(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-06
(45)【発行日】2022-09-14
(54)【発明の名称】包装材料のチューブから、密封されたパッケージを形成するための包装装置
(51)【国際特許分類】
B65B 9/207 20120101AFI20220907BHJP
B65B 51/30 20060101ALI20220907BHJP
【FI】
B65B9/207
B65B51/30
(21)【出願番号】P 2018564196
(86)(22)【出願日】2017-06-01
(86)【国際出願番号】 EP2017063345
(87)【国際公開番号】W WO2017211689
(87)【国際公開日】2017-12-14
【審査請求日】2020-05-25
(32)【優先日】2016-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【住所又は居所原語表記】70 Avenue General Guisan,CH-1009 Pully,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】パオロ・フォンタナッツィ
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィデ・ボルギ
(72)【発明者】
【氏名】マッシモ・プラデッリ
(72)【発明者】
【氏名】ステファノ・フローレ
(72)【発明者】
【氏名】ファブリッツィオ・リモンディ
(72)【発明者】
【氏名】ファビオ・リッチ・クルバストロ
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第00/064741(WO,A2)
【文献】特開平11-070906(JP,A)
【文献】特開平11-059603(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第01832518(EP,A1)
【文献】国際公開第2011/045395(WO,A1)
【文献】米国特許第06625517(US,B1)
【文献】国際公開第2016/124560(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 9/207
B65B 51/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装装置(1)の前進軸(A)に沿って前進させられる包装材料のチューブ(3)から、複数の密封されたパッケージ(2)を形成するための包装装置(1)であって、前記包装装置(1)は:
- コンベヤーゾーン(8)内に配置された少なくとも無端コンベヤー機器(7);
- 前記少なくとも無端コンベヤー機器(7)と協働しかつそれに沿って前進するように適合された複数の搬送カート(9);および
- 前記無端コンベヤー機器(7)に沿った前記搬送カート(9)の動きによって規定されかつ前記前進軸(A)に対して平行な動作部分(P1、Q1)を有する経路(P、Q)に沿って、前記複数の搬送カート(9)によって動かされるように適合された複数の動作ユニット(10、10’)
を含み、
各動作ユニット(10、10’)は、前記動作ユニット(10、10’)が前記チューブ(3)を操作するように適合される、前記経路(P、Q)の前記動作部分(P1、Q1)に沿って到達される動作設定と、前記動作ユニット(10、10’)が前記チューブ(3)から取り外される、前記動作部分(P1、Q1)とは異なる前記経路(P、Q)の休止部分(P2、Q2)に沿って到達される休止設定との間で、選択的に動かされるように適合され;
各動作ユニット(10、10’)は:
- 前記パッケージ(2)の形状を少なくとも部分的に規定するように適合されたハーフシェル(36);および
- 隣接するパッケージ(2)間で前記チューブ(3)を横方向にシールするように適合されたシーリング要素(37a)または逆向きのシーリング要素(37b)の一方を含み、
各動作ユニット(10、10’)は、1つのそれぞれの搬送カート(9)によって担持され、およびそれらから側方に延在するため、前記コンベヤーゾーン(8)は、前記チューブ(3)が操作される動作ゾーン(33)から側方に離間され、
前記複数の搬送カート(9)のそれぞれが、カート経路に沿って前進するように適合され、前記カート経路は前記経路(P、Q)に対して平行であり;前記カート経路は第1の平面(H1)内にあり、および前記経路(P)は第2の平面(H2)内にあり、および前記第1の平面(H1)および前記第2の平面(H2)は、
空間軸(B)に沿って互いに離間され、かつ互いに対して平行であ
り、前記空間軸(B)は前記前進軸(A)及び前記第1の平面(H1)及び前記第2の平面(H2)に直交し、前記第1の平面(H1)及び前記第2の平面(H2)は、前記前進軸(A)に対して平行であり、前記前進軸(A)は前記第2の平面(H2)内にある、包装装置(1)。
【請求項2】
各搬送カート(9)は、第1の側部部分(24)と、前記第1の側部部分(24)に対向する第2の側部部分(25)とを含み、および前記第1の側部部分(24)および前記第2の側部部分(25)は、前記前進軸(A)に対して垂直なそれぞれの分離軸(C)に沿って互いに距離が置かれ、および前記それぞれの動作ユニット(10、10’)は、前記分離軸(C)に沿って、それぞれの搬送カート(9)から離れるように延在する、請求項1に記載の包装装置。
【請求項3】
前記無端コンベヤー機器(7)は、平行に配置されおよび互いに離間されおよび前記複数の搬送カート(9)を可動式に支持するように適合された第1の無端ガイドレール(16)および第2の無端ガイドレール(17)を含み、および各搬送カート(9)の前記それぞれの第1の側部部分(24)は、前記第1の無端ガイドレール(16)と係合するように構成され、および各搬送カート(9)の前記それぞれの第2の側部部分(25)は、前記第2の無端ガイドレール(17)と係合するように構成される、請求項2に記載の包装装置。
【請求項4】
各第1の側部部分(24)および各第2の側部部分(25)は、それぞれ前記第1の無端ガイドレール(16)または前記第2の無端ガイドレール(17)に沿って走行するように適合されたそれぞれの車輪群(30)を含む、請求項3に記載の包装装置。
【請求項5】
前記第1の側部部分(24)および第2の側部部分(25)の各車輪群(30)は、それらの間に前記第1のガイドレール(16)または前記第2のガイドレール(17)をそれぞれ挟むように適合された、前方側の対の車輪(31)および後方側の対の車輪(32)を含む、請求項4に記載の包装装置。
【請求項6】
各動作ユニット(10、10’)は、それぞれの搬送カート(9)の前記それぞれの第2の側部部分(25)に取り外し可能に接続されている、請求項2~5のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項7】
各搬送カート(9)は、前記第1の側部部分(24)と前記第2の側部部分(25)との間に置かれかつそれらに接続されるように適合された主要部分(26)を含み、および少なくとも前記第1の側部部分(24)は、前記主要部分(26)に取り外し可能に接続されている、請求項2~6のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項8】
前記複数の搬送カート(9)のそれぞれは、前記無端コンベヤー機器(7)に沿って、他のものから独立して動くように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項9】
前記無端コンベヤー機器(7)は複数のコイル組立体を含み、および前記搬送カート(9)のそれぞれは、前記複数のコイル組立体と相互作用するように適合された磁石組立体(21)を含み、前記無端コンベヤー機器(7)に沿った前記搬送カート(9)のそれぞれの前進を制御する、請求項1~8のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項10】
各搬送カート(9)は、前記無端コンベヤー機器(7)に可動式に装着されかつ前記それぞれの動作ユニット(10、10’)を担持しかつ前記それぞれの磁石組立体(21)に取り外し可能に接続されているカートベース(22)を含む、請求項9に記載の包装装置。
【請求項11】
さらに、前記無端コンベヤー機器(7)から離間されかつ前記複数の動作ユニット(10、10’)と協働するように適合されたカムアセンブリ(39)を含み;前記複数の動作ユニット(10、10’)のそれぞれは、さらに、前記それぞれの動作ユニット(10、10’)をその動作設定または休止設定に選択的に動かすために、前記カムアセンブリ(39)と協働するように構成されたカム従動子(40)を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項12】
前記動作ユニット(10、10’)のそれぞれは、隣接するパッケージ(2)間で前記チューブ(3)を横方向に切断するように適合された切断要素または逆向きの切断要素の一方を含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項13】
さらに:
- 前記コンベヤーゾーン(8)内に配置されかつ前記無端コンベヤー機器(7)と対面する追加的な無端コンベヤー機器(7);
- 前記追加的な無端コンベヤー機器(7)と協働しかつそれに沿って前進するように適合された複数の追加的な搬送カート(9);および
- 前記追加的な搬送カート(9)の動きによって規定された追加的な経路(Q、P)に沿って、前記追加的な搬送カート(9)によって動かされ、かつ前記前進軸(A)および前記経路(P、Q)の前記動作部分(P1、Q1)に対して平行な追加的な動作部分(Q1、P1)を有する、複数の追加的な動作ユニット(10’、10);を含み、
各追加的な動作ユニット(10’、10)は、1つのそれぞれの搬送カート(9)によって担持され、かつそこから側方に延在し;
各追加的な動作ユニット(10’、10)は、前記追加的な動作ユニット(10’、10)が1つのそれぞれの動作ユニット(10、10’)と連携して前記チューブ(3)を操作するように適合される、前記追加的な経路(Q、P)の前記追加的な動作部分(Q1、P1)に沿って到達されるそれぞれの動作設定と、前記追加的な動作ユニット(10’、10)が前記チューブ(3)から取り外される、前記追加的な動作部分(Q1、P1)とは異なる前記追加的な経路(Q、P)の追加的な休止部分(Q2、P2)に沿って到達されるそれぞれの休止設定との間で、選択的に動かされるように適合され;
各追加的な動作ユニット(10’、10)は:
- 前記それぞれの動作ユニット(10、10’)の前記ハーフシェル(36)と協働して、前記パッケージ(2)の形状を少なくとも部分的に規定するように適合された追加的ハーフシェル(36);および
- 前記それぞれの動作ユニット(10、10’)の前記逆向きのシーリング要素(37b)または前記シーリング要素(37a)と連携して、隣接するパッケージ(2)間で前記チューブ(3)を横方向にシールするように適合されたシーリング要素(37a)または逆向きのシーリング要素(37b)のもう一方のシーリング要素を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の包装装置。
【請求項14】
各追加的な動作ユニット(10’、10)が、前記それぞれの動作ユニット(10、10’)の前記逆向きの切断要素または前記切断要素と連携して、隣接するパッケージ(2)間で前記チューブ(3)を横方向に切断するように適合された切断要素または逆向きの切断要素のもう一方の切断要素を含む、請求項12に従属するような請求項13に記載の包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材料のチューブから、流動食品(pourable food products)用の、複数の密封されたパッケージを形成するための包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
公知の通り、多くの液体または流動食品、例えばフルーツジュース、UHT(超高温処理した)牛乳、ワイン、トマトソースなどは、滅菌された包装材料製のパッケージに入れられて販売されている。
【0003】
典型的な例は、積層帯状包装材料に折り目をつけてシールすることによって作製される、テトラ・ブリック・アセプティック(Tetra Brik Aseptic)(登録商標)として公知の、液体または流動食品用の平行六面体形状のパッケージである。包装材料は、多層構造を有し、例えば紙の基層を含み、基層は、ヒートシールプラスチック材料、例えばポリエチレンの複数の層で両面が被覆されている。UHT牛乳などの長期保存製品用の無菌パッケージの場合、包装材料はまた、酸素遮断性材料、例えばアルミニウム箔の層を含み、これは、ヒートシールプラスチック材料の層に重ね合わせられ、次に、ヒートシールプラスチック材料の別の層で被覆されて、最終的に食品に接触するパッケージの内面を形成する。
【0004】
この種のパッケージは、通常、全自動包装機で生産され、全自動包装機では、連続的なチューブが包装材料のウェブから形成され、包装材料のウェブは、包装機において、例えば化学殺菌剤、例えば過酸化水素溶液を適用することによって、滅菌され、過酸化水素溶液は、ひとたび滅菌が完了したら、例えば加熱によって蒸発させられて、包装材料の表面から除去され、その後、そのように滅菌されたウェブは、閉鎖した無菌環境に維持され、および縦方向に折り畳まれてシールされてチューブを形成し、これが、垂直の前進方向に沿って送られる。
【0005】
形成作業を完了するために、チューブは、垂直の前進方向に沿って前進する際に、包装機の包装装置内で、殺菌されたまたは殺菌処理済みの食品が充填されて、シールされ、それに続いて、等間隔の横断面に沿って切断される。
【0006】
ピローパッケージは、包装装置内でそのように得られ、各ピローパッケージは、縦方向シーリングバンドおよび一対の上部および底部横方向シーリングバンドを有する。
【0007】
例えば欧州特許第B-0887265号明細書において説明されているような、包装機において使用される包装装置が、公知であり、この包装装置は、互いに離間されかつ互いの間に前進空間を規定する第1のチェーンコンベヤーおよび第2のチェーンコンベヤーを含み、チューブは、前進方向に前進させられながら、その前進空間を通過する。
【0008】
より詳細には、第1のチェーンコンベヤーは複数の第1の動作ユニットを有し、これら第1の動作ユニットは、第1の無端チェーンに装着され、第1の無端経路に沿って前進するように適合され、および各第1の動作ユニットは、ハーフシェル、シーリング要素、および引き出し可能な切断要素を含む。第2のコンベヤーは複数の第2の動作ユニットを含み、これら第2の動作ユニットは、それぞれの第2の無端チェーンに装着され、第2の無端経路に沿って前進するように適合され、および各第2の動作ユニットは、それぞれの第1の動作ユニットに関連付けられる。各第2の動作ユニットは、ハーフシェル、逆向きのシーリング要素、および座部を含む。各第1の動作ユニット、特にそれぞれのハーフシェル、シーリング要素および引き出し可能な切断要素は、関連の第2の動作ユニット、特にそれぞれのハーフシェル、それぞれの逆向きのシーリング要素およびそれぞれの座部と協働するように設計され、連携してパッケージを形成する。
【0009】
より詳細には、シーリング要素は加熱素子であり、および逆向きのシーリング要素は、エラストマー材料製であり、シーリングプロセスの最中にチューブを掴むための機械的支持をもたらす。
【0010】
さらに、包装装置は第1のカム面を含み、第1のカム面は、第1のチェーンコンベヤーの近くに配置され、かつ動作ユニットがチューブに接触する動作設定と、第2の動作ユニットがチューブを取り外される休止設定との間で第1の動作ユニットを動かすように適合される。包装装置はまた第2のカム面を有し、第2のカム面は、第2のチェーンコンベヤーの近くに位置決めされ、かつ動作設定と休止設定との間で第2の動作ユニットを動かすように構成される。特に、第1の動作ユニットおよびそれぞれの第2の動作ユニットのそれぞれは、それらがそれぞれの動作設定にあるときに、互いに協働する。
【0011】
欧州特許第B-0887265号明細書に開示されている包装装置の欠点は、包装装置自体に大がかりな補修作業が必要とされることである。例えばフォーマットの変更の場合、動作ユニットは、単一の動作ユニットに取り組むために、新しいフォーマットに適合される必要があり、これは、第1のチェーンコンベヤーおよび第2のチェーンコンベヤーのチェーンの分解を必要とし、そうでなければ、利用可能な空間が、望まれるタスクを実施するために十分ではない。しかしながら、チェーンの分解には大がかりな作業が必要であり、およびかなり長い生産作業中止時間を生じる。
【0012】
同様に、例えば1つの動作ユニットの不具合の場合には、一般に、第1のチェーンコンベヤーおよび第2のチェーンコンベヤーのそれぞれのチェーンの少なくとも一方が、全体として分解される必要がある。それゆえ、それぞれのチェーンを分解した後にのみ、不具合の解決に取り組むことが可能である。
【0013】
従って、欧州特許第B-0887265号明細書に開示されている包装装置の補修は、生産プロセス全体においてかなり長い作業中止時間を生じ、これはまた、経済的損失を増大させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
それゆえ、本発明の目的は、単純な方法で、上述の欠点を克服する包装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明によれば、請求項1に記載の包装装置が提供される。
【0016】
本発明の非限定的な実施形態を、例として、添付図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】明瞭にするためにいくつかの部分が除去されている、本発明による包装装置の正面図を示す。
【
図2】明瞭にするためにいくつかの部分が除去されている、
図1の包装装置の詳細の斜視的な側面図を示す。
【
図3】明瞭にするためにいくつかの部分が除去されている、
図1の包装装置の別の詳細の斜視的な上面側面図を示す。
【
図4】明瞭にするためにいくつかの部分が除去されている、
図1の包装装置のさらに別の詳細の斜視的な上面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
符号1は、全体として、シート状包装材料のチューブ3から、流動食品、例えば低温殺菌された牛乳またはフルーツジュースの、密封されたパッケージ2を生産するための包装装置を示す。そのようなパッケージ2が、頂部横方向シールバンドおよび底部横方向シールバンドを有することは公知である。
【0019】
包装材料は、多層構造(図示せず)を有し、および繊維性材料、通常は紙の層を含み、両面がヒートシールプラスチック材料、例えばポリエチレンのそれぞれの層で被覆されている。
【0020】
UHT牛乳などの長期保存製品用の無菌パッケージの場合、包装材料はまた、気体および光遮断性材料、例えばアルミニウム箔またはエチレンビニルアルコール(EVOH)フィルムの層を含み、これは、ヒートシールプラスチック材料の層に重ね合わせられ、および次に、ヒートシールプラスチック材料の別の層で被覆されて、最終的に食品に接触するパッケージの内面を形成する。
【0021】
チューブ3は、公知の方法で、ヒートシールシート状包装材料のウェブ(図示せず、およびそのようなものとして公知である)を縦方向に折り畳んでシールすることによって、形成され、パイプ(図示せず、およびそのようなものとして公知である)によって、包装される殺菌されたまたは殺菌処理済みの食品が充填され、および図示しない公知の方法で、包装装置1へ送られる。
【0022】
さらに、チューブ3は、包装装置1内で包装装置1の前進軸Aに沿って前進され、特に
図1に示す例では、軸Aは、垂直の向きを有する。
【0023】
包装装置1は、チューブ3と相互作用するように適合された第1の付形アセンブリ4および第2の付形アセンブリ5を含み、チューブ3からパッケージ3を形成する。
【0024】
より詳細には、付形アセンブリ4および5は、互いに離間され、かつ互いに対面する。特に付形アセンブリ4および5は、軸Aに対してそれぞれ側方の、特に反対側の側面に位置決めされる。さらに、付形アセンブリ4および5は、少なくとも部分的に付形空間6の範囲を定め、そこを通って、使用中、チューブ3は軸Aに沿って前進する。
【0025】
より詳細には、付形アセンブリ4は:
- 装置1のコンベヤーゾーン8内に配置される無端コンベヤー機器7;
- 特に、互いに独立した各搬送カートと協働しかつ無端コンベヤー機器7に沿って前進するように適合された複数の搬送カート9であって、特に、カート経路(図示せず)に沿って前進するように適合されている、搬送カート9;および
- コンベヤー機器7に沿った搬送カート9の動きによって規定される経路Pに沿って搬送カート9によって動かされるように適合され、および、特にカート経路に対して平行であり、および前進軸Aに対して平行な動作部分P1を有する複数の動作ユニット10であって、各動作ユニット10は、使用中、チューブ3と相互作用するように適合されている、複数の動作ユニット10
を含む。
【0026】
より詳細には、カート経路は第1の平面H1内にあり、および経路Pは第2の平面H2内にある。特に、平面H1および平面H2は、互いに離間され、および互いに対して平行である。さらにより詳細には、平面H1および平面H2は、空間軸(spacing axis)Bに沿って離間され、軸Bは、軸Aおよび平面H1およびH2に直交する。さらに、平面H1およびH2は、軸Aに対して平行であり、特に軸Aは平面H2内にある。
【0027】
さらに、付形アセンブリ4は、コンベヤー機器7を担持する支持フレーム14を含む。フレーム14は、装置1の支持構造(図示せず)によって支持される。
【0028】
特に、フレーム14は、プレートの様な構成を有し、および軸Bに沿って側方に延在する。
【0029】
特に
図2~4を参照して説明すると、コンベヤー機器7は、第1の無端ガイドレール16および第2の無端ガイドレール17を含み、これらガイドレールは、平行に配置され、かつ互いに離間され、および複数の搬送カート9を可動式に支持するように適合される。特に、ガイドレール16および17はフレーム14によって支持される。
【0030】
さらに、各ガイドレール16および17は、特に軸Aに対して平行な、それぞれの対の平行な直線レール部分16aおよび17aと、一対の湾曲レール部分16bおよび17bとを含む。直線レール部分16aおよび17aは、軸Aに対して平行に配置され、および湾曲レール部分16bおよび17bは、それぞれ、直線レール部分16aおよび17aを互いに接続する。
【0031】
より具体的には、コンベヤー機器7は、それぞれガイドレール16および17を担持する第1の無端レールアセンブリ18および第2の無端レールアセンブリ19を含む。レールアセンブリ18および19は、互いに離間され、かつ互いに対して平行に配置される。
【0032】
より詳細には、レールアセンブリ18および19は、一対のプレートの様な線形セクション18aおよび19aと、線形セクション18aおよび19aを互いに接続するための一対のプレートの様な湾曲セクション(図示せず)とを有する。さらに、レールアセンブリ18および19は、フレーム14がレールアセンブリ18および19を支持するように、フレーム14を部分的に受け入れるように構成される。特に、レールアセンブリ18および19は、フレーム14に対して垂直に向けられる。
【0033】
さらに、レールアセンブリ18および19は、それぞれ、レールアセンブリ18および19のそれぞれの周辺に沿って設けられかつそれぞれのガイドレール16および17の範囲を定めるように構成されたオーバル形の溝18bおよび19bを含む。
【0034】
さらに、コンベヤー機器7は、コンベヤーカート9と相互作用するように適合された複数のコイル組立体(図示せず、およびそのようなものとして公知である)を含む。特に、コイル組立体は、コンベヤー機器7に沿ったコンベヤーカート9の前進を選択的に制御するように構成される。より具体的には、コイル組立体は、コンベヤーカート9と相互作用するために、電磁場を生成するように適合される。
【0035】
コイル組立体は、ガイドレール16と17との間、特にレールアセンブリ18と19との間に配置される。
【0036】
特に、コイル組立体は、選択的に励起(または付勢)されて、キャリア2に沿ってカート4を互いに独立して前進させ得る。
【0037】
さらに、コンベヤー機器7は、特にオーバル構成を有するカバー20を有し、カバーは、ガイドレール16と17との間、特にレールアセンブリ18と19との間に配置される。カバー20は、フレーム14に対して平行な一対の直線部分20aと、直線部分20aを互いに接続する一対の湾曲部分20b(
図2に1つを部分的にのみ示す)とを含む。
【0038】
特に
図2~4を参照して説明すると、各搬送カート9は:
- コンベヤー機器7と、特にコンベヤー機器7のコイル組立体と、さらにより詳細には、特に他のカート9から独立して、コンベヤー機器7に沿ったカート9の前進を制御するために、コイル組立体によって生成された電磁場と相互作用するように適合された磁石組立体21;および
- 特にガイドレール16および17と係合することによって、コンベヤー機器7に可動式におよび可逆的に(reversibly)装着され、およびコンベヤー機器7に沿って動くように適合されたカートベース22
を含む。
【0039】
さらに、各カート4は、それぞれのカートベース22をそれぞれの磁石組立体21に取り外し可能に結合するために、接続手段23、特に具体例では8個のスクリュー部材を含む。具体例では、各磁石組立体21は、規定された磁場強度をもたらすように設計された複数の磁石素体(図示せず)を含む。あるいは、磁石組立体21は、必要な特性をもたらすために、1つの単一の磁石素体を含み得る。
【0040】
より詳細には、各カート9、特にそれぞれのカートベース22は:
- ガイドレール16と係合するように適合される第1の側部部分24;および
- 側部部分24に対向しかつガイドレール17と係合するように構成される第2の側部部分25
を含む。
【0041】
さらなる詳細では、側部部分24および25は、それぞれの分離軸Cに沿って互いに距離が置かれ、特に軸Cは軸Aに直交する。さらに、軸Cは、軸Bに対して平行である。軸Cはまた、平面H1およびH2に直交する。
【0042】
さらなる詳細では、側部部分24および25は、カバー20に対して垂直であり、およびそれぞれの直線レール部分16aおよび17aと係合するとき、フレーム14に直交する。
【0043】
さらに、各カート9、特にそれぞれのカートベース22は、側部部分24と25との間に置かれかつそれらに接続され、特に軸Cに対して平行に延在するように適合された主要部分26を有する。より具体的には、主要部分26は、側部部分24および25に対して垂直に配置される。好ましくは、主要部分26は、フレーム14およびカバー20の対面部分に対して平行である。少なくとも側部部分24は、特にそれぞれのカート9、特にそれぞれのカートベース22のコンベヤー機器7に対する装着および外しを可能にするために、主要部分26に取り外し可能に結合される。開示する具体的な実施形態では、両側部部分24および25は、主要部分26に取り外し可能に結合される。特に、各カートベース22は、側部部分24および25を主要部分26に取り外し可能に接続するために、それぞれの第1の結合手段および第2の結合手段を含む。
【0044】
さらに、各主要部分26は、特にそれぞれの磁石組立体22がカバー20から離間されかつ主要部分22とカバー20との間に置かれるように、それぞれの磁石組立体22に取り外し可能に結合するように構成される。従って、各カート9のそれぞれの接続手段23は、それぞれの主要部分26と協働するように設計される。
【0045】
特に
図2~4を参照して説明すると、側部部分24および25は、それぞれのガイドレール16および17に沿って走行するように適合された1つのそれぞれの車輪群30を含む。
【0046】
さらに、各車輪群30は、それぞれのガイドレール16および17に沿って走行するように適合された、前方側の対の車輪31および後方側の対の車輪32を含む。特に、各前方側の対の車輪31およびそれぞれの後方側の対の車輪32は、それらの間にそれぞれのガイドレール16および17を挟むように構成される。
【0047】
特に
図1~4を参照して説明すると、各動作ユニット10は、1つのそれぞれの搬送カート9によって担持され、特に除去可能に担持され、かつそれらから離れるように側方に延在する。
【0048】
より詳細には、各動作ユニット10は、それぞれのカート9の側部部分25に接続される、特に取り外し可能に接続される。より具体的には、各動作ユニット10は、軸Cに沿ってカート9から離れるように延在する。さらなる詳細では、動作ユニット10は、それぞれのカート9から、特に側部部分25から離れるように側方に延在するため、コンベヤーゾーン8は、コンベヤーゾーン8とは異なる装置1の動作ゾーン33から、軸Cに沿って側方に離間される。使用中、動作ユニット10は、動作ゾーン33においてチューブ3と相互作用する。特に、使用中、チューブ3は、特にパッケージ2を形成するために、動作ゾーン33内で操作される。
【0049】
さらに、各動作ユニット10は、動作ユニット10がチューブ3を操作するように適合された、経路Pの動作部分P1に沿って到達される動作設定と、動作ユニット10がチューブ3から取り外される、動作部分P1とは異なる経路Pの休止部分P2に沿って到達される休止設定との間で、選択的に動かされるように適合される。
【0050】
より具体的には、各動作ユニット10は、経路Pの動作部分P1に沿って前進するとき、実質的に動作ゾーン33内で前進する。動作部分P1は、開始ステーション34から終了ステーション35まで延在し、および休止部分P2は、終了ステーション35から開始ステーション34まで延在する。
【0051】
特に、使用中、1つのそれぞれの動作ユニット10が、動作部分P1上を、すなわち開始ステーション34から終了ステーション35まで前進するとき、それぞれのカート9は、それぞれのガイドレール16および17のそれぞれの直線レール部分16aおよび17aに沿って動く。さらに、使用中、1つのそれぞれの動作ユニット10が、休止部分P2上を、すなわち終了ステーション35から開始ステーション34まで前進するとき、それぞれのカート9は、それぞれの湾曲レール部分16bおよび17bおよびそれぞれの直線レール部分16aおよび17aに沿って動く。
【0052】
さらに、各動作ユニット10は、
- チューブ3に接触しかつ少なくとも部分的にパッケージ2の形状を規定するように適合されたハーフシェル36;および
- 隣接するパッケージ2間でチューブ3を横方向にシールするように適合されたシーリング要素37aまたは逆向きのシーリング要素37bのうちの一方、図示の具体例ではシーリング要素37a
を含む。
【0053】
特に、各ハーフシェル36は、駆動アセンブリ(図示せず)によって、作業位置と休止位置との間で制御されるように適合される。特に、各ハーフシェル36は、使用中、それぞれの動作ユニット10がそれぞれの動作設定に設定される状態で、作業位置へと制御されるように適合される。
【0054】
より具体的には、各ハーフシェル36は、C字形状の構成を有し、および:
- 主壁36a;および
- 特に側方に可動であり、かつ特に使用中、それぞれの動作ユニット10が動作部分P1に沿って;すなわち開始ステーション34と終了ステーション35との間で前進するとき、軸Aの方へ延在するように配置される、一対の側方フラップ36b
を含む。
【0055】
より詳細には、各シーリング要素37aは加熱素子である。さらに、各逆向きのシーリング要素37bは、エラストマー材料製であり、およびシーリングプロセスの最中にチューブ3を掴むための機械的支持をもたらすように適合される。
【0056】
各動作ユニット10はまた、それぞれの側部部分25に取り外し可能に接続されかつそれぞれのハーフシェル36およびそれぞれのシーリング要素37aまたは逆向きのシーリング要素37bを担持するベース38を含む。
【0057】
さらに、各動作ユニット10は、特にそれぞれのベース38によって支持される、隣接するパッケージ2間でチューブ3を横方向に切断するように適合された切断要素(図示せず、およびそのようなものとして公知である)または逆向きの切断要素(図示せず、およびそのようなものとして公知である)の一方を有する。
【0058】
より詳細には、各動作ユニット10のそれぞれの動作設定では、それぞれのハーフシェル36は、チューブ3と接触するように構成され、特にそれぞれのハーフシェル36は、そのそれぞれの作業部分に設定され、およびそれぞれのシーリング要素37aまたはそれぞれの逆向きのシーリング要素37bは、隣接するパッケージ2間でチューブ3を側方にシールするように構成される。
【0059】
さらに、付形アセンブリ4は、特にそれぞれの動作設定または休止設定に各動作ユニット10を選択的に動かすために、キャリア機器7から離間されかつ各動作ユニット10と協働するように適合されたカムアセンブリ、特にカム39を含む。特に、カム39は、動作ユニット10を、軸Aの方へまたはそれから離れるように、特にチューブ3の方へまたはそれから離れるように、選択的に動かすように設計される。
【0060】
より詳細には、カム39は、軸Aに対して実質的に平行におよびガイドレール16および17に対して実質的に平行に向けられる。さらに、フレーム14はカム39を支持する。
【0061】
さらにより詳細には、各動作ユニット10は、カム39と相互作用するように適合されたカム従動子40を含む。各カム従動子40は、それぞれの動作ユニット10を、軸Aの方へまたはそれから離れるように、特にチューブ3の方へまたはそれから離れるように動かすために、カム39によって規定されたプロファイルを辿るように設計される。図示の具体例では、各カム従動子40は、カム39のカム面41の上側を走行するように設計された車輪である。
【0062】
特に
図1および
図4を参照して説明すると、付形アセンブリ5は、付形アセンブリ4と同様である。それゆえ、以下の説明はそれらの違いに限定され、および可能な場合には、同一のまたは対応する部分に同じ参照符号を使用する。
【0063】
特に、付形アセンブリ5は、基本的には複数の動作ユニット10’を含むことが、付形アセンブリ4とは異なる。
【0064】
動作ユニット10’は、動作ユニット10と同様であり、付形アセンブリ5のそれぞれの搬送カート9が、それぞれの無端コンベヤー機器7に沿った搬送カート9の動きによって規定されかつ特に付形アセンブリ5のそれぞれの搬送カート9のそれぞれのカート経路に対して平行である経路Qに沿って動かされる点で、動作ユニット10と異なる。特に、経路Qは平面H2にあり、およびそれぞれのカート経路は平面H1にある。
【0065】
より詳細には、経路Qは、前進軸Aおよび動作部分P1に対して平行な動作部分Q1を有し、および各動作ユニット10’は、使用中、チューブ3と相互作用するように適合されている。さらに、動作ユニット10’は、動作ユニット10’が、それぞれの動作設定にある1つのそれぞれの動作ユニット10と連携してチューブ3を操作するように適合された、経路Qの動作部分Q1に沿って到達されるそれぞれの動作設定と、動作ユニット10’がチューブ3から取り外される、動作部分Q1とは異なる経路Qの休止部分Q2に沿って到達される休止設定との間で、選択的に動かされ得る。
【0066】
さらに、各動作ユニット10’のそれぞれのハーフシェル36は、それぞれの動作ユニット10のそれぞれのハーフシェル36と協働して、パッケージ2の形状を少なくとも部分的に規定するように適合される。さらに、各動作ユニット10’は、それぞれの動作ユニット10の逆向きのシーリング要素37bまたはシーリング要素37aと連携して、隣接するパッケージ2間でチューブを横方向にシールするように適合されたシーリング要素37aまたは逆向きのシーリング要素37bのもう一方のシーリング要素を含む。図示の具体例では、各動作ユニット10は、1つのそれぞれのシーリング要素37aを有し、および各動作ユニット10’は、1つのそれぞれの逆向きのシーリング要素37bを有する。
【0067】
さらに、各動作ユニット10’は、それぞれの動作ユニット10の逆向きの切断要素または切断要素と連携して、隣接するパッケージ2間でチューブ3を横方向に切断するように適合された切断要素(図示せず)または逆向きの切断要素(図示せず)のもう一方の切断要素を含む。
【0068】
使用中、チューブ3は、軸Aに沿って、および動作ゾーン33を通って前進する。さらに、付形アセンブリ4のカート9および付形アセンブリ5のカート9は、それぞれのコンベヤー機器7に沿って前進する。特に、カート9の独立した前進は、それぞれの磁石組立体21とそれぞれのコイル組立体との間の相互作用によって、制御される。
【0069】
それぞれのコンベヤー機器7に沿ったカート9の前進は、経路Pに沿ったそれぞれの動作ユニット10の、および経路Qに沿ったそれぞれの動作ユニット10’の前進につながる。
【0070】
経路Pに沿った動作ユニット10、および経路Qに沿った動作ユニット10’の前進の際、動作ユニット10および動作ユニット10’は、特にそれぞれのカム39と動作ユニット10および動作ユニット10’との相互作用を通して、さらにより詳細には、それぞれのカム面41の上側を走行している動作ユニット10および10’のそれぞれのカム従動子40によって、それぞれの動作設定と休止設定との間で、動かされる。それぞれのカム従動子40は、それぞれのカム39によって規定されたプロファイルを辿り、かつそれにより、それぞれの動作ユニット10および10’を、軸Aの方へまたはそれから離れるように動かし、すなわちそれぞれの動作ユニット10および10’は、チューブ3の方へまたはそれから離れるように動く。
【0071】
特に、動作ユニット10および10’は、それぞれの動作部分P1およびQ1に沿って前進する間、それぞれの動作設定にあり、およびそれぞれの休止部分P2およびQ2に沿って前進する間、それぞれの休止設定にある。
【0072】
さらに、それぞれの動作部分P1およびQ1に沿って前進する間、動作ユニット10および10’は、チューブ3に接触し、かつパッケージ2を形成するためにチューブ3を操作する。特に、動作部分P1に沿って前進しかつそのそれぞれの動作設定にある各動作ユニット10は、動作部分Q1に沿って前進しかつそのそれぞれの動作設定にある1つのそれぞれの動作ユニット10’と協働する。
【0073】
より具体的には、動作部分P1に沿って1つのそれぞれの動作ユニット10が、および動作部分Q1に沿ってそれぞれの動作ユニット10’が前進する最中、各動作ユニット10は、一方の側からチューブ3に接触し、およびそれぞれの動作ユニット10は、他方の側からチューブ3に接触する。特に、それぞれの壁36aおよびそれぞれのフラップ36bは、それぞれのパッケージ2の形状を部分的に規定するために、協働してチューブ3を囲む。特に、その形状は、平行六面体タイプである。さらに、動作ユニット10のシーリング要素37aおよびそれぞれの動作ユニット10’の逆向きのシーリング要素37bは、特に連携して、底部横方向シールバンドを規定するために、それぞれのパッケージ2を、特にパッケージ2の横方向底部部分に沿って、側方にシールする。その後、それぞれの切断要素およびそれぞれの逆向きの切断要素はチューブ3を切断する。連続的な対の協働する動作ユニット10および10’によって、パッケージ2の横方向頂部部分に沿った頂部横方向シールバンドが設けられることは明らかである。
【0074】
その後、形成されたパッケージ2は、さらなる包装装置の方へ案内される。特に、パッケージ2の形成後、パッケージ2は、それぞれの動作ユニット10およびそれぞれの動作ユニット10’との接触から解放され、および出口コンベヤー(図示せず、およびそのようなものとして公知である)上へと、重力によって垂直に落下する。あるいは、パッケージ2の形成後、パッケージ2は、それぞれの動作ユニット10またはそれぞれの動作ユニット10’によって、出口コンベヤー上へ案内され、および優先的に、水平向きで、出口コンベヤー上に配置される。
【0075】
本発明による装置1の利点は、上記の説明から明らかとなる。
【0076】
特定の利点は、互いに側方に分離される動作ゾーン33からコンベヤーゾーン8を分割することにある。これにより、オペレータは、より簡単に動作ユニット10および10’を評価でき、およびおそらく、それぞれのカート9からこれらを除去することなく、動作ユニット10および10’上での保守作業(例えばフォーマットの変更、不具合の解決など)を実施できる。
【0077】
さらなる利点は、必要な場合には、一方の動作ユニット10または10’を、他方の動作ユニットを除去せずに、およびそれぞれのカート9を除去する必要なく、除去する可能性にある。
【0078】
さらなる利点は、カート9が、他方のカート9から独立して、それぞれのコンベヤー機器7に装着され、必要な場合には、それぞれの動作ユニット10または10’を備えるまたは備えない1つの単一のカート9を除去できるようにすることにある。
【0079】
概して、装置1は、生産プロセスの作業中止時間を削減するように、補修できるようにする。
【0080】
添付の特許請求の範囲において規定されるような保護範囲から逸脱せずに、本明細書で説明した装置1に変更を行ってもよいことが明らかである。