(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-07
(45)【発行日】2022-09-15
(54)【発明の名称】スチーマー
(51)【国際特許分類】
D06F 87/00 20060101AFI20220908BHJP
【FI】
D06F87/00
(21)【出願番号】P 2018141528
(22)【出願日】2018-07-27
【審査請求日】2021-06-16
(73)【特許権者】
【識別番号】390010168
【氏名又は名称】東芝ホームテクノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003063
【氏名又は名称】特許業務法人牛木国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100080089
【氏名又は名称】牛木 護
(74)【代理人】
【識別番号】100161665
【氏名又は名称】高橋 知之
(74)【代理人】
【識別番号】100188994
【氏名又は名称】加藤 裕介
(72)【発明者】
【氏名】栗林 正人
(72)【発明者】
【氏名】高木 均
(72)【発明者】
【氏名】小林 洋一
(72)【発明者】
【氏名】三宅 一也
(72)【発明者】
【氏名】川口 弘昭
(72)【発明者】
【氏名】諸田 博
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-210300(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 75/00-87/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を気化させてスチームを噴出するスチーマー本体と、
前記スチーマー本体に電力を供給する給電装置と、を備えるスチーマーにおいて、
前記スチーマー本体の状況に応じて異なる音で報知する報知手段と、
前記電力の供給を検知する通電検知手段と、
前記報知手段を制御する制御手段と、を備え、
前記報知手段は、前記スチーマー本体の着脱時に、それぞれ異なる音で報知
し、
前記制御手段は、前記電力の供給開始時から前記スチーマー本体を前記給電装置から離脱させたときまでの間のみ、前記制御を行なう構成としたことを特徴とするスチーマー。
【請求項2】
前記液体を気化させるスチーム発生装置と、
前記スチーム発生装置の温度を検知する温度検知手段と、をさらに備え、
前記報知手段は、前記スチーム発生装置が所定の温度に達したときに、さらに異なる音で報知する構成としたことを特徴とする請求項1記載のスチーマー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報知手段を備えたスチーマーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のコードレス式のスチーマーでは、着脱自在に載置される載置台に報知手段としてのLEDを搭載し、スチーマー本体から温度信号を受けて、当該スチーマー本体の状況をLEDで報知するものが知られている。しかしながら、スチーマー本体から載置台に信号を送信する必要があるために構造が複雑化してしまい、また使用者がスチーマーと離れた場所に居るときは、スチーマー本体の状況を知ることができなかった。
【0003】
その一方で、例えば当該スチーマーと同様のコードレス式であるアイロンとして、ヒータによって加熱されるベースを備えるアイロンと、載置時にアイロンに通電するスタンドとを備え、当該アイロンは、報知手段としてのブザーおよび表示器と、ベースの温度検出用のサーミスタと、制御手段としての第1および第2プリント基板とを備え、ベースの温度が所定温度以下に低下した際にブザーで報知するものが開示されている。(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のコードレス式のアイロンでは、使用中ではアイロンの状況を知ることができるものの、載置台にアイロンを載置した際にはアイロンが給電状態であるかを視認する必要があり、また従来のコードレス式のスチーマーと同様に、使用者がスチーマーと離れた場所に居るときにアイロンの状況を知ることができなかった。またアイロン使用時にブザーや表示器でアイロンの状況を報知するため、低消費電流モードを兼用しているとしても、このアイロンに搭載されるバッテリーが大型化してしまい、また構造が複雑化してしまうために費用がかさんでしまう虞やアイロンが大型化する虞があった。
【0006】
そこで本発明は上記事情に鑑み、現在のスチーマー本体への電力の供給の有無を速やかに知ることができるスチーマーを提供することを第1の目的とする。
【0007】
また本発明は上記事情に鑑み、使用者が離れた場所に居るときでもスチーマー本体の状況を知ることができるスチーマーを提供することを第2の目的とする。
【0008】
また本発明は上記事情に鑑み、費用の削減や省スペース化を図れるスチーマーを提供することを第3の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のスチーマーは、液体を気化させてスチームを噴出するスチーマー本体と、前記スチーマー本体に電力を供給する給電装置と、を備え、前記スチーマー本体の状況に応じて異なる音で報知する報知手段と、前記電力の供給を検知する通電検知手段と、前記報知手段を制御する制御手段と、を備え、前記報知手段は、前記スチーマー本体の着脱時に、それぞれ異なる音で報知し、前記制御手段は、前記電力の供給開始時から前記スチーマー本体を前記給電装置から離脱させたときまでの間のみ、前記制御を行なう構成としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、使用者は、現在のスチーマー本体への電力の供給の有無を音で速やかに知ることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、使用者がスチーマー本体と離れた場所に居るときでも、スチーマー本体がスチームの噴出可能な状態になったことを速やかに知ることができる。
【0012】
請求項1の発明によれば、制御手段や報知手段に駆動電圧を供給する蓄電手段の容量を最小限にすることができるので、構造の簡素化や費用の削減、省スペース化ができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明におけるスチーマー本体の斜視図である。
【
図2】同上、スチーマー本体および載置台の側面図である。
【
図4】同上、スチーマー本体の電気的構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましいスチーマーの実施例について説明する。ここでいうスチーマーとは、衣類などの繊維製品に向けてスチームを噴出できるあらゆる製品を含む。
【0015】
図1~
図4は、本発明のスチーマーを示している。先ず
図1~
図3に基づいてスチーマーの全体構成から説明する。なお、
図1は本実施例のスチーマー本体1の斜視図であり、
図2は本実施例のスチーマー本体1および載置台2の側面図であり、
図3は本実施例のスチーマーの縦断面図である。
【0016】
1はスチーマー本体であり、2は、このスチーマー本体1を着脱自在に載置する載置台であり、本実施例のスチーマーは、これらのスチーマー本体1および載置台2から構成される。スチーマー本体1の後部には凹状の受電部3が設けられ、スチーマー本体1を載置台2に載置して、受電部3を載置台2の給電部4に嵌合させたときに、載置台2から給電部4経由で、電力が受電部3を通してスチーマー本体1に供給される構成となっている。なお、本実施例は載置台2を中継してスチーマー本体1に給電するコードレス式のスチーマーであるが、載置台2を用いずに電力をスチーマー本体1に直接供給する電源コード付きのスチーマーでも構わない。
【0017】
6は、スチーマー本体1の底部を形成する掛面であり、7は、掛面6に被せるように形成される耐熱プラスチック製の遮熱カバーである。また8は、遮熱カバー7にさらに被せるように形成される外カバーであり、スチーマー本体1は、掛面6、遮熱カバー7および外カバー8で外面部が構成されている。9は、外カバー8上部に設けられ、側面から見て後端を開放した略U字状に形成された把手である。また把手9の後述する連結部9b前方には液体を貯留するタンクとなる、例えば合成樹脂製の水タンク10が外カバー8内に設けられる。なお貯留する液体は水だけでなく、他のスチーム用の液体でもよい。12は、水タンク10の前部に相当する外カバー8前面に取付自在に設けられた注水口蓋であり、ここから水タンク10内に水を収容したり、水タンク10内の不要水を廃棄したりすることができる。また13は、外カバー8前面で注水口蓋12下方に設けられた窓部であり、この窓部13を通して、水タンク10内の水の量を視認することができる。
【0018】
水タンク10の前面には、注液口としての注水口15が開口形成され、この注水口15に臨んで、取付可能な注水口蓋12が設けられる。注水口蓋12の下端部と外カバー8の前面との間には、注水口蓋12を指で取り外しやすくするのに、凹状の指掛け部16が形成される。そして、この指掛け部16に指を差し入れて、注水口蓋12の上端部を支点として注水口蓋12の下端部に力を加えることで注水口蓋12を取り外すと、開放した注水口15から水タンク10の内部に水を適宜注入することができ、その後で注水口蓋12を注水口15に嵌合させると、注水口蓋12が注水口15を密着状態で塞ぐことにより、注水口15からの水の漏出を防止する構成となっている。
【0019】
スチーマー本体1は、アルミダイキャスト成形品による基体21を掛面6に固定して備えている。基体21には、加熱手段となるシーズヒータ22が上面視略U字状に屈曲して埋設される。また基体21の上面側には、スチームを発生させるための気化室23がシーズヒータ22近傍に形成され、基体21の下面側には凹部24が形成される。このため掛面6に基体21を固定した際に、凹部24と掛面6上面とで囲まれたスチーム室25が形成され、気化室23とスチーム室25は孔部26を介して連通しており、気化室23で発生したスチームが孔部26を通ってスチーム室25へと流れるように構成される。したがって、気化室23およびシーズヒータ22を有する基体21は、液体としての水を気化させるスチーム発生装置として作用している。
【0020】
気化室23への水の滴下は気化室23上方に設けられた滴下口28から行われ、弁29が開口すると、水タンク10内の水が滴下口28を通って気化室23に滴下される。前記基体21は、この基体21に取付け固定される金属板状の気化室蓋30を備え、この気化室蓋30により気化室23の上面が形成される。
【0021】
掛面6の底面6aは、加飾とスチーマー本体1の走行性を兼ねてセラミックコーティングが施される。底面6aには、スチーム孔6bが略等間隔ごとに開口形成される。スチーム孔6bはスチーム室25と連通しており、このスチーム室25に流れてきたスチームが、スチーム孔6bを通って外部に噴出するように構成される。
【0022】
33は、上述の把手9と、把手9の上部に配置される把手カバー34との二部品からなるハンドルとしての握り部である。把手部に相当する棒状の握り部33は、スチーマー本体1の腹部35との間に空洞36を有しており、握り部33の後部には、スチーマー本体1の後部から空洞36に手を差し入れて、握り部33を手で握ることができるように、空洞36に連通する開口部37が開口形成される。つまり、ここでの握り部33は、その後部がスチーマー本体1のどの部位にも連結せずに、開口部37を形成して開放した形状を有する。また、ここでいう腹部35は、握り部33に対向したスチーマー本体1の平坦状の中央上面部を指すものであり、本実施例では把手9の基部9aとして形成される。把手9は、この基部9aに加えて、基部9aの前側でU次状に立ち上がる連結部9bと、連結部9bより後側に延び、握り部33の下面部を形成する延設部9cとからなり、延設部9cを把手カバー26で覆うことで、スチーマー本体1の握り部33が構成される。また38は、スチーマー本体1下面に配設されているスチーム孔6bからスチーム噴出を行なうスチームレバーであり、連結部9b近傍の基部9aに設置されている。このスチームレバー38を引き上げることで、水タンク10内の滴下口28の弁29が開口し、一定速度で気化室23に水が滴下するように構成されている。
【0023】
41は、スチーマー本体1の上部に設けられた操作部としての電源スイッチで、この電源スイッチ41を操作することで、スチーマー本体1の電源ON・OFFが行なわれる。また42は、表示部としての通電ランプであり、スチーマー本体1の電源がONの際に点灯または点滅表示し、基体21の温度が低いときは点滅表示し、適温になると点灯表示になる。そして把手9の内部には、スチーマー本体1を載置台2に載置した際や載置台2から取り外した際、シーズヒータ22が所定の温度にまで上昇した際に報知する報知手段としてのブザー43と、通電ランプ42の表示動作を制御し、ブザー43の報知動作を制御し、そして温度検知手段51(
図4参照)からの信号を受けてシーズヒータ22を適宜通断電制御することにより、基体21を所定の温度に維持するように制御する制御装置45と、制御装置45や通電ランプ42、ブザー43に駆動電圧を供給する蓄電手段46とが設けられる。
【0024】
次に、制御装置45の制御系統について、
図4を参照しながら説明する。同図において、制御装置45は、気化室23、すなわち基体21の温度を検知する温度検知手段51からの温度検知信号と、受電部3における電力の供給を検知する通電検知手段52からの通電検知信号と、電源スイッチ41からの制御信号とを受けて、通電時に基体21を加熱するシーズヒータ22を制御すると共に、前述した通電ランプ42やブザー43の動作を各々制御する。本実施例のスチーマー本体1では、これらの制御は電力が供給される通電状態時に行なわれ、スチーマー本体1を載置台2から離脱させた使用時には、当該離脱させたことを報知するブザー43の動作後に、制御装置45による制御が行なわれないように構成される。
【0025】
次に上記構成において、特に報知機能に関する作用を説明する。先ず、注水口蓋12を開けて、所定量の水を水タンク10に収容し、注水口蓋12を閉める。続いて、スチーマー本体1を載置台2に載置して受電部3を載置台2の給電部4に嵌合させ、載置台2の図示しない電源プラグをコンセントに差し込むと、載置台2から給電部4経由で、電力が受電部3を通してスチーマー本体1に供給される。この給電状態の時には蓄電手段46にも電力が供給され、蓄電手段46は供給された電力を蓄積して各部に動作電圧を供給し、制御装置45や通電ランプ42、ブザー43が駆動可能になる。このとき制御装置45は通電検知手段52からの通電検知信号を受けて、ブザー43を、例えば“ピッ”と1回鳴らすように制御し、スチーマー本体1に電力が供給されていることを報知する。そのため使用者は、スチーマー本体1を載置台2に正しく載置しており、スチーマー本体1に電力の供給をされていることを音で速やかに理解することができる。
【0026】
ここで電源スイッチ41を押動操作すると、その操作信号が制御装置45に受け入れられ、制御装置45は基体21の温度が所定の温度となるように、温度検知手段51からの温度検知信号を基にシーズヒータ22を通断電制御して、気化室23を含む基体21を加熱する。また制御装置45は、この温度検知信号を基に、基体21の温度が所定の温度に達するまで通電ランプ42を点滅表示させるように制御する。
【0027】
その後、制御装置45が基体21の温度が所定の温度に達したことを温度検知手段51からの温度検知信号で検知すると、制御装置45は通電ランプ42を点灯表示させるように制御し、併せてブザー43を、上述とは異なる音、例えば“ピー”と長音で一回鳴らすように制御する。そのため使用者は、スチーマー本体1の使用可否の目安を一目で理解することができ、また使用者がスチーマー本体1と離れた場所に居るときでも、スチーマー本体1がスチームの噴出可能な状態になったことを速やかに知ることができる。
【0028】
握り部33を手で握ってスチーマー本体1を載置台2から離脱させると、受電部3と給電部4との嵌合が外れて電力の供給が停止する。このとき制御装置45は通電検知手段52からの通電検知信号を受けて、通電ランプ42を消灯させるように制御し、併せてブザー43を、上述とはさらに異なる音、例えば“ピッピッ”と2回鳴らすように制御して、スチーマー本体1への電力の供給が停止したことを報知する。そのため使用者は、スチーマー本体1が電力の供給をされていないことを一目で理解することができ、また音で速やかに理解することができる。その後、電力がスチーマー本体1に再度供給されるまで、制御装置45はシーズヒータ22や通電ランプ42、ブザー43の制御を行なわない。このように構成することで、蓄電手段46の容量を最小限にすることができ、蓄電手段46を小さくすることができるので費用の削減や省スペース化ができる。
【0029】
スチーマー本体1の使用後、スチーマー本体1を載置台2に再度載置して受電部3を載置台2の給電部4に嵌合させると、載置台2から給電部4経由で、電力が受電部3を通してスチーマー本体1に再度供給される。このとき制御装置45は通電検知手段52からの通電検知信号を受けて、ブザー43を、例えば“ピッ”と1回鳴らすように制御し、スチーマー本体1に電力が供給されていることを報知する。
【0030】
以上のように、本実施例のスチーマーは、液体としての水を気化させてスチームを噴出するスチーマー本体1と、スチーマー本体1に電力を供給する給電装置としての載置台2と、を備えたスチーマーであり、スチーマー本体1の状況に応じて異なる音で報知する報知手段としてのブザー43と、スチーマー本体1への電力の供給を検知する通電検知手段52と、ブザー43を制御する制御手段としての制御装置45と、を備え、ブザー43は、スチーマー本体1の載置台2への載置時は、例えば“ピッ”と1回鳴らすように制御され、スチーマー本体1の載置台2から離脱時は、例えば“ピッピッ”と2回鳴らすように制御されて、スチーマー本体1の着脱時に、それぞれ異なる音で報知する構成としている。そのため使用者は、現在のスチーマー本体1への電力の供給の有無を音で速やかに知ることができる。
【0031】
また本実施例のスチーマーは、水を気化させるスチーム発生装置としての基体21と、基体21の温度を検知する温度検知手段51と、をさらに備え、ブザー43は、基体21が所定の温度に達したときに、例えば“ピー”と長音で一回鳴らすように制御されて、さらに異なる音で報知する構成としている。そのため使用者がスチーマー本体1と離れた場所に居るときでも、スチーマー本体1がスチームの噴出可能な状態になったことを速やかに知ることができる。
【0032】
また本実施例の制御装置45は、電力の供給開始時からスチーマー本体1を載置台2から離脱させたときまでの間のみ、ブザー43の制御を行なう構成としており、制御装置45やブザー43に駆動電圧を供給する蓄電手段46の容量を最小限にすることができ、蓄電手段46を小さくすることができるので、構造の簡素化や費用の削減、省スペース化ができる。
【0033】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、本実施例では、スチーマー本体1に通電検知手段52を設けているが、制御装置45への電力の供給の有無により、受電部3における電力の供給の有無を判断するように構成してもよい。また本実施例の構成や形状は、図示したものに限定されず、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0034】
1 スチーマー本体
2 載置台(給電装置)
8 基体(スチーム発生装置)
35 制御装置(制御手段)
36 ブザー(報知手段)
37 温度検知手段
38 通電検知手段