(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-08
(45)【発行日】2022-09-16
(54)【発明の名称】水中推進装置
(51)【国際特許分類】
B63B 32/10 20200101AFI20220909BHJP
B63C 11/46 20060101ALI20220909BHJP
A63B 35/12 20060101ALI20220909BHJP
B63C 11/02 20060101ALI20220909BHJP
【FI】
B63B32/10
B63C11/46
A63B35/12
B63C11/02
(21)【出願番号】P 2019570348
(86)(22)【出願日】2018-03-08
(86)【国際出願番号】 US2018021630
(87)【国際公開番号】W WO2018165486
(87)【国際公開日】2018-09-13
【審査請求日】2021-03-04
(32)【優先日】2017-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519324400
【氏名又は名称】ロビンソン ブランドン シー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(72)【発明者】
【氏名】ロビンソン ブランドン シー
【審査官】中川 隆司
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第204317634(CN,U)
【文献】中国実用新案第203047518(CN,U)
【文献】米国特許第06443087(US,B1)
【文献】米国特許第04832630(US,A)
【文献】特開2005-225478(JP,A)
【文献】特開2008-260467(JP,A)
【文献】特開2008-189169(JP,A)
【文献】特開2005-335671(JP,A)
【文献】特開平08-239090(JP,A)
【文献】特開2015-016865(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 32/10
B63C 11/46
A63B 35/12
B63C 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)フットボードと、
(b)前記フットボードと一体化され
た防水区画内にシールされたバッテリと、
を有し、
(c)
前記フットボードは、各々がユーザの足の片方用の取り付け機構を備えた2つの部分を有し、この2つの部分は、前記2つの部分を互いに対して回転させるリンク機構によって互いに連結可能であり、
(d)
2つのバッテリ式水中推進ユニットを有し、この推進ユニットの第1の推進ユニットは、前記フットボードの前記部分の第1の部分に取り付けられ、前記推進ユニットの第2の推進ユニットは、前記フットボードの前記部分の第2の部分に取り付けられ、前記フットボードの前記部分の各々は、前記フットボードの前記部分に取り付けられる前記推進ユニットの一方に防水接続によって接続された少なくとも1つの一体式バッテリを前記部分に有し、
(e)前記推進ユニットのスロットルを前記ユーザの足の旋回動作によって制御することを可能にする
前記フットボードと一体化されたスロットル制御システムを有し、前記取り付け機構の少なくとも1つは、前記ユーザの足の一端部を、前記ユーザの足の反対側の端部を左右に旋回させる回転軸周りで前記フットボードに固定するフットペダルマウントを有し、前記スロットル制御システムは、さらに、前記ユーザが足で旋回力を作用させない時に、前記ユーザの足を中立位置に戻す傾向があるバネ復帰手段を含む、水中推進装置。
【請求項2】
前記スロットル制御システムは、前記フットペダルマウントの
旋回動作を検出することができ
、前記旋回動作の範囲を所望のスロットル量に変換することができるセンサを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
電気スイッチ及びプログラム可能なマイクロプロセッサを
含み、前記ユーザが足を旋回させる毎に前記電気スイッチを動作させ、このスイッチの各連続動作は、前記スロットル制御システムが異なるレベルの推力を周期的に繰り返すようにプログラムされている、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記取り付け機構は、ブーツに解放可能に接続することができるブーツビンディングを含み、ブーツを前記ビンディング内でロック及びロック解除するための摺動可能なアームをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記推進ユニットは、トローリング用モーターであ
り、少なくとも100ポンドの推力を供給することができ、防水ケーシング内に収容された電動モーターを含み、前記ケーシング内のネガティブスペースは、油で満たされている、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記フットボードは、前記取り付け機構の2つ及び前記推進ユニットの2つを有し、この推進ユニットの第1の推進ユニットは、前記推進ユニットの第2の推進ユニットから前記ボードの反対側に取り付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記一体式バッテリを含む前記フットボードの前記部分の各々の厚さは、4インチ未満である、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ユーザによって異なる最大速度レベルに設定することができる速度リミッタをさらに備えている、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
深さゲージと接続された速度リミッタをさらに備え、前記装置の最大速度は、水中の前記装置の深さに基づいて変わるようにプログラム可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
浮き袋に接続された圧縮ガス容器をさらに備え、前記浮き袋は、前記装置に連結され、前記容器からの圧縮ガスの開放によって、前記浮き袋が膨張して前記装置をある水深から水面まで上昇させることができる、請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊泳者又はダイバー用のバッテリ式プロペラ駆動の足装着式ボードに関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2017年3月9日出願の米国仮出願第62/469,129号及び2017年11月22日出願の米国仮出願第62/590,238号の優先権を主張するものであり、その開示内容全体は引用により本明細書に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
従来、本技術分野では水中シュノーケル又はダイバー手動の推進ユニットが知られている。例えば、Sea Doo(登録商標)RSシリーズの装置は、LI-ION軽量バッテリを使用するバッテリ駆動式である。操作レバー制御手段は、ダイバーの前方で装置を保持するために使用される。ユニットは中立浮力を有している。両手で2つのトリガーを握るとユニットに電力が供給され、トリガーを解除するとプロペラへの動力供給が停止する。このような装置は、手操作を必要するだけでなく、最小スラストを有する傾向にある。本明細書で用いる場合、既存の手持ち式スラストユニットは、手持ち式推力ユニットとして又は概して「水中スクーター」として参照されることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本技術分野において、ユーザの背中、胸部、又は足に装着できるように既存の手持ち式推進ユニットを適合させるためのシステムを考え出すニーズがある。
【0005】
このような適合システム以外に、従来の手持ち式推進ユニットとは異なる、ユーザの足で作動されて水中での実質的な推進を可能にする、足装着式に特別に設計された独立型装置に関するニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様は、手持ち型推進ユニット上にクランプされてユーザの胸部、背面又は足への取り付けを可能にするキットを提供することである。
【0007】
本発明の別の態様は、足装着式であるように特別に設計された新規な装置を提供することである。1つの実施形態において、装置は、一体式バッテリと、1又は2以上のプロペラを備えるモーターとを有する水中フットボードの形を取ることができる。本発明の足装着式推進ユニットの別の実施形態は、モーターの速度を制御するケーブル又は電子スイッチを制御するための旋回マウントを提供する。
【0008】
本発明の他の態様は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになるはずであり、複数の図面において同じ参照文字が対応する部品を指定する、本明細書の一部を構成する添付図面が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】フットボード上のストラップ及び後部取り付け式ボードの正面図である。
【
図2】フットボード上のクリップ及び後部取り付け式ボードの正面図である。
【
図3】ハンドル取り付け式フットボードの正面図である。
【
図5】双スクーター旋回フットボードの正面図である。
【
図6】一体式バッテリ型フットボードの正面断面図である。
【
図8】双モーター一体式バッテリ型フットボードの正面断面図である。
【
図11】ケーブル駆動スロットルボタンレバーが取り付けられた水中スクーターの側面斜視図である。
【
図12】水中スクーターハンドグリップに取り付けられたスロットルボタンレバー組立体の斜視図である。
【
図13A】スロットルボタンレバー組立体の側面図である。
【
図13B】スロットルボタンレバー組立体の斜視図である。
【
図13C】スロットルボタンレバー組立体の側面図である。
【
図13D】スロットルボタンレバー組立体の側断面図である。
【
図13E】スロットルボタンレバー組立体の上面図である。
【
図14】スロットルボタンレバー組立体の分解図である。
【
図15】足制御式フットボードの正面斜視図である。
【
図16】足制御式フットボードの下面斜視図である。
【
図25】水中スクーターに取り付けられた装置の実施形態の正面斜視図である。
【
図26】背中取り付け式水中スクーターの上面図である。
【
図27】背中Lブラケット実施形態の側面斜視図である。
【
図28】胸部Lブラケット実施形態の側立面図である。
【
図29】双Lブラケットフットボードの正面図である。
【
図30】双Lブラケットフットボードの正面図である。
【
図32】所定の位置にロックされた急速脱着ブーツの正面断面図である。
【
図33】フットペダル磁石式速度制御装置の実施形態の下面図である。
【
図37】フットボード及びキルスイッチの上面図である。
【
図38】電子制御システムのサブシステムの図である。
【
図39】制御ロジックの実施形態のフローチャートである。
【
図40】実例の手動制御無線の実施形態制御装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の開示された実施形態を詳細に説明する前に、本発明は他の実施形態が可能であるので、本発明は、本出願において示される特定の構成の詳細に限定されないことを理解されたい。また、本発明で使用する用語は、説明目的である限定目的ではない。
【0011】
図1を参照すると、フットボード20は、左側ボード21及び右側ボード22を有する。各ボード21、22は、水中スクーター1の長手軸Aのほぼ中点で水中スクーター1の周りに取り囲むように中央凹形切り欠きを有する。ラッチ24は、水中スクーター1の周りで左側ボード21を右側ボード22に対してロックする。左側ストラップ25は、ループ27によって左側ボード21をフック7に取り付ける。右側ストラップ26は、右側ボード22を取り付ける。
【0012】
ブーツL及びRの各々は、取り付け機構によってボードに取り付けられる。このような取り付け機構は、ウェイクボード、又はウォータースラロームスキー、又はウォータースキー、又はスノーボード、又はスキューバーフィン用のもの、又は急速取外しブーツに使用されるものに類似したビンディングを備えることができる。ユーザの素足をスキューバーフィンに類似した取り付け機構(足を凹部又はループに挿入し、ループがかかと固定して足を所定位置に保持するようになっている)によって固定できるので、文字通りのブーツを使用する必要はない。ブーツが使用される場合、ビンディングは、ベルクロ(登録商標)ストラップ、スキー又はスノーボード形式ビンディングを備えることができる。マウンテンバイクペダルに使用されるようなブーツ用のビンディングを利用する別の実施形態が可能であり、スナップフィットは、所定の位置にスナップ嵌合するが、ユーザの足の意図的な動きによってペダルから簡単に外すことができる。追加的なる取り付け機構が以下に説明される。このような取り付け機構によって、急速着脱を可能にすることは好都合であり、ライダーは自身の足を取り付け機構から簡単に抜くことができる。本明細書で使用される場合、ユーザの足による装置のスロットルの制御は、ユーザの足がブーツなどの内部にあるという概念を包含することを理解されたい。
【0013】
次に
図2を参照すると、フットボード200は、実施形態20と同じ方法で取り付けられるがストラップ25、26はない。全ての実施形態について、フットボードを水中スクーターに固定するのを助けるバンジーコード又はストラップを追加することができる。
【0014】
次に
図3を参照すると、ハンドル3は、フットボード300の左側ボード310及び右側ボード320上の適切な窪みに収容される。
【0015】
次に
図4を参照すると、立体のフットボード400は、ハンドル3の上方でモーターハウジング2が収まる中央孔を有する。モーターハウジング2のテーパ部は、水中スクーター1に対してフットボード400をスリーブ付けするのを助ける。使用中、水中スクーター1の推進力は、水中スクーター1をフットボード400の中央孔に固定状態に保つ傾向があるであろう。水中スクーター1は、さらに、上述したのと同じ手段によってフットボード400に固定して安定させることができる。
【0016】
次に
図5を参照すると、フットボード500には、2つの水中スクーター1a及び1bを受け入れる2つの開口部が形成されている。左側フットボードセクション510は、水中スクーターモーターハウジング2bを収める凹状開口部を有し、右側フットボードセクション520は、水中スクーターモーターハウジング2aを収める凹状開口部を有する。左側ボードループ502は、水中スクーター1bのハンドル3に取り付けられたバンジーコード又はストラップ504、並びに水中スクーター1bの反対のハンドルに取り付けられたループ508を有する。同様に、右側ボードループ501は、水中スクーター1aの外側ハンドルに取り付けられたバンジーコード又はストラップ503、並びに水中スクーター1aの内側ハンドル3に取り付けられたループ505を有する。左側フットボードセクション510は、2つのボードセクションの間のラッチなどの、分離可能なコネクタ502によって右側フットボードセクション520から分離することができる。これによって、装置は、より簡単な輸送のために分解することができる。
【0017】
次に
図6を参照すると、内蔵式バッテリフットボード700は、水推進ユニット705のハウジング706と一体化された左側ボード701及び右側ボード702を有し、水推進ユニット705は、ボード700内に防水シールされた軽量リチウム電池703及び704によって電力供給される電動式プロペラを備えることができる。水は、水推進ユニット705のポート707に入り、下部ポート708からプロペラによって排出される。
図7は、
図6の実施形態の俯瞰図である。本明細書で説明するように、本装置の実施形態において、推進ユニットは、本明細書に記載するように、典型的にはプロペラを有する魚雷形本体で構成されるトローリング用のモーターとすることができる。
【0018】
図8には別の実施形態が示されており、フットボード800は、各々が別個のバッテリ式推進ユニット705a及び705bを有する、左右の半割部801及び802に分離可能である。本明細書で使用される場合、「半割部」という用語は、文字通りにボードが均等に分割される必要はなく、そうでなければボードが分離した部分の各々で足を支持することができる限り、ボードを等しくない幅の2つの部分に分離することは、本明細書に包含されることを理解されたい。本明細書で使用される場合、フットボードの「部分」という用語は、フットボードの「半割部」又は「半割部(複数)」と同義的に使用することができる。
【0019】
同様に、スリムな外形のリチウムイオン電池703及び704は、ボード内に防水シールされ、シールされた導線は、推進ユニットのモーターまで延びている。ユーザは、ロックラッチ803を使用して左側ボードを右側ボードにロックすることができるが、好適な実施形態において、ラッチ803によって、ボード800の左右半割部は、互いに対して回転させることができ、ユーザは、片足を前方に傾けると同時に他の足を後方に揺動させることができ、装置の使用時に様々な方向制御が可能となる。このようなラッチは、弾性接続部(例えば、弾性ストラップ又はばね)を備えることができ、これにより、ボード800の各半割部が互いに対して回転すると同時に、これらを中立位置に戻すように付勢を行うこともできる。
【0020】
半割部801と802との間のしっかりした横方向結合は、半割部の一方からボード800の中央軸線に沿って外方に突出する雄ロッドによって助長することができ、ロッドは、ボードの他方の半割部の対応する側面の孔に嵌合するように構成され、その結果、ボード800の一方の半割部は、ロッドの中央部を通る軸線の周りで他方の半割部に対して回転することができる。
【0021】
推進ユニット用のスロットル制御装置850は、ワイヤレス又は図示するようなワイヤ851付きとすることができる。単一の制御装置850は、推進ユニット705a及び705b用の別個のスロットル制御手段を伴って構成することができるか、又は、各推進ユニットは、独自の別個のスロットル制御装置とペアになることができる。通常、ユニット705a及び705bの両方は同じ速度で制御されるが、別個のスロットル調整を可能にすると、ユーザには追加の操縦性が与えることになる。スロットル制御装置内のマイクロプロセッサは、推進ユニットの一方からの推力が常に他方の推進ユニットに一致すること、又は一方の推進ユニットと他方の推進ユニットとの間の速度差が所定の閾値を超えないことを保証するように構成することができる。また、2つの推進ユニットに関する別々のスロットル制御を可能にすることによって、一方を逆推力するが他方を順推力にすることができ、その結果、ユーザは、より素早く旋回することができる。さらに、ユーザが2つの推進ユニットの相対的な推力を変えることを可能にすることによって、優れた制御性及び操縦性が可能になる。
図9は、
図8に示す実施形態の上面図である。
【0022】
次に
図10を参照すると、フットボード900は、
図8の実施形態に関して説明したような個別に回転可能な足と共に示されている。リンク機構901は、ボード半割部を通る軸線周りの回転を可能にする回転軸受を有するコネクタとして設けられている。
図10及び上記図面ではフットボードが平面を有するように示されているが、装置の作動時に、水の抵抗を低減するために湾曲するように、フットボード面を流体力学的に形作ることも可能であることに留意されたい。例えば、フットボードの縁部は、水が縁部の周りを容易に流れるのを可能にするために、ブーツ取り付け部から離れて下方に湾曲するように作ることができる。
【0023】
図6~
図10に示す推進ユニットは、平らなプロペラユニットとして示されているが、装置は、推進ユニットとして使用したトローリング用モーターと共に非常に上手く機能することが分かっている。トローリング用モーターは、一般に長いロッドに取り付けられて、小型の一人又は二人用船舶上の簡易的な船外機として使用される、水中電気プロペラである。良好なトローリング用モーターは、50lb以上の推力を生成することができ、これよりも強力な100lbを優に上回る推力を供給するモデルがある。したがって、トローリング用モーターは、従来技術による手持ち型推進ユニットモーターよりも著しく強力である。本明細書で使用される場合、「トローリング用モーター」という用語は、文字通りに、トローリング用モーターとして販売されるモーターに限定されるのではなく、同様の構造又は出力の何らかの電気プロペラモーターである。適切なトローリング用モーターの実例としては、定格推力110lbのHaswing Protruar製24v、2.0馬力モーター、又は、定格推力101lbのMinn Kota製Sxaltwater Rxiptide、又は定格推力55lbのNewport Vesselを挙げることができる。
【0024】
上記のような市販のトローリング用モーターは、約30フィート以上の深さで作動するには改造を必要とする場合がある。高圧ガスケットは、例えば防水水中ビデオカメラ機器の分野で公知であり、出願時の利用できる普通の市販トローリング用モーター上のガスケットよりもかなりの深さでの作動に適している。このようなガスケットの多くは、ポリウレタン材又は同様のポリマーで作製される場合が多い。また、深海潜水用の防水シールは、シール接合部において複数のガスケット列を有するようにモーターケーシングを設計することによって実現することもできる。また、モーターケーシングチャンバ内のネガティブスペース(negative space)は、深海潜水中に水の侵入を防ぐために油で満たすこともでき、油を抜いて交換するための入口弁及び出口弁を備える。高品質鉱物油は非導電性であり、この用途に有効であるが、プロ仕様の変圧器油(業務用変圧器内で使用されるような)が好ましい場合もある。
【0025】
次に
図11を参照すると、従来技術による水中スクーター1は、ハンドル3及び300を有し、各側面にはスクータースロットルボタン12がある。スロットルレバー組立体161は、ハンドル300に締結するこができ、第2のスロットル組立体161は、ハンドル3に締結することができる。この実施形態は、シース(sheath)内にケーブル162を有し、ケーブル162は、起動トリガー164を有する手動制御装置163に連結される。トリガー164は、レバー165をスクータースロットル12に対して傾動させるように、制御ケーブル167の頭部166を引っ張る。
【0026】
図12は、スロットルレバー組立体の実施例の拡大図を示す。ケーブル162が引っ張られると、レバー165はスロットルボタン12を押し下げる。
図13A、
図13B、
図13C、
図13D及び
図13Eは、スロットル組立体161自体を様々な角度から示す。
図13Dにおいて、レバー165は、中立オフ位置において点で示されている。レバー165は、背部191に取り付けられている軸ピン165aの周りでヒンジ式に動く。背部面191は、これをブロック193に固定するボルト192を有する。止めねじ194は、軸ピン190を固定する。理解できるように、ケーブル162は、端部166で終端し、ケーブル16が引っ張られると、今度は端部166がレバー165を引き下げ、次に、レバー165がスロットルトリガーを押し下げる。
図14は、例示的なスロットルレバー組立体の分解図を示す。
【0027】
次に
図15を参照すると、スクーターボード2000は、水中スクーターを受け入れる取付け穴2001を有する。ブラケット2002は、ホースクランプ2003を固定して水中スクーターを取付け穴2001内にロックする。保護シース2004を使用することができる。右側足板2005は、かかと回転マウント2006を有し、右側ブーツRのつま先Tが外側O又は内側Iに移動できる。
図22及び
図23に示すように、逆の結合は随意的であり、ここではでつま先が回転してかかとが移動する。つま先TがIに移動すると、ケーブル端部166は制御ケーブル167を引っ張り、トリガー組立体161上のレバー165は、スクータートリガーへ押し下げられる。したがって、この実施形態は、ユーザが足をフットボードの表面上で回転させることによってスロットルを制御することを可能にし、ばねは、足を付勢して中立位置に戻す傾向がある。
【0028】
図16は、
図15に示す実施形態の下面斜視図であり、
図17は、同じ実施形態の上面図である。
図18及び
図19は、制御ケーブル167の逆の取り付けを除いて
図16及び17と同様である。理解できるように、ばねボール2010は、加速時に板ばね2011を内方に押す。理解できるように、ばね2011は、ユーザがIに押すのを止めた場合にレバー165を中立位置に戻す。
【0029】
次に
図20及び
図21を参照すると、ブーツL及びRは、取り付け機構(
図1に関連して上述したような)によってそれぞれの足板2030及び2005に取り付けられている。穴2300によって、ケーブル162は、それぞれの足板の下から出ることができる。
図22は、装置の上面斜視図を示し、スイベル2002b及び2002dが、かかとに位置する。
図23は、
図22の装置の下側の斜視図を示す。
図24は、装置の分解図であり、
図25は、水中スクーターが挿入された状態の装置を示す。
【0030】
図26、
図27及び
図28は、遊泳者用のショルダストラップ3002を有するボディプレート3001又は3004に取り付けられたLブラケット3003に、有線又は無線スロットル制御装置を装備した水中スクーターをどのように取り付けることができるかを示す。ストラップ2003は、Lブラケット3003に水中スクーターを固定する。このLブラケット構成は、様々な取り付け手段を提供する。
図30は、Lブラケット3003A及び3003B及びストラップ2003を使用してブーツL及びRを有する左側及び右側フットボードを固定するフットボードの実施形態5001を示す。
【0031】
次に
図31を参照すると、急速着脱ブーツRQ及びLQは、左側及び右側フットボード3102及び3103上のそれぞれの溝3101に収まる下部フランジ3100を有する。摺動レバーアーム3999が中立位置NUにある場合、フランジ3100は溝3101に挿入することができる。レバーアーム3999が、点線で示されかつその動きが矢印LKによって示されるロック位置LKに移動した場合、ロッド3109は、フランジ3100内の穴HLを貫通し、ブーツは、それぞれのボード3102及び3103上にロックされる。
図32は、ロック位置でのアームを示す。ブーツは、アーム3999を中立位置に引き戻すことによって解除することができる。
【0032】
次に
図33を参照すると、電子式足制御ボード3300が示されており、下側の平面図が示されている(
図34は、上側からの装置を示す)。基部3301は、前方キャリーハンドル3302を有する。プロペラモーター3303は、充電式リチウムイオン電池によって給電されるDC電圧の防水形式とすることができる。電力リード線及び配線は、防止式でありシリコーンなどでシールすることができる。左側フットペダル3305は、基部3301への旋回マウント3306を有する(右側フットボードの対応する旋回マウントが図示されているが符号が表記されていない)。ユーザのブーツは、取り付け機構によって旋回ペダルにしっかりと固定又は相互連結され(
図1に関連して上述したように)、旋回ペダルは、ユーザのブーツのつま先の下側からの突出部を受け入れてロックするための穴を有することができ、ユーザは、基部3301においてつま先を通る軸線の周りで足を回転させることができ、ブーツのかかと端部は、基部3301の後端部で横方向に移動する。この構成は、ブーツのかかと端部がスイベルに取り付けられ、ブーツのつま先端部が横方向に移動するよう、容易に逆にすることができることに留意されたい。
【0033】
磁石(又は、同等の伝達手段)3308が、フットペダル3305の後部セクションに取り付けられ、磁石(又は伝達手段)センサ3307が、基部3301に結合される。センサ3307は、モーター回転数制御装置3309との電子接続部を有する。モーター回転数制御装置は、パルス幅変調(PWM)タイプとすることができる。センサ3308は、ホール効果タイプとすることができる。磁石及びセンサの位置は、設計上の選択によって逆にすることができる。モーター回転数制御装置3309は、メインループで磁気センサ3307の状態を読み取るソフトウェアフロープロセッサである。センサ3307がアクティブになると、プロセッサ3309は、モーターが稼動しているか否かをチェックする。モーター3303が稼動中でセンサ3307がアクティブ状態に保持される時間がX秒を上回る場合、モーター3303はオフになる。モーターが稼動中でセンサがアクティブになる時間がX秒未満である場合、回転数は、1増分で増大される(すでに最大回転数でないかぎり、この場合何も起こらない)。センサ3307が連続して2回アクティブになり、モーターが稼動中である場合、回転数は、1増分で減少される(すでに最小回転数でないかぎり、この場合何も起こらない)。モーターがオフであり、スイッチがアクティブ状態に保持されている時間がX秒を上回る場合、モーターは、最低速度でオンとなる。
【0034】
より一般的な方法として、旋回ペダルマウント及びセンサによって、ユーザは、基部3301の表面上で、ブーツ(その結果、フットペダル)を旋回マウントの軸線の周りで回転させることによって推進ユニットのスロットルを制御することができ、センサは、ブーツの反対側の(動く)端部の移動範囲を検出し、その移動範囲をスロットルの所望量に変換することを理解することができる。例えば、通常の自動車のガスペダルと類似の方法で機能する、ユーザのつま先の下のばね式ペダルを含む、スロットルを制御するための旋回以外の足の動きが可能である。このような実施形態は、
図46に示されている。
【0035】
スロットルを制御するために足の動き度合いを使用する代替案において、センサ3307は、電気回路及びマイクロプロセッサに接続された電気スイッチを備えることができる。スイッチの実施形態において、マイクロプロセッサは、足の動きによるスイッチの各動作により、推進ユニットが異なるレベルの推力を周期的に繰り返すようにプログラムすることができる。例えば、スイッチの新しい動作毎に、最後のクリックによってスロットルがゼロに戻るまでスロットルを増大させることができる。また、プロセッサは、例えば、素早く連続する2回の動作に基づいてスロットルを増大させるなどの、推力を、スイッチ動作の特定のパターンに基づいて変更するようにプログラムすることができる。
図36を参照すると、フットボード3601の実施形態を示されており、フットボード3601は、推進ユニット3611と、スイベル3606に取り付けられかつばね復帰手段3503に結合されたフットペダルを有し、ばね復帰手段3503は、ユーザがペダルに何らかの回転力を作用させない場合にフットペダルを中立位置に戻す傾向がある。ボタンを有するスイッチ3617は、フットボード3601の側面延長部に取り付けられ、ユーザが足を回転させてフットペダルをスイベル3606の周りで回転させた場合にフットペダルが突き当たることができるように配置される。
【0036】
次に
図34を参照すると、推進ユニット3309は、
図35に示すプロペラPを基部3301より下方に有する。ここに示されているように、この推進ユニットは、従来の水中スクーターよりも大きな推力を供給するトローリング用モーター(上述した)の推進ユニットと類似のものである。このデザインでは、電子機器をフットペダル3305に取り付ける必要がない。磁石3307(
図35に示す)のみを旋回フットペダル3305上に取り付ける必要がある。前方スロット3310は、フットペダル3305を案内することができ、ストッパー3311は、案内ポスト及び最大移動ストッパーとして機能する。ボード内のバッテリ収納部から推進ユニット3309に通じる防水式電力線供給管3325が示されている。
【0037】
次に
図35を参照すると、ブラケット3501は、モーター3303を基部3301に対して固定する。右側フットペダル3502及び二重制御手段(duplicate controls)は随意的である。キルスイッチ3508は、ユーザの脚(図示せず)に対するつなぎ綱3509を有し、ユーザがボードから離れた場合、ユーザの脚がつなぎ綱を引っ張り、キルスイッチを解除することになり、推進ユニットがオフになる。ばね復帰手段3503は、フットペダル3305を中立の真っ直ぐな位置に戻す。プラットフォームスペーサー3504は、1又は2以上のバッテリ3304を固定する。ねじ3505は、必要に応じて示されている。バッテリカバー3506は、プラットフォームスペーサー3504に素早く接続するための締結具3507を有する。ガスケットは、カバー3506の上縁部を横断し、スペーサー3504に押し付けられた場合にてバッテリ収納部をシールするように作用し、スペーサー3504は、ボード基部3301の下側と係合する外周ガスケットを有する。
【0038】
図35に示すようなボード設計の利点は、ボードが、例えば、4インチ以内の薄い外形を有するように形成及び構成され、平坦なバッテリの使用によって、薄い外形を維持できることである。この種類の薄いボードは、ユーザが容易に運ぶことができ、一体化された平坦なバッテリを含む全重量は、ボードの残部が主に軽量ポリマー材料で構成される場合、わずか約30~40ポンドであろう。本明細書で使用される場合、「一体化された」という用語は、フットボード本体内の配置を指すだけではなく、フットボードへの又はその上の直接的な取り付けも含む。
【0039】
次に
図37を参照すると、ばね復帰手段3503用の随意的な修理開口部3700が示されている。次に
図38を参照すると、サブシステムのマイクロコントローラ3309Cは、
図39に示すように、又は当業者に知られているような多くの等価のロジックステップでプログラムされている。フットペダルの動き又はスイッチ(図示せず)によって開始する(3900)。ロジックはマイクロコントローラ3309C内にある。3901においてセンサ3308を読み取る。3902においてセンサがアクティブになると、ロジックは、3903のモーターが稼動しているか否かを判定するステップに進む。3904においてセンサがONに保持されている場合、3905において、モーターが稼動している場合にはモーターを停止する。モーターがOFFであった場合、3906においてモーターを始動する。3907において2回衝突すると、3908で速度を最大にするか、既に最大速度である場合は3909で速度を低減し、3910において1回衝突すると、3911で速度を1増分だけ増大することができる。このプログラミング及び機能に関する変形例が可能である。この目的は、ユーザが、フットボード上の足の動きを利用してスロットルを制御するのを可能にすることである。
【0040】
開示された装置を利用するのに好都合な他のコンピュータ制御式システムは、深さ作動式の速度リミッタである。この実施形態において、深さゲージは、フットボードに組み込むことができ、スロットル制御手段と電気的に接続することができる。次に、予め設定されたパラメータを使用して、深さに基づいてユーザのスロットルを調整することができ、又は、ユーザは、フットボードの使用時にパラメータを修正することができる。別の種類の速度リミッタを使用して、フットボードの最大速度をユーザの熟練度又は予想される潜水状態に基づいて予め設定することができる。したがって、初心者の最大速度は、より低く設定することができ、又は、最大速度は、窮屈な場所でのレックダイビングに関して低く設定することもできる。
【0041】
次に
図40を参照すると、代替的な実施形態のリモコン4000は、フットペダルに置き換わること、もしくはバックアップ又はユーザ選択のためにフットペダルの実施形態を増強することができる。マイクロコントローラ及び受信機上にはアンテナ(図示せず)が必要であろう(通常、水中で無線周波数が最大9フィート到達する)。加速ボタン4001、減速ボタン4002、停止ボタン4004、及び始動ボタン4003が示されている。このようなリモコン4000は、腕時計のようにユーザの手首に装着することができる。
【0042】
本発明は開示された実施形態を参照して説明されるが、数多くの修正及び変形を行うことができ、それでも、その結果は、本発明の範囲にあることになる。本明細書に開示された特定の実施形態に関する制限は意図又は暗示されない。本明細書に説明された各装置の実施形態は、数多くの均等物を有する。
【0043】
図41A及び
図41Bを参照すると、一実施形態が示されており、フットボード4100は、左側及び右側の半割部4105A及び4105Bに分離され、これらは連結される場合に磁気リンク機構を形成する磁気面4107A及び4107Bによって解除可能に連結される。旋回フットペダルマウント及びスロットル制御手段などのボード表面の特徴部は、簡素化のために示されていない。リチウムイオン電池は、左側及び右側ボード本体の中にシールすることができ、シールされたリード線は、本明細書ではトローリング用モーターとして示されている推進ユニット4111A及び4111Bに接続される。
図41Bに示すように、フットボードの2つの半割部は、磁気吸引力によってともにスナップ留めすることができる。しかしながら、磁石の強度は、ユーザが故意の引き離し力を加えることによって又は半割部を平行にずれが生じるようにスライドさせることによって2つのボード半割部のスナップ留めを解除できるように設定することができる。また、磁石は、2つのフットボード半割部が連結した状態で互いに独立して回転できるように構成することができる。もちろん、2つのフットボード半割部は、剛性ラッチによって又は雄雌ロッドコネクタによって連結して、単一の連結ボードを形成することができるが、このような単一連結ボードでは、一方の半割部の他方に対する相対運動が不可能である。
【0044】
次に
図42A、
図42B、及び
図42Cを参照すると、フットボード4200は、半割部4205A及び4205Bに分割して示されている。旋回フットペダルマウント及びスロットル制御手段などのボード表面の特徴部は、簡素化のために示されていない。リチウムイオン電池は、左側及び右側ボード本体の中にシールすることができ、シールされたリード線は、本明細書ではトローリング用モーターとして示されている推進ユニット4211A及び4211Bに接続されている。リンク機構4210は、半割部4205A及び4205Bを一緒に保持する。このリンク機構4210は、各半割部4205A及び4205Bの内側に軸受又は旋回マウントによって取り付けられた固定長の剛性ロッドを備え、各半割部は、互いに対して回転することができる。例えば、ボードの一方の半割部は、ボードの反対側の半割部上の軸受と嵌合する雄ロッドを突出することができる。代替的に、リンク機構4210は、重ポリマー材などの可撓性コネクタを備えることができ、可撓性コネクタは、
図42B及び
図42Cに示すように、一直線のロッド形状に戻る傾向があるが、ユーザのブーツによる力を受けると任意の方向に曲がるか又はねじれることができ、その結果、半割部4205A及び4205Bは、互いに対して様々な異なる相対位置及び方向を取ることができる。もしくは、リンク機構4210は、柔軟かつ耐久性のある材料(ポリマーロープなど)で作ることができ、これにより、半割部4205A及び4205Bの全く拘束されない相対移動が可能になると同時に、各半割部がリンク機構の所定の距離を超えて分離することが防止される。一般にストラップの技術分野で知られているように、このようなリンク機構は長さ調整可能に作ることができる。
【0045】
図43を参照すると、フットボード4301の一実施形態が示されており、一連の防水式LED灯4311Cは、ボードの外周を取り囲み、暗い状態又は見通せない状態の水中でダイバーを見つけるために使用することができる。拡大バッテリケーシング4303A及び4303Bの周縁を取り囲む別の一連のLED4311A及び4311Bが示されており、拡大バッテリケーシングは、組み合わされたモーター及び照明システム用のバッテリ寿命が長い大型バッテリを収容するように設計されている。
【0046】
図44を参照すると、随意的なダイビング用ウエイト4404を備えるボード4401の一実施形態が示されており、ダイビング用ウエイト4404はボード4401の対応する形状のスロットに挿入することができる。ボードは、淡水中で釣り合うように構成することができ、ウエイトを海水中のバラストとして追加することできる。
【0047】
図45を参照すると、浮き袋4505を膨らませるためにユーザが開放することができる、圧縮CO2などで満たされた小型加圧空気タンク4503を含むフットボード4501の一実施形態が示されており、浮き袋4505は、ユーザがボードから離れる状態になるか、さもなければボードを水面に送りたいと思う場合にボード4501を水面に自動的に送るために使用することができる。開放弁4507も設けられている。
【0048】
図46を参照すると、
図34に示したフットボード3300の実施形態3300Aが示されており、スロットルスイッチは、つま先ペダル4602である。
【0049】
本発明は、例示的な実施形態に関して説明されるが、本発明はこれらに限定されない。むしろ、添付の特許請求の範囲は、本発明の範疇及び均等物の範囲から逸脱することなく当業者が行うことができる本発明の他の変形例及び実施形態を含むと広義に解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0050】
3300 電子式足制御ボード
3301 基部
3302 前方キャリーハンドル
3305 フットペダル
3306 旋回マウント
3309 推進ユニット
3310 前方スロット
3311 ストッパー
3325 電力線供給管