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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-01
(45)【発行日】2022-09-09
(54)【発明の名称】管理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20220902BHJP
【FI】
G06Q10/08 300
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019049664
(22)【出願日】2019-03-18
(65)【公開番号】P2020154389
(43)【公開日】2020-09-24
【審査請求日】2021-09-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】赤木 琢磨
(72)【発明者】
【氏名】大川 泰弘
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 優香
(72)【発明者】
【氏名】入江 文平
(72)【発明者】
【氏名】浜村 倫行
(72)【発明者】
【氏名】瀬崎 賢太郎
【審査官】菊池 伸郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-30478(JP,A)
【文献】国際公開第2019/235164(WO,A1)
【文献】特開平6-290193(JP,A)
【文献】特開平8-161404(JP,A)
【文献】特開2014-59770(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
各便において荷物を受け取る受取人毎に配送可能な荷物の上限値を示す上限値情報と受取人毎に配送する荷物を示す荷物情報とを格納する記憶部と、
前記荷物情報から各便において受取人毎に配送する荷物を示す配送情報を生成するプロセッサと、
受取人が所持する受取人端末と通信する入出力インターフェースと、を備え、
前記プロセッサは、前記便において配送する荷物が前記便に対応する上限値を超える場合に、前記入出力インターフェースを通じて前記便に対応する上限値を超えたことを示す表示を前記受取人端末に表示させる、
管理装置。
【請求項2】
前記入出力インターフェースは、前記受取人に選択された便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付け、
前記プロセッサは、前記便において変更後の荷物が前記便に対応する上限値以下の場合に、前記便において前記変更後の荷物を示すように前記配送情報を更新する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記入出力インターフェースは、前記便において変更後の荷物が前記便に対応する上限値を超える場合、前記上限値を増加する操作の入力を受け付け、
前記プロセッサは、前記上限値を増加する操作に基づいて、前記便において増加後の上限値を示すように前記上限値情報を更新する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記上限値は、各便で受取人毎に配送可能な荷物の総重量の上限値である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項5】
前記上限値は、各便で受取人毎に配送可能な荷物の総体積の上限値である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項6】
前記上限値は、各便で受取人毎に配送可能な荷物の三辺サイズの合計値の上限値である、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項7】
前記記憶部は、荷物の種類毎の優先度を示す優先度情報を格納し、
前記プロセッサは、前記優先度情報に基づいて前記配送情報を生成する、
請求項1乃至6の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記配送情報に基づいて荷物の区分を示す区分情報を生成し、
前記荷物を区分するソータに前記区分情報を送信するソータインターフェースを備える、
請求項1乃至7の何れか1項に記載の管理装置。
【請求項9】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
各便において荷物を受け取る受取人毎に配送可能な荷物の上限値を示す上限値情報と受取人毎に配送する荷物を示す荷物情報とを生成させ、
前記荷物情報から各便において受取人毎に配送する荷物を示す配送情報を生成させ、
前記プロセッサは、前記便において受取人に配送する荷物が前記便に対応する上限値を超える場合に、前記便に対応する上限値を超えたことを示す表示を前記受取人が所持する受取人端末に表示させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、管理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
受取人に配送する荷物を管理する管理装置には、荷物を配送する各便について受取人毎に配送可能な荷物の上限値を設定するものがある。そのような管理装置は、配送可能な荷物の上限値に従って、受取人毎及び便毎に配送する荷物を設定する。
【0003】
従来、管理装置は、配送する荷物を編集することができないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第3845987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するため、便毎に配送可能な荷物の上限値が設定される場合において配送する荷物を編集することができる管理装置及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、管理装置は、記憶部と、プロセッサと、入出力インターフェースと、を備える。記憶部は、各便において荷物を受け取る受取人毎に配送可能な荷物の上限値を示す上限値情報と受取人毎に配送する荷物を示す荷物情報とを格納する。プロセッサは、前記荷物情報から各便において受取人毎に配送する荷物を示す配送情報を生成する。入出力インターフェースは、受取人が所持する受取人端末と通信する。前記プロセッサは、前記便において配送する荷物が前記便に対応する上限値を超える場合に、前記入出力インターフェースを通じて前記便に対応する上限値を超えたことを示す表示を前記受取人端末に表示させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る配送システムの構成例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る配送管理サーバの構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る受取人端末の構成例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図11図11は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図12図12は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図13図13は、実施形態に係る受取人端末の表示例を示す図である。
図14図14は、実施形態に係る配送管理サーバの動作例を示すフローチャートである。
図15図15は、実施形態に係る配送管理サーバの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
実施形態に係る配送システムは、各受取人に荷物を配送する。配送システムは、荷物を配送する各便において受取人毎に配送可能な荷物の上限値を設定する。たとえば、配送システムは、荷物の合計重量、合計体積又は合計三辺サイズなどによって上限値を設定する。
【0009】
配送システムは、設定される上限値に従って各便において受取人毎に配送する荷物を設定する。配送システムは、受取人毎の荷物の設定に基づいて、受取人に荷物を配送する。
【0010】
ここでは、配送システムは、定期的に所定のルートを巡回するトラックなどによって荷物を配送する。この場合、配送システムは、トラックに積載可能な重量又は容量などに基づいて配送可能な荷物の上限値を設定する。
【0011】
なお、配送システムは、ドローンなどによって荷物を配送するものであってもよい。この場合、配送システムは、ドローンに積載可能な重量又は容量などに基づいて配送可能な荷物の上限値を設定する。
配送システムが荷物を配送する方法は、特定の構成に限定されるものではない。
【0012】
図1は、実施形態に係る配送システム1の構成例を示す。図1が示すように、配送システム1は、配送管理サーバ10、受取人端末20、ソータ30及びトラック40などを備える。配送管理サーバ10と、受取人端末20及びソータ30とは、互いに接続する。
【0013】
なお、配送システム1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成をさらに具備したり、配送システム1から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0014】
配送管理サーバ10(管理装置)は、各便において受取人毎に配送可能な荷物の上限値を設定する。また、配送管理サーバ10は、各上限値に基づいて、各便において受取人毎に配送する荷物を設定する。また、配送管理サーバ10は、所定の便においてトラック40に積載する荷物を示す情報をソータ30に送信する。配送管理サーバ10については、後に詳述する。
【0015】
受取人端末20は、荷物を受け取る受取人が所持する端末である。受取人端末20は、受取人からの操作に従って、自身に配送される荷物を編集する。即ち、受取人端末20は、配送管理サーバ10に編集の内容を示す情報を送信する。また、配送システム1は、複数の受取人端末20を備えてもよい。受取人端末20については、後に詳述する。
【0016】
ソータ30は、配送管理サーバ10からの情報に基づいて、荷物を区分する。たとえば、ソータ30は、所定の便においてトラック40に積載する荷物を示す区分情報を配送管理サーバ10から受信すると、当該区分情報が示す荷物を所定の領域に区分する。たとえば、ソータ30は、トラック40に積載する荷物を収納するケースなどに当該情報が示す荷物を区分する。
【0017】
トラック40は、ソータ30によって区分された荷物を配送する。たとえば、トラック40は、所定の時間(たとえば、9時、12時、15時など)に物流センタなどから出発し所定のルートで荷物を各受取人に配送する。また、トラック40は、受取人の不在などで配送できなかった荷物を持ち帰る。
【0018】
次に、配送管理サーバ10について説明する。
図2は、配送管理サーバ10の構成例を示す。図2が示すように、配送管理サーバ10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16、表示部17及びソータインターフェース18などを備える。
【0019】
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16、表示部17及びソータインターフェース18と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、配送管理サーバ10は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、配送管理サーバ10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0020】
プロセッサ11は、配送管理サーバ10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0021】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0022】
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、配送管理サーバ10の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0023】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0024】
NVM14(記憶部)は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、配送管理サーバ10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0025】
通信部15(入出力インターフェース)は、受取人端末20などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部15は、インターネットなどの外部ネットワークなどを通じて受取人端末20などと接続する。たとえば、通信部15は、LAN(Local Area Network)接続をサポートするインターフェースである。
【0026】
操作部16は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部16は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。操作部16は、タッチパネルから構成されてもよい。
【0027】
表示部17は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部17は、液晶モニタから構成される。操作部16がタッチパネルから構成される場合、表示部17は、操作部16と一体的に形成されてもよい。
【0028】
ソータインターフェース18は、ソータ30と通信するためのインターフェースである。たとえば、ソータインターフェース18は、内部ネットワークなどを通じてソータ30に接続する。なお、ソータインターフェース18は、インターネットなどの外部ネットワークを通じてソータ30に接続するものであってもよい。また、ソータインターフェース18は、通信部15と一体的に形成されてもよい。
【0029】
次に、受取人端末20について説明する。
図3は、受取人端末20の構成例を示す。図3が示すように、受取人端末20は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、通信部25、操作部26及び表示部27などを備える。
【0030】
プロセッサ21と、ROM22、RAM23、NVM24、通信部25、操作部26及び表示部27と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、受取人端末20は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、受取人端末20から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0031】
プロセッサ21は、受取人端末20全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ21は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ21は、内部メモリ、ROM22又はNVM24が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0032】
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0033】
ROM22は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、受取人端末20の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0034】
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM23は、プロセッサ21からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM23は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0035】
NVM24は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM24は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM24は、受取人端末20の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0036】
通信部25は、配送管理サーバ10などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部25は、インターネットなどの外部ネットワークなどを通じて配送管理サーバ10などと接続する。たとえば、通信部25は、LAN接続をサポートするインターフェースである。
【0037】
操作部26は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部26は、入力された操作を示す信号をプロセッサ21へ送信する。操作部26は、タッチパネルから構成されてもよい。
【0038】
表示部27は、プロセッサ21からの画像データを表示する。たとえば、表示部27は、液晶モニタから構成される。操作部26がタッチパネルから構成される場合、表示部27は、操作部26と一体的に形成されてもよい。
【0039】
たとえば、受取人端末20は、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、スマートフォン又はウェアラブル端末などである。
【0040】
プロセッサ21は、入力される操作を配送管理サーバ10に送信する。ここでは、プロセッサ21は、荷物の編集などに関する操作を配送管理サーバ10に送信する。たとえば、プロセッサ21は、配送管理サーバ10からのデータなどに基づいて編集などに関する操作の入力を受け付けるための画面を表示する。プロセッサ21は、画面に対して入力された操作(アイコンへのクリック又はタップなど)に基づいて、荷物の編集などに関する操作を配送管理サーバ10に送信する。
【0041】
次に、配送管理サーバ10が実現する機能について説明する。配送管理サーバ10が実現する機能は、プロセッサ11がROM12又はNVM14などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0042】
まず、プロセッサ11は、各便において受取人毎の配送可能な荷物の上限値を示す上限値情報を参照する機能を有する。
【0043】
たとえば、上限値情報は、各便において配送可能な荷物の総重量、総体積、三辺サイズの合計値又はそれらの組合せの上限値を示す。総重量は、配送可能な荷物の重量の合計である。総体積は、配送可能な荷物の体積の合計である。三辺サイズの合計値は、積載した荷物の外接立方体の三辺サイズの上限値(たとえば、三辺の長さの合計)である。
【0044】
プロセッサ11は、受取人端末20に入力される操作に従って各便において配送可能な荷物の上限値の入力を受け付ける。たとえば、プロセッサ11は、曜日毎及び便の時間毎に配送可能な荷物の上限値の入力を受け付ける。
【0045】
図4は、プロセッサ11が上限値の入力を受け付けるために受取人端末20の表示部27に表示させる画面の例を示す。
図4が示すように、表示部27は、平日の各便と休日の各便とにおいて配送可能な荷物の上限値の入力を受け付けるためアイコン101を表示する。ここでは、プロセッサ11は、平日及び休日において、午前9時便、午前12時便、午後4時便及び午後8時便の上限値の入力を受け付ける。
【0046】
たとえば、プロセッサ11は、アイコン101へクリック又はタップを受け付けると、アイコン101に対応する便における上限値の入力を受け付ける画面を表示部27に表示させる。プロセッサ11は、当該画面を通じて入力される上限値を取得する。
【0047】
プロセッサ11は、各便において入力された上限値を示す情報を上限値情報として取得する。プロセッサ11は、生成した上限値情報をNVM14に格納する。
【0048】
なお、プロセッサ11は、曜日毎の便において上限値を示す上限値情報を生成してもよい。また、プロセッサ11は、月毎の便において上限値を示す上限値情報を生成してもよい。プロセッサ11が生成する上限値情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
また、プロセッサ11は、入力された上限値を設定するために必要な料金を表示部27に表示させてもよい。
【0049】
また、プロセッサ11は、荷物の種類毎の優先度を示す優先度情報を生成する機能を有する。
優先度は、受取人に配送する荷物が便の上限値を超えた場合に優先して配送する荷物を決定するための指標である。たとえば、優先度が高い荷物ほど、他の荷物に優先して配送される。
【0050】
図5は、プロセッサ11が優先度の入力を受け付けるために受取人端末20の表示部27に表示させる画面の例を示す。
図5が示すように、表示部27は、優先度を入力するための入力フォーム111を表示する。入力フォーム111は、対応する荷物の種類の優先度を入力する。
【0051】
ここでは、プロセッサ11は、荷物の種類として、生鮮食料品、通販A社(A社からの荷物)、知人(たとえば、特定の知人からの荷物)、電子部品、おまけ及びチケット類などの優先度の入力をそれぞれ受け付ける。
【0052】
プロセッサ11は、入力された優先度に基づいて受取人端末20を操作する受取人の優先度情報を生成する。即ち、プロセッサ11は、各種類に関して入力された優先度を示す優先度情報を生成する。プロセッサ11は、生成した優先度情報をNVM14に格納する。
なお、優先度情報が示す荷物の種類は、特定の構成に限定されるものではない。
【0053】
また、プロセッサ11は、各便において受取人に配送する荷物を示す配送情報を生成する機能を有する。
プロセッサ11は、受取人に配送する荷物(配送予定荷物)を示す荷物情報を取得しNVM14に格納する。たとえば、プロセッサ11は、配送予定荷物として、配送システム1に到着した、当該受取人を宛ての荷物を特定する。また、プロセッサ11は、配送予定荷物として、当該受取人に対して再配達する荷物を特定する。
【0054】
プロセッサ11は、荷物情報を取得すると、当該受取人の上限値情報及び優先度情報に基づいて、各便において配送する荷物を設定する。たとえば、プロセッサ11は、直近の便におけて配送する荷物として、優先度の高い荷物を設定する。また、プロセッサ11は、便が後続するほど、配送する荷物として優先度に低い荷物を設定する。
【0055】
プロセッサ11は、各便において配送する荷物を設定すると、各便において配送する荷物を示す配送情報を生成する。プロセッサ11は、生成した配送情報をNVM14に格納する。
【0056】
なお、プロセッサ11は、各便において受取人に配送する荷物として、各便の上限値を超える荷物を示す配送情報を生成してもよい。
【0057】
また、プロセッサ11は、配送情報を受取人に表示する機能を有する。
プロセッサ11は、配送情報を表示部27に表示させる。たとえば、プロセッサ11は、通信部15を通じて、受取人端末20から配送情報を要求するリクエストを受信する。プロセッサ11は、通信部15を通じて、配送情報を含むレスポンスを受取人端末20に送信する。プロセッサ11は、当該レスポンスを受取人端末20に送信することで、表示部27に配送情報を表示させる。
なお、プロセッサ11は、配送予定荷物を示す情報を表示部27に表示させてもよい。
【0058】
図6は、プロセッサ11が配送情報を表示するために表示部27に表示させる画面の例を示す。
図6が示すように、表示部27は、表示領域121乃至123を表示する。
【0059】
表示領域121は、配送予定荷物を示す情報を表示する。ここでは、表示領域121は、配送予定荷物を示す情報として、荷物の名称又は差出人などを表示する。
【0060】
表示領域122及び123は、配送情報を表示する。
表示領域122は、午前9時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
表示領域123は、午前12時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
なお、プロセッサ11は、他の便において配送する荷物を示す情報を表示部27に表示させてもよい。
【0061】
また、プロセッサ11は、表示部27にアイコン124及びアイコン125を表示させる。
アイコン124は、後述する編集動作を行うことを入力するためのアイコンである。
また、アイコン125は、優先度を変更することを入力するためのアイコンである。
【0062】
たとえば、プロセッサ11は、アイコン125へのクリック又はタップを受け付けると、図4に示す画面を表示部27に表示させて優先度の変更を受け付ける。
【0063】
また、プロセッサ11は、受取人の操作に基づいて配送情報を編集する機能を有する。
プロセッサ11は、受取人端末20の操作部26に入力される操作に基づいて配送情報を編集する。即ち、プロセッサ11は、所定の便において配送する荷物の追加又は削除を行う。
【0064】
プロセッサ11は、アイコン124へのクリック又はタップを受け付けると、荷物を編集する便の選択を受け付ける画面を表示部27に表示させる。
図7は、便の選択を受け付ける画面の例を示す。図7が示すように、表示部27は、アイコン131、表示領域132、アイコン133、アイコン134、表示領域135及びアイコン136などを表示する。
【0065】
アイコン131は、午前9時便における上限値を示す。ここでは、上限値は、合計体積、合計三辺サイズ及び合計重量から構成される。
表示領域132は、午前9時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
【0066】
アイコン133は、午前9時便において配送する荷物を編集することを入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン133へのクリック又はタップを受け付けると、荷物を編集する便として午前9時便の入力を受け付ける。
【0067】
アイコン134は、午前12時便における上限値を示す。
表示領域135は、午前12時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
【0068】
アイコン136は、午前12時便において配送する荷物を編集することを入力するためのアイコンである。プロセッサ11は、アイコン133へのクリック又はタップを受け付けると、荷物を編集する便として午前12時便の入力を受け付ける。
【0069】
プロセッサ11は、便の選択を受け付けると、選択された便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付ける。
図8は、プロセッサ11が選択された便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付けるために表示部27に表示させる画面の例を示す。図8が示す例では、プロセッサ11は、荷物を編集する便として午前9時便の入力を受け付けたものとする。
【0070】
図8が示すように、表示部27は、アイコン141、表示領域142、表示領域143及びアイコン144などを表示する。
アイコン141は、午前9時便における上限値を示す。
表示領域142は、午前9時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
【0071】
表示領域143は、配送予定荷物の中で午前9時便において配送することができる荷物を示す情報を表示する。
【0072】
アイコン144は、荷物の入力を完了したことを示す操作の入力を受け付ける。
【0073】
受取人端末20のプロセッサ21は、午前9時便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付ける。即ち、プロセッサ21は、表示領域142に表示領域143から荷物を追加し又は表示領域142から荷物を削除する操作を受け付ける。たとえば、プロセッサ21は、ドラッグ操作によって表示領域142に表示領域143から荷物を追加し又は表示領域142から荷物を削除する操作を受け付ける。
【0074】
図9は、配送する荷物を変更する操作の入力が完了した状態における画面の例を示す。ここでは、受取人は、表示領域143から表示領域142に荷物をドラッグしたものとする。図9が示す例では、表示領域142は、図8の例よりも多くの荷物を表示する。
【0075】
プロセッサ21は、アイコン144へのクリック又はタップを受け付けると、通信部25を通じて、午前9便において配送する荷物を変更する操作として、表示領域142に表示される荷物を示す情報を配送管理サーバ10に送信する。
【0076】
配送管理サーバ10のプロセッサ11は、通信部15を通じて、午前9時便において配送する荷物を変更する操作の入力として、当該情報を受信する。
【0077】
プロセッサ11は、午前9時便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付けると、変更後の荷物を午前9時便において配送することができるか判定する。即ち、プロセッサ11は、変更後の荷物の合計重量、合計体積又は合計三辺サイズが午前9時便における上限値以下であるか判定する。
【0078】
プロセッサ11は、変更後の荷物を午前9時便において配送することができると判定すると、変更後の荷物を示す情報に基づいて配送情報を更新する。即ち、プロセッサ11は、午前9時便において配送する荷物として変更後の荷物を示すように、配送情報を更新する。
【0079】
プロセッサ11は、変更後の荷物を午前9時便において配送することができないと判定すると、午前9時便における上限値を増加することができるか判定する。
【0080】
たとえば、プロセッサ11は、午前9時便におけるトラック40の容量及び荷物量などに基づいて、午前9時便における上限値を増加することができるか判定する。
【0081】
なお、プロセッサ11は、各便において受取人に配送する荷物として、各便の上限値を超える荷物を示す配送情報を生成した場合、上記と同様に各便における上限値を増加することができるか判定する処理を行ってもよい。
【0082】
プロセッサ11は、午前9時便における上限値を増加することができると判定すると、上限値の増加又は午前9時便において配送する荷物の変更を受け付ける。
また、プロセッサ11は、変更後の荷物を午前9時便において配送することができないことを示す警告を受取人端末20に出力する。
【0083】
図10は、プロセッサ11が上限値の増加又は午前9時便において配送する荷物の変更を受け付けるために表示部27に表示させる画面の例を示す。
図10が示すように、表示部27は、アイコン141、表示領域142、表示領域143、アイコン144、表示領域145及びアイコン146などを表示する。
【0084】
アイコン141、表示領域142、表示領域143及びアイコン144は、前述の通りである。アイコン144は、グレーアウトされる。
【0085】
表示領域145は、午前9時便において配送する荷物が上限値を超えていることを示す警告を表示する。表示領域145は、上限値を超えている程度を表示してもよい。
アイコン146は、上限値の変更することを入力するためのアイコンである。
【0086】
図11は、受取人が午前9時便において配送する荷物の変更を入力する動作例を示す。図11が示すように、受取人は、ドラッグによって表示領域142から表示領域143へ荷物をドラッグする。
【0087】
プロセッサ21は、アイコン144へのクリック又はタップを受け付けると、通信部25を通じて、午前9便において配送する荷物を変更する操作として、表示領域142に表示される荷物を示す情報を配送管理サーバ10に送信する。
【0088】
配送管理サーバ10のプロセッサ11は、通信部15を通じて、午前9便において配送する荷物を変更する操作として、当該情報を受信する。
プロセッサ11は、当該情報を受信すると、再度、変更後の荷物が午前9時便において配送することができるか判定する処理に戻る。
【0089】
また、プロセッサ11は、アイコン146へのクリック又はタップを受け付けると、午前9時便の上限値を増加する操作の入力を受け付ける。
図12は、プロセッサ11が午前9時便の上限値を増加する操作の入力を受け付けるために表示部27に表示させる画面の例を示す。
【0090】
表示部27は、アイコン144、表示領域145、アイコン151、アイコン152、表示領域153、アイコン154、表示領域155及び表示領域156を表示する。
アイコン144及び表示領域145は、前述の通りである。
【0091】
アイコン151は、午前9時便における現在の上限値を示す。
アイコン152は、午前9時便における上限値を変更する操作の入力を受け付けるためのアイコンである。アイコン152は、現在の上限値よりも大きな所定の上限値に増加する操作の入力を受け付ける。
【0092】
表示領域153は、上限値を増加するために必要な料金を表示する。ここでは、表示領域153は、アイコン152によって増加される上限値に必要な料金を表示する。
アイコン154は、午前9時便における上限値を増加する操作の入力を受け付けるためのアイコンである。アイコン154は、現在の上限値よりも大きな所定の上限値に増加する操作の入力を受け付ける。ここでは、アイコン154は、アイコン152の上限値よりも大きな上限値に増加する操作の入力を受け付ける。
【0093】
表示領域155は、上限値を増加するために必要な料金を表示する。ここでは、表示領域155は、アイコン154によって増加される上限値に必要な料金を表示する。
表示領域156は、午前9時便において配送する変更後の荷物を示す情報を表示する。
【0094】
プロセッサ11は、アイコン152又は154へのクリック又はタップを受け付けると、午前9時便における上限値を更新する。即ち、プロセッサ11は、午前9時便における上限値として増加後の上限値を示すように上限値情報を更新する。
【0095】
プロセッサ11は、上限値を更新すると、午前9時便において配送する荷物の変更する操作の入力を受ける処理に戻る。
【0096】
次に、プロセッサ11が配送する荷物を変更する操作の入力を受け付けるために表示部27に表示させる画面の他の例について説明する。
図13は、プロセッサ11が配送する荷物の入力を受け付けるために表示部27に表示させる画面の他の例を示す。図13が示す例では、プロセッサ11は、複数の便において配送する荷物の入力を受け付ける。
【0097】
図13が示すように、表示部27は、表示領域161乃至164などを表示する。
表示領域161は、午前9時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
表示領域162は、午前12時便において配送する荷物を示す情報を表示する。
表示領域163は、午前12時便以降の便において配送する荷物を示す情報を表示する。
【0098】
表示領域164は、配送する荷物が上限値を超えていることを示す警告を表示する。ここでは、表示領域164は、午前12時便において配送する荷物が上限値を超えていることを示す警告を表示する。
【0099】
受取人端末20のプロセッサ21は、表示領域161に表示領域162若しくは表示領域163から荷物を追加し又は表示領域161から荷物を削除する操作を受け付ける。また、プロセッサ21は、表示領域162に表示領域161若しくは表示領域163から荷物を追加し又は表示領域162から荷物を削除する操作を受け付ける。
たとえば、プロセッサ21は、ドラッグ操作によって荷物を追加し又は荷物を削除する操作を受け付ける。
【0100】
プロセッサ11は、各便において配送する荷物が各便の上限値を超える場合、配送する荷物が上限値を超えていることを示す警告を表示部27に表示させる。ここでは、プロセッサ11は、表示領域164を表示させる。
【0101】
プロセッサ11は、各便において配送する荷物を確定する操作の入力を受け付けた場合に、各便において入力された荷物を配送することができるか判定してもよい。また、プロセッサ11は、受取人から荷物を追加する操作の入力を受け付けた場合に、各便において入力された荷物を配送することができるか判定してもよい。
【0102】
プロセッサ11は、各便において入力された荷物を配送することがでないと判定すると、配送する荷物が上限値を超えていることを示す警告を表示部27に表示させる。
【0103】
また、プロセッサ11は、荷物の区分を示す区分情報をソータ30に送信する機能を有する。
プロセッサ11は、配送情報などに基づいて、所定の便において配送する荷物を特定する。たとえば、プロセッサ11は、複数の受取人の配送情報から所定の便において配送する荷物を特定する。
【0104】
プロセッサ11は、所定の便において配送する荷物を特定すると、特定された荷物を所定の便においてトラック40に積載する荷物として示す区分情報を生成する。
区分情報は、各便においてトラック40に積載する荷物を示すものであってもよい。また、区分情報は、トラック40に積載する順序などを示すものであってもよい。
【0105】
プロセッサ11は、区分情報を生成すると、ソータインターフェース18を通じて区分情報をソータ30に送信する。
【0106】
次に、配送管理サーバ10の動作例について説明する。
まず、配送管理サーバ10が初期設定を行う動作例について説明する。
図14は、配送管理サーバ10が初期設定を行う動作例について説明するためのフローチャートである。
【0107】
まず、配送管理サーバ10のプロセッサ11は、受取人から各便において配送可能な荷物の上限値の入力を受け付ける(S11)。上限値の入力を受け付けると、プロセッサ11は、上限値を示す上限値情報をNVM14に格納する(S12)。
【0108】
上限値情報をNVM14に格納すると、プロセッサ11は、受取人から荷物の各種類の優先度の入力を受け付ける(S13)。優先度の入力を受け付けると、プロセッサ11は、優先度を示す優先度情報をNVM14に格納する(S14)。
【0109】
優先度情報をNVM14に格納すると、プロセッサ11は、動作を終了する。
【0110】
たとえば、プロセッサ11は、新たな受取人を登録した際に、S11乃至S14を実行する。また、プロセッサ11は、既存の受取人の上限値情報又は優先度情報を更新する場合に、S11乃至S14を実行する。
【0111】
次に、配送管理サーバ10が配送情報の編集を行う動作例について説明する。
図15は、配送管理サーバ10が配送情報の編集を行う動作例について説明するためのフローチャートである。
【0112】
まず、配送管理サーバ10のプロセッサ11は、配送予定荷物、上限値情報及び優先度情報などに基づいて所定の受取人の配送情報を生成する(S21)。配送情報を生成すると、プロセッサ11は、受取人端末20の表示部27に配送情報を表示させる(S22)。
【0113】
表示部に配送情報を表示させると、プロセッサ11は、受取人端末20を通じて、所定の便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付ける(S23)。所定の便において配送する荷物を変更する操作の入力を受け付けると、プロセッサ11は、上限値情報などに基づいて、当該所定の便において、変更後の荷物を配送することができるか判定する(S24)。
【0114】
変更後の荷物を配送することができないと判定すると(S24、NO)、プロセッサ11は、当該所定の便の上限値を増加することができるか判定する(S25)。当該所定の便の上限値を増加することができると判定すると(S25、YES)、プロセッサ11は、上限値を増加する入力を受け付けたか判定する(S26)。
【0115】
上限値を増加する入力を受け付けたと判定すると(S26、YES)、プロセッサ11は、入力された情報に基づいて上限値情報を更新する(S27)。
【0116】
当該所定の便の上限値を増加することができないと判定した場合(S25、NO)、上限値を増加する入力を受け付けないと判定した場合(S26、NO)、又は、入力された情報に基づいて上限値情報を更新した場合(S27)、プロセッサ11は、S23に戻る。
【0117】
変更後の荷物を配送することができると判定すると(S24、NO)、プロセッサ11は、変更後の荷物を示す情報に基づいて配送情報を更新する(S28)。配送情報を更新すると、プロセッサ11は、配送情報に基づく区分情報をソータ30に送信する(S29)。
区分情報をソータ30に送信すると、プロセッサ11は、動作を終了する。
【0118】
なお、プロセッサ11は、S26、YESの場合、S24に戻ってもよい。
また、プロセッサ11は、S21の後に、受取人から所定の操作の入力を受け付けた場合に、S22以降に進んでもよい。たとえば、プロセッサ11は、受取人端末20から所定のリクエストを受信した場合に、S22以降に進む。
【0119】
また、プロセッサ11は、S28の後に所定のタイミングでS29を実行してもよい。たとえば、プロセッサ11は、所定の時刻においてS29を実行してもよい。
【0120】
また、配送管理サーバ10は、受取人端末20の機能を備えるものであってもよい。また、配送管理サーバ10は、ソータ30と一体的に形成されるものであってもよい。
【0121】
以上のように構成された配送管理サーバは、各便において配送する荷物を示す配送情報を受取人に提示する。配送管理サーバは、所定の便において配送する荷物を変更する操作を受取人から受け付ける。配送管理サーバは、受け付けた操作に基づいて、所定の便において変更後の荷物が当該便の配送量の上限値以下であるか判定する。
【0122】
配送管理サーバは、変更後の荷物が上限値以下である場合、変更後の荷物を示す情報に基づいて配送情報を更新する。
その結果、配送管理サーバは、便毎に配送量の上限が設定される場合において配送する荷物を編集することができる。
【0123】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0124】
1…配送システム、10…配送管理サーバ、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…通信部、16…操作部、17…表示部、18…ソータインターフェース、20…受取人端末、21…プロセッサ、22…ROM、23…RAM、24…NVM、25…通信部、26…操作部、27…表示部、30…ソータ、40…トラック、101…アイコン、111…入力フォーム、121…表示領域、122…表示領域、123…表示領域、124…アイコン、125…アイコン、131…アイコン、132…表示領域、133…アイコン、134…アイコン、135…表示領域、136…アイコン、141…アイコン、142…表示領域、143…表示領域、144…アイコン、145…表示領域、146…アイコン、151…アイコン、152…アイコン、153…表示領域、154…アイコン、155…表示領域、156…表示領域、161…表示領域、162…表示領域、163…表示領域、164…表示領域。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15