実施形態による、DUダウンリンクチャネル品質測定装置の概略図である。本装置は、ネットワーク側上でのダウンリンク複製を判定するために使用される。
【0052】
図7に示されるように、測定装置は、ダウンリンクチャネル伝送品質の測定のために使用される。そのような測定は、必ずしもではないが、CQI測定報告、SRS測定、ダウンリンクバッファデータ伝送遅延、RLC再伝送数測定、HARQ再伝送数測定、および同等物のうちの1つ以上を含んでもよい。測定結果は、DUが、端末のトラフィックを保有する複数のリンクのデータ複製伝送機能をアクティブ化させるか、もしくは非アクティブ化させるかどうかを直接判定するために使用される、または測定結果は、CUに報告され、CUが、端末のトラフィックを含有する複数のリンクのデータ複製伝送機能をアクティブ化させるか、もしくは非アクティブ化させるかどうかを判定するために使用される。
【0053】
(実施例2)
図8は、本開示の好ましい実施形態による、1つのDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャート1である。実施例では、端末は、同一のDUと複数の接続を確立し、ダウンリンクデータを受信する。DUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。
図8に示されるように、プロセスは、下記に説明されるステップを含む。
【0054】
ステップ1では、DUは、ダウンリンクチャネル品質を測定し、端末と接続される個別の異なるリンクの測定された伝送品質に従って、DUと端末との間の複数のリンク上で複製機能(すなわち、データ複製伝送機能)をアクティブ化させるかどうかを判定する。
【0055】
ステップ2では、DUは、CUに「複製インジケーション」メッセージを送信する。
【0056】
複製機能の判定結果は、「複製インジケーション」メッセージの中に含まれ、複製機能が、アクティブ化されるか、または非アクティブ化されるかどうかをCUに通知するために使用される。
【0057】
ステップ3では、CUは、DUによって報告される、「複製インジケーション」メッセージを受信する。複製インジケーションメッセージが、複製機能がアクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信し、複製インジケーションメッセージが、複製機能が非アクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止する。
【0058】
CUは、DUによって報告される、「複製インジケーション」メッセージを受信する。メッセージが、複製機能がアクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信してもよく、メッセージが、複製機能が非アクティブ化されることを示す場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止する。
【0059】
(実施例3)
図9は、本開示の好ましい実施形態による、1つのDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャート2である。実施例では、端末は、同一のDUとの複数の接続を確立し、ダウンリンクデータを受信する。CUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。
図9に示されるように、プロセスは、下記に説明されるステップを含む。
【0060】
ステップ1では、DUは、ダウンリンクチャネル伝送品質を測定する。
【0061】
ステップ2では、DUは、CUに、端末とDUとの間の複数のダウンリンクリンクの品質測定結果を報告する。
【0062】
ステップ3では、CUは、各リンクの品質に従って、複製機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。複製機能が、アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信してもよい。複製機能が、非アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止する。
【0063】
CUが、DUによって報告される、端末のダウンリンクチャネル伝送品質結果を受信した後、ステップ3が、実施される。
【0064】
ステップ4では、CUは、DUに「複製インジケーション」メッセージを送信する。複製の判定結果は、メッセージの中に含まれ、複製機能が、ネットワーク側上でアクティブ化されるか、または非アクティブ化されるかどうかをDUに通知するために使用される。
【0065】
ステップ4は、随意のステップである。
【0066】
(実施例4)
図10は、本開示の好ましい実施形態による、1つのCU下での複数のDUとの複数の接続に基づく、複製伝送のフローチャートである。実施例では、端末は、同一のCU下で複数のDUとの複数の接続を確立し、ダウンリンクデータを受信する。CUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。
図10に示されるように、プロセスは、下記に説明されるステップを含む。
【0067】
ステップ1では、端末は、同一のCUの下で複数のDUとの複数の接続を確立し、異なるDUが、端末のダウンリンクチャネル伝送品質を測定する。
【0068】
ステップ2では、DUは、CUにダウンリンクチャネル伝送品質の測定結果を報告する。
【0069】
ステップ3では、CUは、異なるDUによって報告される、端末のダウンリンクチャネル伝送品質結果を受信し、各リンクの品質に従って、複製機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。複製機能が、アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信する。複製機能が、非アクティブ化されるように判定される場合、CUは、端末と接続される複数のリンクに複製されたデータを送信することを停止する。
【0070】
ステップ4では、CUは、複数のDUに「複製インジケーション」メッセージを送信する。複製機能の判定結果は、メッセージの中に含まれ、複製機能が、ネットワーク側上でアクティブ化されるか、または非アクティブ化されるかどうかをDUに通知するために使用される。
【0071】
ステップ4は、随意のステップである。
【0072】
本開示の好ましい実施形態の上記の技術的ソリューションを用いて、CUまたはDUは、複数の接続のための複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果に従って、データ複製伝送機能が、アクティブ化される、もしくは非アクティブ化される必要があるかどうかを判定し、それによって、伝送リソースを節約する。さらに、CUが、判定を実施するとき、CUは、DUとの相互作用を通して、DUのダウンリンク品質に関して随時把握し得、次いで、データ複製伝送機能をアクティブ化させるか、または非アクティブ化させるかどうかを判定する。データ伝送が複製伝送様式で実施されると、伝送リソース消費が大きくなるという、関連技術における問題が、解決され、リンク伝送品質を改良し、伝送リソース消費を低減させる効果が、達成される。
【0073】
上記に説明される実施形態の説明から、上記で説明される本実施形態における方法は、ソフトウェアおよび必要な汎用目的ハードウェアプラットフォームによって実装され得る、または当然ながら、ハードウェアによって実装され得ることが、当業者に明白となるであろう。しかしながら、多くの場合、前者が、好ましい実装モードである。本理解に基づいて、既存技術に実質的または部分的に寄与する、本開示によって提供されるソリューションは、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、(読取専用メモリ(ROM)/ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光ディスク等の)記憶媒体の中に記憶され、記憶媒体は、(モバイルフォン、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、もしくは同等物であり得る)端末デバイスが本開示の各実施形態に従って本方法を実施することを可能にするためのいくつかの命令を含む。
【0074】
実施形態2
データ伝送装置、すなわち、CUおよびDUがさらに、ある実施形態において提供される。装置および種々のユニットは、上記に言及される実施形態ならびに好ましい実施形態を実装するために使用される。説明済みであるものは、繰り返されないであろう。下記に使用されるように、用語「モジュール」は、所定の機能を実装することが可能である、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせであり得る。下記に説明される実施形態における装置は、好ましくは、ソフトウェアによって実装されるが、ハードウェアによる、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実装もまた、可能性として考えられ、想起される。
【0075】
図11は、本開示のある実施形態による、データ伝送装置の構造のブロック
図1である。
図11に示されるように、本装置は、取得モジュール112と、判定モジュール114と、伝送モジュール116とを含む。
【0076】
取得モジュール112は、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するように配列される。データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用される。複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される。
【0077】
判定モジュール114は、取得モジュール112に接続され、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するように配列される。
【0078】
伝送モジュール116は、取得モジュール114に接続され、判定モジュールの判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するように配列される。
【0079】
随意に、伝送モジュール116は、第1の伝送ユニットを含んでもよい。第1の伝送ユニットは、下記に説明される。
【0080】
第1の伝送ユニットは、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、端末との複製されたデータの伝送を、複数のチャネルに対応する複数の接続上で実施するように配列される。
【0081】
随意に、伝送モジュール116はさらに、第2の伝送ユニットを含んでもよい。第1の伝送ユニットは、下記に説明される。
【0082】
第2の伝送ユニットは、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、複数のチャネルから、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルを判定するように配列される。
【0083】
随意に、第2の伝送ユニットはさらに、判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルを取得し、第1のチャネルに従って、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルを判定する、または予め規定された第2のチャネルを取得し、第2のチャネルを、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定するように配列される。
【0084】
随意に、判定モジュール114は、下記に説明される、判定ユニットを含んでもよい。
【0085】
判定ユニットは、測定結果が、複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たすことを示す場合、データ複製伝送機能をアクティブ化させるように判定する、または測定結果が、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たさないことを示す場合、データ複製伝送機能をアクティブ化させないように判定するように配列される。事前設定された条件は、チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低いことを含む。第2の事前設定された閾値は、第1の事前設定された閾値を上回る。
【0086】
随意に、取得モジュール112は、下記に説明される、受信ユニットを含んでもよい。
【0087】
受信ユニットは、1つ以上のDUによって報告される、測定結果を受信するように配列される。測定結果は1つ以上のDUが複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される。
【0088】
随意に、取得モジュール112は、下記に説明される、測定ユニットと、取得ユニットとを含んでもよい。
【0089】
測定ユニットは、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定するように配列される。
【0090】
取得ユニットは、測定ユニットに接続され、測定結果を取得するように配列される。
【0091】
図12は、本開示のある実施形態による、データ伝送装置の構造のブロック
図2である。
図12に示されるように、装置はさらに、
図11に示されるモジュールの全てに加えて、送信モジュール122を含む。
【0092】
送信モジュール122は、判定モジュール114に接続され、判定結果が取得された後、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、DUに送信する、または判定結果が取得された後、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、CUに送信するように配列される。
【0093】
図13は、本開示のある実施形態による、CUの構造のブロック図である。
図13に示されるように、DUは、任意の上記に言及される実施形態において説明される、データ伝送装置132を含む。
【0094】
随意に、CUはさらに、1つ以上のDUによって報告される、測定結果を受信するように配列される、受信ユニットを含んでもよい。測定結果は、1つ以上のDUが複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される。
【0095】
随意に、受信ユニットは、CUのデータ伝送装置の取得モジュールの中に位置してもよい。
【0096】
随意に、CUはさらに、判定結果が取得された後、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すためのインジケーションメッセージを、DUに送信するように配列される、送信モジュールを含んでもよい。
【0097】
図14は、本開示のある実施形態による、DUの構造のブロック図である。
図14に示されるように、DUは、任意の上記に言及される実施形態において説明される、データ伝送装置142を含む。
【0098】
随意に、DUはさらに、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定するように配列される、測定ユニットと、測定結果を取得するように配列される、取得ユニットとを含んでもよい。
【0099】
随意に、測定ユニットおよび取得ユニットは、DUのデータ伝送装置の取得モジュールの中に位置してもよい。
【0100】
随意に、DUはさらに、判定結果が取得された後、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すためのインジケーションメッセージを、CUに送信するように配列される、送信モジュールを含んでもよい。
【0101】
上記に説明される種々のモジュールは、ソフトウェアまたはハードウェアによって実装され得ることに留意されたい。ハードウェアによる実装は、必ずしもではないが、以下の様式、すなわち、上記に説明される種々のモジュールは、同一のプロセッサの中に位置すること、または上記に説明される種々のモジュールは、異なるプロセッサの中に、任意の組み合わせ形態で位置することで実施され得る。
【0102】
実施形態3
本開示のある実施形態はさらに、記憶媒体を提供する。記憶媒体は、実行されているとき、上記に言及される方法のいずれかを実施する、記憶されたプログラムを含む。
【0103】
随意に、実施形態では、記憶媒体は、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列されてもよい。
【0104】
S1では、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果が、取得される。データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用される。複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される。
【0105】
S2では、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが、判定される。
【0106】
S3では、端末とのデータ伝送が、判定結果に従って、複数のチャネル上で実施される。
【0107】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0108】
判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0109】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、端末との複製されたデータの伝送が、複数のチャネルに対応する複数の接続上で実施される。
【0110】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0111】
判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0112】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルが、複数のチャネルから判定される。
【0113】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0114】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、複数のチャネルから、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルを判定するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0115】
S1では、チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルが、取得され、第1のチャネルに従って、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルが、判定される。
【0116】
または、S2では、予め規定された第2のチャネルが、取得され、第2のチャネルは、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定される。
【0117】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0118】
取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0119】
S1では、測定結果が、複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たすことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されるように判定される。
【0120】
またはS2では、測定結果が、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たさないことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されないように判定される。
【0121】
事前設定された条件は、チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低いことを含む。第2の事前設定された閾値は、第1の事前設定された閾値を上回る。
【0122】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0123】
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0124】
S1では、CUが、1つ以上のDUによって報告される、測定結果を受信する。測定結果は、1つ以上のDUが複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される。
【0125】
またはS2では、DUが、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定し、DUは、測定結果を取得する。
【0126】
随意に、記憶媒体はさらに、下記に説明されるステップを実施するためのプログラムコードを記憶するように配列される。
【0127】
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0128】
取得された測定結果に従ってデータ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するステップの後、本方法はさらに、下記に説明されるステップを含む。
【0129】
S1では、CUが判定結果を取得した後、CUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、DUに送信する。
【0130】
またはS2では、DUが判定結果を取得した後、DUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、CUに送信する。
【0131】
随意に、ある実施形態では、記憶媒体は、限定ではないが、USBフラッシュディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、またはプログラムコードを記憶することが可能である、別の媒体を含んでもよい。
【0132】
本開示のある実施形態はさらに、プロセッサを提供する。プロセッサは、実行されているとき、任意の上記に言及される方法のステップを実施する、プログラムを実行するように構成される。
【0133】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0134】
S1では、複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果が、取得される。データ複製伝送機能が、複数のチャネル上に構成され、複数のチャネル上での端末との複数の接続の確立を示すために使用される。複数の接続は、複数のチャネル上での複製されたデータの同時伝送のために使用される。
【0135】
S2では、取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかが、判定される。
【0136】
S3では、端末とのデータ伝送が、判定結果に従って、複数のチャネル上で実施される。
【0137】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0138】
判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0139】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されることを示す場合、端末との複製されたデータの伝送が、複数のチャネルに対応する複数の接続上で実施される。
【0140】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0141】
判定結果に従って、複数のチャネル上で端末とのデータ伝送を実施するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0142】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、複数のチャネルから、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルが、判定される。
【0143】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0144】
判定結果が、データ複製伝送機能がアクティブ化されないことを示す場合、複数のチャネルから、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルを判定するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0145】
S1では、チャネル伝送品質が規定された閾値より高い、第1のチャネルが、取得され、第1のチャネルに従って、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルが、判定される。
【0146】
または、S2では、予め規定された第2のチャネルが、取得され、第2のチャネルは、端末とのデータ伝送を実施するためのチャネルとして判定される。
【0147】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0148】
取得された測定結果に従って、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0149】
S1では、測定結果が、複数のチャネルの全てのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たすことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されるように判定される。
【0150】
またはS2では、測定結果が、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネル伝送品質が事前設定された条件を満たさないことを示す場合、データ複製伝送機能は、アクティブ化されないように判定される。
【0151】
事前設定された条件は、チャネル伝送品質が、第1の事前設定された閾値より高く、かつ第2の事前設定された閾値より低いことを含む。第2の事前設定された閾値は、第1の事前設定された閾値を上回る。
【0152】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0153】
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0154】
S1では、CUが、1つ以上のDUによって報告される、測定結果を受信する。測定結果は、1つ以上のDUが複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定した後に取得される。
【0155】
またはS2では、DUが、複数のチャネルのチャネル伝送品質を測定し、DUは、測定結果を取得する。
【0156】
随意に、ある実施形態では、上記に説明されるプログラムは、下記に説明されるステップを実施するために使用される。
【0157】
複数のチャネルのチャネル伝送品質の測定結果を取得するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0158】
取得された測定結果に従ってデータ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを判定するステップの後、本方法はさらに、下記に説明されるステップを含む。
【0159】
S1では、CUが判定結果を取得した後、CUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第1のインジケーションメッセージを、DUに送信する。
【0160】
またはS2では、DUが判定結果を取得した後、DUは、データ複製伝送機能をアクティブ化させるかどうかを示すための第2のインジケーションメッセージを、CUに送信する。
【0161】
随意に、実施形態における具体的な実施例に関して、上記に言及される実施形態および随意の実施形態に説明される実施例が、参照され得、繰り返しは、実施形態では行われないであろう。
【0162】
明らかなこととして、本開示の上記に言及されるモジュールまたはステップはそれぞれ、汎用目的コンピューティング装置によって実装され得、モジュールまたはステップは、単一のコンピューティング装置上に集中される、もしくは複数のコンピューティング装置から構成されるネットワーク上に分散され得、代替として、モジュールまたはステップは、モジュールまたはステップが、記憶装置の中に記憶され、コンピューティング装置によって実行され得るように、コンピューティング装置によって実行可能なプログラムコードによって実装され得ることが、当業者によって理解されるはずである。いくつかの状況では、例証または説明されるステップは、本明細書に説明されるものと異なるシーケンスで実行されてもよい、もしくはモジュールまたはステップは、別個に種々の集積回路モジュールに作製されてもよい、もしくはその中の複数のモジュールまたはステップは、実装のために単一の集積回路モジュールに作製されてもよい。このように、本開示は、ハードウェアとソフトウェアとのいかなる具体的な組み合わせにも限定されない。
【0163】
上記は、本開示の好ましい実施形態にすぎず、本開示を限定するように意図されておらず、当業者のために、本開示は、種々の修正および変形例を有し得る。本開示の原理の範囲内のいかなる修正、均等な代替物、改良、および同等物も、本開示の範囲内にあるものとする。