(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-01
(45)【発行日】2022-09-09
(54)【発明の名称】荷重センサー、および、荷重検出方法
(51)【国際特許分類】
G01L 1/26 20060101AFI20220902BHJP
G01L 3/10 20060101ALI20220902BHJP
G01L 3/14 20060101ALI20220902BHJP
G01L 1/22 20060101ALI20220902BHJP
G01L 5/1627 20200101ALI20220902BHJP
【FI】
G01L1/26 D
G01L3/10 311
G01L3/14 L
G01L1/22 F
G01L1/22 B
G01L5/1627
(21)【出願番号】P 2019089286
(22)【出願日】2019-05-09
【審査請求日】2021-11-18
(73)【特許権者】
【識別番号】503061485
【氏名又は名称】株式会社テック技販
(73)【特許権者】
【識別番号】000231350
【氏名又は名称】ジヤトコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111349
【氏名又は名称】久留 徹
(72)【発明者】
【氏名】纐纈 和美
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 圭
(72)【発明者】
【氏名】土屋 陽太郎
(72)【発明者】
【氏名】近藤 亜希子
(72)【発明者】
【氏名】大畝 善司
(72)【発明者】
【氏名】福田 潤
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 富明
(72)【発明者】
【氏名】三井 浩幸
【審査官】森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-52836(JP,A)
【文献】実開昭56-33538(JP,U)
【文献】特許第3669421(JP,B2)
【文献】特公昭63-61609(JP,B2)
【文献】特公平4-11348(JP,B2)
【文献】特許第5191521(JP,B2)
【文献】特開2019-60855(JP,A)
【文献】米国特許第6532830(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドライブプレートの同一円周上に形成された複数の開口部と、
隣接する開口部と開口部との間に形成された起歪部と、
当該起歪部における前記開口部側の回転方向に沿った側面に取り付けられる第一ひずみゲージと、
前記起歪部のドライブプレートにおける表裏面に取り付けられる第二ひずみゲージと、
前記起歪部に取り付けられる温度検出部と、
前記ドライブプレートの表面に設けられた受電コイルに対して、送電コイルを設けておき、電磁誘導方式によって前記第一ひずみゲージおよび第二ひずみゲージ、温度検出部に対して電力を供給する電力供給部と、
前記第一ひずみゲージおよび第二ひずみゲージで検出された各軸方向のひずみ量に基づく荷重と、前記温度検出部で検出された温度とを入力値とし、補正された各軸方向の荷重を出力する演算部と、
を備えたドライブプレートの荷重検出センサー。
【請求項2】
前記開口部が、外周側の辺と内周側の辺が円弧状となり、径方向に沿った左右の辺が直線状となるように構成されるものである請求項1に記載の荷重検出センサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ひずみゲージを用いてXYZ軸方向の荷重やXYZ軸回りのモーメントなどを検出できるようにした荷重センサーに関するものであって、より詳しくは、温度による補正を行えるようにした荷重センサー、および、荷重検出方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、物体に作用する荷重を検出するセンサーとして、ひずみゲージを用いた荷重センサーが存在している。この荷重センサーは、外部から作用する荷重によって変形する起歪部と、この起歪部に貼り付けられるひずみゲージとを備えてなるものであって、ひずみゲージでブリッジ回路を形成し、入力電圧に対する出力電圧の変化によって、外部から作用する荷重を検出できるようにしたものである。
【0003】
ところで、このような荷重センサーを用いて荷重を検出する場合、外部から作用する温度によって起歪部が変形してしまう場合がある。このため、その変形によって検出される荷重に誤差を生じてしまう場合がある。
【0004】
これに対して、下記の特許文献には、荷重センサーに温度センサーを設け、その温度センサーによる補正によって正確な荷重値を検出できるようにした方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この補正による荷重値の検出方法では、各軸に対して温度センサーを設けてひずみの抵抗値の段階で補正を行うようにしているため、温度センサーを多く設けなければならない。また、各軸での特性を把握するための専用の校正を行わなければならず、補正係数等を算出する必要があるため、補正係数を設定するのに時間がかかってしまうといった問題があった。具体的には、荷重と温度によるひずみを考慮して荷重を検出する場合、次式によって算出しなければならず、変数が多くなりすぎて、補正係数を設定するのに時間がかかってしまうといった問題があった。
【0007】
【0008】
そこで、本発明は上記課題に着目して、より簡単な方法で温度による補正を行えるようにした荷重センサーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、ドライブプレートの同一円周上に形成された複数の開口部と、隣接する開口部と開口部との間に形成された起歪部と、当該起歪部における前記開口部側の回転方向に沿った側面に取り付けられる第一ひずみゲージと、前記起歪部のドライブプレートにおける表裏面に取り付けられる第二ひずみゲージと、前記起歪部に取り付けられる温度検出部と、前記ドライブプレートの表面に設けられた受電コイルに対して、送電コイルを設けておき、電磁誘導方式によって前記第一ひずみゲージおよび第二ひずみゲージ、温度検出部に対して電力を供給する電力供給部と、前記第一ひずみゲージおよび第二ひずみゲージで検出された各軸方向のひずみ量に基づく荷重と、前記温度検出部で検出された温度とを入力値とし、補正された各軸方向の荷重を出力する演算部と、を備えるようにしたものである。
【0010】
また、このような発明において、前前記開口部を、外周側の辺と内周側の辺が円弧状となり、径方向に沿った左右の辺が直線状となるように構成する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、一つの温度検出部で検出された温度を用いて、すべての軸方向の荷重を補正することができ、簡単に演算を行うことができるようになるとともに、各軸方向に温度センサーを設ける必要がないため、すでに設置されている荷重センサーに温度検出部を後付けで取り付け、温度による補正を行うこともできるようになる。また、温度検出部を離れた位置に設けた場合であっても、行列の各値を変えるだけで均一な補正を行うことができ、温度検出部の位置に限定されることなく補正を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施の形態におけるドライブプレートを示す図
【
図3】同形態における送信コイルと受信コイルの配置を示す図
【
図4】同形態におけるトルクとスラスト荷重の作用を示す図
【
図6】同形態における温度を用いて補正を行った状態を示す図
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
この実施の形態における荷重センサーは、温度による補正が必要な場所に取り付けられるものであって、外部から作用する荷重によって変形する起歪部3と、この起歪部3に貼り付けられるひずみゲージと、このひずみゲージを用いてひずみに対応する値(以下、「ひずみ量」と称する)を出力する演算部6とを備える。そして、特徴的に、外部の温度を検出する温度検出部5を設け、その温度検出部5で検出された温度と、前記ひずみ量を入力値とし、所定の行列式を掛け合わせることによって温度補正された各軸方向の荷重を出力できるようにしたものである。以下、この実施の形態における荷重検出センサー1の構成について詳細に説明する。
【0016】
このような荷重センサーが取り付けられる場所としては、種々の場所が考えられるが、この実施の形態では、
図1に示すように、温度による影響の強い自動車のエンジン付近に設けられるドライブプレート22を例に挙げて説明する。
【0017】
このドライブプレート2は、自動車のエンジンとトランスミッションのトルクコンバーターとの間に設けられるものであって、外周部分に外歯を有し、セルモーターによって始動時の駆動力を伝達させられるように構成されている。そして、この駆動時におけるセルモーターからの力をクランクシャフトを介してエンジンに伝達し、エンジンを駆動させるようにするとともに、エンジンを駆動させた後においては、エンジンからの力をクランクシャフトを介して伝達させ、内側連結部21に連結されたドライブプレート2にその力を伝達させるとともに、そのドライブプレート2の外側連結部23に取り付けられたトルクコンバーターに力を伝達させられるようになっている。
【0018】
このドライブプレート2とクランクシャフトとは、内側連結部21を用いて連結されている。この内側連結部21は、ドライブプレート2の中心側に設けられるものであって、同一円周上に複数の取付穴22を設け、その取付穴22に、図示しないボルトなどを装着して、クランクシャフトを連結させるようにしている。
【0019】
一方、このドライブプレート2とトルクコンバーターとを連結する外側連結部23は、ドライブプレート2の外周に近い側に設けられるものであって、同一円周上に設けられた複数の取付穴23にボルトを取り付けてトルクコンバーターを取り付けられるようになっている。
【0020】
このように構成されたドライブプレート2の内側の取付穴22と外側の取付穴23の間には、複数の開口部25が形成されている。この開口部25は、同一円周上に複数設けられるものであって、ここでは、外周側の辺と内周側の辺が円弧状となり、半径方向に沿った左右の辺が直線状となるように構成されている。そして、左右の開口部25を互いに隣接させるように設けることで、その間を起歪部3とするようにしている。なお、この実施の形態では、左右に隣接した開口部25を、回転軸を中心として直交する方向に合計4セット(開口部25を8箇所)設け、その開口部25の間に形成された起歪部3を直交方向に配置させることで、小さな撓みを軸対称の起歪部3によって増幅させて、検出精度を上げられるようにしている。
【0021】
このように構成されたドライブプレート2において、本実施の形態では、回転方向のトルクを検出する第一ひずみゲージ41と、ドライブプレート2のスラスト方向の荷重を検出する第二ひずみゲージ42からなるひずみ量検出部4を設けるようにしている。
【0022】
このうち、第一ひずみゲージ41は、
図1や
図2に示すように、起歪部3の回転方向に沿った両側壁に対向するように取り付けられる。そして、この第一ひずみゲージ41を抵抗とするブリッジ回路を形成し、入力伝達に対する出力電圧の差をトルクに換算した電気信号をひずみ量として取り出すようにしている。この場合、第一ひずみゲージ41うち、起歪部3における回転方向の前面側に設けたもの同士をブリッジ回路の相対向する一方の二辺の抵抗とし、中央部の起歪部3における回転方向後面側に設けたもの同士をブリッジ回路の相対向する他方の二辺の抵抗とするようにしている。
【0023】
一方、第二ひずみゲージ42は、ドライブプレート2の回転軸方向に沿った表裏面側に取り付けられる。なお、この第二ひずみゲージ42を取り付ける場合、好ましくは、起歪部3の両側面に設けられた第一ひずみゲージ41に挟まれる位置であって、ドライブプレート2の表裏面側に取り付けるようにしている。このような位置に取り付ければ、第一ひずみゲージ41にスラスト方向の荷重が作用した場合であっても、その近傍に設けられた第二ひずみゲージ42によって、その位置におけるスラスト荷重の影響を補正することができるようになる。そして、このように取り付けられた第二ひずみゲージ42によってブリッジ回路を構成し、入力伝達に対する出力電圧の差をトルクに換算した電気信号をひずみ量として取り出す。
【0024】
また、このドライブプレート2には、温度検出部5が設けられる。この温度検出部5は、起歪部3に設けられており、ドライブプレート2の温度を検出できるように構成されている。このような温度検出部5としては、測温抵抗体やサーミスタ、熱電対、IC温度センサや、感温フィライト、熱膨張型などの接触式の温度センサーを用いられる。なお、この実施の形態では、ドライブプレート2の起歪部3に温度検出部5を設けるようにしているが、各ひずみゲージに均等に温度が伝達すると仮定して、各ひずみゲージの中心となる位置に設けるようにしてもよい。
【0025】
これらの第一ひずみゲージ41や第二ひずみゲージ42や温度検出部5に対して電力を供給する場合、電磁誘導方式によって電力が供給される。具体的には、
図1や
図3に示すように、ドライブプレート2側に回転軸を中心とする受電コイル62を設けておくとともに、エンジン側の壁面に送電コイル61を設けておき、交流電力を供給することによって受電コイル62側に電力を供給し、また、第一ひずみゲージ41や第二ひずみゲージ42からの出力も受信できるようにする。そして、その出力された値を演算部6(
図5参照)に出力してトルクを計測するとともに、スラスト方向からの荷重による補正を行うようにしている。
【0026】
演算部6でトルク演算を行う場合、トルクに対して、スラスト方向の荷重やドライブプレート2の温度変形による誤差が含まれていると解釈して、次式を用いてトルクMやスラスト方向の荷重Fを算出する。
【0027】
【0028】
次に、このように構成された荷重センサー1を用いて、ドライブプレート2に作用するトルクを計測する場合について説明する。
【0029】
まず、エンジンが駆動している状態において、エンジンから出力された力はクランクシャフトに伝達され、その力が内側連結部21を介してドライブプレート2に伝達される。これにより、ドライブプレート2が回転するようになる。
【0030】
このようにドライブプレート2が回転すると、そのドライブプレート2の外側連結部23に連結されたトルクコンバーターが回転するようになる。そして、このトルクコンバーターを回転させようとするトルクによりひずみが生ずる。
【0031】
このようにトルクによるひずみが生ずると、起歪部3の回転方向の両側面に取り付けられた第一ひずみゲージ41がひずむようになり、ブリッジ回路によってひずみに基づく出力電圧が出力される。そして、これを増幅させることによってトルクを計測する。
【0032】
一方、エンジンが駆動している状態では、エンジンからの熱がドライブシャフトに伝達され、ドライブプレート2が加熱されて、ひずみゲージの温度ドリフト量が大きくなる。また、トルクコンバーターは高速で回転しており、その内部圧力は高くなり、トルクコンバーター自身を膨張させ、ドライブプレート2をスラスト方向に押圧してしまう。そこで、このスラスト方向に作用する荷重を第二ひずみゲージ42で計測する。
【0033】
ドライブプレート2がスラスト方向にひずむと、ドライブプレート2の表裏面側に取り付けた第二ひずみゲージ42が変形し、これに伴って、ブリッジ回路からその変形に伴った荷重が出力される。
【0034】
また、このようにドライブプレート2が加熱されると、ドライブプレート2が変形するため、温度検出部5によって温度を検出し、その値を演算部6に出力する。
【0035】
演算部6では、第一ひずみゲージ41のブリッジ回路によって検出されたトルク(εmz)と、第二ひずみゲージ42のブリッジ回路によって検出されたスラスト方向の荷重(εfz)、温度検出部5で検出された温度tを数2を用いて、最終的にスラスト荷重や温度による補正が行われたトルクMzを演算する。また、これと同時に、スラスト方向にける荷重Fzを算出し、これを出力する。
【0036】
このように上記実施の形態によれば、ドライブプレート2の同一円周上に形成された複数の開口部25と、隣接する開口部25と開口部25との間に形成された起歪部3と、当該起歪部3における前記開口部25側の回転方向に沿った側面に取り付けられる第一ひずみゲージと、前記起歪部のドライブプレートにおける表裏面に取り付けられる第二ひずみゲージ41と、前記起歪部3に取り付けられる温度検出部5と、前記ドライブプレート2の表面に設けられた受電コイル62に対して、送電コイル61を設けておき、電磁誘導方式によって前記第一ひずみゲージ41および第二ひずみゲージ42、温度検出部5に対して電力を供給する電力供給部と、前記第一ひずみゲージ41および第二ひずみゲージ42で検出された各軸方向のひずみ量に基づく荷重と、前記温度検出部5で検出された温度とを入力値とし、補正された各軸方向の荷重を出力する演算部7と、を備えるようにしたので、一つの温度検出部5で検出された温度を用いて、すべての軸方向の荷重を補正することができ、簡単に演算を行うことができるようになるとともに、各軸方向に温度センサーを設ける必要がないため、すでに設置されている荷重センサーに温度検出部5を後付けで取り付け、温度による補正を行うこともできるようになる。また、温度検出部5を離れた位置に設けた場合であっても、行列の各値を変えるだけで均一な補正を行うことができ、温度検出部5の位置に限定されることなく補正を行うことができるようになる。
【0037】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0038】
例えば、上記実施の形態によれば、トルクを検出する場合、第二ひずみゲージ42と温度検出部5による温度を用いて補正を行うようにしたが、温度検出部5による温度のみによって補正を行うようにしてもよい。
【0039】
また、上記実施の形態では、ドライブプレート2でのトルクを検出する場合について説明したが、これ以外に温度による影響が大きくなる場所に使用することができる。このとき、高温による影響だけでなく、低温による影響も考慮できるような場所に使用してもよい。
【0040】
また、上記実施の形態では、ドライブプレート2に温度検出部5を設けるようにしたが、起歪部3に作用する温度と同等の温度を計測できる場所であれば、同じ空間内の異なる場所に設けるようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施の形態では、3軸方向の軸力と3軸回りのモーメントを検出する際に、6×7行列の演算式を用いて算出するようにしたが、3軸方向の軸力や、3軸回りのモーメントのみを検出する場合、3×4行列の演算式を用いて算出するようにしてもよい。
【実施例1】
【0042】
ドライブプレート2に第一ひずみゲージ41と第二ひずみゲージ42を用いてトルクを検出した場合と、温度による影響を考慮してトルクを検出した場合の比較例を
図6に示す。
【0043】
図6の上図は、入力されたトルクと、温度の作用を受けた第一ひずみゲージ41や第二ひずみゲージ42によって検出されたドライブプレート2のトルクを示したものである。この図に示すように、エンジン始動から一定時間が経過してドライブプレート2が過熱されると、入力値と検出値が大きくずれてしまうことが分かる。
【0044】
一方、
図6の下図は、温度検出部5によって検出された温度を用いて温度補正を行ったトルクを示す。この図から分かるように、入力値とドライブプレート2から検出されたトルクとが一致していることが分かり、正確なトルクを計測できていることが分かる
【符号の説明】
【0045】
1・・・トルク計測装置
2・・・ドライブプレート
21・・・内側連結部
22・・・取付穴
23・・・外側連結部
24・・・取付穴
25・・・開口部
3・・・起歪部
4・・・ひずみ量検出部(41:第一ひずみゲージ、42:第二ひずみゲージ)
5・・・温度検出部
61・・・送電コイル
62・・・受電コイル
7・・・演算部