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特許7136985プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-05
(45)【発行日】2022-09-13
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/131 20220101AFI20220906BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20220906BHJP
   A63F 13/52 20140101ALI20220906BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220906BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20220906BHJP
   H04N 21/235 20110101ALI20220906BHJP
   H04N 21/2668 20110101ALI20220906BHJP
   H04N 21/472 20110101ALI20220906BHJP
【FI】
H04L67/131
A63F13/35
A63F13/52
G06Q50/10
G09G5/00 550H
G09G5/00 555D
H04N21/235
H04N21/2668
H04N21/472
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021166764
(22)【出願日】2021-10-11
【審査請求日】2021-10-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】313011434
【氏名又は名称】エヌエイチエヌ コーポレーション
【住所又は居所原語表記】(Sampyeong-dong),16,Daewangpangyo-ro 645 beon-gil,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】515285741
【氏名又は名称】NHN comico株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】金 秉奎
【審査官】白井 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-122668(JP,A)
【文献】特開2016-033825(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/131
A63F 13/35
A63F 13/52
G06Q 50/10
G09G 5/00
H04N 21/235
H04N 21/2668
H04N 21/472
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にすることと、
をコンピュータに実行させ、
前記第1の条件は、前記要求がマッチング要求であること又は前記要求の取得タイミングがメンテナンス中であることを示す条件であり、前記第2の条件は、前記マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したこと又はメンテナンスが終了したことを示す条件である、プログラム。
【請求項2】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にすることと、
前記ユーザ機器の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を前記第2の条件を満たした後に取得すること、をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項3】
ユーザの操作に基づいて、前記サブコンテンツに関する設定情報を取得することと、
前記設定情報に基づいて、ユーザにリコメンドを提供すること、をコンピュータにさらに実行させる、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得するメインコンテンツ要求取得部と、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にするサブコンテンツ表示制御部と、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にするメインコンテンツ表示制御部と、
を備え、
前記第1の条件は、前記要求がマッチング要求であること又は前記要求の取得タイミングがメンテナンス中であることを示す条件であり、前記第2の条件は、前記マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したこと又はメンテナンスが終了したことを示す条件である、
情報処理装置。
【請求項5】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得するメインコンテンツ要求取得部と、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にするサブコンテンツ表示制御部と、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にするメインコンテンツ表示制御部と、
前記ユーザ機器の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を前記第2の条件を満たした後に取得するサブコンテンツ関連情報取得部と、
を備える情報処理装置。
【請求項6】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にすることと、
を備え、
前記第1の条件は、前記要求がマッチング要求であること又は前記要求の取得タイミングがメンテナンス中であることを示す条件であり、前記第2の条件は、前記マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したこと又はメンテナンスが終了したことを示す条件である、情報処理方法。
【請求項7】
ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、
前記要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、前記ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、
前記第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、前記メインコンテンツを表示可能にすることと、
前記ユーザ機器の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を前記第2の条件を満たした後に取得することと、
を備える情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オンラインコンテンツサービスが進展する中、ゲームコンテンツサービスの提供が活発に行われている。ゲームコンテンツサービスとしては、対戦型ゲーム、育成型ゲーム、音楽ゲーム等、種々のゲームがある。また、電子化された漫画や小説等の書籍コンテンツを提供するサービスも活発に行われている。
【0003】
特許文献1には、ユーザが漫画コンテンツを読み進める際に、漫画コンテンツに関連付けられたイベントデータに基づいてテキストデータやミニゲーム等のイベントを実行することが可能な電子書籍ゲームが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-33825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のコンテンツサービスでは、メインのコンテンツサービスと異なる他のコンテンツサービスをユーザに提供することはできるが、他のコンテンツサービスを提供するためにサーバやユーザ機器に処理負荷がかかり、コンテンツのダウンロードにも時間がかかるため、他のコンテンツの提供を円滑にできなかった。
【0006】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、この発明の目的は、メインコンテンツと異なるコンテンツをユーザに円滑に提供することにより、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明の一態様は、ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることと、をコンピュータに実行させるプログラムを提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の一態様によれば、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、第1実施形態に係るコンテンツ提供システムの全体構成の一例を示す図である。
図2図2は、図1に示したコンテンツ提供システムにおけるコンテンツサーバの機能構成の一例を示す図である
図3図3は、図1に示したコンテンツ提供システムにおけるユーザ機器の機能構成の一例を示す図である。
図4図4は、第1実施形態に係るユーザ機器に表示される画像の例を概略的に示す図である。
図5図5は、第1実施形態に係るコンテンツサーバによる情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、第1実施形態に係るユーザ機器による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、第2実施形態に係るコンテンツサーバによる情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、第2実施形態に係るユーザ機器による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照してこの発明に係る実施形態を説明する。なお、以降、説明済みの要素と同一又は類似の要素には同一又は類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。例えば、複数の同一又は類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
【0011】
<第1実施形態>
(1)コンテンツ提供システム
図1は、実施形態に係るコンテンツ提供システムSの全体構成の一例を示すブロック図である。
コンテンツ提供システムSは、コンテンツサーバ1、及び複数のユーザ機器2を含む。各ユーザ機器2は、ネットワークを介して、コンテンツサーバ1と通信可能である。図1は、コンテンツ提供システムSが複数のユーザ機器2を含む例を示しているが、コンテンツ提供システムSは、1つのユーザ機器2を含んでもよい。図1は、説明を簡単にするため、1つのユーザ機器2についてのみ詳細な構成を示す。
【0012】
ネットワークは、インターネット等のWAN(Wide Area Network)、又はLAN(Local Area Network)のようなネットワークである。ネットワークは、移動通信網、有線電話網、FTTH(Fiber To The Home)、又はCATV(Cable Television)網等のアクセス網を含み得る。
【0013】
コンテンツサーバ1は、複数のユーザ機器2におけるメインコンテンツに関する処理、及び複数のユーザ機器2におけるサブコンテンツに関する処理を支援する装置である。コンテンツサーバ1は、情報処理装置の一例である。
【0014】
メインコンテンツは、例えば、ゲームコンテンツであるが、これに限定されない。メインコンテンツは、後述する静止画像コンテンツ等のオンラインで提供可能な種々のコンテンツであってもよい。以下の説明において、メインコンテンツがゲームコンテンツである場合を例に説明する。
【0015】
ゲームコンテンツは、種々のゲームのコンテンツを含む。ゲームは、マッチングにより組み合わせられた複数のユーザで進行するゲームを含む。ゲームは、複数のユーザの対戦プレイにより進行するゲームでもよい。ゲームは、複数のユーザの協力プレイにより進行するゲームでもよい。マッチングは、ゲームに参加する複数のユーザを募り、複数のユーザを組み合わせるコンテンツサーバ1による処理である。マッチングは、ゲームに参加する意思のある多数のユーザの中から、ゲームに必要な複数のユーザを一纏めにして同一ゲームに参加させる。マッチングは、ゲームに不公平な状況が生じたり、チーム構成に偏りが生じたりしないように、例えば、レベル、ランク、ステータス、所持武器、所持アイテム、使用キャラクタの役割等といったユーザ情報に基づき、ゲームに参加するユーザを決定する。ネットワークを通じてゲームに参加する意思のある多数のユーザについて、上記のようなユーザ情報を参照し、公平なメンバー編成を行う必要があるため、通常マッチングは一定の処理時間を要する。一般的な例として、ユーザがマッチング開始の操作を行うとマッチング中の状態となり、同時刻におけるネットワーク上の多数のマッチング中の状態であるユーザの中から、複数のユーザが選出されてゲームが開始される。したがって、ユーザはマッチング開始の操作を行ってから実際にゲームが開始するまでの一定時間待機状態となる。複数のユーザは、複数のユーザ機器2を操作する複数のユーザで構成される。これに代えて、複数のユーザは、1台以上のユーザ機器2を操作する1人以上のユーザ、及びコンテンツサーバ1によって操作される1以上の仮想的なユーザで構成されてもよい。
【0016】
コンテンツサーバ1は、ネットワークを介して、ユーザ機器2においてメインコンテンツを表示可能にするためのメインコンテンツ用プログラム、及びメインコンテンツデータをユーザ機器2に送信する。メインコンテンツ用プログラムは、例えば、ゲームプログラムである。コンテンツサーバ1がユーザ機器2に送信するメインコンテンツ用プログラムは、ユーザ機器2により実行されるメインコンテンツのためのプログラムである。コンテンツサーバ1がユーザ機器2に送信するメインコンテンツデータは、ユーザ機器2によるメインコンテンツ用プログラムの実行に基づいてユーザ機器により参照されるメインコンテンツのための情報である。メインコンテンツデータは、例えば、ゲーム情報である。ゲーム情報は、ゲームの進行状況を示す情報、及びゲーム空間に配置される種々のオブジェクトに関する情報を含む。オブジェクトは、種々のキャラクタを含む。オブジェクトは、キャラクタが存在する場所の地形、建物の外装、内装、舞台、照明、装飾、又は景色等の背景を構成するゲーム空間オブジェクトを含む。オブジェクトに関する情報は、オブジェクトに関するパラメータを含む。
【0017】
コンテンツサーバ1は、ネットワークを介して、ユーザ機器2において表示するサブコンテンツをユーザ機器2に送信する。サブコンテンツは、メインコンテンツに代えて、一時的にユーザ機器2に提供されるメインコンテンツとは異なるコンテンツである。サブコンテンツは、例えば、コンテンツサーバ1がマッチングを行っている間に、待機状態となったユーザに対して提供されるコンテンツである。サブコンテンツは、例えば、静止画像コンテンツ等のメインコンテンツに比べ情報量を軽減したコンテンツである。ユーザ機器2においてサブコンテンツを表示させる処理は、メインコンテンツを表示させる処理に比べ、リソースの使用率が低い処理である。リソースは、例えば、ネットワークのリソース、サーバのリソース、及びユーザ機器2のリソースを含む。マッチングは、多数のユーザのユーザ情報に基づき、ゲームに適した組み合わせのメンバーとなるように複数のユーザを選出する必要があり、また、ゲームに参加する意思のある多数のユーザ全てが一定時間の内にゲームに参加できるよう最適化された組み合わせにユーザを分配する必要があるため、多くのリソースを要する。サブコンテンツの処理は、コンテンツサーバ1がマッチングを行っている間に実行されるため、多くのリソースを要する処理と並行して実行される。サブコンテンツが情報量を軽減したコンテンツであるため、マッチングと並行して行われたとしてもサブコンテンツの処理にエラーが発生する可能性が低減する。
【0018】
サブコンテンツの種別は限定されるものではないが、サブコンテンツは、以下に例示する理由から、静止画像コンテンツであることが好ましい。
【0019】
静止画像コンテンツは、ゲームコンテンツ等のようにユーザの操作にリアルタイム性を要求するコンテンツではないため、ラグの問題を生じない。例えば、メインコンテンツがマッチング処理を行っている最中に、サブコンテンツとしてメインコンテンツとは異なる臨時のゲームコンテンツを実行した場合、サブコンテンツは、多くのリソースを要するマッチング処理と並行して処理されるため、ユーザの操作が当該ゲームコンテンツに直ちに反映されない等といったラグの問題が生じるおそれがある。そのため、サブコンテンツとしてゲームコンテンツを実行する場合、進行速度やテンポが速いゲーム内容だと操作が困難であり、また、同様の理由から複雑な操作を要するゲーム内容も適さない。一方、静止画像コンテンツは、ゲームコンテンツ等と比べて、速い進行速度を必要とせず、ユーザの所望のタイミングで読み進めることができる。また、スクロール操作等のシンプルなユーザの操作で簡単に利用可能なコンテンツである。静止画像コンテンツデータのデータ量は、ゲームコンテンツデータ等のデータ量と比べて少ないため、マッチング処理中のネットワークリソースを圧迫しない。また、後述のように、静止画像コンテンツをどこまで読んだかのセーブデータの保存に必要な容量は、ゲームコンテンツがどこまで進行したかのセーブデータの保存に必要な容量より少なくてよい。
【0020】
静止画像コンテンツは、静止画像で構成されるコンテンツである。静止画像コンテンツは、例えば、漫画、小説、又は雑誌等の電子書籍であるが、これに限定されない。静止画像コンテンツは、複数の静止画像を含む。複数の静止画像は、ユーザ機器2の表示画面の長手方向に並べられた複数の静止画像を含む。各静止画像の形状は、上記表示画面の長手方向に対応する辺の長さが上記表示画面の短手方向に対応する辺の長さよりも長い長方形である。複数の静止画像は、上下に一列に並べられて表示される。このような構成により、ユーザは、静止画像コンテンツをユーザ機器2の表示画面の垂直方向の上下にスクロール操作をすることで利用できる。以下の説明において、静止画像コンテンツが漫画である場合を例に説明する。静止画像コンテンツは、ユーザ機器2の表示画面の垂直方向の上側から下側に向かって、ユーザの操作に基づいて順次表示される。各静止画像コンテンツは、1話分のコンテンツを含む複数の静止画像で構成される。1話分のコンテンツは、例えば、48コマから構成される漫画である。各静止画像コンテンツは、例えば、48コマ分のコンテンツを複数枚の縦長の静止画像に分割したものであってもよい。複数枚の縦長の静止画像の各々は、複数のコマを含まず、一枚の静止画像でもよい。
【0021】
静止画像コンテンツは複数の静止画像で構成されるため、ユーザ機器2は、静止画像毎に順次コンテンツサーバ1から取得する。ユーザ機器2は、少なくとも1つの静止画像をコンテンツサーバ1から取得すれば、取得した静止画像を表示可能である。ユーザ機器2は、静止画像コンテンツを構成する複数の静止画像の全部をコンテンツサーバ1から取得することを待つことなく、静止画像の表示を開始することができる。静止画像コンテンツが複数の静止画像で構成されるため、ユーザが静止画像コンテンツを利用する待ち時間を低減することができる。
【0022】
静止画像コンテンツは、各コマを識別するコマ識別情報を含んでもよい。静止画像コンテンツは、複数枚の縦長の画像の各々を識別する枚数識別情報を含んでもよい。コンテンツサーバ1は、静止画像コンテンツの識別情報を記憶することで、サブコンテンツの情報を管理してもよい。例えば、コンテンツサーバ1は、ユーザ機器2の表示画面に表示された漫画のコマ識別情報に基づいて、ユーザ機器2のユーザが漫画のどの部分まで閲覧したかを管理してもよい。コンテンツサーバ1は、後述するサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報に基づいて、ユーザ機器2のユーザが漫画のどの部分まで閲覧したかを管理してもよい。コンテンツサーバ1は、識別情報又は位置情報のような少ないデータ量でサブコンテンツの情報を記録可能である。
【0023】
コンテンツサーバ1は、同時に複数のユーザ機器2との間で通信可能である。コンテンツサーバ1は、複数のユーザ機器2におけるメインコンテンツの表示を並行して支援し得る。コンテンツサーバ1は、複数のユーザ機器2におけるサブコンテンツの表示を並行して支援し得る。
【0024】
ユーザ機器2は、メインコンテンツの表示、及びサブコンテンツの表示に使用される装置である。ユーザ機器2は、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型端末であってもよい。ユーザ機器2は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型コンピュータであってもよい。ユーザ機器2は、ゲームに適した専用のゲーム端末であってもよい。以下では、一例として、ユーザ機器2が、タッチスクリーンを備えるスマートフォンであるものとして説明する。
【0025】
(2)ハードウェア構成
(2-1)コンテンツサーバ
コンテンツサーバ1は、プロセッサ10、メモリ11、記憶デバイス12、通信デバイス13、入出力インタフェース(I/F)14、及びバス15を含む。
【0026】
プロセッサ10は、コンテンツサーバ1の動作に必要な演算及び制御等の処理を実行するコンピュータの中枢部分に相当する。例えば、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサを含む。プロセッサ10は、汎用プロセッサに限らず、専用プロセッサであってもよい。プロセッサ10は、少なくとも1つのプロセッサで構成されていてもよい。プロセッサ10は、メモリ11の不揮発性のメモリ領域、又は記憶デバイス12に記憶されたプログラムをメモリ11の揮発性のメモリ領域に展開する。プロセッサ10は、メモリ11の揮発性のメモリ領域に展開されたプログラムを実行することで、後述する各部を実現し、種々の動作を実行する。
【0027】
メモリ11は、プロセッサ10を中枢とするコンピュータの主記憶装置に相当する。メモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム、又はプログラムを記憶する。メモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。メモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。メモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0028】
記憶デバイス12は、プロセッサ10を中枢とするコンピュータの補助記憶装置等の記憶装置に相当する。記憶デバイス12は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、又はソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置を含む。記憶デバイス12は、メインコンテンツの処理で使用するメインコンテンツ用ユーザ情報、メインコンテンツデータ、及びメインコンテンツ用プログラムを記憶する。記憶デバイス12は、サブコンテンツの処理で使用するサブコンテンツ用ユーザ情報、サブコンテンツデータ、及びサブコンテンツ用プログラムを記憶する。メインコンテンツ用プログラム、及びサブコンテンツ用プログラムは、互いに連携するプログラムであってもよい。例えば、メインコンテンツ用プログラムがゲームプログラムであり、サブコンテンツ用プログラムが静止画像を閲覧するためのプログラムである場合、閲覧した静止画像コンテンツの量やコンテンツ数に応じてゲーム内容を変更してもよい。また、静止画像コンテンツに対して評価、コメント、購入注文、購入予約等といった後述する設定情報を付与することによってゲーム内容を変更しても良い。
【0029】
通信デバイス13は、ネットワークを介して、コンテンツサーバ1とは異なる装置のコンピュータと通信するためのデバイスである。通信デバイス13は、移動体通信用モジュール、及びLANモジュール等の信号処理モジュールを含む。通信デバイス13は、例えば、ネットワークを介して、コンテンツサーバ1をユーザ機器2と通信可能に接続する。
【0030】
入出力インタフェース14は、コンテンツサーバ1と外部装置との間の境界部分である。入出力インタフェース14は、外部装置から入力信号をコンテンツサーバ1へ入力するためのインタフェースである。入出力インタフェース14は、コンテンツサーバ1から映像情報、音声情報、又は制御信号等の出力信号を外部装置へ出力するためのインタフェースである。
【0031】
バス15は、コントロールバス、アドレスバス、及びデータバス等を含む。バス15は、コンテンツサーバ1の各部で信号を伝送可能となるように、コンテンツサーバ1の各部を接続する。
【0032】
なお、コンテンツサーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。コンテンツサーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0033】
(2-2)ユーザ機器
ユーザ機器2は、プロセッサ20、メモリ21、入力デバイス22、表示デバイス23、記憶デバイス24、通信デバイス25、各種センサ26、撮像デバイス27、音入出力デバイス28、入出力インタフェース(I/F)29、及びバス30を含む。なお、各デバイスはそれぞれ別個のデバイスでなくてもよい。
【0034】
プロセッサ20は、ユーザ機器2の動作に必要な演算及び制御等の処理を実行するコンピュータの中枢部分に相当する。例えば、プロセッサ20は、CPU、MPU、又はGPU等の汎用プロセッサを含む。プロセッサ20は、汎用プロセッサに限らず、専用プロセッサであってもよい。プロセッサ20は、少なくとも1つのプロセッサで構成されていてもよい。プロセッサ20は、メモリ21の不揮発性のメモリ領域、又は記憶デバイス24に記憶されたプログラムをメモリ21の揮発性のメモリ領域に展開する。プロセッサ20は、メモリ21の揮発性のメモリ領域に展開されたプログラムを実行することで、後述する各部を実現し、種々の動作を実行する。
【0035】
メモリ21は、主記憶装置であり、ROM、又はRAM等を含む。記憶デバイス24から読み出されてメモリ21に格納されたプログラムがプロセッサ20により実行されることにより、ユーザ機器2は、特定の機能を実現する情報処理装置として動作する。
【0036】
メモリ21は、プロセッサ20を中枢とするコンピュータの主記憶装置に相当する。メモリ21は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メモリ21は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メモリ21は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ20によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。メモリ21は、不揮発性のメモリ領域としてROMを含む。メモリ21は、揮発性のメモリ領域としてRAMを含む。
【0037】
入力デバイス22は、ユーザ機器2の外部からデータを取り込むためのデバイスである。入力デバイス22は、ユーザによる操作を取り込むためのキーボード、マウス、ペン、又はタッチパッド等を含む。タッチパッドは、静電容量式、又は抵抗膜式のタッチパネルである。タッチパッドは、ユーザが指、又はタッチペン(スタイラスペン)でタッチした位置を検知し、接触位置の座標情報を生成する。
【0038】
表示デバイス23は、表示データに基づく種々の画像を表示するデバイスである。表示デバイス23は、液晶ディスプレイ、又は有機ELディスプレイ等である。表示デバイス23は、メインコンテンツデータに基づいてメインコンテンツの画像を表示する。表示デバイス23は、サブコンテンツデータに基づいてサブコンテンツの画像を表示デバイス23の垂直方向の上側から下側に向かって表示する。なお、表示デバイス23は、入力デバイス22とは独立したデバイスではなく、入力デバイス22と一体でタッチスクリーンを構成してもよい。
【0039】
記憶デバイス24は、プロセッサ20を中枢とするコンピュータの補助記憶装置等の記憶装置に相当する。記憶デバイス24は、ハードディスクドライブ、又はソリッドステートドライブ等の不揮発性記憶装置を含む。記憶デバイス24は、メインコンテンツの処理で使用するメインコンテンツ用ユーザ情報、メインコンテンツデータ、及びメインコンテンツ用プログラムを記憶する。記憶デバイス24は、サブコンテンツの処理で使用するサブコンテンツ用ユーザ情報、サブコンテンツデータ、及びサブコンテンツ用プログラムを記憶する。メインコンテンツ用プログラム、及びサブコンテンツ用プログラムは、互いに連携するプログラムであってもよい。例えば、メインコンテンツ用プログラムがゲームプログラムであり、サブコンテンツ用プログラムが静止画像を閲覧するためのプログラムである場合、閲覧した静止画像コンテンツの量やコンテンツ数に応じてゲーム内容を変更してもよい。また、静止画像コンテンツに対して評価、コメント、購入注文、購入予約等といった後述する設定情報を付与することによってゲーム内容を変更しても良い。
【0040】
通信デバイス25は、ネットワークを介して、ユーザ機器2とは異なる装置のコンピュータと通信するためのデバイスである。通信デバイス25は、移動体通信用モジュール、及びLANモジュール等の信号処理モジュールを含む。通信デバイス25は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用モジュールを含んでもよい。通信デバイス13は、例えば、ネットワークを介して、ユーザ機器2をコンテンツサーバ1と通信可能に接続する。
【0041】
各種センサ26は、位置検出センサ、加速度センサ、ジャイロスコープ、磁気センサ、又は生体認証センサ等の1以上のセンサを含む。
【0042】
撮像デバイス27は、静止画、又は動画を取得するためのデバイスである。撮像デバイス27は、カメラ、又はイメージスキャナ等を含む。
【0043】
音入出力デバイス28は、音声を入力、音声を出力するためのデバイスである。音入出力デバイス28は、音声を入力するためのマイク等の音入力デバイスを含む。音入出力デバイス28は、音声を出力するためのスピーカ等の音出力デバイスを含む。
【0044】
入出力インタフェース29は、ユーザ機器2と外部装置との間の境界部分である。入出力インタフェース29は、外部機器から入力信号をユーザ機器2へ入力するためのインタフェースである。入出力インタフェース29は、ユーザ機器2から映像情報、音声情報、又は制御信号等の出力信号を外部装置へ出力するためのインタフェースである。入出力インタフェース29は、USB(Universal Serial Bus)端子を含んでもよい。外部機器は、キーボード、マウス、コントローラ、マイク、ゲーム専用の入力装置、ディスプレイ装置、スピーカ、イヤホン、メモリカード、又は記憶装置等である。
【0045】
バス30は、コントロールバス、アドレスバス、及びデータバス等を含む。バス30は、ユーザ機器2の各部で信号を伝送可能となるように、ユーザ機器2の各部を接続する。
【0046】
なお、ユーザ機器2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。ユーザ機器2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0047】
(3)機能構成
(3-1)コンテンツサーバ
図2は、図1に示したコンテンツ提供システムSにおけるコンテンツサーバ1の機能構成の一例を示す図である。なお、一般的なコンピュータの機能構成及びゲームの実現に必要な公知の機能構成については、図示及び説明を省略する。
【0048】
記憶デバイス12は、メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120、メインコンテンツデータ記憶部121、メインコンテンツ用プログラム記憶部122、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123、サブコンテンツデータ記憶部124、及びサブコンテンツ用プログラム記憶部125を含む。
【0049】
メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120は、メインコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツの処理で使用されるユーザ情報である。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツに関する各ユーザの識別情報を含む。各ユーザの識別情報は、各ユーザ機器2に固有の機器IDを含んでもよい。各ユーザの識別情報は、各ユーザに固有のユーザIDを含んでもよい。
【0050】
メインコンテンツデータ記憶部121は、メインコンテンツデータを記憶する。
【0051】
メインコンテンツ用プログラム記憶部122は、メインコンテンツ用プログラムを記憶する。メインコンテンツ用プログラム記憶部122に記憶されるメインコンテンツ用プログラムは、コンテンツサーバ1で実行されるメインコンテンツ用プログラムを含む。メインコンテンツ用プログラム記憶部122に記憶されるメインコンテンツ用プログラムは、コンテンツサーバ1がユーザ機器2に送信するメインコンテンツ用プログラムを含む。
【0052】
サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、サブコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報は、サブコンテンツの処理で使用されるユーザ情報である。サブコンテンツ用ユーザ情報は、サブコンテンツに関する各ユーザの識別情報を含む。各ユーザの識別情報は、各ユーザ機器2に固有の機器IDを含んでもよい。各ユーザの識別情報は、各ユーザに固有のユーザIDを含んでもよい。
【0053】
サブコンテンツ用ユーザ情報は、各ユーザのユーザ機器2に提供された後述するサブコンテンツの識別情報を含む。ユーザ機器2に提供されたサブコンテンツは、コンテンツサーバ1により任意に選択されたサブコンテンツでもよく、ユーザ機器2のユーザにより選択されたサブコンテンツでもよい。
【0054】
サブコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2におけるユーザの操作に基づくサブコンテンツ関連情報を含む。サブコンテンツ関連情報は、ユーザ機器2に提供されたサブコンテンツに関する種々の情報を含む。
【0055】
サブコンテンツ関連情報は、例えば、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を含む。サブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報は、サブコンテンツの位置情報ともいう。位置情報は、例えば、各サブコンテンツの長手方向における全体に対する表示画面に表示されたサブコンテンツの表示画像の割合、数値、又は識別情報を含む。表示画像の割合は、例えば、サブコンテンツの長手方向における全体に対するサブコンテンツの表示画像のパーセンテージ(%)により示される。表示画像の数値は、例えば、サブコンテンツの長手方向における全体に対するサブコンテンツの表示画像の座標により示される。座標は、入力デバイス22により取得されたユーザの接触位置の座標情報に基づくものでもよいし、サブコンテンツの全体に対する画素座標でもよい。識別情報は、例えば、コマ識別情報、又は枚数識別情報により示される。位置情報は、ユーザ機器2のユーザにより閲覧されたサブコンテンツの部分の最新の位置を示す情報である。最新の位置は、ユーザ機器2における最新のユーザの操作の検知に基づく位置である。
【0056】
位置情報がサブコンテンツの長手方向の下端の位置を示す場合、サブコンテンツ関連情報は、サブコンテンツの利用の終了を示す情報(以下、終了フラグという)を含んでもよい。下端の位置は、サブコンテンツの終了位置に対応する。位置情報は、例えば、サブコンテンツの利用履歴を示す情報である。
【0057】
サブコンテンツ関連情報は、例えば、サブコンテンツに関する設定情報を含む。設定情報は、サブコンテンツに対するお気に入り登録、評価(いいね、ランク付け等)、又は購入予約等の情報を含む。設定情報は、例えば、サブコンテンツの利用履歴を示す情報である。
【0058】
サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、ユーザの識別情報、サブコンテンツの識別情報、及びサブコンテンツ関連情報をユーザ毎に関連付けて記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報が取得される毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。
【0059】
サブコンテンツデータ記憶部124は、種々のサブコンテンツデータを記憶する。サブコンテンツデータ記憶部124は、各サブコンテンツデータをサブコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する。各サブコンテンツの識別情報は、各サブコンテンツに固有のサブコンテンツIDを含んでもよい。
【0060】
サブコンテンツ用プログラム記憶部125は、サブコンテンツ用プログラムを記憶する。サブコンテンツ用プログラム記憶部125に記憶されるサブコンテンツ用プログラムは、コンテンツサーバ1で実行されるサブコンテンツ用プログラムを含む。サブコンテンツ用プログラム記憶部125に記憶されるサブコンテンツ用プログラムは、コンテンツサーバ1がユーザ機器2に送信するサブコンテンツ用プログラムを含む。
【0061】
コンテンツサーバ1のプロセッサ10よって実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、メインコンテンツ処理部100、及びサブコンテンツ処理部101を実現する。プロセッサ10によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10によって実現される各部は、プロセッサ10、及びメモリ11を含む制御部によって実現されるということもできる。
【0062】
メインコンテンツ処理部100は、メインコンテンツに関する処理を実行する。
メインコンテンツ処理部100は、ユーザ管理部1000、データ取得部1001、データ提供部1002、メインコンテンツ処理管理部1003、メインコンテンツ要求取得部1004、及びメインコンテンツ表示制御部1005を含む。
【0063】
ユーザ管理部1000は、ネットワークを介して接続するユーザ機器2に対して、会員加入、及びログイン等のサービスを提供する。
【0064】
データ取得部1001は、コンテンツサーバ1が提供するメインコンテンツにログイン中のユーザ機器2から、メインコンテンツの処理を管理するために必要なデータを取得する。必要なデータは、例えば、ユーザ機器2におけるユーザの操作に基づくユーザの要求及びゲームで獲得したスコア等のデータを含む。
【0065】
データ提供部1002は、ユーザ機器2に対して、メインコンテンツ用プログラム等のメインコンテンツの処理に必要なデータを提供する。
【0066】
メインコンテンツ処理管理部1003は、ログイン中のユーザ機器2におけるメインコンテンツの提供開始から提供終了までのメインコンテンツの処理状況を管理する。メインコンテンツ処理管理部1003は、メインコンテンツの処理状況に応じて、データ取得部1001を介して、ユーザ機器2から必要なデータを取得する。メインコンテンツの処理状況は、例えば、ゲームのクリア等を含む。この場合、メインコンテンツ処理管理部1003は、ゲームで獲得したスコア等のデータを必要なデータとして取得してもよい。メインコンテンツ処理管理部1003は、メインコンテンツの処理状況に応じて、データ提供部1002を介して、ユーザ機器2に必要なデータを提供する。メインコンテンツ処理管理部1003は、ユーザ機器2からのマッチング要求に基づいて、マッチング処理を行う。マッチング要求は、ユーザ機器2からコンテンツサーバ1に対する複数のユーザを組み合わせる処理の実行を要求する指示を含む。マッチング処理は、マッチング要求に基づく複数のユーザを組み合わせる処理を含む。
【0067】
メインコンテンツ要求取得部1004は、ログイン中のユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からメインコンテンツに関する要求を取得する。メインコンテンツに関する要求は、例えば、メインコンテンツに対する実行要求を含む。実行要求は、例えば、複数のユーザで進行するゲームを開始する際のマッチング要求等を含む。
【0068】
メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツデータに基づく種々の画像のユーザ機器2への表示を制御する。メインコンテンツ表示制御部1005は、ユーザ機器2においてメインコンテンツを表示可能にする。メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツ用プログラムに従って、メインコンテンツの処理に応じた画像をユーザ機器2へ出力する。メインコンテンツ表示制御部1005は、例えば、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、メインコンテンツデータをメインコンテンツデータ記憶部121から取得する。メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツ処理管理部1003からの取得指示に応答して、メインコンテンツデータをメインコンテンツデータ記憶部121から取得してもよい。メインコンテンツ表示制御部1005は、取得したメインコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツデータの出力に代えて、メインコンテンツ表示指示をユーザ機器2へ出力してもよい。メインコンテンツ表示指示は、ユーザ機器2のメインコンテンツデータ記憶部241に記憶されたメインコンテンツデータに基づくメインコンテンツをユーザ機器2で表示させる指示である。この場合、ユーザ機器2は、ユーザ機器2のメインコンテンツデータ記憶部241からメインコンテンツデータを取得し、メインコンテンツを表示させてもよい。
【0069】
サブコンテンツ処理部101は、サブコンテンツに関する処理を実行する。
サブコンテンツ処理部101は、判定部1010、サブコンテンツ表示制御部1011、サブコンテンツ関連情報取得部1012、及びサブコンテンツ関連情報出力部1013を含む。
【0070】
判定部1010は、ユーザ機器2から取得されたメインコンテンツに関する要求に基づいて所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、第1の条件及び第2の条件を含む。第1の条件は、メインコンテンツに関する要求が所定の要求であることを示す条件を含む。所定の要求は、メインコンテンツの処理は継続しているが、ユーザへのメインコンテンツの提供が保留される処理の実行要求を含む。所定の要求は、例えば、マッチング要求である。所定の要求がマッチング要求である場合、ゲームコンテンツの処理としてマッチング処理は継続しているが、ユーザへのゲームコンテンツの提供は行われない。判定部1010は、メインコンテンツ要求取得部1004の機能を備えてもよい。なお、第1の条件は、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングが、メインコンテンツにアクセスが集中しているときであることを示す条件であってもよい。また、第1の条件は、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングが、クラウドサーバ等の分散サーバの一部が一時的に通信しづらい時であることを示す条件であってもよい。
【0071】
第2の条件は、所定の要求に基づく処理が終了したことを示す条件を含む。第2の条件は、例えば、マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したことを示す条件である。判定部1010は、メインコンテンツ処理管理部1003における処理に基づいて、第2の条件を満たすか否かを判定する。判定部1010は、例えば、メインコンテンツ処理管理部1003におけるマッチング処理の終了に基づいて、マッチング処理が終了したことを判定する。
【0072】
サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータに基づく種々の画像のユーザ機器2への表示を制御する。サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2においてサブコンテンツを表示可能にする。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、メインコンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面の長手方向にスクロール可能なサブコンテンツを表示可能にする。サブコンテンツ表示制御部1011は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得する。サブコンテンツ表示制御部1011は、取得したサブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。
【0073】
サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、サブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得してもよい。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2の表示画面にサブコンテンツを選択可能なサブコンテンツ選択画像を表示させる。サブコンテンツ選択画像を表示させることは、サブコンテンツ選択画像の表示データをユーザ機器2へ出力することを含む。サブコンテンツ選択画像は、ユーザにより選択可能な少なくとも1つのサブコンテンツのタイトル等のサブコンテンツの識別情報を含む。サブコンテンツ選択画像は、例えば、漫画に関連する画像が描かれたサムネイルや、漫画のタイトルが記載されたGUI(graphical user interface)等である。ユーザは、表示画面に表示されたサブコンテンツ選択画像に基づいて、所望のサブコンテンツのタイトル等を選択する。サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザにより選択されたタイトルに対応するサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得する。サブコンテンツ表示制御部1011は、取得したサブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。
【0074】
なお、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2が閲覧済みのサブコンテンツデータがある場合、閲覧済みのサブコンテンツの識別情報を含むサブコンテンツ選択画像をユーザ機器2の表示画面に表示させてもよい。サブコンテンツ表示制御部1011は、閲覧済みのサブコンテンツの識別情報を他のサブコンテンツの識別情報と識別可能な態様で表示画面に表示させてもよい。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011は、閲覧済みのサブコンテンツの識別情報として「続きを見る」等のテキスト情報を表示させてもよい。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータに代えて、サブコンテンツ表示指示をユーザ機器2へ出力してもよい。サブコンテンツ表示指示は、ユーザ機器2のサブコンテンツデータ記憶部244に記憶されたサブコンテンツデータに基づくサブコンテンツをユーザ機器2で表示させる指示である。サブコンテンツ表示指示は、表示対象のサブコンテンツの識別情報を含んでもよい。サブコンテンツ表示指示は、サブコンテンツの位置情報を含んでもよい。
【0075】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツの位置情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づく座標情報、又は操作量に基づいて、表示画面に表示されたサブコンテンツの位置情報を取得する。なお、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2においてユーザの操作に基づいて位置情報が取得される毎に、ユーザ機器2から位置情報を取得してもよい。例えば、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザによるスクロール操作等を検知する毎に位置情報を取得してもよい。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの識別情報を位置情報とともに取得してもよい。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザがサブコンテンツの表示を中断した際の位置情報を取得してもよい。
【0076】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツに関する設定情報を取得する。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2の表示画面に設定情報入力画像を表示させる。設定情報入力画像を表示させることは、設定情報入力画像の表示データをユーザ機器2へ出力することを含む。設定情報入力画像は、例えば、サブコンテンツに関する設定情報をユーザが入力可能な選択ボタン、又はテキスト入力ウインドウを含む。ユーザは、設定情報入力画像において、お気に入り登録、評価、又は購入予約等の情報を入力する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、サブコンテンツに関する設定情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、設定情報を取得してもよい。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2においてユーザの操作に基づいて設定情報が取得されたことに応答して、ユーザ機器2から設定情報を取得してもよい。
【0077】
サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得された設定情報に基づいて、ユーザにサブコンテンツに関する詳細情報、広告又はリコメンドを提供する。サブコンテンツに関する詳細情報、広告又はリコメンドを提供することは、サブコンテンツに関する詳細情報、広告又はリコメンドの表示データをユーザ機器2へ出力することを含む。サブコンテンツ関連情報出力部1013は、設定情報に基づいて、詳細情報、広告又はリコメンドを選択する。リコメンドは、設定情報に基づいてユーザにリコメンドされるリコメンドコンテンツを含む。リコメンドコンテンツは、例えば、ユーザによりお気に入り登録されたサブコンテンツとの一致態様に基づいてリコメンドされるサブコンテンツを含む。一致態様は、例えば、コンテンツのジャンルの一致度が高いこと、又はコンテンツの作者が同じであること等を含む。サブコンテンツ関連情報出力部1013は、リコメンドをユーザ機器2へ出力する。なお、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得されたサブコンテンツの識別情報に基づいて、ユーザにサブコンテンツに関する詳細情報、広告又はリコメンドを提供してもよい。
【0078】
サブコンテンツ関連情報出力部1013は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに基づいて、リコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2の表示画面に表示させるサブコンテンツ選択画像にリコメンドを表示させてもよい。
【0079】
(3-2)ユーザ機器
図3は、図1に示したコンテンツ提供システムSにおけるユーザ機器2の機能構成の一例を示す図である。なお、一般的なコンピュータの機能構成及びゲームの実現に必要な公知の機能構成については、図示及び説明を省略する。
【0080】
記憶デバイス24は、メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部240、メインコンテンツデータ記憶部241、メインコンテンツ用プログラム記憶部242、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243、サブコンテンツデータ記憶部244、及びサブコンテンツ用プログラム記憶部245を含む。
【0081】
メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部240は、メインコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツの処理で使用されるユーザ情報である。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツに関するユーザの識別情報を含む。ユーザの識別情報は、ユーザ機器2に固有の機器IDを含んでもよい。ユーザの識別情報は、ユーザに固有のユーザIDを含んでもよい。
【0082】
メインコンテンツデータ記憶部241は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたメインコンテンツデータを記憶する。
【0083】
メインコンテンツ用プログラム記憶部242は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたメインコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0084】
サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、サブコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報は、サブコンテンツの処理で使用されるユーザ情報である。サブコンテンツ用ユーザ情報は、サブコンテンツに関するユーザの識別情報を含む。ユーザの識別情報は、ユーザ機器2に固有の機器IDを含んでもよい。ユーザの識別情報は、ユーザに固有のユーザIDを含んでもよい。
【0085】
サブコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2が取得したサブコンテンツの識別情報を含む。サブコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2におけるユーザの操作に基づくサブコンテンツ関連情報を含む。サブコンテンツ関連情報は、サブコンテンツに関する種々のデータを含む。サブコンテンツ関連情報は、例えば、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を含む。サブコンテンツ関連情報は、例えば、サブコンテンツに関する設定情報を含む。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザの識別情報、サブコンテンツの識別情報、及びサブコンテンツ関連情報を関連付けて記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザ機器2がサブコンテンツを取得する毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザの操作に基づいて、サブコンテンツ関連情報が取得される毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。
【0086】
サブコンテンツデータ記憶部244は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたサブコンテンツを記憶する。サブコンテンツデータ記憶部244は、各サブコンテンツをサブコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する。各サブコンテンツの識別情報は、各サブコンテンツに固有のサブコンテンツIDを含んでもよい。
【0087】
サブコンテンツ用プログラム記憶部245は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたサブコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0088】
ユーザ機器2のプロセッサ20よって実現される各部について説明する。
プロセッサ20は、操作処理部200、表示制御部201、メインコンテンツ処理部202、及びサブコンテンツ処理部203を実現する。プロセッサ20によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ20によって実現される各部は、プロセッサ20、及びメモリ21を含む制御部によって実現されるということもできる。
【0089】
操作処理部200は、入力デバイス22に入力されたユーザの操作を取得する。入力デバイス22がキーボードの場合には、予めキーボードの各キーに操作情報が割り当てられており、操作処理部200は、ユーザにより押下されたキーに対応する操作情報を取得する。ゲーム専用の入力装置の場合は、予め入力装置に対する操作に対して操作情報が割り当てられており、操作処理部200は、ユーザによる操作に対応して操作情報を取得する。
【0090】
入力デバイス22がタッチパネルの場合、操作処理部200は、タッチパネルにおけるユーザの操作を取得する。以下では、「ユーザの操作」は、ユーザによる入力デバイス22への接触を含む操作を指すものとする。操作処理部200は、入力情報に従って種々の入力操作を判定する。入力情報は、ユーザの指等による接触位置や動き等を示す情報である。入力情報は、接触位置が移動する方向、移動量、経路、速度、又は加速度を示す情報を含んでもよい。ユーザの操作は、タッチ操作、タップ操作、フリック操作、スワイプ操作、及びスライド操作等の種々の種類の操作を含む。
【0091】
タッチ操作は、入力デバイス22において一点に接触する操作の例である。タップ操作は、入力デバイス22において一点に接触し、短時間で接触を解除する操作の例である。フリック操作は、入力デバイス22において接触した1点を短時間で時系列に移動させる操作の例である。スワイプ操作は、入力デバイス22において接触した1点をフリック操作よりも長い時間で時系列に移動させる操作の例である。スライド操作は、入力デバイス22において一点の接触位置を時系列に移動させる操作の例である。スライド操作は、入力デバイス22において一点の接触位置を移動させることで表示画像を順次変更させる操作を含む。スライド操作は、スクロール操作ともいう。ユーザの操作は、ボタン等の選択可能なUIオブジェクトの選択を伴う入力デバイス22への接触を含む。
【0092】
操作処理部200は、入力デバイス22における接触の検知に基づいて、ユーザの操作の開始を検知し得る。操作処理部200は、入力デバイス22における接触の検知から非検知への遷移に基づいて、ユーザの操作の終了を検知し得る。操作処理部200は、ユーザの操作の開始に対応する座標からユーザの操作の終了に対応する座標までの座標情報を入力デバイス22から連続的に取得する。操作処理部200は、ユーザの操作の操作量を示す情報を含み得る。操作量は、例えば、ユーザの操作により接触位置の遷移した距離に基づく値である。ユーザの操作の操作量を示す情報は、ユーザの操作の開始に対応する接触位置とユーザの操作の終了に対応する接触位置との距離に基づく値を示す情報である。
【0093】
表示制御部201は、メインコンテンツデータ、又はサブコンテンツデータに基づく種々の画像の表示デバイス23への表示を制御する。
【0094】
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツに関する処理を実行する。
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツ用プログラム及びメインコンテンツデータに従って、メインコンテンツの処理を実行する。メインコンテンツ処理部202は、操作処理部200により取得されたユーザの操作に従って、メインコンテンツの処理を実行する。
【0095】
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツ要求出力部2020、及びメインコンテンツ表示制御部2021を含む。
【0096】
メインコンテンツ要求出力部2020は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、メインコンテンツに関する要求をコンテンツサーバ1へ出力する。
【0097】
メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツデータに基づく種々の画像の表示デバイス23への表示を制御する。メインコンテンツ表示制御部2021は、表示デバイス23においてメインコンテンツを表示可能にする。メインコンテンツ表示制御部2021は、例えば、コンテンツサーバ1からメインコンテンツデータを取得する。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したメインコンテンツデータを表示デバイス23に表示させる。
【0098】
メインコンテンツ表示制御部2021は、コンテンツサーバ1からのメインコンテンツ表示指示に応答して、メインコンテンツを表示デバイス23に表示させてもよい。この場合、メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツデータ記憶部241からメインコンテンツデータを取得してもよい。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したメインコンテンツデータを表示デバイス23に表示させてもよい。
【0099】
サブコンテンツ処理部203は、サブコンテンツに関する処理を実行する。
サブコンテンツ処理部203は、サブコンテンツ表示制御部2030、サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031、及びサブコンテンツ関連情報出力部2032を含む。
【0100】
サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツデータに基づく種々の画像の表示デバイス23への表示を制御する。サブコンテンツ表示制御部2030は、表示デバイス23においてサブコンテンツを表示可能にする。サブコンテンツ表示制御部2030は、例えば、メインコンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、表示デバイス23の表示画面の長手方向にスクロール可能なようにサブコンテンツを表示可能にする。例えば、サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1の判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、取得したサブコンテンツデータを表示デバイス23に表示させる。
【0101】
サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、サブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部244から取得してもよい。この場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、表示デバイス23にユーザによりサブコンテンツが選択可能なサブコンテンツ選択画像を表示させる。サブコンテンツ選択画像は、例えば、漫画に関連する画像が描かれたサムネイルや、漫画のタイトルが記載されたGUI等である。ユーザは、表示デバイス23に表示されたサブコンテンツ選択画像に基づいて、所望のサブコンテンツのタイトル等を選択する。サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザにより選択されたタイトルに対応するサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、取得したサブコンテンツデータを表示デバイス23に表示させる。
【0102】
サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1からサブコンテンツ表示指示を取得したことに応答して、サブコンテンツデータを表示デバイス23の表示画面に表示させる。サブコンテンツ表示制御部2030は、例えば、コンテンツサーバ1から取得したサブコンテンツ表示指示に含まれる表示対象のサブコンテンツの識別情報に基づいて、サブコンテンツデータ記憶部244から表示対象のサブコンテンツデータを取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、位置情報に基づいて、サブコンテンツデータを表示デバイス23に表示させる。サブコンテンツ表示制御部2030は、位置情報に基づいて、位置情報に対応するサブコンテンツの部分を含むサブコンテンツデータを表示デバイス23に表示させる。このようにサブコンテンツ表示指示が位置情報を含む場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツ表示指示に含まれる位置情報を用いる。一方、サブコンテンツ表示指示が位置情報を含まない場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1からサブコンテンツ表示指示を取得したことに応答して、ユーザ機器2のサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された位置情報を用いる。サブコンテンツ表示制御部2030は、公知の技術により表示デバイス23に表示させるサブコンテンツデータの範囲を調整してもよい。
【0103】
サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいてサブコンテンツ関連情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツの位置情報を取得し、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。なお、サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザの操作を検知される毎に位置情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶してもよい。
【0104】
サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいてサブコンテンツに関する設定情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザの操作に基づいて設定情報が取得される毎に設定情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶してもよい。
【0105】
この場合、サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された位置情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1からメインコンテンツデータ又はメインコンテンツ表示指示を取得したことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツの識別情報と位置情報とを関連付けてコンテンツサーバ1へ出力してもよい。
【0106】
また、サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1からメインコンテンツデータ又はメインコンテンツ表示指示を取得したことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツの識別情報と設定情報とを関連付けてコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ユーザの操作に基づいて設定情報が取得される毎に設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。
【0107】
(4)サブコンテンツの表示例
図4は、第1実施形態に係るユーザ機器2に表示される画像の例を概略的に示す図である。
【0108】
図4に示すように、サブコンテンツは、ユーザ機器2の表示画面の長手方向に並べられた複数の静止画像を含む。各サブコンテンツは、1話分のコンテンツを含む複数の静止画像で構成される。1話分のコンテンツは、表示デバイス23の表示画面の垂直方向に沿って上側から下側に向かって並べられた静止画像によって構成される。サブコンテンツの上端は、1話の始点部分を示し、サブコンテンツの下端は1話の終点部分を示す。表示画面に表示されたサブコンテンツは、ユーザの操作に基づいて順次表示される。例えば、ユーザは、表示画面の垂直方向に沿ったスクロール操作により、表示画面に表示されたサブコンテンツの画像を、サブコンテンツの上側から下側に向かって送ることができる。サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザの操作により表示画面に表示されたサブコンテンツの画像の位置情報を取得する。
【0109】
(5)コンテンツサーバの情報処理動作
図5は、第1実施形態に係るコンテンツサーバ1による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略又は置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0110】
以下の処理では、メインコンテンツはゲームコンテンツであり、サブコンテンツは静止画像コンテンツである場合を想定して説明する。ゲームコンテンツによって実現される対戦ゲーム等のゲーム開始時において、コンテンツサーバ1は、ユーザ機器2のマッチング要求に応答して複数のユーザに対しマッチング処理を行う。マッチング処理は、メインコンテンツ処理管理部1003により実現され得る。なお、マッチング処理は、公知の技術により実現され得る。
【0111】
判定部1010は、第1の条件として、ゲームコンテンツに関する要求がマッチング要求であるかを判定するものとする。判定部1010は、第2の条件として、マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したかを判定するものとする。
【0112】
メインコンテンツ要求取得部1004は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からゲームコンテンツに関する要求を取得する(ステップS1)。
【0113】
判定部1010は、ユーザ機器2から取得されたゲームコンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たすか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、判定部1010は、ゲームコンテンツに関する要求がマッチング要求であるか否かを判定する。判定部1010により、ゲームコンテンツに関する要求がマッチング要求であると判定された場合(ステップS2:YES)、処理は、ステップS2からステップS3へ遷移する。判定部1010により、ゲームコンテンツに関する要求がマッチング要求でないと判定された場合(ステップS2:NO)、処理は終了する。
【0114】
サブコンテンツ表示制御部1011は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面に静止画像コンテンツデータを表示可能にする(ステップS3)。
【0115】
一例では、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011は、任意に設定された表示対象のサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得する。サブコンテンツ表示制御部1011は、取得した表示対象のサブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。なお、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得してもよい。
【0116】
サブコンテンツ表示制御部1011は、出力したサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータの始点部分を含むように、サブコンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、サブコンテンツ表示制御部1011が新たなサブコンテンツデータをユーザ機器2に出力する場合を想定する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを出力していない場合、又は、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを最後まで出力している場合であって、当該サブコンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されている場合が想定される。なお、ユーザが表示対象のサブコンテンツデータを選択する場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータが、処理開始前にユーザ機器2へ出力したサブコンテンツデータと異なる場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0117】
別の例では、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ表示指示をユーザ機器2に出力する。サブコンテンツ表示指示は、表示対象のサブコンテンツの識別情報を含んでもよい。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123から、終了フラグが設定されていないサブコンテンツ関連情報と関連付けられたサブコンテンツの識別情報を、表示対象のサブコンテンツの識別情報として取得する。サブコンテンツ表示指示は、位置情報を含んでもよい。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123から、表示対象のサブコンテンツデータに関連付けられた位置情報を取得する。
【0118】
サブコンテンツ表示制御部1011は、出力したサブコンテンツ表示指示に基づいてサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。サブコンテンツ表示指示が位置情報を含む場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ表示指示に含まれる位置情報に基づいて、サブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。サブコンテンツ表示指示が位置情報を含まない場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された位置情報に基づいて、サブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、出力した位置情報に対応するサブコンテンツの部分を含むように、サブコンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、サブコンテンツ表示制御部1011が新たなサブコンテンツデータをユーザ機器2に出力しない場合を想定する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを最後まで出力していない場合であって、当該サブコンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されていない場合である。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを出力している場合で、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123に当該サブコンテンツの位置情報が記憶されている場合が想定される。なお、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123に、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータの位置情報が記憶されている場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0119】
判定部1010は、第1の条件を満たした後、メインコンテンツ処理管理部1003における処理に基づいて第2の条件を満たすか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4では、例えば、判定部1010は、マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したか否かを判定する。判定部1010により、マッチング処理が終了したと判定された場合(ステップS4:YES)、処理は、ステップS4からステップS5へ遷移する。判定部1010により、マッチング処理が終了していないと判定された場合(ステップS4:NO)、処理は、ステップS4からステップS3へ戻る。
【0120】
メインコンテンツ表示制御部1005は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面にゲームコンテンツデータを表示可能にする(ステップS5)。ステップS5では、例えば、メインコンテンツ表示制御部1005は、ゲームコンテンツデータをメインコンテンツデータ記憶部121から取得する。メインコンテンツ表示制御部1005は、取得したゲームコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。メインコンテンツ表示制御部1005は、ゲームコンテンツデータに代えて、メインコンテンツ表示指示をユーザ機器2へ出力してもよい。
【0121】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報を取得する(ステップS6)。ステップS6では、例えば、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツの位置情報を取得する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、取得されたサブコンテンツの位置情報を当該サブコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する。なお、ステップS6の処理は、ステップS5の処理の前に実行されてもよい。
【0122】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からサブコンテンツに関する設定情報を取得してもよい。この場合、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得された設定情報に基づいて、サブコンテンツに関するリコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。なお、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2から取得されたサブコンテンツの識別情報に基づいて、サブコンテンツに関するリコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。
【0123】
(6)ユーザ機器の情報処理動作
図6は、第1実施形態に係るユーザ機器2による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略又は置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0124】
以下の処理では、コンテンツサーバ1の情報処理動作と同様に、メインコンテンツはゲームコンテンツであり、サブコンテンツは静止画像コンテンツである場合を想定して説明する。ゲームコンテンツによって実現される対戦ゲーム等のゲーム開始時において、コンテンツサーバ1は、ユーザ機器2のマッチング要求に応答して複数のユーザに対しマッチング処理を行う。マッチング処理は、メインコンテンツ処理管理部1003により実現され得る。
【0125】
コンテンツサーバ1の判定部1010は、第1の条件として、ゲームコンテンツに関する要求がマッチング要求であるかを判定するものとする。判定部1010は、第2の条件として、マッチング要求に基づくマッチング処理が終了したかを判定するものとする。
【0126】
メインコンテンツ要求出力部2020は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、コンテンツサーバ1にゲームコンテンツに関する要求を出力する(ステップS11)。
【0127】
サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてマッチング処理が開始された場合、コンテンツサーバ1からマッチングが開始されたことを示すマッチング開始通知を取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてマッチング処理が開始されない場合、コンテンツサーバ1からマッチングが開始されないことを示すマッチング非開始通知を取得する。コンテンツサーバ1によりゲームコンテンツに関する要求に基づいて、第1の条件を満たすと判定され、ユーザ機器2によりマッチング開始通知が取得された場合(ステップS12:YES)、処理は、ステップS12からステップS13へ遷移する。コンテンツサーバ1により、ゲームコンテンツに関する要求に基づいて、第1の条件を満たさないと判定され、ユーザ機器2によりマッチング非開始通知が取得された場合(ステップS12:NO)、処理は終了する。
【0128】
サブコンテンツ表示制御部2030は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに応答して、表示画面に静止画像コンテンツデータを表示可能にする(ステップS13)。
【0129】
一例では、サブコンテンツ表示制御部2030は、静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。例えば、サブコンテンツ表示制御部2030は、任意に設定された表示対象の静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。なお、サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザにより選択された表示対象の静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得してもよい。
【0130】
サブコンテンツ表示制御部2030は、取得した静止画像コンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、静止画像コンテンツデータの始点部分を含むように、静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、ユーザ機器2が新たなサブコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する場合を想定する。例えば、ユーザ機器2が処理開始前に静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得していない場合、又は、ユーザ機器2が処理開始前に静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得している場合であって、当該静止画像コンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されている場合が想定される。なお、ユーザが表示対象のサブコンテンツデータを選択する場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザにより選択された表示対象の静止画像コンテンツデータが、処理開始前にコンテンツサーバ1から取得した静止画像コンテンツデータと異なる場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0131】
別の例では、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツ表示指示をコンテンツサーバ1から取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、例えば、サブコンテンツ表示指示に含まれる表示対象のサブコンテンツの識別情報に基づいて、表示対象のサブコンテンツデータを表示画面に表示させる。
【0132】
サブコンテンツ表示制御部2030は、位置情報に基づいて静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、取得した位置情報に対応する静止画像コンテンツデータの部分を含むように、静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、ユーザ機器2が新たなサブコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得しない場合を想定する。例えば、ユーザ機器2が処理開始前に静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得している場合で、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に当該静止画像コンテンツデータの位置情報が記憶されている場合が想定される。なお、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に、ユーザにより選択された表示対象の静止画像コンテンツデータの位置情報が記憶されている場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0133】
サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてマッチング処理が終了した場合、コンテンツサーバ1からマッチングが終了したことを示すマッチング終了通知を取得する。コンテンツサーバ1により第1の条件を満たした後、第2の条件を満たすと判定され、ユーザ機器2によりマッチング終了通知が取得された場合(ステップS14:YES)、処理は、ステップS14からステップS15へ遷移する。コンテンツサーバ1により、第2の条件を満たさないと判定され、ユーザ機器2によりマッチング終了通知が取得されない場合(ステップS14:NO)、処理は、ステップS14からステップS13へ戻る。
【0134】
メインコンテンツ表示制御部2021は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに応答して、表示画面にゲームコンテンツデータを表示可能にする(ステップS15)。ステップS15では、例えば、メインコンテンツ表示制御部2021は、ゲームコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したゲームコンテンツデータを表示画面に表示させる。メインコンテンツ表示制御部2021は、ゲームコンテンツデータに代えて、メインコンテンツ表示指示を取得してもよい。この場合、メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツデータ記憶部241からゲームコンテンツデータを取得してもよい。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したゲームコンテンツデータを表示デバイス23に表示させてもよい。
【0135】
サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶されたサブコンテンツ関連情報をコンテンツサーバ1へ出力する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツの位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ステップS15においてコンテンツサーバ1からゲームコンテンツデータ又はメインコンテンツ表示指示を取得したことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツに関する設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ステップS15においてコンテンツサーバ1からゲームコンテンツデータ又はメインコンテンツ表示指示を取得したことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。なお、ステップS16の処理は、ステップS15の処理の前に実行されてもよい。
【0136】
(7)効果
第1実施形態によれば、プログラムは、ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得し、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器の表示画面に、長手方向にスクロール可能なように複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にし、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることをコンピュータに実行させることができる。
【0137】
これにより、プログラムは、メインコンテンツに関する要求に応じて、処理負荷の低いサブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、快適にサブコンテンツを閲覧することができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【0138】
さらに、プログラムにおいて、メインコンテンツに関する要求がマッチング要求である場合に、サブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、マッチング処理が並行して行われる場合でも、処理負荷の低いサブコンテンツを快適に閲覧することができる。
【0139】
さらに、プログラムは、ユーザ機器の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を第2の条件を満たした後に取得することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、サブコンテンツの位置情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴として取得することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてサブコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたサブコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。例えば、プログラムは、同じサブコンテンツを再度利用する機会では、前回の利用機会で利用し終えた位置から継続して利用可能となるようにサブコンテンツを提供する。プログラムは、サブコンテンツの継続した利用を可能にすることで、ユーザの満足度を高めることができる。プログラムは、データ量の少ないサブコンテンツの位置情報を取得することができるので、リソースへの負荷を減らすことができる。
【0140】
さらに、プログラムは、サブコンテンツに関する設定情報を取得し、設定情報に基づいて、ユーザにリコメンドを提供することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、サブコンテンツの設定情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴として取得することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。
【0141】
プログラムは、メインコンテンツに関する要求をサーバへ出力し、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示画面に表示可能にし、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることをコンピュータに実行させることができる。
これにより、プログラムは、メインコンテンツに関する要求に応じて、処理負荷の低いサブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、快適にサブコンテンツを閲覧することができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【0142】
さらに、プログラムにおいて、メインコンテンツに関する要求がマッチング要求である場合に、サブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、マッチング処理が並行して行われる場合でも、処理負荷の低いサブコンテンツを快適に閲覧することができる。
【0143】
さらに、プログラムは、表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を取得することをコンピュータに実行させることができる。
さらに、プログラムは、位置情報に基づいてサブコンテンツを表示画面に表示することをコンピュータにさらに実行させることができる。
これにより、プログラムは、サブコンテンツの位置情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴としてサーバに提供することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてサブコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたサブコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。例えば、プログラムは、同じサブコンテンツを再度利用する機会では、前回の利用機会で利用し終えた位置から継続して利用可能となるようにサブコンテンツを提供する。プログラムは、サブコンテンツの継続した利用を可能にすることで、ユーザの満足度を高めることができる。プログラムは、データ量の少ないサブコンテンツの位置情報を取得することができるので、リソースへの負荷を減らすことができる。
【0144】
<第2実施形態>
第1実施形態の例では、メインコンテンツがゲームコンテンツであり、サブコンテンツが静止画像コンテンツである場合を例に説明した。また、メインコンテンツに関する要求がマッチング要求であることに基づいてサブコンテンツをユーザ機器2に提供する場合を例に説明した。
第2実施形態では、メインコンテンツ及びサブコンテンツが共に静止画像コンテンツである場合を例にして説明する。メインコンテンツは、メインコンテンツ用プログラムにより提供されるユーザにより選択可能な全ての静止画像コンテンツを含む。サブコンテンツは、サブコンテンツ用プログラムにより提供される静止画像コンテンツであり、メインコンテンツに含まれる静止画像コンテンツに比べ情報量を軽減したコンテンツであってもよい。サブコンテンツは、例えば、メインコンテンツに含まれる静止画像コンテンツの一部を含んでもよいし、メインコンテンツに含まれる静止画像コンテンツとは異なる静止画像コンテンツを含んでもよい。サブコンテンツは、例えば、メインコンテンツに含まれる特定の静止画像コンテンツのうちの1話目のみを含んでもよい。この例では、メインコンテンツに関する要求は、メインコンテンツの提供要求を含む。メインコンテンツ処理部100がメンテナンス中である場合にメインコンテンツの提供要求がユーザ機器2から出力されたことに基づいてサブコンテンツをユーザ機器2に提供する場合を例に説明する。なお、メインコンテンツは動画コンテンツであってもよい。この場合、サブコンテンツは、メインコンテンツの動画を一定の間隔で切り抜いた静止画像コンテンツや、メインコンテンツの動画の所定のフレームを抜き出して並べた静止画像コンテンツであってもよい。
【0145】
コンテンツサーバ1とユーザ機器2の構成は、第1実施形態と同様である。第2実施形態では、主として、第1実施形態と異なる部分について説明する。
【0146】
(1)機能構成
(1-1)コンテンツサーバ
図2を参照して、第2実施形態に係るコンテンツサーバ1の機能構成の一例を説明する。
【0147】
記憶デバイス12は、メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120、メインコンテンツデータ記憶部121、メインコンテンツ用プログラム記憶部122、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123、サブコンテンツデータ記憶部124、及びサブコンテンツ用プログラム記憶部125を含む。
【0148】
メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120は、メインコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツに関する各ユーザの識別情報を含む。メインコンテンツ用ユーザ情報は、各ユーザのユーザ機器2に提供されたメインコンテンツの識別情報を含む。メインコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたメインコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を含む。メインコンテンツの位置情報は、サブコンテンツの位置情報と同様に取得される位置情報である。メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120は、ユーザの識別情報、メインコンテンツの識別情報、及びメインコンテンツの位置情報をユーザ毎に関連付けて記憶する。メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部120は、ユーザ機器2からメインコンテンツの位置情報が取得される毎にメインコンテンツ用ユーザ情報を更新する。
【0149】
メインコンテンツデータ記憶部121は、メインコンテンツデータを記憶する。
【0150】
メインコンテンツ用プログラム記憶部122は、メインコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0151】
サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、サブコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、ユーザの識別情報、サブコンテンツの識別情報、及びサブコンテンツ関連情報をユーザ毎に関連付けて記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報が取得される毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。
【0152】
サブコンテンツデータ記憶部124は、種々のサブコンテンツデータを記憶する。サブコンテンツデータ記憶部124は、各サブコンテンツデータをサブコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する。
【0153】
サブコンテンツ用プログラム記憶部125は、サブコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0154】
コンテンツサーバ1のプロセッサ10よって実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、メインコンテンツ処理部100、及びサブコンテンツ処理部101を実現する。プロセッサ10によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10によって実現される各部は、プロセッサ10、及びメモリ11を含む制御部によって実現されるということもできる。
【0155】
メインコンテンツ処理部100は、メインコンテンツに関する処理を実行する。
メインコンテンツ処理部100は、ユーザ管理部1000、データ取得部1001、データ提供部1002、メインコンテンツ処理管理部1003、メインコンテンツ要求取得部1004、及びメインコンテンツ表示制御部1005を含む。
【0156】
ユーザ管理部1000は、ネットワークを介して接続するユーザ機器2に対して、会員加入、及びログイン等のサービスを提供する。
【0157】
データ取得部1001は、コンテンツサーバ1が提供するメインコンテンツにログイン中のユーザ機器2から、メインコンテンツの処理を管理するために必要なデータを取得する。
【0158】
データ提供部1002は、ユーザ機器2に対して、メインコンテンツ用プログラム等のメインコンテンツの処理に必要なデータを提供する。
【0159】
メインコンテンツ処理管理部1003は、ログイン中のユーザ機器2におけるメインコンテンツの提供開始から提供終了までのメインコンテンツの処理状況を管理する。
【0160】
メインコンテンツ要求取得部1004は、ログイン中のユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からメインコンテンツに関する要求を取得する。
【0161】
コンテンツサーバ1は、メインコンテンツ処理部100がメンテナンス中である場合にメインコンテンツの提供要求がユーザ機器2から出力された場合、メインコンテンツの提供要求に基づく処理をサブコンテンツ処理部101に割り当てる。
【0162】
メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツデータに基づく種々の画像のユーザ機器2への表示を制御する。メインコンテンツ表示制御部1005は、ユーザ機器2においてメインコンテンツを表示可能にする。メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツ選択画像をユーザ機器2へ出力してもよい。メインコンテンツ選択画像は、ユーザにより選択可能なメインコンテンツのタイトル等の識別情報を含む画像である。メインコンテンツの識別情報は、各コンテンツの何話目であるかを示す情報を含む。メインコンテンツ選択画像は、例えば、漫画に関連する画像が描かれたサムネイルや、漫画のタイトルが記載されたGUI等である。
【0163】
サブコンテンツ処理部101は、サブコンテンツに関する処理を実行する。
サブコンテンツ処理部101は、判定部1010、サブコンテンツ表示制御部1011、サブコンテンツ関連情報取得部1012、及びサブコンテンツ関連情報出力部1013を含む。
【0164】
判定部1010は、ユーザ機器2から取得されたメインコンテンツに関する要求に基づいて所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、第1の条件及び第2の条件を含む。第1の条件は、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングがメインコンテンツに関する要素のメンテナンス中であることを示す条件を含む。メインコンテンツに関する要求は、メインコンテンツの提供要求を含む。メインコンテンツの提供要求は、ユーザ機器2からコンテンツサーバ1に対する特定のメインコンテンツを提供する処理の実行を要求する指示を含む。メンテナンス中は、メインコンテンツに関する要素の全部又は一部がメンテナンス処理のため停止される期間を示す。要素は、ハードウェア、機能及びデータのうちの少なくとも一つを含む。判定部1010は、メインコンテンツ要求取得部1004の機能を備えてもよい。この場合、判定部1010は、ユーザ機器2からメインコンテンツに関する要求を取得し、取得した要求に基づいて所定の条件を満たすか否かを判定する。なお、第1の条件は、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングが、メインコンテンツにアクセスが集中しているときであることを示す条件であってもよい。また、第1の条件は、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングが、クラウドサーバ等の分散サーバの一部が一時的に通信しづらい時であることを示す条件であってもよい。
【0165】
第2の条件は、メインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了したことを示す条件を含む。判定部1010は、第2の条件を満たすか否かを判定する。判定部1010は、公知の技術によりメンテナンス処理が終了したことを判定してもよい。
【0166】
サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータに基づく種々の画像のユーザ機器2への表示を制御する。サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2においてサブコンテンツを表示可能にする。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、メインコンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面の長手方向にスクロールが可能なようにサブコンテンツを表示可能にする。
【0167】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を取得する。サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの識別情報を位置情報とともに取得してもよい。
【0168】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツに関する設定情報を取得する。
【0169】
サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得された設定情報に基づいて、ユーザにメインコンテンツに関するリコメンドを提供する。メインコンテンツに関するリコメンドを提供することは、メインコンテンツに関するリコメンドの表示データをユーザ機器2へ出力することを含む。サブコンテンツ関連情報出力部1013は、設定情報に基づいて、リコメンドを選択する。リコメンドは、設定情報に基づいてユーザにリコメンドされるリコメンドコンテンツを示す。リコメンドコンテンツは、例えば、ユーザによりお気に入り登録されたサブコンテンツとの一致態様に基づいてリコメンドされるメインコンテンツを含む。サブコンテンツ関連情報出力部1013は、リコメンドをユーザ機器2へ出力する。なお、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得されたサブコンテンツの識別情報に基づいて、ユーザにメインコンテンツに関するリコメンドを提供してもよい。
【0170】
サブコンテンツ関連情報出力部1013は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、リコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。例えば、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、メインコンテンツのメンテナンスが終了した場合に、設定情報を取得し、リコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザ機器2の表示画面に表示させるメインコンテンツ選択画像にリコメンドを表示させてもよい。メインコンテンツ選択画像は、メインコンテンツ処理管理部1003によりユーザ機器2に出力されてもよい。なお、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、リコメンドに加えて又はリコメンドに代えて、サブコンテンツの識別情報と設定情報とを関連付けてユーザ機器2へ出力してもよい。これにより、サブコンテンツの提供中にユーザが閲覧したサブコンテンツの情報を、メインコンテンツの提供中に表示することができる。ユーザは、サブコンテンツとして閲覧した静止画像をメインコンテンツとして閲覧することが可能である。
【0171】
(1-2)ユーザ機器
図3を参照して、第2実施形態に係るユーザ機器2の機能構成の一例を説明する。
【0172】
記憶デバイス24は、メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部240、メインコンテンツデータ記憶部241、メインコンテンツ用プログラム記憶部242、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243、サブコンテンツデータ記憶部244、及びサブコンテンツ用プログラム記憶部245を含む。
【0173】
メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部240は、メインコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。メインコンテンツ用ユーザ情報は、メインコンテンツに関するユーザの識別情報を含む。
【0174】
メインコンテンツデータ記憶部241は、コンテンツサーバ1からメンテナンス中以外にダウンロードされたメインコンテンツデータを記憶する。メインコンテンツデータは、キャッシュ等の一時記憶領域に記憶されてもよい。
【0175】
メインコンテンツ用プログラム記憶部242は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたメインコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0176】
サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、サブコンテンツ用ユーザ情報を記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2が取得したサブコンテンツの識別情報を含む。サブコンテンツ用ユーザ情報は、ユーザ機器2におけるユーザの操作に基づくサブコンテンツ関連情報を含む。サブコンテンツ関連情報は、例えば、ユーザ機器2の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を含む。サブコンテンツ関連情報は、例えば、サブコンテンツに関する設定情報を含む。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザの識別情報と、サブコンテンツの識別情報、及びサブコンテンツ関連情報を関連付けて記憶する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザ機器2がサブコンテンツを取得する毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243は、ユーザの操作に基づいて、サブコンテンツ関連情報が取得される毎にサブコンテンツ用ユーザ情報を更新する。メインコンテンツがメンテナンス中の場合、コンテンツサーバ1は、メインコンテンツについての処理を実行できないため、サブコンテンツ用ユーザ情報を取得してメインコンテンツ用ユーザ情報に統合することができない。そのため、ユーザ機器2は、取得したサブコンテンツ用ユーザ情報を管理しておく必要がある。
【0177】
サブコンテンツデータ記憶部244は、コンテンツサーバ1からメンテナンス中以外にダウンロードされたサブコンテンツデータを記憶する。サブコンテンツデータは、キャッシュ等の一時記憶領域に記憶されてもよい。
【0178】
サブコンテンツ用プログラム記憶部245は、コンテンツサーバ1からダウンロードされたサブコンテンツ用プログラムを記憶する。
【0179】
ユーザ機器2のプロセッサ20よって実現される各部について説明する。
プロセッサ20は、操作処理部200、表示制御部201、メインコンテンツ処理部202、及びサブコンテンツ処理部203を実現する。プロセッサ20によって実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ20によって実現される各部は、プロセッサ20、及びメモリ21を含む制御部によって実現されるということもできる。
【0180】
操作処理部200、及び表示制御部201による処理は第1実施形態と同様である。
【0181】
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツに関する処理を実行する。
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツ用プログラム及びメインコンテンツデータに従って、メインコンテンツの処理を実行する。メインコンテンツ処理部202は、操作処理部200により取得されたユーザの操作に従って、メインコンテンツの処理を実行する。
【0182】
メインコンテンツ処理部202は、メインコンテンツ要求出力部2020、及びメインコンテンツ表示制御部2021を含む。
【0183】
メインコンテンツ要求出力部2020は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、メインコンテンツに関する要求をコンテンツサーバ1へ出力する。
【0184】
メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツデータに基づく種々の画像の表示デバイス23への表示を制御する。メインコンテンツ表示制御部2021は、表示デバイス23においてメインコンテンツを表示可能にする。
【0185】
サブコンテンツ処理部203は、サブコンテンツに関する処理を実行する。
サブコンテンツ処理部203は、サブコンテンツ表示制御部2030、サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031、及びサブコンテンツ関連情報出力部2032を含む。
【0186】
サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツデータに基づく種々の画像の表示デバイス23への表示を制御する。サブコンテンツ表示制御部2030は、表示デバイス23においてサブコンテンツを表示可能にする。サブコンテンツ表示制御部2030は、例えば、メインコンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、表示デバイス23の表示画面の長手方向にサブコンテンツを表示可能にする。
【0187】
サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいてサブコンテンツ関連情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツの位置情報を取得し、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。メインコンテンツがメンテナンス中の場合、コンテンツサーバ1は、メインコンテンツについての処理を実行できないためサブコンテンツ関連情報を取得して記憶デバイス12に統合することができない。そのため、サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、取得したサブコンテンツ関連情報を記憶しておく必要がある。
【0188】
サブコンテンツ関連情報記憶制御部2031は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいてサブコンテンツに関する設定情報をサブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶する。
【0189】
サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1からメインコンテンツ選択画像を取得したことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツの識別情報と位置情報とを関連付けてコンテンツサーバ1へ出力してもよい。
【0190】
サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された設定情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1からメインコンテンツ選択画像を取得したことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツの識別情報と設定情報とを関連付けてコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ユーザの操作に基づいて設定情報が取得される毎に設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。
【0191】
(2)コンテンツサーバの情報処理動作
図7は、第2実施形態に係るコンテンツサーバ1による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略又は置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0192】
以下の処理では、メインコンテンツ及びサブコンテンツは静止画像コンテンツである場合を想定して説明する。メインコンテンツ処理部100がメンテナンス中である場合にメインコンテンツの提供要求がユーザ機器2から出力される場合を想定して説明する。以下の説明では、メインコンテンツの静止画像コンテンツをメイン静止画像コンテンツ、サブコンテンツの静止画像コンテンツをサブ静止画像コンテンツともいう。
【0193】
判定部1010は、第1の条件として、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメインコンテンツに関する要素のメンテナンス中に取得されたかを判定するものとする。要求がメインコンテンツに関する要素のメンテナンス中に取得されたことは、要求の取得タイミングがメンテナンス中であることの一例である。判定部1010は、第2の条件として、メインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了したかを判定するものとする。メインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了したことは、メンテナンスが終了したことの一例である。
【0194】
コンテンツサーバ1は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からメイン静止画像コンテンツに関する要求を取得する(ステップS21)。メイン静止画像コンテンツに関する要求は、例えば、メインコンテンツ選択画像をユーザ機器2に表示させる要求を含む。ステップS21では、例えば、判定部1010に含まれるメインコンテンツ要求取得部1004は、メイン静止画像コンテンツに関する要求を取得する。
【0195】
判定部1010は、ユーザ機器2から取得されたメイン静止画像コンテンツに関する要求に基づいて第1の条件を満たすか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22では、例えば、判定部1010は、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメイン静止画像コンテンツに関する要素のメンテナンス中に取得されたか否かを判定する。判定部1010により、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメンテナンス中に取得されたと判定された場合(ステップS22:YES)、処理は、ステップS22からステップS23へ遷移する。判定部1010により、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメンテナンス中に取得されていないと判定された場合(ステップS22:NO)、処理は終了する。
【0196】
サブコンテンツ表示制御部1011は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面にサブ静止画像コンテンツデータを表示可能にする(ステップS23)。
【0197】
一例では、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011は、任意に設定された表示対象のサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得する。サブコンテンツ表示制御部1011は、取得した表示対象のサブコンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。なお、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータをサブコンテンツデータ記憶部124から取得してもよい。
【0198】
サブコンテンツ表示制御部1011は、出力したサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツデータの始点部分を含むように、サブコンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、サブコンテンツ表示制御部1011が新たなサブコンテンツデータをユーザ機器2に出力する場合を想定する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを出力していない場合、又は、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを最後まで出力している場合であって、当該サブコンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されている場合が想定される。なお、ユーザが表示対象のサブコンテンツデータを選択する場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータが、処理開始前にユーザ機器2へ出力したサブコンテンツデータと異なる場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0199】
別の例では、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ表示指示をユーザ機器2に出力する。サブコンテンツ表示指示は、表示対象のサブコンテンツの識別情報を含んでもよい。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123から、終了フラグが設定されていないサブコンテンツ関連情報と関連付けられたサブコンテンツの識別情報を、表示対象のサブコンテンツの識別情報として取得する。サブコンテンツ表示指示は、位置情報を含んでもよい。サブコンテンツ表示制御部1011は、例えば、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123から、表示対象のサブコンテンツデータに関連付けられた位置情報を取得する。
【0200】
サブコンテンツ表示制御部1011は、出力したサブコンテンツ表示指示に基づいてサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。サブコンテンツ表示指示が位置情報を含む場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ表示指示に含まれる位置情報に基づいてサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。サブコンテンツ表示指示が位置情報を含まない場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶された位置情報に基づいてサブコンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部1011は、出力した位置情報に対応するサブコンテンツの部分を含むように、サブコンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、サブコンテンツ表示制御部1011が新たなサブコンテンツデータをユーザ機器2に出力しない場合を想定する。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを最後まで出力していない場合であって、当該サブコンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されていない場合である。例えば、サブコンテンツ表示制御部1011が処理開始前にユーザ機器2にサブコンテンツデータを出力している場合で、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123に当該サブコンテンツの位置情報が記憶されている場合が想定される。なお、サブコンテンツ表示制御部1011は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123に、ユーザにより選択された表示対象のサブコンテンツデータの位置情報が記憶されている場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0201】
判定部1010は、第1の条件を満たした後、メインコンテンツ処理管理部1003における処理に基づいて第2の条件を満たすか否かを判定する(ステップS24)。ステップS24では、例えば、判定部1010は、メインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了したか否かを判定する。判定部1010により、メンテナンス処理が終了したと判定された場合(ステップS24:YES)、処理は、ステップS24からステップS25へ遷移する。判定部1010により、メンテナンス処理が終了していないと判定された場合(ステップS24:NO)、処理は、ステップS24からステップS23へ戻る。
【0202】
メインコンテンツ表示制御部1005は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに応答して、ユーザ機器2の表示画面にメインコンテンツ選択画像データを表示可能にする(ステップS25)。ステップS25では、例えば、メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツ選択画像データをメインコンテンツデータ記憶部121から取得する。メインコンテンツ表示制御部1005は、取得したメインコンテンツ選択画像データをユーザ機器2へ出力する。この場合、メインコンテンツ表示制御部1005は、メインコンテンツ選択画像において、ユーザ機器2に提供したサブコンテンツの識別情報を表示させてもよい。メインコンテンツ表示制御部1005は、例えば、ユーザ機器2に提供したサブコンテンツの識別情報として、「続きを見る」等のテキスト情報を表示させてもよい。メインコンテンツ表示制御部1005は、ユーザ機器2に表示されたメインコンテンツ選択画像におけるメイン静止画像コンテンツの選択に基づいて、ユーザ機器2の表示画面にメイン静止画像コンテンツを表示可能にする。例えば、メインコンテンツ表示制御部1005は、ユーザ機器2に表示されたメインコンテンツ選択画像において選択されたメイン静止画像コンテンツの識別情報を取得する。メインコンテンツ表示制御部1005は、取得したメイン静止画像コンテンツの識別情報に対応するメイン静止画像コンテンツデータをメインコンテンツデータ記憶部121から取得する。メインコンテンツ表示制御部1005は、取得したメイン静止画像コンテンツデータをユーザ機器2へ出力する。
【0203】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、判定部1010により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、ユーザ機器2からサブコンテンツ関連情報を取得する(ステップS26)。ステップS26では、例えば、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2からサブコンテンツの位置情報を取得する。サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部123は、取得されたサブコンテンツの位置情報を当該サブコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する。なお、ステップS26の処理は、ステップS25の処理の前に実行されてもよい。
【0204】
サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザの操作に基づいて、ユーザ機器2からサブコンテンツに関する設定情報を取得してもよい。この場合、サブコンテンツ関連情報出力部1013は、サブコンテンツ関連情報取得部1012により取得された設定情報に基づいて、メインコンテンツに関するリコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。なお、サブコンテンツ関連情報取得部1012は、ユーザ機器2から取得されたサブコンテンツの識別情報に基づいて、メインコンテンツに関するリコメンドをユーザ機器2へ出力してもよい。
【0205】
(3)ユーザ機器2の情報処理動作
図8は、第2実施形態に係るユーザ機器2による情報処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略又は置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0206】
以下の処理では、コンテンツサーバ1の情報処理動作と同様に、メインコンテンツ及びサブコンテンツは静止画像コンテンツである場合を想定して説明する。メインコンテンツ処理部100がメンテナンス中である場合にメインコンテンツの提供要求がユーザ機器2から出力される場合を想定して説明する。
【0207】
コンテンツサーバ1の判定部1010は、第1の条件として、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメインコンテンツに関する要素のメンテナンス中に取得されたかを判定するものとする。判定部1010は、第2の条件として、メインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了したかを判定するものとする。
【0208】
メインコンテンツ要求出力部2020は、ユーザ機器2のユーザの操作に基づいて、コンテンツサーバ1にメイン静止画像コンテンツに関する要求を出力する(ステップS31)。メイン静止画像コンテンツに関する要求は、例えば、メインコンテンツ選択画像をユーザ機器2に表示させる要求を含む。
【0209】
サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてメインコンテンツに関する要素がメンテナンス中である場合、コンテンツサーバ1からメンテナンス中であることを示すメンテナンス通知を取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてメインコンテンツに関する要素がメンテナンス中でない場合、コンテンツサーバ1からメイン静止画像コンテンツに関する要求に対する応答を取得する。コンテンツサーバ1によりメイン静止画像コンテンツに関する要求に基づいて、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメンテナンス中に取得されたと判定され、ユーザ機器2によりメンテナンス通知が取得された場合(ステップS32:YES)、処理は、ステップS32からステップS33へ遷移する。コンテンツサーバ1により、メイン静止画像コンテンツに関する要求に基づいて、メイン静止画像コンテンツに関する要求がメンテナンス中に取得されていないと判定され、ユーザ機器2によりメイン静止画像コンテンツに関する要求に対する応答が取得された場合(ステップS32:NO)、処理は終了する。
【0210】
サブコンテンツ表示制御部2030は、判定部1010により第1の条件を満たすと判定されたことに応答して、表示画面にサブ静止画像コンテンツデータを表示可能にする(ステップS33)。
【0211】
一例では、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。例えば、サブコンテンツ表示制御部2030は、任意に設定された表示対象のサブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。なお、サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザにより選択された表示対象のサブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得してもよい。
【0212】
サブコンテンツ表示制御部2030は、取得したサブ静止画像コンテンツデータをユーザ機器2の表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブ静止画像コンテンツデータの始点部分を含むように、サブ静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、ユーザ機器2が新たなサブコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する場合を想定する。例えば、ユーザ機器2が処理開始前にサブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得していない場合、又は、ユーザ機器2が処理開始前にサブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得している場合で、サブコンテンツ表示制御部2030が処理開始前に表示画面にサブ静止画像コンテンツデータを最後まで表示させている場合であって、当該サブ静止画像コンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されている場合が想定される。なお、ユーザが表示対象のサブ静止画像コンテンツデータを選択する場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、ユーザにより選択された表示対象のサブ静止画像コンテンツデータが、処理開始前にコンテンツサーバ1から取得したサブ静止画像コンテンツデータと異なる場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0213】
別の例では、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツ表示指示をコンテンツサーバ1から取得する。サブコンテンツ表示制御部2030は、例えば、サブコンテンツ表示指示に含まれる表示対象のサブコンテンツの識別情報に基づいて、表示対象のサブ静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。
【0214】
サブコンテンツ表示制御部2030は、位置情報に基づいてサブ静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この場合、サブコンテンツ表示制御部2030は、取得した位置情報に対応するサブ静止画像コンテンツデータの部分を含むように、サブ静止画像コンテンツデータを表示画面に表示させる。この例では、ユーザ機器2が新たなサブコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得しない場合を想定する。例えば、サブコンテンツ表示制御部2030が処理開始前に表示画面にサブ静止画像コンテンツデータを最後まで表示させていない場合であって、当該サブ静止画像コンテンツデータのサブコンテンツ関連情報に終了フラグが設定されていない場合を想定する。例えば、ユーザ機器2が処理開始前にサブ静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得している場合で、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に当該サブ静止画像コンテンツデータの位置情報が記憶されている場合が想定される。なお、サブコンテンツ表示制御部2030は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に、ユーザにより選択された表示対象のサブ静止画像コンテンツデータの位置情報が記憶されている場合にも上述の処理を適用してもよい。
【0215】
サブコンテンツ表示制御部2030は、コンテンツサーバ1においてメインコンテンツに関する要素のメンテナンス処理が終了した場合、コンテンツサーバ1からメンテナンス処理が終了したことを示すメンテナンス終了通知を取得する。コンテンツサーバ1により第1の条件を満たした後、メンテナンス処理が終了したと判定され、ユーザ機器2によりメンテナンス終了通知が取得された場合(ステップS34:YES)、処理は、ステップS34からステップS35へ遷移する。コンテンツサーバ1により、メンテナンス処理が終了していないと判定され、ユーザ機器2によりメンテナンス終了通知が取得されない場合(ステップS34:NO)、処理は、ステップS34からステップS33へ戻る。
【0216】
メインコンテンツ表示制御部2021は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに応答して、表示画面にメインコンテンツ選択画像データを表示可能にする(ステップS35)。ステップS35では、例えば、メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツ選択画像データをコンテンツサーバ1から取得する。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したメインコンテンツ選択画像データを表示画面に表示させる。メインコンテンツ表示制御部2021は、メインコンテンツ選択画像において、ユーザ機器2が取得したサブ静止画像コンテンツデータの識別情報を表示させてもよい。メインコンテンツ表示制御部2021は、例えば、ユーザ機器2が取得したサブコンテンツの識別情報として、「続きを見る」等のテキスト情報を表示させてもよい。メインコンテンツ表示制御部2021は、ユーザ機器2の表示画面に表示されたメインコンテンツ選択画像におけるメイン静止画像コンテンツの選択に基づいて、表示画面にメイン静止画像コンテンツを表示可能にする。例えば、メインコンテンツ表示制御部2021は、表示画面に表示されたメインコンテンツ選択画像において選択されたメイン静止画像コンテンツの識別情報をコンテンツサーバ1へ出力する。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したメイン静止画像コンテンツの識別情報に対応するメイン静止画像コンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得する。メインコンテンツ表示制御部2021は、取得したメイン静止画像コンテンツデータに基づくメイン静止画像コンテンツを表示画面に表示する。
【0217】
サブコンテンツ関連情報出力部2032は、サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部243に記憶されたサブコンテンツ関連情報をコンテンツサーバ1へ出力する(ステップS36)。ステップS36では、例えば、サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツの位置情報をコンテンツサーバ1へ出力する。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ステップS35においてコンテンツサーバ1からメインコンテンツ選択画像データを取得したことに基づいて、位置情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、コンテンツサーバ1により第2の条件を満たすと判定されたことに基づいて、サブコンテンツに関する設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。サブコンテンツ関連情報出力部2032は、ステップS35においてコンテンツサーバ1からメインコンテンツ選択画像データを取得したことに基づいて、設定情報をコンテンツサーバ1へ出力してもよい。なお、ステップS36の処理は、ステップS35の処理の前に実行されてもよい。
【0218】
なお、第2実施形態は、メインコンテンツがゲームコンテンツであり、サブコンテンツが静止画像コンテンツである場合にも適用可能である。この場合、メインコンテンツに関する要求は、ゲーム開始要求を含む。メインコンテンツ処理部100がメンテナンス中である場合にゲーム開始要求がユーザ機器2から出力されたことに基づいて、コンテンツサーバ1は、サブコンテンツをユーザ機器2に提供する。
【0219】
(4)効果
第2実施形態によれば、プログラムは、ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得し、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にし、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることをコンピュータに実行させることができる。
【0220】
これにより、プログラムは、メインコンテンツに関する要求に応じて、処理負荷の低いサブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、快適にサブコンテンツを閲覧することができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
さらに、プログラムにおいて、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングがメンテナンス中である場合に、サブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、メインコンテンツがメンテナンス中である期間にわたり処理負荷の低いサブコンテンツを快適に閲覧することができる。また、メインコンテンツとサブコンテンツが共に静止画像コンテンツである場合は、ユーザはメインコンテンツがメンテナンス中であっても同様のコンテンツサービスを受けることができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【0221】
さらに、プログラムは、ユーザ機器の表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を第2の条件を満たした後に取得することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、サブコンテンツの位置情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴として取得することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてサブコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたサブコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。例えば、プログラムは、同じサブコンテンツを再度利用する機会では、前回の利用機会で利用し終えた位置から継続して利用可能となるようにサブコンテンツを提供する。プログラムは、サブコンテンツの継続した利用を可能にすることで、ユーザの満足度を高めることができる。プログラムは、データ量の少ないサブコンテンツの位置情報を取得することができるので、リソースへの負荷を減らすことができる。
【0222】
さらに、プログラムは、サブコンテンツに関する設定情報を取得し、設定情報に基づいて、ユーザにリコメンドを提供することをコンピュータに実行させることができる。これにより、プログラムは、サブコンテンツの設定情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴として取得することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。
【0223】
プログラムは、メインコンテンツに関する要求をサーバへ出力し、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示画面に表示可能にし、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることをコンピュータに実行させることができる。
これにより、プログラムは、メインコンテンツに関する要求に応じて、処理負荷の低いサブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、快適にサブコンテンツを閲覧することができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【0224】
さらに、プログラムにおいて、メインコンテンツに関する要求の取得タイミングがメンテナンス中である場合に、サブコンテンツをユーザ機器に表示することをコンピュータに実行させることができる。そのため、ユーザは、メインコンテンツがメンテナンス中である期間にわたり処理負荷の低いサブコンテンツを快適に閲覧することができる。また、メインコンテンツとサブコンテンツが共に静止画像コンテンツである場合は、ユーザはメインコンテンツがメンテナンス中であっても同様のコンテンツサービスを受けることができる。これにより、プログラムは、コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる。
【0225】
さらに、プログラムは、表示画面に表示されたサブコンテンツの長手方向における位置を示す位置情報を取得することをコンピュータに実行させることができる。
さらに、プログラムは、位置情報に基づいてサブコンテンツを表示画面に表示することをコンピュータにさらに実行させることができる。
これにより、プログラムは、サブコンテンツの位置情報をユーザのサブコンテンツの利用履歴としてサーバに提供することができる。そのため、プログラムは、サブコンテンツの利用履歴に基づいてサブコンテンツをユーザ機器に表示することができる。これにより、プログラムは、ユーザのサブコンテンツの利用履歴に基づいたサブコンテンツの提供により、ユーザの満足度を高めることができる。例えば、プログラムは、同じサブコンテンツを再度利用する機会では、前回の利用機会で利用し終えた位置から継続して利用可能となるようにサブコンテンツを提供する。プログラムは、サブコンテンツの継続した利用を可能にすることで、ユーザの満足度を高めることができる。プログラムは、データ量の少ないサブコンテンツの位置情報を取得することができるので、リソースへの負荷を減らすことができる。
【0226】
なお、この発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0227】
なお、情報処理装置は、コンテンツサーバ1を例に説明したように1つの装置で実現されてもよいし、複数の装置に要素を分散させたシステムによって実現されてもよい。例えば、情報処理装置は、メインコンテンツに関する装置、及びサブコンテンツに関する装置で実現されてもよい。
【0228】
プログラムは、装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0229】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0230】
この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0231】
1…コンテンツサーバ、2…ユーザ機器、10…プロセッサ、11…メモリ、12…記憶デバイス、13…通信デバイス、14…入出力インタフェース(I/F)、15…バス、20…プロセッサ、21…メモリ、22…入力デバイス、23…表示デバイス、24…記憶デバイス、25…通信デバイス、26…各種センサ、27…撮像デバイス、28…音入出力デバイス、29…入出力インタフェース(I/F)、30…バス、100…メインコンテンツ処理部、101…サブコンテンツ処理部、120…メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部、121…メインコンテンツデータ記憶部、122…メインコンテンツ用プログラム記憶部、123…サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部、124…サブコンテンツデータ記憶部、125…サブコンテンツ用プログラム記憶部、200…操作処理部、201…表示制御部、202…メインコンテンツ処理部、203…サブコンテンツ処理部、240…メインコンテンツ用ユーザ情報記憶部、241…メインコンテンツデータ記憶部、242…メインコンテンツ用プログラム記憶部、243…サブコンテンツ用ユーザ情報記憶部、244…サブコンテンツデータ記憶部、245…サブコンテンツ用プログラム記憶部、1000…ユーザ管理部、1001…データ取得部、1002…データ提供部、1003…メインコンテンツ処理管理部、1004…メインコンテンツ要求取得部、1005…メインコンテンツ表示制御部、1010…判定部、1011…サブコンテンツ表示制御部、1012…サブコンテンツ関連情報取得部、1013…サブコンテンツ関連情報出力部、2020…メインコンテンツ要求出力部、2021…メインコンテンツ表示制御部、2030…サブコンテンツ表示制御部、2031…サブコンテンツ関連情報記憶制御部、2032…サブコンテンツ関連情報出力部、S…コンテンツ提供システム。
【要約】
【課題】コンテンツサービスのユーザの満足度を高めることができる技術を提供する。
【解決手段】実施形態に係るプログラムは、ユーザ機器からメインコンテンツに関する要求を取得することと、要求に基づいて第1の条件を満たしたことに応答して、ユーザ機器の表示画面に、長手方向に複数の静止画像を含むサブコンテンツを表示可能にすることと、第1の条件を満たした後、第2の条件を満たしたことに応答して、メインコンテンツを表示可能にすることと、をコンピュータに実行させる。
【選択図】図5
図1
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図8