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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-06
(45)【発行日】2022-09-14
(54)【発明の名称】固定部材及び入浴支援装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 33/00 20060101AFI20220907BHJP
   A47K 3/12 20060101ALI20220907BHJP
【FI】
A61H33/00 310N
A47K3/12
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018205552
(22)【出願日】2018-10-31
(65)【公開番号】P2020069114
(43)【公開日】2020-05-07
【審査請求日】2020-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】390000996
【氏名又は名称】株式会社ハイレックスコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉村 龍雄
【審査官】沼田 規好
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0367540(US,A1)
【文献】特開2017-080187(JP,A)
【文献】特開2013-017628(JP,A)
【文献】特開2007-097989(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 33/00
A47K 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体に対して固定される固定部材であって、
前記基体の上端部に沿って配置される固定部材本体と、
前記固定部材本体の上側に設けられ、利用者が着座可能な面であり、前記利用者により上方から荷重が掛かる台座面と、
前記固定部材本体と相対移動可能な移動部と、
前記固定部材本体と前記移動部とを連結して前記固定部材本体と前記移動部との相対移動を規制する移動規制部材と、
前記移動部に接合され前記移動部とともに前記固定部材本体と相対移動可能であり、前記利用者に掴まれた際に上方から加わる荷重を含む荷重を支持する支持部とを備え、
前記移動部は、前記基体との接続部を有し、
前記支持部は、前記移動規制部材において前記移動部側に設けられる回動操作部を挟むように配置され且つ当該回動操作部の水平方向両側で相対移動方向に突出する掴み部を有し、
前記移動規制部材は、前記回動操作部が前記掴み部間の凹状部の底面に水平方向で当接して係合し前記固定部材本体に接続して、前記支持部に加わった荷重を支持可能な係合部を有し、
前記固定部材本体は、前記移動規制部材の前記回動操作部の回動により、前記支持部と前記移動部が前記固定部材本体に対して移動するとともに、前記移動部が前記固定部材本体に対して相対移動が規制されることで前記基体に固定される、
固定部材。
【請求項2】
駆動部と、
前記駆動部により作動して上下方向に伸縮自在に設けられ、上部に椅子が設けられる作動部材と、
前記作動部材と、前記固定部材本体から延びるフレームとに接続し、前記フレームの延在方向に昇降自在に設けられ、前記作動部材の上方への移動を規制する作動部材連結部を有する、
請求項1に記載の固定部材。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の固定部材と、浴槽の上端部に沿って配置される前記固定部材本体と前記浴槽の底面間に配設される傾斜フレームとを有し、前記傾斜フレームを介して作動部材が前記浴槽に対して固定された入浴支援装置であって、
前記浴槽内で昇降する椅子と、駆動部と、前記駆動部により作動して椅子を昇降させる前記作動部材とを備え、
前記作動部材による前記椅子の昇降を前記傾斜フレームで案内する、
入浴支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基体に固定される固定部材及び入浴支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
装置を所定の位置から移動しないようにする部材として、基体に固定される固定部材が用いられる。このような固定部材としては、例えば、高齢者などの自己の行動に助けが必要な者が入浴を行うことを助ける装置(以下、「入浴支援装置」という)には、浴槽内の所定の位置に装置を固定するための固定部材(取付ベース部材)が用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-080187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この固定部材は、浴槽に利用者の支えとなる部分が付いていない際に、固定部材の上に座ったり、固定部材を握持して体が傾くのを防ぐなどの支えとしても利用される。
【0005】
つまり、このような固定部材は、浴槽などの基体に対して固定されているなどの、装置を固定する機能と同時に、利用者が座るなどの荷重を掛けたり、移動をする際の体を支えるなどの荷重を受ける機能も有することとなる。
【0006】
しかし、この固定部材は、利用者の体を支えなどの荷重を受けても基体から外れないようにするために、強固で複雑な構造としてしまうと基体への取り付けが難しくなってしまい、固定構造としては利用に適さなくなる。
【0007】
本発明は、簡単な構成で荷重を支持できる固定部材及び入浴支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の固定部材は、
基体に対して固定される固定部材であって、
前記基体の上端部に沿って配置される固定部材本体と、
前記固定部材本体の上側に設けられ、利用者が着座可能な面であり、前記利用者により上方から荷重が掛かる台座面と、
前記固定部材本体と相対移動可能な移動部と、
前記固定部材本体と前記移動部とを連結して前記固定部材本体と前記移動部との相対移動を規制する移動規制部材と、
前記移動部に接合され前記移動部とともに前記固定部材本体と相対移動可能であり、前記利用者に掴まれた際に上方から加わる荷重を含む荷重を支持する支持部とを備え、
前記移動部は、前記基体との接続部を有し、
前記支持部は、前記移動規制部材において前記移動部側に設けられる回動操作部を挟むように配置され且つ当該回動操作部の水平方向両側で相対移動方向に突出する掴み部を有し、
前記移動規制部材は、前記回動操作部が前記掴み部間の凹状部の底面に水平方向で当接して係合し前記固定部材本体に接続して、前記支持部に加わった荷重を支持可能な係合部を有し、
前記固定部材本体は、前記移動規制部材の前記回動操作部の回動により、前記支持部と前記移動部が前記固定部材本体に対して移動するとともに、前記移動部が前記固定部材本体に対して相対移動が規制されることで前記基体に固定される。
【0009】
本発明の入浴支援装置は、上記構成の固定部材によって傾斜フレームを介して作動部材が浴槽に対して固定された入浴支援装置であって、
前記浴槽内で昇降する椅子と、駆動部と、前記駆動部により作動して椅子を昇降させる前記作動部材とを備え、
前記作動部材による椅子の昇降を前記傾斜フレームで案内する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、移動規制部材が支持部と固定部材本体とに接続するために、支持部に対する荷重を固定部材本体とで支持することができ、簡単な構成で荷重を支持できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施の形態に係る固定部材を用いた入浴支援装置を示す外観図である。
図2】本発明の実施の形態に係る入浴支援装置の固定具の外観斜視図である。
図3】固定具の正面図である。
図4】固定具の平面図である。
図5】固定具の側面図である。
図6】固定具の要部構成を示す拡大分解図である。
図7図3のA-A線断面図である。
図8図3のB-B線断面図である。
図9図8において移動部が固定部材本体から最も離れた状態を示す図である。
図10図4のC-C線断面図である。
図11】固定具の移動部の動作の説明に供する図である。
図12】固定具の移動部の動作の説明に供する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、本発明の固定部材を、入浴支援装置に適用した構成を例に挙げて説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態に係る固定部材を用いた入浴支援装置1を示す外観図である。入浴支援装置1は、利用者の一例としての被介助者の入浴を介助者が介助する場合に用いられ、浴槽8に配置されて利用される。
【0014】
入浴支援装置1は、例えば、浴槽8外から浴槽8内で上下動可能する椅子2を容易に移動させる装置である。その際、介助者は一般に、浴槽8の縁壁82の外側から浴槽8内の被介助者に向けて介助を行い、利用者としての被介助者の入浴を支援することになる。また、この入浴支援装置1は、浴槽8の外側の介助者による操作が可能となるように設けられている。なお、入浴支援装置1は、怪我や体力低下など単独での入浴に不都合があるために何らかの補助が必要な、補助対象(補助対象者)としての利用者に用いられるものである。よって、介護や介助の使用目的に限定されるものではなく、補助対象は、被介護者や被介助者に限定されず、また、補助対象を補助する者も、介護者や介助者に限定されるものではない。
【0015】
固定部材は、この入浴支援装置1において、入浴支援装置1を、基体としての浴槽8に取り付ける機能を有する。なお、固定部材は、この適用例に限定されない。固定部材は、上記の適用例以外の種々の構成に適用可能である。
【0016】
<固定部材を適用した入浴支援装置1の全体構成>
入浴支援装置1は、浴槽8内で昇降する椅子2と、駆動装置(駆動部)3と、駆動装置(駆動部)3により作動して椅子2を昇降させる作動部材4と、作動部材4による椅子2の昇降を案内する傾斜フレーム24を有し、傾斜フレーム24で浴槽8に固定する固定具(固定部材)10とを備えている。
【0017】
椅子2は、人が着座する座部2aと、人の背中を持たせ掛ける背もたれ部2bとを有し、作動部材4上に設けられ、傾斜フレーム24に沿って上下動自在に案内される。
【0018】
座部2aの上下方向の位置は、傾斜フレーム24の上下端の間に位置する。座部2aは、作動部材4の作動により傾斜フレーム24に沿って上下に移動する。なお、座部2aは、傾斜フレーム24の上下端間の所定の位置で保持されるようにしてもよい。
【0019】
座部2aは、水平な平板状のベース板2c上に設けられている。ベース板2cの側縁には、一対のパイプフレーム2dの水平部2eが固定されている。パイプフレーム2dは略L字状の形状を有している。パイプフレーム2dは、縁壁82の横方向と平行な方向に、座部2aを挟んで並列に設けられている。
【0020】
背もたれ部2bは、主に、利用者の背側への移動を規制すると共に、座部2aに着座した利用者が背中を凭れさせることができる。
背もたれ部2bは、本実施の形態では、一対のパイプフレーム2dにおいて水平部2eから屈曲して上方に垂直方向に延びる垂直部2fと、垂直部2f間に架設される帯状のカバー材2gとにより形成されている。なお、水平部2eには、傾斜フレーム24の外周にスライド自在に外嵌するガイドパイプ2hが設けられている。これにより、利用者が後ろ方向へ倒れたり、利用者の入浴中の姿勢の維持を補助したりすることができる。
【0021】
ガイドパイプ2hは、作動部材4に接続されており、傾斜フレーム24に案内されて傾斜フレーム24の上端側に移動した際に、固定部材本体20の導出部242(図2参照)に当接することにより導出部242に接続して、ガイドパイプ2hの椅子2の上方への移動が規制される。このようにガイドパイプ2hは、作動部材4と固定部材本体20とに接続し作動部材4の移動を規制する作動部材連結部として機能する。なお、作動部材連結部は、傾斜フレーム24に外挿されるガイドパイプ2hの移動領域内に、移動方向と交差する方向に突出可能に設けられたピン等の移動阻害部材により構成してもよい。移動阻害部材により、ガイドパイプ2hの傾斜フレーム24の延在方向に沿った移動が規制されることにより作動部材4、ひいては椅子2の移動が規制される。作動部材4が上下方向に作動することにより、ガイドパイプ2hは上下方向に移動する。この移動の際に、ガイドパイプ2hが傾斜フレーム24に沿って動くために、傾斜フレーム24には斜め上方向の力が作用する。固定具10は、ガイドパイプ2hから受ける力で傾斜フレーム24を支持するよう浴槽8に固定される。
【0022】
垂直部2fのそれぞれの上端には、水平部2eと対向するように水平方向に延在する手すり部2jが設けられている。手すり部2jは、利用者の転落や摺り落ちなどの防止や姿勢維持等のように利用者を補助する。一対の手すり部2jのうちの一方の手すり部2jは、垂直部2fに対して回動自在に取り付けられており、矢印X方向に回動して、その姿勢を水平方向に沿う状態から、水平部2eの真上から外れた垂直方向に沿う姿勢に変更できる。これにより、手すり部2jは、利用者が椅子2の座部2a上に座る際に、利用者の邪魔になることがなく、利用者は、確実に座部2aに座ることができる。
【0023】
作動部材4は、駆動装置(駆動部)3の駆動により作動する。作動部材4は、本実施の形態では、浴槽8内に配置され、上部に椅子2が取り付けられている。作動部材4は、本実施の形態では、駆動装置3の駆動により作動して、上下方向に伸縮自在に設けられ、上下方向に伸縮することにより、上部に設けられた椅子2を昇降させる。
【0024】
作動部材4は、ベース部材41と、ベース板2cと、下端がベース部材41に連結され、上端がベース板2cの下面に連結された伸縮部材42とを有している。すなわち、伸縮部材42の一端(上端)は、ベース板2cを介して座部2aに固定されている。本実施形態においては、作動部材4は、内部に空間が設けられ、流体の内部への流入排出により伸縮作動する部材である。
【0025】
ベース部材41は、傾斜フレーム24の下端ベース板25に固定されており、昇降動作の際に位置が固定となる部材である。なお、下端ベース板25は、浴槽底面81上に固定される。伸縮部材42は、内部に流体が充填される充填部(図示略)を有している。本実施形態では、伸縮部材42は、頂面及び底面(いずれも図示略)が塞がれて胴体部が蛇腹形状となっている筒状体であり、その内部空間全体が充填部となっている。
【0026】
充填部への流体の充填により、伸縮部材42が伸長してベース板2cを上方向に移動させることで、ベース板2cに固定された椅子2の座部2aを上昇させる。また、充填部に充填された流体が外部に排出されることにより、伸縮部材42が収縮してベース板2cに固定された椅子2の座部2aを下降させる。このような操作により、椅子2は、浴槽8の内部において、底面位置と、上方位置、本実施の形態では、固定部材本体20と同じ高さ或いはほぼ同じ高さ位置との間で昇降できるようになっている。なお、伸縮部材42の上端の少なくとも一部が椅子2に直接固定されてもよい。傾斜フレーム24は傾斜しているため、椅子2が上方位置に停止した際、その座部2aは、浴槽8の縁壁82(特にその上端面84)の近傍に位置する。これにより、利用者は、浴槽8の縁壁82の上端面84から浴槽8内への出入りが容易となる。
【0027】
一方、椅子2が底面位置に停止した際、その座部2aは浴槽8の縁壁82から離間しているため、入浴中の利用者にとって縁壁82が邪魔にならない。なお、充填部への流体の充填量や排出量を調整することで、座部2aの移動停止位置を任意の箇所に設定できる。また、流体は、流動性を有する物質であれば特に限定されるものではないが、ここでは水である。
【0028】
駆動装置3は、作動部材4を駆動する装置であって、ここでは、伸縮部材42の充填部に対して流体を供給することと、伸縮部材42の充填部の内部の流体を排出することができる装置である。駆動装置3は、ポンプや流体ライン等の流体を作動部材4に提供する機械器具であってもよい。例えば流体が水である場合、駆動装置3は、所定圧を有する水道水の導水路や給排水用のバルブ等から水を供給可能に接続する装置として構成することができる。駆動装置3の給水経路は、浴槽8内に湯を供給するための供給経路とは別としてもよいし、同じとしてもよい。なお、駆動装置3は、作動部材4を作動することができれば、給液管を含む以外にも、排液管、取水口部、ポンプや一時的に流体を貯留することができるタンクなどの構成を備えていてもよい。
【0029】
<固定具10>
図2は、本発明の実施の形態に係る入浴支援装置1の固定具10の外観斜視図であり、図3図4及び図5は、それぞれ固定具10の正面図、平面図及び側面図である。また、図6は、固定具10の要部構成を示す拡大分解図であり、図7は、図3のA-A線断面図であり、図8は、図3のB-B線断面図であり、図9は、図8において移動部40が固定部材本体20から最も離れた状態を示す図である。また、図10は、図4のC-C線断面図である。
固定具10は、本実施の形態では入浴支援装置1を浴槽8に取り付ける機能を有する、固定部材の一例である。なお、固定具10、作動部材4、駆動装置3及びガイドパイプ2h(作動部材連結部)を含む構成を、固定部材としてもよい。
【0030】
固定具10は、基体に対して固定される。固定具10は、本実施の形態では、基体としての浴槽8の縁壁82の上部に固定されている。固定具10は、作動部材4を浴槽8内で縁壁82の内壁面に沿って位置させて、浴槽8内で椅子2を縁壁82に沿って上下方向に昇降するように位置させている。
【0031】
固定具10は、固定部材本体20と、台座面221と、移動部40と、移動規制部材70と、支持部50とを備える。
固定部材本体20は、基体に固定されるものであり、本実施の形態では、基体としての縁壁82に当接して固定される。
固定部材本体20は、所定の長さを有し、基体に安定して固定される。固定部材本体20は、本実施の形態では、板状部材であり、その上端が縁壁82の上端部に沿って配置されている。
【0032】
固定部材本体20は、傾斜フレーム24の上端が接合される導出部242を有する。導出部242は、傾斜フレーム24を縁壁82の上端面84側から浴槽8内に向かって傾斜して延在するように固定する。固定部材本体20は、本実施の形態では、傾斜フレーム24を介して作動部材4を固定する。また、固定部材本体20には取っ手部222が取り付けられている。取っ手222は、固定具10を運搬可能にし、固定具10の持ち運びを容易にしている。なお、取っ手部222は、利用者が衝突しても不快にないように、弾性部材により形成されていることが好ましい。また、固定部本体20は、垂れ部27を有する。
【0033】
固定部材本体20は、縁壁82に当接する当接フレーム23を有する。当接フレーム23は、本実施の形態では、固定部材本体20の下面において浴槽8側の縁部から垂下して設けられており、縁壁82の内壁面82bに当接可能である。当接フレーム23は、固定部材本体20が縁壁82に対して縁壁82の外側への移動することを規制する。
【0034】
固定部材本体20には、載置される縁壁82の厚み方向、つまり、水平方向で、且つ、長手方向と直交する方向に延在する収容部26(図6図10参照)が形成されている。複数(本実施の形態では2つ)の収容部26が、固定部材本体20の両端部に互いに並行して、固定部材本体20の長さ方向(縁壁82に取り付けられた状態においては長手方向)に離間して形成されている。収容部26は、固定部材本体20の幅方向に開口部を有し、開口部から幅方向に内側へと延びている。
収容部26には、移動挟持部材30(30-1、30-2)が進退動自在に内挿されている。収容部26から移動挟持部材30(30-1、30-2)が進退移動する側の奥側には、取付板28が取り付けられている。取付板28には、ボルト80の基端部80bが固定され、これにより、ボルト80は、収容部26内で、ボルト80の軸部を収容部26の延在方向に沿って延在させて、先端部80aが自由端となるように片持ち状態で配置されている。
このボルト80を介して固定部材本体20は、移動規制部材70に係合し、移動挟持部材30(30-1、30-2)の移動部40と連結した状態となっている。
【0035】
固定部材本体20は、縁壁82の上端面84上に載置され、縁壁82の内壁面82bに対向する当接フレーム23が内壁面82bに当接する。
【0036】
なお、固定部材本体20の下面には、固定部材本体20が載置される縁壁82の上端面84の高さを調整する高さ調整部材98が取り付けられる。この高さ調整部材98を固定部材本体の20の下面に設けることにより、固定部材本体20は、縁壁82の上端面に、上面が水平になるように載置される。
【0037】
台座面221は、利用者が座って体勢を整える等のように固定具10に荷重が掛かる状態を形成する。本実施の形態では、台座面221は、支持部50に荷重を付与する状況を作るものである。なお、支持部50に荷重が掛かる状況は、台座面221以外の入浴支援装置1を構成する各部材に荷重が掛かることにより形成されてもよい。台座面221に利用者が座る或いは、台座面221に利用者が座るために台座面221に利用者が体重を掛ける等することにより、利用者が、支持部50或いは移動部40を掴んだりする等して、支持部50に荷重が掛かる状態となる。台座面221に掛かる荷重が、支持部50に伝達されてもよい。台座面221は、固定具10に設けられるものであり、例えば、固定部材本体20の上側に設けられる。
台座面221は、本実施の形態では、固定部材本体20の上面22に含まれるものとして構成され、利用者が着座可能な面として機能する。本実施の形態では、台座面221は、図4に示すように、固定部材本体20の上面22の中央部分を構成している。
【0038】
移動部40は、固定部材本体20と相対移動可能である。移動部40は、基体としての縁壁82に接続する接続部44を有する。
移動部40は、移動規制部材70によって固定部材本体20に対する相対移動が規制されることにより、固定部材本体20を縁壁82に固定する。
【0039】
移動部40は、固定部材本体20の当接フレーム23と対向する位置に配置され、当接フレーム23に対して水平に接離方向に移動する。
【0040】
移動部40は、本実施の形態では、固定部材本体20に対して出没自在に設けられたアーム部60に取り付けられている。移動部40は、アーム部60と支持部50とともに、固定部材本体20に対して移動自在に設けられる移動挟持部材30(30-1,30-2)に設けられている。
【0041】
アーム部60は、移動挟持部材30(30-1、30-2)の一部として、固定部材本体20の両端部の収容部26内にそれぞれ進退移動自在に配置された長尺の部材である。このアーム部60の先端部、つまり、収容部26から外方に突出するように進む側の端部に、移動部40が、下方に延在するように垂設されている。
【0042】
アーム部60は、図8及び図9に示すように、収容部26に沿って固定部材本体20から進退自在であり、進退方向、つまり、固定部材本体20の例えば当接フレーム23に対して接近又は離間する方向に、移動部40が移動するように案内する。なお、アーム部60は、移動部40を固定部材本体20に対して相対移動可能にするものであれば、どのように固定部材本体20に接続されてもよい。アーム部60は、本実施の形態では、固定部材本体20の収容部26内を摺動する構成としたが、固定部材本体20に、固定部材本体20に水平方向に延在するレールを設け、このレールに沿って固定部材本体20に対して進退移動するように構成されてもよい。
【0043】
アーム部60は、固定部材本体20に対して進退方向にのみ移動可能に構成されている。例えば、アーム部60は、図6及び図10に示すように、矩形状である収容部26の開口形状に対応した外形を有し、収容部26の内周面を摺動するように形成されている。
アーム部60は、本実施の形態では、進退方向に長く被嵌合筒部72が挿入される中央軸部62と、軸方向と直交する方向で中央軸部62を挟むように中央軸部62に接続される両側壁部64とを有する。
【0044】
中央軸部62内には、中央軸部62の基端部側から固定部材本体20の後端部から突出するように設けられたボルト80が挿入され、このボルト80は、中央軸部62の先端側から軸方向で回転自在に挿入されている被嵌合筒部72に内挿されて係合している。
【0045】
接続部44は、移動部40を縁壁82に接続する。接続部44は、本実施の形態では、移動部40において後端面から突出して設けられている。
移動部40は、固定部材本体20に対して相対移動することにより、接続部44と、固定部材本体20の当接フレーム23とで基体としての縁壁82を挟む位置に配置される。
【0046】
接続部44は、基体である縁壁82の外壁面82aに当接することにより接続される。本実施の形態では、接続部44は、外壁面82aに当接する面が平面である固定用当接部材92が取り付けられている。固定用当接部材92は、接続部44と比較して外壁面82aとの接触面積が大きく、外壁面82aに安定して当接させることができる。なお、接続部44及び固定用当接部材92のうちの少なくとも一方を、例えば、弾性部材により形成してもよい。これにより、移動部40は、接続部44或いは固定用当接部材92を弾性変形させつつ縁壁82の外壁面82aに当接させることができ、外壁面82aを押圧した状態で、当接フレーム23とともに縁壁82を挟むことができる。
【0047】
支持部50は、利用者が固定具10、つまり、固定部材を用いる際にかかる荷重を支持する。支持部50が支持する荷重は、支持部50に直接掛かる荷重であってもよいし、間接的に掛かる荷重であってもよい。支持部50は、例えば、台座面221を使用する利用者によって掛かる荷重を支持する。本実施の形態では、支持部50は、台座面221に利用者が腰かけるために体勢を変更する、或いは、腰かけた後で体勢を整える際に掴まれることで、荷重が掛かり、この掛かる荷重を支持するように構成されている。
【0048】
支持部50は、本実施の形態では、移動部40とアーム部60との接合部分近傍に配置される掴み部52を含むように設けられている。支持部50は移動挟持部材30(30-1、30-2)において、移動部40が垂下される先端部分の上部を構成している。
掴み部52は、移動挟持部材30(30-1,30-2)において、移動部40の上部に接合され、移動規制部材70の回動操作部71を挟むように配置されている。
【0049】
本実施の形態では、掴み部52は、アーム部60の先端側に配置される移動規制部材70の回動操作部71に対して水平方向両側に配置され、回動操作部71に利用者が直接接触することを防止する。掴み部52の外面は湾曲面であり、アーム部60の先端部側から突出して回動操作部71を囲むように設けられている。このように、掴み部52は、回動操作部71を囲むように配置されているので、利用者が回動操作部71のみに衝突することを防ぎ、利用者に不快感を与えることがない。
具体的には、利用者が浴槽8を入出する際に、台座面221に腰掛けた状態で足を浴槽8内に入れたり、或いは浴槽8から足を外に出したりするときに、回動操作部71に足が引っかかることがない。
なお、支持部50は、支持部50に掛かる荷重を支持するものであればよいので、台座面221、ひいては固定部材本体20に掛かり、支持部50に伝達される荷重を支持するように構成されてもよい。例えば、支持部50は、アーム部60の上面またはアーム部60全体を含む移動挟持部材30(30-1,30-2)全体としてもよい。
【0050】
移動規制部材70は、固定部材本体20と移動部40とを連結して、固定部材本体20と移動部40との相対移動を規制する。
相対移動の規制とは、移動部40と固定部材本体20との相対移動を行えなくする位置で双方を固定状態にする。これにより、固定部材本体20及び移動部40は基体に固定される。
【0051】
移動規制部材70は、固定部材本体20の当接フレーム23から水平方向で離間する方向への移動部40の移動を規制する。
【0052】
移動規制部材70は、アーム部60及びボルト80を介して、固定部材本体20に接続されている。移動規制部材70は、移動挟持部材30(30-1、30-2)の固定体本体20に対して移動した移動量以上の移動を規制する。
【0053】
移動規制部材70は、本実施の形態では、被嵌合筒部72と、被嵌合筒部72の頭部を構成する回転可能な回動操作部71とを有する。
被嵌合筒部72は、基端部72b側に内周に設けられた筒状の螺合部76を有する。螺合部76は、ボルト80と螺合する雌ねじ部である。被嵌合筒部72は、移動挟持部材30(30-1、30-2)のアーム部60の中央軸部62内で、螺合部76でボルト80に螺合している。
回動操作部71は、被嵌合筒部72の先端部72aに固定され、被嵌合筒部72の外周から張り出すように配置される。回動操作部71は被嵌合筒部72と同一軸心で回動自在に形成される。回動操作部71は、回転しやすいように外周に溝状の滑り止め部が形成されている。
【0054】
回動操作部71が軸回りで回転することにより、被嵌合筒部72は、軸回りに回転し、螺合部76により螺合するボルト80に対して相対移動する。ボルト80は固定部材本体20に固定されているため、回動操作部71を一方向、ここでは回動操作部71側から見て反時計回りに回転すると、ボルト80と螺合部76で螺合する被嵌合筒部72は、ボルト80に対して抜ける方向に移動する。これにより、移動部40は固定部材本体20から離間する方向に変位可能となる。また、回動操作部71を回動操作部71側から見て時計回りに回転すると、被嵌合筒部72の螺合部76とボルト80の雄ねじ部とは互いに螺合して接近する方向に移動するこれにより、移動部40は固定部材本体20に接近していき、当接フレーム23との間に介在する基体を挟むことにより基体に固定される。
【0055】
また、移動規制部材70は、支持部50に加わった荷重を支持可能な係合部を有する。
移動規制部材70の係合部は、支持部50に当接して支持部50に加わった荷重を支持してもよく、支持部50に当接しておらずに支持部50に加わった荷重を支持してもよい。本実施の形態では、移動規制部材70は、係合部として、支持部50に当接し、支持部50に荷重が加わった際にモーメント方向の荷重を受けて支持する第1係合部を有する。第1係合部は、移動部40側に係合する係合部でもある。
また、移動規制部材70は、係合部として、支持部50に当接しておらず、支持部50に上方から垂下方向に加わる荷重を支持し、且つ、固定体本体側に係合する第2係合部を有する。支持部50に対して鉛直上方向から下向きの力がかかる場合には、支持部50と接続する移動規制部材70は、固定部材本体20に接続しているために、移動規制部材70によって荷重を支えることができる。移動規制部材70は、支持部50に対して直接接続しても、間接的に接続してもよい。移動規制部材70は、本実施形態においては、移動部40を介して支持部50と接続している。
【0056】
また、移動規制部材70は、固定部材本体20と直接接続しても、間接的に接続してもよい。本実施形態においては、移動規制部材70は、固定部材本体20と取付板28により接続し、またボルト80と螺合する被嵌合筒部72が移動部材70を介して接続している。移動規制部70は、移動部の移動を規制することができる硬質部材で設けられている。移動規制部70が剛性を有する材料で構成されているので、支持部50に加えられた荷重を支持することができる。
本実施形態においては、移動部40は、固定部材本体20のガイド部である収容部26によって被ガイド部であるアーム部60が案内されることで、移動できるように構成されている。このガイド部と被ガイド部とは、支持部が力を受ける方向に摺接面を有している。移動部40は、固定部材本体20の下方向に延出する当接フレームとで縁壁82を挟持可能な剛性を有しているので、移動部40の一部であるアーム部60は支持部50に加わった荷重の支持に寄与することができる。そのため、支持部50は、移動部40のみならず、移動規制部材70によっても、支持部50に加わった荷重が支持されることとなる。
【0057】
第1係合部は、支持部50を有する移動挟持部材30(30-1、30-2)の掴み部52間の凹状部の底面に水平方向で当接する回動操作部71により構成されている。回動操作部71は、支持部50である掴み部52と並列に配置され、上方から加わる荷重により回転する方向に加わる荷重を、凹状部の底面に当接して掴み部52と係合することで受けて支持する。
また、第2係合部は、被嵌合筒部72において、固定部材本体20に固定されるボルト80と螺合する螺合部76により構成されている。被嵌合筒部72において基端部72b側の螺合部76は、被嵌合筒部72の先端部72aに固定される回動操作部71を介して伝達される垂直方向の力を受けて、内側で螺合するボルト80及び外側に配置される中央軸部62とともに支持する。なお、移動規制部材70における係合部は、第1係合部及び第2係合部のうち少なくとも一方の係合部のみ移動規制部材70が備える構成としてもよい。このように固定具10では移動規制部材70は、支持部50に加わる荷重を好適に受けて支持することができる。
【0058】
本実施の形態では、回動操作部71と被嵌合筒部72とが、支持部50を有する移動挟持部材30(30-1、30-2)と固定部材本体20側とに係合することにより、移動規制部材70は支持部50と固定部材本体20とに接続された状態となる。
これにより、支持部50に対する荷重を、支持部50と固定部材本体20とにより支持させることができる。また、支持部50を台座面221と同じ高さに位置させることができ、利用者は台座面221に腰かける際に、支持部50の掴み部52を容易に使用することができ、体勢を整える等、利用者の使い勝手がよくなり、浴槽8を容易に使用することができる。
【0059】
<入浴支援装置1の取り付け>
この入浴支援装置1によれば、固定部材本体20を浴槽8の縁壁82の上端面84に載置する。このとき、当接フレーム23が内壁面82bに対向し、かつ、移動部40が外壁面82aに対向するように、移動規制部材70の回動操作部71を緩めて移動挟持部材30(30-1、30-2)を移動させる。
【0060】
移動挟持部材30(30-1、30-2)が固定部材本体20に対して移動することにより、移動部40は固定部材本体20に対して相対移動し、移動部40と当接フレーム23とを、縁壁82を挟む位置に配置する。
次いで、回動操作部71を回転してボルト80に締め付けることにより、移動部40が接続部44を介して縁壁82の外壁面82aに当接させ、内壁面82bに当接する当接フレーム23とともに縁壁82を挟持し、固定部材本体20を固定する。これにより、固定具10を有する入浴支援装置1は浴槽8に容易に固定することができる。
【0061】
図11及び図12は、固定具10の移動部40の動作の説明に供する図である。
入浴支援装置1の固定具10は、図11及び図12に示すように、浴槽8の縁壁82、82Aの厚みに応じて、移動挟持部材30(30-1、30-2)を移動して確実に固定することができる。図11に示すように、固定部材本体20の幅(縁壁82の厚み方向の長さ)よりも浴槽8の縁壁82の厚みがある場合、移動挟持部材30(30-1、30-2)を固定部材本体20の収容部26から延出させて対応する。
【0062】
図12に示すように、浴槽8の縁壁82Aが、図11の縁壁82よりも薄く、外壁面82aに凹部86が形成されている場合、固定用当接部材92を外して接続部44を凹部86の底面に当接させて、移動部40と当接フレーム23とで縁壁82を挟持する。
なお、図11及び図12において縁壁82、82Aの上端面84がフラットな面でなく凹凸面或いは湾曲面である場合、高さ調整部材98を介して固定部材本体20を上端面84に載置することにより、固定部材本体20を水平に配置することができる。
【0063】
また、本実施形態では、台座面221と同じ高さ位置に椅子2を位置させることにより、利用者が台座面221に腰掛ける際に、移動挟持部材30(30-1,30-2)、特に、支持部50を掴みつつ、体勢を整えることができる。また、支持部50を掴みつつ台座面221から椅子2の座部2aに体勢を移動させることができる、
支持部50は、移動挟持部材30(30-1、30-2)の一部であり、移動規制部材70の回動操作部71と並列に配置されているので、支持部50に加わる荷重は、回動操作部71が係合する掴み部52の凹部に伝達され、移動部40に伝達される。移動部40に伝達される荷重は、移動部40が当接する縁壁82に伝達される。
【0064】
また、支持部50に加わる荷重は、被嵌合筒部72を介して被嵌合筒部72を囲むアーム部60及び被嵌合筒部72と螺合するボルト80にも伝達される。これにより、支持部50に加わる荷重は、移動挟持部材30(30-1,30-2)及びボルト80を介して固定部材本体20で支持できるとともに、固定部材本体20、移動部40及び移動規制部材70を介して縁壁82に伝達させることができる。すなわち、支持部50に加わる荷重を、移動部40及び固定部材本体20の当接フレーム23、さらには傾斜フレーム24を介して、縁壁82を含む浴槽8に伝達して支持させることができる。
このように利用者が入浴支援装置1を利用する際に支持部50に掛かる荷重を、固定部材本体20で支持できるともに、固定部材本体20自体と導出部242に接続される傾斜フレーム24を介して、縁壁82を含む浴槽8で支持させることができ、利用者は固定部材を適用した入浴支援装置1を容易に浴槽8に固定して、安全に使用できる。
【0065】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明に係る固定部材は、簡単な構成で荷重を支持できる固定部材を提供する効果を有し、入浴支援装置等の支援装置に用いるものとして有用である。
【符号の説明】
【0067】
1 入浴支援装置
2 椅子
2a 座部
2b 背もたれ部
2c ベース板
2d パイプフレーム
2e 水平部
2f 垂直部
2g カバー材
2h ガイドパイプ
2j 手すり部
3 駆動装置(駆動部)
4 作動部材
8 浴槽
10 固定具
20 固定部材本体
22 上面
221 台座面
23 当接フレーム
24 傾斜フレーム
25 下端ベース板
26 収容部
30、30-1、30-2 移動挟持部材
40 移動部
41 ベース部材
42 伸縮部材
44 接続部
50 支持部
60 アーム部
62 中央軸部
64 側壁部
70 移動規制部材
71 回動操作部
72 被嵌合筒部
76 螺合部
80 ボルト
81 浴槽底面
82、82A 縁壁
82a 外壁面
82b 内壁面
84 上端面
98 高さ調整部材
242 導出部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12