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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-01
(45)【発行日】2022-09-09
(54)【発明の名称】圧力検出回路、装置及び圧力入力装置
(51)【国際特許分類】
   G01L 1/26 20060101AFI20220902BHJP
   G01L 1/22 20060101ALI20220902BHJP
   G01L 1/14 20060101ALI20220902BHJP
   G05F 1/10 20060101ALN20220902BHJP
【FI】
G01L1/26 Z
G01L1/22 A
G01L1/14 L
G01L1/14 B
G05F1/10 301A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021156475
(22)【出願日】2021-09-27
(65)【公開番号】P2022082500
(43)【公開日】2022-06-02
【審査請求日】2021-09-27
(31)【優先権主張番号】202011319383.0
(32)【優先日】2020-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516199762
【氏名又は名称】深▲セン▼市絵王動漫科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】羅 勇
【審査官】後藤 順也
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-258272(JP,A)
【文献】中国実用新案第205607567(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 1/00-1/26
G01L 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
震動信号を出力するために使用される震動ユニットと、
前記震動ユニットに接続されており、前記震動信号を取得し且つ前記震動信号をカウントクロック信号として、前記震動信号の周波数をカウントするカウンターユニットと、を備える圧力検出回路であって、
前記圧力検出回路は、さらに、
前記カウンターユニットに接続されて、圧力変換による電圧変化を検出し、且つ前記カウンターユニットのカウントまたは停止を制御するための信号を送信するコンパレータユニットと、
前記コンパレータユニットの1つの入力端子と接続されて、前記コンパレータユニットに固定または可変の比較電圧を提供する電圧変換ユニットと、
前記コンパレータユニットの他の入力端子と接続されて、前記コンパレータユニットに線形的に漸増する比較電圧を提供する定電流源充電ユニットと、
前記定電流源充電ユニットに接続されて、前記定電流源充電ユニットの充放電を制御することにより、前記電圧変換ユニットから出力される比較可能電圧を比較して、前記コンパレータユニットの出力端子に前記カウンターユニットのカウントイネーブル制御を発生させるために使用される充放電制御ユニットと、を備え
ここで、前記震動ユニットまたは前記電圧変換ユニットは、前記電圧変換ユニットまたは前記震動ユニットの構成部分として、圧力を前記比較可能電圧または前記震動信号の周波数の変化に変換する圧力取得ユニットをさらに含むことを特徴とする圧力検出回路。
【請求項2】
前記充放電制御ユニットと前記カウンターユニットの両方に接続される信号制御ユニットをさらに備え、前記信号制御ユニットは、カウンターをリセットし、充放電制御ユニットを制御することによって、充放電電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項3】
震動ユニットは、第1インバーター、第2インバーター、第1キャパシタ、第1抵抗器、及び第2抵抗器を含み、
前記第1インバーターの出力端子は、前記第2インバーターの入力端子に接続され、前記第2インバーターの出力端子は、前記カウンターユニットに接続されて前記震動信号を出力し、前記第1抵抗器の一端は、前記第1インバーターの入力端子に接続され、前記第2抵抗器の一端は、前記第2インバーターの入力端子に接続され、前記第1キャパシタの一端は、前記第2インバーターの出力端子に接続され、
また、前記第1キャパシタ、前記第1抵抗器及び前記第2抵抗器の他端は、互いに接続されており、
ここで、前記第1キャパシタは、前記震動ユニットの前記圧力取得ユニットとしての容量式圧力センサーであり、
若しくは、前記第2抵抗器は、前記震動ユニットの前記圧力取得ユニットとしての抵抗式圧力センサーであり、
若しくは、前記第2抵抗器は、前記震動ユニットの前記圧力取得ユニットとしてのインダクタ式圧力センサーであることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項4】
前記コンパレータユニットは、コンパレータであり、ここで、前記コンパレータの正極は、前記電圧変換ユニットに接続され、前記コンパレータの負極は、前記定電流源充電ユニットに接続され、前記コンパレータの出力端子は、前記カウンターユニットのイネーブル制御入力端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項5】
前記電圧変換ユニットは、オペアンプ、第3抵抗器、ブリッジ式圧力センサー、第6抵抗器、第7抵抗器、第8抵抗器、及び第9抵抗器を含む電圧増幅器であり、
ここで、前記オペアンプの正極には、前記第3抵抗器と前記ブリッジ式圧力センサーとが順次に接続されており、前記ブリッジ式圧力センサーは、外部の第1給電電源に接続されており、前記オペアンプの出力端子は、前記コンパレータユニットに接続されており、
前記ブリッジ式圧力センサーには、前記第6抵抗器がさらに接続されており、前記第6抵抗器は、前記第7抵抗器に接続されており、前記第6抵抗器と前記第7抵抗器との間は、導線を介して前記オペアンプの負極に接続され、前記第7抵抗器の他端は、前記オペアンプの出力端子に接続され、
前記第8抵抗器は、一端が前記オペアンプの正極に接続され、他端が前記外部の第1給電電源に接続され、
前記第9抵抗器は、一端が前記オペアンプの正極に接続され、他端が接地されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項6】
前記定電流源充電ユニットは、トランジスタ、第1ダイオード、第2ダイオード及び第10抵抗器を含み、
ここで、前記第10抵抗器は、それぞれ前記トランジスタのエミッタと外部の第2給電電源と接続されており、
前記第1ダイオードの陽極は、前記外部の第2給電電源に接続され、前記第1ダイオードの陰極は、前記第2ダイオードの陽極に接続され、前記第2ダイオードの陰極は、前記トランジスタのベース電極に接続され、前記トランジスタのコレクター電極は、前記コンパレータユニットに接続されることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項7】
前記充放電制御ユニットは、第2キャパシタ、電界効果トランジスタ及び第11の抵抗器を含み、
ここで、前記第2キャパシタの負極は、前記第11の抵抗器の一端と接続され且つ接地されており、前記第2キャパシタの正極は、前記トランジスタのコレクター電極と接続されており、前記第11の抵抗器の他端は、前記第2ダイオードの陰極に接続されており
前記電界効果トランジスタのドレイン電極は、前記トランジスタのコレクター電極及び前記第2キャパシタの正極に接続されており、前記電界効果トランジスタのソース電極は、前記第2キャパシタの負極に接続され且つ接地されており、前記電界効果トランジスタのゲート電極は、前記信号制御ユニットに接続されることを特徴とする請求項6に記載の圧力検出回路。
【請求項8】
前記カウンターユニットは、4つのカウンターを含み、
ここで、前記4つのカウンターのENピンは、いずれも前記コンパレータユニットに接続されており、前記4つのカウンターのRSTピンは、何れも前記充放電制御ユニットに接続されており、前記4つのカウンターのうちの1つのカウンターのCLKピンは、前記震動ユニットに接続されており、前記4つのカウンターのうちの他の3つのカウンターのCLKピンは、順次に前のカウンターのQ3ピンに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出回路。
【請求項9】
少なくとも請求項1~8の何れか一項に記載の前記圧力検出回路を含むことを特徴とする圧力検出装置。
【請求項10】
少なくとも請求項1~8の何れか一項に記載の前記圧力検出回路を含むことを特徴とする圧力入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力検出回路に関し、圧力検出制御の技術分野に属する。具体的には、本発明は、圧力検出回路を開示すると共に、当該圧力検出回路に基づく圧力検出装置、及び当該圧力検出回路又は圧力検出装置からなる圧力入力装置も開示する。
【背景技術】
【0002】
ジョイスティックやスタイラスペンなどの圧力を持つ入力装置は、日常生活において多く使われている。例えば、ゲーム、図形描画、署名などに用いられる。一般的には、ADC回路を利用して圧力の変化量を取得する。ADCは、通常8~12ビットであり、より高い解像度を得るためには、16ビットのようなより高いビットが必要である。高ビットADCが信号源の比較的低い電圧の場合には、ノイズ干渉により解像度が十分に利用されにくい。例えば、2V/16ビットの条件下では、1つのLSB=2V/65536=31uVであり、背景環境雑音も何れもこの基準桁よりも遥かに高い可能性があることから、この条件下では高ビットADCが干渉され易いばかりでなく、コストはかなり高い。この方式は干渉され易く、解像度が低い。また、既存のデジタル式のように、圧力情報を伝達する方法もある。具体的には、マザーボードから特定の周波数を供給して、キャパシタの充電時間を計算して静電容量式センサーの圧力情報を取得するが、容量充電(RC充電)時間であるため、圧力情報とセンサー上の力値は対数となり、両者の対応する関係を実際に表現できない。また、従来の圧力取得方式を採用することは、圧力取得素子(例えばセンサー)に対して、非常に制約があり、使用が極めて不便であった。
【発明の概要】
【0003】
以上の課題に基づいて、本発明は、圧力検出回路を開示し、従来のADC回路は、高コストで、干渉され易く、低解像度及び適用性に劣るという課題を解決する。また、本発明は、この検出回路にも基づいて、圧力検出装置及び圧力入力装置を開示する。
【0004】
以上の課題を解決するために、本発明に採用される具体的な態様は、以下の通りである。震動ユニットと、カウンターユニットと、コンパレータユニットと、電圧変換ユニットと、定電流源充電ユニットと、充放電制御ユニットと、を含む圧力検出回路であって、前記震動ユニットは、震動信号を出力するために使用される。前記カウンターユニットは、前記震動ユニットに接続されて、前記震動信号を取得し且つ前記震動信号をカウントクロック信号として、前記震動信号の周波数をカウントする。前記コンパレータユニットは、前記カウンターユニットに接続されて、圧力変換による電圧変化を検出し、且つ前記カウンターユニットのカウントまたは停止を制御するための信号を送信する。前記電圧変換ユニットは、前記コンパレータユニットの1つの入力端子と接続されて、前記コンパレータユニットに固定または可変の比較電圧を提供する。前記定電流源充電ユニットは、前記コンパレータユニットの他の入力端子と接続されて、前記コンパレータユニットに線形的に漸増する比較電圧を提供する。前記充放電制御ユニットは、前記定電流源充電ユニットに接続されて、前記定電流源充電ユニットの充放電を制御することにより、前記電圧変換ユニットから出力される比較可能電圧を比較して、前記コンパレータユニットの出力端子に前記カウンターユニットのカウントイネーブル制御を発生させるために使用される。ここで、前記震動ユニットまたは前記電圧変換ユニットは、前記電圧変換ユニットまたは前記震動ユニットの構成部分として、圧力を前記比較可能電圧または前記震動信号の周波数の変化に変換するための圧力取得ユニットをさらに含む。
【0005】
また、本発明は、少なくとも上記の圧力検出回路を含む圧力検出装置を開示する。
【0006】
最後に、本発明は、上記の圧力検出回路又は上記の圧力検出装置を少なくとも含む圧力入力装置を開示する。
【0007】
本発明は、以上の技術案を採用しているため、従来技術に比べて、以下の技術効果を達成する。本発明は、コンパレータユニット、充放電制御ユニット、電圧変換ユニット及び定電流源充電ユニットを合理設計により加えることで、震動ユニット又は電圧変換ユニットの圧力取得ユニットで圧力の変化を取得して感じることができ、震動ユニットの周波数変化又は電圧変換ユニットの圧力変化により、カウンターのカウント結果と圧力取得ユニットの受力変化量とが正に比例する線形関係を取得する。これにより、圧力取得ユニットの圧力変化量を直接反映させ、複雑なADC回路を必要とせずに圧力検出を実現でき、より柔軟性が高く、多くの圧力取得ユニットで利用可能であり、実用性が強く、且つ必要に応じて解像度の大きさを調節でき、解像度が高い。
【0008】
本発明の圧力検出装置は、上記した圧力検出回路を用いることにより、構造が簡単で柔軟性が高く、かつ解像度の高い技術効果を達成し、様々な圧力検出デバイス及びシステムに広く利用することができる。
【0009】
本発明の圧力入力装置は、以上の圧力検出回路や圧力検出装置を採用することにより、柔軟性や解像度が高く、適応性が強いという技術効果を奏し、各種の圧力入力デバイス及びシステムに広く利用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に必須な図面を簡単に紹介する。明らかなように、以下に述べる図面は、あくまで本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を支払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0011】
図1】本発明の一実施例における圧力検出回路の構成を示すブロック図である。
図2】圧力取得ユニットが抵抗式圧力センサーである場合の圧力検出回路の模式図である。
図3】圧力取得ユニットが容量式圧力センサーである場合の圧力検出回路の模式図である。
図4】圧力取得ユニットがインダクタ式圧力センサーである場合の圧力検出回路の模式図である。
図5】圧力取得ユニットが抵抗ブリッジ式圧力センサーである場合の圧力検出回路の模式図である。
図6】第2キャパシタの充電曲線の比較表である。
図7図2~5における各信号の波形タイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本願実施例における図面を参照しながら、本願実施例における技術的解決策を明確且つ全体的に説明するが、以下の記載はあくまでも本願の一実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づき、当業者が創造的な労働なしに得られるすべての他の実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0013】
本発明の説明では、「一端」、「他端」、「両端」、「間」等の用語で示された方位や位置関係は、図面に示す方位や位置関係に基づくものであり、本発明の説明を容易且つ簡略化にするためだけであり、係る装置や部品が特定の方位を有し、特定の方位で構成または操作されることを指示や暗示することではない。従って、本発明に対する制限として理解できないとともに、本発明における各電子部品前の「第一」、「第二」、「第三」や、各電子部品の後の「R1」、「R2」、「UU1A」、「U1B」等は、具体的な意味を持たず、各電子部品を区別したり、対応する電子部品のシンボルとして表示され、各電子部品に対して他の意味が生じない。
【0014】
本発明の記載では、「設置」、「接続」という用語は、特に明確な規定や限定がない限り、広く理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、取り外し可能であったり、一体的に接続されていてもよい。直接連結してもよいし、中間媒体を介して間接的に連結してもよい。電気的な接続や信号接続などの非構造的な接続であってもよい。当業者にとって、上記の用語が本発明における具体的な意味において具体的に理解できるであろう。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態の圧力検出回路の構成ブロック図であり、圧力検出回路10が開示されており、圧力検出装置としても表現される。圧力検出回路10は、少なくとも、震動信号を出力する震動ユニット11と、震動ユニット11に接続されて震動信号を取得し、且つ震動信号をカウントクロック信号として、震動信号の周波数をカウントするためのカウンターユニット12と、を含む。
【0016】
また、圧力検出回路10は、コンパレータユニット13、電圧変換ユニット14、定電流源充電ユニット15及び充放電制御ユニット16を含む。
【0017】
コンパレータユニット13は、カウンターユニット12に接続されて、圧力変換により得られた電圧変化を検出し且つ信号を出力して、カウンターユニット12のカウントまたは停止を制御する。
【0018】
電圧変換ユニット14は、コンパレータユニット13の一方の入力端子に接続されて、コンパレータユニット13に固定または可変の比較電圧を供給する。
【0019】
定電流源充電ユニット15は、コンパレータユニット13の他方の入力端子に接続されて、コンパレータユニット13に対して直線的に増加する比較可能電圧を供給するために使用される。
【0020】
充放電制御ユニット16は、定電流源充電ユニット15に接続されて、定電流源充電ユニット15の充放電を制御することにより、電圧変換ユニット14から出力される比較可能電圧を比較し、コンパレータユニット13の出力端子にカウンターユニット12のカウントイネーブル制御を発生させる。
【0021】
震動ユニット11または電圧変換ユニット14は、電圧変換ユニット14または震動ユニット11の構成部分として、圧力を比較可能電圧または震動信号の周波数の変化に変換させるための圧力取得ユニットをさらに含む。
【0022】
本発明の圧力検出回路は、電圧変換ユニット14または震動ユニット11の構成部分として圧力取得ユニットを用いて、圧力を比較可能電圧の変化または震動信号の周波数の変化に変換させることで、震動ユニット11または電圧変換ユニット14の圧力取得ユニットで圧力の変化を感じてもらう。さらに、震動ユニット11の周波数の変化または電圧変換ユニット14の圧力変化により、カウンターユニット12のカウント結果と圧力取得ユニットの受力変化量とが正比例且つ連続的な線形関係を示すことにより、圧力取得ユニットの圧力の大きさ及び圧力変化量を直接に反映し、圧力取得数値がより正確であり、複雑なADC回路を必要とせず、且つより省電力であり、解像度が高く、ほとんどの圧力取得ユニットに適用され、実用性が高い。
【0023】
圧力変化をより精緻に取得するために、本発明の圧力検出回路は、充放電制御ユニット16とカウンターユニット12とに接続されて、カウンターユニット12をリセットし、且つ充放電制御ユニット16を制御するための信号制御ユニットをさらに含む。前記信号制御ユニットは、充放電電圧を制御することにより、コンパレータユニット13の充放電を充放電制御ユニット16で制御して、カウンターユニット12を起動してカウントを行う。
【0024】
震動ユニット11は、カウンターユニット12のカウントクロック信号として震動信号を生成して出力する。震動ユニット11は、少なくとも第1インバータUU1A、第2インバータU1B、第1キャパシタC1、第1抵抗器R2及び第2抵抗器R1を含む。第1インバータU1Aと第2インバータU1Bは、共同で二段信号増幅器を構成し、それぞれ7404インバータなどの同型のインバータを採用できる。第1インバータU1Aの出力端子は、第2インバータU1Bの入力端子に接続される。第2インバータU1Bの出力端子は、カウンターユニットに接続されて、震動信号を出力する。第1抵抗器R2の一端は、第1インバータU1Aの入力端子に接続される。第2抵抗器R1の一端は、第2インバータU1Bの入力端子に接続される。第1キャパシタC1の一端は、第2インバータU1Bの出力端子に接続される。そして、第1キャパシタC1、第1抵抗器R2及び第2抵抗器R1の他端は、互いに接続されている。
【0025】
以上、震動ユニット11の基礎構成部分であるが、圧力取得ユニットを震動ユニット11の構成要素として受力検出に用いると、力を受けた際に震動ユニット11に対応する周波数の震動信号を発生させる。しかも、圧力取得ユニットが力を受けた際に、震動ユニット11の周波数が変化する。この周波数の変化量は、圧力取得ユニットの受力に正比例する。このとき、電圧変換ユニット14は、固定不変の電圧を供給する。具体的には、上記の震動ユニット11の基礎構成部分において、図2に示すように、第2抵抗器R1は、震動ユニット11の圧力取得ユニットとして抵抗式圧力センサーを選択して使用することができる。または、図3に示すように、第1キャパシタC1は、震動ユニット11の圧力取得ユニットとして容量式圧力センサーを選択して使用することができる。または、図4に示すように、第2抵抗器R1は、インダクタ式圧力センサーによって置き換えられて、震動ユニット11の圧力取得ユニットとされる。これに基づき、震動ユニット11は、多種の圧力取得ユニット(抵抗式圧力センサー、容量式圧力センサー、及びインダクタンス式圧力センサー)に適用できるので、本発明の適用性がより高くなる。
【0026】
引き続き図1図4を参照すると、コンパレータユニット13は、カウンターユニット12に接続されて、圧力変換による電圧変化を検出し且つ信号を出力して、カウンターユニット12のカウントまたはオフを制御する。コンパレータU4Aを直接に選択して用いることができる。コンパレータU4Aの正極は、電圧変換ユニット14に接続される。電圧変換ユニット14により固定または可変の比較電圧を取得する。コンパレータU4Aの負極は、定電流源充電ユニット15に接続されて、定電流源充電ユニット15を介して線形的に漸増する比較電圧を取得する。コンパレータU4Aの出力端子は、カウンターユニット12のイネーブル制御入力端子に接続されて、カウンターユニット12からパルスのゲート制御信号が入力される。定電流源充電ユニット15には、充放電制御ユニット16がさらに接続されている。充放電制御ユニット16は、電圧変換ユニット14を充放電させるように制御して、比較可能電圧を変化させる。これに伴い、コンパレータU4Aの出力端子の電位も変化する。これにより、コンパレータU4Aの出力端子が高電位である場合、カウンターユニット12はカウントを開始する。コンパレータU4Aの出力端子が低電位である場合、カウンターユニット12はカウントを停止する。
【0027】
具体的には、圧力取得ユニットが震動ユニット11の構成要素として受力検出に用いる場合、電圧変換ユニット14は、オペアンプU3A、第3抵抗器R5、第4抵抗器R11、第5抵抗器R12、第6抵抗器R7、第7抵抗器R8、第8抵抗器R4及び第9抵抗器R6を含む電圧増幅器である。オペアンプU3Aの負極は接地されて、正負2つの入力端子の電圧が等しくなるように負のフィードバック接続を形成する一方、オペアンプU3Aの正極には第3抵抗器R5、第4抵抗器R11が順次に接続される。第4抵抗器R11は、外部の第1給電電源VCCに接続される。第1給電電源VCCは、オペアンプU3Aの給電端子にも接続されてそれに給電する。オペアンプU3Aの出力端子は、コンパレータU4Aに接続されている。第5抵抗器R12、第6抵抗器R7及び第7抵抗器R8は、順に接続されている。第5抵抗器R12の他端は、第3抵抗器R5と第4抵抗器R11との間に接続される。第6抵抗器R7と第7抵抗器R8との間は、オペアンプU3Aの負極に導線で接続される。第7抵抗器R8の他端は、オペアンプU3Aの出力端子に接続されている。第8抵抗器R4の一端は、オペアンプU3Aの正極に接続される。第8抵抗器R4の他端は、オペアンプU3Aの給電端子に接続される。第9抵抗器R6の一端は、オペアンプU3Aの正極に接続される。第9抵抗器R6の他端は、接地されている。外部の第1給電電源VCCの電圧の大きさを維持または変更することにより、コンパレータU4Aの正極に固定の比較可能電圧が入力されることを確保できる。電圧変換ユニット14は、圧力取得ユニットがともに震動ユニット11内にある場合、固定レベルのイネーブル信号を提供して、カウンターユニット12をイネーブルさせる。
【0028】
以上は、電圧変換ユニット14の基礎構成部分であるが、圧力取得ユニットが電圧変換ユニット14の構成要素として力を受ける場合には、図5に示すように、第4抵抗器R11及び第5抵抗器R12を電気ブリッジ式圧力センサーR3により置き換えて、電圧変換ユニット14の圧力取得ユニットとすることができる。このとき、震動信号の出力周波数は固定の(定周波数)に変化せず、上述した震動ユニット11の基礎構成部分を震動ユニット全体として選択することができる。電気ブリッジ式圧力センサーR3が力を受ける時に、その上の力がコンパレータユニット13のプラス端の電圧に比例する。このとき、充放電制御ユニット16の充放電時間はコンパレータユニット13のプラス端の電圧に比例するため、カウンターユニット12のカウント結果はセンサーが受けた力の変化量に比例する。
【0029】
なお、上記の電圧変換ユニット14は、具体的なコンパレータユニット13、例えば一部の実施形態におけるコンパレータU4Aの正極に接続される。具体的には、オペアンプU3Aの出力端子は、コンパレータU4Aの正極に接続される。コンパレータU4Aによる電力供給は、第1給電電源VCCを直接に採用することができる。
【0030】
具体的には、定電流源充電ユニット15は、トランジスタQ1と、第1ダイオードD1と、第2ダイオードD2と、第10抵抗器R9と、を含む。第10抵抗器R9は、トランジスタQ1のエミッタと外部の第2供給電源VCCに接続される。第1ダイオードD1のアノードは、外部の第2給電電源VCCに接続される。第1ダイオードD1のカソードは、第2ダイオードD2のアノードに接続される。第2ダイオードD2のカソードは、トランジスタQ1のベース電極に接続される。トランジスタQ1のコレクタ電極は、コンパレータユニット13に接続されている。定電流源充電ユニット15は、コンパレータユニット13に対して線形的に漸増する比較電圧を与えるものである。トランジスタQ1のコレクタ電極は、例えば、コンパレータユニット13のコンパレータU4Aの負極に接続可能である。
【0031】
充放電制御手段16は、本発明における充放電及び制御モジュールとして、第2キャパシタC2、電界効果トランジスタQ2及び第11抵抗器R10を含む。第2キャパシタC2の負極は、第11抵抗器R10の一端に接続されて接地される。第2キャパシタC2の正極は、トランジスタQ1のコレクタ電極に接続される。第11抵抗器R10の他端は、第2ダイオードD2のカソードに接続されている。電界効果トランジスタQ2のドレイン電極は、電界効果トランジスタQ1のコレクタ電極及び第2キャパシタC2の正極に接続される。電界効果トランジスタQ2のソース電極は、第2キャパシタC2の負極に接続され且つ接地される。電界効果トランジスタQ2のゲート電極は、信号制御ユニットに接続されている。
【0032】
カウンターユニット12は、少なくとも4つのカウンターからなり、圧力取得ユニットが力を受けた後にカウントするためのものである。4つのカウンターのENピンは、それぞれコンパレータユニット13に接続される。4つのカウンターのRStピンは、それぞれ充放電制御ユニット16に接続される。4つのカウンターのうちの1つのカウンターのCLKピンは、震動ユニット11に接続される。残りの3つのカウンターのCLKピンは、順次に、1つ前のカウンターのQ3ピンに接続されている。具体的には、4つのカウンターのENピンは、具体的なコンパレータユニット13の部分的な実施形態におけるコンパレータU4Aの出力端子に接続されてもよい。4つのカウンターのうちの1つのカウンターのCLKピンは、震動ユニット11(具体的には、第2インバータU1Bの出力端子)に接続される。4つのカウンターのRSTピンは、それぞれ充放電制御ユニット16の電界効果トランジスタQ2のゲート電極に接続される。より具体的には、4つのカウンターは、それぞれ、カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5Bであり、それぞれ4518型のカウンターまたは他の型番のパルスカウンターを採用可能である。ここで、カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5BのENピンは、それぞれコンパレータU4Aの出力端子に接続される。カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5BのRSTピンは、それぞれ電界効果トランジスタQ2のゲート電極に接続される。カウンターU2AのCLKピンは、第2インバータU1Bの出力端子に接続される。カウンターU2AのQ3ピンは、カウンターU2BのCLKピンに接続される。カウンターU2BのQ3ピンは、カウンターU5AのCLKピンに接続される。カウンターU5AのQ3ピンは、カウンターU5BのCLKピンに接続される。カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5Bの残りのピンであるQ0、Q1、Q2、Q3、Q4は、出力ピンとしてカウント結果を出力する。なお、本実施形態では、4つのカウンターを選択することは、1つの具体的な実施形態のみである。1つのカウンターを直列接続する毎に、カウンターユニット12のカットアップが増える(基数乗算)。具体的には、4518型のカウンターを例にとり、単一のカウンターが4進数であれば、4つのカウンターが直列接続された後に4×4=16進数のカウンターを構成している。このとき、カウンターユニット12のカウント範囲が0~65535である。この値の最終的なカウント結果は、圧力の変化量を代表する。従って、本実施形態のコンパレータユニット13は、センサーが受けた力の大きさに応じて、異なる進数及び/または異なる数のカウンターを選択してカウンターユニット12を構成してもよい。本実施例は、具体的なコンパレータユニット13の組成を限定するものではない。
【0033】
以上をまとめると、図1図4に示すように、上記の圧力取得ユニットは、容量式圧力センサー、抵抗式圧力センサーまたはインダクタ式圧力センサーである場合、対応するセンサーが受けた力は変化する時に、震動ユニット11は、第1キャパシタC1の影響を受けて震動回路を形成する。震動回路の周波数の変化量は、センサーが受けた力に比例する。コンパレータU4Aの正端には、固定電圧が入力される。コンパレータU4Aの負端は、第2キャパシタC2が開始すると放電される。このとき、コンパレータU4Aの出力端子が高い準位となり、カウンターユニット12がカウントを開始し、定電流源充電ユニット15が第2キャパシタC2に対して充電を開始する。一旦、第2キャパシタC2の電圧がコンパレータU4Aの正端より高くなると、コンパレータU4Aの出力端子が低準位となり、カウンターユニット12がカウントを停止し、カウンターユニット12のカウント結果はセンサーが受けた力の変化量に比例するので、センサーの圧力変化を検知できる。そして、第2キャパシタC2の容量の大きさを変更することで、その充電時間を変更して、さらに検出回路全体の解像度を変更する。
【0034】
さらに、図5に示すように、上記の圧力取得ユニットが電気ブリッジ式圧力センサーR3のときに、震動ユニット11の震動回路が出力する周波数は、固定的である(即ち、固定された第1キャパシタC1と第2抵抗器R1を採用する)。電気ブリッジ式圧力センサーR3に印加される力がコンパレータU4Aの正極端子の電圧に比例し、定電流源充電ユニット15の第2キャパシタC2への充電時間がコンパレータU4Aの正極端子の電圧に比例することで、カウンターユニット12のカウント結果は電気ブリッジ式圧力センサーR3が受ける力の変化量に比例することが分かる。
【0035】
図6は、第2キャパシタC2の充電曲線の対照図である。図6を合わせて分かるように、
1)従来技術がRC充電を採用したが、RC充電が公式Vc=E-E*exp(-t/RC)で計算されるため、Vcとtとが対数関係を呈する。具体的には、f(x)に示す通りである。
2)本実施形態では、定電流で充電するが、定電流の充電式は、Vc=I*t/Cである。Iが一定であるため、Vcとtは直線関係を呈する。具体的な関係は、f’(x)に示す通りである。本実施形態で述べた技術効果「カウンターのカウント結果がセンサーの受力変化量に比例する」を直接に反映している。
【0036】
以上の実施形態により開示された圧力検出回路10の具体的な内容に基づき、図7は、図2~5における各信号の波形タイミングチャート(図面では、CNT-00が震動ユニットが出力するカウントクロック信号を示す)であり、図7に示すように、当該圧力検出回路10の具体的な動作原理は下記の通りである。
【0037】
A)初期時に、RESETは高電位であり、カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A、カウンターU5BのRSTピン及び電界効果トランジスタQ2のゲート電極は高電位である。このとき、カウンターユニット12は、クリアされて、カウントを停止する。第2キャパシタC2は、ゼロ電位まで放電される。コンパレータU4AのOut(出力端子)は、高電位である。
【0038】
B)圧力の取得を開始する時に、RESETを低電位とし、カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5BのRSTピン及び電界効果トランジスタQ2のゲート電極は、低電位となる。このとき、カウンターユニット12はカウントを開始し、定電流源充電ユニット15は第2キャパシタC2を充電し始める。第2キャパシタC2電圧がコンパレータU4A+(U4A正極であり、U4A-がU4A負極を表す)より高い場合、コンパレータU4AのOutは低電位に変換され、カウンターU2A、カウンターU2B、カウンターU5A及びカウンターU5BのENピンは低電位となり、カウンターユニット12はカウントを停止する。
【0039】
C)カウント値の読み取りが完了した後に、再びRESETを高電位にし、ステップAとステップBとを繰り返す。
【0040】
以下、具体的なデータを併せて本発明をさらに説明する。
【0041】
(1)圧力取得ユニットが容量式センサー又は抵抗式センサーである場合に、タイマーの計時時間は、Q=CV=IT、T=C*V/Iである。
【0042】
具体的には、Vは、目標電圧であり、1.25Vを取る。容量Cは、510pFを取る。電流は、0.5μAを取る。これにより、T=1.25V*510pF/0.5μA=1275μsが得られる。
【0043】
1)圧力取得ユニットが容量式センサーであるときに、抵抗は10KΩを固定的に選んで、時間は1275 μs(T=2.2 RC)であり、容量式センサーの受力の大きさは変えられ、印加力は小さいから大きくなる。容量がC=5pF、C=50pF及びC=100pFと対応的に変化する。印加時間と震動周波数は、それぞれ0.11 μs/9.09MHz、1.11μs/909KHz及び2.2μs/454KHzである。これにより、1275μs内で得られたカウント値は、それぞれ12622、1262及び631であり、圧力変化量及びカウント結果から、カウンターユニット12のカウント結果は、センサーが受けた力の変化量に比例することが分かる。
【0044】
2)圧力取得ユニットが抵抗式センサーであるときに、容量は5pFを固定的に選択し、計時時間は1275μs(T=2.2RC)である。抵抗式センサーの受力の大きさは変えられ、印加力は小さいから大きくなる。抵抗は、R=500KΩ、R=100KΩ及びR=10KΩと対応的に変化する。印加時間と震動周波数は、それぞれ5.5μs/181KHz、1.11μs/909KHz及び0.11μs/9.09MHzである。1275μs内で得られたカウント値は、それぞれ231、1262及び12622である。圧力変化量とカウント結果から、カウンターユニット12がカウントした結果は、センサーが受けた力の変化量に比例することが分かる。具体的なデータは表1に示す通りである。
【0045】
【表1】
【0046】
(2)圧力取得ユニットが抵抗ブリッジ式センサーである場合に、計時時間は、同様にT=(1.5 V*5/6)*510 pF/0.5μA=1275 μsを取る。震動ユニット11が8MHz定周波数を使用し、印加力が小、中、大に分けられると、印加力が抵抗ブリッジセンサーに対応して出力する電圧は0.2V、0.8V及び1.25 Vとなり、抵抗ブリッジセンサーに対応する電力量Qの変化は、それぞれ0.2*510pC=102pC、0.8*510pC=408pC及び1.25*510pC = 637.5pCとなり、印加時間Tはそれぞれ、102pC/0.5μA=204μs、408pC/0.5μA=916μs及び637.5pC/0.5μA=1275μsである。これによって、8MHz定周波数及び1275μs内で得られたカウント値は、それぞれ1632、7328、10200である。定電流源充電ユニット15の第2充電器C2に対する充電時間は、コンパレータU4Aの正極端子の電圧に比例し、得られたカウンターユニット12のカウント結果として、電気ブリッジ圧力センサーR3の受力変化量と正比例をなすことが分かる。具体的なデータは表2に示す通りである。
【0047】
【表2】
【0048】
以上は、本発明の圧力検出回路に関する全ての内容である。これに基づき、本発明は、上記の圧力検出回路を少なくとも含む圧力検出装置をさらに開示している。
【0049】
本発明の圧力検出装置は、上述した圧力検出回路を採用するため、上述した圧力検出回路のすべての技術的機能を有し、感度と解像度が高く、省電力及び適用性がより広いという製品の特徴を有し、各種の圧力検出装置及びシステムに広く使用されることができる。
【0050】
本発明の圧力検出装置においては、幾つかの他の構造は、例えば、圧力検出回路を保護するためのケース、圧力検出回路に用いられるキャリア回路基板、手書きペンやゲームジョイスティックなどの外部圧力入力のためのキャリアは、何れも必要に応じて従来の技術構造を選択して対応機能を実現することができる。本発明は、この圧力検出装置における圧力検出回路以外の構造に対して、余分に限定しない。
【0051】
最後に、本発明は、上記の圧力検出回路または上記の圧力検出装置を少なくとも含む圧力入力装置をさらに開示している。
【0052】
本発明の圧力入力装置は、以上の圧力検出回路または圧力検出装置を採用することにより、上記の圧力検出回路または圧力検出装置のすべての技術的機能を有し、感度と解像度が高く、省電力及び適用性がより広いという製品の特徴を有し、各種の圧力入力装置及びシステムに広く使用されることができる。
【0053】
本発明の圧力入力装置においては、幾つかの他の構造は、例えば、圧力検出回路を保護するためのケース、圧力検出回路に用いられるキャリア回路基板、手書きペンやゲームジョイスティックなどの外部圧力入力用のキャリアは、何れも必要に応じて従来の技術構造を選択して対応機能を実現することができる。本発明は、この入力装置における圧力検出回路以外の構造に対して、余分に限定しない。
【0054】
以上は、本願の実施例のみであり、本願の発明権の範囲を限定するものではなく、本願明細書及び図面を利用して作成された等価な構造又は等価なプロセスを、直接又は間接的に他の関連技術分野に適用して得られたものは、いずれも本願発明の保護範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7