IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 深▲せん▼恒興視光科技有限公司の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-08
(45)【発行日】2022-09-16
(54)【発明の名称】自動水やり器
(51)【国際特許分類】
   A01G 27/06 20060101AFI20220909BHJP
【FI】
A01G27/06
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2021525050
(86)(22)【出願日】2019-11-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-17
(86)【国際出願番号】 CN2019115407
(87)【国際公開番号】W WO2020093980
(87)【国際公開日】2020-05-14
【審査請求日】2021-06-16
(31)【優先権主張番号】201821812010.5
(32)【優先日】2018-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201920266194.8
(32)【優先日】2019-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521194183
【氏名又は名称】深▲せん▼恒興視光科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN HENGXING VISUAL TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】4/F, Building C, Area A, Canbo Industrial Park, Gongming Street, Guangming District Shenzhen, Guangdong 518000, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】黄 立賢
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-159594(JP,A)
【文献】特開2018-099045(JP,A)
【文献】特開2015-188370(JP,A)
【文献】特開昭63-237718(JP,A)
【文献】特表2016-540523(JP,A)
【文献】特開平04-135426(JP,A)
【文献】特開2002-027851(JP,A)
【文献】特開2018-161087(JP,A)
【文献】特開2012-170350(JP,A)
【文献】特開2019-118342(JP,A)
【文献】特開2019-118332(JP,A)
【文献】特開2006-154101(JP,A)
【文献】特表2013-540450(JP,A)
【文献】特開2006-217498(JP,A)
【文献】特表2019-513369(JP,A)
【文献】特開2017-217013(JP,A)
【文献】特開2019-092455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 27/00 - 27/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動水やりに用いられる自動水やり器であって、貯水管と、前記貯水管の口を嵌設した調整弁およびロングノズルキャップと、前記貯水管の側壁を通る導水紐と、を備え、前記調整弁は、前記貯水管にねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップが上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップと、前記トップキャップに貫設され、前記トップキャップと連通するロングノズルパイプと、を備え、前記ロングノズルパイプが前記調整弁を通して前記貯水管の底部まで延在し、前記導水紐の一部が前記貯水管の底部に入れられ、他部分が前記貯水管の側壁から延出され、前記導水紐を介して前記貯水管の底部の水を前記貯水管の外に浸透し、水が前記導水紐を介して土中に導かれ、自動的に潅水することを特徴とする、自動水やり器。
【請求項2】
前記貯水管は、中空円柱体であり、前記貯水管の底部が円錐体であり、前記貯水管の頂部に外方に延びる第1フランジが設けられ、前記第1フランジの中心にねじ貫通穴を有し、前記第1フランジの外側に水位計を設置するための少なくとも1つの第1凹溝が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動水やり器。
【請求項3】
前記調整弁は、中空スタッドボルト体であり、前記調整弁の頂部に外方に延びる第2フランジが設けられ、前記調整弁のスタッドボルト体に雄ねじを有し、前記調整弁が前記貯水管のねじ貫通穴内に回転可能に取り付けられ、前記調整弁の回転昇降を介して前記貯水管内の水面の高さを制御して水の浸透速度を制御することを特徴とする、請求項1に記載の自動水やり器。
【請求項4】
前記ロングノズルキャップのトップキャップとロングノズルパイプとが一体に形成され、前記トップキャップは、口部が上に向かっているボトルキャップ形状となり、前記トップキャップの底部に下向きに突出する突条を有し、前記トップキャップの内側壁に外部貯水容器とねじ込み結合するための雌ねじを有し、前記ロングノズルパイプの頂端が前記トップキャップの底部に突出することを特徴とする、請求項3に記載の自動水やり器。
【請求項5】
前記調整弁の第2フランジの端面に少なくとも1つの第2凹溝を有し、前記トップキャップの底部の突条は、前記第2凹溝内に係着され、前記第2フランジの端面に回転方向を示す記号および回転角を示す方位記号が設けられることを特徴とする、請求項4に記載の自動水やり器。
【請求項6】
前記貯水管の側壁に少なくとも1つの貫通穴が設けられ、前記導水紐は、前記貫通穴内に貫設され、前記導水紐の一端が前記貯水管内に設けられ、前記導水紐の他端が前記貯水管から延出され、前記貯水管の貫通穴の位置が前記調整弁の底端よりも低いことを特徴とする、請求項1に記載の自動水やり器。
【請求項7】
前記第1フランジの底面と前記貯水管の側壁の間に複数のウイングプレートが設けられ、前記ウイングプレートは、直角三角形を呈し、前記直角三角形の斜辺の両端が各々前記第1フランジの外縁および前記貯水管の外側壁に設けられ、前記第1フランジの頂面に水位を読み取るための10等分目盛が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の自動水やり器。
【請求項8】
前記貯水管の底端近くに吐水口が設けられ、前記吐水口は、ホースを介して第2貯水管に接続され、前記第2貯水管の底部に流入口を有し、前記第2貯水管の側壁に貫通穴を有し、前記貫通穴内に前記導水紐を通すことを特徴とする、請求項1に記載の自動水やり器。
【請求項9】
前記トップキャップに貯水ボトルが回転可能に取り付けられ、または前記ロングノズルパイプの頂端は、ホースを通じて貯水タンクに接続され、前記貯水ボトルおよび前記貯水タンクの頂端に給水口が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動水やり器。
【請求項10】
自動水やりに用いられる自動水やり器であって、貯水管と、貯水管口を嵌設した調整弁およびロングノズルキャップと、前記貯水管の側壁に設けられ、前記貯水管と連通する導水管と、を備え、前記調整弁は、前記貯水管にねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップが上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップと、前記トップキャップに貫設され、前記トップキャップと連通するロングノズルパイプと、を備え、前記ロングノズルパイプが前記調整弁を通して前記貯水管の底部まで延在し、前記導水管内に導水紐が設けられ、前記導水紐の一端が前記導水管の底部に入れられ、他端が前記導水管から延出され、前記貯水管内の水が前記導水管内に流入され、前記導水紐を介して水を土中に導き、自動的に潅水することを特徴とする、自動水やり器。
【請求項11】
前記貯水管の頂端近くに外方に延びる第1フランジが設けられ、前記導水管と前記貯水管は、一体的に形成され、前記導水管が前記貯水管の外側壁に設けられ、1つの共通側壁を使用し、前記導水管の底端が前記貯水管の底端近くに設けられ、前記共通側壁に第1貫通穴を有し、前記第1貫通穴が前記導水管の底端に設けられると共に前記導水管と前記貯水管を連通し、前記導水管の管口が前記第1フランジの下に設けられ、前記第1フランジ上の前記導水管の管口に対応する位置に第2貫通穴が設けられることを特徴とする、請求項10に記載の自動水やり器。
【請求項12】
前記導水管の底端に外向きに延びる枝管を有し、前記枝管は、ホースを介して別の単独の第2導水管または第2貯水管に接続され、前記第2貯水管の底部に流入口を有し、前記第2貯水管の側壁に導水貫通穴を有し、前記導水貫通穴内に前記導水紐を通していることを特徴とする、請求項10に記載の自動水やり器。
【請求項13】
前記導水管の側壁に第3貫通穴が設けられ、前記導水紐の一端は、前記導水管の底部に設けられ、前記導水紐の他端が前記導水管の管口または前記第3貫通穴から延出され、前記導水紐は前記第3貫通穴から延出された時、前記導水紐の水を吸い上げる速度を上げることができることを特徴とする、請求項10に記載の自動水やり器。
【請求項14】
前記貯水管の外側に湿度センサーがさらに設けられ、前記湿度センサー内に無線通信モジュールが設けられ、前記湿度センサーは、前記導水管内の水量および土壌湿度を検出して、モニタリング結果を移動端末に送信し、前記湿度センサーが前記第1フランジに設けられ、水量センサーと、少なくとも1つの土壌湿度センサーと、を備え、前記水量センサーが前記第2貫通穴を通して前記導水管の底部に設けられ、前記導水管内の水位を検出するために用いられ、前記土壌湿度センサーが前記自動水やり器周辺の土中に設けられ、前記自動水やり器周辺の土壌の湿度を検出するために用いられることを特徴とする、請求項11に記載の自動水やり器。
【請求項15】
前記無線通信モジュールは、ブルートゥース通信モジュールと、WIFI通信モジュールと、3G/4G通信モジュールと、を備え、前記移動端末が無線ネットワークを介して前記湿度センサーのモニタリング結果を受信するための自動水やり器APPを有することを特徴とする、請求項14に記載の自動水やり器。
【請求項16】
前記貯水管は、中空円柱体であり、前記貯水管の内側壁に第1雌ねじを有し、前記貯水管の底部が円錐体であり、前記貯水管の外側壁に複数のウイングプレートを有し、前記ウイングプレートが直角三角形または円弧状を呈し、前記貯水管が土中で回転するのを防ぐために用いられ、前記第1フランジの頂面に調整弁の回転角度を読み取るための10等分目盛が設けられ、前記調整弁は中空スタッドボルト体であり、前記調整弁の頂部に外方に延びる第2フランジが設けられ、前記調整弁のスタッドボルト体に雄ねじを有し、前記貯水管の第1雌ねじを介して前記貯水管内に回転可能に取り付けられ、前記調整弁の回転昇降を介して前記貯水管内の水面の高さを制御して水の浸透速度を制御し、前記ロングノズルキャップのトップキャップとロングノズルパイプとが一体に形成され、前記トップキャップは口部が上に向かっているボトルキャップ形状となり、前記トップキャップの底部に下向きに突出する突条を有し、前記トップキャップの内側壁に外部貯水容器とねじ込み結合するための第2雌ねじを有し、前記ロングノズルパイプの頂端が前記トップキャップの底部に突出することを特徴とする、請求項11に記載の自動水やり器。
【請求項17】
円錐台であるベース部をさらに備え、前記ベース部は、一体型ベース部または分離型ベース部であり、前記一体型ベース部が前記貯水管と一体的に形成され、前記貯水管が前記円錐台の頂部中央に設けられ、前記分離型ベース部8頂面に円錐形凹溝を有し、前記円錐形凹溝の頂部に中空の円柱形側壁が上向きに延在し、前記円柱形側壁に複数の凹溝が設けられ、前記凹溝の位置と幅が前記貯水管のウイングプレートおよび前記導水管の位置と幅に各々対応することを特徴とする、請求項16に記載の自動水やり器。
【請求項18】
前記トップキャップに貯水ボトルが回転可能に取り付けられ、または前記ロングノズルパイプの頂端は、ホースを通じて貯水タンクに接続され、前記貯水ボトルおよび前記貯水タンクの頂端に給水口が設けられ、前記ロングノズルパイプ内に吸い上げ紐が設けられ、前記吸い上げ紐の一端が前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内に設けられ、他端が前記貯水管の底部に設けられることを特徴とする、請求項10に記載の自動水やり器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物自動灌漑技術分野に関し、特に、自動水やり器に関する。
【背景技術】
【0002】
室内で観葉植物を育てると、環境を美化できるだけでなく、室内の空気を浄化させることもできる。観葉植物の自動水やりと灌漑装置については、現在、多種多様な製品が市場に出回り、大部分の自動水やり製品は点滴灌漑方法またはマイクロスプリンクラーが用いられているが、このような方法は土壌の湿度の制御に不利で、表面土壌の湿度が大きく、深層土壌まで効果的な灌水を得ることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これに鑑み、小型で、流速を正確に調節でき、底層土壌を湿潤にすることができる自動水やり器を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
自動水やりに用いられ、貯水管と、前記貯水管の口を嵌設した調整弁およびロングノズルキャップと、前記貯水管の側壁を通る導水紐と、を備えた自動水やり器であって、前記調整弁は、前記貯水管にねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップが上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップと、前記トップキャップに貫設され、前記トップキャップと連通するロングノズルパイプと、を備え、前記ロングノズルパイプが前記調整弁を通して前記貯水管の底部まで延在し、前記導水紐の一部が前記貯水管の底部に入れられ、他部分が前記貯水管の側壁から延出され、前記導水紐を介して前記貯水管の底部の水を前記貯水管の外に浸透し、水が前記導水紐を介して土中に導かれ、自動的に潅水する。
【0005】
自動水やりに用いられ、貯水管と、前記貯水管口を嵌設した調整弁およびロングノズルキャップと、前記貯水管の側壁に設けられ、前記貯水管と連通する導水管と、を備えた自動水やり器であって、前記調整弁は、前記貯水管にねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップが上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップと、前記トップキャップに貫設され、前記トップキャップと連通するロングノズルパイプと、を備え、前記ロングノズルパイプが前記調整弁を通して前記貯水管の底部まで延在し、前記導水管内に導水紐が設けられ、前記導水紐の一端が前記導水管の底部に入れられ、他端が前記導水管から延出され、前記貯水管内の水が前記導水管内に流入され、前記導水紐を介して水を土中に導き、自動的に潅水する。
【発明の効果】
【0006】
上記自動水やり器において、前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内の水は、前記ロングノズルパイプを経由して前記貯水管の底部に流入され、前記貯水管内の前記導水紐が吸水し、水を前記導水紐の他端の土中に拡散し、土壌を湿潤にし、土壌灌漑の目的を達成する。前記導水紐は、前記ロングノズルパイプの底端に設けられ、前記ロングノズルパイプの底端の水が前記導水紐に吸収されることで、前記貯水管内の水位を制御する。前記調整弁を回転して、前記調整弁内に貫設されたロングノズルキャップを同時に上下に動かし、前記貯水管内に延在される前記ロングノズルパイプの長さを調整し、前記貯水管内の水位を制御する役割を果たすと共に前記導水紐の吸水量の多さを制御することで、潅水の流速を制御する。前記自動水やり器は、小型で、吐水の流速を正確に調節でき、かつ調節方法も簡単である。本発明の取り付け構造は、単純で、製造しやすく、コストも安価で、普及しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施例1に係る自動水やり器の構造断面図である。
図2】本発明の実施例1に係る自動水やり器の貯水管の概略構成図である。
図3】本発明の実施例1に係る自動水やり器の貯水管の断面図である。
図4】本発明の実施例1に係る自動水やり器の貯水管の上面図である。
図5】本発明の実施例1に係る自動水やり器の調整弁の断面図である。
図6】本発明の実施例1に係る自動水やり器の調整弁の上面図である。
図7】本発明の実施例1に係る自動水やり器のロングノズルキャップの概略構成図である。
図8】本発明の実施例1に係る自動水やり器のロングノズルキャップの断面図である。
図9】本発明の実施例1に係る自動水やり器のロングノズルキャップの上面図である。
図10】本発明の実施例1に係る自動水やり器の空気取り入れ管を有するロングノズルキャップ断面図である。
図11】本発明の実施例1に係る自動水やり器の空気取り入れ管を有するロングノズルキャップ上面図である。
図12】本発明の別の実施例における自動水やり器の調整弁とロングノズルキャップとの一体構造の断面図である。
図13】本発明の別の実施例における自動水やり器の多吐水点解決手段の概略構成図である。
図14図13内の貯水管の概略構成図である。
図15】本発明の別の実施例における自動水やり器の雄ねじ貯水管の断面図である。
図16】本発明の別の実施例における自動水やり器の雌ねじ調整弁の断面図である。
図17】本発明の実施例2に係る自動水やり器の構造断面図である。
図18】本発明の実施例2に係る自動水やり器の貯水管の概略構成図である。
図19】本発明の実施例2に係る自動水やり器の貯水管の断面図である。
図20】本発明の実施例2に係る自動水やり器の貯水管の上面図である。
図21】本発明の実施例2に係る自動水やり器のロングノズルキャップの概略構成図である。
図22】本発明のまた別の実施例に係る自動水やり器の一体型ベース部付き貯水管の概略構成図である。
図23】本発明のまた別の実施例に係る自動水やり器の分離型ベース部付き貯水管の概略構成図である。
図24】本発明のまた別の実施例に係る自動水やり器の分離型ベース部の概略構成図である。
図25】本発明のまた別の実施例に係る自動水やり器の分離型ベース部の上面図である。
図26】別の実施例の自動水やり器のボルト固定型ベース部付き貯水管の概略構成図である。
図27】本発明の更なる実施例の自動水やり器のボルト固定型ベース部の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、具体的実施例および添付図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1を参照すると、本発明の実施例によって提供される自動水やり器100は、自動水やりに用いられ、貯水管10と、前記貯水管10の口を嵌設した調整弁20およびロングノズルキャップ30と、前記貯水管10の側壁を通る導水紐40と、を備えた自動水やり器であって、前記調整弁20は、前記貯水管10にねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップ30が上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップ31と、前記トップキャップ31に貫設され、前記トップキャップ31と連通するロングノズルパイプ32と、を備え、前記ロングノズルパイプ32が前記調整弁20を通して前記貯水管10の底部まで延在し、前記導水紐40の一部が前記貯水管10の底部に入れられ、他部分が前記貯水管10の側壁から延出され、前記導水紐40を介して前記貯水管10の底部の水を前記貯水管10の外に浸透し、水が前記導水紐40を介して土中に導かれ、自動的に潅水する。
【0010】
前記貯水管10を示す図2図3および図4を参照すると、さらに前記貯水管10は、中空円柱体であり、前記貯水管10の底部は円錐体であり、前記貯水管10の頂部に外方に延びる第1フランジ11が設けられ、前記第1フランジ11の中心にねじ貫通穴111を有し、前記第1フランジ11の外側に水位計50を設置するための少なくとも1つの第1凹溝12が設けられる。前記第1フランジ11の底面と前記貯水管10の側壁の間に複数のウイングプレート13が設けられ、前記ウイングプレート13は直角三角形または円弧状を呈し、前記直角三角形の斜辺の両端が各々前記第1フランジ11の外縁および前記貯水管10の外側壁に設けられ、前記第1フランジ11の頂面に水位を読み取るための10等分目盛が設けられる。前記貯水管10の側壁に少なくとも1つの貫通穴14が設けられ、前記導水紐40は、前記貫通穴14内に貫設され、前記導水紐40の一端が前記貯水管10内に設けられ、前記導水紐40の他端が前記貯水管10から延出され、前記貯水管10の貫通穴14の位置が前記調整弁20の底端よりも低い。
【0011】
前記調整弁20を示す図5および図6を参照すると、前記調整弁20は、中空スタッドボルト体であり、前記調整弁20の頂部に外方に延びる第2フランジ21が設けられ、前記調整弁20のスタッドボルト体に雄ねじを有し、前記調整弁20が前記貯水管10のねじ貫通穴111内に回転可能に取り付けられ、前記調整弁20の回転昇降を介して前記貯水管10内の水面の高さを制御して水の浸透速度を制御する。
【0012】
前記ロングノズルキャップ30を示す閲図7図8および図9を参照すると、前記ロングノズルキャップ30のトップキャップ31とロングノズルパイプ32とが一体に形成され、前記トップキャップ31は、口部が上に向かっているボトルキャップ形状となり、前記トップキャップの底部に下向きに突出する突条を有し、前記トップキャップ31の内側壁に外部貯水容器とねじ込み結合するための雌ねじを有し、前記ロングノズルパイプ32の頂端が前記トップキャップ31の底部に突出する。前記調整弁20の第2フランジ21の端面に少なくとも1つの第2凹溝22を有し、前記トップキャップ31の底部の突条は、前記第2凹溝22内に係着され、前記第2フランジ21の端面に回転方向を示す記号および回転角を示す方位記号が設けられる。前記ロングノズルパイプ32上に目盛321を有し、前記目盛321は前記水位計50に対応し、水位を読み取るために用いられ、前記ロングノズルパイプ32がニーズに応じて切断される。前記トップキャップ31の底部に上向きに突起された突縁を有し、前記突縁は、前記ロングノズルパイプ32頂端の外周に間隔をあけて設けられ、前記突縁の高さが前記ロングノズルパイプ32の頂端よりも低い。
【0013】
具体的に、前記トップキャップ31底部の突条は、前記第2凹溝22内に係着され、前記トップキャップ31が回転されると、前記調整弁20が同時に回転され、外部貯水ボトルを回転することによって調整弁20を容易に制御できる。前記第2凹溝22内に細い棒または針金を挿入して調整弁20を回転してもよい。
【0014】
具体的に、前記調整弁20は、前記貯水管10のねじ貫通穴111に適合し、前記調整弁20の回転昇降を介して前記ロングノズルパイプ32の管口の高さを制御することで、水の浸透速度を正確に制御する。
【0015】
具体的に、前記水位計50は、前記第1凹溝12内に挿入され、前記ロングノズルパイプ32の側壁に目盛321を有し、前記水位計50の目盛が前記目盛321の目盛に対応され、前記調整弁20を回転すると、前記ロングノズルキャップ30が同時に動き、前記水位計50および前記目盛321を通じて水位を読み取ることができる。前記第1フランジ11の円周は、10割出インデクスプレートを用いて、前記調整弁20を回転し、前記調整弁20の端面の方位記号が前記インデクスプレートの対応数値を指し、水位の目盛をより正確に読み取ることができる。
【0016】
さらに、前記トップキャップ31に貯水ボトルが回転可能に取り付けられ、または前記ロングノズルパイプ32の頂端はホースを通じて貯水タンクに接続され、前記貯水ボトルおよび前記貯水タンクの頂端に給水口が設けられる。
【0017】
具体的に、前記ロングノズルパイプ32の管口は、比較的長く、前記貯水ボトル内に延在され、前記貯水ボトル内の不純物を前記ロングノズルパイプ32と前記突縁との間の隙間に落下させることができ、比較的長い前記ロングノズルパイプ32の管口が前記貯水タンクとの間のホースに容易に接続することができる。
【0018】
具体的に、前記貯水管10内の前記導水紐40の端点は、前記ロングノズルパイプ32の口に設けられ、前記導水紐40が前記ロングノズルパイプ32の口の水を吸収し、空気を前記ロングノズルパイプ32の口から前記貯水ボトルに入らせて、前記貯水ボトル内の気圧を増大させ、水が前記ロングノズルパイプ32から流出する。前記調整弁20を回転して、前記ロングノズルパイプ32の管口を前記導水紐40の端点より低にさせ、流出の水位を前記ロングノズルパイプ32の管口よりも高にさせ、空気が前記ロングノズルパイプ32および前記貯水ボトルに入ることができず、前記貯水ボトル内の水が流出できない。前記調整弁20を回転して、前記ロングノズルパイプ32の管口を前記導水紐40の端点より高にさせ、流出した水が前記導水紐40に吸収されて、前記貯水管10内の水位が低下し、空気が前記ロングノズルパイプ32を通じて前記貯水ボトルに入り、前記貯水ボトル内の水を前記貯水管10内に流出させる。
【0019】
別の実施例において、1つまたは複数のガスケットを前記ロングノズルキャップ30の前記ロングノズルパイプ32の頂部に嵌め込み、前記ロングノズルキャップ30と前記第2フランジ21との間を介設することで、水面の高さを調整する目的を達成する。本実施例において、水位調整方法は、ガスケット設置による調整、または前記調整弁20のねじ部による調整、またはガスケット設置および前記調整弁20のねじ部を組み合わせて調整などの複数がある。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0020】
別の実施例における空気取り入れ管33を有する前記ロングノズルキャップ30を示す図10および図11を参照すると、前記ロングノズルキャップ30は、2本の長いパイプを有し、2本の前記長いパイプが並列に配置され、いずれかの1本が前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内の水を前記貯水管10に流出するための前記ロングノズルパイプ32で、もう1本が前記貯水ボトルまたは前記貯水タンクの空気を還流するための空気取り入れ管33であり、前記空気取り入れ管33の長さが前記ロングノズルパイプ32の長さよりも短く、すなわち前記空気取り入れ管33の管口位置が前記ロングノズルパイプ32の管口高よりも高く、前記空気取り入れ管33の管口を常に前記貯水管10内の水位より上にあり、前記空気取り入れ管33が遮るものがなく、前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内の水がよりスムーズに流出することを確保する。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0021】
別の実施例において、前記調整弁と前記ロングノズルキャップは、一体的に設計され、一体化した調整弁とロングノズルキャップを示す図12を参照すると、前記調整弁と前記ロングノズルキャップが一体的に設置され、前記ロングノズルパイプの外側に雄ねじを有し、前記ロングノズルパイプが前記貯水管の頂端開口部内に回転可能に取り付けられる。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0022】
別の実施例において、多吐水点の技術的手段を講じ、図13および図14は、多吐水点の技術的手段を示す概略図である。さらに、前記貯水管の底端近くに吐水口15が設けられ、前記吐水口15は、ホースを介して第2貯水管に接続され、前記第2貯水管の底部に流入口を有し、前記第2貯水管の側壁に前記貫通穴を有し、前記貫通穴内に前記導水紐を通す。
【0023】
具体的に、1つの貯水管の後に複数の第2貯水管を接続して、同時に複数の観葉植物を潅水するために用いられる。好ましくは、前記複数の観葉植物は、同じ高さに位置し、または複数の前記第2貯水管は同じ高さに配置される。
【0024】
別の実施例における前記貯水管および前記調整弁を示す図15および図16を参照すると、前記貯水管の頂部に雄ねじを有し、前記調整弁に雌ねじを有し、前記調整弁は前記貯水管の外部に回転可能に取り付けられ、前記貯水管および前記調整弁の頂端に外方に延びる前記第1フランジおよび前記第2フランジを設けず、前記貯水管の体積が小さく、ミニ盆栽への水やりに使用される。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0025】
図17を参照すると、本発明の別の実施例によって提供される自動水やり器200は、自動水やりに用いられ、貯水管10aと、前記貯水管10aの口を嵌設した調整弁20およびロングノズルキャップ30と、前記貯水管10aの側壁に設けられ、前記貯水管10aと連通する導水管40aと、を備えた自動水やり器であって、前記調整弁20は、前記貯水管10aにねじ込み結合され、前記ロングノズルキャップ30が上向きに開放され、外部貯水容器と連通するためのトップキャップ31と、前記トップキャップ31に貫設され、前記トップキャップ31と連通するロングノズルパイプ32と、を備え、前記ロングノズルパイプ32が前記調整弁20を通して前記貯水管10aの底部まで延在し、前記導水管40a内に導水紐40bが設けられ、前記導水紐40bの一端が前記導水管40aの底部に入れられ、他端が前記導水管40aから延出され、前記貯水管10a内の水が前記導水管40a内に流入され、前記導水紐40bを介して水を土中に導き、自動的に潅水する。
【0026】
さらに、前記導水管40aの側壁に第3貫通穴41が設けられ、前記導水紐40bの一端は、前記導水管40aの底部に設けられ、前記導水紐40bの他端が前記導水管40aの管口または前記第3貫通穴41から延出される。前記導水紐40bは、前記第3貫通穴41から延出された時、前記導水紐40bの水を吸い上げる速度を上げることができる。
【0027】
具体的に、前記導水紐40bは、前記導水管40aの管口を介して延出されるか、前記第3貫通穴41を通して前記導水管40aに延在される前記導水紐40bの長さを異ならせることで、前記導水紐40bの水を吸い上げる量を異ならせて前記自動水やり器200の吐水速度の調整範囲を拡大させる。
【0028】
前記貯水管10aを示す図18図19および図20を参照すると、前記貯水管10aは、中空円柱体であり、前記貯水管10aの内側壁に第1雌ねじ14を有し、前記貯水管10aの底部が好ましくは円錐体であり、前記貯水管10aの外側壁に複数のウイングプレート13を有し、前記ウイングプレート13は基本的に実施例1の構造と同じてあり、相違点は位置にある。前記ウイングプレート13は、前記貯水管10aが土中で回転するのを防ぐことで、土中に安定して挿入すると共に支持されるために用いられる。前記貯水管10aの頂端近くに外方に延びる第1フランジ11が設けられ、前記第1フランジ11は、実施例1の第1フランジ11と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0029】
具体的に、前記ウイングプレート13は、前記貯水管10aの円柱体部分の外側壁に設けられ、直角三角形を呈してもよく、前記直角三角形の1つの直角が前記外側壁に密着され、前記直角三角形の斜辺が外向きである。または前記ウイングプレート13は、円弧状を呈し、突出した耳であり、前記ウイングプレート13の外側底端と前記外側壁との間が鋭角に接続する。前記貯水管10aと前記ウイングプレート13は、一体的に形成され、前記調整弁20を回転して前記導水紐40bの水を吸い上げる速度を調整する時、前記ウイングプレート13は前記貯水管10aが土中で回転するのを防ぐことで、土中に安定して挿入すると共に支持されるために用いられ、同時に前記ウイングプレート13は前記貯水管10aの強度の補強役割を果たして、前記貯水管10aが土中に挿入された時曲がらないようにさせる。
【0030】
さらに、前記導水管40aと前記貯水管10aは、一体的に形成され、前記導水管40aが前記貯水管10aの外側壁に並設され、好ましくは1つの共通側壁を使用し、前記導水管40aの底端が前記貯水管10aの底端近くに設けられ、前記共通側壁に第1貫通穴12を有し、前記第1貫通穴12が前記導水管40aの底端に設けられると共に前記導水管40aと前記貯水管10aを連通する。前記導水管40aの管口は、前記第1フランジ11の下に設けられ、前記第1フランジ11上の前記導水管40aの管口に対応する位置に第2貫通穴111が設けられ、前記第2貫通穴111は、前記水量センサー71を貫設するために用いられる。好ましくは、前記導水管40aは、前記第2貫通穴111の下に設けられる。
【0031】
前記調整弁20の構造は、実施例1の調整弁20と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0032】
図21を参照すると、前記ロングノズルキャップ30は、実施例1の構造と同じであり、前記トップキャップ31は口部が上に向かっているボトルキャップ形状となり、前記トップキャップ31の内側壁に外部貯水容器(例えばペットボトル)とねじ込み結合し、貯水ボトルを回転可能に取り付けるための第2雌ねじ312を有し、前記ロングノズルパイプ32の頂端が前記トップキャップ31の底部から突き出し、前記トップキャップ31の内部底面にロングノズルパイプ32を保温し、土を堆積するための凸状リングがさらに設けられる。前記調整弁20の雄ねじ23と前記貯水管10aの内側壁上の第1雌ねじ14とが螺合する。
【0033】
さらに、前記貯水管10aの外側に湿度センサー70がさらに設けられ、前記湿度センサー70内に無線通信モジュールが設けられ、前記湿度センサー70は前記導水管40a内の水量および土壌湿度を検出して、モニタリング結果を移動端末に送信する。前記湿度センサー70は、前記第1フランジ11に設けられ、水量センサー71と、少なくとも1つの土壌湿度センサー72と、を備え、前記水量センサー71が前記第2貫通穴111を通して前記導水管40aの底部に設けられ、前記導水管40a内の水位を検出するために用いられ、前記土壌湿度センサー72が前記自動水やり器周辺の土中に設けられ、前記自動水やり器周辺の土壌の湿度を検出するために用いられる。
【0034】
さらに、前記無線通信モジュールは、ブルートゥース(登録商標)通信モジュールと、WIFI通信モジュールと、3G/4G通信モジュールと、を備え、前記移動端末が無線ネットワークを介して前記湿度センサー70のモニタリング結果を受信するための自動水やり器APPを有する。
【0035】
具体的に、より良い自動潅水効果を奏するため、使用者は前記移動端末上に表示されている前記土壌センサーの湿度値に基づいて前記自動水やり器の水の浸透速度を調整できる。前記水量センサー71は、前記導水管40a内の水不足を検出した時、関連の情報を前記移動端末に送信し、前記移動端末が外部貯水装置に水を補給するように使用者に思い出させるためのプロンプトトーンを発する。
【0036】
さらに、前記トップキャップ31に貯水ボトルが回転可能に設けられるか、または前記ロングノズルパイプ32の頂端がホースを介して貯水タンクに接続され、前記貯水ボトルおよび前記貯水タンクの頂端に給水口が設けられ、前記ロングノズルパイプ32内に吸い上げ紐60が設けられ、前記吸い上げ紐60の一端は前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内に設けられ、他端が前記貯水管10aの底部に設けられる。
【0037】
具体的に、前記貯水管10aが土壌に挿入された場合、前記第1フランジ11は土壌表面に位置し、前記湿度センサー70に電池が内蔵されるため、前記湿度センサー70が土中に入り込むことを防止する。前記土壌湿度センサー72は、ニーズに応じて土中に埋めることができる。
【0038】
具体的に、前記トップキャップ31の内側底部の突縁は、前記貯水ボトル内に延在し、前記貯水ボトル内の不純物を前記ロングノズルパイプ32と前記突縁との間の隙間に落下させ、比較的長い前記ロングノズルパイプ32の管口は前記貯水タンクとの間のホースに接続されることを容易にすることができる。
【0039】
具体的に、前記吸い上げ紐60は、前記外部貯水設備内の水を前記貯水管10a内に導き、前記貯水管10a内の水が前記第1貫通穴12を経由して前記導水管40a内に流入され、前記導水紐40bが前記導水管40a内の水を吸収し、空気を前記ロングノズルパイプ32の口から前記貯水ボトルに入らせて、前記貯水ボトル内の気圧を増大させ、水が前記ロングノズルパイプ32から流出する。前記調整弁20を回転して、前記ロングノズルパイプ32の管口を前記第1貫通穴12より低にさせ、流出の水位を前記ロングノズルパイプ32の管口よりも高にさせ、空気が前記ロングノズルパイプ32および前記貯水ボトルに入ることができず、前記貯水ボトル内の水が流出できない。前記調整弁20を回転して、前記ロングノズルパイプ32の管口を前記第1貫通穴12より高にさせ、流出した水が前記導水紐40bに吸収されて、前記貯水管10a内の水位が低下し、空気が前記ロングノズルパイプ32を通じて前記貯水ボトルに入り、前記貯水ボトル内の水を前記貯水管10a内に流出させる。
【0040】
さらに、前記導水管40aの底端に外向きに延びる枝管を有し、使用しない時,前記枝管はゴム栓で塞いでいる。別の実施例において、前記導水管40aの底端の屈曲部は、ホースを介して別の単独の第2導水管または第2貯水管10aに接続され、前記第2貯水管10aの底部に流入口を有し、前記第2貯水管10aの側壁に導水貫通穴を有し、前記導水貫通穴内に前記導水紐40bを通している。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【0041】
本発明のまた別の実施例を示す図22図23図24および図25を参照すると、前記自動水やり器200は、ベース部80をさらに備え、前記ベース部80は円錐台であり、かつ一体型ベース部80または分離型ベース部80である。前記一体型ベース部80は、前記貯水管と一体的に形成され、前記貯水管が前記円錐台の頂部中央に設けられ、前記分離型ベース部80の頂面に円錐形凹溝81を有し、前記円錐形凹溝81の頂部に中空の円柱形側壁82が上向きに延在し、前記円柱形側壁82に複数の凹溝821が設けられ、前記凹溝821の位置と幅が前記貯水管のウイングプレートおよび前記導水管の位置と幅に各々対応する。
【0042】
好ましくは、ミニ盆栽について、ベース部80付き前記貯水管をミニ盆栽のそばに配置し、前記導水紐および前記土壌湿度センサーを土中に埋めると、土壌の自動水やりや灌漑を実現できる。
【0043】
具体的に、前記ベース部80の直径は、前記貯水管上の前記第1フランジの直径よりも大きく、前記一体型ベース部80が前記貯水管と固結して一体的に形成され、前記自動水やり器200をテーブルまたは地面に安定して配置させることができる。
【0044】
具体的に、前記分離型ベース部80の頂面中心の前記円錐形凹溝81は、前記貯水管の底部の円錐体形状と同じであり、前記中空の円柱形側壁82の内径が前記貯水管の外径と同じであり、前記貯水管のウイングプレートおよび前記導水管の位置に前記凹溝821を対応して設けて、前記貯水管を前記分離型ベース部80内に挿入させることができる。
【0045】
本発明の更なる実施例を示す図26および図27を参照すると、前記ベース部80は、ボルト83で木板に固定されて、前記自動水やり器200の取り付けをより堅牢にさせることができる。その他の各構成要素は元の実施例と同じであるため、ここでその説明を省略する。
【産業上の利用可能性】
【0046】
上述自動水やり器100、200において、前記貯水ボトルまたは前記貯水タンク内の水は、前記ロングノズルパイプ32を経由して前記貯水管10aの底部に流入し、前記貯水管10a内の水が前記導水管40aに流入され、または導水管がない場合、直接導水紐40を介して吸水(実施例1)し、前記導水管40a内の前記導水紐40bが吸水して、水を前記導水紐40bの他端の土中まで拡散し、土壌を湿潤にし、土壌灌漑の目的を達成する。前記湿度センサー70は、前記導水管40a内に水があるかどうか、および前記自動水やり器周辺の土壌の湿度値を検出し、検出された数値を前記無線通信モジュールによって移動端末に送信し、使用者は移動端末を介して前記自動水やり器内の水量および土壌の湿度値を直感的に把握し、前記自動水やり器の水流速度を適時に調整し、前記導水管40a内の水不足の時に適時に添加し、育てる植物をより保護することができる。本発明の取り付け構造は、安定し、製造しやすく、コストも安価で、普及しやすい。
【0047】
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の創作精神に基づいて、当業者がその他の変化を行うこともでき、かかる変化が本発明の請求する保護範囲内に網羅すべきであることに留意されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27